JP4438480B2 - アルカリプロテアーゼ - Google Patents

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本発明は、洗剤用酵素として有用な新規アルカリプロテアーゼ及びこれをコードする遺伝子に関する。
衣料用洗剤をはじめとする各種洗浄剤へ配合されているアルカリプロテアーゼは、洗浄力の向上に不可欠な一成分として重要な役割を果たしてきている。洗剤という大量消費剤に用いられることから、アルカリプロテアーゼは工業用酵素の中でも最も大量に生産されている酵素である。斯かるアルカリプロテアーゼの例としては、サビナーゼ、カンナーゼ(共に登録商標;ノボザイムズ)、マキサカル(登録商標;ジェネンコア)、ブラップ(登録商標;ヘンケル)及びKAP(花王)等が知られている(例えば、特許文献1〜3参照)。
これらのアルカリプロテアーゼは、バチルス属細菌由来であり、ズブチリシンスーパーファミリーの中においてファミリーAを形成している。このファミリーは更に真性ズブチリシン、高アルカリプロテアーゼ、菌体内アルカリプロテアーゼなどに分類されている(例えば、非特許文献1参照)。一般に洗剤用アルカリプロテアーゼは高アルカリプロテアーゼに属しており、それぞれの特性、分子量並びにアミノ酸配列の同一性は高いことが知られている。
そこで、従来公知の高アルカリプロテアーゼとは異なる分子量、アミノ酸配列を有する洗剤用プロテアーゼを見出し、新たな遺伝子源として開発することが望まれていた。
特開平4−349882号公報 特表平6−292577号公報 特表平8−508643号公報 Siezen, R.J. & Leunissen, J.A.M., Protein Sci., 6, 501-523, 1997
本発明者らは、当研究室保有の好アルカリ性バチルス属細菌のゲノムDNAから従来公知のズブチリシンとアミノ酸配列において同一性が低い新規なアルカリプロテアーゼをコードする遺伝子を取得し、更に新規なアルカリプロテアーゼを生産することに成功した。
すなわち、本発明は、(a)又は(b)のタンパク質:
(a)配列番号1に示すアミノ酸配列からなるタンパク質、
(b)(a)のアミノ酸配列において、1若しくは数個のアミノ酸が欠失、置換若しくは付加されたアミノ酸配列からなり、且つアルカリプロテアーゼ活性を有するタンパク質、当該タンパク質をコードする遺伝子、当該遺伝子を含有する組換えベクター、該組換えベクターを有する形質転換体を提供するものである。
本発明のアルカリプロテアーゼは、従来のズブチリシンとはアミノ酸配列において同一性が低く、衣料用洗浄剤をはじめ各種産業用の酵素として有用である。
本発明のタンパク質(以下、「アルカリプロテアーゼ」ともいう)は、(a)配列番号1に示すアミノ酸配列からなるタンパク質、又は(b)(a)のアミノ酸配列において、1若しくは数個のアミノ酸が欠失、置換若しくは付加されたアミノ酸配列からなり、且つアルカリプロテアーゼ活性を有するタンパク質であり、本発明の遺伝子は、当該タンパク質をコードするDNAである。
ここで、配列番号1示すアミノ酸配列において、1若しくは数個のアミノ酸が欠失、置換若しくは付加されたアミノ酸配列とは、配列番号1のアミノ酸配列と等価のアミノ酸配列を意味し、1若しくは数個、好ましくは1〜10個のアミノ酸が欠失、置換若しくは付加されたアミノ酸配列であって、依然としてアルカリプロテアーゼ活性を保持する配列を意味し、付加には、両末端への1〜数個のアミノ酸の付加が含まれる。
なお、当該等価のアミノ酸配列をコードする塩基配列は、自然界から得ることも可能ではあるが、更に部位特異的突然変異誘発法等の公知の手法を利用して調製することもできる。例えば、部位特異的突然変異誘発法を利用した変異導入用キット[Mutan-super Express Km キット(タカラ)]等を用いて変異を導入し調製することができる。
本発明の配列番号1にはアルカリプロテアーゼとして機能する、即ち推定成熟タンパク質のアミノ酸配列(配列番号1の194番目のアスパラギンから1467番目のアスパラギンまで)を含んでいる。本推定成熟酵素のアミノ酸配列と他の公知であるアルカリプロテアーゼのアミノ酸配列と比較した場合、ズブチリシンBPN'とズブチリシンCarlsbergとは37.6及び38.5%の同一性を示すにすぎない。更に洗剤用アルカリプロテアーゼとして用いられているサビナ−ゼ、エスペラーゼ、KAPとは34.7−41.0%の同一性を示すにすぎない。また、本発明のプロテアーゼを生産するBacillus sp. KSM-LD1株(FERM P-18576)由来のアルカリプロテアーゼで酸化剤耐性を有するLD1(GenBank Accession No AB085752)とは35.3%、他の好アルカリ性バチルス属細菌由来のアルカリプロテアーゼとは約37%の同一性を示すにすぎなかった(例えば、Schmidtら、Appl. Environ. Microbiol., 61, 4490-4493, 1995等)。更にBacillus subtilis 168株由来のバシロペプチダーゼF(GenBank Accession No M29035)とは53.8%、Oceanobacillus iheyensis HTE831株由来のバシロペプチダーゼF(GenBank Accession No AP004600-260)とは56.5%の同一性を示した。これらの結果は、本発明のアルカリプロテアーゼが新規な酵素であることを示唆するものである。即ち、本発明においては、配列番号1に示すアミノ酸配列において相当する配列を適切にアライメントした時、60%以上の同一性を有するアルカリプロテアーゼを包含するものである。更に本発明においては、配列番号1に示すアミノ酸配列における同一性が、好ましくは70%以上、より好ましくは80%以上、更に好ましくは90%以上、最も好ましくは95%以上を示すアルカリプロテアーゼであることが望ましい。
尚、ここで述べるアミノ酸配列の同一性は、Lipman-Pearson法 (Science, 227, 1435, (1985))によって計算される。具体的には、遺伝情報処理ソフトウェアGenetyx-Win(Ver.5.1.1;ソフトウェア開発)のホモロジー解析(Search homology)プログラムを用いて、Unit size to compare(ktup)を1として解析を行うことにより算出される。
本発明のアルカリプロテアーゼ遺伝子は、上記のとおり、配列番号1に示すアミノ酸配列からなるタンパク質又は当該アミノ酸配列と等価のアミノ酸配列からなるタンパク質をコードするものであればよいが、配列番号2に示す塩基配列又は該塩基配列の1若しくは数個以上のアミノ酸塩基が欠失、置換若しくは付加された塩基配列を有する遺伝子又は該塩基配列からなるDNAにストリンジェントな条件下でハイブリダイズするアルカリプロテアーゼ前駆体をコードするDNAを含有する遺伝子であるものが好ましい。尚、配列番号2に示す塩基配列は、本発明のアルカリプロテアーゼのプレプロ領域並びに成熟タンパク質を含む前駆体をコードするものである。
ここで「ストリンジェントな条件下」とは、例えばMolecular cloning - a Laboratory manual 2nd edition (Sambrookら、1989)に記載の条件等が挙げられる。例えば、6XSSC(1XSSCの組成:0.15M 塩化ナトリウム、0.015M クエン酸ナトリウム、pH7.0)、0.5% SDS、5Xデンハート及び100mg/mLニシン精子DNAを含む溶液にプローブとともに65℃で8〜16時間恒温し、ハイブリダイズさせる条件が挙げられる。
本発明のアルカリプロテアーゼは、その遺伝子を例えばバチルス属に属する微生物、好ましくはBacillus sp. KSM-LD1株(FERM P-18576)、等から、ショットガン法、PCR法を用いクローニングし、適当なベクターと宿主菌を用いて大量に生産することができる。
本発明遺伝子を用いてアルカリプロテアーゼを生産するには、目的とする宿主内で遺伝子を発現するのに適した任意のベクターに、上記アルカリプロテアーゼ遺伝子を組込み、該組換えベクターを用いて宿主を形質転換し、得られた形質転換体を培養し、当該培養液からアルカリプロテアーゼを採取すればよい。
培養は微生物の資化可能な炭素源、窒素源その他の必須栄養素を含む培地に接種し、常法に従って行えばよい。
かくして得られた培養物中からのアルカリプロテアーゼの採取及び精製は、一般の方法に準じて行うことができる。即ち、培養物から遠心分離又は濾過することで菌体を除き、得られた培養上清液から常法手段により目的酵素を濃縮することができる。このようにして得られた酵素液又は乾燥粉末はそのまま用いることもできるが更に公知の方法により結晶化や造粒化することができる。
実施例1 Bacillus sp. KSM-LD1株由来アルカリプロテアーゼ(SC)遺伝子のクローニング及び塩基配列の決定
枯草菌が産生するセリンプロテアーゼファミリー1において高度に保存されている領域である64番目のHis周辺及び221番目のSer周辺のアミノ酸配列His-Gly-Thr-His-Val-Ala-Gly及びGly-Thr-Ser-Met-Ala-Ser-Pro-His-Val-Ala-Glyに対して、これらの領域間を増幅させるように設計したプライマー1(配列番号3:5’−CAYGGNACNCAYGTNGCNGG−3’)、プライマー2(配列番号4:5’−CCNGCNACRTGNGGNGNNGCCATNGANGTNCC−3’)、プライマー3(配列番号5:5’−CCNGCNACRTGNGGNGNNGCCATRCTNGTNCC−3’)を合成した。なお、アミノ酸番号はズブチリシンBPN’を基準に示したものである。
Bacillus sp. KSM-LD1株を1%トリプトン(ディフコ)、0.5%酵母エキス(ディフコ)、1%塩化ナトリウム(和光純薬)から成る培地にて30℃、24時間、好気的に振盪培養を行い、遠心分離により菌体を集めた。得られた菌体から斎藤と三浦の方法(Biochim. Biophys. Acta, 72, 619-629, 1963)に準じ、ゲノムDNAを調製し、プライマー11と2、1と3の組み合わせを用いてPCRを行なった。PCR条件はゲノムDNA10〜100ng、20nmolの各プライマー、Pyrobest (Takara)から成る反応液(50μL)に対し、Biometra:T-Gradient Thermocycler(ワットマン)を用いて94℃で1分間の熱変性後、94℃で1分間、40〜60℃で1分間、72℃で3分間を1サイクルとし30サイクル行なった。得られたPCR断片をHigh Pure PCR Product Purification キット(ロッシュ)を用いて精製し、SmaIにて消化したpUC18に連結し、大腸菌HB101株に導入した。形質転換体よりHigh Pure Plasmid Isolation キット(ロッシュ)を用いてプラスミドを調製し、EcoRI、HindIIIで消化後1.2%アガロースゲル電気泳動により挿入断片の有無と大きさを確認した。挿入断片の大きさが200 bp〜1500 bpのもの選び、BigDye Terminator Cycle Sequencingキット(パーキンエルマー)及びDNAシークエンサー(377型:アプライドバイオシステムズ)を用いて塩基配列を決定した。なお、プライマーは、BcaBEST Sequencing Primer RV-M(Takara)又はBcaBEST Sequencing Primer M13-47(Takara)を用いた。塩基配列を比較し異なるものを選抜し、上流及び下流方向の塩基配列決定に適したプライマー(同一種、同一方向につき2種ずつ:外側、内側)を合成した。Bacillus sp. KSM-LD1株のゲノムDNAを、EcoRI又はHindIIIで消化し、LA PCR in vitro cloning キット(Takara)中のEcoRI又はHindIIIカセットに上記消化断片をそれぞれ連結させ、各々の外側プライマーと付属のプライマーC1にてPCRを行なった。PCRの反応条件はカセットに連結されたDNA断片0.1〜1.0ng、各プライマー10〜20pmol並びにPyrobestから成る反応系(50μL)に対し、94℃で1分間の熱変性後、94℃で1分間、55℃で1分間、72℃で4分間を1サイクルとし30サイクル行なった。その後、増幅DNA断片を各々の内側プライマーと付属のプライマーC2でPCRを行ない増幅させた。この際のPCR条件は先に得られた増幅DNA断片を10000倍希釈したもの1μlを鋳型に10〜20pmolのプライマーを用い(50μL)、94℃で1分間の熱変性後、94℃で1分間、55℃で1分間、72℃で2分間を1サイクルとし30サイクルにて行なった。増幅した断片の塩基配列を前述の方法と同様に決定した。新たに得られた塩基配列情報をもとに上流域、下流域の塩基配列を決定するためのプライマーを合成し、同様の手法によりアルカリプロテアーゼをコードすると思われる領域及びその上流、全塩基配列を決定した。
実施例2 アルカリプロテアーゼSCの組換え生産
実施例1にて決定したアルカリプロテアーゼをコードする遺伝子をプライマー4(配列番号6:5’−GCATTTTTTCTGGGATCCCGATTGGTTTAAAAAAAC−3、下線部は新たに付加したBamHIサイトを示す)、プライマー5(配列番号7:5’−GTTTTCGTCTAGAAGAATGGGGAAGAGG−3、下線部は新たに付加したXbaIサイトを示す)各20pmolを用い、0.1〜1.0ngのBacillus sp. KSM-LD1株のゲノムDNAを鋳型としてPCRを行った。PCR条件は94℃で1分間の熱変性後、94℃で1分間、55℃で1分間、72℃で3分間を1サイクルとし30サイクル行なった。得られたPCR増幅断片をHigh Pure PCR Product Purification キットにて精製し、BamHI、XbaIにて消化した後、同様に処理したベクターpHA64(特開平8−323050)に導入し、組換えプラスミドを調製した。これを用いてプロトプラスト法によりB.subtilis ISW1214株を形質転換した。得られた形質転換株を3%(w/v)ポリペプトンS、0.5%魚肉エキス、0.1%酵母エキス、0.1%リン酸1カリウム、0.02%硫酸マグネシウム、3%マルトース(別滅菌)から成る培地にて30℃、72時間好気的に振盪培養を行なったところ、培養液当たりの生産量は約5U/mLであった。
実施例3 アルカリプロテアーゼSCの調製法
実施例2で得た培養液250mLに脱イオン水250mLを加え、予め50mMトリス塩酸緩衝液(pH7.5)にて平衡化しておいたスーパーQトヨパール650M(2.5X9 cm;東ソー)に添着した。その後、同緩衝液にて洗浄し、0〜0.2M塩化カリウムを含む同緩衝液(500mL)にて直線濃度勾配法により吸着タンパク質を溶出させた。次いで0.2〜0.4M塩化カリウムを含む同緩衝液(500mL)にて直線濃度勾配法により吸着タンパク質を溶出させた。プロテアーゼ活性は0.25〜0.3M塩化カリウムで溶出され、各フラクションを集め(180mL)、限外濾過膜(PM10;アミコン)にて濃縮、脱塩を行った。この濃縮液を予め10mMリン酸緩衝液(pH7)にて平衡化しておいたDEAEトヨパール650M(1.5×7cm;東ソー)に添着した。その後、同緩衝液にて洗浄し、0〜0.1M塩化カリウムを含む同緩衝液(150mL)にて直線濃度勾配法により吸着タンパク質を溶出させた。次いで0.1〜0.2M塩化カリウムを含む同緩衝液(150mL)にて直線濃度勾配法により吸着タンパク質を溶出させた。プロテアーゼ活性は0.18M塩化カリウムで溶出され、各フラクションを集め(22mL)、限外濾過膜(PM10;アミコン)にて濃縮、脱塩を行った。本標品のSDSポリアクリルアミドゲル電気泳動を行った後、ゲル上のプロテアーゼバンドをイモビロン膜(ミリポア)にブロットした。アミノ末端配列を解析するため、その膜片をプロテインシークエンサー(476A型;アプライドバイオシステムズ)に供した。その結果、22番目までのアミノ末端配列は、NDNVEWNIQQVGAPQAWEMGVDであることが判り、この配列は塩基配列から推定したアミノ酸配列(配列番号1及び2参照)の194番目のアスパラギンから215番目のアスパラギン酸までと完全に一致した。
[合成基質法]
0.05mLの0.5Mトリス/塩酸緩衝液(pH9)、0.05mLの20mM塩化カルシウム、0.35mLの脱イオン水及び0.025mLの50mM AAPF(N-succinyl-Ala-Ala-Pro-Phe-p-nitroanilide:シグマ)からなる反応液を30℃で3分間恒温した後、0.025mLの酵素液を加え反応を開始した。30℃で10分間恒温した後、2mLの5%(w/v)クエン酸を加え反応を停止した。420nmにおける吸光度を測定し、遊離したp−ニトロアニリンを定量した。酵素1unitは上記反応条件下において1分間に1μmolのp−ニトロアニリンを遊離する量とした。
参考例 最適反応pH
pH4〜11の各緩衝液中にて酵素反応を行った結果、アルカリプロテアーゼSCはpH9〜11のグリシン/水酸化ナトリウム緩衝液中において最も高い分解活性を示した。また、pH9〜11のホウ酸緩衝液中においても同様の傾向を示した。更にpH7以上で最大活性値の85%以上の相対活性値を示した。尚、使用した緩衝液は、酢酸(pH4〜6)、MOPS(pH6〜8)、トリス/塩酸(pH7〜9)、グリシン/水酸化ナトリウム(pH9〜11)及びホウ酸(pH9〜11)であった。

Claims (6)

  1. 以下の(a)又は(b)のタンパク質:
    (a)配列番号1に示すアミノ酸配列からなるタンパク質、
    (b)(a)のアミノ酸配列において、1若しくは数個のアミノ酸が欠失、置換若しくは付加されたアミノ酸配列からなり、且つアルカリプロテアーゼ活性を有するタンパク質。
  2. 請求項1記載のタンパク質をコードする遺伝子。
  3. 以下の(a)又は(b)のDNAからなるアルカリプロテアーゼ遺伝子:
    (a)配列番号2に示す塩基配列で示されるDNA、
    (b)(a)の塩基配列からなるDNAとストリンジェントな条件下でハイブリダイズし、且つアルカリプロテアーゼ活性を有するタンパク質をコードするDNA。
  4. 請求項2又は3記載の遺伝子を含有する組換えベクター。
  5. 請求項4記載の組換えベクターを含む形質転換体。
  6. 宿主が微生物である請求項5記載の形質転換体。
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