JP4398610B2 - Boiling water nuclear power plant - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、不活性ガス供給装置と、圧縮空気供給設備を備えた沸騰水型原子力発電プラントに関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に沸騰水型原子力発電プラントにおいては、プラント機器に設けられた空気作動弁や各種計装制御機器等を円滑に作動させるためや、タンク,フィルタ,脱塩器の逆洗,攪拌、さらには空気作動工具等を使用するためにそれに必要な容量と圧力をもった圧縮空気を供給する圧縮空気供給設備が設けられている。
【0003】
圧縮空気供給設備としては大きく分けて、主に空気作動弁や各種計装制御機器等に除湿,除塵された圧縮空気を供給する計装用圧縮空気供給装置と、空気作動工具等に除塵された圧縮空気を供給する所内用圧縮空気供給装置とがある。
【0004】
一方、前記発電プラントには不活性ガス供給装置も設けられている。この不活性ガス供給装置は、例えば液体窒素を加温して得られる窒素ガスをプラント運転の際に原子炉格納容器内に供給し、原子炉格納容器内を空気雰囲気から不活性ガス雰囲気に置換するとともに、プラント運転中に原子炉格納容器から漏洩する窒素ガスを補給し、所定の圧力に維持することによって空気の漏入を防止し不活性雰囲気を維持するようにしている。
【0005】
また前記計装用圧縮空気供給装置に接続される計装制御機器の内、原子炉格納容器内に設けられる空気作動弁へは原子炉格納容器内の不活性ガス雰囲気を維持するためにプラント通常運転時には前記不活性ガス供給装置からの窒素ガスを供給し、プラント通常運転時に不活性ガス供給装置に異常が発生し、供給ガス圧力が低下したような場合のみ計装用圧縮空気供給装置からの圧縮空気に切り替えるようにしている。
【0006】
またこの不活性ガス供給装置はプラント通常運転期間中等に乾燥保管するプラント内の各建屋内外の機器,配管等へ機内腐食防止の観点から窒素ガスを供給している。
【0007】
一方、近年膜分離技術が急速に発展しており、高分子の薄い膜で空気中の酸素や水蒸気を分離抽出する技術が開発されている。この膜分離技術では圧縮空気を中空糸膜の内側に供給するだけで空気中の酸素ガスを中空糸膜外側へ透過排出し、空気中の窒素ガスのみを容易に得ることができる窒素ガス発生装置や、圧縮空気を中空糸膜の内側に供給するだけで空気中の水蒸気を中空糸膜外側へ透過排出し乾燥空気を容易に得ることができる除湿装置等が実用化されている。
【0008】
これらの装置は近年一般産業で除々に使用実績がでてきており、何れの装置もその発生原理において電源の必要がなく非常に簡素でコンパクトな特徴を有している。
【0009】
従来の沸騰水型原子力発電プラントにおける圧縮空気供給設備、および不活性ガス供給装置の系統構成の一例を図5を参照して説明する。図5において、計装用圧縮空気供給装置10は空気圧縮機11にて圧縮された空気を後部冷却器12、気水分離器13にて冷却,水分除去した後、空気貯槽14を経て活性アルミナ等の吸着剤を使用した吸着方式の除湿装置15にて除湿し、乾燥空気を取り出す。この乾燥空気を供給母管16を介して発電プラント内で計装用圧縮空気を使用する空気作動弁などの各計装制御機器の負荷17に供給する。
【0010】
所内用圧縮空気供給装置20は空気圧縮機21にて圧縮された空気を後部冷却器22、気水分離器23にて冷却,水分除去した後、空気貯槽24を経て供給母管25を介して発電プラント内で所内用圧縮空気を使用する空気作動工具などの各負荷26に供給する。
【0011】
一方、不活性ガス供給装置30は、プラント通常運転時に原子炉格納容器100内を不活性ガス雰囲気に維持するため、減圧弁31、弁32、逆止弁33を有する配管34を介して原子炉格納容器100内に窒素ガスを供給する。またこの不活性ガス供給装置30は配管35、減圧弁36、弁37、38、逆止弁39を介して原子炉格納容器100内に設けられている空気作動弁17Aに圧縮空気を供給するとともに、減圧弁36の下流側から分岐した配管39を介してプラント通常運転期間中等に乾燥保管するプラント内各建屋内外の機器、配管等の負荷18へも機内腐食防止の観点から窒素ガスを供給する。
【0012】
計装用圧縮空気供給装置10と所内圧縮空気供給装置20は弁54を設けた配管55で接続されており、計装用圧縮空気供給装置10の空気貯槽15内の圧力が何らかの故障により規定の圧力以下に低下した場合、自動的に弁54が開き、所内用圧縮空気供給装置20から計装用圧縮空気供給装置10側に圧縮空気を供給しバックアップできるようになっている。
【0013】
更に計装用圧縮空気供給装置10と不活性ガス供給装置30の配管35とが弁40、逆止弁41を介して配管42によって接続されている。
また、所内用圧縮空気供給装置20の配管25と原子炉格納容器100内の負荷26Aとが弁43と逆止弁44を介して配管45で接続されている。
【0014】
このような構成の沸騰水型原子力発電プラントではプラント通常運転時は弁40が閉、弁32、37、38が開となって原子炉格納容器100内および空気作動弁17A、負荷18に不活性ガス供給装置30から窒素ガスを供給する。また計装用圧縮空気供給装置10と所内圧縮空気供給装置20もそれぞれ各負荷17、26、26Aに空気圧縮機11、21から圧縮空気を供給する。
【0015】
発電プラント停止中は弁37と弁40の開閉を逆に切換え、計装用圧縮空気供給装置10からの圧縮空気を空気作動弁17Aに供給する。
プラント通常運転中に不活性ガス供給装置30に何らかの異常が発生し、ガス供給圧力が万一低下した場合は自動的に弁37と弁40の開閉が切換わり計装用圧縮空気供給装置10からの圧縮空気を空気作動弁17Aに供給する。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】
このように従来の沸騰水型原子力発電プラントにおいては、プラント通常運転時に不活性ガス供給装置30の異常により万一供給圧力が低下した場合には自動的に計装用圧縮空気供給装置10側から圧縮空気が原子炉格納容器100内の空気作動弁17A等の負荷に供給され、またプラント運転中に原子炉格納容器100から漏洩する窒素ガス量を補給することができず、原子炉格納容器100内を不活性ガス雰囲気に維持することができなくなり運転信頼性に欠ける課題がある。
【0017】
更にプラント通常運転期間中等に乾燥保管を行う機器はプラント内各建屋内外に点在しており、不活性ガス供給装置30からそれらの機器に窒素ガスを供給するには機器への窒素ガス供給配管長が長くなりコスト高となる。
【0018】
本発明はかかる点に鑑みなされたもので、プラント通常運転時に不活性ガス供給装置の異常により万一供給圧力が低下した場合にも合理的に窒素ガスを原子炉格納容器内計装機器及び原子炉格納容器内に連続供給し、原子炉格納容器内を不活性ガス雰囲気に維持することでプラント運転の信頼性を向上し、更にプラント通常運転期間中等に乾燥保管を行う機器への窒素ガス供給配管長を短縮することで配管系物量低減を図ることを目的とする。
【0019】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために本発明の請求項1記載の発明は、原子炉格納容器内に窒素ガスを供給する不活性ガス供給装置と、プラント内負荷に圧縮空気を供給する圧縮空気供給設備とを備えた沸騰水型原子力発電プラントにおいて、中空糸膜分離式窒素ガス発生装置を設け、不活性ガス供給装置の異常時に前記圧縮空気供給設備の圧縮空気から前記中空糸膜分離式窒素ガス発生装置を通して得られる窒素ガスを原子炉格納容器内に供給するようにしたことを特徴とする。
この発明によればプラント運転中に不活性ガス供給装置に異常が生じた場合でも圧縮空気供給設備から原子炉格納容器内に連続して窒素ガスが供給される。
【0020】
本発明の請求項2記載の発明は、原子炉格納容器内に窒素ガスを供給する不活性ガス供給装置と、プラント内負荷に圧縮空気を供給する圧縮空気供給設備とを備えた沸騰水型原子力発電プラントにおいて、中空糸膜分離式除湿装置と中空糸膜分離式窒素ガス発生装置とを設け、不活性ガス供給装置の異常時に前記圧縮空気供給設備の圧縮空気から前記中空糸膜分離式除湿装置と中空糸膜分離式窒素ガス発生装置とを通して得られる窒素ガスを原子炉格納容器内に供給するようにしたことを特徴とする。
【0021】
この発明によればプラント運転中に不活性ガス供給装置に異常が生じた場合でも圧縮空気供給設備から原子炉格納容器内に連続して除湿した窒素ガスが供給される。
【0022】
本発明の請求項3記載の発明は、請求項1記載の沸騰水型原子力発電プラントにおいて、圧縮空気供給設備から原子炉格納容器内に設けた計装制御機器に窒素ガスを供給することを特徴とする。
【0023】
この発明によればプラント運転中に不活性ガス供給装置に異常が生じた場合でも圧縮空気供給設備から原子炉格納容器内に設けた計装制御機器に連続して窒素ガスが供給される。
【0024】
本発明の請求項4記載の発明は、請求項1記載の沸騰水型原子力発電プラントにおいて、プラント運転期間中に乾燥保管するプラント内機器に窒素ガスを供給することを特徴とする。
【0025】
この発明によればプラント運転中に不活性ガス供給装置に異常が生じた場合でも圧縮空気供給設備からプラント運転期間中に乾燥保管するプラント内機器に連続して窒素ガスが供給される。
【0026】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。図1は本発明の第1の実施の形態を示す系統構成図である。図1において図5に示す従来の発電プラントと同一部分には同一の符号を付し、説明は省略する。計装用圧縮空気供給装置10において、原子炉格納容器100内の空気作動弁17Aへ圧縮空気を供給する配管42から配管46を分岐させ、この配管46に中空糸膜分離式窒素ガス発生装置47、弁48、逆止弁49を設けて配管50を介して再び前記配管42に接続している。また逆止弁49の下流側は配管51を介して不活性ガス供給装置30から原子炉格納容器100内へ窒素ガスを供給する配管34に接続しており、接続点下流には弁52が設置されている。
【0027】
乾燥保管用窒素ガスを必要とする負荷18へはその近傍に配置される計装用圧縮空気供給装置10の配管16から分岐した配管19を通して各々に中空糸膜分離式窒素ガス発生装置53を介して窒素ガスを供給する。
【0028】
ここで窒素ガス発生装置として用いられる中空糸膜分離式窒素ガス発生装置の構成の一例について図2(a)、(b)を参照しながら説明する。空気圧縮機で圧縮された圧縮空気60を中空糸膜61の内側に供給し中空糸膜61を隔ててその内外を高圧と低圧に保持すると圧縮空気60中の酸素ガス62成分は中空糸膜61の内側から選択的に透過し非透過側の中空糸膜61の出口で窒素ガス63が得られる。中空糸膜式の窒素ガス発生装置はこの酸素ガス62の透過性に優れた中空糸膜61を束ねて一つ筒状の容器64に収納しており、透過した酸素ガス62は容器64から大気65に放出される。
【0029】
このように構成された本発明の第1の実施の形態による沸騰水型原子力発電プラントによれば、プラント通常運転時は弁40、48が閉、弁32、52、37、38が開となって原子炉格納容器100内および空気作動弁17Aに不活性ガス供給装置30より窒素ガスを供給する。また計装用圧縮空気供給装置10と所内用圧縮空気系供給装置20もそれぞれ各負荷17、26、26Aに空気圧縮機11、21から圧縮空気を供給する。
発電プラント停止中は弁37と弁40の開閉を逆に切換え、計装用圧縮空気供給装置10から圧縮空気を空気作動弁17Aに供給する。
【0030】
次に、プラント通常運転時に不活性ガス供給装置30の異常により万一供給圧力が低下した場合にはそれを検出し、自動的に弁32、37と弁40、48の開閉が逆転し、配管46、中空糸膜分離式窒素ガス発生装置47、弁48、逆止弁49、配管50、弁38を介して原子炉格納容器100内の空気作動弁17Aに計装用圧縮空気供給装置10の圧縮空気から得られる窒素ガスを供給する。それとともに、配管46、中空糸膜分離式窒素ガス発生装置47、弁48、逆止弁49、配管51、弁52を介して原子炉格納容器100内に計装用圧縮空気供給装置10の圧縮空気から得られる窒素ガスを供給する。これによりプラント運転中に不活性ガス供給装置30に異常が生じた場合でも圧縮空気供給設備から原子炉格納容器100内に連続して窒素ガスが供給される。また、乾燥保管用窒素ガスを必要とする負荷18へはその近傍に配置される計装用圧縮空気供給装置10の配管16から分岐した配管19を通して各々に中空糸膜分離式窒素ガス発生装置53を介して窒素ガスを供給するので窒素ガス供給用の配管を必要以上に引き回す必要がなく配管系物量を低減できる。
【0031】
次に本発明の第2の実施の形態について図3を参照して説明する。本実施の形態においては、所内用圧縮空気供給装置20の原子炉格納容器100内へ供給する配管45から分岐した配管70に中空糸膜分離式除湿装置71、中空糸膜分離式窒素ガス発生装置72、弁73、逆止弁74が設けられており、不活性ガス供給装置30の原子炉格納容器100内へ窒素ガスを供給する配管34に接続されており、接続点下流には75が設けられている。また中空糸膜分離式窒素ガス発生装置72と弁73の間から分岐した配管76には弁77、逆止弁78が設けられており、計装用圧縮空気供給装置10の原子炉格納容器100内空気作動弁17Aへ圧縮空気を供給する配管35に接続されている。
【0032】
乾燥保管用窒素ガスを必要とする負荷18へはその近傍に配置される所内用圧縮空気系供給装置20の配管25から分岐した配管19各々に中空糸膜分離式除湿装置71、中空糸膜分離式窒素ガス発生装置72を設けている。
【0033】
尚、中空糸膜分離式窒素ガス発生装置72の上流に中空糸膜分離式除湿装置71を設けているのは、所内圧縮空気系の圧縮空気は湿潤空気のため、中空糸膜分離式窒素ガス発生装置72に供給する圧縮空気を乾燥空気にするためである。
【0034】
中空糸膜分離式除湿装置71の構成の一例について図4(a)、(b)を参照しながら説明する。空気圧縮機で圧縮された湿潤空気80を中空糸膜81の内側に供給し中空糸膜81を隔ててその内外を水蒸気分圧を高圧と低圧に保持すると湿潤空気80中の水蒸気82成分は中空糸膜80の内側から選択的に透過し非透過側の中空糸膜80の出口で乾燥空気83が得られる。中空糸膜式の除湿装置はこの水蒸気82の透過性に優れた中空糸膜81を束ねて一つ筒状の容器84に収納しており、乾燥空気83の一部をパージ配管85を介して中空糸膜81の外側にパージすることによって膜を隔てた内側と外側での水蒸気分圧が大きくし、また透過した水蒸気82は容器84から大気86に連続放出する。
【0035】
このように構成された本発明の第2の実施の形態による沸騰水型原子力発電システムによれば、プラント通常運転時に不活性ガス供給装置30の異常により万一供給圧力が低下した場合にはそれを検出し、自動的に弁37と77、弁32と73の開閉が逆転し、配管70、中空糸膜分離式除湿装置71、中空糸膜分離式窒素ガス発生装置72、弁77、逆止弁78、配管76、弁38を介して原子炉格納容器100内の空気作動弁17Aに圧縮空気から得られる窒素ガスを供給する。それとともに、弁73、逆止弁74、弁75を介して原子炉格納容器100内に所内用圧縮空気供給装置の圧縮空気から得られる窒素ガスを供給する。
【0036】
また、プラント停止中の原子炉格納容器100内点検時等は従来どおり弁37と弁40との開閉を逆転させ計装用圧縮空気供給装置10の圧縮空気を原子炉格納容器100内の空気作動弁17Aに供給する。
【0037】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、プラント通常運転時に不活性ガス供給装置の異常により万一供給圧力が低下した場合にも合理的に窒素ガスを原子炉格納容器内および格納容器内計装機器に連続して供給し、格納容器内を不活性ガス雰囲気に維持することでプラント運転の信頼性を向上し、更にプラント通常運転期間中等に乾燥保管を行う機器への窒素ガス供給配管長を短縮することができ、配管系物量低減が図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態を示す沸騰水型原子力発電システムの系統構成図。
【図2】本発明における中空糸膜分離式窒素ガス発生装置を示す図で、(a)は正面図、(b)は断面図。
【図3】本発明の第2の実施の形態を示す沸騰水型原子力発電システムの系統構成図。
【図4】本発明における中空糸膜分離式除湿装置を示す図で、(a)は正面図、(b)は断面図。
【図5】従来の沸騰水型原子力発電システムの系統構成図。
【符号の説明】
10…計装用圧縮空気供給装置、17A…空気作動弁、20…所内用圧縮空気供給装置、30…不活性ガス供給装置、47…中空糸膜分離式窒素ガス発生装置、71…中空糸膜分離式除湿装置、72…中空糸膜分離式窒素ガス発生装置。[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a boiling water nuclear power plant including an inert gas supply device and a compressed air supply facility.
[0002]
[Prior art]
In general, in boiling water nuclear power plants, air-operated valves and various instrumentation control devices installed in plant equipment are operated smoothly, tanks, filters, demineralizers are backwashed, stirred, and air-operated. There is provided a compressed air supply facility for supplying compressed air having a capacity and pressure necessary for using an operation tool or the like.
[0003]
Compressed air supply equipment can be broadly divided into: compressed air supply equipment for instrumentation that supplies compressed air that has been dehumidified and dedusted mainly to air-operated valves and various instrumentation control devices, and compressed air that has been dedusted by air-operated tools, etc. There is an in-house compressed air supply device for supplying air.
[0004]
On the other hand, the power plant is also provided with an inert gas supply device. This inert gas supply device supplies, for example, nitrogen gas obtained by heating liquid nitrogen into the reactor containment vessel during plant operation, and replaces the inside of the reactor containment vessel from an air atmosphere to an inert gas atmosphere. At the same time, nitrogen gas leaking from the reactor containment vessel is replenished during plant operation and maintained at a predetermined pressure to prevent air leakage and maintain an inert atmosphere.
[0005]
In addition, among the instrumentation control devices connected to the compressed air supply device for instrumentation, the air operation valve provided in the reactor containment vessel is operated in a normal plant operation in order to maintain the inert gas atmosphere in the reactor containment vessel. Occasionally nitrogen gas is supplied from the inert gas supply device, and the compressed air from the instrumentation compressed air supply device is used only when the inert gas supply device malfunctions during normal plant operation and the supply gas pressure decreases. To switch to.
[0006]
In addition, this inert gas supply device supplies nitrogen gas to equipment and piping inside and outside each building in the plant which is stored dry during normal plant operation, etc., from the viewpoint of preventing in-machine corrosion.
[0007]
On the other hand, membrane separation technology has been rapidly developed in recent years, and technology for separating and extracting oxygen and water vapor in the air with a polymer thin membrane has been developed. In this membrane separation technology, a nitrogen gas generator can easily obtain only nitrogen gas in the air by permeating and discharging oxygen gas in the air to the outside of the hollow fiber membrane simply by supplying compressed air to the inside of the hollow fiber membrane. In addition, a dehumidifying device or the like that can easily obtain dry air by permeating and discharging water vapor in the air to the outside of the hollow fiber membrane only by supplying compressed air to the inside of the hollow fiber membrane has been put into practical use.
[0008]
These devices have been used gradually in general industries in recent years, and each device has a very simple and compact feature without the need for a power source in the generation principle.
[0009]
An example of the system configuration of the compressed air supply equipment and the inert gas supply device in the conventional boiling water nuclear power plant will be described with reference to FIG. In FIG. 5, the instrumented compressed
[0010]
The in-house compressed
[0011]
On the other hand, in order to maintain the inside of the
[0012]
The instrumented compressed
[0013]
Further, the instrumented compressed
The
[0014]
In the boiling water nuclear power plant having such a configuration, the
[0015]
While the power plant is stopped, the
If any abnormality occurs in the inert
[0016]
[Problems to be solved by the invention]
As described above, in the conventional boiling water nuclear power plant, if the supply pressure drops due to an abnormality in the inert
[0017]
Furthermore, the equipment that performs dry storage during the normal operation period of the plant is scattered inside and outside each building in the plant, and in order to supply nitrogen gas from the inert
[0018]
The present invention has been made in view of such points, and even if the supply pressure is reduced due to an abnormality of the inert gas supply device during normal plant operation, nitrogen gas can be rationally supplied to the instrumentation equipment in the reactor containment vessel and the atomic reactor. Supplying nitrogen gas continuously to the reactor containment vessel and improving the reliability of plant operation by maintaining the inside of the reactor containment vessel in an inert gas atmosphere, and also supplying nitrogen gas to equipment that performs dry storage during normal plant operation The purpose is to reduce the amount of piping system by shortening the piping length.
[0019]
[Means for Solving the Problems]
In order to achieve the above object, an invention according to claim 1 of the present invention includes an inert gas supply device for supplying nitrogen gas into a nuclear reactor containment vessel, and a compressed air supply facility for supplying compressed air to a plant load. In a boiling water nuclear power plant having a hollow fiber membrane separation type nitrogen gas generator, and when the inert gas supply device is abnormal, the hollow fiber membrane separation type nitrogen gas generator from compressed air of the compressed air supply equipment The nitrogen gas obtained through the reactor is supplied into the reactor containment vessel.
According to the present invention, even when an abnormality occurs in the inert gas supply device during plant operation, nitrogen gas is continuously supplied from the compressed air supply facility into the reactor containment vessel.
[0020]
The invention according to
[0021]
According to this invention, even when an abnormality occurs in the inert gas supply device during plant operation, nitrogen gas that has been dehumidified continuously is supplied from the compressed air supply facility into the reactor containment vessel.
[0022]
The invention described in claim 3 of the present invention is characterized in that, in the boiling water nuclear power plant according to claim 1, nitrogen gas is supplied from a compressed air supply facility to an instrumentation control device provided in the reactor containment vessel. And
[0023]
According to the present invention, nitrogen gas is continuously supplied from the compressed air supply equipment to the instrumentation control device provided in the reactor containment vessel even when an abnormality occurs in the inert gas supply device during plant operation.
[0024]
According to a fourth aspect of the present invention, the boiling water nuclear power plant according to the first aspect is characterized in that nitrogen gas is supplied to in-plant equipment that is stored dry during the plant operation period.
[0025]
According to the present invention, even when an abnormality occurs in the inert gas supply device during plant operation, nitrogen gas is continuously supplied from the compressed air supply facility to the in-plant equipment that is stored dry during the plant operation period.
[0026]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, embodiments of the present invention will be described with reference to the drawings. FIG. 1 is a system configuration diagram showing a first embodiment of the present invention. In FIG. 1, the same parts as those of the conventional power plant shown in FIG. In the instrumented compressed
[0027]
The
[0028]
Here, an example of the configuration of a hollow fiber membrane separation type nitrogen gas generator used as a nitrogen gas generator will be described with reference to FIGS. 2 (a) and 2 (b). When compressed
[0029]
According to the boiling water nuclear power plant according to the first embodiment of the present invention configured as described above, the
While the power plant is stopped, the
[0030]
Next, if the supply pressure drops due to an abnormality in the inert
[0031]
Next, a second embodiment of the present invention will be described with reference to FIG. In the present embodiment, a hollow fiber membrane
[0032]
A hollow fiber membrane
[0033]
The hollow fiber membrane
[0034]
An example of the configuration of the hollow fiber membrane
[0035]
According to the boiling water nuclear power generation system according to the second embodiment of the present invention configured as described above, if the supply pressure is reduced due to an abnormality in the inert
[0036]
Further, when the inside of the
[0037]
【The invention's effect】
As described above, according to the present invention, it is possible to rationally supply nitrogen gas in the reactor containment vessel and the containment vessel internal meter even when the supply pressure is reduced due to an abnormality in the inert gas supply device during normal plant operation. Nitrogen gas supply pipe length to equipment that keeps the inside of the containment vessel in an inert gas atmosphere and improves the reliability of plant operation, and also performs dry storage during normal plant operation The amount of piping system can be reduced.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a system configuration diagram of a boiling water nuclear power generation system showing a first embodiment of the present invention.
2A and 2B are diagrams showing a hollow fiber membrane separation type nitrogen gas generator according to the present invention, in which FIG. 2A is a front view, and FIG. 2B is a cross-sectional view.
FIG. 3 is a system configuration diagram of a boiling water nuclear power generation system showing a second embodiment of the present invention.
4A and 4B are diagrams showing a hollow fiber membrane separation type dehumidifier according to the present invention, in which FIG. 4A is a front view, and FIG. 4B is a cross-sectional view.
FIG. 5 is a system configuration diagram of a conventional boiling water nuclear power generation system.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF
Claims (4)
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