JP4432446B2 - Disc brake - Google Patents
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Description
本発明は、ディスクブレーキに関する。とりわけ、パッドのディスク周方向の端縁にガイド部を有し、そのガイド部がマウントに形成された支持部によって、ディスク軸方向に移動可能に支持され、かつディスク径方向に抜けることが防止されるディスクブレーキに関する。 The present invention relates to a disc brake. In particular, the pad has a guide portion at the edge in the circumferential direction of the disk, and the guide portion is supported by the support portion formed on the mount so as to be movable in the disk axial direction and is prevented from coming off in the disk radial direction. Disc brakes
ディスクブレーキは、従来、様々な構成を有するものが知られている。例えば、特許文献1に係るディスクブレーキは、パッドのディスク回転方向の両端縁に凸状のガイド部を有している。そしてガイド部が、マウントに形成された凹状の支持部によってディスク軸方向に移動可能に支持されている。またパッドとマウントの両部材の間には、両部材が直接当たることを防止することで、両部材が削れることを防止するサポート部材が設けられている。
そしてサポート部材は、パッドの上端面(ディスク径方向の外側面)に当接する上側支持片と、パッドの下端面(ディスク径方向の中心側面)に当接する下側支持片とを有していた。そして上側支持片と下側支持片は、パッドの上端面と下端面のそれぞれをディスクから離間する方向に付勢する構成であった。
したがってパッドは、上側支持片と下側支持片によってディスクから安定良く離間されていた。そのためひきずり現象(非制動時においてパッドがディスクに摺接してしまう現象)が有効に防止されていた。
The support member has an upper support piece that comes into contact with the upper end surface (the outer surface in the disk radial direction) of the pad and a lower support piece that comes into contact with the lower end surface of the pad (the central side surface in the disk radial direction). . The upper support piece and the lower support piece are configured to urge each of the upper end surface and the lower end surface of the pad in a direction away from the disk.
Therefore, the pad was stably separated from the disk by the upper support piece and the lower support piece. Therefore, a drag phenomenon (a phenomenon in which the pad slides on the disk during non-braking) is effectively prevented.
しかし特許文献1に係るパッドは、上側面と下側面がそれぞれサポート部材の上側支持片と下側支持片とによって支持されているものの、ディスクに押圧された際には、ディスクとの間に生じた摩擦力によって傾いてしまう場合がある。そして傾いた際には、パッドのガイド部がマウントの支持部に対してこじれてしまう場合があった。すなわちガイド部と支持部がサポート部材を介して二点以上において接触し、これら接触点によってパッドの姿勢が決定される場合があった。そしてガイド部と支持部のこじれによってブレーキ鳴き等が発生する場合があった。
そこで本発明は、パッドのガイド部とマウントの支持部とのこじれを有効に防止し得るディスクブレーキを提供することを課題とする。
However, the pad according to
Accordingly, an object of the present invention is to provide a disc brake that can effectively prevent the pad guide portion and the mount support portion from being twisted.
前記課題を解決するために本発明は、各請求項に記載の通りの構成を備えるディスクブレーキであることを特徴とする。
請求項1に記載の発明によると、ガイド部と支持部の間には、複数の弾性体が設けられている。そして一の弾性体が、ガイド部をディスク中心側に付勢し、他の弾性体がガイド部をディスク外周側に付勢する構成になっている。
すなわちガイド部は、少なくとも二つの弾性体によってディスク径方向の両側に付勢されている。そしてこれら弾性体は、ガイド部と支持部との間に設けられている。
したがってパッドが制動時にディスクから摩擦力を受けて、ガイド部が支持部に対して傾く方向に力を受けた場合は、二つの弾性体の協働によってガイド部が元の姿勢位置へ戻される。さらに弾性体は、ガイド部と支持部との間に設けられている。そのためガイド部は、弾性体によって確実かつ強力に支持部に対して離間される。かくしてガイド部と支持部とのこじれは、弾性体によって確実かつ強力に防止され得る。
In order to solve the above-mentioned problems, the present invention is a disc brake having a configuration as described in each claim.
According to the first aspect of the present invention, the plurality of elastic bodies are provided between the guide portion and the support portion. One elastic body biases the guide portion toward the disk center side, and the other elastic body biases the guide portion toward the disk outer peripheral side.
That is, the guide part is urged to both sides in the disk radial direction by at least two elastic bodies. And these elastic bodies are provided between the guide part and the support part.
Therefore, when the pad receives a frictional force from the disk during braking and receives a force in a direction in which the guide portion tilts with respect to the support portion, the guide portion is returned to the original posture position by the cooperation of the two elastic bodies. Further, the elastic body is provided between the guide portion and the support portion. Therefore, the guide part is reliably and strongly separated from the support part by the elastic body. Thus, twisting of the guide portion and the support portion can be reliably and strongly prevented by the elastic body.
さらに請求項1に記載の発明によると、支持部のディスク外周側の外周側面とガイド部のガイド外面の間に外側弾性体が弾性変形された状態で設置され、支持部のディスク内周側の内周側面とガイド部のガイド内面の間に内側弾性体が弾性変形された状態で設置される。
さらに請求項1に記載の発明によると、外側弾性体と内側弾性体は、ガイド部をディスク径方向とディスク離間方向との成分を有する斜め方向に付勢することで、ガイド部をディスク径方向と同時にディスク離間方向に付勢する。
したがってガイド部が弾性体によって付勢されることで、パッドがディスクから離間する方向に付勢される。これによりパッドは、非制動時においてディスクから離間される。
According to the first aspect of the present invention, the outer elastic body is installed in an elastically deformed state between the outer peripheral side surface of the support portion on the outer peripheral side of the disk and the guide outer surface of the guide portion. The inner elastic body is installed in an elastically deformed state between the inner peripheral side surface and the guide inner surface of the guide portion.
Further in accordance to the invention described in
Therefore, when the guide portion is biased by the elastic body, the pad is biased in a direction away from the disk. As a result, the pad is separated from the disk during non-braking.
請求項2に記載の発明によると、外側弾性体の付勢方向が前記内側弾性体の付勢方向よりもディスク離間方向に傾いている。請求項3に記載の発明によると、外側弾性体の弾性係数が内側弾性体の弾性係数よりも大きい。
したがってパッドは、ディスク外周側がディスク中心側よりも多くディスクから離間する。
ところで「ひきずり現象」は、図7に示すようにディスクが車両に対して斜めに取付けられた場合などに生じ得る。そしてこの場合は、ディスクがパッドのディスク外周側に対して摺接しやすい。
これに対して本発明に係るパッドは、ディスク外周側がディスク中心側よりも多くディスクから離間する。したがってパッドは、ディスクに対して好適に離間し、ひきずり現象を好適に防止し得る。
According to the second aspect of the present invention, the urging direction of the outer elastic body is inclined in the disc separating direction from the urging direction of the inner elastic body. According to the invention described in
Therefore, the pad is more spaced from the disk on the outer periphery side of the disk than on the center side of the disk.
By the way, the “scratch phenomenon” can occur when the disc is attached obliquely to the vehicle as shown in FIG. In this case, the disk is likely to be in sliding contact with the outer peripheral side of the pad.
On the other hand, in the pad according to the present invention, the outer peripheral side of the disk is more separated from the disk than the center side of the disk. Therefore, the pad can be suitably separated from the disk, and the drag phenomenon can be suitably prevented.
請求項4に記載の発明によると、外側弾性体と内側弾性体に付勢されるガイド部の一部に傾斜面が設けられている。 According to the fourth aspect of the present invention , the inclined surface is provided on a part of the guide portion biased by the outer elastic body and the inner elastic body.
本発明によると、パッドのガイド部とマウントの支持部とのこじれを有効に防止することができる。 According to the present invention, it is possible to effectively prevent the pad guide portion and the mount support portion from being twisted.
(実施の形態1)
本発明の実施の形態1を図1〜7にしたがって説明する。
ディスクブレーキ1は、図1に示すように浮動型ディスクブレーキであって、一対のパッド4とマウント2とキャリパ3を有している。そしてパッド4とマウント2の間には、図2に示すようにサポート部材5が設けられている。
マウント2は、図1に示すように車両に取付けられ、ディスクDの車両インナ側と、車両アウタ側のそれぞれにおいてパッド4を一つずつ支持する。
(Embodiment 1)
A first embodiment of the present invention will be described with reference to FIGS.
As shown in FIG. 1, the
As shown in FIG. 1, the
キャリパ3は、スライドピン10を介してマウント2に取付けられている。そしてスライドピン10は、マウント2に対してスライド可能に取付けられている。したがってキャリパ3は、スライドピン10によってマウント2に対してディスク軸方向に移動可能に支持されている。
またキャリパ3は、図3に示すようにインナ側にピストン30を有し、アウタ側に爪31を有している。そしてピストン30がインナ側のパッド4をディスクDに押圧する。そしてキャリパ本体がその反力によって車両内側に移動し、キャリパ本体とともに爪31が移動する。これにより爪31がアウタ側のパッド4をディスクDに押圧する。
The
As shown in FIG. 3, the
パッド4は、図3に示すように摩擦材40と裏板41を有している。
摩擦材40は、ディスクDに押圧されて、ディスクDに対して摺接することで、ディスクDに摩擦力を付与する。
裏板41は、金属製または樹脂製であって、摩擦材40の裏面に取付けられている。裏板41は、ディスク回転方向の両端縁、すなわちディスク回出側(図2左側)とディスク回入側(図2右側)の端縁のそれぞれに、ガイド部42と押圧受部43,44とを有している。
The
The
The
ガイド部42は、図2に示すように裏板41の一端縁からディスク回転方向Rに突出している。すなわち凸状に形成されている。そしてガイド部42は、マウント2に形成された凹状の支持部20に差し込まれている。したがってガイド部42は、支持部20によってディスク径方向Nに抜けることが防止されている。
また支持部20は、ディスク軸方向(パッド4の厚み方向)に対して延出している。したがってガイド部42は、支持部20によってディスク軸方向に移動可能に支持されている。
またガイド部42は、図2に示すようにパッド4の図心45に対応した位置に設けられている。すなわちパッド4の図心45とディスクDの軸中心とを結んだ線に対して直交する直交線上、換言するとパッド4の図心におけるディスク回転接線46上に設けられている。
As shown in FIG. 2, the
The
Moreover, the
外側の押圧受部43は、図2に示すようにガイド部42よりもディスク外周側に設けられている。一方、内側の押圧受部44は、ガイド部42よりもディスク中心側に設けられている。そして押圧受部43,44は、ガイド部42を挟んだ位置に設けられており、それぞれがガイド部42に隣接した位置に設けられている。
また外側の押圧受部43と内側の押圧受部44は、同一平面上(同一直線上)に形成されている。そしてその平面は、図心45とディスク中心と結んだ線47と平行で、かつパッド4の厚み方向に対して垂直な面であることが好ましい。
As shown in FIG. 2, the outer
The outer
マウント2は、図2に示すようにディスク回転方向Rの両側に支持部20を有している。そして支持部20よりもディスク外周側に外側の支持受面21を有し、支持部20よりもディスク中心側に内側の支持受面22を有している。
支持受面21,22は、パッド4がディスク回転方向Rに移動した際に、サポート部材5を介してパッド4の押圧受部43,44から面圧(押圧)を受ける。
また外側の支持受面21と内側の支持受面22は、同一平面上に形成されている。一方、前記したようにパッド4側の押圧受部43,44も一平面上に形成されている。したがってパッド4がマウント2に対してディスク径方向Nにずれた際にも押圧受部43,44は、支持受面21,22に対して確実に押圧を受け得る。
The
The
The outer
また支持受面21,22を有する平面は、図心45とディスク中心とを結んだ線47に対して平行で、かつパッド4の厚み方向に対して垂直な面であることが好ましい。
これにより支持受面21,22は、パッド4のディスク回転方向Rの移動を安定よく規制し得る。すなわちパッド4がディスクDに摺接した場合、パッド4は、図心45におけるディスク回転接線46方向に移動する。そして支持受面21,22は、その移動方向に対して直交している。かくしてパッド4のディスク回転方向Rの移動は、移動方向に対して真正面から規制され得る。そのためパッド4の移動が規制された際にパッド4に回転力(トルク)が生じることが防止される。
The plane having the
Thereby, the
またガイド部42と支持部20(パッド4とマウント2)の両部材の間には、図2に示すようにクリアランスCが形成されている。そしてクリアランスCには、両部材が直接当たることを防止することで、両部材が削れることを防止するサポート部材5が設けられている。
サポート部材5は、図4に示すように板バネから形成されており、押圧受面50,54、差込面51,53、連結面52及び弾性体60,61とを一体に有している。
Further, a clearance C is formed between the
As shown in FIG. 4, the
一の押圧受面50は、図2に示すように押圧受部43と支持受面21との間に配設されている。他の押圧受面54は、押圧受部44と支持受面22との間に設置されている。そして各押圧受面50,54は、パッド4がディスク回転方向Rに移動した際に、押圧受部43,44と支持受面21,22とに挟まれ、押圧受部43,44と支持受面21,22に対して面接する。
差込面51,53は、図4に示すように押圧受面50,54の一端縁に立設されている。そして差込面51,53は、図2に示すように押圧受面50,54から支持部20の底面20bに向けて延出している。
One pressing receiving
The insertion surfaces 51 and 53 are erected on one end edge of the
一の差込面51は、支持部20のディスク外周側の面を構成する外周側面20aに対して並設されている。そして差込面51とガイド部42のディスク外周側のガイド外面42aとの間には、弾性体60が弾性変形された状態で設置されている。したがってガイド外面42aは、弾性体60(内側付勢の弾性体)によってディスク中心側に付勢されている。
他の差込面53は、支持部20のディスク中心側の面を構成する内周側面20cに対して並設されている。そして差込面51とガイド部42のディスク中心側のガイド内面42bとの間には、弾性体61が弾性変形された状態で設置されている。したがってガイド内面42bは、弾性体61(外側付勢の弾性体)によってディスク外周側へ付勢されている。
The one
The
弾性体60,61は、図4に示すように湾曲部60a,61aと弾性片60b,61bを一体に有している。
湾曲部60a,61aは、差込面51,53の一端側から湾曲状に延出し、差込面51,53側へ折返すように延出している。弾性片60b,61bは、湾曲部60a,61aの先端から差込面51,53(ディスクD)に向けて延出している。そして弾性片60b,61bは、図6に示すように差込面51,53に対して斜めに延出し、差込面51,53に対して傾斜角60c,61cを有している。
As shown in FIG. 4, the
The
弾性体60,61は、図5,6に示すように弾性体60,61間にガイド部42が差込まれることで弾性変形する。そして湾曲部60a,61aは、ガイド部42がディスクDに向けて差込まれる量が多い程、曲率が小さくなる方向に弾性変形する。そして弾性片60b,61bは、徐々に相互の間隔が拡開する方向に弾性変形する。
したがって弾性体60,61は、ガイド部42をディスクDに向けて差込む量が多い程、弾性変形量が多くなる。そのため弾性体60,61は、ガイド部42をディスクDから離間する方向に付勢する。
換言すると、弾性体60,61とガイド部42の間には、弾性体60,61の弾性力によってガイド部42をディスクDから離間させる方向に付勢する付勢構造が設けられている。
As shown in FIGS. 5 and 6, the
Therefore, the amount of elastic deformation of the
In other words, an urging structure is provided between the
また弾性片60bの傾斜角60cは、図6に示すように弾性片61bの傾斜角61cよりも大きい。そのため弾性片60bは、弾性片61bよりも強くガイド部42をディスクDから離間させる方向に付勢する。これによりガイド外面42a側がガイド内面42b側よりも多くディスクDから離間する。そしてパッド4は、図7に示すようにディスク離間方向(パッド4厚み方向)に傾倒した状態でディスクDから離間し、ディスク外周側がディスク中心側よりも多く離間する。
Further, the
連結面52は、図2に示すように差込面51,53の奥側先端同士を連結している。そして連結面52は、サポート部材5が支持部20内に設置されることで、支持部20の底面20bに対して並設される。
また連結面52には、図4に示すように支持部20側へ延出する二つの取付部55,56が設けられている。そして取付部55,56がマウント2に取付られることで(図2参照)、サポート部材5がマウント2に取付けられている。
As shown in FIG. 2, the
Further, as shown in FIG. 4, two
以上のようにしてディスクブレーキ1が構成されている。
すなわちガイド部42は、図2に示すように二つの弾性体60,61によってディスク径方向の両側に付勢されている。そしてこれら弾性体60,61は、ガイド部42と支持部20との間に設けられている。
したがってパッド4が制動時にディスクDから摩擦力を受けて、ガイド部42が支持部20に対して傾く方向に力を受けた場合は、二つの弾性体60,61の協働によってガイド部42が元の姿勢位置へ戻される。さらに弾性体60,61は、ガイド部42と支持部20との間に設けられている。そのためガイド部42は、弾性体60,61によって確実かつ強力に支持部20に対して離間される。かくしてガイド部42と支持部20とのこじれは、弾性体60,61によって確実かつ強力に防止され得る。
The
That is, the
Therefore, when the
またガイド部42は、図5に示すように弾性体60,61によってディスクDから離間する方向にも付勢されている。
したがってガイド部42が弾性体60,61によって付勢されることで、パッド4がディスクDから離間する方向に付勢される。これによりパッド7は、非制動時においてディスクDから離間される。
Further, the
Therefore, the
また付勢構造は、図5,6に示すようにパッド4をディスクDから離間させる際に、パッド4のディスク外周側をディスク中心側よりも多く離間させるように、ガイド部42を弾性体によって付勢する構成になっている。
したがってパッド4は、図7に示すようにディスク外周側がディスク中心側よりも多くディスクから離間する。
ところで「ひきずり現象」は、ディスクDが車両に対して斜めに取付けられた場合などに生じ得る。そしてこの場合は、ディスクDがパッド4のディスク外周側に対して摺接しやすい。
これに対して本形態に係るパッド4は、ディスク外周側がディスク中心側よりも多くディスクから離間する。したがってパッド4は、ディスクDに対して好適に離間し、ひきずり現象を好適に防止し得る。
5 and 6, when the
Therefore, as shown in FIG. 7, the
By the way, the “scratch phenomenon” may occur when the disk D is attached obliquely to the vehicle. In this case, the disk D is likely to be in sliding contact with the outer peripheral side of the
On the other hand, the
またガイド部42と支持部20の両部材の間には、図2に示すように両部材が直接当たることを防止することで、両部材が削れることを防止するサポート部材5が設けられている。そしてそのサポート部材5に、弾性体60,61が一体状に設けられている(図4参照)。
したがって弾性体60,61による部品点数の増加を防止できる。また弾性体60,61をサポート部材5とともにマウント2側に組付けることもできる。
Further, a
Therefore, an increase in the number of parts due to the
またパッド4のディスク回出側の一端縁には、図2に示すように二つの押圧受部43,44が形成されている。そしてパッド4がディスク回転方向Rに移動した際には、二つの押圧受部43,44がマウント2側から押圧を受ける。
したがってパッド4は、同一端縁側から二つの押圧を受け得る。そしてこれら押圧は、同一端縁側に生じるため、偶力をほとんど生じさせない。そのためパッド4にトルクが生ずることが抑えられる。そのためパッド4がマウント2に押し当てられる力は、トルクを積極的に発生させていた従来の構造よりも小さくなっている。
かくしてパッド4がディスク軸方向に移動する場合の動摩擦力は、従来の構造よりも小さくなる。そのためパッド4がマウント2に対してディスク軸方向に移動しやすくなっている。またパッド4は、二つの押圧受部43,44によってディスク回転方向Rへの移動が規制されているため、安定良くディスク回転方向Rへの移動が規制され得る。
Further, as shown in FIG. 2, two
Therefore, the
Thus, the dynamic friction force when the
さらに本形態は、ガイド部42と支持部20の間に、ガイド部42を付勢する複数の弾性体60,61を有している。
したがってガイド部42が支持部20に対して傾く方向への力を受けた場合は、二つの弾性体60,61の協働によってガイド部42が元の姿勢位置へ戻される方向に付勢される。そのためパッド4は、弾性体60,61によって傾くことが防止される。これによりパッド4は、同一端縁に形成された二つの押圧受部43,44によって確実にマウント2側から押圧を受け得る。
Furthermore, this form has the some
Therefore, when the
(実施の形態2)
実施の形態2を図8にしたがって説明する。
実施の形態2は、実施の形態1とほぼ同様に形成されている。しかし実施の形態2は、サポート部材5(図2参照)に代えて図8に示す弾性体70,71を有している点が実施の形態1と異なっている。以下、実施の形態1と相違する点を中心に実施の形態2について説明する。
(Embodiment 2)
The second embodiment will be described with reference to FIG.
The second embodiment is formed in substantially the same manner as the first embodiment. However, the second embodiment is different from the first embodiment in that it has
ガイド部42と支持部20の間には、クリアランスCが形成されている。そしてクリアランスCには、弾性体70,71が設置されている。
弾性体70は、支持部20の外周側面20aと、ガイド部42のガイド外面42aとの間に弾性変形された状態で設置されている。したがって弾性体70は、弾性力によってガイド外面42aをディスク中心側に付勢している(内側付勢の弾性体)。
一方、弾性体71は、支持部20の内周側面20cと、ガイド部42のガイド内面42bとの間に弾性変形された状態で設置されている。したがって弾性体71は、弾性力によってガイド内面42bをディスク外周側に付勢している(外側付勢の弾性体)。
A clearance C is formed between the
The elastic body 70 is installed in an elastically deformed state between the outer peripheral side surface 20 a of the
On the other hand, the
なお弾性体70,71は、パッド4またはマウント2に対して別体に形成される形態でもよいが、パッド4またはマウント2に対して一体に設けられる形態でもよい。
また弾性体70、71は、線バネによって形成される形態でもよいが、板バネ、ゴム、あるいは弾性に富む樹脂材などから形成される形態であってもよい。
また弾性体70,71は、ガイド部42をディスクDから離間する方向にも付勢している。例えば、弾性体70,71が、ガイド部42を斜めに付勢することで、ガイド部42をディスク径方向とディスク離間方向とに同時に付勢する構成になっている。
The
The
The
また弾性体70,71は、パッド4をディスクDから離間させる際に、パッドのディスク外周側をディスク中心側よりも多く離間させる構成にもなっている(図7参照)。例えば、弾性体70の弾性係数が弾性体71の弾性係数よりも大きい構成である。あるいは弾性体70の付勢方向が、弾性体71の付勢方向よりもディスク離間方向に傾いている構成である。
Further, the
(他の実施の形態)
本発明は、実施の形態1,2に限定されず、以下の形態であってもよい。
(1)すなわち実施の形態1に係る弾性体は、板バネから形成されていた。しかし弾性体が、線バネやゴム、あるいは弾性に富む樹脂材などから形成される形態であってもよい。
(2)また実施の形態1,2に係るガイド部と支持部は、ガイド部が凸状に形成され、支持部が凹状に形成される構成であった。しかしガイド部が凹状に形成され、支持部が凸状に形成され、これらの間に弾性体が設けられる形態であってもよい。
(3)また実施の形態1,2に係るブレーキは、弾性体がガイド部を斜め(ディスク径方向とディスク離間方向との成分を有する斜め方向)に付勢することで、パッドをディスクから離間させる構成であった。しかしパッドが弾性体によってディスクから離間される構成であればどんな形態であってもよい。例えば、弾性体に付勢されるガイド部の一部に傾斜面を設けることで、ガイド部が弾性体によって斜めに付勢される形態であってもよい。例えば、ガイド部のガイド外面(42a)とガイド内面(42b)のそれぞれに傾斜面を設ける形態であってもよい。そしてこれら傾斜面の角度を調整することで、パッドがディスクから離間する際において、パッドのディスク外周側がパッドのディスク中心側よりも前記ディスクから多く離間する構成になっていることがより好ましい形態である。
(4)また実施の形態1,2に係るブレーキは、浮動型であった。しかし対向型のブレーキに実施の形態1,2に係る弾性体またはサポート部材を設ける形態であってもよい。
(Other embodiments)
The present invention is not limited to the first and second embodiments, and may be the following modes.
(1) That is, the elastic body according to
(2) Moreover, the guide part and support part which concern on
(3) In the brakes according to the first and second embodiments, the elastic body biases the guide portion obliquely (an oblique direction having a component of the disk radial direction and the disk separation direction), thereby separating the pad from the disk. It was a configuration to let you. However, any configuration may be used as long as the pad is separated from the disk by an elastic body. For example, the guide portion may be biased obliquely by the elastic body by providing an inclined surface on a part of the guide portion biased by the elastic body. For example, an inclined surface may be provided on each of the guide outer surface (42a) and the guide inner surface (42b) of the guide portion. By adjusting the angles of these inclined surfaces, when the pad is separated from the disk, it is more preferable that the disk outer peripheral side of the pad is separated from the disk more than the disk center side of the pad. is there.
(4) The brakes according to the first and second embodiments are floating. However, the opposing brake may be provided with the elastic body or the support member according to the first and second embodiments.
1…ディスクブレーキ
2…マウント
3…キャリパ
4…パッド
5…サポート部材
20…支持部
21,22…支持受面
42…ガイド部
43,44…押圧受部
60,61,70,71…弾性体
60a,61a…湾曲部
60b,61b…弾性片
60c,61c…傾斜角
D…ディスク
DESCRIPTION OF
Claims (4)
突出した前記ガイド部と前記支持部の間には、複数の弾性体が設けられており、
前記支持部のディスク外周側の外周側面と前記ガイド部のガイド外面の間に外側弾性体が弾性変形された状態で設置され、前記支持部のディスク内周側の内周側面と前記ガイド部のガイド内面の間に内側弾性体が弾性変形された状態で設置され、前記外側弾性体が、前記ガイド部をディスク中心側に付勢し、前記内側弾性体が前記ガイド部をディスク外周側に付勢し、
前記外側弾性体と前記内側弾性体は、前記ガイド部をディスク径方向とディスク離間方向との成分を有する斜め方向に付勢することで、前記ガイド部をディスク径方向と同時にディスク離間方向に付勢することを特徴とするディスクブレーキ。 Has a convex guide portion protruding circumferentially disk circumferential direction of the edge of the pad, the guide portion by the support portion formed in a concave shape on the mount, is supported movably in the disk axial direction and projecting A disc brake that prevents the guide portion from being pulled out in the disc radial direction by being inserted into the support portion ,
A plurality of elastic bodies are provided between the protruding guide part and the support part,
An outer elastic body is installed in an elastically deformed state between an outer peripheral side surface of the support portion on the outer peripheral side of the disk and a guide outer surface of the guide portion, and an inner peripheral side surface of the support portion on the inner peripheral side of the disc and the guide portion The inner elastic body is installed in an elastically deformed state between the inner surfaces of the guide, the outer elastic body urges the guide portion toward the center of the disc, and the inner elastic body applies the guide portion to the outer periphery of the disc. Vigorously ,
The outer elastic body and the inner elastic body bias the guide portion in an oblique direction having components of a disk radial direction and a disk separation direction, thereby attaching the guide portion in the disk separation direction simultaneously with the disk radial direction. disc brake, characterized in that the energizing.
前記外側弾性体の付勢方向が前記内側弾性体の付勢方向よりもディスク離間方向に傾いていることを特徴とするディスクブレーキ。 The disc brake according to claim 1,
The disc brake according to claim 1, wherein a biasing direction of the outer elastic body is inclined in a disc separating direction from a biasing direction of the inner elastic body .
前記外側弾性体の弾性係数が前記内側弾性体の弾性係数よりも大きいことを特徴とするディスクブレーキ。 The disc brake according to claim 1 or 2,
The disc brake characterized in that an elastic coefficient of the outer elastic body is larger than an elastic coefficient of the inner elastic body .
前記外側弾性体と前記内側弾性体に付勢されるガイド部の一部に傾斜面が設けられていることを特徴とするディスクブレーキ。 The disc brake according to any one of claims 1 to 3,
A disc brake characterized in that an inclined surface is provided on a part of a guide portion biased by the outer elastic body and the inner elastic body .
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