JP4419706B2 - 回路遮断器 - Google Patents

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Description

この発明は、配線用遮断器や漏電遮断器などの低圧回路遮断器に関し、特にトリップクロスバーを支持する構造に関する。
配線用遮断器などの回路遮断器の開閉機構は、一般にラッチがラッチ受けにより係止されて鎖錠され、またラッチ受けは各相に跨るトリップクロスバーにより係止されて鎖錠が保たれている。そして、異常電流が生じて過電流引外し装置が作動すると、トリップクロスバーが回転駆動されて鎖錠が引き外され、主スプリングに蓄勢された開閉機構により可動接触子が開極されて電流遮断される。
図5は特許文献1に記載されたこの種の3極回路遮断器のトリップクロスバーを示す斜視図、図6はその要部平面図である。図5及び図6において、3極に跨るトリップクロスバー1の中央極部分にはコ字状の取付金具2が固定され、左右両側に立ち上がる腕にピン穴3が設けられている。一方、図示しない開閉機構のフレーム4には、左右の側板にピン穴5が設けられている。そこで、トリップクロスバー1は、ピン穴3,5を通るように軸心に挿入されたピン6を介して、フレーム4に回動可能に支持されている。
実公平8−10920号公報(第1図)
上記した従来技術においては、トリップクロスバーをフレームに組み付ける際に、トリップクロスバーの取付金具に設けたピン穴と開閉機構のフレームに設けたピン穴とを正確に合わせ、これらのピン穴にピンを挿通させなければならないため、作業が煩雑で組み付け工数が多いという問題があった。
この発明の課題は、トリップクロスバーの組み付けを簡単にして作業工数を低減することにある。
上記課題を解決するために、この発明は、開閉機構のラッチを係止するラッチ受けと、このラッチ受けを係止するトリップクロスバーとを備え、このトリップクロスバーは軸心に挿入されたピンを介して、前記開閉機構のフレームの左右の側板に回動可能に支持される回路遮断器において、前記トリップクロスバーに挿入した前記ピンの一端を前記フレームの一方の側板にあけたピン穴に挿入し、前記ピンの他端を前記フレームの他方の側板に切り欠き形成したピン溝に嵌め込んで、前記トリップクロスバーを前記フレームに支持させるとともに、前記ラッチ受けから前記トリップクロスバーに働く押圧力で前記ピンを前記ピン溝内に保持するようにするものである(請求項1)。
請求項1の発明によれば、予めトリップクロスバーに挿入したピンの一端のみをフレームのピン穴に挿入し、他端はフレームのピン溝に嵌め込んでトリップクロスバーをフレームに組み付けることができるので組み付け作業が簡単になる。
請求項1の発明において、前記ラッチ受けを係止する前記トリップクロスバーの係止部を前記ピン溝に嵌め込む前記ピンの端部側に片寄せて設けるとよい(請求項2)。トリップクロスバーのラッチ受け係止部をピン溝に嵌め込むピンの端部側に片寄せることにより、ラッチ受けからトリップクロスバーに働く押圧力によるピンの抜け止め作用がより確実になる。
この発明によれば、ピン穴同士を正確に合わせてピンを挿入するという作業がなくなり、トリップクロスバーの組み付け作業工数が低減するとともに、保守点検時の分解作業も容易になる。
以下、図1〜図4に基づいて、3極配線用遮断器におけるこの発明の実施の形態を説明する。ここで、図1は回路遮断器の縦断面図、図2はトリップクロスバーの分解斜視図、図3は開閉機構のフレームにトリップクロスバーを組み付ける作業を説明する斜視図、図4は開閉機構部分の斜視図である。なお、従来例と対応する部分には同一の符号を用いるものとする。まず、図1において、ケース7とカバー8とからなるモールドケースのケース7には、固定接触子9と可動接触子10とからなる開閉部が各極別に配置され、固定接触子9の端部には電源側端子11が一体に設けられている。
可動接触子10は各極一体の絶縁物のホルダ12に保持され、ホルダ12はケース7に回動可能に支持されている。可動接触子10は可撓性のあるリード線13を介して固定導体14に接続され、固定導体14には過電流引外し装置15のヒータ導体16が接続されている。ヒータ導体16にはバイメタル17とコ字状の固定コア18とが取り付けられ、固定コア18の近傍にはアーマチュア19が回動可能に配設されている。過電流引外し装置15のヒータ導体16には中継導体20の一端が接合され、中継導体20の他端には負荷側端子21が一体形成されている。
可動接触子10は、開閉機構22によりホルダ12を介して開閉駆動される。開閉機構22は周知の構成のもので、左右に側板を有するフレーム4に軸23により回動可能に支持されたラッチ24を有し、ラッチ24は軸25によりフレーム4に回動可能に支持されたラッチ受け26により先端が係止されて鎖錠されている。また、ラッチ受け26はトリップクロスバー1により先端が係止され、トリップクロスバー1はピン6を介してフレーム4に回動可能に支持されている。
ラッチ24と可動接触子10とはトグルリンク27により連結され、フレーム4に揺動可能に支持されたハンドルアーム28とトグルリンク27の中央ピン29との間には、引っ張りばねからなる主スプリング30が掛けられている。ハンドルアーム28の頭部には、操作ハンドル31が装着されている。ラッチ受け26を支持する軸25には捩じりばねからなる復帰スプリング32が装着され、その一端はラッチ受け26に掛けられ、他端はトリップクロスバー1に掛けられている。これにより、トリップクロスバー1及びラッチ受け26は、いずれも図1の右方向に付勢されている。なお、トリップクロスバー1は図示しないストッパにより右回動位置を規定され、図示姿勢に保持されている。
図1の遮断器投入状態において、電流は電源側端子11から、固定接触子9、可動接触子10、リード線13、固定導体14、ヒータ導体16、中継導体20を通り、負荷側端子21に流れる。この電流が過負荷状態となると、過電流引外し装置15のバイメタル17が湾曲して先端でトリップクロスバー1の受け部1aを押す。また、短絡電流のような大電流が流れると、過電流引外し装置15のアーマチュア19が固定コア18に瞬時に吸引され、先端でやはりトリップクロスバー1の受け部1aを押す。
トリップクロスバー1は押されると、ピン6を支点に図1に左方向に回動する。そのため、ラッチ受け26はトリップクロスバー1による係止を外されて右方向に回動し、次いでラッチ24もラッチ受け26による係止を外されて左方向に回動する。その結果、トグルリンク27に対する主スプリング30の作用が反転し、トグルリンク27が崩れてホルダ12が右方向に回転駆動され、同時に可動接触子10が開極して電流が遮断される。
図2において、樹脂絶縁物から成形されたトリップクロスバー1は、略円形断面のバー本体1bの長手方向3箇所に、各極の受け部1aが一体形成されて構成されている。バー本体1bの軸心には、ピン6を図2の右端から挿入固定するピン穴33が設けられている。なお、ピン穴33は型成形の都合から、図2の正面側と背面側の両側から交互に設けられたU字状のピン溝の組み合わせにより形成されているが、その詳細については省略する。ピン穴33の左右端部分には、後述するように挿入後のピン6の両端が覗くように、凹部34及び35が図2の正面側から設けられている。
一方、トリップクロスバー1がラッチ受け26を係止する係止部には、爪36が装着される。爪36は薄鋼板から抜き・曲げ加工により形成されたく字状体で、その上辺部にラッチ受け26と当接する当接片36aを有し、また左右に一対の取付腕36bを有している。取付腕36bには、トリップクロスバー1の軸心穴33と同心となるように穴37があけられている。一方、爪36が装着されるトリップクロスバー1の係止部には、爪36の取付腕36bに対応する左右一対のスリット38が設けられている。図2において、トリップクロスバー1の係止部には、まず爪36が取付腕36bとスリット38の嵌合により装着される。次いで、トリップクロスバー1の穴33及び爪36の穴37に、ピン6がトリップクロスバー1の図2の右端から、ピン6の先端が凹部34の図2の左壁面に突き当たるまで圧入される。
図3のトリップクロスバー1は、爪36が装着された後にピン6が挿入された状態を示している。この状態において、ピン6の両端は凹部34及び35から正面側にそれぞれ覗き、特に右端は凹部35の右壁面との間に隙間Sを生じている。一方、図3において、フレーム4のトリップクロスバー支持部には、図3の右側の側板にピン6の右端を挿入させるピン穴5が設けられ、左側の側板にピン6の左端を嵌め込ませるU字状のピン溝39が上面から切欠き形成されている。トリップクロスバー1をフレーム4に組み付けるには、隙間Sを潜らせたフレーム4のピン穴5に、トリップクロスバー1を図示の通り傾けながらピン6の右端を挿入し、次いでピン6の左端をピン溝39に上方から嵌め込む。
図4はフレーム4に支持させたトリップクロスバー1に、ラッチ受け26を係止させた状態を示している。この状態で、ラッチ受け26の傾斜した先端面は、爪36の当接片36aに当接している。ラッチ受け26は、ラッチ24を介して主スプリング30のばね力を受け、また復帰スプリング32のばね力を受けてトリップクロスバー1に押圧されている。トリップクロスバー1はラッチ受け26から受けるこの押圧力でフレーム4に押し付けられ、ピン6の左端はピン溝39から抜け出さないように保持される。特に、図示実施の形態においては、図3から明らかなように、トリップクロスバー1の係止部(爪36)はピン溝39に嵌め込まれるピン6の端部(左端)側に片寄せて設けられ、ラッチ受け26からの押圧力がピン溝39にはめ込まれるピン6の軸端により多く掛かるように配慮され、これによりピン溝39内でのピン6の保持がより確実になっている。
この発明の実施の形態を示す回路遮断器の縦断面図である。 図1におけるトリップクロスバーの分解斜視図である。 図1における開閉機構のフレームにトリップクロスバーを組み付ける方法を説明する斜視図である。 図1における開閉機構部分の斜視図である。 従来例を示すトリップクロスバーの斜視図である。 図5の要部平面図である。
符号の説明
1 トリップクロスバー
4 開閉機構のフレーム
33 トリップクロスバーの軸心の穴
34 凹部
35 凹部
36 爪
39 ピン穴
40 ピン溝

Claims (2)

  1. 開閉機構のラッチを係止するラッチ受けと、このラッチ受けを係止するトリップクロスバーとを備え、このトリップクロスバーは軸心に挿入されたピンを介して、前記開閉機構のフレームの左右の側板に回動可能に支持される回路遮断器において、
    前記トリップクロスバーに挿入した前記ピンの一端を前記フレームの一方の側板にあけたピン穴に挿入し、前記ピンの他端を前記フレームの他方の側板に切り欠き形成したピン溝に嵌め込んで、前記トリップクロスバーを前記フレームに支持させるとともに、前記ラッチ受けから前記トリップクロスバーに働く押圧力で前記ピンを前記ピン溝内に保持するようにしたことを特徴とする回路遮断器。
  2. 前記ラッチ受けを係止する前記トリップクロスバーの係止部を前記ピン溝に嵌め込む前記ピンの端部側に片寄せて設けたことを特徴とする請求項1記載の回路遮断器。

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