JP4417157B2 - ガスと粒子の分離装置 - Google Patents

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Description

本発明は、粒子含有ガスのガスと粒子を分離する分離装置に係り、特に連続運転に適した分離装置に関する。
従来から、排気ガスなどの人体に対する影響などを調べるため、排気ガスに含まれているガス成分と粒子成分を分離し、分離されたガス成分又は粒子成分について動物に対する曝露試験などが行なわれている。ガス成分と粒子成分を分離する装置としては、例えば、分離対象の粒子含有ガスをフィルタに通すことによって、粒子成分をそのフィルタに捕集させてガス成分のみを利用可能な状態で分離するものがある。
また、粒子成分を捕集する分離装置としては、例えば、図2に示すようにガス成分40を吸着可能な物質42を管44の内周面に設けて、その管44内に分離対象の粒子含有ガスを流動させることによって、ガス成分40を吸着物質によって捕集させて、粒子成分46を利用可能な状態で分離するものや、図3に示すように外管50と多孔質な素材で構成された内管52から構成され、内管52内に分離対象の粒子含有ガスを流動させ、内管52と外管50の間にガス成分54を吸収可能な吸収水56を流動させることによって粒子成分58を利用可能な状態で分離するものがある(非特許文献1)。
ぶんせき(月刊)(社団法人日本分析化学会発行)1998年10月号第58頁乃至第63頁
しかしながら、従来のガスと粒子の分離装置は、ガス成分及び粒子成分のいずれかを捕集して、一方のみを利用可能な状態で分離するものであって、ガス及び粒子の両方を利用可能な状態で分離することはできない。例えば、ガス成分を吸着物質や吸収水で捕集した場合、その捕集されたガス成分を抽出する必要があり、その作業は、煩雑である。
また、従来の分離装置は、フィルタによって粒子成分を捕集したり、吸収物質や吸収水によってガス成分を捕集するものであるので、長期間それらフィルタや吸収物質などを使用しつづけると捕集能力が低下し、十分に分離することができなくなる。そのため、定期的にそれらフィルタや吸収物質などを交換しなければならず、長期間に及ぶ動物に対する曝露試験などに使用するのには適さないという問題があり、また、その交換する時期を知るのも困難である。さらに、これら吸着剤などは、捕集するガスの種類に依存して異なるため、複数のガス成分が混在しているような場合には、それら全てのガス成分を捕集するのが困難である。
そこで、本発明は、ガス成分と粒子成分を利用可能な状態で分離できるとともに、ガスの種類に関係なく使用でき、さらに長期間に及ぶ試験にも使用可能なガスと粒子の分離装置を提供することを目的とする。
以上の目的を達成するため、本発明は、外管と、該外管の内側に設けられるとともに、前記外管に並行に延在し、多孔質な素材で構成された内管と、該内管の内周面に囲まれた内域に分離対象の粒子含有ガスを流動させるガス流動手段と、前記内管の外周面と前記外管の内周面によって囲まれた外域に、前記内域を流動するガスと同一方向でかつそのガスよりも速い流速で、空気を流動させる空気流動手段と、を備えたことを特徴とするガスと粒子の分離装置である。
以上のように、本発明に係るガスと粒子の分離装置は、多孔質な素材で構成する内管内の内域に分離対象の粒子含有ガスを流動させるとともに、内管と外管によって囲まれる外域に内域を流動する粒子含有ガスよりも流速が速い空気を流動させているので、内域を流動する粒子含有ガスのうち、ガス成分は、拡散係数が大きいため外域に流れ込むが、粒子成分は、拡散係数が小さいためその慣性によって外域に流れ込むことはなく、内域を流動し続ける。特に、外域を流れる空気の流速を粒子含有ガスよりも速くしているので、空気の粒子含有ガスに対する相対的な体積が大きくなり、ガス成分が外域に拡散する割合が増え、分離を効率的に行なうことができる。
このように本発明に係るガスと粒子の分離装置は、外域を流れる空気にガス成分を流れ込ませているので、粒子成分とガス成分の両方を利用可能な状態で分離することができ、また吸着剤や吸収水のように定期的に交換する必要はない。さらに、空気によってガス成分を捕集しているので、ガス成分の種類に関係なく使用することができる。またさらに、主として外管と内管から構成されており、構造が簡易であり、洗浄や組立などを容易に行なうことができる。
本発明に係るガスと粒子の分離装置は、前記内管の下流端に設けられ、前記内管を流動する流体をさらに流動させる第1流動手段をさらに備えていることが好ましく、また前記外管の下流端に設けられ、前記外管を流動する流体をさらに流動させる第2流動手段をさらに備えていることが好ましい。これら第1流動手段及び第2流動手段それぞれは、分離されたガス成分や粒子成分を利用する装置、例えば曝露試験装置などに接続しても良く、また分離されたガス成分や粒子成分をサンプルとして捕集する捕集装置に接続しても良い。さらに、一方をガス成分や粒子成分を利用する装置に接続し、他方を捕集装置に接続しても良い。
以上のように、本発明に係るガスと粒子の分離装置によれば、ガス成分と粒子成分を利用可能な状態で分離できるとともに、ガスの種類に関係なく使用でき、さらに長期間に及ぶ試験にも使用可能なガスと粒子の分離装置を提供することができる。
次に、本発明に係るガスと粒子の分離装置の実施例について図面に基づいて説明する。図1は、本実施例に係る分離装置の正面一部切欠き断面図である。本実施例に係る分離装置は、外管10と、外管10の内側に設けられた内管12と、内管12の内周面12Aに囲まれた内域14に分離対象の粒子含有ガスを流動させるガス流動部16と、内管12の外周面12Bと外管10の内周面10Aによって囲まれた外域18に空気を流動させる空気流動部20と、内管12の下流端に設けられ、内管12を流動する流体をさらに流動させる第1流動管22と、外管10の下流端に設けられ、外管10を流動する流体をさらに流動させる第2流動管24と、を備えている。
外管10は、例えばステンレスから構成された管である。内管12は、外管10と並行の延在し、例えば、内域14と外域18を連通する複数の孔12Cを有する多孔質セラミックから構成されている。
ガス流動部16は、ガスポンプ26と、ガス供給管28と、を備えている。ガス供給管28の基端側には、例えば分離対象であるガス成分30と粒子成分32が含まれた粒子含有ガスを貯蔵するガスタンク(図示省略)が接続されており、ガスポンプ26を稼動させることによって、その粒子含有ガスを内域14内に送り込み流動させるように構成されている。空気流動部20は、空気ポンプ34と、空気供給管36と、を備えており、空気ポンプ34を稼動させることによって、空気を外域18内に送り込み、内域14を流動する粒子含有ガスと同一方向で、かつその粒子含有ガスよりも速い流速で流動させるよう構成されている。
ガス流動部16によって内域14内に送り込まれた粒子含有ガスは、内域の下流側(図1の下方)に向かって流動し、その際、粒子含有ガスのうち、ガス成分30は、拡散作用によって内管12の孔12Cを通って外域18に流れ込むが、粒子成分32は、拡散係数が小さいためその慣性によって内域14を流動し続ける。特に、外域18を流動する空気の流速は、内域12を流動する粒子含有ガスよりも速いので、外域18の空気の粒子含有ガスに対する相対的な体積が大きくなり、ガス成分30の拡散作用を向上させることができる。このため、内域14の下流端においては、ガス成分30がほとんどなく、粒子成分32だけを第1流動管22によってさらに流動することができる。一方、外域18の下流端には、ガス成分30が含まれており、第2流動管24によってガス成分30だけを流動することができる。
第1流動管22は、例えば粒子成分32について曝露試験を行なう動物試験装置に接続されており、この動物試験装置に分離された粒子成分32を配送するよう構成されている。第2流動管24は、例えばガス成分30について曝露試験を行なう動物試験装置に接続されており、この動物試験装置に分離されたガス成分30を配送するよう構成されている。なお、これら第1流動管22及び第2流動管24の両方又はいずれか一方を分離されたガス成分30又は粒子成分32をサンプルとして捕集しておく捕集装置に接続し、この捕集装置にガス成分30又は粒子成分32を配送するよう構成しても良い。
本発明に係るガスと粒子の分離装置の実施例の正面一部切欠き断面図である。 従来のガスと粒子の分離装置の正面断面図である。 従来のガスと粒子の分離装置の正面断面図である。
符号の説明
10 外管
12 内管
14 内域
16 ガス流動部16
18 外域
20 空気流動部

Claims (1)

  1. 外管と、
    該外管の内側に設けられるとともに、前記外管に並行に延在し、多孔質な素材で構成された内管と、
    該内管の内周面に囲まれた内域に分離対象の粒子含有ガスを流動させるガス流動手段と、
    前記内管の外周面と前記外管の内周面によって囲まれた外域に、前記内域を流動するガスと同一方向でかつそのガスよりも速い流速で、空気を流動させる空気流動手段と、
    前記内管の下流端に設けられ、前記内域を流動する粒子成分をさらに流動させる第1流動手段と、
    前記外管の下流端に設けられ、前記外域を流動するガス成分をさらに流動させる第2流動手段と
    を備えたことを特徴とするガスと粒子の分離装置。

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