JP4408430B2 - 歯科治療を支援するシミュレーション方法 - Google Patents
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Description
を実行するように構成される。
許容値132は、例えば、サーフェースデータによる表面形状に対して10%の範囲を持たせるための値(1.1倍)である。許容値は10%に限るものではなく、例えば、実際の手術を通じて得られた値をフィードバックすることにより適宜補正した値であってもよい。
付加値133は、例えば、下顎管用に許容値132の範囲に、更に2.0mmを設定するための値である。これは、下顎管へインプラントが突き抜けることを確実に防ぐために安全値として設ける値であり、値は適宜設定されても構わない。
(付記1)
歯科治療を支援するシミュレーション方法において、コンピュータが、
入力されたサーフェースモデルを標準顎骨サーフェースデータとして記憶領域に格納する顎骨データ取得手順と、
上記記憶領域に格納された上記標準顎骨サーフェースデータに対して、上記記憶領域に格納されている許容値を乗算することによって第一許容CTモデルを取得して該記憶領域に格納する第一許容CTモデル取得手順と、
上記記憶領域に格納されている上記標準顎骨サーフェースデータと上記第一許容CTモデルとのそれぞれとインプラント体モデルとの干渉の可否をチェックする第一干渉チェック手順とを実行することを特徴とするシミュレーション方法。
(付記2)
上記第一干渉チェック手順による結果を干渉の度合いに応じて、その度合いを数値で表示する第一表示領域と、上記記憶領域に格納されている標準顎骨サーフェースデータと上記第一許容CTモデルのいずれかまたは両方と上記インプラント体モデルとの干渉部分の色分けをして表示する第二表示領域とで構成される画面を表示ユニットに表示させる表示手順を上記コンピュータが更に実行することを特徴とする付記1記載のシミュレーション方法。
(付記3)
上記記憶領域に格納されている上記標準顎骨サーフェースデータから下顎管サーフェースデータを取得して該記憶領域に格納する下顎管データ取得手順と、
上記記憶領域に格納されている上記下顎管サーフェースデータに対して、上記許容値を乗算し、更に、該記憶領域に格納されている下顎管用付加値を加算することによって第二許容CTモデルを取得して該記憶領域に格納する第二許容CTモデル取得手順と、
上記記憶領域に格納されている上記下顎管サーフェースデータと上記第二許容CTモデルとのそれぞれと上記インプラント体モデルとの干渉の可否をチェックする第二干渉チェック手順とを上記コンピュータが更に実行することを特徴とする付記1又は2に記載のシミュレーション方法。
(付記4)
上記第二干渉チェック手順による結果を干渉の度合いに応じて、その度合いを数値で表示する第一表示領域と、上記記憶領域に格納されている下顎管サーフェースデータと上記第二許容CTモデルのいずれかまたは両方と上記インプラント体モデルとの干渉部分の色分けをして表示する第二表示領域とで構成される画面を表示ユニットに表示させる表示手順を上記コンピュータが更に実行することを特徴とする付記3記載のシミュレーション方法。
(付記5)
歯科治療を支援するシミュレーションをコンピュータに行わせるためのコンピュータ実行可能なプログラムであって、該コンピュータに、
入力されたサーフェースモデルを標準顎骨サーフェースデータとして記憶領域に格納する顎骨データ取得手順と、
上記記憶領域に格納された上記標準顎骨サーフェースデータに対して、上記記憶領域に格納されている許容値を乗算することによって第一許容CTモデルを取得して該記憶領域に格納する第一許容CTモデル取得手順と、
上記記憶領域に格納されている上記標準顎骨サーフェースデータと上記第一許容CTモデルとのそれぞれとインプラント体モデルとの干渉の可否をチェックする第一干渉チェック手順とを実行させることを特徴とするコンピュータ実行可能なプログラム。
(付記6)
歯科治療を支援するシミュレーション装置であって、
入力されたサーフェースモデルを標準顎骨サーフェースデータとして記憶領域に格納する顎骨データ取得手段と、
上記記憶領域に格納された上記標準顎骨サーフェースデータに対して、上記記憶領域に格納されている許容値を乗算することによって第一許容CTモデルを取得して該記憶領域に格納する第一許容CTモデル取得手段と、
上記記憶領域に格納されている上記標準顎骨サーフェースデータと上記第一許容CTモデルとのそれぞれとインプラント体モデルとの干渉の可否をチェックする第一干渉チェック手段とを有することを特徴とするシミュレーション装置。
19 インストーラ
20 記憶媒体
100 シミュレーション装置
101 干渉チェック用モデル作成処理部
102 干渉チェック処理部
103 結果表示処理部
121 顎骨形状サーフェースデータ
122 下顎管サーフェースデータ
123 第一許容CTモデル
124 第二許容CTモデル
131 スケールファクタ
132 許容値
133 下顎管用付加値
Claims (7)
- 歯科治療を支援するシミュレーション方法において、コンピュータが、
CTスキャンによって取得した患者の画像データを取得するステップと、
前記画像データに基づいて、標準CTモデルを作成する標準CTモデル作成ステップと、
前記標準CTモデルに対する前記患者の水分含有量の差を許容する範囲を与える許容値に基づいて、該標準CTモデルに対して許容CTモデルを作成する許容CTモデル作成ステップと、
前記標準モデルに対してインプラント体モデルが干渉するかを判断する第一の判断ステップと、
前記第一の判断ステップにおいて前記標準モデルに対してインプラント体モデルが干渉しないと判断した場合は、前記許容CTモデルに対して該インプラント体モデルが干渉するかを判断する第二の判断ステップと
を実行することを特徴とするシミュレーション方法。 - 前記許容モデル作成ステップにおいて、
前記作成した標準CTモデルに、前記許容値を乗算することで前記許容CTモデルを作成することを特徴とする請求項1記載のシミュレーション方法。 - 前記標準CTモデル作成ステップにおいて、
前記取得した画像データに基づいて、顎骨形状の標準CTモデルと、下顎管形状の標準CTモデルとを作成し、
前記許容CTモデル作成ステップにおいて、
前記作成した前記顎骨形状の標準CTモデル及び前記下顎管形状の標準CTモデルに対して前記許容CTモデルをそれぞれ作成することを特徴とする請求項1又は2記載のシミュレーション方法。 - 前記作成した前記下顎管形状の標準CTモデルに対して前記許容値を乗算すると共に、下顎管が該下顎管形状の標準CTモデルよりも太いと想定する付加値を加算して該下顎管形状の標準CTモデルに対する前記許容CTモデルを作成することを特徴とする請求項3記載のシミュレーション方法。
- 前記第一の判断ステップ及び前記第二の判断ステップの結果に基づいて、前記干渉の度合いに応じて色分けした画面を表示領域に出力する出力ステップを更に実行することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載のシミュレーション方法。
- コンピュータに歯科治療を支援するシミュレーションを実行させるコンピュータ実行可能なプログラムにおいて、該コンピュータに、
CTスキャンによって取得した患者の画像データを取得するステップと、
前記画像データに基づいて、標準CTモデルを作成する標準CTモデル作成ステップと、
前記標準CTモデルに対する前記患者の水分含有量の差を許容する範囲を与える許容値に基づいて、該標準CTモデルに対して許容CTモデルを作成する許容CTモデル作成ステップと、
前記標準モデルに対してインプラント体モデルが干渉するかを判断する第一の判断ステップと、
前記第一の判断ステップにおいて前記標準モデルに対してインプラント体モデルが干渉しないと判断した場合は、前記許容CTモデルに対して該インプラント体モデルが干渉するかを判断する第二の判断ステップと
を実行させることを特徴とするコンピュータ実行可能なプログラム。 - 歯科治療を支援するシミュレーション装置において、
CTスキャンによって取得した患者の画像データを取得する手段と、
前記画像データに基づいて、標準CTモデルを作成する標準CTモデル作成手段と、
前記標準CTモデルに対する前記患者の水分含有量の差を許容する範囲を与える許容値に基づいて、該標準CTモデルに対して許容CTモデルを作成する許容CTモデル作成手段と、
前記標準モデルに対してインプラント体モデルが干渉するかを判断する第一の判断手段と、
前記第一の判断手段において前記標準モデルに対してインプラント体モデルが干渉しないと判断した場合は、前記許容CTモデルに対して該インプラント体モデルが干渉するかを判断する第二の判断手段と
を有することを特徴とするシミュレーション装置。
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JP2005327879A JP4408430B2 (ja) | 2005-11-11 | 2005-11-11 | 歯科治療を支援するシミュレーション方法 |
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JP2011523565A (ja) * | 2008-04-29 | 2011-08-18 | マテリアライズ・デンタル・ナムローゼ・フエンノートシャップ | 側頭下顎関節における提案された歯の改質の影響を決定するための方法 |
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