JP4383765B2

JP4383765B2 - Molding equipment of bottle making machine and rough mold and baffle used for this

Info

Publication number: JP4383765B2
Application number: JP2003093225A
Authority: JP
Inventors: 朗佐久間; 一恕吉澤; 泰志前田
Original assignee: Nihon Yamamura Glass Co Ltd
Current assignee: Nihon Yamamura Glass Co Ltd
Priority date: 2003-03-31
Filing date: 2003-03-31
Publication date: 2009-12-16
Anticipated expiration: 2023-03-31
Also published as: JP2004299940A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ゴブを所定の側周形状のパリソンに成形する姿面を有した粗型およびバッフルを備えた製びん機の金型装置に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】
図９を参照して従来のプレス・ブロー成形ないしはナロー・ネック・プレス・ブロー成形による製びん工程につき、その概略を説明する。まず、（ａ）に示すように、口型ａとプランジャｂがセットされた粗型ｃ内にゴブｄが投入される。次いで、（ｂ）に示すように粗型ｃがバッフルｅにより閉じられ、プランジャｂが上昇する。これにより、（ｂ）の状態から（ｃ）に示す所定の形状のパリソンｆに成形する。
【０００３】
パリソンｆは口型ａによって仕上げ成形されており、（ｄ）に示す反転装置ｇは半割形状で対をなす粗型ｃが開いたタイミングで、口型ａにより支持したパリソンｆを水平軸ｈまわりに１８０°反転させて、仕上げ型ｊ側にインバートする。インバート後、半割形状で対をなす仕上げ型ｊは底型ｌおよびパリソンｆを抱き込んで閉じ、パリソンｆの口部を挟み持つ。これによって、反転装置ｇは開いた口型ａを伴い離して粗型ｃの位置に戻り、粗型ｃとともに次のパリソンｆの成形まで待機する。
【０００４】
これによって、口型ａを持ち運ばれた（ｅ）に示す仕上げ型ｊの上に（ｆ）に示すようにブローヘッドｍを装着してパリソンｆ内に空気を吹き込み仕上げ型ｊの姿面に沿うまで膨らませ、仕上げ成形する。仕上げ成形後、ブローヘッドｍが退避すると、（ｇ）に示すように仕上げ型ｊが開き、底型ｌ上の仕上げ成形後のびんｎを移載機構ｐによって口部を把持して他へ移し、次の仕上げ成形まで待機する。
【０００５】
ここで、パリソンを成形するのに、パリソンの底部の温度が低下して皺筋などが生じる欠点があり、これを解消するため、バッフルの姿面を形成している姿面部をバッフル本体と別体とし、姿面部からバッフル本体に熱が伝わりにくくして、パリソンの底部の温度が低下しないようにすることが知られている（例えば、特許文献１参照。）。
【０００６】
【特許文献１】
特開２００１―３２８８２１号公報
【０００７】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、バッフルの姿面部をバッフル本体と別体にする程度では、パリソンの底部はパリソンの側周裾部に比してなお温度が低く、流動性が悪い。これがびんの仕上げ成形に影響して皺筋は無くならず、時として太くなったり、パリソンの側周裾部にも及んだりして不良品となる。これは、パリソン底部の早期冷却がびんの側周裾部の成形にも影響していることを意味している。このような問題は主として、プレス・ブロー成形ないしはナロー・ネック・プレス・ブロー成形の場合に生じやすいが、ブロー・ブロー成形によって生じる場合でも同様に扱い対応する。
【０００８】
本発明の目的は、パリソン底部の温度低下を十分に防止して皺筋の発生を十分に抑えられる製びん機の金型装置とこれに用いる粗型およびバッフルを提供することにある。
【０００９】
【課題を解決するための手段】
上記のような目的を達成するために、本発明の製びん機の金型装置は、ゴブを所定の側周形状のパリソンに成形する姿面を有した粗型およびバッフルを備えた金型装置において、前記パリソンの底部まわりを成形する姿面のまわりに空洞を形成したことを特徴としている。
【００１０】
このような構成では、空洞がパリソンの底部まわりの必要範囲に位置することができ、そこに空気を閉じ込めて流動させない断熱空間として作用し、パリソンの底部に生じる問題範囲の温度低下をそれに対応した範囲の空洞によって十分に抑制するので、仕上げ成形時に必要な流動性を十分に確保することができる。この結果、最終成形したびんの底部まわりに不良品となるような皺筋の発生がなくなり、歩留まりが向上する。
【００１１】
空洞が、バッフルにおける姿面の外側に設けた、さらなる構成では、
パリソンの底部に最も温度低下をもたらすバッフルの姿面を通じた放熱を、その外側に位置した空洞によって十分に抑制することができ、皺筋の形成防止に大きく貢献する。
【００１２】
空洞が、バッフルにおける姿面の外側に位置して外部に開放した穴と、この穴の途中に設けた隔壁とによって形成している、さらなる構成では、
前記のような働きをする空洞を、バッフルに形成した穴と、この穴の途中に後付けした隔壁とで容易に安価に形成することができ、隔壁の材質や厚み、構造などによって空洞による断熱性の設計自由度が高まる。
【００１３】
空洞が、バッフル本体における貫通穴と、姿面を持ってこの貫通穴を塞ぐ別体の姿面部と、貫通穴の途中に設けた隔壁とによって形成している、さらなる構成では、
前記のような働きをする空洞を、バッフル本体に形成した貫通穴と、この貫通穴を姿面を持って塞ぐ別体の姿面部と、この貫通穴の途中に後付けした隔壁とで容易に安価に形成することができ、しかも、姿面部の材質や厚みによってパリソン底部からの熱伝導による放熱をより低減しやすくなり、かつ隔壁の材質や厚みなどによって空洞による断熱性の設計自由度が高まる。
【００１４】
ここに、別体の姿面部が、バッフル本体よりも熱伝導性の低い材料よりなるのが好適である。
【００１５】
空洞を、粗型における姿面の外側に設けた、さらなる構成では、
空洞による断熱効果が粗型に有した姿面の外側でも得られ、パリソンの側周裾部での流動性を確保しやすい。
【００１６】
空洞を、粗型の外面に設けた穴とこの穴の外面への開口を塞ぐ栓とで形成した、さらなる構成では、
粗型に空洞を設けることが、その外面に設けた穴と、この穴の外面への開口を塞ぐ栓とで、粗型側単独でも容易に形成することができる。
【００１７】
空洞を、粗型に鋳抜きで形成した、さらなる構成では、
粗型を鋳造する工程を利用して空洞を鋳抜きにて特別な工程なしにより簡単に低コストで形成することができ、場合によって粗型どうしの突合せ接合によって塞ぐことができるし、空洞は場合によって塞ぎ切らなくてもよい。
【００１８】
空洞を、粗型とバッフルとの間で閉じられるように、粗型またはおよびバッフルの合わせ面に設けられた溝またはおよび穴によって形成している、さらなる構成では、
空洞を粗型とバッフルの協働によって、特別な部材を用いることなく、必要な個所に容易かつ安価に形成することができる。
【００１９】
本発明のそれ以上の目的および特徴は、以下の詳細な説明および図面によって明らかになる。本発明の各特徴は、それ単独で、あるいは可能な限りにおいて種々な組合せで複合して採用することができる。
【００２０】
【実施例】
以下、本発明に係る製びん機の金型装置およびこれに用いる粗型とバッフルの実施例について図１〜図８を参照しながら説明し、本発明の理解に供する。なお、以下の説明および図示は、本発明の具体例であって、特許請求の範囲における記載の内容を限定するものではない。
【００２１】
本実施例の製びん機の金型装置は、図１の例に示すように、ゴブＧを受け入れ後プランジャ７によって加圧し仮想線の状態を経て所定の側周形状をした図１に破線で示すようなパリソンＰに成形する姿面２、１２を有した、一対の粗型１およびそれに抱き込まれるように組み合わせるバッフル１１を備え、主として仮想線および破線で示すプランジャ７の押圧によってパリソンＰを形成する。通常、粗型１およびバッフル１１はそれぞれ、一体成形した鋳鉄である。本実施例では、特に、姿面２、１２の前記パリソンＰの底部まわりを成形する部分のまわりに空洞１４を形成する。
【００２２】
このような空洞１４は、成形するパリソンＰの底部まわりの必要範囲に位置することができ、そこに空気を閉じ込めて流動させない断熱空間として作用し、姿面２、１２の対応する部分を保温する。従って、パリソンＰの底部に生じる問題範囲の温度低下をそれに対応した範囲の空洞１４によって十分に抑制し、仕上げ成形時に必要な流動性を十分に確保することができる。この結果、最終成形したびんの底部まわりに不良品となるような皺筋の発生がなくなり、歩留まりが向上する。
【００２３】
ここで、パリソンＰの温度低下が問題になる底部とは、従来から指摘されているパリソンＰの底面であるのは勿論である。しかし、その範囲の温度低下を防止するだけではまだ不足し、パリソンＰの側周裾部、つまり下部まわりにおいても対策するのが好ましい。このため、図１、図２に示す例では、特に、バッフル１１の姿面１２の外側に空洞１４を形成するのに加え、粗型１の姿面２におけるパリソンＰの側周裾部を成形する外まわりにも空洞１４を形成している。これによって、皺筋の発生はさらに少なく、小さくなり、最終成形後のびんの底部における周方向および軸線方向の肉厚不均一もある程度改善された。これは、パリソンＰの成形時における底面と側周裾部との温度差が改善されて、仕上げ成形に対する順応性が高まり周方向および軸線方向の伸びに差が生じ難くなったことによると思われる。
【００２４】
さらに具体的には、バッフル１１における空洞１４は図１に示すように姿面１２のほぼ全域に対応する１つの単純な形態で形成し、粗型１における空洞１４は図１、図２に示すような周方向に配列した複数の長穴３１によって形成している。しかし、バッフル１１の１つの空洞１４は複数の部屋または穴に分割することができ、それによって、空洞１４を所定域に形成しやすくしたり、空洞１４が広いことによる空気の流動をさらに抑えて断熱性を高めるといったことができる。また、粗型１における空洞１４を形成する複数の穴３１に代えて、それらを連続させた環状な１つの空洞１４としたり、幾つずつかを連続させて周方向に断続する幾つかの空洞１４にとしたりして、複数の穴３１を形成することによる加工手間を低減するようなこともできる。
【００２５】
バッフル１１における姿面１２の外側に設けた空洞１４は、特に、パリソンＰの底部に最も温度低下をもたらすバッフル１１の姿面１２を通じた放熱を、その外側から十分に抑制することができ、皺筋の形成防止に大きく貢献する。
【００２６】
図１に示す例のバッフル１１の空洞１４は、さらに、バッフル１１における姿面部１２ａの外側に位置して外部に開放した穴１６と、この穴１６の途中に設けた隔壁１７とによって形成している。このようにすると、前記のような働きをする空洞１４を、バッフル１１に形成した穴１６と、この穴１６の途中に後付けした隔壁１７とで容易に安価に形成することができ、隔壁１７の材質や厚みなどによって空洞１４による断熱性の設計自由度が高まる。また、隔壁１７は穴１６の途中に設けた上向きの段差部２４に当てがって位置決めし、その上の溝２５に弾性的に嵌め合わせたＣ型リング２６によって抜け止めして簡単に取り付けてある。
【００２７】
また、図３に示す例のバッフル１１の空洞１４は、バッフル本体１１ａにおける上下に貫通した穴１６と、姿面１２を持ってこの穴１６を塞ぐ別体の姿面部１３と、穴１６の途中に前記のようにして設けるなどした隔壁１７とによって形成している。このようにすると、バッフル本体１１ａに形成した穴１６と、この穴１６を姿面１２を持って塞ぐ別体の姿面部１３と、この穴１６の途中に後付けした隔壁１７とで容易に安価に形成することができ、しかも、姿面部１３の材質や厚みによってパリソンＰの底部からの熱伝導による放熱をより低減しやすくなり、かつ隔壁１７の材質や厚みなどによって空洞１４による断熱性の設計自由度が高まる。ここに、別体の姿面部１３は、バッフル本体１１ａよりも熱伝導性の低い材料よりなるのが好適であり、例えばステンレス鋼製として有効である。隔壁１７も同様である。
【００２８】
しかし、姿面部１３および隔壁１７はステンレス鋼製に限られることはない。また、この姿面部１３における姿面１２の輪郭と、姿面部１３の姿面１２から軸線方向に外れた部分の横断面形状とがほぼ相似形であるようにしている。このような熱伝導性の低い材料からなる姿面部１３が、それが形成している姿面１２にゴブが接しても熱を奪いにくくするのに、姿面部１３の姿面１２から軸線方向に外れた各部の横断面形状が姿面１２の輪郭に相似形であることにより、姿面１２から姿面部１３を通じバッフル本体１１ａの全体に及ぶ熱伝導経路が周方向にほぼ均等となる。これにより、姿面部１３がバッフル本体１１ａと別部材であることによってパリソンＰの底部に周方向の温度むらが生じてパリソンＰおよび仕上げ成形後のびんの裾部および底部の肉厚が不均一になるのを防止することができる。
【００２９】
図３に示す例では、別体の姿面部１３はバッフル１１の姿面１２の外周部を残して貫通した穴１６に嵌め合せて設けているが、バッフル１１の姿面１２の全体を形成するようにしてもよいのは勿論である。前記のように嵌め合わせた姿面部１３はバッフル本体１１ａの周方向複数箇所にて外周側から打ち込んだロールピン１９によって抜け止めするのに併せ、姿面部１３の下面とバッフル本体１１ａの穴１６の内周面との間の境界における周方向複数箇所をスポット溶接するなどした溶接部２１によって一体に接合している。姿面部１３と穴１６との嵌め合わせは相互間に設けた段差部２２によって軸線方向の位置合わせをするようにしてある。
【００３０】
図４に示す例では、姿面部１３がバッフル本体１１ａの穴１６を塞いでいる構造を利用して、隔壁１７をバッフル本体１１ａに一体成形したものとして構造を簡略化している。また、これに伴い、姿面部１３とバッフル本体１１ａとの内側での図３に示す例のような溶接は省略している。溶接が必要ならバッフル本体１１ａの外側から行えばよい。具体的には、ロールピン１９をバッフル本体１１ａに溶接してもよいし、ロールピン１９を省略してバッフル本体１１ａの穴部にて、この穴部に露出した姿面部１３とバッフル本体１１ａとの間を溶接すればよい。
【００３１】
ここで、空洞１４は、図１、図５、図６に示すものがその一例であるように、粗型１とバッフル１１との間で閉じられるように、粗型１またはおよびバッフル１１の合わせ面１ｂ、１１ｂに設けられた溝またはおよび穿たれた穴によって形成することができる。これにより、空洞１４を粗型１とバッフル１１の協働によって、特別な部材を用いることなく、必要な個所に容易かつ安価に形成することができる。
【００３２】
図１、図２に示す粗型１の空洞１４は、それを形成する複数の穴３１が合わせ面１ｂから穿たれ、バッフル１１によって閉じられるようにしてある。これによって、バッフル１１側に粗型１側の空洞１４のための特別な加工が不要となる。図５に示す粗型１の空洞１４は、それを形成する複数の穴３１が合わせ面１ｂから穿たれるとともに、一部がバッフル１１の合わせ面１１ｂに開放する溝部３１ａを有して形成してあり、バッフル１１の合わせ面によって閉じられるようにしている。この場合もバッフル１１側に特別な加工をひつようとすることなく、バッフル１１の姿面１２の外径近くに空洞１４を形成しやすい。もっとも、バッフル１１によって閉じられる溝部３１ａだけで空洞１４を形成することもできる。図６に示す粗型１の空洞１４は粗型１側の前記穴３１および溝部３１ａと、この溝部３１ａと協働して穴３１を形成するバッフル１１側の溝部３１ｂとによって、空洞１４を形成しており、溝部３１ａ、３１ｂの双方は粗型１およびバッフル１１の合わせ面１ｂ、１１ｂによって互いに閉じられる。これにより、粗型１側の空洞１４となる穴３１をバッフル１１の側に及ぶ位置に形成して、姿面１２の外径にさらに近づきやすくする。もっとも、バッフル１１の側に粗型１側と協働して、あるいは単独で、粗型１との間で閉じられる穴または溝を設けて空洞１４を形成することもできる。
【００３３】
また、図７に示す例の製びん機の金型装置は、空洞１４を、粗型１における姿面２の外側に単独にて設けている。これにより、空洞１４による断熱効果が粗型１に有した姿面２の外側でも得られ、パリソンＰの側周裾部での流動性を確保しやすい。図示する例では、さらに、粗型１の外面に設けた穴３１とこの穴３１の外面への開口を塞ぐ栓４１とで形成している。これにより、粗型１に空洞１４を設けることが、その外面に設けた穴３１と、この穴３１の外面への開口を塞ぐ栓４１とで、粗型１側単独でも容易に形成することができる。図示する例では穴３１は周方向の複数の穴３１としてあるが、複数の穴３１に代えて、それらを連続させた環状な１つの空洞１４としたり、幾つずつかを連続させて周方向に断続する幾つかの空洞１４にとしたりして、複数の穴３１を形成することによる加工手間を低減するようなこともできる。
【００３４】
図８に示す例の製びん機の成形金型は、空洞１４を粗型１に鋳抜きで形成している。これにより、粗型１を鋳造する工程を利用して空洞１４を鋳抜きにて特別な工程なしにより簡単に低コストで形成することができ、場合によって粗型１どうしの突合せ接合によって塞ぐことができるし、空洞１４は場合によって塞ぎ切らなくてもよい。
【００３５】
以上から、本実施例の製びん機の金型装置は、空洞１４を形成した粗型１を提供しており、具体的には、外面に設けた穴３１とこの穴３１の外面への開口を塞ぐ栓４１とで空洞１４を形成した粗型１、または、鋳抜きで空洞１４を形成した粗型１を提供している。
【００３６】
また、本実施例の製びん機の金型装置は、バッフル１１における姿面１２の外側に空洞１４を有したバッフルを提供している。具体的には、姿面部１２ａの外側に位置して外部に開放した穴１６と、この穴１６の途中に設けた隔壁１７とによって空洞１４を形成したバッフル１１、または、バッフル本体１１ａにおける貫通穴１６と、姿面１２を持ってこの貫通穴１８を塞ぐ別体の姿面部１２ａと、貫通穴１６の途中に設けた隔壁１７とによって空洞１４を形成したバッフル１１を提供している。ここで、バッフル１１の別体の姿面部１２ａが、バッフル本体１１ａよりも熱伝導性の低い材料よりなるバッフル１１も提供している。
【００３７】
さらに、本実施例の製びん機の金型装置は、バッフル１１との間で閉じられて、パリソンＰの底部を成形する姿面まわりに空洞１４を形成するように、バッフル１１との合わせ面１ｂに開放した穴３１またはおよび溝部３１ａを、上記のようにして有した各種の単独な粗型をも提供している。
【００３８】
これに併せ、姿面１２の外側に上記のようにして空洞１４を有した各種のバッフル１１をも提供している。
【００３９】
【発明の効果】
本発明の製びん機の金型装置によれば、空洞がパリソンの底部まわりの必要範囲に位置することができ、そこに空気を閉じ込めて流動させない断熱空間として作用し、パリソンの底部に生じる問題範囲の温度低下をそれに対応した範囲の空洞によって十分に抑制するので、仕上げ成形時に必要な流動性を十分に確保することができる。この結果、最終成形したびんの底部まわりに不良品となるような皺筋の発生がなくなり、歩留まりが向上する。
【００４０】
空洞が、バッフルにおける姿面の外側に設けた、さらなる構成によれば、パリソンの底部に最も温度低下をもたらすバッフルの姿面を通じた放熱を、その外側に位置した空洞によって十分に抑制することができ、皺筋の形成防止に大きく貢献する。
【００４１】
空洞が、バッフルにおける姿面の外側に位置して外部に開放した穴と、この穴の途中に設けた隔壁とによって形成している、さらなる構成によれば、前記のような働きをする空洞を、バッフルに形成した穴と、この穴の途中に後付けした隔壁とで容易に安価に形成することができ、隔壁の材質や厚み、構造などによって空洞による断熱性の設計自由度が高まる。
【００４２】
空洞が、バッフル本体における貫通穴と、姿面を持ってこの貫通穴を塞ぐ別体の姿面部と、貫通穴の途中に設けた隔壁とによって形成している、さらなる構成によれば、前記のような働きをする空洞を、バッフル本体に形成した貫通穴と、この貫通穴を姿面を持って塞ぐ別体の姿面部と、この貫通穴の途中に後付けした隔壁とで容易に安価に形成することができ、しかも、姿面部の材質や厚みによってパリソン底部からの熱伝導による放熱をより低減しやすくなり、かつ隔壁の材質や厚みなどによって空洞による断熱性の設計自由度が高まる。
【００４３】
ここに、別体の姿面部が、バッフル本体よりも熱伝導性の低い材料よりなるのが好適である。
【００４４】
空洞を、粗型における姿面の外側に設けた、さらなる構成によれば、空洞による断熱効果が粗型に有した姿面の外側でも得られ、パリソンの側周裾部での流動性を確保しやすい。
【００４５】
空洞を、粗型の外面に設けた穴とこの穴の外面への開口を塞ぐ栓とで形成した、さらなる構成によれば、粗型に空洞を設けることが、その外面に設けた穴と、この穴の外面への開口を塞ぐ栓とで、粗型側単独でも容易に形成することができる。
【００４６】
空洞を、粗型に鋳抜きで形成した、さらなる構成によれば、粗型を鋳造する工程を利用して空洞を鋳抜きにて特別な工程なしにより簡単に低コストで形成することができ、場合によって粗型どうしの突合せ接合によって塞ぐことができるし、空洞は場合によって塞ぎ切らなくてもよい。
【００４７】
空洞を、粗型とバッフルとの間で閉じられるように、粗型またはおよびバッフルの合わせ面に設けられた溝またはおよび穴によって形成している、さらなる構成によれば、空洞を粗型とバッフルの協働によって、特別な部材を用いることなく、必要な個所に容易かつ安価に形成することができる。
【００４８】
本発明のそれ以上の目的および特徴は、以下の詳細な説明および図面によって明らかになる。本発明の各特徴は、それ単独で、あるいは可能な限りにおいて種々な組合せで複合して採用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明に係る実施例の製びん機の金型装置の１つの例を示す断面図である。
【図２】図１の装置の粗型の平面図である。
【図３】図１に示す装置のバッフルの別の例を示す断面図である。
【図４】図３のバッフルの変形例を示す断面図である。
【図５】本発明に係る実施例の製びん機の金型装置の別の例を示す断面図である。
【図６】本発明に係る実施例の製びん機の金型装置の他の例を示す断面図である。
【図７】本発明に係る実施例の製びん機の金型装置の別の例を示す断面図である。
【図８】本発明に係る実施例の製びん機の金型装置の今１つの例を示す断面図である。
【図９】従来の製びん工程を（ａ）〜（ｇ）に分けて示す説明図である。
【符号の説明】
Ｇゴブ
Ｐパリソン
１粗型
２、１２姿面
１２ａ、１３姿面部
１ｂ、１２ｂ合わせ面
７プランジャ
１１バッフル
１４空洞
１６穴
１７隔壁[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a mold apparatus for a bottle making machine having a rough mold and a baffle having a form for molding a gob into a parison having a predetermined side circumferential shape.
[0002]
[Prior art]
With reference to FIG. 9, the outline of the conventional bottle making process by press blow molding or narrow neck press blow molding will be described. First, as shown in (a), the gob d is put into the rough mold c in which the mouth mold a and the plunger b are set. Next, as shown in (b), the rough mold c is closed by the baffle e, and the plunger b rises. Thus, the parison f having a predetermined shape shown in (c) is formed from the state (b).
[0003]
The parison f is finished with the mouth mold a, and the reversing device g shown in (d) is a halved shape and the pair of rough molds c is opened, and the parison f supported by the mouth mold a is moved to the horizontal axis h. Invert 180 degrees around and invert to finishing die j side. After the inversion, the finishing mold j that is paired in a half-shape holds and closes the bottom mold l and the parison f, and holds the mouth of the parison f. As a result, the reversing device g is released with the opened mouth mold a and returned to the position of the rough mold c, and waits until the next parison f is formed together with the rough mold c.
[0004]
As a result, the blow head m is mounted on the finishing mold j shown in (e) where the mouth mold a is carried, and air is blown into the parison f as shown in (f) to bring the finishing mold j into the form. Inflate until it fits and finish-mold. When the blow head m is retracted after finish molding, the finish mold j is opened as shown in (g), and the bottle n after finish molding on the bottom mold l is held by the transfer mechanism p and transferred to the other. Wait until the next finish molding.
[0005]
Here, when molding the parison, there is a drawback that the temperature of the bottom of the parison decreases and the scissors are generated, and in order to solve this, the figure that forms the figure of the baffle is separated from the baffle body It is known that heat is not easily transmitted from the appearance surface portion to the baffle body so that the temperature of the bottom portion of the parison does not decrease (see, for example, Patent Document 1).
[0006]
[Patent Document 1]
Japanese Patent Laid-Open No. 2001-328821
[Problems to be solved by the invention]
However, when the baffle is separated from the baffle main body, the temperature of the bottom of the parison is still lower than the side skirt of the parison and the fluidity is poor. This affects the finish molding of the bottle and the scissors are not lost, sometimes becoming thicker or reaching the side hem of the parison, resulting in a defective product. This means that the early cooling of the parison bottom also affects the shaping of the side skirt of the bottle. Such a problem tends to occur mainly in the case of press / blow molding or narrow neck press / blow molding.
[0008]
An object of the present invention is to provide a mold apparatus for a bottle making machine that can sufficiently prevent a temperature drop at the bottom part of the parison and sufficiently suppress the generation of the barbs, and a rough mold and a baffle used therefor.
[0009]
[Means for Solving the Problems]
In order to achieve the above-described object, a mold apparatus for a bottle making machine according to the present invention is a mold apparatus having a rough mold and a baffle having a shape for forming a gob into a parison having a predetermined side circumferential shape. In the present invention, a cavity is formed around the figure forming the periphery of the bottom of the parison.
[0010]
In such a configuration, the cavity can be located in the necessary range around the bottom of the parison, acting as an insulating space that traps air there and does not flow, corresponding to the problem temperature drop that occurs at the bottom of the parison. Since it is sufficiently suppressed by the range of cavities, the fluidity required during finish molding can be sufficiently ensured. As a result, there is no generation of a crease that becomes a defective product around the bottom of the final molded bottle, and the yield is improved.
[0011]
In a further configuration, where the cavity is provided outside the appearance on the baffle,
The heat radiation through the baffle that causes the temperature drop to the bottom of the parison can be sufficiently suppressed by the cavity located outside the baffle, greatly contributing to the prevention of the formation of the gluteal muscle.
[0012]
In a further configuration in which the cavity is formed by a hole located outside the appearance surface of the baffle and opened to the outside, and a partition wall provided in the middle of the hole,
A cavity that functions as described above can be easily and inexpensively formed with a hole formed in a baffle and a partition wall retrofitted in the middle of this hole, and the heat insulation by the cavity depends on the material, thickness, structure, etc. of the partition wall Design freedom increases.
[0013]
In a further configuration in which the cavity is formed by a through hole in the baffle body, a separate figure surface portion that has a figure surface to close the through hole, and a partition wall provided in the middle of the through hole,
A cavity that functions as described above can be easily and inexpensively achieved with a through hole formed in the baffle body, a separate surface part that closes the through hole with the form surface, and a partition wall retrofitted in the middle of the through hole. In addition, it is easier to reduce heat dissipation due to heat conduction from the bottom of the parison depending on the material and thickness of the appearance portion, and the degree of freedom in designing the heat insulation by the cavity increases depending on the material and thickness of the partition wall.
[0014]
Here, it is preferable that the separate surface portion is made of a material having lower thermal conductivity than the baffle body.
[0015]
In a further configuration, where the cavity is provided outside the face of the rough mold,
The heat insulating effect due to the cavity can be obtained even outside the surface of the rough mold, and it is easy to ensure fluidity at the side skirt of the parison.
[0016]
In a further configuration in which the cavity is formed by a hole provided in the outer surface of the rough mold and a plug that closes the opening to the outer surface of the hole,
Providing a cavity in the rough mold can be easily formed on the rough mold alone by a hole provided on the outer surface thereof and a plug for closing the opening to the outer surface of the hole.
[0017]
In a further configuration, where the cavity is formed by casting a rough mold,
By using the process of casting the rough mold, the cavity can be easily formed at low cost without any special process by casting. In some cases, the cavity can be closed by butt joining of the rough molds. It is not necessary to close it.
[0018]
In a further configuration, the cavity is formed by grooves or holes provided in the mating surface of the rough mold and the baffle so that the cavity is closed between the rough mold and the baffle.
The cavity can be easily and inexpensively formed at a required place by using the rough mold and the baffle without using a special member.
[0019]
Further objects and features of the present invention will become apparent from the following detailed description and drawings. Each feature of the present invention can be used alone or in combination in various combinations as much as possible.
[0020]
【Example】
Hereinafter, the mold apparatus of the bottle making machine which concerns on this invention, the Example of the rough mold used for this, and a baffle are demonstrated, referring FIGS. 1-8, and it uses for an understanding of this invention. The following description and illustrations are specific examples of the present invention and do not limit the contents described in the claims.
[0021]
As shown in the example of FIG. 1, the mold apparatus of the bottle making machine of the present embodiment is shown by a broken line in FIG. It has a pair of rough molds 1 and baffles 11 that are combined so as to be held in the parison P, and the parison P is mainly pressed by the plunger 7 indicated by a virtual line and a broken line. Form. Usually, each of the rough mold 1 and the baffle 11 is cast iron that is integrally formed. In this embodiment, in particular, the cavity 14 is formed around the portion of the appearance surfaces 2 and 12 that is molded around the bottom of the parison P.
[0022]
Such a cavity 14 can be located in a necessary range around the bottom of the parison P to be molded, and acts as a heat insulating space in which air is trapped and does not flow, and the corresponding portions of the appearance surfaces 2 and 12 are kept warm. . Therefore, the temperature drop in the problem range occurring at the bottom of the parison P can be sufficiently suppressed by the cavity 14 in the range corresponding thereto, and the fluidity required during finish molding can be sufficiently ensured. As a result, there is no generation of a crease that becomes a defective product around the bottom of the final molded bottle, and the yield is improved.
[0023]
Here, the bottom part where the temperature drop of the parison P becomes a problem is of course the bottom surface of the parison P that has been pointed out conventionally. However, it is still insufficient to prevent a temperature drop in that range, and it is preferable to take measures at the side skirt of the parison P, that is, around the lower part. For this reason, in the example shown in FIGS. 1 and 2, in particular, in addition to forming the cavity 14 on the outer side of the appearance surface 12 of the baffle 11, the side peripheral skirt of the parison P on the appearance surface 2 of the rough mold 1 is formed. A cavity 14 is also formed around the outside. As a result, the generation of the barbs was further reduced and reduced, and the uneven thickness in the circumferential and axial directions at the bottom of the bottle after final molding was also improved to some extent. This is considered to be because the temperature difference between the bottom surface and the side skirt at the time of molding of the parison P was improved, the adaptability to finish molding was increased, and the difference in elongation in the circumferential direction and the axial direction was less likely to occur. .
[0024]
More specifically, the cavity 14 in the baffle 11 is formed in one simple form corresponding to almost the entire surface 12 as shown in FIG. 1, and the cavity 14 in the rough mold 1 is shown in FIGS. The plurality of long holes 31 are arranged in the circumferential direction. However, one cavity 14 of the baffle 11 can be divided into a plurality of chambers or holes, thereby facilitating the formation of the cavity 14 in a predetermined area and further suppressing air flow due to the wide cavity 14. The heat insulation can be improved. Moreover, it replaces with the some hole 31 which forms the cavity 14 in the rough mold 1, and makes it the cyclic | annular cavity 14 which made them continue, or several cavities 14 which are intermittently interrupted in the circumferential direction. For example, it is possible to reduce the labor required for forming the plurality of holes 31.
[0025]
The cavity 14 provided outside the appearance surface 12 of the baffle 11 can sufficiently suppress heat radiation from the outer surface of the baffle 11 that causes the temperature drop most at the bottom of the parison P. It greatly contributes to the prevention of muscle formation.
[0026]
The cavity 14 of the baffle 11 in the example shown in FIG. 1 is further formed by a hole 16 that is located outside the appearance surface portion 12a of the baffle 11 and is opened to the outside, and a partition wall 17 provided in the middle of the hole 16. Yes. In this way, the cavity 14 that functions as described above can be easily and inexpensively formed by the hole 16 formed in the baffle 11 and the partition wall 17 retrofitted in the middle of the hole 16. The degree of freedom in designing heat insulation by the cavity 14 is increased depending on the material and thickness. The partition wall 17 is positioned by being applied to an upward stepped portion 24 provided in the middle of the hole 16, and is easily attached by being prevented from coming off by a C-shaped ring 26 that is elastically fitted in the groove 25 above the partition wall 17. is there.
[0027]
Further, the cavity 14 of the baffle 11 in the example shown in FIG. 3 includes a hole 16 penetrating vertically in the baffle main body 11 a, a separate figure surface portion 13 that has the figure surface 12 to close the hole 16, and a middle of the hole 16. And the partition wall 17 provided as described above. In this way, the hole 16 formed in the baffle main body 11a, the separate face part 13 that closes the hole 16 with the face 12 and the partition wall 17 retrofitted in the middle of the hole 16 can be easily and inexpensively. Furthermore, it is easier to reduce heat dissipation due to heat conduction from the bottom of the parison P due to the material and thickness of the face portion 13, and freedom of design of heat insulation by the cavity 14 due to the material and thickness of the partition wall 17. The degree increases. Here, the separate surface 13 is preferably made of a material having lower thermal conductivity than the baffle body 11a, and is effective, for example, as a product made of stainless steel. The same applies to the partition wall 17.
[0028]
However, the surface portion 13 and the partition wall 17 are not limited to stainless steel. In addition, the contour of the appearance surface 12 in the appearance surface portion 13 and the cross-sectional shape of the portion of the appearance surface portion 13 that deviates from the appearance surface 12 in the axial direction are substantially similar. In order to make it difficult for the figure surface part 13 made of such a material having low thermal conductivity to take heat away from the figure surface 12 formed by the gob, the figure part 12 from the figure surface 12 of the figure part 13 in the axial direction. Since the cross-sectional shape of each removed part is similar to the outline of the appearance surface 12, the heat conduction path extending from the appearance surface 12 through the appearance surface portion 13 to the entire baffle body 11a becomes substantially uniform in the circumferential direction. As a result, the shape surface portion 13 is a separate member from the baffle body 11a, resulting in uneven temperature in the circumferential direction at the bottom portion of the parison P, and the wall thickness of the bottom and bottom portions of the parison P and the bottle after finish molding is uneven. Can be prevented.
[0029]
In the example shown in FIG. 3, the separate appearance surface portion 13 is provided by being fitted into the through hole 16 leaving the outer peripheral portion of the appearance surface 12 of the baffle 11, but forms the entire appearance surface 12 of the baffle 11. Of course, it is possible to do so. The face portion 13 fitted as described above is prevented from coming off by the roll pins 19 driven from the outer peripheral side at a plurality of locations in the circumferential direction of the baffle body 11a, and the inside of the hole 16 in the baffle body 11a. It joins integrally by the welding part 21 which carried out the spot welding etc. of the circumferential direction several places in the boundary between peripheral surfaces. The fitting of the appearance surface portion 13 and the hole 16 is performed in the axial direction by the step portion 22 provided therebetween.
[0030]
In the example shown in FIG. 4, the structure is simplified by using the structure in which the appearance surface portion 13 closes the hole 16 of the baffle main body 11 a so that the partition wall 17 is integrally formed with the baffle main body 11 a. Further, along with this, welding as in the example shown in FIG. 3 inside the figure surface portion 13 and the baffle body 11a is omitted. What is necessary is just to perform from the outer side of the baffle main body 11a, if welding is required. Specifically, the roll pin 19 may be welded to the baffle main body 11a, or the roll pin 19 may be omitted and the baffle main body 11a may have a hole between the surface 13 exposed to the hole and the baffle main body 11a. Can be welded.
[0031]
Here, the cavity 14 is aligned with the rough mold 1 or the baffle 11 so that it is closed between the rough mold 1 and the baffle 11, as shown in FIG. 1, FIG. 5, and FIG. It can be formed by grooves provided in the surfaces 1b and 11b and perforated holes. As a result, the cavity 14 can be easily and inexpensively formed at a necessary location without using a special member by the cooperation of the rough mold 1 and the baffle 11.
[0032]
The cavity 14 of the rough mold 1 shown in FIGS. 1 and 2 is configured such that a plurality of holes 31 forming the cavity 14 are formed from the mating surface 1 b and closed by the baffle 11. This eliminates the need for special processing for the cavity 14 on the rough mold 1 side on the baffle 11 side. The hollow 14 of the rough mold 1 shown in FIG. 5 is formed with a plurality of holes 31 that are formed in the mating surface 1b and a groove portion 31a that is partially open to the mating surface 11b of the baffle 11. The baffle 11 is closed by the mating surface. Also in this case, it is easy to form the cavity 14 near the outer diameter of the appearance surface 12 of the baffle 11 without attempting special processing on the baffle 11 side. However, the cavity 14 can also be formed only by the groove portion 31 a closed by the baffle 11. The cavity 14 of the rough mold 1 shown in FIG. 6 forms the cavity 14 by the hole 31 and the groove part 31a on the rough mold 1 side and the groove part 31b on the baffle 11 side that forms the hole 31 in cooperation with the groove part 31a. Both the groove portions 31 a and 31 b are closed to each other by the mating surfaces 1 b and 11 b of the rough mold 1 and the baffle 11. Thereby, the hole 31 which becomes the cavity 14 on the rough mold 1 side is formed at a position extending to the baffle 11 side, so that the outer diameter of the appearance surface 12 can be easily approached. However, the cavity 14 can also be formed by providing a hole or groove to be closed with the rough mold 1 on the baffle 11 side in cooperation with the rough mold 1 side or independently.
[0033]
Further, in the mold apparatus of the bottle making machine of the example shown in FIG. 7, the cavity 14 is provided alone outside the appearance surface 2 in the rough mold 1. Thereby, the heat insulation effect by the cavity 14 is obtained even outside the appearance surface 2 of the rough mold 1, and it is easy to ensure the fluidity at the side peripheral skirt of the parison P. In the illustrated example, a hole 31 provided on the outer surface of the rough mold 1 and a plug 41 that closes the opening of the hole 31 to the outer surface are formed. As a result, providing the cavity 14 in the rough mold 1 can be easily formed on the rough mold 1 alone by the hole 31 provided on the outer surface thereof and the plug 41 closing the opening to the outer surface of the hole 31. it can. In the illustrated example, the holes 31 are formed as a plurality of holes 31 in the circumferential direction. However, instead of the plurality of holes 31, a single annular cavity 14 in which the holes 31 are continuous, or a plurality of holes 31 in succession in the circumferential direction. For example, it may be possible to reduce the labor required for forming the plurality of holes 31 by forming several intermittent cavities 14.
[0034]
In the molding die of the bottle making machine shown in FIG. 8, the cavity 14 is formed in the rough mold 1 by casting. Thus, the cavity 14 can be easily formed at a low cost without a special process by casting using the process of casting the rough mold 1, and in some cases, the cavity 14 can be blocked by butt joining of the rough molds 1. In some cases, the cavity 14 may not be closed.
[0035]
From the above, the mold apparatus of the bottle making machine of this embodiment provides the rough mold 1 in which the cavity 14 is formed. Specifically, the hole 31 provided on the outer surface and the opening of the hole 31 to the outer surface are provided. A rough mold 1 in which a cavity 14 is formed with a plug 41 that closes the surface, or a rough mold 1 in which a cavity 14 is formed by casting.
[0036]
Further, the mold device of the bottle making machine of the present embodiment provides a baffle having a cavity 14 outside the appearance surface 12 of the baffle 11. Specifically, a baffle 11 in which a cavity 14 is formed by a hole 16 that is located outside the appearance surface portion 12a and is opened to the outside, and a partition wall 17 provided in the middle of the hole 16, or a through hole in the baffle body 11a. A baffle 11 in which a cavity 14 is formed is provided by 16, a separate figure surface portion 12 a having the figure surface 12 to close the through hole 18, and a partition wall 17 provided in the middle of the through hole 16. Here, the baffle 11 made of a material having a lower thermal conductivity than that of the baffle body 11a is provided as a separate surface 12a of the baffle 11.
[0037]
Furthermore, the mold apparatus of the bottle making machine of the present embodiment is closed with the baffle 11 so that the mating surface with the baffle 11 is formed so as to form a cavity 14 around the figure forming the bottom of the parison P. Various individual rough molds having the hole 31 or the groove 31a opened in 1b as described above are also provided.
[0038]
In addition to this, various baffles 11 having the cavities 14 on the outside of the appearance surface 12 as described above are also provided.
[0039]
【The invention's effect】
According to the mold apparatus of the bottle making machine of the present invention, the cavity can be located in a necessary range around the bottom of the parison, and acts as an insulating space that does not trap and flow the air therein, and the problem that occurs at the bottom of the parison Since the temperature drop in the range is sufficiently suppressed by the corresponding range of cavities, the fluidity required during finish molding can be sufficiently ensured. As a result, there is no generation of a crease that becomes a defective product around the bottom of the final molded bottle, and the yield is improved.
[0040]
According to a further configuration in which the cavity is provided outside the appearance of the baffle, heat dissipation through the appearance of the baffle that causes the most temperature drop at the bottom of the parison can be sufficiently suppressed by the cavity located outside the baffle. Can greatly contribute to preventing the formation of the gluteal muscle.
[0041]
According to a further configuration, the cavity is formed by a hole located outside the appearance surface of the baffle and opened to the outside, and a partition wall provided in the middle of the hole. A hole formed in the baffle and a partition wall retrofitted in the middle of the hole can be easily formed at low cost, and the degree of freedom in designing heat insulation by the cavity is increased depending on the material, thickness, structure, etc. of the partition wall.
[0042]
According to a further configuration, the cavity is formed by a through hole in the baffle body, a separate figure surface portion that has a figure surface to block the through hole, and a partition wall provided in the middle of the through hole. A cavity that works like this is easily and inexpensively formed with a through-hole formed in the baffle body, a separate surface part that blocks this through-hole with a surface, and a partition wall that is retrofitted in the middle of this through-hole. In addition, it becomes easier to reduce heat radiation due to heat conduction from the bottom of the parison depending on the material and thickness of the appearance portion, and the degree of freedom in designing heat insulation by the cavity is increased depending on the material and thickness of the partition wall.
[0043]
Here, it is preferable that the separate surface portion is made of a material having lower thermal conductivity than the baffle body.
[0044]
According to the further configuration with the cavity outside the surface of the rough mold, the heat insulation effect of the cavity can also be obtained outside the surface of the rough mold, ensuring fluidity at the side skirt of the parison. It's easy to do.
[0045]
According to a further configuration in which the cavity is formed by a hole provided in the outer surface of the rough mold and a plug that closes the opening to the outer surface of the hole, the hole provided in the outer surface can be provided in the rough mold, The plug that closes the opening to the outer surface of the hole can be easily formed on the rough mold side alone.
[0046]
According to the further configuration in which the cavity is formed by casting in the rough mold, the cavity can be easily formed at a low cost without any special process by casting using the process of casting the rough mold. In some cases, it can be closed by a butt joint between the rough molds, and in some cases, the cavity may not be closed.
[0047]
According to a further configuration, the cavity is formed by grooves or holes provided in the mating surface of the rough mold and the baffle so that the cavity is closed between the rough mold and the baffle. By cooperating with each other, it is possible to easily and inexpensively form a required portion without using a special member.
[0048]
Further objects and features of the present invention will become apparent from the following detailed description and drawings. Each feature of the present invention can be used alone or in combination in various combinations as much as possible.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a cross-sectional view showing an example of a mold apparatus of a bottle making machine according to an embodiment of the present invention.
FIG. 2 is a plan view of a rough mold of the apparatus of FIG.
3 is a cross-sectional view showing another example of the baffle of the apparatus shown in FIG. 1. FIG.
4 is a cross-sectional view showing a modified example of the baffle of FIG. 3;
FIG. 5 is a cross-sectional view showing another example of the mold apparatus of the bottle making machine according to the embodiment of the present invention.
FIG. 6 is a cross-sectional view showing another example of the mold apparatus of the bottle making machine according to the embodiment of the present invention.
FIG. 7 is a cross-sectional view showing another example of the mold apparatus of the bottle making machine according to the embodiment of the present invention.
FIG. 8 is a cross-sectional view showing another example of the mold apparatus of the bottle making machine according to the embodiment of the present invention.
FIG. 9 is an explanatory view showing a conventional bottle making process divided into (a) to (g).
[Explanation of symbols]
G Gob P Parison 1 Coarse mold 2, 12 Form surface 12a, 13 Form surface part 1b, 12b Matching surface 7 Plunger 11 Baffle 14 Cavity 16 Hole 17 Partition

Claims

In a mold apparatus having a rough mold and a baffle having a shape for molding a gob into a predetermined parison shape, a hole opened to the outside of the baffle and a midway in the hole A mold apparatus for a bottle making machine having a cavity formed by a partition wall provided.

2. The bottle maker according to claim 1, wherein the cavity is formed by a through hole in the baffle body, a separate figure surface portion having the figure surface to block the through hole, and a partition wall provided in the middle of the through hole. Mold equipment.

The mold apparatus for a bottle making machine according to claim 2, wherein the separate surface portion is made of a material having lower thermal conductivity than the baffle body.

2. The mold apparatus for a bottle making machine according to claim 1, wherein the cavity is provided outside the surface of the rough mold.

5. The mold apparatus for a bottle making machine according to claim 4, wherein the cavity is formed by a hole provided in the outer surface of the rough mold and a plug for closing an opening to the outer surface of the hole.

5. The mold apparatus for a bottle making machine according to claim 4, wherein the hollow is formed by casting a rough mold.

The mold apparatus of the bottle maker according to claim 1, wherein the cavity is formed by a groove or a hole provided in a mating surface of the rough mold or the baffle so as to be closed between the rough mold and the baffle. .

The rough type | mold used for the metal mold | die apparatus of the bottle maker of any one of Claim 1, 4 which has a cavity in the outer side of the form surface.

9. The rough mold according to claim 8, wherein the cavity is formed by a hole provided on the outer surface and a plug for closing an opening to the outer surface of the hole.

The rough mold according to claim 8, wherein the cavity is formed by casting.

5. An opening or groove and a groove on the mating surface with the baffle so as to be closed between the baffle and form a cavity around the figure forming the bottom of the parison. The rough mold used for the mold apparatus of the bottle making machine described in the item.

A baffle used in a mold apparatus having a rough mold and a baffle having a surface for molding a gob into a parison having a predetermined lateral shape,
A baffle having a cavity formed by a hole opened to the outside outside a surface of the baffle and a partition wall provided in the middle of the hole .

The baffle according to claim 12, wherein the cavity is formed by a through hole in the baffle body, a separate figure surface portion having the figure surface to block the through hole, and a partition wall provided in the middle of the through hole.

The baffle according to claim 13, wherein the separate surface portion is made of a material having lower thermal conductivity than the baffle body.

2. The hole or groove according to claim 1, having an open hole or groove in the mating surface with the rough mold so as to be closed between the rough mold and form a cavity around the figure forming the bottom of the parison. Baffle used in mold equipment.