JP4381551B2 - Coagulation sedimentation equipment - Google Patents

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JP4381551B2 JP2000087289A JP2000087289A JP4381551B2 JP 4381551 B2 JP4381551 B2 JP 4381551B2 JP 2000087289 A JP2000087289 A JP 2000087289A JP 2000087289 A JP2000087289 A JP 2000087289A JP 4381551 B2 JP4381551 B2 JP 4381551B2
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  • Separation Of Suspended Particles By Flocculating Agents (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、沈殿槽内で被処理液中の懸濁物質等を凝集・沈殿させて被処理液を清澄化する凝集沈殿装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
凝集沈殿装置は、沈降分離方式の水処理装置の一種であり、原廃水等の被処理液に含まれている懸濁物質等を適当な添加剤により凝集しフロック化し、被処理液から懸濁物質等を沈殿除去しようとするものである。
【0003】
この種の凝集沈殿装置としては、特公平1−38523号公報によって開示されたものが知られている。この公報に記載された凝集沈殿装置においては、懸濁物質等の凝集を行う筒状のミキシングチャンバが沈殿槽内の中心に直立状態で設けられており、ミキシングチャンバ内の凝集フロックを有する被処理液は、ディストリビュータにより沈殿槽の内部空間(ミキシングチャンバ内は除く。本明細書においては、この内部空間を「沈殿空間」と称する)に分配供給されるようになっている。
【0004】
従来一般のディストリビュータは、基本的には、ミキシングチャンバの下部に配設され放射状に延びる複数本の吐出管から構成されている。各吐出管はミキシングチャンバ内と連通しており、各吐出管の下側部分にはその長手方向に沿って複数の吐出孔が形成されている。吐出管の外側端部は閉じられているので、ミキシングチャンバ内の凝集フロックを含有した被処理液は吐出管を通り、吐出孔から沈殿槽内の処理空間に排出される。また、吐出管は、ミキシングチャンバと共に、或いはミキシングチャンバとは別個に回転されるようになっている。従って、ディストリビュータを回転駆動させると、各吐出孔は円の軌跡を描き、そこから吐出されるフロック含有被処理液は沈殿空間に分配される。
【0005】
沈殿槽内の沈殿空間では、被処理液中の凝集フロックが沈降分離し、沈殿槽の底部にて濃縮された汚泥層を形成する。その一方で、沈殿槽の上部には上澄液が上昇していき、清澄化された処理済み液として沈殿槽上部から流出される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
上記型式の凝集沈殿装置は、排水処理や製紙白水回収等の各種用途に用いられるものであるが、近年では、各種工業製品の品質向上、環境保全といった見地から、より一層清澄化された処理済み液を得ることができる凝集沈殿装置に対するニーズが高まっている。
【0007】
そこで、本発明は、極めて清澄化された処理済み液を得ることができる凝集沈殿装置の提供を目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するためには、沈殿槽内の沈殿空間内で生ずる上昇流が槽全域にわたり可能な限り均等であることが望ましい。しかしながら、従来の凝集沈殿装置においては上昇流に若干の乱れが生じている。この乱れは種々の原因によるものと考えられるが、本発明者らは鋭意研究を進めた結果、ディストリビュータの吐出孔から吐出された被処理液が、垂直方向下方の流れではなく、径方向外方に向って斜流となっていることが一因となっていることを見出した。
【0009】
すなわち、吐出管内で被処理液が槽中心側から径方向外方に向って流れているため、吐出孔により吐出する被処理液には少なからず径方向外方への慣性力が働き、吐出孔からの被処理液は斜め下方に流出する。しかも、吐出管は回転駆動されているため、被処理液には遠心力も加わり、更に外方に傾斜して流れることになる。このように、吐出孔からの吐出流が傾斜している場合、沈殿槽内での均等な上昇流の形成を阻害すると共に、沈殿槽内で旋回流を生じさせて沈殿槽の底部の汚泥層を撹拌するため、懸濁物質等の微粒子が上澄液に混入すると考えられる。
【0010】
以上の研究結果を踏まえ、本発明は、沈殿槽と、沈殿槽内に直立状態で配設され、被処理液及び添加剤が導入され混合・撹拌されるミキシングチャンバと、ミキシングチャンバ内の前記被処理液を沈殿槽とミキシングチャンバとの間の沈殿空間に分配供給すべくミキシングチャンバの内部と連通し且つ複数の吐出孔が長手方向に沿って形成されている吐出管であって、ミキシングチャンバの中心軸線を中心として回転可能となっている吐出管とを備える凝集沈殿装置において、各吐出孔の槽外側の隣接位置に、当該吐出孔からの被処理液の流れを下方に偏向させる縦バッフルプレートを設けたことを特徴としている。これにより、吐出孔からの被処理液の斜流が減少し、均等な上昇流の形成に寄与する。
【0011】
また、吐出孔の下方に吐出管と平行に延びる水平バッフルプレートを備えている場合、この水平バッフルプレートを前記縦バッフルプレートの全て又は一部により支持することが、部品点数の増加を防止し、吐出管を回転させる際の抵抗を減らすために好ましい。
【0012】
更に、各縦バッフルプレートの水平断面の形状を、前記中心軸線から当該縦バッフルプレートの取付位置までの距離を曲率半径とした円弧形状とすることが、抵抗を減らすために有効である。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明による凝集沈殿装置の好適な実施形態について詳細に説明する。
【0014】
図1は、本発明による凝集沈殿装置を示す部分断面図である。同図に示す凝集沈殿装置10は、原廃水等の被処理液から懸濁物質や凝集フロックを沈降分離し、清澄化された上澄液を処理済み液として取り出すことのできる沈殿槽12と、その内側に配置され、被処理液中の懸濁物質等を予め凝集しフロック化するためのミキシングチャンバ14とを備えるタイプのものである。このタイプの凝集沈殿装置10は、処理対象となる被処理液の特性に応じて、いわゆるスラッジブランケット型運転やスラリー循環型運転が可能で、排水処理、製紙白水回収、DIP排水回収、苛性化緑液清澄、用水処理、無機物沈殿洗浄処理等の各種用途に適用することができる。
【0015】
図示の凝集沈殿装置10における沈殿槽12は、槽深4000〜5000mm程度、槽径1500〜30000mm程度でのものであるが、これらの寸法については沈殿槽の設置スペース、被処理液の性状や量等に応じて任意に設定されるものである。沈殿槽12は、凝集沈殿装置10に設置するエリアに設けられたコンクリート等の基礎16上に鋼板製の側壁18を固定して形成されている。
【0016】
沈殿槽12の側壁上縁部には架台20が架け渡されている。架台20は、主として、各種メンテナンス作業時に作業員の作業スペースとされるものである。この架台20の中央部からはミキシングチャンバ14が垂設されている。ミキシングチャンバ14は細長い略円筒形状であり、例えば、沈殿槽12の槽深のおよそ3分の2程度の全長を有する。ミキシングチャンバ14は、その中心軸線を沈殿槽12の中心軸線と一致させた状態で架台20に固定される。これにより、ミキシングチャンバ14は、沈殿槽12内に直立状態で固定されると共に、ミキシングチャンバ14の下端と沈殿槽12の底面との間に所定の間隔(空間)が形成される。
【0017】
ミキシングチャンバ14の上部には、系外ポンプ等に接続された被処理液流入管22と連通する導入管24が接続されている。すなわち、この凝集沈殿装置10では、被処理液流入管22を通して供給された原廃水等の被処理液が、先ず、導入管24を介してミキシングチャンバ14内に導入されることになる。導入管24は、凝集沈殿装置10の運転中における沈殿槽12内の沈殿空間における液面、及び、ミキシングチャンバ14内の液面よりも下方に設けられる。これにより、被処理液の導入に起因する気泡等の発生が防止される。なお、沈殿槽12内の沈殿空間における液面の高さは堰板26の上縁により規定され、沈殿槽12内の処理済み液(上澄液)は堰板26を越えて、沈殿槽12の側壁18に形成された流出口28より系外に流出されるようになっている。
【0018】
また、ミキシングチャンバ14には、被処理液中の懸濁物質等を凝集させフロックを形成する各種添加剤を注入するための注入ノズル30が複数配置されている。ミキシングチャンバ14内に導入する添加剤としては高分子凝集剤等が用いられるが、被処理液及びその含有物質によって適宜選定されることは勿論である。各注入ノズル30は、ミキシングチャンバ14の高さ方向に沿って配設され、例えば、ミキシングチャンバ14の上段部、中段部及び下段部に各1体ずつ設けられる。また、注入ノズル30には、図示しない添加剤導入ポンプが接続されており、添加剤の注入量は各注入ノズル30毎に制御可能とされている。
【0019】
更に、図1に示すように、ミキシングチャンバ14には、被処理液と添加剤とを混合し撹拌するためのミキサ32が内蔵されている。ミキサ30は、ミキシングチャンバ14と同軸となるよう架台20から回転自在に垂設された中空の筒体34と、その周面に取り付けられた複数のミキサ羽根36とから構成されている。また、ミキサ32の筒体34は、架台20上に載置されたミキサ駆動装置38により、凝集沈殿装置10の運転時に回転駆動されるようになっている。更に、ミキサ筒体34の内部には、センタシャフト40が挿通されている。このセンタシャフト40も、ミキシングチャンバ14と同軸に配置された状態で架台20から回転自在に垂設されており、架台20上に載置された駆動装置42によって回転駆動される。
【0020】
センタシャフト40の下部部分はミキシングチャンバ14の下端よりも下方に突出している。センタシャフト40のこの下部部分にはディストリビュータ44が固定されている。ディストリビュータ44は、基本的には、センタシャフト40に同軸に固定されミキシングチャンバ14の下端部を閉じるよう配置されたカップ状の回転支持体46と、回転支持体46の内部と連通し且つ回転支持体46の外周面から径方向外方に水平に延びる複数本(図示実施形態では4本)の吐出管48とから構成されている。各吐出管48の外端部は閉じられている。また、各吐出管48の最下部には、図2に示すように、その長手方向に沿って一列に複数の吐出孔50が穿設されている。凝集沈殿装置10の運転時には、ディストリビュータ44が駆動装置42によってセンタシャフト40と共に回転され、ミキシングチャンバ14内の凝集フロックを含む被処理液は吐出管48の吐出孔50から沈殿槽12内の沈殿空間に吐出される。
【0021】
図2に明示するように、本実施形態では、各吐出管48の下部には、各吐出孔50の隣接位置であって径方向外側の位置に、平板状の縦バッフルプレート52が固着されており、垂直下方に延びている。この縦バッフルプレート52の存在により、吐出孔50から径方向外方で且つ下方に向う被処理液の流れは、垂直方向下方に偏向される。
【0022】
この偏向の効果を確実ならしめるためには、縦バッフルプレート52の高さ(垂直方向長さ)は長い方が好ましいが、この縦バッフルプレート52は吐出管48と共に回転するため、過度に長いと抵抗となり、沈殿槽12内に旋回流を形成するおそれがある。従って、縦バッフルプレート52の高さは吐出孔50の径の1.5倍〜2倍程度とすることが、旋回流の発生も防止できるので、有効である。具体的には、沈殿槽12の内径が10mの一般的な凝集沈殿装置10では、吐出孔50の径は70〜80mmであるので、縦バッフルプレート52の高さは約105mm〜160mmが好適である。
【0023】
また、縦バッフルプレート52の幅は吐出孔50の径以上であることが必要であるが、上記と同じく旋回流の発生防止の観点からは、最大でも吐出管48の外径程度とすることが好ましい。
【0024】
このような寸法形状の縦バッフルプレート52を各吐出孔50について設けることで、吐出孔50からの被処理液は実質的に垂直方向下方に流れる。これにより、均等な上昇流が沈殿槽12内で形成されると共に、底部の汚泥層A(図1参照)の撹拌を防止することができるので、清澄な上澄液を得ることが可能となる。
【0025】
更に、各吐出管48の下方には、水平バッフルプレート54が取り付けられている。この水平バッフルプレート54は、吐出孔50から吐出された被処理液を分散させる働きがあり、吐出管48から吐出する被処理液によって汚泥層Aが撹拌されてしまうことを防止し、凝集沈殿装置10の沈降分離効率の向上に寄与するものである。
【0026】
水平バッフルプレート54は、従来、専用の取付具により吐出管48に取り付けられていたが、図2に示すように、縦バッフルプレート52の一部又は全てを取付具として利用することにより固定することができる。これにより、部品点数の増加を抑えることが可能となり、部品点数の増加に伴う抵抗の増加を防止することができる。
【0027】
一方、上述したディストリビュータ44が固定されたセンタシャフト40は、図1に示すように、ディストリビュータ44よりも下方に延長されており、沈殿槽12の底面まで達している。そして、センタシャフト40の先端には、ディストリビュータ44と共に回転するレーキ56及びコーンスクレーパ58が取り付けられている。
【0028】
レーキ56は、吐出管48から吐出された被処理液中の凝集フロックが沈降して形成する汚泥を濃縮すると共に、槽底面中央の汚泥引抜き用凹部60に汚泥を掻き寄せるためのものである。これにより、沈殿槽12内のディストリビュータ44よりも下方の領域に濃縮汚泥層Aが形成される。
【0029】
また、コーンスクレーパ58は汚泥引抜き用凹部60に配されている。この凹部60は沈殿槽12の基礎16に形成された汚泥引抜管62と接続されている。汚泥引抜管62は、汚泥引抜ポンプ64及び汚泥返送ポンプ66に接続されている。例えばスラッジブランケット運転を行う際には、沈殿槽12内に設けた界面検知計(図示しない)の指示値に基づいて、汚泥引抜ポンプ64を作動させて沈殿槽12内の濃縮汚泥を系外へ排出することにより、スラッジブランケット層Bの界面高さを一定範囲に保つ。この際、コーンスクレーパ58が回転しているので、沈殿槽12内の濃縮汚泥は均等に排出される。また、スラリー循環型の運転を行う際には、界面検知計の指示値に基づいて、汚泥返送ポンプ66を作動させて汚泥を返送循環する。一方、上澄液は、沈殿槽12の上部に設けられた流出口28から系外に流出される。
【0030】
次に、上述した凝集沈殿装置10を用いて被処理液を清澄化する手順について説明する。ここでは、スラッジブランケット型運転を行って清澄な処理済み液を得る場合について説明する。
【0031】
先ず、被処理液流入管22及び導入管24から、被処理液をミキシングチャンバ14内に供給する。この際、被処理液導入管24から流出する被処理液は最初に被処理液受容チャンバ68に流入する。そして、被処理液は、受容チャンバ底部、受容チャンバ側壁部及びミキシングチャンバ14の内周面とによって画成される空間を流通した後、被処理液受容チャンバ68の上部からミキシングチャンバ14内に溢出することとなる。
【0032】
これにより、被処理液導入管24からミキシングチャンバ14内に被処理液を直接導入する場合と比較して、比重が大きい粒子や粗大フロック等がミキシングチャンバ14内で沈降して底部に堆積してしまうことを極めて効果的に低減させることができる。この結果、ディストリビュータ44の吐出管48の被処理液流入口が閉塞してしまうことが防止されるので、沈殿槽12内には、常に被処理液が効率よく分配供給され、凝集沈殿装置10の運転性能が向上すると共に上澄液の清澄度も向上することになる。
【0033】
被処理液受容チャンバ66からミキシングチャンバ14内に流れ込んだ被処理液に対しては、多段に分割して設けられた注入ノズル30の何れか又は全てから添加剤が任意のタイミングで注入される。これにより、添加剤による効果が長時間持続すると共に、沈降性の良好な凝集フロックが形成されることになる。そして、ミキシングチャンバ14内の被処理液と添加剤とは、ミキサ駆動装置38によって回転駆動されるミキサ32によって撹拌され、被処理液中の懸濁物質等が凝集して凝集フロック(初期フロック)を形成する。
【0034】
凝集フロックを含む被処理液は、ミキシングチャンバ14の下端部に配置されたディストリビュータ44における回転支持体46から吐出管48の吐出孔50を通って沈殿槽12内に供給される。凝集沈殿装置10の運転時、ディストリビュータ44は駆動装置42により回転駆動されているので、吐出管48の吐出孔50から吐出された被処理液は円を描きながら沈殿槽12内の沈殿空間に分配される。しかも、前述したように、各吐出孔50から径方向外方に流れようとする被処理液は、縦バッフルプレート52により流れが垂直方向下方に修正されるので、沈殿槽12内には均等な上昇流が発生し、ディストリビュータ44の上方に良好なスラッジブランケット層Bが形成される。
【0035】
また、被処理液中の凝集フロックのうち、沈殿槽12内で沈降分離したものは、沈殿槽12の底部で汚泥層Aを形成する。沈殿槽12の底部ではレーキ56によって汚泥層Aが濃縮されると共に、槽中央部の汚泥引抜き用凹部60に掻き寄せられるので、汚泥層Aは濃縮された均質なものとなる。この濃縮汚泥層Aからは、界面検知計の支持値に基づいて制御される汚泥引抜きポンプ64によって汚泥が随時引抜かれるため、スラッジブランケット層Bの界面高さは一定の範囲内に保たれる。
【0036】
一方、上昇流中には微細フロックその他の微細粒子も含まれるが、縦バッフルプレート52を設けた結果、上昇流が乱れの極めて少ない均等なものとなっているので、これらの微細フロック等はスラッジブランケット層Bの大きなフロックによって確実に捕捉され、上昇流から除去される。このようにして、上昇流からフロックその他の粒子類が沈降除去され、極めて清澄な上澄液が沈殿槽12内を上昇し、清澄層Cが形成される。そして、上澄液は処理済み液として沈殿槽12の上部の流出口28から流出する。
【0037】
以上、本発明の好適な実施形態について詳細に説明したが、本発明は上記実施形態に限定されないことは言うまでもない。
【0038】
例えば、上記実施形態では縦バッフルプレート52は平板状となっているが、図3にて符号53で示すように、その水平断面が円弧形状となるよう湾曲させてもよい。各縦バッフルプレート53の水平断面の円弧は、回転中心(ミキシングチャンバ14ないしはセンタシャフト40の中心軸線)から当該縦バッフルプレート53の取付位置までの距離を曲率半径としたものである。このような形状とすることで、縦バッフルプレート53の抵抗が少なくなり、この縦バッフルプレート53の撹拌作用が抑制される。これは、ディストリビュータ40が比較的高速で回転されるような場合に有効となろう。
【0039】
【発明の効果】
以上述べたように、本発明による凝集沈殿装置では、沈殿槽内に従来に比して格段に均等で安定した上昇流を形成することができるので、極めて清澄化された処理済み液を得ることができ、各種工業製品の品質向上や環境保全にも大いに寄与することが可能となる。
【0040】
また、装置の性能が向上することから、装置全体のコンパクト化を可能とするという効果も奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用され得る凝集沈殿装置を示す断面図である。
【図2】本発明により構成された吐出管を概略的に示す側面図である。
【図3】本発明の変形態様を示す図であって、吐出管の一部を下方から見た図である。
【符号の説明】
10…凝集沈殿装置、12…沈殿槽、14…ミキシングチャンバ、16…基礎、18…側壁、32…ミキサ、40…センタシャフト、42…駆動装置、44…ディストリビュータ、48…吐出管、50…吐出孔、52…縦バッフルプレート、54…水平バッフルプレート。
[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a coagulation sedimentation apparatus that clarifies a liquid to be treated by aggregating and precipitating suspended substances in the liquid to be treated in a precipitation tank.
[0002]
[Prior art]
The coagulation sedimentation device is a kind of sedimentation separation type water treatment device. Suspended substances contained in the liquid to be treated such as raw waste water are agglomerated and flocked with appropriate additives and suspended from the liquid to be treated. It is intended to remove substances and the like by precipitation.
[0003]
As this type of coagulating sedimentation apparatus, the one disclosed in Japanese Patent Publication No. 1-38523 is known. In the coagulation sedimentation apparatus described in this publication, a cylindrical mixing chamber for aggregating suspended substances and the like is provided in an upright state at the center of the sedimentation tank, and the object to be treated has an aggregation floc in the mixing chamber. The liquid is distributed and supplied by the distributor to the internal space of the settling tank (excluding the inside of the mixing chamber. In this specification, this internal space is referred to as “precipitation space”).
[0004]
Conventionally, a general distributor basically includes a plurality of discharge pipes that are arranged in a lower portion of the mixing chamber and extend radially. Each discharge pipe communicates with the inside of the mixing chamber, and a plurality of discharge holes are formed along the longitudinal direction of the lower portion of each discharge pipe. Since the outer end portion of the discharge pipe is closed, the liquid to be processed containing aggregated floc in the mixing chamber passes through the discharge pipe and is discharged from the discharge hole to the processing space in the precipitation tank. Further, the discharge pipe is rotated together with the mixing chamber or separately from the mixing chamber. Therefore, when the distributor is driven to rotate, each discharge hole draws a circular trajectory, and the floc-containing liquid to be processed discharged therefrom is distributed to the precipitation space.
[0005]
In the settling space in the settling tank, the aggregated floc in the liquid to be treated settles and forms a sludge layer concentrated at the bottom of the settling tank. On the other hand, the supernatant liquid rises in the upper part of the precipitation tank and flows out from the upper part of the precipitation tank as a clarified treated liquid.
[0006]
[Problems to be solved by the invention]
The above type of coagulation sedimentation equipment is used for various applications such as wastewater treatment and papermaking white water recovery, but in recent years, it has been further clarified from the viewpoint of improving the quality of various industrial products and environmental conservation. There is an increasing need for a coagulation sedimentation apparatus capable of obtaining a liquid.
[0007]
Then, this invention aims at provision of the coagulation sedimentation apparatus which can obtain the processed liquid very clarified.
[0008]
[Means for Solving the Problems]
In order to achieve the above object, it is desirable that the upward flow generated in the settling space in the settling tank is as uniform as possible throughout the tank. However, in the conventional coagulation sedimentation apparatus, a slight disturbance occurs in the upward flow. Although this disturbance is considered to be caused by various causes, the present inventors have conducted extensive research, and as a result, the liquid to be treated discharged from the discharge hole of the distributor is not radially downward but radially outward. It was found that this was partly due to the diagonal flow toward.
[0009]
In other words, since the liquid to be treated flows radially outward from the center of the tank in the discharge pipe, the liquid to be processed discharged by the discharge holes has an inertia force acting in the radially outward direction. The liquid to be treated flows out obliquely downward. In addition, since the discharge pipe is driven to rotate, centrifugal force is also applied to the liquid to be processed, and the liquid flows further inclined outward. As described above, when the discharge flow from the discharge hole is inclined, the sludge layer at the bottom of the settling tank is created by inhibiting the formation of a uniform upward flow in the settling tank and generating a swirling flow in the settling tank. It is considered that fine particles such as suspended substances are mixed in the supernatant liquid.
[0010]
Based on the above research results, the present invention provides a precipitation tank, a mixing chamber arranged in an upright state in the precipitation tank, into which a liquid to be treated and an additive are introduced, mixed, and stirred, and the above-described covering in the mixing chamber. A discharge pipe which communicates with the inside of the mixing chamber and has a plurality of discharge holes formed along the longitudinal direction so as to distribute and supply the processing liquid to the settling space between the settling tank and the mixing chamber. A vertical baffle plate that deflects the flow of the liquid to be treated from the discharge hole downward in an adjacent position outside the tank of each discharge hole in a coagulation sedimentation apparatus including a discharge pipe that is rotatable about a central axis It is characterized by providing. Thereby, the diagonal flow of the to-be-processed liquid from a discharge hole reduces, and it contributes to formation of a uniform upward flow.
[0011]
Further, when a horizontal baffle plate extending in parallel with the discharge pipe is provided below the discharge hole, supporting the horizontal baffle plate by all or a part of the vertical baffle plate prevents an increase in the number of parts. This is preferable in order to reduce the resistance when rotating the discharge pipe.
[0012]
Further, it is effective to reduce the resistance by making the shape of the horizontal cross section of each vertical baffle plate into an arc shape having a radius of curvature from the central axis to the mounting position of the vertical baffle plate.
[0013]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, preferred embodiments of the coagulation sedimentation apparatus according to the present invention will be described in detail with reference to the drawings.
[0014]
FIG. 1 is a partial sectional view showing a coagulation sedimentation apparatus according to the present invention. The coagulation sedimentation apparatus 10 shown in the figure is a sedimentation tank 12 that can settle and separate suspended substances and coagulation flocs from a liquid to be treated such as raw waste water, and can take a clarified supernatant liquid as a treated liquid; It is of a type provided with a mixing chamber 14 disposed inside thereof for pre-aggregating and flocking suspended substances in the liquid to be treated. This type of coagulation sedimentation apparatus 10 can perform so-called sludge blanket type operation and slurry circulation type operation according to the characteristics of the liquid to be treated, and can treat wastewater treatment, papermaking white water recovery, DIP wastewater recovery, causticized green. It can be applied to various uses such as liquid clarification, water treatment, and inorganic precipitation washing treatment.
[0015]
The settling tank 12 in the illustrated coagulating sedimentation apparatus 10 has a tank depth of about 4000 to 5000 mm and a tank diameter of about 1500 to 30000 mm, but for these dimensions, the installation space of the settling tank, the properties and amount of the liquid to be treated It is arbitrarily set according to the above. The sedimentation tank 12 is formed by fixing a side wall 18 made of a steel plate on a foundation 16 such as concrete provided in an area installed in the coagulation sedimentation apparatus 10.
[0016]
A gantry 20 is stretched over the upper edge of the side wall of the settling tank 12. The gantry 20 is mainly used as a work space for workers during various maintenance operations. A mixing chamber 14 is suspended from the center of the gantry 20. The mixing chamber 14 has an elongated and substantially cylindrical shape, and has a total length of about two-thirds of the depth of the settling tank 12, for example. The mixing chamber 14 is fixed to the gantry 20 with its center axis aligned with the center axis of the settling tank 12. Thereby, the mixing chamber 14 is fixed upright in the settling tank 12, and a predetermined interval (space) is formed between the lower end of the mixing chamber 14 and the bottom surface of the settling tank 12.
[0017]
Connected to the upper portion of the mixing chamber 14 is an introduction pipe 24 that communicates with the liquid inlet pipe 22 that is connected to a pump outside the system. That is, in this coagulation sedimentation apparatus 10, the liquid to be treated such as raw waste water supplied through the liquid to be treated inflow pipe 22 is first introduced into the mixing chamber 14 through the introduction pipe 24. The introduction pipe 24 is provided below the liquid level in the precipitation space in the settling tank 12 and the liquid level in the mixing chamber 14 during the operation of the coagulation sedimentation apparatus 10. Thereby, generation | occurrence | production of the bubble etc. resulting from introduction | transduction of a to-be-processed liquid is prevented. The height of the liquid level in the settling space in the settling tank 12 is defined by the upper edge of the weir plate 26, and the treated liquid (supernatant liquid) in the settling tank 12 exceeds the settling plate 26 and passes through the settling tank 12. It flows out of the system from an outlet 28 formed in the side wall 18 of the outer wall.
[0018]
The mixing chamber 14 is provided with a plurality of injection nozzles 30 for injecting various additives that aggregate the suspended substances in the liquid to be processed to form a floc. As the additive to be introduced into the mixing chamber 14, a polymer flocculant or the like is used. Each injection nozzle 30 is disposed along the height direction of the mixing chamber 14. For example, one injection nozzle 30 is provided in each of the upper, middle, and lower stages of the mixing chamber 14. Further, an additive introduction pump (not shown) is connected to the injection nozzle 30, and the injection amount of the additive can be controlled for each injection nozzle 30.
[0019]
Furthermore, as shown in FIG. 1, the mixing chamber 14 has a built-in mixer 32 for mixing and stirring the liquid to be processed and the additive. The mixer 30 is composed of a hollow cylindrical body 34 that is rotatively suspended from the gantry 20 so as to be coaxial with the mixing chamber 14 and a plurality of mixer blades 36 attached to the peripheral surface thereof. The cylindrical body 34 of the mixer 32 is rotationally driven by the mixer driving device 38 placed on the gantry 20 when the coagulation sedimentation apparatus 10 is operated. Further, a center shaft 40 is inserted into the mixer cylinder 34. The center shaft 40 is also suspended from the gantry 20 while being coaxially disposed with the mixing chamber 14, and is rotationally driven by a driving device 42 placed on the gantry 20.
[0020]
A lower portion of the center shaft 40 protrudes below the lower end of the mixing chamber 14. A distributor 44 is fixed to this lower portion of the center shaft 40. The distributor 44 is basically fixed to the center shaft 40 coaxially and is disposed so as to close the lower end portion of the mixing chamber 14. The distributor 44 communicates with the inside of the rotation support 46 and supports the rotation. A plurality of (in the illustrated embodiment, four) discharge pipes 48 that extend horizontally outward in the radial direction from the outer peripheral surface of the body 46 are configured. The outer end portion of each discharge pipe 48 is closed. Further, as shown in FIG. 2, a plurality of discharge holes 50 are formed in a line along the longitudinal direction at the lowermost portion of each discharge pipe 48. During the operation of the coagulating sedimentation apparatus 10, the distributor 44 is rotated together with the center shaft 40 by the driving apparatus 42, and the liquid to be treated including the coagulation floc in the mixing chamber 14 passes through the discharge hole 50 of the discharge pipe 48 and the precipitation space in the precipitation tank 12. Discharged.
[0021]
As clearly shown in FIG. 2, in the present embodiment, a flat vertical baffle plate 52 is fixed to the lower portion of each discharge pipe 48 at a position adjacent to each discharge hole 50 and radially outside. And extends vertically downward. Due to the presence of the vertical baffle plate 52, the flow of the liquid to be processed that is radially outward and downward from the discharge hole 50 is deflected downward in the vertical direction.
[0022]
In order to ensure the effect of this deflection, it is preferable that the height (vertical length) of the vertical baffle plate 52 is long. However, since the vertical baffle plate 52 rotates together with the discharge pipe 48, if it is excessively long, There is a possibility that a swirl flow is formed in the settling tank 12 due to resistance. Therefore, it is effective that the height of the vertical baffle plate 52 is set to about 1.5 to 2 times the diameter of the discharge hole 50 because the generation of swirling flow can be prevented. Specifically, in the general coagulating sedimentation apparatus 10 having an inner diameter of the sedimentation tank 12 of 10 m, the diameter of the discharge hole 50 is 70 to 80 mm, so that the height of the vertical baffle plate 52 is preferably about 105 mm to 160 mm. is there.
[0023]
In addition, the width of the vertical baffle plate 52 needs to be equal to or larger than the diameter of the discharge hole 50, but from the viewpoint of preventing the swirling flow as described above, the outer diameter of the discharge pipe 48 is at most about the same. preferable.
[0024]
By providing the vertical baffle plate 52 having such a dimension for each discharge hole 50, the liquid to be processed from the discharge hole 50 flows substantially downward in the vertical direction. Thereby, while a uniform upward flow is formed in the sedimentation tank 12, since stirring of the sludge layer A (refer FIG. 1) of a bottom part can be prevented, it becomes possible to obtain a clear supernatant liquid. .
[0025]
Further, a horizontal baffle plate 54 is attached below each discharge pipe 48. The horizontal baffle plate 54 functions to disperse the liquid to be processed discharged from the discharge holes 50, and prevents the sludge layer A from being stirred by the liquid to be processed discharged from the discharge pipe 48. 10 contributes to the improvement of the sedimentation efficiency.
[0026]
Conventionally, the horizontal baffle plate 54 has been attached to the discharge pipe 48 with a dedicated fixture, but as shown in FIG. 2, it is fixed by using a part or all of the vertical baffle plate 52 as a fixture. Can do. As a result, an increase in the number of components can be suppressed, and an increase in resistance due to an increase in the number of components can be prevented.
[0027]
On the other hand, as shown in FIG. 1, the center shaft 40 to which the above-described distributor 44 is fixed is extended below the distributor 44 and reaches the bottom surface of the settling tank 12. A rake 56 and a cone scraper 58 that rotate together with the distributor 44 are attached to the tip of the center shaft 40.
[0028]
The rake 56 concentrates the sludge formed by aggregation flocs in the liquid to be treated discharged from the discharge pipe 48, and scrapes the sludge into the sludge extraction recess 60 at the center of the tank bottom. Thereby, the concentrated sludge layer A is formed in a region below the distributor 44 in the settling tank 12.
[0029]
The cone scraper 58 is disposed in the sludge extraction recess 60. The recess 60 is connected to a sludge extraction pipe 62 formed on the foundation 16 of the settling tank 12. The sludge extraction pipe 62 is connected to a sludge extraction pump 64 and a sludge return pump 66. For example, when the sludge blanket operation is performed, the sludge extraction pump 64 is operated based on an instruction value of an interface detector (not shown) provided in the sedimentation tank 12 to remove the concentrated sludge in the sedimentation tank 12 out of the system. By discharging, the interface height of the sludge blanket layer B is kept within a certain range. At this time, since the corn scraper 58 is rotating, the concentrated sludge in the settling tank 12 is discharged evenly. Further, when the slurry circulation type operation is performed, the sludge return pump 66 is operated based on the instruction value of the interface detector to return and circulate the sludge. On the other hand, the supernatant liquid flows out of the system from an outlet 28 provided in the upper part of the settling tank 12.
[0030]
Next, a procedure for clarifying the liquid to be treated using the above-described coagulation sedimentation apparatus 10 will be described. Here, a case where a sludge blanket type operation is performed to obtain a clear treated liquid will be described.
[0031]
First, the liquid to be processed is supplied into the mixing chamber 14 from the liquid inlet pipe 22 and the inlet pipe 24. At this time, the liquid to be processed flowing out of the liquid to be processed introducing pipe 24 first flows into the liquid receiving chamber 68 to be processed. Then, the liquid to be processed flows through the space defined by the bottom of the receiving chamber, the side wall of the receiving chamber, and the inner peripheral surface of the mixing chamber 14, and then overflows into the mixing chamber 14 from the upper part of the liquid receiving chamber 68 to be processed. Will be.
[0032]
As a result, compared to the case where the liquid to be processed is directly introduced into the mixing chamber 14 from the liquid to be processed introduction pipe 24, particles having a large specific gravity, coarse flocs, etc. settle in the mixing chamber 14 and accumulate on the bottom. Can be reduced very effectively. As a result, the processing liquid inlet of the discharge pipe 48 of the distributor 44 is prevented from being blocked, so that the processing liquid is always efficiently distributed and supplied into the sedimentation tank 12. The operating performance is improved and the clarity of the supernatant is also improved.
[0033]
For the liquid to be processed which has flowed into the mixing chamber 14 from the liquid receiving chamber 66, an additive is injected at any timing from any or all of the injection nozzles 30 provided in multiple stages. Thereby, while the effect by an additive continues for a long time, the aggregation floc with favorable sedimentation property will be formed. Then, the liquid to be processed and the additive in the mixing chamber 14 are agitated by the mixer 32 that is rotationally driven by the mixer driving device 38, and suspended substances in the liquid to be processed are aggregated to aggregate flocs (initial floc). Form.
[0034]
The liquid to be processed including the coagulation floc is supplied into the sedimentation tank 12 through the discharge hole 50 of the discharge pipe 48 from the rotation support 46 in the distributor 44 disposed at the lower end of the mixing chamber 14. Since the distributor 44 is rotationally driven by the driving device 42 during the operation of the coagulating sedimentation apparatus 10, the liquid to be treated discharged from the discharge hole 50 of the discharge pipe 48 is distributed to the precipitation space in the precipitation tank 12 while drawing a circle. Is done. In addition, as described above, the liquid to be processed that is going to flow radially outward from each discharge hole 50 is corrected downward in the vertical direction by the vertical baffle plate 52, so that the liquid is evenly distributed in the settling tank 12. An upward flow is generated, and a good sludge blanket layer B is formed above the distributor 44.
[0035]
Further, among the aggregated flocs in the liquid to be treated, those that have settled and separated in the settling tank 12 form a sludge layer A at the bottom of the settling tank 12. At the bottom of the settling tank 12, the sludge layer A is concentrated by the rake 56 and is raked into the sludge extraction recess 60 in the center of the tank, so that the sludge layer A becomes concentrated and homogeneous. Since the sludge is extracted from the concentrated sludge layer A as needed by the sludge extraction pump 64 controlled based on the support value of the interface detector, the interface height of the sludge blanket layer B is kept within a certain range.
[0036]
On the other hand, fine flocs and other fine particles are included in the upward flow, but as a result of the provision of the vertical baffle plate 52, the upward flow is uniform with very little turbulence. It is reliably captured by the large flock of the blanket layer B and removed from the upward flow. In this manner, flocs and other particles are settled and removed from the upward flow, and an extremely clear supernatant liquid rises in the precipitation tank 12 to form a clarified layer C. Then, the supernatant liquid flows out from the outlet 28 at the top of the settling tank 12 as a processed liquid.
[0037]
As mentioned above, although preferred embodiment of this invention was described in detail, it cannot be overemphasized that this invention is not limited to the said embodiment.
[0038]
For example, in the above embodiment, the vertical baffle plate 52 has a flat plate shape, but as shown by a reference numeral 53 in FIG. The arc of the horizontal cross section of each vertical baffle plate 53 has a radius of curvature that is the distance from the center of rotation (the central axis of the mixing chamber 14 or the center shaft 40) to the mounting position of the vertical baffle plate 53. By adopting such a shape, the resistance of the vertical baffle plate 53 is reduced, and the stirring action of the vertical baffle plate 53 is suppressed. This will be effective when the distributor 40 is rotated at a relatively high speed.
[0039]
【The invention's effect】
As described above, the coagulation sedimentation apparatus according to the present invention can form an ascending flow that is much more uniform and stable in the sedimentation tank than in the prior art, so that an extremely clarified treated liquid can be obtained. It is possible to greatly contribute to quality improvement of various industrial products and environmental conservation.
[0040]
In addition, since the performance of the apparatus is improved, there is an effect that the entire apparatus can be made compact.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a cross-sectional view showing a coagulation sedimentation apparatus to which the present invention can be applied.
FIG. 2 is a side view schematically showing a discharge pipe constructed according to the present invention.
FIG. 3 is a view showing a modification of the present invention, and is a view of a part of a discharge pipe as viewed from below.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF SYMBOLS 10 ... Coagulation sedimentation apparatus, 12 ... Precipitation tank, 14 ... Mixing chamber, 16 ... Base, 18 ... Side wall, 32 ... Mixer, 40 ... Center shaft, 42 ... Drive device, 44 ... Distributor, 48 ... Discharge pipe, 50 ... Discharge Hole 52 ... Vertical baffle plate 54 ... Horizontal baffle plate

Claims (3)

沈殿槽内で被処理液中の懸濁物質や凝集フロック等を沈降分離させて被処理液を清澄化する凝集沈殿装置において、
前記沈殿槽内に直立状態で配設されており、被処理液及び添加剤が導入され混合・撹拌されるミキシングチャンバと、
前記ミキシングチャンバ内の被処理液を前記沈殿槽と前記ミキシングチャンバとの間の沈殿空間に分配供給すべく前記ミキシングチャンバの内部と連通し且つ複数の吐出孔が長手方向に沿って形成されている吐出管であって、前記ミキシングチャンバの中心軸線を中心として回転可能となっている吐出管と、
を備え、
前記各吐出孔の槽外側の隣接位置に、当該吐出孔からの被処理液の流れを略垂直方向下方に偏向させるための縦バッフルプレートを前記吐出管から垂下させたことを特徴とする凝集沈殿装置。
In the coagulation sedimentation apparatus that clarifies the liquid to be treated by settling and separating suspended substances and coagulation flocs in the liquid to be treated in the precipitation tank,
A mixing chamber that is arranged upright in the settling tank and into which the liquid to be treated and the additive are introduced, mixed and stirred;
In order to distribute and supply the liquid to be processed in the mixing chamber to the precipitation space between the settling tank and the mixing chamber, a plurality of discharge holes are formed along the longitudinal direction so as to communicate with the inside of the mixing chamber. A discharge pipe that is rotatable about a central axis of the mixing chamber; and
With
A coagulation sedimentation characterized in that a vertical baffle plate for deflecting the flow of the liquid to be processed from the discharge hole downward in a substantially vertical direction is suspended from the discharge pipe at a position adjacent to the outside of the tank of each discharge hole. apparatus.
前記各吐出孔の下方に前記吐出管と平行に延びる水平バッフルプレートを更に備え、前記水平バッフルプレートを前記縦バッフルプレートの全て又は一部により支持することを特徴とする請求項1に記載の凝集沈殿装置。The aggregation according to claim 1, further comprising a horizontal baffle plate extending in parallel with the discharge pipe below each discharge hole , wherein the horizontal baffle plate is supported by all or a part of the vertical baffle plate. Precipitation equipment. 前記縦バッフルプレートの水平断面の形状が、前記中心軸線から当該縦バッフルプレートの取付位置までの距離を曲率半径とした円弧形状であることを特徴とする請求項1又は2に記載の凝集沈殿装置。  The coagulation sedimentation apparatus according to claim 1 or 2, wherein a shape of a horizontal cross section of the vertical baffle plate is an arc shape having a radius of curvature as a distance from the central axis to a mounting position of the vertical baffle plate. .
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