JP4431695B2 - プリンタ接続装置およびネットワーク印刷システム - Google Patents

プリンタ接続装置およびネットワーク印刷システム Download PDF

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Description

本発明は、ホテルでの滞在やインターネットカフェや、駅の待合室などの公衆のスペースの場において、モバイルコンピュータから共用プリンタに印刷出力するための装置およびシステムに関する技術である。
昨今、ビジネスホテル等の宿泊施設にインターネット環境が整備されてきている。宿泊客の中でも、特にビジネスマンは、出張時にノートPCなどのモバイルコンピュータを携帯し、宿泊先のホテルで、メール内容をチェックしたり、打合せなどに使用する文書を作成したり、若しくは予め作成した文書を修正したりすることが多くなってきている。
また、ビジネスマン等は、ホテルに限らず、インターネットカフェなどの喫茶店や駅の待合室などでも、移動の合い間の時間を利用して、モバイルコンピュータを用いて、メール内容をチェックしたり、打合せなどに使用する文書を作成する。
ビジネスマン等は、作成した文書や修正した文書を打合せのために、会社以外の場所で印刷を行う必要性に迫られる場合がある。例えば、出張中や出先で会社に戻る時間がない場合などである。かかる場合に、携帯しているモバイルコンピュータの中から印刷したい文書ファイルをUSBメモリなどの記録媒体に取り出し、ホテルのビジネスセンターやインターネットカフェなどにある、プリンタ装置が直接もしくはネットワークを介して接続されたコンピュータに、文書ファイルをUSBメモリなどの記録媒体から移して、印刷を行うことをしている。
通常、ホテルのビジネスセンターやインターネットカフェでは、受付の所で共用プリンタを設置している。ビジネスセンターやインターネットカフェ内に設置されているコンピュータから印刷されてくる文書を、印刷文書のヘッダ部分に番号を付記させるか、若しくは、印刷を指示したユーザからの申し出により、共用プリンタから印刷出力されてくる文書がどのユーザのものかを特定して、文書の引渡しやプリンタ出力の課金を行っている。
しかし、携帯しているモバイルコンピュータの中から印刷したい文書ファイルをUSBメモリなどの記録媒体に取り出し、ビジネスセンターやインターネットカフェ内に設置されているコンピュータにインストールする作業が煩雑で手間であるといった問題がある。さらにこの場合、印刷したい文書ファイル形式をサポートするアプリケーションが、設置されているコンピュータにインストールされている必要がある。一般に、外出先のコンピュータにインストールされているアプリケーションを事前に把握するのは極めて困難である。特に、不特定の場所へ外出する機会の多いビジネスマンにとっては、事実上不可能である。また、インターネットカフェ等の公共スペースに設置されたコンピュータは、ユーザが使用したファイル名やバックアップファイル等の履歴が残る場合があり、これらが不特定多数のユーザの目に触れる危険性があることから、セキュリティの面においてもビジネスマンが積極的に利用できるものではない。
また、受付などにある共用プリンタは、一般にネットワークプリンタが多く、複数のコンピュータで1台のプリンタを共有して使用することから、共用プリンタから印刷出力された文書が、誤って他人に手渡り、閲覧されたり、紛失したりする恐れがある。また、プリンタ出力の課金に手間がかかってしまうといった問題もある。
また、ホテルやインターネットカフェなどでは、モバイルプリンタを貸し出してもらうことができる場合がある。かかる場合は、携帯しているモバイルコンピュータに貸し出されたモバイルプリンタを接続して印刷を行うことになる。
しかし、ユーザの携帯しているモバイルコンピュータに、貸し出されたモバイルプリンタのプリンタドライバが無い場合、ユーザがプリンタドライバをモバイルコンピュータにインストールすることが必要となる。一般に、プリンタドライバのインストールは、インストール用のCD−ROM等からインストールするか、ネットワークに接続してインストール用のサイトからダウンロードしてインストールを行う。ただ、モバイルコンピュータには、CD−ROM等のドライブやネットワーク通信手段を備えていないものも多く、その場で簡単にインストールできない場合が多い。当然のことであるが、モバイルコンピュータに無線装置などのネットワーク通信手段が備わっている場合であっても、電波等の周辺ネットワーク環境が整備されていなければ、目的のプリンタドライバをダウンロードすることができない。さらに、モバイルプリンタのセットアップ(用紙のセッティング、プリンタ本体の設置など)もユーザにとって面倒な作業である。
また、ホテル又は短期型オフィス環境下で、ローカルエリアネットワーク(LAN)に接続されたモバイルプリンタと、ユーザを認証する機能を有するプリントサーバがあり、ユーザのモバイルコンピュータを接続して、プリンタドライバ等をウェブサイトからダウンロードする技術が知られている(特許文献1参照)。これは、ホテルなどの環境にLAN接続されたユーザのモバイルコンピュータに対し、ウェブサイトから認証コードとプリンタドライバとポートモニタをダウンロードさせ、モバイルプリンタへの印刷時はプリントサーバが認証コードを用いて、モバイルプリンタのユーザを認証し、プリンタの使用に関する課金を行うものである。
しかし、ネットワーク上の共用プリンタの設定は、パソコン初心者やネットワーク設定に不慣れなユーザにとっては、非常に難しいものである。またこの場合も、上述のUSBメモリ等を利用した場合と同様に、ユーザのモバイルコンピュータにネットワーク通信手段が搭載され、周辺ネットワーク環境が整備されていることが必須の条件となる。
また一方、印刷指示する文書がカラー印刷するものであったり、大量の文書を印刷するものであったり、A3サイズ・B4サイズ等の用紙に印刷するものである場合に、モバイルプリンタでは対応できないといった問題がある。この場合、カラープリンタや高速プリンタなど、通常は受付カウンターやビジネスセンターなどに設置されるネットワーク共用プリンタが必要となる。この場合もモバイルコンピュータにネットワーク設定が必要になるなど、上述の同様の課題がある。
特開2003−186661号公報
上述の問題点やビジネスマン等のニーズに対応すべく、本発明は、ネットワーク設定などの高度な知識や、ネットワークに接続する装置および機能をユーザが必要せず、ネットワーク共用プリンタへの印刷が容易に行えるプリンタ接続装置およびネットワーク印刷システムを提供することを目的とする。
1)本発明にかかるプリンタ接続装置は、情報処理装置と接続され、通信ネットワークを経由して1または複数のプリンタとデータ通信を可能とするプリンタ接続装置であって、情報処理装置と接続するデータ接続手段と、通信ネットワークに接続するネットワーク手段と、前記情報処理装置との間で送受信するデータとネットワークパケットとを相互に変換するプロトコル変換手段と、前記1または複数のプリンタのドライバのうち少なくとも1つが記憶されているストレージのドライバのインストールに必要な情報であって、当該ストレージのドライバを前記情報処理装置にインストールさせることのできる情報を送信する仮想ストレージ部と、前記1または複数のプリンタのドライバのうち少なくとも1つであり、当該プリンタのドライバのインストールに必要な情報であって、当該プリンタのドライバを前記情報処理装置にインストールさせることのできる情報を送信する仮想プリンタ部と、を備え、プリンタ接続装置は、前記仮想ストレージ部を用いて、ストレージのドライバを前記情報処理装置にプラグアンドプレイ処理によりインストールさせ、当該ストレージを利用可能とし、前記仮想プリンタ部を用いて、プリンタのドライバのインストールに必要な前記情報を前記情報処理装置に対して与えることにより、プリンタのドライバを前記仮想ストレージ部により利用可能にされたストレージから取得し、当該ドライバをプラグアンドプレイ処理により前記情報処理装置にインストールさせ、前記プロトコル変換手段を用いて、前記仮想プリンタ部によりインストールされたプリンタのドライバによって生成された印刷ジョブを、前記データ接続手段を介して前記情報処理装置より受け取り、当該印刷ジョブをネットワークパケットに変換し、前記ネットワーク手段を用いて、変換された当該ネットワークパケットを前記通信ネットワークへ送出することを特徴とする。

このようなプリンタ接続装置によれば、情報処理装置にEthernet(登録商標)等のネットワーク接続手段を必要とせずに、ネットワークに接続されたプリンタへの出力が可能になる。従って、情報処理装置のユーザは、一般的に高度といわれるネットワークに関する設定をする必要はなく、これに関する知識を持ち合わせる必要もない。これにより、本発明は様々なレベルのユーザの要求を満たすだけでなく、より幅広い情報処理装置、たとえば機能・装備が限定的なモバイル用途の情報処理装置に対しても対応することが可能となる。ここで仮想プリンタ部とは、プリンタ接続装置に接続された情報処理装置上でプリンタのプラグアンドプレイ処理を起動させるために用いるものであり、実体としてのプリンタが情報処理装置に直接接続されていなくとも、情報処理装置にとって、あたかも直接接続されているかのように認識させることができるものである。
また、このようなプリンタ接続装置によれば、情報処理装置のユーザは実体としてのストレージを自らの情報処理装置に接続することなく、情報処理装置が仮想的に認識しているストレージを介して、様々な情報にアクセスできる。たとえば、ストレージにプリンタ接続装置の使用方法に関するファイルが入っている場合、外部の記憶装置であるUSBメモリやCD−ROMドライブなど、その他のストレージ装置を必要とせずに、ユーザはファイルを参照し使用方法を知ることができる。ここで仮想ストレージ部とは、プリンタ接続装置に接続された情報処理装置上でストレージのプラグアンドプレイ処理を起動させるために用いるものであり、実体としてのストレージが情報処理装置に直接接続されていなくとも、情報処理装置にとって、あたかも直接接続されているかのように認識させることができるものである。また、ネットワーク上にある所定のストレージとは、以下に例示するプリントサーバ装置に接続されたストレージに限らず、NAS(Network Attached Storage)や、ネットワークに接続されているパソコンなどの情報処理装置に接続されているものであって、ネットワークを経由してアクセスできるものであればよい。
また、このようなプリンタ接続装置によれば、情報処理装置のプリンタドライバのインストールに際し、ユーザは事前にプリンタドライバを用意する必要がなくなる。即ち、プリンタドライバをインストールする際、通常ならば必要となるCD−ROM等のドライブやLANなどのネットワークに接続する装置が不要になるという利点がある。
また、本発明にかかるプリンタ接続装置は、第1の認証デバイスを更に備え、前記第1の認証デバイスによって前記情報処理装置のユーザ認証情報を取得し、前記情報処理装置からの印刷指示により生成された印刷ジョブに前記ユーザ認証情報を付加することが好ましい態様である
このようなプリンタ接続装置によれば、セキュアなネットワーク印刷システムを構築することが可能となる。
また、本発明にかかるプリンタ接続装置における第1の認証デバイスは、ユーザIDやパスワード入力のためのキー入力デバイス、カード情報入力のためのカードリーダ、若しくは生体認証情報入力のための装置であることが好ましい態様である
このような認証デバイスは利用者にとって利便性が高い。
また、本発明にかかる前記データ接続手段、USB(Universal Serial
Bus)であることが好ましい態様である
USBは、多くの情報処理装置が標準的に備えるインタフェースである。情報処理装置とプリンタ接続装置との唯一の接続手段であるデータ接続手段にこのインタフェースを利用することで、幅広い情報処理装置に対応することができる。また、USBは、ハードウェアアドレスや割り込み設定などを自動的に設定するプラグアンドプレイ処理をサポートするなど、情報処理装置の初心者を含む幅広いユーザに対応できるインタフェースである。従って、データ接続手段にUSBを用いることにより、幅広いユーザおよび情報処理装置に対応することが可能となる。
次に、本発明にかかるネットワーク印刷システムは、情報処理装置と接続されるプリンタ接続装置と、プリンタに接続されるプリントサーバ装置と、が通信ネットワーク経由で接続されたネットワーク印刷システムであって、前記プリンタ接続装置は、前記情報処理装置と接続するデータ接続手段と、前記通信ネットワークに接続する第1のネットワーク手段と、前記情報処理装置との間で送受信するデータとネットワークパケットとを相互に変換するプロトコル変換手段と、仮想プリンタ部と、を備え、前記プリントサーバ装置は、前記プリンタと接続するプリンタ接続手段と、前記通信ネットワークに接続する第2のネットワーク手段と、印刷制御部と、を備え、前記プリンタ接続装置において、前記仮想プリンタ部は、前記プリンタ接続装置の前記データ接続手段を介して接続されている前記情報処理装置に対して、前記プリントサーバ装置に接続された前記プリンタを擬制した仮想プリンタとして認識させる情報を与え、さらに前記プロトコル変換手段は、前記情報処理装置からの印刷指示により生成された印刷ジョブを前記データ接続手段を介して受け取り、当該印刷ジョブをネットワークパケットに変換し、前記第1のネットワーク手段は、変換された前記ネットワークパケットを前記通信ネットワークへ送出するとともに、前記プリントサーバ装置において、前記印刷制御部は、前記第2のネットワーク手段を介して受信した前記ネットワークパケットに含まれる前記印刷ジョブを前記プリンタに送信することを特徴とする。
このようなネットワーク印刷システムでは、仮想プリンタ部の働きにより、プリンタ本体は必ずしも情報処理装置の傍らに設置する必要がなく、1または複数のプリンタ接続装置と通信ネットワークでつながった遠隔地に設置することができる。このため、複数の情報処理装置がネットワークを介してプリンタを共有することができる。これはユーザおよびサービスを提供する側の双方に大きな利点がある。即ち、サービスを提供する側からみれば、各々のユーザにモバイルプリンタを貸し出したり、ホテルの客室に1台ずつプリンタを設置する必要がなくなり、1台または数台程度の高性能なプリンタをネットワークに接続するだけでよくなる。これは、プリンタの維持管理費用の点で大きな利点があるだけでなく、プリンタの盗難やその他の点でも利点がある。また、一般に、ユーザに貸し出すことができるようなモバイルプリンタは、プリンタとして必ずしも性能が高くないが、ネットワーク共用プリンタであれば、高速・カラー印刷などが可能な高性能なプリンタを設置することができるようになる。これは、ユーザにとっては満足度の高いサービスであるといえよう。つまり、本発明のネットワーク印刷システムは、比較的低コストで幅広いユーザに対して簡単で満足度の高い印刷サービスを提供することを可能とする。
また、上記ネットワーク印刷システムは、ストレージをさらに備え、前記ストレージには前記プリンタのプリンタドライバ及び/または印刷ジョブが格納されることが好ましい態様である
このようなネットワーク印刷システムによれば、情報処理装置はプリンタドライバのインストールに際し、ユーザは事前にプリンタドライバを用意する必要がなくなる。即ち、プリンタドライバをインストールする際、通常ならば必要となるCD−ROM等のドライブやLANなどのネットワークに接続する装置が不要になるという利点がある。
また、情報処理装置が印刷を実行する際、生成された印刷ジョブがストレージ手段に格納(スプール)されるため、情報処理装置が印刷処理から迅速に解放されるといった利点もある。これにより、データサイズの大きな印刷を行った場合でも、情報処理装置がプリンタ接続装置を長時間にわたり占有する必要がない。即ち、スプールさえ完了していれば、情報処理装置はプリンタ接続装置との接続を切断することができる為、他の情報処理装置がプリンタ接続装置に接続し印刷することができる。ここでストレージは、以下に例示するプリントサーバ装置に接続されたストレージに限らず、NAS(Network Attached Storage)や、ネットワークに接続されているパソコンなどの情報処理装置に接続されているものであって、ネットワークを経由してアクセスできるものであればよい。
また、上記ネットワーク印刷システムは、前記プリンタ接続装置が、第1の認証デバイスをさらに備え、前記第1の認証デバイスによって前記情報処理装置のユーザ認証情報を取得するとともに、前記プリントサーバ装置が、第2の認証デバイスをさらに備え、前記第2の認証デバイスによって前記情報処理装置のユーザ認証情報を取得することが好ましい態様である
このようなネットワーク印刷システムによれば、原則として印刷を開始した情報処理装置のユーザのみが印字結果を取得することが可能となる。このため、複数のユーザが存在するような本ネットワーク印刷システムにおいて、印字結果が第三者に盗み見されたり、紛失する危険性を大幅に軽減できる。
また、上記ネットワーク印刷システムにおける第1の認証デバイスおよび第2の認証デバイスは、ユーザIDやパスワード入力のためのキー入力デバイス、カード情報入力のためのカードリーダ、若しくは生体認証情報入力のための装置であることが好ましい態様である
このような認証デバイスによれば、原則として印刷を開始した情報処理装置のユーザのみが印字結果を取得することが可能となる。このため、複数のユーザが存在するような本ネットワーク印刷システムにおいて、印字結果が第三者に盗み見されたり、紛失する危険性を大幅に軽減できる。特に、指紋認証などの生体認証装置は、認証情報の偽造等が極めて困難であることから、高い安全性が期待できる。
また、上記ネットワーク印刷システムは、前記プリントサーバ装置が、前記プリンタ接続装置毎に、印刷実行枚数を前記ストレージ手段に蓄積するデータベース制御部をさらに備えることが好ましい態様である
このようなネットワーク印刷システムによれば、ストレージ手段に蓄積された印刷実行枚数を用いて、プリンタ接続装置毎に課金処理をすることができる。たとえば、プリントサーバ装置にカラープリンタ、モノクロプリンタが接続されていた場合を想定すると、それぞれのプリンタ毎に1枚あたりの印刷単価を設定しておくことで、課金処理が可能となる。このような課金処理は、本ネットワーク印刷システムが備えるものであっても良いし、他のシステムが備え、本システムは計算の元となる印刷枚数のみを提供するものであっても良い。
以下、本発明の実施形態について図面を参照しながら詳細に説明していく。
図1−1に、本実施例1のプリンタ接続装置を用いたシステムの基本構成図を示す。
本実施例1のプリンタ接続装置を用いたシステムは、プリンタ接続装置1とプリントサーバ装置2を中心として、LAN等の通信ネットワーク3で構成される。プリンタ接続装置1は、ノートパソコンなどのモバイルコンピュータ4と接続されている。また、プリントサーバ装置2は、印刷をするためのプリンタ5、プリンタ5のドライバ(以下プリンタドライバ)を格納するストレージ6が接続されている。
図1−2は、プリンタ接続装置1のハードウェア構成図を示している。
プリンタ接続装置1は、その動作を制御するCPU31と、CPU31が実行する所定のプログラムを格納しているROM(読み出し専用メモリ)32と、CPU31が実行時に参照するプログラムやデータが一時記憶されるRAM(ランダムアクセスメモリ)33と、LEDなどで構成される表示手段34と、LAN等のネットワークを介して通信するためのネットワークI/F35と、モバイルコンピュータと接続するためのUSBデバイスI/F37と、認証デバイス等の周辺機器を接続するためのUSBホストI/F36を備える。
図1−3は、プリントサーバ装置2のハードウェア構成図を示している。
プリントサーバ装置2は、その動作を制御するCPU41と、CPU41が実行する所定のプログラムを格納しているROM(読み出し専用メモリ)42と、CPU41が実行時に参照するプログラムやデータが一時記憶されるRAM(ランダムアクセスメモリ)43と、LAN等のネットワークを介して通信するためのネットワークI/F44と、プリンタ5やストレージ6や、後述する認証デバイス8等の周辺機器を接続するためのUSBホストI/F46〜48を備える。
次に、図2を参照して、実施例1のプリンタ接続装置を用いたシステムの機能ブロック図を説明する。
先ず、プリンタ接続装置1の装置内部の機能ブロックについて説明を行う。
プリンタ接続装置1の装置内部の機能ブロックとしては、モバイルコンピュータ4と接続する手段としてUSBデバイスI/F11、通信ネットワーク3に接続する手段としてネットワークI/F12がある。また、プロトコル変換手段としてストレージプロトコル変換部14およびプリンタプロトコル変換部15がある。さらに、TCP/IPなどのネットワーク通信手段としてネットワーク制御部13があり、モバイルコンピュータ4に対してストレージ6をストレージデバイスとして仮想的に認識させる手段およびプリンタ5をプリンタとして仮想的に認識させる手段として、仮想ストレージ部16および仮想プリンタ部17がある。設定領域部18については後述する。
モバイルコンピュータ4がプリンタ接続装置1のUSBデバイスI/F11(USBケーブル)に接続されると、仮想ストレージ部16および仮想プリンタ部17によって、モバイルコンピュータ4はプリンタ接続装置1からストレージ情報とプリンタ情報を受信する。これによりモバイルコンピュータ4は、プリンタ5とストレージ6があたかも自機に対して直接接続されているかのように認識でき、自らが備えるストレージとプリンタのプラグアンドプレイ処理を起動することができる。ここで、プリンタ5およびストレージ6を仮想的に認識させる情報である、ストレージ情報およびプリンタ情報とはデバイス固有の情報であるデバイスIDやディスクリプタのことである。モバイルコンピュータ4上のバスを監視しているバスドライバは、当該ストレージ情報およびプリンタ情報を受け取ることによりプラグアンドプレイ処理を起動する。
そして、モバイルコンピュータ4上でプラグアンドプレイ処理が起動されることで、ストレージドライバとプリンタドライバのインストールが自動的に開始される。このとき、必要となるドライバが既にモバイルコンピュータ4に備わっているのであれば、オペレーティングシステムは、これを自動的にインストールし、存在しない場合は、オペレーティングシステム自身が備えるインストールウィザードを起動させる。このタイミングで、ユーザが手動にてドライバの在処を指定することでインストールを行う。
また、ストレージプロトコル変換部14は、モバイルコンピュータ4から、USBのI/Fを備えるストレージ6に対して、データの読み書きを行う際のデータを、通信ネットワーク3に流れるネットワークパケットに変換するものである。
また、プリンタプロトコル変換部15は、モバイルコンピュータ4からUSBのI/Fを備えるプリンタ5に対する印刷ジョブを、通信ネットワーク3に流れるネットワークパケットに変換するものである。
また、図2のプリンタ接続装置1内の設定領域部18は、以下のa)〜d)の情報を保持しているもので、ネットワーク環境やUSB機器接続環境に依存するものである。
a)プリンタ接続装置1のネットワーク情報(IPアドレス、ホスト名称等)
b)プリントサーバ装置2のネットワーク情報(IPアドレス)
c)プリンタ情報(プリンタ5固有情報)
d)ストレージ情報(ストレージ6固有情報)
次に、プリントサーバ装置2の装置内部の機能ブロックについて説明を行う。
プリントサーバ装置2の装置内部の機能ブロックとしては、プリンタ5およびストレージ6に接続する手段としてUSBホストI/F21、ネットワークに接続する手段としてネットワークI/F22がある。また、プリンタ5に対するアクセス制御をする印刷制御部24とストレージ6に対するアクセス制御をするストレージ制御部25がある。さらに、TCP/IPなどのネットワーク通信手段としてネットワーク制御部23がある。
この印刷制御部24は、プリンタ接続装置1から通信ネットワーク3を介して流れる印刷データをプリンタ5に印刷出力制御するものである。
また、ストレージ制御部25もこれと同様に、プリンタ接続装置1から通信ネットワーク3を介して流れるストレージデータをストレージ6にアクセス制御するものである。
次に、本実施例1のプリンタ接続装置を用いたシステムの処理フローを説明する。図3は、実施例1のプリンタ接続装置を用いたシステムの処理フローを示している。以下、順をおって説明していく。
(1)ユーザは、自身の携帯するモバイルコンピュータ4(以下ではPCと表記)のUSBポートに、本実施例1のプリンタ接続装置1から出ているUSBケーブルを差し込み接続する(ステップS101)。接続の形態としては、上記のようにUSBデバイスI/F11が筐体内に内蔵されている場合のほか、USBデバイスI/F11がプリンタ接続装置1の筐体外部に露出しており、別途用意したUSBケーブルでPCと接続するものであっても良い。
(2)プリンタ接続装置1には、上述したように仮想ストレージ部16および仮想プリンタ部17が備わっているため、ユーザのPC側にUSBケーブルを差し込むと、プリンタ接続装置1からPCに対してストレージ情報が転送される(ステップS102)。このストレージ情報は、プリントサーバ装置2に接続されているストレージ6の情報である。
PC側では、ストレージ情報が転送された後、ストレージ6のプラグアンドプレイ処理が自動的に起動され(ステップS103)、PC側にストレージデバイスのドライバがインストールされることとなる(ステップS104)。通常USBストレージのドライバはオペレーティングシステムに予め備わっていることが多く、この場合、オペレーティングシステムが該当のドライバを自動的にインストールする。図3ではこの場合の処理の流れを図示している。
(3)PC側からプリンタ接続装置1に対して、ストレージ6のディレクトリ情報が要求される(ステップS105)。この時、PC側からプリンタ接続装置1に対しては、USBのデータフォーマットおよびデータ転送プロトコルを用いて、ディレクトリ情報の要求がなされる。これを受けてプリンタ接続装置1で、USBプロトコルからファイル共有プロトコルへのプロトコル変換を実施する(ステップS106)。そして、プリントサーバ装置2に対して、ファイル共有プロトコルのデータフォーマットおよびデータ転送プロトコルを用いて、ディレクトリ情報が要求される(ステップS107)。
本実施例では、ファイル共有プロトコルとして、SMB(Server Message Block)プロトコルを用いている。
なお、このようなディレクトリ情報要求は、PCのオペレーティングシステムによっては必ずしも実行される動作ではなく、オペレーティングシステムの種類によって異なる。現状、ディレクトリ情報要求を実行するオペレーティングシステムが普及していることから、本実施例でもこの場合を想定し図示している。
(4)プリントサーバ装置2では、プリンタ接続装置1からのディレクトリ情報の要求を受け付けると、プリントサーバ装置2に接続されているストレージ6に対して、ディレクトリ情報の要求を行い(ステップS108)、ディレクトリ情報を得る(ステップS109)。そして、プリントサーバ装置2からプリンタ接続装置1に対して、ファイル共有プロトコルを用いて、取得したディレクトリ情報が転送される(ステップS110)。
(5)プリンタ接続装置1で、ステップS106とは反対に、ファイル共有プロトコルからUSBプロトコルへのプロトコル変換を実施し(ステップS111)、PC側にUSBのデータフォーマットおよびデータ転送プロトコルを用いて、取得したディレクトリ情報がデータ転送される(ステップS112)。
(6)PC側では、このディレクトリ情報を受けて、ストレージ6用のドライブが生成され(ステップS113)、ストレージ6のプラグアンドプレイ処理が完了する(ステップS114)。この時点で、PCのユーザは当該生成されたストレージ6のドライブを経由して、プリントサーバ装置2に接続されているストレージ6を、PCに直接接続されているストレージ6と同様の感覚で利用できる。従って、PCのユーザはストレージ6がネットワーク越しに接続されたものであることを殆ど意識する必要がない。ここで「殆ど」と記載したのは、一般にネットワークの回線により発生する遅延が、PCに直接接続された場合より比較的大きいことを意味しているだけであり、その他の内容を示しているのではない。
(7)次に、プリンタドライバのインストール手順について説明する。上述したように、ユーザのPC側にUSBケーブルを差し込むと、プリンタ接続装置1からPCに対してストレージ情報が転送される(ステップS102)が、プリンタ接続装置には仮想ストレージ部16および仮想プリンタ部17が備わっており、この際ほぼ同時に、プリンタ接続装置1からPCに対してプリンタ情報も転送される(ステップS115)。このプリンタ情報は、プリントサーバ装置2に接続されているプリンタ5の情報である。
なお、このストレージ情報が転送される(ステップS102)処理と、プリンタ情報が転送される(ステップS115)処理とは、事実上、ほぼ同時に進行する。ただ、プリンタ5のプラグアンドプレイ処理が、後述するプリンタの追加のウィザードがPCの画面上に現れ、ユーザからの操作待ち状態を経由するのに対して、上述したようにオペレーティングシステムにストレージ6のドライバ(以下ストレージドライバ)が備わっていた場合、ストレージ6のプラグアンドプレイ処理がこのようなユーザからの操作待ち状態を経由せず処理が一気に進行するので、説明の便宜上、プリンタ情報が転送される(ステップS115)処理をストレージ情報が転送される(ステップS102)処理の後にしている。
(8)ステップS115のプリンタ情報を受けて、PC側では新規のプリンタが発見されたと認識し、プリンタの追加のウィザードが現れ、プリンタ5のプラグアンドプレイ処理が自動的に起動される(ステップS116)。そして、プリンタの追加のウィザード画面から、プリンタドライバの格納されているフォルダをユーザが選択すると、PC側からプリンタ接続装置1に対して、プリンタドライバが要求される(ステップS117)。なお、プリンタドライバがPCに既に備わっている場合については後述する。
このプリンタドライバの実体は、上述のステップS113により生成されたストレージ6用のドライブに存在するのである。
PC側からプリンタ接続装置1に対しては、USBのデータフォーマットおよびデータ転送プロトコルを用いて、プリンタドライバの要求がなされる。これを受けてプリンタ接続装置1で、USBプロトコルからファイル共有プロトコルへのプロトコル変換を実施する(ステップS118)。そして、プリントサーバ装置2に対して、ファイル共有プロトコルのデータフォーマットおよびデータ転送プロトコルを用いて、プリンタドライバが要求される(ステップS119)。
(9)プリントサーバ装置2では、プリンタ接続装置1からのプリンタドライバの要求を受け付けると、ストレージ6に対して、プリンタドライバの要求を行い(ステップS120)、プリンタドライバを得る(ステップS121)。そして、プリントサーバ装置2からプリンタ接続装置1に対して、ファイル共有プロトコルを用いて、取得したプリンタドライバが転送される(ステップS122)。
(10)プリンタ接続装置側で、ステップS118とは反対に、ファイル共有プロトコルからUSBプロトコルへのプロトコル変換を実施し(ステップS123)、PC側にUSBのデータフォーマットおよびデータ転送プロトコルを用いて、取得したプリンタドライバがデータ転送される(ステップS124)。
(11)PC側で、プリンタ接続装置1が取得したプリンタドライバが受信されインストールされる(ステップS125)。そして、プリンタ5のプラグアンドプレイ処理が完了する(ステップS126)。
なお、先に示したストレージドライバと同様に、PC側にプリンタ5のドライバが既に備わっていた場合には、オペレーティングシステムが既にインストールされているドライバを自動的に検索し、検出したドライバを用いて再度プリンタ5を利用可能にする。即ち、ステップS117からステップS125を経由することなく、プリンタ装置のプラグアンドプレイ処理が完了する(ステップS126)。ただ本発明は、オペレーティングシステムにプリンタドライバが備わっていない場合での利用を主に想定しているため、この場合を図示している。
この時点で、ストレージ6およびプリンタ5のプラグアンドプレイ処理は完了しており、任意のタイミングにてPCから印刷を実行することが可能となっている。
(12)PC側のアプリケーションから印刷実行されると(ステップS127)、印刷ジョブが生成され、PC側からプリンタ接続装置1に対して、その印刷ジョブが送信される(ステップS128)。この時、PC側からプリンタ接続装置1に対しては、USBのデータフォーマットおよびデータ転送プロトコルを用いて印刷ジョブが送信される。プリンタ接続装置1では、受信した印刷ジョブに対して、USBプロトコルからネットワークパケットへプロトコル変換を実施する(ステップS129)。その後、プリンタ接続装置1からプリントサーバ装置2に対して、印刷用ネットワークパケットとしてTCP/IPプロトコルを用いて、印刷ジョブが送信される(ステップS130)。
プリントサーバ装置2では、受信した印刷ジョブをプリンタ5に送信し(ステップS131)、プリンタ5から印刷が行われる。
以上説明したように、PCにプリンタ接続装置1から出ているUSBケーブルを差し込み接続すると、PC上で自動的に、プリントサーバ装置1に接続されているプリンタ5とストレージ6のプラグアンドプレイ処理が起動し、このプラグアンドプレイ処理によって、PCにストレージドライバおよびプリンタドライバがインストールされることになる。プリンタドライバは、ストレージ6から通信ネットワーク3を通じてプリンタ接続装置1に転送され、仮想ストレージ部16によってPC上に生成されたドライブを経由してPCにインストールされる。このようにしてPC側の印刷準備が完了し、以後は任意のタイミングで印刷が可能となるのである。
次に、PC側の処理フロー、プリンタ接続装置1の処理フロー、プリントサーバ装置2の処理フローについて説明する。
図4は、PC側の処理フロー(ユーザの操作フローを含む)チャートを示している。
先ず、ユーザによりPCがプリンタ接続装置1とUSBケーブルにて接続されると(ステップS401)、PC側では、プリンタ接続装置1からプリントサーバ装置2に接続されたストレージ6のストレージ情報を受信し(ステップS402)、さらにこれを検知したオペレーティングシステムにより、ストレージ6のプラグアンドプレイ処理が起動されて(ステップS403)、オペレーティングシステム自らが備えるストレージドライバがPCにインストールされる(ステップS404)。
次に、PC側では、プリントサーバ装置1に接続されたストレージ6のディレクトリ情報をプリンタ接続装置1に要求し(ステップS405)、これに対する応答としてプリンタ接続装置1よりストレージ6のディレクトリ情報を取得する(ステップS406)。
そして、PCはインストールされたストレージ6のドライブを生成し(ステップS407)、ストレージ6のプラグアンドプレイ処理を完了する(ステップS408)。
次に、ストレージ6と同様にプリンタ接続装置1からプリンタ情報を受信すると(ステップS409)、これを検知したオペレーティングシステムにより、プリンタ5のプラグアンドプレイ処理が起動される(ステップS410)。このフローでは、必要となるプリンタ5のドライバが、PCに予め備わっていない場合を図示しており、PC上ではプリンタドライバのインストールウィザードが起動する。この時、S407で生成され利用可能になったストレージ6のドライブをプリンタドライバの在処としてユーザが指定すること(図示せず)により、PC側からプリンタ接続装置1に対してドライバの要求がなされ(ステップS411)、これに対する応答としてプリンタ接続装置1よりドライバを受信する(ステップS412)。
そして、PC側でプリンタドライバをインストールして(ステップS413)、プリンタ5のプラグアンドプレイ処理を完了する(ステップS414)。
その後、任意のタイミングにてPC側のアプリケーションで印刷が実行されると(ステップS415)、プリンタ接続装置1に対し印刷ジョブが転送される(ステップS416)。この後、任意のタイミングにて、ユーザはプリンタ5に赴き印字結果を得ることができる。図4のフローにおいて、PCは自らに直接接続されているかのように認識しているストレージ6およびプリンタ5にアクセスするため、USBで接続されているプリンタ接続装置1とデータの送受信をするのみであって、ネットワーク越しに実体が存在するストレージ6およびプリンタ5として意識する必要がない。
次に、プリンタ接続装置1の処理フローについて、図5を参照しながら説明する。
PCとプリンタ接続装置1のUSBデバイスI/F11とがUSBケーブルにて接続されると(ステップS501)、プリンタ接続装置1は、予め設定領域部18に記録しているストレージ6のストレージ情報を、仮想ストレージ部16を用いてUSBデバイスI/F11を介してPCに転送する(ステップS502)。
次に、PCからS502の応答として、ストレージ6のディレクトリ情報要求を受信すると(ステップS503)、ディレクトリ情報要求(USBパケット)をストレージプロトコル変換部14が通信ネットワーク3上におけるファイル共有プロトコルであるSMBパケットに変換(ステップS504)する。次に、プリンタ接続装置1は、当該SMBパケットをネットワーク制御部13にてTCP/IPパケットに結合し(図示せず)、通信ネットワーク3に接続されているネットワークI/F12を介して、プリントサーバ装置2にディレクトリ情報の要求として転送する(ステップS505)。
そして、S505の応答として、プリントサーバ装置2よりディレクトリ情報を受信すると(ステップS506)、S504とは逆に、ストレージプロトコル変換部14がディレクトリ情報(SMBパケット)をUSBパケットに変換する(ステップS507)。プリンタ接続装置1は、当該USBパケットを仮想ストレージ部16を用いてUSBデバイスI/F11を介してPC側に転送する(ステップS508)。
次に、プリンタ接続装置1は、予め設定領域部18に記録しているプリンタ5のプリンタ情報を、仮想プリンタ部17を用いてUSBデバイスI/F11を介してPC側に転送する(ステップS509)。
プリンタ接続装置1は、S509の応答としてPC側からプリンタドライバ要求を受信すると(ステップS510)、ストレージプロトコル変換部14を用いて、このドライバ要求(USBパケット)をSMBパケットに変換(ステップS511)する。プリンタ接続装置1は、当該SMBパケットをネットワーク制御部13にてTCP/IPパケットに結合し(図示せず)、通信ネットワーク3に接続されているネットワークI/F12を介して、プリントサーバ装置2にプリンタドライバの要求として転送する(ステップS512)。
そして、プリンタ接続装置1は、ステップS512に対する応答として、プリントサーバ装置2よりプリンタドライバを受信すると(ステップS513)、ストレージプロトコル変換部16を用いてSMBパケットであるプリンタドライバをUSBパケットに変換して(ステップS514)、USBデバイスI/F11を介してPC側に転送する(ステップS515)。
その後、プリンタ接続装置1は、PC側のアプリケーションからUSBデバイスI/F11を介して印刷ジョブを受信すると(ステップS516)、プリンタプロトコル変換部15を用いて受信した印刷ジョブ(USBパケット)を印刷用ネットワークパケットに変換し(ステップS517)、ネットワーク制御部13およびネットワークI/F12を介してプリントサーバ装置2に当該印刷用ネットワークパケットに変換された印刷ジョブを転送する(ステップS518)。
次に、プリントサーバ装置2の処理フローについて、図6を参照しながら説明する。
プリントサーバ装置2が、プリンタ接続装置1よりディレクトリ情報要求(SMBパケット)を受信すると(ステップS601)、自身に接続されたストレージ6にストレージ制御部25を用いてディレクトリ情報要求を転送する(ステップS602)。なお、ステップS602でのディレクトリ情報要求は、ストレージ制御部25がステップS601のディレクトリ情報要求(SMBパケット)からストレージアクセスの際、必要となる情報を抽出してアクセスしている。即ち、ストレージ制御部25はSMBパケットの処理とストレージアクセスを制御する、いわゆるファイルシステムの機能を有しており、互いに橋渡ししている。
次に、プリントサーバ装置2が、ステップS602に対する応答として、ストレージ6よりディレクトリ情報を受信すると(ステップS603)、プリンタ接続装置1に当該ディレクトリ情報(SMBパケット)を転送する(ステップS604)。なお、この時、ステップS602とは逆に、ストレージ制御部25がストレージ6からのディレクトリ情報をディレクトリ情報(SMBパケット)に再構成している。
そして、PCからのプリンタドライバ要求をプリンタ接続装置1を介してSMBパケットで受信すると(ステップS605)、ステップS602と同様にストレージ制御部25がプリンタドライバ要求としてストレージ6に転送する(ステップS606)。ステップS606に対する応答として、ストレージ6よりプリンタドライバを受信すると(ステップS607)、ステップS604と同様にストレージ制御部25が、当該プリンタドライバをプリンタドライバ(SMBパケット)に再構成し、プリンタ接続装置1に転送する(ステップS608)。
その後、PCから出力された印刷ジョブをプリンタ接続装置1を介して受信(印刷用ネットワークパケット)すると(ステップS609)、印刷ジョブをプリンタ5に転送する(ステップS610)。印刷用ネットワークパケットは、一般にはLPR(Line PRinter daemon protocol)、RAWデータ印刷などと呼ばれているものであり、そのままでプリンタ5にデータを転送することが可能なプロトコルである。よって、プリンタ接続装置1に備えられているプリンタプロトコル変換部15などといった、変換機構を必要としない。勿論、印刷の際不要となるTCP/IPヘッダなどのネットワークに関するデータは、プリントサーバ装置2のネットワーク制御部23にて除去されている。
本実施例から明らかな通り、プリンタ接続装置1およびプリントサーバ装置2は、通信ネットワーク3に接続されるネットワーク端末であって、この場合、常に1つである必要はなく、必要に応じて複数台設置し利用することも可能である。
実施例2では、上述した実施例1のプリンタ接続装置1を用いたシステムにおいて、プリントサーバ装置2にスプール機能が搭載されデータベース制御部27が設けられたシステムについて説明する。
図7に、実施例2のプリントサーバ装置2にスプール機能が付加されデータベース制御部27が設けられたシステムの機能ブロック図を示す。なお、上記スプール機能は、ストレージ制御部25とデータベース制御部27の協調により実現される機能であるため、スプール機能部など、単独の機能ブロックとしては設けていない(よって図示せず)。
図7からわかるように、実施例1のプリンタ接続装置1を用いたシステムと比較して、プリントサーバ装置2にデータベース制御部27が加えられている。プリントサーバ装置2のスプール機能を実現するためのスプール領域は、プリントサーバ装置2に接続されているストレージ6に設けられている。
データベース制御部27では、どのプリンタ接続装置1からいつ印刷要求を受け付けたかを印刷ジョブ毎に管理し、さらに各印刷ジョブのステータス(完了、待機など)も管理する。なお、データベース制御部27は、印刷ジョブを管理するためのデータベース操作手段(レコード追加、削除など)であって、データベースの実体はストレージ6に保存されている。本実施例2では、データベースを単にスプール機能の管理にしか用いていないが、後述する実施例3では、さらに拡張して認証情報の管理、印刷ジョブの課金に利用している。
次に、図8を参照しながら、実施例2のプリントサーバ装置2にスプール機能が搭載されデータベース制御部27が設けられたシステムの処理フローについて説明する。
PCのUSBポートに、プリンタ接続装置1から出ているUSBケーブルを差し込み接続すると(ステップS101)、プリンタ接続装置1からPCに対してストレージ情報が転送され(ステップS102)、以後、実施例1で説明したような一連のストレージ6およびプリンタ5のプラグアンドプレイ処理が実施される。図8の処理フロー図においては、一連のストレージ6およびプリンタ5のプラグアンドプレイ処理(ステップS103〜ステップS126)は、実施例1と同様であるため省略している。
PC側のアプリケーションから印刷実行されると(ステップS127)、印刷ジョブが生成され、PC側からプリンタ接続装置1に対して、その印刷ジョブが送信される(ステップS128)。PC側からプリンタ接続装置1に対しては、実施例1と同様にUSBパケットとして印刷ジョブが送信される。プリンタ接続装置1では、受信した印刷ジョブを、USBパケットから印刷用ネットワークパケットへプロトコル変換し(ステップS129)、プリンタ接続装置1からプリントサーバ装置2に対して、ネットワークパケットとしてTCP/IPプロトコルを用いて、印刷ジョブが送信される(ステップS130)。
ここで、実施例1におけるプリントサーバ装置2では、受信した印刷ジョブをプリンタ5に送信し(ステップS131)、プリンタ5から印刷が行われるのであるが、実施例2におけるプリントサーバ装置2では、印刷ジョブをストレージ制御部25を用いてストレージ6に確保された印刷ジョブ領域(スプール領域)に一時的に保存する(ステップS140)。
同時に、データベース制御部27が印刷ジョブのデータベースを更新し、新しい印刷ジョブIDのレコードを追加する(ステップS141)。この印刷ジョブのデータベースは、ストレージ6に確保された印刷ジョブデータベース領域に記憶される。
そして、プリンタ5が印刷ジョブを実行できる状態ならば、ストレージ制御部25がストレージ6から印刷ジョブを取り出し(ステップS142)、印刷制御部24がプリンタ5に印刷ジョブを送信し(ステップS143)、印刷を実行する。
印刷ジョブをプリンタ5に転送した時点で、データベース制御部27が、印刷ジョブのデータベースを更新し、印刷実行された当該印刷ジョブIDのレコードを削除もしくは状態(ステータス)を印刷完了とする(ステップS144)。
図9に、本実施例におけるストレージ6の保持情報を模式図で示す。図で示すように、ストレージ6の保持情報とは、プリンタドライバの実体を保存するプリンタドライバ領域、印刷ジョブをスプールするための印刷ジョブ領域(スプール領域)、そして印刷ジョブをデータベースとして管理するための、印刷ジョブデータベース領域である。
また図10に、ストレージ6の印刷ジョブデータベース領域にあるデータベース構造の一例を示している。図10に示されるように、データベースは、プリンタ接続装置1を識別するプリンタ接続装置IDと、印刷ジョブを識別する印刷ジョブIDと、プリンタ5を識別するプリンタIDと、印刷ジョブ受付時刻と印刷状態(ステータス)で構成されている。1つのプリントサーバ装置2に、複数のプリンタ接続装置1がアクセスすることがあるため、どのプリンタ接続装置1からの印刷要求かが判別できるようにプリンタ接続装置IDを設けている。また、プリンタIDは、1つのプリントサーバ装置2に複数のプリンタ5が接続される場合の判別に用いられる。
本実施例も実施例1と同様、プリンタ接続装置1およびプリントサーバ装置2は、通信ネットワーク3に接続されるネットワーク端末であって、この場合、常に1つである必要はなく、必要に応じて複数台設置し利用することも可能である。
実施例3では、上述した実施例2のプリンタ接続装置1を用いたシステムにおいて、認証機能が設けられたシステムについて説明する。
図11に、本実施例3の認証機能が設けられたシステムの基本構成図を示す。
本実施例3の認証機能が設けられたシステムは、図11に示されるように、実施例1のシステムの基本構成図に、プリンタ接続装置1に認証デバイス7がUSBホストI/F11bを介して接続され、プリントサーバ装置2に認証デバイス8がUSBホストI/F21を介して接続されたものである。
次に、図12を参照して、本実施例3の認証機能が設けられたシステムの機能ブロック図について、特に実施例1および実施例2との差異部分を説明する。プリンタ接続装置1には認証デバイス7が新たに設けられ、それに伴いUSBホストI/F11bと、認証情報処理部19と、表示制御部20が機能ブロックとして加わっている。
また、プリントサーバ装置2には認証デバイス8が新たに設けられ、それに伴い認証情報処理部28と、照合処理部29が機能ブロックとして加わっている。
次に、本実施例3の認証機能が設けられたシステムの処理フローを説明する。図13は、実施例3の認証機能が設けられたシステムの処理フローを示している。以下、順をおって説明していく。なお、本実施例では認証デバイス7および認証デバイス8の一例としてICカードを利用する場合について解説している。また、表示手段34としてLEDを用いている。
(1)ユーザは、PCのUSBポートに、本実施例3のプリンタ接続装置1から出ているUSBケーブルを差し込み接続する(ステップS101)。
(2)ユーザが、プリンタ接続装置1に接続されている(若しくは、内蔵されている)ICカードリーダにICカードを読み取らせると(ステップS150)、ICカードリーダからプリンタ接続装置1にユーザ認証情報が含まれるカード情報が転送される(ステップS151)。
プリンタ接続装置1では、認証情報処理部19が、転送された当該カード情報から照合の際必要となる認証情報、例えば固有のユーザ認証情報を抽出し(ステップS152)、プリンタ接続装置1のRAM33などに認証情報として登録する(ステップS153)。このとき、表示制御部20がプリンタ接続装置1に設けられたLEDを通電させる(図示せず)。これにより、ユーザの認証情報が登録されている間は、LEDが点灯することとなる。これは、ユーザの認証情報がプリンタ接続装置1に登録されていることをユーザに示すためである。なお、このステップは、ユーザの認証情報をプリンタ接続装置1登録するのみであって、プリンタ接続装置1で、何らかのテンプレートを用いて認証や照合処理を行うことはない。
(3)その後、プリンタ接続装置1からPCに対してストレージ情報が転送される(ステップS102)。なお、本システムでは、プリンタ接続装置1にユーザの認証情報を登録しなければ、PCにストレージ情報は転送されない。これにより、第3者による不正使用を未然に防止し、システムのセキュリティを高めている。
(4)以後、実施例1で説明したような一連のストレージ6およびプリンタ5のプラグアンドプレイ処理が実施される。図13の処理フロー図においては、一連のストレージおよびプリンタのプラグアンドプレイ処理(ステップS103〜ステップS126)は実施例1と同様であるため省略している。
(5)PC側のアプリケーションから印刷実行されると(ステップS127)、印刷ジョブが生成され、PC側からプリンタ接続装置1に対して、その印刷ジョブが送信される(ステップS128)。
印刷データは、プリンタ接続装置1のプリンタプロトコル変換部15にて、USBパケットから印刷用ネットワークパケットに変換される(ステップS129)。この変換されるタイミングにて、印刷ジョブに、印刷を開始したユーザの認証情報も付加される(ステップS154)。この認証情報は、ステップS153でRAM33などに記録されたユーザの認証情報である。
(6)プロトコル変換後、プリンタ接続装置1からプリントサーバ装置2に対して、印刷用ネットワークパケットとしてTCP/IPプロトコルを用いて、印刷ジョブと認証情報が送信される(ステップS155)。このときの印刷用ネットワークパケットの構成例を図17に示す。
なお、送信(ステップS155)後であれば、任意のタイミングにてPCからUSBケーブルを抜くことができる(ステップS170)。USBケーブルを抜くと、プリンタ接続装置1のユーザの認証情報が消去され(ステップS171)、同時に表示制御部20が、点灯していたLEDの通電を切り、LEDを消灯させる(図示せず)。
(7)プリントサーバ装置2に送られた当該印刷用ネットワークパケットは、ネットワーク制御部23にてTCP/IPなどのネットワークヘッダを除去される。次に、データベース制御部27が、このネットワークパケットを印刷ジョブと認証情報に分離し(ステップS156)ストレージ制御部25を用いてストレージ6にそれぞれを保存する(ステップS157)。このあと、データベース制御部27は印刷ジョブID、認証情報などをデータベースに追加する(ステップS141)。
(8)印刷を行ったユーザは、プリントサーバ装置2に赴き、これに接続されているICカードリーダを用いてユーザの認証を行う。この結果、OK(適格)となり、印刷を開始したユーザと認められれば、ストレージ6に蓄積されている該当の印刷データが解放され、プリンタ5より排紙されることになる。
これを処理フローで示すと以下のようになる。
ユーザがプリントサーバ装置2に接続されているICカードリーダにICカードを読み取らせることにより、カード情報がプリントサーバ装置2に送られる(ステップS158)。ICカードリーダにより読み取られた当該カード情報から、認証情報処理部28によって、照合の際必要となるユーザ認証情報が抽出(ステップS159)される。当該ユーザ認証情報をキーとして、データベース制御部27および照合処理部29が、蓄積されている印刷ジョブのデータベースから、該当する印刷ジョブのレコードを検索し、取得する(ステップS160)。このあと、ストレージ制御部25が当該レコードの印刷ジョブIDに対応する印刷ジョブをストレージ6から読み込み(ステップS142)、印刷制御部24が当該印刷ジョブをプリンタ5に転送し、印刷を実行する(ステップS143)。
(9)印刷が実行されれば、データベース制御部27が印刷ジョブのデータベースを更新し、印刷実行された当該印刷ジョブIDのレコードを削除もしくは状態(ステータス)を印刷完了とする(ステップS144)。
図14に、実施例3のプリントサーバ装置2に接続されたストレージ6の印刷ジョブデータベース領域にあるデータベース構造の一例を示している。図14に示されるように、実施例2と比べて印刷ジョブ解放時刻と認証情報がレコードの項目として追加されている。この認証情報はユーザIDであり、ユーザの認証情報に対応している。
実施例4では、上述した実施例3の認証機能が設けられたシステムにおいて、印刷枚数の取得が追加されたものについて説明する。
本実施例4のシステムの基本構成図は、図11に示される実施例3のシステムの基本構成図と同じである。
次に、本実施例4の印刷枚数の取得が設けられたシステムの処理フローを図15を用いて説明する。
以下、実施例3との差異とを中心に順をおって説明していく。
ここでは前述の実施例3との共通部分であるステップS101〜ステップS160についての説明は省略する。
ステップS180は、プリントサーバ装置1の印刷制御部24がプリンタ5に対して延べ印刷枚数を要求するものである。このステップS180の要求に対する応答として、プリントサーバ装置2は、プリンタ5から延べ印刷枚数を取得し(ステップS181)、自身に備えるRAM43等の装置にて一時的に記憶する(図示せず)。
次に、ストレージ制御部25がストレージ6から印刷ジョブを取り出し(ステップS142)、印刷制御部24がプリンタ5に印刷ジョブを送信し(ステップS143)、印刷を実行する。
プリントサーバ装置2は、プリンタ5のステータスを監視しており、印刷完了のステータスを検知すると(ステップS182)、ステップS180と同様にプリンタ5に対して延べ印刷枚数要求を出す(ステップS183)。このステップS183に対する応答として、プリンタ5から延べ印刷枚数を受信すると(ステップS184)、当該延べ印刷枚数とRAM43に記憶された印刷前の延べ印刷枚数を比較し、印刷を実施したジョブの印刷枚数を得る(図示せず)。次に、データベース制御部27が、ストレージ6にある印刷ジョブのデータベースにおける印刷ジョブレコードの印刷枚数フィールドおよびその他のフィールドを更新する(ステップS185)。
図16に、実施例4のストレージ6における印刷ジョブデータベース領域にあるデータベース構造の一例を示している。図16に示されるように、実施例3と比べて印刷枚数フィールドがレコードに追加されている。
また、プリンタ5のタイプ(例えば、カラープリンタ、大量印刷用モノクロプリンタなど)によって、印刷1枚あたりの単価は当然異なってくる。このため、プリンタIDと印刷1枚あたりの単価をフィールドとして持つデータベースを構築し、プリンタIDをキーとして印刷枚数に印刷1枚あたりの単価を乗算して、認証情報フィールドのユーザIDへの課金を算出することにしている。
本発明は、ホテルでの滞在やインターネットカフェや、駅の待合室などの公衆のスペースの場において、セットアップの面倒な手間なく、モバイルコンピュータから共用プリンタに印刷出力する際に、印刷物のセキュリティが確保できるといったシステムに有用である。
本実施例1のプリンタ接続装置を用いたシステムの基本構成図を示す。 プリンタ接続装置のハードウェア構成図を示す。 プリントサーバ装置のハードウェア構成図を示す。 実施例1のプリンタ接続装置を用いたシステムの機能ブロック図を示す。 実施例1のプリンタ接続装置を用いたシステムの処理フローを示す。 実施例1のPC側の処理フローを示す。 実施例1のプリンタ接続装置の処理フローを示す。 実施例1のプリントサーバ装置の処理フローを示す。 実施例2のプリントサーバ装置側にスプール機能が搭載されデータベース制御部が設けられたシステムの機能ブロック図を示す。 実施例2のプリントサーバ装置側にスプール機能が搭載されデータベース制御部が設けられたシステムの処理フローを示す。 プリントサーバ装置のストレージの保持情報の模式図を示す。 実施例2のプリントサーバ装置のストレージの印刷ジョブデータベース領域にあるデータベース構造の一例を示す。 実施例3の認証機能が設けられたシステムの基本構成図を示す。 実施例3の認証機能が設けられたシステムの機能ブロック図を示す。 実施例3の認証機能が設けられたシステムの処理フローを示す。 実施例3のプリントサーバ装置のストレージの印刷ジョブデータベース領域にあるデータベース構造の一例を示す。 実施例4の認証機能および課金機能が設けられたシステムの処理フローを示す。 実施例4のプリントサーバ装置のストレージの印刷ジョブデータベース領域にあるデータベース構造の一例を示す。 印刷ジョブと認証情報のネットワークパケットのデータ構造を示す。
符号の説明
1 プリンタ接続装置
2 プリントサーバ装置
3 通信ネットワーク
4 モバイルコンピュータ
5 プリンタ
6 ストレージ
7 認証デバイス(プリンタ接続装置側)
8 認証デバイス(プリントサーバ装置側)
11 USBデバイスI/F
11b USBホストI/F
12 ネットワークI/F(プリンタ接続装置側)
13 ネットワーク制御部(プリンタ接続装置側)
14 ストレージプロトコル変換部
15 プリンタプロトコル変換部
16 仮想ストレージ部
17 仮想プリンタ部
18 設定領域部
19 認証情報処理部(プリンタ接続装置側)
20 表示制御部
21 USBホストI/F(プリントサーバ装置側)
22 ネットワークI/F(プリントサーバ装置側)
23 ネットワーク制御部(プリントサーバ装置側)
24 印刷制御部
25 ストレージ制御部
27 データベース制御部
28 認証情報処理部(プリントサーバ装置側)
29 照合処理部

Claims (1)

  1. 情報処理装置と接続され、通信ネットワークを経由して1または複数のプリンタとデータ通信を可能とするプリンタ接続装置であって、
    情報処理装置と接続するデータ接続手段と、
    通信ネットワークに接続するネットワーク手段と、
    前記情報処理装置との間で送受信するデータとネットワークパケットとを相互に変換するプロトコル変換手段と、
    前記1または複数のプリンタのドライバのうち少なくとも1つが記憶されているストレージのドライバのインストールに必要な情報であって、当該ストレージのドライバを前記情報処理装置にインストールさせることのできる情報を送信する仮想ストレージ部と、
    前記1または複数のプリンタのドライバのうち少なくとも1つであり、当該プリンタのドライバのインストールに必要な情報であって、当該プリンタのドライバを前記情報処理装置にインストールさせることのできる情報を送信する仮想プリンタ部と、
    を備え、
    プリンタ接続装置は、
    前記仮想ストレージ部を用いて、ストレージのドライバを前記情報処理装置にプラグアンドプレイ処理によりインストールさせ、当該ストレージを利用可能とし、
    前記仮想プリンタ部を用いて、プリンタのドライバのインストールに必要な前記情報を前記情報処理装置に対して与えることにより、プリンタのドライバを前記仮想ストレージ部により利用可能にされたストレージから取得し、当該ドライバをプラグアンドプレイ処理により前記情報処理装置にインストールさせ、
    前記プロトコル変換手段を用いて、前記仮想プリンタ部によりインストールされたプリンタのドライバによって生成された印刷ジョブを、前記データ接続手段を介して前記情報処理装置より受け取り、当該印刷ジョブをネットワークパケットに変換し、
    前記ネットワーク手段を用いて、変換された当該ネットワークパケットを前記通信ネットワークへ送出することを特徴とするプリンタ接続装置。
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