JP4414525B2 - BEHAVIOR BEHAVIOR PREDICTION METHOD AND BEHAVIOR PREDICTION DEVICE - Google Patents
BEHAVIOR BEHAVIOR PREDICTION METHOD AND BEHAVIOR PREDICTION DEVICE Download PDFInfo
- Publication number
- JP4414525B2 JP4414525B2 JP32784799A JP32784799A JP4414525B2 JP 4414525 B2 JP4414525 B2 JP 4414525B2 JP 32784799 A JP32784799 A JP 32784799A JP 32784799 A JP32784799 A JP 32784799A JP 4414525 B2 JP4414525 B2 JP 4414525B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- belt
- behavior
- conveyor belt
- conveyor
- conveyed
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
- 238000000034 method Methods 0.000 title claims description 60
- 239000000463 material Substances 0.000 claims description 20
- 238000011144 upstream manufacturing Methods 0.000 claims description 19
- 238000012546 transfer Methods 0.000 claims description 7
- 239000013590 bulk material Substances 0.000 claims description 3
- 239000012798 spherical particle Substances 0.000 description 40
- 238000004364 calculation method Methods 0.000 description 9
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 9
- 238000013461 design Methods 0.000 description 7
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 7
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 6
- 238000006073 displacement reaction Methods 0.000 description 5
- 238000004088 simulation Methods 0.000 description 5
- 238000013519 translation Methods 0.000 description 5
- 239000003245 coal Substances 0.000 description 2
- 238000013016 damping Methods 0.000 description 2
- 238000004141 dimensional analysis Methods 0.000 description 2
- 238000007599 discharging Methods 0.000 description 2
- 239000008187 granular material Substances 0.000 description 2
- 230000005483 Hooke's law Effects 0.000 description 1
- 230000002411 adverse Effects 0.000 description 1
- 239000000571 coke Substances 0.000 description 1
- 238000011439 discrete element method Methods 0.000 description 1
- 230000005484 gravity Effects 0.000 description 1
- 238000009434 installation Methods 0.000 description 1
- 239000002245 particle Substances 0.000 description 1
- 230000002028 premature Effects 0.000 description 1
- 238000012545 processing Methods 0.000 description 1
Images
Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02P—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
- Y02P90/00—Enabling technologies with a potential contribution to greenhouse gas [GHG] emissions mitigation
- Y02P90/30—Computing systems specially adapted for manufacturing
Landscapes
- Structure Of Belt Conveyors (AREA)
- Belt Conveyors (AREA)
- Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、石炭、鉱石等の塊状ばら物や粒状の搬送物をベルトコンベア装置により搬送する際の、該搬送物の挙動を予測する挙動予測方法及び挙動予測装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、例えば、鉱石やコークス等を溶鉱炉の高所にある投入口に連続的に投入するために、それらばら物搬送物を急傾斜又は垂直搬送可能な桟付コンベアベルトを備えたベルトコンベア装置が使用されている(図2参照)。このような桟付コンベアベルトは、例えば図3に示すように、平ベルトからなるベースベルト1(ベルト本体)の外周の搬送面1aに、ベルト幅方向に延びる板状の横桟22,22,…をベルト長さ方向の全周に亘って所定間隔を空けて立設し、この横桟22,22,…により図示しない搬送物を係止して、急傾斜又は垂直状態で搬送できるようにしたものである。
【0003】
ところで、前記のようなベルトコンベア装置の受入シュートでは、上流側のコンベアベルト等から搬送物が落下して、その下方のコンベアベルト上に受け止められるようになっており、このときにコンベアベルトに加わる衝撃力がベルトコンベア装置に作用する最大の負荷となることは知られている。そして、この衝撃力は、通常、古典的な物理式や搬送物の流体力学的な近似による噴流荷重の考え方によって推定されている。
【0004】
また、そのように推定した搬送物の衝撃荷重に基づいて、ベルトコンベア装置のレイアウト設計や使用条件等が決定されるのであるが、この決定は通常、技術者の経験に頼ってなされており、例えば、前記受入シュートにおける搬送物の投下高さを低めに設定したり、或いは搬送量を所定以下に制限したりして、搬送物の落下による衝撃荷重をできるだけ軽減するようにしている。
【0005】
また、前記受入シュートには、通常、搬送物が飛び散らないように案内する案内板や衝撃力を緩和するための干渉板等が配置されているが、これらの案内板や干渉板による効果を事前に予測することは困難なので、これらはベルトコンベア装置の設置後に搬送物を実際に投入して見て、その結果に基づいて位置を調節するようにしている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、前記のように、ベルトコンベア装置のレイアウトや使用条件等を経験に頼って決定するようにすると、ベルトコンベア装置の搬送量や搬送速度の増大に伴い衝撃力が大きくなったときに、コンベアベルトを実際に使用してから短時間で摩耗や破損を生じることがある。
【0007】
特に、前記桟付コンベアベルトでは、受入シュートからの落下搬送物との衝突によって横桟が破損しやすく、また、搬送のばらつきによって一部の横桟に多量の搬送物が係止されると、急傾斜又は垂直搬送状態でその横桟が荷重を支え切れなくなって変形し、多量の搬送物が落下したり、横桟そのものが破損したりする虞れがある。
【0008】
一方、このような問題の発生を避けるために、装置レイアウトの決定やベルトの仕様選定を安全側の設計にすると、ベルトコンベア装置のコスト高、重量増等の不具合を招く。
【0009】
また、前記桟付コンベアベルトの場合、排出シュートから排出されるべき搬送物が横桟に引っかかってしまい、排出されずに残ることがあるので、横桟の形状や搬送速度等の設定によって、そのような搬送物の残留量をできるだけ低減したいという要請もある。
【0010】
本発明は斯かる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、ベルトコンベア装置のコンベアベルトにより搬送される搬送物挙動の予測方法に工夫を凝らし、該搬送物挙動を正確に予測し得るようにして、ベルトコンベア装置のレイアウトや使用条件、及びコンベアベルトの仕様等を事前に適切に設定可能とすることにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するために、本発明の解決手段では、コンベアベルトの搬送面を仮想の壁面部材により模擬する解析モデルを用意し、その壁面部材を移動させて、コンベアベルトの移動状態を記述しながら、搬送物の挙動を予測するようにした。
【0012】
具体的に、請求項1の発明は、ベルトコンベア装置のコンベアベルトにより搬送されるばら物搬送物の挙動を予測するベルト搬送物の挙動予測方法を前提とする。そして、前記コンベアベルトの搬送面に搬送物を係止するための横桟が設けられている場合に、少なくとも前記コンベアベルトの搬送面を、ベルト長手方向に連続的に配置した複数の仮想の壁面部材により模擬するとともに、前記横桟の少なくともベルト進行方向前側の面を仮想の壁面部材により模擬する解析モデルを用意し、この解析モデルに対して、少なくとも、コンベアベルト及び搬送物のそれぞれの材料データと幾何データとを入力するとともに、該コンベアベルト上に供給される搬送物の挙動の初期条件を設定し、その上で、前記解析モデルにおいて壁面部材を、コンベアベルトの移動状態を記述するようにベルト長手方向に移動させながら、該壁面部材と共に移動する搬送物の挙動を前記初期条件に基づいて予測する。
【0013】
この方法では、コンベアベルトの搬送面や横桟を複数の仮想の壁面部材により模擬する解析モデルにおいて、コンベアベルト上に供給される搬送物の挙動の初期条件を設定するとともに、該コンベアベルトの移動状態を記述するように壁面部材を移動させながら、この壁面部材と共に移動する搬送物の挙動を前記初期条件に基づいて予測することで、例えば、コンベアベルト上に落下する搬送物による衝撃力の分布状態や、コンベアベルト上に載置されて搬送される搬送物の挙動、或いはコンベアベルトから排出される搬送物の挙動等を予測することができ、この予測結果に基づいて、ベルトコンベア装置のレイアウトや使用条件等を決定することにより、ベルトコンベア装置の信頼性確保と重量やコストの低減とを両立することができる。
【0014】
また、一般的に、前記のような横桟が設けられた桟付コンベアベルトでは、コンベアベルト上への落下搬送物の衝突によって、横桟が破損しやすいので、横桟の無いものに比べて、落下搬送物の挙動を正確に把握することの重要性が大きい。しかも、搬送ばらつきが大きくなると、一部の横桟にのみ過大な荷重が作用して、該横桟が破損したり、搬送物がこぼれ落ちたりすることが懸念されるので、この点からも搬送物の挙動を正確に把握することの重要性が大きい。よって、前記の如く搬送物挙動を予測できることが、特に有効な作用効果を奏するものである。
【0015】
好ましいのは、搬送物の挙動を個別要素法の適用によって予測することであり、こうすれば、その予測精度を極めて高いものとして、請求項1の発明の作用効果を高めることができる。
【0016】
また、好ましいのは、3次元の解析モデルを用意し、該解析モデルにおいてコンベアベルトの移動状態がそれぞれ異なる複数の領域を設定し、この各領域毎に壁面部材の移動手順を定義する。
【0017】
こうすることで、まず3次元の解析モデルを用いることで、搬送物の挙動を空間的に予測して、請求項1の発明の作用効果を十分に得ることができる。また、コンベアベルトの移動状態が異なる領域毎に壁面部材の移動手順を定義することで、コンベアベルトがプーリ間を並進する移動状態やプーリに巻きかけられて周回する移動状態にあるときに、その各移動状態に対応するように壁面部材を移動させて、解析モデル上でコンベアベルトの移動状態を正確に記述することができる。
【0018】
次に、請求項2の発明は、前記請求項1の発明に係るベルト搬送物の挙動予測方法と同じ前提において、少なくとも前記コンベアベルトの搬送面を、ベルト長手方向に連続的に配置した複数の仮想の壁面部材により模擬するとともに、複数のコンベアベルトをそれぞれの配置を含めて模擬する解析モデルを用意し、この解析モデルに対して、少なくとも、コンベアベルト及び搬送物のそれぞれの材料データと幾何データとを入力するとともに、該コンベアベルト上に供給される搬送物の挙動の初期条件を設定する。そして、前記解析モデルにおいて壁面部材を、コンベアベルトの移動状態を記述するようにベルト長手方向に移動させながら、該壁面部材と共に移動する搬送物の挙動を前記初期条件に基づいて予測し、かつ前記複数のコンベアベルト間の搬送物の乗り継ぎ挙動を個別要素法の適用により予測する。
【0019】
こうすることで、複数のコンベアベルト間の搬送物の乗り継ぎ部において、上流側コンベアベルトの搬送面から下流側コンベアベルトの搬送面上に落下する搬送物の挙動を個別要素法の適用によって正確に求めることができる。
【0020】
次に、請求項3の発明は、ベルトコンベア装置のコンベアベルトにより搬送されるばら物搬送物の挙動を予測するベルト搬送物の挙動予測装置を前提とする。そして、少なくとも前記コンベアベルトの搬送面をベルト長手方向に連続的に配置した複数の仮想の壁面部材により模擬する解析モデルと、この解析モデルに対して、コンベアベルトの搬送面上に供給される搬送物の挙動の初期条件を設定する初期条件設定手段と、前記解析モデルにおいて壁面部材を、コンベアベルトの少なくとも幾何データに基づいてベルト長手方向に移動させることにより、該コンベアベルトの移動状態を記述するベルト移動状態記述手段と、前記解析モデルにおける搬送物の挙動を、該搬送物の少なくとも材料データ及び幾何データと、前記初期条件設定手段により設定された搬送物挙動の初期条件と、前記ベルト移動状態記述手段により記述されるコンベアベルトの移動状態とに基づいて逐次記述する搬送物挙動記述手段とを備える構成とする。
【0021】
その上さらに、前記複数のコンベアベルトをそれぞれの配置を含めて模擬するものとし、前記初期条件設定手段は、前記複数のコンベアベルトのうちの上流側コンベアベルトの搬送面上に所定の分布状態で搬送物を生成配置する搬送物生成手段を有するものとし、前記搬送物挙動記述手段は、前記上流側コンベアベルトの搬送面から下流側コンベアベルトの搬送面上へ落下する搬送物の乗り継ぎ挙動を、前記搬送物生成手段により配置された搬送物の初期分布状態と、ベルト移動状態記述手段により記述される上流側コンベアベルトの移動状態とに基づいて、個別要素法により逐次記述する構成とする。
【0022】
前記の構成により、コンベアベルトの搬送面を複数の仮想の壁面部材により模擬する解析モデルにおいて、コンベアベルト上に供給される搬送物の挙動の初期条件が初期条件設定手段により設定されるとともに、ベルト移動状態記述手段により該コンベアベルトの移動状態を記述するように前記壁面部材が移動され、この壁面部材の移動状態、即ちコンベアベルトの移動状態と前記搬送物挙動の初期条件とに基づいて、搬送物挙動記述手段により、搬送物の挙動が逐次記述される。これにより、コンベアライン上の搬送物の挙動をきめ細かく予測することができ、請求項1の発明と同様の作用効果が得られる。
【0023】
また、前記搬送物生成手段により上流側コンベアベルト上に所定の分布状態で搬送物が生成配置されるとともに、該上流側コンベアベルトの移動状態がベルト移動状態記述手段により記述され、この上流側コンベアベルトの移動状態と前記搬送物の初期分布状態とに基づいて、搬送物挙動記述手段により、上流側コンベアベルトから下流側コンベアベルトの搬送面上に落下する搬送物の挙動が個別要素法の適用によって逐次記述される。このことで、まず搬送物の挙動を個別要素法の適用によって予測することで、その予測精度を極めて高いものとして、前記の発明の作用効果を高めることができる。また、下流側コンベアベルト上に落下する搬送物の挙動を搬送物挙動記述手段によって記述することで、該落下搬送物による衝撃力の分布状態を正確に求めることができ、このことによっても前記の発明の作用効果を高めることができる。
【0024】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を図面に基いて説明する。
【0025】
(コンベアラインの構成)
図2は、本発明に係るベルト搬送物の挙動予測方法を適用するコンベアラインL(ベルトコンベア装置)の一例を示し、このコンベアラインLは、例えば石炭や鉱石等のばら物搬送物を略垂直上方に搬送するよう、いわゆるS字レイアウトとされた下流側のコンベアベルトB1と、このコンベアベルトB1に搬送物を乗り継ぎ供給する上流側のコンベアベルトB2とを有する。そして、前記下流側コンベアベルトB1は、平ベルトからなるベースベルト1(ベルト本体)を有し、このベースベルト1が、コンベア頭部(図の上端部)に設けられたドライブプーリ2とコンベア尾部(図の下端部)に設けられたテイクアッププーリ3との間に巻き掛けられるとともに、変角ディスクプーリ4,4、変角馬の背ローラ5,5,…及びリタン変角プーリ6によりそれぞれ変角されている。そして、前記ドライブプーリ2が図示しないモータ等によリ図の反時計回り方向に回転されると、コンベアベルトB1がドライブプーリ2により駆動され、搬送物をベースベルト1外周の搬送面1a(図3参照)に載置して連続的に搬送するようになっている。
【0026】
より詳しくは、前記コンベアベルトB1は、コンベア尾部においてテイクアッププーリ3と変角ディスクプーリ4との間に略水平に延びるように設けられ、該テイクアッププーリ3により図に矢印fで示すように張力を加えられるとともに、複数(図例では5つ)のインパクトローラ8,8,…により下側から支持されていて、上方の受入シュート9(搬送物の乗り継ぎ部)から投入された搬送物をベースベルト1の搬送面1aで受け止めるようになっている。また、コンベアベルトB1は変角ディスクプーリ4の周りを上方に向かって略90°周回し、そこから略鉛直上方に延びていて、搬送面1aに載置した搬送物を図に矢印で示すようにコンベア頭部まで連続的に搬送する。尚、符号10,10,…は、垂直搬送状態のコンベアベルトB1の内周側を支持するように上下方向に略等間隔に配置された複数(図例では6つ)のキャリアローラを示す。
【0027】
さらに、前記コンベア頭部において、コンベアベルトB1は、ベルト内周側に所定のカーブを描くように配設された複数(図例では6つ)の変角馬の背ローラ5,5,…に沿って周回し、そこからドライブプーリ2まで略水平に延びて、該ドライブプーリ2の回りを図の反時計回り方向に略180度周回して、折り返されている。これにより、搬送物は、コンベアベルトB1とともにドライブプーリ2の回りを周回しながら、該ドライブプーリ2を取り囲む排出シュート11内に落下して、排出される。一方、そのように搬送物が落下した後のコンベアベルトB1は、ドライブプーリ2から変角ディスクプーリ4まで略水平に延びていて、ここで、搬送面1aに付着している搬送物がビータクリーナ12によってふるい落とされるようになっている。
【0028】
最後に、コンベアベルトB1は、変角ディスクプーリ4の周りを図の下側に向かって略90°周回し、複数(図例では5つ)のリタンローラ13,13,…により内周面を支持されながら、略鉛直下方に延びて、コンベア尾部においてリタン変角プーリ6の周りを周回した後、そこから略水平に延びて、再びテイクアッププーリ3に至る。尚、図の符号14,14,14は、コンベアベルトB1をベルト幅方向両側から支持するサイドローラを示し、また、符号15,16は、それぞれベースベルト1の内周面に付着した搬送物をそぎ落とすスクレーパを示している。さらに、符号17は、搬送面1aに残った搬送物がコンベア戻り側で落下したときに、この搬送物が飛び散るのを防ぐためのリターン案内板を示している。
【0029】
前記コンベアベルトB1は、搬送物を係止して急傾斜状態でも上方に搬送可能な桟付きのものである。詳しくは図3に示すように、ベースベルト1の外周面(図の上面)における中央の所定幅の範囲が搬送面1aとされ、この搬送面1aのベルト幅方向両側には、それぞれ搬送物の落下を防止するための耳桟21,21が、ベルト長さ方向の全周に亘って設けられている。この一対の耳桟21,21は、それぞれベースベルト1の外周面から略垂直に突出していて、ベースベルト5が変角ディスクプーリ4,4や変角馬の背ローラ5,5,…等に沿って周回するときに伸縮できるように、蛇腹状に形成されている。また、前記左右両側の耳桟21,21よりもさらに外側に、それぞれ変角ディスクプーリ4,4の外周面に当接される当接面1b,1bが形成されていて、ベースベルト1は、該当接面1b,1bにおいて変角ディスクプーリ4,4に巻きかけられている。
【0030】
さらに、前記ベースベルト1の搬送面1a上には、両側の耳桟21,21の間でベルト幅方向に延びる略矩形板状の横桟22,22,…が設けられている。この横桟22,22,…は、ベルト長さ方向の全周に亘って互いに所定間隔をあけて立設されていて、それぞれ、ベースベルト1の搬送面1aから略垂直に突出する垂直壁部と、この垂直壁部の先端からベルト進行方向前側に向かって斜めに延びる折曲部とからなる。そして、横桟22の折曲部の傾斜角度を適切に設定することで、この横桟22によりかなり多くの搬送物を係止して、こぼれ落ちないように保持しながら、急傾斜又は垂直搬送状態であっても上方に搬送できるようになっている。
【0031】
一方、前記上流側のコンベアベルトB2(以下、供給ベルトという)は平ベルトからなり、ドライブプーリ18と図示しないドリブンプーリとに巻掛けられていて、該両プーリ間に略水平に延びている。そして、前記ドライブプーリ18が図示しないモータ等によリ図の反時計回り方向に回転されると、そのドライブプーリ18により供給ベルトB2が駆動され、この供給ベルトB2上の搬送物が図の左側に向かって連続的に搬送されて、コンベア終端部から受入シュート9に投入されるようになっている。尚、図の19は、供給ベルトB2から受入シュート9に向かって落下する搬送物を案内する案内板である。
【0032】
ところで、上述の如きコンベアラインLのレイアウトや使用条件、或いはベルトB1,B2の仕様等は、従来までは主に技術者の経験に頼って決定されていたので、ベルトの信頼性確保と重量やコストの低減とを両立させることが難しかった。例えば、コンベアベルトB1は受入シュート9における落下搬送物によって大きな衝撃力重を受けることが知られているが、この衝撃力の分布状態や局所的な最大値等は正確には分からないので、ベルトの早期破損等の不具合を避けるためには、供給ベルトB2の高さ位置をかなり低めに制限したり、或いはコンベアベルトB1の仕様を過剰に安全側に設定するといった対応をせざるを得ず、結果として、コスト高や重量増といった悪影響が大きかった。
【0033】
特に、前記のように垂直搬送が可能な桟付コンベアベルトB1を用いる場合、落下搬送物による横桟22の損傷が大きいことから、この横桟22そのものやベースベルト1との接着部分を過剰に補強することが多く、これによるベルトの重量増が大きな問題になっていた。また、供給ベルトB2から落下する搬送物の分量ばらつきが大きいと、この搬送物の垂直搬送状態で一部の横桟22,22,…に過大な荷重がかかることになり、この横桟22が大きく変形して、搬送物がこぼれ落ちることによって、コンベアベルトB1が破損する虞れもあった。
【0034】
さらに、排出シュート11においては、上述の如く、コンベアベルトB1がコンベア頭部のドライブプーリ2の回りを周回する間に、搬送物が排出シュート11内に落下するようになっているが、横桟22,22,…があると、この横桟22,22,…に搬送物が引っかかってしまい、落下せずに残留するという不具合もあった。このような不具合は、この実施形態のように途中で折れ曲った横桟22,22,…を設けた場合に特に顕著になり、また、ベルトの搬送速度が大きいほど残留量の増える傾向があるので、搬送物の残留量を減らすためには、横桟22,22,…の折曲部の傾斜角度やベルト搬送速度の設定にも十分な注意を払う必要がある。
【0035】
(搬送物の挙動の予測)
斯かる実状に鑑み、この実施形態では、前記コンベアラインLの設計段階において、コンベアラインLと搬送物とを例えば図4に示すように模擬する解析モデルを用意し、この解析モデル上で、搬送物に対応する球状粒子の状態を個別要素法(Distinct Elemennt Method)によりシミュレーションするようにした。これにより、受入シュート9を介してコンベアベルトB1の搬送面1a上に投下する搬送物の挙動や、この搬送物がコンベアベルトB1により垂直搬送されて、排出シュート11にて排出されるまでの挙動を高精度に予測することができ、この予測結果に基づいてコンベアラインLのレイアウトや使用条件等を決定することで、前記のような不具合を解消することができる。
【0036】
すなわち、この実施形態の搬送物挙動予測装置Aは、概略図1の理論ブロック図にも示すように、前記コンベアベルトB1及び供給ベルトB2等を模擬する解析モデルMを備えており、その解析モデルMにおいて、上流側の供給ベルトB2の搬送面上に所定の分布状態で搬送物を生成配置する搬送物生成手段30と、該供給ベルトB2及びコンベアベルトB1の移動状態をそれぞれ記述するベルト移動状態記述手段31とが設けられ、さらに、前記供給ベルトB2及びコンベアベルトB1上でそれぞれ搬送される搬送物の挙動を、個別要素法により逐次記述する搬送物挙動記述手段32が設けられている。
【0037】
詳しくは、前記解析モデルMは、前記図4に示すように、コンベアベルトB1の搬送面1aや横桟22,22,…及び供給ベルトB2の搬送面を仮想の剛体壁からなる壁面部材w,w,…により模擬し、また、該供給ベルトB2からコンベアベルトB1へ投下される搬送物の案内板19等を仮想の剛体壁からなる平面部材wallで模擬するとともに、搬送物そのものは所定の弾性及び減衰特性を有する球状粒子ptclにより模擬するものである。また、前記ベルト移動状態記述手段31は、解析モデルMにおいて供給ベルトB2及びコンベアベルトB1をそれぞれ構成する壁面部材w,w,…を、ベルトレイアウトデータ等に基づいてベルト長手方向に移動させることにより、前記供給ベルトB2及びコンベアベルトB1の移動状態をそれぞれ記述するものである。
【0038】
さらに、前記搬送物挙動記述手段32は、解析モデルM上で、上流側の供給ベルトB2の搬送面から下流側コンベアベルトB1の搬送面1a上へ落下する搬送物の乗り継ぎ挙動を、該搬送物の少なくとも材料データ及び幾何データと、前記搬送物生成手段30により配置された搬送物の初期分布状態と、前記ベルト移動状態記述手段31により記述される供給ベルトB2の移動状態とに基づいて、個別要素法により逐次記述する。また、該搬送物挙動記述手段32は、前記のように記述した落下搬送物の挙動と、該搬送物の少なくとも材料データ及び幾何データと、前記ベルト移動状態記述手段31により記述されるコンベアベルトB1の移動状態とに基づいて、コンベアベルトB1が受入シュート9から排出シュート11まで移動する間の一連の搬送物の挙動を、個別要素法により逐次記述する。
【0039】
そして、前記搬送物挙動記述手段32からの出力結果として、受入シュート9においてコンベアベルトB1上に落下する搬送物の位置及び速度データを該コンベアベルトB1のFEM解析の初期条件として与えるとともに、受入シュート9から排出シュート11に至るコンベアベルトB1の移動状態及び搬送物挙動をそれぞれディスプレー装置(画像表示装置)に出力して、表示させるようにしている。
【0040】
ここで、個別要素法とは、多数の粒状物が集合してなる不連続体の挙動を解析するための計算手法の一種であり、この実施形態のようなばら物搬送物の挙動を従来までの連続体近似による計算手法等と比較して高精度に求めることができるものである。
【0041】
具体的に、粒状物の要素を球状粒子ptclとした場合について、図5に基づいて説明すると、同図(a)に示すように、或る時刻tにおいて、座標位置Aに並進速度vA、回転速度ωAの球状粒子ptclが存在し、隣り合う他の球状粒子(図に仮想線で示す)と点Pにおいて接しているとする。この場合、まず、微小時間Δtが経過した後の球状粒子ptclの位置A′及び速度vA′,ωA′を求めるために、そのときに球状粒子ptclに作用している外力Fが微小時間Δtの経過する間一定であると仮定し、この外力F、座標位置A、並進速度vA、及び回転速度ωAに基づいて、球状粒子ptclの一般的な運動方程式を解くことで、移動後の座標位置A′、並進速度vA′、及び回転速度ωA′を演算する。
【0042】
次に、前記の運動方程式の演算を解析モデルにおける全ての球状粒子について行った後、各球状粒子の位置座標に基づいて、隣接する球状粒子同士の干渉度合いを調べる。すなわち、同図(b)に示すように、隣接する球状粒子間で重なりや滑りが発生しているときには、その重なり量d及び滑り量Δsに加えて、各球状粒子の弾性や摩擦係数等の材料特性を考慮し、一般的な線形ばねモデルに基づく力・変位関係式を解いて、新たな接触点p″における半径方向及び接線方向の接触力Fn,Fsをそれぞれ演算する。この力・変位関係式は、例えば接触点P″における半径方向及び接線方向のそれぞれについて、減衰のある1自由度の線形ばねモデルを仮定し、フックの法則により力と変位との関係を定めたものとすればよい。
【0043】
次に、球状粒子ptclに対し図示しないがその周囲に隣接する全ての球状粒子からそれぞれ作用する接触力Fn,Fsの合力を求め、この合力と球状粒子ptclに作用する重力とを該球状粒子ptclの新しい運動方程式における外力Fとして、この新たな運動方程式を解く。すなわち、図6に模式的に示すように、前記運動方程式の演算結果に基づく球状粒子等の位置座標の更新、この更新結果に基づく力・変位関係式の演算、及びその演算結果に基づく接触力の更新、この更新された接触力に基づく新たな運動方程式の演算というように、微小時間Δt毎に運動方程式及び力・変位関係式を交互に解くことで、球状粒子ptclの挙動を時々刻々と正確に記述することができるのである。
【0044】
以下、個別要素法の適用によって、移動するコンベアベルトB1,B2とこのコンベアベルトB1,B2上の搬送物の挙動とを記述するシミュレーション制御の手順について、図7〜図9に基づいて具体的に説明する。
【0045】
(全体的な手順)
まず、シミュレーション制御の全体的な手順は図7のフローチャート図に示すようになり、このメインフローにおけるスタート後のステップS1において、コンベアラインLの基本的なレイアウトや球状粒子ptclの直径(幾何データ)、それらの密度、ばね定数、減衰率及び摩擦係数(材料データ)、球状粒子ptclの個数、ベルト移動速度(使用条件)等のデータを入力する。尚、前記コンベアラインLの基本的なレイアウトとしては、例えば、供給ベルトB2及び搬送用コンベアベルトB1の寸法及び配置、該コンベアベルトB1上の横桟22の間隔、並びに該横桟22の寸法形状等である。
【0046】
続いて、ステップS2において、前記ステップS1で入力したレイアウトデータに基づいて、コンベアベルトB1及び供給ベルトB2の基本レイアウトを生成する。即ち、例えば図9に模式的に示すコンベアレイアウト図において、レイアウト基準点P0〜P5がそれぞれ決定されて、前記図4に示すような3次元の仮想のコンベアラインLが構成される。この仮想のコンベアラインLにおいて、下流側のコンベアベルトB1については、ベースベルト1の搬送面1aを表す2枚の壁面部材w,wと、横桟22の垂直壁部及び折曲部の表裏両面をそれぞれ表す4枚の壁面部材w,w,…との合計6枚の仮想の壁面部材wを1つの構成単位とし、この構成単位を排出シュート11付近から受入シュート9付近までベルト長手方向に連続的に配置することで、コンベアベルト全体を模擬するようにしている。また、上流側の供給ベルトB2については、同様にその搬送面を表す壁面部材w,w,…をベルト長手方向に連続的に配置して、ベルト全体を模擬するようにしている。
【0047】
続いて、ステップS3では、シミュレーション制御の制御サイクルのカウント値iが最終値iendになったかどうか判定し、この判定がYESであれば制御を終了する一方、判定がNOならばステップS4に進む。このステップS4では、供給ベルトB2の搬送面上に所定数の球状粒子ptclを例えばガウス分布になるように生成配置し、続くステップS5において供給ベルトB2を移動させ(供給用コンベアベルト移動)、続くステップS6において、コンベアベルトB1を移動させる(搬送用コンベアベルト移動)。この両ベルトB1,B2の移動状態を記述するサブルーチンについては後述する。
【0048】
続いて、ステップS7において、前記供給ベルトB2及びコンベアベルトB1の移動に伴い搬送される球状粒子ptclの挙動を、上述の如き個別要素法の適用によって演算する。すなわち、微小時間Δtの経過する間の球状粒子ptcl及び壁面部材wに関する運動方程式と力・変位関係式とを解いて、球状粒子ptclの位置座標や並進速度、回転速度等を更新する。続いて、ステップS8では、球状粒子ptcl及び壁面部材wの位置座標をディスプレー装置に出力し、或いは球状粒子ptcl位置座標をFEM解析装置に出力して、続くステップS9において、制御サイクルのカウント値iをインクリメントし、しかる後に前記ステップS3にリターンする。
【0049】
そうして、前記ステップS3からステップS9までの制御手順を繰り返し行うことで、球状粒子ptclが供給ベルトB2に搬送されて水平方向に移動し、この供給ベルトB2からコンベアベルトB1に向かって落下し、その後、該コンベアベルトB1のベースベルト1の搬送面1a上に載置されて略鉛直上方に搬送され、排出シュート11において、コンベアベルトB1から離れて落下するというような、一連の球状粒子ptclの位置座標や速度を時々刻々と求めることができる。つまり、コンベアラインLにおける搬送物に対応する球状粒子ptcl群の挙動を正確に記述することができる。
【0050】
前記図7に示すメインフローのステップS4は、解析モデルMにおいて、供給ベルトB2上に所定の分布状態で球状粒子ptcl(搬送物)を生成配置する搬送物生成手段30に対応している。
【0051】
また、ステップS5及びステップS6は、それぞれ、前記解析モデルMにおける供給ベルトB2及びコンベアベルトB1の移動状態を、該解析モデルMに入力されたベルトB1,B2の幾何データ等に基づいて、逐次記述するベルト移動状態記述手段31に対応している。
【0052】
さらに、ステップS7は、前記解析モデルMにおいて、解析モデルM2に入力された球状粒子ptclの少なくとも材料データ及び幾何データと、搬送物生成手段30により供給ベルトB2上に配置された球状粒子ptclの初期分布状態と、ベルト移動状態記述手段31により記述された供給ベルトB2の移動状態とに基づいて、該供給ベルトB2からコンベアベルトB1上に落下する球状粒子ptclの挙動を個別要素法により逐次記述するとともに、このようにして記述された球状粒子ptcl(落下搬送物)の挙動を初期条件として、コンベアベルトB1により受入シュート9から排出シュート11まで搬送される球状粒子ptclの挙動を、同様に個別要素法により記述する搬送物挙動記述手段32に対応している。
【0053】
加えて、前記ステップS9は、前記ベルト移動状態記述手段31により記述されたコンベアベルトB1及び供給ベルトB2の移動状態と、前記搬送物挙動記述手段32により記述された球状粒子ptclの挙動とを、それぞれ、図外のディスプレー装置に表示させる画像処理手段に対応している。
【0054】
(ベルト移動状態の記述)
次に、前記図7に示すメインフローのステップS5,S6において、供給ベルトB2及びコンベアベルトB1の移動状態をそれぞれ記述するサブルーチンについて、前記図4を参照しながら、図8及び図9に基づいて詳細に説明する。尚、以下の説明においては、図4及び図9における左右方向をX方向、図の紙面に直交する方向をy方向、図の上下方向をz方向とも呼ぶものとする。
【0055】
まず、図8に示すフローのスタート後のステップT1では、仮想の壁面部材wの座標位置を代表する配列変数wpの先頭位置へ移動する。続いて、ステップT2において、該配列変数wpの値が空(wp null)かどうか判別し、この判別結果がYESならば制御を終了する(END)一方、判別結果がNOならば、ステップT3に進み、当該壁面部材wが供給ベルトB2及びコンベアベルトB1のいずれを構成するものかを表すIDと該壁面部材wの現在の座標値とを読み込む。
【0056】
続いて、ステップT4では、前記ステップT3で読み込んだIDに基づいて、壁面部材wが供給ベルトB2を構成するものかどうか判定し、この判定結果がNOならば、図示しないが、コンベアベルトB1の移動状態を記述する制御手順に進む一方、判定結果がYESで供給ベルトB2であれば、ステップT5に進んで供給ベルトB2の移動状態の記述を開始する。すなわち、まず、前記ステップT3で読み込んだ座標値に基づいて、壁面部材wの座標値がレイアウト基準点P1よりも下側(図9における下側:以下、同様とする)にあるかどうか判定する。ここで、レイアウト基準点P1は、供給ベルトB2を駆動するドライブプーリ18の回転軸心に対応する位置にあり、前記の判定結果がYESならば、ステップT6に進んで壁面部材wを消去し(壁消去)、ステップT2にリターンする一方、判定結果がNOならばステップT7に進む。つまり、解析モデルM2おいて供給ベルトB2のドライブプーリ18の回転軸心よりも低い位置については、該供給ベルトB2は記述しない。
【0057】
一方、ステップT7では、今度は壁面部材wの座標値が前記点P1よりも左側にあるかどうか判定し、この判定結果がNOならばステップT11に進む一方、判定結果がYESならばステップT8に進んで、wpのx方向並進速度を一旦、零とし、かつ点P1の周りを図の反時計周り方向に回転するように、一定の角速度を与える(P1を中心に回転)。そして、ステップT9において、前記一定の角速度に基づいて壁面部材wの移動量を計算し、続くステップT10では、前記ステップT3で読み込んだ座標値とステップT9で計算した移動量とに基づいて、配列変数wpの座標値を新しい値に更新して、しかる後にステップT2にリターンする。つまり、点P1よりも左側の区間(イ)では、壁面部材wを点P1を中心として一定の角速度で回転移動させる。これにより、供給ベルトB2はドライブプーリ18の周りを回転する移動状態になる。
【0058】
また、前記ステップT7において、壁面部材wがレイアウト基準点P1よりも右側にあると判定して進んだステップT11では、wpにX方向の一定の並進速度を与え、続くステップT12において壁面部材wの移動量を計算する。続いて、ステップT13において、前記ステップT3で読み込んだ座標値とステップT13で計算した移動量とに基づいて、壁面部材wの座標値を新しい値に更新し、しかる後にステップT2にリターンする。つまり、点P1よりも右側の区間(ロ)では、壁面部材wを一定の並進速度でX方向に並進させて、供給ベルトB2を一定速度の並進移動状態とする。尚、点P0よりも右側の区間に(ハ)に壁面部材wが1つも無くなれば、新しい壁面部材wを生成する。
【0059】
つまり、供給ベルトB2については、該供給ベルトB2の先頭位置からベルト進行方向後側に向かって順番に壁面部材wを配置し、この壁面部材wをそれぞれ進行方向前側に移動させることにより、該供給ベルトB2の移動状態を記述する。また、供給ベルトB2の先頭の壁面部材wがドライブプーリ18の回転軸心に対応する基準点P1よりも低い位置まで進めば、この壁面部材wを消去する一方、最後尾の壁面部材wが生成基準点P0よりも進行方向前側に移動したときには、その後ろに新しい壁面部材wを生成する。尚、詳しい説明は省略するが、コンベアベルトB1の移動状態についても同様に壁面部材w,w,…を用いて記述すればよい。
【0060】
(実施形態の作用効果)
したがって、この実施形態に係るベルト搬送物の挙動予測装置Aを使用して、上述の如く、3次元の解析モデルMにおいて壁面部材w,w,…によりコンベアベルトB1及び供給ベルトB2の移動状態を記述しながら、この壁面部材w,w,…の移動に伴い搬送される球状粒子ptclの挙動を個別要素法の適用によってシミュレーションすることで、それら球状粒子ptclに対応するばら物搬送物の搬送中の挙動を3次元的に正確に予測することができる。
【0061】
これにより、例えば、受入シュート9から投下された搬送物によりコンベアベルトB1に作用する衝撃力をその分布状態も含めてきめ細かくかつ正確に把握することができるので、この衝撃力の分布状態を初期条件として、例えばFEM解析によりコンベアベルトB1の応力分布状態を求め、この解析結果に基づいて、コンベアベルトB1の仕様や供給ベルトB2の高さ位置等のレイアウト、或いは最大搬送量等の使用条件等を最適に決定することで、コンベアラインLの信頼性確保と重量やコストの低減とを高次元で両立させることができる。しかも、前記解析モデルMにおいてはベルトB1,B2だけでなく、案内板19等も模擬されているので、コンベアベルトB1上への落下搬送物による衝撃力を極めて正確に求めることが可能になる。
【0062】
また、垂直搬送中にコンベアベルトB1の横桟22,22,…からこぼれ落ちる搬送物の挙動や、排出シュート11においてコンベアベルトB1の横桟22,22,…に引っかかって残留する搬送物の挙動も正確に把握することができるので、そのようにこぼれ落ちたり残留する搬送物の量が少なくなるよう横桟22形状の設計を変更したり、平均の搬送量を適度に制限したり、或いは、搬送量のばらつきが小さくなるよう供給ベルトB2の高さや案内板19の位置を修正するというように、コンベアレイアウトや使用条件の設定をコンベアラインLの設置前に適切に行うことができる。
【0063】
さらにまた、この実施形態では、前記コンベアベルトB1及び供給ベルトB2の移動状態や搬送物の挙動がディスプレー装置に表示されるので、従来まではコンベアラインLの設置後でも直接、見ることは難しかったばら物搬送物の流れを設計技術者が視覚的に捉えることができるようになり、受入シュート9から排出シュート11に至る搬送物の流れを直感的に把握して、設計の一部修正等の適切な対策を迅速に行うことができるという優れた設計支援効果が得られる。
【0064】
加えて、この実施形態では、コンベアラインLをシミュレーションする際に、コンベアベルトB1や供給ベルトB2の全体を記述することはせず、ベルト搬送面の一部や案内板等の搬送物挙動に直接的に影響する部分だけを記述するようにしているので、シミュレーション制御の計算量を減らして、計算時間を短縮することができる。
【0065】
尚、本発明は前記実施形態に限定されるものではなく、その他種々の実施形態を包含するものである。すなわち、前記実施形態では本発明のベルト搬送物挙動予測方法を桟付コンベアベルトを用いたコンベアラインLに適用しているが、これに限らず、本発明は横桟の無いものを含めて、種々のコンベアベルトに適用することができる。
【0066】
また、前記実施形態では、解析モデルMとして供給ベルトB2を含むものを用意して、該供給ベルトB2からコンベアベルトB1に落下する搬送物の挙動も個別要素法により記述するようにしているが、これに限らず、供給ベルトB2についてのシミュレーションは行わずに、例えば、コンベアベルトB1上に落下する球状粒子ptclの空間分布と速度分布を与えるようにしてもよい。
【0067】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項1の発明におけるベルト搬送物の挙動予測方法によると、コンベアベルトの搬送面を仮想の壁面部材により模擬する解析モデルを用意し、その壁面部材を移動させて、コンベアベルトの移動状態を記述しながら、搬送物の挙動を予測するようにしたので、その搬送物挙動の予測結果に基づいて、ベルトコンベア装置のレイアウトや使用条件、及びコンベアベルトの仕様等を事前に適切に設定することができる。これにより、ベルトコンベア装置の信頼性確保と重量やコストの低減とを両立できる。
【0068】
特に、桟付コンベアベルトに適用することで、前記の如く搬送物挙動を正確に予測できることが、特に有効な効果を奏する。
【0069】
請求項2の発明によると、複数のコンベアベルト間の搬送物の乗り継ぎ挙動を個別要素法の適用によって正確に求めることができ、これにより、本発明の効果がさらに有効なものとなる。
【0070】
請求項3の発明におけるベルト搬送物の挙動予測装置によると、個別要素法の適用により搬送物の挙動を極めて高精度に予測することができ、また、複数のコンベアベルト間の搬送物の乗り継ぎ部で上流側コンベアベルトから下流側コンベアベルト上に落下する搬送物の挙動をきめ細かくかつ正確に求めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施形態に係るベルト搬送物の挙動予測装置Aの構成を示す理論ブロック図である。
【図2】 本発明を適用するコンベアラインの一例を示す概略構成図である。
【図3】 桟付コンベアベルトの構成を拡大して示す斜視図である。
【図4】 解析モデルにおける仮想のコンベアライン及び搬送物を示す斜視図である。
【図5】 個別要素法における要素粒子の運動を示す模式図である。
【図6】 個別要素法における演算手順の概念図である。
【図7】 搬送物の挙動予測方法の全体的な手順を示すフローチャート図である。
【図8】 供給ベルトの移動状態を記述する手順を示すフローチャート図である。
【図9】 解析モデルにおけるコンベアラインの基本的なレイアウト設定を示す模式図である。
【符号の説明】
A 搬送物挙動予測装置
B1 コンベアベルト(下流側コンベアベルト)
B2 供給ベルト(上流側コンベアベルト)
L コンベアライン(ベルトコンベア装置)
M 解析モデル
1a コンベアベルトの搬送面
22 横桟
30 搬送物生成手段(初期条件設定手段)
31 ベルト移動状態記述手段
32 搬送物挙動記述手段
ptcl 球状粒子(搬送物)
w 壁面部材[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a behavior predicting method and a behavior predicting device for predicting the behavior of a bulk material such as coal and ore or a granular transported material when transported by a belt conveyor device.
[0002]
[Prior art]
Conventionally, for example, in order to continuously put ore, coke, etc. into the inlet of the blast furnace at a high place, there is a belt conveyor apparatus provided with a conveyor belt with a beam capable of steeply or vertically conveying these bulk goods. Used (see FIG. 2). For example, as shown in FIG. 3, such a conveyor belt with a cross is formed as a plate-like
[0003]
By the way, in the receiving chute of the belt conveyor device as described above, the conveyed product falls from the upstream conveyor belt or the like and is received on the conveyor belt below it, and is added to the conveyor belt at this time. It is known that the impact force is the maximum load acting on the belt conveyor device. And this impact force is usually estimated by the concept of the jet load by the classical physical formula and the hydrodynamic approximation of the conveyed product.
[0004]
In addition, the layout design and usage conditions of the belt conveyor device are determined based on the estimated impact load of the conveyed product, but this determination is usually made by relying on the experience of an engineer, For example, the dropped load height of the transported object in the receiving chute is set low, or the transport amount is limited to a predetermined value or less, so that the impact load due to the fall of the transported object is reduced as much as possible.
[0005]
In addition, the receiving chute is usually provided with a guide plate for guiding the transported object so as not to scatter, an interference plate for reducing the impact force, and the like. Since these are difficult to predict, they are actually loaded after the belt conveyor device is installed, and the position is adjusted based on the result.
[0006]
[Problems to be solved by the invention]
However, as described above, if the layout and usage conditions of the belt conveyor device are determined based on experience, when the impact force increases with an increase in the conveyance amount or conveyance speed of the belt conveyor device, the conveyor Wear and breakage may occur in a short time after the belt is actually used.
[0007]
In particular, in the conveyor belt with crosspieces, the crosspieces are likely to be damaged by collision with the fallen conveyed item from the receiving chute, and when a large amount of conveyed items are locked to some of the horizontal crosspieces due to conveyance variations, In the inclined or vertical conveyance state, the horizontal beam may not be able to support the load and deforms, and there is a possibility that a large amount of conveyed items may fall or the horizontal beam itself may be damaged.
[0008]
On the other hand, in order to avoid the occurrence of such problems, if the design of the device layout and the specification of the belt are designed on the safe side, problems such as high cost and increased weight of the belt conveyor device are caused.
[0009]
Further, in the case of the conveyor belt with a cross, the conveyed product to be discharged from the discharge chute may be caught by the horizontal cross and remain without being discharged. There is also a demand to reduce the remaining amount of transported goods as much as possible.
[0010]
The present invention has been made in view of such points, and the object of the present invention is to devise a method for predicting the behavior of a conveyed product conveyed by a conveyor belt of a belt conveyor device, and to accurately determine the behavior of the conveyed product. In order to be able to predict, the layout and usage conditions of the belt conveyor device, the specifications of the conveyor belt, and the like can be appropriately set in advance.
[0011]
[Means for Solving the Problems]
In order to achieve the above object, in the solution means of the present invention, an analysis model for simulating the transport surface of the conveyor belt by a virtual wall surface member is prepared, and the movement state of the conveyor belt is described by moving the wall surface member. However, the behavior of the transported object was predicted.
[0012]
Specifically, the invention of
[0013]
In this method, the conveying surface of the conveyor beltOr side pierIn an analysis model that simulates a plurality of virtual wall members, the initial condition of the behavior of the conveyed product supplied on the conveyor belt is set, and the wall member is moved so as to describe the moving state of the conveyor belt By predicting the behavior of the transported object that moves together with the wall surface member based on the initial condition, for example, the distribution of the impact force due to the transported object that falls on the conveyor belt, and the transported object placed on the conveyor belt are transported. It is possible to predict the behavior of the conveyed product or the behavior of the conveyed product discharged from the conveyor belt, and by determining the layout and usage conditions of the belt conveyor device based on this prediction result, the belt conveyor It is possible to achieve both the reliability of the device and the reduction of weight and cost.
[0014]
Moreover, in general, in the conveyor belt with a cross provided with a horizontal cross as described above, the horizontal cross is easily damaged due to the collision of the fallen transported material on the conveyor belt. It is important to accurately grasp the behavior of the fallen transported object. In addition, if there is a large variation in conveyance, there is a concern that an excessive load will act on only some of the horizontal rails, causing damage to the horizontal rails and spilling of the conveyed items. It is important to accurately grasp the behavior of Therefore, it is particularly effective to predict the behavior of the conveyed product as described above.
[0015]
Is preferredBy predicting the behavior of transported goods by applying the individual element methodYes, this wayThe effect of the invention of
[0016]
Also,Is preferredA three-dimensional analysis model is prepared, and a plurality of regions in which the moving state of the conveyor belt is different are set in the analysis model, and the wall member moving procedure is defined for each region.
[0017]
By doing so, the behavior of the invention of
[0018]
next,Claim2InventionIs based on the same premise as the behavior prediction method for a belt conveyed product according to the first aspect of the present invention, and at least the conveying surface of the conveyor belt is simulated by a plurality of virtual wall members continuously arranged in the belt longitudinal direction. ,Simulate multiple conveyor belts including their arrangementAn analysis model is prepared, and at least material data and geometric data of the conveyor belt and the conveyed product are input to the analytical model, and initial conditions of the behavior of the conveyed product supplied on the conveyor belt are set. Set. And predicting, based on the initial conditions, the behavior of the conveyed product moving with the wall member while moving the wall member in the longitudinal direction of the belt so as to describe the movement state of the conveyor belt in the analysis model, andThe transfer behavior of the conveyed product between the plurality of conveyor belts is predicted by applying the individual element method.
[0019]
In this way, the behavior of the transported material falling from the transport surface of the upstream conveyor belt onto the transport surface of the downstream conveyor belt at the transfer portion of the transported material between the plurality of conveyor belts can be accurately determined by applying the individual element method. To askwear.
[0020]
Next, the claim3The invention of the present invention is based on a behavior prediction device for a belt conveyed product for predicting the behavior of a conveyed product conveyed by a conveyor belt of a belt conveyor device. An analysis model for simulating at least the transport surface of the conveyor belt by a plurality of virtual wall members arranged continuously in the belt longitudinal direction, and transport supplied to the transport surface of the conveyor belt with respect to the analysis model An initial condition setting means for setting an initial condition of the behavior of the object, and a moving state of the conveyor belt is described by moving the wall member in the analysis model in the belt longitudinal direction based on at least the geometric data of the conveyor belt. Belt movement state description means, the behavior of the conveyed object in the analysis model, at least material data and geometric data of the conveyed object, initial conditions of the conveyed object behavior set by the initial condition setting means, and the belt movement state Conveyed object behavior description described sequentially based on the moving state of the conveyor belt described by the description means A structure and means.
[0021]
Furthermore, the plurality of conveyor belts including the respective arrangements are simulated, and the initial condition setting means has a predetermined distribution state on the transport surface of the upstream conveyor belt of the plurality of conveyor belts. The transport object generation means for generating and arranging the transport object, the transport object behavior description means, the transfer behavior of the transport object falling from the transport surface of the upstream conveyor belt onto the transport surface of the downstream conveyor belt, Based on the initial distribution state of the conveyance object arranged by the conveyance object generation unit and the movement state of the upstream conveyor belt described by the belt movement state description unit, the structure is described sequentially by the individual element method.
[0022]
With the above-described configuration, in the analysis model that simulates the conveying surface of the conveyor belt by a plurality of virtual wall members, the initial condition of the behavior of the conveyed product supplied on the conveyor belt is set by the initial condition setting unit, and the belt The wall surface member is moved so as to describe the movement state of the conveyor belt by the movement state description means. Based on the movement state of the wall surface member, that is, based on the movement state of the conveyor belt and the initial condition of the transported object behavior. The behavior of the transported object is described sequentially by the object behavior description means.. ThisThereby, the behavior of the conveyed product on the conveyor line can be predicted in detail, and the same effect as the invention of
[0023]
Also,SaidThe conveyed product is generated and arranged in a predetermined distribution state on the upstream conveyor belt by the conveyed product generation means, and the movement state of the upstream conveyor belt is described by the belt movement state description means, and the movement of the upstream conveyor belt is described. Based on the state and the initial distribution state of the transported object, the transported object behavior description means sequentially describes the behavior of the transported object falling from the upstream conveyor belt onto the transport surface of the downstream conveyor belt by applying the individual element method. Is done. By this, by first predicting the behavior of the conveyed object by applying the individual element method, the prediction accuracy is extremely high,SaidThe effect of this invention can be enhanced. In addition, by describing the behavior of the transported object falling on the downstream conveyor belt by the transported object behavior description means, it is possible to accurately determine the distribution state of the impact force by the dropped transported object.SaidThe effects of the invention can be enhanced.
[0024]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, embodiments of the present invention will be described with reference to the drawings.
[0025]
(Conveyor line configuration)
FIG. 2 shows an example of a conveyor line L (belt conveyor device) to which the belt conveyance object behavior prediction method according to the present invention is applied. This conveyor line L is substantially perpendicular to a loose article conveyance object such as coal or ore. A downstream conveyor belt B1 having a so-called S-shaped layout and an upstream conveyor belt B2 for transferring and feeding a conveyed product to the conveyor belt B1 so as to be conveyed upward. The downstream conveyor belt B1 has a base belt 1 (belt main body) made of a flat belt, and the
[0026]
More specifically, the conveyor belt B1 is provided to extend substantially horizontally between the take-up
[0027]
Further, in the conveyor head, the conveyor belt B1 extends along a plurality of (six in the illustrated example)
[0028]
Finally, the conveyor belt B1 rotates about 90 ° around the
[0029]
The conveyor belt B1 is provided with a bar that can hold the conveyed product and convey it upward even in a steeply inclined state. Specifically, as shown in FIG. 3, a range of a predetermined width at the center of the outer peripheral surface (upper surface in the drawing) of the
[0030]
Further, on the conveying surface 1a of the
[0031]
On the other hand, the upstream conveyor belt B2 (hereinafter referred to as a supply belt) is a flat belt, is wound around a
[0032]
By the way, the layout and usage conditions of the conveyor line L as described above, or the specifications of the belts B1 and B2 and the like have been determined mainly depending on the experience of engineers until now. It was difficult to achieve both cost reduction. For example, although it is known that the conveyor belt B1 receives a large impact force due to the fallen conveyance in the receiving
[0033]
In particular, in the case of using the conveyor belt B1 with the beam that can be vertically conveyed as described above, the
[0034]
Further, in the
[0035]
(Prediction of the behavior of the conveyed product)
In view of such a situation, in this embodiment, in the design stage of the conveyor line L, an analysis model for simulating the conveyor line L and the conveyed product is prepared as shown in FIG. 4, for example. The state of spherical particles corresponding to the object is simulated by the discrete element method. Thereby, the behavior of the conveyed product dropped onto the conveying surface 1a of the conveyor belt B1 via the receiving
[0036]
That is, the conveyed product behavior prediction apparatus A of this embodiment includes an analysis model M that simulates the conveyor belt B1, the supply belt B2, and the like as shown in the theoretical block diagram of FIG. M, a belt movement state for describing the movement state of the conveyance object generating means 30 for generating and arranging the conveyance object in a predetermined distribution state on the conveyance surface of the upstream supply belt B2, and the movement states of the supply belt B2 and the conveyor belt B1. Description means 31 is further provided, and further, conveyed object behavior description means 32 is provided which sequentially describes the behavior of the conveyed objects respectively conveyed on the supply belt B2 and the conveyor belt B1 by the individual element method.
[0037]
Specifically, as shown in FIG. 4, the analysis model M includes a wall surface member w made of a virtual rigid wall on the conveyance surface 1a of the conveyor belt B1, the cross rails 22, 22,... And the conveyance surface of the supply belt B2. .., and the conveyance
[0038]
Further, the transported object behavior description means 32 indicates, on the analysis model M, the transfer behavior of the transported object falling from the transport surface of the upstream supply belt B2 onto the transport surface 1a of the downstream conveyor belt B1. Based on at least the material data and geometric data, the initial distribution state of the transported object arranged by the transported object generating means 30, and the moving state of the supply belt B2 described by the belt moving state describing means 31 Describe sequentially by the element method. Further, the transported object behavior description means 32 is a conveyor belt B1 described by the behavior of the dropped transport object described above, at least material data and geometric data of the transport object, and the belt movement state description means 31. The behavior of a series of conveyed objects while the conveyor belt B1 moves from the receiving
[0039]
Then, as the output result from the transport object behavior description means 32, the position and speed data of the transport object falling on the conveyor belt B1 in the receiving
[0040]
Here, the individual element method is a kind of calculation method for analyzing the behavior of a discontinuous body in which a large number of granular materials are aggregated. Compared with the calculation method by the continuum approximation, etc., it can be obtained with high accuracy.
[0041]
Specifically, the case where the element of the granular material is a spherical particle ptcl will be described with reference to FIG. 5. As shown in FIG. 5A, at a certain time t, the translational velocity vA and the rotation at the coordinate position A It is assumed that there is a spherical particle ptcl having a velocity ωA and is in contact with another adjacent spherical particle (shown by a virtual line in the figure) at a point P. In this case, first, in order to obtain the position A ′ and the velocities vA ′ and ωA ′ of the spherical particle ptcl after the minute time Δt has elapsed, the external force F acting on the spherical particle ptcl at that time is the minute time Δt. The coordinate position A after the movement is assumed by solving the general equation of motion of the spherical particle ptcl on the basis of the external force F, the coordinate position A, the translation speed vA, and the rotational speed ωA, assuming that it is constant over time. ', The translation speed vA', and the rotation speed ωA 'are calculated.
[0042]
Next, after calculating the equation of motion for all the spherical particles in the analysis model, the degree of interference between adjacent spherical particles is examined based on the position coordinates of each spherical particle. That is, as shown in FIG. 4B, when overlap or slip occurs between adjacent spherical particles, in addition to the overlap amount d and slip amount Δs, the elasticity and friction coefficient of each spherical particle In consideration of material characteristics, a force / displacement relational expression based on a general linear spring model is solved to calculate contact forces Fn and Fs in the radial direction and tangential direction at the new contact point p ″, respectively. For example, assuming that a linear spring model with one degree of freedom with attenuation is assumed for each of the radial direction and the tangential direction at the contact point P ″, and the relationship between force and displacement is determined by Hooke's law. Good.
[0043]
Next, although not shown in the figure for the spherical particle ptcl, the resultant force of the contact forces Fn and Fs acting from all the neighboring spherical particles is obtained, and this resultant force and the gravity acting on the spherical particle ptcl are obtained. This new equation of motion is solved as an external force F in the new equation of motion. That is, as schematically shown in FIG. 6, the position coordinates of the spherical particles and the like are updated based on the calculation result of the equation of motion, the calculation of the force / displacement relational expression based on the update result, and the contact force based on the calculation result By resolving the equation of motion and force / displacement relations every minute time Δt, the behavior of the spherical particle ptcl is changed from moment to moment, such as the calculation of a new equation of motion based on this updated contact force. It can be described accurately.
[0044]
Hereinafter, the simulation control procedure describing the moving conveyor belts B1 and B2 and the behavior of the conveyed objects on the conveyor belts B1 and B2 by the application of the individual element method will be specifically described based on FIGS. explain.
[0045]
(Overall procedure)
First, the overall procedure of the simulation control is as shown in the flowchart of FIG. 7. In step S1 after the start in this main flow, the basic layout of the conveyor line L and the diameter (geometric data) of the spherical particles ptcl. , Data such as density, spring constant, damping rate and friction coefficient (material data), number of spherical particles ptcl, belt moving speed (use conditions), etc. are input. The basic layout of the conveyor line L includes, for example, the dimensions and arrangement of the supply belt B2 and the conveyor belt B1, the distance between the
[0046]
Subsequently, in step S2, a basic layout of the conveyor belt B1 and the supply belt B2 is generated based on the layout data input in step S1. That is, for example, in the conveyor layout diagram schematically shown in FIG. 9, layout reference points P0 to P5 are determined, and a three-dimensional virtual conveyor line L as shown in FIG. 4 is configured. In this virtual conveyor line L, for the downstream conveyor belt B1, two wall surface members w, w representing the conveying surface 1a of the
[0047]
Subsequently, in step S3, it is determined whether or not the count value i of the control cycle of the simulation control has reached the final value iend. If this determination is YES, the control is terminated. If the determination is NO, the process proceeds to step S4. In this step S4, a predetermined number of spherical particles ptcl are generated and arranged on the conveying surface of the supply belt B2 so as to have, for example, a Gaussian distribution, and in the subsequent step S5, the supply belt B2 is moved (supply conveyor belt movement). In step S6, the conveyor belt B1 is moved (conveyor belt movement). A subroutine for describing the moving state of both belts B1 and B2 will be described later.
[0048]
Subsequently, in step S7, the behavior of the spherical particles ptcl conveyed with the movement of the supply belt B2 and the conveyor belt B1 is calculated by applying the individual element method as described above. That is, the equation of motion and the force / displacement relational expression regarding the spherical particle ptcl and the wall surface member w during the minute time Δt are solved, and the position coordinates, translation speed, rotation speed, etc. of the spherical particle ptcl are updated. Subsequently, in step S8, the position coordinates of the spherical particles ptcl and the wall surface member w are output to the display device, or the spherical particle ptcl position coordinates are output to the FEM analyzer, and in step S9, the control cycle count value i is output. Is incremented, and then the process returns to step S3.
[0049]
Then, by repeating the control procedure from step S3 to step S9, the spherical particles ptcl are conveyed to the supply belt B2 and moved in the horizontal direction, and dropped from the supply belt B2 toward the conveyor belt B1. Then, a series of spherical particles ptcl that are placed on the conveying surface 1a of the
[0050]
Step S4 of the main flow shown in FIG. 7 corresponds to the conveyed product generating means 30 that generates and arranges spherical particles ptcl (conveyed material) in a predetermined distribution state on the supply belt B2 in the analysis model M.
[0051]
Steps S5 and S6 sequentially describe the movement states of the supply belt B2 and the conveyor belt B1 in the analysis model M based on the geometric data of the belts B1 and B2 input to the analysis model M, respectively. This corresponds to the belt movement state description means 31.
[0052]
Further, in step S7, in the analysis model M, at least material data and geometric data of the spherical particles ptcl input to the analysis model M2, and initial spherical particles ptcl arranged on the supply belt B2 by the conveyed product generating means 30 Based on the distribution state and the movement state of the supply belt B2 described by the belt movement state description means 31, the behavior of the spherical particles ptcl falling on the conveyor belt B1 from the supply belt B2 is sequentially described by the individual element method. At the same time, the behavior of the spherical particles ptcl conveyed from the receiving
[0053]
In addition, the step S9 includes the movement states of the conveyor belt B1 and the supply belt B2 described by the belt movement
[0054]
(Description of belt movement state)
Next, in steps S5 and S6 of the main flow shown in FIG. 7, a subroutine for describing the movement states of the supply belt B2 and the conveyor belt B1, respectively, based on FIGS. 8 and 9 with reference to FIG. This will be described in detail. In the following description, the left-right direction in FIGS. 4 and 9 is also referred to as the X direction, the direction orthogonal to the drawing sheet as the y direction, and the up and down direction in the figure as the z direction.
[0055]
First, in step T1 after the start of the flow shown in FIG. 8, the process moves to the head position of the array variable wp representing the coordinate position of the virtual wall member w. Subsequently, in step T2, it is determined whether the value of the array variable wp is empty (wp null). If the determination result is YES, the control is terminated (END). If the determination result is NO, the process proceeds to step T3. Then, the ID indicating whether the wall surface member w constitutes the supply belt B2 or the conveyor belt B1 and the current coordinate value of the wall surface member w are read.
[0056]
Subsequently, in step T4, based on the ID read in step T3, it is determined whether or not the wall member w constitutes the supply belt B2. If this determination result is NO, although not shown, the conveyor belt B1 While the process proceeds to the control procedure describing the moving state, if the determination result is YES and the supply belt B2, the process proceeds to step T5 and the description of the moving state of the supply belt B2 is started. That is, first, based on the coordinate value read in step T3, it is determined whether the coordinate value of the wall surface member w is below the layout reference point P1 (lower side in FIG. 9; hereinafter the same). . Here, the layout reference point P1 is at a position corresponding to the rotational axis of the
[0057]
On the other hand, in step T7, it is determined whether or not the coordinate value of the wall surface member w is on the left side of the point P1. If the determination result is NO, the process proceeds to step T11. If the determination result is YES, the process proceeds to step T8. Then, a constant angular velocity is given so that the translational velocity of wp in the x direction is once set to zero and rotates around the point P1 in the counterclockwise direction in the figure (rotating around P1). In step T9, the amount of movement of the wall surface member w is calculated based on the constant angular velocity, and in the subsequent step T10, the arrangement based on the coordinate value read in step T3 and the amount of movement calculated in step T9. The coordinate value of the variable wp is updated to a new value, and then the process returns to step T2. That is, in the section (A) on the left side of the point P1, the wall surface member w is rotated at a constant angular velocity about the point P1. As a result, the supply belt B <b> 2 enters a moving state that rotates around the
[0058]
Further, in step T11, which is determined by determining that the wall surface member w is on the right side of the layout reference point P1 in step T7, a constant translation speed in the X direction is given to wp, and in step T12, the wall surface member w Calculate the amount of movement. Subsequently, in step T13, the coordinate value of the wall surface member w is updated to a new value based on the coordinate value read in step T3 and the movement amount calculated in step T13, and then the process returns to step T2. That is, in the section (b) on the right side of the point P1, the wall surface member w is translated in the X direction at a constant translation speed, so that the supply belt B2 is in a translational movement state at a constant speed. If no wall member w is present in (c) in the section on the right side of the point P0, a new wall member w is generated.
[0059]
That is, for the supply belt B2, the wall surface members w are sequentially arranged from the leading position of the supply belt B2 toward the rear side in the belt traveling direction, and the wall surface members w are respectively moved to the front side in the traveling direction. The moving state of the belt B2 is described. Further, if the leading wall member w of the supply belt B2 is advanced to a position lower than the reference point P1 corresponding to the rotational axis of the
[0060]
(Effect of embodiment)
Therefore, using the behavior prediction apparatus A of the belt conveyed product according to this embodiment, as described above, the movement state of the conveyor belt B1 and the supply belt B2 by the wall surface members w, w,... While describing, the behavior of the spherical particles ptcl conveyed along with the movement of the wall surface members w, w,... Is simulated by applying the individual element method, so that the bulk material corresponding to the spherical particles ptcl is being conveyed. Can be accurately predicted three-dimensionally.
[0061]
As a result, for example, the impact force acting on the conveyor belt B1 due to the transported object dropped from the receiving
[0062]
In addition, the behavior of the conveyed product spilling from the
[0063]
Furthermore, in this embodiment, since the movement state of the conveyor belt B1 and the supply belt B2 and the behavior of the conveyed product are displayed on the display device, it has been difficult to see directly after the installation of the conveyor line L until now. The design engineer can visually grasp the flow of the conveyed product of the bulk, intuitively grasp the flow of the conveyed product from the receiving
[0064]
In addition, in this embodiment, when simulating the conveyor line L, the entire conveyor belt B1 and the supply belt B2 are not described, but directly on the behavior of a conveyed object such as a part of a belt conveying surface or a guide plate. Since only the part that affects the operation is described, the calculation amount of the simulation control can be reduced and the calculation time can be shortened.
[0065]
In addition, this invention is not limited to the said embodiment, Other various embodiment is included. That is, in the above-described embodiment, the belt conveyance object behavior prediction method of the present invention is applied to the conveyor line L using the conveyor belt with a cross. However, the present invention is not limited thereto, and the present invention includes various methods including those without a horizontal cross. It can be applied to other conveyor belts.
[0066]
In the embodiment, the analysis model M including the supply belt B2 is prepared, and the behavior of the conveyed product falling from the supply belt B2 to the conveyor belt B1 is described by the individual element method. For example, the spatial distribution and the velocity distribution of the spherical particles ptcl falling on the conveyor belt B1 may be given without performing the simulation of the supply belt B2.
[0067]
【The invention's effect】
As described above, according to the method for predicting the behavior of the belt conveyed product according to the first aspect of the present invention, an analysis model for simulating the conveying surface of the conveyor belt with a virtual wall surface member is prepared, and the wall surface member is moved to Since the behavior of the conveyed product is predicted while describing the movement state of the belt, the layout and usage conditions of the belt conveyor device, the specifications of the conveyor belt, etc. are preliminarily determined based on the predicted result of the conveyed product behavior. It can be set appropriately. This makes it possible to ensure both the reliability of the belt conveyor device and the reduction in weight and cost.
[0068]
In particularBy applying to the conveyor belt with a cross,SaidIt is particularly effective to be able to accurately predict the behavior of the conveyed product as described above.
[0069]
Claim2According to the invention, it is possible to accurately determine the transfer behavior of the conveyed product between the plurality of conveyor belts by applying the individual element method, and thereby the effect of the present invention.ButfurtherBecome validThe
[0070]
Claim3According to the apparatus for predicting the behavior of a belt conveyed product in the present invention,PiecesThe behavior of the conveyed product can be predicted with very high accuracy by applying the different element method, and the conveyed product that falls on the downstream conveyor belt from the upstream conveyor belt at the transfer portion of the conveyed product between multiple conveyor belts Can be determined precisely and accuratelyThe
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a theoretical block diagram showing a configuration of a behavior prediction apparatus A for a belt conveyed product according to an embodiment of the present invention.
FIG. 2 is a schematic configuration diagram showing an example of a conveyor line to which the present invention is applied.
FIG. 3 is an enlarged perspective view showing a configuration of a conveyor belt with a crosspiece.
FIG. 4 is a perspective view showing a virtual conveyor line and a conveyed product in an analysis model.
FIG. 5 is a schematic diagram showing movement of element particles in the individual element method.
FIG. 6 is a conceptual diagram of a calculation procedure in an individual element method.
FIG. 7 is a flowchart showing an overall procedure of a method for predicting the behavior of a conveyed product.
FIG. 8 is a flowchart showing a procedure for describing a moving state of a supply belt.
FIG. 9 is a schematic diagram showing a basic layout setting of a conveyor line in an analysis model.
[Explanation of symbols]
A Transported object behavior prediction device
B1 conveyor belt (downstream conveyor belt)
B2 Supply belt (upstream conveyor belt)
L conveyor line (belt conveyor device)
M analysis model
1a Conveyor belt transport surface
22 side pier
30 Transported object generating means (initial condition setting means)
31 Belt movement state description means
32 Means for describing transported object behavior
ptcl Spherical particles (conveyance)
w Wall member
Claims (3)
前記コンベアベルトの搬送面に搬送物を係止するための横桟が設けられている場合に、
少なくとも前記コンベアベルトの搬送面を、ベルト長手方向に連続的に配置した複数の仮想の壁面部材により模擬するとともに、前記横桟の少なくともベルト進行方向前側の面を仮想の壁面部材により模擬する解析モデルを用意し、
前記解析モデルに対して、少なくとも、コンベアベルト及び搬送物のそれぞれの材料データと幾何データとを入力するとともに、該コンベアベルト上に供給される搬送物の挙動の初期条件を設定し、
前記解析モデルにおいて壁面部材を、コンベアベルトの移動状態を記述するようにベルト長手方向に移動させながら、該壁面部材と共に移動する搬送物の挙動を前記初期条件に基づいて予測することを特徴とするベルト搬送物の挙動予測方法。A method for predicting the behavior of a belt-conveyed object for predicting the behavior of a bulk-conveyed object conveyed by a conveyor belt of a belt conveyor device,
When a horizontal rail for locking the conveyed product is provided on the conveying surface of the conveyor belt,
An analysis model for simulating at least the transport surface of the conveyor belt with a plurality of virtual wall members arranged continuously in the belt longitudinal direction and simulating at least the front surface in the belt traveling direction of the horizontal rail with a virtual wall member Prepare
Input at least the material data and geometric data of the conveyor belt and the conveyed product to the analysis model, and set initial conditions for the behavior of the conveyed product supplied on the conveyor belt,
In the analysis model, the behavior of the transported object moving together with the wall surface member is predicted based on the initial condition while moving the wall surface member in the longitudinal direction of the belt so as to describe the moving state of the conveyor belt. A method for predicting the behavior of belt conveyors.
少なくとも前記コンベアベルトの搬送面を、ベルト長手方向に連続的に配置した複数の仮想の壁面部材により模擬するとともに、複数のコンベアベルトをそれぞれの配置を含めて模擬する解析モデルを用意し、
前記解析モデルに対して、少なくとも、コンベアベルト及び搬送物のそれぞれの材料データと幾何データとを入力するとともに、該コンベアベルト上に供給される搬送物の挙動の初期条件を設定し、
前記解析モデルにおいて壁面部材を、コンベアベルトの移動状態を記述するようにベルト長手方向に移動させながら、該壁面部材と共に移動する搬送物の挙動を前記初期条件に基づいて予測し、かつ前記複数のコンベアベルト間の搬送物の乗り継ぎ挙動を個別要素法の適用により予測することを特徴とするベルト搬送物の挙動予測方法。 A method for predicting the behavior of a belt conveyed product for predicting the behavior of a conveyed product conveyed by a conveyor belt of a belt conveyor device,
At least the conveyor surface of the conveyor belt is simulated by a plurality of virtual wall members arranged continuously in the belt longitudinal direction, and an analysis model for simulating a plurality of conveyor belts including each arrangement is prepared,
Input at least the material data and geometric data of the conveyor belt and the conveyed product to the analysis model, and set initial conditions for the behavior of the conveyed product supplied on the conveyor belt,
In the analysis model, while the wall surface member is moved in the longitudinal direction of the belt so as to describe the moving state of the conveyor belt, the behavior of the transported object moving with the wall surface member is predicted based on the initial condition, and the plurality of A method for predicting the behavior of a belt conveyed product, wherein the connection behavior of a conveyed product between conveyor belts is predicted by applying an individual element method.
少なくとも前記コンベアベルトの搬送面をベルト長手方向に連続的に配置した複数の仮想の壁面部材により模擬する解析モデルと、An analysis model for simulating at least a plurality of virtual wall members arranged continuously in the belt longitudinal direction on the conveying surface of the conveyor belt;
前記解析モデルに対して、コンベアベルトの搬送面上に供給される搬送物の挙動の初期条件を設定する初期条件設定手段と、An initial condition setting means for setting an initial condition of the behavior of the conveyed product supplied on the conveying surface of the conveyor belt with respect to the analysis model;
前記解析モデルにおいて壁面部材を、コンベアベルトの少なくとも幾何データに基づいてベルト長手方向に移動させることにより、該コンベアベルトの移動状態を記述するベルト移動状態記述手段と、A belt movement state description means for describing a movement state of the conveyor belt by moving a wall surface member in the analysis model in the longitudinal direction of the belt based on at least geometric data of the conveyor belt;
前記解析モデルにおける搬送物の挙動を、該搬送物の少なくとも材料データ及び幾何データと、前記初期条件設定手段により設定された搬送物挙動の初期条件と、前記ベルト移動状態記述手段により記述されるコンベアベルトの移動状態とに基づいて逐次記述する搬送物挙動記述手段とを備え、The behavior of the transported object in the analysis model includes at least material data and geometric data of the transported object, an initial condition of the transported object behavior set by the initial condition setting unit, and a conveyor described by the belt movement state description unit. Conveying object behavior description means sequentially describing based on the movement state of the belt,
前記解析モデルは、複数のコンベアベルトをそれぞれの配置を含めて模擬する3次元のものであり、The analysis model is a three-dimensional model that simulates a plurality of conveyor belts including their arrangements,
前記初期条件設定手段は、前記複数のコンベアベルトのうちの上流側コンベアベルトの搬送面上に所定の分布状態で搬送物を生成配置する搬送物生成手段を有し、The initial condition setting means includes transported object generating means for generating and arranging a transported object in a predetermined distribution state on the transport surface of the upstream conveyor belt among the plurality of conveyor belts,
前記搬送物挙動記述手段は、前記上流側コンベアベルトの搬送面から下流側コンベアベルトの搬送面上へ落下する搬送物の乗り継ぎ挙動を、前記搬送物生成手段により配置された搬送物の初期分布状態と、ベルト移動状態記述手段により記述される上流側コンベアベルトの移動状態とに基づいて、個別要素法により逐次記述するように構成されているThe transported object behavior description means indicates the transfer behavior of the transported object falling from the transport surface of the upstream conveyor belt onto the transport surface of the downstream conveyor belt, and the initial distribution state of the transported object arranged by the transported object generating means. And the moving state of the upstream conveyor belt described by the belt moving state description means are configured to sequentially describe by the individual element method.
ことを特徴とするベルト搬送物の挙動予測装置。An apparatus for predicting the behavior of a belt conveyed product.
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP32784799A JP4414525B2 (en) | 1999-11-18 | 1999-11-18 | BEHAVIOR BEHAVIOR PREDICTION METHOD AND BEHAVIOR PREDICTION DEVICE |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP32784799A JP4414525B2 (en) | 1999-11-18 | 1999-11-18 | BEHAVIOR BEHAVIOR PREDICTION METHOD AND BEHAVIOR PREDICTION DEVICE |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001139116A JP2001139116A (en) | 2001-05-22 |
JP4414525B2 true JP4414525B2 (en) | 2010-02-10 |
Family
ID=18203656
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP32784799A Expired - Fee Related JP4414525B2 (en) | 1999-11-18 | 1999-11-18 | BEHAVIOR BEHAVIOR PREDICTION METHOD AND BEHAVIOR PREDICTION DEVICE |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4414525B2 (en) |
Families Citing this family (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4164836B2 (en) * | 2006-01-18 | 2008-10-15 | 新東工業株式会社 | Projection distribution adjustment method and blasting apparatus using the adjustment method |
JP4164835B2 (en) * | 2005-12-20 | 2008-10-15 | 新東工業株式会社 | Projection state information estimation method, projection state information estimation device, and projection state information estimation program using a blast device |
JP4164837B2 (en) * | 2006-03-01 | 2008-10-15 | 新東工業株式会社 | Projection state information estimation method, projection state information estimation device, and projection state information estimation program using a blast device |
JP5466358B2 (en) * | 2007-10-17 | 2014-04-09 | 株式会社タイガーカワシマ | Kernel lifting device |
CN113774177B (en) * | 2021-09-13 | 2022-08-16 | 内蒙古科技大学 | Method and device for detecting displacement times of bellows of blast furnace distributor |
-
1999
- 1999-11-18 JP JP32784799A patent/JP4414525B2/en not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2001139116A (en) | 2001-05-22 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
Doroszuk et al. | Analysis of conveyor belt wear caused by material acceleration in transfer stations | |
Abbaspour-Fard | Theoretical validation of a multi-sphere, discrete element model suitable for biomaterials handling simulation | |
US20150266211A1 (en) | Processing of three dimensional printed parts | |
US20150266157A1 (en) | Processing of three dimensional printed parts | |
JP4414525B2 (en) | BEHAVIOR BEHAVIOR PREDICTION METHOD AND BEHAVIOR PREDICTION DEVICE | |
Rossow et al. | Discrete element modelling of a chevron patterned conveyor belt and a transfer chute | |
JPH0158448B2 (en) | ||
JP6038624B2 (en) | Weight sorter | |
JP2002228525A (en) | Stress analyzing method using impact from conveyed material as input condition | |
Fimbinger | A methodology for dynamic belt simulation | |
Ramalingam et al. | Investigation on the conveying velocity of a linear vibratory feeder while handling bulk-sized small parts | |
Molnár et al. | Energy calculation model of an outgoing conveyor with application of a transfer chute with the damping plate | |
JP4999257B2 (en) | Egg washing system and egg washing method | |
JP5366493B2 (en) | Commodity weigher for combination weigher | |
Al Sayyad et al. | Virtual modelling of particles two-Step feeding | |
JP5479847B2 (en) | Conveyor device | |
McBride et al. | Discrete element modelling of a bucket elevator head pulley transition zone | |
JP2589607B2 (en) | Item weighing / sorting device | |
Hustrulid et al. | Engineering analysis of transfer points using discrete element analysis | |
JP6834272B2 (en) | Belt conveyor test equipment and belt conveyor test method | |
JP3534736B2 (en) | Diagnosis device for belt conveyor | |
Wu et al. | Modelling and optimization of an innovative facility for automated sorting of aluminium scraps | |
JP2586964B2 (en) | Item weighing / sorting device | |
JP2565804B2 (en) | Item weighing / sorting device | |
Zidek et al. | Optimisation of geometry of the chain conveyor carriers by DEM method |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20060801 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20090618 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20090818 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20090929 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20091117 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20091120 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121127 Year of fee payment: 3 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131127 Year of fee payment: 4 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |