JP4421169B2 - 医薬品評価システム - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、人の遺伝子パターンに応じて医薬品の評価データを管理可能な医薬品評価システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
一般的に、医薬品は、薬の元となる材料を探す「創製」、動物実験を行う「前臨床」、人体に投与して効果や副作用等を検査する「臨床」を経て製造され販売される。そして、新薬が販売された後も、医薬品の市販後調査(GPMSP)が行われ、製薬会社の担当者が医療機関を訪問して効能や副作用の情報等を収集するようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
医薬品は、特定の疾患に対応して製造されるが、医薬品の効果及び副作用は、患者の遺伝子型によって相違する場合があることが知られている。しかし、ゲノムの個人差を示すSNP(一塩基多型)の組み合わせパターン(ハプロタイプ)の全てについて、効果や副作用を確認する試験(治験)を行うことは、実験期間やコスト等の点で困難である。
【0004】
医療現場では、製薬会社が提供するデータを参考にして、医師が患者の疾患に応じた医薬品を選択し投与する。しかし、上述の通り、医薬の効果や副作用は患者の遺伝子型により相違する可能性があるので、投薬後の診断により、医師の経験等で処方を調整する等の工夫を行う。
【0005】
各医療現場で得られた知見は、その一部が学会発表や医薬情報担当者(MR)の情報収集活動等を通じて製薬会社にフィードバックされるが、情報の質にばらつきがあり、定量的なデータを日常的に測定してフィードバックするシステムは存在せず、医療現場で得られた知識情報が十分に活かされず無駄になっているという問題がある。
【0006】
本発明は、上記の課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、医薬品の評価データを人の遺伝子パターン毎に分類して管理し、医薬品の市販後に収集した情報を評価データに反映させることができるようにした医薬品評価システムを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、本発明に係る医薬品評価システムは、人の遺伝子を複数のパターンに分類し、各遺伝子パターン毎に医薬品名、薬効、代謝変化、効果及び副作用の評価を対応づけてそれぞれ管理する第1のデータベースと、第1のデータベースに登録されている医薬品の運用実績に基づいて、医薬品の全部又は一部のデータを修正する修正手段と、修正手段により修正されたデータを保持する第2のデータベースと、を備えている。
【0008】
第1のデータベースと第2のデータベースは、基本的に共通のデータ構造を有し、ともに、医薬品名、薬効、代謝変化、効果及び副作用の評価を遺伝子パターン毎に分類して管理する。但し、登録項目は上記に限定されない。上記以外に、例えば、医薬品を提供している事業者名(製薬会社名)、販売価格、発売日、健康保険適用の有無、販売実績(使用実績)、製品の特徴、諸外国での使用実績や評価、備考等を加えることもできる。また、第1のデータベースと第2のデータベースの登録項目は完全に一致している必要はなく、各データベースに特有の項目がそれぞれ設けられていてもよい。
【0009】
ここで、「効果及び副作用の評価」としては、例えば、1〜10やA〜D等のように、数字やアルファベット等でランク分けされた評価、好ましくは数量化された評価を採用することができる。なお、評価データは、ランク評価だけに限らず、診療の経過等を記載したテキストや画像等の補完データを併せて採用してもよい。これにより、医薬品の市販後に、実際の投薬による結果を医薬品の評価に反映させることができ、データの精度を高めていくことができる。一方、医療現場等では、第2のデータベースを参照することにより、患者の疾患及び遺伝子パターンに適した医薬品を選定する助けとすることができる。そして、治験段階で試験できなかった遺伝子パターンを有する患者が医療現場で治療された場合、その新しい遺伝子パターンの患者への投薬効果を第2のデータベースに反映させることができる。従って、その医薬品が実際に使用されている限り、ほぼ永続的に評価データを収集・分析して、医薬品の評価データの確度を高めていくことができる。
【0010】
ここで、遺伝子パターンとしてはハプロタイプを採用することができ、修正手段は、運用実績に基づいて少なくとも効果及び副作用の評価を修正するものであることが好ましい。
【0011】
本発明の一態様では、患者の病気の種類及びハプロタイプに基づいて第2のデータベースを検索し、患者に有効な医薬品の候補を提示する薬品候補提示手段をさらに備える。
【0012】
例えば、薬品候補提示手段は、患者の病気(疾患)を検索キーとして第2のデータベースを検索する。これにより、疾患に対応する全ての医薬品が候補薬としてリストアップされる。次に、患者のハプロタイプを検索キーとして、疾患対応候補薬を検索することにより、そのハプロタイプでの具体的な効果及び副作用の評価が知られている医薬品を抽出することができる。このように、薬品候補提示手段は、ハプロタイプの別を問わない「疾患対応候補薬」、ハプロタイプ別の評価を有する「疾患及びハプロタイプ候補薬」の2段階で候補薬を抽出することができる。もしも患者のハプロタイプに応じた評価がなされてない場合、医師は、疾患対応候補薬の中から選択することになる。そして、投薬後の診断結果は、未登録ハプロタイプでの評価データとして、第2のデータベースに登録されることになる。
【0013】
本発明の一態様では、候補に挙げられた各医薬品の全部又は一部について、少なくとも効果及び副作用の評価に基づいた選択のための指標を算出し、この指標を提示された医薬品に関連づけて提示する選択指標提示手段をさらに備える。
【0014】
「選択のための指標」は、少なくとも医薬品の効果及び副作用に基づいて算出されるものである。例えば、単純には、候補に挙げられた各医薬品の効果値から副作用値を減じた値を選択のための指標(選択指標、選択指数と呼ぶこともできる)として用いることができる。また、効果値や副作用値に重みをつけて演算する等のように他の方法によって選択のための指標を導出することもできる。さらに、例えば、患者の病状の重大度や治療コスト等のように、効果及び副作用以外の他の要因を加えて選択のための指標を導くこともできる。
【0015】
本発明の一態様では、第1のデータベース及び第2のデータベースを比較し、各医薬品の全部又は一部について、初期データと運用後のデータとの比較結果を提示する比較結果提示手段をさらに備える。
【0016】
比較結果を提示することにより、当初予定された通りの効果及び副作用が実現しているか否か等を判定することができる。
【0017】
本発明の他の態様では、医薬品の各ハプロタイプ毎の効果及び副作用の評価として、予め設定された初期評価値を第1のデータベース及び第2のデータベースのそれぞれに登録する。
【0018】
即ち、効果及び副作用の評価を予め収集できない場合は、既定の初期値をセットする。例えば、治験段階で試験されなかったハプロタイプについては、予め設定された初期評価値をセットする。また、例えば、ハプロタイプ毎の効果及び副作用を考慮せずに市販された医薬品(大衆薬等)の場合は、全てのハプロタイプについて、予め設定された初期評価値がセットされる。
【0019】
ここで、初期評価値の設定方法としては、以下のように種々のものを採用することができる。例えば、一つ又は複数のハプロタイプについての評価が予め判明している場合は、既知の評価に基づいて初期評価値を設定することができる。また、例えば、ハプロタイプ別の評価が一つも存在しないような場合は、全てのハプロタイプについて共通の初期評価値を設定することもできる。一つ又は複数のハプロタイプについて効果及び副作用の評価が得られている場合、未知のハプロタイプについては、既知のハプロタイプの評価をそのまま初期評価値として採用することもできるし、あるいは既知の評価から推測される値を初期評価値として採用することもできる。さらに、未知のハプロタイプの全てに共通の初期評価値を設定することも可能であるし、未知のハプロタイプの個々にそれぞれ異なる初期評価値を設定することもできる。また、例えば、ある疾患については未知のハプロタイプの全てについて共通の初期評価値を設定し、他の疾患の場合は、未知のハプロタイプのそれぞれについて異なる初期評価値を設定する等のように、疾患に応じて初期評価値の設定方法を違えることもできる。
【0020】
本発明の別の観点に従う医薬品評価システムは、医薬品の初期評価データを生成する第1のコンピュータと、医薬品の運用実績を生成する第2のコンピュータと、第1のコンピュータから取得した初期評価データを第2のコンピュータから取得した運用実績に基づいて更新する第3のコンピュータとを備える。
【0021】
そして、第3のコンピュータは、初期評価データを管理する第1のデータベースと、運用実績により更新される最新の評価データを管理する第2のデータベースと、第2のコンピュータから送信される運用実績に基づいて、第2のデータベースに登録されている医薬品の評価データの全部又は一部を修正する修正手段と、第2のコンピュータから入力される患者の病気の種類及びハプロタイプに基づいて第2のデータベースを検索し、患者に有効な医薬品の候補を第2のコンピュータに提示する薬品候補提示手段と、第1のデータベース及び第2のデータベースを比較し、各医薬品の全部又は一部について、初期データと運用後のデータとの比較結果を第1のコンピュータに提示する比較結果提示手段とを備え、第1,第2のデータベースは、ハプロタイプ毎に、医薬品の医薬品名、薬効、代謝変化、効果及び副作用の評価を対応づけてそれぞれ管理する。
【0022】
また、本発明は、医薬品の評価データを管理するコンピュータプログラムとしてとらえることもできる。このプログラムは、例えば、メモリ、PCカード、ハードディスク、CD-ROMやDVD-ROM、光磁気ディスク等の各種記憶媒体に記憶させて頒布可能であるほか、通信ネットワークを介して配信することもできる。
【0023】
【発明の実施の形態】
以下、図1〜図7に基づき本発明の実施の形態について詳述する。
【0024】
図1は、本発明の実施形態に係る医薬品評価システムの全体概要を示す構成説明図である。
【0025】
センタ10は、本システムの中核をなすもので、例えば、ユーザインターフェース層11,ロジック層12,データベース管理層13の3層構造で構成することができる。センタ10は、インターネット等の広域通信ネットワークCNを介して、製薬会社、病院、公的機関等のコンピュータ20,30,40と相互通信可能に接続されている。
【0026】
センタ10は、初期評価表データベース14,使用評価表データベース15,個人ハプロタイプデータベース16の3種類のデータベースを利用することができる。センタ10は、製薬会社のコンピュータ20から入力された治験データを初期評価表データベース14に登録する。市場投入前の新薬については、同一のデータが初期評価表データベース14と使用評価表データベース15とにそれぞれ登録される。また、センタ10は、病院等の医療現場のコンピュータ30から入力される実際の治療結果に基づいて、使用評価表データベース15を更新し、市販後の運用実績をデータベースに反映させる。さらに、センタ10は、定期的に又は不定期に、あるいは、外部コンピュータからの要求に応じて又は自発的に、初期評価表データベース14と使用評価表データベース15とを比較し、比較結果を報告する。
【0027】
次に、図2は、医薬品評価システムの詳細構造を示すブロック図である。各データベース14,15の構造は図3と共に後述することとし、全体の流れを図2を参照して先に説明する。
【0028】
まず、製薬会社では、新薬の治験データを収集し、この治験データをセンタ10に送信する(S1)。センタ10は、この新薬の治験データを初期評価表データベース14及び使用評価表データベース15にそれぞれ登録する。
【0029】
次に、病院では、患者の遺伝子パターンの検査を行う(S2)。病院では、例えば、患者のSNPを検査し、SNPの組み合わせパターンであるハプロタイプを決定して、患者を特定する識別情報とハプロタイプ及び病名等をセンタ10に送信する。ここで、患者の氏名、年齢、性別、住所等の個人情報をセンタ10に送信することも可能であるが、必ずしも必要ではない。患者を特定するための識別情報があればよい。また、患者氏名や病名等はプライバシー保護のために、暗号化等の適切な処置が施されて管理される。
【0030】
次に、病院では、患者の病状を診断し(S3)、センタ10にアクセスして治療に適した医薬品のリストを提示させる(S4)。センタ10では、対象となる患者の病名及びハプロタイプを個人ハプロタイプデータベース16から読み出して、使用評価表データベース15を参照することにより、患者の病名に適した医薬品の候補をリストアップして提示する。
【0031】
病院では、リストアップされた候補薬の中から一つ又は複数を選択して、患者に投与する(S5)。そして、病院は、投薬後の効果及び副作用を、例えば、RNAチップ等を用いて計測し、この計測された効果及び副作用をセンタ10に送信する(S6)。センタ10では、病院から入力された投薬後の効果及び副作用の評価データに基づいて統計処理を行い、使用評価表データベース15の登録内容を修正する(S7)。なお、各病院が提出する投薬結果の原データは、トランザクションファイル17に記憶される。
【0032】
管轄官庁等の公的機関は、治験プロセスの妥当性を確認するための要求をセンタ10に行うことができる(S8)。センタ10は、妥当性評価要求が出されると、初期評価表データベース14と使用評価表データベース15の登録内容を比較し、その比較結果を提示する(S9)。なお、公的機関に限らず、製薬会社や病院からも妥当性評価要求を求めることは可能である。また、比較した結果、例えば、臨床段階で予定された効果や副作用と実際の治療現場でのそれとが著しく乖離しているような場合は、トランザクションファイル17内の原データを呼び出して、詳細なレポートを提出することができるようになっている。
【0033】
次に、図3に基づいて、初期評価表データベース14と使用評価表データベース15について説明する。
【0034】
各データベース14,15は基本的に共通のデータ構造を備えており、例えば、薬品名、対応疾患名(病名)、ハプロタイプ、投薬により想定される代謝変化、数量化された効及び副作用、成分、価格(コスト)、備考等を関連づけて構成されている。
【0035】
なお、以上は例示であって、このほかに、例えば、医薬品を管理するための識別情報、効果や副作用を解説するテキストデータや画像データ、認可日や発売日等の経歴、海外での使用実績、特許権等のライセンス情報等を含めて管理することもできる。また、各データベース14,15は完全に同一の構造である必要はなく、各データベース14,15に固有の登録項目を設けることもできる。
【0036】
治験が終了して市販されたばかりの新薬は、その治験時のデータが初期評価表データベース14及び使用評価表データベース15の双方に登録される。そして、市販後の運用実績が各病院からセンタ10に報告されると、この運用実績は統計処理されて使用評価表データベース15に反映される。
【0037】
次に、図4は、治療に適した医薬品の候補を病院に提示し、かつ、医薬品選択のための支援を行う処理の概要を示すフローチャートである。
【0038】
まず、病院のコンピュータ30から通信ネットワークCNを介してセンタ10にログインする(S11)。ログイン時には、機密保全のために、例えば、パスワードやユーザ名、あるいは生体情報(指紋や声紋等)等の所定の認証情報の入力が求められる。
【0039】
医師が対象患者のIDを入力すると(S12)、入力された患者IDに基づいて個人ハプロタイプデータベース16が参照され、病名及び患者のハプロタイプが検索される。そして、検索された病名に基づいて(必要があればハプロタイプも用いて)使用評価表データベース15が検索される(S13)。これにより、患者の病気に適した医薬品の候補がリストアップされ、病院のコンピュータ30の画面に映し出される(S14)。
【0040】
次に、リストアップされた医薬品の中から治療に適した医薬品を選択するための支援を、医師が希望するか否かを判定し(S15)、選択支援を求めている場合は、例えば、患者の病状の重大度、患者の家族の同意等のデータを医師に入力させる(S16)。センタ10では、リストアップされた医薬品の効果及び副作用の値、病状の重さ等を総合的に判断して、投薬リスクを算出し(S17)、病院のコンピュータ30の画面に提示する(S18)。
【0041】
なお、候補薬からの選択を支援するための投薬リスクは、医師の指示を待たずに自動的に計算して表示させることもできる。また、病状の重さ等のデータを考慮せず、候補に挙げられた医薬品の効果及び副作用だけで投薬リスクを算出するようにしてもよい。
【0042】
図5(a)は、病院のコンピュータ30の画面に表示される医薬品候補のリストアップ画面例を示す。画面には、例えば、患者氏名、患者のハプロタイプ及び病名等の書誌的事項に加えて、患者の疾患に適した医薬品の候補が一覧形式で表示される。候補に挙げられた医薬品のデータは、使用評価表データベース15の登録内容である。紙面の都合上、一部のデータのみを表示させるかのように図示しているが、登録されている全てのデータを画面に表示可能である。
【0043】
医師が図中に示す「リスク計算」ボタンを操作すると、上述のように各候補薬について効果及び副作用等に基づいたリスク計算が行われ、図5(b)に示すように、各候補薬毎に算出されたリスクが表示される。
【0044】
次に、図6は、公的機関や製薬会社等からの求めに応じて、臨床実験の妥当性評価を行う処理の概要を示すフローチャートである。
【0045】
まず、公的機関のコンピュータ40等からセンタ10にアクセスして所定の認証処理を行い、ログインする(S21)。次に、センタ10に妥当性評価レポートの作成及び提示を要求する(S22)。
【0046】
センタ10では、初期評価表データベース14と使用評価表データベース15の登録内容を比較する(S23)。さらに、センタ10では、各医薬品毎に、治験段階で予定されたデータ(代謝変化、効果及び副作用等)と市販後の投薬実績によるデータとの相違を調べ、所定値以上の差異が認められる医薬品の有無を検査する(S24)。そして、センタ10は、比較結果をコンピュータ40の画面に提示すると共に(S25)、市販前の初期評価データと市販後の評価データとの間に著しい差異のある医薬品については、トランザクションファイル17等を参照して詳細な報告を提示する(S26)。
【0047】
次に、図7は、医薬品のデータを初期評価表データベース14(あるいは、データベース14及び15)に登録する場合の処理概要を示す。
【0048】
まず、製薬会社のコンピュータ20とセンタ10とが接続され、製薬会社のコンピュータ20から臨床実験のデータがセンタ10に送信される(S31)。
【0049】
センタ10では、全てのハプロタイプについて、ハプロタイプ別の効果及び副作用の評価が設定されているか否かを判断する(S32)。効果及び副作用の評価が設定されていないハプロタイプが存在する場合は、予め設定された初期評価値を設定する(S33)。
【0050】
つまり、センタ10のロジック層12が備えるデータ登録機能は、ハプロタイプ別の効果及び副作用の評価が未設定の場合は、予め設定された初期評価値を登録する。
【0051】
本実施形態は上述のように構成されるため、以下の効果を奏する。まず、ハプロタイプ毎に医薬品の評価データを分類管理し、市販後の運用実績を医薬品の評価に反映させるため、多数のハプロタイプの全てを臨床実験でカバーできない場合でも、市販後に収集されるデータによってハプロタイプ別のデータを徐々に補っていくことができ、また評価データの信頼性を高めていくことができる。
【0052】
そして、使用評価データベース15を参照することにより、各医療機関では、患者の疾患やハプロタイプに適した医薬品を選定することができ、処方や調薬を支援することができる。
【0053】
さらに、初期評価データと運用後の評価データとの比較結果を報告可能なため、臨床試験プロセスの妥当性を客観的に確認することができる。
【0054】
さらに、ハプロタイプ別の効果及び副作用が検査されていない医薬品(例えば、市販済みの従来薬品や大衆薬等)の場合でも、初期評価値を設定することにより、本システムを用いて市販後のデータ収集及び分析を行うことができる。従って、短期又は長期の運用によって、ハプロタイプ別の効果及び副作用の評価を収集し、医療現場等にフィードバックすることができ、従来の医薬品でもより有効に利用することが可能となる。
【0055】
なお、本発明は、上述した実施の形態に限定されない。当業者であれば、前記実施の形態に構成要素を追加したり、削除したり、変更等したりして種々の変形を行うことができる。例えば、使用評価表データベース15の評価を修正する専門機関をセンタ10の外部に設け、この評価専門機関で統計処理されたデータによって使用評価表データベース15の内容を修正してもよい。
【0056】
【発明の効果】
以上説明した通り、本発明に係る医薬品評価システムによれば、医薬品の評価を人の遺伝子パターン毎に管理し、市販後の運用実績を反映させて、評価データの信頼性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る医薬品評価システムの全体構成を示すブロック図である。
【図2】医薬品評価システムの詳細を示すブロック図である。
【図3】初期評価表データベース及び使用評価表データベースの構造及び両者の関係を示す説明図である。
【図4】患者の疾患に応じた医薬品の候補をリストアップさせる処理のフローチャートである。
【図5】医薬品の候補及び諸データを表示させる画面例を示す説明図である。
【図6】初期評価表データベースと使用評価表データベースの比較により、臨床実験の妥当性を評価し報告するための処理を示すフローチャートである。
【図7】データベースに医薬品のデータを登録する場合の概要を示すフローチャートである。
【符号の説明】
10 センタ
11 UI層
12 ロジック層
13 データベース層
14 初期評価表データベース
15 使用評価表データベース
16 個人ハプロタイプデータベース
17 トランザクションファイル
20 製薬会社のコンピュータ
30 病院のコンピュータ
40 公的機関のコンピュータ
Claims (1)
- 複数の人の遺伝子パターン毎に医薬品名と、病名と、効果及び副作用のランクを表す数値からなる評価データを対応づけてそれぞれ第1のデータベースと第2のデータベースへ登録するデータ登録手段と、
前記第1のデータベースに登録されているデータを出力する情報出力手段と、
入力を受け付けた医薬品名と、病名と、遺伝子パターンとの組合せで特定される効果及び副作用のランクを表す数値からなる評価データに基づいて、前記医薬品名と、病名と、遺伝子パターンとの組合せごとの効果及び副作用のランクを表す数値を統計処理し、前記第2のデータベースに登録されている前記医薬品名と、病名と、遺伝子パターンとの組合せに対応する評価データにおける前記効果及び副作用のランクを表す数値を前記統計処理の結果を用いて修正する修正手段と、
前記第1のデータベースに登録されている評価データと、前記第2のデータベースに登録されている評価データとの前記効果及び副作用のランクを表す値を比較して、所定値以上の差異を示す評価データに対応する医薬品のデータを出力する比較結果提示手段と、
患者IDに対応付けられて病名及び遺伝子パターンが登録されている第3のデータベースと、
入力を受付けた患者IDに対応付けられて前記第3のデータベースに登録されている病名及び遺伝子パターンを読み取って、その読み取った病名及び遺伝子パターンに対応付けられて前記第2のデータベースに登録されている医薬品名を読み取って出力する医薬品候補提示手段と、
前記出力した各医薬品の全部又は一部について、前記医薬品に対応する効果の評価データから副作用の評価データを減算して指標を算出する指標算出手段と、
前記指標を前記出力された医薬品名に関連づけて出力する選択指標提示手段と、
を備えたことを特徴とする医薬品評価システム。
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