JP4405166B2 - Image forming apparatus - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は,画像形成装置に関し、詳細には、定着装置の定着部材を補助電源を使用して加熱する複写機、デジタル複合機、プリンタ等の画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
複写機やプリンタ装置等の画像形成装置は、普通紙やOHP等の記録媒体上に画像を形成する。この画像形成は、画像形成の高速性や画像品質、コストなどから電子写真方式が採用されている。電子写真方式は、記録媒体上にトナー像を形成し、形成したトナー像を熱と圧力で記録媒体上に定着する方式であり、定着方式としては安全性等の面からヒートロール方式が現在最も多く採用されている。ヒートロール方式は、ハロゲンヒータなどの発熱部材により加熱される加熱ローラと、加熱ローラに対向配置される加圧ローラを圧接してニップ部と呼ばれる相互圧接部を形成し、このニップ部でトナー像が転写された記録媒体を通じて加熱する方式である。
【0003】
近年の環境保護のために、省エネルギー化の要求から全世界の各国とも基準や規制が年々厳しくなってきている。そのため、限られた商用電源電力(例えば、国内は100V 15A)の抑制、製品の立ち上がり時間(ウォームアップタイム)短縮化などの課題から製品を向上させることを実施するなど、省エネルギーに対する取り組みも活発化している。複写機やプリンタ製品も高速化や近年のカラー化に対しては大きな課題となっている。
【0004】
この画像形成装置の省エネルギー化を考えるに当たって無視できないのは、トナーを記録媒体に定着する定着装置の省電力化である。定着装置に補助電源を使用して、最大供給電力を増加させることで省エネ化を実現する技術が、例えば特許文献1で提案されている。かかる特許文献1で開示された定着装置は、立ち上げ時に主電源装置と二次電池や一次電池から電力を供給しており、その二次電地源として、カドニカ電池や鉛電池を使用している。かかる二次電池は充放電を何回も繰り返すと容量が劣化して低下していき、大電流で放電する程寿命が短いという性質を有する。一般的に、大電流で長寿命とされているカドニカ電池でも充放電の繰り返し回数は約500〜1000回程度であり、一日に20回の充放電を繰り返すと一ヶ月程度で電池寿命が来てしまうとにる。そのため、交換の手間がかかり、交換する電池代などのランニングコストも非常に高くつくという短所がある。さらに、鉛蓄電池は液体の硫酸を使用するなどのオフィス用機器としては好ましくない。
【0005】
このため、定着装置の補助電源として、電気二重層コンデンサ等の大容量キャパシタを使用した画像形成装置が、例えば特許文献2で開示されている。かかる電気二重層コンデンサは、充放電の繰り返し回数が数万〜数十万回以上でバッテリよりはるかに充放電回数による寿命が長いという性質を有している。
【0006】
しかしながら、複写機やプリンタ製品の画像形成装置の定着装置へ使用する場合、加熱定着の発熱部材への電力供給としては充電と放電の繰り返し回数が必ずしも十分とは言えない。特に、高容量な供給電力が必要とされる高速機やカラー機にとっては画像形成装置の定着性能を維持する上では、大容量キャパシタの寿命による交換や故障した場合の交換は必須となる。
【0007】
また、電気二重層コンデンサは、短時間では充電された電荷が放電されにくく(自然放電では10時間で約10%ダウン)、交換する際には安全上の注意を要する。
【0008】
【特許文献1】
特開平10−282821号公報
【特許文献2】
特開2002−184554号公報
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、上記に鑑みてなされたものであり、定着装置の補助電源として大容量キャパシタを使用した場合に、その安全性を向上させた画像形成装置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、請求項1にかかる発明は、商用電源からの電力によって充電可能なキャパシタを用いて、定着装置への最大供給電力を増加させる画像形成装置において、前記キャパシタを充電する充電手段と、前記商用電源から入力される電力を前記充電手段へと中継する接続部材と、前記キャパシタと、前記充電手段から前記キャパシタへの電力供給線を接続する接続端子部とを有し、該装置から着脱可能なキャパシタユニットと、前記キャパシタに接続され、前記キャパシタの充放電を行うキャパシタ充放電回路と、前記キャパシタユニットが該装置に装着されていることを条件として、前記キャパシタ充放電回路による前記キャパシタの放電を制御して、前記定着装置に対して電力を供給する制御部と、を備え、前記接続部材は、前記キャパシタユニットが該装置に装着されると前記商用電源から前記充電手段へ電力の中継を行うことを特徴とする。
【0011】
上記発明によれば、商用電源から入力される電力を前記充電手段へと中継する接続部材が、キャパシタユニットが該装置に装着されると商用電源から充電手段へ電力の中継を行うことにより、キャパシタユニットが該装置から取り外された場合には、商用電源から充電手段へと入力される電力も同時に遮断されてキャパシタ充放電回路への電力供給が確実に遮断されるため、補助電源の交換を短時間で容易に行うことが可能になり、また、サービス従事者が補助電源や充電器の電極部に直接触ることがないため、感電などを防止でき、安全性を向上させることが可能になる。
【0018】
また、請求項2にかかる発明は、請求項1にかかる発明において、前記キャパシタは、電気二重層コンデンサである、ことを特徴とする。
【0019】
上記発明によれば、キャパシタを電気二重層コンデンサで構成する。
【0020】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して、本発明にかかる画像形成装置の好適な実施の形態を詳細に説明する。
【0021】
[画像形成装置の全体構成]
図1は、本発明が適用される画像形成装置の概略のメカ構成を示す断面図である。図1に示す画像形成装置1は、デジタル複合機からなり、複写機能と、プリンタ機能、およびファクシミリ機能等を有している。操作部(不図示)のアプリケーション切り替えキーにより、複写機能、プリンタ機能、およびファクシミリ機能を順次に切り替えて選択することが可能となっており、複写機能の選択時には複写モードとなり、プリンタ機能の選択時にはプリントモードとなり、ファクシミリモードの選択時にはファクシミリモードとなる。
【0022】
画像形成装置1は、図1に示すように、原稿を原稿読取位置まで自動搬送する自動原稿送り装置(以下、「ADF」と称する)10と、原稿読取位置に搬送された原稿の画像情報を光学的に読み取る画像読み取り装置20と、読み取った原稿の画像情報をプリンタユニット40に書き込む書き込みユニット30と、書込ユニット30で書き込まれた原稿の画像情報のトナー像を形成して転写紙等の被転写材に転写して排出するプリンタユニット40とを備えている。
【0023】
図1を参照して、画像形成装置の各モードの動作を説明する。まず、複写モードの動作を説明する。複写モードでは、ADF10においては、原稿台102に原稿がその画像面を上にして置かれてなる原稿束は、操作部上のスタートキーが押下されると、一番下の原稿が給送ローラ103および給送ベルト104によってコンタクトガラス105上の所定の位置に給送される。ADF10は、一枚の原稿の給送完了毎に原稿枚数をカウントアップするカウント機能を有する。コンタクトガラス105上の原稿は、画像入力手段としての画像読み取り装置20によって画像情報が読み取られた後に、給送ベルト104および排送ローラ107によって排紙台108上に排出される。
【0024】
原稿セット検知器109にて、原稿台102上に次の原稿が有ることが検知された場合には、同様に原稿台102上の一番下の原稿が給紙ローラ103および給送ベルト104によってコンタクトガラス105上の所定の位置に給送される。このコンタクトガラス105上の原稿は、画像読み取り装置20によって画像情報が読み取られた後に、給送ベルト104および排送ローラ107によって排紙台108上に排出される。給紙ローラ103、給送ベルト104、および排送ローラ107は搬送モータ(不図示)によって駆動される。
【0025】
給紙手段としての第1給紙装置110、第2給紙装置111、および第3給紙装置112は、選択された時に各々第1トレイ113、第2トレイ114、および第3トレイ115に積載された被転写材としての転写紙からなる用紙を給紙し、この転写紙は縦搬送ユニット116によって像担持体としての感光体117に当接する位置まで搬送される。感光体117は、例えば感光体ドラムが用いられており、メインモータ(不図示)により回転駆動される。
【0026】
画像読み取り装置20にて読み込まれた原稿の画像情報は、図示しない画像処理手段を介して書き込み手段としての書き込みユニット30によって光情報に変換され、感光体ドラム117は、帯電器(不図示)により一様に帯電された後に書き込みユニット30からの光情報で露光されて静電潜像が形成される。この感光体ドラム117上の静電潜像は現像装置119により現像されてトナー像となる。
【0027】
搬送ベルト120は、用紙搬送手段および転写手段を兼ねていて電源から転写バイアスが印加され、縦搬送ユニット116から搬送される転写紙を感光体ドラム117と等速で搬送しながら感光体ドラム117上のトナー像を転写紙に転写させる。この転写紙は、定着装置121によりトナー像が定着され、排紙ユニット122により排紙トレイ123に排出される。感光体ドラム117はトナー像転写後にクリーニング装置(不図示)によりクリーニングされる。上記した、感光体ドラム117、帯電器(不図示)、書き込みユニット30、現像装置119、および転写手段は、画像情報により画像を転写紙上に形成する画像形成手段を構成している。
【0028】
以上の動作は通常のモードで用紙の片面に画像を複写する時の動作であるが、両面モードで転写紙の両面に画像を複写する場合には、各給紙トレイ113〜115のいずれかより給紙されて表面に上述のように画像が形成された転写紙は、排紙ユニット122により排紙トレイ123側ではなく両面入紙搬送路124側に切り替えられ、反転ユニット125によりスイッチバックされて表裏が反転され、両面搬送ユニット126へ搬送される。
【0029】
この両面搬送ユニット126へ搬送された転写紙は、両面搬送ユニット126により縦搬送ユニット116へ搬送され、縦搬送ユニット116により感光体ドラム117に当接する位置まで搬送された後、感光体ドラム117上に上述と同様に形成されたトナー像が裏面に転写されて定着装置121でトナー像が定着されることにより両面コピーとなる。この両面コピーは排紙ユニット122により排紙トレイ123に排出される。
【0030】
また、転写紙を反転して排出する場合には、反転ユニット125によりスイッチバックされて表裏が反転された転写紙は、両面搬送ユニット126に搬送されずに反転排紙搬送路127を経て排紙ユニット122により排紙トレイ123に排出される。
【0031】
つぎに、プリントモードおよびファクシミリモードについて説明する。プリントモードでは、上記画像処理手段からの画像情報の代りに外部からの画像情報が書き込みユニット30に入力されて上述の画像形成手段により転写紙上に画像が形成される。さらに、ファクシミリモードでは、上記画像読み取り手段からの画像情報が図示しないファクシミリ送受信部により相手に送信され、相手からの画像情報がファクシミリ送受信部で受信されて上記画像処理手段からの画像情報の代りに書き込みユニット30に入力されることにより、上述の画像形成手段により転写紙上に画像が形成される。
【0032】
[定着装置の構成]
図2は、図1の定着装置121の内部構成を示す図である。図2に示す定着装置121は、定着部材である定着ローラ151と、定着ローラ151を加圧する加圧部材である加圧ローラ152と、定着ローラ151の内部に配置され、定着ローラ151を内側から加熱する、主発熱体であるAC定着ヒータHT2および補助発熱体である定着ヒータHT1と、定着ローラ151の表面に当接され、定着ローラ151の表面温度(定着温度)を検知する温度検出手段であるサーミスタTH11とを備えている。
【0033】
定着ローラ151は、シリコンゴム等の弾性部材からなり、転写紙に転写されたトナー像の熱定着を行う。加圧ローラ152は、シリコンゴム等の弾性部材からなり、図示しない加圧手段により一定の加圧力で定着ローラ151に押し当てられている。定着ヒータHT1、AC定着ヒータHT2は、一般にハロゲンヒータが用いられるが、その他の抵抗体を使用することにしても良い。AC定着ヒータHT2は、ACヒータ駆動回路(図3参照)からAC電力が供給されて発熱(点灯)し、定着ヒータHT1は、補助電源であるキャパシタ(図3参照)から電力が供給されて発熱(点灯)する。
【0034】
上記構成の定着装置においては、定着ローラ151および加圧ローラ152は不図示の駆動機構により回転駆動され、トナーTonerを担持した転写紙等のシートPは、定着ローラ151と加圧ローラ152とのニップ部を通過する際に、定着ローラ151と加圧ローラ152による加熱および加圧でトナーTonerがシートPに定着されるようになっている。
【0035】
なお、ここでは、定着部材と加圧部材は、図2に示すように、一般的にローラであることが多いが、ローラに限られず、いずれか一方または両方に無端ベルトなどを使用することにしても良い。また、定着ヒータHT1,AC定着ヒータHT2を、定着ローラ151の内部に配する構成としたが、定着ローラ151を加熱可能な位置であれば如何なる位置に配置することにしても良い。
【0036】
[定着装置の電源回路]
図3は、定着装置の電源回路の構成を示す図である。図3に示す定着装置の電源回路200は、AC電源ACPS1の供給のON/OFFを行う主電源SW201と、電源回路200の各部を制御する制御部202と、キャパシタCPを充電するためのキャパシタ充電器203と、画像形成装置のDC電源を生成するDC電源生成回路204と、AC定着ヒータHT2にAC電力を供給するACヒータ駆動回路205と、AC電源ACPS1から入力される入力電流を検出する入力電流検出回路206と、インターロックスイッチ207と、キャパシタCP1の放電を行って、定着ヒータHT1にDC電力を供給するキャパシタ充放電回路208と、定着ヒータHT1の補助電源であるキャパシタCP1と、キャパシタCP1の接続をキャパシタ充電器203側と放電器側210とで切り換える放電SW209と、キャパシタCP1に残留している電荷を放電させる放電器210を備えている。
【0037】
AC電源ACPS1は、主電源SW201および入力電流検出回路206を介して、ACヒータ駆動回路205と、DC電源生成回路205と、およびキャパシタ充電器203にAC電力を供給する。
【0038】
制御部202は、電源回路200の各部を制御するものであり、キャパシタ充電器203、ACヒータ駆動回路205、およびキャパシタ充放電回路208の動作を制御する。具体的には、制御部202は、キャパシタ充電器203に制御信号S1を送出して、キャパシタ充電器203によるキャパシタCP1の充電動作を制御する。また、制御部202は、キャパシタ充放電回路208に、制御信号S3、S4を送出して、キャパシタ充放電回路208による定着ヒータHT1のON/OFF動作を制御する。また、制御部202は、制御信号S8、S9をACヒータ駆動回路205に送出して、ACヒータ駆動回路205による定着ヒータHT2のON/OFF動作を制御する。
【0039】
入力電流検出回路206は、主電源SW201と、ACヒータ駆動回路205、DC電源生成回路204、およびキャパシタ充電器203間に設けられており、主電源SW201を介して入力されるAC電源ACPS1の入力電流を検出して、検出電流S7を制御部202に出力する。この入力電流は、ACヒータ駆動回路205、DC電源生成回路204、キャパシタ充電器203、および画像形成装置の動作状態に応じて変動する。
【0040】
DC電源生成回路204は、主電源SW201を介して入力されるAC電源ACPS1に基づいて、画像形成装置内部で主に制御系で使用される電源Vccと、主に駆動系、中高圧電源に使用される電源Vaaを生成して、各部に出力する。
【0041】
インターロックスイッチ207は、図示しない画像形成装置のカバー類と連動してON/OFFするスイッチであり、画像形成装置のカバー類が開成されることにより触れることができる駆動部材、中高圧電源印加部材を有する場合には、カバー開時に該駆動部材の動作を停止または該印加部材への電圧印加を停止するよう電源を遮断する構成となっている。インターロックスイッチ207には、DC電源生成回路204で生成された電源Vaaの一部が入力され、このインターロックスイッチ207を介して、キャパシタ充放電回路208およびACヒータ駆動回路205に入力される。
【0042】
ACヒータ駆動回路205は、制御部202から入力される制御信号S8、S9に応じて、定着ヒータHT1のON/OFFを行う。
【0043】
キャパシタ充電器203は、キャパシタCP1と接続されており、制御部202から入力される制御信号S1に基づいて、キャパシタCP1の充電を行う。
【0044】
キャパシタCP1は、電気二重層コンデンサ等の大容量のキャパシタからなる。キャパシタCP1は、キャパシタ充電器203およびキャパシタ放電回路208に接続されており、キャパシタ充電器203で充電が行われ、その充電された電力は、キャパシタ充放電回路208のON/OFF制御により定着ヒータHT1に供給される。
【0045】
キャパシタ充放電回路208は、制御部202から入力される制御信号S3、S4に応じて、キャパシタCP1に蓄積された電荷を放電させて、定着ヒータHT1をON/OFFする。
【0046】
放電SW209は、キャパシタCP1の接続を、キャパシタ充電器203およびキャパシタ充放電回路208側と、放電器210側とを切り換えるためのSWである。キャパシタ充放電回路208およびキャパシタ充電器203は、放電SW209のノーマルクローズ(以下、N.C)接点を介して固定(以下、COM)接点がキャパシタCP1と接続されている。
【0047】
放電SW209のノーマルオープン(以下、N.O)接点は、補助電源であるキャパシタCP1に充電された電荷を放電させるための放電器210と接続されている。
【0048】
通常、放電SW209はOFFになっており、キャパシタ充電器203がN.C接点を介してキャパシタCP1に接続されているが、放電SW209をONに切り替えると、N.O接点を介してCOM接点が放電器210に接続されてキャパシタCP1に充電された電荷を放電器210に放電させることができる。
【0049】
かかる放電SW209の配置位置は、ユーザーが容易に触れることができず、かつ、サービス従事者がメンテナンスしやすい位置、例えば、キャパシタCP1を取り扱うために取り外すカバーの内側、キャパシタCP1の傍、またはキャパシタCP1自体に配置するのが好ましい。
【0050】
上記サーミスタTH11は、定着ローラ151の近傍に設けられており、定着ローラ151の表面温度に応じた検出信号S6を制御部202に出力する。サーミスタTH11は、その抵抗値が温度により変化するため、制御部202は、その抵抗値の温度変化を利用して、検出信号S6から定着ローラ151の表面温度を検出する。
【0051】
上記電源回路では、キャパシタCP1に充電された電荷を放電させるための放電器210と、キャパシタCP1の接続をキャパシタ充電器203側と放電器210側に切り換えるための放電SW209とを設けているので、短時間では放電しないキャパシタCP1に残った電荷を放電させることができ、また、キャパシタCP1の交換時に感電を防止して安全性を向上させることができ、画像形成装置の安全性を確保することが可能となる。
【0052】
[ACヒータ駆動回路]
図4は、図4のACヒータ駆動回路205の構成を示す図である。ACヒータ駆動回路205は、入力されるAC電源のノイズを除去するフィルタFIL21と、制御部202から入力される制御信号S2に応じて、ON/OFFされる安全保護用の定着リレーRL21と、定着リレーRL21の逆起防止用のダイオードD21と、制御部202から入力される制御信号S9に基づいて、定着ヒータHT1をON/OFFさせるヒータON/OFF回路220と、から構成されている。
【0053】
AC電源ACPS1は、フィルタFIL21および安全保護用の定着リレーRL21を介して、定着ヒータHT2の一端側に接続されている。定着ヒータHT2の他端側は、ヒータON/OFF回路220に接続されている。
【0054】
ヒータON/OFF回路220は、AC電源ACPS1をON/OFFするためのトライアックTRI21と、トライアックTRI21のゲートをONし、また、二次側となる制御部202からの信号を絶縁するためのフォトカプラPC21と、フォトカプラPC21の発光側LEDを駆動するためのトランジスタTR21と、コンデンサC21および抵抗R21からなるノイズ吸収用スナバ回路と、ノイズ吸収用のインダクタL21と、続流防止抵抗である抵抗R22と、フォトカプラPC21の電流制限抵抗である抵抗R23、R24とで構成されている。
【0055】
上記構成のACヒータ駆動回路205においては、AC定着ヒータHT2は、安全保護用の定着リレーRL21とトランジスタTR21のゲートの両方がONされた状態で電力が供給されて点灯する。
【0056】
制御部202は、安全保護用の定着リレーRL21に供給する制御信号S9をONした状態で、ヒータON/OFF回路220のトランジスタTR21のゲートに供給する制御信号S8をON/OFFして、AC定着ヒータHT2の点灯/消灯を制御する。
【0057】
[キャパタ充放電回路208の構成]
図5は、図3のキャパタ充放電回路208の構成を示す図である。キャパタ充放電回路208は、図5に示すように、充放電用スイッチ231と、安全保護用の定着リレーRL11と、定着リレーRL11の逆起防止用のダイオードD11と、キャパシタCP1の両端電圧を検出する両端電圧検出回路232と、を備えている。
【0058】
図5に示すように、キャパシタCP1の両端には、充放電用スイッチ231と安全保護用の定着リレーRL11が接続されている。充放電用スイッチ231は、制御部202から入力される制御信号S3によりON/OFFされる。同様に、定着リレーRL11は、制御部202から入力される定着リレーON/OFF信号S4によりON/OFFされる。
【0059】
充放電用スイッチ231と安全保護用の定着リレーRL11の両者がONされると、定着ヒータHT1には、キャパシタCP1に蓄積された電荷が放電して、電力が供給される。
【0060】
両端電圧検出回路232は、キャパシタCP1の両端電圧を検出して、その電圧信号S5を制御部202に出力する。制御部202は、この電圧信号S5を常時監視して、キャパシタCP1の充電状態を監視する。
【0061】
[放電器の構成]
図6は、図1の放電器210の構成例を示す図である。放電器210は、図6に示すように、キャパシタCP1を放電させるための抵抗器R1〜Rnが並列接続されて構成されており、抵抗器R1〜Rnの一端側は接地されている。また、抵抗器R1〜Rnの両端は、放電SW209のN.O接点に接続されるている。なお、抵抗器は単独でもアレイ上に並べても良い。
【0062】
図7は、放電器210の他の構成例を示している。放電器210は、図7に示すように、キャパシタCP1を放電させるための放電灯(白熱ランプ、LED、ネオン管など)LMP1〜LMPnと抵抗器RL1〜RLnが並列接続されており、抵抗器RL1〜RLn側が接地されている。放電器210の両端は、放電SW209のN.O接点に接続されている。放電灯LMP1〜LMPnは、キャパシタCP1に電荷が残留しているかを判断する上での目安にもなり、サービス従事者に対する警告表示の役割も兼ね備えている。
【0063】
なお、放電灯LMP1〜LMPnのみで放電器210を構成しても良いが、抵抗器RL1〜RLnを挿入することにより、放電時間を短縮することができる。また、放電灯や抵抗器は、単独でもアレイ上に並べても良い。
【0064】
[制御部の構成]
図8は、図3の制御部202の概略構成を示す図である。制御部202は、CPU241、メモリ242等から構成されている。
【0065】
CPU241は、画像形成装置や電源回路を制御するためのプログラムやデータを格納するためのメモリ242と接続されており、メモリ242に格納されたプログラムに基づいて、画像形成装置や電源回路200の制御を行う。
【0066】
CPU241には、キャパシタ充放電回路208の両端電圧検出回路232で検出されたキャパシタCP1の両端電圧を表す電圧信号(アナログ信号)S5、定着ローラ151の表面温度を検出するためのサーミスタTH11と抵抗R41の抵抗値によって分圧された検出信号(アナログ信号)S6、および入力電流検出回路206で画像形成装置の入力電流を検出した検出電流(アナログ信号)S7等が入力される。
【0067】
また、CPU241は、IOポートを介して、キャパシタCP1の充電をON/OFFさせる制御信号S1、充放電用スイッチ231をON/OFFさせる制御信号S3、安全保護用の定着リレーRL11をON/OFFさせる制御信号S4、ヒータON/OFF回路220をON/OFFさせる制御信号S8、および安全保護用の定着リレーR21をON/OFFさせる制御信号S9等を出力する。
【0068】
[定着ローラの温度制御]
図9は、定着ローラ151の温度制御を説明するためのタイミングチャートを示している。同図(A)は、定着ローラ151の表面温度T、同図(B)は、入力電流検出回路206で検出された検出電流(入力電流)I、同図(C)は、AC定着ヒータHT2のON/OFF、同図(D)は、キャパシタCP1の放電のタイミングをそれぞれ示している。
【0069】
また、同図において、期間t1は画像形成装置(定着ローラ151)の立ち上げ期間、期間t2は画像形成装置の待機期間、期間t3はコピー動作期間、期間t4は画像形成装置の待機期間、期間t5は低電力モードの期間、期間t6は省エネモードの期間を示している。
【0070】
図9において、まず、期間t1は、定着ローラ151の表面温度を所定温度Ttに立ち上げる期間である。通常、AC電源から発熱部材であるAC定着ヒータHT2に電源を供給し、同図(A)に示すように、定着ローラ151を過熱する。この期間t1では、AC定着ヒータHT2はフルデューティで点灯しているが、コピー動作は行っていないため、同図(B)に示すように、入力電流Iは、最大入力電流Imax以下となっている。
【0071】
サーミスタTH11で検出される定着ローラ151の表面温度が、コピー動作可能な温度である目標温度Ttになると、AC定着ヒータHT2への電源供給を停止して、立ち上げ期間t1が終了し、コピー待機状態(t2期間)に移行する。
【0072】
期間t2では、制御部202は、定着ローラ151の表面温度を監視しながら目標温度Tt以下になるとONし、目標温度Ttに達するとOFFすることを繰り返す。期間t2では、定着ローラ151の表面温度が目標温度Ttに達していても、定着装置121周辺が十分に暖まっていない状態でコピースタートを開始すると、コピー開始直後は、期間t3のように、AC定着ヒータHT2が点灯している状態でも定着ローラ151の表面温度が低下する場合がある。実際には、定着ローラ151の表面温度が目標温度Tt以下になってもコピー動作可能であるが、定着ローラ151の表面温度がTmin以下になると、定着性が確保できなくなるため、コピー動作を停止させなければならない。
【0073】
期間t3のコピー動作中は、DC電源側の負荷電流の増加に伴って、DC電源生成回路204の入力電流Iが増加し、同図(B)に示すように、装置全体の入力電流も増加して装置全体の消費電力も増加し、装置として定められている最大入力電流Imaxに達する可能性がある。装置仕様上この最大入力電流Imaxを超えることはできない。このため、期間t3では、同図(C)に示すように、AC定着ヒータHT2の点灯率を更に上げることはできないため、期間t4のように、定着ローラ151の表面温度がTmin以下にならないように予めキャパシタ(CP1)に充電されている電力を、AC定着ヒータHT2とは別に設けられた定着ヒータHT1に放電供給することにより定着ローラ151の表面温度を上昇させる。
【0074】
期間t4は、コピー動作終了後の待機期間であり、期間t2と同様に、同図(D)に示すように、キャパシタCP1を放電させて、定着ヒータHT1に電力を供給し、同図(A)に示すように、定着ローラ151の表面温度が目標温度Ttに達した場合には、キャパシタCP1の放電を停止する。
【0075】
期間t5では、キャパシタCP1からの放電供給が停止した場合でも、期間t6のように、AC定着ヒータHT2のみで、定着ローラ151の表面温度を目標温度Ttに維持できる場合には、AC定着ヒータHT2をON/OFF制御することにより定着ローラ151の温度制御を行う。
【0076】
図10は、制御部202の定着ヒータTH1、AC定着ヒータTH2のON/OFF制御を説明するためのフローチャートを示している。図9を参照して、制御部202の定着ヒータTH1、AC定着ヒータTH2のON/OFF制御を説明する。
【0077】
制御部202は、温度検出サーミスタTH11から入力される検出信号S6で定着ローラ151の表面温度を検出し、定着ローラ151の表面温度が、目標温度Tt以上であるか否かを判断する(ステップS1)。この判断の結果、制御部202は、定着ローラ151の表面温度が目標温度Tt以上である場合には(ステップS1の「Y」)、キャパシタ充放電回路208に出力する制御信号S3,S4をOFFにして定着ヒータHT1をOFFさせるとともに(ステップS2)、ACヒータ駆動回路205に出力する制御信号S8、S9をOFFにしてAC定着ヒータHT2をOFFさせる(ステップS3)。
【0078】
他方、制御部202は、定着ローラ151の表面温度が目標温度Tt以上でない場合には(ステップS1の「N」)、まず、AC定着ヒータHT2がONしているか否かを判断する(ステップS4)。この判断の結果、制御部202は、AC定着ヒータHT2がONしていない場合には(ステップS4の「N」)、ACヒータ駆動回路205に出力する制御信号S8、S9をONにしてAC定着ヒータHT2をONさせて、定着ローラ151の表面温度が目標温度Ttとなるように制御する(ステップS6)。また、制御部202は、AC定着ヒータHT2がONしている場合には(ステップS4の「Y」)、キャパシタ充放電回路208に出力する制御信号S3、S4をONにして、定着ローラ151の表面温度がTmin以下になる前に、定着ヒータHT1をONさせる(ステップS5)。
【0079】
なお、キャパシタの安全対策を施した電源回路の回路構成は、図3に示す構成に限られるものではなく、他の構成としても良い。図11〜図17を参照して、電源回路の他の構成例1〜4を説明する。
【0080】
[電源回路の他の構成例1]
図11は、電源回路の他の構成例1を示す図である。図11において、図3と同等機能を有する部位には同一符号を付し、その説明は省略する。
【0081】
図11に示す電源回路の他の構成例1は、キャパシタCP1の接続を、キャパシタ充電器203およびキャパシタ充放電回路208側と、放電器210側とを切り換えるための放電リレーRL31を設け、電源プラグPPG1が商用電源の電源コンセントPSC1に挿入されている場合には、キャパシタCP1をキャパシタ充電器203およびキャパシタ充放電回路208側に接続し、電源プラグPPG1が商用電源の電源コンセントPSC1に挿入されていない場合には、キャパシタCP1を放電器210側に接続する構成である。
【0082】
AC電源は、通常の電源コンセントPSC1から電源プラグPPG1を介して主電源SW201を介して画像形成装置のDC電源を生成するDC電源生成回路204と、キャパシタCP1を充電するためのキャパシタ充電器203、およびACヒータ駆動回路205に入力される。
【0083】
放電リレーRL31は、キャパシタCP1の接続を、キャパシタ充電器203およびキャパシタ充放電回路208側と、放電器210側とを切り換えるためのリレーである。キャパシタ充放電回路208およびキャパシタ充電器203は、放電リレーRL31のノーマルオープン(以下、N.O)接点を介して固定(以下、COM)接点がキャパシタCP1と接続されている。
【0084】
放電リレーRL31のノーマルクローズ(以下、N.C)接点は、補助電源であるキャパシタCP1に充電された電荷を放電させるためのキャパシタ放電器203と接続されている。
【0085】
通常、放電リレーRL31は、商用電源の電源コンセントPSC1に電源プラグPPG1が接続されていれば、放電リレーRL31のコイルに通電されるため、放電リレーRL31がONしてCOM接点とN.O接点間が接続され、キャパシタCP1がキャパシタ充電器203とキャパシタ充放電回路208により充電動作が可能となる。
【0086】
一方、放電リレーRL31は、キャパシタ充電器203に電源プラグPPG1が抜かれると(電源プラグPPG1が電源コンセントPSC1から接続されていなければ)、その動作に連動して、放電リレーRL31のコイルが通電がされなくなるため、放電リレーRL31がOFFして、COM接点はN.O接点からN.C接点に接続が切り替わり、キャパシタCP1は、キャパシタ充電器203とキャパシタ充放電回路208との接続が遮断されて放電器210に接続され、キャパシタCP1は放電状態となる。
【0087】
上記構成の電源回路によれば、キャパシタCP1の接続を、キャパシタ充電器203およびキャパシタ充放電回路208側と、放電器210側とを切り換えるための放電リレーRL31を設け、電源プラグPPG1が商用電源の電源コンセントPSC1に挿入されている場合には、キャパシタCP1をキャパシタ充電器203およびキャパシタ充放電回路208側に接続し、電源プラグPPG1が商用電源の電源コンセントPSC1に挿入されていない場合には、キャパシタCP1を放電器210側に接続する構成としたので、特別な操作をすることなく簡単な操作でキャパシタCP1に残った電荷を放電させることができ、サービス従事者のメンテナンス性を向上でき、キャパシタCP1の交換時の安全性を確保することが可能となる。
【0088】
なお、上記構成例では、電源プラグPPG1の電源遮断もしくは投入動作に連動した場合の説明を行ったが、電源プラグPPG1の変わりに主電源SW201のノーマルクローズ(N.C)接点を設け、主電源SW201の動作に連動させて、キャパシタCP1と放電器210との放電機構を作動させても良い。
【0089】
[電源回路の他の構成例2]
図12は、電源回路の他の構成例2を示す図である。図12において、図3および図11と同等機能を有する部位には同一符号を付し、その説明は省略する。
【0090】
図12に示す電源回路の他の構成例2は、図11とほぼ同様な構成であるが、放電機構を構成する放電リレーRL31に供給するAC電源として画像形成装置の主電源とは別な電源を用いたものである。
【0091】
AC電源ACPS1から供給される電力は、主電源SW201を介して画像形成装置のDC電源を生成するDC電源生成回路204、キャパシタCP1を充電するためのキャパシタ充電器203、およびACヒータ駆動回路205に入力される。
【0092】
放電リレーRL31は、キャパシタCP1の接続を、キャパシタ充電器203およびキャパシタ充放電回路208側と、放電器210側とを切り換えるためのリレーである。キャパシタ充放電回路208およびキャパシタ充電器203は、放電リレーRL31のノーマルオープン(以下、N.O)接点を介して固定(以下、COM)接点がキャパシタCP1と接続されている。
【0093】
放電リレーRL31のノーマルクローズ(以下、N.C)接点は、補助電源であるキャパシタCP1に充電された電荷を放電させるための放電器210と接続されている。
【0094】
また、放電機構を構成する放電リレーRL31のコイルの電源をAC電源ACPS1とは別のAC電源ACPS2から供給している。AC電源ACPS2から供給される電力は、電源コンセントPSC1から電源プラグPPG1を介して、放電リレーRL31のコイルに入力される。放電リレーRL31は、電源コンセントPSC1に電源プラグPPG1が接続されている場合は、放電リレーRL31のコイルが通電されるので、放電リレーRL31がONしてCOM接点とN.O接点間が接続され、キャパシタCP1がキャパシタ充電器203とキャパシタ充放電回路208により充電動作が可能となる。
【0095】
他方、放電リレーRL31は、電源コンセントPSC1から電源プラグPPG1が抜かれると(電源プラグPPG1が電源コンセントPSC1から接続されていなければ)、その動作に連動して、放電リレーRL31のコイルに通電がされなくなるため、放電リレーRL31がOFFしてCOM接点はN.O接点からN.C接点に接続が切り替わり、キャパシタCP1は、キャパシタ充電器203とキャパシタ充放電回路208との接続が遮断されて放電器210と接続され、キャパシタCP1は放電状態となる。
【0096】
上記構成の電源回路によれば、キャパシタCP1の接続を、キャパシタ充電器203およびキャパシタ充放電回路208側と、放電器210側とを切り換えるための放電リレーRL31を設け、電源プラグPPG1が商用電源の電源コンセントPSC1に挿入されている場合には、キャパシタCP1をキャパシタ充電器203およびキャパシタ充放電回路208側に接続し、電源プラグPPG1が商用電源の電源コンセントPSC1に挿入されていない場合には、キャパシタCP1を放電器210側に接続する構成としたので、特別な操作をすることなく簡単な操作でキャパシタCP1に残った電荷を放電させることができ、サービス従事者のメンテナンス性を向上させ、かつ、交換時の安全性を確保することが可能となる。
【0097】
なお、上記構成例では、電源プラグの電源遮断もしくは投入動作に連動した場合の説明を行ったが、電源プラグの変わりに主電源SWのノーマルクローズ(N.C)接点を設けて主電源SW201の動作に連動させて、キャパシタCP1と放電器210との放電機構を作動させても良い。
【0098】
[電源回路の他の構成例3]
図13は、電源回路の他の構成例3を示す図である。図13において、図3と同等機能を有する部位には同一符号を付し、その説明は省略する。
【0099】
図13に示す電源回路の他の構成例3は、接続器(ターミナル電源コンセントボックス)TB1で、キャパシタ充電器210およびキャパシタ放電回路208と、キャパシタCP2を接続した構成である。
【0100】
図13において、キャパシタ充電器203とキャパシタ充放電回路208は、接続器TB1でキャパシタCP2を介して接続されている。接続器TB1は、キャパシタCP2が着脱可能に構成されている。
【0101】
図14は、図13の接続器TB1とキャパシタCP2との接続を説明するための図であり、同図(A)は、接続器TB1とキャパシタCP2の接続状態を示す図、同図(B)は、接続器TB1とキャパシタCP2の非接続状態を示す図である。
【0102】
同図(A)に示すように、接続器TB1内には、キャパシタ充電器203から供給されるCP_HとCP_Lが各接点部con1、con2に接続されている。接点部con1,con2には、キャパシタCP2が差し込まれており、装着状態になっている。装着状態の場合には、キャパシタCP2が、キャパシタ充電器203とキャパシタ充放電回路208により充電動作が可能となる。
【0103】
同図(B)に示すように、キャパシタCP2を矢印方向に引っ張るとキャパシタCP2を接続器TB1から脱着させることができる。接続器TB1の各接点部con1,con2にキャパシタCP2が差し込まれていないので、キャパシタ充電器203から供給されるCP_HとCP_Lが非導通状態となっている。
【0104】
この場合、キャパシタCP2の接続端子部TCP_HとTCP_Lは、キャパシタ充電器203およびキャパシタ充放電回路208との接続が遮断される。この操作により、キャパシタCP2は、簡単に装着もしくは脱着が可能となる。キャパシタCP2の接続端子部TCP_HとTCP_Lは電源プラグのようなソケット構造にしても良い。また、接続器TB1の接点部con1、con2およびキャパシタの接続端子部TCP_HとTCP_Lは、銅もしくは銅合金(黄銅)からなる材料が電気接点として望ましい。
【0105】
上記構成の電源回路によれば、接続器(ターミナル電源コンセントボックス)TB1で、キャパシタ充電器210およびキャパシタ放電回路208と、キャパシタCP2を接続し、キャパシタCP1を接続器TB1から着脱可能とし、キャパシタCP1を接続器TB1から脱着した場合に、キャパシタ充電器210とキャパシタ放電回路208(定着ヒータHT1)間の電気的な接続を遮断する構成としたので、補助電源の取り扱いを簡単な着脱操作により実行できるため、補助電源の交換を短時間で容易に行うことが可能となり、また、サービス従事者が補助電源や充電器の電極部に直接触ることがないため、感電などを防止でき安全性を向上させることが可能となる。
【0106】
[電源回路の他の構成例4]
図15は、電源回路の他の構成例4を示す図である。図14において、図3と同等機能を有する部位には同一符号を付し、その説明は省略する。
【0107】
図15に示す電源回路の他の構成例4は、キャパシタユニットCU2を着脱可能に設けた構成である。
【0108】
図15において、AC電源は、主電源SW201を介して、画像形成装置のDC電源を生成するDC電源生成回路204と、キャパシタCP2を充電するためのキャパシタ充電器203、およびACヒータ駆動回路205に入力される。
【0109】
キャパシタユニットCU2は、入力電流検出回路206とキャパシタ充電器203間に設けられており、キャパシタユニットCU2のキャパシタCP2は、キャパシタ充放電回路208と接続されている。
【0110】
図16は、図15のキャパシタユニットCU2の構成例を示す図である。図16に示すように、キャパシタユニットCU2内には、キャパシタ充電器203へ入力されるAC電源のAC_LとAC_Nを中継する接続部材が設けられている。また、キャパシタユニットCU2には、キャパシタ充電器203から供給されるCP_HとCP_Lが各接点端子部に接続されている。キャパシタユニットCU2が取り外されることにより、キャパシタ充電器203とキャパシタ充放電回路208との接続が遮断される。この操作によりキャパシタユニットCU2は、簡単に装着または脱着が可能となる。
【0111】
キャパシタユニットCU2は、キャパシタ充電器203の入力側ではなく、出力側に設けることにしても良い。なお、キャパシタユニットCU2の接続端子部の材料は、銅もしくは銅合金(黄銅)からなる材料が電気接点として望ましい。
【0112】
上記構成の電源回路によれば、着脱可能なキャパシタユニットCU2を設け、キャパシタユニットCU2が脱着された場合には、キャパシタ充電器203とキャパシタ充放電回路208(定着ヒータHT1)との電気的な接続を遮断することとしたので、補助電源の取り扱いを簡単な着脱操作により実行できるため、補助電源の交換を短時間で容易に行うことが可能となり、また、サービス従事者が補助電源や充電器の電極部に直接触ることがないため、感電などを防止でき安全性を向上させることが可能となる。
【0113】
なお、本発明は、上記した実施の形態に限定されるものではなく、発明の要旨を変更しない範囲で適宜変形可能である。
【0114】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項1にかかる画像形成装置によれば、商用電源から入力される電力を前記充電手段へと中継する接続部材が、キャパシタユニットが該装置に装着されると商用電源から充電手段へ電力の中継を行うことにより、キャパシタユニットが該装置から取り外された場合には、商用電源から充電手段へと入力される電力も同時に遮断されるとともに、充電手段からキャパシタへの電力供給も遮断されてキャパシタ充放電回路への電力供給が確実に遮断されるため、補助電源の交換を短時間で容易に行うことが可能となり、また、サービス従事者が補助電源や充電器の電極部に直接触ることがないため、感電などを防止でき安全性を向上させることが可能となる。
【0118】
また、請求項2にかかる画像形成装置によれば、請求項1にかかる発明において、前記キャパシタは、電気二重層コンデンサであるので、ランニングコストを低下させることができ、また、低消費電力化が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用される画像形成装置のメカ構成を示す断面図である。
【図2】図1の定着装置の内部構成を示す図である。
【図3】図1の定着装置の電源回路の構成を示す図である。
【図4】図3のACヒータ駆動回路の構成を示す図である。
【図5】図3のキャパタ充放電回路の構成を示す図である。
【図6】図3の放電器の構成を示す図である。
【図7】図3の放電器の他の構成例を示す図である。
【図8】図3の制御部の概略構成を示す図である。
【図9】定着ローラの温度制御を説明するためのタイミングチャートを示す図である。
【図10】制御部の定着ヒータTH1、AC定着ヒータTH2のON/OFF制御を説明するためのフローチャートである。
【図11】電源回路の他の構成例1を示す図である。
【図12】電源回路の他の構成例2を示す図である。
【図13】電源回路の他の構成例3を示す図である。
【図14】図13の接続器(ターミナルボックス)の構成を示す図である。
【図15】電源回路の他の構成例4を示す図である。
【図16】図15のキャパシタユニットの構成を示す図である。
【符号の説明】
1 画像形成装置
10 自動原稿送り装置(ADF)
20 画像読み取り装置
30 書き込みユニット
40 プリンタユニット
121 定着装置
151 定着ローラ
152 加圧ローラ
200 電源回路
201 主電源SW
202 制御部
203 キャパシタ充電器
204 DC電源生成回路
205 ACヒータ駆動回路
206 入力電流検出回路
207 インターロックスイッチ
208 キャパシタ充放電回路
209 放電スイッチ
210 放電器
220 ヒータON/OFF回路
231 充放電用スイッチ
232 両端電圧検出回路
CP1、CP2 キャパシタ
CU2 キャパシタユニット
TH11 サーミスタ
HT1 定着ヒータ
HT2 AC定着ヒータ
RL11、RL21、RL31 リレー
TB1 接続器[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to an image forming apparatus, and more particularly, to an image forming apparatus such as a copying machine, a digital multifunction peripheral, or a printer that heats a fixing member of a fixing device using an auxiliary power source.
[0002]
[Prior art]
An image forming apparatus such as a copying machine or a printer forms an image on a recording medium such as plain paper or OHP. For this image formation, an electrophotographic system is adopted because of high-speed image formation, image quality, cost, and the like. The electrophotographic method is a method in which a toner image is formed on a recording medium, and the formed toner image is fixed on the recording medium with heat and pressure. The heat roll method is the most current fixing method from the viewpoint of safety and the like. Many have been adopted. In the heat roll method, a heat roller heated by a heating member such as a halogen heater and a pressure roller disposed opposite to the heat roller are pressed to form a mutual pressure contact portion called a nip portion, and a toner image is formed at the nip portion. In this method, heating is performed through the recording medium on which is transferred.
[0003]
In order to protect the environment in recent years, standards and regulations have become stricter every year in countries around the world due to demands for energy saving. For this reason, energy-saving efforts such as the improvement of products from the problems of limiting the limited commercial power supply (for example, 100V 15A in Japan) and shortening the rise time (warm-up time) of products have been activated. ing. Copiers and printer products are also a major issue for speeding up and colorization in recent years.
[0004]
In considering energy saving of this image forming apparatus, power consumption of a fixing device that fixes toner on a recording medium cannot be ignored. For example,
[0005]
For this reason, for example,
[0006]
However, when used in a fixing device of an image forming apparatus of a copying machine or a printer product, it cannot be said that the number of repetitions of charging and discharging is sufficient for supplying power to a heat generating member for heat fixing. In particular, for high-speed machines and color machines that require high-capacity supply power, in order to maintain the fixing performance of the image forming apparatus, replacement due to the life of a large-capacity capacitor or replacement in case of failure is indispensable.
[0007]
In addition, the electric double layer capacitor is difficult to discharge the charged electric charge in a short time (about 10% down in 10 hours in natural discharge), and requires safety precautions when replacing.
[0008]
[Patent Document 1]
Japanese Patent Laid-Open No. 10-282821
[Patent Document 2]
JP 2002-184554 A
[0009]
[Problems to be solved by the invention]
The present invention has been made in view of the above, and an object of the present invention is to provide an image forming apparatus having improved safety when a large-capacity capacitor is used as an auxiliary power source of a fixing device.
[0010]
[Means for Solving the Problems]
In order to solve the above-described problem, the invention according to
[0011]
According to the above invention,A connecting member that relays power input from a commercial power source to the charging unit performs relaying of power from the commercial power source to the charging unit when the capacitor unit is attached to the device.When the capacitor unit is removed from the device, the power input from the commercial power source to the charging means is also cut off at the same time.As a result, the power supply to the capacitor charge / discharge circuit is reliably cut off, so the auxiliary power supply can be easily replaced in a short time, and service personnel can directly connect to the auxiliary power supply or the electrode part of the charger. Since it is not touched, an electric shock can be prevented and safety can be improved.
[0018]
Claims2The invention according to claim1In the invention according to the above,CapacitorsElectric double layer capacitorIs,It is characterized by that.
[0019]
According to the above invention,CapacitorsIs composed of an electric double layer capacitor.
[0020]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
DESCRIPTION OF EXEMPLARY EMBODIMENTS Hereinafter, exemplary embodiments of an image forming apparatus according to the invention will be described in detail with reference to the drawings.
[0021]
[Entire configuration of image forming apparatus]
FIG. 1 is a cross-sectional view showing a schematic mechanical configuration of an image forming apparatus to which the present invention is applied. An
[0022]
As shown in FIG. 1, the
[0023]
The operation of each mode of the image forming apparatus will be described with reference to FIG. First, the operation in the copy mode will be described. In the copy mode, in the ADF 10, a document bundle in which a document is placed on the document table 102 is placed on the document table 102, and when the start key on the operation unit is pressed, the bottom document is fed by the feed roller. 103 and a
[0024]
When the document set
[0025]
The first
[0026]
Image information of the original read by the image reading device 20 is converted into optical information by a writing unit 30 as writing means via an image processing means (not shown), and the
[0027]
The
[0028]
The above operation is an operation for copying an image on one side of a sheet in a normal mode. However, when copying an image on both sides of a transfer sheet in a duplex mode, the
[0029]
The transfer paper transported to the double-
[0030]
Further, when the transfer paper is reversed and discharged, the transfer paper that is switched back by the reversing
[0031]
Next, the print mode and the facsimile mode will be described. In the print mode, image information from the outside is input to the writing unit 30 instead of the image information from the image processing means, and an image is formed on the transfer paper by the image forming means. Further, in the facsimile mode, the image information from the image reading means is transmitted to the other party by a facsimile transmission / reception unit (not shown), and the image information from the other party is received by the facsimile transmission / reception unit, instead of the image information from the image processing means. By inputting to the writing unit 30, an image is formed on the transfer paper by the above-described image forming means.
[0032]
[Configuration of Fixing Device]
FIG. 2 is a diagram showing an internal configuration of the fixing
[0033]
The fixing
[0034]
In the fixing device having the above-described configuration, the fixing
[0035]
Here, the fixing member and the pressure member are generally rollers as shown in FIG. 2, but the fixing member and the pressure member are not limited to rollers, and an endless belt or the like is used for one or both of them. May be. Further, although the fixing heater HT1 and the AC fixing heater HT2 are arranged inside the fixing
[0036]
[Power supply circuit of fixing device]
FIG. 3 is a diagram illustrating a configuration of a power supply circuit of the fixing device. The power supply circuit 200 of the fixing device shown in FIG. 3 includes a main power SW 201 that turns on and off the supply of the AC power ACPS1, a
[0037]
AC power supply ACPS1 supplies AC power to AC
[0038]
The
[0039]
The input
[0040]
The DC
[0041]
The
[0042]
The AC
[0043]
[0044]
Capacitor CP1 is formed of a large capacity capacitor such as an electric double layer capacitor. The capacitor CP1 is connected to the
[0045]
Capacitor charge /
[0046]
The
[0047]
A normally open (hereinafter, NO) contact of the
[0048]
Normally, the
[0049]
The arrangement position of the
[0050]
The thermistor TH11 is provided in the vicinity of the fixing
[0051]
In the power supply circuit, the
[0052]
[AC heater drive circuit]
FIG. 4 is a diagram showing a configuration of the AC
[0053]
The AC power supply ACPS1 is connected to one end side of the fixing heater HT2 via a filter FIL21 and a safety-protecting fixing relay RL21. The other end of the fixing heater HT2 is connected to the heater ON /
[0054]
The heater ON /
[0055]
In the AC
[0056]
The
[0057]
[Configuration of Capacitor Charge / Discharge Circuit 208]
FIG. 5 is a diagram showing a configuration of the capacitor charge /
[0058]
As shown in FIG. 5, a charge /
[0059]
When both the charging / discharging
[0060]
The both-end
[0061]
[Configuration of discharger]
FIG. 6 is a diagram illustrating a configuration example of the
[0062]
FIG. 7 shows another configuration example of the
[0063]
Note that the
[0064]
[Configuration of control unit]
FIG. 8 is a diagram showing a schematic configuration of the
[0065]
The
[0066]
The
[0067]
Further, the
[0068]
[Fixing roller temperature control]
FIG. 9 shows a timing chart for explaining the temperature control of the fixing
[0069]
In the figure, a period t1 is a start-up period of the image forming apparatus (fixing roller 151), a period t2 is a waiting period of the image forming apparatus, a period t3 is a copying operation period, a period t4 is a waiting period of the image forming apparatus, a period t5 indicates the period of the low power mode, and the period t6 indicates the period of the energy saving mode.
[0070]
In FIG. 9, a period t1 is a period in which the surface temperature of the fixing
[0071]
When the surface temperature of the fixing
[0072]
During the period t2, the
[0073]
During the copy operation during the period t3, the input current I of the DC power
[0074]
The period t4 is a standby period after the end of the copy operation. As in the period t2, the capacitor CP1 is discharged to supply power to the fixing heater HT1 as shown in FIG. ), When the surface temperature of the fixing
[0075]
In the period t5, even if the discharge supply from the capacitor CP1 is stopped, if the surface temperature of the fixing
[0076]
FIG. 10 is a flowchart for explaining ON / OFF control of the fixing heater TH1 and the AC fixing heater TH2 of the
[0077]
The
[0078]
On the other hand, when the surface temperature of the fixing
[0079]
Note that the circuit configuration of the power supply circuit with the capacitor safety measure is not limited to the configuration shown in FIG. 3, and may be another configuration. Other configuration examples 1 to 4 of the power supply circuit will be described with reference to FIGS.
[0080]
[Other configuration example 1 of the power supply circuit]
FIG. 11 is a diagram illustrating another configuration example 1 of the power supply circuit. 11, parts having the same functions as those in FIG. 3 are denoted by the same reference numerals, and description thereof is omitted.
[0081]
11 is provided with a discharge relay RL31 for switching the connection of the capacitor CP1 between the
[0082]
The AC power source includes a DC power
[0083]
Discharge relay RL31 is a relay for switching connection of capacitor CP1 between
[0084]
A normally closed (hereinafter referred to as NC) contact of the discharge relay RL31 is connected to a
[0085]
Normally, the discharge relay RL31 is energized to the coil of the discharge relay RL31 if the power plug PPG1 is connected to the power outlet PSC1 of the commercial power supply. The O contacts are connected, and the capacitor CP1 can be charged by the
[0086]
On the other hand, in the discharge relay RL31, when the power plug PPG1 is removed from the capacitor charger 203 (unless the power plug PPG1 is connected from the power outlet PSC1), the coil of the discharge relay RL31 is energized in conjunction with the operation. Therefore, the discharge relay RL31 is turned OFF and the COM contact is N.P. From the O contact The connection is switched to the C contact, and the capacitor CP1 is disconnected from the
[0087]
According to the power supply circuit having the above configuration, the discharge relay RL31 for switching the connection of the capacitor CP1 between the
[0088]
In the above configuration example, the case where the power supply plug PPG1 is interlocked with the power-off or on operation has been described. However, a normal close (NC) contact of the main power supply SW201 is provided instead of the power supply plug PPG1, and the main power supply is connected. A discharge mechanism between the capacitor CP1 and the
[0089]
[Other configuration example 2 of the power supply circuit]
FIG. 12 is a diagram illustrating another configuration example 2 of the power supply circuit. 12, parts having the same functions as those in FIGS. 3 and 11 are denoted by the same reference numerals, and description thereof is omitted.
[0090]
Other configuration example 2 of the power supply circuit shown in FIG. 12 has substantially the same configuration as that of FIG. 11, but is a power supply different from the main power supply of the image forming apparatus as an AC power supply supplied to the discharge relay RL31 constituting the discharge mechanism. Is used.
[0091]
The power supplied from the AC power supply ACPS1 is supplied to the DC power
[0092]
Discharge relay RL31 is a relay for switching connection of capacitor CP1 between
[0093]
A normally closed (hereinafter referred to as NC) contact of the discharge relay RL31 is connected to a
[0094]
Further, the power of the coil of the discharge relay RL31 constituting the discharge mechanism is supplied from an AC power supply ACPS2 different from the AC power supply ACPS1. The electric power supplied from the AC power supply ACPS2 is input from the power outlet PSC1 to the coil of the discharge relay RL31 via the power plug PPG1. When the power plug PPG1 is connected to the power outlet PSC1, the discharge relay RL31 is energized with the coil of the discharge relay RL31. The O contacts are connected, and the capacitor CP1 can be charged by the
[0095]
On the other hand, when the power plug PPG1 is disconnected from the power outlet PSC1 (unless the power plug PPG1 is connected from the power outlet PSC1), the discharge relay RL31 is energized to the coil of the discharge relay RL31. Therefore, the discharge relay RL31 is turned OFF and the COM contact is N.P. From the O contact The connection is switched to the C contact, and the capacitor CP1 is disconnected from the
[0096]
According to the power supply circuit having the above configuration, the discharge relay RL31 for switching the connection of the capacitor CP1 between the
[0097]
In the above configuration example, the case where the power plug is interlocked with the power shut-off or turning-on operation has been described. However, a normal close (NC) contact of the main power SW is provided instead of the power plug, and the main power SW 201 is connected. The discharge mechanism of the capacitor CP1 and the
[0098]
[Other configuration example 3 of the power supply circuit]
FIG. 13 is a diagram illustrating another configuration example 3 of the power supply circuit. 13, parts having the same functions as those in FIG. 3 are denoted by the same reference numerals, and description thereof is omitted.
[0099]
Another configuration example 3 of the power supply circuit shown in FIG. 13 is a configuration in which a
[0100]
In FIG. 13, a
[0101]
FIG. 14 is a diagram for explaining the connection between the connector TB1 and the capacitor CP2 in FIG. 13. FIG. 14A is a diagram showing the connection state between the connector TB1 and the capacitor CP2, and FIG. These are figures which show the non-connecting state of connector TB1 and capacitor CP2.
[0102]
As shown in FIG. 4A, in the connector TB1, CP_H and CP_L supplied from the
[0103]
As shown in FIG. 5B, when the capacitor CP2 is pulled in the direction of the arrow, the capacitor CP2 can be detached from the connector TB1. Since the capacitor CP2 is not inserted into each of the contact portions con1 and con2 of the connector TB1, CP_H and CP_L supplied from the
[0104]
In this case, the connection terminal portions TCP_H and TCP_L of the capacitor CP2 are disconnected from the
[0105]
According to the power supply circuit having the above configuration, the
[0106]
[Other configuration example 4 of the power supply circuit]
FIG. 15 is a diagram illustrating another configuration example 4 of the power supply circuit. 14, parts having the same functions as those in FIG. 3 are denoted by the same reference numerals, and description thereof is omitted.
[0107]
Another configuration example 4 of the power supply circuit shown in FIG. 15 is a configuration in which the capacitor unit CU2 is detachably provided.
[0108]
In FIG. 15, the AC power is supplied to the DC
[0109]
The capacitor unit CU2 is provided between the input
[0110]
FIG. 16 is a diagram illustrating a configuration example of the capacitor unit CU2 of FIG. As shown in FIG. 16, a connecting member that relays AC_L and AC_N of the AC power input to the
[0111]
The capacitor unit CU2 may be provided not on the input side of the
[0112]
According to the power supply circuit having the above configuration, the detachable capacitor unit CU2 is provided, and when the capacitor unit CU2 is detached, the electrical connection between the
[0113]
The present invention is not limited to the above-described embodiment, and can be appropriately modified without changing the gist of the invention.
[0114]
【The invention's effect】
As described above, according to the image forming apparatus of the first aspect,A connecting member that relays power input from a commercial power source to the charging unit performs relaying of power from the commercial power source to the charging unit when the capacitor unit is attached to the device.When the capacitor unit is removed from the device, the power input from the commercial power source to the charging means is simultaneously cut off, and the power supply from the charging means to the capacitor is also cut off.TekiSince the power supply to the capacitor charging / discharging circuit is reliably cut off, it is possible to easily replace the auxiliary power supply in a short time, and the service personnel can directly contact the auxiliary power supply or the electrode part of the charger. Therefore, it is possible to prevent electric shock and improve safety.
[0118]
Claims2According to the image forming apparatus,1In the invention according to the above,CapacitorsElectric double layer capacitorIsTherefore, the running cost can be reduced and the power consumption can be reduced.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a cross-sectional view showing a mechanical configuration of an image forming apparatus to which the present invention is applied.
FIG. 2 is a diagram illustrating an internal configuration of the fixing device in FIG. 1;
FIG. 3 is a diagram illustrating a configuration of a power supply circuit of the fixing device in FIG. 1;
4 is a diagram showing a configuration of an AC heater driving circuit of FIG. 3. FIG.
5 is a diagram showing a configuration of a capacitor charge / discharge circuit of FIG. 3;
6 is a diagram showing a configuration of the discharger of FIG. 3;
7 is a diagram showing another configuration example of the discharger of FIG. 3. FIG.
FIG. 8 is a diagram illustrating a schematic configuration of a control unit in FIG. 3;
FIG. 9 is a timing chart for explaining temperature control of the fixing roller.
FIG. 10 is a flowchart for explaining ON / OFF control of the fixing heater TH1 and the AC fixing heater TH2 of the control unit;
FIG. 11 is a diagram illustrating another configuration example 1 of the power supply circuit;
FIG. 12 is a diagram showing another configuration example 2 of the power supply circuit.
FIG. 13 is a diagram illustrating another configuration example 3 of the power supply circuit.
14 is a diagram showing a configuration of a connector (terminal box) in FIG. 13;
FIG. 15 is a diagram illustrating another configuration example 4 of the power supply circuit;
16 is a diagram showing a configuration of the capacitor unit of FIG. 15;
[Explanation of symbols]
1 Image forming device
10 Automatic document feeder (ADF)
20 Image reading device
30 writing unit
40 Printer unit
121 Fixing device
151 Fixing roller
152 Pressure roller
200 Power supply circuit
201 Main power switch
202 Control unit
203 Capacitor charger
204 DC power supply generation circuit
205 AC heater drive circuit
206 Input current detection circuit
207 Interlock switch
208 Capacitor charge / discharge circuit
209 Discharge switch
210 Discharger
220 Heater ON / OFF circuit
231 Charging / discharging switch
232 Voltage detection circuit at both ends
CP1 and CP2 capacitors
CU2 capacitor unit
TH11 thermistor
HT1 fixing heater
HT2 AC fixing heater
RL11, RL21, RL31 Relay
TB1 connector
Claims (2)
前記キャパシタを充電する充電手段と、
前記商用電源から入力される電力を前記充電手段へと中継する接続部材と、前記キャパシタと、前記充電手段から前記キャパシタへの電力供給線を接続する接続端子部とを有し、該装置から着脱可能なキャパシタユニットと、
前記キャパシタに接続され、前記キャパシタの充放電を行うキャパシタ充放電回路と、
前記キャパシタユニットが該装置に装着されていることを条件として、前記キャパシタ充放電回路による前記キャパシタの放電を制御して、前記定着装置に対して電力を供給する制御部と、
を備え、
前記接続部材は、前記キャパシタユニットが該装置に装着されると前記商用電源から前記充電手段へ電力の中継を行う、
ことを特徴とする画像形成装置。In an image forming apparatus that uses a capacitor that can be charged with electric power from a commercial power source to increase the maximum supply power to the fixing device,
Charging means for charging the capacitor;
It has a connecting member for relaying the power input from the previous SL commercial power supply to the charging means, the capacitor, and a connection terminal portion for connecting the power supply line to the capacitor from the charging means, from the device A removable capacitor unit;
A capacitor charging / discharging circuit connected to the capacitor for charging / discharging the capacitor;
A controller that controls discharge of the capacitor by the capacitor charge / discharge circuit and supplies power to the fixing device, on condition that the capacitor unit is mounted on the device;
Equipped with a,
The connecting member relays electric power from the commercial power source to the charging means when the capacitor unit is attached to the device.
An image forming apparatus.
ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。The capacitor is an electric double layer capacitor,
The image forming apparatus according to claim 1.
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