JP4423883B2 - Transmission control device - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、交差点における信号待ち等、車両が一定時間停車する運転状態に応じて、エンジン自動停止/自動再始動を行なう変速機の制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
交差点における信号待ち等、車両が所定の時間停車する状態で、エンジン自動停止/自動再始動を行うことにより、燃費向上と排出ガスの低減を図った車両が従来から知られている。この車両は、前進方向の駆動力が駆動輪に伝達可能な状態で車両が一時的に停止する場合、即ち自動変速機のセレクトレバーがドライブレンジの状態で、車両が一時的に停止する場合に、エンジンが自動停止する。そして、車両が再び発進する際には、エンジンを自動的に再始動する機能を有している。
【0003】
また、エンジン自動停止中に、自動変速機のセレクトレバーがドライブレンジで有るにも関わらず自動変速機をニュートラル状態にし、エンジンを自動的に再始動した後に自動変速機をドライブ状態にする機能を有したものが、開示されている。
【0004】
【特許文献1】
特開平8−291725号公報。
【0005】
これによって、エンジンの再始動時にエンジンに掛かる自動変速機の負荷を低減し、始動に要する燃料消費量を低減させることが可能となる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、運転者がブレーキを踏み込み車両が停車している状態から、ブレーキを離して車両発進の意図を検知した時に、自動変速機をニュートラル状態でエンジンを自動再始動し、駆動力を駆動輪に伝達可能な状態に自動変速機を自動的に切り替える一連の動作が完了する前に、運転者によってはブレーキペダルからアクセルペダルへの踏み替えにより、加速意図を示すことがあり得る。
【0007】
この場合、アクセルを踏み込んだにも関わらず、未だ駆動力が伝達できる状態になっていない為、車両を発進することができず、車両発進遅れによる違和感が感じることになる。
【0008】
特に、ブレーキペダルからアクセルペダルヘの踏み替え時間が短い運転者にとっては、この違和感の感じる頻度が多く、エンジンの自動停止に対して不快感が及ぶ可能性がある。
【0009】
本発明は、このような課題に鑑みてなされたもので、発進の際に運転者に不快感を及ぼさないようにするとともに、エンジン自動再始動時の燃料消費量を低減させることを主たる目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明は、エンジンを自動停止しているときに、ブレーキペダルからアクセルペダルヘの踏み替え時間を検出した後、この踏み替え時間に基づいてペダル踏み替え時間の学習値を演算する。自動停止条件が成立した場合に、ペダル踏み替え時間の学習値が、変速機をニュートラル状態からドライブ状態に切り換えるための予め定められた時間よりも長いときには、操作手段によりドライブレンジが選択されている状態であっても変速機をニュートラル状態にすると共に、ペダル踏み替え時間の学習値が変速機をニュートラル状態からドライブ状態に切り換えるための予め定めた時間以下であるときには、変速機の状態を操作手段によって指示された状態に維持することを特徴とするものである。
【0011】
【発明の効果】
本発明によれば、検出した踏み替え時間に基づいて演算されるペダル踏み替え時間の学習値が、変速機をニュートラル状態からドライブ状態に切り換える時間よりも長い場合には、変速機をニュートラル状態とすることで燃料消費量を低減することができると共に、ペダル踏み替え時間の学習値が、変速機をニュートラル状態からドライブ状態に切り換える時間以下である場合には、変速機をドライブ状態に維持することで駆動力の伝達のもたつきに起因する運転者の不快感を解消することができる。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
【0013】
図1は本発明の実施の形態を実現することの出来る車両システム構成図である。この車両システムは、エンジン1とベルト20等によりエンジン1と繋がるモータ2によりエンジン1のクランキングを行なう。また、モータ2はエンジン1より得たトルクにより発電を行い、インバータ4を介して強電用の二次電池5に充電を行なう。
【0014】
二次電池5には、電流センサ6と電圧センサ7が設置され、この電流センサ6と電圧センサ7により電流と電圧をサンプリングし、コントローラ3にて二次電池5の状態をモニターする。
【0015】
モータ2の回転軸2aに取り付けられた回転数センサとなるレゾルバ8により、モータ2の回転数を算出し、算出された回転数をコントローラ3へ送る。
【0016】
二次電池5の状態に応じて算出された発電分トルク指令値を、アクセル操作量センサ13、ブレーキマスタシリンダ圧センサ14、車速センサ15の検出値に基づき算出される車両を駆動するための駆動力分トルクに加算してエンジン1へ指令する。
【0017】
発電分のトルクはモータ2により吸収され、インバータ4を介して二次電池5に充電される。この二次電池5の電力は、DC/DCコンバータ11により、弱電用の二次電池10へ供給される。エアコンやオーディオなどの負荷は、弱電用の二次電池10の電力により駆動される。そして、駆動力分のトルクは、エンジン1より自動変速機9から車輪へと伝達されて駆動力を発生させる。
【0018】
また、アイドルストップ中には、エンジン1により駆動される自動変速機9本体のオイルポンプが駆動しないため、自動変速機9の作動油圧は、電動オイルポンプ17を使用して確保している。
【0019】
さらに、エンジン自動停止およびエンジン自動再始動のタイミングを判断するために、アクセル操作量センサ13、車速センサ15やブレーキマスタシリンダ圧センサ14を使用する。そして、自車両の前方に存在する先行車との車間距離を、車間距離センサ16を使用して測定し、車間距離自動制御などを行なう。
【0020】
その他、コントローラ3には、各種入力信号を読み込み、各アクチュエータへの指令値を演算している。なお、それぞれのアクチュエータ毎にコントローラを持ち、各アクチュエータへの指令値を演算しても良い。
【0021】
また、18はドライバーにより、車両の駐車(パーキングP)、中立(ニュートラルN)、前進(ドライブD)、後退(リバースR)の意思を操作・選択するセレクトレバーの操作位置を検出するインヒビタースイッチであり、ドライバーによって選択された操作位置をコントローラ3へと出力する。
【0022】
また、12は自動変速機9の作動油圧を検出する油圧センサ12であり、検出された油圧はコントローラ3へと出力される。
【0023】
ここで、コントローラ3で実行される制御内容について、図2、図3、図4に示すフローチャートを用いて説明する。
【0024】
図2に示すフローチャートは、運転者がブレーキペダルからアクセルペダルに踏み替える時間を学習する制御内容の流れを示すもので、図示しないイグニッションスイッチがオンとなるとスタートする。まず、ステップS1では、学習時間を測定するタイマ(T=T+1)をカウントアップさせる。次に、ステップS2では、車速センサ15の信号を使用して、自車両が停止しているか否か判定する。自車両が停止している時(yes)は、ステップS3へ進み、自車両が走行している時(no)は、ステップS6へ進む。
【0025】
ステップS3では、自車両を停車させるために、必要な制動力を維持しているかどうかを、ブレーキマスタシリンダ圧が所定値以上か否かによって判定する。ブレーキマスタシリンダ圧が所定値以上(yes)の場合は、ステップS4へ進み、それ以外の時(no)は、ステップS6へ進む。
【0026】
ステップS4では、ブレーキペダルからアクセルペダルに踏み替える時間の学習許可フラグをクリアする。なお、ステップS4における学習許可フラグは、運転者がブレーキペダルからアクセルペダルへ踏み替える時間の学習を行なう条件として、運転者がブレーキを踏んで自車両を停車させている状態から発進させるために、ブレーキペダルからアクセルペダルへの踏み替えを行なった時のみ行なうために、本フラグを条件として使用する。
【0027】
学習許可フラグをクリアしたなら、ステップS5の学習時間を測定するタイマ(T=0)を「0」にする。
【0028】
ステップS6では、車間距離センサ16によって、検出した先行車との車間距離を所定値と比較し、先行車の存在の有無を検知する。先行車との距離が所定値以下の時(yes)は、先行車が有るものと判断し、ステップS7へ処理が進み、先行車フラグ=1とし、それ以外の時(no)は、先行車が無いものと判断してステップS8へ進み、先行車フラグ=0とする。
【0029】
その後、ステップS9では、アクセル操作量センサ13の入力値から、アクセル操作量が「0」より大きいかを、すなわち、運転者がアクセル操作を行なっているかを判断する。
【0030】
アクセル操作量>0の時(yes)は、ステップS10へ進み、アクセル操作量=0の時は、ステップS1へと戻る。
【0031】
ステップS10では、ステップS4及び後述のステップS14で設定した学習許可フラグを参照し、学習許可フラグ=1の時(yes)は、ペダル踏み替えタイマの学習処理を未だ行っていないと判断し、ステップS11へ進む。
【0032】
なお、学習許可フラグ=0の時(no)は、既にタイマの学習処理を行っているので、学習処理は行わない。
【0033】
ステップS11では、ペダル踏み替え時間の学習を、先行車の有無によって別々に学習させる為に、ステップS7、ステップS8によって設定した先行車フラグを参照する。
【0034】
ステップS11で、先行車フラグ=1の時(yes)は、ステップS12へ進み、先行車フラグ=0の時(no)は、ステップS13へ進む。
【0035】
ステップS12,S13では、ペダル踏み替え時間の学習値V0,V1の演算と、後述のフローチャートで説明する学習値V0,V1の標準偏差D0,D1を演算している。なお、ステップS12と13の処理は、先行車の存在の有無により演算するものが異なるのみで、演算の方法自体は同様のため、ステップS12を代表して説明する。
【0036】
まずステップS1で得られるタイマ値Tの二乗積算値A1を、A1=A1(前回値)+T2により演算する。
【0037】
次いで、タイマ値Tの積算値B1を、B1=B1(前回値)+Tにより演算する。
【0038】
次いで、学習回数N1を、N1=N1(前回値)+1により演算する。
【0039】
次いで、ペダル踏み替え時間の学習値であるV1を、V1=積算値B1/学習回数N1から演算する。
【0040】
次いで、学習値V1の標準偏差D1を、D1=√{(学習回数N1×二乗積算値A1−積算値B12)/{学習回数N1×(N1−1)}}により演算する。
【0041】
すなわちドライバーによるブレーキペダルからアクセルペダルヘの踏み替えにかかるタイマ値Tを検出し、この検出値を積算する(積算値B1)と共に、この積算値B1を、タイマ値Tを検出した回数N1で除することで、踏み替えにかかる時間の平均値を演算し、この平均値を学習値V1として記憶する。
【0042】
また更にタイマ値の二乗積算値A1を演算したうえで、学習回数N1と二乗積算値A1の乗算値から積算値B1の二乗値を減じ、この値を学習回数N1と前回の学習回数(N1−1)の乗算値で除することで、学習値V1の標準偏差D1を演算する。
【0043】
このように、ステップS12,S13ではペダル踏み替え時間の学習値であるV1,V0と標準偏差D0,D1とを演算する。
【0044】
ステップS14は、ペダル踏み替えを行った結果を、学習済みであると判断するため、学習許可フラグ=0とする。
【0045】
以上、図2のフローチャートについて纏めると、自車両が停車中で、ドライバーによってブレーキペダルが踏み込まれており、所定値以上のマスターシリンダ圧が発生している場合には、学習許可フラグを1としてリセットし、タイマ値Tを0とする処理を繰り返す。すなわち、ドライバーによってブレーキペダルが踏み込まれている状態においては、タイマ値Tのカウントはリセットされる。
【0046】
次いでドライバーがブレーキペダルを離すことで、所定のマスターシリンダ圧が発生しなくなった瞬間に、タイマ値Tのカウントが始まる。次いで、ドライバーがアクセルペダルを踏み込むことで、アクセル操作量が0よりも大きくなると、先行車の存在の有無を先行車フラグで確認し、このフラグ毎にアクセル操作量が0よりも大きくなったときのタイマ値に基づいて、学習値と標準偏差を演算する。
【0047】
このように車両が停車し、所定のマスターシリンダ圧力が発生している状態おいて、ブレーキペダルが離されたときから、アクセルペダルが踏み込まれたときまでの時間を検出し、この時間の平均を演算することで、ブレーキペダルからアクセルペダルの踏み替え時間を学習し、記憶している。
【0048】
図3に示すフローチャートは、エンジン自動停止およびエンジン自動再始動時の、自動変速機9及び電動オイルポンプ17の作動を説明するものである。
【0049】
図3に示すフローチャートは、図示しないイグニッションスイッチがオンとなると、スタートする。
【0050】
まずステップS21で、エンジン自動停止中かどうかを判断し、エンジン自動停止中である場合(yes)には、ステップS22へ進み、エンジン自動停止中でない場合(no)には、スタートヘ戻る。
【0051】
ここでエンジン自動停止中かどうかの判断は、車速センサ15により検出された車速が所定車速未満、アクセル操作量センサ13により検出されたアクセル操作量が所定操作量未満、ブレーキマスタシリンダ圧センサ14により検出されたブレーキマスタシリンダ圧が所定圧以上、電流センサ6及び電圧センサ7により検出された電流、電圧を用いて演算される二次電池5の電池状態SOCが所定SOC以上の全ての条件が成立した場合に、エンジン自動停止条件が成立したと判断し、このエンジン自動停止条件が成立している場合に、エンジン自動停止中であると判断する。
【0052】
なお、二次電池5の電池状態SOCは、コントローラ3によって常時演算されており、電流センサ6で検出した電流を積算してSOCを算出する方法や、電流センサ6及び電圧センサ7で検出した複数時点での電流、電圧を直線回帰して、無負荷時の電圧を求め、この無負荷時の電圧を予め記憶しておいたマップに照らし合わせてSOCを算出する方法などを用いて、SOCを算出する。
【0053】
ステップS22ではエンジン自動停止解除条件、すなわちエンジン自動再始動条件が成立したかどうかを判断し、エンジン自動再始動条件が成立している場合(yes)にはステップS36へ進み、エンジン自動再始動条件が成立していない場合(no)にはステップS23へ進む。ここでエンジン自動再始動条件は、車速センサ15により検出された車速が所定車速以上、アクセル操作量センサ13により検出されたアクセル操作量が所定操作量以上、ブレーキマスタシリンダ圧センサ14により検出されたブレーキマスタシリンダ圧が所定圧未満、二次電池5の電池状態SOCが所定SOC未満のいずれかの条件が成立した場合に、エンジン自動再始動条件が成立したと判断する。
【0054】
ステップS23は、自動変速機9がニュートラル状態か否かの判定を行い、ニュートラル状態でない場合(no)は、ステップS24へ進み、ニュートラル状態の時(yes)は、ステップS28へ進む。
【0055】
なお、自動変速機9がニュートラル状態かどうかは、自動変速機9に設けられたポジションセンサ(不図示)によって検出する。
【0056】
ステップS24は、自動変速機9をニュートラル状態に切り換える事が可能か否かの判定を、先行車の有無によって切り換える。先行車が有る時(yes)は、ステップS25へ進み、先行車が無い時(no)は、ステップS26へ進む。
【0057】
ステップS25、ステップS26では、図2のステップS12、ステップS13で演算した学習値V0,V1を用いて、自動変速機9をニュートラル状態に切り換えるか、そのままドライブ状態を維持するかを判断する。ステップS25では、V0−KA・D0>TAの条件を満たすかどうかを判断する。
【0058】
ここで、TAは、エンジン1が暖機を完了している状態において、自動変速機9がクラッチを切り換えることで、ニュートラル状態からドライブ状態へと切り換わるのに必要な時間として予め設定されているものであり、この設定値TAと、図2のフローチャートで学習したペダル踏み替えのための学習値V0から、踏み替え時間のばらつきを考慮するために、標準偏差D0に一定の係数KAを乗じたものを減じた値とを比較している。
【0059】
すなわち、自動変速機9がニュートラル状態からドライブ状態へと切り替える時間よりも、ばらつきを考慮した踏み替えの学習値の方が長いかどうかを判断している。
【0060】
なお、ステップS26では先行車が存在しない場合において、学習値V0をV1、標準偏差D0をD1に置き換えて、同様の処理を行なうため、詳細な説明は省略する。
【0061】
ステップS27では、ステップS25の判断が肯定された、またはステップS26の判断が肯定された、すなわち自動変速機9がニュートラル状態からドライブ状態へと切り替える時間よりも、ばらつきを考慮した踏み替えの学習値の方が長いと判断されたために、自動変速機9をドライブ状態からニュートラル状態に切り替えても、エンジン自動再始動時に、ドライバーからの発進要求よりも先に、自動変速機9のドライブ状態へと再度切り替えを行なうことができると判断し、自動変速機9をニュートラル状態へと切り換える。
【0062】
ステップS28では、自動変速機9がニュートラル状態の時に、電動オイルポンプ17が停止しているか否かの判定を行い、電動オイルポンプ17が停止していなければ(no)、すなわち電動オイルポンプ17が駆動している場合にはステップS29へ進む。
【0063】
ステップS29では、先行車の有無によって、前記電動オイルポンプ17を、停止させるか否かの判定を行い、先行車が有る時(yes)は、ステップS30へ進み、先行車が無い時(no)は、ステップS31へ進む。
【0064】
なお、先行車の存在の有無は、車間距離センサ16により検出した先行車との車間距離を所定値と比較し、検出した車間距離が所定値未満の場合には先行車が存在すると判断し、車間距離が所定値以上の場合には先行車が存在しないと判断する。
【0065】
ステップS30では、ステップS25と同様に、V0,D0を使用し、V0−KB×D0>TBの時、電動オイルポンプ17を停止可能と判断し、ステップS32へ進む。
【0066】
ここで、TBは、エンジン自動停止可能な車両状態であり、かつ、自動変速機9がニュートラル状態になっている時に、電動オイルポンプ17を停止状態から始動させ、自動変速機9がニュートラル状態からドライブ状態に切り換える為に必要な油圧に昇圧してから、自動変速機9がドライブ状態に切り替わる為に必要な時間として予め設定されている。
【0067】
なお、D0に掛かる係数KBは、上記KAと同様に使用されるが、電動オイルポンプ17の始動判定タイミングと、自動変速機9のニュートラル状態からドライブ状態への切り換え判定タイミングとが異なるので、各々のタイミングによって、係数を別々に設定する。ステップS31では、ステップS30と同様の判定を、V1,D1を使用して行う。
【0068】
ステップS33及びステップS34では、電動オイルポンプ17が停止中の時に、電動オイルポンプ17を始動させるか否かの判定を行う。ステップS33では、車両停止時に先行車を検知している場合に、車間距離センサ16により検出している先行車との車間距離が増加し、先行車が発進した事を検知した場合、電動オイルポンプ17を始動させる為に、ステップS35へ進む。それ以外は、ステップS34へ進む。
【0069】
これは、先行車が発進した事によって、自車両も発進する可能性が高いので、運転者のブレーキペダル操作が無い場合でも、予め電動オイルポンプ17の始動を行い、自動変速機9をニュートラル状態からドライブ状態へ切り換え可能な油圧としている。
【0070】
ステップS34では、マスタシリンダ圧センサ14で検出されるマスタシリンダ圧が、図2のステップS3とは異なる所定値2よりも、小さくなった事を検知した時、電動オイルポンプ17を始動させる為、ステップS35へ進む。
【0071】
これは、先行車が無い場合や、先行車を検知しており且つ発進を検知していない場合でも、運転者がブレーキを戻す操作を行い、発進に近い状態までマスターシリンダ圧が低下したことを検知した場合、発進させる意図が有ると判断する為である。
【0072】
ステップS35では、上記ステップS33、ステップS34で判定した結果から、電動オイルポンプ17の始動を指令する。ステップS36では、ステップS22でエンジン自動再始動条件が成立となった時、電動オイルポンプ17が停止中であるか否かを判定する。電動オイルポンプ17が停止中の時は、ステップS37に進み、電動オイルポンプ17を始動させる。
【0073】
ステップS38では、自動変速機9がニュートラル状態か否かをポジションセンサ(不図示)により判定し、自動変速機9がニュートラル状態の時(yes)は、ステップS39へ進む。ステップS39では、自動変速機9のインヒビタースイッチ18がDレンジ又はRレンジの走行可能なレンジになっているか否かの判定を行い、走行可能なレンジの場合(yes)は、ステップS40へ進む。
【0074】
つまり、エンジン自動再始動条件が成立した状態で、自動変速機9がニュートラル状態であっても、自動変速機9のセレクトレバー(インヒビタースイッチ18)が走行可能な状態を選択されていない場合は、自動変速機9をドライブ状態に切り換える必要がない為である。
【0075】
ステップS40は、自動変速機9の油圧センサ12の検出値が所定値以上になっている場合、ステップS41に進み、自動変速機9をニュートラル状態からドライブ状態に切り換える。上記油圧判定の所定値は、自動変速機9がニュートラル状態からドライブ状態へ切り替えが可能な油圧とする。以上の様な操作によって、エンジン自動停止時の自動変速機9の制御を行う。
【0076】
以上、図3に示したフローチャートの動作を纏めると、エンジン自動停止中で、エンジン自動再始動条件が成立していない場合で、自動変速機9がドライブ状態である場合に、自動変速機9がニュートラル状態からドライブ状態へと切り替える時間よりも、ばらつきを考慮した踏み替えの学習値の方が長いと判断された場合には、自動変速機9をドライブ状態からニュートラル状態に切り替えても、エンジン自動再始動時に、ドライバーからの発進要求よりも先に、自動変速機9のドライブ状態へと再度切り替えを行なうことができると判断し、自動変速機9をニュートラル状態へと切り換える。
【0077】
またエンジン自動停止中で、エンジン自動再始動条件が成立していない場合で、自動変速機9がニュートラル状態である場合に、電動オイルポンプ17が動作している場合に、電動オイルポンプ17が停止している状態から必要な油圧を発生したうえで、自動変速機9をニュートラル状態からドライブ状態にするのに必要な時間よりも、ばらつきを考慮した踏み替えの学習値の方が長いと判断された場合には、電動オイルポンプ17を停止させても、エンジン自動再始動時に、ドライバーからの発進要求よりも先に、電動オイルポンプ17が停止している状態から必要な油圧を発生したうえで、自動変速機9をニュートラル状態からドライブ状態にすることができると判断して、電動オイルポンプ17を停止させる。
【0078】
またエンジン自動停止中で、エンジン自動再始動条件が成立していない場合で、電動オイルポンプ17が停止している場合に、先行車の発進を検出した場合またはドライバーがブレーキペダルを戻す操作を行ない発進に近い状態までマスタシリンダ圧が低下した場合に、発進に備えて電動オイルポンプ17を駆動するようにする。
【0079】
またエンジン自動停止中に、エンジン自動再始動条件が成立した場合に、電動オイルポンプ17が停止中であれば、電動オイルポンプ17を駆動させ、インヒビタースイッチ18により検出するドライバーによる車両走行の意思があると判断される場合には、自動変速機9の油圧が所定油圧、すなわちニュートラル状態からドライブ状態に切り替えを行なうことのできる油圧に達した時点で、自動変速機9をニュートラル状態からドライブ状態へと切り換える。
【0080】
次に図4に示すフローチャートは、図3のフローチャートのステップS22で、エンジシ自動再始動条件が成立した場合の動作を説明するための図である。詳しくはエンジン自動再始動条件が成立した場合に、ニュートラル状態でエンジン1を再始動したうえで、自動変速機9をニュートラル状態からドライブ状態にする前に、ドライバーによるアクセル操作があった場合、言い換えると学習した踏み替え時間前にドライバーによるアクセル操作が発生した場合に、エンジン1のスロットル開度に制限を行い、エンジン1の発生するトルクに制限を行なうことを説明するためのフローチャートである。
【0081】
図4に示すフローチャートは、図3に示すフローチャートのステップS21でエンジン自動停止中と判断された場合に、スタートする。
【0082】
ステップS51では、自動変速機9がニュートラル状態になっているか否かの判定を行い、ニュートラル状態の時(yes)は、ステップS52へ、ドライブ状態となっている時(no)は、ステップS57へ進む。
【0083】
ステップS52では、ドライブ状態になる前に運転者によるアクセル操作が行われているか否かの判定を行う。アクセル操作量が「0」ではない時(「0」より大きいとき)(yes)は、アクセル操作を行っていると判断し、ステップS53へ進む。アクセル操作が行われていないとき(no)は、ステップS56へ進む。
【0084】
ステップS53〜ステップS55では、アクセル操作が行われており、駆動力が要求されている時に、駆動力要求に従ってスロットル操作を行うことを許可するか否かの判定を行う。
【0085】
ステップS53では、自動変速機9のフォワードクラッチがONとなった状態か否かを判定し、ONの時(yes)は、ステップS54へ進み、OFFの時(no)は、ステップS56へ進む。
【0086】
ステップS54では、フォワードクラッチがOFF→ONとなってから締結に必要な十分な時間(約1秒程度)が、既に経過しているかどうかを判断し、経過している時(yes)は、ステップS55のトルクコンバータ出力回転数による判定を行うまでもなく、締結していると判断し、ステップS57へ進む。
【0087】
経過していない時(no)は、ステップS55へ進む。ステップS55では、エンジン起動制御によってエンジン回転数が所定値以上となっており、且つ、トルクコンバータ出力軸回転数が、所定値1以下となっているか否かの判定を行う。所定値以下の場合(yes)は、自動変速機9のフォワードクラッチが、締結していると判断し、ステップS57へ進む。それ以外の時(no)は、ステップS56へ進む。
【0088】
ステップS56では、自動変速機9がドライブ状態になる前のエンジン自動再始動中であり、且つ、運転者のアクセル操作による駆動力要求に基づくスロットル開度目標値に対して、制限が必要な状態であるか、もしくはアクセル操作量=0である時に、エンジン自動再始動に必要な吸入空気量分に相当するスロットル開度に制御する為に、スロットル開度を所定値2とする。
【0089】
ステップS57は、自動変速機9のフォワードクラッチが締結しており、駆動力を伝達することが可能であると判断し、スロットル開度をアクセル操作量に基づくスロットル開度目標値まで、所定の割合で増加させる。
【0090】
ステップS57で、アクセル操作量に基づくエンジントルク目標値をT0、コントローラ3で演算される制御演算周期毎のエンジントルク増加分を△T、前回の演算周期でのエンジントルク指令値をTzとすると、エンジントルク指令値=min(T0,Tz+△T)となる。
【0091】
その後、エンジントルク指令値→スロットル開度変換演算を行い、スロットル開度指令値とする。
【0092】
図5は、本発明の制御を実施した時の動作の一例を表したタイミングチャートである。初期状態(時刻t0−t1間)として、運転者はアクセルペダルを踏んでおらず、自車が停車に必要な油圧を越える程度のブレーキ操作を行っている。
【0093】
自車両は、停車中で、かつエンジン自動停止中であり、自動変速機9はニュートラル状態となっており、電動オイルポンプ17が停止し、自動変速機9の油圧が発生していない状態である。
【0094】
また、車間距離センサ16により自車前方に、先行車が停車していることが、確認されている状態である。さらに、この運転者のペダル踏み替え時間の学習によって、自動変速機9のニュートラル状態の切り換え、及び、電動オイルポンプ17の停止が可能であると判断したとする。
【0095】
即ち、図5は、学習値、及び、標準偏差から、自動変速機9のフォワードクラッチ切り換え(時刻t4−t5)によって、ニュートラル状態からドライブ状態へ切り替わる為に、必要な時間TAを確保できると判断し、更に、電動オイルポンプ17を始動する指令(時刻t1)を出してから、自動変速機9をドライブ状態へ切り換える為に必要な油圧へ昇圧させるまでの時間を含めた時間TBをも確保できると判断した状態である。
【0096】
まず時刻t1にて、車間距離センサ16により先行車との車間距離が変化した場合に、停止していた電動オイルポンプ17の駆動を開始し始め、これに伴って自動変速機9の油圧が上昇し始める。
【0097】
次いで、先行車の発進をドライバーが認識することで、ドライバーがブレーキペダルの踏力を緩め始めることで、マスタシリンダ圧センサ14で検出されるマスタシリンダ圧がエンジン自動再始動条件を時刻t2で満たすと、時刻t3において、エンジン1の始動を開始し、エンジン回転数が上昇を始める。
【0098】
次いで時刻t4において、自動変速機9の油圧がニュートラル状態からドライブ状態へと切り替え可能な油圧になると、自動変速機9のフォワードクラッチを締結し、ドライブ状態へと切り替えを開始し、時刻t5にてドライブ状態へと切り換わる。
【0099】
次いで時刻t6で、ドライバーがアクセルペダルを踏み込むことで、アクセル操作量に基づいて車速が上昇する。なお、時刻t5から時刻t6の期間で車速が上昇しているのは、エンジン1のクリープトルクに起因して発生する車速である。
【0100】
上記のように構成された実施の形態では、下記に示すような作用効果が得られる。
【0101】
第1に、運転者がブレーキを戻し始めた時から、アクセルを踏むまでの時間を学習することで、自動変速機がニュートラル状態の時にエンジンを自動再始動させた後、ドライブ状態に切り換える一連の動作が、運転者に不快感を与える可能性が低い場合に、ニュートラル状態でのエンジン自動停止を行なうので、運転者に不快感を与えることがないとともに、始動時の燃料消費量を低減させることができる。
【0102】
第2に、自動変速機をニュートラル状態に切り換えることで、自動変速機の油圧を確保する必要が無くなるので、エンジン自動停止中に自動変速機の再始動時に必要となる油圧を確保する為に備えている電動オイルポンプを停止させることが可能となる。また、エンジン自動再始動する際には、電動オイルポンプを起動させ、自動変速機がニュートラル状態からドライブ状態へ切り換える事が可能な油圧まで昇圧した後、ニュートラル状態からドライブ状態への切り替えを行い、エンジンの自動再始動を行う。この結果、エンジン自動停止中に電動オイルポンプが消費する電力を押さえることができるので、引いては燃料消費量を低減させることが可能となる。
【0103】
第3に、自車と自車前方の先行車との距離を検出するセンサを使用し、自車両の停車状態を、前方に停車している先行車がある場合と、例えば交差点の先頭で停止しているような前方に先行車が無い場合とを、判別したうえで、ブレーキペダルからアクセルペダルへの踏み替え時間を学習している。
【0104】
これにより、自車両前方に先行車が停車していた状態と、先行車が居なかった状態とで生じる可能性のあるペダル踏み替え時間の差に応じた不快感の防止と燃料消費量の低減とを両立することができる。
【0105】
第4に、車間距離センサにより先行車が有ると判断し、かつ、運転者のペダル踏み替え時間の学習によって、エンジン自動停止時に自動変速機をニュートラル状態にし、電動オイルポンプを停止させる事が可能と判断した場合、先行車が発進することによって、自車が発進することが予測される為、運転者のペダル操作によるエンジン自動再始動の判断をする前に、電動オイルポンプを起動し油圧を昇圧させることで、予め自動変速機をニュートラル状態からドライブ状態ヘ切り換えが可能な状態にすることができる。
【0106】
従って、電動オイルポンプを停止可能と判断した時に、運転者がブレーキを戻す操作よりも早いタイミングで、電動オイルポンプによる昇圧を開始するため、自動変速機をニュートラル状態からドライブ状態ヘ切り換え可能となるタイミングを早める事ができる。その結果、運転者が学習値よりも短い時間でペダルを踏み替えることがあった場合でも、発進遅れによる違和感になる頻度を低減することが可能となる。
【0107】
第5に、ペダル踏み替えの学習によって、エンジン自動停止時に自動変速機をニュートラル状態に切り換えた状態から、エンジン再始動時に自動変速機がドライブ状態に切り替わるよりも早いタイミングで、運転者がアクセルを踏み込み、そのアクセル操作量に基づきエンジントルクを増加させる要求が有った場合には、自動変速機がドライブ状態に切り替わるまでは、スロットル開度を始動に必要な開度までに制限する。
【0108】
これによって、自動変速機をニュートラル状態からドライブ状態に切り替える時に、過大なエンジントルクの入力を防止し、これによる自動変速機の故障が生じる可能性を低減させることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態で使用される車両システム構成図。
【図2】ブレーキーアクセルペダル踏み替え時間の学習の流れを示すフローチャート。
【図3】エンジン自動停止後のエンジン自動再始動の流れを示すフローチャート。
【図4】自動変速機がドライブ状態へ切り換わる途中にアクセル操作が行われた場合のフローチャート。
【図5】本発明の制御によるニュートラル切り換え及び電動オイルポンプ停止判定が行われた場合のエンジン自動再始動時のタイミングチャート。
【符号の説明】
1…エンジン
2…モータ/ジェネレータ
3…コントローラ
4…インバータ
5…二次電池(強電)
6…電流センサ
7…電圧センサ
8…回転数センサ(レゾルバ)
9…自動変速機
10…二次電池(弱電)
11…DC/DCコンバータ
12…油圧センサ
13…アクセル操作量センサ
14…ブレーキマスタシリンダ圧センサ
15…車速センサ
16…車間距離センサ
17…電動オイルポンプ
18…インヒビタースイッチ[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a transmission control device that performs automatic engine stop / automatic restart in accordance with an operation state in which a vehicle stops for a certain time, such as waiting for a signal at an intersection.
[0002]
[Prior art]
2. Description of the Related Art Conventionally, vehicles that improve fuel efficiency and reduce exhaust gas by automatically stopping / restarting an engine while the vehicle stops for a predetermined time, such as waiting for a signal at an intersection, are known. This vehicle is used when the vehicle is temporarily stopped in a state where the forward driving force can be transmitted to the drive wheels, that is, when the automatic transmission select lever is in the drive range and the vehicle is temporarily stopped. The engine will stop automatically. And when a vehicle starts again, it has the function to restart an engine automatically.
[0003]
In addition, during automatic engine stop, the automatic transmission is set to the neutral state even though the automatic transmission select lever is in the drive range, and the automatic transmission is automatically restarted after the engine is automatically restarted. What you have is disclosed.
[0004]
[Patent Document 1]
JP-A-8-291725.
[0005]
As a result, it is possible to reduce the load of the automatic transmission applied to the engine when the engine is restarted, and to reduce the fuel consumption required for starting.
[0006]
[Problems to be solved by the invention]
However, when the driver depresses the brake and the vehicle is stopped, when the intention of starting the vehicle is released by releasing the brake, the automatic transmission is automatically restarted in the neutral state, and the driving force is applied to the driving wheels. Before a series of operations for automatically switching the automatic transmission to a state where transmission is possible is completed, a driver may indicate an intention to accelerate by switching from a brake pedal to an accelerator pedal.
[0007]
In this case, since the driving force cannot be transmitted yet even though the accelerator is depressed, the vehicle cannot be started, and a sense of incongruity due to the vehicle start delay is felt.
[0008]
In particular, for a driver who has a short changeover time from the brake pedal to the accelerator pedal, this uncomfortable feeling is often felt, and there is a possibility that uncomfortable feelings may occur with respect to the automatic stop of the engine.
[0009]
The present invention has been made in view of such problems, and has as its main purpose to prevent the driver from feeling uncomfortable at the time of starting and to reduce fuel consumption during automatic engine restart. To do.
[0010]
[Means for Solving the Problems]
The present invention detects the time for switching from the brake pedal to the accelerator pedal when the engine is automatically stopped, A learning value of the pedal change time is calculated based on the change time. When the automatic stop condition is met, pedal Crossover time Learning value Switches the transmission from neutral to drive R If it is longer than the predetermined time for replacement, R drive Range is selected Even if it is in a state, while setting the transmission to the neutral state, pedal Crossover time Learning value Is less than or equal to a predetermined time for switching the transmission from the neutral state to the drive state, the transmission state is maintained at the state instructed by the operating means.
[0011]
【The invention's effect】
According to the present invention, the detected changeover time Learning value of pedal change time calculated based on However, if it is longer than the time to switch the transmission from the neutral state to the driving state, the fuel consumption can be reduced by setting the transmission to the neutral state, pedal Crossover time Learning value Is less than the time to switch the transmission from the neutral state to the drive state, the transmission is in the drive state. To maintain By doing so, it is possible to eliminate the driver's discomfort caused by the stagnation of transmission of the driving force.
[0012]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Embodiments of the present invention will be described below with reference to the drawings.
[0013]
FIG. 1 is a configuration diagram of a vehicle system capable of realizing an embodiment of the present invention. In this vehicle system, the
[0014]
The
[0015]
The resolver 8 serving as a rotation speed sensor attached to the rotation shaft 2 a of the
[0016]
Drive for driving the vehicle calculated based on the detected values of the accelerator
[0017]
Torque for power generation is absorbed by the
[0018]
Further, since the oil pump of the
[0019]
Further, an accelerator
[0020]
In addition, the
[0021]
[0022]
[0023]
Here, the control content executed by the
[0024]
The flowchart shown in FIG. 2 shows a flow of control contents for learning the time for the driver to switch from the brake pedal to the accelerator pedal, and starts when an ignition switch (not shown) is turned on. First, in step S1, a timer (T = T + 1) for measuring the learning time is counted up. Next, in step S2, it is determined using the signal from the
[0025]
In step S3, it is determined whether or not the necessary braking force is maintained in order to stop the host vehicle based on whether or not the brake master cylinder pressure is equal to or higher than a predetermined value. If the brake master cylinder pressure is greater than or equal to a predetermined value (yes), the process proceeds to step S4, and otherwise (no), the process proceeds to step S6.
[0026]
In step S4, the learning permission flag for the time to switch from the brake pedal to the accelerator pedal is cleared. The learning permission flag in step S4 is a condition for learning the time for the driver to switch from the brake pedal to the accelerator pedal in order to start from a state where the driver steps on the brake and stops the host vehicle. This flag is used as a condition to perform only when the brake pedal is switched to the accelerator pedal.
[0027]
If the learning permission flag is cleared, the timer (T = 0) for measuring the learning time in step S5 is set to “0”.
[0028]
In Step S6, the
[0029]
Thereafter, in step S9, it is determined from the input value of the accelerator
[0030]
When the accelerator operation amount> 0 (yes), the process proceeds to step S10, and when the accelerator operation amount = 0, the process returns to step S1.
[0031]
In step S10, the learning permission flag set in step S4 and later-described step S14 is referred to, and when the learning permission flag = 1 (yes), it is determined that the learning process of the pedal change timer has not yet been performed. Proceed to S11.
[0032]
When the learning permission flag = 0 (no), the learning process of the timer has already been performed, so the learning process is not performed.
[0033]
In step S11, the preceding vehicle flag set in step S7 and step S8 is referred to in order to learn separately the pedal change time depending on the presence or absence of the preceding vehicle.
[0034]
In step S11, when the preceding vehicle flag = 1 (yes), the process proceeds to step S12. When the preceding vehicle flag = 0 (no), the process proceeds to step S13.
[0035]
In steps S12 and S13, the learning values V0 and V1 of the pedal change time and the standard deviations D0 and D1 of the learning values V0 and V1, which will be described later in the flowchart, are calculated. Note that the processing in steps S12 and S13 differs only in the calculation depending on the presence or absence of the preceding vehicle, and the calculation method itself is the same, so that step S12 will be described as a representative.
[0036]
First, the squared integrated value A1 of the timer value T obtained in step S1 is set to A1 = A1 (previous value) + T 2 Calculate by
[0037]
Next, the integrated value B1 of the timer value T is calculated by B1 = B1 (previous value) + T.
[0038]
Next, the learning number N1 is calculated by N1 = N1 (previous value) +1.
[0039]
Next, V1 which is a learning value of pedal change time is calculated from V1 = integrated value B1 / learning number N1.
[0040]
Next, the standard deviation D1 of the learning value V1 is set to D1 = √ {(the number of learning times N1 × the squared integrated value A1−the integrated value B1 2 ) / {Number of learning times N1 × (N1-1)}}.
[0041]
That is, the timer value T required for the driver to switch from the brake pedal to the accelerator pedal is detected, and this detected value is integrated (integrated value B1), and this integrated value B1 is divided by the number N1 of times the timer value T is detected. As a result, the average value of the time required for the step change is calculated, and this average value is stored as the learning value V1.
[0042]
Further, after calculating the squared integrated value A1 of the timer value, the square value of the integrated value B1 is subtracted from the multiplication value of the learning number N1 and the squared integrated value A1, and this value is calculated as the learning number N1 and the previous learning number (N1− By dividing by the multiplication value of 1), the standard deviation D1 of the learning value V1 is calculated.
[0043]
In this way, in steps S12 and S13, V1 and V0 and standard deviations D0 and D1 which are learning values of the pedal change time are calculated.
[0044]
In step S14, the learning permission flag = 0 is set in order to determine that the result of the pedal change is learned.
[0045]
As described above, the flowchart of FIG. 2 is summarized. When the host vehicle is stopped, the brake pedal is depressed by the driver, and the master cylinder pressure exceeding the predetermined value is generated, the learning permission flag is reset to 1. Then, the process of setting the timer value T to 0 is repeated. That is, when the brake pedal is depressed by the driver, the timer value T is reset.
[0046]
Next, when the driver releases the brake pedal, the timer value T starts counting at the moment when the predetermined master cylinder pressure is no longer generated. Next, when the driver depresses the accelerator pedal and the accelerator operation amount becomes larger than 0, the presence or absence of a preceding vehicle is checked with the preceding vehicle flag, and the accelerator operation amount becomes larger than 0 for each flag. The learning value and the standard deviation are calculated based on the timer value.
[0047]
In this way, when the vehicle is stopped and a predetermined master cylinder pressure is generated, the time from when the brake pedal is released to when the accelerator pedal is depressed is detected, and the average of this time is calculated. By calculating, it learns and memorizes the depressing time of the accelerator pedal from the brake pedal.
[0048]
The flowchart shown in FIG. 3 explains the operation of the
[0049]
The flowchart shown in FIG. 3 starts when an ignition switch (not shown) is turned on.
[0050]
First, in step S21, it is determined whether or not the engine is automatically stopped. If the engine is automatically stopped (yes), the process proceeds to step S22. If the engine is not automatically stopped (no), the process returns to the start.
[0051]
Here, whether or not the engine is automatically stopped is determined based on whether the vehicle speed detected by the
[0052]
Note that the battery state SOC of the
[0053]
In step S22, it is determined whether an engine automatic stop cancellation condition, that is, an engine automatic restart condition is satisfied. If the engine automatic restart condition is satisfied (yes), the process proceeds to step S36, and the engine automatic restart condition is determined. If is not established (no), the process proceeds to step S23. Here, the engine automatic restart condition is that the vehicle speed detected by the
[0054]
In step S23, it is determined whether or not the
[0055]
Whether or not the
[0056]
In step S24, the determination as to whether or not the
[0057]
In steps S25 and S26, it is determined using the learned values V0 and V1 calculated in steps S12 and S13 in FIG. 2 whether the
[0058]
Here, TA is set in advance as the time required for the
[0059]
In other words, it is determined whether or not the learning value for the step change considering the variation is longer than the time for the
[0060]
In step S26, when there is no preceding vehicle, the learning value V0 is replaced with V1 and the standard deviation D0 is replaced with D1, and the same processing is performed.
[0061]
In step S27, the determination value of step S25 is affirmed, or the determination value of step S26 is affirmed, that is, the learning value of the step change considering the variation rather than the time for the
[0062]
In step S28, it is determined whether or not the
[0063]
In step S29, it is determined whether or not the
[0064]
The presence or absence of the preceding vehicle is determined by comparing the inter-vehicle distance with the preceding vehicle detected by the
[0065]
In step S30, similarly to step S25, V0 and D0 are used. When V0−KB × D0> TB, it is determined that the
[0066]
Here, TB is a vehicle state in which the engine can be automatically stopped, and when the
[0067]
The coefficient KB applied to D0 is used in the same manner as KA, but the start determination timing of the
[0068]
In step S33 and step S34, it is determined whether or not the
[0069]
This is because there is a high possibility that the own vehicle will also start due to the start of the preceding vehicle. Therefore, even if the driver does not operate the brake pedal, the
[0070]
In step S34, when it is detected that the master cylinder pressure detected by the master
[0071]
This means that even when there is no preceding vehicle, or when the preceding vehicle is detected and the start is not detected, the driver performs an operation to return the brake, and the master cylinder pressure has decreased to a state close to the start. This is because if it is detected, it is determined that there is an intention to start.
[0072]
In step S35, the start of the
[0073]
In step S38, it is determined by a position sensor (not shown) whether or not the
[0074]
In other words, when the automatic engine restart condition is satisfied and the
[0075]
In step S40, when the detected value of the
[0076]
The operation of the flowchart shown in FIG. 3 is summarized as follows. When the
[0077]
The
[0078]
Further, when the engine is automatically stopped and the automatic engine restart condition is not satisfied and the
[0079]
If the
[0080]
Next, the flowchart shown in FIG. 4 is a diagram for explaining the operation when the engine automatic restart condition is satisfied in step S22 of the flowchart of FIG. Specifically, if the engine automatic restart condition is satisfied, the
[0081]
The flowchart shown in FIG. 4 is started when it is determined in step S21 of the flowchart shown in FIG. 3 that the engine is automatically stopped.
[0082]
In step S51, it is determined whether or not the
[0083]
In step S52, it is determined whether or not an accelerator operation is performed by the driver before the driving state is entered. When the accelerator operation amount is not “0” (when it is greater than “0”) (yes), it is determined that the accelerator operation is being performed, and the process proceeds to step S53. When the accelerator operation is not performed (no), the process proceeds to step S56.
[0084]
In steps S53 to S55, it is determined whether or not to permit the throttle operation according to the driving force request when the accelerator operation is performed and the driving force is requested.
[0085]
In step S53, it is determined whether or not the forward clutch of the
[0086]
In step S54, it is determined whether or not a sufficient time (about 1 second) necessary for engagement since the forward clutch is changed from OFF to ON has already elapsed. It is not determined that the torque converter output rotational speed is determined in S55, but it is determined that it is engaged, and the process proceeds to step S57.
[0087]
When it has not elapsed (no), the process proceeds to step S55. In step S55, it is determined whether or not the engine speed is equal to or higher than a predetermined value and the torque converter output shaft speed is equal to or lower than a
[0088]
In step S56, the engine is being automatically restarted before the
[0089]
In step S57, it is determined that the forward clutch of the
[0090]
In step S57, if the engine torque target value based on the accelerator operation amount is T0, the engine torque increment for each control calculation cycle calculated by the
[0091]
Thereafter, an engine torque command value → throttle opening conversion calculation is performed to obtain a throttle opening command value.
[0092]
FIG. 5 is a timing chart showing an example of the operation when the control of the present invention is performed. Initial state (time t 0 -T 1 In the meantime, the driver does not step on the accelerator pedal, and the driver operates the brake to such an extent that the hydraulic pressure required for stopping is exceeded.
[0093]
The own vehicle is stopped and the engine is automatically stopped, the
[0094]
The
[0095]
That is, FIG. 5 shows the forward clutch switching (time t) of the
[0096]
First, at time t1, when the
[0097]
Next, when the driver recognizes the start of the preceding vehicle and the driver starts to loosen the depression force of the brake pedal, the master cylinder pressure detected by the master
[0098]
Next, at time t4, when the hydraulic pressure of the
[0099]
Next, at time t6, when the driver depresses the accelerator pedal, the vehicle speed increases based on the accelerator operation amount. The vehicle speed increasing during the period from time t5 to time t6 is the vehicle speed generated due to the creep torque of the
[0100]
In the embodiment configured as described above, the following effects can be obtained.
[0101]
First, by learning the time from when the driver starts to release the brakes until the accelerator is depressed, the engine automatically restarts when the automatic transmission is in the neutral state, and then switches to the drive state. When operation is unlikely to cause discomfort to the driver, the engine is automatically stopped in the neutral state, so there is no discomfort to the driver and fuel consumption at the start is reduced. Can do.
[0102]
Second, by switching the automatic transmission to the neutral state, there is no need to ensure the hydraulic pressure of the automatic transmission, so it is necessary to ensure the hydraulic pressure required when the automatic transmission is restarted while the engine is automatically stopped. It becomes possible to stop the electric oil pump. In addition, when the engine is automatically restarted, the electric oil pump is started, the automatic transmission is boosted to a hydraulic pressure that can be switched from the neutral state to the drive state, and then switched from the neutral state to the drive state. Perform an automatic restart of the engine. As a result, since the electric power consumed by the electric oil pump can be reduced during the automatic engine stop, it is possible to reduce the fuel consumption.
[0103]
Third, using a sensor that detects the distance between the host vehicle and the preceding vehicle ahead of the host vehicle, the stopping state of the host vehicle is stopped when there is a preceding vehicle that stops ahead, for example, at the head of an intersection. After learning that there is no preceding vehicle in front of the vehicle, the time for switching from the brake pedal to the accelerator pedal is learned.
[0104]
This prevents discomfort and reduces fuel consumption according to the difference in pedal changeover time that may occur when the preceding vehicle is parked in front of the host vehicle and when there is no preceding vehicle And both.
[0105]
Fourth, it is possible to determine that there is a preceding vehicle by the inter-vehicle distance sensor and to make the automatic transmission neutral when the engine automatically stops and to stop the electric oil pump by learning the driver's pedal change time. Therefore, it is predicted that the host vehicle will start when the preceding vehicle starts, so the electric oil pump is activated and the hydraulic pressure is By increasing the pressure, the automatic transmission can be brought into a state in which switching from the neutral state to the drive state can be performed in advance.
[0106]
Therefore, when it is determined that the electric oil pump can be stopped, boosting by the electric oil pump is started at a timing earlier than the operation of returning the brake by the driver, so that the automatic transmission can be switched from the neutral state to the drive state. The timing can be advanced. As a result, even when the driver switches the pedal in a time shorter than the learning value, it is possible to reduce the frequency of feeling uncomfortable due to the start delay.
[0107]
Fifth, by learning to change the pedal, the driver depresses the accelerator at a timing earlier than when the automatic transmission is switched to the drive state when the engine is restarted from the state where the automatic transmission is switched to the neutral state when the engine is automatically stopped. When there is a request to increase the engine torque based on the depression and the accelerator operation amount, the throttle opening is limited to the opening required for starting until the automatic transmission is switched to the drive state.
[0108]
As a result, when the automatic transmission is switched from the neutral state to the drive state, it is possible to prevent an excessive engine torque from being input and to reduce the possibility of the automatic transmission malfunctioning.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a configuration diagram of a vehicle system used in an embodiment of the present invention.
FIG. 2 is a flowchart showing a flow of learning a brake-accelerator pedal change time.
FIG. 3 is a flowchart showing a flow of engine automatic restart after engine automatic stop.
FIG. 4 is a flowchart in a case where an accelerator operation is performed while the automatic transmission is switched to a drive state.
FIG. 5 is a timing chart at the time of automatic engine restart when neutral switching and electric oil pump stop determination are performed by the control of the present invention.
[Explanation of symbols]
1 ... Engine
2 ... Motor / Generator
3 ... Controller
4 ... Inverter
5 ... Secondary battery (high power)
6 ... Current sensor
7 ... Voltage sensor
8 ... Rotation speed sensor (resolver)
9 ... Automatic transmission
10 ... Secondary battery (light electricity)
11 ... DC / DC converter
12 ... Hydraulic sensor
13 ... Accelerator operation amount sensor
14 ... Brake master cylinder pressure sensor
15 ... Vehicle speed sensor
16 ... Inter-vehicle distance sensor
17 ... Electric oil pump
18 ... Inhibitor switch
Claims (9)
前記エンジンに連結され、前記エンジンの動力が入力されるドライブ状態と、前記エンジンの動力が入力されないニュートラル状態に切り替え可能な変速機と、
運転者に操作されると共に、前記変速機の状態を前記ニュートラル状態とするためのニュートラルレンジと前記ドライブ状態とするためのドライブレンジに選択可能な操作手段と、
所定のエンジン自動停止条件が成立した場合に前記エンジンを自動停止し、前記エンジンを自動停止した後に所定のエンジン自動再始動条件が成立した場合に、前記エンジンを自動再始動するエンジン自動停止/再始動制御手段と、
前記エンジンを自動停止しているときに、ブレーキペダルからアクセルペダルヘの踏み替え時間を検出する踏み替え時間検出手段と、
前記踏み替え時間に基づいて、ペダル踏み替え時間の学習値を演算するペダル踏み替え時間学習手段と、
前記自動停止条件が成立した場合に、前記ペダル踏み替え時間の学習値が、前記変速機をニュートラル状態からドライブ状態に切り換えるための予め定められた時間よりも長いときには、前記操作手段によりドライブレンジが選択されている状態であっても前記変速機をニュートラル状態にすると共に、前記ペダル踏み替え時間の学習値が前記変速機をニュートラル状態からドライブ状態に切り換えるための予め定めた時間以下であるときには、前記変速機の状態を前記操作手段によって指示された状態に維持する変速機制御手段と、
を備えたことを特徴とする変速機の制御装置。Engine,
A transmission connected to the engine and capable of switching to a drive state in which power of the engine is input; and a neutral state in which power of the engine is not input;
While being operated by the driver, and the drive range to the selectable operating means for the neutral range and the drive state to the state of the neutral state of the transmission,
The engine is automatically stopped when a predetermined engine automatic stop condition is satisfied, and the engine is automatically restarted when the predetermined engine automatic restart condition is satisfied after the engine is automatically stopped. Start control means;
A stepping time detecting means for detecting a stepping time from the brake pedal to the accelerator pedal when the engine is automatically stopped;
Pedal change time learning means for calculating a learning value of the pedal change time based on the change time;
If the previous SL automatic stop condition is satisfied, the learning value of the pedal depression replacement time, when longer than a predetermined time for switching said transmission from the neutral state to the drive state, Ri by said operation means Even when the drive range is selected, the transmission is set to the neutral state, and the learning value of the pedal change time is not more than a predetermined time for switching the transmission from the neutral state to the drive state. When there is, transmission control means for maintaining the state of the transmission in the state instructed by the operation means;
A transmission control apparatus comprising:
前記エンジンの動力により油圧を発生する機械式オイルポンプ装置と、
電力により油圧を発生する電動オイルポンプ装置とを備え、
前記機械式オイルポンプ装置により発生する油圧または前記電動オイルポンプにより発生する油圧によって前記変速機の作動油圧を確保するものであって、
前記エンジンが自動停止されている場合には、前記電動オイルポンプ装置を停止すると共に、前記エンジン自動再始動条件が成立した場合には、前記電動オイルポンプ装置を駆動させて、前記変速機の作動油圧を確保するオイルポンプ制御手段とを備えたことを特徴とする変速機の制御装置。The transmission control device according to claim 1,
A mechanical oil pump device that generates hydraulic pressure by the power of the engine;
An electric oil pump device that generates hydraulic pressure by electric power,
The hydraulic pressure generated by the mechanical oil pump device or the hydraulic pressure generated by the electric oil pump is used to secure the operating hydraulic pressure of the transmission,
When the engine is automatically stopped, the electric oil pump device is stopped, and when the engine automatic restart condition is satisfied, the electric oil pump device is driven to operate the transmission. An apparatus for controlling a transmission, comprising: an oil pump control means for ensuring hydraulic pressure.
前記オイルポンプ制御手段は、
前記エンジン自動停止条件が成立した場合に、前記電動オイルポンプ装置を停止状態から駆動状態とすることで、前記変速機をニュートラル状態から前記ドライブ状態へと切り替えるための必要油圧を確保したうえで、前記変速機をニュートラル状態からドライブ状態へ切り換えるための予め定めた時間が、前記踏み替え時間に基づいて求められる値未満であるときには、前記電動オイルポンプを停止することを特徴とする変速機の制御装置。The transmission control device according to claim 2, wherein
The oil pump control means includes
When the engine automatic stop condition is satisfied, by setting the electric oil pump device from the stop state to the drive state, after securing the necessary hydraulic pressure for switching the transmission from the neutral state to the drive state, Control of the transmission characterized in that the electric oil pump is stopped when a predetermined time for switching the transmission from the neutral state to the driving state is less than a value obtained based on the stepping time. apparatus.
前記ペダル踏み替え時間学習手段は、前記先行車が存在している場合と、先行車が存在していない場合とを分けたうえで、前記ペダル踏み替え時間の学習値を演算することを特徴とする変速機の制御装置。The transmission control device according to any one of claims 1 to 3, further comprising a preceding vehicle presence detecting means for detecting presence or absence of a preceding vehicle existing in front of the host vehicle,
The pedal change time learning means calculates a learning value of the pedal change time after dividing the case where the preceding vehicle is present and the case where no preceding vehicle is present. Control device for transmission.
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