JP4426638B1 - リュックサック - Google Patents

Abstract

【課題】ポケット部の収容物を容易に取り出せるようにしたリュックサックを提供する。
【解決手段】本発明のリュックサック１は、鞄本体２の前面部２１の下半分内にポケット部３を備え、鞄本体２の前面部２１の中央付近にループ状の持ち手部４を備えたことを特徴とする。ポケット部３の上面部３１又は前面部３２に横方向にスライドするファスナー部３５を設け、ファスナー部３５よりもリュックサック１の奥側に前記持ち手部４の両端部を固着することが好ましい。
【選択図】図２

Description

本発明は、肩に掛けて背負うリュックサックに関する。

従来のリュックサックとしては、鞄の前面部にファスナーなどで開閉できるポケット部を設けたものがあり、このポケット部は定期券、チケット、地図など持ち運び中に取り出す必要があるものを収容しておくのに便利である。
このようなリュックサックとしては、下記特許文献１に記載されているリュックサックなどがある。

意匠登録１３５５９９３号公報

このようなリュックサックは、ポケット部の収容物を直ぐに取り出そうとするとき、鞄を手や足で支えながら収容物を探さなければならず、見つけ出しにくいものであった。そのため、地面などに降ろしてから探す必要があり、直ぐに収容物を取り出すことには適していなかった。

そこで、本発明の目的は、ポケット部の収容物を容易に取り出せるようにしたリュックサックを提供することにある。

本発明のリュックサックは、鞄本体の前面部の下半分内にポケット部を備えたリュックサックにおいて、鞄本体の前面部の中央付近にループ状の持ち手部を備えたことを特徴とするものである。

本発明のリュックサックは、鞄本体の前面部の中央付近にループ状の持ち手部を備えたことにより、この持ち手部を把持しながらポケット部を開閉でき、ポケット部内の収容物を探すことができ、リュックサックを持ちながら容易に収容物を探し出すことができる。

本発明の一実施形態のリュックサックの斜視図である。 図１のリュックサックのポケット部付近の拡大斜視図である。 図１のリュックサックの一変形例を示したポケット部付近の拡大斜視図である。 図１のリュックサックの他の変形例を示したポケット部付近の拡大斜視図である。 図１のリュックサックの使用状態の一例を示した斜視図である。

以下、本明のリュックサックを、一実施形態に基づいて説明する。

本発明の一実施形態のリュックサック１は、図１又は図２に示すように、鞄本体２の前面部２１にポケット部３を形成し、前面部２１の中央付近に持ち手部４を取り付けたものである。

鞄本体２は、図１に示すように、前面部２１、背当て部２２、横マチ部２３及び底マチ部２４を縫合して形成してあり、鞄本体２上部の前面部２１と横マチ部２３との合わせ部分にファスナー部２５を取り付けて本体開口部２６を設けてある。背当て部２２側には、左右一対の肩紐２７が設けてあり、リュックサック１として背負えるようにしてある。

ポケット部３は、図２に示すように、正面視略矩形状とし、前面部２１の略下半分を占める大きさに形成してあり、上面部３１、前面部３２、両側面部３３、底面部３４をそれぞれ縫合して形成してある。
ポケット部３の前面部３２の上方には、横方向にスライドして開閉するファスナー部３５が設けてあり、この部分をポケット部３の開口部３６としてある。

本実施形態では、ポケット部３は前面部２１の略下半分を占める大きさに形成してあるが、鞄本体２の前面部２１の下半分内に形成してあればよく、図３に示すポケット部５のように、ポケット部３に比べて高さを低くしたものにすることもできる。また、ポケット部３は平面視略矩形状としてあるが、半円状や長円状などの形状にすることもできる。
ポケット部３の前面部３２にファスナー部３５を設けてあるが、図３に示すように、ポケット部５の上面部５１に横方向にスライドするファスナー部５２を設けることもできる。

持ち手部４は、革、布、ナイロンなどからなる帯状部材の両端部を前面部２１とポケット部３の上面部３１との合わせ部分に挟み込み、これらとともに縫製して取り付けてループ状に形成してある。
本実施形態では、持ち手部４の両端部を前面部２１と上面部３１との合わせ部分に挟み込ませて取り付けてあるが、鞄本体２の前面部２１の中央付近に設けてあればよく、図４に示す持ち手部４１のように、ポケット部３の上面部３１上に両端部を横向きに配して縫製などにより取り付けることもでき、図３に示す持ち手部４２のように、鞄本体２の前面部２１の中央付近に両端部を横向きに配して縫製などにより取り付けることもできる。

持ち手部４は、ファスナー部３５よりもリュックサック１の奥側に取り付けることが好ましく、このようにすれば、手が交差することなくファスナー部３５を開閉することができ、ポケット部３内の収容物を容易に探し出すことができる。

このようなリュックサック１は、例えば、図５に示すように、一方の手を肩紐２７に通しながら持ち手部４を把持して鞄本体２を支持し、他方の手でポケット部３のファスナー部３５を掴み横方向にスライドさせて開口部３６を開閉することができ、リュックサック１を持ちながら容易にポケット部３を開閉でき、そのままの状態でポケット部３内の収容物を容易に探し出すことができる。さらに、リュックサック１を背負い状態から降ろすときに、持ち手部４を掴みながら降ろすことができ、リュックサック１を降ろす作業も容易に行うことができる。

上記実施形態の構成態様は、本発明を限定するものとして挙げたものではなく、技術目的を共通にするかぎり変更は可能であり、本発明はそのような変更を含むものである。

１リュックサック ２鞄本体 ２１前面部 ２２背当て部 ２３横マチ部 ２４底マチ部 ２５ファスナー部 ２６本体開口部 ２７肩紐 ３，５ポケット部 ３１，５１上面部 ３２前面部 ３３側面部 ３４底面部 ３５，５２ファスナー部 ３６開口部 ４，４１，４２持ち手部

Claims (2)

1. 鞄本体の前面部の下半分内にポケット部を備えたリュックサックにおいて、鞄本体の前面部の中央付近にループ状の持ち手部を備えたリュックサック。
2. ポケット部の上面部又は前面部に横方向にスライドするファスナー部を設け、ファスナー部よりもリュックサック奥側に前記持ち手部の両端部を取り付けた請求項１に記載のリュックサック。

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