JP4426223B2 - Information processing apparatus and information processing system - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、バッテリ駆動可能な情報処理装置及び情報処理システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、パーソナルコンピュータ(以下、単にパソコンと略す)は、その機能が向上するに伴い、音楽や映像といったAV(Audio-Visual)情報を取り扱うことが可能になってきている。これらのAV情報の情報量は非常に大きいため、記録媒体としてCD−R/RW、DVD±R/RWなどの光ディスクが注目されるようになり、その低価格化とともに、情報記録再生装置としての光ディスク装置がパソコンの周辺機器の一つとして普及するようになった。
【0003】
特に、最近では、パソコンの小型軽量化が飛躍的に進み、容易に持ち運び可能な、いわゆるノート型パソコン及びそれよりもさらに小型のサブノート型パソコンなど(以下、ノート型パソコンと総称する)が市販されるようになった。ノート型パソコンはその使用場所が限定されないことが特徴の一つであり、そのために駆動電源としてAC電源(商用交流電源)だけでなくバッテリにも対応できるようになっている。即ち、駆動電源としては、バッテリ駆動方式とAC電源駆動方式との2種類が一般的であり、何れの駆動電源を使用するかはユーザの自由に任されている。このようなノート型パソコンにおいても、上述したような光ディスク装置が内蔵されることが一般的である。よって、光ディスク装置を内蔵しているノート型パソコンでは、バッテリ駆動の時には光ディスク装置もバッテリで駆動されることとなる。ここに、このようなノート型パソコンが、バッテリ駆動方式かAC電源駆動方式かどうかを確認するには、Windows(登録商標)などのオペレーティングシステム(OS)のユーザインタフェース(UI)を使用することで確認することができる。
【0004】
【特許文献1】
特開平5−089469号公報
【特許文献2】
特開平5−334694号公報
【特許文献3】
特開平6−084180号公報
【特許文献4】
特開平6−084181号公報
【特許文献5】
特開平6−150342号公報
【特許文献6】
特開平8−96486号公報
【特許文献7】
特開平10−112038号公報
【特許文献8】
特開平10−112163号公報
【特許文献9】
特開平10−188319号公報
【特許文献10】
特開平10−269581号公報
【特許文献11】
特開平10−340464号公報
【特許文献12】
特開平11−110904号公報
【特許文献13】
特開平11−328701号公報
【特許文献14】
特開平11−120125号公報
【特許文献15】
特開2000−090549公報
【特許文献16】
特開2000−182309公報
【特許文献17】
特開2001−084624公報
【特許文献18】
特開2001−101676公報
【特許文献19】
特開2001−297517公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、このようなノート型パソコンにおいて、例えばバッテリ駆動方式で使用の場合は、バッテリの充電容量は有限なので、例えば、内蔵CD/DVD光ディスクドライブに対して大容量のデータ書き込みを実行している最中に、バッテリ切れによる電源遮断となり、記録動作が途中で終了してしまうことがある。この結果として、ファイルが読めなくなったり、追記書き込みができなくなったりしまうといった不具合が生じる。或いは、ユーザの予定していた他の処理ができなくなってしまうこともある。
【0006】
従って、バッテリ駆動時には、余計な電力の消費を極力抑えることが必要といえる。ここに、光ディスク装置(光ディスクドライブ)の省エネに関しては各種・多数の提案例があるが(例えば、特許文献1〜19参照)、何れも光ディスク装置(光ディスクドライブ)単体に関するもので、ノート型パソコン内蔵の光ディスク装置等には適用できない対応策である。即ち、ノート型パソコン内蔵の光ディスク装置では、ノート型パソコン自体の電源状態に関わらずホストコンピュータからディスクアクセス等の命令がくればディスクアクセス等の処理を実行してしまうため、予期しない電源遮断となる可能性が高く、上述の不具合は依然として残るものである。
【0007】
また、このようなノート型パソコンにおける電力消費は、主に、光ディスク装置のディスクアクセスによるところが多いが、この他の要因も多々ある。例えば、オートローディング機能を有する光ディスク装置の場合、ローディングモータを駆動させてトレイを引き込み、その後、挿入されたディスク情報を取得するためにマウント処理動作を行い、ディスク上の所定領域の再生を行うことによっても、電力は消費される。また、ディスクアクセス動作においても、記録レーザパワーの方が再生レーザパワーよりも大きいので、記録時と再生時とでは記録時の方が多くの電力を消費するといえる。
【0008】
この他、ディスクアクセスを行っていない場合でも電力を消費する要因として、ホストコンピュータが内蔵ドライブ装置のディスクイベント情報(ユーザからのディスク排出及び挿入コマンドや、新しいメディアが挿入されたことを示すイベント)を知るために、当該ドライブ装置に対して定期的に発行しているコマンド(Get Event/Status Notification コマンド)がある。ホストコンピュータは、イベントをドライブ装置から受けた後、ディスクを排出したり挿入したり、ディスクのファイル情報を取得しにいく。このコマンドは、ドライブ装置がディスクアクセスを行っていない間でも、絶えず定期的(例えば、2秒毎)に発行される。ホストコンピュータがドライブ装置に対してコマンドを発行するということは、ATAPI信号を動かすことになるため、電力の消費につながる。従って、その間にバッテリ容量が消費されてしまう。
【0009】
また、仮にこのようなGet Event/Status Notification コマンドを発行しない場合においても、リムーバルディスク対応のドライブ装置では、ディスクが挿入されればディスク情報の取得を行うために前述したようなマウント処理を実行するため、その間にバッテリ容量を消費することとなる。
【0010】
さらに、CD−R/RW,DVD±R/RW等の光ディスクに記録又は再生を行う装置のデータ転送方式には、PIO転送モード、マルチワードDMAモード、なULTRA DMAモード等がある。転送速度で見ればULTRA DMAモードが最も速い転送方式と言えるが、装置の消費電力で見ればULTRA DMAモードはクロックが高い分、消費電力が一番大きな転送方式と言える。光ディスク装置の中には、上述のようにノート型パソコン等に内蔵されており、光ディスク装置の駆動源としてノート型パソコンのバッテリを用いる構成になっているものがある。ここに、バッテリ容量には限りがあるため、バッテリ残量が少ない場合に消費電力の多い転送方式でデータ転送を行ってしまうと、光ディスク装置が電力を多く使用することになるため、バッテリの寿命を短くしてしまい、その結果、前述したような予期しない電源遮断の発生率を高めてしまうという不具合がある。
【0011】
即ち、光ディスク装置等に使われるインタフェース規格に、例えば、ATA/ATAPIインタフェースがあり、これらのインタフェースの転送方式には、上述のPIO転送モードとマルチワードDMA転送モードと、ULTRA DMAデータ転送モードとがある。PIOモード、マルチワードDMAモードは最大16MHzで動作するが、ULTRA DMAの場合はそのモードによって転送レートが大きく異なり、例えば、モード2でPIO,マルチワードDMA転送モードの約2倍、モード5になると約6倍で動作することになる。インタフェースの分野であれば、転送速度の高速化による恩恵が受けられ望ましいところであるが、ノート型パソコン等のように、省電力化が重要視されているシステムの場合、転送速度の高速化に伴い、ホストコンピュータに送られて来るデータをデコーダする回路の動作周波数も高速化する必要があり、これに伴い消費電力が高くなるので、望ましくない場合がある。
【0012】
このように転送速度の高速化に伴い、データを送る側もデータを受け取る側も共に消費電力が高くなるという問題があり、この問題を解決する従来技術としては、例えば前述の特許文献14が挙げられる。この特許文献14は、データインタフェースの転送レートが上がっても常に一定の低レートでデータ処理を行い、電力の消費を抑えることができるATA/ATAPIインタフェースのバス制御装置を提供するものである。即ち、光ディスク装置がホストコンピュータからデータを受け取ってからの処理に関する発明である。従って、ホストコンピュータが光ディスク装置とのデータの受け渡しを行う時のホストコンピュータに関しては何ら言及されていないものである。
【0013】
本発明の目的は、ノート型パソコンのように、情報記録再生装置が情報処理装置用の駆動電源、特に、充電容量が有限なバッテリを共用するような環境下に、バッテリに関する電力消費を極力抑えて、予期しない電源遮断等の不具合を極力回避できるようにすることである。
【0034】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の発明は、情報記録再生装置とともに情報処理システムを構成し、かつ、前記情報記録再生装置に対する駆動電源を共用する情報処理装置であって、前記情報処理装置に使用されている前記駆動電源の種類を検出する電源種類検出手段と、検出された前記駆動電源がバッテリの場合に、そのバッテリ残量を検出するバッテリ残量検出手段と、検出されたバッテリ残量が所定値以下の場合には前記情報記録再生装置の記録媒体の状態を知るために当該情報記録再生装置に対して発行するコマンドの発行間隔を延ばすコマンド間隔変更手段と、検出されたバッテリ残量が、前記所定値よりさらに低い第2の所定値以下の場合には前記情報記録再生装置に対する前記コマンドの発行を中止させるコマンド発行中止手段と、検出されたバッテリ残量が、前記第2の所定値よりさらに低い第3の所定値以下の場合には前記情報記録再生装置に対して前記記録媒体の排出及び挿入を禁止させる命令を発行する排出/挿入禁止コマンド発行手段と、を備える。
【0035】
従って、バッテリ駆動の状況下でその残量が所定値以下になった場合には、情報記録再生装置に対して定期的に発行するコマンドの発行間隔を延ばし、当該コマンド発行によるATAPI信号動作の回数を減らすことにより、バッテリの電力消費を極力減らすことができる。さらに、情報記録再生装置に対する定期的なコマンド発行の発行間隔を延ばしても当該コマンドを発行している以上、記録媒体が情報記録再生装置に挿入されるとファイル情報取得動作を実行してしまい、バッテリ電力を消費してしまうが、バッテリ残量がさらに減った場合には当該コマンドの発行自体を中止させることにより、記録媒体が挿入されてもファイル情報取得動作を行わせず、よって、バッテリ電力の消費を極力抑えることができる。
【0050】
請求項2記載の発明の情報処理システムは、請求項1に記載の情報処理装置と、この情報処理装置用の駆動電源を共用し、当該情報処理装置からの指示に応じて記録媒体に対する情報の記録又は再生を行う情報記録再生装置と、を備える。
【0051】
従って、請求項1の発明の場合と同様に作用を奏する情報処理システムが提供される。
【0054】
【発明の実施の形態】
本発明の第一の実施の形態を図1ないし図4に基づいて説明する。図1は本実施の形態の情報処理システムの概略構成を示すブロック図である。本実施の形態の情報処理システム1は、情報記録再生装置としてのCD/DVD用の光ディスク装置(光ディスクドライブ)2と、この光ディスク装置2を制御する情報処理装置としてのホスト3とを含む構成とされている。このような情報処理システム1は、例えば、光ディスク装置2に対する駆動電源はホスト3から供給されるものであり、全体としては、ノート型パソコンのような携帯型機器として構成され、当該駆動電源としてはAC電源とバッテリ(何れも図示せず)との両方が使用可能であり、ユーザによって何れかの駆動電源が選択される。
【0055】
まず、光ディスク装置2の制御系のハードウェア構成例について説明する。当該光ディスク装置2は、記録媒体としてのCD/DVD等の光ディスク11を回転駆動するためのスピンドルモータ12、光ピックアップ装置13、レーザコントロール回路14、エンコーダ15、モータドライバ16、再生信号処理回路17、サーボコントローラ18、バッファRAM19、バッファマネージャ20、インタフェース21、ROM22、CPU23及びRAM24などを備えている。なお、図1中の接続線は、代表的な信号や情報の流れを示すものであり、各ブロックの接続関係の全てを表すものではない。
【0056】
光ピックアップ装置13は、光源としての半導体レーザ、この半導体レーザから出射される光束を光ディスク11の記録面に導くとともに、この記録面で反射された戻り光束を所定の受光位置まで導く光学系、その受光位置に配置され戻り光束を受光する受光素子、及び、駆動系(フォーカシングアクチュエータ、トラッキングアクチュエータ、シークモータ等)(何れも図示せず)などを含んで構成されている。受光素子からは、その受光量に応じた電流(電流信号)が再生信号処理回路17に出力される。
【0057】
再生信号処理回路17は、光ピックアップ装置13の出力信号である電流信号を電圧信号に変換し、この電圧信号に基づいてウォブル信号、RF信号及びサーボ信号(フォーカスエラー信号やトラックエラー信号など)を検出する。再生信号処理回路17では、ウォブル信号からADIP(Address In Pre-groove)情報及び同期信号などを抽出する。ここで抽出されたADIP情報はCPU23に出力され、同期信号はエンコーダ15に出力される。さらに、再生信号処理回路17は、RF信号に対して誤り訂正処理等を行った後、バッファマネージャ20を介してバッファRAM19に格納する。また、フォーカスエラー信号及びトラックエラー信号は、再生信号処理回路17からサーボコントローラ18に出力される。
【0058】
サーボコントローラ18は、フォーカスエラー信号に基づいて光ピックアップ装置13のフォーカシングアクチュエータを制御する制御信号を生成し、トラックエラー信号に基づいて光ピックアップ装置13のトラッキングアクチュエータを制御する制御信号を生成する。各制御信号はサーボコントローラ18からモータドライバ16に各々出力される。
【0059】
バッファマネージャ20は、バッファRAM19へのデータの入出力を管理し、蓄積されたデータ量が所定の値になると、CPU23に通知する。
【0060】
モータドライバ16は、サーボコントローラ18からの制御信号に基づいて、光ピックアップ装置13のフォーカシングアクチュエータ及びトラッキングアクチュエータを駆動する。また、モータドライバ16は、CPU23の指示に基づいて、光ディスク11の線速度が一定となるようにスピンドルモータ12を制御する。さらに、モータドライバ16は、CPU23の指示に基づいて、光ピックアップ装置13のシークモータを駆動し、光ピックアップ装置13のスレッジ方向(光ディスク11の半径方向)の位置を制御する。
【0061】
エンコーダ15は、CPU23の指示に基づいて、バッファマネージャ20を介してバッファRAM19から取り出したデータに対してエラー訂正コードの付加などを行ない、光ディスク11への書き込みデータを作成するとともに、再生信号処理回路17からの同期信号に同期して、書き込みデータをレーザコントロール回路14に出力する。
【0062】
レーザコントロール回路14では、エンコーダ15からの書き込みデータ及びCPU23の指示に基づいて、光ピックアップ装置13の半導体レーザの出力を制御する。
【0063】
インタフェース21は、ホスト3との双方向の通信インタフェースであり、ATAPI(AT Attachment Packet Interface)及びSCSI(Small Computer system Interface)等の標準インタフェースに準拠している。
【0064】
ROM22には、CPU23により解読可能なコードで記述された後述するような制御プログラム等が格納されている。なお、光ディスク装置2の電源がオン状態になると、当該制御プログラムはメインメモリ(図示せず)にロードされ、CPU23はそのプログラムに従って上記各部の動作を制御するとともに、制御に必要なデータ等を一時的にRAM24に保存する。
【0065】
一方、ホスト3は、主制御装置31、インタフェース32、ハードディスク(HDD)33、入力装置34及び表示装置35などを備えている。なお、ホスト3の駆動電源としては、前述したように、AC電源及びバッテリ(何れも図示せず)の両方が使用可能であり、ユーザによって何れかが選択される。光ディスク装置2に対する電源もこの駆動電源から供給される。
【0066】
主制御装置31は、マイクロコンピュータ、メインメモリ(何れも図示せず)などを含んで構成され、ホスト3の全体を制御する。
【0067】
インタフェース32は、光ディスク装置2との双方向の通信インタフェースであり、ATAPI及びSCSI等の標準インタフェースに準拠している。インタフェース32は光ディスク装置2のインタフェース21と接続されている。なお、各インタフェース21,32間の接続形態は、通信ケーブル(例えばSCSIケーブル)などの通信線を用いたケーブル接続だけでなく、赤外線などを利用したワイヤレス接続であっても良い。
【0068】
ハードディスク33には、主制御装置31のマイクロコンピュータで解読可能なコードで記述された後述するような各種の制御プログラムなどが格納されている。なお、ホスト3の駆動電源がオン状態になると、上記プログラムは主制御装置31のメインメモリにロードされる。
【0069】
表示装置35は、例えば、液晶ディスプレイ(LCD)などの表示部(図示せず)を備え、主制御装置31からの各種情報を表示する。
【0070】
入力装置34は、例えばキーボード、マウス及びポインティングデバイスなどのうち少なくとも1つの入力媒体(図示せず)を備え、ユーザから入力された各種情報を主制御装置31に通知する。なお、入力媒体からの情報はワイヤレス方式で入力されても良い。
【0071】
ここで、本実施の形態のホスト3のソフトウェア系の階層構造を略図で示すと、図2に示すように、基本的な入出力制御を行うバイオス(BIOS=Basic Input/Output System)及びオペレーティングシステム(OS=Operating Systm)を搭載しており、このOSにより各種のアプリケーションソフトウェアや各デバイス(LSI等)を管理・制御するように構成されている。従って、ホスト3の駆動電源に関する情報(駆動電源の種類、バッテリ残量など)は、電源起動時であれば周知のようなBIOSの電源監視モニタ機能等、OS起動後であればOSによって検出・管理可能とされている。
【0072】
より詳細には、BIOSは、ホスト3に使用されているプロセッサ31やハードディスク33などの種類を調べたり,システム起動時にグラフィックスやメモリ、ハードディスク,キーボードが正しく動作するか等を調べたり、OSを起動させる等の動作を行う。一方、OSは各種アプリケーションソフトウェアを動作させるための土台であり、BIOSとアプリケーションソフトウェアの中間的な役割を果たす。アプリケーションソフトウェアから発行されたATAPIコマンドは、OSにてBIOSへ転送され、BIOSから周辺装置、例えば光ディスク装置2に対してATAPIコマンドをATAPIプロトコルに従い発行する。
【0073】
このような構成において、基本的には、光ディスク装置2は、ホスト3用(従って、光ディスク装置2用でもある)の駆動電源の電源状態(駆動電源の種類、バッテリ残量など)を知ることはできないので、ホスト3からの要求通りに動作する。従って、課題欄で前述したように、バッテリ駆動時であっても、ホスト3からの命令通りにアクセス動作等を行ってしまい、バッテリ電力の消費により予期せぬ電源遮断のトリガとなってしまうことがある。そこで、本実施の形態では、その基本的な解決策として、ホスト3側が有する駆動電源に関する情報の監視・管理機能(電源情報取得手段)を利用し、取得された駆動電源に関する情報(駆動電源の種類、バッテリ残量など)をインタフェース32,21を介して光ディスク装置2側に通知する(電源情報通知手段)ことにより、光ディスク装置2側でも共用の駆動電源の状態、特にバッテリ駆動の場合のバッテリ残量を確認可能とし、この光ディスク装置2側において光ディスク11へのアクセスの可否を適正に決定できるようにしたものである。
【0074】
ここで、ホスト3から光ディスク装置2に通知する駆動電源に関する情報のコマンド構成例を図3を参照して説明する。まず、このような電源状態を通知するためのコマンドとしてはATAPIコマンド中のオペレーションコードC0hが利用され、このコマンドに付加される転送データ中の00hの3バイト目(バイト2)の4ビット目〜2ビット目(ビット3〜ビット1)に割り当てられた3ビット分のBattery Status(=バッテリ残量)及び1ビット目(ビット0)に割り当てられたSup(Supply Bit=電源の種類)が利用される。ここに、
Sup
0:AC電源
1:バッテリ
Battery Status(バッテリ残量)
000b:フル(Full)
010b:50%以上
011b:50%以下
111b:ほぼ空(Almost Empty)
である。従って、光ディスク装置2ではこのような電源に関する情報を含むコマンドを受信することにより、光ディスク装置2は駆動電源の状態、特にバッテリ駆動時のバッテリ残量を確認することができる。
【0075】
一方、このような電源に関する情報を含むコマンドを受信する光ディスク装置2側においてCPU23により実行される処理制御例を図4に示す概略フローチャートを参照して説明する。この処理制御は、任意タイミングにおいてホスト3側から当該コマンド(Power Status Command)を受信する(ステップS1)ことにより実行される。このステップS1の処理が通知情報取得手段の機能として実行される。当該コマンドを受信すると、そのコマンド中に含まれる電源に関する情報、即ち、Battery Statusを確認することにより、使用されている駆動電源の種類がAC電源であるか否かが判断され(S2)、AC電源駆動でなければ=バッテリ駆動であれば(S2のN)、当該バッテリの残量が所定値、例えば、50%以下であるか否かが判断される(S3)。AC電源駆動時や(S2のY)、バッテリ残量が50%以上であれば(S3のN)、電源に関して特に問題ないので、光ディスク11へのアクセスを許可する等、通常通りの制御となる。一方、バッテリ駆動時であって、その残量が50%以下の場合には(S3のY)、光ディスク11へのアクセスを禁止する旨の設定を行うことでアクセス動作を制限する(S4)。これらのステップS2〜S4の処理が、アクセス動作制限手段の機能として実行される。
【0076】
このように、本実施の形態によれば、ホスト3が共用の駆動電源に関する情報を取得して光ディスク装置2に通知するので、光ディスク装置2側に電源状態を認識させることができ、よって、ホスト3側で光ディスク11へのアクセスを制限する等の適正な対応を採ることができ、バッテリ残量の少ないような状況下での無駄な電力消費を抑えることが可能となり、予期しない電源遮断といった事態を回避することができる。
【0077】
本発明の第二の実施の形態を図5に基づいて説明する。第一の実施の形態で示した部分と同一部分は同一符号を用いて示し、説明も省略する(以降の実施の形態でも同様とする)。第一の実施の形態では、ホスト3は電源に関する情報を光ディスク装置2に対して通知するのみでアクセス制御は光ディスク装置2側で決定させるようにしたが、本実施の形態では、自ら取得した電源に関する情報に基づき、光ディスク装置2での光ディスク11へのアクセスの許可又は禁止に関してホスト3側で事前に決定し(許可/禁止決定手段:図4中のステップS2〜S4に準ずればよい)、ホスト3から光ディスク装置2側に通知するコマンド中に、図5に示す転送データ例のように、4バイト目(バイト3)の1ビット目(ビット0)に光ディスク11へのアクセスの許可又は禁止を設定するPDA(Prohibit Disc Access)bitを割り当てることにより、決定された光ディスク11へのアクセスの許可又は禁止制御情報を含めて光ディスク装置2側に送信通知させるようにしたものである。
【0078】
図5に示す転送データ例において、
PDA:Prohibit Disc Access
0:Allow to access(アクセス許可)
1:Prohibit to access(アクセス禁止)
である。
【0079】
従って、このようなコマンドを受信した光ディスク装置2側において、PDA情報が“0”であれば記録又は再生用の動作として光ディスク11へのアクセスが許可状態にあり、PDA情報が“1”であれば記録又は再生用の動作として光ディスク11へのアクセスが禁止状態にあることが判る。よって、当該コマンドを受信するだけで、電源状態に基づく光ディスク11へのアクセスの可否が即座に判り、バッテリ駆動においてその残量が少ないような状況下では光ディスク11へのアクセスを行わないことにより、バッテリ電力の消費を極力避けることができる。
【0080】
本発明の第三の実施の形態を図6に基づいて説明する。本実施の形態は、ホスト3に関して、第二の実施の形態の場合のように電源状況により光ディスク11へのアクセス禁止状況下では、そのコマンドに光ディスク11のイジェクト禁止状態命令を含めて光ディスク装置2に通知させるようにしたものである。
【0081】
主制御装置31により実行されるこのような通知処理に関して図6に示す概略フローチャートを参照して説明する。まず、周知の如くBIOSの電源監視モニタ等を利用して駆動電源の状態を確認する(S11)。このステップS11の処理が電源情報取得手段の機能として実行される。バッテリ駆動の場合であれば、そのバッテリ残量が所定値以下であるか否かを判断する(S12)。判断の結果、所定値よりもバッテリ残量(容量)が少ない場合には(S12のY)、光ディスク装置2においてディスクアクセスを禁止させるために光ディスク装置2内の各種コントローラ系のプログラムを停止させるとともに(S13)、イジェクト禁止状態命令を含めたコマンドを光ディスク装置2に対して発行通知させる(S14)。これらのステップS13,S14の処理が電源情報通知手段の機能として実行される。
【0082】
即ち、例えば、オートローディング機能を有する光ディスク装置2の場合には、光ディスク11がローディングされるとマウント処理を実行して電力を消費してしまうが、本実施の形態のように光ディスク11へのアクセスを禁止させる状況下では、併せて、イジェクト禁止状態命令を光ディスク装置2に通知して光ディスク11の交換を禁止させることで、マウント処理によるバッテリ電力の消費もなくすことができ、バッテリ残量を維持させることができる。
【0083】
本発明の第四の実施の形態を図7に基づいて説明する。ディスクアクセスは大別すると、記録動作と再生動作とに分けられるが、記録動作時と再生動作時とでは記録レーザパワーの方が再生レーザパワーよりも大きく、その消費電力の大小が異なることから、ホスト3において電源状況に応じてこれらの記録動作と再生動作とで別々にアクセスの許可又は禁止を決定し(許可/禁止決定手段)、その制御情報を含めて光ディスク装置2へ通知させる(電源情報通知手段)ようにしたものである。
【0084】
例えば、バッテリ駆動時において、バッテリ残量が50%以上であれば、記録動作及び再生動作を許可するが、バッテリ残量が50%以下の場合において30%以上であれば記録動作は禁止させるが再生動作は許可し、バッテリ残量が30%以下の場合には記録動作及び再生動作を禁止させるように、アクセスの許可/禁止を決定すればよい。
【0085】
このように決定されたアクセスに関する許可/禁止情報は、ホスト3から光ディスク装置2側に通知するコマンド中に、図7に示す転送データ例のように、4バイト目(バイト3)の2ビット目(ビット1)に光ディスク11への記録動作に関するアクセスの許可又は禁止を設定するPW(Prohibit Writing)bitを割り当て、4バイト目(バイト3)の1ビット目(ビット0)に光ディスク11への再生動作に関するアクセスの許可又は禁止を設定するPR(Prohibit Reading)bitを割り当てることにより、決定された光ディスク11への記録動作、再生動作毎のアクセスの許可又は禁止制御情報を含めて光ディスク装置2側に送信通知させるようにしたものである。
【0086】
図7に示す転送データ例において、
PW:Prohibit Writing
0:Allow to write(記録許可)
1:Prohibit to write(記録禁止)
PR:Prohibit Reading
0:Allow to read(再生許可)
1:Prohibit to read(再生禁止)
である。
【0087】
従って、このようなコマンドを受信した光ディスク装置2側において、PW情報が“0”であれば記録動作として光ディスク11へのアクセスが許可状態にあり、PW情報が“1”であれば記録動作として光ディスク11へのアクセスが禁止状態にあることが判る。同様に、PR情報が“0”であれば再生動作として光ディスク11へのアクセスが許可状態にあり、PR情報が“1”であれば再生動作として光ディスク11へのアクセスが禁止状態にあることが判る。よって、当該コマンドを受信するだけで、電源状態に基づく光ディスク11へのアクセスの可否が即座に判り、バッテリ駆動においてその残量が少ないような状況下では光ディスク11へのアクセスを行わないことにより、バッテリ電力の消費を極力避けることができる。特に、消費電力の大小が異なる記録動作と再生動作とで別々にアクセスの許可又は禁止を決定してその制御情報を光ディスク装置2へ通知するので、例えば記録動作用のアクセスは禁止されても電力消費の少ない再生動作用のアクセスは許可することができる等、柔軟な対応を採ることができる。
【0088】
本発明の第五の実施の形態を図8に基づいて説明する。本実施の形態では、光ディスク装置2に関して、ホスト3側からのコマンド通知が、ディスクへのアクセス禁止状態、或いは、記録動作及び再生動作が禁止状態の決定を含む場合には、即座に省エネモードに移行させることで、バッテリ電力の消費を極力抑制するようにしたものである。
【0089】
本実施の形態の光ディスク装置2側においてCPU23により実行される処理制御例を図8に示す概略フローチャートを参照して説明する。この処理制御は、任意タイミングにおいてホスト3側から当該コマンド(Power Status Command)を受信する(ステップS21)ことにより実行される。このステップS21の処理が通知情報取得手段の機能として実行される。当該コマンドを受信すると、そのコマンド中に含まれる電源に関する情報のうち、前述したようなPW,PR情報をチェックすることにより、再生動作/記録動作(R/W)の双方が禁止されているか否かを確認する(S22)。禁止されていなければ(S22のN)、通常通りの動作制御となる。一方、再生動作/記録動作(R/W)の双方が禁止されている場合には(S22のY)、当該光ディスク装置2を省エネモードに突入させる。まず、フォーカス/トラッキング/スピンドル等のサーボ駆動を停止させ(S23)、各種駆動制御系のLSIなどをスタンバイモードに設定し(S24)、最後に、CPU23をスタンバイモードに設定する(S25)、ことで省エネモードに移行させる。ステップS23〜S25の処理が省エネモード実行手段の機能として実行される。
【0090】
即ち、光ディスク11へのアクセスが禁止状態となり、或いは、記録動作及び再生動作が禁止状態となっている状況下では、ホスト3から光ディスク11へのアクセス命令は来ないので、当該光ディスク装置2としてはすぐに省エネモードに移行させることにより、バッテリ電力の消費を極力回避することができる。
【0091】
本発明の第六の実施の形態を図9に基づいて説明する。前述した実施の形態では、主に光ディスク11に対するアクセス動作に伴うバッテリ電力の消費に着目しているが、本実施の形態では、アクセス動作以外のバッテリ電力の消費として、定期的なコマンド発行に伴うATAPI信号を動かすことによる電力の消費に着目したものである。そこで、基本的には、バッテリ駆動時にその残量が所定値以下になった場合には、接続されている光ディスク装置2のメディア状態を知るために定期的に発行するGESN(Get Event/Status Notification)コマンドの発行間隔を延ばすようにしたものである。
【0092】
ホスト3の主制御装置31により実行されるこのような処理制御に関して図9に示す概略フローチャートを参照して説明する。基本的には、ホスト3のOSは、光ディスク装置2とのインタフェース32,21を介してGESN(Get Event/Status Notification)コマンド(ATAPIコマンド中のオペレーションコード4Aを利用)を発行することにより、当該光ディスク装置2からイベントを受ける。
【0093】
まず、定期的等、任意の時点で、自己の駆動電源に関して、バッテリ駆動型であるかAC電源駆動型であるかの電源の種類を検出する(S31)。電源の種類を確認する方法としては、例えば、周知の如く、Windows(登録商標)などのOSのUIを利用することで実現できる。このステップS31の処理が電源種類検出手段の機能として実行される。次いで、バッテリ駆動型である場合には(S31のY)、当該バッテリの残量を電源状態の確認として検出する(S32)。バッテリ残量の検出は、例えば、周知のようにBIOSの電源監視モニタ機能を利用することにより簡単に実現できる。このステップS32の処理がバッテリ残量検出手段の機能とて実行される。この検出の結果、バッテリ残量が第1の所定値である全容量の50%以下であれば(S33のY)、光ディスク装置2に対して2秒間隔のように定期的に発行するGESNコマンドの発行間隔を、例えば、60秒間隔となるように延ばす(S34)。このステップS34の処理がコマンド間隔変更手段の機能として実行される。50%以上の残量がある場合には(S33のN)、通常通り、2秒間隔でGESNコマンドを発行させる。
【0094】
従って、本実施の形態によれば、バッテリ駆動の状況下でその残量が所定値(50%)以下になった場合には、光ディスク装置2に対して定期的に発行するGESNコマンドの発行間隔を延ばし、当該GESNコマンド発行によるATAPI信号動作の回数を減らすことにより、バッテリの電力消費を極力減らすことができる。
【0095】
本発明の第七の実施の形態を図10に基づいて説明する。本実施の形態では、第六の実施の形態の処理制御に加えて、バッテリ残量が第1の所定値、例えば50%よりも低い第2の所定値、例えば25%以下に低下した場合には(S35のY)、GESNコマンド発行に関してその発行間隔を延ばすことなく、当該GESNコマンドの発行自体を中止させる(S36)ようにしたものである。ステップS36の処理がコマンド発行中止手段の機能として実行される。
【0096】
即ち、第六の実施の形態のように、光ディスク装置2に対する定期的なGESNコマンド発行の発行間隔を延ばしても当該GESNコマンドを発行している以上、例えば、光ディスク11が光ディスク装置2に挿入されるとファイル情報取得動作を実行してしまい、バッテリ電力を消費してしまうが、本実施の形態のように、バッテリ残量がさらに減った場合には当該GESNコマンドの発行自体を中止させることにより、光ディスク11が挿入されてもホスト3はディスク挿入情報を取得できないため、ファイル情報を取得するための再生動作を行うことがなくなり、よって、バッテリ電力の消費を極力抑えることができる。
【0097】
本発明の第八の実施の形態を図11及び図12に基づいて説明する。本実施の形態では、第七の実施の形態の処理制御に加えて、バッテリ残量が第2の所定値、例えば25%よりも低い第3の所定値、例えば10%以下に低下した場合には(S37のY)、光ディスク装置2に対してPrevent/Allow Medium Removalコマンド(図12に示すようなATAPIコマンド中のオペレーションコード1Eを利用)の5バイト目(バイト4)の1ビット目(ビット0)のPrevent Bitを立てて当該コマンドを発行することにより、光ディスク装置2に対してディスクの排出及び挿入を禁止させる(S38)。
【0098】
従って、第七の実施の形態のような状況下においても、例えば、リムーバルディスク対応の光ディスク装置2の場合には光ディスク11が挿入されればマウント処理を実行してバッテリ電力を消費することとなるが、本実施の形態のように、バッテリ残量が少なくなった状況下では光ディスク11の排出及び挿入を禁止させる命令を光ディスク装置2に対して発行させることで、光ディスク11の交換が不可となり、マウント処理等によるバッテリ電力の消費をなくすことができる。
【0099】
本発明の第九の実施の形態を図13及び図14に基づいて説明する。本実施の形態のホスト3では、アクセス動作以外のバッテリ電力の消費として、周辺装置である光ディスク装置2との間のデータ転送による電力の消費に着目したものである。
【0100】
ホスト3の主制御装置31により実行される本実施の形態の処理制御に関して図13に示す概略フローチャートを参照して説明する。
【0101】
本実施の形態では、ホスト3がバッテリ駆動である場合を想定しており、BIOSがホスト3に接続されている周辺装置として光ディスク装置2のデータ転送モードを設定する処理制御に関する。まず、BIOSは、ホスト3に接続されている光ディスク装置2がサポートするデータ転送モードを取得する(S41)。予めBIOSが周辺装置(光ディスク装置2)の属性を確認する際に、Identify Device Commandでその装置のサポートしているデータ転送モードを確認しておく。ここでは、一例として、この周辺装置(光ディスク装置2)がサポートする最速のデータ転送モードがUltra DMA Mode2であったとする。このステップS41の処理が転送モード情報取得手段の機能として実行される。
【0102】
次に、BIOSは、駆動電源がバッテリ駆動であるか否かを検出し(S42;電源種類検出手段)、バッテリ駆動の場合には(S42のY)、そのバッテリ残量を検出する(S43;バッテリ残量検出手段)。検出されたバッテリ残量が所定値以下、例えば全容量の30%以下の場合には(S44のY)、この周辺装置(光ディスク装置2)がサポートする最速のデータ転送モードには設定せずに、当該最速のデータ転送モードより消費電力の少ない転送方式のデータ転送モードに設定する(例えば、Multi WordDMA Mode2)(S45)。このステップS45の処理が転送方式設定手段の機能として実行される。一方、バッテリ残量が充分にあると判断した場合は(S44のN)、この周辺装置(光ディスク装置2)がサポートする最速のデータ転送モードに設定する(S46)。
【0103】
従って、本実施の形態によれば、バッテリ駆動の状況下でその残量が所定値以下の場合には、光ディスク装置2等の周辺装置との間のデータ転送モードを消費電力の少ない転送方式に設定することにより、バッテリの電力消費を極力減らすことができる。
【0104】
ところで、例えば、図14に示すようにバッテリ残量とデータ転送モードの転送方式とを対応付けたテーブル41をBIOS等に予め用意しておき、本実施の形態のステップS43等の処理に際して、このテーブル41を参照することにより、バッテリ残量に応じたデータ転送モードの転送方式を設定するようにしてもよい。このようなテーブル41を参照することにより、簡単かつ迅速に転送方式を設定することができる。
【0105】
また、前述した本実施の形態の説明では、BIOSで設定するだけなので、その後、OSが起動された場合にはバッテリ残量を見ていないので、アプリケーションソフトウェアが起動されているときなどに周辺装置(光ディスク装置2)が動作している場合に予期せぬ電源遮断が発生する可能性がある。そこで、OSが起動されている場合に、OSが定期的にバッテリ残量を監視し、所定のバッテリ残量以下になったときには、消費電力の少ないデータ転送モードの転送方式に設定するようにしてもよい。この場合の処理制御も、図13に示したフローチャートに従えばよい。ただし、BIOSでは、起動時に1回のみ設定するだけであるが、OSでは定期的にバッテリ残量を監視し、その状態に応じてデータ転送モードを設定することとなる。また、このOSによる場合も、図14に示したようなテーブル41を参照することにより、簡単かつ迅速に転送方式を設定することができる。即ち、BIOSとOSは、個々にそのテーブル41を保有している。OSは、定期的にバッテリ残量を確認しているので、このテーブル41を参照することによってOSはバッテリ残量に応じて適切なデータ転送モードを設定することができる。
【0106】
本発明の第十の実施の形態を図15に基づいて説明する。第九の実施の形態等においては、バッテリ残量が少なくなってきた場合には、ユーザが、バッテリ駆動からAC電源駆動に切換えることも想定される。この場合においては、第九の実施の形態のままでは、低速のデータ転送モードが設定されたままとなるので、AC電源駆動にも関わらず周辺装置(光ディスク装置2)との間のインタフェース32,21上の作業効率が低下してしまう。そこで、本実施の形態のホスト3では、OSが定期的に駆動電源の確認を行い、AC電源が変更されていると判断した場合には、周辺装置(光ディスク装置2)がサポートする最速のデータ転送モードの転送方式に変更設定するようにしたものである。
【0107】
このような処理制御に関して、図15に示す概略フローチャートを参照して説明する。まず、OSが、当該ホスト3の駆動電源がバッテリ電源であるかAC電源であるかを定期的に監視するためのタイマを設定する(S51)。タイマ設定時間に達した時点で(S51のY)、ホスト3の駆動電源の種類をチェックし(S52;電源種類検出手段)、バッテリ駆動であるか否かを判断する(S53)。バッテリ駆動の場合には(S53のY)、前述の場合と同様に、バッテリ残量を検出し(S54;バッテリ残量検出手段)、そのバッテリ残量に応じたデータ転送モードの転送方式に設定する(S55;転送方式設定手段)。一方、バッテリ駆動でなく、AC電源駆動に変更された場合には(S53のN)、対象となる周辺装置(光ディスク装置2)がサポートするデータ転送モード及び転送方式を取得し(S56;転送モード情報取得手段)、周辺装置(光ディスク装置2)がサポートする最高のデータ転送モード及び転送方式に変更設定する(S57;転送方式設定手段)。周辺装置(光ディスク装置2)がサポートする最高の転送方式の取得はIDENTIFY DEVICE コマンドで知ることができ、また、転送方式及びデータ転送モードの設定はSET FEATURESコマンドを用いればよい。
【0108】
従って、本実施の形態によれば、バッテリ駆動からAC電源駆動に切換えられた時には、周辺装置(光ディスク装置2)が保有する最速のデータ転送モードに切換え設定することにより、インタフェース32,21上の作業効率を向上させることができる。
【0119】
【発明の効果】
請求項1記載の発明によれば、バッテリ駆動の状況下でその残量が所定値以下になった場合には、情報記録再生装置に対して定期的に発行するコマンドの発行間隔を延ばし、当該コマンド発行によるATAPI信号動作の回数を減らすことにより、バッテリの電力消費を極力減らすことができる。さらに、情報処理装置において、情報記録再生装置に対する定期的なコマンド発行の発行間隔を延ばしても当該コマンドを発行している以上、記録媒体が情報記録再生装置に挿入されるとファイル情報取得動作を実行してしまい、バッテリ電力を消費してしまうが、バッテリ残量がさらに減った場合には当該コマンドの発行自体を中止させるようにしたので、記録媒体が挿入されてもファイル情報取得動作を行わせず、よって、バッテリ電力の消費を極力抑えることができる。さらに、例えば、リムーバルディスク対応の情報記録再生装置の場合には記録媒体が挿入されればマウント処理を実行してバッテリ電力を消費することとなるが、バッテリ残量が少なくなった状況下では記録媒体の排出及び挿入を禁止させる命令を発行させるようにしたので、記録媒体の交換が不可となり、マウント処理等によるバッテリ電力の消費をなくすことができる。
【0127】
請求項2記載の発明の情報処理システムによれば、請求項1に記載の情報処理装置を備えているので、請求項1に記載の発明の場合と同様の効果を奏する情報処理システムを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一の実施の形態の情報処理システムの概略構成を示すブロック図である。
【図2】ソフトウェア系の階層構造を示す略図である。
【図3】駆動電源に関する情報のコマンド構成例を示す説明図である。
【図4】処理制御例を示す概略フローチャートである。
【図5】本発明の第二の実施の形態の転送データ例を示す説明図である。
【図6】本発明の第三の実施の形態の処理制御例を示す概略フローチャートである。
【図7】本発明の第四の実施の形態の転送データ例を示す説明図である。
【図8】本発明の第五の実施の形態の処理制御例を示す概略フローチャートである。
【図9】本発明の第六の実施の形態の処理制御例を示す概略フローチャートである。
【図10】本発明の第七の実施の形態の処理制御例を示す概略フローチャートである。
【図11】本発明の第八の実施の形態の処理制御例を示す概略フローチャートである。
【図12】コマンド構成例を示す説明図である。
【図13】本発明の第九の実施の形態の処理制御例を示す概略フローチャートである。
【図14】テーブル構成例を示す説明図である。
【図15】本発明の第十の実施の形態の処理制御例を示す概略フローチャートである。
【符号の説明】
1 情報処理システム
2 情報記録再生装置、周辺装置
3 情報処理装置
41 テーブル[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a battery-driven information processing apparatus.AndAnd information processing system.
[0002]
[Prior art]
In recent years, personal computers (hereinafter simply referred to as personal computers) have been able to handle AV (Audio-Visual) information such as music and video as their functions have improved. Since the amount of such AV information is very large, optical discs such as CD-R / RW and DVD ± R / RW have attracted attention as recording media. Optical disk devices have become widespread as one of the peripheral devices for personal computers.
[0003]
In particular, recently, personal computers have been drastically reduced in size and weight, and so-called notebook personal computers and sub-note personal computers that are even smaller (hereinafter collectively referred to as notebook personal computers) are commercially available. It came to be. One of the features of a notebook personal computer is that its place of use is not limited. For this reason, not only an AC power source (commercial AC power source) but also a battery can be used as a driving power source. That is, there are two types of drive power sources, a battery drive method and an AC power supply drive method, and it is left up to the user to decide which drive power source to use. In such a notebook personal computer as well, the above-described optical disk device is generally incorporated. Therefore, in a notebook personal computer having a built-in optical disk device, the optical disk device is also driven by the battery when the battery is driven. Here, in order to check whether such a notebook personal computer is a battery-powered system or an AC power-powered system, a user interface (UI) of an operating system (OS) such as Windows (registered trademark) is used. Can be confirmed.
[0004]
[Patent Document 1]
JP-A-5-089469
[Patent Document 2]
JP-A-5-334694
[Patent Document 3]
JP-A-6-084180
[Patent Document 4]
JP-A-6-084181
[Patent Document 5]
JP-A-6-150342
[Patent Document 6]
JP-A-8-96486
[Patent Document 7]
JP-A-10-112038
[Patent Document 8]
JP-A-10-112163
[Patent Document 9]
Japanese Patent Laid-Open No. 10-188319
[Patent Document 10]
Japanese Patent Laid-Open No. 10-269581
[Patent Document 11]
JP 10-340464 A
[Patent Document 12]
JP-A-11-110904
[Patent Document 13]
JP 11-328701 A
[Patent Document 14]
JP-A-11-120125
[Patent Document 15]
JP 2000-090549 A
[Patent Document 16]
JP 2000-182309 A
[Patent Document 17]
JP 2001-084624 A
[Patent Document 18]
JP 2001-101676 A
[Patent Document 19]
JP 2001-297517 A
[0005]
[Problems to be solved by the invention]
However, in such a notebook personal computer, for example, when used in a battery drive system, the charge capacity of the battery is finite, so that, for example, when writing a large amount of data to an internal CD / DVD optical disk drive, for example. In some cases, the power is cut off due to the battery running out, and the recording operation may be terminated halfway. As a result, there arises a problem that the file cannot be read or additional writing cannot be performed. Alternatively, other processing scheduled by the user may not be performed.
[0006]
Therefore, it can be said that it is necessary to suppress the consumption of extra power as much as possible when the battery is driven. Here, there are various and many proposal examples regarding energy saving of the optical disk device (optical disk drive) (see, for example,
[0007]
Further, power consumption in such a notebook personal computer is mainly due to disk access of the optical disk apparatus, but there are many other factors. For example, in the case of an optical disk device having an autoloading function, a loading motor is driven to pull in a tray, and then a mount processing operation is performed to acquire information on the inserted disk, and a predetermined area on the disk is reproduced. Also, power is consumed. Also in the disk access operation, since the recording laser power is larger than the reproducing laser power, it can be said that more power is consumed during recording and during recording.
[0008]
In addition, as a factor that consumes power even when disk access is not being performed, the host computer has disk event information of the internal drive device (disk ejection and insertion commands from the user, and events indicating that new media have been inserted). There is a command (Get Event / Status Notification command) that is periodically issued to the drive device. After receiving the event from the drive device, the host computer ejects or inserts the disk, or acquires file information on the disk. This command is issued regularly (for example, every 2 seconds) even while the drive device is not performing disk access. If the host computer issues a command to the drive device, it will move the ATAPI signal, leading to power consumption. Therefore, the battery capacity is consumed during that time.
[0009]
Even if such a Get Event / Status Notification command is not issued, the removable disk-compatible drive device executes the mount process as described above in order to acquire the disk information when the disk is inserted. Therefore, the battery capacity is consumed during that time.
[0010]
Further, as a data transfer system of a device that performs recording or reproduction on an optical disk such as CD-R / RW, DVD ± R / RW, etc., there are a PIO transfer mode, a multiword DMA mode, an ULTRA DMA mode, and the like. In terms of transfer speed, the ULTRA DMA mode can be said to be the fastest transfer method, but in terms of the power consumption of the apparatus, the ULTRA DMA mode can be said to be the transfer method with the largest power consumption due to the higher clock. Some optical disc apparatuses are built in a notebook personal computer or the like as described above, and use a notebook personal computer battery as a drive source of the optical disc apparatus. Here, since the battery capacity is limited, if the data transfer is performed by a transfer method with high power consumption when the remaining amount of the battery is low, the optical disk device uses a lot of power. As a result, there is a problem that the occurrence rate of unexpected power interruption as described above is increased.
[0011]
That is, for example, ATA / ATAPI interface is used as an interface standard for optical disc apparatuses, and the transfer methods of these interfaces include the above-mentioned PIO transfer mode, multiword DMA transfer mode, and ULTRA DMA data transfer mode. is there. The PIO mode and the multiword DMA mode operate at a maximum of 16 MHz. However, in the case of ULTRA DMA, the transfer rate varies greatly depending on the mode. For example, when the
[0012]
As described above, with the increase in transfer speed, there is a problem that both the data sending side and the data receiving side increase in power consumption. As a conventional technique for solving this problem, for example, the above-mentioned Patent Document 14 is cited. It is done. This patent document 14 provides an ATA / ATAPI interface bus control device that can always perform data processing at a constant low rate even when the transfer rate of the data interface increases, and can suppress power consumption. That is, the invention relates to processing after the optical disc apparatus receives data from the host computer. Therefore, nothing is mentioned about the host computer when the host computer exchanges data with the optical disk apparatus.
[0013]
An object of the present invention is to suppress power consumption of a battery as much as possible in an environment in which an information recording / reproducing device shares a drive power source for an information processing device, particularly a battery having a finite charge capacity, such as a notebook personal computer. Therefore, it is possible to avoid problems such as unexpected power interruption as much as possible.
[0034]
[Means for Solving the Problems]
An invention according to
[0035]
Therefore, when the remaining amount becomes less than a predetermined value under battery-powered conditions, the issuing interval of commands periodically issued to the information recording / reproducing apparatus is extended, and the number of ATAPI signal operations by the command issuance is increased. By reducing, battery power consumption can be reduced as much as possible.Furthermore, even if the issuance interval of the periodic command issuance to the information recording / reproducing apparatus is extended, the file information acquisition operation is executed when the recording medium is inserted into the information recording / reproducing apparatus as long as the command is issued. If battery power is consumed but the remaining battery power is further reduced, the command issuance itself is stopped, so that the file information acquisition operation is not performed even when a recording medium is inserted. Consumption can be minimized.
[0050]
Claim2The information processing system according to the invention described in the claims1And an information recording / reproducing apparatus that records or reproduces information on a recording medium in response to an instruction from the information processing apparatus.
[0051]
Therefore, the claims1'sAn information processing system having the same effect as that of the invention is provided.
[0054]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
A first embodiment of the present invention will be described with reference to FIGS. FIG. 1 is a block diagram showing a schematic configuration of the information processing system according to the present embodiment. The
[0055]
First, a hardware configuration example of the control system of the
[0056]
The optical pickup device 13 includes a semiconductor laser as a light source, an optical system that guides a light beam emitted from the semiconductor laser to a recording surface of the
[0057]
The reproduction signal processing circuit 17 converts a current signal that is an output signal of the optical pickup device 13 into a voltage signal, and generates a wobble signal, an RF signal, and a servo signal (such as a focus error signal and a track error signal) based on the voltage signal. To detect. The reproduction signal processing circuit 17 extracts ADIP (Address In Pre-groove) information and a synchronization signal from the wobble signal. The extracted ADIP information is output to the
[0058]
The servo controller 18 generates a control signal for controlling the focusing actuator of the optical pickup device 13 based on the focus error signal, and generates a control signal for controlling the tracking actuator of the optical pickup device 13 based on the track error signal. Each control signal is output from the servo controller 18 to the
[0059]
The
[0060]
The
[0061]
The encoder 15 adds an error correction code to the data fetched from the
[0062]
The laser control circuit 14 controls the output of the semiconductor laser of the optical pickup device 13 based on the write data from the encoder 15 and the instruction of the
[0063]
The interface 21 is a bidirectional communication interface with the
[0064]
The
[0065]
On the other hand, the
[0066]
The
[0067]
The
[0068]
The
[0069]
The
[0070]
The
[0071]
Here, when the hierarchical structure of the software system of the
[0072]
More specifically, the BIOS checks the type of the
[0073]
In such a configuration, basically, the
[0074]
Here, an example of a command configuration of information related to the drive power source notified from the
Sup
0: AC power supply
1: Battery
Battery Status
000b: Full
010b: 50% or more
011b: 50% or less
111b: Almost empty
It is. Accordingly, the
[0075]
On the other hand, an example of processing control executed by the
[0076]
Thus, according to the present embodiment, since the
[0077]
A second embodiment of the present invention will be described with reference to FIG. The same parts as those shown in the first embodiment are denoted by the same reference numerals, and description thereof is also omitted (the same applies to the following embodiments). In the first embodiment, the
[0078]
In the transfer data example shown in FIG.
PDA: Prohibit Disc Access
0: Allow to access
1: Prohibit to access
It is.
[0079]
Therefore, if the PDA information is “0” on the
[0080]
A third embodiment of the present invention will be described with reference to FIG. In this embodiment, with respect to the
[0081]
Such notification processing executed by the
[0082]
That is, for example, in the case of the
[0083]
A fourth embodiment of the present invention will be described with reference to FIG. Disc access is roughly divided into recording operation and reproduction operation, but the recording laser power is larger than the reproduction laser power and the power consumption is different between the recording operation and the reproduction operation. In the
[0084]
For example, when the battery is driven, if the battery remaining amount is 50% or more, the recording operation and the reproducing operation are permitted. However, if the battery remaining amount is 50% or less, the recording operation is prohibited if it is 30% or more. The reproduction operation is permitted, and access permission / prohibition may be determined so that the recording operation and the reproduction operation are prohibited when the remaining battery level is 30% or less.
[0085]
The access permission / inhibition information thus determined is the second bit of the fourth byte (byte 3) in the command notified from the
[0086]
In the transfer data example shown in FIG.
PW: Prohibit Writing
0: Allow to write
1: Prohibit to write
PR: Prohibit Reading
0: Allow to read
1: Prohibit to read
It is.
[0087]
Therefore, on the side of the
[0088]
A fifth embodiment of the present invention will be described with reference to FIG. In the present embodiment, when the command notification from the
[0089]
An example of processing control executed by the
[0090]
That is, in the situation where the access to the
[0091]
A sixth embodiment of the present invention will be described with reference to FIG. In the embodiment described above, attention is paid mainly to the battery power consumption accompanying the access operation with respect to the
[0092]
Such processing control executed by the
[0093]
First, at any point of time, such as periodically, the type of power source, whether battery-driven or AC power-driven, is detected for its own drive power (S31). As a method for confirming the type of power supply, for example, as is well known, it can be realized by using an OS UI such as Windows (registered trademark). The process of step S31 is executed as a function of the power supply type detection unit. Next, in the case of the battery drive type (Y in S31), the remaining amount of the battery is detected as confirmation of the power state (S32). The detection of the remaining battery level can be easily realized by using, for example, a BIOS power monitoring monitor function as is well known. The process of step S32 is executed as a function of the battery remaining amount detecting means. As a result of this detection, if the remaining battery level is 50% or less of the first predetermined value of the total capacity (Y of S33), a GESN command that is periodically issued to the
[0094]
Therefore, according to the present embodiment, when the remaining amount becomes equal to or less than a predetermined value (50%) under battery-driven conditions, the GESN command issuance interval that is periodically issued to the
[0095]
A seventh embodiment of the present invention will be described with reference to FIG. In the present embodiment, in addition to the processing control of the sixth embodiment, when the remaining battery level falls to a first predetermined value, for example, a second predetermined value lower than 50%, for example, 25% or less. (Y in S35), the issuance of the GESN command itself is stopped without extending the issuance interval for issuance of the GESN command (S36). The process of step S36 is executed as a function of the command issue canceling means.
[0096]
That is, as in the sixth embodiment, even if the issuance interval of periodic GESN command issuance to the
[0097]
An eighth embodiment of the present invention will be described with reference to FIGS. In the present embodiment, in addition to the processing control of the seventh embodiment, when the remaining battery level falls to a second predetermined value, for example, a third predetermined value lower than 25%, for example, 10% or less. (Y in S37), the first bit (bit 4) of the fifth byte (byte 4) of the Prevent / Allow Medium Removal command (using the operation code 1E in the ATAPI command as shown in FIG. 12) for the
[0098]
Therefore, even in the situation as in the seventh embodiment, for example, in the case of the
[0099]
A ninth embodiment of the present invention will be described with reference to FIGS. In the
[0100]
Processing control of the present embodiment executed by the
[0101]
In the present embodiment, it is assumed that the
[0102]
Next, the BIOS detects whether or not the driving power source is battery driven (S42; power source type detection means), and in the case of battery driving (Y in S42), detects the remaining battery level (S43; Battery remaining amount detection means). If the detected remaining battery level is less than a predetermined value, for example, 30% or less of the total capacity (Y in S44), the fastest data transfer mode supported by this peripheral device (optical disc device 2) is not set. Then, the data transfer mode is set to a transfer method that consumes less power than the fastest data transfer mode (for example, Multi WordDMA Mode 2) (S45). The processing in step S45 is executed as a function of the transfer method setting means. On the other hand, if it is determined that the remaining battery level is sufficient (N in S44), the fastest data transfer mode supported by this peripheral device (optical disk device 2) is set (S46).
[0103]
Therefore, according to the present embodiment, when the remaining amount is below a predetermined value under battery-driven conditions, the data transfer mode with the peripheral device such as the
[0104]
Incidentally, for example, as shown in FIG. 14, a table 41 in which the remaining battery level and the transfer method in the data transfer mode are associated with each other is prepared in advance in the BIOS or the like, and this processing is performed at the time of processing such as step S43 in the present embodiment. By referring to the table 41, a data transfer mode transfer method corresponding to the remaining battery capacity may be set. By referring to such a table 41, the transfer method can be set easily and quickly.
[0105]
Further, in the description of the present embodiment described above, since the setting is made only by the BIOS, when the OS is started up, the remaining battery level is not seen. Therefore, when the application software is started up, the peripheral device is used. When the (optical disc apparatus 2) is operating, there is a possibility that an unexpected power interruption may occur. Therefore, when the OS is activated, the OS periodically monitors the remaining battery level, and when the OS falls below a predetermined remaining battery level, the transfer method is set to the data transfer mode with low power consumption. Also good. Processing control in this case may also follow the flowchart shown in FIG. However, in the BIOS, it is set only once at the time of startup, but in the OS, the remaining battery level is periodically monitored, and the data transfer mode is set according to the state. Also with this OS, the transfer method can be set easily and quickly by referring to the table 41 as shown in FIG. That is, the BIOS and the OS each have the table 41. Since the OS regularly checks the remaining battery level, the OS can set an appropriate data transfer mode according to the remaining battery level by referring to this table 41.
[0106]
A tenth embodiment of the present invention will be described with reference to FIG. In the ninth embodiment or the like, it is assumed that the user switches from battery driving to AC power driving when the remaining battery level is low. In this case, since the low-speed data transfer mode remains set in the ninth embodiment, the
[0107]
Such processing control will be described with reference to a schematic flowchart shown in FIG. First, the OS sets a timer for periodically monitoring whether the driving power source of the
[0108]
Therefore, according to the present embodiment, when the battery drive is switched to the AC power supply drive, by switching to the fastest data transfer mode possessed by the peripheral device (optical disk device 2), the
[0119]
【The invention's effect】
According to the first aspect of the present invention, when the remaining amount becomes less than or equal to a predetermined value under the condition of battery driving, the command issuance interval periodically issued to the information recording / reproducing apparatus is extended, By reducing the number of ATAPI signal operations by issuing a command, the power consumption of the battery can be reduced as much as possible.Further, in the information processing apparatus, even if the issuance interval of periodic command issuance to the information recording / reproducing apparatus is extended, the file information acquisition operation is performed when the recording medium is inserted into the information recording / reproducing apparatus as long as the command is issued. If it is executed, battery power will be consumed, but if the remaining battery level is further reduced, the command issuance itself is stopped, so that the file information acquisition operation is performed even if a recording medium is inserted. Therefore, consumption of battery power can be suppressed as much as possible. Furthermore, for example, in the case of an information recording / reproducing apparatus compatible with a removable disk, if a recording medium is inserted, the mounting process is executed and battery power is consumed, but recording is performed under a situation where the remaining battery level is low. Since the command for prohibiting the ejection and insertion of the medium is issued, the recording medium cannot be replaced, and the battery power consumption due to the mounting process or the like can be eliminated.
[0127]
Claim2According to the information processing system of the described invention, the claims1The information processing apparatus according to
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a block diagram showing a schematic configuration of an information processing system according to a first embodiment of this invention.
FIG. 2 is a schematic diagram showing a hierarchical structure of a software system.
FIG. 3 is an explanatory diagram illustrating an example of a command configuration of information related to a drive power supply;
FIG. 4 is a schematic flowchart showing an example of process control.
FIG. 5 is an explanatory diagram illustrating an example of transfer data according to the second embodiment of this invention;
FIG. 6 is a schematic flowchart showing an example of processing control according to the third embodiment of the present invention.
FIG. 7 is an explanatory diagram illustrating an example of transfer data according to the fourth embodiment of this invention;
FIG. 8 is a schematic flowchart illustrating an example of processing control according to the fifth embodiment of the present invention.
FIG. 9 is a schematic flowchart illustrating an example of processing control according to the sixth embodiment of the present invention.
FIG. 10 is a schematic flowchart showing an example of processing control according to the seventh embodiment of the present invention.
FIG. 11 is a schematic flowchart illustrating an example of processing control according to an eighth embodiment of the present invention.
FIG. 12 is an explanatory diagram showing a command configuration example.
FIG. 13 is a schematic flowchart showing an example of processing control according to the ninth embodiment of the present invention.
FIG. 14 is an explanatory diagram illustrating a table configuration example;
FIG. 15 is a schematic flowchart illustrating an example of processing control according to the tenth embodiment of the present invention.
[Explanation of symbols]
1 Information processing system
2 Information recording / reproducing device, peripheral device
3 Information processing equipment
41 tables
Claims (2)
前記情報処理装置に使用されている前記駆動電源の種類を検出する電源種類検出手段と、
検出された前記駆動電源がバッテリの場合に、そのバッテリ残量を検出するバッテリ残量検出手段と、
検出されたバッテリ残量が所定値以下の場合には前記情報記録再生装置の記録媒体の状態を知るために当該情報記録再生装置に対して発行するコマンドの発行間隔を延ばすコマンド間隔変更手段と、
検出されたバッテリ残量が、前記所定値よりさらに低い第2の所定値以下の場合には前記情報記録再生装置に対する前記コマンドの発行を中止させるコマンド発行中止手段と、
検出されたバッテリ残量が、前記第2の所定値よりさらに低い第3の所定値以下の場合には前記情報記録再生装置に対して前記記録媒体の排出及び挿入を禁止させる命令を発行する排出/挿入禁止コマンド発行手段と、
を備えることを特徴とする情報処理装置。An information processing apparatus that constitutes an information processing system together with an information recording / reproducing apparatus and shares a drive power source for the information recording / reproducing apparatus,
Power supply type detection means for detecting the type of the drive power supply used in the information processing apparatus ;
If the detected said drive power source is a battery, and the battery remaining amount detecting means for detecting the remaining battery capacity,
Command interval changing means for extending the issue interval of a command issued to the information recording / reproducing device in order to know the state of the recording medium of the information recording / reproducing device when the detected battery remaining amount is a predetermined value or less;
Command issuance stopping means for stopping issuance of the command to the information recording / reproducing apparatus when the detected remaining battery level is equal to or lower than a second predetermined value which is lower than the predetermined value;
When the detected remaining battery level is equal to or lower than a third predetermined value which is lower than the second predetermined value, a discharge for issuing a command for prohibiting the information recording / reproducing apparatus from discharging and inserting the recording medium / Insertion prohibition command issuing means,
An information processing apparatus comprising:
この情報処理装置用の駆動電源を共用し、当該情報処理装置からの指示に応じて記録媒体に対する情報の記録又は再生を行う情報記録再生装置と、
を備えることを特徴とする情報処理システム。An information processing apparatus according to claim 1 ;
An information recording / reproducing apparatus that shares the drive power supply for the information processing apparatus and records or reproduces information on a recording medium in accordance with an instruction from the information processing apparatus;
An information processing system comprising:
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