JP4435450B2 - How to improve the flavor of moromi vinegar drink - Google Patents

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、泡盛を製造する際に残存する泡盛蒸溜粕を利用して健康飲料となる紅麹もろみ酢飲料を製造する技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
泡盛製造業は、沖縄県における重要な産業であるが、その製造過程で泡盛蒸留粕なる廃棄物が大量に生じ、その処理責任が泡盛製造業社に負わされている。当該廃棄物は高濃度に有機物を含有するため処理コストが高くつく。このようなことから、泡盛蒸留粕の有効な再利用方法が必要とされていた。
【0003】
その後、泡盛業界の努力の結果、泡盛蒸留粕を原料とする飲料(以下、「もろみ酢」と呼ぶ)が商品化され、人々に愛飲されるようになった。このもろみ酢は、「黒麹クエン酸酢」などとも呼ばれ、泡盛蒸留粕の圧搾液に黒糖などを添加して製品としている。もろみ酢は、泡盛の蒸留粕を圧搾したりして製造した液体であり、泡盛は、泡盛麹菌を蒸米に接種培養し、これに酵母を加えて発酵させた「もろみ」を蒸留した蒸留液である。
【0004】
したがって、残った蒸留粕には、泡盛麹菌が生産した、生体の代謝機構で重要な役割を持つ多量のクエン酸を含むほか、数種の有機酸やアミノ酸類、ビタミン類など、麹菌や酵母菌、原料米に由来する実に多種類の成分を含んでいる。このようなもろみ酢は、抗酸化力を有し、血圧上昇を抑制する働きがあることが医学研究者により大々的に報じられるに至って、もろみ酢は健康食品分野の人気商品としての地位を確立した。
【0005】
したがって、もろみ酢の商品化は、泡盛蒸留粕に対する最も有効な処理方法であるといえる。すなわち、もろみ酢の市場拡大こそが泡盛蒸留粕処理の問題を前進させるのである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
一方、健康食品業界は各々の市場シェアを維持発展させるために、多様化する消費者ニーズを捉えながら、絶えず新たなる高機能商品を開発している。このような市場動向の中において、もろみ酢の市場拡大のためには、より付加価値の高い製品の開発が不可欠であった。
【0007】
高血圧をはじめとする生活習慣病の治療や予防は、現代社会が抱える大きな課題である。生活習慣病の主な原因が活性酸素であることが、保健医学界の定説となっており、活性酸素を体内から排除する作用、すなわち抗酸化作用を有する食品の開発が必要とされている。
【0008】
もろみ酢の抗酸化力、血圧上昇抑制作用をより高める素材について研究し、その中で沖縄県で利用されていて、風味の点においてももろみ酢と相性のよいものを多種類試験した結果、紅麹がもろみ酢への配合に適していることをつきとめた。
【0009】
また、紅麹をそのままもろみ酢に添加するよりも、豆腐よう漬け汁としてアルコールを含む液体中で長期間熟成されたものの方が、紅麹のエキス分が十分に抽出されており、目的とする効果を得やすいということを発見した。
【0010】
本発明の技術的課題は、このような問題に着目し、抗酸化作用を有すると言われているもろみ酢の抗酸化力をさらに増強し、しかも飲みやすくするなど、付加価値を更に高めることにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本発明の技術的課題は次のような手段によって解決される。請求項1は、蒸留によって泡盛を製造した後に残った蒸留粕からもろみ液を製造すると共に、
一方、少なくとも紅麹と味噌麹と泡盛を混合し粉砕してペースト状にし、これに乾燥させた豆腐を漬け込んで数ヶ月間熟成させた後、豆腐よう製品を除去して、豆腐よう漬け汁を製造し、
少なくとも前記のもろみ液と前記の豆腐よう漬け汁とを配合することを特徴とするもろみ酢飲料の風味改善方法である。
【0012】
このように、泡盛の製造後に残った蒸留粕からもろみ液を製造し、一方、紅麹と味噌麹と泡盛を混合・粉砕してペースト状にし、これに乾燥させた豆腐を漬け込んで熟成させた後、豆腐よう製品を除去して残った豆腐よう漬け汁を、前記のもろみ液と配合する製法によると、豆腐よう漬け汁に含まれている香気成分であるアセトインの作用によって、もろみ液を主原料とする紅麹もろみ酢飲料の風味を効果的に改善できる。
【0013】
請求項2は、前記のもろみ液と前記の豆腐よう漬け汁との比率を、もろみ液71〜85%、豆腐よう漬け汁8〜14%とし、さらに黒糖成分7〜15%を配合することを特徴とする請求項1に記載のもろみ酢飲料の風味改善方法である。
このように、豆腐よう漬け汁だけでなく、黒糖の成分も含んでいると、黒糖特有の甘味と香りにより、幼児などでも飲みやすくなる。黒糖には、サトウキビに含まれる栄養分や豊富なミネラル分を含有している。
【0014】
請求項3は、前記のもろみ液と前記の豆腐よう漬け汁とを、もろみ液70〜99.5%、豆腐よう漬け汁を30 〜0.5%の比率で配合することを特徴とする請求項1に記載のもろみ酢飲料の風味改善方法である。
このように、もろみ液と豆腐よう漬け汁との配合比率を、もろみ液70〜99.5%に対し、豆腐よう漬け汁30 〜0.5%の割合とすることで、もろみ液を大量に消費でき、しかも豆腐よう漬け汁の特質を効果的に発揮できる。
もろみ液が70%より少ないと、もろみ液の消費効果が少なく、しかもコスト高となる。一方、豆腐よう漬け汁が0.5 %より少ないと、豆腐よう漬け汁の添加する効果が極めて少ない。
なお、前記の配合比率の中でも、特にもろみ液80〜90%に対し豆腐よう漬け汁20〜10%の割合で配合するのが、もろみ液の消費効果の点でも、また豆腐よう漬け汁添加の効果の点でも、最も望ましい。
【0015】
【発明の実施の形態】
次に本発明による紅麹もろみ酢飲料とその製造方法が実際上どのように具体化されるか実施形態を説明する。図1は本発明による紅麹もろみ酢飲料の製造方法を工程順に示すフローチャートである。
【0016】
泡盛を製造するには、まずステップS1のように、米と泡盛麹菌と酵母を原料として、アルコール発酵を行わしめ、もろみを製造する。そして、ステップS2の泡盛製造工程において、前記のもろみを蒸溜すると、ステップS3のように蒸溜液として泡盛が得られる。
【0017】
蒸溜した後には、ステップS4のように泡盛蒸溜粕が残るが、本発明では、この泡盛蒸溜粕をステップS5で圧搾したりして、ステップS6のようなもろみ液を分離し、このもろみ液を紅麹もろみ酢飲料の主原料とし、豆腐よう漬け汁と配合する。
【0018】
豆腐よう漬け汁は、豆腐ようを製造する過程で、豆腐部分から分離して製造する。すなわち、ステップS7において、紅麹と味噌麹と泡盛を混合し粉砕してペースト状にする。次いで、ステップS8の豆腐よう製造工程において、乾燥させた豆腐を前記のペースト状液に漬け込んで数ヶ月間熟成させる。次に、ステップS9において、豆腐部分と適量の漬け汁を取り出し、豆腐よう製品とする。
【0019】
本発明では、豆腐よう製品を取り出した後に、ステップS10のような豆腐よう漬け汁を残す。そして、この豆腐よう漬け汁と前記のステップS5で製造したもろみ液とを、ステップS12において、所定の比率で混合する。このとき、ステップS11で用意した黒糖成分も配合することが望ましい。配合比率は、もろみ液71〜85%、豆腐よう漬け汁8〜14%、黒糖成分7〜15%程度が好ましい。しかしながら、この比率に限定されるものではない。
【0020】
こうして混合することで紅麹もろみ酢飲料ができるが、次のステップS13でろ過すると、高品質で飲みやすい性状の紅麹もろみ酢飲料が得られる。最後に、ステップS14で加熱殺菌すると、ステップS15のように、紅麹もろみ酢飲料の製品が完成する。
【0021】
ステップS7〜ステップS10で説明したように、豆腐よう漬け汁は、紅麹、味噌麹、泡盛を混合・粉砕してペースト化して製造される。豆腐ようは、この漬け汁に、乾燥させた豆腐を漬け込み、数ヶ月間熟成させて作られるものである。したがって、この漬け汁には、紅麹から抽出される抗酸化物質を含有していると同時に、豆腐に含まれる大豆たんぱく質やその分解物をも含有している。また、豆腐よう漬け汁には、紅麹や泡盛に由来する独特な香気組成を有している。
【0022】
また、ステップS11で黒糖成分を添加することによって、甘味や香りが増すだけでなく、黒糖に豊富に含有しているカルシウムやカリウム、鉄分、リンなどのミネラル分を含んだ紅麹もろみ酢飲料を実現できる。
【0023】
【実施例】
本発明による紅麹もろみ酢飲料の製造方法の実施例を説明すると共に、製造された紅麹もろみ酢飲料の効能を検証する。
【0024】
〔もろみ液の抗酸化力増強効果について〕
【0025】
実施例1もろみ液660mlに、紅麹を含有する豆腐よう漬け汁を60ml添加・混合することで、もろみ酢飲料の抗酸化力が増大する。これを混合液Iとする。
【0026】
実施例2もろみ液620ml に、紅麹を含有する豆腐よう漬け汁を100ml 添加・混合することで、もろみ酢飲料の抗酸化力が増大する。これを混合液IIとする。
【0027】
もろみ液に比べて、紅麹を含有する豆腐よう漬け汁を添加・混合した混合液I及び混合液IIの抗酸化力が増大していることは、次に示す抗酸化力測定方法で知ることができる。
【0028】
抗酸化力(ヒドロキシラジカル消去能)の測定法−デオキシリボース酸化法−2-デオキシリボースは、Fenton反応により生じたヒドロキシラジカルによる酸化を受け、最終的にマロンジアルデヒド(MDA )へと分解される。よって、生成したMDA をTBA 法で定量することによって、ヒドロキシラジカル消去能の評価を行った。
【0029】
(1)反応溶液の調整試料20μg 、14mM2-デオキシD-リボース0.2ml 、2mM 塩化第二鉄と2.08mM EDTA の等量混合溶液0.1ml 、34mMリン酸緩衝液1.6ml 、および2.5mM 過酸化水素0.1ml を加え、全量2.0ml の反応溶液とした。すなわち、反応液中の終濃度はそれぞれ、試料10μg/ml、2-デオキシD ‐リボース1.4mM 、塩化第二鉄100 μM 、EDTA104 μM 、リン酸緩衝液27.2mM、過酸化水素125 μM である。この際、コントロールとして試料無添加のものを、標準物質として試料と等量のBHA を、測定ごとに同時に調整した。
【0030】
(2)抗酸化活性の測定調整した反応液2ml を37℃で2 時間反応させた後、2.8 %TCA1.0ml、1.0 %TBA1.0mlを加え、100 ℃で10分間加熱した後、O.D.532nm における吸光度を測定した。同時に、反応時間0時間の反応液の吸光度も測定し、以下に示す式によりヒドロキシラジカル消去能を評価した。
【0031】
ヒドロキシラジカル消去率(%)=[1-{(S2 ‐S0)/(C2-C0) }]×100
【0032】
S0:反応時間0時間のサンプル(反応液)のO.D.532nm における吸光度S2:反応時間2時間のサンプル(反応液)のO.D.532nm における吸光度C0:反応時間0時間のコントロール(反応液)のO.D.532nm における吸光度C2:反応時間2時間のコントロール(反応液)のO.D.532nm における吸光度
【0033】
表1は従来のもろみ液と前記の実施例1の混合液Iと実施例2の混合液IIのそれぞれにつき、試料溶液の量を変え、各量ごとに活性率を測定した結果である。この結果をグラフにしたのが図2である。
【0034】
【表1】
活性率測定結果

Figure 0004435450
【0035】
図2からも明らかなように、通常のもろみ液よりは、本発明による紅麹もろみ酢飲料の方が活性率が高いことが明らかである。また、本発明による紅麹もろみ酢飲料の場合でも、豆腐よう漬け汁が60mlの混合液Iよりも、豆腐よう漬け汁を100ml の混合液IIの方が、活性率が高いことが認められる。
【0036】
また、同じもろみ酢、同じ混合液I、IIの場合でも、試料溶液の量が多いほど、活性率が高いことも明らかである。
【0037】
以上の実験データからも明らかなように、抗酸化力の指標であるヒドロキシラジカル消去率が増大した。つまり、豆腐よう漬け汁の添加により、抗酸化力を増強することが可能となる。
【0038】
〔豆腐よう漬け汁添加による風味改善効果について〕豆腐よう漬け汁には、もろみ液には無い香気成分が含まれていた。その成分はアセトインであることが判明し、甘い香りを呈し、食品の風味をまろやかにする効果がある。アセトインは発酵によって生成されるが、低沸点成分であるため、泡盛蒸留の過程で蒸留液(泡盛製品)の方へ移行してしまい、もろみ液には残存しない。
【0039】
官能検査の結果、豆腐よう漬け汁を添加したもろみ酢飲料と無添加もろみ液の風味の違いが統計的に明らかになった。また、豆腐よう漬け汁を添加したもろみ酢飲料の方が、無添加もろみ液より風味がまろやかで、好ましいということも統計的に明らかになった。この結果は、豆腐よう漬け汁に含まれるアセトインの効果であると考えられる。
【0040】
次に、豆腐よう漬け汁添加による風味改善効果を検証する。
実験1.もろみ液及び豆腐よう漬け汁の香気成分〔実験方法〕
【0041】
1.香気成分の抽出ポーラスポリマービーズにもろみ液および豆腐よう漬け汁の香気成分を吸着させた後、エーテルで抽出を行い、この濃縮物をガスクロマトグラフ装置で分析した。
【0042】
2.ガスクロマトグラフィー条件ガスクロマトグラフ:島津GC17-Aカラム:DB-WAX(内径0.25mm×長さ60m,フィルム厚 0.25 μm )
注入口,検出器温度:250 ℃オーブン温度:50℃(1 分保持)200 ℃(3 ℃/分で昇温)
キャリアガス:ヘリウム注入法:スプリットレス
【0043】
〔実験結果〕ガスクロマトグラフィーにより、もろみ液と豆腐よう漬け汁の香気成分を分析した結果、図3のように、豆腐よう漬け汁の香気成分クロマトグラムの保持時間17.664分に特徴的なピークが出現した。しかしながら、このピークは、図4のように、もろみ液の香気成分クロマトグラムでは認められなかった。
【0044】
このピークの成分をGC-MS 解析にて同定した結果、アセトインであることが判明した。アセトインは発酵に伴って生成し、甘い香りを呈する好ましい成分である。豆腐よう漬け汁の添加により、この成分由来のフレーバーがもろみ液に加わることで、もろみ液の風味が向上する原因の一つと考えられる。
【0045】
実験2.官能試験〔試験方法〕もろみ液と豆腐よう漬け汁添加もろみ液の官能特性を官能検査により解析した。検査は20才から41才までの男女のパネルにより、くり返し行った。
(1)1:2点識別法による、もろみ液と豆腐よう漬け汁添加もろみ液の識別サンプルはA:もろみ液B:Aと同じもろみ液C:Aと同じもろみ液と豆腐よう漬け汁を66:6の割合で混合した混合液とした。パネリストに各サンプルを試飲させ、次にBとCのうちAと等しいものはどれか、という質問をした。
(2)2点嗜好法による、もろみ液への豆腐よう漬け汁添加による風味変化、嗜好性改善の判定サンプルはD:もろみ液E:Dと同じもろみ液と豆腐よう漬け汁を66:6の割合で混合した混合液、とした。パネリストに両サンプルを試飲させ、酸味、まろやかさ、好みの違いについて質問した。
〔試験結果〕
(1)1:2点識別法による、もろみ液と豆腐よう漬け汁添加もろみ液の識別表2から明らかなように、パネル数44中、正解30、不正解14であり、BとCとの風味の違いが有意に識別できることが明らかとなった。その有意性を、「統計的官能検査法」(佐藤信著、日科技連出版社)に掲載されている「2 点識別法と1:2点法の検定のための表」を用いて検定した結果、高い有意水準(水準値0.05)にあることが判明した。
【表2】
サンプルBとサンプルCの識別(1:2点識別法)
Figure 0004435450
【0046】
(2)2点嗜好法による、もろみ液への豆腐よう漬け汁添加による風味変化、嗜好性改善の判定
【0047】
表3から明らかなように、パネル数56中、DよりもEが酸味が弱い、が41DよりもEがまろやかだ、が40DよりもEが好ましい、が38という有意な判定結果が得られた。その有意性を、前掲書に掲載されている「2点嗜好法の検定のための表」を用いて検定した結果、それぞれの結果が高い有意水準(水準値0.001 、0.01、0.05)にあることが判明した。
【表3】
サンプルDとサンプルEの識別(2点嗜好法)
Figure 0004435450
【0048】
以上のように、本発明は、単に紅麹そのものをもろみ液中に投入するのではなく、前記のようにして製造した豆腐よう漬け汁の形で配合するという特徴がある。
【0049】
このように、本発明の方法で製造した紅麹もろみ酢飲料には、多くの効果が得られることから、もろみ液に対する品質改良による付加価値をより高めることができ、もろみ酢の市場拡大という所期の目的を達成することが可能となる。
【発明の効果】
以上のように、本発明による紅麹もろみ酢飲料は、泡盛を製造した後に残った蒸留粕から得たもろみ液と豆腐よう漬け汁とを配合してあるが、豆腐よう漬け汁には紅麹から抽出される抗酸化物質を含有していると同時に、紅麹や泡盛に由来する独特な香気組成を有している。
【0050】
このような特性を有する豆腐よう漬け汁を、もろみ液に配合すると、もろみ液のヒドロキシラジカル即ち抗酸化力が増強し、かつ、風味も向上する。
【0051】
また、抗酸化力を増強させ、これを飲料として摂取することにより、生体中で生成するフリーラジカルが捕捉、消去され、高血圧、動脈硬化、心臓病などの生活習慣病に対する予防効果が期待できる。さらに、デオキシリボース酸化法によるヒドロキシラジカル消去のほかに、リノール酸自動酸化抑制、β−カロチン退色抑制、ウサギ血球膜酸化抑制等の作用が増強される可能性も考えられる。
【0052】
なお、豆腐よう漬け汁の代わりに、紅麹そのもの、或いはその乾燥物、粉砕物、抽出エキス、紅麹菌体、紅麹菌体からの抽出物あるいはその加工物を添加しても、本発明と同様な効果が得られることは予想できるが、本発明ほどの顕著な効果は得られないであろう。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による紅麹もろみ酢飲料の製造方法を工程順に示すフローチャートである。
【図2】表1の結果をグラフにしたものである。
【図3】豆腐よう漬け汁の香気成分クロマトグラムである。
【図4】もろみ液の香気成分クロマトグラムである。[0001]
[Industrial application fields]
TECHNICAL FIELD The present invention relates to a technique for producing a red potato moromi vinegar beverage that becomes a health drink using awamori distiller residue that remains when awamori is produced.
[0002]
[Prior art]
Awamori manufacturing industry is an important industry in Okinawa Prefecture, but a large amount of waste, such as awamori distillery, is produced in the manufacturing process, and the processing responsibility is imposed on Awamori manufacturing company. Since the waste contains organic matter at a high concentration, the processing cost is high. Therefore, an effective method for reusing awamori distillers has been required.
[0003]
After that, as a result of the efforts of the Awamori industry, beverages made from awamori distillers (hereinafter referred to as “moromi vinegar”) were commercialized and became popular with people. This moromi vinegar is also called “black citrate citrate vinegar” and is made by adding brown sugar to the squeezed awamori distillery. Moromi vinegar is a liquid produced by squeezing awamori distillery, and awamori is a distillate obtained by distilling moromi, fermented by inoculating and cultivating awamori koji mold on steamed rice. is there.
[0004]
Therefore, the remaining distilled koji contains a large amount of citric acid produced by Awamori koji and plays an important role in the metabolic mechanism of the living body, as well as several organic acids, amino acids, vitamins, and other koji molds and yeasts. It contains a great variety of ingredients derived from raw rice. Moromi vinegar has established itself as a popular product in the field of health foods, as medical researchers have reported extensively that such moromi vinegar has antioxidant activity and has the ability to suppress blood pressure rise. .
[0005]
Therefore, commercialization of moromi vinegar can be said to be the most effective treatment method for awamori distillery. In other words, the expansion of the moromi vinegar market advances the problem of awamori distillery treatment.
[0006]
[Problems to be solved by the invention]
On the other hand, the health food industry is constantly developing new high-performance products while grasping diversifying consumer needs in order to maintain and develop each market share. In such market trends, development of products with higher added value was indispensable for expanding the market for moromi vinegar.
[0007]
Treatment and prevention of lifestyle-related diseases such as hypertension is a major issue facing modern society. The main cause of lifestyle-related diseases is active oxygen, which has become the norm in the health medical community, and the development of foods that have an action of eliminating active oxygen from the body, that is, an antioxidant action, is required.
[0008]
As a result of researching materials that further enhance the antioxidant power and blood pressure increase-inhibiting action of moromi vinegar, and using many kinds of moromi vinegar that are compatible with moromi vinegar in terms of flavor, I found that koji is suitable for blending into moromi vinegar.
[0009]
In addition, the extract of red potato is sufficiently extracted when it is aged for a long time in a liquid containing alcohol as a tofu soaked soup, rather than adding it directly to moromi vinegar. I found that it was easy to get an effect.
[0010]
The technical problem of the present invention is to further increase the added value by paying attention to such problems and further enhancing the antioxidant power of moromi vinegar, which is said to have an antioxidant effect, and making it easy to drink. is there.
[0011]
[Means for Solving the Problems]
The technical problem of the present invention is solved by the following means. Claim 1 is a process for producing a mash from a distillation residue remaining after producing awamori by distillation,
On the other hand, at least red bean paste, miso and awamori are mixed and crushed into a paste, and then dried tofu is soaked for several months. Manufacture and
A method for improving the flavor of a moromi vinegar beverage, comprising blending at least the moromi liquid and the tofu marinade.
[0012]
In this way, the mash liquid was produced from the distilled spirit remaining after the production of awamori, while the koji, miso and awamori were mixed and pulverized into a paste, and the dried tofu was dipped in this and aged. After that, according to the method of blending the tofu yolk soup remaining after removing the tofu yogurt with the above-mentioned mash liquid, the moromi liquid is mainly produced by the action of acetoin, which is an aroma component contained in the tofu yolk soup. The flavor of the red potato moromi vinegar beverage as a raw material can be effectively improved.
[0013]
In claim 2, the ratio of the moromi liquid to the tofu pickled juice is 71 to 85% moromi liquid, 8 to 14% tofu yo pickled juice, and further contains 7 to 15% brown sugar component. It is the flavor improvement method of the moromi vinegar drink of Claim 1 characterized by the above-mentioned .
As described above, when not only tofu soaked juice but also brown sugar components are contained, it becomes easy for infants and the like to drink due to the sweetness and fragrance unique to brown sugar. Brown sugar contains nutrients and abundant minerals contained in sugarcane.
[0014]
The third aspect is characterized in that the mash liquid and the tofu pickled juice are blended in a ratio of 70 to 99.5% moromi liquid and 30 to 0.5% tofu pickled soup. This is a method for improving the flavor of moromi vinegar drink .
In this way, the blending ratio of the moromi liquid and the tofu pickled juice is 30 to 0.5% of the moromi liquid 70 to 99.5%, so that the moromi liquid can be consumed in large quantities. The characteristics of tofu-yozuke soup can be demonstrated effectively.
When the moromi liquid is less than 70%, the consumption effect of the moromi liquid is small and the cost is high. On the other hand, if the amount of tofu pickled juice is less than 0.5%, the effect of adding tofu pickled juice is very small.
In addition, among the above-mentioned blending ratios, blending at a ratio of 20 to 10% of tofu yolk soup with respect to 80 to 90% of the moromi liquid is particularly effective in adding tofu yolk soup. It is most desirable in terms of effect.
[0015]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Next, an embodiment of how the red yeast rice moromi vinegar drink and the manufacturing method thereof according to the present invention are practically described will be described. FIG. 1 is a flowchart showing a method of manufacturing a red potato moromi vinegar beverage according to the present invention in the order of steps.
[0016]
To produce awamori, first, as in step S1, alcohol fermentation is performed using rice, awamori koji, and yeast as raw materials to produce moromi. And in the awamori manufacturing process of step S2, when the said mash is distilled, awamori is obtained as a distillate like step S3.
[0017]
After the distillation, the awamori distillery remains as in step S4. In the present invention, the awamori distillery is squeezed in step S5 to separate the mash liquid as in step S6, and the mash liquid is It is used as the main ingredient of bean paste moromi vinegar drink and blended with tofu pickles.
[0018]
Tofu soup pickles are produced separately from tofu in the process of producing tofu. That is, in step S7, red yeast rice paste, miso and awamori are mixed and pulverized to form a paste. Next, in the tofu production process of step S8, the dried tofu is immersed in the paste-like liquid and aged for several months. Next, in step S9, the tofu portion and an appropriate amount of pickled juice are taken out to obtain a tofu product.
[0019]
In the present invention, after the tofu product is taken out, the tofu soaked juice as in step S10 is left. Then, this tofu marinade and the mash liquid produced in step S5 are mixed at a predetermined ratio in step S12. At this time, it is desirable to blend the brown sugar component prepared in step S11. The blending ratio is preferably about 71 to 85% moromi liquid, 8 to 14% tofu pickled soup, and about 7 to 15% brown sugar component. However, it is not limited to this ratio.
[0020]
By mixing in this way, a red potato moromi vinegar drink can be obtained, but when filtered in the next step S13, a high quality and easy to drink red potato moromi vinegar drink is obtained. Finally, when heat sterilization is performed in step S14, a red potato moromi vinegar drink product is completed as in step S15.
[0021]
As explained in Steps S7 to S10, the tofu-yozuke soup is produced by mixing and crushing bean paste, miso and awamori to form a paste. Tofu is made by immersing dried tofu in this soup and aging for several months. Therefore, this pickled juice contains an antioxidant extracted from red yeast rice, and at the same time contains soy protein contained in tofu and its degradation product. In addition, the tofu-yozuke soup has a unique fragrance composition derived from red crab and awamori.
[0022]
In addition, by adding the brown sugar component in step S11, not only sweetness and aroma increase, but also the red potato moromi vinegar drink containing minerals such as calcium, potassium, iron and phosphorus that are abundant in brown sugar. realizable.
[0023]
【Example】
While explaining the Example of the manufacturing method of the red potato moromi vinegar drink by this invention, the effectiveness of the manufactured red potato moromi vinegar drink is verified.
[0024]
[Effects of mash liquid on the antioxidant activity]
[0025]
Example 1 Addition and mixing of 60 ml of bean curd soy sauce containing potato cake to 660 ml of moromi liquid increases the antioxidant power of moromi vinegar beverage. This is designated as a mixed solution I.
[0026]
Example 2 Addition and mixing of 100 ml of bean curd pickled soup containing potato cake to 620 ml of mash liquid increases the antioxidant power of moromi vinegar beverage. This is referred to as a mixed solution II.
[0027]
It can be known from the following method of measuring antioxidant power that the anti-oxidant power of liquid mixture I and liquid mixture II, which are added and mixed with bean curd soup containing soy sauce, is increased compared to moromi liquid Can do.
[0028]
Antioxidant power (hydroxyl radical scavenging ability) measurement method-deoxyribose oxidation method-2-deoxyribose is oxidized by hydroxy radicals generated by Fenton reaction and finally decomposed into malondialdehyde (MDA) . Therefore, hydroxy radical scavenging ability was evaluated by quantifying the produced MDA by the TBA method.
[0029]
(1) Preparation of reaction solution 20 µg, 14 mM 2-deoxy D-ribose 0.2 ml, 2 mM ferric chloride and 2.08 mM EDTA mixed solution 0.1 ml, 34 mM phosphate buffer 1.6 ml, and 2.5 mM hydrogen peroxide 0.1 ml was added to make a total solution volume of 2.0 ml. That is, the final concentration in the reaction solution is 10 μg / ml of sample, 2-deoxy D-ribose 1.4 mM, ferric chloride 100 μM, EDTA 104 μM, phosphate buffer 27.2 mM, and hydrogen peroxide 125 μM, respectively. At this time, a sample-free sample was adjusted as a control, and an equivalent amount of BHA as a standard substance was simultaneously adjusted for each measurement.
[0030]
(2) Measurement of antioxidant activity After reacting 2 ml of the adjusted reaction solution at 37 ° C for 2 hours, add 2.8% TCA 1.0ml and 1.0% TBA 1.0ml, heat at 100 ° C for 10 minutes, and then absorb the absorbance at OD532nm. Was measured. At the same time, the absorbance of the reaction solution with a reaction time of 0 hours was also measured, and the hydroxy radical scavenging ability was evaluated by the following formula.
[0031]
Hydroxy radical scavenging rate (%) = [1-{(S2-S0) / (C2-C0)}] × 100
[0032]
S0: Absorbance at OD532nm of sample (reaction solution) at 0 hour reaction time S2: Absorbance at OD532nm of sample (reaction solution) at 2 hours of reaction C0: Absorbance at OD532nm of control (reaction solution) at 0 hour reaction time C2: Absorbance at OD532nm of control (reaction solution) with reaction time of 2 hours.
Table 1 shows the results of measuring the activity rate for each of the conventional mashing liquid, the mixed liquid I of Example 1 and the mixed liquid II of Example 2 while changing the amount of the sample solution. FIG. 2 is a graph showing the results.
[0034]
[Table 1]
Activity rate measurement results
Figure 0004435450
[0035]
As is clear from FIG. 2, it is clear that the red yeast rice moromi vinegar drink according to the present invention has a higher activity rate than the ordinary mash liquid. In addition, even in the case of the red potato moromi vinegar drink according to the present invention, it can be seen that the mixture II with 100 ml of tofu marinade soup has a higher activity rate than the mixture I with 60 ml of tofu marinade.
[0036]
In addition, even in the case of the same moromi vinegar and the same mixture I, II, it is also clear that the greater the amount of the sample solution, the higher the activity rate.
[0037]
As is clear from the above experimental data, the hydroxy radical scavenging rate, which is an index of antioxidant power, increased. In other words, the antioxidant power can be enhanced by the addition of tofu pickles.
[0038]
[Flavor improvement effect by addition of tofu-yo-zuke soup] The tofu-yo-zuke soup contained an aroma component not present in the moromi liquid. The ingredient is found to be acetoin, has a sweet scent, and has the effect of mellowing the flavor of the food. Although acetoin is produced by fermentation, it is a low-boiling component, so it moves to the distillate (Awamori product) in the process of Awamori distillation and does not remain in the mash liquid.
[0039]
As a result of the sensory test, the difference in flavor between the moromi vinegar drink added with tofu-yozuke soup and the additive-free mash liquid was statistically clarified. It has also been statistically revealed that the moromi vinegar beverage to which the tofu pickled soup is added has a milder flavor than the additive-free mash. This result is considered to be an effect of acetoin contained in the tofu pickles.
[0040]
Next, the effect of flavor improvement by adding tofu-yozuke soup is verified.
Experiment 1. Aroma components of moromi liquid and tofu-yozuke soup [Experimental method]
[0041]
1. Extraction of aroma components After the aromatic components of the mash and tofu soup were adsorbed on the porous polymer beads, extraction was performed with ether, and the concentrate was analyzed with a gas chromatograph.
[0042]
2. Gas chromatographic conditions Gas chromatograph: Shimadzu GC17-A column: DB-WAX (inner diameter 0.25 mm x length 60 m, film thickness 0.25 μm)
Inlet and detector temperature: 250 ° C Oven temperature: 50 ° C (hold for 1 minute) 200 ° C (heated at 3 ° C / min)
Carrier gas: Helium injection method: Splitless [0043]
[Experimental Results] As a result of analyzing the aroma components of the moromi mash and the tofu pickled juice by gas chromatography, as shown in FIG. 3, there is a characteristic peak in the retention time of 17.664 minutes of the aroma component chromatogram of the tofu pickled juice. Appeared. However, this peak was not recognized in the aromatic component chromatogram of the moromi liquid as shown in FIG.
[0044]
As a result of identifying the peak component by GC-MS analysis, it was found to be acetoin. Acetoin is a preferred component that is produced during fermentation and exhibits a sweet scent. It is considered that the flavor of the moromi liquid is improved by adding the flavor derived from this component to the moromi liquid due to the addition of the tofu marinade.
[0045]
Experiment 2. Sensory test [Test method] The sensory characteristics of the moromi liquid and the tofu marinade added mash liquid were analyzed by sensory test. The examination was repeated by a panel of men and women from 20 to 41 years old.
(1) 1: The mash liquid and the tofu marinade added mash liquid sample according to the 2-point identification method are: A: moromi liquid B: the same moromi liquid as A: C: the same moromi liquid and tofu marinade soup 66 : A mixed solution mixed at a ratio of 6. Panelists were asked to sample each sample and then asked which of B and C was equal to A.
(2) Judgment sample of flavor change and taste improvement by adding tofu yo pickles to mash liquid by 2-point taste method is the same mash liquid and tofu yo pickles as D: moromi liquid E: D of 66: 6 The mixture was mixed at a ratio. A panelist tasted both samples and asked about the differences in acidity, mellowness, and taste.
〔Test results〕
(1) 1: As shown in the identification table 2 of the mash liquid and tofu marinade added mash liquid by the 2-point identification method, the correct answer is 30 and the incorrect answer is 14 in the panel number 44. It became clear that the difference in flavor can be distinguished significantly. Test the significance using the “Statistical Sensory Test Method” (Nobu Sato, Nikka Giren Publishing Co., Ltd.) using the “Table for 2-point identification and 1: 2 test”. As a result, it became clear that it was in the high significance level (level value 0.05).
[Table 2]
Discrimination between sample B and sample C (1: 2-point discrimination method)
Figure 0004435450
[0046]
(2) Judgment of flavor change and taste improvement by addition of tofu-yozuke soup to moromi liquid by 2-point preference method
As is clear from Table 3, in panel number 56, E was weaker in acidity than D, but E was milder than 41D, but E was preferable to 40D, but a significant determination result of 38 was obtained. . As a result of testing the significance using the “table for testing of the two-point preference method” published in the previous book, each result should be at a high significance level (level values 0.001, 0.01, 0.05) There was found.
[Table 3]
Discrimination between sample D and sample E (two-point preference method)
Figure 0004435450
[0048]
As described above, the present invention is characterized in that it is blended in the form of the tofu soaked juice produced as described above, rather than simply adding the red yeast rice itself into the mash liquid.
[0049]
As described above, since the red potato moromi vinegar drink produced by the method of the present invention has many effects, it can further enhance the added value by improving the quality of the moromi liquid, and the market expansion of moromi vinegar. The purpose of the period can be achieved.
【The invention's effect】
As described above, the red potato moromi vinegar beverage according to the present invention is blended with the mash liquid obtained from the distilled mash remaining after the production of awamori and the tofu marinade soup. In addition to containing an antioxidant extracted from, it has a unique fragrance composition derived from sockeye salmon and awamori.
[0050]
When the tofu pickled soup having such characteristics is added to the moromi liquid, the hydroxy radical of the moromi liquid, that is, the antioxidant power, is enhanced and the flavor is also improved.
[0051]
Further, by enhancing the antioxidant power and taking it as a beverage, free radicals generated in the living body are captured and eliminated, and a preventive effect against lifestyle-related diseases such as hypertension, arteriosclerosis and heart disease can be expected. Furthermore, in addition to the hydroxy radical scavenging by the deoxyribose oxidation method, there is a possibility that actions such as linoleic acid autooxidation inhibition, β-carotene fading inhibition, and rabbit blood cell membrane oxidation inhibition may be enhanced.
[0052]
In addition, it is the same as in the present invention even when adding red bean paste itself, or a dried product, a pulverized product, an extract, a red koji fungus body, an extract from koji koji fungus, or a processed product thereof instead of the tofu pickles. However, it will not be as remarkable as the present invention.
[Brief description of the drawings]
BRIEF DESCRIPTION OF DRAWINGS FIG. 1 is a flowchart showing a method for producing a red potato moromi vinegar beverage according to the present invention in order of steps.
FIG. 2 is a graph of the results in Table 1.
FIG. 3 is an aroma component chromatogram of tofu yo pickles.
FIG. 4 is an aroma component chromatogram of moromi liquid.

Claims (3)

蒸留によって泡盛を製造した後に残った蒸留粕からもろみ液を製造すると共に、While producing the mash from the still remaining after producing awamori by distillation,
一方、少なくとも紅麹と味噌麹と泡盛を混合し粉砕してペースト状にし、これに乾燥させた豆腐を漬け込んで数ヶ月間熟成させた後、豆腐よう製品を除去して、豆腐よう漬け汁を製造し、On the other hand, at least red bean paste, miso and awamori are mixed and crushed into a paste, and then dried tofu is soaked for several months. Manufacture and
少なくとも前記のもろみ液と前記の豆腐よう漬け汁とを配合することを特徴とするもろみ酢飲料の風味改善方法。A method for improving the flavor of a moromi vinegar beverage, comprising blending at least the moromi mash and the tofu yo pickles.
前記のもろみ液と前記の豆腐よう漬け汁との比率を、もろみ液71〜85%、豆腐よう漬け汁8〜14%とし、さらに黒糖成分7〜15%を配合することを特徴とする請求項1に記載のもろみ酢飲料の風味改善方法。 The ratio of the moromi liquid to the tofu pickled soup is 71-85% moromi liquid, 8-14% tofu pickled soup, and further contains 7-15% brown sugar component. The method for improving the flavor of a moromi vinegar beverage according to 1 . 前記のもろみ液と前記の豆腐よう漬け汁とを、もろみ液70〜99.5%、豆腐よう漬け汁を30 〜0.5%の比率で配合することを特徴とする請求項1に記載のもろみ酢飲料の風味改善方法。The moromi vinegar drink according to claim 1, wherein the moromi liquid and the tofu pickled juice are blended in a ratio of 70 to 99.5% moromi liquid and 30 to 0.5% tofu pickled soup. Flavor improvement method.
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