JP4394154B1 - 縦型加熱炉 - Google Patents
縦型加熱炉 Download PDFInfo
- Publication number
- JP4394154B1 JP4394154B1 JP2008312175A JP2008312175A JP4394154B1 JP 4394154 B1 JP4394154 B1 JP 4394154B1 JP 2008312175 A JP2008312175 A JP 2008312175A JP 2008312175 A JP2008312175 A JP 2008312175A JP 4394154 B1 JP4394154 B1 JP 4394154B1
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- ceramic
- furnace
- coiled
- wire
- heating
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Abstract
【課題】従来の縦型加熱炉に用いる発熱線はその収納溝から飛び出したり、垂れ落ちる欠点があり、また、縦型加熱炉はそのメンテナンスに問題があった。
【解決手段】本発明のコイル状ヒータは、セラミック棒と、このセラミック棒にらせん状に巻き付け固定したセラミック線と、このセラミック線の各ターン間に形成されるらせん溝と、このらせん溝に沿って巻き付けたコイル状発熱線とより成る。本発明の縦型加熱炉は、円筒状炉壁と、この炉壁内面に円周方向に互いに離間して縦に設けた複数の上記コイル状ヒータとより成る。
【選択図】図1
【解決手段】本発明のコイル状ヒータは、セラミック棒と、このセラミック棒にらせん状に巻き付け固定したセラミック線と、このセラミック線の各ターン間に形成されるらせん溝と、このらせん溝に沿って巻き付けたコイル状発熱線とより成る。本発明の縦型加熱炉は、円筒状炉壁と、この炉壁内面に円周方向に互いに離間して縦に設けた複数の上記コイル状ヒータとより成る。
【選択図】図1
Description
本発明は、コイル状ヒータを用いた縦型加熱炉、特に、垂れ下がりの無いコイル状発熱線を有するコイル状ヒータを用いた縦型加熱炉に関する。
図3は、従来の加熱炉装置(特許文献1)を示し、1は電気炉等の筒状のセラミックファイバ炉壁、2はこの炉壁1の内周面に上下に離間しながら円周方向に形成した発熱線収納溝、3はこの発熱線収納溝2内に配置したコイル状の発熱線、4は上記炉壁1の底部に設けた台座である。
上記従来の加熱炉装置においては、発熱線収納溝2内の発熱線3の加熱膨脹・収縮現象により発熱線3が発熱線収納溝2から飛び出すのを防ぐため、発熱線収納溝2の開口を挟める塞ぎ部5を設けたり、発熱線飛び出し防止策を設けていた。
然しながら、筒状の炉壁に発熱線収納溝を設けその内部にコイル状ヒータを収納した電気炉では、加熱が長時間になると発熱線収納溝内に熱がこもり、発熱状体が異常となり、温度ムラを生じ、炉壁内部の被加熱体に対し悪影響を及ぼす欠点があった。
また、図3に示すように発熱体を収納溝内に入れるために放熱ロスが大きくなるという欠点があった。更に、発熱線を炉内円周方向に円周に沿って配設しているため炉内円周方向の温度分布はよいが、炉内上下方向の温度分布が悪くなるという欠点があった。
また耐熱性支柱にヒータ線を間隔付けして巻き込み円筒炉壁内に配設した加熱炉もあるが(特許文献2)、加熱中の膨張収縮でヒータ線が垂れ落ち隣接するヒータ線と接触する事故が発生する危険があった。
図4において6は耐熱性材料の支柱、7はこの支柱6に形成した冷却エア噴出口、8は上記支柱6に巻回して形成したインナーヒータ、9は炉壁1に形成したアウターヒータである。
特開平9−280749号公報
特開平8−181082号公報
本発明は、上記のような問題を解決したものであり、放熱ロスの少ない、メンテナンスも容易で、しかも、長期に亘って安定した特性を有する縦型加熱炉を提供することを目的とする。
本発明の縦型加熱炉は、円筒状炉壁と、この炉壁の内面に円周方向に互いに離間して縦に配置した複数のコイル状ヒータとより成り、上記コイル状ヒータがセラミック棒と、このセラミック棒にらせん状に巻き付け固定したセラミック線と、このセラミック線の各ターン間に形成されるらせん溝と、このらせん溝に沿って巻き付けたコイル状発熱線とより成り、上記セラミック棒をセラミック固定具によって上記円筒状炉壁にこれから離間して固定することによって上記コイル状ヒータが上記炉壁から離間されていることを特徴とする。
本発明のコイル状ヒータによれば、次の効果が得られる。
(1)コイル状発熱線の各ターンの間に必ずセラミック線が介在するので、加熱中にコイルが垂れ下がってくることはない。
(2)らせん状セラミック線のらせん高さを高くすることで、加熱中の発熱線の飛び出しを防ぐことができる。
(3)セラミックファイバー炉の内面に後からコイル状発熱線を、炉壁から離間して取りつけることができるためワット密度を自由に設定でき、電気炉設計の自由度が著しく向上する。
(4)セラミックファイバー炉の内面とコイル状発熱線の離間距離を自由に設定できるため被加熱物の熱効率が向上する。
(5)炉内に縦型にコイル状発熱体を配設することで炉の上下方向の温度分布を著しく向上でき、特に長尺炉において顕著である。
(6)ヒータの断線や一部不具合に対して、その箇所のコイル状ヒータを取り替えることで対処できるためメンテナンスが極めて容易となる。
以下図面によって本発明の実施例を説明する。
本発明においては図1に示すように、セラミック棒10にセラミック線11をらせん状に巻き付け固定し、このセラミック線11の各ターン間に形成されるらせん溝12に沿ってコイル状の発熱線3を巻き付けてコイル状ヒータ13を形成せしめる。
また、図2に示すように上記コイル状ヒータ13をセラミックスファイバー炉壁1の内面に円周方向に互いに離間して縦に複数本配設して縦型加熱炉15を構成せしめる。
本発明の縦型加熱炉15によれば、発熱線3はらせん溝12をガイドとして巻き付けられているため、炉使用中に加熱収縮しても下に垂れることはなく、セラミック線11のらせん高さを高くすることで発熱線3はこれを乗り越えることはできないようになる。
また、セラミック線11のらせんピッチを短くすることで、発熱線3の巻きピッチも短くなるが、ピッチ内にセラミック線11が存在するため隣接する発熱線3のターン同志が接触することはない。
また、炉内面に縦方向に密に発熱線3を配設することでワット密度を高めることができ、さらにセラミック棒10をセラミック棒固定具14によって炉壁1から離間させ被加熱物5に接近させることで熱効率を飛躍的に高めることができる。
また、炉1の上下方向の温度分布を著しく向上でき、また、コイル状ヒータ13を個々に取り換えることができ、そのメンテナンスが容易となる。
1 セラミックファイバ炉壁
2 発熱線収納溝
3 発熱線
4 台座
5 塞ぎ部
6 支柱
7 冷却エア噴出口
8 インナーヒータ
9 アウターヒータ
10 セラミック棒
11 セラミック線
12 らせん溝
13 コイル状ヒータ
14 セラミック棒固定具
15 縦型加熱炉
2 発熱線収納溝
3 発熱線
4 台座
5 塞ぎ部
6 支柱
7 冷却エア噴出口
8 インナーヒータ
9 アウターヒータ
10 セラミック棒
11 セラミック線
12 らせん溝
13 コイル状ヒータ
14 セラミック棒固定具
15 縦型加熱炉
Claims (1)
- 円筒状炉壁と、この炉壁の内面に円周方向に互いに離間して縦に配置した複数のコイル状ヒータとより成り、上記コイル状ヒータがセラミック棒と、このセラミック棒にらせん状に巻き付け固定したセラミック線と、このセラミック線の各ターン間に形成されるらせん溝と、このらせん溝に沿って巻き付けたコイル状発熱線とより成り、上記セラミック棒をセラミック固定具によって上記円筒状炉壁にこれから離間して固定することによって上記コイル状ヒータが上記炉壁から離間されていることを特徴とする縦型加熱炉。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008312175A JP4394154B1 (ja) | 2008-12-08 | 2008-12-08 | 縦型加熱炉 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008312175A JP4394154B1 (ja) | 2008-12-08 | 2008-12-08 | 縦型加熱炉 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP4394154B1 true JP4394154B1 (ja) | 2010-01-06 |
JP2010135256A JP2010135256A (ja) | 2010-06-17 |
Family
ID=41591537
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2008312175A Expired - Fee Related JP4394154B1 (ja) | 2008-12-08 | 2008-12-08 | 縦型加熱炉 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4394154B1 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN111988875A (zh) * | 2020-01-08 | 2020-11-24 | 永盈电热科技(江苏)有限公司 | 超导纳米远红外节能电热圈 |
-
2008
- 2008-12-08 JP JP2008312175A patent/JP4394154B1/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN111988875A (zh) * | 2020-01-08 | 2020-11-24 | 永盈电热科技(江苏)有限公司 | 超导纳米远红外节能电热圈 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2010135256A (ja) | 2010-06-17 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US6441346B1 (en) | Burn-out furnace | |
US20080205864A1 (en) | Heat processing furnace and vertical-type heat processing apparatus | |
KR102092129B1 (ko) | 적층가능한 구조적 반응기를 위한 와이어 스탠드오프 | |
JP4394154B1 (ja) | 縦型加熱炉 | |
KR101082317B1 (ko) | 리드선으로 발열체가 지지되는 튜브 전구 발열체 | |
JP5357305B2 (ja) | 電気炉用のインサート | |
KR100827469B1 (ko) | 고주파유도가열방식의 전기온풍기 | |
CA2899271A1 (en) | High efficency boiler | |
JP5379024B2 (ja) | 電気炉用インサート | |
JPS5920933B2 (ja) | 対流暖房装置 | |
JP7279166B2 (ja) | 液体を電気的に加熱および循環させるための装置用の加熱体 | |
JP2013173257A (ja) | 成形機シリンダ用誘導加熱装置 | |
JP4719271B2 (ja) | 垂直設置用の電気発熱体 | |
KR200441974Y1 (ko) | 와이어 형태의 발열체로 이루어진 히터 및 이를 이용한소둔로용 히팅파이프 | |
KR101020918B1 (ko) | 고주파유도가열 전열장치용 보빈 | |
CN209512269U (zh) | 一种卧式热水机 | |
JP5350450B2 (ja) | 観賞用水槽用の水中ヒータ | |
JP6853459B1 (ja) | 電熱装置 | |
US4322606A (en) | Electrical heating element assembly | |
US1760065A (en) | Electric heater | |
JPH0528714Y2 (ja) | ||
CN109595789A (zh) | 一种卧式热水机 | |
KR102011964B1 (ko) | 유체 가열 장치 | |
KR101234707B1 (ko) | 열효율이 우수한 열풍시스템의 히터장치 | |
KR20110010500U (ko) | 코일형 히팅부 다단 배치 구조의 온수 가열용 전기히터 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20090929 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20091014 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121023 Year of fee payment: 3 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |