JP4420686B2 - 流体送給システム - Google Patents

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Description

本発明は、燃料用ガス、原料用ガスなどの流体を送給する流体送給システム、特に流体に含まれたダストによるダスト除去フィルタの目詰まり発生を監視することができる流体送給システムに関する。
従来、流体としての燃料用ガスを送給するガス送給システムとして、燃料用ガス中に含まれたダストを除去するためのフィルタ手段を備えたものが広く用いられ、その一例として図4に示すものが知られており、このようなガス送給システムではフィルタ手段の上流側及び下流側の差圧を利用してフィルタ手段の目詰まり状態を検知している(例えば、特許文献1参照)。このガス送給システムは、本支管2から分岐して延びる引込み管4を備え、この引込み管4がガス機器としてのガスエンジン6に接続されている。引込み管4には、燃料用ガス中に含まれたダストを除去するためのフィルタ手段8が配設され、このフィルタ手段8はダスト除去用のフィルタを内蔵している。このフィルタ手段8の上流側には第1開閉弁10及び第1圧力センサ12が配設され、その下流側には第2開閉弁14及び第2圧力センサ16が配設されている。フィルタ手段8をバイパスしてバイパス管18が設けられ、このバイパス管18に第3開閉弁20及び第4開閉弁22が設けられている。また、ガスエンジン6の直前には機器用フィルタ手段24が設けられている。
このような流体送給システムでは、第1圧力センサ12及び第2圧力センサ14によりフィルタ手段8の上流側とその下流側の流体圧力差が検知され、フィルタ手段8にて目詰まりが発生するとその圧力差が大きくなることから、この圧力差を利用してフィルタ手段8の目詰まり状態を検知する。フィルタ手段8に目詰まりが発生すると、第1及び第2開閉弁10,14を閉状態にする一方、第3及び第4開閉弁20,22を開状態にし、このように流路を切り換えることによって、本支管2からの燃料用ガスがバイパス管18を通してガスエンジン6に送給される。この状態においては、フィルタ手段8は燃料用ガスの送給ライン(本支管2、バイパス管18)から分離され、引込み管4から外してメンテナンスすることができ、フィルタを目詰まりを除去してもとのきれいな状態にすることができる。その後、第1及び第2開閉弁10,14を開状態にする一方、第3及び第4開閉弁20,22を閉状態にし、このように切り換えることによって、本支管2からの燃料用ガスが再び送給ラインを通して送給される。上述した流体送給システムにおいては、このようにフィルタ手段8をメンテナンスしながら燃料用ガスをガスエンジン6に送給することができる。
特開平7−31819号公報
このようなガス送給システムにおいては、本支管2及び引込み管4を通して燃料用ガスを定常的に送給するときには、燃料用ガスの流れが大きく変動することがなく、それ故に、本支管2内に溜まったダストなどが急激に流れてフィルタ手段8が短時間に詰まることがなく、燃料用ガスを引込み管4を通して安定的にガスエンジンに供給することができる。
ところが、本支管2に他の本支管又は他の引込み管を接続した場合、或いはガス送給量を増量する場合などにおいては、本支管2及び/又は引込み管4を流れる燃料用ガスの送給量が大きく変動し、この送給量の変動によって例えば燃料ガスの流速が急激に速くなると、本支管2内に溜まっていたダストが急に飛んで燃料用ガスに含まれて流れ出すようになる。このようにしてダストが流れると、流れたダストがフィルタ手段8に溜まるようになり、例えば本支管2内に溜まっていたダスト量が多いと、多量のダストが急激に流れ出してフィルタ手段8に至り、このフィルタ手段8が短時間に詰まり、通常のメンテナンスでは対応することができなくなる。このような目詰まりが発生すると、ガスエンジン6に安定的に燃料用ガスを送給することができず、ガスエンジン6の運転が不安定になり、場合によってはその運転が停止するおそれがある。
本発明の目的は、流体の流れが大きく変動する場合などにおいて、多量のダストが急激に流れ出すのを監視し、フィルタ手段が短時間に目詰まりするのを未然に防止することができる流体送給システムを提供することである。
本発明の請求項1に記載の流体送給システムは、流体を使用する流体機器と、前記流体機器に流体を送給するための流体送給流路と、前記流体機器よりも上流側の前記流体送給流路に配設され、流体中に含まれたダストを除去するためのダスト除去用フィルタ手段と、を備えた流体送給システムであって、
前記ダスト除去用フィルタ手段よりも上流側の前記流体送給流路には、前記流体送給流路を通して流れる流体の流速を検知するための流速検知手段及び/又は前記流体送給流路を通して流れる流体中に含まれたダストの濃度を検知するためのダスト濃度検知手段が配設されるとともに、前記流速検知手段及び/又は前記ダスト濃度検知手段に関連して、多量のダストが前記ダスト除去用フィルタ手段に流れるのを防止するための異常信号生成手段が設けられており、
前記流速検知手段の検知流速値が設定流速値以上及び/又は前記ダスト濃度検知手段の検知ダスト濃度が設定濃度値以上になると、前記異常信号生成手段は異常信号を生成することを特徴とする。
また、本発明の請求項2に記載の流体送給システムでは、請求項1に記載の構成に加えて、前記流速検知手段及び/又は前記ダスト濃度検知手段によるダストの監視は、前記流体送給流路を通して送給される流体の流れに大きな変動が生じるときに行われ、検知結果に基づいて前記流体送給流路を通してダストが流れて前記ダスト除去用フィルタ手段に目詰まりが生じるおそれがあると判定すると、流体の流れに変動が生じる前の元の状態に戻すことを特徴とする。
また、本発明の請求項3に記載の流体送給システムでは、請求項1又は2に記載の構成に加えて、前記流体は燃料用ガス又は原料用ガスであり、前記流体機器は燃料用ガス又は原料用ガスを使用するためのガス機器であり、前記流体送給流路は燃料用ガス又は原料用ガスを送給するためのガス配管であり、前記ガス配管は道路に埋設された本支管と、前記本支管から前記ガス機器に延びる引込み管とから構成され、前記引込み管よりも上流側に前記流速検知手段及び/又は前記ダスト濃度検知手段が配設されていることを特徴とする。
本発明の請求項1に記載の流体送給システムによれば、ダスト除去用フィルタ手段を備えた流体送給システムにおいて、このダスト除去用フィルタ手段よりも上流側の流体送給流路に流速検知手段及び/又はダスト濃度検知手段が設けられ、流速検知手段の検知流速値が設定流速値以上及び/又はダスト濃度検知手段の検知ダスト濃度が設定濃度値以上になると、異常信号生成手段は異常信号を生成するので、多量のダストがダスト除去用フィルタ手段に流れるおそれがあるときには予めこれを検知することができ、これによって、ダスト除去用フィルタ手段が突然目詰まりして流体機器が作動不良となることを未然に防止することができる。例えば、流体送給流路を通して流れる流体の流速が所定値以上になると、流体送給流路に溜まっていたダストが急に飛びやすくなることが知られており、このようなことから流速検知手段により流体の流速を検知する(その流速がダストの飛びやすい流速かを検知する)ことによって、ダスト除去用フィルタ手段に多量のダストが流れるおそれがあるかを監視することができる。また、流体送給流路を通して流れる流体中に含まれたダストの濃度をダスト濃度検知手段により検知することによって、ダスト除去用フィルタ手段に多量のダストが流れるおそれがあるかを監視することができる。また、流速検知手段及びダスト濃度検知手段の双方を設けることによって、ダスト除去用フィルタ手段に多量のダストが流れるおそれがあるかをより正確に監視することができる。
また、本発明の請求項2に記載の流体送給システムによれば、ダストの監視は、流体流路を通して送給される流体の流れに大きな変動が生じるときに行われる。流体の流れがほぼ一定の定常状態では、多量のダストが急激に流れることがほとんどなく、ダスト除去用フィルタ手段の目詰まりが突然発生することがないが、例えば、流体送給流路に新規に別の流体送給路を接続する場合、流体の送給量を多量に増やす場合などにおいては流体の流れに大きな変動が生じるおそれがあり、このような流速の変動によって多量のダストが急激に流れることがあり、このようなことから、流体の流れに大きな変動が生じるときにダストの監視が行われる。そして、流速検知手段及び/又はダスト濃度検知手段の検知結果に基づいてダスト除去用フィルタ手段に目詰まりが生じるおそれがあると判定すると、流体の流れの変動の生じる前の状態に戻され、これによって、ダストの流れが元の状態に戻り、ダスト除去用フィルタ手段に多量のダストが流れるのを防止することができる。例えば、新規な流体送給流路への流体の送給を開始する操作をした場合、この操作を元に戻して新規な流体送給流路への流体の送給を停止するようになり、また流体の送給量を増量した場合、その操作を元に戻して流体の送給量を変更前の送給量に戻すようになる。
また、本発明の請求項3に記載の流体送給システムによれば、燃料用ガス又は原料用ガスをガス機器、例えばガスエンジン、水素製造装置などに送給するガス送給システムに好都合に適用され、このようなシステムに適用した場合、燃料用ガス又は原料用ガスの送給不良によるガス機器の作動停止などの発生をなくすことができる。このようなガス送給システムに適用する場合、流速検知手段及び/又はダスト濃度検知手段は、顧客に敷地内にガスを引き込むための引込み管よりも上流側に設置され、この引込み管よりも上流側にてダストを監視することによって、多量のダストがダスト除去用フィルタ手段に流れるのを前もって監視し、ダスト除去用フィルタ手段に多量のダストが流れるのを未然に防止することができる。
以下、添付図面を参照して、本発明に従う流体送給システムの実施形態について説明する。図1は、本発明に従う流体送給システムの一実施形態を簡略的に示す図であり、図2は、図1の流体送給システムにおけるダストの監視の流れを示すフローチャートであり、図3は、他の実施形態の流体送給システムにおけるダスト監視の流れを示すフローチャートである。尚、以下の実施形態では、流体送給システムとして、流体としての燃料用ガスを送給するガス送給システムに適用して説明するが、その他の流体を送給するシステムにも同様に適用することができる。
図1において、図示のガス送給システムは、道路52に沿って埋設される本支管54と、本支管54から分岐する引込み管56とから構成され、ガスタンクなどのガス供給源(図示せず)からの燃料用ガス又は原料用ガス(以下、「燃料用ガス」として説明する)は、本支管54及び引込み管56を通して各顧客A〜Dに送給される。本支管54とは、大量及び中量の燃料用ガスを送給する本管(管径が大きい)及び支管(管径が中程度である)であり、引込み管56とは、各顧客A〜Dに敷地内に埋設などされる内管及びこの内管と本支管54とを接続する供給管であり、これらが流体としての燃料用ガスを送給する流体送給流路を構成する。
引込み管56の構造は、各顧客A〜Dによって異なるが、図1の顧客Aに示す構造が基本的な構造である。ガス機器として例えばガスエンジン58を使用する場合、本支管54から延びる引込み管56がガスエンジン58に接続される。引込み管56の途中には、燃料用ガス中に含まれたダストを除去するためのダスト除去用フィルタ手段60が配設され、このダスト除去用フィルタ手段60はダストを除去するためのフィルタ(図示せず)を内蔵している。このフィルタ手段60の上流側には第1開閉弁62が配設され、その下流側には第2開閉弁64が配設され、フィルタ手段60と第2開閉弁64との間には、更に、ガスエンジン58に送給される燃料用ガスの送給量を計測するためのガスメータ66が配設されている。更に、フィルタ手段60と第1開閉弁62との間には、フィルタ手段60の上流側の燃料ガスの圧力を検知するための第1圧力センサ68が配設され、ガスメータ66と第2開閉弁64との間には、フィルタ手段60の下流側の燃料用ガスの圧力を検知するための第2圧力センサ70が配設されている。
ダスト除去用フィルタ手段60をバイパスしてバイパス管72が配設され、このバイパス管72には、その上流部に第3開閉弁74が配設され、その下流部には第4開閉弁76が配設されている。また、ガスエンジン58の直前には機器用フィルタ手段78が設けられている。
上述したガス送給システムの構成は、図4に示した構成と実質上同一であり、通常の送給状態では、第1及び第2開閉弁62,64が開状態に保たれ、本支管54を通して送給される燃料用ガスは引込み管56を通してガスエンジン58に送給される。このとき、ダスト除去用フィルタ手段60において燃料用ガス中に含まれたダストが除去され、またガスメータ66においてガスエンジン58に送給される送給量が計測され、機器用フィルタ手段78においてダスト除去用フィルタ手段60を通過した微細なダストが除去され、このようにしてダストが除去された燃料用ガスがガスエンジン58に送給される。
このような燃料用ガスの送給状態において、第1圧力センサ68はダスト除去用フィルタ手段60の上流側の圧力を検知し、第2圧力センサ70はこのフィルタ手段60の下流側の圧力を検知し、第1及び第2圧力センサ68,70の圧力差によって、ダスト除去用フィルタ手段60(そのフィルタ)の目詰まり状態を検知する(その圧力差が所定値以上になると、目詰まりが発生して圧力損失が大きくなっていると判定する)。
ダスト除去用フィルタ手段60に目詰まりが発生すると、第1及び第2開閉弁62,64を閉状態にする一方、第3及び第4開閉弁74,76を開状態にし、このように流路をバイパス管72に切り換える。かくすると、本支管54からの燃料用ガスは引込み管56の上流部、バイパス管72及び引込み管56の下流部を通してガスエンジン58に送給される。そして、このような供給状態において、ダスト除去用フィルタ手段60を取り外してメンテナンスをしてフィルタをきれいに清掃することができる。その後、ダスト除去用フィルタ手段60を再び取り付け、第1及び第2開閉弁62,64を開状態にする一方、第3及び第4開閉弁74,76を閉状態にし、このように切り換えることによって、元の送給状態に戻し、本支管54からの燃料用ガスを引込み管56を通して再び送給することができる。
このガス送給システムでは、本支管54を流れるダストを監視するために、次の通りに構成されている。本支管54を流れる燃料用ガスの流速を検知するための流速検知手段80が設けられる。例えば流速センサから構成される流速検知センサ80は、引込み管56における、ダスト除去用フィルタ手段60の配設部位よりも上流側に配設され、ダストがこのフィルタ手段60に流れるまでの時間を考慮して、このフィルタ手段60が取り付けられた引込み管56よりも上流側に配設するのが望ましい。
流速検知手段80からの検知信号は監視コントローラ82に送給される。例えばマイコンなどから構成される監視コントローラ82は、制御手段84、流速比較手段86、異常信号生成手段88及びメモリ90を有し、この監視コントローラ82に関連して警報手段92が設けられている。制御手段84は警報手段92などを作動制御する。また、メモリ90には、本支管54に溜まったダストが飛んで流れ出す流速値が登録され、経験的に定められた値が設定登録され、流速比較手段86は、この設定流速値と流速検知手段80による検知流速値とを比較し、異常信号生成手段88は、検知流速値が設定流速値以上になると異常信号を生成する。警報手段92は警報ランプ、警報ブザーなどから構成され、異常信号に基づいて作動する。
この流速検知手段80によるダストの監視は、図2に示すフローチャートに沿って行われる。図1のガス送給システムにおいて、例えば、顧客Aの引込み管Aに更に新しいガス機器を接続する場合(又は本支管54に新しい顧客の引込み管を接続してガス機器を接続する場合など)において、そのガス増量の供給設定(又は新規供給の工事など)を行う(ステップS1)と、本支管54を流れるガスの流量が大きく変動するようになり、このような場合、例えば、顧客Aの引込み管56より上流側の本支管54に流速検知手段80を設置する(ステップS2)。そして、顧客Aへのガス増量の操作を行い(又は新しい顧客へのガス新規開通の操作を行う)(ステップS3)、ダストの流れを監視する。この実施形態では、流速検知手段80を用いてダストの監視を行い、流速検知手段80により流速検知を行い(ステップS4)、その検知流速値の判定を行う(ステップS5)。即ち、流速比較手段86が設定流速値と検知流速値とを比較し、検知流速値が設定流速値よりも小さくて正常な流速範囲であるときには、本支管54に溜まったダストがほとんど飛んで流れることがない。このようなときには、本支管54から引込み管56のダスト除去用フィルタ手段60に短時間のうちに多量のダストが流れることがなく、例えば所定時間にわたってダストの監視を行った後に、ダストが多量に流れることがないとしてダストの監視を終了する。
一方、検知流速値が設定流速値以上であるときには、正常な流速範囲でなく、本支管54に溜まったダストが飛んで引込み管56に流れるおそれが生じる。このときには、異常信号生成手段88が異常信号を生成し、この異常信号に基づいて警報手段92が作動し、作業者は警報手段92による警報によってダストが多量に流れるおそれがある状態であることを知る。
このようなときには、ステップS6からステップS8に進み、供給操作前の状態に戻し、本支管54のガスの流れ(流速)をもとの状態にする。例えば、顧客Aの引込み管Aに更に新しいガス機器を接続してガス送給量を増やした場合には、ガス送給量を減らしてもとの送給量に戻す。また、例えば、本支管54に新しい顧客の引込み管を接続して新規に送給を開始した場合には、その新規な顧客へのガスの送給開始を停止する。そして、本支管54を通して流れる燃料用ガスの流速が低下する対策を施し、この対策としては、例えば供給ルートの変更などである。尚、流速低下の対策ができない場合、本支管54を切断し、その管内クリーニングを行うようになる。その後、ステップS3に戻って再びガスの送給量の増量を行い(又は新規顧客へのガス送給を開始する)、この様態でのガスの流速を計測し、その流速が正常範囲になるまでステップS4からステップS9を繰り返し遂行し、このようにして本支管54を流れる燃料用ガスの流速が設定範囲内となるようにし、このようにダスト監視を行うことによって、多量のダストが短時間にダスト除去用フィルタ手段60に流れて目詰まりが発生するのを未然に防止することができる。
上述した実施形態では、ダストの監視を流速検知手段80の検知流速を用いて行っているが、これに代えて、燃料用ガスに含まれるダストの濃度をダスト濃度検知手段(例えば、ダストセンサ)を用いて行うようにしてもよく、この場合、流速比較手段86に代えてダスト濃度比較手段が設けられ、また設定流速値に代えて設定ダスト濃度値がメモリ90に登録される。ダスト濃度検知手段を用いた場合、燃料用ガスに含まれて流れるダストの濃度が設定濃度値以上になると、燃料用ガスに含まれて流れるダスト量が多く、短時間のうちにダスト除去用フィルタ手段60にダストが溜まって目詰まりが発生するおそれが生じる。従って、ダスト濃度が設定濃度値以上になると、異常信号生成手段88が作動して警報手段92が作動し、上述したと同様に、作業者は供給前の状態に戻してダスト濃度が低下する対策を施すようになる。
また、上述したような構成に代えて、流速検知手段80及びダスト濃度検知手段(図示せず)の双方を用いてダストの監視を行うようにしてもよく、これら二つの検知手段を用いた場合には、例えば、図3に示すフローチャートに沿ってダストの管理が行われる。
図3において、例えば、顧客Aの引込み管Aに更に新しいガス機器を接続する場合において、そのガス増量の供給設定を行う(ステップS11)と、この顧客Aの引込み管56より上流側に、この形態では上流側の本支管に流速手段80を設置する(ステップS12)とともに、この上流側にダスト濃度検知手段(図示せず)を設置する(ステップS13)。そして、顧客Aへのガス増量の操作を行い(ステップS14)、流速検知手段80及びダスト濃度検知手段によってダストの流れを監視する。
この監視状態においては、流速検知手段80は本支管54を流れる燃料用ガスの流速を検知し(ステップS15)、またダスト濃度検知手段は燃料用ガスに含まれて流れるダストの濃度を検知し(ステップS16)、流速検知手段80による検知流速値及びダスト濃度検知手段による検知濃度値に基づいて、ダストが流れて顧客Aの引込み管56のダスト除去用フィルタ手段60が短時間のうちに目詰まりするおそれがあるかを判定する(ステップS17)。検知流速値及び検知濃度値に基づいて判定する場合、目詰まりが生じるおそれがある流速値及び濃度値の関係を例えばマップ状にしてメモリ90に登録し、このマップを利用して目詰まりが生じるおそれがない正常な範囲か、正常な範囲を超えて目詰まりが生じるおそれがあるかを判定することができる。
検知流速値及び検知濃度値が正常な範囲であるときには、本支管54に溜まったダストがほとんど飛んで流れることがなく、上述した実施形態と同様に、例えば所定時間にわたってダストの監視を行った後に、ダストが多量に流れることがないとしてダストの監視を終了する。
一方、検知流速値及び検知濃度値が正常な範囲を超えているときには、本支管54に溜まったダストが飛んで引込み管56に流れるおそれがあり、このときには、ステップS18からステップS20に進み、上述した実施形態と同様に、供給操作前の状態に戻した後、本支管54を通して流れる燃料用ガスの流速が低下する対策及び/又は燃料用ガスに含まれて流れるダストの濃度が低下する対策を施す(ステップS21)。その後、ステップS14に戻って再びガスの送給量の増量を行い、この状態でのガスの流速を計測するとともに、ガス中のダスト濃度を計測し、検知流速値及び検知濃度値の関係が正常範囲になるまでステップS14からステップS21を繰り返し遂行し、このようにダスト監視を行うことによって、ダスト除去用フィルタ手段60に流れて目詰まりが発生するおそれがあるかをより正確に判定することができ、このフィルタ手段の目詰まりの未然防止をより確実に行うことができる。
以上、本発明に従う流体送給システムの実施形態について説明したが、本発明はかかる実施形態に限定されるものではなく、本発明の範囲を逸脱することなく種々の変形乃至修正が可能である。
例えば、上述した実施形態では、流速検知手段(及び/又はダスト濃度検知手段)の検知流速(及び/又は検知ダスト濃度)を用いているが、これに限定されず、流速検知手段(及び/又はダスト濃度検知手段)の検知流速(及び/又は検知ダスト濃度)の勾配を利用してもよく、又はその検知流速(及び/又は検知ダスト濃度)の積算値を利用してもよく、或いはその検知流速と検知ダスト濃度の積(検知流速×検知ダスト濃度)、この積の勾配、この積の積算値を利用するようにしてもよい。
この流体送給システムでは、ダスト除去用フィルタ手段よりも上流側に流速検知手段及び/又はダスト濃度検知手段が配設されるので、ダスト除去用フィルタ手段に多量のダストが短時間に流れるおそれがあるかを監視することができ、これによって、このダスト除去用フィルタ手段の目詰まり発生を未然に防止することができる。例えば、流体の送給量を増大する場合などにおいては、流体送給流路を流れる流体の送給量が大きく変動するときがあり、このようなときに流体送給流路に溜まっていたダストが一度に流れ出すことがあるが、このようなときに上述したダストの監視を行うことにより、流れ出したダストによるダスト除去用フィルタ手段における目詰まりを防止することができる。このような流体送給システムは、燃料用ガスを各顧客のガス機器に送給するガス送給システムに好都合に適用することができる。
本発明に従う流体送給システムの一実施形態を簡略的に示す図である。 図1の流体送給システムにおけるダストの監視の流れを示すフローチャートである。 他の実施形態の流体送給システムにおけるダスト監視の流れを示すフローチャートである。 従来の流体送給システムの一例を示す図である。
符号の説明
54 本支管
56 引込み管
58 ガスエンジン
60 ダスト除去用フィルタ手段
80 流速検知手段
82 監視コントローラ
84 制御手段
86 流速比較手段

Claims (3)

  1. 流体を使用する流体機器と、前記流体機器に流体を送給するための流体送給流路と、前記流体機器よりも上流側の前記流体送給流路に配設され、流体中に含まれたダストを除去するためのダスト除去用フィルタ手段と、を備えた流体送給システムであって、
    前記ダスト除去用フィルタ手段よりも上流側の前記流体送給流路には、前記流体送給流路を通して流れる流体の流速を検知するための流速検知手段及び/又は前記流体送給流路を通して流れる流体中に含まれたダストの濃度を検知するためのダスト濃度検知手段が配設されるとともに、前記流速検知手段及び/又は前記ダスト濃度検知手段に関連して、多量のダストが前記ダスト除去用フィルタ手段に流れるのを防止するための異常信号生成手段が設けられており、
    前記流速検知手段の検知流速値が設定流速値以上及び/又は前記ダスト濃度検知手段の検知ダスト濃度が設定濃度値以上になると、前記異常信号生成手段は異常信号を生成することを特徴とする流体送給システム。
  2. 前記流速検知手段及び/又は前記ダスト濃度検知手段によるダストの監視は、前記流体送給流路を通して送給される流体の流れに大きな変動が生じるときに行われ、検知結果に基づいて前記流体送給流路を通してダストが流れて前記ダスト除去用フィルタ手段に目詰まりが生じるおそれがあると判定すると、流体の流れに変動が生じる前の元の状態に戻すことを特徴とする請求項1に記載の流体送給システム。
  3. 前記流体は燃料用ガス又は原料用ガスであり、前記流体機器は燃料用ガス又は原料用ガスを使用するためのガス機器であり、前記流体送給流路は燃料用ガス又は原料用ガスを送給するためのガス配管であり、前記ガス配管は道路に埋設された本支管と、前記本支管から前記ガス機器に延びる引込み管とから構成され、前記引込み管よりも上流側に前記流速検知手段及び/又は前記ダスト濃度検知手段が配設されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の流体送給システム。
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