JP4424906B2 - Dust measuring device - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、流体に含まれたダストの濃度を測定するためのダスト測定装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から、流体中に含まれたダストの濃度を測定するダスト測定装置として、光の散乱を利用した光散乱方式のものが知られている。この種のダスト測定装置は、測定領域に向けて測定光を照射するための照射手段と、測定領域からの被検知光を受光するための受光手段と、受光された被検知光を所要の通りに演算処理してダスト濃度を算出するためのダスト濃度演算手段と、を備え、流体流路に挿入される検知部ハウジングに照射手段及び受光手段の大部分が内蔵される。このようなダスト測定装置では、照射手段は検知部ハウジングの照射開口を通して測定領域に向けて測定光を照射し、受光手段は検知部ハウジングの受光開口を通して測定領域からの被検知光を受光する。このとき、測定領域を流れる流体中のダスト、即ち粉塵等が多い(又は少ない)と、照射された測定光がダストにより多く(又は少なく)散乱され、散乱した被検知光が明るく(又は暗く)なり、このようなことから、散乱光の散乱率に基づいて流体中のダスト濃度を測定することができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
このようなダスト測定装置には、次の通りの問題がある。第1に、検知部ハウジング内に照射手段及び受光手段の大部分が内蔵されるが、このような構成に関連して検知部ハウジングが大きくなり、小径の流体流路を流れる流体中のダスト濃度を測定することが難しいという問題がある。第2に、流体流路中を流れるダストの濃度を測定するために用いるため、流体中のダストにより照射手段及び受光手段に関連する部材に傷等が生じ易く、それ故に、照射手段及び受光手段に関連する部材のメンテナンスを容易に行うことができるダスト測定装置の実現が望まれている。
【0004】
また、このようなダスト測定装置においては、流体流路に検知部ハウジングを挿入するとき、また流体流路から検知部ハウジングを抜き取るときに、流体流路を流れる流体の一部が外部に流出するおそれがある。特に、流体流路を流れる流体が高圧の流体である場合、流体の漏れが発生し易くなる。
【0005】
また、このようなダスト測定装置においては、ダスト濃度を検知する場合、ダスト測定装置全体を検知場所まで運んで測定しなければならず、その検知作業が煩雑である。
【0006】
更に、このようなダスト測定装置においては、測定が正確に行われるように定期的に校正作業を行っている。このような校正作業では標準部材を測定領域に正確に位置付ける必要があり、正確な位置付けができないと、校正後の測定に誤差が生じる。
【0007】
本発明の第1の目的は、照射手段及び受光手段に関連する構成を小型化し、これによって検知部ハウジングの小型化を図り、検知ハウジングの挿入を容易にするとともに、小径の流体流路を流れる流体中のダスト濃度をも計測することができるダスト測定装置を提供することである。
【0008】
本発明の第2の目的は、検知部ハウジングの取付け、取外し時における流体の漏れを確実に防止することができるダスト測定装置を提供することである。
本発明の第3の目的は、比較的簡単な作業でもってダストの濃度を測定することができるダスト測定装置を提供することである。
【0010】
本発明は、照射開口及び受光開口を有する検知部ハウジングと、前記照射開口を通して測定領域に向けて測定光を照射するための照射手段と、前記測定領域からの被検知光を前記受光開口を通して受光するための受光手段と、前記受光手段にて受光された被検知光を所要の通りに演算処理してダスト濃度を算出するダスト濃度演算手段と、を具備するダスト測定装置であって、
前記検知部ハウジングの所定部位に凹部が設けられ、前記凹部の片側に前記照射開口が設けられ、その他側に前記受光開口が設けられ、前記照射開口及び前記受光開口は前記検知部ハウジングの軸線方向に対向しており、
前記照射手段は、測定光を発光するための発光源と、前記発光源からの測定光を前記照射開口に導くための第1光ファイバとを備え、前記受光手段は、被検知光を受光するための受光素子と、前記受光開口を通して導入された被検知光を前記受光素子に導くための第2光ファイバとを備えており、
前記発光源からの測定光は、前記第1光ファイバを通して前記照射開口から前記検知部ハウジングの軸線方向に対して10〜30度傾斜して前記測定領域に向けて照射され、前記測定領域からの被検知光は、前記検知部ハウジングの軸線方向に対して10〜30度傾斜して前記受光開口を通して導入され、
照射手段と前記受光手段の一方は、光を反射するための反射鏡を含んでおり、
更に、前記検知部ハウジングは、流体流路を規定する流体配管に連通するシール管の挿入路を通して前記流体流路の前記測定領域に挿入され、前記シール管の前記挿入路の一端部には、一対の基部側シール部材が設けられ、前記挿入路の他端部には、一対の先端側シール部材が設けられ、前記挿入路を通して流体流路の前記測定領域に挿入するとき、前記シール管の内周面と前記検知部ハウジングの外周面との間は、前記一対の基部側シール部材及び前記一対の先端側シール部材のうちの少なくとも二つのシール部材によってシールされることを特徴とする。
【0011】
本発明に従えば、測定光を照射するための照射手段は、発光源及び第1光ファイバを備え、また被検知光を受光するための受光手段は受光素子及び第2光ファイバを備えているので、発光源からの測定光は第1光ファイバ及び照射開口を通して測定領域に向けて照射され、また被検知光は受光開口及び第2光ファイバを通して受光素子に受光される。そして、測定光の伝送は第1光ファイバにより行われ、また被検知光の伝送は第2光ファイバにより行われるので、検知部ハウジングの外形を小さく細くすることができる。また、検知部ハウジングの凹部の片側に照射開口が設けられ、その他側に受光開口が設けられ、照射開口及び受光開口は検知部ハウジングの軸線方向に対向しているので、これによっても、検知部ハウジングの外形を効果的に小さくすることができる。また、照射手段及び受光手段の一方が反射鏡を含んでいるので、照射開口及び受光開口を検知部ハウジングの軸線方向に対向させたとしても、測定光又は被検知光を伝送する際に第1光ファイバ又は第2光ファイバを曲げることなく、測定光又は被検知光を反対方向に反射させて伝送することができ、これによって、検知部ハウジングの外形を更に小さく細くすることができ、これにより、検知部ハウジングの流体流路への挿入を容易にし、小径の孔を通して流体流路に挿入することが可能になるとともに、小径の流体流路を流れる流体中のダスト濃度を測定することが可能となる。更に、発光源からの測定光は、照射開口から検知部ハウジングの軸線方向に対して10〜30度傾斜して測定領域に向けて照射され、また測定領域からの被検知光は、検知部ハウジングの軸線方向に対して10〜30度傾斜して前記反射鏡に導かれるので、検知部ハウジングの外形を小さくすることができるとともに、照射開口からの照射光が直接的に受光開口を通して受光されることを防止することができる。加えて、検知部ハウジングが挿入されるシール管の挿入路の一端部には一対の基部側シール部材が設けられ、その他端部側には一対の先端側シール部材が設けられており、このように合計4つのシール部材が所定の位置関係で設けられているので、凹部を有する検知部ハウジングを挿入路を通して流体流路に挿入しても、少なくとも2つのシール部材がシール管の内周面と検知部ハウジングの外周面との間をシールし、かくして、流体流路を流れる流体の挿入路を通しての漏れを確実に防止することができる。尚、反射鏡は光を反対方向に伝送するために用いられ、測定光を反対方向に伝送する場合には照射手段に含まれ、被検知光を反対方向に反射する場合には受光手段に含まれる。
また、本発明は、照射開口及び受光開口を有する検知部ハウジングと、前記照射開口を通して測定領域に向けて測定光を照射するための照射手段と、前記測定領域からの被検知光を前記受光開口を通して受光するための受光手段と、前記受光手段にて受光された被検知光を所要の通りに演算処理してダスト濃度を算出するダスト濃度演算手段と、を具備するダスト測定装置であって、
前記検知部ハウジングの所定部位に凹部が設けられ、前記凹部の片側に前記照射開口が設けられ、その他側に前記受光開口が設けられ、前記照射開口及び前記受光開口は前記検知部ハウジングの軸線方向に対向しており、
前記照射手段は、測定光を発光するための発光源と、前記発光源からの測定光を前記照射開口に導くための第1光ファイバとを備え、前記受光手段は、被検知光を受光するための受光素子と、前記受光開口を通して導入された被検知光を前記受光素子に導くための第2光ファイバとを備えており、
前記発光源からの測定光は、前記第1光ファイバを通して前記照射開口から前記検知部ハウジングの軸線方向に対して10〜30度傾斜して前記測定領域に向けて照射され、前記測定領域からの被検知光は、前記検知部ハウジングの軸線方向に対して10〜30度傾斜して前記受光開口を通して導入され、
照射手段と前記受光手段の一方は、光を反射するための反射鏡を含んでおり、
更に、前記検知部ハウジングには、測定値を構成するための校正ユニットが着脱自在に取り付けられ、前記校正ユニットは、前記検知部ハウジングに着脱自在に取り付けられるユニットハウジングと、測定値の校正に用いる標準検知部を有し、前記ユニットハウジングの取付部に装着される標準部材と、前記検知部ハウジングに対して前記ユニットハウジングを所定の位置関係に位置付け固定するための芯出し固定機構と、を備えており、
前記検知部ハウジングに前記ユニットハウジングを装着して前記芯出し固定機構により芯出し固定すると、前記ユニットハウジングは前記検知部ハウジングに対して同心状に位置決め固定され、この状態にて前記標準部材を前記ユニットハウジングに装着すると、前記標準部材の前記標準検知部が前記測定領域に位置付けられることを特徴とする。
本発明に従えば、照射手段、受光手段及び検知ハウジングに関する構成が上述したダスト測定装置と実質上同一であるので、同様の作用効果が達成される。加えて、ユニットハウジングを検知部ハウジングに装着するための芯出し固定機構は、検知部ハウジングに対してユニットハウジングを同心状に位置決め固定し、このように固定した状態において、標準部材をユニットハウジングに装着すると、標準部材の標準検知部が測定領域に位置付けられ、従って、照射手段は標準部材の標準検知部に向けて測定光を照射し、またこの標準検知部からの被検知光が受光手段に受光され、かくして、標準部材を用いて測定値の構成を正確に行うことができる。
【0012】
本発明では、前記受光手段が前記反射鏡を含み、前記反射鏡が前記受光開口と前記第2光ファイバとの間に配設されており、前記検知部ハウジングの前記受光開口を通して導入された被検知光は、前記反射鏡に反射された後に前記第2光ファイバを通して前記受光素子に受光されることを特徴とする。
本発明に従えば、受光手段が反射鏡を含んでいるので、受光開口を通して導入された被検知光は、反射鏡により反対側に反射され、第2光ファイバを通して受光素子に導かれ、受光素子に関連して検知部ハウジングを小型化することができる。
【0014】
また、本発明では、前記検知部ハウジングは相互に着脱自在に装着される第1及び第2ハウジング部材から構成され、前記照射開口は前記第1ハウジング部材に設けられ、前記受光開口は前記第2ハウジング部材に設けられており、前記照射開口に照射口カバーが着脱自在に装着され、前記受光開口に受光カバーが着脱自在に装着されており、更に、前記反射鏡は前記第2ハウジング部材内に着脱自在に装着されていることを特徴とする。
【0015】
本発明に従えば、検知部ハウジングの照射開口に照射口カバーが着脱自在に装着され、またこの検知部ハウジングの受光開口に受光口カバーが着脱自在に装着されるので、検知部ハウジングから照射口カバー及び受光口カバーを取り外すことができ、これらのメンテナンス、交換を容易に行うことができる。また、検知部ハウジングは相互に着脱自在に装着される第1及び第2ハウジング部材から構成され、この第2ハウジング部材に反射鏡が着脱自在に装着されているので、第1ハウジング材から第2ハウジング部材を外すことによって、反射鏡を第2ハウジング部材から取り外すことができ、反射鏡のメンテナンス、交換をも容易に行うことができる。
【0032】
【発明の実施の形態】
以下、添付図面を参照して、本発明に従うダスト測定装置の一実施形態について説明する。図1は、本発明に従うダスト測定装置の全体を示す概略図であり、図2は、図1のダスト測定装置の一部を示す部分断面図であり、図3は、図1のダスト測定装置の照射部及び受光部付近を示す部分断面図であり、図4は、図1のダスト測定装置の受光部を拡大して示す部分拡大断面図であり、図5は、図1のダスト測定装置の照射部及び受光部付近を一部分解して示す分解断面図であり、図6は、図1のダスト測定装置の検知部ハウジングを流体流路に挿入するときの状態を示す断面図であり、図7は、図6の状態から検知部ハウジングを少し挿入した状態を示す部分断面図であり、図8は、図7に示す状態から検知部ハウジングを少し挿入した状態を示す部分断面図であり、図9は、図8に示す状態から検知部ハウジングを少し挿入した状態を示す部分断面図であり、図10は、図9に示す状態から検知部ハウジングを更に少し挿入した状態を示す部分断面図であり、図11は、変形形態の検知部ハウジングにユニットハウジングを装着した状態を示す部分断面図であり、図12は、検知部ハウジングにユニットハウジングを取り付けた状態を示す右側面図であり、図13は、図12におけるXIII−XIII線による断面図である。
【0033】
図1において、図示のダスト測定装置は、流体配管2により規定された流体流路4を流れる流体に含まれた粉塵等のダスト6の濃度を測定するために用いられる。このダスト測定装置は、円筒状の検知部ハウジング8を備え、この検知部ハウジング8の先端側が、挿入管構造7を通して流体流路4内に挿入される。この形態では、挿入管構造7は、流体配管2の所定部位に分岐して設けられたボールバルブ部10及びガスシール部12から構成され、これらボールバルブ部10及びガスシール部12を通して流体流路4内に挿入される。流体流路4には、流体としての燃料用ガス、例えば高圧(例えば4MPa)の都市ガスが矢印で示す方向に流れており、ダスト測定装置は、このように流れる燃料用ガス中のダスト濃度を測定するのに好都合に用いることができるが、一般的なガスに含まれたダストの濃度を測定するのにも広く用いることができる。尚、ボールバルブ部10及びガスシール部12については、後述する。
【0034】
図2及び図3をも参照して、検知部ハウジング8は基部側の第1ハウジング部材11と先端側の第2ハウジング部材13とから構成され、第1及び第2ハウジング部材11,13が相互に着脱自在に螺着される。この検知部ハウジング8の先端側、即ち第2ハウジング部材13の所定部位には開口が形成され、この開口により凹部15が形成され、この凹部15の片側(この形態では基部側)に照射部14が設けられ、その他側(この形態では先端側)に受光部16が設けられている。検知部ハウジング8の照射部14には照射開口18が設けられ、この照射開口18に照射口カバー20が後述する如くして着脱自在に装着されている。また、検知部ハウジング8の受光部16には受光開口22が設けられ、この受光開口22に後述する如くして着脱自在に受光口カバー24が装着されている。照射口カバー20及び受光口カバー24はガラス等の透明な材料から構成され、照射口カバー20及び受光口カバー24によって、照射開口18及び受光開口22が密封される。
【0035】
ダスト測定装置は、検知部ハウジング8と分離した測定装置本体26を備えている。測定装置本体26には、測定光を発光するための発光源28と、後述する被検知光を受光するための受光素子30と、受光素子30により受光された被検知光を所要の通りに演算処理するためのダスト濃度演算手段32が内蔵されている。発光源28は、例えばレーザ発振素子から構成され、近赤外線レーザ光を発光する。尚、指向性の強い他の光を発光する発光源を用いるようにしてもよい。また、受光素子30は、例えばCCDから構成され、被検知光を受光する。ダスト濃度演算手段32は、例えばマイクロコンピュータから構成され、受光素子30からの受光信号を演算処理して流体中に含まれたダストの濃度を算出する。流体中に含まれているダスト量と被検知光とは所定の関係があり、ダスト量が多い(又は少ない)と、ダストによる光の散乱が大きく(又は小さく)なり、従って、受光素子30に受光される受光量が大きく(又は小さく)なり、このような関係を利用してダスト濃度演算手段32はダスト濃度を算出する。この測定装置本体26には、印刷装置34及び表示装置36が付設されており、印刷装置34は、ダスト濃度演算手段32により算出したダスト濃度を印刷し、また表示装置36は、算出したダスト濃度を表示する。
【0036】
この測定装置本体26と検知部ハウジング8とは、第1及び第2光ファイバ38,40により接続されている。第1光ファイバ38は、発光源28からの測定光を照射部14に導き、第2光ファイバ40は、受光部16からの被検知光を受光素子30に導く。このように構成されているので、発光源28及び第1光ファイバ38は、測定光を照射するための照射手段を構成し、第2光ファイバ40及び受光素子30は被検知光を受光するための受光手段を構成する。
【0037】
主として図3を参照して、検知部ハウジング8の凹部15の片側(この形態では第1ハウジング部材11内に)には、この検知部ハウジング8内に第1閉塞部材42が装着され、この第1閉塞部材42にファイバ保持部材44が螺着され、このファイバ保持部材44内に第1光ファイバ38の先端部が位置付け保持されている。このファイバ保持部材44の先端部には照射開口18を規定する第1凹部が設けられ、かかる第1凹部に照射口カバー20が取り付けられている。この照射口カバー20の表面側には第1カバー取付部材46が配設され、この第1カバー取付部材46を通して取付ねじ(図示せず)を第1閉塞部材42に螺着することによって、照射口カバー20が照射開口18に押圧保持され、このようにして照射口カバー20が照射部14の第1凹部に着脱自在に装着される。この第1カバー取付部材46の中央部には開口48が設けられている。かく構成されているので、発光源28からの測定光は、第1光ファイバ38を通ってその先端面から投射され、ファイバ保持部材44内の空間、照射口カバー20及び第1カバー取付部材46の開口48を通して流体流路4内の測定領域50に向けて照射される。
【0038】
また、検知部ハウジング8の凹部15の他側(この形態では第2ハウジング部材13内に)には、この検知部ハウジング8内に受光部ホルダ51を介して第2閉塞部材52が装着され、この第2閉塞部材52に集光レンズ54及び反射鏡56が装着されているとともに、第2光ファイバ40の先端部が支持されている。第2閉塞部材52の所定部位にはレンズ支持スリーブ58が螺着され、このレンズ支持スリーブ58の一端部を覆うようにカバー保持部材60が螺着され、レンズ支持スリーブ58の一端とカバー保持部材60の中間段部との間にOリング62を介して集光レンズ54が装着されている。このカバー保持部材60の先端部には受光開口22を規定する第2凹部が設けられ、かかる第2凹部に受光口カバー24が取り付けられている。この受光口カバー24の表面側には、照射口カバー20側と同様に、第2カバー取付部材64が配設され、この第2カバー取付部材64を通して取付ねじ(図示せず)を第2閉塞部材52螺着することによって、受光口カバー24が受光開口24に押圧保持され、このようにして受光口カバー24が受光部16の第2凹部に着脱自在に装着される。この第2カバー取付部材64の中央部には開口66が設けられている。
【0039】
更に、第2閉塞部材52の所定部位には切欠き67が設けられ、この切欠き67内に反射面が突出するように反射鏡56が第2閉塞部材52に取り付けられている。この形態では、反射鏡56が鏡支持部材68に取り付けられ、第2閉塞部材52に設けられた挿入孔を通して反射鏡56の先端側を挿入し、この鏡支持部材68を固定用ねじ70により第2閉塞部材52の裏面に取り付けることにより、反射鏡56が着脱自在に取り付けられる。また、第2閉塞部材52にはファイバ挿入孔72が設けられ、第2光ファイバ40の先端部はこのファイバ挿入孔72に挿入保持され、保持ホルダ74を介して保持される。この第2閉塞部材52は受光部ホルダ51に装着され、受光部ホルダ51は取付用ねじ71によって第2ハウジング部材13に着脱自在に取り付けられる。尚、受光部ホルダ51と第2閉塞部材52との間にはスペーサ73が介在されている。第1閉塞部材42と第2閉塞部材52との間にはカバースリーブ76が取り付けられ、このカバースリーブ76内を通して第2光ファイバ40が第2閉塞部材52に延びている。
【0040】
かく構成されているので、測定領域50からの被検知光は、第2カバー取付部材64の開口66、受光口カバー24、カバー保持部材60の内部空間、集光レンズ54、レンズ支持スリーブ58の内部空間、第2閉塞部材52の孔77及び切欠き67を通して反射鏡56に至り、この反射鏡56の反射面で反射された後、切欠き67を通して第2光ファイバ40の先端面に受光され、かく受光された被検知光は、第2光ファイバ40を通して受光素子30に導かれる。このように被検知光が受光されるので、集光レンズ54及び反射鏡56も上記受光手段の一部を構成する。
【0041】
この実施形態では、図2及び図3から明らかなように、照射開口18及び受光開口22は検知部ハウジング78の軸線方向に対向し、第1光ファイバ38の先端部は、検知部ハウジング8の軸線方向(図2及び図3において左右方向)に対して10〜30度の適当な角度、例えば約20度傾斜して保持され、従って、第1光ファイバ38からの測定光は、上記軸線方向に対して例えば約20度傾斜した角度で照射される。また、集光レンズ54を通る光軸は、検知部ハウジング8の軸線方向に対して10〜30度の適当な角度、例えば約20度傾斜し、また第2光ファイバ40の先端部は検知部ハウジング8の上記軸線方向に延びており、従って、測定領域50から上記光軸方向に散乱された被検知光は、反射鏡56の反射面で検知部ハウジング8の上記軸線方向に反射された後に第2光ファイバ40に導かれる。このように照射部14からの照射角度及び受光部16の光軸角度を検知部ハウジング8の軸線に対して所定角度傾斜させることによって、照射部14からの測定光が直接的に受光部16に受光されることがなく、測定領域50からの被検知光のみが受光部16に受光されるようになり、これにより流体中のダスト濃度を正確に測定することができる。また、受光部16にて受光された被検知光を反射鏡56により反射させているので、この被検知光を鋭角に反対方向に導いて第2光ファイバ40の先端面に到達させることができ、これにより、検知部ハウジング8の外形を小さくすることが可能となり、その小型化、軽量化を達成することができる。尚、この形態では、検知部ハウジング8の凹部15の軸線方向中央部には、外方に突出する遮光板80が設けられている。この遮光板80は、照射部14から照射された測定光が受光部16に直接的に受光されるのを確実に防止する。
【0042】
このダスト測定装置には、更に、照射部14の照射面(照射口カバー20の表面)及び受光部16の受光面(受光口カバー24の表面)にダストが付着するのを防止するためのパージ機構が設けられている。図示のパージ機構は、照射部14の照射面へのダスト、ミスト等の付着を防止するための第1パージ流体送給手段82と、受光部16の受光面へのダスト、ミスト等の付着を防止するための第2パージ流体送給手段84とから構成され、第1パージ流体送給手段82が第1パージ流体送給流路86を備え、第2パージ流体送給手段84が第2パージ流体送給流路88を備えている。この実施形態では、第1及び第2パージ流体送給流路86,88は主パージ流体送給流路90に合流され、この主パージ流体送給流路90がパージ流体供給源92に接続されている。パージ流体供給源92は例えば流体タンクから構成され、この流体タンク内に流体流路4を通して流れる流体と実質上同じ成分の流体が充填され、かく充填されたパージ流体が後述する如くパージ供給される。流体流路4を通して燃料用ガス、例えば都市ガスが流れる場合、パージ流体供給源92から実質上同じ成分の燃料用ガス、例えば都市ガスがパージ供給され、このようにパージ供給することによって、パージ流体が添加されても流体流路4を流れる流体の成分が変化することがなく、流体流路4を流れる燃料用ガスの燃焼熱量を一定に保つことができる。
【0043】
この実施形態では、主パージ流体送給流路90は、第1閉塞部材42に形成された環状流路96と、この環状流路96から延びる流路98と、第1閉塞部材42に装着された接続部材100の流路102と、検知部ハウジング8の端部部材104に形成された流路106と、端部部材104と接続部材110との間に配設された接続パイプ112の流路114と、を含み、この端部部材104の流路106がチューブ部材116の流路118を介してパージ流体供給源92に接続される。
【0044】
第1パージ流体送給流路86は、第1閉塞部材42に形成された流路120を含み、この流路120が上記環状流路96から第1カバー取付部材46まで延びている。また、第2パージ流路88は、第1閉塞部材42の環状流路96から延びる流路122と、第1閉塞部材42に装着された短接続部材124の流路126と、第2閉塞部材52に装着された短接続部材128の流路130と、短接続部材124,128間に配設された接続パイプ132の流路134と、第2閉塞部材52の流路136と、その環状流路138と、この環状流路138から第2カバー取付部材64まで延びる流路140と、を含んでいる。このように構成されているので、パージ流体供給源92からのパージ流体は、主パージ流体送給流路90を通して第1閉塞部材42の環状流路96に流れ、この環状流路96から第1パージ流体送給流路86を通して第1カバー取付部材46に向けて流れるとともに、第2パージ流体送給流路88を通して第2カバー取付部材64に向けて流れる。
【0045】
この実施形態では、主パージ流体送給流路90に逆止弁146が配設されている。この逆止弁146は、球状の弁体148と、この弁体148を押圧する押圧部材150と、押圧部材150に作用するコイルばね152から構成され、コイルばね152は、押圧部材150を介して弁体148を閉方向(図2において左方)に弾性的に偏倚する。このように逆止弁146を設けることによって、主パージ流体送給流路90を通しての流体の逆流が防止され、流体流路4を流れる流体が第1パージ流体送給流路86及び/又は第2パージ流体送給流路88を通してパージ流体供給源92側に逆流することが防止される。また、図示の形態では、押圧部材150の片側(弁体148に作用する面とは反対側)に軸部151が設けられ、この軸部を被嵌するようにコイルばね152が装着されているので、コイルばね152の偏倚力が押圧部材150を介して弁体148に安定的に作用し、かくして、主パージ流体送給流路90を通しての流体の逆流をより確実に防止することができる。尚、第1及び第2パージ流体送給流路86,88に充分な設置スペースが存在する場合、このような逆止弁を第1及び第2パージ流体送給流路86,88に設けるようにしてもよい。
【0046】
第1及び第2パージ流体送給流路86,88を流れるパージ流体は、次のようにして照射口カバー20の照射面及び受光口カバー24の受光面に向けて噴出される。第1及び第2カバー取付部材46,64は実質上同一の構成であり、以下、主として図4を参照して、第2カバー取付部材64(第1カバー取付部材46)及びそれに関連する構成について説明する。
【0047】
受光口カバー24(照射口カバー20)の受光面(照射面)側に取り付けられる第2カバー取付部材64(第1カバー取付部材46)は、外周壁162と、この外周壁162の先端部から受光面(照射面)に向けて半径方向内方に傾斜して延びる内周壁164とを有し、外周壁162が第2閉塞部材52(第1閉塞部材42)に当接するように装着される。この取付状態においては、内周壁164の先端部が受光口カバー24(照射口カバー20)の受光面(照射面)を押圧し、受光口カバー24(照射口カバー20)は受光部16の第2凹部(照射部14の第1凹部)に押圧保持される。
【0048】
この第2カバー取付部材64(第1カバー取付部材46)の外周壁162と内周壁164との間には第2環状空間166(第1環状空間)が規定され、かかる第2環状空間166(第1環状空間)が第2パージ流体送給流路88(第1パージ流体送給流路86)に連通している。また、この内周壁164の先端部には、周方向に間隔をおいて複数個の噴出口170が設けられている。この形態では、噴出口170は矩形状に形成されているが、半円状等の適宜の形状に形成することもできる。
【0049】
このように構成されているので、第2パージ流体送給流路88(第1パージ流体送給流路86)からのパージ流体は、第2カバー取付部材64(第1カバー取付部材46)の第2環状空間166(第1環状空間)に流れ、この第2環状空間166(第1環状空間)を通して複数個の噴出口170から半径方向内方に受光口カバー24(照射口カバー20)の受光面(照射面)に沿って噴出される。
【0050】
この実施形態では、更に、流体流路4を流れる流体が検知部ハウジング8内に流入するのを確実に防止するために、必要個所に、Oリング180を二重に用いた二重シール構造が採用されている。即ち、図2及び図3に示すように、この二重シール構造は、第1閉塞部材42の装着部位、第2閉塞部材52の装着部位、ファイバ保持部材44の装着部位、短接続部材124,128の装着部位、保持ホルダ76の装着部位、カバー保持部材60の装着部位等に採用されている。
【0051】
上述したダスト測定装置では、パージ流体供給源92からのパージ流体が主パージ流体送給流路90を通して第1及び第2パージ流体送給流路86,88に送給され、第1パージ流体送給流路86に送給されたパージ流体は、第1カバー取付部材46の噴出口から照射口カバー20の照射面に向けて噴出されるとともに、第2パージ流体送給流路88に送給されたパージ流体は、第2カバー取付部材64の噴出口170から受光口カバー24の受光面に向けて噴出される。従って、照射面付近のダスト、ミスト等は、第1カバー取付部材46の噴出口から半径方向内方に流れた後に照射面から離れる方向へ流れるパージ流体によって吹き飛ばされ、また受光面付近のダスト、ミストは、第2カバー取付部材64の噴出口170から半径方向内方に流れた後に受光面から離れる方向へ流れるパージ流体によって吹き飛ばされ、かくして、ダスト、ミスト等が照射面及び受光面に付着することが防止され、仮にダスト、ミスト等がこれらの面にに付着したとしても吹き飛ばすことができる。
【0052】
このダスト測定装置では、照射口カバー20、受光口カバー24及び反射鏡56は、次の通りにしてメンテナンス、交換を行うことができる。主として図3及び図5を参照して、照射口カバー20については、取付ねじ(図示せず)を外すことにより第1カバー取付部材46を検知部ハウジング8から取り外すことができ、これにより、図5に示すように、照射口カバー20をその照射部14の第1凹部から取り外すことができ、かくして、照射口カバー20のメンテナンス(例えば、照射面の清掃等)、交換を容易に行うことができる。
【0053】
また、受光口カバー24については、照射口カバー20と同様に、取付ねじ(図示せず)を外すことにより第2カバー取付部材64を検知部ハウジング8から取り外すことができ、これにより、図5に示すように、受光口カバー24をその受光部16の第2凹部から取り外すことができ、かくして、受光口カバー24のメンテナンス(例えば、照射面の清掃等)、交換を容易に行うことができる。
【0054】
更に、検知部ハウジング8の第1及び第2ハウジング部材11,13の螺着を外すと、図5に示すように、第2ハウジング部材13とともに受光部ホルダ51、第2閉塞部材52、レンズ支持スリーブ58、カバー保持部材60、集光レンズ54、受光口カバー24、第2カバー取付部材64、鏡支持部材68及び反射鏡56が第1ハウジング部材11側から分離し、この第1ハウジング部材11側から取り外すことができる。そして、かく取り外した状態で取付用ねじ71を緩めると、第2ハウジング部材13側から受光部ホルダ51及びこれに内蔵された各種部材(受光口カバー24、反射鏡56及びこれらに関連する部材)が第2ハウジング材13から分離し、第2ハウジング部材13側からこれらを取り外すことができる。この状態において、更に、第2閉塞部材52を覆う受光部ホルダ51を外した後に固定用ねじ70を外すと、第2閉塞部材52から鏡支持部材68及びこれに取り付けられた反射鏡56を取り外すことができ、このように取り外すことによって、反射鏡56のメンテナンス、交換等容易に行うことができる。
【0055】
次に、図6〜図10を参照して、挿入管構造7(ボールバルブ部10及びガスシール部12(シール管を構成する))及びこれに関連する構成について説明する。流体配管2には接続部材202が接続され、この接続部材202にボールバルブ部10が接続され、このボールバルブ部10にガスシール部12が接続されている。接続部材202は管状部材から構成され、その一端部の弧状部204が配管2の外周面に例えば融着される。この接続部材202の他端部には接続フランジ206が設けられている。ボールバルブ部10は流路208を有するバルブハウジング210を有し、このバルブハウジング210の流路208にボールバルブ212が配設されている。ボールバルブ212には貫通孔214が設けられている。また、ボールバルブ212には軸部材216が固定され、軸部材216はバルブハウジング210から突出し、軸部材216の突出端部に操作ハンドル218が装着されている。バルブハウジング210の一端部には接続フランジ220が設けられ、接続部材202及びバルブハウジング210の接続フランジ206,220がボルト222及びナット224により相互に連結されている。
【0056】
また、ガスシール部12はシールハウジング226を備え、このシールハウジング226に挿入路228が設けられ、挿入路228はバルブハウジング210の流路208に連通している。シールハウジング226の一端部には接続フランジ230が設けられ、またバルブハウジング210の他端部にも接続フランジ232が設けられ、これら接続フランジ230,231がボルト222及びナット224により相互に連結されている。
【0057】
この実施形態では、シールハウジング226の挿入路228の一端部(図6において右端部)には間隔をおいて一対の基部側シール部材232が配設され、またその挿入路228の他端部(図6において左端部)には間隔をおいて一対の先端側シール部材234が配設されている。これらシール部材232,234は、例えばゴム製のOリング等から構成され、流体流路4を流れる流体が外部に漏れるのを防止する。
【0058】
挿入路228の一対の基部側シール部材232の外側(図6において右側)には第1ダストシール部材236が配設され、また一対の先端側シール部材234の外側(図6において左側)には第2ダストシール238が設けられている。第1ダストシール部材234は、流体流路4を流れる流体中に含まれたダストが基部側シール部材232に侵入するのを防止し、また第2ダストシール部材238は、外部からのダストが先端側シール部材234に侵入するのを防止する。このように第1及び第2ダストシール部材236,238を設けることによって、後述する如くして検知部ハウジング8を流体流路4に挿入した状態において、基部側及び先端側シール部材232,234にダストが侵入するのを防止することができ、これらシール部材232,234の傷等の発生を防止し、長期にわたって所望のシール効果を保つことができる。
【0059】
次に、流体流路4を流れる流体中のダスト濃度を測定するに際し、検知部ハウジング8の流体流路4への挿入操作について説明する。ボールバルブ部10を閉状態に保持した状態(ボールバルブ212が流路208を閉塞する状態)において、まず、検知部ハウジング8の先端部を、図6に示すように、ガスシール部12の挿入路228に挿入する。この挿入状態においては、検知部ハウジング8の凹部15が一対の先端側シール部材234の配置部位に位置するが、このとき、検知部ハウジング8の第2ハウジング部材13の円筒状部が一対の基部側シール部材232に位置し、従って、検知部ハウジング8の外周面とシールハウジング226の内周面との間は、一対の基部側シール部材232の二つのシール部材によりシールされる。
【0060】
次に、操作ハンドル218を操作してボールバルブ部10を開状態にし、ボールバルブ212の貫通孔214をバルブハウジング210の流路208に連通させる。そして、この状態にて検知部ハウジング8を矢印で示す挿入方向に挿入すると、図7に示すように、検知部ハウジング8の凹部15が一対の基部側シール部材232と一対の先端側シール部材234との間に位置するようになり、これに対応して、検知部ハウジング8の第2ハウジング部材13の円筒状部が一対の基部側シール部材232に位置するとともに、その第1ハウジング部材11の円筒状部が一対の先端側シール部材234に位置し、従って、検知部ハウジング8の外周面とシールハウジング226の内周面との間は、一対の基部側シール部材232及び一対の先端側シール部材234の4つのシール部材によりシールされる。
【0061】
この状態から検知部ハウジング8を矢印で示す挿入方向に更に挿入すると、図8に示すように、検知部ハウジング8の凹部15が内側の基部側シール部材232に位置するようになるが、このとき、検知部ハウジング8の第2ハウジング部材13の円筒状部が外側の基部側シール部材232に位置するとともに、その第1ハウジング部材11の円筒状部が一対の先端側シール部材234に位置し、従って、検知部ハウジング8の外周面とシールハウジング226の内周面との間は、外側の基部側シール部材232及び一対の先端側シール部材234の3つのシール部材によりシールされる。
【0062】
そして、この状態から検知部ハウジング8を矢印で示す方向に更に挿入すると、図9に示すように、検知部ハウジング8の凹部15が一対の基部側シール部材232の内側に位置するが、このとき、検知部ハウジング8の第1ハウジング部材11の円筒状部が一対の先端側シール部材234に位置し、従って、検知部ハウジング11の外周面とシールハウジング226の内周面との間は、一対の先端側シール部材234の二つのシール部材によりシールされる。
【0063】
その後、更に検知部ハウジング8を矢印で示す挿入方向に挿入すると、図10に示すように、検知部ハウジング8の凹部15は一対の基部側シール部材232の内側に位置し、これに対応して、検知部ハウジング8の第1ハウジング部材11の円筒状部が一対の基部側シール部材232及び一対の先端側シール部材234に位置し、従って、検知部ハウジング8の外周面とシールハウジング226の内周面との間は、一対の基部側シール部材232及び一対の先端側シール部材234の4つのシール部材によりシールされ、このシール状態を維持しながら矢印の方向に所定位置まで挿入される。
【0064】
この実施形態では、検知部ハウジング8の先端部はシールハウジング226の挿入路228、バルブハウジング210の流路208、ボールバルブ212の貫通孔214及び接続部材202内の空間を通して流体流路4の所定部位まで挿入される。そして、この挿入時、上述したように、一対の基部側シール部材232及び一対の先端側シール部材234のうちの少なくとも二つのシール部材が、検知部ハウジング8とシールハウジング226との間の間隙を二重にシールし、流体流路を高圧の流体が流れていてもその漏れを確実に防止することができる。
【0065】
このようなダスト測定装置においては、次のように構成して測定値の校正を行うようにするのが望ましい。尚、この変形形態の検知部ハウジングにおいて、図1〜図10に示す実施形態と実質上同一の部材には同一の参照番号を付して説明する。
【0066】
図11〜図13を参照して、測定値の校正を行う場合、図11に示すように、校正ユニット252が検知部ハウジング8の先端部に装着される。図示の校正ユニット252は中空円筒状のユニットハウジング254を備え、その両端部に端壁256,258が設けられている。一方端壁256の中央部には第1開口260が設けられ、この第1開口260の両側に第2開口264(図13において一方のみ示す)が設けられ、第2開口264の開口部はテーパ状に延びるテーパ部266が設けられている(図13参照)。また、他方の端壁258には、検知部ハウジング8の外径に対応する挿入開口268が設けられている。
【0067】
また、検知部ハウジング8の受光部ホルダ51には一対のねじ軸270(図12参照)が固定されている。第2ハウジング部材13の端壁272には一対の開口273が設けられており、各ねじ軸270は対応する開口273を通して外方に突出している。
【0068】
このユニットハウジング254は、次の通りにして検知部ハウジング8に取り付けられる。即ち、検知部ハウジング8をユニットハウジング254の端壁258の挿入開口268を通して挿入し、第2ハウジング部材13から突出する一対のねじ軸270をその端壁256の第2開口264を通して挿通させ、その後、ユニットハウジング254の端壁256から突出するねじ軸270の突出端部に締付けねじ271を螺着して締め付ける。かく締め付けると、ユニットハウジング254の端壁256が検知部ハウジング8の端壁272に当接し、これによって、ユニットハウジング254の軸線方向(図11において左右方向)の位置決めが行われる。また、ユニットハウジング254の他端側においては、端壁258が検知部ハウジング8に被嵌され、これによって、検知部ハウジング8に対して同心状に位置決めされる。また、ユニットハウジング254の一端側においては、第2開口264のテーパ部266に対応して締付けねじ271に設けられたテーパ部274が、対応する第2開口264のテーパ部266に嵌り込むようになり、これによって、検知部ハウジング8に対して同心状に位置決めされ、このように装着した状態では、取付用ねじ71の頭部は、ユニットハウジング254の端壁256の第1開口260内に位置する。このように位置決め固定されるので、ねじ軸270及び締付けねじ271が芯出し固定機構を構成し、この芯出し固定機構によって、ユニットハウジング254を検知部ハウジング8の先端部に正確に位置決め固定することができる。
【0069】
このユニットハウジング254の所定部位には取付部278が設けられ、この取付部278に標準部材280が取り付けられる。この形態では、取付部278は中空円筒状の案内取付部材282から構成され、案内取付部材282がユニットハウジング254の側面に固定され、この案内取付部材282の内周面には軸線方向に延びる案内溝283が設けられている。また、案内取付部材282に対応して、ユニットハウジング254の側面には矩形状の挿通孔284が形成されている。一方、標準部材280は、円筒状の本体部286と、この本体部286の先端に設けられた標準検知部288とを有し、プレート状の標準検知部288には、測定値を校正する際の基準となるダスト模様が施されている。また、本体部286の周面には、被案内突起290が設けられている。
【0070】
この標準部材280は、案内取付部材282内に挿入することによって取り付けられる。このとき、本体部286の被案内突起290は案内取付部材282の案内溝283内に挿入され、この案内溝283に沿って案内される。かく装着すると、本体部286の先端面がユニットハウジング254の外周面に当接し、これによって標準部材280の挿入方向の位置決めが行われ、標準検知部288はユニットハウジング254の挿通孔284を通してユニットハウジング254内に突出して測定領域50に位置付けられる。また、被案内突起290が案内溝283内に位置するので、標準部材280のユニットハウジング254(即ち、検知部ハウジング8)に対する相対的角度の位置決めが行われる。従って、ユニットハウジング254を検知部ハウジング8の先端部に上述したように装着した後、標準部材280を上述したように取り付けることによって、検知部ハウジング8に対して標準部材280の標準検知部288を所定の位置関係に、即ち所定の測定領域50に正確に位置付けることができ、その結果、標準部材280を用いた測定値の校正を正確に行うことができる。
【0071】
次に、図14〜図16を参照して、ダスト測定装置の他の形態について説明する。図14は、他の実施形態のダスト測定装置の検知ユニットを収納した状態で示す断面図であり、図15は、図14のダスト測定装置の検知ユニットに接続ユニットを接続する前の状態を示す断面図であり、図16は、図14のダスト測定装置の検知ユニットに接続ユニットを接続した状態を示す断面図である。尚、以下の実施形態において、図1〜図10に示す実施形態と実質上同一のものには同一の番号を付し、その説明を省略する。
【0072】
図14〜図16を参照して、この他の実施形態のダスト測定装置は、検知ユニット302と、この検知ユニット302の後端部に着脱自在に接続される接続ユニット304とを備えている。この検知ユニット302は検知部ハウジング306を備え、検知部ハウジング306の先端部に設けられた凹部308の一端側に照射部14が設けられ、その他端側に受光部16が設けられている。検知部ハウジング306の後部には、環状凹部310が設けられている。この検知ユニット302のその他の構成は、図1〜図9に示す実施形態における検知部ハウジング8及びそれに関連する構成と実質上同一である。
【0073】
接続ユニット304は接続部ハウジング312を備え、その先端部に接続突部314を有し、その後端部に後端部材316が装着されている。接続部ハウジング312は中空部材から構成され、図16に示すように、第1光ファイバ38A及び第2光ファイバ40Aが挿通される空間が存在するとともに、検知部ハウジング306内のパージ流路に接続されるパージ流路用細管318が内蔵され、パージ流路用細管318は、パージ流体を供給するパージ流体供給源(図示せず)に接続される。
【0074】
この接続部ハウジング312の軸線方向略中央部に環状凹部320が設けられている。この環状凹部320に対応して、接続部ハウジング312内には支持部材322が装着され、この支持部材322には、第1及び第2光ファイバ38A,40Aを挿通するための挿通孔が設けられているとともに、パージ流路用細管318の端部が支持されている。また、接続部ハウジング312の後端部には押しハンドル324が設けられている。更に、後端部材316には、第1及び第2光ファイバ38A,40Aを導出するための導出孔が設けられている。
【0075】
この検知ユニット302及び接続ユニット304は、流体配管2に接続された挿入管構造7Aを通して挿入される。図示の実施形態における挿入管構造7Aの基本的構造は、図6に示すものと実質上同一であるが、ガスシール部12A(シール管)のシールハウジング226の端部(後端部)にファイバ収容部326が設けられ、またシールハウジング226にロック手段328が設けられ、ロック手段328はシールハウジング226に螺着されたロックねじ330から構成されている。
【0076】
この実施形態では、第1及び第2光ファイバ38A,40Aの基部側は接続ユニット304を通して発光源及び受光素子(図示せず)に接続されるように構成されており、このことに関連して、検知ユニット302の後端側(基部側)から延びる第1及び第2光ファイバ38A,40Aの一部がこのファイバ収容部326内に収容される。ダスト濃度を測定しないときには、図14に示すように、検知ユニット302は挿入管構造7A内に、即ち接続部材202、ボールバルブ部10及びガスシール部12内に収容保持され、ロックねじ330の先端部が検知部ハウジング306の環状凹部310に係合することによって、この収容状態にロック保持される。この収容状態においては、検知ユニット302の先端部が流路配管2内に突出せず、流体流路4を流れる流体の抵抗になることはない。
【0077】
この収容状態において、検知ユニット302から延びる第1及び第2光ファイバ38A,40Aの一部は、ファイバ収容部326内にリング状にして収容され、例えば、破損防止保持片332に所要の通りにリング状に巻き掛けることによって収納される。尚、ファイバ収容部326の一端は、プレート状の蓋部材334によって密封され、このように密封することによって、流体流路4を流れる流体の挿入管構造7Aを通しての外部への漏出を確実に防止することができる。
【0078】
次に、このダスト測定装置によるダスト測定について説明すると、ダスト濃度を測定する際には、図15に示すように、蓋部材334を取り外してファイバ収容部326を開放し、ファイバ収容部326に収容された第1及び第2光ファイバ38A,40Aの一部を取り出す。尚、このとき、破損防止保持片332が邪魔になるときには、それらの一部を取り外すようになるが、これら破損防止保持片322をファイバ収容部326に着脱自在に装着される保持具(図示せず)に取り付けるようにすれば、この保持具を取り外すようにすればよい。
【0079】
次いで、第1及び第2光ファイバ38A,40Aを接続ユニット304の一端部(接続突部314)側から他端(後端部材316)側に接続部ハウジング312を通し、この挿通した状態で、接続ユニット304の押しハンドル316を矢印340で示す挿入方向に押圧してその先端側を挿入管構造7A(ガスシール部12A)に挿入して検知ユニット302の後端部に接続ユニット304の先端部を着脱自在に接続する。このような接続は、例えば、検知部ハウジング306の後端部に接続用溝を設けるとともに、接続部ハウジング312の先端部に接続用ピンを設け、かかる接続用ピンを上記接続用溝に係合することによって行うことができる。このように接続すると、接続ユニット304のパージ用細管318が検知ユニット302のパージ流路(図示せず)に接続される。
【0080】
その後、ロックねじ330を緩めてロック手段328によるロック状態を解除し、押しハンドル324を更に矢印340で示す方向に押して検知ユニット302及び接続ユニット304を挿入し、図16に示すように、検知ユニット302の照射部14及び受光部16が流体流路4の所定測定領域に達するまで挿入すると、ロックねじ330を締め付けてその先端部を接続ユニット306の環状凹部320に係合する。かくすると、ロック手段328がロック状態になり、検知ユニット302及び接続ユニット304が図16に示す状態にロック保持される。その後更に、接続ユニット304を通して延びる第1及び第2光ファイバ38A,40Aの端部を発光源(図示せず)及び受光素子(図示せず)に接続し、このようにして測定の準備作業を行い、この準備作業の後に流体流路4を流れる流体中のダスト濃度を上述したようにして測定することができる。
【0081】
尚、ダスト濃度の終了後は、上述したと反対に、ロックねじ330を緩める。かくすると、流体流路4を流れる流体の圧力によって、検知ユニット302及び接続ユニット304が外側に押し出される。そして、所定位置まで押し出されると、ロックねじ330を締め付け、その先端部を検知ユニット302の環状凹部310に係合し、検知ユニット302を挿入管構造7A内に収容された状態でロック保持する。次に、接続ユニット304を検知ユニット302から取り外し、更に第1及び第2光ファイバ38A,40Aを接続ユニット326から外してファイバ収容部326に収容し、その後、ファイバ収容部326の開口部に蓋部材334を取り付ける。かくすると、図14に示すように、検知ユニット302が挿入管構造7A内に、また第1及び第2光ファイバ38A,40Aの一部がファイバ収容部326内に収容され、これらを流体配管2の所定部位に取り付けた状態で保管される。
【0082】
この実施形態では、接続ユニット304を一つ接続しているが、複数個の接続ユニット304を接続するようにしてもよい。この場合、検知ユニット302と接続ユニット304との間に一つ又は二つ以上の中間接続ユニット(図示せず)が接続され、各中間ユニットの先端側の構造は、上述した接続ユニット304の先端側の構造と略同様でよく、その後端側の構造は、上述した検知ユニット302の後端側の構造と略同様でよい。
【0083】
次に、図17〜図20を参照して、ダスト測定装置の更に他の形態について説明する。図17は、更に他の実施形態のダスト測定装置の検知ユニットを収納した状態で示す断面図であり、図18は、図17のダスト測定装置の検知ユニットに接続ユニットを接続する前の状態を示す断面図であり、図19は、図17のダスト測定装置の検知ユニットと接続ユニットの接続部を示す部分断面図であり、図20は、図17のダスト測定装置の検知ユニットに接続ユニットを接続した状態を示す断面図である。
【0084】
図17〜図20を参照して、この更に他の実施形態のダスト測定装置は、検知ユニット302Bと、この検知ユニット302Bの後端部に着脱自在に接続される中間接続ユニット304Bと、この中間接続ユニット304Bの後端部に着脱自在に装着される後接続ユニット404とを備え、第1及び第2光ファイバ38B,40Bが検知ユニット302B、中間接続ユニット304B及び後接続ユニット404内に内蔵されている。
【0085】
この検知ユニット302Bは検知部ハウジング306Bを備え、検知部ハウジング306Bの先端部に設けられた凹部308の一端側に照射部14が設けられ、その他端側に受光部16が設けられている。この検知ユニット302Bには、第1光ファイバ38Bの照射側第1ファイバ部材352及び及び第2光ファイバ40Bの受光側第1光ファイバ部材354が内蔵されている。照射側第1ファイバ部材352の一端部は照射部14に延び、その他端部は検知部ハウジング306Bの後端部に延び、この他端部に接続部材356が設けられている。また、受光側第1ファイバ部材354の一端部は受光部16近傍まで延び、その他端部は検知部ハウジング306Bの後端部に延び、この他端部に接続部材358が設けられている。更に、検知部ハウジング306Bの後部には、環状凹部310が設けられている。この検知ユニット302Bのその他の構成は、図1〜図9に示す実施形態における検知部ハウジング8及びそれに関連する構成と実質上同一である。
【0086】
中間接続ユニット304Bは接続部ハウジング312Bを備え、その先端部に接続突部314を有し、その後端部に後端部材316が装着されている。この接続ユニット304Bには、第1光ファイバ38Bの照射側第2ファイバ部材360及び及び第2光ファイバ40Bの受光側第2光ファイバ部材362が内蔵されている。照射側及び受光側第2ファイバ部材360、362の一端部は接続部ハウジング312Bの接続突部314に延び、これらの一端部に接続部材364,366が設けられており、またそれらの他端部は接続部ハウジング312Bの後端部に延び、これらの他端部に接続部材368,370が設けられている。更に、接続部ハウジング312Bの後部には、環状凹部320が設けられている。この中間接続ユニット304Bのその他の構成は、図14〜図17に示す実施形態における接続ユニット304の構成と略同一である。
【0087】
後接続ユニット404は接続部ハウジング412を備え、その先端部に接続突部414を有し、その後端部に後端部材416が装着されている。この後接続ユニット404には、第1光ファイバ38Bの照射側第3ファイバ部材372及び及び第2光ファイバ40Bの受光側第3光ファイバ部材374が内蔵されている。照射側及び受光側第3ファイバ部材372,374の一端部は接続部ハウジング412の接続突部414に延び、これらの一端部に接続部材376,378が設けられており、またそれらの他端部は後端部材416を通して外側に延び、それらの他端部に接続部材380,382が設けられている。更に、後端部材416には、この後接続ユニット404を矢印384で示す挿入方向に押すための押しハンドル386が設けられている。この後接続ユニット404のその他の構成は、中間接続ユニット304Bと略同一である。
【0088】
この検知ユニット302B、中間接続ユニット304B及び後接続ユニット404は、流体配管2に接続された挿入管構造7Bを通して挿入される。図示の実施形態における挿入管構造7Bの基本的構造は、図14〜図17に示すものと略同一で、ガスシール部12Bにロック手段328を構成するロックねじ330が設けられているが、ファイバ収容部を設けることに代えて、ガスシール部12B(シール管)のシールハウジング226の端部(後端部)にフランジ388が設けられ、このフランジ388にボルト390及びナット392により閉塞部材394が密封装着される。
【0089】
次に、このダスト測定装置によるダスト測定について説明すると、ダスト濃度を測定する際には、図18に示すように、蓋部材394を取り外して挿入管構造7Bの挿入側を開放し、中間接続ユニット304Bの先端側を挿入管構造7B内に挿入してそれに保持された検知ユニット302Bの後端部に接続し、更にこの中間接続ユニット304Bの後端部に後接続ユニット404の先端部を接続する。中間接続ユニット304Bの接続突部314を検知ユニット302Bの後端部に挿入して接続すると、図19から理解されるように、中間接続ユニット304B側の接続部材364,366が検知ユニット302B側の接続部材356,358内に受け入れられ、これによって、中間接続ユニット304B側の照射側及び受光側の第2ファイバ部材360,362と、検知ユニット302B側の照射側及び受光側の第1ファイバ部材352,354とが相互に接続される。また、逆止弁396が内蔵された検知ユニット302B側のパージ流路397と中間接続ユニット304Bに内蔵されたパージ用細管398とが接続される。また、後接続ユニット404の接続突部414を中間接続ユニット304Bの後端部に挿入して接続すると、検知ユニット302Bと中間接続ユニット304Bとの接続と同様にして、後接続ユニット404側の照射側及び受光側の第3ファイバ部材372,374と、中間接続ユニット304B側の照射側及び受光側の第2ファイバ部材360,362とが相互に接続されるとともに、後接続ユニット404に内蔵されたパージ用細管(図示せず)と中間接続ユニット304Bに内蔵されたパージ用細管398とが接続される。
【0090】
このように接続した後、ロックねじ330を緩めてロック手段328によるロック状態を解除し、後接続ユニット404の押しハンドル416を矢印384で示す挿入方向に押し、図20に示すように、検知ユニット302Bの照射部14及び受光部16が流体流路4の所定測定領域に達するまで挿入すると、ロックねじ330を締め付けてその先端部を中間接続ユニット304Bの環状凹部320に係合する。かくすると、ロック手段328がロック状態になり、検知ユニット302B、中間接続ユニット304B及び後接続ユニット404が図20に示す状態にロック保持される。その後更に、後接続ユニット404を通して延びる照射側及び受光側の第3ファイバ部材372,374の端部を発光源(図示せず)及び受光素子(図示せず)に接続し、このようにして測定の準備作業を行い、この準備作業の後に流体流路4を流れる流体中のダスト濃度を測定する。
【0091】
尚、ダスト濃度の終了後は、上述したと反対に、ロックねじ330を緩める。かくすると、流体流路4を流れる流体の圧力によって、検知ユニット302B、中間接続ユニット304B及び後接続ユニット404が外側に押し出される。そして、所定位置まで押し出されると、ロックねじ330を締め付け、その先端部を検知ユニット302Bの環状凹部310に係合し、検知ユニット302Bを挿入管構造7B内に収容された状態でロック保持する。そして、後接続ユニット404及び中間接続ユニット304Bを順次に取り外し、その後、ガスシール部12Bのフランジ388に蓋部材394を取り付ける。かくすると、図17に示すように、検知ユニット302Bが挿入管構造7B内に収容した状態で保管することができる。
【0092】
この実施形態では、検知ユニット302Bに接続ユニット304B,404を接続しているが、一つ又は三つ以上の接続ユニットを接続するようにしてもよく、一つ接続する場合、後接続ユニット404を図14〜図17に示す接続ユニットにように構成すればよく、また三つ以上接続する場合、後接続ユニット404を一つとし、残りを中間接続ユニット304Bにすればよい。
【0093】
上述した各種実施形態では、挿入管構造7A(7B)に保持された検知ユニット302(302B)の照射部14及び受光部16に流体流路4を流れる流体が流れ、流体中のダストなどが照射部14及び受光部に付着するおそれがあり、このような不都合を解消するために、例えば、図21、図22又は図23に示すように構成することができる。
【0094】
図21に示す構造では、円筒スリーブ状の保護管502が用いられ、この保護管502がボールバルブ部10のバルブハウジング210から接続部材202にわたって設けられている。検知ユニット302(302B)はこの保護管502の内側に配設され、保護管502の先端部内周面には一対のシール部材504が装着され、シール部材504は例えば0リングから構成される。
【0095】
このように構成されるので、ダスト濃度を測定しないときには、検知ユニット302(302B)は、図21に示すように、挿入管構造7A(7B)内にロック保持され、かかる保持状態においては、一対のシール部材504は検知部ハウジング306(306B)の先端部に作用して保護管502と検知部ハウジング306(306B)との間をシールする。このとき、検知ユニット302(302B)の照射部14及び受光部16は一対のシール部材504の内側(挿入管機構7A(7B))側に位置して保護管502により覆われており、従って、流体流路4を流れる流体は照射部14及び受光部16側に流入することがなく、照射部14及び受光部16のダストによる汚れを防止することができる。尚、ダスト濃度を測定するときには、検知ユニット302(302B)の先端側は、かかる一対のシール部材504の内側を通って流体流路4内に突出する。
【0096】
図22に示す構造では、円筒スリーブ状の保護管512が用いられ、この場合にも、保護管512がボールバルブ部10のバルブハウジング210から接続部材202にわたって設けられる。検知ユニット302(302B)はこの保護管512の内側に配設され、保護管512の先端部には蓋部材514が開閉自在に設けられ、この蓋部材514は、例えばばね部材(図示せず)によって、保護管514の先端開口を密封状態保持する。
【0097】
このように構成されるので、ダスト濃度を測定しないときには、検知ユニット302(302B)は、図22に示すように、挿入管構造7A(7B)内にロック保持され、かかる保持状態においては、蓋部材514は保護管512の先端開口を密封する。このとき、検知ユニット302(302B)の照射部14及び受光部16は蓋部材514の内側(挿入管機構7A(7B))側に位置しており、従って、流体流路4を流れる流体は照射部14及び受光部16側に流入することがなく、このように構成しても照射部14及び受光部16のダストによる汚れを防止することができる。尚、ダスト濃度を測定するときには、検知ユニット302(302B)が挿入方向に押し出され、これによって、蓋部材514は矢印516で示す方向に二点鎖線で示す開放位置まで回動して保護管512の先端開口を開放し、かく開放された先端開口を通して検知ユニット302(302B)の先端側は流体流路4内に突出する。
【0098】
図23に示す構造では、円筒スリーブ状の保護管522が用いられ、この場合には、保護管522が検知ユニット302(302B)の検知部ハウジング306(306B)に相対的に回動自在に被嵌される。この保護管522の所定部位には、検知ユニット302(302B)の照射部14及び受光部16に対応して測定開口524が設けられ、図23に示す閉角度位置に位置するときには、測定開口524は検知ユニット302(302B)の照射部14及び受光部16と反対側に位置し、この閉角度位置から180度回動した開角度位置においては、この測定開口524は照射部14及び受光部16に対向して位置する。
【0099】
このように構成されるので、ダスト濃度を測定しないときには、検知ユニット302(302B)は、図23に示すように、挿入管構造7A(7B)内にロック保持されるとともに、保護管522が図23に示す閉角度位置に保持される。かかる保持状態においては、保護管522が検知ユニット302(302B)の照射部14及び受光部16を覆い、流体流路4を流れる流体が照射部14及び受光部16側に流入するのを防止することができる。尚、ダスト濃度を測定するときには、保護管522が上記閉角度位置から180度回動した開角度位置に保持され、これによって、検知ユニット302(302B)の照射部14及び受光部16は外側に露出され、流体流路4内を流れる流体のダスト濃度を測定することができる。
【0100】
以上、本発明に従うダスト測定装置の実施形態について説明したが、本発明はかかる実施形態に限定されるものではなく、本発明の範囲を逸脱することなく種々の変形乃至修正が可能である。
【0101】
例えば、図示のダスト測定装置の実施形態では、検知部ハウジング8の先端側に受光部16を配置したことに関連して、受光部16にて受光した被検知光を第2光ファイバ40に導くために反射鏡56を用いているが、これとは反対に、照射部を検知部ハウジングの先端側に配置するように構成した場合、第1光ファイバからの測定光を照射部に導くために反射鏡を用いるようになる。
【0102】
また、例えば、図示のダスト測定装置においては、締付けねじ271のテーパ部274を利用してユニットハウジング254を検知部ハウジング8に対して同心状に位置決め固定しているが、このような構成に限定されず、芯出し固定機構として、例えば、ばね付勢された位置決めロック片を用いるようにしてもよい。
【0103】
本発明の請求項1のダスト測定装置によれば、測定光の伝送は第1光ファイバにより行われ、また被検知光の伝送は第2光ファイバにより行われるので、検知部ハウジングの外形を小さく細くすることができる。また、検知部ハウジングの凹部の片側に照射開口が設けられ、その他側に受光開口が設けられ、照射開口及び受光開口は検知部ハウジングの軸線方向に対向しているので、これによっても、検知部ハウジングの外形を効果的に小さくすることができる。更に、照射手段及び受光手段の一方が反射鏡を含んでいるので、測定光又は被検知光を伝送する際に第1光ファイバ又は第2光ファイバを曲げることなく、測定光又は被検知光を反対方向に反射させて伝送させることができ、これによって、検知部ハウジングの外形を更に小さく細くすることができ、これによって、検知部ハウジングの挿入を容易にし、小径の孔を通して流体流路に挿入することが可能になるとともに、小径の流体流路を流れる流体中のダスト濃度を測定することが可能となる。更に発光源からの測定光は、照射開口から検知部ハウジングの軸線方向に対して10〜30度傾斜して測定領域に向けて照射され、また測定領域からの被検知光は、検知部ハウジングの軸線方向に対して10〜30度傾斜して前記反射鏡に導かれるので、検知部ハウジングの外形を小さくすることができるとともに、照射開口からの照射光が直接的に受光開口を通して受光されることを防止することができる。加えて、検知部ハウジングが挿入されるシール管の挿入路の一端部には一対の基部側シール部材が設けられ、その他端部側には一対の先端側シール部材が設けられているので、凹部を有する検知部ハウジングを挿入路を通して流体流路に挿入しても、少なくとも2つのシール部材がシール管の内周面と検知部ハウジングの外周面との間をシールし、かくして、流体の挿入路を通しての漏れを確実に防止することができる。
また、本発明の請求項2に記載のダスト測定装置によれば、照射手段、受光手段及び検知ハウジングに関する構成が上述したダスト測定装置と実質上同一であるので、請求項1に記載のダスト測定装置と同様の効果が達成される。加えて、ユニットハウジングは検知部ハウジングに装着され、この装着は芯出し固定機構により行われるので、検知部ハウジングに対してユニットハウジングを同心状に位置決め固定することができる。従って、かく固定した状態において、標準部材をユニットハウジングに装着すると、標準部材の標準検知部が測定領域に正確に位置付けられ、かくして、標準部材を用いての測定値の校正を正確に行うことができる。
【0104】
また、本発明の請求項3に記載のダスト測定装置によれば、受光開口を通して導入された被検知光は、反射鏡により反対側に反射され、第2光ファイバを通して受光素子に導かれるので、受光手段に関連して検知部ハウジングを小型化することができる。
【0105】
また、本発明の請求項4のダスト測定装置によれば、検知部ハウジングから照射口カバー及び受光口カバーを取り外すことができ、これらのメンテナンス、交換を容易に行うことができる。また、検知部ハウジングは相互に着脱自在に装着される第1及び第2ハウジング部材から構成され、この第2ハウジング部材に反射鏡が着脱自在に装着されているので、第2ハウジング部材から反射鏡も取り外すことができ、反射鏡のメンテナンス、交換をも容易に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に従うダスト測定装置の一実施形態の全体を示す概略図である。
【図2】図1のダスト測定装置の一部を示す部分断面図である。
【図3】図1のダスト測定装置の照射部及び受光部付近を示す部分断面図である。
【図4】図1のダスト測定装置の受光部を拡大して示す部分拡大断面図である。
【図5】図1のダスト測定装置の照射部及び受光部付近を一部分解して示す分解断面図である。
【図6】図1のダスト測定装置の検地部ハウジングを流体流路に挿入するときの状態を示す断面図である。
【図7】図6の状態から検知部ハウジングを少し挿入した状態を示す部分断面図である。
【図8】図7に示す状態から検知部ハウジングを少し挿入した状態を示す部分断面図である。
【図9】図8に示す状態から検知部ハウジングを少し挿入した状態を示す部分断面図である。
【図10】図9に示す状態から検知部ハウジングを更に少し挿入した状態を示す部分断面図である。
【図11】変形形態の検知部ハウジングにユニットハウジングを装着した状態を示す部分断面図である。
【図12】検知部ハウジングにユニットハウジングを取り付けた状態を示す右側面図である。
【図13】図12におけるXIII−XIII線による断面図である。
【図14】ダスト測定装置の他の実施形態における検知ユニットを収納した状態で示す断面図である。
【図15】図14のダスト測定装置の検知ユニットに接続ユニットを接続する前の状態を示す断面図である。
【図16】図14のダスト測定装置の検知ユニットに接続ユニットを接続した状態を示す断面図である。
【図17】ダスト測定装置の更に他の実施形態における検知ユニットを収納した状態で示す断面図である。
【図18】図17のダスト測定装置の検知ユニットに接続ユニットを接続する前の状態を示す断面図である。
【図19】図17のダスト測定装置の検知ユニットと接続ユニットの接続部を示す部分断面図である。
【図20】図17のダスト測定装置の検知ユニットに接続ユニットを接続した状態を示す断面図である。
【図21】検知ユニットへのダスト進入防止構造の一実施形態を示す部分断面図である。
【図22】検知ユニットへのダスト進入防止構造の他の実施形態を示す部分断面図である。
【図23】検知ユニットへのダスト進入防止構造の更に他の実施形態を示す部分断面図である。
【符号の説明】
2 流体配管
4 流体流路
6 ダスト
7,7A,7B 挿入管構造
8 検知部ハウジング
10 ボールバルブ部
12,12A,12B ガスシール部
14 照射部
16 受光部
20 照射口カバー
24 受光口カバー
26 測定装置本体
28 発光源
30 受光素子
32 ダスト濃度演算手段
38,38A,38B,40,40A,40B 光ファイバ
46,64 カバー取付部材
50 測定領域
54 集光レンズ
56 反射鏡
226 シールハウジング
232 基部側シール部材
234 先端側シール部材
236,238 ダストシール部材
252 校正ユニット
254 ユニットハウジング
278 取付部
280 標準部材
302,302B 検知ユニット
304,304B,404 接続ユニット
326 ファイバ収容部
328 ロック手段
502,512,522 保護管[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention is a dust measurement for measuring the concentration of dust contained in a fluid.EquipmentRelated.
[0002]
[Prior art]
2. Description of the Related Art Conventionally, as a dust measuring device for measuring the concentration of dust contained in a fluid, a light scattering method using light scattering is known. This type of dust measuring apparatus includes an irradiating means for irradiating measurement light toward a measurement area, a light receiving means for receiving detected light from the measurement area, and the received detected light as required. A dust concentration calculating means for calculating a dust concentration by performing a calculation process on the sensor, and most of the irradiating means and the light receiving means are built in a detector housing inserted into the fluid flow path. In such a dust measuring device, the irradiating means irradiates the measurement light toward the measurement region through the irradiation opening of the detection unit housing, and the light receiving unit receives the detected light from the measurement region through the light reception opening of the detection unit housing. At this time, when the dust in the fluid flowing through the measurement region, that is, dust is large (or small), the irradiated measurement light is scattered by the dust (or less) and the scattered detected light becomes bright (or dark). Thus, the dust concentration in the fluid can be measured based on the scattering rate of the scattered light.
[0003]
[Problems to be solved by the invention]
Such a dust measuring apparatus has the following problems. First, most of the irradiation means and the light receiving means are built in the detection unit housing, but the detection unit housing becomes large in relation to such a configuration, and the dust concentration in the fluid flowing through the small diameter fluid flow path There is a problem that it is difficult to measure. Second, since it is used to measure the concentration of dust flowing in the fluid flow path, the dust in the fluid is liable to cause damage to the members related to the irradiation means and the light receiving means, and hence the irradiation means and the light receiving means. It is desired to realize a dust measuring device that can easily perform maintenance of members related to.
[0004]
In such a dust measurement device, when the detection unit housing is inserted into the fluid flow path or when the detection unit housing is removed from the fluid flow path, a part of the fluid flowing through the fluid flow path flows out to the outside. There is a fear. In particular, when the fluid flowing through the fluid flow path is a high-pressure fluid, fluid leakage is likely to occur.
[0005]
Further, in such a dust measuring device, when detecting the dust concentration, the entire dust measuring device must be carried to a detection place, and the detection work is complicated.
[0006]
Further, in such a dust measuring apparatus, calibration work is periodically performed so that the measurement is accurately performed. In such calibration work, it is necessary to accurately position the standard member in the measurement region. If accurate positioning is not possible, an error occurs in the measurement after calibration.
[0007]
The first object of the present invention is to downsize the configuration related to the irradiating means and the light receiving means, thereby reducing the size of the detecting portion housing, facilitating insertion of the detecting housing, and flowing through a small diameter fluid flow path. It is an object of the present invention to provide a dust measuring device capable of measuring dust concentration in a fluid.
[0008]
A second object of the present invention is to provide a dust measuring device that can reliably prevent fluid leakage when the detector housing is attached or detached.
A third object of the present invention is to provide a dust measuring apparatus capable of measuring the dust concentration with a relatively simple operation.
[0010]
The present invention includes a detection unit housing having an irradiation opening and a light receiving opening, irradiation means for irradiating measurement light toward the measurement region through the irradiation opening, and light to be detected from the measurement region received through the light receiving opening. A dust measuring device comprising: a light receiving means for performing the above operation; and a dust concentration calculating means for calculating a dust concentration by calculating the detected light received by the light receiving means as required,
A concave portion is provided at a predetermined portion of the detection unit housing, the irradiation opening is provided on one side of the concave portion, the light receiving opening is provided on the other side, and the irradiation opening and the light receiving opening are in the axial direction of the detection unit housing Facing the
The irradiating means includes a light emitting source for emitting measuring light and a first optical fiber for guiding the measuring light from the light emitting source to the irradiation aperture, and the light receiving means receives the detected light. And a second optical fiber for guiding the detected light introduced through the light receiving opening to the light receiving element,
The measurement light from the light source is irradiated through the first optical fiber from the irradiation opening toward the measurement region with an inclination of 10 to 30 degrees with respect to the axial direction of the detection unit housing. The light to be detected is introduced through the light receiving opening inclined by 10 to 30 degrees with respect to the axial direction of the detection unit housing,
One of the irradiating means and the light receiving means has a reflecting mirror for reflecting light.Including
Furthermore, the detection unit housing is inserted into the measurement region of the fluid flow path through an insertion path of a seal pipe that communicates with a fluid pipe that defines the fluid flow path, and at one end of the insertion path of the seal pipe, A pair of base side seal members are provided, and at the other end of the insertion path, a pair of tip side seal members are provided, and when inserted into the measurement region of the fluid flow path through the insertion path, The space between the inner peripheral surface and the outer peripheral surface of the detection unit housing is sealed by at least two of the pair of base side seal members and the pair of distal end side seal members.It is characterized by.
[0011]
According to the present invention, the irradiating means for irradiating the measuring light includes the light source and the first optical fiber, and the light receiving means for receiving the detected light includes the light receiving element and the second optical fiber. Therefore, the measurement light from the light source is irradiated toward the measurement region through the first optical fiber and the irradiation opening, and the detected light is received by the light receiving element through the light receiving opening and the second optical fiber. Since the measurement light is transmitted by the first optical fiber and the detected light is transmitted by the second optical fiber, the outer shape of the detection unit housing can be made small and thin. In addition, an irradiation opening is provided on one side of the concave portion of the detection unit housing, and a light reception opening is provided on the other side. The irradiation opening and the light reception opening are opposed to each other in the axial direction of the detection unit housing. The outer shape of the housing can be effectively reduced. In addition, since one of the irradiating means and the light receiving means includes a reflecting mirror, even when the irradiation opening and the light receiving opening are opposed to each other in the axial direction of the detection unit housing, the first light is transmitted when measuring light or detected light is transmitted. Without bending the optical fiber or the second optical fiber, the measurement light or the detected light can be reflected and transmitted in the opposite direction, thereby further reducing the outer shape of the detection unit housing. The detector housing can be easily inserted into the fluid flow path, and can be inserted into the fluid flow path through a small diameter hole, and the dust concentration in the fluid flowing through the small diameter fluid flow path can be measured. It becomes. Further, the measurement light from the light source is irradiated from the irradiation opening to the measurement region with an inclination of 10 to 30 degrees with respect to the axial direction of the detection unit housing, and the detected light from the measurement region is irradiated to the detection unit housing. Since it is guided to the reflecting mirror with an inclination of 10 to 30 degrees with respect to the axial direction, the outer shape of the detector housing can be reduced, and the irradiation light from the irradiation opening is directly received through the light receiving opening. This can be prevented.In addition, a pair of base side seal members are provided at one end of the insertion path of the seal tube into which the detection unit housing is inserted, and a pair of tip side seal members are provided at the other end side. Since a total of four seal members are provided in a predetermined positional relationship, even if a detection unit housing having a recess is inserted into the fluid flow path through the insertion path, at least two seal members are connected to the inner peripheral surface of the seal tube. It is possible to seal between the outer peripheral surface of the detector housing and thus reliably prevent leakage of the fluid flowing through the fluid flow path through the insertion path.The reflecting mirror is used to transmit light in the opposite direction, and is included in the irradiation means when transmitting the measurement light in the opposite direction, and included in the light receiving means when reflecting the detected light in the opposite direction. It is.
In addition, the present invention provides a detector housing having an irradiation opening and a light receiving opening, irradiation means for irradiating measurement light toward the measurement region through the irradiation opening, and the light receiving opening for detecting light from the measurement region. A dust measuring device comprising: a light receiving means for receiving light through; and a dust concentration calculating means for calculating a dust concentration by calculating the detected light received by the light receiving means as required,
A concave portion is provided at a predetermined portion of the detection unit housing, the irradiation opening is provided on one side of the concave portion, the light receiving opening is provided on the other side, and the irradiation opening and the light receiving opening are in the axial direction of the detection unit housing Facing the
The irradiating means includes a light emitting source for emitting measuring light and a first optical fiber for guiding the measuring light from the light emitting source to the irradiation aperture, and the light receiving means receives the detected light. And a second optical fiber for guiding the detected light introduced through the light receiving opening to the light receiving element,
The measurement light from the light source is irradiated through the first optical fiber from the irradiation opening toward the measurement region with an inclination of 10 to 30 degrees with respect to the axial direction of the detection unit housing. The light to be detected is introduced through the light receiving opening inclined by 10 to 30 degrees with respect to the axial direction of the detection unit housing,
One of the irradiation means and the light receiving means includes a reflecting mirror for reflecting light,
Further, a calibration unit for constituting a measurement value is detachably attached to the detection unit housing, and the calibration unit is used for calibrating the measurement value and a unit housing that is detachably attached to the detection unit housing. A standard member having a standard detection unit and mounted on the mounting portion of the unit housing; and a centering fixing mechanism for positioning and fixing the unit housing in a predetermined positional relationship with the detection unit housing. And
When the unit housing is mounted on the detection unit housing and centered and fixed by the centering fixing mechanism, the unit housing is positioned and fixed concentrically with respect to the detection unit housing. When mounted on the unit housing, the standard detection part of the standard member is positioned in the measurement region.
According to the present invention, the configuration relating to the irradiating means, the light receiving means, and the detection housing is substantially the same as that of the dust measuring apparatus described above, so that the same effect is achieved. In addition, the centering fixing mechanism for mounting the unit housing to the detection unit housing positions and fixes the unit housing concentrically with respect to the detection unit housing, and in this state, the standard member is attached to the unit housing. When mounted, the standard detection part of the standard member is positioned in the measurement region, so that the irradiation means irradiates the measurement light toward the standard detection part of the standard member, and the detected light from this standard detection part is applied to the light receiving means. The light is received, and thus the measurement values can be accurately configured using the standard member.
[0012]
In the present invention, the light receiving means includes the reflecting mirror, and the reflecting mirror is disposed between the light receiving opening and the second optical fiber, and is received through the light receiving opening of the detection unit housing. The detection light is reflected by the reflecting mirror and then received by the light receiving element through the second optical fiber.
According to the present invention, since the light receiving means includes the reflecting mirror, the detected light introduced through the light receiving opening is reflected to the opposite side by the reflecting mirror and guided to the light receiving element through the second optical fiber. The detector housing can be downsized in relation to the above.
[0014]
In the present invention, the detection unit housing includes first and second housing members that are detachably attached to each other, the irradiation opening is provided in the first housing member, and the light receiving opening is the second light receiving opening. An irradiation port cover is detachably attached to the irradiation opening, a light receiving cover is detachably attached to the light receiving opening, and the reflecting mirror is disposed in the second housing member. It is characterized by being detachably mounted.
[0015]
According to the present invention, the irradiation port cover is detachably attached to the irradiation opening of the detection unit housing, and the light reception port cover is detachably attached to the light reception opening of the detection unit housing. The cover and the light receiving opening cover can be removed, and maintenance and replacement thereof can be easily performed. In addition, the detection unit housing includes first and second housing members that are detachably attached to each other, and a reflecting mirror is detachably attached to the second housing member. By removing the housing member, the reflecting mirror can be removed from the second housing member, and maintenance and replacement of the reflecting mirror can be easily performed.
[0032]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, an embodiment of a dust measuring device according to the present invention will be described with reference to the accompanying drawings. FIG. 1 is a schematic view showing the whole dust measuring apparatus according to the present invention, FIG. 2 is a partial sectional view showing a part of the dust measuring apparatus of FIG. 1, and FIG. 3 is a dust measuring apparatus of FIG. 4 is a partial cross-sectional view showing the vicinity of the irradiating part and the light receiving part, FIG. 4 is an enlarged partial cross-sectional view showing the light receiving part of the dust measuring apparatus in FIG. 1, and FIG. 5 is a dust measuring apparatus in FIG. FIG. 6 is an exploded cross-sectional view showing a part of the vicinity of the irradiation part and the light-receiving part of FIG. 6, and FIG. 6 is a cross-sectional view showing a state when the detection unit housing of the dust measurement device of FIG. 7 is a partial cross-sectional view showing a state where the detection unit housing is slightly inserted from the state shown in FIG. 6, and FIG. 8 is a partial cross-sectional view showing a state where the detection unit housing is inserted a little from the state shown in FIG. FIG. 9 shows that the detector housing is inserted a little from the state shown in FIG. FIG. 10 is a partial cross-sectional view showing a state in which the detection unit housing is further inserted from the state shown in FIG. 9, and FIG. 11 is a diagram showing a modified example of the detection unit housing. FIG. 12 is a right side view showing a state where the unit housing is attached to the detection unit housing, and FIG. 13 is a cross-sectional view taken along line XIII-XIII in FIG.
[0033]
In FIG. 1, the illustrated dust measuring device is used for measuring the concentration of dust 6 such as dust contained in a fluid flowing through a
[0034]
2 and 3, the
[0035]
The dust measuring device includes a measuring device
[0036]
The measuring
[0037]
Referring mainly to FIG. 3, a
[0038]
Further, on the other side of the
[0039]
Furthermore, a
[0040]
Thus, the light to be detected from the
[0041]
In this embodiment,As is apparent from FIGS. 2 and 3, the
[0042]
The dust measuring apparatus further includes a purge for preventing dust from adhering to the irradiation surface of the irradiation unit 14 (the surface of the irradiation port cover 20) and the light receiving surface of the light receiving unit 16 (the surface of the light reception port cover 24). A mechanism is provided. The illustrated purge mechanism is configured to prevent the dust, mist, and the like from adhering to the irradiation surface of the
[0043]
In this embodiment, the main purge
[0044]
The first purge
[0045]
In this embodiment, a
[0046]
The purge fluid flowing through the first and second purge
[0047]
The second cover mounting member 64 (first cover mounting member 46) attached to the light receiving surface (irradiation surface) side of the light receiving port cover 24 (irradiation port cover 20) is formed from the outer peripheral wall 162 and the tip of the outer peripheral wall 162. An inner
[0048]
A second annular space 166 (first annular space) is defined between the outer peripheral wall 162 and the inner
[0049]
Since it is configured in this way, the purge fluid from the second purge fluid supply flow path 88 (first purge fluid supply flow path 86) is transferred to the second cover mounting member 64 (first cover mounting member 46). The light receiving port cover 24 (irradiation port cover 20) flows into the second annular space 166 (first annular space) and radially inward from the plurality of
[0050]
In this embodiment, in addition, in order to reliably prevent the fluid flowing through the
[0051]
In the dust measuring apparatus described above, the purge fluid from the purge
[0052]
In this dust measuring apparatus, the
[0053]
As for the light receiving
[0054]
Further, when the first and
[0055]
Next, the insertion tube structure 7 (the
[0056]
Further, the
[0057]
In this embodiment, a pair of base-
[0058]
A first
[0059]
Next, an operation of inserting the
[0060]
Next, the operation handle 218 is operated to open the
[0061]
When the
[0062]
When the
[0063]
Thereafter, when the
[0064]
In this embodiment, the front end of the
[0065]
In such a dust measuring apparatus, it is desirable to calibrate the measured value with the following configuration. In addition, in the detection part housing of this modification, the same reference number is attached | subjected and demonstrated to the member substantially the same as embodiment shown in FIGS.
[0066]
11 to 13, when the measurement value is calibrated, the
[0067]
A pair of screw shafts 270 (see FIG. 12) is fixed to the light receiving
[0068]
The
[0069]
An
[0070]
The
[0071]
Next, another embodiment of the dust measuring device will be described with reference to FIGS. FIG. 14 is a cross-sectional view showing a state in which the detection unit of the dust measurement device of another embodiment is housed, and FIG. 15 shows the state before connecting the connection unit to the detection unit of the dust measurement device of FIG. FIG. 16 is a cross-sectional view, and FIG. 16 is a cross-sectional view showing a state in which a connection unit is connected to the detection unit of the dust measuring device of FIG. In the following embodiments, the same reference numerals are given to substantially the same components as those shown in FIGS. 1 to 10, and the description thereof is omitted.
[0072]
Referring to FIGS. 14 to 16, the dust measuring apparatus according to another embodiment includes a
[0073]
The
[0074]
An
[0075]
The
[0076]
In this embodiment, the base side of the first and second
[0077]
In this accommodated state, a part of the first and second
[0078]
Next, dust measurement by this dust measuring device will be described. When measuring the dust concentration, as shown in FIG. 15, the
[0079]
Next, the first and second
[0080]
Thereafter, the
[0081]
After the dust concentration is finished, the
[0082]
In this embodiment, one
[0083]
Next, still another embodiment of the dust measuring device will be described with reference to FIGS. FIG. 17 is a cross-sectional view showing a state in which the detection unit of the dust measurement device of still another embodiment is housed, and FIG. 18 shows a state before the connection unit is connected to the detection unit of the dust measurement device of FIG. FIG. 19 is a partial cross-sectional view showing a connection portion between the detection unit and the connection unit of the dust measurement device in FIG. 17, and FIG. 20 shows a connection unit in the detection unit of the dust measurement device in FIG. It is sectional drawing which shows the state connected.
[0084]
Referring to FIGS. 17 to 20, the dust measuring apparatus according to still another embodiment includes a
[0085]
The
[0086]
The
[0087]
The
[0088]
The
[0089]
Next, dust measurement by this dust measuring device will be described. When measuring the dust concentration, as shown in FIG. 18, the
[0090]
After connecting in this way, the
[0091]
After the dust concentration is finished, the
[0092]
In this embodiment, the
[0093]
In the various embodiments described above, the fluid flowing through the
[0094]
In the structure shown in FIG. 21, a cylindrical sleeve-like
[0095]
With this configuration, when the dust concentration is not measured, the detection unit 302 (302B) is locked and held in the
[0096]
In the structure shown in FIG. 22, a cylindrical sleeve-like
[0097]
With this configuration, when the dust concentration is not measured, the detection unit 302 (302B) is locked and held in the
[0098]
In the structure shown in FIG. 23, a cylindrical sleeve-shaped
[0099]
With this configuration, when the dust concentration is not measured, the detection unit 302 (302B) is locked and held in the
[0100]
Above, dust measurement according to the present inventionApparatus embodimentHowever, the present inventionTakeThe present invention is not limited to the embodiments, and various changes and modifications can be made without departing from the scope of the present invention.
[0101]
For example, in the illustrated embodiment of the dust measuring apparatus, the detected light received by the
[0102]
For example, as shownDust measuring device, The
[0103]
According to the dust measuring apparatus of the first aspect of the present invention, the measurement light is transmitted by the first optical fiber, and the detected light is transmitted by the second optical fiber. Can be thinned. In addition, an irradiation opening is provided on one side of the concave portion of the detection unit housing, and a light reception opening is provided on the other side. The irradiation opening and the light reception opening are opposed to each other in the axial direction of the detection unit housing. The outer shape of the housing can be effectively reduced. Furthermore, since one of the irradiation means and the light receiving means includes a reflecting mirror, the measurement light or the detected light can be transmitted without bending the first optical fiber or the second optical fiber when transmitting the measurement light or the detected light. It can be reflected and transmitted in the opposite direction, which can further reduce the outer shape of the detector housing, thereby facilitating insertion of the detector housing and inserting it into the fluid flow path through a small diameter hole. This makes it possible to measure the dust concentration in the fluid flowing through the small-diameter fluid passage. Further, the measurement light from the light source is irradiated from the irradiation opening toward the measurement region with an inclination of 10 to 30 degrees with respect to the axial direction of the detection unit housing, and the detected light from the measurement region is emitted from the detection unit housing. Since it is guided to the reflecting mirror with an inclination of 10 to 30 degrees with respect to the axial direction, the outer shape of the detector housing can be reduced, and the irradiation light from the irradiation opening can be directly received through the light receiving opening. Can be prevented.In addition, a pair of base-side seal members are provided at one end of the insertion path of the seal tube into which the detection unit housing is inserted, and a pair of tip-side seal members are provided at the other end side. Even if the detection unit housing having the insertion point is inserted into the fluid flow path through the insertion path, at least two seal members seal between the inner peripheral surface of the seal tube and the outer peripheral surface of the detection unit housing, and thus the fluid insertion path Leakage through can be reliably prevented.
Moreover, according to the dust measuring apparatus of
[0104]
Further, the claims of the present invention3According to the dust measuring device described in the above, the detected light introduced through the light receiving opening is reflected to the opposite side by the reflecting mirror and guided to the light receiving element through the second optical fiber. The housing can be reduced in size.
[0105]
Further, the claims of the present invention4According to the dust measuring apparatus, the irradiation port cover and the light receiving port cover can be removed from the detection unit housing, and maintenance and replacement thereof can be easily performed. The detection unit housing is composed of first and second housing members that are detachably attached to each other, and the reflecting mirror is detachably attached to the second housing member. Can also be removed, and the reflector can be easily maintained and replaced.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a schematic view showing the entirety of an embodiment of a dust measuring apparatus according to the present invention.
FIG. 2 is a partial cross-sectional view showing a part of the dust measuring apparatus of FIG.
3 is a partial cross-sectional view showing the vicinity of an irradiation unit and a light receiving unit of the dust measuring device of FIG.
4 is a partially enlarged cross-sectional view showing an enlarged light receiving portion of the dust measuring device of FIG. 1;
5 is an exploded cross-sectional view showing a part of the vicinity of an irradiation unit and a light receiving unit of the dust measuring device in FIG.
FIG. 6 is a cross-sectional view showing a state when the ground detecting portion housing of the dust measuring device of FIG. 1 is inserted into the fluid flow path.
7 is a partial cross-sectional view showing a state where a detection unit housing is inserted a little from the state of FIG.
8 is a partial cross-sectional view showing a state where a detection unit housing is inserted a little from the state shown in FIG.
9 is a partial cross-sectional view showing a state where a detection unit housing is slightly inserted from the state shown in FIG.
10 is a partial cross-sectional view illustrating a state where a detection unit housing is further inserted from the state illustrated in FIG.
FIG. 11 is a partial cross-sectional view showing a state in which a unit housing is mounted on a modified detection unit housing.
FIG. 12 is a right side view showing a state where the unit housing is attached to the detection unit housing.
13 is a cross-sectional view taken along line XIII-XIII in FIG.
FIG. 14 is a cross-sectional view showing a state in which a detection unit in another embodiment of the dust measuring device is housed.
15 is a cross-sectional view showing a state before the connection unit is connected to the detection unit of the dust measuring device of FIG. 14;
16 is a cross-sectional view showing a state in which a connection unit is connected to the detection unit of the dust measuring device of FIG. 14;
FIG. 17 is a cross-sectional view showing a state in which a detection unit according to still another embodiment of the dust measuring device is housed.
18 is a cross-sectional view showing a state before the connection unit is connected to the detection unit of the dust measurement device of FIG. 17;
19 is a partial cross-sectional view showing a connection portion between a detection unit and a connection unit of the dust measurement device of FIG. 17;
20 is a cross-sectional view showing a state in which a connection unit is connected to the detection unit of the dust measurement device of FIG.
FIG. 21 is a partial cross-sectional view showing an embodiment of a structure for preventing dust from entering a detection unit.
FIG. 22 is a partial cross-sectional view showing another embodiment of the structure for preventing dust from entering the detection unit.
FIG. 23 is a partial cross-sectional view showing still another embodiment of a structure for preventing dust from entering a detection unit.
[Explanation of symbols]
2 Fluid piping
4 Fluid flow path
6 Dust
7,7A, 7B Insertion tube structure
8 Detector housing
10 Ball valve section
12, 12A, 12B Gas seal part
14 Irradiation part
16 Light receiver
20 Irradiation cover
24 Receiver cover
26 Measuring device body
28 Light source
30 Light receiving element
32 Dust concentration calculation means
38, 38A, 38B, 40, 40A, 40B Optical fiber
46,64 Cover mounting member
50 measurement area
54 Condensing lens
56 Reflector
226 Seal housing
232 Base side seal member
234 Tip side seal member
236, 238 Dust seal member
252 Calibration unit
254 unit housing
278 Mounting part
280 Standard member
302, 302B detection unit
304, 304B, 404 Connection unit
326 Fiber housing
328 Locking means
502,512,522 Protection tube
Claims (4)
前記検知部ハウジングの所定部位に凹部が設けられ、前記凹部の片側に前記照射開口が設けられ、その他側に前記受光開口が設けられ、前記照射開口及び前記受光開口は前記検知部ハウジングの軸線方向に対向しており、
前記照射手段は、測定光を発光するための発光源と、前記発光源からの測定光を前記照射開口に導くための第1光ファイバとを備え、前記受光手段は、被検知光を受光するための受光素子と、前記受光開口を通して導入された被検知光を前記受光素子に導くための第2光ファイバとを備えており、
前記発光源からの測定光は、前記第1光ファイバを通して前記照射開口から前記検知部ハウジングの軸線方向に対して10〜30度傾斜して前記測定領域に向けて照射され、前記測定領域からの被検知光は、前記検知部ハウジングの軸線方向に対して10〜30度傾斜して前記受光開口を通して導入され、
照射手段と前記受光手段の一方は、光を反射するための反射鏡を含んでおり、
更に、前記検知部ハウジングは、流体流路を規定する流体配管に連通するシール管の挿入路を通して前記流体流路の前記測定領域に挿入され、前記シール管の前記挿入路の一端部には、一対の基部側シール部材が設けられ、前記挿入路の他端部には、一対の先端側シール部材が設けられ、前記挿入路を通して流体流路の前記測定領域に挿入するとき、前記シール管の内周面と前記検知部ハウジングの外周面との間は、前記一対の基部側シール部材及び前記一対の先端側シール部材のうちの少なくとも二つのシール部材によってシールされることを特徴とするダスト測定装置。A detector housing having an irradiation opening and a light receiving opening, irradiation means for irradiating measurement light toward the measurement region through the irradiation opening, and light reception for receiving detected light from the measurement region through the light receiving opening A dust concentration measuring device comprising: a means, and a dust concentration calculating means for calculating the dust concentration by calculating the detected light received by the light receiving means as required,
A concave portion is provided at a predetermined portion of the detection unit housing, the irradiation opening is provided on one side of the concave portion, the light receiving opening is provided on the other side, and the irradiation opening and the light receiving opening are in the axial direction of the detection unit housing Facing the
The irradiating means includes a light emitting source for emitting measuring light and a first optical fiber for guiding the measuring light from the light emitting source to the irradiation aperture, and the light receiving means receives the detected light. And a second optical fiber for guiding the detected light introduced through the light receiving opening to the light receiving element,
The measurement light from the light source is irradiated through the first optical fiber from the irradiation opening toward the measurement region with an inclination of 10 to 30 degrees with respect to the axial direction of the detection unit housing. The light to be detected is introduced through the light receiving opening inclined by 10 to 30 degrees with respect to the axial direction of the detection unit housing,
One of the irradiation means and the light receiving means includes a reflecting mirror for reflecting light ,
Furthermore, the detection unit housing is inserted into the measurement region of the fluid flow path through an insertion path of a seal pipe that communicates with a fluid pipe that defines the fluid flow path, and at one end of the insertion path of the seal pipe, A pair of base side seal members are provided, and at the other end of the insertion path, a pair of tip side seal members are provided, and when inserted into the measurement region of the fluid flow path through the insertion path, The dust measurement is characterized in that a gap between the inner peripheral surface and the outer peripheral surface of the detection unit housing is sealed by at least two of the pair of base side seal members and the pair of distal end side seal members. apparatus.
前記検知部ハウジングの所定部位に凹部が設けられ、前記凹部の片側に前記照射開口が設けられ、その他側に前記受光開口が設けられ、前記照射開口及び前記受光開口は前記検知部ハウジングの軸線方向に対向しており、
前記照射手段は、測定光を発光するための発光源と、前記発光源からの測定光を前記照射開口に導くための第1光ファイバとを備え、前記受光手段は、被検知光を受光するための受光素子と、前記受光開口を通して導入された被検知光を前記受光素子に導くための第2光ファイバとを備えており、
前記発光源からの測定光は、前記第1光ファイバを通して前記照射開口から前記検知部ハウジングの軸線方向に対して10〜30度傾斜して前記測定領域に向けて照射され、前記測定領域からの被検知光は、前記検知部ハウジングの軸線方向に対して10〜30度傾斜して前記受光開口を通して導入され、
照射手段と前記受光手段の一方は、光を反射するための反射鏡を含んでおり、
更に、前記検知部ハウジングには、測定値を構成するための校正ユニットが着脱自在に取り付けられ、前記校正ユニットは、前記検知部ハウジングに着脱自在に取り付けられるユニットハウジングと、測定値の校正に用いる標準検知部を有し、前記ユニットハウジングの取付部に装着される標準部材と、前記検知部ハウジングに対して前記ユニットハウジングを所定の位置関係に位置付け固定するための芯出し固定機構と、を備えており、
前記検知部ハウジングに前記ユニットハウジングを装着して前記芯出し固定機構により芯出し固定すると、前記ユニットハウジングは前記検知部ハウジングに対して同心状に位置決め固定され、この状態にて前記標準部材を前記ユニットハウジングに装着すると、前記標準部材の前記標準検知部が前記測定領域に位置付けられることを特徴とするダスト測定装置。 A detector housing having an irradiation opening and a light receiving opening, irradiation means for irradiating measurement light toward the measurement region through the irradiation opening, and light reception for receiving detected light from the measurement region through the light receiving opening A dust concentration measuring device comprising: a means, and a dust concentration calculating means for calculating the dust concentration by calculating the detected light received by the light receiving means as required,
A concave portion is provided at a predetermined portion of the detection unit housing, the irradiation opening is provided on one side of the concave portion, the light receiving opening is provided on the other side, and the irradiation opening and the light receiving opening are in the axial direction of the detection unit housing Facing the
The irradiating means includes a light emitting source for emitting measuring light and a first optical fiber for guiding the measuring light from the light emitting source to the irradiation aperture, and the light receiving means receives the detected light. And a second optical fiber for guiding the detected light introduced through the light receiving opening to the light receiving element,
The measurement light from the light source is irradiated through the first optical fiber from the irradiation opening toward the measurement region with an inclination of 10 to 30 degrees with respect to the axial direction of the detection unit housing. The light to be detected is introduced through the light receiving opening inclined by 10 to 30 degrees with respect to the axial direction of the detection unit housing,
One of the irradiation means and the light receiving means includes a reflecting mirror for reflecting light ,
Further, a calibration unit for constituting a measurement value is detachably attached to the detection unit housing, and the calibration unit is used for calibrating the measurement value and a unit housing that is detachably attached to the detection unit housing. A standard member having a standard detection unit and mounted on the mounting portion of the unit housing; and a centering fixing mechanism for positioning and fixing the unit housing in a predetermined positional relationship with the detection unit housing. And
When the unit housing is mounted on the detection unit housing and centered and fixed by the centering fixing mechanism, the unit housing is positioned and fixed concentrically with respect to the detection unit housing. The dust measuring apparatus according to claim 1, wherein when the unit housing is mounted, the standard detecting portion of the standard member is positioned in the measurement region.
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