JP4382997B2 - Tire valve automatic insertion device for tubeless tires - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ホイールに穿設されたバルブ孔へタイヤバルブを挿入装着するチューブレスタイヤ用タイヤバルブ自動挿入装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
チューブレスタイヤ用のタイヤバルブは、一般に図5に示すようにバルブステム101をゴム製のバルブボディ102で被覆し、かつバルブボディ102の基端に環状に突出して取付部となるフランジ部103が形成されたスナップタイプのタイヤバルブ100が広く使用されている。
【0003】
この種のタイヤバルブ100をホイールに装着するチューブレスタイヤ用タイヤバルブ自動挿入装置は、例えば特公平2−46403号公報や特開平8−188020号公報に開示されるように、ホイール駆動装置によってホイールを回転駆動し、バルブ検出スイッチによって回転するホイールのバルブ孔の位置を検出してホイールをブレーキ装置によってバルブ挿入位置に制動停止させ、停止したホイールのバルブ孔にバルブ圧入装置のプッシュロッドによってタイヤバルブを装着する。
【0004】
このバルブ圧入装置に設けられるプッシュロッドは、図6に要部を示すように長尺の柱状体であって、このプッシュロッド110の基端がシリンダ等のプッシュロッド作動部(図示せず)に連結され、先端には段部を介して小径の突当部110aが設けられ、この先端に更に小径で先端が尖端状の係入部110bが形成されている。
【0005】
そして、プッシュロッド110の突当部110aをタイヤバルブ100の凹孔104a内に挿入し、係入部110bを凹孔104aに連通する小孔104bに挿入してプッシュロッド110の先端にタイヤバルブ100を装着する。一方、タイヤバルブ100の圧入時には主として突当部110aの先端と凹孔104aの底部との当接によってプッシュロッド110の上昇によりタイヤバルブ100をホイール120のバルブ孔121内へ押し込むように構成されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
上記特公平2−46403号公報や特開平8−188020号公報に開示されるチューブレスタイヤ用タイヤバルブ自動挿入装置によると、回転駆動するホイールのバルブ孔をバルブ検出スイッチによって検出してホイール120をバルブ挿入位置に制動停止させ、バルブ挿入位置に停止したホイール120のバルブ孔121にバルブ圧入装置のプッシュロッド110によりタイヤバルブ100を挿入することによって自動的にタイヤバルブ100をホイール120に装着することができる。
【0007】
しかし、プッシュロッド110が直線状に形成されかつ、その軸線方向に沿って上昇してタイヤバルブ100をバルブ孔121に圧入することから、例えば図6に二点鎖線で示すようにリム幅が小さいホイール120a等にあっては、バルブ孔121aと反対側、即ち下側のフランジにプッシュロッド110が干渉してタイヤバルブ110の装着ができないおそれがある。
【0008】
一方、下側のフランジとの干渉を回避すべくプッシュロッド110を二点鎖線110aで示すように傾斜させると、タイヤバルブ取付面に対して垂直乃至垂直に近い状態でのタイヤバルブ100の挿入ができず、換言するとバルブ孔121aの穿孔方向に沿ってタイヤバルブ100を挿入することができなくなるおそれがある。この結果、タイヤバルブ100及びプッシュロッド110に過大な負荷が作用して円滑な挿入が妨げられたり、タイヤバルブ100の装着不良を招くと共にタイヤバルブ100自体の損傷が懸念される。これらタイヤバルブ100の装着不良やタイヤバルブ100自体の損傷に起因してタイヤの空気漏れが誘発されるおそれがある。
【0009】
従って、かかる点に鑑みなされた本発明の目的は、円滑なタイヤバルブの装着作業が確保され、かつタイヤバルブの損傷が回避できるチューブレスタイヤ用タイヤバルブ自動挿入装置を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成する請求項1に記載のチューブレスタイヤ用タイヤバルブ自動挿入装置の発明は、ホイール駆動装置によって回転駆動されるホイールのバルブ孔をバルブ検出スイッチによって検出して上記ホイールをバルブ挿入位置に制動停止させ、該バルブ挿入位置に停止したホイールのバルブ孔にバルブ圧入装置によってタイヤバルブを挿入して装着するチューブレスタイヤ用タイヤバルブ自動挿入装置において、上記バルブ圧入装置は、上記ホイールの回転中心軸線に接離するように基板を略水平に前進及び後退移動する水平方向駆動部と、上記基板に支持されて昇降部材を上昇及び下降移動する昇降駆動部と、略水平でかつ上記ホイール回転中心軸線と接離する方向と直交して延在する軸線を中心に回動自在に基端が上記昇降部材に支持され、かつ先端が上記ホイールの回転中心軸軸線に向かって延在する揺動アームと、該揺動アームの先端に立設されて先端にタイヤバルブを装着する挿入子と、上記揺動アームの基端を回動する揺動駆動部とを備えたことを特徴とする。
【0011】
請求項1の発明によると、基板をホイールの回転中心軸線に接離する方向に移動する水平方向駆動部と、基板に支持されて昇降部材を昇降する昇降駆動部と、昇降部材に回動自在に支持されてホイール回転軸線方向に延びる揺動アームを回動移動する揺動駆動部とを有し、揺動アームの先端にタイヤバルブを保持する挿入子を立設することから、これら水平方向駆動部、昇降駆動部、揺動駆動部の作動を制御することによってホイールとの当接を回避しつつ挿入子に装着されたタイヤバルブをバルブ孔に誘導でき、かつバルブ孔の穿孔方向に沿ってタイヤバルブをバルブ孔に挿入せることができ、円滑なタイヤバルブの装着作業が得られると共に、タイヤバルブ自体の損傷も回避できる。
【0012】
請求項2に記載の発明は、請求項1のチューブレスタイヤ用タイヤバルブ自動挿入装置において、上記水平方向駆動部、昇降駆動部、及び揺動駆動部は、予めホイールサイズ検出装置によって特定される各々のホイールに対応して設定されたホイール情報データによって作動制御されることを特徴とする。
【0013】
請求項2の発明によると、予めホイールサイズ検出装置によってタイヤバルブが装着されるホイールの形状を特定し、そのホイールに対応したホイール情報データによって水平方向駆動部、昇降駆動部及び揺動駆動部の作動を制御することによってより容易かつ確実にホイールとの当接を回避しつつ挿入子に装着されたタイヤバルブをバルブ孔に誘導でき、各種のホイールに対して円滑なタイヤバルブの装着作業が得られれると共に、タイヤバルブの損傷が回避できる。
【0014】
請求項3に記載の発明は、請求項1または2のチューブレスタイヤ用タイヤバルブ自動挿入装置において、上記昇降駆動部は、基板を昇降移動させて挿入子がホイールのくびれ部と対向する高さ位置に誘導し、かつ上記水平方向駆動部及び揺動駆動部は互いに協働して、挿入子が上記ホイールのくびれ部と対向する高さ位置から上記ホイールの回転中心軸線方向に移動させると共に揺動アームを回動させて挿入子に装着されたタイヤバルブをバルブ孔に誘導することを特徴とする。
【0015】
請求項3の発明は、昇降駆動部、水平方向駆動部、揺動駆動部の作動をより具体的にしたものであって、昇降駆動部によって基板を挿入子がホイールのくびれ部と対向する高さ位置に誘導し、かつ水平方向駆動部及び揺動駆動部の協働によってホイールの回転中心軸線方向に移動させると共に揺動アームを回動させて挿入子に設けられたタイヤバルブをバルブ孔に誘導することによって、容易かつ確実にホイールとの当接を回避しつつ挿入子に装着されたタイヤバルブをバルブ孔により有効的に誘導でき、円滑なタイヤバルブの装着作業が得られる。
【0016】
請求項4に記載の発明は、請求項3のチューブレスタイヤ用タイヤバルブ自動挿入装置において、上記バルブ孔検出スイッチは、光軸が上記回転駆動されるホイールのバルブ孔の周回軌跡と交差する検出光を放射する発光部と、該発光部とホイールを隔てて対向配置されて上記バルブ孔を透過する検出光を検知する受光部とを有し、上記昇降駆動部は、上記検出光の光軸に沿って上記挿入子が昇降するように基板を昇降移動させてホイールのくびれ部と対向する高さ位置に誘導することを特徴とする。
【0017】
請求項4の発明は、バルブ孔を透過する検出光の光軸部分を含む外側、即ちホイール回転中心軸線と反対側にはバルブ圧入装置の作動に影響を及ぼす障害物がないことに着目してなされたものであって、バルブ圧入装置の最もホイールの回転中心軸線側の可動部材である挿入子を光軸に沿ってホイールのくびれ部と対向する高さ位置に上昇させることによって、ホイールと接触することなく挿入子を容易かつ確実に誘導することができる。
【0018】
請求項5に記載の発明は、請求項4のチューブレスタイヤ用タイヤバルブ自動挿入装置において、バルブ孔検出スイッチは、ホイール半径方向のバルブ孔位置を検知し、該検知に基づいて上記水平方向駆動部及び揺動駆動部の協働によって挿入子を上記ホイールのくびれ部と対向する高さ位置から挿入子に装着されたタイヤバルブを上記バルブ孔に誘導することを特徴とする。
【0019】
請求項5の発明によると、バルブ光検出スイッチによって各ホイールのバルブ孔の位置を検知し、その検知に基づいて挿入子に装着されたタイヤバルブをバルブ孔に誘導することから、バルブ孔の穿設位置が偏在する場合でもタイヤバルブをバルブ孔の最適な位置に誘導することができ、円滑なタイヤバルブの装着が確保でき、かつタイヤバルブに作用する負荷の低減が得られてタイヤバルブの損傷が回避できる。
【0020】
請求項6に記載の発明は、請求項5のチューブレスタイヤ用タイヤバルブ自動挿入装置において、上記バルブ孔検出スイッチは、上記受光部が上記バルブ孔の周回軌跡円と直交する方向に長なる幅広の受光範囲を有し、バルブ孔を透過した検出光の端辺の検知に基づいてホイールの半径方向のバルブ孔位置を検出することを特徴とする。
【0021】
請求項6の発明によると、バルブ孔検出スイッチの受光部によってバルブ孔を透過した検出光の端辺を検知することによって、ホイールの半径方向のバルブ孔位置を容易に検知することができる。
【0022】
【発明の実施の形態】
以下、本発明によるチューブレスタイヤ用タイヤバルブ自動挿入装置の実施の形態を図を参照して説明する。
【0023】
図1は本実施の形態におけるチューブレス用タイヤバルブ自動挿入装置1の概念図であって、チューブレスタイヤ用タイヤバルブ自動挿入装置1は、ホイールサイズ検出装置によって検出されたホイール情報によって、予め記憶されたホイール幅、バルブ孔位置、バルブ孔の形状、バルブ孔が穿設されるバルブ孔形成面の形状、アルミホイール、スチールホイール、応急ホイール等のホイール種類等のホイール情報データに基づいて作動制御される。
【0024】
図中符号2は、基台であって、基台2にはベルトコンベア(図示せず)等によって搬入されてストッパによって所定位置に停止せしめられたホイール120を、ベルトコンベヤの搬送面上から一定高さ上昇させるホイールリフタ10が配置されている。ホイールリフタ10は、昇降するセンタコーン11を有し、センタコーン11はホイールディスク123に穿設されたハブ孔124に先端が挿入可能な略円錐形であって、その錐面にハブ孔124を嵌合させてホイール120を昇降させる。従って略円錐状に形成されたセンタコーン11の錐面によって内径の異なるハブ孔124を有する種々のホイール120を支持可能にする一方、ストッパによって停止されたホイール120のハブ孔124の位置がセンタコーン11の中心軸心、即ちホイール回転中心軸線aから多少偏心していてもこれを可能にしている。
【0025】
そしてこのセンタコーン11は、基台2に立設されたエアシリンダのピストンロッド(図示せず)に回転自在に連結されて上下動され、常時は先端をベルトコンベアの搬送下面に位置してホイール120の搬入を可能にし、ベルトコンベヤ上に搭載されて搬入されたホイール120がストッパに当接した際、その検知信号によってエアシリンダを伸長させてホイール120をベルトコンベヤ上からタイヤバルブ圧入高さ位置に上昇させる。
【0026】
ホイールリフタ10の上方には、ホイールリフタ10と対向してホイール駆動プーリ16及び回転駆動装置17からなるホイール駆動装置15が上部枠部材等(図示せず)に設けられている。ホイール駆動プーリ16は、ホイール回転中心軸線aと同軸上で回転可能に支持されたドラム状であって、下面に環状のゴムによって形成されたフリクションディスク16aが装着されている。
【0027】
回転駆動装置17は、電動モータ17aを有し、減速機、ブレーキ装置を介してホイール駆動プーリ16を回転駆動する。ブレーキ装置はクラッチ機構を具備し、通常はブレーキ装置はブレーキ機構とクラッチ機構がOFF状態になってホイール駆動プーリ16へのトルク伝達が遮断されている。
【0028】
センタコーン11と共にホイール120が上昇してフリクションディスクに16aに当接した際、クラッチ機構がONして電気モータ17aによってホイール駆動プーリ16を回転駆動してホイール120を回転させる。そして、ホイール駆動プーリ16と同期回転するホイール120のバルブ孔121の位置が、後述するバルブ検出スイッチ20によって検出されると、クラッチ機構がOFFになり同時にブレーキ機構がONしてホイール駆動プーリ16の回転を制動し、ホイール駆動プーリ16が停止するとブレーキ機構がOFFするように設定されている。一方ホイール120のバルブ孔121の位置が所定の設定時間内にバルブ検出スイッチ20により検出されないときはNG状態となりクラッチ機構がOFFになり、ホイール駆動プーリ16の回転を停止させるように構成されている。
【0029】
そして制動によりホイール駆動プーリ16の回転が停止すると、クラッチ機構がONになりホイール駆動プーリ16とホイール120は、ホイール駆動装置15によって比較的低回転速度で逆回転せしめられ、バルブ検出スイッチ20によってホイール120のバルブ孔121が確認されるとブレーキ機構が作動して瞬時にホイール駆動プーリ16によるホイール120の逆回転を停止しバルブ挿入位置にホイール120を保持する。また、後述するバルブ圧入装置30へ信号が送られ、バルブ圧入装置30によるタイヤバルブ100の挿入動作が開始される。また、バルブ検出スイッチ20によるバルブ孔121の確認が所定時間以上なされない場合にはNG状態となる。
【0030】
バルブ検出スイッチ20は、ホイール駆動プーリ16を介して上下に対向配置された発光部21と受光部22とを有し、発光部21は上部枠部材等に設けられる一方、受光部22は基台2上に取付ブラケット等(図示せず)を介して設けられている。
【0031】
受光部22は、図2に平面的に示すようにホイール駆動プーリ16の半径方向、即ちホイール駆動プーリ16と同期回転するホイール120のバルブ孔121の周回軌跡円と直交する方向に長なる幅広で帯状の受光範囲を有するセンサによって形成され、発光部21から放射される検出光21aの光軸はホイール120のバルブ孔121の周回軌跡円と交差するように構成され、その交差部をバルブ孔121が通過した際、バルブ孔121を透過した検出光21aを受光部22で検知し、その信号を上記ホイール駆動装置15へ送るようにしている。そして、この信号によりクラッチ機構をOFFにし、ブレーキ機構をONしてホイール駆動プーリ16の回転を制動停止させる。また、受光部22の受光範囲を幅広に形成することによってバルブ孔121を透過した検出光21aの端辺21bの検知によって、バルブ孔121の端辺121bは検知でき、ホイール120に対する半径方向の位置Lが検出できる。
【0032】
バルブ圧入装置30は、平面視状態で受光部22の延在方向と同一方向でかつ、基台2上に設けられたガイドレール3aに案内されてホイール回転中心軸線aと接離する直線方向に移動自在に支持された平板状の基板31を有している。この基板31は、原位置と、この原位置からホイール回転中心軸線aに順次接近する待避位置と、挿入位置との間でサーボモータ32a及びボールねじ32b等によって形成された水平方向駆動部32によって前進及び後退移動する。
【0033】
基板31上には、上記バルブ検出スイッチ20の発光部21から受光部22に向けて放射される検出光21aの光軸と略平行に延在して下端が基板31に取付支持された板状の支持部材33が下方から上方に移行するに従ってホイール回転中心軸線aに接近するように設けられ、支持部材33のホイール回転中心軸線a側の面に設けられたガイドレール33aに案内されて上記検出光21aと略平行に昇降する昇降部材34が配設されている。この昇降部材34はサーボモータ35a及びボールねじ35b等によって形成された昇降駆動部35によって上昇及び下降移動する。
【0034】
昇降部材34には、略水平でかつホイール回転中心軸線aと接離する方向と直交する方向に延在して回転自在に支持された回転軸36aと、回転軸36aを回転駆動するサーボモータ36bを有する揺動駆動装置36が設けられている。
【0035】
揺動駆動部36の回転軸36aには先端がホイール回転中心軸線aに接近するように延在する揺動アーム37の基端が連結され、揺動アーム37の先端には、揺動アーム37の延在方向と略直交して上方に向けて挿入子38が突設されている。従って、挿入子38は支持部材33の延在方向及び及び昇降駆動部35によって昇降する昇降部材34に対してホイール回転中心軸線aに接近するようにオフセットして配置されている。
【0036】
この挿入子38は、図3に要部を示すように柱状体であって、先端に小径の突当部38aが設けられ、この先端に更に小径で先端が尖端状の係入部38bが形成されている。そして、挿入子38の突当部38aをタイヤバルブ100の凹孔104a内に挿入し、係入部38bを凹孔104aに連通する小孔104bに挿入して挿入子38の先端に挿入子38と同心状態でタイヤバルブ100装着されるように形成されている。
【0037】
これら、水平方向駆動部32、昇降駆動部35、揺動装置36は、ホイールサイズ検出装置によって検出されたホイールの種類によって異なるホイール幅やサイズ及びバルブ孔121の穿設位置及び穿設状況等のホイール情報データに相対して作動制御される。
【0038】
上記構成の他に本装置は、上記各々の作動部の作動を制御する制御部(図示せず)及びタイヤバルブ100を挿入子38に供給するタイヤバルブ供給装置(図示せず)を有している。
【0039】
次に、このように構成されたチューブレスタイヤ用タイヤバルブ自動挿入装置1の作動を図4に示すフローチャートに従って説明する。
【0040】
タイヤバルブ100が取り付けられるホイール120は、ホイール検出工程においてベルトコンベヤ等によってホイールサイズ検出装置に搬入され、ホイールサイズ検出装置によって、ホイール120の径、即ちホイールサイズ及びホイール幅等が検出される(ステップS1)。ホイールサイズ検出装置によって検出されたホイール情報はチューブレスタイヤ用タイヤバルブ自動挿入装置1の制御部に発信され、ホイール情報に基づいて制御部によってホイール120の仕様が特定され、かつ予め記憶されたホイール情報データから該当するホイール120のタイヤバルブ挿入に要するホイール情報データが選択される。
【0041】
ホイールサイズ検出装置によってホイールサイズが検出されたホイール120は、ホイールサイズ検出装置から搬出されてベルトコンベヤ等によって次のバルブ挿入工程に搬入され、バルブ挿入工程に搬入されたホイール120は、ストッパに当接してベルトコンベヤ上の所定位置に停止される(ステップS2)。なお、このホイール120がバルブ挿入工程に搬入される際には、バルブ圧入装置30の基板31は水平方向駆動部32によって原位置に保持されている。
【0042】
ホイール120がバルブ挿入工程に搬入されると、昇降駆動部35のサーボモータ35aが作動し、ボールねじ35bを介して昇降部材34がガイドレール33aに案内されて上昇し(ステップS3)、揺動駆動部36の回転軸36aに設けられた揺動アーム37の先端に突設された挿入子38の先端に形成された突当部38aが、図3に示すようにタイヤバルブ供給装置に保持されたタイヤバルブ100の凹孔104a内に挿入し、係入部38bを凹孔104aに連通する小孔104bに挿入して挿入子38の先端にタイヤバルブ100が装着される。タイヤバルブ100が挿入子38の先端に装着されてバルブ受け取りが完了すると、昇降駆動部35のサーボモータ35a及びボールねじ35bが再び作動して昇降部材34がガイドレール33aに案内されて降下し、揺動駆動部36及びタイヤバルブ100が装着された挿入子38が下降位置まで下降する(ステップ4)。
【0043】
昇降部材34等が下降すると、水平方向駆動部32のサーボモータ32aが作動してボールねじ32bを介してバルブ圧入装置30の基板31を原位置から図1に示す待機位置までガイドレール3aに沿って前進させる(ステップS5)。
【0044】
一方、ステップS2においてベルトコンベヤ等によってホイール120がバルブ挿入工程に搬入されてストッパに当接して所定位置に停止されと、ホイールリフタ10のエアシリンダによってセンタコーン11が上昇してホイール120のハブ孔124に嵌入し、ホイール120をセンタリングしながらベルトコンベヤから持ち上げる。そして、エアシリンダが更に伸長してセンタコーン11を上昇させてホイール120を図1示すように回転駆動装置17のフリクションディスク16aに当接すると、その上昇が停止してホイール120がタイヤバルブ圧入高さ位置に位置決めされ、かつこの状態がエアシリンダによって保持される(ステップS6)。
【0045】
ステップS6において、ホイール120がフリクションディスク16aに当接してホイール120が位置決め保持されると、回転駆動装置17のブレーキ装置のクラッチ機構がONし、電動モータ17aによってホイール駆動プーリ16が回転して、ホイール120がフリクションディスク16aの摩擦力を介してフリクションディスク16aと同期回転する(ステップS7)。
【0046】
ホイール120の回転によって、バルブ孔検出スイッチ20の発光部21から放射された検出光21aの光軸がホイール120のバルブ孔121の周回軌跡円と交差していることから、ホイール120が回転している間に検出光21aがバルブ孔121が透過し、これを受光部22が受光し、換言するとバルブ孔121を検出する(ステップS8)。
【0047】
このバルブ孔121の検出は、図2に示すように受光部22がホイール120の半径方向に長い受光範囲を有することからバルブ孔121が破線121aで示すようにホイール120の半径方向に偏在するものであっても、その検出光21aの端辺21bを検出することによって適切に検出できる。なお、バルブ検出スイッチ20が予め設定された検出時間内にバルブ孔121を検出しないときはNG状態となって以降の作動を停止し、かつ表示する。従ってタイヤバルブ挿入の障害となるバルブ孔121の欠陥、バルブ孔不良、異物混入によるバルブ孔詰まり等を予め検出することができ、次工程のバルブ圧入不良やバルブ圧入装置30及びホイール120の損傷を未然に防止できる。
【0048】
ステップS8によりバルブ孔検出スイッチ20から信号を受けたホイール駆動装置15は、クラッチをOFFにし、かつブレーキ機構がONとなり電動モータ17aからホイール駆動プーリ16へのトルク伝達を遮断すると共に制動してホイール駆動プーリ16及びホイール120が慣性量の減衰により停止する。停止後ブレーキ機構をOFFにし、かつクラッチ機構をONにしてホイール駆動プーリ16を比較的低速で逆回転駆動する。そしてバルブ孔検出スイッチ20の発光部21からの検出光21aの光軸21bがバルブ孔121を透過し、これを受光部22が受光すると、その信号がホイール駆動装置15に送られ、クラッチ機構をOFFにし、かつブレーキ機構をONしてホイール駆動プーリ16を停止してホイール120の回転を瞬時に停止さてホイール120をバルブ挿入位置に停止させる(ステップS9)。
【0049】
一方バルブ孔検出スイッチ20の発光部21から放射され、バルブ孔121を透過した検出光21aの光軸は、図2に示すように受光部22がホイール120の半径方向に長く、かつ幅広の帯状の受光範囲を有することから、その端辺21bを検知することによってバルブ孔121のホイール120に対する半径方向の位置L、即ちバルブ孔121の位置が測定される(ステップS10)。
【0050】
ステップS10で測定されたバルブ孔121の位置と、予めステップS1のホイール検出工程で検出されたホイール120に対応するホイール情報データのバルブ孔位置データと照合し(ステップS11)、バルブ孔121の位置が適切な範囲内に穿設されているか否かを判断する(ステップS12)。ステップS12でバルブ孔121が不適切な位置に設けられたNG状態の場合には以降の作動を停止し、かつ表示する(ステップS13)。
【0051】
ステップS12で適切な範囲内にバルブ孔121が位置していると判断されると、水平方向駆動部32のサーボモータ32aを作動させてボールねじ32bを介して基板31を待機位置から挿入子38の先端A、即ち係入部38bの先端に保持されたタイヤバルブ100が、バルブ孔検出スイッチ20の発光部21から放射されてバルブ孔121を透過した検出光21aの光軸に近接する挿入位置まで前進する(ステップS14)。
【0052】
続いてホイール120の仕様に基づくホイール幅、バルブ孔位置、バルブ孔が穿設されるバルブ孔形成面形状等のホイール情報データ及びステップS10において測定された実際のバルブ孔121の位置を示すバルブ孔位置データ等によって予め設定された制御に従って、バルブ圧入装置30の水平移動駆動部32、昇降駆動部35、及び揺動駆動部36の各作動を組み合わせることによって、バルブ圧入装置30の各構成部材がホイール120との接触を回避した状態で挿入子38の先端に保持されたタイヤバルブ100の先端がバルブ孔121に対向或いはバルブ孔121内に先端が若干進入した仮挿入位置まで誘導し、かつ水平移動駆動部32及び揺動駆動部36を停止して昇降部材34に対する挿入子38及びタイヤバルブ100を仮挿入位置に保持する(ステップS15)。
【0053】
ステップS15における水平移動駆動部32、昇降駆動部35及び揺動駆動部36の作動は、例えば、挿入子38の先端Aの移動軌跡を図1に破線矢印で示すように、挿入子38の先端がバルブ孔121を透過した検出光21aに近接した挿入位置の状態から、昇降駆動部35のサーボモータ32aを作動させてボールねじ32bの回転によって支持部材33に設けられたガイドレール33aに沿って昇降部材34を上昇させる。昇降部材34の上昇に伴って揺動駆動部36の揺動アーム36bの先端に設けられた挿入子38及び挿入子38に装着されたタイヤバルブ100が検出光21aの光軸に沿って直線状にホイール120の下方のフランジ125aを通過しかつ上側のフランジ125bの下方でくびれ部126と対向する高さ位置まで上昇させて昇降駆動部35を停止する。この上昇にあたり少なくともバルブ孔121を透過した検出光21a及び光軸の外方、即ち検出光21aのホイール回転中心軸線aと反対側には上昇を妨げる障害物はなくホイール120等に当接することなく最短距離で該位置まで上昇することができ、挿入子38を容易かつ確実に誘導することができる。
【0054】
続いて、挿入子38及びタイヤバルブ100をフランジ125aがドロップ部126と対向する高さ位置から、水平移動駆動部32のサーボモータ32aの作動により基板31をガイドレール3aに沿って移動させて支持部材33等を介してホイール回転中心軸線a側に移動し、かつ揺動駆動部36のサーボモータ36bにより揺動アーム37を揺動させて挿入子38を回動させタイヤバルブ100の先端を図3に示すようにバルブ孔121と対向させると共にバルブ孔121と同軸上、即ちバルブ孔形成面と直交するようにタイヤバルブ100を位置決めする。
【0055】
このタイヤバルブ100をバルブ孔121と同軸上で対向させる位置は、上記ステップS10において測定された実際のバルブ孔121の位置を示すバルブ孔位置データに基づく水平移動駆動部32及び揺動駆動部36の作動制御によって個々のホイール120に相応して行われ、かつバルブ孔形成面と直交するタイヤバルブ100の姿勢制御は、当該ホイール120の仕様に基づいて予め設定されたバルブ孔形成面形状等のホイール情報データに基づいて揺動駆動部36の作動制御によって行われる。従って、バルブ孔121の穿設位置が基準位置から偏在する場合でも、その偏在に応じて実際に穿設されたバルブ孔121の最適な位置にタイヤバルブ100を誘導することができる。
【0056】
ステップS15による仮挿入位置へのタイヤバルブ100の誘導に続いて、昇降駆動部35のサーボモータ35aを作動させてボールねじ35bの回転によって支持部材33に設けられたガイドレール33aに沿って昇降部材34を上昇させる。昇降部材34の上昇に伴って挿入子38に装着されたタイヤバルブ100が図3に一点鎖線で示すようにバルブキャップ側からバルブ孔121内に挿入され、タイヤバルブ100がホイール120に装着される(ステップS16)。従って、バルブ孔121の穿設位置が偏在する場合でもタイヤバルブ100をバルブ孔121の最適な位置に誘導することができ、円滑なタイヤバルブ100の装着が確保でき、かつタイヤバルブ100に作用する負荷の低減が得られてタイヤバルブ100の損傷が有効的に回避できる。
【0057】
タイヤバルブ100がホイール120に装着されると、昇降駆動部35のサーボモータ35aの作動によって昇降部材34を下降させ、昇降部材34に支持された挿入子38を仮挿入位置まで下降させてタイヤバルブ100内から引き抜き、水平移動装置32、昇降駆動部35及び揺動駆動部36を上記ステップS15と逆の作動をさせて挿入子38を仮挿入位置から待避位置まで後退させる(ステップS17)。このステップS17による仮挿入位置から仮待避位置への移動にあたり挿入子38の先端Aの移動軌跡は、図1に挿入子38の先端Aの破線矢印に沿って矢印と逆方向に制御され、バルブ圧入装置30の各構成部材がホイール120との接触が回避される。
【0058】
続いて、水平方向駆動部32のサーボモータ32aを作動させて基板31を挿入位置から待機位置に後退させる(ステップS18)。基板31が待避位置へ到達後、バルブ検出スイッチ20が再度作動し、バルブ孔121へのタイヤバルブ100の装着が確認される(ステップS19)。即ち、タイヤバルブ100の挿入作動の間ホイール駆動プーリ16は回転を停止し、ホイール120がバルブ挿入位置に維持されることから、発光部21からの光軸21bはバルブ孔121の位置と交差していて、その検出光21aを受光部22が受光していないときはタイヤバルブ100が装着され、かつ検出光21aを受光部22が受光しているときはタイヤバルブ100が装着されていないことが確認される。
【0059】
一方、ステップS19でタイヤバルブ100が装着されていないことが確認されたNG状態の場合には以降の作動を停止し、かつ表示する(ステップS20)。ステップS19でタイヤバルブ100の装着が確認されると、水平方向駆動部32のサーボモータ32aを作動させて基板31を待避位置から原位置まで後退させて停止する(ステップS21)。
【0060】
また、ステップS19のタイヤバルブ100の装着が確認されると、ホイールリフタ10のエアシリンダを収縮作動し、タイヤバルブ100が装着されたホイール120がセンタコーン11に支持されながら下降し、ベルトコンベヤ上に搭載されて搬出されれる(ステップS22)。このホイールサイズを検出するステップS1からタイヤバルブ120が装着されたホイール120を搬出するステップS22を繰り返すことによって各種仕様のホイール120にタイヤバルブ100が連続的に装着される。
【0061】
従って、このように構成されたチューブレスタイヤ用タイヤバルブ挿入装置1によると、バルブ圧入装置30の基板31をホイール120の回転中心軸線aに接離する方向に水平移動する水平方向駆動部32と、基板31に支持されて昇降部材34を昇降する昇降駆動部35と、昇降部材34に回動自在に支持されてホイール回転軸線方向aに延びる揺動アーム37を回動移動する揺動駆動部36とを有し、揺動アーム37の先端にタイヤバルブ100を保持する挿入子38を立設することから、これら水平方向駆動部32、昇降駆動部35、揺動駆動部36の作動を制御することによってホイール120との当接を回避しつつ挿入子38に装着されたタイヤバルブ100をバルブ孔121に有効的に誘導でき、円滑なタイヤバルブ100の装着作業が得られれると共に、タイヤバルブ100の損傷が回避できる。
【0062】
なお、本発明は上記実施の形態に限定されることなく、発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変更可能である。例えば上記実施の形態では、バルブ圧入装置30の水平方向駆動部32をサーボモータ32a、ボールねじ32b、同様に上昇駆動装置35をサーボモータ35a、ボールねじ35b等によって構成したがエアシリンダや油圧シリンダによって形成することもできる。
【0063】
【発明の効果】
以上説明した本発明のチューブレスタイヤ用タイヤバルブ自動制御装置によると、ホイール駆動装置によって回転駆動されるホイールのバルブ孔をバルブ検出スイッチによって検出してホイールをバルブ挿入位置に制動停止させ、該バルブ挿入位置に停止したホイールのバルブ孔にバルブ圧入装置によってタイヤバルブを挿入して装着するチューブレスタイヤ用タイヤバルブ自動挿入装置において、バルブ挿入装置の水平方向駆動部、昇降駆動部、揺動駆動部の作動を制御することによってホイールとの当接を回避しつつ挿入子に装着されたタイヤバルブをバルブ孔に有効的に誘導でき、円滑なタイヤバルブの装着作業が得られると共に、タイヤバルブの損傷が回避できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態を示すチューブレス用タイヤバルブ自動挿入装置の概念図である。
【図2】同じく、バルブ検出スイッチの説明図である。
【図3】同じく、挿入子の説明図である。
【図4】同じく、チューブレスタイヤ用タイヤバルブ自動挿入装置の作動を示すフローチャートである。
【図5】チューブレスタイヤ用のタイヤバルブの説明図である。
【図6】従来のチューブレスタイヤ用タイヤバルブ自動挿入装置の要部説明図である。
【符号の説明】
1 チューブレス用タイヤバルブ自動挿入装置
2 基台
15 ホイール駆動装置
20 バルブ検出スイッチ
21 発光部
21a 検出光
21b 端辺
22 受光部
30 バルブ圧入装置
31 基板
32 水平方向駆動部
32a サーボモータ
32b ボールねじ
33 支持部材
34 昇降部材
35 昇降駆動部
35a サーボモータ
35b ボールねじ
36 揺動駆動部
36a 回転軸
36b サーボモータ
37 揺動アーム
38 挿入子
100 タイヤバルブ
120 ホイール
121 バルブ孔
121b 端辺
a ホイール回転中心軸線
L バルブ孔のホイール半径方向の位置[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a tire valve automatic insertion device for a tubeless tire that inserts and attaches a tire valve to a valve hole formed in a wheel.
[0002]
[Prior art]
As shown in FIG. 5, a tire valve for a tubeless tire generally has a
[0003]
A tire valve automatic insertion device for a tubeless tire for mounting this type of
[0004]
The push rod provided in the valve press-fitting device is a long columnar body as shown in FIG. 6, and the base end of the
[0005]
Then, the
[0006]
[Problems to be solved by the invention]
According to the tubeless tire tire valve automatic insertion device disclosed in the above Japanese Patent Publication No. 2-46403 and JP-A-8-188020, the valve hole of the rotating wheel is detected by a valve detection switch, and the
[0007]
However, since the
[0008]
On the other hand, when the
[0009]
Accordingly, an object of the present invention made in view of such a point is to provide a tire valve automatic insertion device for a tubeless tire in which a smooth tire valve mounting operation is ensured and damage to the tire valve can be avoided.
[0010]
[Means for Solving the Problems]
The invention of the tire valve automatic insertion device for a tubeless tire according to claim 1, which achieves the above object, detects a valve hole of a wheel that is rotationally driven by a wheel drive device by a valve detection switch, and moves the wheel to a valve insertion position. In the tire valve automatic insertion device for a tubeless tire, in which the tire valve is inserted and attached to the valve hole of the wheel stopped at the valve insertion position by the valve press-fitting device, the valve press-fitting device is configured to rotate the axis of rotation of the wheel. A horizontal driving unit that moves the substrate forward and backward substantially horizontally so as to come into contact with and away from the substrate, a lifting drive unit that is supported by the substrate and moves the lifting member up and down, and a substantially horizontal wheel rotation center axis The base end of the lifting member is pivotable about an axis extending perpendicular to the direction of contact with and away from A swing arm that is held and has a tip extending toward the axis of rotation of the wheel, an inserter that is erected on the tip of the swing arm and mounts a tire valve on the tip, and the swing arm And a rocking drive section that rotates the base end of the.
[0011]
According to the first aspect of the present invention, the horizontal drive unit that moves the substrate in the direction of contact with and away from the rotation center axis of the wheel, the elevating drive unit that is supported by the substrate and elevates the elevating member, and the elevating member is rotatable. And an oscillating drive portion that pivotally moves the oscillating arm that extends in the wheel rotation axis direction, and an inserter that holds the tire valve is provided at the tip of the oscillating arm. By controlling the operation of the drive unit, lift drive unit, and swing drive unit, the tire valve mounted on the inserter can be guided to the valve hole while avoiding contact with the wheel, and along the drilling direction of the valve hole Thus, the tire valve can be inserted into the valve hole, and a smooth mounting operation of the tire valve can be obtained, and damage to the tire valve itself can be avoided.
[0012]
According to a second aspect of the present invention, in the tire valve automatic insertion device for a tubeless tire according to the first aspect, each of the horizontal direction driving unit, the lifting and lowering driving unit, and the swing driving unit is specified in advance by a wheel size detecting device. The operation is controlled by wheel information data set corresponding to each wheel.
[0013]
According to the invention of
[0014]
According to a third aspect of the present invention, in the tire valve automatic insertion device for a tubeless tire according to the first or second aspect, the elevating drive unit moves the substrate up and down so that the inserter faces the constricted portion of the wheel. The horizontal drive unit and the swing drive unit cooperate with each other to move the inserter in the direction of the center axis of rotation of the wheel from a height position facing the constricted portion of the wheel and swing. A tire valve mounted on the inserter is guided to the valve hole by rotating the arm.
[0015]
The invention of
[0016]
According to a fourth aspect of the present invention, in the tire valve automatic insertion device for a tubeless tire according to the third aspect, the valve hole detecting switch has a detection light whose optical axis intersects with the circular locus of the valve hole of the wheel that is rotationally driven. A light-emitting unit that radiates the light-emitting unit, and a light-receiving unit that is opposed to the light-emitting unit with a wheel interposed therebetween and that detects the detection light transmitted through the valve hole, and the lift drive unit is arranged on the optical axis of the detection light. The substrate is moved up and down so that the inserter ascends and descends, and is guided to a height position facing the constricted portion of the wheel.
[0017]
The invention of claim 4 is focused on the fact that there is no obstacle that affects the operation of the valve press-fitting device on the outside including the optical axis portion of the detection light passing through the valve hole, that is, on the side opposite to the wheel rotation center axis. It is made to contact the wheel by raising the inserter, which is the movable member closest to the wheel rotation axis of the valve press-fitting device, to a height position along the optical axis and facing the constricted portion of the wheel. Thus, the inserter can be guided easily and reliably.
[0018]
According to a fifth aspect of the present invention, in the automatic tire valve insertion device for a tubeless tire according to the fourth aspect, the valve hole detection switch detects a valve hole position in a wheel radial direction, and the horizontal direction drive unit is based on the detection. The tire valve mounted on the inserter is guided to the valve hole from a height position facing the constricted portion of the wheel by the cooperation of the swing drive unit.
[0019]
According to the fifth aspect of the present invention, the position of the valve hole of each wheel is detected by the valve light detection switch, and the tire valve mounted on the inserter is guided to the valve hole based on the detection. Even if the installation position is unevenly distributed, the tire valve can be guided to the optimum position of the valve hole, the smooth installation of the tire valve can be ensured, and the load acting on the tire valve can be reduced, resulting in damage to the tire valve. Can be avoided.
[0020]
According to a sixth aspect of the present invention, in the tire valve automatic insertion device for a tubeless tire according to the fifth aspect, the valve hole detecting switch has a wide width in which the light receiving portion extends in a direction orthogonal to a circular locus circle of the valve hole. A valve hole position in the radial direction of the wheel is detected based on detection of an edge of detection light having a light receiving range and transmitted through the valve hole.
[0021]
According to the sixth aspect of the invention, the position of the valve hole in the radial direction of the wheel can be easily detected by detecting the edge of the detection light transmitted through the valve hole by the light receiving portion of the valve hole detection switch.
[0022]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Embodiments of an automatic tire valve insertion device for a tubeless tire according to the present invention will be described below with reference to the drawings.
[0023]
FIG. 1 is a conceptual diagram of a tubeless tire valve automatic insertion device 1 according to the present embodiment. The tubeless tire valve automatic insertion device 1 is stored in advance according to wheel information detected by a wheel size detection device. Operation control is performed based on wheel information data such as wheel width, valve hole position, valve hole shape, valve hole forming surface in which the valve hole is drilled, wheel type such as aluminum wheel, steel wheel, emergency wheel, etc. .
[0024]
[0025]
The
[0026]
Above the
[0027]
The
[0028]
When the
[0029]
When the rotation of the wheel drive
[0030]
The
[0031]
As shown in FIG. 2 in plan view, the
[0032]
The valve press-fitting
[0033]
On the
[0034]
The elevating
[0035]
A base end of a
[0036]
The
[0037]
These horizontal
[0038]
In addition to the above-described configuration, the apparatus includes a control unit (not shown) that controls the operation of each of the operating units and a tire valve supply device (not shown) that supplies the
[0039]
Next, the operation of the tire valve automatic insertion device 1 for a tubeless tire configured as described above will be described with reference to the flowchart shown in FIG.
[0040]
The
[0041]
The
[0042]
When the
[0043]
When the elevating
[0044]
On the other hand, when the
[0045]
In step S6, when the
[0046]
The rotation of the
[0047]
The detection of the
[0048]
Upon receipt of the signal from the valve
[0049]
On the other hand, the optical axis of the detection light 21a radiated from the
[0050]
The position of the
[0051]
If it is determined in step S12 that the
[0052]
Next, wheel information data such as wheel width, valve hole position, valve hole forming surface shape in which the valve hole is formed based on the specification of the
[0053]
The operation of the horizontal
[0054]
Subsequently, the
[0055]
The positions where the
[0056]
Following the guidance of the
[0057]
When the
[0058]
Subsequently, the
[0059]
On the other hand, when it is confirmed that the
[0060]
When it is confirmed that the
[0061]
Therefore, according to the tire valve insertion device 1 for a tubeless tire configured as described above, the horizontal
[0062]
In addition, this invention is not limited to the said embodiment, A various change is possible in the range which does not deviate from the meaning of invention. For example, in the above embodiment, the
[0063]
【The invention's effect】
According to the tire valve automatic control device for a tubeless tire of the present invention described above, the valve hole of the wheel driven to rotate by the wheel drive device is detected by the valve detection switch, and the wheel is braked and stopped at the valve insertion position. In the tire valve automatic insertion device for tubeless tires, where the tire valve is inserted into the valve hole of the wheel stopped at the position by the valve press-fitting device, the operation of the horizontal drive unit, the lift drive unit, and the swing drive unit of the valve insertion device By controlling the wheel, the tire valve mounted on the inserter can be effectively guided to the valve hole while avoiding contact with the wheel, so that a smooth mounting operation of the tire valve can be obtained and damage to the tire valve can be avoided. it can.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a conceptual diagram of a tubeless tire valve automatic insertion device according to an embodiment of the present invention.
FIG. 2 is also an explanatory diagram of a valve detection switch.
FIG. 3 is also an explanatory diagram of an inserter.
FIG. 4 is a flowchart showing the operation of the automatic tire valve insertion device for tubeless tires.
FIG. 5 is an explanatory diagram of a tire valve for a tubeless tire.
FIG. 6 is an explanatory view of a main part of a conventional tire valve automatic insertion device for tubeless tires.
[Explanation of symbols]
1 Tubeless tire valve automatic insertion device
2 base
15 Wheel drive
20 Valve detection switch
21 Light emitting part
21a Detection light
21b Edge
22 Receiver
30 Valve press-fitting device
31 substrates
32 Horizontal drive
32a Servo motor
32b Ball screw
33 Support member
34 Lifting member
35 Lifting drive
35a Servo motor
35b Ball screw
36 Swing drive
36a Rotating shaft
36b Servo motor
37 Swing arm
38 Insertor
100 tire valve
120 wheels
121 Valve hole
121b Edge
a Wheel rotation center axis
L Wheel hole radial position
Claims (6)
上記バルブ圧入装置は、
上記ホイールの回転中心軸線に接離するように基板を略水平に前進及び後退移動する水平方向駆動部と、
上記基板に支持されて昇降部材を上昇及び下降移動する昇降駆動部と、
略水平でかつ上記ホイール回転中心軸線と接離する方向と直交して延在する軸線を中心に回動自在に基端が上記昇降部材に支持され、かつ先端が上記ホイールの回転中心軸軸線に向かって延在する揺動アームと、
該揺動アームの先端に立設されて先端にタイヤバルブを装着する挿入子と、
上記揺動アームの基端を回動する揺動駆動部とを備えたことを特徴とするチューブレスタイヤ用タイヤバルブ自動挿入装置。The valve hole of the wheel that is rotationally driven by the wheel drive device is detected by a valve detection switch, the wheel is braked and stopped at the valve insertion position, and the tire valve is inserted into the valve hole of the wheel stopped at the valve insertion position by the valve press-fitting device. In the tire valve automatic insertion device for tubeless tires to be inserted and mounted,
The valve press-fitting device
A horizontal driving unit that moves the substrate forward and backward substantially horizontally so as to be in contact with and away from the rotation center axis of the wheel;
An elevating drive unit that is supported by the substrate and moves up and down the elevating member;
The base end is supported by the elevating member so as to be rotatable about an axis that is substantially horizontal and extends perpendicularly to the direction of contact with and away from the wheel rotation center axis, and the tip is supported by the rotation center axis of the wheel. A swinging arm extending toward the
An inserter standing at the tip of the swing arm and mounting a tire valve on the tip;
A tire valve automatic insertion device for a tubeless tire, comprising: a swing drive unit that rotates a base end of the swing arm.
光軸が上記回転駆動されるホイールのバルブ孔の周回軌跡と交差する検出光を放射する発光部と、
該発光部とホイールを隔てて対向配置されて上記バルブ孔を透過する検出光を検知する受光部とを有し、
上記昇降駆動部は、
上記検出光の光軸に沿って上記挿入子が昇降するように基板を昇降移動させてホイールのくびれ部と対向する高さ位置に誘導することを特徴とする請求項3に記載のチューブレスタイヤ用タイヤバルブ自動挿入装置。The valve hole detection switch
A light emitting unit that emits detection light whose optical axis intersects with the circular locus of the valve hole of the wheel that is rotationally driven;
A light receiving portion that detects the detection light that is disposed opposite to the light emitting portion and the wheel and passes through the bulb hole;
The lifting drive unit is
The tubeless tire according to claim 3, wherein the substrate is moved up and down so as to move up and down along the optical axis of the detection light and guided to a height position facing a constricted portion of the wheel. Tire valve automatic insertion device.
ホイール半径方向のバルブ孔位置を検知し、該検知に基づいて上記水平方向駆動部及び揺動駆動部の協働によって挿入子を上記ホイールのくびれ部と対向する高さ位置から挿入子に装着されたタイヤバルブを上記バルブ孔に誘導することを特徴とする請求項4に記載のチューブレスタイヤ用タイヤバルブ自動挿入装置。Valve hole detection switch
The position of the valve hole in the wheel radial direction is detected, and on the basis of the detection, the inserter is mounted on the inserter from the height position facing the constricted part of the wheel by the cooperation of the horizontal drive unit and the swing drive unit. The tire valve automatic insertion device for a tubeless tire according to claim 4, wherein the tire valve is guided to the valve hole.
上記受光部が上記バルブ孔の周回軌跡円と直交する方向に長なる幅広の受光範囲を有し、バルブ孔を透過した検出光の端辺の検知に基づいてホイールの半径方向のバルブ孔位置を検出することを特徴とする請求項5に記載のチューブレスタイヤ用タイヤバルブ自動挿入装置。The valve hole detection switch
The light receiving portion has a wide light receiving range extending in a direction perpendicular to the circular locus circle of the valve hole, and the position of the valve hole in the radial direction of the wheel is determined based on detection of the edge of the detection light transmitted through the valve hole. 6. The tire valve automatic insertion device for a tubeless tire according to claim 5, wherein the device is detected.
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