JP4453831B2 - ロールベール用草架 - Google Patents
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Description
従来のロールベール用草架として、例えば特許文献1が知られている。特許文献1は、平面方形で、かつ前後方向から視て断面逆V字形状を有する底板と、底板の左右縁にそれぞれ立設され、かつ上方に向かうほど外方へ傾斜した1対の左右柵体(左柵体および右柵体)と、前記底板の前後縁にそれぞれ開閉自在に立設された前後1対の内方柵体と、各柵体内に区画された空間を覆う屋根と、底板の左右縁に外方に向けて連結された受皿と、受皿の各上辺部分にそれぞれ設けられ、各柵体に対して略平行な状態で離間配置された外方柵とを備えている。
外方柵および左右柵体は、所定間隔で縦棒を並設してそれぞれ構成されている。また、各内方柵体は、一定角度の傾斜棒を並設してそれぞれ構成されている。
(2) しかも、ロールベールの大きさには、直径が100〜130cm程度の中径ロールだけでなく、直径が150〜180cm程度の大型ロールも存在する。そのため、大型ロール用の底板上に中型ロールを載置すると、ロールベールの安定性が低下していた。
(4) さらに、乾草は雨に濡れると採食性が劣ることから、特許文献1には屋根が設けられている。しかしながら、従来の屋根は、多数枚の屋根板が張られた構造が複雑で重く、さらに高価であった。しかも、ロールベールを底板上に載置する際には、この屋根にロールベールおよびグラブを衝突させないよう慎重に作業を行う必要があった。
また、この発明は、底板の上に牛が食い残した乾草が溜まり難く、清掃を容易に行うことができるロールベール用草架を提供することを目的としている。
また、ロール載置領域に載置されたロールベールは、大径なものであっても、小径なものであっても、位置変更手段によりロール位置決めガイドをロール載置領域の半径方向に位置変更させるだけで、ロール載置領域の中心部において外周からしっかりとガイドされる。これにより、ロールベールの直径(ロール直径)に拘りなく、低コストで、かつ簡単な作業を行うだけで、ロールベールをロール載置領域の中心部に確実に位置決めすることができる。
底板の形状としては、例えば四角形、五角形または六角形の多角形でもよい。
ロール載置領域の形成位置は、底板の表面内であれば限定されない。例えば、底板の中央部でもよいし、この中央部から離間した位置でもよい。
側壁体の素材としては、例えば壁板でもよいし、長さ方向に向かって所定ピッチで複数の縦棒が立設された柵体でもよい。壁板の場合、複数の頭部出入穴が所定の間隔で形成されることになる。
頭部出入穴の大きさおよび形状は、飼育する牛の頭部の大きさや形状に合わせ、適宜変更される。
ロール位置決めガイドの形状は限定されない。例えば棒部材、管部材、板部材などを採用することができる。
ロール位置決めガイドが取り付けられるのは、例えば側壁体でもよいし、底板の外周部でもよい。また、側壁体と底板の外周部との両方でもよい。
位置変更手段の構造は限定されない。例えば、位置変更用の複数のピン孔と、所定のピン孔に挿入されるピンとを有したものでもよい。
弾性移動手段としては、例えば、ロール位置決めガイドを、ロール載置領域の中心部に向かって弾性的に回動させる構造のものを採用してもよい。また、ロール位置決めガイドを、ロール載置領域の中心部に向かって水平状態で弾性的に移動(スライド)させる構造のものでもよい。弾性移動手段に組み込まれ、ロール位置決めガイドを弾性的に移動させる部材(弾性部材)としては、例えば、各種のばね材(板ばね、コイルばねなど)、各種のスポンジなどを採用することができる。
平面視した側壁体の全体形状としては、例えば四角形、五角形、六角形などを採用することができる。
各頭部出入穴の傾斜角度は、23°〜33°である。23°未満では牛の首が頭部出入穴から簡単に抜けてしまう。また、33°を超えると牛の首が頭部出し入れ穴から抜け難く過ぎる。各頭部出入穴の好ましい傾斜角度は、28°前後である。
シート形状の屋根を、側壁体に着脱自在に取り付ける構造は限定されない。例えば、紐または針金による結束、面状ファスナ、ホック、フックなどを採用することができる。
多孔板の素材は限定されない。例えば、鉄、ステンレス、硬質アルミニウムなどの各種の金属でもよい。また、各種の木材(杉、檜など)、各種のプラスチック(ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリ塩化ビニル、ABS樹脂など)を採用することができる。
牛の上顎には、舌の出し入れが容易なように前歯が存在しない。牛は採食時に乾草を舌でからめとり、これを口の中に引き込み、奥歯ですり潰して呑み込む。それには、上顎に前歯がない方が好都合であることから、牛の上顎の前歯は退化したと考えられる。
このうち、側壁体14の各頭部出入穴13は、側壁体14の長さ方向に傾斜している。底板12は、複数の多孔板17により組み立て自在に構成されている。側壁体14の上部には、屋根シート(シート形状の屋根)18が着脱自在に設けられている。
ロールベール用草架10は、4本の側枠19を平面視して正方形状に組んだ底枠部20を有している。底枠部20の各側枠19の中間部同士は、平面視して十字形状を有する十字枠21により連結されている。底枠部20の上側には、上方に向かうほど徐々に外方に傾く4枚の側底板22Aを、角形のラッパ状に組んだ底壁部22が連結されている。各側底板12は、格子状のリブ22aにより外側から補強されている。
乾草収納体23は、側枠部の各コーナーの下側に垂設された4本の短尺な床支柱24と、十字枠21の中央部の下側に垂設された1本の短尺な床支柱24とにより支持される。このように、短尺な5本の床支柱24を用いて乾草収納体23を低床式としたので、乾草収納体23の支柱部分の耐久性が高まる。しかも、牛が地面に生えた草を採食するときに近い状態で飼育牛が採食できるので、牛がロールベール用草架10内で採食する時間が長くなる。したがって、乾草がロールベール用草架10の外に脱落する量を低減することができる。
ロール位置決めガイド15は、それぞれ正面視して長尺部分28と短尺部分29とが直角に連結された略逆L字形状の部材で、合計4本用いられている。各長尺部分28は金属パイプ製である。一方、各短尺部分29は金属棒である。各ロール位置決めガイド15の元部は、軸線方向を水平とした短尺な回動ピン30を介して、十字枠21の4つの端部上に固定された二股ブラケット31にそれぞれ軸支されている。前記各短尺部分29は、軸線方向が水平なピン32を介して、対応する長尺部分28にそれぞれ軸支されている。各短尺部分29の先端部には、軸線方向が水平なピン孔(図示せず)がそれぞれ形成されている。
各短尺部分29を対応するガイド筒33内に押し込み、各短尺部分29のピン孔と、各ガイド筒33の元部側のピン孔33aとを合致させ、これらに一連に連結ピンPを挿入する。これにより、各長尺部材28は垂直状態となり(図1の実線)、例えば直径180cmの大径のロールベール11をロール載置領域Aの中央部に位置決めして保持することができる。
前記位置変更手段16は、二股ブラケット31、回動ピン30、ガイド筒33、連結ピンPにより主に構成されている。
図1〜図4に示すように、屋根枠体27から屋根シート18を外し、その後、グラブによりロールベール11を握る。そして、屋根枠体27の内側に存在する大きな内部空間を通して、ロールベール11を底板12のロール載置領域Aに縦置きする。このようなロール載置作業に関して、従来のロールベール用草架では、軸線を水平にしてロールベール11を底板12に載置していたため、グラブによるロール載置作業が2工程必要であった。これに対して、実施例1のロールベール用草架10では、ロールベール11の縦置きを採用したので、これを解消することができる。その結果、ロール載置作業の作業性が高まる。
これに対して、小径のロールベール11を採用した場合には、各短尺部分29のほとんどを対応するガイド筒33から引き出し、各短尺部分29のピン孔と、各ガイド筒33の先部側のピン孔33aとを合致させ、これらに一連に連結ピンPを挿入して連結する。これにより、各長尺部材28は上端部がロール載置領域Aの中央部側に傾斜した状態となり(図1の二点鎖線)、ロール載置領域Aの有効面積が狭まる。その結果、直径130cmの中径なロールベール11をロール載置領域Aの中央部に位置決めして保持することができる。
さらに、ロールベール用草架10の屋根をシート形状としたので、ロールベール11の底板12上への載置作業に伴って屋根を簡単に取り外すことができる。これにより、底板12上にロールベール11を載置する作業性が高まる。しかも、屋根がシート形状であるので、低コストとなる。
図5および図6に示すように、実施例2のロールベール用草架10Aの主な特徴は、実施例1の位置変更手段16に代えて、ロール位置決めガイド15Aを、ロール載置領域Aの中心部に向かって水平状態でスライド可能な構造の位置変更手段16Aを採用した点である。
また、実施例2では、屋根枠体27として平坦な屋根用のものを採用している。
図5および図6に示すように、大径のロールベール11を使用する場合には、各短尺部分29Aを対応するガイド筒33A内に押し込む。そして、各短尺部分Aの元部側のピン孔29aと対応するガイド筒33Aのピン孔33bとを合致させ、これらに一連に連結ピンP1を挿入して連結させる。また、各長尺部分28Aのピン孔28aと、対応する長尺ブラケット40の外側のピン孔40aとを合致させ、これらに一連に連結ピンP2を挿入して連結する。これにより、各長尺部材28Aはロール載置領域Aの外周部で垂直状態となる(図6の実線)。その結果、直径180cmの大径なロールベール11が、ロール載置領域Aの中央部に位置決め状態で保持される。
その他の構成、作用および効果は、実施例1と略同じであるので説明を省略する。
11 ロールベール、
A ロール載置領域、
12 底板、
13 頭部出入穴、
14 側壁体、
15 ロール位置決めガイド、
16 弾性移動手段、
17 多孔板、
18 屋根シート(シート形状の屋根)。
Claims (3)
- ロールベールがその長さ方向を垂直に向けて縦置きされるロール載置領域を有した底板と、
該底板のうちのロール載置領域より外周部分に立設され、牛の頭部が出し入れされる頭部出入穴が複数形成された側壁体と、
該側壁体と前記底板の外周部との少なくとも一方に設けられ、前記ロールベールをロール載置領域にガイドする複数のロール位置決めガイドと、
各ロール位置決めガイドを、前記ロール載置領域を中心部とした半径方向に位置変更可能な複数の位置変更手段とを備えたロールベール用草架。 - 前記底板は、取り外し自在な多孔板により構成された請求項1に記載のロールベール用草架。
- ロールベールがその長さ方向を垂直に向けて縦置きされるロール載置領域を有した底板と、
該底板のうちのロール載置領域より外周部分に立設され、牛の頭部が出し入れされる頭部出入穴が複数形成された側壁体とを備えたロールベール用草架であって、
前記ロールベールの長さは130cm以下で、
前記底板は、成牛の鼻の高さより、前記ロール載置領域に載置されたロールベールの上部が低くなる高さに設けられたロールベール用草架。
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