JP4396962B2 - Fixing device and image forming apparatus having the fixing device - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、走行駆動される無端状の定着ベルトと加圧手段とを有し、加熱された定着ベルトと、加圧手段との間に、定着すべきトナー像を担持した面が前記定着ベルトの表面に接する向きにして記録媒体を通過させる定着装置と、該定着装置を有する画像形成装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
記録媒体上にトナー像を形成し、そのトナー像を記録媒体に定着して記録画像を得る複写機、プリンタ、ファクシミリ或いはその複合機などとして構成される画像形成装置に、上記形式の定着装置を用いることは従来より周知である(例えば、特許文献1参照)。この形式の定着装置によれば、定着ローラよりも熱容量の小さな定着ベルトを用いることが可能であるため、その定着ベルトを迅速に加熱させることができ、定着装置の立ち上げ時間を短縮することができる。
【0003】
ところが、この形式の定着装置においては、定着ベルトと加圧手段との間を搬送される記録媒体が、その加圧手段によって定着ベルトの表面に加圧されているものの、記録媒体が定着ベルト表面に密着することができず、記録媒体と定着ベルトとの間に微小な空隙(空気層)が存在する。このため、定着ベルトの熱が、トナー像の全体に亘って満遍なくゆきわたらず、トナー像の定着むらが発生するおそれがある。特に、記録媒体に波打ちができると、その記録媒体の全面が定着ベルト表面に密着することが困難となり、トナー像の定着むらが発生しやすくなる。
【0004】
【特許文献1】
特開平10−74004号公報(第4−5頁、図1)
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の目的は、記録媒体を定着ベルトの表面に従来よりも密着しやすくし、トナー像の定着むらの発生を効果的に抑えることのできる定着装置と、その定着装置を有する画像形成装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記目的を達成するため、冒頭に記載した形式の定着装置において、前記定着ベルトの表面に記録媒体を静電的に密着させるべく、該定着ベルトを帯電させる帯電手段を設けると共に、記録媒体が定着ベルトと加圧手段との間を通る部分を加圧部、該記録媒体が定着ベルトから離れる部分を分離部、定着ベルトの移動方向に関して前記加圧部よりも下流側であって、前記分離部よりも上流側の定着ベルト部分をベルト中間部としたとき、該ベルト中間部の少なくとも一部を加熱するベルト加熱手段を設け、前記定着ベルトは、少なくとも入口側ローラと出口側ローラとに巻き掛けられて走行駆動され、前記加圧手段は、定着ベルトを介して入口側ローラに圧接し、該入口側ローラを加熱するローラ加熱手段を設け、前記定着ベルトは、その少なくとも一部が磁性体により構成され、前記ベルト加熱手段は、定着ベルトの磁性体に誘導電流を生じさせて該磁性体を発熱させるコイルを有し、前記入口側ローラは、その少なくとも一部が磁性体より成り、前記ローラ加熱手段は、入口側ローラの磁性体に誘導電流を生じさせて該磁性体を発熱させるコイルを有し、前記ベルト加熱手段のコイルと前記ローラ加熱手段のコイルとして、共通のコイルが用いられていることを特徴とする定着装置を提案する(請求項1)。
【0018】
また、本発明は、上記目的を達成するため、記録媒体上にトナー像を形成し、該トナー像を記録媒体に定着して記録画像を得る画像形成装置において、前記トナー像を記録媒体に定着する定着装置として、請求項1に記載の定着装置が用いられていることを特徴とする画像形成装置を提案する(請求項2)。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態例を図面に従って説明する。
【0020】
図1は定着装置の一例を示す概略断面図であり、ここに示した定着装置1は、上側に配置された無端状の定着ベルト2と、その下側に位置する無端状の加圧ベルト3とを有している。定着ベルト2は、後述する記録媒体Pの搬送方向Cに対して上流側に位置する入口側ローラ4と、そのローラ4よりも下流側に位置する出口側ローラ5とに巻き掛けられている。また加圧ベルト3も加圧ローラ6と出口ローラ7とに巻き掛けられている。加圧ローラ6は加圧ベルト3と定着ベルト2とを介して入口側ローラ4に圧接し、出口ローラ7も、加圧ベルト3と定着ベルト2を介して出口側ローラ5に圧接している。
【0021】
図示した例では、定着ベルト2が入口側と出口側の2つのローラ4,5に巻き掛けられているが、定着ベルト2をこれらのローラ以外のローラにも巻き掛けるように構成してもよい。
【0022】
出口側ローラ5と出口ローラ7が図示していない駆動装置によりそれぞれ矢印方向に回転駆動されることにより、定着ベルト2と加圧ベルト3が矢印A,Bで示した方向に、それぞれ実質的に同一の速度で走行駆動され、このとき入口側ローラ4と加圧ローラ6もそれぞれ矢印で示した方向に従動回転する。また、入口側ローラ4と出口側ローラ5との間の定着ベルト部分はベルト加熱手段8によって加熱され、入口側ローラ4は、その内部に設けられたローラ加熱手段9により加熱され、その入口側ローラ4に接する定着ベルト2が加熱される。このようにして定着ベルト2の全体が加熱される。加熱手段8,9の具体的な構成は後述する。
【0023】
定着装置1は図示していない画像形成装置本体内に配置され、同じく画像形成装置本体内に配置された図示していない感光体上にトナー像が形成され、このトナー像が、例えば記録紙などから成る記録媒体Pに転写される。このようにして図1に示す如くトナー像Tを担持した記録媒体Pは、定着すべきトナー像Tを担持した面が定着ベルト2に接する向きにして、矢印A,B方向に走行駆動された定着ベルト2と加圧ベルト3の間に矢印Cで示すように送り込まれる。次いで、その記録媒体Pは、これらベルト2,3に挟まれて搬送され、次いで一点鎖線で示し、かつ矢印Dを付して示すように両ベルトの間から排出される。このとき定着ベルト2は加熱手段8,9によって加熱されているので、記録媒体P上のトナー像が熱を受け、しかも記録媒体Pが両ベルト2,3の間に挟まれてトナー像が加圧される。このように、熱と圧力の作用によってトナー像が記録媒体上に定着される。両ベルト2,3の間を搬送された記録媒体Pは、所謂、曲率分離によって定着ベルト2の表面から分離され、両ベルト2,3を離れた記録媒体Pは図示していない排紙部に排出される。
【0024】
上述の如く、加圧ローラ6は、加圧ベルト3と定着ベルト2を介して入口側ローラ4に圧接していて、加圧手段の一例を構成している。加圧手段が、回転する加圧ローラ6により構成されているのである。このように、本例の定着装置1は、走行駆動される無端状の定着ベルト2と加圧手段とを有していて、加熱された定着ベルト2と、加圧ローラ6より成る加圧手段との間に、定着すべきトナー像Tを担持した面が定着ベルト2の表面に直に接する向きにして記録媒体Pを通過させるように構成されている。加圧手段として加圧ローラ6を用いると、記録媒体Pを円滑かつ確実に搬送することができる。
【0025】
ここで、従来のこの種の定着装置においては、前述のように記録媒体が加圧ローラによって定着ベルトの表面に対して加圧されてはいるが、その記録媒体と定着ベルトの表面との間に微小な空隙が存在し、これによってトナー像の定着むらが発生するおそれがあった。そこで、本例の定着装置1においては、定着ベルト2の表面に記録媒体Pを静電的に密着させるべく、その定着ベルト2を帯電させる帯電手段10が設けられている。図に一例として示した帯電手段10は、電源11によって、プラス又はマイナス(図の例ではプラス)の電圧を印加される帯電ローラ12を有しており、この帯電ローラ12は、定着ベルト2の表面に当接し、又は近接して位置し、図示していない駆動装置により矢印方向に回転駆動され、又は定着ベルト2の表面の移動に従動して矢印方向に回転する。
【0026】
かかる帯電ローラ12により定着ベルト2の表面が帯電されるので、その定着ベルト2と加圧ベルト3の間に送り込まれた記録媒体Pは、そのトナー像Tが形成された側の面が定着ベルト2の表面に静電的に吸引されて密着する。このため、定着ベルト2の表面と記録媒体Pの表面との間の微小な空隙(空気層)を効果的に少なくすることができる。これにより、定着ベルト2の熱がトナー像の全体に亘って満遍なくゆきわたり、該トナー像が全体に亘って均一に記録媒体上に定着され、トナー像の定着むらの発生を阻止し、ないしは効果的に抑制することができ、定着後のトナー像の品質を高めることができる。
【0027】
ここで、記録媒体Pが定着ベルト2と加圧手段(図1の例では加圧ローラ6)との間を通る部分を加圧部13とし、記録媒体Pが定着ベルト2から離れる部分を分離部14とすると共に、定着ベルト2の移動方向に関して、加圧部13よりも下流側であって、分離部14よりも上流側の定着ベルト部分をベルト中間部としたとき、記録媒体Pは、このベルト中間部を通過し、しかも先にも説明したように、このベルト中間部の少なくとも一部を加熱するベルト加熱手段8が設けられている。このベルト加熱手段としては各種形式の装置を用いることができるが、ここでは誘導加熱方式の加熱手段が採用されている。すなわち、このベルト加熱手段8は、少なくとも一部が、SUS、Fe、Ni、Coなどの磁性体より成る加熱体15と、その加熱体15の磁性体に誘導電流を生じさせてその磁性体を発熱させるコイル16とを有している。このコイル16には高周波電流が流され、これによってコイル16が発生する磁束の変化に伴い、加熱体15の磁性体に誘導電流が生じ、ジュール熱が発生して加熱体15が加熱される。この加熱体15は定着ベルト2の内側面に接触しており、加熱体15の発熱によって定着ベルト2が加熱される。またこの例では、定着ベルト2と加圧ベルト3は非磁性体より成り、例えばポリイミド(PI)やポリベンゾイミダゾール(PBI)などの耐熱性の樹脂によって、これらのベルト2,3が構成されている。また、定着ベルト2に弾性層(トナー像を均一に定着させるためのもの)や離型層(トナーが固着することを防止するもの)を設けてもよい。出口側ローラ5、出口ローラ7及び加圧ローラ6は非磁性体、例えばAlなどの非磁性の金属により構成することが好ましい。
【0028】
また、本例の定着装置1においては、定着ベルト2が、少なくとも入口側ローラ4と出口側ローラ5とに巻き掛けられて走行駆動され、加圧ローラより成る加圧手段は、定着ベルト2を介して入口側ローラ4に圧接し、さらに入口側ローラ4を加熱するローラ加熱手段9が設けられている。また、入口側ローラ4は、その少なくとも一部が、例えばSUS、Fe、Ni、Coなどの磁性体より成り、ローラ加熱手段9は、入口側ローラ4の磁性体に誘導電流を生じさせて該磁性体を発熱させるコイル17を有している。このように、本例の定着装置1においては、ローラ加熱手段9も誘導加熱方式の加熱手段として構成され、入口側ローラ4の内部に設けられたコイル17へ高周波電流が流されると、そのコイル17が発生する磁束の変化に伴って、入口側ローラ4の磁性体に誘導電流が生じ、ジュール熱が発生して入口側ローラ4が加熱され、これによって定着ベルト2が加熱される。
【0029】
上述のように、本例の定着装置1においては、記録媒体Pが加圧部13を通るとき、その記録媒体Pに担持されたトナー像が、ローラ加熱手段9により加熱された定着ベルト2により加熱され、次にその記録媒体Pが加圧部13と分離部14との間のベルト中間部を通るとき、該記録媒体上のトナー像が、ベルト加熱手段8により加熱された定着ベルト2により加熱される。このように記録媒体Pが定着装置1を通過するとき、トナー像に対し、2つの加熱手段9,8からの熱を順次付与し、そのトナー像に対して長い時間に亘って熱を与えるので、トナー像がその個々の加熱手段9,8から受ける熱量については、これを小さなものにすることができ、比較的低い温度でトナー像を確実に定着させることができ、定着装置の消費電力を低減させることができる。より具体的に示すと、例えば、記録媒体Pが加圧部13を通るとき、これに担持されたトナーは、定着ベルト2から比較的低い温度の熱を与えられ、かつ加圧されて当該トナーが潰れた状態となる。次いで、その記録媒体Pが加熱体15の部位を通過するときその記録媒体Pに担持されたトナーにさらに熱が加えられ、ここでそのトナーが溶融する。このように、記録媒体上のトナーに対し、長い時間をかけて熱を与えるので、比較的低い温度でトナー像を記録媒体上に定着することができる。しかも、この長い時間に亘ってトナーに熱を与える間、記録媒体Pは帯電手段10によって帯電された定着ベルト2の表面に静電的に密着しているので、その定着効率を高めることができる。加熱体15を、記録媒体の搬送方向にさらに長く形成して、トナーに対して熱を与える時間をさらに長くすれば、多数枚の記録媒体を連続して高速で通紙したときも、トナー像の定着不良の発生をより一層確実に防止することができる。
【0030】
また、図1に示した定着装置1においては、加圧部13と分離部14との間の定着ベルト部分であるベルト中間部に接して搬送される記録媒体を、そのベルト中間部に対して加圧する加圧部材18が設けられているので、記録媒体Pを定着ベルト2の表面により一層確実に密着させることができる。この加圧部材18は、加圧ベルト3の内側面に接しており、例えばゴム又は樹脂などの非金属より成ると有利である。
【0031】
さらに、図1に示した定着装置1においては、ベルト加熱手段8のコイル16が、定着ベルト2の外部に配置されているので、定着ベルト2を交換する際、コイル16を取り外す必要がなく、定着ベルト2の交換作業の簡素化と、その交換時間の短縮を達成できる。しかも加熱体15を定着ベルト2の内側に配置すると、その加熱体15の定着ベルト2を向いた側を効率よく加熱でき、その熱を定着ベルト2に効率よく伝えることができ、定着ベルト2の加熱効率を高めることができる。
【0032】
ここで、図1に示した定着装置1のより具体的な例を説明すると、定着ベルト2をローラ4,5に巻き掛けてないフリー状態での定着ベルト2の直径は57mmであり、その定着ベルト2はNi、シリコンゴム、PFAの3層から成る。この定着ベルト2の表面抵抗値は、1×1012Ω以上であり、厚さは240μm(Ni:40μm、シリコンゴム:170μm、PFA:30μm)である。入口側ローラ4、出口側ローラ5、加圧ローラ6の内径はそれぞれ30mm、23mm、40mmである。また帯電ローラ12で定着ベルト2の表面に−1.5KV〜1.5KVだけ印加して表面に電位を与えたところ、記録媒体を定着ベルト2の表面に密着して搬送することができた。線速は、125mm/sであった。搬送中に、コイル16、コイル17に高周波電流を流し、それぞれ300W、700Wで加熱したところ、記録媒体Pにトナー像を確実に定着させることができた。ここに示した数値は一例であり、ベルトやローラの寸法や材質を限定するものではない。
【0033】
図2に示した定着装置1においては、図1に示した加圧ベルト3と加圧部材18が設けられておらず、また加圧ローら6の代りに、回転することのない加圧パッド19より成る加圧手段が設けられている。他の構成は図1に示した定着装置1と変わりはなく、図1と同じ構成の部分には、図1に付した符号と同じ符号を付してある。
【0034】
加圧パッド19は加圧ローラ6と異なり回転しないため、加圧ローラ6を用いた場合に必要であったギアなどの伝動手段が不要となり、その分、定着装置のコストを低減できる。加圧手段として加圧パッド19を用いても、記録媒体Pは、帯電手段10により帯電された定着ベルト2の表面に密着するので、記録媒体Pを確実に搬送することができる。
【0035】
また、図1に示した加圧ベルト3が設けられていないので、これによっても定着装置1のコストを低減できる。しかも、加圧ベルトに熱が奪われることがないので、熱をより一層効率よく利用できる。さらに図1に示したように加圧ベルト3を設けると、その加圧ベルト3と定着ベルト2が走行しているとき、これらにわずかなずれ動きがあると、トナー像が乱されて異常画像となるおそれがあるが、図2に示した定着装置1においては、このような不具合が発生するおそれはない。
【0036】
さらに、図2に示した定着装置には、図1に示した加圧部材18が設けられておらず、従って加圧部13と分離部14との間のベルト中間部は、該ベルト中間部に対して記録媒体が加圧されることのない非加圧領域となっている。これにより、定着装置のコストを低減できる。しかも帯電手段10により定着ベルト2を帯電して、記録媒体Pを定着ベルト2の表面に静電的に密着させるので、加圧部材18が設けられていなくとも、トナー像を記録媒体上に効率よく定着することができる。
【0037】
図3に示した定着装置1は、図2に示した定着装置における加圧パッド19の代りに、加圧ローラ6より成る加圧手段が用いられ、しかも図2に示した加熱体15が設けられていない。その代わりに、定着ベルト2の少なくとも一部が、磁性体により構成され、ベルト加熱手段8が、定着ベルト2の磁性体に誘導電流を生じさせて該磁性体を発熱させるコイル16を有している。コイル16に高周波電流が流され、これによりコイル16が発生する磁束の変化に伴い、定着ベルト2の磁性体に誘導電流が生じ、ジュール熱が発生して定着ベルト自体が加熱される。これにより、定着ベルト2を所定の温度に加熱するまでの時間を短縮でき、定着ベルト2の立ち上げ時間を短くすることができる。図3に示した定着装置の他の構成は図2に示した定着装置と変りはなく、同じ部分には同一の符号を付してある。
【0038】
図4に示した定着装置においては、コイル16が定着ベルト2の内側に配置され、ローラ加熱手段9が、通電により発熱するヒータ20、例えばハロゲンヒータにより構成され、このヒータ20が入口側ローラ4の内側に配置されている。入口側ローラ4は磁性体であっても非磁性体であってもよい。他の構成は図3に示した定着装置と変りはなく、同一部分には同じ符号を付してある。
【0039】
ローラ加熱手段としてヒータ20を用いることにより、そのコストを低減できる。
【0040】
図5に示した定着装置においては、ベルト加熱手段8のコイルとローラ加熱手段9のコイルとして、共通のコイル21が用いられている。コイル21が定着ベルト2と入口側ローラ4を共に加熱する用をなすのである。このコイル21は定着ベルト2の内側に配置されている。他の構成は、図3に示した定着装置と変りはなく、同一の部分には同一の符号を付してある。図5に示した定着装置においては、コイルを共通化することにより、コイルの数を減らして、定着装置のコスト低減を達成できる。
【0041】
以上説明した各構成の定着装置1は、いずれもトナー像を記録媒体に定着するものであり、かかる定着装置は、記録媒体上にトナー像を形成し、該トナー像を記録媒体に定着して記録画像を得る画像形成装置であれば、いずれの形式の画像形成装置にも採用することができる。
【0042】
【発明の効果】
本発明によれば、従来よりも確実に記録媒体を定着ベルトの表面に密着させることができ、トナー像の定着むらの発生を効果的に抑えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】定着装置の一例を示す概略断面図である。
【図2】定着装置の他の例を示す概略断面図である。
【図3】定着装置のさらに他の例を示す概略断面図である。
【図4】定着装置のさらに別の例を示す概略断面図である。
【図5】定着装置のさらに他の例を示す概略断面図である。
【符号の説明】
1 定着装置
2 定着ベルト
4 入口側ローラ
5 出口側ローラ
6 加圧ローラ
8 ベルト加熱手段
9 ローラ加熱手段
10 帯電手段
13 加圧部
14 分離部
15 加熱体
16,17,21 コイル
18 加圧部材
20 ヒータ
P 記録媒体
T トナー像[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention includes an endless fixing belt that is driven to travel and a pressure unit, and a surface carrying a toner image to be fixed is disposed between the heated fixing belt and the pressure unit. The present invention relates to a fixing device that allows a recording medium to pass in a direction in contact with the surface of the image forming apparatus, and an image forming apparatus having the fixing device.
[0002]
[Prior art]
An image forming apparatus configured as a copying machine, a printer, a facsimile, or a complex machine thereof, which forms a toner image on a recording medium and fixes the toner image to the recording medium to obtain a recorded image. The use is well known (see, for example, Patent Document 1). According to this type of fixing device, since it is possible to use a fixing belt having a smaller heat capacity than the fixing roller, the fixing belt can be heated quickly and the start-up time of the fixing device can be shortened. it can.
[0003]
However, in this type of fixing device, although the recording medium conveyed between the fixing belt and the pressurizing means is pressed against the surface of the fixing belt by the pressurizing means, the recording medium is the surface of the fixing belt. And a minute gap (air layer) exists between the recording medium and the fixing belt. For this reason, the heat of the fixing belt is not uniformly distributed over the entire toner image, and there is a possibility that uneven fixing of the toner image occurs. In particular, if the recording medium can be wavy, it becomes difficult for the entire surface of the recording medium to be in close contact with the surface of the fixing belt, and uneven fixing of the toner image is likely to occur.
[0004]
[Patent Document 1]
Japanese Patent Laid-Open No. 10-74004 (page 4-5, FIG. 1)
[0005]
[Problems to be solved by the invention]
SUMMARY OF THE INVENTION An object of the present invention is to provide a fixing device capable of making a recording medium more easily adhered to the surface of a fixing belt than in the past and effectively suppressing the occurrence of uneven fixing of a toner image, and an image forming apparatus having the fixing device. It is to provide.
[0006]
[Means for Solving the Problems]
In order to achieve the above object, the present invention provides a charging device for charging the fixing belt in order to electrostatically adhere the recording medium to the surface of the fixing belt in the fixing device of the type described at the beginning. A portion where the recording medium passes between the fixing belt and the pressing means is a pressing portion, a portion where the recording medium is separated from the fixing belt is a separation portion, and a downstream side of the pressing portion with respect to the moving direction of the fixing belt. And a belt heating means for heating at least a part of the belt intermediate portion when the fixing belt portion upstream of the separation portion is a belt intermediate portion, and the fixing belt includes at least an inlet side roller and an outlet side roller The pressure means is provided with roller heating means that presses the inlet side roller through the fixing belt and heats the inlet side roller, and the fixing belt. And at least a part thereof is made of a magnetic material, and the belt heating means has a coil for generating an induced current in the magnetic material of the fixing belt to generate heat, and the inlet side roller has at least one of the coils. The roller heating means has a coil for generating an induced current in the magnetic body of the entrance side roller to generate heat of the magnetic body, the coil of the belt heating means and the coil of the roller heating means The fixing device is characterized in that a common coil is used (claim 1).
[0018]
In order to achieve the above object, according to the present invention, an image forming apparatus for forming a toner image on a recording medium and fixing the toner image to the recording medium to obtain a recorded image fixes the toner image to the recording medium. An image forming apparatus is proposed in which the fixing device according to
[0019]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Embodiments of the present invention will be described below with reference to the drawings.
[0020]
FIG. 1 is a schematic cross-sectional view showing an example of a fixing device. The
[0021]
In the illustrated example, the
[0022]
The exit side roller 5 and the exit roller 7 are driven to rotate in the direction of the arrow by a driving device (not shown), so that the
[0023]
The
[0024]
As described above, the
[0025]
Here, in this type of conventional fixing device, the recording medium is pressed against the surface of the fixing belt by the pressure roller as described above, but between the recording medium and the surface of the fixing belt. There is a possibility that unevenness of the toner image may occur due to the presence of minute voids. Therefore, in the
[0026]
Since the surface of the fixing
[0027]
Here, the portion where the recording medium P passes between the fixing
[0028]
Further, in the
[0029]
As described above, in the
[0030]
Further, in the
[0031]
Further, in the
[0032]
Here, a more specific example of the fixing
[0033]
In the
[0034]
Since the
[0035]
Further, since the
[0036]
Further, the fixing device shown in FIG. 2 is not provided with the pressing
[0037]
In the
[0038]
In the fixing device shown in FIG. 4, the
[0039]
By using the
[0040]
In the fixing device shown in FIG. 5, a
[0041]
Each of the
[0042]
【The invention's effect】
According to the present invention, the recording medium can be brought into close contact with the surface of the fixing belt more reliably than before, and the occurrence of uneven fixing of the toner image can be effectively suppressed.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a schematic cross-sectional view illustrating an example of a fixing device.
FIG. 2 is a schematic cross-sectional view illustrating another example of a fixing device.
FIG. 3 is a schematic cross-sectional view showing still another example of the fixing device.
FIG. 4 is a schematic sectional view showing still another example of the fixing device.
FIG. 5 is a schematic cross-sectional view showing still another example of the fixing device.
[Explanation of symbols]
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