JP4397985B2 - Paving material adhesion inhibitor - Google Patents

Paving material adhesion inhibitor Download PDF

Info

Publication number
JP4397985B2
JP4397985B2 JP33225898A JP33225898A JP4397985B2 JP 4397985 B2 JP4397985 B2 JP 4397985B2 JP 33225898 A JP33225898 A JP 33225898A JP 33225898 A JP33225898 A JP 33225898A JP 4397985 B2 JP4397985 B2 JP 4397985B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
formula
same
group
paving
pavement
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP33225898A
Other languages
Japanese (ja)
Other versions
JP2000160002A (en
Inventor
宏 長谷川
良雄 相澤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Eneos Corp
Original Assignee
Nippon Oil Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Oil Corp filed Critical Nippon Oil Corp
Priority to JP33225898A priority Critical patent/JP4397985B2/en
Publication of JP2000160002A publication Critical patent/JP2000160002A/en
Application granted granted Critical
Publication of JP4397985B2 publication Critical patent/JP4397985B2/en
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
  • Polyethers (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、道路等の舗装用材料の施工機械や器具等への付着を防止するための付着防止剤に関し、より詳細には舗装用材料搬送用のダンプトラック、舗装用材料敷きならし用のフイニイッシャー、締め固め用のロードローラー、タイヤローラー又は振動ローラー等の車輪部等への舗装用材料の付着を防止し、かつ舗装材料への悪影響がなく、舗装を良好に仕上げることができる付着防止剤に関する。
【0002】
【従来の技術】
道路等の舗装に際しては、舗装用材料として、アスファルト又は樹脂系バインダー等のバインダーと骨材とを加熱状態で混合したものを用い、これを加熱状態のまま舗装表面に広げ、さらに鉄輪と呼ばれる鉄製のローラーやタイヤローラー等のゴム製のローラー等の各種のローラーにより転圧して締固める工法が広く行われている。
【0003】
前記締固めにおいては、一般的には、まず初期転圧として鉄輪等で転圧し、次いで二次転圧としてタイヤローラー等で転圧して仕上げる方法が採られる。この締固めの際、舗装用材料の温度は、初期転圧時は約130〜185℃、二次転圧時でも約80〜150℃となる。そのため舗装表面に接触するローラーにバインダー等が付着し易く、舗装仕上げ面に凹凸ができ舗装品質を低下させるという問題がある。とくに、近年使用が急激に増加している樹脂系バインダーは、ローラーヘの付着性が強く、良好な舗装仕上げを得るのが難しい。そこで、バインダーのローラーへの付着を防止するために、ローラー表面に、水、灯油、軽油、重油、切削油又は洗剤の希釈液等を付着防止剤として散布しながら転圧することが一般的に行われている。
【0004】
しかしながら、これらの従来の付着防止剤は、付着防止効果が不充分である。また、樹脂系バインダーを含む舗装用材料に対して、灯油、軽油、重油又は切削油等を使用した場合、舗装表面のバインダーの溶解、色むら、舗装表面部分のバインダー粘度の低下等の変質を生じさせるという問題点がある。したがって、付着防止効果が高く、且つ舗装表面の仕上りに対して悪影響を与えない付着防止剤が求められている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の目的は、舗装用材料の、ローラー等の施工機械、器具等への付着を効果的に防止することができ、且つ舗装材料を変質させないで良好な舗装表面の仕上りを与える付着防止剤を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明によれば、下記の一般式(1)
【化7】

Figure 0004397985
(式中、R1〜R4は同一又は異なる基であって、少なくとも1つは水素であり、それ以外は炭素数1〜4の炭化水素基であり、X1〜X3は同一又は異なる基であって、式(2)
【化8】
Figure 0004397985
の繰り返し単位を1〜50有する二価の置換基、式(3)
【化9】
Figure 0004397985
の繰り返し単位を1〜50有する二価の置換基、又は式(2)の繰り返し単位と式(3)の繰り返し単位とを任意の配列で合計2〜50有する二価の置換基である。)で表されるポリエーテルポリオールを含有することを特徴とする舗装用材料付着防止剤が提供される。
【0007】
また、本発明によれば、下記の一般式(4)
【化10】
Figure 0004397985
(式中、R5〜R10は同一又は異なる基であって、少なくとも1つは水素であり、それ以外は炭素数1〜4の炭化水素基であり、X4〜X9は同一又は異なる基であって、式(5)
【化11】
Figure 0004397985
の繰り返し単位を1〜50有する二価の置換基、式(6)
【化12】
Figure 0004397985
の繰り返し単位を1〜50有する二価の置換基、又は式(5)の繰り返し単位と式(6)の繰り返し単位とを任意の配列で合計2〜50有する二価の置換基である。)で表されるポリエーテルポリオールを含有することを特徴とする舗装用材料付着防止剤が提供される。
【0008】
【発明の実施の形態】
本発明の付着防止剤は、特定のポリエーテルポリオールを含有する。
【0009】
前記特定のポリオールエーテルは、前記式(1)又は(4)で表わされるポリエーテルポリオールである。
【0010】
式(1)中、R1〜R4は同一又は異なる基であって、少なくとも1つは水素であり、それ以外は炭素数1〜4の炭化水素基である。前記炭化水素基としては、脂肪族炭化水素基が好ましい。例えばメチル基、エチル基、プロピル基、ブチル基等のアルキル基、又はビニル基、アリル基、ブテニル基等のアルケニル基等が挙げられる。炭素数が4を越えると水に対する溶解性が悪くなり、水溶液としてローラーへ散布することが困難となる。
【0011】
式(1)中、X1〜X3は同一又は異なる基であって、前記式(2)の繰り返し単位を1〜50、好ましくは3〜30有する二価の置換基、前記式(3)の繰り返し単位を1〜50、好ましくは3〜30有する二価の置換基、又は式(2)の繰り返し単位と式(3)の繰り返し単位とをブロック重合又はランダム重合等の任意の配列で合計2〜50、好ましくは3〜30有する二価の置換基である。繰り返し単位が50を越えると水に対する溶解性が悪くなり、水溶液としてローラーへ散布することが困難となる。
【0012】
前記式(1)で表わされるポリエーテルポリオールの平均分子量は、好ましくは300〜9000、より好ましくは500〜5000の範囲である。
【0013】
また、式(4)中、R5〜R10は同一又は異なる基であって、少なくとも1つは水素であり、それ以外は炭素数1〜4の炭化水素基である。前記炭化水素基としては、脂肪族炭化水素基が好ましい。例えばメチル基、エチル基、プロピル基、ブチル基等のアルキル基、又はビニル基、アリル基、ブテニル基等のアルケニル基等が挙げられる。炭素数が4を越えると水に対する溶解性が悪くなり、水溶液としてローラーへ散布することが困難となる。
【0014】
式(4)中、X4〜X9は同一又は異なる基であって、前記式(5)の繰り返し単位を1〜50、好ましくは3〜30有する二価の置換基、前記式(6)の繰り返し単位を1〜50、好ましくは3〜30有する二価の置換基、又は式(5)の繰り返し単位と式(6)の繰り返し単位とをブロック重合又はランダム重合等の任意の配列で合計2〜50、好ましくは3〜30有する二価の置換基である。繰り返し単位が50を越えると水に対する溶解性が悪くなり、水溶液としてローラーへ散布することが困難となる。
【0015】
前記式(4)で表わされるポリエーテルポリオールの平均分子量は、好ましくは300〜10000、より好ましくは500〜5000の範囲である。
【0016】
前記ポリエーテルポリオールとしては、具体的には、下記式(7)で表わされるポリオキシプロピレングリコールのグリセリントリエーテル(平均分子量600、式中l、m、nは同一又は異なる数であってそれぞれ1〜8の数を表わす。):
【化13】
Figure 0004397985
下記式(8)で表わされるポリ(オキシプロピレン・オキシエチレン・ブロックポリマー)グリコールのグリセリントリエーテル(平均分子量3000、式中l、m、nは同一又は異なる数であってそれぞれ1〜49の数を表わし、x、y、zは同一又は異なる数であってそれぞれ1〜49の数を表わし、l+x、m+y及びn+zの値は同一又は異なる数であってそれぞれ2〜50である。):
【化14】
Figure 0004397985
下記式(9)で表わされるポリ(オキシプロピレン・オキシエチレン・ランダムポリマー)グリコールのグリセリントリエーテル(平均分子量2800、式中X11、X12及びX13は同一又は異なる基であってそれぞれ前記式(2)で表わされる繰り返し単位及び前記式(3)で表わされる繰り返し単位を、ランダムな配列で、合計2〜50個有する2価の数を表わす。):
【化15】
Figure 0004397985
下記式(10)で表わされるポリ(オキシプロピレン)グリコールのヘキサオールエーテル(平均分子量770、式中l、m、n、p、q及びrは同一又は異なる数であってそれぞれ1〜5の数を表わす。):
【化16】
Figure 0004397985
又はこれらの混合物等が挙げられる。
【0017】
前記ポリエーテルポリオールは、公知の合成方法により合成することができる。また、市販品を入手することも出来る。具体的には例えば、前記式(7)、(9)及び(10)で表わされるポリエーテルポリオールは、それぞれ三洋化成(株)製「サンニックスGP600」、「サンニックスGP3000」及び「サンニックスS-P700」として市販されている。
【0018】
本発明の付着防止剤は、前記ポリエーテルポリオールのみから実質的になるものであってもよいが、さらに希釈剤として水、メタノール、エタノール等を含んでもよい。前記希釈剤の含有割合は、希釈剤100重量部に対して、前記ポリエーテルポリオールが0.5〜100重量部、好ましくは5〜70重量部となるような割合であることが好ましい。
【0019】
本発明の付着防止剤は、離型剤、又は石油系エマルション若しくはシリコーン系エマルション等をさらに含んでもよい。
【0020】
本発明の付着防止剤は、舗装用材料の付着防止に用いる。ここでいう舗装用材料とは、アスファルト又は樹脂系バインダー等のバインダーを含み、さらに任意に骨材等の他の材料を含むものであって、道路等の舗装に際して使用するものである。本発明の付着防止剤は、具体的には例えば、締め固め用の鉄輪又はタイヤローラー等のローラー、舗装用材料搬送用のダンプトラック、舗装用材料敷きならし用のフイニイッシャー等の、舗装に際して舗装用材料に接触する施工機械、器具等の表面に、刷毛等による塗布又はスプレイ等による散布等により適用することによって、これらの機械等の表面に舗装用材料が付着することを防止することができる。
【0021】
【発明の効果】
本発明の付着防止剤は、特定のポリエーテルポリオールを含むので、アスファルト又は樹脂系バインダー等のバインダーを含む舗装用材料の、ローラー等の施工機械、器具等への付着を効果的に防止することができ、しかも舗装材料を変質させないので舗装表面の仕上りに対して悪影響を与えず、そのため施工性を改善し、舗装表面の仕上がりを安定にかつ良好にすることができる。
【0022】
【実施例】
以下に実施例及び比較例を示して本発明をさらに具体的に説明するが、本発明はこれらの実施例に限定されるものではない。
(実施例1〜4及び比較例1〜5)
表1に示す各種ポリエーテルポリオール又は従来より付着防止剤成分として使用されている各種の成分を、水を用いてそれぞれ表2に示す希釈倍率で希釈し、付着防止剤を調製した。
【0023】
アスファルト舗装要綱((社)日本道路協会編)に記載されるアスファルト舗装用材料(密粒度アスファルト混合物(13))を調製し、(社)日本道路協会発行の舗装試験法便覧記載の方法に従って、樹脂バインダーを含む舗装用材料の供試体を得た。この供試体及びローラーとして鉄製のローラコンパクタを用い、前記付着防止剤をはけを用いて50g/m2の割合でローラーの転圧面に塗布しながら、舗装試験法便覧(日本道路協会編)に規定するホイールトラッキング試験の供試体を作製し、その際にローラーの転圧面に付着する舗装用材料の量を目視観察して評価した。なお、転圧時の舗装用材料の温度は120〜140℃であった。
【0024】
続いて、ローラコンパクタによる転圧終了後、さらにホイールトラッキング試験用のゴム製走行車輪を用い、前記付着防止剤を同様に適用しながら舗装面を加圧し、車輪の転圧面に付着する舗装用材料の量を目視観察して評価した。なお、走行車輪と接触する時の舗装用材料の温度は、80〜100℃であった。
【0025】
上記の評価結果を表2に示す。実施例1〜4においては、ローラコンパクタ及びゴム製車輪の表面への、樹脂バインダを含む舗装用材料の付着がほとんどみられなかった。比較例1、2及び5は、ローラコンパクタやゴム製車輪への付着は比較的少なかったものの、供試体表面の仕上がりに凹凸ができて不良であった。
【0026】
また、比較例3、4は、ローラコンパクタやゴム製車輪表面への付着が比較的多く、さらに供試体表面が軽油の浸透により変色し、仕上がりが悪かった。
【表1】
Figure 0004397985
【表2】
Figure 0004397985
[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to an adhesion preventive agent for preventing adhesion of paving materials such as roads to construction machines and equipment, and more particularly for dump trucks for conveying paving materials, for paving material spreading. Anti-adhesive agent that can prevent paving materials from adhering to wheels, such as finishers, compaction road rollers, tire rollers or vibration rollers, and can finish paving well without adversely affecting paving materials. About.
[0002]
[Prior art]
When paving roads, etc., as a paving material, use a mixture of asphalt or resin binder and aggregate in a heated state, and spread it on the paved surface in the heated state. There are widely used methods of compaction by rolling with various rollers such as rubber rollers such as rubber rollers and tire rollers.
[0003]
In the compaction, generally, a method of first rolling with an iron wheel or the like as an initial rolling pressure and then rolling with a tire roller or the like as a secondary rolling pressure is used. At the time of compaction, the temperature of the paving material is about 130 to 185 ° C. at the initial rolling and about 80 to 150 ° C. at the secondary rolling. For this reason, there is a problem that binder or the like easily adheres to the roller in contact with the pavement surface, and the pavement finish surface is uneven, thereby reducing pavement quality. In particular, resin binders whose use has been increasing rapidly in recent years have strong adhesion to rollers and it is difficult to obtain a good pavement finish. Therefore, in order to prevent the binder from adhering to the roller, the roller surface is generally subjected to rolling while spraying water, kerosene, light oil, heavy oil, cutting oil or a diluted solution of detergent as an anti-adhesive agent. It has been broken.
[0004]
However, these conventional anti-adhesive agents are insufficient in the anti-adhesion effect. In addition, when kerosene, light oil, heavy oil or cutting oil is used for pavement materials containing resinous binders, alterations such as dissolution of binder on the pavement surface, uneven color, and decrease in binder viscosity at the pavement surface part. There is a problem of causing it. Accordingly, there is a need for an anti-adhesive agent that has a high anti-adhesion effect and does not adversely affect the finish of the pavement surface.
[0005]
[Problems to be solved by the invention]
The object of the present invention is to effectively prevent adhesion of paving materials to construction machines such as rollers, equipment, etc., and to provide a good paving surface finish without altering the paving material. Is to provide.
[0006]
[Means for Solving the Problems]
According to the present invention, the following general formula (1)
[Chemical 7]
Figure 0004397985
(In the formula, R 1 to R 4 are the same or different groups, at least one is hydrogen, and the others are hydrocarbon groups having 1 to 4 carbon atoms, and X 1 to X 3 are the same or different. A group of formula (2)
[Chemical 8]
Figure 0004397985
A divalent substituent having 1 to 50 repeating units of formula (3)
[Chemical 9]
Figure 0004397985
Or a divalent substituent having a total of 2 to 50 repeating units of the formula (2) and a repeating unit of the formula (3) in an arbitrary sequence. The pavement material adhesion preventive agent characterized by containing the polyether polyol represented by this is provided.
[0007]
According to the present invention, the following general formula (4)
[Chemical Formula 10]
Figure 0004397985
(In the formula, R 5 to R 10 are the same or different groups, at least one is hydrogen, and the others are hydrocarbon groups having 1 to 4 carbon atoms, and X 4 to X 9 are the same or different. A group of formula (5)
Embedded image
Figure 0004397985
A divalent substituent having 1 to 50 repeating units of formula (6)
Embedded image
Figure 0004397985
Or a divalent substituent having a total of 2 to 50 repeating units of the formula (5) and a repeating unit of the formula (6) in an arbitrary sequence. The pavement material adhesion preventive agent characterized by containing the polyether polyol represented by this is provided.
[0008]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
The anti-adhesive agent of the present invention contains a specific polyether polyol.
[0009]
The specific polyol ether is a polyether polyol represented by the formula (1) or (4).
[0010]
In formula (1), R 1 to R 4 are the same or different groups, at least one is hydrogen, and the other is a hydrocarbon group having 1 to 4 carbon atoms. The hydrocarbon group is preferably an aliphatic hydrocarbon group. Examples thereof include alkyl groups such as methyl group, ethyl group, propyl group and butyl group, or alkenyl groups such as vinyl group, allyl group and butenyl group. When the number of carbon atoms exceeds 4, the solubility in water becomes poor, and it becomes difficult to spray the solution as an aqueous solution onto a roller.
[0011]
In formula (1), X < 1 > -X < 3 > is the same or different group, Comprising: The divalent substituent which has 1-50 of the repeating unit of said Formula (2), Preferably 3-30, Said Formula (3) The divalent substituent having 1 to 50, preferably 3 to 30, or the repeating unit of the formula (2) and the repeating unit of the formula (3) are totaled in any sequence such as block polymerization or random polymerization. It is a divalent substituent having 2 to 50, preferably 3 to 30. If the number of repeating units exceeds 50, the solubility in water becomes poor, and it becomes difficult to spray the solution as an aqueous solution onto a roller.
[0012]
The average molecular weight of the polyether polyol represented by the formula (1) is preferably in the range of 300 to 9000, more preferably 500 to 5000.
[0013]
Moreover, in Formula (4), R < 5 > -R < 10 > is the same or different group, Comprising: At least 1 is hydrogen, and others are C1-C4 hydrocarbon groups. The hydrocarbon group is preferably an aliphatic hydrocarbon group. Examples thereof include alkyl groups such as methyl group, ethyl group, propyl group and butyl group, or alkenyl groups such as vinyl group, allyl group and butenyl group. When the number of carbon atoms exceeds 4, the solubility in water becomes poor, and it becomes difficult to spray the solution as an aqueous solution onto a roller.
[0014]
In formula (4), X 4 to X 9 are the same or different groups, and are divalent substituents having 1 to 50, preferably 3 to 30, repeating units of formula (5), formula (6) The divalent substituent having 1 to 50, preferably 3 to 30, or the repeating unit of the formula (5) and the repeating unit of the formula (6) are totaled in any sequence such as block polymerization or random polymerization. It is a divalent substituent having 2 to 50, preferably 3 to 30. If the number of repeating units exceeds 50, the solubility in water becomes poor, and it becomes difficult to spray the solution as an aqueous solution onto a roller.
[0015]
The average molecular weight of the polyether polyol represented by the formula (4) is preferably in the range of 300 to 10,000, more preferably 500 to 5,000.
[0016]
Specifically, as the polyether polyol, glycerin triether of polyoxypropylene glycol represented by the following formula (7) (average molecular weight 600, wherein l, m and n are the same or different numbers, each 1 Represents a number of ~ 8):
Embedded image
Figure 0004397985
Glycerol triether of poly (oxypropylene / oxyethylene / block polymer) glycol represented by the following formula (8) (average molecular weight 3000, wherein l, m and n are the same or different numbers, each being a number of 1 to 49 X, y, z are the same or different numbers, each representing a number from 1 to 49, and the values of l + x, m + y and n + z are the same or different numbers, each being 2-50.
Embedded image
Figure 0004397985
Glycerin triether of poly (oxypropylene / oxyethylene / random polymer) glycol represented by the following formula (9) (average molecular weight 2800, wherein X 11 , X 12 and X 13 are the same or different groups, (Represents a divalent number having 2 to 50 total repeating units represented by (2) and a repeating unit represented by formula (3) in a random arrangement):
Embedded image
Figure 0004397985
Hexaol ether of poly (oxypropylene) glycol represented by the following formula (10) (average molecular weight 770, wherein l, m, n, p, q and r are the same or different numbers, each being a number of 1 to 5 Represents :):
Embedded image
Figure 0004397985
Or a mixture thereof or the like can be mentioned.
[0017]
The polyether polyol can be synthesized by a known synthesis method. Commercial products can also be obtained. Specifically, for example, the polyether polyols represented by the above formulas (7), (9) and (10) are “SANNICS GP600”, “SANNICS GP3000” and “SANNICS S” manufactured by Sanyo Chemical Co., Ltd., respectively. -P700 "is commercially available.
[0018]
The adhesion preventing agent of the present invention may consist essentially of the polyether polyol, but may further contain water, methanol, ethanol or the like as a diluent. The content of the diluent is preferably such that the polyether polyol is 0.5 to 100 parts by weight, preferably 5 to 70 parts by weight, with respect to 100 parts by weight of the diluent.
[0019]
The adhesion preventing agent of the present invention may further contain a release agent, a petroleum emulsion, a silicone emulsion, or the like.
[0020]
The adhesion preventing agent of the present invention is used for preventing adhesion of paving materials. The paving material herein includes a binder such as asphalt or a resin-based binder, and optionally further includes other materials such as an aggregate, and is used when paving a road or the like. Specifically, the anti-adhesive agent of the present invention is paved during paving, for example, a roller such as an iron wheel for compaction or a tire roller, a dump truck for conveying paving material, a finisher for paving material paving. By applying to the surface of construction machines, tools, etc. that come into contact with the construction material by applying with a brush or by spraying, etc., it is possible to prevent the paving material from adhering to the surface of these machines. .
[0021]
【The invention's effect】
Since the adhesion preventing agent of the present invention contains a specific polyether polyol, it is possible to effectively prevent the paving material containing a binder such as asphalt or a resin-based binder from adhering to construction machines such as rollers and equipment. In addition, since the pavement material is not altered, it does not adversely affect the finish of the pavement surface, so that the workability can be improved and the finish of the pavement surface can be made stable and good.
[0022]
【Example】
EXAMPLES Hereinafter, the present invention will be described more specifically with reference to examples and comparative examples, but the present invention is not limited to these examples.
(Examples 1-4 and Comparative Examples 1-5)
Various polyether polyols shown in Table 1 or various components conventionally used as anti-adhesive components were diluted with water at respective dilution ratios shown in Table 2 to prepare anti-adhesive agents.
[0023]
Prepare asphalt pavement material (dense-graded asphalt mixture (13)) described in the asphalt pavement outline (edited by the Japan Road Association), according to the method described in the Pavement Test Method Manual published by the Japan Road Association, A specimen of a paving material containing a resin binder was obtained. Using the iron compactor as the specimen and the roller, and applying the anti-adhesive agent to the rolling surface of the roller at a rate of 50 g / m 2 using a brush, the Paving Test Method Manual (edited by the Japan Road Association) A specimen for a prescribed wheel tracking test was prepared, and the amount of the paving material adhering to the rolling surface of the roller at that time was visually observed and evaluated. In addition, the temperature of the pavement material at the time of rolling was 120-140 degreeC.
[0024]
Subsequently, after completion of rolling by the roller compactor, a rubber traveling wheel for wheel tracking test is used, and the pavement surface is pressurized while applying the adhesion preventing agent in the same manner, and the pavement material adheres to the rolling surface of the wheel. The amount was evaluated by visual observation. In addition, the temperature of the pavement material when contacting the traveling wheel was 80 to 100 ° C.
[0025]
The evaluation results are shown in Table 2. In Examples 1 to 4, adhesion of the paving material including the resin binder to the surface of the roller compactor and the rubber wheel was hardly observed. In Comparative Examples 1, 2, and 5, although the adhesion to the roller compactor and the rubber wheel was relatively small, the finish on the surface of the test piece was uneven and was defective.
[0026]
In Comparative Examples 3 and 4, adhesion to the roller compactor and the rubber wheel surface was relatively large, and the surface of the specimen was discolored by the penetration of light oil, resulting in poor finish.
[Table 1]
Figure 0004397985
[Table 2]
Figure 0004397985

Claims (2)

下記の一般式(1)
Figure 0004397985
(式中、R1〜R4は同一又は異なる基であって、少なくとも1つは水素であり、それ以外は炭素数1〜4の炭化水素基であり、X1〜X3は同一又は異なる基であって、式(2)
Figure 0004397985
の繰り返し単位を1〜50有する二価の置換基、式(3)
Figure 0004397985
の繰り返し単位を1〜50有する二価の置換基、又は式(2)の繰り返し単位と式(3)の繰り返し単位とを任意の配列で合計2〜50有する二価の置換基である。)で表されるポリエーテルポリオールを含有することを特徴とする舗装用材料付着防止剤。
The following general formula (1)
Figure 0004397985
(In the formula, R 1 to R 4 are the same or different groups, at least one is hydrogen, and the others are hydrocarbon groups having 1 to 4 carbon atoms, and X 1 to X 3 are the same or different. A group of formula (2)
Figure 0004397985
A divalent substituent having 1 to 50 repeating units of formula (3)
Figure 0004397985
Or a divalent substituent having a total of 2 to 50 repeating units of the formula (2) and a repeating unit of the formula (3) in an arbitrary sequence. A pavement material adhesion preventive agent characterized by containing a polyether polyol represented by:
下記の一般式(4)
Figure 0004397985
(式中、R5〜R10は同一又は異なる基であって、少なくとも1つは水素であり、それ以外は炭素数1〜4の炭化水素基であり、X4〜X9は同一又は異なる基であって、式(5)
Figure 0004397985
の繰り返し単位を1〜50有する二価の置換基、式(6)
Figure 0004397985
の繰り返し単位を1〜50有する二価の置換基、又は式(5)の繰り返し単位と式(6)の繰り返し単位とを任意の配列で合計2〜50有する二価の置換基である。)で表されるポリエーテルポリオールを含有することを特徴とする舗装用材料付着防止剤。
The following general formula (4)
Figure 0004397985
(In the formula, R 5 to R 10 are the same or different groups, at least one is hydrogen, and the others are hydrocarbon groups having 1 to 4 carbon atoms, and X 4 to X 9 are the same or different. A group of formula (5)
Figure 0004397985
A divalent substituent having 1 to 50 repeating units of formula (6)
Figure 0004397985
Or a divalent substituent having a total of 2 to 50 repeating units of the formula (5) and a repeating unit of the formula (6) in an arbitrary sequence. A pavement material adhesion preventive agent characterized by containing a polyether polyol represented by:
JP33225898A 1998-11-24 1998-11-24 Paving material adhesion inhibitor Expired - Fee Related JP4397985B2 (en)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP33225898A JP4397985B2 (en) 1998-11-24 1998-11-24 Paving material adhesion inhibitor

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP33225898A JP4397985B2 (en) 1998-11-24 1998-11-24 Paving material adhesion inhibitor

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2000160002A JP2000160002A (en) 2000-06-13
JP4397985B2 true JP4397985B2 (en) 2010-01-13

Family

ID=18252946

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP33225898A Expired - Fee Related JP4397985B2 (en) 1998-11-24 1998-11-24 Paving material adhesion inhibitor

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4397985B2 (en)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006241409A (en) * 2005-03-07 2006-09-14 Nippon Eco Systems Kk Deposition preventive agent for asphalt
JP5874282B2 (en) * 2011-10-01 2016-03-02 日油株式会社 Asphalt mixture adhesion inhibitor
JP5874300B2 (en) * 2011-10-14 2016-03-02 日油株式会社 Asphalt mixture adhesion inhibitor
JP5915270B2 (en) * 2012-03-06 2016-05-11 日油株式会社 Asphalt mixture adhesion inhibitor

Also Published As

Publication number Publication date
JP2000160002A (en) 2000-06-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CA2733227A1 (en) Process for cold-in-place recycling using foamed asphalt and lubrication additive
WO2007032915A2 (en) Bituminous paving composition and process for bituminous paving
US6518354B1 (en) Dispersing emulsion of thermoplastic elastomer and process for preparing the same
JP4397985B2 (en) Paving material adhesion inhibitor
US6506444B1 (en) Release agents for bituminous substances
US6494944B1 (en) Amine oxides as asphalt emulsifiers
US20230220206A1 (en) Rejuvenating agents for asphalt recycling
JP5034068B2 (en) Asphalt adhesion inhibitor
JPH08127761A (en) Abherent
WO2011057085A2 (en) Asphalt additive with improved performance
US4822427A (en) Open-grade asphalt emulsion mixes
US4985079A (en) Open-graded asphalt emulsion mixes
GB2452903A (en) Bond coat
US9416249B2 (en) Anti-adhesive agent for asphalt mixtures
JP4030732B2 (en) Regeneration additive for asphalt binder for paving
EP0534039B1 (en) Bitumen emulsion and its use
JP2001303021A (en) Agent for preventing adhesion of asphalt
Munyagi Evaluation of cold asphalt patching mixes
JP5347427B2 (en) Asphalt adhesion inhibitor
US7240615B2 (en) Self-dampening ink compositions and method for lithographic printing using the same
JPH07126687A (en) Detergent composition
JP2736606B2 (en) Asphalt adhesion inhibitor
JP2003253135A (en) Anionic emulsified dispersion of thermoplastic elastomer and its preparation process
WO2024135803A1 (en) Method for manufacturing asphalt mixture
JP3625126B2 (en) Cationic emulsifier for asphalt emulsion

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20051111

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20090929

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20091022

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121030

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121030

Year of fee payment: 3

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees