JP4443730B2 - Design panel with crushing surface - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は破砕面を有する意匠パネルに関する。
【0002】
【従来の技術】
軽量気泡コンクリートパネルは、補強鉄筋等を内在させて補強した軽量な既製パネルであり、例えば幅60センチ、長さ数メートルの大きなパネルとして知られている。この軽量気泡コンクリートパネルは、経済性、軽量性、耐火断熱性、加工性に優れているという特性を有しており、建築業界において個人住宅、店舗付住宅、ビルディングの屋根、床、外壁、及び間仕切り材等として多用されている。
【0003】
しかし、軽量気泡コンクリートパネルは、このように諸性質に優れた材料であるが、生産効率上、一般にフラットな平面を持ったパネルとして生産される為、外壁材として使用した場合、意匠性に乏しいという問題がある。そこで、従来から、この課題を克服するために、軽量気泡コンクリートパネル表面に凹凸模様を得る方法が提案されている。例えば、特開平9−157056のように模様面を得る為、化粧型を半硬化状のパネルに押し付けて模様を付与し、その後オートクレイブ養生をする技術がある。
【0004】
又、特公平3−29749は、加工面を得る為、軽量気泡コンクリートパネル表面を投射材によって加工するものがある。更に、特開平11−246276は、軽量気泡コンクリートパネル表面の任意の位置にプレス面及び破砕面が形成されていることを特徴とする技術がある。
【0005】
【本発明が解決しようとする課題】
図6に示す、特開平9−157056のように模様面10を得る為、化粧型9を半硬化状のパネル15に押し付けて模様を付与し、その後オートクレイブ養生をする技術があるが、得られた表面性状は気泡が潰れて高比重かつ平滑であるため、視覚に与える印象は平滑感があり、粒状感や細やかな陰影のないものとなる。又、化粧型9を半硬化状のパネル15に押し付けて模様を付与し、その後オートクレイブ養生をする技術で、化粧型9を押し付けた後、化粧型を抜く際に、抜けやすくする為、1/20程度の抜き勾配11が発生し、模様面10相互に顕著な高低差を設けたものではなかった。更には、数種類の模様を作成する際、化粧型9を数種類用意し、取り替える必要があるため、生産効率が悪い。
【0006】
又、図7に示す、特公平3−29749は、加工面13を得る為、軽量気泡コンクリートパネル表面を投射材によって加工するもので、加工面13は、軽量気泡コンクリートパネル表面に気泡が露出した面となる。該加工面はインペラーユニットの回転によって種々の軌跡で投射される投射材によって得られるため、比較的平滑な面となり、このような加工を受けない非加工面12とを平面的に配置して、模様が形成されているため、加工面13相互に顕著な高低差を設けたものではなかった。更には、表面に模様状に切り欠き部がある型版を乗せて、該型板の表面に向けて投射材を投射するため、数種類の模様を作成する際、型版を数種類用意し、取り替える必要があるため、生産効率が悪い。
【0007】
更に、図8に示す、特開平11−246276は、軽量気泡コンクリートパネル表面の任意の位置にプレス面14及び破砕面4が形成されていることを特徴とし、気泡の切断面がそのまま露出した部分と押しつぶされた重質層とでなっているため、得られる表面性状は、複雑でなだらかな勾配を有したプレス面14及び破砕面4とで自然調の意匠及び任意の模様が得られるものであった。すなわち、特開平11−246276では、プレス面14及び破砕面4は、あくまでなだらかな勾配を有するものであった。本発明は、前記課題を解決し、明瞭なコントラスト、自然調のテクスチャーを有する意匠パネルを提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
即ち本発明は、前記の課題を達成したものであり、次のとおりである。
【0009】
1.表面に、破砕面を有する軽量気泡コンクリートパネルにおいて、隣接する破砕面相互に、顕著な高低差を設けた表面加工部を有し、隣接する破砕面相互の境界部は、表面と略垂直面であることを特徴とする軽量気泡コンクリート意匠パネル。
2.略垂直面が破砕面であることを特徴とする1.記載の軽量気泡コンクリート意匠パネル。
【0010】
以下、本発明について詳細に説明する。まず、本発明の軽量気泡コンクリートパネルの表面外観の例を模式的に図1〜図5に示す。本発明における軽量気泡コンクリートパネルとは、次のような製造方法によって得られたものをいう。例えば、石灰質原料、珪酸質原料に水、発泡剤等が加えられたモルタルスラリーを補強筋が多数配置された型枠に注入し、気泡を含む型枠状の大きなブロックを、硬化途中の半硬化状態でピアノ線を用いて切断し、オートクレーブ養生したものである。
【0011】
本発明でいう軽量気泡コンクリートパネルは、気泡を含有するものなら、どのような形状のものも含み、建物の床、屋根、間仕切材として使用されるフラットパネル、外壁の出隅部に利用されるL字型、R型のコーナーパネル、補強筋の形状やオートクレーブ養生後のパネルの切削加工によって所定の形状に製造されるものが挙げられる。本発明における破砕面の表面性状は、気泡の切断面がそのまま露出した部分と押しつぶされた重質層とが存在し、視覚に与える印象は、表面が細やかな粒々によって形成された、粒状感や細やかな陰影を有したものとなる。
【0012】
本発明における隣接する破砕面とは、前記した破砕面が、軽量気泡コンクリートパネルのピアノ線で切断された面からみて、平行に位置し、該破砕面が隣接して存在している面を言う。又、隣接する破砕面相互に、顕著な高低差を設けた表面加工部とは前記隣接する破砕面相互が軽量気泡コンクリートパネルのピアノ線で切断された面からみて、垂直方向に対しての距離の差が顕著な表面加工部を言う。更には、高低差が5mm〜20mmとは前記距離の差が5mm〜20mmのものを言う。この場合、高低差の範囲は5mm〜20mmが好ましく、意匠上、さらに好ましくは7〜20mmの範囲である。
【0013】
本発明における略垂直面とは、前記隣接する破砕面相互の境界部が、前記表面加工部からみて、軽量気泡コンクリートパネルのピアノ線で切断された方向に約80度〜100度の角度でほぼ垂直に存在するものであり、略垂直面が破砕面とは前記略垂直面が前記破砕面であることを言う。本発明における破砕面形状が全体的に類似であるパターン表面加工部とは、破砕面相互の境界に連続して形成される幅の広い影のレベルで破砕面の程度が類似であり、ある一定のパターンを形成した表面加工部のことを言う。又、本発明における破砕面形状が細部において不一致とは、破砕面表面の細やかな粒々によって形成される粒状感や細やかな陰影レベルで破砕面の程度差を有することを言う。
【0014】
本発明では、隣接する破砕面相互に顕著な高低差を設けたため、該破砕面相互の境界部分に幅の広い影を連続して形成することが出来、破砕面相互の境界が明確に際だち、(表面の細やかな粒々によって形成された)粒状感や細やかな陰影を表面性状とする破砕面を、該境界を挟んで隣接させることにより、ダイナミックで情感にあふれる独特の表面性状を得ることが初めて可能となった。更には、前記構成に加え、隣接する破砕面相互の境界を略垂直面で構成することにより、破砕面相互の境界に連続して形成される幅の広い影を、更に明確にすることが可能となり、よりダイナミックで情感にあふれる独特の表面性状を得ることが可能となる。
【0015】
また、該略垂直面を破砕面で構成することにより、破砕面表面の細やかな粒々によって形成される粒状感や細やかな陰影を、前述した破砕面相互の境界に連続して形成される幅の広い影そのものにも付与させることが可能となり、ダイナミックで情感にあふれる独特の表面性状でありながらも、隣接する破砕面相互の境界部分も含め、全体に自然調の風合いを表現することが可能となる。
【0016】
更には、以上の構成に加え、表面加工部の破砕面形状が全体的に類似であるパターン表面加工部を、2以上の部分に設けた構成することにより、ユニティー(統一)、レペティション(反復)、シンメトリー(対象)、バランス(均衡)、ハーモニー(調和)、プロポーション(比率)、コントラスト(対比)などの美の形式原理を生かし、ダイナミックで情感にあふれる独特の表面性状でありながらも、壁材としての統一した美を表現することが可能となる。
【0017】
更には2以上の前記パターン表面加工部の対応する部分で、破砕面形状が細部において不一致とすることにより、表面性状は、ほぼ完全に同一の加工形状を繰り返すといった画一的な工業製品の印象を排除し、いわゆる細部においての不規則性・無作為性を有した自然な感じがする表面性状と出来る。本発明の軽量気泡コンクリート意匠パネルの製造における棒状打撃工具とは、隣接する破砕面相互に顕著な高低差を設けることが可能なもので、例えば、多針タガネ、単針タガネ、ニードル、釘、針、ハンマー等が挙げられる。
【0018】
本発明の軽量気泡コンクリート意匠パネルの製造における作動深さとは棒状打撃工具が作動する時の、軽量気泡コンクリートパネルのピアノ線で切断された面からみて、垂直方向の深さである。本発明の軽量気泡コンクリート意匠パネルの製造における打撃回数とは棒状打撃工具で軽量気泡コンクリートパネル表面を打撃する回数である。本発明の軽量気泡コンクリート意匠パネルの製造における打撃強さとは棒状打撃工具で軽量気泡コンクリートパネル表面を打撃する際の衝撃力のことである。
【0019】
本発明の軽量気泡コンクリート意匠パネルの製造における棒状打撃工具の先端部が平面的にブレがあるとは、棒状打撃工具が作動する際、先端部が、軽量気泡コンクリートパネルのピアノ線で切断された面からみて水平の方向にブレがあることを言い、該ブレは、細部破砕加工においての不規則性・無作為性を有する程度である。
【0020】
ここで本発明の軽量気泡コンクリート意匠パネルの製造方法を簡単に説明する。棒状打撃工具をパネル面の位置に応じて任意の作動深さで作動させることにより、棒状打撃工具を軽量気泡コンクリートパネル表面の隣接する2箇所で作動深さに高低差を設けることにより、隣接する破砕面相互に顕著な高低差を設けることができ、また隣接する破砕面相互の境界部を略鉛直面とすることもでき、さらには、パネル面の位置に応じて任意の作動深さあるいは作動強さで作動させることで破砕面高さを調整することが可能であるため、表面加工部の破砕面形状が全体的に類似であるパターン表面加工部を2以上の部分に設けることも可能となる。また、製造上、打撃工具の作動のみをコントロールするだけでよく、化粧型や型板を使用及び取り替えをせずに、破砕面模様を形成できるので、非常に生産効率がよく、ダイナミックで情感にあふれる独特の表面性状を形成することができ、また壁材としての統一した美を表現することも可能となる。
【0021】
また、前記棒状打撃工具の打撃回数を増減させたり、あるいは打撃強さに強弱を設け作動せることにより一定の作動深さで、隣接する破砕面相互に高低差を設けることが可能となる。更には、前記棒状打撃工具の先端部が平面的にブレがあるように構成することにより、打撃工具の作動深さ、打撃回数あるいは打撃強さを同一としても、細部破砕加工においての不規則性・無作為性を有することになり、2以上の前記パターン表面加工部の対応する部分で、破砕面形状が細部において不一致である軽量気泡コンクリートパネルを製造することが出来る。
【0022】
【実施例1】
図1に示すように、厚さ12.5cm、幅60cm、長さ200cmの軽量気泡コンクリートパネル表面に、棒状打撃工具を任意の位置で作動させ、表面加工をおこなった。その結果、隣接する破砕面相互の5mmの高低差を設けた表面加工部を有した意匠パネルが得られた。
【0023】
又、破砕面相互の境界部分に幅の広い影を連続して形成することが出来、破砕面相互の境界が明確に際だち、(表面の細やかな粒々によって形成された)粒状感や細やかな陰影を表面性状とする破砕面が、該境界を挟んで隣接しているため、ダイナミックで情感にあふれる独特の表面性状を得ることが出来た。更に、破砕面相互の境界が略垂直面で且つ破砕面であるため、破砕面相互の境界に連続して形成される幅の広い影を、更に明確にすることが可能となり、よりダイナミックで情感にあふれる独特の表面性状を得ることが出来た。更に、表面加工部の破砕面形状が全体的に類似であるパターン表面加工部を、2以上の部分に設けた構成としたため、レペティション(反復)、バランス(均衡)、ハーモニー(調和)、プロポーション(比率)、コントラスト(対比)などの美の形式原理を生かし、ダイナミックで情感にあふれる独特の表面性状でありながらも、壁材としての統一した美を表現することが出来た。
【0024】
このような表面加工処理を施した軽量気泡コンクリートパネルをそれぞれ8枚ずつ用意し、積み重ねて衝撃試験を実施したところ、溝部のエッジ部側面部分で欠けや亀裂は全く発生せず、加工直後の形状を維持していた。次に、得られた軽量気泡コンクリートパネル全てについて塗装試験及び施工試験を行った。その結果、塗装時、塗料の付着不足や塗装むらなどの発生は全く無く、また外壁として使用した場合、、通常の軽量気泡コンクリートパネルの建築物にはみられない明瞭なコントラスト、自然調のテクスチャーが得られた。
【0025】
【発明の効果】
本発明では、隣接する破砕面相互に顕著な高低差を設け、隣接する破砕面相互の境界を略垂直面で構成することにより、破砕面相互の境界に連続して形成される幅の広い影を、明確にすることが可能となり、よりダイナミックで情感にあふれる独特の表面性状を得ることが可能となる。
【0026】
また、該略垂直面を破砕面で構成することで、破砕面表面の細やかな粒々によって形成される粒状感や細やかな陰影を、前述した破砕面相互の境界に連続して形成される幅の広い影そのものにも付与させることが可能となり、ダイナミックで情感にあふれる独特の表面性状でありながらも、隣接する破砕面相互の境界部分も含め、全体に自然調の風合いを表現することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の軽量気泡コンクリートパネルの1例の外観表面を模式的に示す平面図である。
【図2】 図1を部分的に拡大し模式的に示した平面図である。
【図3】 図1のAA’線拡大断面図である。
【図4】 図2のBB’線拡大断面図である。
【図5】 本発明の軽量気泡コンクリート意匠パネルの製造の表面加工方法の1例を示す説明図である。
【図6】 従来技術の例(特開平9−157056の図1)を示す説明図である。
【図7】 従来技術の例(特公平3−29749の図2)を示す説明図である。
【図8】 従来技術の例(特開平11−246276の図11)を示す説明図である。
【符号の説明】
1 軽量気泡コンクリートパネル
2 軽量気泡コンクリートパネルのピアノ線で切断された面
3 軽量気泡コンクリートパネルの平面部
4 破砕面
5 顕著な高低差
6 隣接する破砕面相互の境界部
7 隣接する破砕面に、顕著な高低差を設けた表面加工部
8 棒状打撃工具
9 化粧型
10 模様面
11 抜き勾配
12 非加工面
13 加工面
14 プレス面
15 半硬化状のパネル[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to the design panel having a crushing surface.
[0002]
[Prior art]
The lightweight cellular concrete panel is a lightweight ready-made panel reinforced with reinforcing reinforcing bars and the like, and is known as a large panel having a width of 60 cm and a length of several meters, for example. This lightweight cellular concrete panel has the characteristics that it is economical, lightweight, fireproof and heat resistant, and excellent in workability. In the building industry, it is a private house, a house with a store, a roof of a building, a floor, an outer wall, and It is often used as a partition material.
[0003]
However, lightweight cellular concrete panels are materials with excellent properties in this way, but they are generally produced as panels with flat surfaces in terms of production efficiency, so they are poor in design when used as exterior wall materials. There is a problem. Therefore, conventionally, in order to overcome this problem, a method for obtaining an uneven pattern on the surface of the lightweight cellular concrete panel has been proposed. For example, in order to obtain a pattern surface as disclosed in JP-A-9-157056, there is a technique in which a decorative mold is pressed against a semi-cured panel to give a pattern, and then autoclaved.
[0004]
In addition, Japanese Patent Publication No. 3-29749 has a method in which the surface of a lightweight cellular concrete panel is processed with a projection material in order to obtain a processed surface. Furthermore, Japanese Patent Laid-Open No. 11-246276 has a technique characterized in that a press surface and a crushing surface are formed at arbitrary positions on the surface of the lightweight cellular concrete panel.
[0005]
[Problems to be solved by the present invention]
As shown in FIG. 6, in order to obtain a
[0006]
In addition, in Japanese Patent Publication No. 3-29749 shown in FIG. 7, the surface of the lightweight cellular concrete panel is processed with a projection material in order to obtain the processed surface 13, and the processed surface 13 is exposed to air bubbles on the surface of the lightweight cellular concrete panel. It becomes a surface. Since the processed surface is obtained by a projection material projected along various trajectories by the rotation of the impeller unit, it becomes a relatively smooth surface, and the non-processed surface 12 that does not receive such processing is arranged in a plane, Since the pattern was formed, the processing surface 13 was not provided with a significant difference in elevation. Furthermore, a template with a notch in the shape of a pattern is placed on the surface, and the projection material is projected toward the surface of the template. Therefore, when creating several types of patterns, prepare several types of templates and replace them. Production efficiency is poor because it is necessary.
[0007]
Further, Japanese Patent Application Laid-Open No. 11-246276 shown in FIG. 8 is characterized in that the press surface 14 and the crushing
[0008]
[Means for Solving the Problems]
That is, the present invention achieves the above-mentioned problems and is as follows .
[0009]
1 . A lightweight cellular concrete panel having a crushing surface on the surface, and having a surface processed portion with a significant difference in height between adjacent crushing surfaces, and the boundary between adjacent crushing surfaces is a surface substantially perpendicular to the surface. lightweight cellular concrete design panel said that there.
2 . 1 substantially vertical plane characterized in that it is a crushing surface. Lightweight cellular concrete design panel as described .
[0010]
Hereinafter, the present invention will be described in detail. First, the example of the surface external appearance of the lightweight cellular concrete panel of this invention is typically shown in FIGS. The lightweight cellular concrete panel in the present invention refers to one obtained by the following production method. For example, a mortar slurry in which water, a foaming agent, etc. are added to a calcareous raw material or siliceous raw material is injected into a mold having a large number of reinforcing bars, and a large block of a mold containing foam is semi-cured during curing. In this state, it was cut with a piano wire and cured by autoclaving.
[001 1 ]
The lightweight cellular concrete panel referred to in the present invention includes any shape as long as it contains bubbles, and is used for a floor of a building, a flat panel used as a partition material, and a corner of an outer wall. Examples include L-shaped and R-shaped corner panels, the shape of reinforcing bars, and those manufactured to a predetermined shape by cutting the panel after autoclave curing. The surface property of the crushing surface in the present invention includes a portion where the cut surface of the bubble is exposed as it is and a heavy layer that is crushed, and the impression given to the visual sense is that the surface is formed by fine particles, It has a fine shadow.
[001 2 ]
The adjacent crushing surface in the present invention refers to a surface in which the crushing surfaces described above are located in parallel as viewed from the surface cut by the piano wire of the lightweight cellular concrete panel and the crushing surfaces are adjacent to each other. . In addition, the surface processed portion having a significant difference in height between adjacent crushing surfaces is the distance from the adjacent crushing surfaces in the vertical direction when viewed from the plane where the adjacent crushing surfaces are cut with a lightweight cellular concrete panel piano wire. The surface processed part where the difference of is remarkable is said. Furthermore, the height difference of 5 mm to 20 mm means that the distance difference is 5 mm to 20 mm. In this case, the range of the height difference is preferably 5 mm to 20 mm, more preferably 7 to 20 mm in terms of design.
[001 3 ]
In the present invention, the substantially vertical surface means that the boundary portion between the adjacent crushing surfaces is approximately 80 degrees to 100 degrees in the direction cut by the piano wire of the lightweight cellular concrete panel as viewed from the surface processed portion. The vertical surface is a crushing surface, and the substantially vertical surface is the crushing surface. In the present invention, the crushing surface shape of the crushing surface shape is generally similar, the degree of crushing surface is similar at a level of a wide shadow formed continuously at the boundary between crushing surfaces, and certain constant This means the surface processed part where the pattern is formed. Further, the fact that the shape of the crushing surface in the present invention is inconsistent in detail means that there is a difference in the degree of the crushing surface with a granular feeling formed by fine particles on the surface of the crushing surface and a fine shading level.
[001 4 ]
In the present invention, since a significant difference in height is provided between adjacent crushing surfaces, a wide shadow can be continuously formed at the boundary portion between the crushing surfaces, and the boundary between the crushing surfaces is clearly distinct. That is, to obtain a unique surface property that is dynamic and full of emotion by adjoining the crushing surface with a grainy texture and fine shadow (formed by fine particles on the surface) across the boundary. Became possible for the first time. Furthermore, in addition to the above-described configuration, it is possible to further clarify the wide shadow formed continuously on the boundary between the crushing surfaces by configuring the boundary between adjacent crushing surfaces with a substantially vertical surface. Thus, it becomes possible to obtain a unique surface texture that is more dynamic and full of emotion.
[001 5 ]
In addition, by configuring the substantially vertical surface with a crushing surface, the graininess formed by the fine particles on the crushing surface surface and the fine shading are continuously formed at the boundary between the crushing surfaces described above. It is possible to give it to a wide shadow itself, and it is possible to express a natural texture on the whole, including the boundary part between adjacent crushing surfaces, while it is a unique surface property that is dynamic and full of emotion. Become.
[001 6 ]
Furthermore, in addition to the above configuration, a pattern surface processed portion having a generally similar crushing surface shape of the surface processed portion is provided in two or more portions, so that unity (unification) and repetition (repetition) , Wall material with a unique surface property that is dynamic and full of emotion, utilizing the principles of beauty such as symmetry (target), balance, harmony, proportion (ratio), contrast (contrast) It becomes possible to express the unified beauty as.
[001 7 ]
Furthermore, the impression of a uniform industrial product that the surface texture repeats almost exactly the same machining shape by making the crushing surface shape inconsistent in detail in the corresponding portions of the two or more pattern surface machining portions. It is possible to obtain a surface texture that has a natural feeling with irregularities and randomness in so-called details. The rod-shaped impact tool in the production of the lightweight cellular concrete design panel of the present invention is capable of providing a significant difference in height between adjacent crushing surfaces, for example, multi-needle chisel, single-needle chisel, needle, nail, Examples include needles and hammers.
[00 18 ]
The working depth in the production of the lightweight cellular concrete design panel of the present invention is the depth in the vertical direction when viewed from the surface of the lightweight cellular concrete panel cut by the piano wire when the rod-shaped impact tool is operated. The number of hits in the production of the lightweight cellular concrete design panel of the present invention is the number of times the surface of the lightweight cellular concrete panel is struck with a rod-shaped impact tool. The striking strength in the production of the lightweight cellular concrete design panel of the present invention is an impact force when striking the surface of the lightweight cellular concrete panel with a bar-shaped impact tool.
[00 19 ]
In the manufacture of the lightweight cellular concrete design panel of the present invention , the tip portion of the bar-like impact tool is planarly blurred. When the rod-like impact tool is actuated, the tip portion is cut with the piano wire of the lightweight cellular concrete panel. This means that there is a blur in the horizontal direction when viewed from the surface, and this blur has a degree of irregularity and randomness in the fine crushing process.
[002 0 ]
Here, the manufacturing method of the lightweight cellular concrete design panel of this invention is demonstrated easily. By operating the bar-shaped hammering tool at an arbitrary working depth according to the position of the panel surface, the bar-shaped hammering tool is adjacent to each other by providing a height difference in the working depth at two adjacent positions on the lightweight cellular concrete panel surface. A significant difference in height can be provided between the crushing surfaces, and the boundary between adjacent crushing surfaces can be a substantially vertical surface. Furthermore, depending on the position of the panel surface, any operating depth or operation Since it is possible to adjust the crushing surface height by operating with strength, it is also possible to provide a pattern surface processing part in which the crushing surface shape of the surface processing part is generally similar in two or more parts Become. In addition, it is only necessary to control the operation of the impact tool for manufacturing, and since the crushing surface pattern can be formed without using and replacing the decorative mold or template, the production efficiency is very good, and it is dynamic and emotional. Overflowing unique surface properties can be formed, and it is also possible to express a unified beauty as a wall material.
[002 1 ]
Further, it is possible to provide a difference in height between adjacent crushing surfaces at a constant operating depth by increasing or decreasing the number of times of hitting the rod-like hitting tool or by operating the hitting strength with a certain level of strength. Further, by configuring the tip of the rod-shaped hitting tool to be flat in plan, even if the working depth, the number of hits or the hitting strength of the hitting tool are the same, irregularities in detailed crushing processing -It becomes random and can manufacture the lightweight aerated concrete panel in which the shape of a crushing surface does not correspond in detail in the corresponding part of two or more said pattern surface process parts.
[002 2 ]
[Example 1]
As shown in FIG. 1, a bar-shaped impact tool was operated at an arbitrary position on the surface of a lightweight cellular concrete panel having a thickness of 12.5 cm, a width of 60 cm, and a length of 200 cm to perform surface processing. As a result, a design panel having a surface processed portion having a height difference of 5 mm between adjacent crushing surfaces was obtained.
[002 3 ]
In addition, a wide shadow can be continuously formed at the boundary part between the crushing surfaces, the boundary between the crushing surfaces is clearly distinct, and the graininess and fineness (formed by fine particles on the surface) Since the crushing surface having a smooth shadow as a surface property is adjacent to the boundary, a unique surface property that is dynamic and full of emotion can be obtained. Furthermore, since the boundary between the crushing surfaces is a substantially vertical surface and a crushing surface, it is possible to further clarify the wide shadow formed continuously on the boundary between the crushing surfaces. We were able to obtain a unique surface texture overflowing with. In addition, the pattern surface processing part, which is similar in shape to the crushing surface of the surface processing part, is provided in two or more parts, so that repetition (repetition), balance (balance), harmony (harmony), proportion ( Taking advantage of the formal principles of beauty such as ratio and contrast, it was possible to express the unified beauty as a wall material, despite the unique surface properties that are dynamic and full of emotion.
[002 4 ]
When eight lightweight lightweight concrete panels with such surface processing were prepared and stacked, and impact tests were conducted, no chipping or cracking occurred at the side of the edge of the groove. Was maintained. Next, a coating test and a construction test were performed on all of the obtained lightweight cellular concrete panels. As a result, there is no paint deficiency or paint unevenness at the time of painting, and when used as an outer wall, clear contrast and natural texture that cannot be found in ordinary lightweight cellular concrete panel buildings. was gotten.
[002 5 ]
【The invention's effect】
In the present invention, the adjacent set only significant difference in height crushing surface together and, by configuring the crushing surface mutual boundary contacting adjacent substantially vertical plane, wide width formed continuously in the boundary of the crushing face each other shadows, it becomes possible to clarify, it is possible to obtain a unique surface texture flooding the emotion more dynamic.
[002 6 ]
In addition, by configuring the substantially vertical surface with a crushing surface, the graininess formed by fine particles on the surface of the crushing surface and the fine shading of the width formed continuously at the boundary between the crushing surfaces described above. It is possible to give it to a wide shadow itself, and it is possible to express a natural texture on the whole, including the boundary part between adjacent crushing surfaces, while it is a unique surface property that is dynamic and full of emotion. Become .
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a plan view schematically showing an external surface of an example of a lightweight cellular concrete panel according to the present invention.
FIG. 2 is a plan view schematically showing a partially enlarged view of FIG. 1;
FIG. 3 is an enlarged cross-sectional view taken along line AA ′ of FIG.
4 is an enlarged sectional view taken along line BB ′ of FIG.
FIG. 5 is an explanatory view showing an example of a surface processing method for manufacturing a lightweight cellular concrete design panel of the present invention.
FIG. 6 is an explanatory view showing an example of the prior art (FIG. 1 of Japanese Patent Laid-Open No. 9-1557056).
FIG. 7 is an explanatory diagram showing an example of a prior art (FIG. 2 of Japanese Patent Publication No. 3-29749).
FIG. 8 is an explanatory view showing an example of the prior art (FIG. 11 of JP-A-11-246276).
[Explanation of symbols]
1 Lightweight cellular
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