JP4380879B2 - Intake silencer for internal combustion engine - Google Patents
Intake silencer for internal combustion engine Download PDFInfo
- Publication number
- JP4380879B2 JP4380879B2 JP2000075568A JP2000075568A JP4380879B2 JP 4380879 B2 JP4380879 B2 JP 4380879B2 JP 2000075568 A JP2000075568 A JP 2000075568A JP 2000075568 A JP2000075568 A JP 2000075568A JP 4380879 B2 JP4380879 B2 JP 4380879B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- inner tube
- intake
- inlet
- casing
- absorbing material
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Exhaust Silencers (AREA)
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、内燃機関の吸気系の騒音を低減するための吸気消音器に関する。
【0002】
【従来の技術】
内燃機関の吸気系における騒音、例えば、その脈動音や気流音を低減するために、従来から、吸気系に比較的簡単な消音器が介装されることがある。この消音器としては、単純なヘルムホルツ型の共鳴要素からなるレゾネータのほか、発泡ウレタンのような吸音材を利用したものが知られている。
【0003】
例えば、吸気通路を多孔管にて構成するとともに、この多孔管を覆うようにケーシングを設け、かつこのケーシング内周面と多孔管との間の空間を埋めるように吸音材を充填した構成の吸気消音器が従来から知られている。この吸気消音器では、ケーシング内を通る多孔管によって一種の拡張要素が構成され、これによって吸気系騒音の一部が消音されるとともに、多孔管の開口部を通して騒音の一部が吸音材によって消音される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上記のような吸音材を用いる形式の吸気消音器においては、吸音材の露出面積をより大きく確保することが消音性能の上で望ましい。しかしながら、上記のように多孔管の開口部を通して吸音材を露出させたのでは、その露出面積が非常に小さく、特に、吸音材の内周面のみで吸音されることから、吸音材の容積に比べて騒音低減効果が小さい。
【0005】
また、一般に、吸音材の露出面積を大きく確保しようとすると、ケーシング内における吸音材の固定構造が複雑化しやすい。
【0006】
そこで、この発明は、比較的簡単な構成でかつ吸音材の露出面積を大きく確保できるようにした吸気消音器を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
この発明に係る内燃機関の吸気消音器は、
全体として略円筒状をなし、かつ長手方向の一端に吸気入口を、他端に吸気出口をそれぞれ有するとともに、長手方向の中間部で第1部材および第2部材に2分割されたケーシングと、
上記ケーシングの第1,第2部材の接合面に挟持され、該ケーシング内を2つの室に区画するとともに、中央に連通孔を有する仕切板と、
上記仕切板に一体に形成され、上記連通孔から上記吸気出口に向かって延びたインナチューブと、
一方の室に連通するように上記インナチューブの周面に開口形成された多数の開口部と、
中央に上記吸気出口に連なる通路部が貫通形成された環状をなすとともに、上記インナチューブの先端が上記通路部の開口縁内周に嵌合し、かつ該インナチューブの先端部に形成されたフランジ部と上記ケーシングの端面との間で軸方向に挟持固定された吸音材と、
を備えていることを特徴としている。
【0008】
なお、他方の室つまり吸気入口側の室に、適宜な共鳴要素あるいは拡張要素を設けてもよく、あるいは単に吸音材を設けるようにしてもよい。
【0009】
本発明の吸気消音器においては、吸気入口からケーシング内に流入した吸気は、仕切板中央の連通孔からインナチューブ内に案内され、かつ該インナチューブ内および吸音材の通路部を通して吸気出口から流出する。吸音材の通路部内周面は、吸気に露出しており、この部分で騒音エネルギの一部が吸収される。また、インナチューブ内は、周面の開口部を通して一方の室と連通していることから、拡張要素として作用し、ここで騒音の一部が低減する。さらに、この室に上記吸音材の端面が露出しており、ここでも騒音エネルギの一部が吸収される。従って、効果的に吸気系騒音が低減する。
【0010】
また、上記吸音材は、インナチューブと一体の仕切板をケーシングに組み付けることによって、インナチューブ先端部によってケーシングとの間に固定保持される。つまり、別途に支持部材を用いることなく、ケーシング内に組み立てられる。
【0011】
また、請求項1に従属する請求項2の発明は、
上記仕切板と一体に上記連通孔から上記吸気入口に向かって延びた入口側インナチューブと、
他方の室に連通するように上記入口側インナチューブの周面に設けられた1つあるいは多数の開口部と、
中央に上記吸気入口に連なる通路部が貫通形成された環状をなすとともに、上記入口側インナチューブの先端が上記通路部の開口縁内周に嵌合し、かつ該入口側インナチューブの先端部に形成されたフランジ部と上記ケーシングの端面との間で軸方向に挟持固定された入口側吸音材と、
をさらに備えていることを特徴としている。
【0012】
すなわち、吸気出口側と同様に、吸気入口側にもインナチューブが設けられており、この入口側インナチューブによって、入口側吸音材が固定保持されている。なお、上記入口側インナチューブが多数の開口部を備える場合には、この入口側の室が拡張要素となる。また、入口側インナチューブが単一の開口部を頸管状に備えていれば、入口側の室が共鳴要素となり、特定の周波数の騒音低減が可能である。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の好ましい実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。
【0014】
図1は、この発明に係る吸気消音器の第1実施例を示す断面斜視図である。
【0015】
この吸気消音器は、内燃機関の吸気系の適宜位置、例えばエアクリーナの上流側に介装されるものであって、ケーシング1は、全体として略円筒状をなし、かつ長手方向の中間部で、第1部材となるカバー2と、第2部材となるボディ3と、に2分割されており、かつ両者が、接合フランジ4において互いに一体に接合されている。このケーシング1は、詳しくは、例えばポリプロピレン、ポリアミド等の合成樹脂からなり、接合フランジ4において高周波溶着等の手段によって接合されている。また、上記ケーシング1の各端面の中央には、吸気入口5および吸気出口6がそれぞれ配置されている。これらの吸気入口5および吸気出口6は、比較的短い筒状をなしており、図示せぬ吸気パイプが接続されるようになっている。
【0016】
上記ケーシング1のカバー2とボディ3との間には、ケーシング1内を2つの室7,8に区画するように、円板状の仕切板9が挟持固定されている。具体的には、カバー2とボディ3とを組み合わせた状態で、上記接合フランジ4の内周に、全周に亘って凹溝10が構成されるようになっており、この凹溝10に上記仕切板9の外周縁が嵌合している。なお、接合フランジ4においては、カバー2とボディ3とが互いに接合され、仕切板9とは溶着されていない状態となっているが、仕切板9が同時に接合フランジ4に接合されていてもよい。
【0017】
上記仕切板9は、出口側インナチューブ11を一体に備えている。このインナチューブ11は、仕切板9の中央に設けられた連通孔(図示せず)からケーシング1の軸線に沿うように吸気出口6に向かって延びており、先端は開口している。また、この出口側インナチューブ11の周面は、多数の小さな矩形の開口部12を有し、該開口部12によって、インナチューブ11内が室8に連通している。この開口部12の大きさ、個数、インナチューブ11の軸方向の長さは、低減すべき騒音の周波数領域に応じてチューニングされている。
【0018】
上記仕切板9および出口側インナチューブ11は、例えばポリプロピレン、ポリアミド等の合成樹脂によって一体に成形されている。なお、両者の接合部には、剛性を高めるために、複数の三角形状のリブ13が形成されている。また、上記出口側インナチューブ11の先端部には、環状にフランジ部14が形成されている。このフランジ部14は、インナチューブ11の先端11aを筒状のまま僅かに残すように形成されている。
【0019】
そして、上記ケーシング1の吸気出口6側の端部内壁面と上記インナチューブ11との間に、発泡ウレタン等の発泡樹脂材料からなる吸音材15が介装されている。この吸音材15は、ケーシング1の内径に対応した外径を有するとともに、吸気出口6に連なる通路部16を中央に備えた環状に予め成形されているものであって、上記通路部16の開口縁内周に上記インナチューブ11の先端11aが嵌合し、かつ通路部16の開口縁外側に上記フランジ部14が軸方向に圧接している。つまり、上記フランジ部14とケーシング1の吸気出口6側の端部内壁面との間で上記吸音材15が軸方向に挟持されており、かつ半径方向には、ケーシング1内周面と上記インナチューブ11の先端11a外周とで吸音材15が拘束されている。
【0020】
また、この実施例では、ケーシング1のカバー2内側つまり室7内に、同様に発泡ウレタン等の発泡樹脂材料からなる吸音材17が配設されている。この吸音材17は、やはりケーシング1の内径に対応した外径を有するとともに、吸気入口5に連なる通路部18を有する環状ないしは円筒状に予め成形されているものであって、仕切板9とケーシング1の吸気入口5側の端部内壁面との間で軸方向に挟持され、かつケーシング1内周面で半径方向に拘束されている。
【0021】
上記の吸気消音器は、ボディ3内に吸音材15を配置するとともに、その中央の通路部16に出口側インナチューブ11を挿入するようにして仕切板9をボディ3側に配置し、かつカバー2内に吸音材17を配置した上で、ボディ3とカバー2とを組み合わせ、両者を接合フランジ4において溶着することにより、組み立てられている。このとき、各吸音材15,17を僅かに大きく形成しておくことにより、最終的な組立状態では各吸音材15,17が圧縮された状態となり、各部のがたつきが防止される。
【0022】
上記のような構成においては、吸気入口5からケーシング1内に流入した吸気は、まず室7内の吸音材17における通路部18を通過し、ここで騒音エネルギの一部が吸収される。そして、仕切板9中央の連通孔から出口側インナチューブ11内に案内され、かつ該出口側インナチューブ11内および吸音材15の通路部16を通して吸気出口6から流出する。上記吸音材15の通路部16内周面は、吸気に露出しているため、この部分で騒音エネルギの一部が吸収される。また、多数の開口部12を備えた出口側インナチューブ11と室8とによって拡張要素が構成され、ここで騒音の一部、特に所望の周波数領域の騒音が低減する。さらに、この室8に上記吸音材15の端面が露出しており、ここでも騒音エネルギの一部が吸収される。つまり、吸音材15は、通路部16内周面および端面の双方で吸音作用が得られる。従って、全体として効果的に吸気系騒音が低減する。
【0023】
また、上記実施例では、上述したように、極めて簡単に組み立てることができる。特に、吸音材15,17のいずれも、仕切板9およびこれと一体の出口側インナチューブ11によってケーシング1内に保持され、かつ所定位置に位置決めされるので、部品点数も少なく、構成が非常に簡素なものとなる。
【0024】
次に、図2は、この発明の第2実施例を示している。この実施例においては、仕切板9に、さらに入口側インナチューブ21が設けられている。この入口側インナチューブ21は、上述した出口側インナチューブ11と基本的に同一の構成であり、換言すれば仕切板9を中心として出口側インナチューブ11と略対称形状をなしている。すなわち、入口側インナチューブ21は、仕切板9の中央に設けられた連通孔(図示せず)からケーシング1の軸線に沿うように吸気入口5に向かって延びており、その先端が開口しているとともに、周面に、多数の小さな矩形の開口部22を有し、該開口部22によって、入口側インナチューブ21内が室7に連通している。また、先端部には、筒状の先端21aを僅かに残す位置に、環状にフランジ部24が形成されている。なお、上記入口側インナチューブ21と仕切板9との接合部にも上記リブ13と同様のリブを設け、接合部の剛性を高めることもできる。
【0025】
そして、上記ケーシング1の吸気入口5側の端部内壁面と上記入口側インナチューブ21との間に、入口側吸音材として発泡ウレタン等の発泡樹脂材料からなる吸音材25が介装されている。この吸音材25は、出口側の吸音材15と同様にケーシング1の内径に対応した外径を有するとともに、吸気入口5に連なる通路部26を中央に備えた環状に予め成形されているものであって、上記通路部26の開口縁内周に上記入口側インナチューブ21の先端21aが嵌合し、かつ通路部26の開口縁外側に上記フランジ部24が軸方向に圧接している。つまり、上記フランジ部24とケーシング1の吸気入口5側の端部内壁面との間で上記吸音材25が軸方向に挟持されており、かつ半径方向には、ケーシング1内周面と上記入口側インナチューブ21とで吸音材25が拘束されている。
【0026】
ここで、上記入口側インナチューブ21における開口部22の大きさ、個数、インナチューブ21の軸方向の長さは、やはり低減すべき騒音の周波数領域に応じてチューニングされているが、上記出口側インナチューブ11とは異なる周波数領域にチューニングすることで、全体として一層広い領域での騒音低減が図れる。
【0027】
この第2実施例の構成においては、仕切板9と一体となった出口側インナチューブ11および入口側インナチューブ21のそれぞれの先端11a,21aが吸音材15,25の中央に嵌合して位置決めされるので、第1実施例と同様に全体の組立が非常に容易であるとともに、2つの拡張要素を備えた吸気消音器を非常に少ない部品点数で構成することができる。
【0028】
次に、図3は、この発明の第3実施例を示している。この第3実施例は、第2実施例と同様に、仕切板9に、さらに入口側インナチューブ21が設けられているものであって、第2実施例と同様のフランジ部24等の構成によって、該入口側インナチューブ21とケーシング1の吸気入口5側の端部内壁面との間に、吸音材25が挟持されている。そして、この第3実施例においては、入口側インナチューブ21は、周面に頸管31を備えており、該頸管31が単一の開口部として室7に開口している。
【0029】
従って、この第3実施例においては、入口側インナチューブ21と室7とによって、共鳴要素が構成されており、その特性を所望の周波数にチューニングすることによって、問題となる特定の周波数の騒音を主に低減することができる。
【0030】
この第3実施例の構成においては、仕切板9と一体となった出口側インナチューブ11および入口側インナチューブ21のそれぞれの先端11a,21aが吸音材15,25の中央に嵌合して位置決めされるので、第1,第2実施例と同様に全体の組立が非常に容易であるとともに、拡張要素と共鳴要素とを備えた吸気消音器を非常に少ない部品点数で構成することができる。
【0031】
【発明の効果】
以上の説明で明らかなように、この発明に係る内燃機関の吸気消音器によれば、ケーシング端部に配設された吸音材の端面および内周面の双方が吸気に対し露出するので、吸音材の容積に比較して露出面積を大きく確保することができ、吸音性能が向上する。従って、開口部を備えたインナチューブと室とから構成される消音要素と相俟って、吸気系の騒音を効果的に低減することができる。
【0032】
また、仕切板と一体のインナチューブの先端部によって吸音材がケーシング内に確実に固定保持されるので、全体の部品点数を少なくすることができるとともに、組立が容易となる。
【0033】
さらに請求項2の発明によれば、入口側インナチューブと入口側の室とによって拡張要素もしくは共鳴要素を構成することができ、かつ同時に入口側吸音材を備えたものとなるので、全体としてさらに効果的な騒音低減が可能である。特に、拡張要素もしくは共鳴要素のチューニングによって、所望の周波数領域の騒音低減が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る吸気消音器の第1実施例を示す断面斜視図。
【図2】第2実施例を示す断面斜視図。
【図3】第3実施例を示す断面斜視図。
【符号の説明】
1…ケーシング
2…カバー
3…ボディ
4…接合フランジ
5…吸気入口
6…吸気出口
7,8…室
9…仕切板
11…出口側インナチューブ
14…フランジ部
15,17…吸音材[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to an intake silencer for reducing noise in an intake system of an internal combustion engine.
[0002]
[Prior art]
In order to reduce noise in an intake system of an internal combustion engine, for example, pulsation noise and airflow noise, a relatively simple silencer may be conventionally provided in the intake system. As this silencer, in addition to a resonator composed of a simple Helmholtz-type resonance element, one using a sound absorbing material such as urethane foam is known.
[0003]
For example, an intake air having a configuration in which an intake passage is constituted by a porous tube, a casing is provided so as to cover the porous tube, and a sound absorbing material is filled so as to fill a space between the inner peripheral surface of the casing and the porous tube. Silencers have been known for some time. In this intake silencer, a kind of expansion element is constituted by a perforated pipe passing through the inside of the casing, whereby a part of the intake system noise is silenced and a part of the noise is silenced by the sound absorbing material through the opening of the perforated pipe. Is done.
[0004]
[Problems to be solved by the invention]
In the intake silencer of the type using the sound absorbing material as described above, it is desirable in terms of noise reduction performance to ensure a larger exposed area of the sound absorbing material. However, when the sound absorbing material is exposed through the opening of the perforated tube as described above, the exposed area is very small, and sound is absorbed only by the inner peripheral surface of the sound absorbing material. Compared with noise reduction effect.
[0005]
In general, if a large exposed area of the sound absorbing material is to be secured, the structure for fixing the sound absorbing material in the casing tends to be complicated.
[0006]
Accordingly, an object of the present invention is to provide an intake silencer that has a relatively simple configuration and can ensure a large exposed area of the sound absorbing material.
[0007]
[Means for Solving the Problems]
An intake silencer for an internal combustion engine according to the present invention,
A casing that is generally cylindrical as a whole, has an intake inlet at one end in the longitudinal direction, and has an intake outlet at the other end, and is divided into a first member and a second member at an intermediate portion in the longitudinal direction;
A partition plate sandwiched between two chambers sandwiched between the joint surfaces of the first and second members of the casing, and having a communication hole in the center;
An inner tube integrally formed with the partition plate and extending from the communication hole toward the intake outlet;
A number of openings formed in the peripheral surface of the inner tube so as to communicate with one chamber;
A flange formed in the center with an annular passage portion continuous with the intake outlet, the tip of the inner tube is fitted to the inner periphery of the opening edge of the passage portion, and is formed at the tip of the inner tube A sound-absorbing material sandwiched and fixed in the axial direction between the portion and the end surface of the casing;
It is characterized by having.
[0008]
An appropriate resonance element or expansion element may be provided in the other chamber, that is, the chamber on the intake inlet side, or a sound absorbing material may be simply provided.
[0009]
In the intake silencer of the present invention, the intake air flowing into the casing from the intake inlet is guided into the inner tube through the communication hole at the center of the partition plate, and flows out from the intake outlet through the inner tube and the passage portion of the sound absorbing material. To do. The inner peripheral surface of the sound absorbing material is exposed to the intake air, and a part of the noise energy is absorbed by this portion. Further, since the inside of the inner tube communicates with one of the chambers through the opening on the peripheral surface, it acts as an expansion element, and a part of noise is reduced here. Further, the end face of the sound absorbing material is exposed in this chamber, and here, part of the noise energy is absorbed. Therefore, the intake system noise is effectively reduced.
[0010]
The sound absorbing material is fixedly held between the inner tube and the casing by the inner tube tip by assembling a partition plate integral with the inner tube to the casing. That is, it is assembled in the casing without using a separate support member.
[0011]
Further, the invention of
An inlet-side inner tube extending from the communication hole toward the intake inlet integrally with the partition plate;
One or a plurality of openings provided on the peripheral surface of the inlet-side inner tube so as to communicate with the other chamber;
The passage portion connected to the intake inlet is formed in a ring shape in the center, the tip of the inlet side inner tube is fitted to the inner periphery of the opening edge of the passage portion, and the tip of the inlet side inner tube is An inlet-side sound absorbing material that is sandwiched and fixed in the axial direction between the formed flange portion and the end surface of the casing;
Is further provided.
[0012]
That is, similarly to the intake outlet side, an inner tube is also provided on the intake inlet side, and the inlet side sound absorbing material is fixedly held by the inlet side inner tube. In addition, when the said inlet side inner tube is equipped with many opening parts, this inlet side chamber becomes an expansion element. Further, if the inlet side inner tube has a single opening in the cervical shape, the inlet side chamber serves as a resonance element, and noise at a specific frequency can be reduced.
[0013]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, preferred embodiments of the present invention will be described in detail with reference to the drawings.
[0014]
FIG. 1 is a cross-sectional perspective view showing a first embodiment of an intake silencer according to the present invention.
[0015]
The intake silencer is interposed at an appropriate position of the intake system of the internal combustion engine, for example, upstream of the air cleaner, and the
[0016]
A disc-
[0017]
The
[0018]
The
[0019]
A
[0020]
Further, in this embodiment, a
[0021]
In the intake silencer described above, the
[0022]
In the configuration as described above, the intake air flowing into the
[0023]
Moreover, in the said Example, as above-mentioned, it can assemble very easily. In particular, since both of the
[0024]
Next, FIG. 2 shows a second embodiment of the present invention. In this embodiment, the
[0025]
A
[0026]
Here, the size and number of the openings 22 in the inlet-side
[0027]
In the configuration of the second embodiment, the distal ends 11a and 21a of the outlet side
[0028]
Next, FIG. 3 shows a third embodiment of the present invention. In the third embodiment, similarly to the second embodiment, the
[0029]
Therefore, in this third embodiment, the resonance element is constituted by the inlet side
[0030]
In the configuration of the third embodiment, the distal ends 11a and 21a of the outlet side
[0031]
【The invention's effect】
As apparent from the above description, according to the intake silencer of the internal combustion engine according to the present invention, both the end surface and the inner peripheral surface of the sound absorbing material disposed at the casing end are exposed to the intake air. The exposed area can be ensured larger than the volume of the material, and the sound absorption performance is improved. Therefore, in combination with the silencing element composed of the inner tube having the opening and the chamber, the noise of the intake system can be effectively reduced.
[0032]
In addition, since the sound absorbing material is securely fixed and held in the casing by the distal end portion of the inner tube integrated with the partition plate, the total number of parts can be reduced and assembly is facilitated.
[0033]
Further, according to the invention of
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a cross-sectional perspective view showing a first embodiment of an intake silencer according to the present invention.
FIG. 2 is a cross-sectional perspective view showing a second embodiment.
FIG. 3 is a cross-sectional perspective view showing a third embodiment.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF
Claims (2)
上記ケーシングの第1,第2部材の接合面に挟持され、該ケーシング内を2つの室に区画するとともに、中央に連通孔を有する仕切板と、
上記仕切板に一体に形成され、上記連通孔から上記吸気出口に向かって延びたインナチューブと、
一方の室に連通するように上記インナチューブの周面に開口形成された多数の開口部と、
中央に上記吸気出口に連なる通路部が貫通形成された環状をなすとともに、上記インナチューブの先端が上記通路部の開口縁内周に嵌合し、かつ該インナチューブの先端部に形成されたフランジ部と上記ケーシングの端面との間で軸方向に挟持固定された吸音材と、
を備えていることを特徴とする内燃機関の吸気消音器。A casing that is generally cylindrical as a whole, has an intake inlet at one end in the longitudinal direction, and has an intake outlet at the other end, and is divided into a first member and a second member at an intermediate portion in the longitudinal direction;
A partition plate sandwiched between two chambers sandwiched between the joint surfaces of the first and second members of the casing, and having a communication hole in the center;
An inner tube integrally formed with the partition plate and extending from the communication hole toward the intake outlet;
A number of openings formed in the peripheral surface of the inner tube so as to communicate with one chamber;
A flange formed in the center with an annular passage portion continuous with the intake outlet, the tip of the inner tube is fitted to the inner periphery of the opening edge of the passage portion, and is formed at the tip of the inner tube A sound-absorbing material sandwiched and fixed in the axial direction between the portion and the end surface of the casing;
An intake silencer for an internal combustion engine, comprising:
他方の室に連通するように上記入口側インナチューブの周面に設けられた1つあるいは多数の開口部と、
中央に上記吸気入口に連なる通路部が貫通形成された環状をなすとともに、上記入口側インナチューブの先端が上記通路部の開口縁内周に嵌合し、かつ該入口側インナチューブの先端部に形成されたフランジ部と上記ケーシングの端面との間で軸方向に挟持固定された入口側吸音材と、
をさらに備えていることを特徴とする請求項1記載の内燃機関の吸気消音器。An inlet-side inner tube extending from the communication hole toward the intake inlet integrally with the partition plate;
One or a plurality of openings provided on the peripheral surface of the inlet-side inner tube so as to communicate with the other chamber;
The passage portion connected to the intake inlet is formed in a ring shape in the center, the tip of the inlet side inner tube is fitted to the inner periphery of the opening edge of the passage portion, and the tip of the inlet side inner tube is An inlet-side sound absorbing material that is sandwiched and fixed in the axial direction between the formed flange portion and the end surface of the casing;
The intake silencer for an internal combustion engine according to claim 1, further comprising:
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000075568A JP4380879B2 (en) | 2000-03-17 | 2000-03-17 | Intake silencer for internal combustion engine |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000075568A JP4380879B2 (en) | 2000-03-17 | 2000-03-17 | Intake silencer for internal combustion engine |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001263185A JP2001263185A (en) | 2001-09-26 |
JP4380879B2 true JP4380879B2 (en) | 2009-12-09 |
Family
ID=18593442
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000075568A Expired - Fee Related JP4380879B2 (en) | 2000-03-17 | 2000-03-17 | Intake silencer for internal combustion engine |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4380879B2 (en) |
Families Citing this family (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN100387824C (en) * | 2006-06-02 | 2008-05-14 | 河南天瑞环保新材料有限公司 | Silencing filter suitable for non-supercharging internal combustion engine air inlet system |
RU2704182C2 (en) * | 2015-01-12 | 2019-10-24 | Хенн Гмбх Унд Ко Кг. | Vehicle noise silencer |
CN109106277A (en) * | 2017-06-26 | 2019-01-01 | 美的集团股份有限公司 | Air inlet pipe and dust catcher |
CN108643995B (en) * | 2018-04-17 | 2019-11-26 | 阜南县申通机械制造有限公司 | A kind of mobile muffler |
KR102097947B1 (en) * | 2018-07-10 | 2020-04-07 | 현대자동차주식회사 | Resonator for vehicle and manufacturing method thereof by single fusion process |
CN114810440A (en) * | 2022-05-19 | 2022-07-29 | 重庆金康赛力斯新能源汽车设计院有限公司 | Integrated silencer structure of air inlet system and air filter |
-
2000
- 2000-03-17 JP JP2000075568A patent/JP4380879B2/en not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2001263185A (en) | 2001-09-26 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JPH088305Y2 (en) | Silencer | |
JP5785173B2 (en) | A silencer for the main body that forms a tubular cavity | |
US6802388B2 (en) | Silencer or noise damper | |
AU738913B2 (en) | Improved high performance muffler | |
US4192401A (en) | Complete louver flow muffler | |
JP2006046327A (en) | Intake noise attenuator | |
US11199116B2 (en) | Acoustically tuned muffler | |
US5164551A (en) | Stamp formed muffler with compound reinforcement pattern for preventing shell ring | |
US6457553B1 (en) | Low cost muffler | |
JP4380879B2 (en) | Intake silencer for internal combustion engine | |
US2416452A (en) | Muffler | |
JP6730376B2 (en) | Silencer | |
JPH07158440A (en) | Exhaust silencer | |
US5187334A (en) | Acoustic muffler with one-piece housing | |
US3479145A (en) | Exhaust system | |
JPH06159174A (en) | Resonator | |
JP3568005B2 (en) | Exhaust silencer | |
US20050155818A1 (en) | Exhaust muffler | |
JP6859848B2 (en) | Internal combustion engine air cleaner | |
JP3528979B2 (en) | Silencer | |
KR20100022035A (en) | Motor vehicle exhaust line silencer | |
JP3618721B2 (en) | Engine muffler and motorcycle | |
US20170167332A1 (en) | Compact muffler having multiple reactive cavities providing multi-spectrum attenuation for enhanced noise suppression | |
JP3204045B2 (en) | Silencer | |
JPH06280553A (en) | Silencer |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20070315 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20090831 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20090908 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20090915 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121002 Year of fee payment: 3 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131002 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131002 Year of fee payment: 4 |
|
S531 | Written request for registration of change of domicile |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131002 Year of fee payment: 4 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |