JP4381403B2 - 回転式洗浄機用ブラシ - Google Patents
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Description
また、回転式洗浄機における回転式洗浄機用ブラシの装着機構は、メーカーや機種等により様々である(一般的に、径方向での装着位置が異なっている)ため、従来では多機種に対応させるべく、回転式洗浄機用ブラシの装着部(特許文献1の円形部等)に装着ボルト用のボルト孔を各機種毎に対応させて様々な径位置に穿設していた。したがって、装着部に多数のボルト孔が穿設されることになり、洗浄機本体への装着時にどのボルト孔を使用すればいいのか分かりにくく使い勝手が悪いといった問題がある。さらに、洗浄機本体に設けられたボルトによる固定位置に精度がない場合には、洗浄機本体側に合わせて基台を無理矢理取り付けることになるため、洗浄機本体へ装着した際に基台が歪んでしまう。したがって、洗浄時にブラシ部材の一部しか床面にあたらず洗浄力が大幅に低下してしまったり、回転不良による故障や破損等が生じやすくなるといった問題もある。
また、一般的に、回転式洗浄機は、メーカーや機種毎に回転式洗浄機用ブラシの径方向での装着位置が異なっている。これに対応すべく、円形段部上における開口周縁に、基台の径方向に沿った長孔を周方向で等間隔に4つ設けており、洗浄機の種類等に応じてボルトによる固定位置を径方向で調整可能としている。したがって、様々なタイプの回転式洗浄機への装着が可能であり、汎用性に富む上、回転式洗浄機側に設けられたボルト固定位置に精度がなかったとしても、基台側でボルト固定位置を調整することができるため、無理なく洗浄機本体に基台を装着することができる。加えて、従来のように多数の装着孔を穿設したりする必要がないため、回転式洗浄機の機種に応じて装着孔を使い分けるといった必要がなく、装着作業が容易となるし、円形段部上における開口周縁の強度が低下したりもしない。
さらに、基台に、ブラシ部材をボルト固定するための取付孔を複数設けるとともに、下方へ突出する一対の支持片を、各取付孔に対応させて、且つ、ブラシ部材を嵌め込み可能な間隔を有して設けており、ブラシ部材を、一対の支持片間に嵌め込んだ状態で基台にボルト固定可能としている。したがって、基台への取付状態にあるブラシ部材の周方向へのがたつきを防止することができるとともに、一対の支持片間にブラシ部材を嵌め込むことにより、基台へのブラシ部材の取付時に、ブラシ部材の位置決めを容易に行うことができ、ブラシ部材の基台への取付作業が容易となる。
加えて、基台から下方へ切り起こしてなる舌片を支持片とするとともに、該支持片の形成にあたって基台に形成された孔を、基台下方、すなわち洗浄面への洗剤液の供給孔にするとした非常に合理的な構成となっている。
ブラシ1は、洗浄機本体への装着部を有する基台2と、該基台2に着脱自在な複数のブラシ部材3、3・・とからなる。基台2は、直径約385mm程度の円板の略中央に、直径約152mm程度の開口11が開設された円形段部13を折り曲げ加工により形成してなる厚さ約1mmのステンレス製の円板部材であって、円形段部13の開口11周縁は、幅が約30mm程度のフランジ部14となっている。該フランジ部14には、径方向に沿って約20mm程度の長さを有する4つの装着孔(装着部)15、15・・が周方向で等間隔に穿設されており(すなわち、中心角90度毎に一つの装着孔15が設けられている)、該装着孔15、15・・を利用して基台2(ブラシ1)を洗浄機本体へ装着可能としている。一方、基台2の外周縁は下方へ約15mm程度折り曲げられており、洗浄時におけるブラシ部材3、3・・の壁面等との接触等を防止するためのカバー部12となっている。
上述したように成形されてなるブラシ部材3は、基台2に設けられている一対の支持片18、18間に基板21の縦方向が基台2の径方向と平行になるような姿勢で嵌め込み、取付ボルト41を、ブラシ部材3の基板21の下面側から挿通孔23を介して取付孔16へ挿通させ、さらに基台2の上面側からナット42にて取付ボルト41を締め付け固定することにより、基台2に取り付けることができる。このようにして基台2へ取り付けられたブラシ部材3は、一対の支持片18、18によって、周方向へがたつかないように支持された状態となっている。
また、基台2は、開口11へ上方から洗浄機本体の突部等を挿入した状態で、装着ボルトを装着孔15、15へ挿通させ、所望の径位置にて締め付け固定することにより、洗浄機本体内に設置されているモータ等により回転可能に洗浄機本体に装着される。尚、通常、基台2の洗浄機本体への装着は、洗浄機本体の種類に拘わらず、対向する一対の装着孔15、15を利用して行われる。
また、基台2の外周縁及び内周縁、特に洗浄機本体への装着部に施された折り曲げ加工により、基台2の強度が補強されている。したがって、基台2を薄厚に成形しているにも拘わらず、回転洗浄に際して最も負荷のかかる洗浄機本体への装着部やブラシ部材3、3・・の取付部等の変形を防止することができる。
さらにまた、洗浄に伴い、ブラシ部材3においては、外周側のブラシ毛が内周側のブラシ毛よりも早く摩耗して洗浄力が低下するという問題があるが、上記実施形態のブラシ1によれば、ブラシ部材3の基板21の略中央に挿通孔23を穿設しているため、ブラシ部材3の内外を逆転させて付け替えることで対応することができる。したがって、洗浄力を低下させることなく一つのブラシ部材3を長期間に亘って使用することができる、という効果を奏する。
さらに、支持片18、18を形成するに伴って基台2に形成された角孔17、17・・を利用して、基台2の下方(すなわち、洗浄面)へ洗浄液を供給するようにしており、非常に合理的な構成となっている。
また、ブラシ毛の素材として、従来から一般的に使用されているような合成樹脂製のものを採用することも可能であるが、真鍮線を用いた方が洗浄力等の点で優れており、真鍮線を用いる場合、直径が0.10mm以上0.20mm以下であれば好ましく、波形のピッチも3.0mm以上7.0mm以下であれば好ましい。
加えて、本発明の回転式洗浄機用ブラシは、床面洗浄用に何ら限定されることはなく、壁面を洗浄する洗浄機に装着することも当然可能である。
Claims (1)
- 床面や壁面を洗浄するために用いられる回転式洗浄機に装着可能で、円板状の基台にブラシ部材を着脱自在に取り付けてなる回転式洗浄機用ブラシであって、
前記基台を金属薄板により成形し、前記基台の略中央に、中央に開口が開設された同心円状の円形段部を上方へ折り曲げ形成するとともに、前記円形段部上における前記開口周縁に、前記基台の径方向へ沿った長孔を周方向で等間隔に4つ設け、該長孔を利用して前記回転式洗浄機にボルト固定可能とする一方、
前記基台に、前記ブラシ部材をボルト固定するための取付孔を複数設けるとともに、前記基台から下方へ切り起こしてなる一対の支持片を、各前記取付孔に対応させて、且つ、前記ブラシ部材を嵌め込み可能な間隔を有して設けており、
前記ブラシ部材を、前記一対の支持片間に嵌め込んだ状態で前記基台にボルト固定可能とするとともに、前記支持片の形成にあたって前記基台に形成された孔を、前記基台下方への洗剤液の供給孔としたことを特徴とする回転式洗浄機用ブラシ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2006249828A JP4381403B2 (ja) | 2006-09-14 | 2006-09-14 | 回転式洗浄機用ブラシ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2006249828A JP4381403B2 (ja) | 2006-09-14 | 2006-09-14 | 回転式洗浄機用ブラシ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JP2008067927A JP2008067927A (ja) | 2008-03-27 |
JP4381403B2 true JP4381403B2 (ja) | 2009-12-09 |
Family
ID=39290051
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP4381403B2 (ja) |
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2006
- 2006-09-14 JP JP2006249828A patent/JP4381403B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
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JP2008067927A (ja) | 2008-03-27 |
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