JP4428469B2 - Intercom system for housing complex - Google Patents
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Description
本発明は、集合住宅の共用玄関に設置された共用部装置と各住戸にそれぞれ設置される住戸機の何れか1台との間で択一的に通信路を確立して通話可能とする集合住宅用インターホンシステムに関し、特に共用部装置と1台の住戸機とが一対一で通話する個別通話の他に、集合住宅の管理室などに設置された一斉放送機器により全ての住戸機へ音声を一斉に放送することができる集合住宅用インターホンシステムに関するものである。 The present invention is an assembly that enables communication by alternatively establishing a communication path between a common unit device installed at a common entrance of an apartment house and any one of the dwelling units installed in each dwelling unit. With regard to residential intercom systems, in particular, in addition to individual calls where a common unit device and a single dwelling unit make a one-on-one call, voices are sent to all dwelling units by means of a broadcast device installed in a management room of an apartment house. The present invention relates to an intercom system for collective housing that can broadcast simultaneously.
従来から提供されている集合住宅用インターホンシステムの構成例(従来例1)を図2に示す。この従来例1では、集合住宅の共用玄関に設置される共用部装置(ロビーインターホン)1と、各住戸にそれぞれ設置される複数台の住戸機2とを備え、ロビーインターホン1と住戸機2とが伝送線路を介して接続されている。伝送線路は、ロビーインターホン1に接続される幹線L1と、各住戸機2にそれぞれ接続される住戸別線L2とを含み、さらに幹線L1を複数系統(図では2系統×2系統で合計4系統)に分配するための幹線制御装置3並びに幹線分配器4が設けられている。この伝送線路としては、3対以上のペア線をシース内に備える多対ツイストペアケーブルを用いており、図示例ではロビーインターホン1と住戸機2との間で音声信号を伝送する通話線Laと、ロビーインターホン1が具備するカメラ(図示せず)で撮像された映像信号を伝送する映像線Lbと、ロビーインターホン1が有する選択手段(後述する)により選択された住戸機2を指定する制御信号を伝送する制御線Lcとにそれぞれペア線を用いている。つまり、図示例の伝送線路では3対のペア線を用いている。ここで、映像線Lbを介して伝送される映像信号はロビーインターホン1において周波数変調され、後述するように各住戸機2に設けたFM復調部25aで周波数復調されてモニタ22に表示される。
FIG. 2 shows a configuration example (conventional example 1) of an intercom system for an apartment house that has been conventionally provided. This conventional example 1 includes a common unit device (lobby intercom) 1 installed at a common entrance of an apartment house and a plurality of
ロビーインターホン1は、音声を入出力するマイクロホン及びスピーカと、来訪者を撮像するカメラと、住戸番号を指定するための番号キーと呼出釦を有する選択手段とを備え、来訪者が番号キーを操作して訪問先の住戸番号を選択した後に呼出釦を操作すると住戸番号に対応する住戸機2を選択したことになる。ここで、ロビーインターホン1には通話線La及び制御線Lcを介して通話制御装置5が接続されており、ロビーインターホン1で選択された住戸番号が制御線Lcを介して通話制御装置5に伝送されると、通話制御装置5が当該住戸番号に対応する住戸機2に対して制御線Lcを介して制御信号(呼出コマンド)を送出する。
The
一方、住戸機2は、音声を入出力するマイクロホン21a及びスピーカ21bを備え、マイクロホン21aとスピーカ21bとはそれぞれ増幅器24a,24bを介して音声回路24cに接続されている。音声回路24cは、2線の通話線Laと2個の増幅器24a,24bの入力線及び出力線とを2線4線変換する回路を含み、マイクロホン21aから入力される音声信号を通話線Laに送出し、通話線Laからの音声信号をスピーカ21b側に出力する機能を備えている。したがって、ロビーインターホン1と住戸機2との間で通話線Laを通して音声信号を授受することができ、来訪者がロビーインターホン1を用いるとともに居住者が住戸機2を用いることによって、来訪者と居住者との間で音声通話が可能となる。
On the other hand, the
住戸機2に設けた音声回路24cには、子器インタフェース回路23及び子器接続線L3を介してドアホン子器6が接続される。ドアホン子器6は集合住宅の各住戸の玄関先に配置されるものであってマイクロホンおよびスピーカを備え、子器インタフェース回路23はドアホン子器6との通話のための音声双方向増幅回路や音声回路24cを接続するための開閉路回路などを備える。したがって、ドアホン子器6と住戸機2との間での通話が可能になっている。また、ドアホン子器6には呼出釦が設けられ、子器インタフェース回路23ではドアホン子器6での呼出釦の操作時に呼出音を音声回路24cに入力して、スピーカ21bから送出させる機能も備える。ドアホン子器6の電源は住戸機2に内蔵した子器電源部28aから電源重畳部28bを介して供給される。電源重畳部28bは音声信号伝送帯域に対するインピーダンスを高くして子器接続線L3に電源を重畳する回路である。ここに、子器接続線L3には伝送線路とは別シースのケーブルを用いるのが一般的であるが、伝送線路の中の1対のペア線を流用することも可能である。
The door
住戸機2において、モニタ22には液晶表示器あるいはCRTが用いられる。映像線Lbを通して住戸機2に入力される映像信号は、平衡−不平衡変換のための結合トランス25cを介して増幅器25bに入力され、増幅器25bで増幅された後にFM復調部25aにおいて周波数復調される。FM復調部25aから出力された映像信号は、モニタ22に入力されることによってモニタ22の画面に映像を表示する。つまり、ロビーインターホン1のカメラにおいて撮像された来訪者の映像が住戸機2のモニタ22に表示されるから、住戸内の居住者が来訪者を確認することができるのである。
In the
住戸機2には内部回路を制御するCPU20が設けられ、CPU20には制御線Lcとのインタフェースとなる制御信号送受信回路26が接続される。制御信号送受信回路26は、CPU20から出力された制御信号を制御線Lcに送出し、制御線Lcから受信した制御信号をCPU20に引き渡す機能を有する。住戸機2の内部電源は、電源回路27によって商用電源(交流100V)から生成される。
The
ところで、通話線Laおよび制御線Lcは、幹線L1と住戸別線L2とが直結され、幹線制御装置3並びに幹線分配器4においては各系統の幹線L1を直結している。したがって、ロビーインターホン1から送出された制御信号は制御線Lcに接続されるすべての住戸機2に伝送される。ここに、住戸機2のCPU20には個別にアドレス(たとえば、住戸番号)が設定されており、ロビーインターホン1においてアドレスを選択することによって、アドレスを指定する制御信号(呼出コマンド)が通話制御装置5から制御線Lcを介して全ての住戸機2に伝送することが可能になっている。住戸機2のCPU20は、制御信号に含まれるアドレスが自己のアドレスであればFM復調部25aやモニタ22を起動してロビーインターホン1のカメラにおいて撮像された来訪者の映像を住戸機2のモニタ22に表示させるとともに、音声回路24cを通じてスピーカ21bから呼出音を送出させるように構成されている。そして、呼出音に応じて居住者が住戸機2の応答釦(図示せず)を押操作すれば、CPU20が住戸別線L2の通話線Laにおける幹線L1と音声回路24cとの間に挿入された住戸機リレーのリレー接点29を閉成してロビーインターホン1との間に通信路を確立することにより、ロビーインターホン1と選択された住戸機2との間でのみ通話可能にすることができるとともに、選択された住戸機2でのみカメラで撮像された来訪者をモニタ22に表示することが可能になる。但し、住戸別線L2のうちで映像線Lbについては分岐器7を介して幹線L1から分岐されている。
By the way, the telephone line La and the control line Lc are directly connected to the trunk line L1 and the dwelling unit separate line L2, and the trunk
上述のようにしてロビーインターホン1において選択された住戸機2がロビーインターホン1との間で通信路を確立している状態は、ロビーインターホン1または住戸機2において通話終了が検出されると終了する。つまり、ロビーインターホン1または住戸機2にハンドセットを用いる場合にはハンドセットをオンフックすることによって通話終了を検知でき、ハンズフリーで通話する場合には適宜の操作釦を用いて通話終了を指示できる。
The state in which the
幹線制御装置3においては、ロビーインターホン1から映像線Lbを介して入力するFM映像信号が平衡−不平衡変換のための結合トランス31を介して増幅器32に入力され、増幅器32で増幅された後に分配回路33により2系統に分配される。また、幹線制御装置3には給電回路34が設けられ、分配回路33で分配された2系統の映像線Lbにそれぞれ直流電圧・電流を重畳することで幹線分配器4への給電が行われる。尚、幹線制御装置3においては、通話線La並びに制御線Lcは各系統の幹線L1に直接分岐されている。
In the trunk
また幹線分配器4においては、幹線制御装置3から映像線Lbを介して入力するFM映像信号が平衡−不平衡変換のための結合トランス41を介して増幅器42に入力され、増幅器42で増幅された後に分配回路43により2系統に分配される。幹線分配器4には映像線Lbに重畳された直流電圧・電流から増幅器42等の動作電源を作成する受電回路44及び電源回路45が設けられるとともに、結合トランス41の入力側と分配回路43の出力側とが映像分離コイル46を介して接続されることにより、分配後の各系統の映像線Lbに直流電圧・電流が重畳されている。尚、幹線分配器4においても、通話線La並びに制御線Lcは各系統の幹線L1に直接分岐されている。
In the
ところで、伝送線路の線路長が長くなるにつれて線路の容量成分や誘導成分が増大して音声信号及び映像信号の伝送損失が無視できなくなる。このため、上述の従来例1においては、結合トランス81や増幅器82を具備して映像線Lbを介して伝送されるFM映像信号を増幅する映像増幅器8を適宜幹線L1に挿入することにより、映像信号の伝送損失を補っている。
By the way, as the line length of the transmission line becomes longer, the capacity component and inductive component of the line increase, and the transmission loss of the audio signal and the video signal cannot be ignored. For this reason, in the above-described conventional example 1, the
一方、映像伝送機能を持たず、通話のみが可能な集合住宅用インターホンシステムの構成例(従来例2)を図3に示す。この従来例2では、従来例1と同様に、ロビーインターホン1、住戸機2、ドアホン子器6、通話制御装置5を備えているが、映像に関連する構成要素(カメラやFM復調部、モニタ、映像線など)を有しない点を除けば、従来例1におけるものと共通の構成要素を有しているから、共通の構成要素には同一の符号を付して説明を省略する。
On the other hand, FIG. 3 shows a configuration example (conventional example 2) of an intercom system for an apartment house that does not have a video transmission function and can only perform a call. The conventional example 2 includes the
従来例2においては、複数台の住戸機2がそれぞれ分岐接続された複数系統(図示例では2系統)の幹線L1とロビーインターホン1側の幹線L1との間に挿入され、ロビーインターホン1との間で一対一の通話(以下、「個別通話」という)を行う1台の住戸機2が分岐接続された幹線L1のみをロビーインターホン1と接続するように音声信号の伝送経路を択一的に切り替える経路切替器9を備えている。経路切替器9においては1系統の幹線L1(通話線La及び制御線Lc)が2系統の幹線L1に分配され、分配された2系統の各幹線L1における通話線Laに常開型の幹線リレー接点91A,91Bがそれぞれ挿入されている。
In Conventional Example 2, a plurality of
一方、従来例2における住戸機2には、個別通話時に住戸別線L2の通話線Laの線間に直流電圧を印加(重畳)する幹線電源重畳回路200が設けられており、ロビーインターホン1からの呼出に応答して居住者が住戸機2の応答釦(図示せず)を押操作したとき、住戸機2のCPU20が住戸機リレーのリレー接点29を閉成するとともに幹線電源重畳回路200によって通話線Laに直流電圧を印加する。
On the other hand, the
経路切替器9においては、通話線Laの線間電圧を検出回路92A,92Bで検出しており、その検出電圧が住戸機2の幹線電源重畳回路200によって印加される直流電圧よりも低く設定されたしきい値を超えたときにトランジスタQをオンして幹線リレーの励磁コイル93A又は93Bに励磁電流を流すことにより、個別通話の対象である住戸機2が分岐接続されている幹線L1の通話線Laに挿入された幹線リレー接点91A又は91Bのみが閉成してロビーインターホン1と住戸機2との間に通信路が確立されることになる。
In the path switch 9, the line voltage of the call line La is detected by the detection circuits 92 </ b> A and 92 </ b> B, and the detected voltage is set lower than the DC voltage applied by the trunk power
而して、従来例1においては映像信号の伝送損失は低減できるものの、通話線Laについては全ての住戸機2と常に接続されているために音声信号の伝送損失を低減することができず、システムを構成する上で伝送線路の線路長に制限があったが、上述のように従来例2の構成では、幹線L1の分配点に設けられた経路切替器9によってロビーインターホン1と個別通話する住戸機2が分岐接続された幹線L1のみをロビーインターホン1に接続し、これ以外の幹線L1が経路切替器9においてロビーインターホン1から切り離されるようにしているので、上述のように伝送線路の容量成分や誘導成分の増大を抑えて音声信号の伝送損失を低減することができ、伝送線路の線路長の制限を緩和することが可能である。
Thus, although the transmission loss of the video signal can be reduced in the conventional example 1, since the communication line La is always connected to all the
ところで、火災や地震のような災害発生時等において、集合住宅の管理室に設置された一斉放送機器(例えば、いわゆる警報監視盤などのように音声入力が可能であって幹線を介して各住戸機に音声信号を送信し得る構成を備えた機器)から全ての住戸の住戸機2に対して避難誘導等ための音声を一斉に放送したい場合があり、従来は、幹線L1とは別に一斉放送用の伝送線路が設けられており、また、これらの機能を実現するための装置が必要であった。この一斉放送の機能は、日常の連絡事項の伝達等にも用いられており、近年では、別装置の導入無しに連絡事項の伝達等の機能に対する要望が高まっており、一斉放送用の専用線を設ける代わりに、通常の個別通話用の通話線Laで一斉放送を行うことが望ましい。
By the way, in the event of a disaster such as a fire or earthquake, all broadcast units installed in the management room of an apartment house (for example, so-called alarm monitoring panels can be used for voice input, and each dwelling unit is connected via a trunk line). There is a case where it is desired to broadcast a voice for evacuation guidance to all the
ここで、一斉放送を行うときのシステム動作を従来例2の場合で考えてみる。一斉放送開始を知らせる制御信号(一斉放送開始コマンド)が制御線Lcを介して一斉放送機器から全ての住戸機2に伝送されると、各住戸機2のCPU20が住戸機リレーのリレー接点29を閉成するとともに幹線電源重畳回路200によって通話線Laに直流電圧を印加する。すると、経路切替器9においては通話線Laに印加された直流電圧を検出して全ての幹線リレー接点91A及び91Bを閉成するため、全ての住戸機2が幹線L1と接続される状態となり、一斉放送機器から通話線Laに送出された音声信号が全ての住戸機2に伝送されて一斉放送が可能になる。但し、幹線電源重畳回路200による直流電圧の印加は全ての住戸機2で行う必要はなく、幹線L1の各系統に分岐された複数台のうちの少なくとも1台の住戸機2で行えばよい。
Here, let us consider the system operation in the case of the conventional example 2 when performing simultaneous broadcasting. When a control signal (simultaneous broadcast start command) notifying the start of broadcast is transmitted from the broadcast device to all the
ところが、上述のように一斉放送時に複数台の住戸機2から通話線Laに直流電圧が印加されると、各経路切替器9における通話線Laの分配点で印加電圧が衝突してしまい、伝送線路の抵抗成分や印加される直流電圧のばらつきなどに起因した電位差が生じ、その電位差がロビーインターホン1や住戸機2に印加されることで回路の破損等の不具合が生じる虞があった。
However, as described above, when a DC voltage is applied to the communication line La from a plurality of
本発明は上記事情に鑑みて為されたものであり、その目的は、住戸機から印加される直流電圧の衝突を無くして不具合の発生を防止しながら、個別通話と一斉放送で同じ伝送線路を使用しつつ、個別通話時に、通話路の制御により通話対象でない幹線の通話路を切り離して配線の容量成分による音声信号の伝送損失を低減できる集合住宅用インターホンシステムを提供することにある。 The present invention has been made in view of the above circumstances, and its purpose is to eliminate the occurrence of problems by eliminating the collision of DC voltage applied from a dwelling unit, while using the same transmission line for individual calls and simultaneous broadcasting. It is an object of the present invention to provide an intercom system for an apartment house that can reduce a transmission loss of a voice signal due to a capacitance component of a wiring by separating a trunk communication path that is not a call target by controlling the communication path during individual calls.
請求項1の発明は、上記目的を達成するために、集合住宅の共用玄関に設置され音声の入出力が可能な共用部装置と、集合住宅の各住戸にそれぞれ設置され共用部装置とは伝送線路を介して接続されるとともに共用部装置が有する選択手段を来訪者が操作することにより選択されると共用部装置との間で通信路を確立する複数台の住戸機と、集合住宅の各住戸にそれぞれ設置され住戸機とは通話用の子器接続線を介して接続されるドアホン子器と、複数台の住戸機がそれぞれ分岐接続された複数系統の幹線と共用部装置が接続された幹線との間に挿入される経路切替器と、共用部装置が接続された幹線において共用部装置と経路切替器との間に挿入され、少なくとも複数系統の幹線に分岐接続された全ての住戸機に対して一斉放送を行う一斉放送機器とを備え、伝送線路は、前記複数系統の幹線と各系統の幹線から各住戸機へそれぞれ分岐された住戸別線とを含み、幹線および住戸別線は、少なくとも選択手段の操作に伴って発生し個別通話の開始を指示する制御信号を伝送する制御線と、音声信号を伝送する信号線とからなり、住戸機は、共用部装置並びにドアホン子器との間で各々信号線及び子器接続線を介した通話を行う通話手段と、住戸別線の信号線に挿入された常開型の住戸機スイッチ要素と、住戸機スイッチ要素を介して幹線の信号線の線間に直流電圧を印加する幹線電源供給手段と、制御線を介して伝送される制御信号を受信したときに住戸機スイッチ要素を閉成する制御手段とを備え、一斉放送機器は、幹線の信号線の線間に直流電圧を印加する一斉放送電源供給手段を備え、経路切替器は、共用部装置側の幹線から分配された前記複数系統の幹線における信号線にそれぞれ挿入された常開型の複数の幹線スイッチ要素と、各系統の幹線について住戸機の幹線電源供給手段によって信号線間に印加される直流電圧を電源として当該信号線に挿入されている幹線スイッチ要素を閉成するスイッチ要素駆動手段と、共用部装置側の幹線について一斉放送機器の一斉放送電源供給手段によって信号線間に印加される直流電圧を電源として各信号線に挿入されている全ての幹線スイッチ要素を閉成するスイッチ要素一斉駆動手段とを備えたことを特徴とする。 In order to achieve the above object, the first aspect of the present invention provides a common unit device installed at a common entrance of a housing complex and capable of inputting / outputting sound, and a common unit device installed at each dwelling unit of the housing complex. A plurality of dwelling units that establish a communication path with the shared unit when connected by a visitor and are selected by a visitor operating the selection means that the shared unit has Each unit installed in a dwelling unit is connected to a doorphone cordless handset connected via a cordless handset connection line, a plurality of trunk lines each connected to a plurality of dwelling units, and a common device. All dwelling units that are inserted between the common unit device and the route switcher in the trunk line connected to the main line and the route switch unit that is inserted between the main line and branched to at least a plurality of main lines Broadcast simultaneously to The transmission line includes a plurality of trunk lines and a separate unit line branched from the trunk line of each system to each dwelling unit, and the trunk line and the separate unit line are accompanied by at least an operation of the selection unit. And a control line for transmitting a control signal for instructing the start of an individual call and a signal line for transmitting a voice signal. The dwelling unit has a signal line and a child DC voltage between the communication means for making a call via the unit connection line, the normally open type dwelling unit switch element inserted in the signal line of the separate unit line, and the main signal line via the dwelling unit switch element Main broadcast power supply means, and control means for closing the dwelling unit switch element when a control signal transmitted via the control line is received. Broadcast power supply that applies DC voltage to A plurality of normally-open type trunk line switch elements respectively inserted into signal lines in the trunk lines of the plurality of systems distributed from the trunk line on the shared device side, and a dwelling unit for each system trunk line Switch element driving means for closing the main line switch element inserted in the signal line using a DC voltage applied between the signal lines by the main line power supply means as a power source and Switch element simultaneous drive means for closing all the main line switch elements inserted in each signal line using a DC voltage applied between the signal lines as a power source by the broadcast power supply means.
請求項1の発明によれば、一斉放送開始を指示する制御信号が制御線を介して伝送されたとき、一斉放送機器の一斉放送電源供給手段が信号線の線間に直流電圧を印加させることにより、経路切替器においてはスイッチ要素一斉駆動手段が全ての幹線スイッチ要素を閉成して全ての系統の幹線を共用部装置側の幹線と接続するため、個別通話時と同じ伝送線路(信号線)を使って複数台の住戸機に向けた一斉放送が可能であり、しかも、一斉放送時には何れの住戸機からも信号線の線間に直流電圧を印加する必要が無く、複数台の住戸機から信号線の線間に印加される直流電圧の衝突を無くして不具合の発生を防止しながら、個別通話時の通話に不要な幹線の伝送線路を接続しなくてよくなり、配線の容量成分による音声信号の伝送損失が低減でき、さらに、一斉放送時に信号線の線間に直流電圧を印加する住戸機を設定するといった制御が不要になるからシステム構成が簡素化できる。 According to the first aspect of the present invention, when a control signal instructing the start of broadcast is transmitted through the control line, the broadcast power supply means of the broadcast device applies a DC voltage between the signal lines. Thus, in the path switching unit, the switch element simultaneous drive means closes all the trunk line switch elements and connects the trunk lines of all the systems to the trunk line on the shared device side. ) Can be broadcast simultaneously to multiple dwelling units, and there is no need to apply a DC voltage between the signal lines from any dwelling unit during simultaneous broadcasting. This prevents the occurrence of problems by eliminating the collision of DC voltage applied between the signal line and the signal line, and eliminates the need to connect a trunk transmission line that is unnecessary for calls during individual calls. Low transmission loss of audio signal It can further be simplified system configuration because control such setting a dwelling unit is not required for applying a DC voltage between lines of the signal lines during simultaneous broadcast.
従来の技術として説明したように、伝送線路のうち制御線Lcは共用部装置(ロビーインターホン)1が相手先の住戸機2を選択するための制御信号を伝送するから、ロビーインターホン1および住戸機2において制御線Lcに接続される回路は常時動作させておくことが必要である。つまり、ロビーインターホン1が住戸機2を選択するためのアドレスを含む制御信号は、すべての住戸機2に伝送されるから、すべての住戸機2において制御信号送受信回路26およびCPU20は常時作動する。これに対して、音声信号および映像信号に対する処理は住戸機2の選択後に行えばよいから、音声信号と映像信号とは一括して扱うことができ、しかも、音声信号と映像信号とは周波数帯域が異なるから(音声信号に対して映像信号は周波数が十分に高い)、周波数多重化の技術によって多重化することができる。
As described in the related art, the control line Lc of the transmission line transmits a control signal for the common unit device (lobby intercom) 1 to select the
そこで、以下に説明する実施形態では、ロビーインターホン1と幹線制御装置3との間は図2に示した従来構成と同様に3対のペア線からなる伝送線路を介して接続するが、幹線制御装置3において音声信号と映像信号とを多重化することにより、幹線制御装置3から先においては伝送線路に用いる線数を従来構成よりも低減した例について説明する。なお、制御信号はロビーインターホン1から住戸機2の呼出に用いるだけではなく、一斉放送の開始を指示する目的にも用いられる。この種の制御信号にはベースバンド信号を用いることもあり、ベースバンド信号は周波数帯域が広く、音声信号や映像信号との分離が困難であるから、このことからも音声信号および映像信号と制御信号とを各別に伝送することが伝送品質の点から必要になる。また、以下の説明では経路切替器10で幹線L1を分けることを「分配」と呼び、幹線L1から住戸別線L2を分けることを「分岐」と呼ぶ。
Therefore, in the embodiment described below, the
本実施形態は、図1に示すように、ロビーインターホン1に対して3対のペア線からなる伝送線路を介して幹線制御装置3を接続し、さらに幹線制御装置3と複数台の住戸機2とを2対のペア線からなる伝送線路を介して接続したものである。2対のペア線からなる伝送線路は、図2に示した従来構成と同様にロビーインターホン1に接続される幹線L1と、住戸機2に接続される住戸別線L2とからなり、幹線L1と住戸別線L2との間には分岐器7が挿入され、幹線分配器4の代わりに、複数台の住戸機2がそれぞれ分岐接続された複数系統の幹線L1とロビーインターホン1が接続された幹線L1との間に経路切替器10が挿入される。図1を見ればわかるように、本実施形態の基本的な構成は図2又は図3に示した従来構成と同様であって、図1において図2及び図3に示した従来構成と同機能の構成には同符号を付してある。
In the present embodiment, as shown in FIG. 1, the trunk
本実施形態と従来構成との主な相違点は、図2に示した従来構成における伝送線路では通話線Laと映像線Lbと制御線Lcとの3対のペア線を用いていたのに対して、本実施形態では、ロビーインターホン1と幹線制御装置3の間の伝送線路は同じく3対のペア線を用いるが、幹線制御装置3から住戸機2までの伝送線路には信号線Ldと制御線Lcとの2対のペア線を用いている点である。但し、ロビーインターホン1と幹線制御装置3との間では、図2に示した従来構成と同様に通話制御装置5を介して通話線La及び制御線Lcが接続されている。
The main difference between the present embodiment and the conventional configuration is that the transmission line in the conventional configuration shown in FIG. 2 uses three pairs of lines of the communication line La, the video line Lb, and the control line Lc. In this embodiment, the transmission line between the
信号線Ldは音声信号と映像信号とをともに伝送するものであって、音声信号と映像信号との両方で信号線Ldを用いるために、幹線制御装置3及び住戸機2にはそれぞれ多重分離回路201を設けている。住戸機2に用いている多重分離回路201は、音声回路24cと信号線Ldとの間に挿入される低周波通過部201aと、結合トランス25cと信号線Ldとの間に挿入される高周波通過部201bとからなる(但し、幹線制御装置3については図示並びに説明を省略する。)。低周波通過部201aは音声信号伝送帯域に対して低インピーダンスであって映像信号帯域に対して高インピーダンスのものを用い、高周波通過部201bは音声信号伝送帯域に対して高インピーダンスであって映像信号伝送帯域に対して低インピーダンスのものを用いる。図示例では、低周波通過部201aとしてインダクタを用い、高周波通過部201bとしてコンデンサを用いている。尚、低周波通過部201aよりも音声回路24c側で信号線Ldの線間に幹線電源重畳回路200により直流電圧が印加されるようになっており、この直流電圧が音声信号に与える影響を取り除くために低周波通過部201aと音声回路24cとの間には直流電圧を阻止するコンデンサ202並びに音声信号を通過させる結合トランス203が挿入されている。
The signal line Ld transmits both the audio signal and the video signal. Since the signal line Ld is used for both the audio signal and the video signal, each of the main
ここで、本実施形態では通話制御装置5が一斉放送機器を兼ねており、図1に示すように音声を入出力するマイクロホン51a及びスピーカ51bを備え、マイクロホン51aとスピーカ51bとはそれぞれ増幅器54a,54bを介して音声回路54cに接続されている。音声回路54cは、2線の通話線Laと2個の増幅器54a,54bの入力線及び出力線とを2線4線変換する回路を含み、マイクロホン51aから入力される音声信号を通話線Laに送出し、通話線Laからの音声信号をスピーカ51b側に出力する機能を備えている。したがって、通話制御装置5とロビーインターホン1及び住戸機2との間で通話線Laを通して音声信号を授受することができ、管理人が通話制御装置5を用いるとともに来訪者がロビーインターホン1を用いることによって管理人と来訪者との間で音声通話が可能になり、また、管理人が通話制御装置5を用いるとともに居住者が住戸機2を用いることによって管理人と居住者との間でも音声通話が可能となる。
Here, in the present embodiment, the
通話制御装置5には内部回路を制御するCPU50が設けられ、CPU50には制御線Lcとのインタフェースとなる制御信号送受信回路52が接続される。制御信号送受信回路52は、CPU50から出力された制御信号を制御線Lcに送出し、制御線Lcから受信した制御信号をCPU50に引き渡す機能を有する。また通話制御装置5には、一斉放送時において通話線Laの線間に直流電圧を印加する一斉放送用幹線電源重畳回路53が設けられるとともに、この直流電圧が音声信号に与える影響を取り除くために一斉放送用幹線電源重畳回路53と音声回路54cとの間には直流電圧を阻止するコンデンサ55並びに音声信号を通過させる結合トランス56が挿入されている。尚、通話制御装置5の内部電源は、電源回路54によって商用電源(交流100V)から生成される。
The
本実施形態に用いる経路切替器10は、1系統の幹線L1(信号線Ld及び制御線Lc)が2系統の幹線L1に分配され、分配された2系統の各幹線L1における信号線Ldに常開型の幹線リレー接点101A,101Bがそれぞれ挿入されている。また、経路切替器10は、幹線リレー接点101A,101Bよりも住戸機2側において信号線Ldの線間電圧から直流成分を分離するとともに分離した直流成分を電源として幹線リレー104A,104Bを駆動することにより幹線リレー接点101A,101Bを開閉する幹線リレー駆動部102A,102Bと、ロビーインターホン1側の幹線L10における信号線Ldの線間電圧から直流成分を分離するとともに分離した直流成分を電源として幹線リレー104A,104Bを駆動することにより幹線リレー接点101A,101Bを閉成する一斉放送用幹線リレー駆動部105とを備えている。幹線リレー駆動部102A,102Bは、音声信号並びに映像信号の通過を阻止する一対のインダクタ102aと、交流入力端がそれぞれインダクタ102aを介して信号線Ldに接続されたダイオードブリッジ102bと、ダイオードブリッジ102bの脈流出力端から取り出した直流電圧を定電圧化して幹線リレー104A,104Bの励磁コイルに励磁電流を流す駆動回路102cとで構成されている。また一斉放送用幹線リレー駆動部105は、音声信号並びに映像信号の通過を阻止する一対のインダクタ105aと、交流入力端がそれぞれインダクタ105aを介して信号線Ldに接続されたダイオードブリッジ105bと、ダイオードブリッジ105bの脈流出力端から取り出した直流電圧を定電圧化して幹線リレー104A,104Bの励磁コイルに励磁電流を流す駆動回路105cとで構成されている。さらに、各系統の幹線L1における信号線Ldにおいて幹線リレー接点101A,101Bと幹線リレー駆動部102A,102Bとの間には、音声信号並びに映像信号を通過させるとともに直流電圧を阻止する直流電圧阻止用のコンデンサ103A,103Bがそれぞれ挿入されている。但し、経路切替器10が商用電源から電源を得る電源回路を備え、電源回路によって幹線リレー104A,104Bの駆動電源を得るとともに、住戸機2並びに通話制御装置5によって信号線Ldの線間に印加される直流電圧を検出する検出回路を設け、検出回路で直流電圧を検出したときに幹線リレーを駆動させる構成としてもよい。
In the
次に本実施形態の要部の動作を説明する。但し、以下では説明を簡単にするために、幹線制御装置3と経路切替器10の間を接続する幹線L1を幹線L10、経路切替器10を介して分配された2系統の幹線L1をそれぞれ幹線L11及び幹線L12と表記し、一方の幹線L11に分岐器7を介して分岐接続された複数台の住戸機2を住戸機211,212,…、他方の幹線L12に分岐器7を介して分岐接続された複数台の住戸機2を住戸機221,222,…と表記する。
Next, the operation of the main part of this embodiment will be described. However, in order to simplify the description below, the trunk line L1 connecting the trunk
まず、ロビーインターホン1と、ロビーインターホン1で選択された1台の住戸機2(例えば、住戸機211)との間で個別通話する場合について説明する。ロビーインターホン1で選択された住戸機211に対して通話制御装置5から制御線Lcを介して制御信号(呼出コマンド)が伝送され、この制御信号に含まれるアドレスが一致した住戸機211では、CPU20が呼出コマンドに応じて住戸機リレーのリレー接点29を閉成するとともに切替スイッチSWを30V用の電源側に切り替えて幹線電源重畳回路200により幹線L11における信号線Ldの線間に第1の電圧値(30V)の直流電圧を印加し、さらに音声回路24cを通じてスピーカ21bから呼出音を送出させる。経路切替器10の幹線リレー駆動部102Aでは、幹線L11における信号線Ldの線間に第1の電圧値の直流電圧が印加されると電圧検出回路102dが第1の電圧値の直流電圧を検出し、駆動回路102cが動作して幹線リレーの励磁コイルに励磁電流を流すことにより幹線リレーを駆動し、直流電圧が印加されている幹線L11における信号線Ldに挿入された幹線リレー接点101Aのみを閉成する。さらにロビーインターホン1に選択された住戸機1では、CPU20がFM復調部25aやモニタ22を起動し、経路切替器10の幹線リレー接点101Aが閉成されることで信号線Ldを介して伝送されるFM映像信号をFM復調部25aで周波数復調してロビーインターホン1のカメラにおいて撮像された来訪者の映像を住戸機2のモニタ22に表示させる。そして、ロビーインターホン1からの呼出に応答して居住者が住戸機211の応答釦(図示せず)を押操作すると、住戸機211のCPU20が音声回路24cを起動する。一方、ロビーインターホン1に選択されなかった住戸機212,…、221,…では、CPU20が住戸機リレーのリレー接点29を閉成せず、また幹線電源重畳回路200によって信号線Ldの線間に直流電圧を印加しないから、ロビーインターホン1に選択されなかった住戸機221,…のみが分岐接続されている幹線L12においては、幹線リレー接点101Bが開成された状態のままとなる。
First, the case where an individual call is made between the
上述した動作により、経路切替器10においては2系統の幹線L11,L12のうちでロビーインターホン1に選択された住戸機211が分岐接続された幹線L11のみが幹線制御装置3側の幹線L10と接続され、他方の幹線L12が幹線制御装置3側の幹線L10と切り離されるから、ロビーインターホン1と選択された住戸機211との間でのみ通話が可能になるとともに、選択された住戸機211でのみロビーインターホン1のカメラで撮像された来訪者をモニタ22に表示することが可能になる。
The above-described operation, only trunk line L1 1 to
次に、集合住宅の管理室に設置された一斉放送機器たる通話制御装置5から全ての住戸の住戸機2に対して避難誘導等のための音声を一斉に放送する場合について説明する。一斉放送を開始する際、通話制御装置5ではCPU50が制御信号送受信回路52から制御線Lcに対して制御信号(一斉放送開始コマンド)を送出するとともに、一斉放送用幹線電源重畳回路53により通話線Laの線間に直流電圧を印加する。制御線Lcに送出された制御信号(一斉放送開始コマンド)が幹線L11,L12に分岐接続されている全ての住戸機2に伝送され、この一斉放送開始コマンドに応じて全ての住戸機2のCPU20が住戸機リレーのリレー接点29を閉成する。一方、通話線Laの線間に印加された直流電圧は幹線制御装置3を介して信号線Ldの線間に印加される。経路切替器10の一斉放送用幹線リレー駆動部105では、幹線L10における信号線Ldの線間に直流電圧が印加されることにより、駆動回路105cが動作して幹線リレー104A,104Bの励磁コイルに励磁電流を流すことにより幹線リレー104A,104Bを駆動し、各幹線L11,L12における信号線Ldに挿入された幹線リレー接点101A,101Bを双方とも閉成する。ここで、経路切替器10では各幹線L11,L12における信号線Ldに直流電圧阻止用のコンデンサ103A,103Bがそれぞれ挿入されているから、通話制御装置5の一斉放送用幹線電源重畳回路53により印加された直流電圧が住戸機2へ印加されることはない。
Next, a case will be described in which voice for evacuation guidance or the like is broadcast simultaneously from the
そして、一斉放送を終了するに当たっては、全ての住戸機2に対して通話制御装置5から制御線Lcを介して制御信号(一斉放送終了コマンド)が伝送され、この一斉放送終了コマンドに応じて全ての住戸機2のCPU20が住戸機リレーのリレー接点29を開成するとともに通話制御装置5のCPU50が一斉放送用幹線電源重畳回路53による通話線Laの線間への直流電圧印加を停止する。経路切替器10の一斉放送用幹線リレー駆動部105では、幹線L10における信号線Ldの線間への直流電圧印加が停止されることにより、幹線リレー駆動部105における駆動回路105cが停止し、各幹線L11,L12における信号線Ldに挿入された幹線リレー接点101A,101Bを開成する。
Then, when ending the broadcast, a control signal (broadcast end command) is transmitted from the
上述した動作により、経路切替器10においては2系統の幹線L11,L12が双方とも幹線制御装置3側の幹線L10と接続されるから、一斉放送機器から通話制御装置5を介して通話線Laに送出される一斉放送用の音声信号が各幹線L11,L12にそれぞれ分岐接続されている全ての住戸機2に伝送されてスピーカ21bから出力される。このとき、経路切替器10の幹線リレー104A,104Bは、通話制御装置5によって信号線Ldの線間に印加された直流電圧を電源として一斉放送用幹線リレー駆動部105により駆動され、何れの住戸機2からも信号線Ldの線間に直流電圧を印加する必要がないから、一斉放送時に信号線Ldの線間に印加される直流電圧の衝突も生じない。しかも、一斉放送時に信号線Ldの線間に直流電圧を印加する住戸機2を設定するといった制御が不要になるから、実施形態1に比較してシステム構成が簡素化できるという利点がある。
Through the above-described operation, in the
尚、本実施形態では一斉放送の対象をシステムに含まれる全ての住戸機2として説明したが、必ずしも全ての住戸機2を一斉放送の対象とする必要はなく、例えば、一斉放送の内容に応じて対象とする住戸機2を限定してもよい。
In the present embodiment, the target of simultaneous broadcasting has been described as all the
1 ロビーインターホン
2 住戸機
5 通話制御装置(一斉放送機器)
6 ドアホン子器
10 経路切替器
53 一斉放送用幹線電源重畳回路
101A,101B 幹線リレー接点
102A,102B 幹線リレー駆動部
104A,104B 幹線リレー
105 幹線リレー駆動部
200 幹線電源重畳回路
1
6
Claims (1)
伝送線路は、前記複数系統の幹線と各系統の幹線から各住戸機へそれぞれ分岐された住戸別線とを含み、幹線および住戸別線は、少なくとも選択手段の操作に伴って発生し個別通話の開始を指示する制御信号を伝送する制御線と、音声信号を伝送する信号線とからなり、
住戸機は、共用部装置並びにドアホン子器との間で各々信号線及び子器接続線を介した通話を行う通話手段と、住戸別線の信号線に挿入された常開型の住戸機スイッチ要素と、住戸機スイッチ要素を介して幹線の信号線の線間に直流電圧を印加する幹線電源供給手段と、制御線を介して伝送される制御信号を受信したときに住戸機スイッチ要素を閉成する制御手段とを備え、
一斉放送機器は、幹線の信号線の線間に直流電圧を印加する一斉放送電源供給手段を備え、
経路切替器は、共用部装置側の幹線から分配された前記複数系統の幹線における信号線にそれぞれ挿入された常開型の複数の幹線スイッチ要素と、各系統の幹線について住戸機の幹線電源供給手段によって信号線間に印加される直流電圧を電源として当該信号線に挿入されている幹線スイッチ要素を閉成するスイッチ要素駆動手段と、共用部装置側の幹線について一斉放送機器の一斉放送電源供給手段によって信号線間に印加される直流電圧を電源として各信号線に挿入されている全ての幹線スイッチ要素を閉成するスイッチ要素一斉駆動手段とを備えたことを特徴とする集合住宅用インターホンシステム。 The common unit device that is installed at the common entrance of the apartment house and can input and output voice, and the common unit device that is installed in each dwelling unit of the apartment house is connected via a transmission line and the selection unit that the common unit device has When a visitor is selected by operating the unit, multiple units that establish a communication path with the common unit device, and each unit connected to the unit in the housing complex are connected to a handset for calls. A door switch unit connected via a line, a path switching unit inserted between a plurality of trunk lines in which a plurality of dwelling units are branched and connected, and a trunk line to which a shared unit is connected, and a shared unit A broadcasting device that is inserted between the shared device and the path switch in the trunk line to which the device is connected, and that broadcasts at least to all the dwelling units that are branched and connected to a plurality of trunk lines, and
The transmission line includes a plurality of trunk lines and a separate line for each unit branching from the trunk line of each line to each dwelling unit. It consists of a control line that transmits a control signal instructing start and a signal line that transmits an audio signal.
The dwelling unit is a normally open type dwelling unit switch inserted in the signal line of the dwelling unit separate line, and a communication means for performing a call through the signal line and the sub unit connection line between the common unit device and the door phone sub unit. The main line power supply means for applying a DC voltage between the main line and the signal line of the main line via the dwell unit switch element, and the dwell unit switch element is closed when a control signal transmitted via the control line is received. Control means,
The broadcast equipment includes a broadcast power supply means for applying a DC voltage between the main signal lines.
The path switch is a plurality of normally open type trunk line switch elements respectively inserted into the signal lines in the trunk lines of the plurality of lines distributed from the trunk line on the shared device side, and the trunk line power supply of the dwelling unit for the trunk lines of each line Switch element driving means for closing a main line switch element inserted in the signal line using a DC voltage applied between the signal lines as a power source, and simultaneous broadcasting power supply for the broadcast equipment on the common line device main line And a switch element simultaneous drive means for closing all trunk switch elements inserted in each signal line using a DC voltage applied between the signal lines as a power source by the means. .
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