JP4438341B2 - 監視システムおよび方法、情報処理装置および方法、記録媒体、並びにプログラム - Google Patents

監視システムおよび方法、情報処理装置および方法、記録媒体、並びにプログラム Download PDF

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Description

本発明は、監視システムおよび方法、情報処理装置および方法、記録媒体、並びにプログラムに関し、特に、柔軟にイベントを検知および通知し、カメラ等の消費電力を抑えることができるようにした監視システムおよび方法、情報処理装置および方法、記録媒体、並びにプログラムに関する。
従来、ホームセキュリティシステムとして、撮像装置から送信される監視画像を表示するモニタTV(Television)を見ることにより、センサ情報を知る手法が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
また、赤外線センサと画像センサが組み合わされた監視装置が、人体の有無および画策の有無を判定することにより、監視領域内に進入した人体を検出する手法が提案されている(例えば、特許文献2参照)。
さらに、複数台のインテリジェントカメラを有する監視カメラシステムが、監視領域の異常を検知し、検知した映像や音声を記録または再生する手法が提案されている(例えば、特許文献3参照)。
これらの特許文献1乃至特許文献3に記載の発明においては、主に、特定の場所または特定の異常(イベント)が検出される。
特開平8−124078号公報 特開2000−339554号公報 特開平7−212748号公報
しかしながら、これらの特許文献1乃至特許文献3に記載されている発明では、センサ(撮像装置、監視装置、または複数台のインテリジェントカメラ)を設置した際の調整が煩わしいばかりでなく、一度設置してしまうと、別の場所に移動させることが困難である課題があった。
また、従来使用されている無線カメラは、常時、画像および音声等を送信し続ける為、バッテリを使ったシステムに適用することが困難である課題があった。
本発明はこのような状況に鑑みてなされたものであり、柔軟にイベントを検出および通知し、カメラ等の消費電力を抑えることができるようにするものである。
本発明の監視システムは、複数のセンサからセンサデータを取得する取得手段と、前記取得手段により取得された前記複数のセンサデータに基づいて、前記複数のセンサの反応状態に関する状態データを記述する状態データ記述手段と、前記状態データ記述手段により記述された状態データに基づいて、イベントを通知するためのイベントデータを含む呈示データを構築する構築手段と、前記構築手段により構築された前記呈示データに基づく呈示を行う呈示手段と、前記呈示手段による呈示に基づいて、ユーザからの判断の入力を取得する入力取得手段と、前記入力取得手段により取得された前記ユーザからの判断の結果が前記イベントとして通知しなくてよい旨を示している場合、前記状態データ記述手段により記述された前記状態データが蓄積された判定テーブルを作成する作成手段と、前記状態データ記述手段により記述された前記状態データと、前記作成手段により作成された前記判定テーブルを比較し、前記イベントを通知するか否かを判定する判定手段とを備え、前記構築手段は、前記判定手段により前記イベントを通知すると判定された場合、前記呈示データを構築することを特徴とする。
前記作成手段は、前記センサを識別するための状態番号と、前記状態データ記述手段により記述された前記状態データに含まれる前記センサの反応継続時間とが対応付けられた前記判定テーブルを作成し、前記判定手段は、前記状態データ記述手段により記述された前記状態データに含まれる反応継続時間と、前記作成手段により作成された前記判定テーブルの反応継続時間とを、前記状態番号の順に比較し、前記イベントを通知するか否かを判定することができる。
前記複数のセンサは、フォトセンサであるようにすることができる。
前記構築手段は、テレビジョン放送に基づく信号にイベントデータを挿入して呈示データを構築するようにすることができる。
前記構築手段は、判定手段によりイベントを通知しないと判定された場合、予め定められた信号に基づくデータを呈示データとするようにすることができる。
本発明の監視方法は、複数のセンサからセンサデータを取得する取得ステップと、前記取得ステップの処理により取得された前記複数のセンサデータに基づいて、前記複数のセンサの反応状態に関する状態データを記述する状態データ記述ステップと、前記状態データ記述ステップの処理により記述された状態データに基づいて、イベントを通知するためのイベントデータを含む呈示データを構築する構築ステップと、前記構築ステップの処理により構築された前記呈示データに基づく呈示を行う呈示ステップと、前記呈示ステップの処理による呈示に基づいて、ユーザからの判断の入力を取得する入力取得ステップと、前記入力取得ステップの処理により取得された前記ユーザの判断の結果が前記イベントとして通知しなくてよい旨を示している場合、前記状態データ記述ステップの処理により記述された前記状態データが蓄積された判定テーブルを作成する作成ステップと、前記状態データ記述ステップの処理により記述された前記状態データと、前記作成ステップの処理により作成された前記判定テーブルを比較し、前記イベントを通知するか否かを判定する判定ステップとを含み、前記構築ステップの処理は、前記判定ステップの処理により前記イベントを通知すると判定された場合、前記呈示データを構築する
本発明の第1の記録媒体に記録されているプログラムは、複数のセンサからセンサデータを取得する取得ステップと、前記取得ステップの処理により取得された前記複数のセンサデータに基づいて、前記複数のセンサの反応状態に関する状態データを記述する状態データ記述ステップと、前記状態データ記述ステップの処理により記述された状態データに基づいて、イベントを通知するためのイベントデータを含む呈示データを構築する構築ステップと、前記構築ステップの処理により構築された前記呈示データに基づく呈示を行う呈示ステップと、前記呈示ステップの処理による呈示に基づいて、ユーザからの判断の入力を取得する入力取得ステップと、前記入力取得ステップの処理により取得された前記ユーザの判断の結果が前記イベントとして通知しなくてよい旨を示している場合、前記状態データ記述ステップの処理により記述された前記状態データが蓄積された判定テーブルを作成する作成ステップと、前記状態データ記述ステップの処理により記述された前記状態データと、前記作成ステップの処理により作成された前記判定テーブルを比較し、前記イベントを通知するか否かを判定する判定ステップとを含み、前記構築ステップの処理は、前記判定ステップの処理により前記イベントを通知すると判定された場合、前記呈示データを構築する処理をコンピュータに行わせることを特徴とする。
本発明の第1のプログラムは、複数のセンサからセンサデータを取得する取得ステップと、前記取得ステップの処理により取得された前記複数のセンサデータに基づいて、前記複数のセンサの反応状態に関する状態データを記述する状態データ記述ステップと、前記状態データ記述ステップの処理により記述された状態データに基づいて、イベントを通知するためのイベントデータを含む呈示データを構築する構築ステップと、前記構築ステップの処理により構築された前記呈示データに基づく呈示を行う呈示ステップと、前記呈示ステップの処理による呈示に基づいて、ユーザからの判断の入力を取得する入力取得ステップと、前記入力取得ステップの処理により取得された前記ユーザの判断の結果が前記イベントとして通知しなくてよい旨を示している場合、前記状態データ記述ステップの処理により記述された前記状態データが蓄積された判定テーブルを作成する作成ステップと、前記状態データ記述ステップの処理により記述された前記状態データと、前記作成ステップの処理により作成された前記判定テーブルを比較し、前記イベントを通知するか否かを判定する判定ステップとを含み、前記構築ステップの処理は、前記判定ステップの処理により前記イベントを通知すると判定された場合、前記呈示データを構築することをコンピュータに実行させることを特徴とする。
本発明情報処理装置は、他の装置で記述された複数のセンサの反応状態に関する状態データを受信し、それを判定テーブルとして蓄積する蓄積手段と、前記他の装置からイベントが通知された場合、前記イベントとともに送信されてくるイベントデータを、予め定められた信号に基づくデータに挿入して呈示データを構築する構築手段と、前記構築手段により構築された前記呈示データに基づく呈示を行う呈示手段と、前記呈示手段による呈示に基づいて、ユーザからの判断の入力を取得する入力取得手段とを備え、前記蓄積手段は、前記入力取得手段により取得された前記ユーザからの判断の結果が前記イベントとして通知しなくてよい旨を示している場合、前記状態データを前記判定テーブルとして蓄積することを特徴とする
前記蓄積手段に蓄積されている判定テーブルを他の装置に送信する送信手段をさらに設けるようにすることができる。
前記他の装置よりイベントが通知されていない場合、構築手段は、予め定められた信号に基づくデータを呈示データとするようにすることができる。
前記複数のセンサは、フォトセンサであるものとすることができる。
前記状態データは、センサを識別するための状態番号、および、センサの反応継続時間を含むものとすることができる。
本発明情報処理方法は、他の装置で記述された複数のセンサの反応状態に関する状態データを受信し、それを判定テーブルとして蓄積する蓄積ステップと、前記他の装置からイベントが通知された場合、前記イベントとともに送信されてくるイベントデータを、予め定められた信号に基づくデータに挿入して呈示データを構築する構築ステップと、前記構築ステップの処理により構築された前記呈示データに基づく呈示を行う呈示ステップと、前記呈示ステップの処理による呈示に基づいて、ユーザからの判断の入力を取得する入力取得ステップとを含み、前記蓄積ステップの処理は、前記入力取得ステップの処理により取得された前記ユーザからの判断の結果が前記イベントとして通知しなくてよい旨を示している場合、前記状態データを前記判定テーブルとして蓄積することを特徴とする。
本発明の第の記録媒体に記録されているプログラムは、他の装置で記述された複数のセンサの反応状態に関する状態データを受信し、それを判定テーブルとして蓄積する蓄積ステップと、前記他の装置からイベントが通知された場合、前記イベントとともに送信されてくるイベントデータを、予め定められた信号に基づくデータに挿入して呈示データを構築する構築ステップと、前記構築ステップの処理により構築された前記呈示データに基づく呈示を行う呈示ステップと、前記呈示ステップの処理による呈示に基づいて、ユーザからの判断の入力を取得する入力取得ステップとを含み、前記蓄積ステップの処理は、前記入力取得ステップの処理により取得された前記ユーザからの判断の結果が前記イベントとして通知しなくてよい旨を示している場合、前記状態データを前記判定テーブルとして蓄積する処理をコンピュータに行わせることを特徴とする。
本発明の第のプログラムは、他の装置で記述された複数のセンサの反応状態に関する状態データを受信し、それを判定テーブルとして蓄積する蓄積ステップと、前記他の装置からイベントが通知された場合、前記イベントとともに送信されてくるイベントデータを、予め定められた信号に基づくデータに挿入して呈示データを構築する構築ステップと、前記構築ステップの処理により構築された前記呈示データに基づく呈示を行う呈示ステップと、前記呈示ステップの処理による呈示に基づいて、ユーザからの判断の入力を取得する入力取得ステップとを含み、前記蓄積ステップの処理は、前記入力取得ステップの処理により取得された前記ユーザからの判断の結果が前記イベントとして通知しなくてよい旨を示している場合、前記状態データを前記判定テーブルとして蓄積することをコンピュータに実行させることを特徴とする。
第1の本発明においては、複数のセンサからセンサデータが取得され、それらのデータに基づいて、複数のセンサの反応状態に関する状態データが記述され、記述された状態データに基づいて、イベントを通知するためのイベントデータを含む呈示データが構築されて呈示される。また、取得されたユーザからの判断の結果がイベントとして通知しなくてよい旨を示している場合、記述された状態データが蓄積された判定テーブルが作成され、記述された状態データと、作成された判定テーブルを比較し、イベントを通知するか否かが判定され、イベントを通知すると判定された場合、呈示データが構築される
の本発明においては、他の装置で記述された複数のセンサの反応状態に関する状態
データが受信されて、それが判定テーブルとして蓄積され、他の装置からイベントが通知
された場合、イベントとともに送信されてくるイベントデータが、予め定められた信号に
基づくデータに挿入されて呈示データが構築され、構築された呈示データに基づく呈示が行われ、呈示に基づいて、ユーザからの判断の入力が取得され、取得されたユーザからの判断の結果がイベントとして通知しなくてよい旨を示している場合、状態データが判定テーブルとして蓄積される
第1の本発明によれば、検知したイベントを通知することができる。特に、ユーザの判断の入力に基づいて、柔軟にイベントを検出し、通知することが可能となる。また、無駄な消費電力を抑えることができる。
の本発明によれば、検知したイベントを呈示することができる。特に、他の装置で発生したイベントを呈示するとともに、発生したイベント時の状態を、イベント通知の判定処理に用いるテーブルとして蓄積することが可能となる。
以下に、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
図1は、本発明を適用した監視システム10の構成例を表している。この構成例においては、図中左側の監視領域側にマルチセンサカメラ1が備えられており、図中右側の通知・呈示側に、処理ボックス2、呈示部3、および、処理ボックス2を遠隔操作するためのリモートコントローラ4が備えられている。マルチセンサカメラ1と処理ボックス2は、無線アンテナ1Aと無線アンテナ2Aを介して、相互に無線通信を行なう。処理ボックス2とリモートコントローラ4は、相互に無線通信あるいは赤外線通信を行う。処理ボックス2と呈示部3は、バスなどの有線あるいは無線により接続されている。なお、マルチセンサカメラ1と処理ボックス2は、無線通信に限られるものではなく、有線による通信であってもよい。
マルチセンサカメラ1は、イベントを監視したい領域(必要な場所)に設置されている。マルチセンサカメラ1には、例えば、図2に示されるように、CCD(Charge Coupled Device)カメラ21、フォトセンサ22−1乃至22−3が設けられており、各センサは、図示せぬバッテリにより駆動される。
CCDカメラ21は、監視領域(視野角)内の状況を随時撮影する。その詳細は後述するが、マルチセンサカメラ1は、フォトセンサ22−1乃至22−3で検出されたイベントに基づいて、イベントデータを通知するか否かを判定し、イベントデータを通知すると判定した場合、CCDカメラ21で撮影された画像データ(イベントデータ)を処理ボックス2に送信する。
フォトセンサ22−1乃至22−3は、それぞれ、図3に示されるように、自己が監視することが可能な領域31−1乃至31−3内の平均輝度を検知信号として出力しており、人物(監視対象)が領域31−1乃至31−3内に進入または退出したことに応じて、その出力が変化する。以下、フォトセンサ22−1乃至22−3が監視することが可能な領域31−1乃至31−3を、単に、監視領域31−1乃至31−3と記載する。
図1の説明に戻る。マルチセンサカメラ1は、イベントを通知すると判定した場合、無線アンテナ1Aを介して、イベント呈示に必要なデータを処理ボックス2に送信する。
処理ボックス2は、マルチセンサカメラ1から送信されてきたイベント呈示に必要なデータを、無線アンテナ2Aを介して受信し、その受信データに基づいて呈示画像および音声を構築し、呈示部3およびリモートコントローラ4に供給または送信して、イベントを呈示させる。
呈示部3は、例えば、一般のテレビジョン受像機とされ、イベントが発生していない場合(通常の場合)、一般の視聴信号(放送信号に基づく映像)を表示し、イベントが発生した場合、一般の視聴信号の一部分にイベント画像が挿入されたピクチャインピクチャの画像を表示する。なお、呈示部3は、テレビジョン受像機に限定されるものではなく、専用のモニタでもよい。また、表示される画像は、ピクチャインピクチャの画像ではなく、画面全体の画像としてもよい。
ユーザは、呈示部3に呈示されたイベントに対して、判断を行ない、その判断の結果に基づいて、リモートコントローラ4から各種指令を入力することができる。例えば、いま発生したイベントを今後も知らせて欲しいときは、その旨を、OKボタン(図示せず)を操作し、いま発生したイベントを今後は知らせなくてもよいときは、その旨を、NGボタン(図示せず)を操作して指示入力することができる。このユーザからの判断の入力に基づいて、処理ボックス2で作成される、イベントを通知するか否かを判定する際に用いられる通知判定テーブル(後述)が時間とともに変化するため、ユーザが監視システム10を使用する度にユーザが意図するイベントのみが検知され、通知されるようになる。
またマルチセンサカメラ1に搭載されるCCDカメラ21は、イベントを通知すると判定された場合にのみ動作するため、無駄な消費電力を抑えることができる。
図4は、図1に示した監視システム10の機能的構成例を示すブロック図である。
マルチセンサカメラ1のCCDカメラ21は、監視領域内の状況を随時撮影し、画像信号を通知画像データとしてスイッチ44を介して送信部45に供給する。
フォトセンサ22−1乃至22−3は、それぞれ、監視領域31−1乃至31−3(図3)内の平均輝度をフォトセンサデータとして状態記述部41に供給する。
ここで、図5を参照して、フォトセンサ22−1が出力する検知信号71の出力レベルの変化と人物の行動との関係について説明する。同図において、縦軸はフォトセンサ22−1が出力する検知信号の出力レベルを表わし、横軸は時間を表わしている。また、基準値Lは、人物が監視領域31−1内に侵入していない場合のセンサ出力値であり、背景の平均輝度に対応している。
反応区間Xは、フォトセンサ22−1が出力する検知信号71の出力レベルが基準値Lから変化している区間(時間)であり、人物が監視領域31−1内に存在していることを表わしている。この反応区間Xにおいて、検知信号71の出力レベルが基準値Lから離れる方向(図5の例の場合、正の方向に離れているが、負の方向に離れる場合も含む)に変化する区間Aは、人物が監視領域31−1内に徐々に進入しているか、または監視領域31−1内でフォトセンサ22−1に徐々に接近していることを表わし、検知信号81の出力レベルが変化しない区間Bは、人物が監視領域31−1内で行動していない(静止している)ことを表わし、検知信号71の出力レベルが基準値Lに近づく方向(図5の例の場合、負の方向に近づいているが、正の方向に近づく場合も含む)に変化する区間Cは、人物が監視領域31−1から徐々に退出しているか、または監視領域31−1内でフォトセンサ22−1から徐々に離反していることを表わしている。
このように、フォトセンサ22−1が出力する検知信号71の出力レベルの変化および変化する方向に応じて、監視領域31−1内における人物の行動をおおよそ推定することができる。
なお、図5に示す検知信号71は、人物に対する平均輝度の出力レベルが基準値(背景に対する平均輝度)Lより高い場合の特性を表わしており、人物に対する平均輝度の出力レベルが基準値Lより低い場合には、検知信号71の出力変化は、負の方向に変化する。
また、フォトセンサ22−2,22−3が出力する検知信号の出力レベルの変化と人物の行動との関係は、上述したフォトセンサ22−1の場合と同様であり、その説明は省略する。
フォトセンサ22−1乃至22−3は、状態記述部41にフォトセンサデータを供給する際、自己を識別するための状態番号も供給する。以下、本実施の形態では、フォトセンサ22−1の状態番号を“1”とし、フォトセンサ22−2の状態番号を“2”とし、フォトセンサ22−3の状態番号を“3”として説明する。
図4の説明に戻る。状態記述部41は、フォトセンサ22−1乃至22−3からそれぞれ供給されたフォトセンサデータおよび状態番号に基づいて、監視領域内における人物の一連の行動(センサ反応)の状態に関するデータ(以下、状態記述データと称する)を記述する。
ここで、図6を参照して、人物の行動に応じて記述される状態記述データの例について説明する。
図6Aは、人物81が、フォトセンサ22−1乃至22−3の監視領域31−1乃至31−3において、図中矢印で示される方向(図中、左から右方向)に行動している様子を模式的に示している。フォトセンサ22−1乃至22−3は、それぞれ、常時、監視領域31−1乃至31−3内の平均輝度を検知信号として出力しており、図6Aに示されるように人物81が行動した場合、それに対応して、検知信号71の出力レベルが変化する(図5)。
状態記述部41は、フォトセンサ22−1乃至22−3からそれぞれ供給されたフォトセンサデータ(検知信号)および状態番号から、その状態番号とともに、検知信号71の出力レベルが基準値Lから離れている区間(図5に示す反応区間X)を反応継続時間として記述する。例えば、図6Bに示されるように、フォトセンサ22−1のセンサ反応として、“3”の状態番号および“ta”の反応継続時間が状態記述データ91−1として記述され、フォトセンサ22−2のセンサ反応として、“2”の状態番号および“tb”の反応継続時間が状態記述データ91−2として記述され、フォトセンサ22−3のセンサ反応として、“1”の状態番号および“tc”の反応継続時間が状態記述データ91−3として記述される。
そして、状態記述部41は、例えば、図7に示されるように、状態記述データ91−1,91−2,91−3、・・・(以下、状態記述データ91−1,91−2,91−3、・・・を個々に区別する必要がない場合、単に状態記述データ91と称する)を時間軸方向に連続的に並べたものをイベント通知判定部42に供給するとともに、スイッチ43を介して送信部45に供給する。
再び、図4の説明に戻る。イベント通知判定部42は、状態記述部41から供給された状態記述データ91(図7)と、受信部46を介して処理ボックス2から受信した通知判定テーブル(後述)を比較し、比較の結果、一致するものがない場合(例えば、状態番号が一致しない場合、あるいは、状態番号は一致するが反応継続時間がテーブルの範囲内に収まっていない場合)、通知イベントと判定し、処理ボックス2に通知するイベントを送信部45に供給するとともに、CCDカメラ21に電源制御信号を供給してその電源をオンさせ、スイッチ43に状態記述データ送信制御信号を供給してオンさせ、スイッチ44に通知画像送信制御信号を供給してオンさせる。これにより、CCDカメラ21から出力された通知画像データが、スイッチ44を介して送信部45に供給され、状態記述部41から出力された状態記述データ91がスイッチ43を介して送信部45に供給される。
なお、マルチセンサカメラ1の初期状態においては、処理ボックス2から通知判定テーブルが送信されておらず、イベント通知判定部42は、この通知判定テーブルを保持していないため、状態記述部41から状態記述データ91が供給されると、直ちに通知イベントと判定する。すなわち、初期状態においては、全てのイベントが通知されることになる。これにより、必要なイベントがユーザに通知されないことが防止される。
送信部45は、処理ボックス2に対し、イベント通知判定部42から供給された通知イベントを送信するとともに、CCDカメラ21から供給された通知画像データおよび状態記述部41から供給された状態記述データ91を送信する。
受信部46は、処理ボックス2から送信されてきた通知判定テーブルを受信し、それをイベント通知判定部42に供給する。
処理ボックス2の受信部51は、マルチセンサカメラ1から送信されてきた通知画像データおよび通知イベントを呈示画像構築部52に供給する。また受信部51は、マルチセンサカメラ1から送信されてきた状態記述データ91を状態記述データ蓄積部53に供給し、そこに蓄積させる。
呈示画像構築部52は、受信部51を介してマルチセンサカメラ1からイベントが通知された場合、一般視聴信号(テレビジョン放送信号)の一部に通知画像データを挿入した通知データを構築(作成)し、それを呈示部3に供給して呈示させる。また、呈示画像構築部52は、通知画像データにより構成される(一般視聴信号を含まない)リモートコントローラ4用の通知データを構築し、送信部56に供給する。なお、呈示画像構築部52は、イベントが通知されていない場合(通常の場合)、一般の視聴信号(放送信号に基づく映像)を呈示部3に供給して呈示させる。
呈示部3用の通知データは、一般の視聴信号の一部に通知画像データを挿入して構成されているため、呈示部3には、ピクチャインピクチャの表示が呈示される。また、リモートコントローラ4用の通知データは、通知画像データから構成されているため、リモートコントローラ4の呈示部62には、イベントを表わす表示(例えば、監視している場所の画像)のみが呈示される。
通知判定テーブル更新部54は、受信部57を介してリモートコントローラ4からユーザフィードバック(FB)に関する信号(以下、適宜、ユーザFB信号と称する)を受信した場合、そのユーザフィードバックを状態記述データ蓄積部53に供給し、そこに蓄積させる。また通知判定テーブル更新部54は、状態記述データ蓄積部53に蓄積されている状態記述データ91とそれに対応するユーザフィードバックを読み込み、それらと通知判定テーブルを比較し、比較の結果に基づいてテーブルを更新する。そして、通知判定テーブル更新部54は、以前にマルチセンサカメラ1に送信した通知判定テーブルと異なる場合、新しい通知判定テーブルを送信部55に供給する。
ここで、ユーザフィードバックとは、ユーザが、呈示されたイベントに対して、判断を行ない、リモートコントローラ4の入力部63を用いて入力されたユーザの判断入力を意味する。例えば、ユーザは、イベントを今後も知らせて欲しい場合には、入力部63のOKボタン(図示せず)を操作し、今後はイベントとして検出しなくてもよい場合には、NGボタン(図示せず)を操作することで、ユーザフィードバックとして入力することができる。あるいは、イベントとして検出しなくてもよい場合だけ、フィードバックさせるようにしてもよい。
状態記述データ蓄積部53は、受信部51から状態記述データ91が供給されたときに、通知判定テーブル更新部54からユーザフィードバックが供給された場合、状態記述データ91とユーザフィードバックを対応付けて蓄積し、状態記述データ91またはユーザフィードバックのいずれか一方のみが供給された場合、新規の状態記述データまたは新規のユーザフィードバックとして蓄積する。
送信部55は、通知判定テーブル更新部54から供給された通知判定テーブルをマルチセンサカメラ1に送信する。送信部56は、呈示画像構築部52から供給された通知データをリモートコントローラ4に送信する。受信部57は、リモートコントローラ4から送信されてきたユーザFB信号を受信し、それを通知判定テーブル更新部54に供給する。
リモートコントローラ4の受信部61は、処理ボックス2から送信されてきた通知データを受信し、それを呈示部62に呈示させる。入力部63は、呈示されたイベントに対するユーザからの判断に基づく入力を受け、その入力(ユーザフィードバック)に関する信号を送信部64に供給する。送信部64は、入力部63から供給されたユーザFB信号を処理ボックス2に送信する。
ここで、ユーザフィードバックとは、上述したように、例えば、「今後も知らせて欲しいイベントである」、あるいは、「今後は知らせなくてよいイベントである」などのユーザによる判断の入力を示す。マルチセンサカメラ1と処理ボックス2は、このユーザフィードバックに基づいて、処理を変化させる。
図8は、図4の処理ボックス2の通知判定テーブル更新部54の詳細な構成例を示すブロック図である。
ユーザフィードバック(FB)判定部101は、状態記述データ蓄積部53に蓄積されている状態記述データ91(図7)とそれに対応するユーザフィードバックを読み込み、ユーザフィードバックが「OK」を示すデータであるか、または「NG」を示すデータであるかを判定し、判定結果を状態記述データ91とともに状態記述パターン比較部102に供給する。
状態記述パターン比較部102は、ユーザフィードバック判定部101から「NG(今後はイベントとして検出しなくてもよい)」を示す判定結果が供給された場合、その判定結果とともに供給される状態記述データ91と、仮通知判定テーブル蓄積部105に蓄積されている仮の通知判定テーブル中のパターンとを比較する。状態記述パターン比較部102は、比較の結果、状態記述データ91と仮の通知判定テーブル中のパターンが一致するものがあれば、その状態記述データ91とそれに一致するパターンを既存パターン更新部104に供給し、一致するものがなければ、状態記述データ91を新規パターン作成部103に供給する。
新規パターン作成部103は、状態記述パターン比較部102から供給された状態記述データ91に含まれる状態番号とそれに対応する継続時間を、新規の通知判定テーブルの継続時間の最小値および最大値として仮通知判定テーブル蓄積部105に追加し、そこに蓄積させる。
既存パターン更新部104は、状態記述パターン比較部102から供給された、現在の状態記述データ91に含まれる継続時間と、状態記述データ91に一致するパターンに対応する継続時間の最小値および最大値を比較する。既存パターン更新部104は、比較の結果、一致するパターンに対応する継続時間の最小値より現在の状態記述データ91の継続時間の方が短いと判定した場合、一致するパターンの継続時間の最小値を現在のデータの継続時間に置き換え(更新し)、一致するパターンに対応する継続時間の最大値より現在の状態記述データ91の継続時間の方が長いと判定した場合、一致するパターンの継続時間の最大値を現在のデータの継続時間に置き換える(更新する)。そして、既存パターン更新部104は、置き換えたデータを、更新通知判定テーブルとして仮通知判定テーブル蓄積部105に蓄積させる。
仮通知判定テーブル蓄積部105は、新規パターン作成部103により追加された仮の通知判定テーブルであって、必要に応じて既存パターン更新部104により更新された通知判定テーブルを蓄積する。
テーブル比較部106は、仮通知判定テーブル蓄積部105に蓄積されている仮の通知判定テーブルと、過去通知判定テーブル蓄積部107に蓄積されている過去の通知判定テーブルを比較し、同じであると判定した場合、仮通知判定テーブル蓄積部105に蓄積されている仮の通知判定テーブルを過去通知判定テーブル蓄積部107に供給し、更新通知判定テーブルとして蓄積させる。これに対し、仮の通知判定テーブルと過去の通知判定テーブルが同じではないと判定した場合、テーブル比較部106は、仮通知判定テーブル蓄積部105に蓄積されている仮の通知判定テーブルを、送信部55を介してマルチセンサカメラ1に送信した後、その仮の通知判定テーブルを過去通知判定テーブル蓄積部107に供給し、更新通知判定テーブルとして蓄積させる。
過去通知判定テーブル蓄積部107は、テーブル比較部106により更新された通知判定テーブルを過去の通知判定テーブルとして蓄積する。
図9は、過去通知判定テーブル蓄積部107に蓄積される通知判定テーブルの例を示す図である。
同図に示されるように、フォトセンサ22−1乃至22−3を識別する状態番号、および、その状態番号の反応区間X(図5)における継続時間の最小値および最大値が1つの状態記述データに規定される。この状態記述データ121−1乃至121−mからなる人物の行動が1つの通知判定テーブルに規定される。そして、通知判定テーブル111−1乃至111−nからなる通知判定テーブル群が過去通知判定テーブル蓄積部107に蓄積される。
以下、状態記述データ121−1乃至121−mを個々に区別する必要がない場合、単に状態記述データ121と称し、通知判定テーブル111−1乃至111−nを個々に区別する必要がない場合、単に通知判定テーブル111と称する。
次に、図10のフローチャートを参照して、マルチセンサカメラ1における処理について説明する。なお、この処理は、ユーザにより、監視領域における監視を開始するよう指令されたとき、開始される。
ステップS1において、イベント通知判定部42は、CCDカメラ21に電源制御信号を供給してその電源をオフさせ、イベント通知フラグをオフし、保持している通知判定テーブルをクリアする。
ステップS2において、状態記述部41は、オンされているフォトセンサ22−1乃至22−3からそれぞれフォトセンサデータを取得する。ステップS3において、状態記述部41は、ステップS2の処理で取得したフォトセンサデータに基づいて、監視領域内における人物81の一連の行動に関し、状態データ記述処理を行う。すなわち、状態記述部41は、図7に示したように、フォトセンサ22−1乃至22−3の状態番号、および、反応継続時間を含む状態記述データ91を記述し、それをイベント通知判定部42に出力する。
ステップS4において、イベント通知判定部42は、イベント通知フラグがオンである(通知イベント発生中である)か否かを判定し、イベント通知フラグがオンではなくオフである(通知イベント発生中ではない)と判定した場合、ステップS8に進む。
ステップS8において、イベント通知判定部42は、通知イベントが発生しているか否かのイベント通知判定処理を行う。具体的には、ステップS3の処理で、例えば、図11に示されるように、状態番号1および継続時間T1からなる状態記述データ91−1と、状態番号2および継続時間T2からなる状態記述データ91−2が記述された場合、イベント通知判定部42は、状態番号1、状態番号2の順のパターンと、保持している通知判定テーブル111(図9)の状態記述データ121に含まれる状態番号のパターンを比較し、一致するものがなければ通知イベントが発生していると判断する。
これに対し、状態番号1、状態番号2の順のパターンに一致する通知判定テーブル111がある場合、イベント通知判定部42は、図11に示されるように、状態記述データ91−1の継続時間T1が、通知判定テーブル111の状態記述データ121−1の継続時間最小値Tmin1と継続時間最大値Tmax1の範囲内におさまっているか否か、また、状態記述データ91−2の継続時間T2が、通知判定テーブル111の状態記述データ121−2の継続時間最小値Tmin2と継続時間最大値Tmax2の範囲内におさまっているか否かの判定を行い、少なくともいずれか一方が、その範囲内におさまっていなければ、通知イベントが発生していると判断する。
さらに、イベント通知判定部42は、状態記述データ91−1の継続時間T1が、通知判定テーブル111の状態記述データ121−1の継続時間最小値Tmin1と継続時間最大値Tmax1の範囲内におさまっており、かつ、状態記述データ91−2の継続時間T2が、通知判定テーブル111の状態記述データ121−2の継続時間最小値Tmin2と継続時間最大値Tmax2の範囲内におさまっていれば、非通知イベントが発生していると判断する(イベントは通知されない)。
なお、マルチセンサカメラ1の初期状態においては、未だ通知判定テーブル111が処理ボックス2から送信されておらず、イベント通知判定部42が、この通知判定テーブルを保持していないため、状態記述部41から状態記述データ91が供給されると、直ちに通知イベントと判定する。
ステップS9において、イベント通知判定部42は、ステップS8の処理結果に基づいて、通知イベントであるか否かを判定し、通知イベントであると判定した場合、ステップS10に進み、CCDカメラ21に電源制御信号を供給してその電源をオンさせるとともに、イベント通知フラグをオンする。すなわち、通知イベントであると判定された場合にのみCCDカメラ21の電源がオンされ、通知イベントでない場合には、CCDカメラ21の電源はオフのままとなっており、これにより、無駄なバッテリ消費を抑えることができる。
ステップS11において、イベント通知判定部42は、送信部45を介して処理ボックス2にイベントを通知するとともに、通知画像送信制御信号をスイッチ44に供給してオンさせる。これにより、CCDカメラ21から処理ボックス2に対し、通知画像データ(イベント画像)の送信が開始される。処理ボックス2は、この通知画像データを受信し、呈示部3に呈示させる(後述する図12のステップS23)。
ステップS9において、通知イベントではない、すなわち非通知イベントであると判定された場合、ステップS10,S11の処理はスキップされ、ステップS12に進む。
ステップS4において、イベント通知フラグがオンである(通知イベント発生中である)と判定された場合、ステップS5に進み、イベント通知判定部42は、イベント終了であるか否かを判定し、イベント終了であると判定した場合、ステップS6に進み、CCDカメラ21に電源制御信号を供給してその電源をオフさせるとともに、イベント通知フラグをオフする。
ステップS7において、イベント通知判定部42は、状態記述データ送信制御信号をスイッチ43に供給してオンさせ、通知画像送信制御信号をスイッチ44に供給してオフさせる。これにより、ステップS3の処理で状態記述部41から出力された状態記述データ91がスイッチ43および送信部45を介して処理ボックス2に送信され、CCDカメラ21からスイッチ44および送信部45を介して処理ボックス2に送信されていた通知画像データ(イベント画像)の送信が停止される。処理ボックス2は、この状態記述データ91を受信し、通知判定テーブルとして状態記述データ蓄積部53に蓄積するとともに(後述する図12のステップS28)、この通知判定テーブルを必要に応じて更新し(後述する図12のステップS33)、更新した通知判定テーブルを送信してくる(後述する図12のステップS34)。
ステップS5において、イベント終了ではないと判定された場合、ステップS6,S7の処理はスキップされ、ステップS12に進む。
ステップS12において、イベント通知判定部42は、受信部46を介して処理ボックス2より通知判定テーブルを受信したか否かを判定し、通知判定テーブルを受信したと判定した場合、ステップS13に進み、保持している通知判定テーブルを、受信した通知判定テーブルに更新する。
ステップS12において、処理ボックス2より通知判定テーブルを受信していないと判定された場合、または、ステップS13の処理の後、処理はステップS2に戻り、上述した処理が繰り返し実行される。
次に、図12のフローチャートを参照して、図10のマルチセンサカメラ1の処理に対応して実行される処理ボックス2における処理について説明する。なお、この処理は、ユーザにより、呈示部3に対して一般視聴信号(放送番組信号)に対応する画像の呈示を行うよう指令されたとき、または監視領域における監視を開始するよう指令されたとき、開始される。
ステップS21において、通知判定テーブル更新部54は、状態記述データ蓄積部53に蓄積されている状態記述データ、および仮通知判定テーブル蓄積部105に蓄積されている仮の通知判定テーブルをクリアするとともに、ユーザフィードバック受信フラグをオフする。受信部51は、イベント受信フラグ、および状態記述データ受信フラグをオフする。
ステップS22において、受信部51は、イベント受信フラグがオンである(通知イベント受信中である)か否かを判定し、イベント受信フラグがオンであると判定した場合、(上述した図10のステップS11の処理により)マルチセンサカメラ1から送信されてきた通知画像データおよび通知イベントを呈示画像構築部52に供給し、ステップS23に進む。
ステップS23において、呈示画像構築部52は、受信部51から供給された通知画像データを一般視聴信号の一部に通知画像データを挿入した通知データ(ピクチャインピクチャで呈示するための画像データ)を構築し、それを呈示部3に呈示させる。また呈示画像構築部52は、一般視聴信号を含まないリモートコントローラ4用の通知データ(通知画像データにより構成されるデータ)を構築し、送信部56を介してリモートコントローラ4に送信する。リモートコントローラ4は、この通知データを受信し、呈示部62に呈示させる(後述する図14のステップS72)。
ステップS22において、イベント受信フラグがオンではなくオフであると判定された場合、ステップS24に進み、受信部51は、マルチセンサカメラ1から通知イベントを受信したか否かを判定し、通知イベントを受信したと判定した場合、ステップS25に進み、イベント受信フラグをオンする。
ステップS23の処理の後、ステップS25の処理の後、またはステップS24において、通知イベントを受信していないと判定された場合、ステップS26に進み、受信部51は、マルチセンサカメラ1から状態記述データ91を受信したか否かを判定する。
ステップS26において、状態記述データを受信したと判定された場合、ステップS27に進み、受信部51は、状態記述データ受信フラグをオンし、ステップS28において、(上述した図10のステップS7の処理により)マルチセンサカメラ1から送信されてきた状態記述データ91を受信し、状態記述データ蓄積部53に蓄積させる。ただし、このときに、既にユーザフィードバック受信フラグがオンである場合、そのユーザフィードバックに対応付けて状態記述データ91が蓄積される。
ステップS28の処理の後、または、ステップS26において、状態記述データを受信していないと判定された場合、ステップS29に進み、通知判定テーブル更新部54は、受信部57を介してリモートコントローラ4から(後述する図14のステップS74の処理により)送信されてきたユーザFB信号を受信したか否かを判定し、ユーザFB信号を受信したと判定した場合、ステップS30に進む。
ステップS30において、通知判定テーブル更新部54は、ユーザフィードバック受信フラグをオンし、受信部51は、イベント受信フラグをオフする。ステップS31において、通知判定テーブル更新部54は、このとき、状態記述データ受信フラグがオンであれば、ユーザフィードバック(「OK(今後も通知して欲しい)」または「NG(今後は通知しなくても良い)」)を状態記述データ蓄積部53に蓄積されている状態記述データ91に対応付け、状態記述データ受信フラグがオフであれば新規のユーザフィードバックとして蓄積させる。また、イベント受信フラグがオフであればそのユーザフィードバックは無視する。
すなわち、ユーザフィードバックを状態記述データ91に対応付けて通知判定テーブルとして蓄積することにより、ユーザが意図するイベントのみを検知し、通知することが可能になる。
ステップS32において、通知判定テーブル更新部54は、状態記述データ受信フラグおよびユーザフィードバック受信フラグが共にオンであるか否かを判定し、状態記述データ受信フラグおよびユーザフィードバック受信フラグが共にオンであると判定した場合、ステップS33に進み、通知判定テーブル更新処理を行う。この通知判定テーブル更新処理の詳細については、図13のフローチャートを参照して後述するが、この処理により、過去通知判定テーブル蓄積部107に蓄積される通知判定テーブルが更新される。
ステップS34において、通知判定テーブル更新部54は、ステップS33の処理により、過去の通知判定テーブルと異なる通知判定テーブルが作成され、過去通知判定テーブル蓄積部107に蓄積された場合には、その新しい通知判定テーブルを、送信部55を介してマルチセンサカメラ1に送信する。マルチセンサカメラ1は、この新しい通知判定テーブルを受信し、通知判定テーブル蓄積部122を更新する(上述した図10のステップS13)。
ステップS35において、通知判定テーブル更新部54は、状態記述データ受信フラグおよびユーザフィードバック受信フラグをオフする。
ステップS35の処理の後、または、ステップS32において、状態記述データ受信フラグまたはユーザフィードバック受信フラグのうち、少なくともいずれか一方がオンではないと判定された場合、ステップS22に戻り、上述した処理が繰り返し実行される。
次に、図13のフローチャートを参照して、図12のステップS33における通知判定テーブル更新処理の詳細について説明する。
ステップS51において、通知判定テーブル更新部54の状態記述パターン比較部102は、仮通知判定テーブル蓄積部105に蓄積されている仮の通知判定テーブルをクリアする。ステップS52において、ユーザフィードバック判定部101は、状態記述データ蓄積部53に蓄積されている状態記述データ91とそれに対応するユーザフィードバックを読み込む。
ステップS53において、ユーザフィードバック判定部101は、ステップS52の処理で読み込んだユーザフィードバックが「NG(今後はイベントとして検出しなくてもよい)」を示すデータであるか否かを判定し、ユーザフィードバックが「NG」を示すデータであると判定した場合、その判定結果を状態記述データ91(図7)とともに状態記述パターン比較部102に供給し、ステップS54に進む。
ステップS54において、状態記述パターン比較部102は、ユーザフィードバック判定部101から供給された状態記述データ91に含まれる状態番号(1,2または3)のパターンと、仮通知判定テーブル蓄積部105に蓄積されている通知判定テーブル111(図9)の状態記述データ121に含まれる状態番号のパターンを比較する。
ステップS55において、状態記述パターン比較部102は、ステップS54の処理による比較の結果、パターンが一致するものがあるか否か、例えば、状態番号3、状態番号2、状態番号1の順のパターンに一致するものが通知判定テーブル111にあるか否かを判定し、パターンが一致するものがあると判定した場合、状態記述データ91とそれに一致するパターン(すなわち通知判定テーブル111)を既存パターン更新部104に供給し、ステップS56に進む。
ステップS56において、既存パターン更新部104は、状態記述パターン比較部102から供給された、現在の状態記述データ91に含まれる継続時間と、状態記述データ91に一致するパターンに対応する継続時間の最小値および最大値を比較する。
そして既存パターン更新部104は、比較の結果、一致するパターンに対応する継続時間の最小値より現在の状態記述データ91の継続時間の方が短いと判断した場合、一致するパターンの継続時間の最小値を現在の状態記述データ91の継続時間に置き換え(更新し)、また、一致するパターンに対応する継続時間の最大値より現在の状態記述データ91の継続時間の方が長いと判断した場合、一致するパターンの継続時間の最大値を現在の状態記述データ91の継続時間に置き換え(更新し)、仮通知判定テーブル蓄積部105に更新通知判定テーブルとして蓄積させる。
ステップS55において、ステップS54の処理による比較の結果、パターンが一致するものがないと判定された場合、状態記述データ91を新規パターン作成部103に供給し、ステップS57に進む。
ステップS57において、新規パターン作成部103は、状態記述パターン比較部102から供給された状態記述データ91に含まれる状態番号とそれに対応する継続時間を、新規の通知判定テーブルの継続時間の最小値および最大値として仮通知判定テーブル蓄積部105に追加し、そこに蓄積させる。
ステップS56の処理の後、またはステップS57の処理の後、ステップS58において、ユーザフィードバック判定部101は、状態記述データ蓄積部53に蓄積されている全ての状態記述データ91とそれに対応するユーザフィードバックを読み込んだか否かを判定し、未だ読み込んでいないデータがあると判定した場合、ステップS52に戻り、上述した処理を繰り返し実行する。
ステップS58において、全ての状態記述データ91とそれに対応するユーザフィードバックを読み込んだと判定された場合、ステップS59に進み、テーブル比較部106は、過去通知判定テーブル蓄積部107に蓄積されている過去の通知判定テーブルと、仮通知判定テーブル蓄積部105に蓄積されている仮の通知判定テーブルを比較する。
ステップS60において、テーブル比較部106は、ステップS59の処理による比較の結果、過去の通知判定テーブルと仮の通知判定テーブルが同じであるか否かを判定し、同じではないと判定した場合、ステップS61に進み、仮通知判定テーブル蓄積部105に蓄積されている仮の通知判定テーブルを、送信部55に送信し、ステップS62に進む。これにより、図12のステップS34において、マルチセンサカメラ1に仮の通知判定テーブルが送信される。
ステップS60において、過去の通知判定テーブルと仮の通知判定テーブルが同じであると判定された場合、またはステップS61の処理の後、ステップS62において、テーブル比較部106は、仮通知判定テーブル蓄積部105に蓄積されている仮の通知判定テーブルを過去通知判定テーブル蓄積部107に供給し、更新通知判定テーブルとして更新させる。
以上の処理により、図9に示したような通知判定テーブル111が過去通知判定テーブル蓄積部107に蓄積される。いわば、この通知判定テーブル111には、イベントとして通知しなくてよい場合のパターンが記憶されることになる。
次に、図14のフローチャートを参照して、図12の処理ボックス2の処理に対応して実行されるリモートコントローラ4における処理について説明する。なお、この処理は、処理ボックス2の送信部56により、図12のステップS34の処理が実行されたとき、開始される。
ステップS71において、受信部61は、処理ボックス2より通知イベントを受信したか否かを判定し、通知イベントを受信するまで待機する。そして、通知イベントを受信したと判定した場合、ステップS72に進み、受信部61は、(上述した図12のステップS23の処理により)処理ボックス2から通知イベントとともに送信されてきた通知データに基づくイベント画像(通知画像データ)を呈示部62に呈示させる。
ユーザは、呈示部62に呈示されたイベント画像を見て、入力部63を操作し、判断(例えば、いま呈示されているイベントは今後も知らせて欲しいイベントであるか、あるいは、今後は知らせなくてよいイベントであるのか)を入力する。
ステップS73において、入力部63は、呈示されたイベントに対するユーザからの判断(ユーザフィードバック)が入力されたか否かを判定し、ユーザフィードバックが入力されたと判定した場合、ユーザFB信号を、送信部64に供給し、ステップS74に進む。
ステップS74において、送信部64は、入力部63から供給されたユーザFB信号を処理ボックス2に送信する。処理ボックス2は、これを受信し、状態記述データ蓄積部53に蓄積されている状態記述データ91に対応付ける(図12のステップS31)。
ステップS74の処理の後、または、ステップS73において、ユーザフィードバックが入力されていないと判定された場合、処理はステップS71に戻り、上述した処理が繰り返し実行される。
以上のように、ユーザからのフィードバックに基づいて、イベント通知の判定に用いる通知判定テーブルを変化(更新)させるようにしたので、ユーザが意図するイベントのみを検出することができ、かつ、イベントを通知する場合にのみ、CCDカメラ21の電源をオンするようにしたので、無駄なバッテリ消費を抑えることができる。
また上述した通知判定テーブル111の状態記述データ121に含まれる継続時間最小値および継続時間最大値を、図15に示されるように、±α時間だけ短く、または長くして、非通知の範囲を広げるように調整することも可能である。これにより、通知イベントを、ユーザが特に必要とするもののみに絞ることができ、かつ、通知イベントの数が減るため、マルチセンサカメラ1の消費電力をさらに抑えることができる。
さらに以上においては、複数のフォトセンサ22−1乃至22−3を設置することで、これらの反応状態から、人物の行動をおおよそ推定することが可能となる。
図16は、出入口131に対する人物の行動を模式的に示している。同図において、フォトセンサ22−1乃至22−3は、出入口131の表側(外側)に設置されており、フォトセンサ22−2は、出入口131のほぼ正面に位置するように配置されている。
例えば、人物81−1が図中矢印で示されるように、出入口131から室内に進入した場合、状態記述部41は、“3”の状態番号、“2”の状態番号の順に状態記述データ91を記述する。また人物81−2が図中矢印で示されるように、出入口131から退出した場合、状態記述部41は、“2”の状態番号、“3”の状態番号の順に状態記述データ91を記述する。また人物81−3が図中矢印で示されるように、出入口131から退出した場合、状態記述部41は、“2”の状態番号、“1”の状態番号の順に状態記述データ91を記述する。また人物81−4が図中矢印で示されるように、出入口131から室内に侵入した場合、状態記述部41は、“1”の状態番号、“2”の状態番号の順に状態記述データ91を記述する。そして、状態記述部41は、人物81−1乃至81−4の行動に応じて記述した状態記述データ91をイベント通知判定部42に供給する。
イベント通知判定部42は、状態記述部41から供給された状態記述データ91を参照し、状態記述データ91に含まれる状態番号が“2”で終わる場合には(フォトセンサ22−2が最後に反応した場合には)、人物(いまの場合、人物81−1,81−4)が室内に侵入するように行動したと判断することができる。
さらに、フォトセンサ22−1乃至22−3がほぼ同時に反応した場合には、それは明るさの変化(例えば、電気が付いたこと)であり、侵入者ではないと判断することができる。
このように、複数のフォトセンサ22−1乃至22−3の反応状態に基づいて、人物の行動をおおよそ推定することが可能となる。
さらに以上においては、マルチセンサカメラ1や呈示部3は、1台ではなく、複数台設けるようにしたり、処理ボックス2は、呈示部3と別の筐体とせず、一体型とするようにしたり、リモートコントローラ4に呈示部62を設けずに、呈示部3のみの呈示とするようにしたり、あるいは、処理ボックス2にユーザフィードバックを入力するための入力部を設けるようにすることができる。
上述した一連の処理は、ハードウェアにより実行させることもできるし、ソフトウェアにより実行させることもできる。一連の処理をソフトウェアにより実行させる場合には、そのソフトウェアを構成するプログラムが、専用のハードウェアに組み込まれているコンピュータ、または、各種のプログラムをインストールすることで、各種の機能を実行することが可能な、例えば汎用のパーソナルコンピュータなどに、ネットワークや記録媒体からインストールされる。
図17は、汎用のパーソナルコンピュータ200の内部の構成例を示す図である。CPU(Central Processing Unit)201は、ROM(Read Only Memory)202に記憶されているプログラム、または記憶部208からRAM(Random Access Memory)203にロードされたプログラムに従って各種の処理を実行する。RAM203にはまた、CPU201が各種の処理を実行する上において必要なデータなども適宜記憶される。
CPU201、ROM202、およびRAM203は、バス204を介して相互に接続されている。このバス204にはまた、入出力インターフェース205も接続されている。
入出力インターフェース205には、ボタン、スイッチ、キーボードあるいはマウスなどで構成される入力部206、CRT(Cathode Ray Tube)やLCD(Liquid Crystal Display)などのディスプレイ、並びにスピーカなどで構成される出力部207、ハードディスクなどで構成される記憶部208、およびモデムやターミナルアダプタなどで構成される通信部209が接続されている。通信部209は、インターネットを含むネットワークを介して通信処理を行う。
入出力インターフェース205にはまた、必要に応じてドライブ210が接続され、磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、あるいは半導体メモリなどよりなるリムーバブルメディア211が適宜装着され、そこから読み出されたコンピュータプログラムが、記憶部208にインストールされる。
コンピュータにインストールされ、コンピュータによって実行可能な状態とされるプログラムを記録する記録媒体は、図17に示されるように、装置本体とは別に、ユーザにプログラムを提供するために配布される、プログラムが記録されている磁気ディスク(フレキシブルディスクを含む)、光ディスク(CD-ROM(Compact Disc-Read Only Memory)、DVD(Digital Versatile Disc)を含む)、光磁気ディスク(MD(Mini-Disc)(登録商標)を含む)、もしくは半導体メモリなどよりなるリムーバブルメディア211により構成されるだけでなく、装置本体に予め組み込まれた状態でユーザに提供される、プログラムが記録されているROM203または記憶部208に含まれるハードディスクなどで構成される。
なお、本明細書において、プログラム格納媒体に格納されるプログラムを記述するステップは、記載された順序に沿って時系列的に行われる処理はもちろん、必ずしも時系列的に処理されなくとも、並列的あるいは個別に実行される処理をも含むものである。
また、本明細書において、システムとは、複数の装置により構成される装置全体を表わすものである。
本発明を適用した監視システムの構成例を示す図である。 マルチセンサカメラの外観の構成例を示す図である。 フォトセンサの監視領域を示す図である。 図1の監視システムの機能的構成例を示すブロック図である。 フォトセンサが出力する検知信号の出力レベルの変化と人物の行動との関係を示す図である。 人物の行動に応じて記述される状態記述データの例を示す図である。 時間軸方向に連続的に並べた状態記述データの例を示す図である。 図4の通知判定テーブル更新部の詳細な構成例を示すブロック図である。 通知判定テーブルの例を示す図である。 マルチセンサカメラにおける処理を説明するフローチャートである。 図10のステップS8の処理を説明する図である。 処理ボックスにおける処理を説明するフローチャートである。 図12のステップS33における通知判定テーブル更新処理の詳細を説明するフローチャートである。 リモートコントローラにおける処理を説明するフローチャートである。 通知判定テーブルにおける非通知の範囲を広げる場合の例を示す図である。 出入口に対する人物の行動を模式的に示す図である。 汎用のパーソナルコンピュータの構成例を示すブロック図である。
符号の説明
1 マルチセンサカメラ, 2 処理ボックス, 3 呈示部, 4 リモートコントローラ, 10 監視システム, 22−1乃至22−3 フォトセンサ, 41 状態記述部, 42 イベント通知判定部, 52 呈示画像構築部, 53 状態記述データ蓄積部, 54 通知判定テーブル更新部, 62 呈示部, 63 入力部, 101 ユーザフィードバック判定部, 102 状態記述パターン比較部, 103 新規パターン作成部, 104 既存パターン更新部, 105 仮通知判定テーブル蓄積部, 106 テーブル比較部, 107 過去通知判定テーブル蓄積部

Claims (16)

  1. 複数のセンサからセンサデータを取得する取得手段と、
    前記取得手段により取得された前記複数のセンサデータに基づいて、前記複数のセンサの反応状態に関する状態データを記述する状態データ記述手段と、
    前記状態データ記述手段により記述された状態データに基づいて、イベントを通知するためのイベントデータを含む呈示データを構築する構築手段と、
    前記構築手段により構築された前記呈示データに基づく呈示を行う呈示手段と、
    前記呈示手段による呈示に基づいて、ユーザからの判断の入力を取得する入力取得手段と、
    前記入力取得手段により取得された前記ユーザからの判断の結果が前記イベントとして通知しなくてよい旨を示している場合、前記状態データ記述手段により記述された前記状態データが蓄積された判定テーブルを作成する作成手段と
    前記状態データ記述手段により記述された前記状態データと、前記作成手段により作成された前記判定テーブルを比較し、前記イベントを通知するか否かを判定する判定手段と
    を備え
    前記構築手段は、前記判定手段により前記イベントを通知すると判定された場合、前記呈示データを構築する
    ことを特徴とする監視システム。
  2. 前記作成手段は、前記センサを識別するための状態番号と、前記状態データ記述手段により記述された前記状態データに含まれる前記センサの反応継続時間とが対応付けられた前記判定テーブルを作成し、
    前記判定手段は、前記状態データ記述手段により記述された前記状態データに含まれる反応継続時間と、前記作成手段により作成された前記判定テーブルの反応継続時間とを、前記状態番号の順に比較し、前記イベントを通知するか否かを判定する
    ことを特徴とする請求項1に記載の監視システム。
  3. 前記複数のセンサは、フォトセンサである
    ことを特徴とする請求項1に記載の監視システム。
  4. 前記構築手段は、テレビジョン放送に基づく信号に前記イベントデータを挿入して前記呈示データを構築する
    ことを特徴とする請求項1に記載の監視システム。
  5. 前記構築手段は、前記判定手段により前記イベントを通知しないと判定された場合、予め定められた信号に基づくデータを呈示データとする
    ことを特徴とする請求項1に記載の監視システム。
  6. 複数のセンサからセンサデータを取得する取得ステップと、
    前記取得ステップの処理により取得された前記複数のセンサデータに基づいて、前記複数のセンサの反応状態に関する状態データを記述する状態データ記述ステップと、
    前記状態データ記述ステップの処理により記述された状態データに基づいて、イベントを通知するためのイベントデータを含む呈示データを構築する構築ステップと、
    前記構築ステップの処理により構築された前記呈示データに基づく呈示を行う呈示ステップと、
    前記呈示ステップの処理による呈示に基づいて、ユーザからの判断の入力を取得する入力取得ステップと、
    前記入力取得ステップの処理により取得された前記ユーザの判断の結果が前記イベントとして通知しなくてよい旨を示している場合、前記状態データ記述ステップの処理により記述された前記状態データが蓄積された判定テーブルを作成する作成ステップと
    前記状態データ記述ステップの処理により記述された前記状態データと、前記作成ステップの処理により作成された前記判定テーブルを比較し、前記イベントを通知するか否かを判定する判定ステップと
    を含み、
    前記構築ステップの処理は、前記判定ステップの処理により前記イベントを通知すると判定された場合、前記呈示データを構築する
    ことを特徴とする監視方法。
  7. 複数のセンサからセンサデータを取得する取得ステップと、
    前記取得ステップの処理により取得された前記複数のセンサデータに基づいて、前記複数のセンサの反応状態に関する状態データを記述する状態データ記述ステップと、
    前記状態データ記述ステップの処理により記述された状態データに基づいて、イベントを通知するためのイベントデータを含む呈示データを構築する構築ステップと、
    前記構築ステップの処理により構築された前記呈示データに基づく呈示を行う呈示ステップと、
    前記呈示ステップの処理による呈示に基づいて、ユーザからの判断の入力を取得する入力取得ステップと、
    前記入力取得ステップの処理により取得された前記ユーザの判断の結果が前記イベントとして通知しなくてよい旨を示している場合、前記状態データ記述ステップの処理により記述された前記状態データが蓄積された判定テーブルを作成する作成ステップと
    前記状態データ記述ステップの処理により記述された前記状態データと、前記作成ステップの処理により作成された前記判定テーブルを比較し、前記イベントを通知するか否かを判定する判定ステップと
    を含み、
    前記構築ステップの処理は、前記判定ステップの処理により前記イベントを通知すると判定された場合、前記呈示データを構築する
    ことを特徴とするコンピュータが読み取り可能なプログラムが記録されている記録媒体。
  8. 複数のセンサからセンサデータを取得する取得ステップと、
    前記取得ステップの処理により取得された前記複数のセンサデータに基づいて、前記複数のセンサの反応状態に関する状態データを記述する状態データ記述ステップと、
    前記状態データ記述ステップの処理により記述された状態データに基づいて、イベントを通知するためのイベントデータを含む呈示データを構築する構築ステップと、
    前記構築ステップの処理により構築された前記呈示データに基づく呈示を行う呈示ステップと、
    前記呈示ステップの処理による呈示に基づいて、ユーザからの判断の入力を取得する入力取得ステップと、
    前記入力取得ステップの処理により取得された前記ユーザの判断の結果が前記イベントとして通知しなくてよい旨を示している場合、前記状態データ記述ステップの処理により記述された前記状態データが蓄積された判定テーブルを作成する作成ステップと
    前記状態データ記述ステップの処理により記述された前記状態データと、前記作成ステップの処理により作成された前記判定テーブルを比較し、前記イベントを通知するか否かを判定する判定ステップと
    を含み、
    前記構築ステップの処理は、前記判定ステップの処理により前記イベントを通知すると判定された場合、前記呈示データを構築する
    ことをコンピュータに実行させることを特徴とするプログラム。
  9. 他の装置で記述された複数のセンサの反応状態に関する状態データを受信し、それを判定テーブルとして蓄積する蓄積手段と、
    前記他の装置からイベントが通知された場合、前記イベントとともに送信されてくるイベントデータを、予め定められた信号に基づくデータに挿入して呈示データを構築する構築手段と
    前記構築手段により構築された前記呈示データに基づく呈示を行う呈示手段と、
    前記呈示手段による呈示に基づいて、ユーザからの判断の入力を取得する入力取得手段と
    を備え
    前記蓄積手段は、前記入力取得手段により取得された前記ユーザからの判断の結果が前記イベントとして通知しなくてよい旨を示している場合、前記状態データを前記判定テーブルとして蓄積する
    ことを特徴とする情報処理装置。
  10. 前記蓄積手段に蓄積されている前記判定テーブルを前記他の装置に送信する送信手段をさらに備える
    ことを特徴とする請求項に記載の情報処理装置。
  11. 前記他の装置より前記イベントが通知されていない場合、前記構築手段は、前記予め定められた信号に基づくデータを呈示データとする
    ことを特徴とする請求項に記載の情報処理装置。
  12. 前記複数のセンサは、フォトセンサである
    ことを特徴とする請求項に記載の情報処理装置。
  13. 前記状態データは、前記センサを識別するための状態番号、および、前記センサの反応継続時間を含む
    ことを特徴とする請求項に記載の情報処理装置。
  14. 他の装置で記述された複数のセンサの反応状態に関する状態データを受信し、それを判定テーブルとして蓄積する蓄積ステップと、
    前記他の装置からイベントが通知された場合、前記イベントとともに送信されてくるイベントデータを、予め定められた信号に基づくデータに挿入して呈示データを構築する構築ステップと
    前記構築ステップの処理により構築された前記呈示データに基づく呈示を行う呈示ステップと、
    前記呈示ステップの処理による呈示に基づいて、ユーザからの判断の入力を取得する入力取得ステップと
    を含み
    前記蓄積ステップの処理は、前記入力取得ステップの処理により取得された前記ユーザからの判断の結果が前記イベントとして通知しなくてよい旨を示している場合、前記状態データを前記判定テーブルとして蓄積する
    ことを特徴とする情報処理方法。
  15. 他の装置で記述された複数のセンサの反応状態に関する状態データを受信し、それを判定テーブルとして蓄積する蓄積ステップと、
    前記他の装置からイベントが通知された場合、前記イベントとともに送信されてくるイベントデータを、予め定められた信号に基づくデータに挿入して呈示データを構築する構築ステップと
    前記構築ステップの処理により構築された前記呈示データに基づく呈示を行う呈示ステップと、
    前記呈示ステップの処理による呈示に基づいて、ユーザからの判断の入力を取得する入力取得ステップと
    を含み
    前記蓄積ステップの処理は、前記入力取得ステップの処理により取得された前記ユーザからの判断の結果が前記イベントとして通知しなくてよい旨を示している場合、前記状態データを前記判定テーブルとして蓄積する
    ことを特徴とするコンピュータが読み取り可能なプログラムが記録されている記録媒体。
  16. 他の装置で記述された複数のセンサの反応状態に関する状態データを受信し、それを判定テーブルとして蓄積する蓄積ステップと、
    前記他の装置からイベントが通知された場合、前記イベントとともに送信されてくるイベントデータを、予め定められた信号に基づくデータに挿入して呈示データを構築する構築ステップと
    前記構築ステップの処理により構築された前記呈示データに基づく呈示を行う呈示ステップと、
    前記呈示ステップの処理による呈示に基づいて、ユーザからの判断の入力を取得する入力取得ステップと
    を含み
    前記蓄積ステップの処理は、前記入力取得ステップの処理により取得された前記ユーザからの判断の結果が前記イベントとして通知しなくてよい旨を示している場合、前記状態データを前記判定テーブルとして蓄積する
    ことをコンピュータに実行させることを特徴とするプログラム。
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