JP4386534B2

JP4386534B2 - Child seat safety belt length adjustment device

Info

Publication number: JP4386534B2
Application number: JP2000098435A
Authority: JP
Inventors: 智行中川; 英治山口
Original assignee: リーマン株式会社
Priority date: 2000-03-31
Filing date: 2000-03-31
Publication date: 2009-12-16
Anticipated expiration: 2020-03-31
Also published as: JP2001277918A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
この発明は、年少者の体型に合わせてベルトの長さを調整できるように構成したチャイルドシートの安全ベルト長さ調整装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】
一般に、年少者用の自動車座席（チャイルドシートという）には、自動車の走行中に、年少者がチャイルドシートから飛び出すことのないように、座部内に一端が固着され他端にバックルを装着した固定ベルトと、該バックルに掛着するタングを挿通して年少者の肩と腰部を掛け渡すように設けられた一対の肩ベルトとを有する安全ベルトが装着されている。
【０００３】
しかし、年少者の体型は様々で、年少者の身体に掛ける安全ベルトの張力が緩いと安全性に問題があり、また張力が強過ぎると年少者に対して苦痛を感じさせてしまう。そのために適度な張力で安全ベルトを張ることが必要になり、従来では肩ベルトを張った後で肩ベルトの適度な張りを維持するためのフックが別に用意されて、フックで肩ベルトを固着するようにしたり、または肩ベルトの端部を引き出して固定するようにしていた。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、別に用意されたフックで肩ベルトを固着する場合、フックの固着作業は手間がかかり作業しにくく、また、使用中に緩むおそれがあった。さらに、フックが単独で保管されチャイルドシートに取り付けられていないので、紛失するおそれもあった。肩ベルトの端部を引き出す方式の場合、チャイルドシート５０に装着されている安全ベルト５１は、図１０に示すように、肩ベルト５２が背部５３の後方から座部５４に延設するように装着されている。肩ベルト５２の端部５２ａは、座部５４の前部から突出されているため、肩ベルト５２の端部５２ａを引っ張ると、引き出された肩ベルト５２の端部５２ａが、そのまま垂れ下がったままになっていた。そのため、肩ベルト５２の端部５２ａが走行中に跳ねて年少者に衝突するおそれがあった。しかも見た目にも良い印象を与えることができなかった。
【０００５】
この発明は、上述の課題を解決するものであり、年少者への体型に合わせてベルトの長さを調整するとともに、長さ調整されたベルトの残留部を収納することによって安全性を向上して垂れ下がりのないチャイルドシートの安全ベルト長さ調整装置を提供することを目的とする。
【０００６】
【課題を解決するための手段】
この発明にかかわるチャイルドシートの安全ベルト長さ調整装置では、上記の課題を解決するために、以下のように構成するものである。すなわち、
年少者を拘束するためにベルトを張設可能に装着したチャイルドシートの安全ベルト長さ調整装置であって、
前記ベルトは、座部に固着された固定ベルトと、一端が前記固定ベルトに掛着可能に配置され他端が前記チャイルドシートの前端部に装着された巻取り部に連結される張設ベルトとを有して年少者を拘束するように配設され、
前記巻取り部が、前記ベルトを牽引する牽引部と、牽引されたベルトを牽引された状態で停止させるロック部と、牽引されたベルトの残留分を巻取るように収納する巻取収納部とを有して構成され、前記牽引部が、前記ロック部と前記巻取収納部との間に配設されて、前記ロック部と前記巻取収納部との間で前記ベルトを前記チャイルドシートの座部を挿通して前記座部より外部に突出させる位置に配設され、
前記外部に突出した前記張設ベルトを牽引して年少者の体型に合わせて長さ調整した後、長さ調整された前記張設ベルトの残留分を前記巻取収納部において収納可能に構成されていることを特徴とするものである。
【０００８】
また、前記巻取収納部に、ゼンマイばねが配設され、前記ベルトの残留分を前記ゼンマイばねで巻取るように構成されているものであればよい。
【０００９】
さらに好ましくは、前記ロック部が、カム面を有するカムレバーを有し、前記カム面に、歯部が形成されているものであればよい。
【００１０】
【発明の効果】
本発明のチャイルドシートの安全ベルト長さ調整装置は、上記のように構成されているため、年少者の体型に合わせてベルトを牽引し、牽引した状態でベルトをロックすれば、年少者の体型に合わせてベルトの張りを適度に張設することができる。しかも、ベルトを牽引した状態ではベルトはゼンマイばねの付勢に抗して引き出されるので、ベルトをロックした後、牽引部を離せば自動的にベルトの残留部が巻取り部の巻取収納部に収納されるため、ベルトの端部を座部からはみ出さないようにすることができる。そのため、ベルトの端部によるトラブルは発生せず、しかも見た目にもよい。
【００１１】
また、ロック部にカム面を有するカムレバーが配設され、カム面に歯部が形成されていれば、ベルトを強固にロックして、ロック後にベルトの残留分を容易に収納することができる。
【００１２】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の一実施の形態を図面に基づいて説明する。本形態のチャイルドシートの安全ベルト長さ調整装置（以下、ベルト長さ調整装置という）１０は、図１〜２に示すように、座部２と背部３とを有するチャイルドシート本体１に装着されて年少者を座席に拘束する安全ベルト２０と、年少者の体型に合わせて安全ベルト２０の所定の長さに調整した状態で安全ベルト２０の端末を処理する巻取り部３０とを有して構成されている。
【００１３】
安全ベルト２０は、年少者を座席に拘束するために、年少者の股部を覆って座部フレーム２ａに一端が固着され他端にバックル２２が装着された固定ベルト２１と、バックル２２に掛着可能なタング２４を備えて年少者に適度な張りを付与する張設ベルト２５とからなり、張設ベルト２５は、一端が座部フレーム２ａに固着されて年少者の腰部と肩部とを掛け渡す一対の肩ベルト２６と、一端に接続プレート２７を介して背部の後方で一対の肩ベルト２６の他端に連結される牽引ベルト２８とで構成され、固定ベルト２１に接続された張設ベルト２５を、牽引ベルト２８の一端で牽引することによって張設ベルト２５のベルト長さを調整できるように構成している。
【００１４】
牽引ベルト２８は、座部２内を挿通して座部２の前端部に配置される巻取り部３０に収納され、予め、巻取り部３０に収納されている予備ベルト分が張設ベルト２５の長さ調整分を含んだ長さに形成されている。牽引ベルト２８は、長さ調整されるために、巻取り部３０を挿通して、一旦、座部２の外部に出されて牽引部材４６に挿通され、牽引部材４６を挿通した牽引ベルト２８は再び巻取り部３０内に収納される。
【００１５】
巻取り部３０は、図３〜５に示すように、ロック部３４と巻取収納部４０と、牽引部４５とを有して構成されている。ロック部３４と巻取収納部４０とは、座部２の前端部で牽引ベルト２８の走行ガイドとしてのガイドプレート３１を挟んで上下に対向するように配置され、ロック部３４がカムレバー３６を有してガイドプレート３１の上方に配置され、巻取収納部４０が下方に配置されている。そして、牽引ベルト２８が挿通するベルト通路３２の出口の外方には、牽引ベルト２８と牽引ベルト２８を挿通した牽引部材４６とで牽引部４５が構成されている。
【００１６】
ロック部３４はガイドプレート３１上に支持される断面Ｕ字形の支持プレート３３にカムレバーシャフト３５を介して回動可能に支持されるカムレバー３６を備えている。カムレバー３６はガイドプレート３１上を走行する牽引ベルト２８を押圧して張設ベルト２５の移動を阻止するカム部３７と、カム部３７より後方側に配置されてを牽引ベルト２８に押圧あるいは押圧解除するように操作されるレバー部３８とを有している。
【００１７】
カム部３７には反レバー部側に向かって回転中心からの半径が徐々に大きくなるようにカム面３７ａが形成され、さらにカム面３７ａには、牽引された牽引ベルト２８が戻る方向に係止する歯部が形成されている。さらに、カムレバー３６には、ガイドプレート３１に一端が掛着されカムレバー３６のレバー部３８に他端が掛着されて回転方向に付勢するコイルばね３９が、常時カムレバー３６のカム面３７ａを牽引ベルト２８側に押圧するように取り付けられている。従って、カムレバー３６のレバー部３８を、図３中、時計方向に回転させると（図３の二点鎖線で示す部分）、コイルばね３９は、カムレバー３６を反時計方向に付勢することになり、カムレバー３６が、コイルばね３９の付勢力で反時計方向に回転されると、カム面３７ａは、牽引ベルト２８に食い込む方向に牽引ベルト２８を押圧するので、牽引ベルト２８を肩ベルト２６側に戻すことはない。
【００１８】
巻取収納部４０は、牽引ベルト２８を巻取って収納する収納ケース４１と、牽引ベルト２８の先端部を挟持して牽引ベルト２８を巻装する軸部４２と、収納ケース４１の側部に配置されかつ軸部４２に連結して牽引ベルト２８を巻取る側に付勢するゼンマイばね４３とを有している。
【００１９】
収納ケース４１は、牽引ベルト２８の予備ベルト分と張設ベルト２５の長さ調整分とを含めて収納するスペースを確保できる容量に形成され、そのため、使用時においては、図３に示すように、牽引ベルト２８の調整された長さ分が残存量として全て巻取り部３０に収納されることになる。
【００２０】
牽引部材４６は、図５に示すように、矩形状の枠体で形成され、牽引ベルト２８を挿通する挿通部４７と、手で牽引される操作部４８とを有し、牽引ベルト２８が挿通されて摺動する挿通部４７の支持部４７ａは円弧状に形成されて摺動しやすくなっている。また、支持部４７ａは巻取り部３０のベルト通路３２の出口から通路内に入ることのないように、ゼンマイばね４３によって引っ張られて後退位置に移動した状態では、支持プレート３３の前端部に当接するためストッパとしての役割も果たしている。
【００２１】
従って、牽引ベルト２８の残留量が全て収納ケース４１に巻取られた状態では、牽引部材４６は牽引ベルト２８と共に引っ張られて支持プレート３３に当接されることになる（図１または図５参照）。
【００２２】
次に、上記のように構成されたベルト長さ調整装置１０の作用を、図６〜９に基づいて説明する。
【００２３】
図６は、年少者がチャイルドシート本体１に着座して、固定ベルト２１に張設ベルト２５を掛着した状態での巻取り部３０を示すものであり、張設ベルト２５は年少者に対してその張力を付与せず背部３の回りで緩められている状態である。そのため、巻取り部３０の巻取収納部４０には、張設ベルト２５の残留分は収納されていない。しかし、巻取り部３０の巻取収納部４０には、予め、牽引ベルト２８が所定量の分巻き付けられているため、ゼンマイばね４３は牽引ベルト２８を巻取り方向に付勢した状態にある。
【００２４】
次に、年少者の体型に合わせて張設ベルト２５に張力を付与するために、牽引部材４６を手でもって牽引ベルト２８を牽引する。まず、図７に示すように、ロック部３４のカムレバー３６のレバー部３８を下方（図７における時計方向）に押し込んでカムレバー３６のカム面３７ａを牽引ベルト２８から解放する。そして、牽引部材４６を手で引っ張り、牽引ベルト２８を張設ベルト２５の長さ調整分、巻取り部３０から外方に引き出すと、図２に示すように、肩ベルト２６は年少者の胸部を適度な張力で締め付けることになる。巻取収納部４０に巻き付けられている牽引ベルト２８は、当初から巻き付けられている予備ベルト分をゼンマイばね４３により巻取り方向に付勢されているため、牽引部材４６で引き出された量は肩ベルト２６で緩められた分だけが引き出されることになる。
【００２５】
この状態で、カムレバー３６を押し込んでいる手を離すとカムレバー３６は、コイルばね３９により牽引ベルト２８の表面に当接する方向に回転して、カム面３７ａの歯部で牽引ベルト２８を固定する。そのため、固定ベルト２１との掛着部からカムレバー３６のカム面３７ａに当接されている張設ベルト２５は、適度な張力を維持した状態で固定される。
【００２６】
そして、図８に示すように、牽引部材４６の操作部４８から手を離すと、牽引ベルト２８は、カムレバー３６のカム面３７ａで押圧している部分から、外方に引き出された分が、ゼンマイばね４３の付勢力によって自動的に巻取収納部４０に巻き付けるように収納される。従って、巻取収納部４０には、図９に示すように、張設ベルト２５の長さ調整分が、予め巻き付けられていた牽引ベルト２８に加えて巻き付けられて、設定された最大の量を収納することとなる。
【００２７】
なお、ゼンマイばね４３によって巻取り部３０の巻取収納部４０に収納された牽引ベルト２８とともに戻された牽引部材４６は、巻取り部３０の支持プレート３２前端部で支持部４７ａが当接されて移動を規制されるため、牽引部材４６は巻取り部３０に収納されることはなく、手の操作でいつでも牽引操作を行なうことができる。
【００２８】
以上のように、ベルト長さ調整装置１０は、年少者の体型に合わせて張設ベルト２５（牽引ベルト２８）を牽引し、牽引した状態で張設ベルト２５をロックすれば、年少者の体型に合わせて張設ベルト２５の張りを適度に張設することができる。しかも、張設ベルト２５を牽引した状態では牽引ベルト２８は、巻取り部３０のゼンマイばね４３の付勢に抗して引き出されるので、牽引ベルト２８をロックした後、牽引部４５を離せば自動的に牽引ベルト２８の残留部が巻取り部３０の巻取収納部４０に収納されるため、牽引ベルト２８の端部を座部２からはみ出さないようにすることができる。そのため、張設ベルト２５の端部によるトラブルは発生せず、しかも見た目にもよい。
【００２９】
また、ロック部３４にカム面３７ａを有するカムレバー３６が配設され、カム面３７ａに歯部が形成されていれば、牽引ベルト２８を強固にロックして、ロック後に牽引ベルト２８の残留分を容易に収納することができる。
【００３０】
なお、本発明のベルト長さ調整装置の構成は、張設ベルトの端末部をチャイルドシート本体内に巻取るように収納できるものであれば、上記の形態に限定するものではない。例えば、巻取り部を構成するゼンマイばねの替わりに他のばね部材でもよく、また、軸部をハンドルで回すようにしてもよい。さらに、牽引ベルトを固定するロック部はカムレバーでなくても、牽引ベルトを上方から押圧して固定できるものであれば他の公知のものでもよい。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の一形態のベルト長さ調整装置を組み込んだチャイルドシートを示す斜視図。
【図２】図１における縦断面図
【図３】図２におけるベルト長さ調整装置を示す一部側面断面図
【図４】同一部正面図断面図
【図５】同一部平面図
【図６】ベルト長さ調整装置の作用を示す一部断面図
【図７】牽引ベルトを牽引した作用を示す一部断面図
【図８】ロック部を作用させた後で牽引ベルトを収納させる作用を示す一部断面図
【図９】巻取収納部に牽引ベルトの残留部が収納される作用を示す一部断面図
【図１０】従来のチャイルドシートを示す斜視図
【符号の説明】
１…チャイルドシート本体
２…座部
３…背部
１０…ベルト長さ調整装置
２０…安全ベルト
２１…固定ベルト
２５…張設ベルト
２８…牽引ベルト
３０…巻取り部
３４…ロック部
３６…カムレバー
３７ａ…カム面（歯部）
４０…巻取収納部
４３…ゼンマイばね
４５…牽引部
４６…牽引部材[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a child seat safety belt length adjusting device configured to be able to adjust the length of a belt according to the body shape of a young person.
[0002]
[Prior art]
Generally, a car seat for a young person (called a child seat) includes a fixed belt having one end fixed in the seat and a buckle attached to the other end so that the young person does not jump out of the child seat while the car is running. A safety belt having a pair of shoulder belts, which are provided so as to pass through a tongue hanging on the buckle so as to hang a shoulder and a waist of a young person, is attached.
[0003]
However, the body shape of the young person is various, and if the tension of the safety belt applied to the young person's body is loose, there is a problem in safety, and if the tension is too strong, the young person will be in pain. For this reason, it is necessary to stretch a safety belt with a moderate tension. Conventionally, after the shoulder belt is stretched, a separate hook is provided to maintain a moderate tension on the shoulder belt, and the shoulder belt is secured with the hook. Or the end of the shoulder belt was pulled out and fixed.
[0004]
[Problems to be solved by the invention]
However, when the shoulder belt is fixed with a separately prepared hook, the fixing operation of the hook is laborious and difficult to perform, and there is a possibility that the hook may be loosened during use. Furthermore, since the hook is stored alone and not attached to the child seat, it may be lost. In the case of the method of pulling out the end portion of the shoulder belt, the safety belt 51 attached to the child seat 50 is attached so that the shoulder belt 52 extends from the back of the back portion 53 to the seat portion 54 as shown in FIG. ing. Since the end portion 52a of the shoulder belt 52 protrudes from the front portion of the seat portion 54, when the end portion 52a of the shoulder belt 52 is pulled, the end portion 52a of the shoulder belt 52 that is pulled out is left as it is. It was. Therefore, there is a possibility that the end 52a of the shoulder belt 52 jumps during traveling and collides with a young person. Moreover, it did not give a good impression.
[0005]
This invention solves the above-mentioned subject, and while adjusting the length of a belt according to a body shape for young people, it improves safety by storing the remaining part of the belt whose length has been adjusted. An object of the present invention is to provide a safety belt length adjusting device for a child seat that does not hang down.
[0006]
[Means for Solving the Problems]
The child seat safety belt length adjusting apparatus according to the present invention is configured as follows in order to solve the above-described problems. That is,
A safety belt length adjusting device for a child seat in which a belt can be stretched to restrain a young person,
The belt includes a fixed belt fixed to a seat portion, and a tension belt having one end arranged to be hooked to the fixed belt and the other end connected to a winding portion attached to a front end portion of the child seat. Has been arranged to restrain the youth,
The winding unit pulls the belt, a lock unit that stops the pulled belt in a pulled state, and a winding storage unit that stores so as to wind up the remaining portion of the pulled belt. The pulling portion is disposed between the lock portion and the winding storage portion, and the belt is seated between the lock portion and the winding storage portion. It is arranged at a position to pass through the part and project outside from the seat part,
After the tension belt that protrudes to the outside is pulled to adjust the length according to the body shape of the young person, the remaining portion of the tension belt that has been adjusted in length can be stored in the winding storage portion. It is characterized by that.
[0008]
Further, any spring may be used as long as a spring is provided in the take-up storage portion and the remaining portion of the belt is wound by the spring.
[0009]
More preferably, the lock portion may have a cam lever having a cam surface, and a tooth portion may be formed on the cam surface.
[0010]
【The invention's effect】
Since the child seat safety belt length adjusting device of the present invention is configured as described above, if the belt is pulled in accordance with the body shape of the young person and the belt is locked in the pulled state, the child seat safety body length adjustment apparatus is obtained. In addition, the belt can be tensioned appropriately. Moreover, when the belt is pulled, the belt is pulled out against the urging of the mainspring spring, so after locking the belt, the belt's remaining part will automatically be taken up by the take-up storage part of the take-up part. Therefore, the end of the belt can be prevented from protruding from the seat. For this reason, troubles due to the end of the belt do not occur, and it may look good.
[0011]
Further, if a cam lever having a cam surface is provided in the lock portion and a tooth portion is formed on the cam surface, the belt can be firmly locked and the remaining portion of the belt can be easily stored after the lock.
[0012]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, an embodiment of the present invention will be described with reference to the drawings. A child seat safety belt length adjusting device (hereinafter referred to as a belt length adjusting device) 10 of this embodiment is attached to a child seat body 1 having a seat portion 2 and a back portion 3 as shown in FIGS. A safety belt 20 that restrains the person in the seat, and a winding unit 30 that processes the terminal of the safety belt 20 in a state in which the safety belt 20 is adjusted to a predetermined length according to the body shape of the young person. ing.
[0013]
In order to restrain the young person in the seat, the safety belt 20 covers the crotch of the young person, a fixing belt 21 having one end fixed to the seat frame 2a and a buckle 22 attached to the other end, and a hook on the buckle 22. The tension belt 25 is provided with a tongue 24 that can be worn and imparts appropriate tension to the young person. One end of the tension belt 25 is fixed to the seat frame 2a to connect the waist and shoulders of the young person. A tension belt connected to the fixed belt 21 is composed of a pair of shoulder belts 26 to be hung and a traction belt 28 connected to the other end of the pair of shoulder belts 26 at the rear of the back via a connection plate 27 at one end. The belt 25 is configured so that the belt length of the tension belt 25 can be adjusted by pulling the belt 25 at one end of the pulling belt 28.
[0014]
The traction belt 28 is inserted in the seat portion 2 and stored in the winding portion 30 disposed at the front end portion of the seat portion 2, and the spare belt portion previously stored in the winding portion 30 is the tension belt 25. The length is adjusted to include the length adjustment. In order to adjust the length of the traction belt 28, the traction belt 28 is inserted through the winding portion 30, temporarily taken out of the seat portion 2 and inserted into the traction member 46, and the traction belt 28 inserted through the traction member 46 is It is stored in the winding unit 30 again.
[0015]
As illustrated in FIGS. 3 to 5, the winding unit 30 includes a lock unit 34, a winding storage unit 40, and a traction unit 45. The lock portion 34 and the take-up storage portion 40 are disposed so as to face each other up and down across the guide plate 31 as a travel guide of the traction belt 28 at the front end portion of the seat portion 2, and the lock portion 34 has the cam lever 36. Then, it is disposed above the guide plate 31 and the winding storage unit 40 is disposed below. A traction portion 45 is constituted by the traction belt 28 and a traction member 46 inserted through the traction belt 28 outside the outlet of the belt passage 32 through which the traction belt 28 is inserted.
[0016]
The lock portion 34 includes a cam lever 36 that is rotatably supported via a cam lever shaft 35 on a support plate 33 having a U-shaped cross section supported on the guide plate 31. The cam lever 36 presses the traction belt 28 traveling on the guide plate 31 to prevent the tension belt 25 from moving, and the cam lever 36 is disposed rearward of the cam portion 37 to press or release the traction belt 28. And a lever portion 38 that is operated as described above.
[0017]
A cam surface 37a is formed on the cam portion 37 so that the radius from the rotation center gradually increases toward the side opposite to the lever portion, and the cam surface 37a is locked in a direction in which the pulled traction belt 28 returns. The tooth part to be formed is formed. In addition, a coil spring 39 that has one end hooked to the guide plate 31 and the other end hooked to the lever portion 38 of the cam lever 36 and biased in the rotational direction is constantly pulled on the cam surface 37 a of the cam lever 36. The belt 28 is attached so as to be pressed. Therefore, when the lever portion 38 of the cam lever 36 is rotated in the clockwise direction in FIG. 3 (the portion indicated by the two-dot chain line in FIG. 3), the coil spring 39 biases the cam lever 36 in the counterclockwise direction. When the cam lever 36 is rotated counterclockwise by the biasing force of the coil spring 39, the cam surface 37a presses the traction belt 28 in a direction to bite into the traction belt 28, so that the traction belt 28 is moved toward the shoulder belt 26. There is no return.
[0018]
The take-up and storage unit 40 includes a storage case 41 that winds and stores the traction belt 28, a shaft portion 42 that sandwiches the tip of the traction belt 28 and winds the traction belt 28, and side portions of the storage case 41. The mainspring spring 43 is disposed and connected to the shaft portion 42 and biased toward the winding side of the traction belt 28.
[0019]
The storage case 41 is formed to have a capacity that can secure a storage space including the spare belt portion of the traction belt 28 and the length adjustment portion of the tension belt 25. Therefore, in use, as shown in FIG. The adjusted length of the traction belt 28 is all stored in the winding unit 30 as the remaining amount.
[0020]
As shown in FIG. 5, the traction member 46 is formed of a rectangular frame, and has an insertion portion 47 through which the traction belt 28 is inserted and an operation portion 48 that is pulled by hand, and the traction belt 28 is inserted. Thus, the support portion 47a of the insertion portion 47 that slides is formed in an arc shape to facilitate sliding. In addition, the support portion 47a is brought into contact with the front end portion of the support plate 33 in a state where the support portion 47a is pulled by the mainspring spring 43 and moved to the retracted position so as not to enter the passage from the exit of the belt passage 32 of the winding portion 30. Also plays a role as a stopper to contact.
[0021]
Therefore, in a state where the residual amount of the traction belt 28 is all wound around the storage case 41, the traction member 46 is pulled together with the traction belt 28 and comes into contact with the support plate 33 (see FIG. 1 or FIG. 5). ).
[0022]
Next, the operation of the belt length adjusting device 10 configured as described above will be described with reference to FIGS.
[0023]
FIG. 6 shows the winding portion 30 in a state where the young person is seated on the child seat body 1 and the tension belt 25 is hooked on the fixing belt 21. In this state, the tension is not applied but the back 3 is loosened. Therefore, the remaining portion of the tension belt 25 is not stored in the winding storage unit 40 of the winding unit 30. However, since the traction belt 28 is wound around the winding storage unit 40 of the winding unit 30 by a predetermined amount in advance, the mainspring spring 43 urges the traction belt 28 in the winding direction.
[0024]
Next, in order to apply tension to the tension belt 25 according to the body shape of the young person, the traction belt 28 is pulled by the traction member 46. First, as shown in FIG. 7, the lever portion 38 of the cam lever 36 of the lock portion 34 is pushed downward (clockwise in FIG. 7) to release the cam surface 37 a of the cam lever 36 from the traction belt 28. Then, when the pulling member 46 is pulled by hand and the pulling belt 28 is pulled out from the winding portion 30 by the length adjustment of the tension belt 25, the shoulder belt 26 becomes the chest of the young person as shown in FIG. Will be tightened with moderate tension. The traction belt 28 wound around the take-up storage unit 40 is biased in the take-up direction by the spring spring 43 for the spare belt that has been wound from the beginning. Only the amount loosened by the belt 26 is pulled out.
[0025]
In this state, when the hand pressing the cam lever 36 is released, the cam lever 36 is rotated by the coil spring 39 in a direction in contact with the surface of the traction belt 28, and the traction belt 28 is fixed by the tooth portion of the cam surface 37a. Therefore, the tension belt 25 that is in contact with the cam surface 37a of the cam lever 36 from the hooking portion with the fixing belt 21 is fixed in a state where an appropriate tension is maintained.
[0026]
Then, as shown in FIG. 8, when the hand is released from the operation portion 48 of the traction member 46, the traction belt 28 is pulled outward from the portion pressed by the cam surface 37 a of the cam lever 36. It is stored so as to be automatically wound around the winding storage unit 40 by the urging force of the mainspring spring 43. Therefore, as shown in FIG. 9, the length adjustment amount of the tension belt 25 is wound around the winding storage unit 40 in addition to the traction belt 28 wound in advance, and the maximum amount set is set. Will be stored.
[0027]
Note that the traction member 46 returned together with the traction belt 28 accommodated in the take-up accommodating portion 40 of the take-up portion 30 by the mainspring spring 43 is brought into contact with the support portion 47a at the front end portion of the support plate 32 of the take-up portion 30. Therefore, the traction member 46 is not housed in the take-up unit 30 and can be pulled by hand anytime.
[0028]
As described above, the belt length adjusting device 10 pulls the tension belt 25 (the traction belt 28) according to the body shape of the young person, and locks the tension belt 25 in the pulled state. Accordingly, the tension of the tension belt 25 can be moderately tensioned. Moreover, in the state where the tension belt 25 is pulled, the traction belt 28 is pulled out against the urging force of the mainspring spring 43 of the winding portion 30. Therefore, after the traction belt 28 is locked and the traction portion 45 is released, automatic Thus, since the remaining portion of the traction belt 28 is stored in the winding storage portion 40 of the winding portion 30, the end portion of the traction belt 28 can be prevented from protruding from the seat portion 2. Therefore, the trouble by the edge part of the tension belt 25 does not generate | occur | produce, and also it may be visible.
[0029]
Further, if the cam lever 36 having the cam surface 37a is disposed on the lock portion 34 and the tooth portion is formed on the cam surface 37a, the traction belt 28 is firmly locked, and the residual portion of the traction belt 28 is locked after the lock. Can be easily stored.
[0030]
In addition, the structure of the belt length adjusting device of this invention will not be limited to said form, if the terminal part of a tension belt can be accommodated so that it may wind up in a child seat main body. For example, another spring member may be used instead of the mainspring constituting the winding portion, and the shaft portion may be rotated by a handle. Further, the lock portion for fixing the traction belt may not be a cam lever, but may be another known one as long as the traction belt can be fixed by pressing from above.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a perspective view showing a child seat incorporating a belt length adjusting device according to an embodiment of the present invention.
2 is a longitudinal sectional view in FIG. 1. FIG. 3 is a partial side sectional view showing a belt length adjusting device in FIG. 2. FIG. 4 is a front sectional view of the same part. FIG. 7 is a partial cross-sectional view showing the operation of pulling the traction belt. FIG. 8 is a view showing the operation of storing the traction belt after the lock portion is operated. Partial cross-sectional view [FIG. 9] Partial cross-sectional view showing the operation of storing the remaining portion of the traction belt in the winding storage portion [FIG. 10] Perspective view showing a conventional child seat [Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF SYMBOLS 1 ... Child seat main body 2 ... Seat part 3 ... Back part 10 ... Belt length adjusting device 20 ... Safety belt 21 ... Fixed belt 25 ... Tension belt 28 ... Traction belt 30 ... Winding part 34 ... Lock part 36 ... Cam lever 37a ... Cam Face (tooth part)
40 ... Winding storage part 43 ... Spring spring 45 ... Traction part 46 ... Traction member

Claims

A safety belt length adjusting device for a child seat in which a belt can be stretched to restrain a young person,
The belt includes a fixed belt fixed to a seat portion, and a tension belt having one end arranged to be hooked to the fixed belt and the other end connected to a winding portion attached to a front end portion of the child seat. Has been arranged to restrain the youth,
The winding unit pulls the belt, a lock unit that stops the pulled belt in a pulled state, and a winding storage unit that stores so as to wind up the remaining portion of the pulled belt. The pulling portion is disposed between the lock portion and the winding storage portion, and the belt is seated between the lock portion and the winding storage portion. It is arranged at a position to pass through the part and project outside from the seat part,
After the tension belt that protrudes to the outside is pulled to adjust the length according to the body shape of the young person, the remaining portion of the tension belt that has been adjusted in length can be stored in the winding storage portion. A safety belt length adjusting device for a child seat.

Before Kimakito housing portion, the spiral spring is arranged, the safety belt length adjustment of the child seat according to claim 1, wherein the remainder of said belt are configured to take up by the spiral spring apparatus.

The child seat safety belt length adjusting device according to claim 2 , wherein the lock portion includes a cam lever having a cam surface, and a tooth portion is formed on the cam surface .