JP4380149B2 - Cleaning blade and image forming apparatus using the same - Google Patents

Cleaning blade and image forming apparatus using the same Download PDF

Info

Publication number
JP4380149B2
JP4380149B2 JP2002360433A JP2002360433A JP4380149B2 JP 4380149 B2 JP4380149 B2 JP 4380149B2 JP 2002360433 A JP2002360433 A JP 2002360433A JP 2002360433 A JP2002360433 A JP 2002360433A JP 4380149 B2 JP4380149 B2 JP 4380149B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cleaning blade
cleaning
blade
cleaned
image forming
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2002360433A
Other languages
Japanese (ja)
Other versions
JP2004191708A (en
Inventor
拓 高山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
Fujifilm Business Innovation Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Xerox Co Ltd, Fujifilm Business Innovation Corp filed Critical Fuji Xerox Co Ltd
Priority to JP2002360433A priority Critical patent/JP4380149B2/en
Publication of JP2004191708A publication Critical patent/JP2004191708A/en
Application granted granted Critical
Publication of JP4380149B2 publication Critical patent/JP4380149B2/en
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Cleaning In Electrography (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、電子写真複写機、プリンター、ファクシミリ、これらの複合OA機器等の電子写真装置や静電記録装置などの画像形成装置におけるクリーニング部材に関する。より詳しくは、感光体や誘電体等表面に当接して、紙等の転写材に転写されなかった残トナーなどを清掃除去するクリーニング部材に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に電子写真プロセスにおいては、感光体に帯電、像露光、現像、転写、転写残トナーのクリーニングの各工程からなるサイクルを繰り返し行なっている。前記転写残トナーのクリーニング方法としては、ゴム材からなるクリーニングブレードを感光体表面に当接させる方法が一般的である。特に、耐摩耗性等の機械的強度が優れていることから、ウレタンゴムが好ましく用いられている。
【0003】
このようなブレードクリーニング方法においては、感光ドラム表面に残留するトナーの除去が往々にして不十分であり、感光体への帯電不良からくる濃度ムラやかぶりなどの画質欠陥を生じる。又、十分にクリーニングしようとする場合はクリーニングブレードを大きな圧力で感光体に押し付ける必要があり、その結果、摩擦抵抗が大きくなり、ブレードのめくれや、チャタリングによる異音が発生する。又、クリーニングブレードと感光体等との摩擦帯電による静電気力が排除すべきトナーを引き付け、クリーニング不良を起こす場合もある。更に、紙粉などの異物が感光体等とクリーニングブレードとの接触部に突入したり、感光体上に微小突起が存在する場合、クリーニングブレードの感光体等に当接したエッジ部の微小領域に過度の引き裂き応力が発生して、所謂ブレード欠けが発生し、筋状の画質欠陥を生じる。
【0004】
このようなブレードのめくれや、チャタリングによる異音を改善する目的で、ブレードにフッソ系化合物を添加し、摩擦係数を低くする方法(例えば、特許文献1、2参照)が提案されているが、ゴム弾性が低下し、ブレード欠けなどが発生し、かえってクリーニング不良が多発することがある。又、ブレード欠けを改善する目的で、特定のポリオールとポリイソシアネートとの反応により得られたポリウレタン(例えば、特許文献3参照)や、ポリウレタンとポリアミドとのポリマーブレンド(例えば、特許文献4参照)が提案されているが、十分ではない。
【0005】
【特許文献1】
特開平2−287483号公報
【特許文献2】
特開平3−107983号公報
【特許文献3】
特開昭62−288880号公報
【特許文献4】
特開平6−118858号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の目的は、上述の問題点を解決することを課題とする。すなわち、本発明は、クリーニングブレードの被クリーニング部材に当接する部分の引き裂き強度を従来よりも大きくすることにより、ブレード欠けによるクリーニング不良を防止し、信頼性および性能維持性の高いクリーニングブレードおよびこれを用いた画像形成装置を提供することを課題とする。
また、クリーニングブレードの被クリーニング部材に当接する部分に、カーボンナノチューブを配合することにより、ブレード欠けやブレードめくれによるクリーニング不良や、異音の発生を防止し、信頼性および性能維持性の高いクリーニングブレードおよびこれを用いた画像形成装置を提供すること課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記課題は、以下の本発明により達成される。すなわち本発明は
【0008】
> ゴム弾性体を含むクリーニングブレードにおいて、該クリーニングブレードの少なくとも被クリーニング部材に当接する部分が、カーボンナノチューブを含むことを特徴とするクリーニングブレードである。
前記被クリーニング部材に当接する部分におけるカーボンナノチューブの含有量が0.5〜40重量%の範囲内であることを特徴とする<1>に記載のクリーニングブレードである。
【0009】
<3> 前記クリーニングブレードの被クリーニング部材に当接する部分の動摩擦係数が、0.2〜0.8の範囲内であることを特徴とする<1>または<2>に記載のクリーニングブレードである。
【0010】
<4> 被クリーニング体と、該被クリーニング体表面をクリーニングするクリーニングブレードを含む画像形成装置において、
前記クリーニングブレードが<1>〜<3>のいずれか1つに記載のクリーニングブレードであることを特徴とする画像形成装置である。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明を、第1の本発明、第2の本発明、第1および第2の本発明に共通する事項に分けて順に説明する。
【0012】
(第1の本発明)
第1の本発明は、ゴム弾性体を含むクリーニングブレードにおいて、該クリーニングブレードの被クリーニング部材に当接する部分の、引き裂き強度が931N/cm(95kgf/cm)以上であることを特徴とする。なお、引き裂き強度は、961N/cm(98kgf/cm)以上であることが好ましく、1029N/cm(105kgf/cm)以上であることがより好ましい。
【0013】
従来のクリーニングブレードでは、その被クリーニング部材に当接する部分の引き裂き強度が、一般的に大きくても687N/cm(70kgf/cm)程度であった。また、クリーニングブレードの弾性等、他の特性を犠牲にして引き裂き強度を更に高めたものでも883N/cm(90kgf/cm)程度が限界であった。このため、ブレード欠けによるクリーニング不良が発生し、信頼性や性能維持性に劣る場合があった。
しかしながら、第1の本発明によれば、引き裂き強度を上記したような範囲とすることにより、ブレード欠けによるクリーニング不良の発生を防止し、信頼性および性能維持性の高いクリーニングブレードを提供することができる。
なお、このようなクリーニングブレードは、少なくともゴム弾性体を含むものであればその構成は特に限定されないが、例えば、後述するようなカーボンナノチューブを当接部に含むもの等を好適に用いることができる。
【0014】
また、クリーニングブレードの被クリーニング部材に当接する部分の動摩擦係数は、0.2〜0.8の間であることが好ましい。動摩擦係数が0.2未満の場合には、クリーニング不良が発生する場合があり、0.8を超える場合にはブレードめくれや異音が発生する場合がある。
【0015】
(第2の本発明)
第2の本発明は、ゴム弾性体を含むクリーニングブレードにおいて、該クリーニングブレードの少なくとも被クリーニング部材に当接する部分が、カーボンナノチューブを含むことを特徴とする。
カーボンナノチューブは、クリーニングブレードの少なくとも被クリーニング部材に当接する部分に含まれることにより、この当接部を補強する効果を発揮するために、引き裂き強度を向上させることができ、931N/cm(95kgf/cm)以上とすることも容易である。このため、ブレード欠けによるクリーニング不良の発生を防止することができる。
【0016】
また、カーボンナノチューブは自己潤滑性を有するために、当接部の摩擦抵抗をより小さくすることができるため、ブレードめくれによるクリーニング不良や、異音の発生を防止しすることができる。なお、当接部の動摩擦係数も、第1の本発明と同様に、0.2〜0.8の範囲内とすることが好ましい。
従って、第2の本発明によれば、信頼性および性能維持性の高いクリーニングブレードを提供することができる。
【0017】
カーボンナノチューブとしては、特に限定されず公知のカーボンナノチューブを用いることができる。例えば、グラファイトの1層(グラフェンシート)を丸めて円筒状のチューブ(以下、「円筒状チューブ」と略す)にした単層状のシングルウォールカーボンナノチューブ、円筒状チューブが2層状のダブルウォールカーボンナノチューブ、円筒状チューブが多層状のマルチウォールカーボンナノチューブ、フラーレンを内包したシングルウォールカーボンナノチューブであるピーポッドなどが挙げられる。
【0018】
カーボンナノチューブの形状、すなわち、直径および長さは、公知のカーボンナノチューブ作製法で得られるものであれば特に限定されないが、例えば、直径は、1nm〜500nmの範囲内、長さは、10nm〜1mmの範囲内のものを用いることができ、直径が2〜50nmの範囲内、および長さが30nm〜1mmの範囲内のものが好ましく用いられる。
また、カーボンナノチューブの物性は特に限定されないが、当接部の静電気力の発生によるクリーニング不良の発生を防止するためには導電性が高いことが好ましい。
【0019】
カーボンナノチューブの製法は特に限定されず、アーク放電法、レーザー蒸着法、化学気相成長法等、公知のカーボンナノチューブの製法により作製されるものであれば如何なるものを用いてもよい。しかしながら、価格、品質、供給安定性等の実用面において利用に耐えうるものである製法により作製されるものであることが好ましい。
【0020】
カーボンナノチューブは、クリーニングブレードの少なくとも被クリーニング部材に当接する部分に含まれていればよいが、この当接部にカーボンナノチューブを配する方法としては、当接部表面にコーティングする方法や、当接部に分散させる方法、あるいは両者を組み合わせて用いる方法等が挙げられる。
【0021】
当接部表面にカーボンナノチューブをコーティングする方法としては、クリーニングブレードの基材を構成する材料、または、ポリアミド樹脂、アクリル樹脂、塩化ビニル樹脂、酢酸ビニル樹脂、フェノール樹脂、ポリエステル樹脂、ポリウレタン樹脂、スチレンブタジエン共重合樹脂、スチレンマレイン酸共重合樹脂ないしこれらの物質2種以上の複合体を結着剤とし、この結着剤にカーボンナノチューブを分散させた塗布液を、クリーニングブレード基材の当接部にコーティングする方法が挙げられる。
【0022】
なお、カーボンナノチューブを含むコーティング膜の厚みは特に限定されないが、長期間に渡って、安定したクリーニング特性を維持し続けるためには、3μm以上であることが好ましく、5μm以上であることがより好ましい。なお、厚みの上限は特に限定されないが、実用上は500μm以下であることが好ましい。
【0023】
また、当接部にカーボンナノチューブを分散させる方法としては、クリーニングブレードの基材を構成する材料にカーボンナノチューブを分散させたものを遠心成形、押し出し成形、型成形し短冊状に加工する方法が挙げられる。
【0024】
当接部に、カーボンナノチューブを含むコーティング膜を形成する場合や、当接部にカーボンナノチューブを分散させる場合において、カーボンナノチューブの含有量は特に限定されないが、0.5〜40重量%の範囲内であることが好ましく、1.0〜30重量%の範囲内であることがより好ましい。
カーボンナノチューブの含有量が、0.5重量%未満の場合には、当接部の引き裂き強度が十分に得られなかったり、摩擦抵抗が大きくなったりすることにより、ブレード欠けやブレードめくれによるクリーニング不良や、異音が発生する場合がある。また、40重量%を超える場合には、当接部の弾性が低下することにより、被クリーニング部材表面に対して柔軟に変形しながら接触することができなくなるため、クリーニング不良が発生する場合がある。
【0025】
(第1および第2の本発明に共通する事項)
次に、第1および第2の本発明に共通する事項について説明する。
−基材−
クリーニングブレードの基材を構成する材料としては、公知のゴム弾性体を用いることができ、必要に応じてその他の材料を添加してもよい。ゴム弾性体としては、特に限定されないが、ゴムウレタンゴム、シリコーンゴム、アクリルゴム、アクリロニトリルゴム、ブタジエン系ゴム、スチレン系ゴムあるいはこれらの複合材を用いることができる。また、基材の形状としては板状が好適に用いられ、遠心成形、押し出し成形、型成形等を利用して形成することができる。
【0026】
−画像形成装置−
次に、本発明のクリーニングブレードを用いた画像形成装置について説明する。本発明のクリーニングブレードを用いた画像形成装置は、その構成が、被クリーニング体と、該被クリーニング体表面をクリーニングする本発明のクリーニングブレードを含むものであれば特に限定されない。
なお、被クリーニング体としては、例えば、感光体ドラムや帯電ロール等、画像形成に際してその表面が時間の経過に伴い汚れが蓄積することにより画質の低下等、画像形成に支障が発生する部材であれば特に限定されない。
【0027】
以下に、本発明のクリーニングブレードを用いた画像形成装置の具体例について、図面を用いて説明する。
図1は、本発明のクリーニングブレードを用いた画像形成装置の一例について示した模式断面図であり、具体的には、円筒状の感光体ドラム(被クリーニング体)と、その周囲に配置されたクリーニング装置について示したものである。
図1中、1は感光体(被クリーニング体)、2はクリーニング装置、2aはフィルムシール、2bは排トナー回収オーガー、3はクリーニングブレード、3bはエッジ(クリーニングブレード3の感光体2に当接する部分)を表す。
【0028】
クリーニング装置2は、矢印R方向に回転可能な感光体2に近接して配置されている。クリーニング装置2の感光体2側に設けられた開口部の一端には感光体2の回転方向に逆らうように(図1中の矢印Rと向き合うように)クリーニングブレード3が設けてある。また、クリーニングブレード3の先端部分であるエッジ3bは、感光体2表面の接線方向と平行となるように感光体2表面に当接している。開口部のもう一端にはフィルムシール2aが設けられている。(なお、開口部のクリーニングブレード3が設けられた側に対して、フィルムシール2aが設けられた側は重力方向を意味し「下側(下部)」と称す)。また、クリーニング装置2内部には、開口部の反対側の下部には排トナー回収オーガー2bが設けられている。
【0029】
クリーニングブレード3による感光体2表面のクリーニングは、感光体2が矢印R方向に回転した際に、感光体2と転写材との転写部位(不図示)において転写材に転移せず、感光体2表面に残留したトナーが、感光体2の回転にともなってクリーニングブレード3の位置に到達した際にエッジ3bにより掻き落されることにより行われる。掻き落されたトナーは、フィルムシール2aを伝ってクリーニング装置2内に設けられた排トナー回収オーガー2bに回収される。
【0030】
【実施例】
以下、本発明を実施例によって具体的に説明するが、本発明は下記の実施例に限定されるものではない。
なお、実施例において評価した引き裂き強度、動摩擦係数、および、各種クリーニング性の評価は以下のように行った。
【0031】
−引き裂き強度の測定−
引き裂き強度の具体的な測定方法は、JIS K6252(2000年度版)加硫ゴムの引き裂き強度試験方法に準ずるものであり、より詳しい条件としては、JIS K6252(2000年度版)加硫ゴムの引き裂き試験方法に記載された形状のゴム試験片を、23℃の環境下に1時間以上放置し、定められた治具により、一定の速度で引っ張り、試験片が引き裂かれるまでの最大荷重を測定し、下式(1)に示す計算式に基き、引き裂き強度Trを算出する方法を適用して求めた。
・式(1) Tr=F/t
但し、式(1)において、Trは引き裂き強度(N/cm)を表し、Fは最大荷重(N)を表し、tは試験片の試験部分の厚さ(cm)を表す。
【0032】
−動摩擦係数の測定−
クリーニングブレードと感光体との間の動摩擦係数は、HEIDON社製の表面性試験装置を用いて測定した。
【0033】
−各種クリーニング性の評価−
各種クリーニング性の評価は、板厚1.5mmのウレタンゴムを基材としたクリーニングブレードを、画像形成装置(Able 3221:富士ゼロックス社製)に、感光体ドラムに対する当接角を20度、押圧をブレード1cm当り50g重になるように装着して実施した。また、クリーニング性評価の詳細としては、連続画像形成の初期および2万枚形成後について、ブレードめくれ、異音、ブレード欠けによる画質欠陥、及び、ブレードをくぐり抜けてきた残留トナーの有無について評価した。
【0034】
<実施例1>
富士ゼロックス社製Able 3221に装着可能な板厚1.5mmのウレタンゴムからなるクリーニングブレードの感光体との当接部に、下記コーティング組成物を浸漬コーティングした後、加熱乾燥させ、これら組成物からなる膜(膜厚3μm)を当接部近傍に形成したクリーニングブレードAを得た。
【0035】
−コーティング組成物−
・ポリウレタン樹脂(日本ポリウレタン社製 ニッポラン3113):100重量部
・イソシアネート架橋剤(日本ポリウレタン社製 コロネートL):2重量部
・マルチウォールカーボンナノチューブ(本荘ケミカル社製):1重量部
・酢酸エチル:50重量部
【0036】
このクリーニングブレードの感光体との当接面の引き裂き強度は961N/cm(98Kgf/cm)、動摩擦係数は0.8であった。また、クリーニング性について評価した結果は、これらの結果と共に表1に示す。
【0037】
<実施例2>
実施例1で用いたコーティング組成物の内、マルチウォールカーボンナノチューブに替えて、シングルウォールカーボンナノチューブを用いた以外は実施例1と同様にして、クリーニングブレードBを得た。
このクリーニングブレードの感光体との当接面の引き裂き強度は1030N/cm(105Kgf/cm)、動摩擦係数は0.7であった。また、クリーニング性について評価した結果は、これらの結果と共に表1に示す。
【0038】
<実施例3>
実施例1で用いたコーティング組成物の内、マルチウォールカーボンナノチューブの配合量を、1重量部から5重量部に変更した以外は実施例1と同様にしてクリーニングブレードCを得た。
このクリーニングブレードの感光体との当接面の引き裂き強度は1069N/cm(109Kgf/cm)、動摩擦係数は0.4であった。また、クリーニング性について評価した結果は、これらの結果と共に表1に示す。
【0039】
<実施例4>
実施例1で用いたコーティング組成物の内、マルチウォールカーボンナノチューブの配合量を、1重量部から8重量部に変更した以外は実施例1と同様にしてクリーニングブレードDを得た。
このクリーニングブレードの感光体との当接面の引き裂き強度は1098N/cm(112Kgf/cm)、動摩擦係数は0.2であった。また、クリーニング性について評価した結果は、これらの結果と共に表1に示す。
【0040】
<比較例1>
実施例1で用いたコーティング処理前の板厚1.5mmのウレタンゴムからなるクリーニングブレードを比較例1のクリーニングブレード(クリーニングブレードE)とした。このクリーニングブレードEの感光体との当接面の引き裂き強度は814N/cm(83Kgf/cm)、動摩擦係数は1.1であった。また、クリーニング性について評価した結果は、これらの結果と共に表1に示す。
【0041】
<比較例2>
実施例1で用いたコーティング組成物の内、マルチウォールカーボンナノチューブ:1重量部に替えて、ポリテトラフルオロエチレン(三井・デュポンフロロケミカル社製 TLP−10F):3重量部を用いた以外は実施例1と同様にしてクリーニングブレードFを得た。
このクリーニングブレードの感光体との当接面の引き裂き強度は735N/cm(75Kgf/cm)、動摩擦係数は0.3以下であった。また、クリーニング性について評価した結果は、これらの結果と共に表1に示す。
【0042】
<比較例3>
実施例1で用いたコーティング組成物の内、マルチウォールカーボンナノチューブ:1重量部に替えて、ポリテトラフルオロエチレン(三井・デュポンフロロケミカル社製 TLP−10F):5重量部を用いた以外は実施例1と同様にしてクリーニングブレードGを得た。
このクリーニングブレードの感光体との当接面の引き裂き強度は657N/cm(67Kgf/cm)、動摩擦係数は0.1以下であった。また、クリーニング性について評価した結果は、これらの結果と共に表1に示す。
【0043】
【表1】

Figure 0004380149
【0044】
【発明の効果】
以上に説明したように、第1の本発明によれば、クリーニングブレードの被クリーニング部材に当接する部分の引き裂き強度を従来よりも大きくすることにより、ブレード欠けによるクリーニング不良を防止し、信頼性および性能維持性の高いクリーニングブレードおよびこれを用いた画像形成装置を提供することができる。
また、第2の本発明によれば、クリーニングブレードの被クリーニング部材に当接する部分に、カーボンナノチューブを配合することにより、ブレード欠けやブレードめくれによるクリーニング不良や、異音の発生を防止し、信頼性および性能維持性の高いクリーニングブレードおよびこれを用いた画像形成装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のクリーニングブレードを用いた画像形成装置の一例について示した模式断面図である。
【符号の説明】
1 感光体(被クリーニング体)
2 クリーニング装置
2a フィルムシール
2b 排トナー回収オーガー
3 クリーニングブレード
3b エッジ(クリーニングブレード3の感光体2に当接する部分)[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a cleaning member in an image forming apparatus such as an electrophotographic apparatus such as an electrophotographic copying machine, a printer, a facsimile machine, or a composite OA apparatus thereof, or an electrostatic recording apparatus. More specifically, the present invention relates to a cleaning member that comes into contact with the surface of a photoconductor or dielectric and cleans and removes residual toner that has not been transferred to a transfer material such as paper.
[0002]
[Prior art]
In general, in an electrophotographic process, a cycle including charging, image exposure, development, transfer, and cleaning of transfer residual toner is repeatedly performed on a photoreceptor. As a cleaning method of the transfer residual toner, a method of bringing a cleaning blade made of a rubber material into contact with the surface of the photoreceptor is common. In particular, urethane rubber is preferably used because of its excellent mechanical strength such as wear resistance.
[0003]
In such a blade cleaning method, the toner remaining on the surface of the photosensitive drum is often insufficiently removed, resulting in image quality defects such as density unevenness and fogging resulting from poor charging of the photosensitive member. In order to perform sufficient cleaning, it is necessary to press the cleaning blade against the photosensitive member with a large pressure. As a result, the frictional resistance is increased, and the blade is turned up or abnormal noise is generated due to chattering. In some cases, the electrostatic force due to frictional charging between the cleaning blade and the photosensitive member attracts toner that should be excluded, resulting in poor cleaning. Furthermore, when foreign matter such as paper dust enters the contact area between the photoconductor and the cleaning blade, or there are microprotrusions on the photoconductor, the microscopic area on the edge of the cleaning blade in contact with the photoconductor An excessive tearing stress is generated, so-called blade chipping occurs, and a streak-like image quality defect occurs.
[0004]
For the purpose of improving the noise of such blade turning and chattering, a method of adding a fluorine-based compound to the blade and reducing the friction coefficient has been proposed (for example, see Patent Documents 1 and 2). The rubber elasticity may be reduced, blade chipping may occur, and cleaning defects may frequently occur. In addition, for the purpose of improving blade chipping, a polyurethane obtained by the reaction of a specific polyol and polyisocyanate (for example, see Patent Document 3) or a polymer blend of polyurethane and polyamide (for example, see Patent Document 4). Proposed but not enough.
[0005]
[Patent Document 1]
Japanese Patent Laid-Open No. 2-287383 [Patent Document 2]
JP-A-3-107983 [Patent Document 3]
JP 62-288880 A [Patent Document 4]
Japanese Patent Laid-Open No. 6-118858
[Problems to be solved by the invention]
An object of the present invention is to solve the above-described problems. That is, the present invention prevents the cleaning failure due to the chipping of the blade by increasing the tearing strength of the portion of the cleaning blade that contacts the member to be cleaned, compared with the conventional one, and a cleaning blade having high reliability and performance maintaining ability. It is an object to provide an image forming apparatus used.
In addition, by mixing carbon nanotubes with the part of the cleaning blade that comes into contact with the member to be cleaned, a cleaning blade with high reliability and high performance maintenance can be prevented by preventing poor cleaning due to chipping or turning of the blade or abnormal noise. It is another object of the present invention to provide an image forming apparatus using the same.
[0007]
[Means for Solving the Problems]
The above-mentioned subject is achieved by the following present invention. That is , the present invention
[0008]
< 1 > A cleaning blade including a rubber elastic body, wherein at least a portion of the cleaning blade that contacts the member to be cleaned includes carbon nanotubes.
< 2 > The cleaning blade according to <1>, wherein the content of carbon nanotubes in the portion in contact with the member to be cleaned is in the range of 0.5 to 40% by weight.
[0009]
<3> The cleaning blade according to <1> or <2>, wherein a dynamic friction coefficient of a portion of the cleaning blade contacting the member to be cleaned is in a range of 0.2 to 0.8. .
[0010]
<4> In an image forming apparatus including a member to be cleaned and a cleaning blade for cleaning the surface of the member to be cleaned.
An image forming apparatus, wherein the cleaning blade is the cleaning blade according to any one of <1> to <3>.
[0011]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, the present invention will be described in order by dividing it into matters common to the first invention, the second invention, and the first and second inventions.
[0012]
(First invention)
A first aspect of the present invention is characterized in that, in a cleaning blade including a rubber elastic body, a tear strength of a portion of the cleaning blade that contacts the member to be cleaned is 931 N / cm (95 kgf / cm) or more. The tear strength is preferably 961 N / cm (98 kgf / cm) or more, and more preferably 1029 N / cm (105 kgf / cm) or more.
[0013]
In the conventional cleaning blade, the tear strength of the portion in contact with the member to be cleaned is generally about 687 N / cm (70 kgf / cm) at most. Even when the tear strength is further increased at the expense of other characteristics such as the elasticity of the cleaning blade, the limit is about 883 N / cm (90 kgf / cm). For this reason, defective cleaning due to missing blades occurs, and reliability and performance maintainability may be inferior.
However, according to the first aspect of the present invention, by setting the tear strength within the range as described above, it is possible to prevent the occurrence of cleaning failure due to chipping of the blade, and to provide a cleaning blade with high reliability and performance maintenance. it can.
The configuration of such a cleaning blade is not particularly limited as long as it includes at least a rubber elastic body. For example, a cleaning blade including a carbon nanotube as described later can be suitably used. .
[0014]
Moreover, it is preferable that the dynamic friction coefficient of the part which contacts the member to be cleaned of the cleaning blade is between 0.2 and 0.8. When the dynamic friction coefficient is less than 0.2, cleaning failure may occur, and when it exceeds 0.8, blade turning or abnormal noise may occur.
[0015]
(Second invention)
According to a second aspect of the present invention, in the cleaning blade including a rubber elastic body, at least a portion of the cleaning blade that contacts the member to be cleaned includes carbon nanotubes.
The carbon nanotubes are included in at least the portion of the cleaning blade that contacts the member to be cleaned, so that the tear strength can be improved in order to exert the effect of reinforcing the contact portion, and 931 N / cm (95 kgf / cm) or more. For this reason, generation | occurrence | production of the cleaning defect by blade missing can be prevented.
[0016]
In addition, since the carbon nanotube has self-lubricating properties, the frictional resistance of the contact portion can be further reduced, so that it is possible to prevent poor cleaning due to blade turning and the generation of abnormal noise. The dynamic friction coefficient of the contact portion is also preferably in the range of 0.2 to 0.8, as in the first aspect of the present invention.
Therefore, according to the second aspect of the present invention, it is possible to provide a cleaning blade having high reliability and high performance maintenance.
[0017]
The carbon nanotube is not particularly limited, and a known carbon nanotube can be used. For example, a single-walled single-wall carbon nanotube obtained by rolling one layer of graphite (graphene sheet) into a cylindrical tube (hereinafter abbreviated as “cylindrical tube”), a double-walled carbon nanotube with a cylindrical tube having two layers, Examples include multiwall carbon nanotubes in which the cylindrical tube is multi-layered, and peapods that are single wall carbon nanotubes containing fullerene.
[0018]
The shape of the carbon nanotube, that is, the diameter and the length is not particularly limited as long as it is obtained by a known carbon nanotube production method. For example, the diameter is in the range of 1 nm to 500 nm, and the length is 10 nm to 1 mm. In the range of 2 to 50 nm in diameter and in the range of 30 nm to 1 mm in length are preferably used.
The physical properties of the carbon nanotube are not particularly limited, but it is preferable that the carbon nanotube has high conductivity in order to prevent the occurrence of poor cleaning due to the generation of electrostatic force at the contact portion.
[0019]
The carbon nanotube production method is not particularly limited, and any carbon nanotube production method may be used as long as it is produced by a known carbon nanotube production method such as an arc discharge method, a laser vapor deposition method, or a chemical vapor deposition method. However, it is preferable to be manufactured by a manufacturing method that can withstand use in practical aspects such as price, quality, and supply stability.
[0020]
The carbon nanotubes only need to be included in at least the portion of the cleaning blade that comes into contact with the member to be cleaned. As a method of arranging the carbon nanotubes in the contact portion, a method of coating the surface of the contact portion, contact And a method of dispersing them in a part, or a method of using both in combination.
[0021]
As a method of coating the carbon nanotubes on the surface of the abutting portion, the material constituting the substrate of the cleaning blade, or polyamide resin, acrylic resin, vinyl chloride resin, vinyl acetate resin, phenol resin, polyester resin, polyurethane resin, styrene A coating solution in which carbon nanotubes are dispersed in a binder comprising a butadiene copolymer resin, a styrene maleic acid copolymer resin or a composite of two or more of these substances is used as a contact portion of the cleaning blade substrate. The method of coating is mentioned.
[0022]
The thickness of the coating film containing carbon nanotubes is not particularly limited, but is preferably 3 μm or more and more preferably 5 μm or more in order to maintain stable cleaning characteristics over a long period of time. . In addition, although the upper limit of thickness is not specifically limited, It is preferable that it is 500 micrometers or less practically.
[0023]
In addition, as a method of dispersing the carbon nanotubes in the contact portion, there is a method in which a carbon nanotube dispersed in the material constituting the substrate of the cleaning blade is centrifuged, extruded, molded, and processed into a strip shape. It is done.
[0024]
In the case where a coating film containing carbon nanotubes is formed in the contact portion or in the case where carbon nanotubes are dispersed in the contact portion, the content of the carbon nanotube is not particularly limited, but is in the range of 0.5 to 40% by weight. It is preferable that it is in the range of 1.0 to 30% by weight.
If the content of carbon nanotubes is less than 0.5% by weight, the tear strength of the abutting part may not be obtained sufficiently, or the frictional resistance may increase, resulting in poor cleaning due to blade chipping or blade turning. Or abnormal noise may occur. Further, if it exceeds 40% by weight, the elasticity of the abutting portion is lowered, so that it becomes impossible to make contact with the surface of the member to be cleaned while being deformed flexibly, so that a cleaning failure may occur. .
[0025]
(Matters common to the first and second present inventions)
Next, matters common to the first and second aspects of the present invention will be described.
-Base material-
As a material constituting the substrate of the cleaning blade, a known rubber elastic body can be used, and other materials may be added as necessary. The rubber elastic body is not particularly limited, and rubber urethane rubber, silicone rubber, acrylic rubber, acrylonitrile rubber, butadiene rubber, styrene rubber, or a composite material thereof can be used. In addition, a plate shape is preferably used as the shape of the substrate, and it can be formed using centrifugal molding, extrusion molding, mold molding, or the like.
[0026]
-Image forming device-
Next, an image forming apparatus using the cleaning blade of the present invention will be described. The image forming apparatus using the cleaning blade of the present invention is not particularly limited as long as the configuration includes the object to be cleaned and the cleaning blade of the present invention for cleaning the surface of the object to be cleaned.
As the member to be cleaned, for example, a member such as a photosensitive drum or a charging roll, which causes troubles in image formation such as deterioration of image quality due to accumulation of dirt on the surface of the image formation with time. If it does not specifically limit.
[0027]
Specific examples of the image forming apparatus using the cleaning blade of the present invention will be described below with reference to the drawings.
FIG. 1 is a schematic cross-sectional view showing an example of an image forming apparatus using the cleaning blade of the present invention. Specifically, a cylindrical photosensitive drum (object to be cleaned) and the periphery thereof are arranged. This shows a cleaning device.
In FIG. 1, reference numeral 1 denotes a photosensitive member (object to be cleaned), 2 denotes a cleaning device, 2a denotes a film seal, 2b denotes a waste toner collecting auger, 3 denotes a cleaning blade, 3b denotes an edge (contacts the photosensitive member 2 of the cleaning blade 3). Part).
[0028]
The cleaning device 2 is disposed in the vicinity of the photosensitive member 2 that can rotate in the arrow R direction. A cleaning blade 3 is provided at one end of the opening provided on the photoconductor 2 side of the cleaning device 2 so as to oppose the rotation direction of the photoconductor 2 (facing the arrow R in FIG. 1). The edge 3b, which is the tip of the cleaning blade 3, is in contact with the surface of the photoconductor 2 so as to be parallel to the tangential direction of the surface of the photoconductor 2. A film seal 2a is provided at the other end of the opening. (In contrast to the side of the opening where the cleaning blade 3 is provided, the side where the film seal 2a is provided means the direction of gravity and is referred to as "lower (lower)"). Further, a waste toner collection auger 2b is provided in the cleaning device 2 at a lower portion opposite to the opening.
[0029]
The surface of the photosensitive member 2 is cleaned by the cleaning blade 3 when the photosensitive member 2 rotates in the direction of arrow R, and does not transfer to the transfer material at the transfer portion (not shown) between the photosensitive member 2 and the transfer material. The toner remaining on the surface is scraped off by the edge 3b when it reaches the position of the cleaning blade 3 as the photosensitive member 2 rotates. The toner scraped off is collected in a waste toner collecting auger 2b provided in the cleaning device 2 through a film seal 2a.
[0030]
【Example】
EXAMPLES Hereinafter, although an Example demonstrates this invention concretely, this invention is not limited to the following Example.
The tear strength, dynamic friction coefficient, and various cleaning properties evaluated in the examples were evaluated as follows.
[0031]
-Measurement of tear strength-
The specific method for measuring the tear strength is in accordance with the tear strength test method for JIS K6252 (2000 version) vulcanized rubber. For more detailed conditions, the tear test for JIS K6252 (2000 version) vulcanized rubber. The rubber test piece having the shape described in the method is left in an environment of 23 ° C. for 1 hour or longer, pulled at a constant speed with a predetermined jig, and the maximum load until the test piece is torn is measured. Based on the calculation formula shown in the following formula (1), a method for calculating the tear strength Tr was applied.
Formula (1) Tr = F / t
However, in Formula (1), Tr represents tear strength (N / cm), F represents the maximum load (N), and t represents the thickness (cm) of the test part of a test piece.
[0032]
-Measurement of dynamic friction coefficient-
The dynamic friction coefficient between the cleaning blade and the photosensitive member was measured using a surface property test apparatus manufactured by HEIDON.
[0033]
-Evaluation of various cleaning properties-
Various cleaning properties were evaluated by pressing a cleaning blade based on 1.5 mm thick urethane rubber on an image forming apparatus (Able 3221: manufactured by Fuji Xerox Co., Ltd.) with a contact angle of 20 degrees with respect to the photosensitive drum. Was carried out with a weight of 50 g per cm of blade. As for the details of the cleaning property evaluation, the initial stage of continuous image formation and after the formation of 20,000 sheets were evaluated for blade turning, abnormal noise, image quality defects due to missing blades, and the presence of residual toner that passed through the blade.
[0034]
<Example 1>
The following coating composition is dip-coated on the contact portion of the cleaning blade made of urethane rubber having a thickness of 1.5 mm that can be attached to Able 3221 manufactured by Fuji Xerox Co., Ltd., and then dried by heating. A cleaning blade A having a film (film thickness 3 μm) formed in the vicinity of the contact portion was obtained.
[0035]
-Coating composition-
-Polyurethane resin (Nipporan 3113 made by Nippon Polyurethane Co., Ltd.): 100 parts by weight-Isocyanate cross-linking agent (Coronate L, made by Nippon Polyurethane Co., Ltd.): 2 parts by weight-Multi-wall carbon nanotubes (Honjo Chemical Co., Ltd.): 1 part by weight-Ethyl acetate: 50 parts by weight [0036]
The tear strength of the contact surface of the cleaning blade with the photosensitive member was 961 N / cm (98 Kgf / cm), and the dynamic friction coefficient was 0.8. The results of evaluating the cleaning property are shown in Table 1 together with these results.
[0037]
<Example 2>
A cleaning blade B was obtained in the same manner as in Example 1 except that single-wall carbon nanotubes were used instead of the multi-wall carbon nanotubes in the coating composition used in Example 1.
The tear strength of the contact surface of the cleaning blade with the photosensitive member was 1030 N / cm (105 Kgf / cm), and the dynamic friction coefficient was 0.7. The results of evaluating the cleaning property are shown in Table 1 together with these results.
[0038]
<Example 3>
A cleaning blade C was obtained in the same manner as in Example 1 except that the amount of multi-walled carbon nanotubes in the coating composition used in Example 1 was changed from 1 part by weight to 5 parts by weight.
The tear strength of the contact surface of the cleaning blade with the photosensitive member was 1069 N / cm (109 Kgf / cm), and the dynamic friction coefficient was 0.4. The results of evaluating the cleaning property are shown in Table 1 together with these results.
[0039]
<Example 4>
A cleaning blade D was obtained in the same manner as in Example 1 except that the amount of multi-wall carbon nanotubes in the coating composition used in Example 1 was changed from 1 part by weight to 8 parts by weight.
The tear strength of the contact surface of the cleaning blade with the photosensitive member was 1098 N / cm (112 Kgf / cm), and the dynamic friction coefficient was 0.2. The results of evaluating the cleaning property are shown in Table 1 together with these results.
[0040]
<Comparative Example 1>
The cleaning blade made of urethane rubber having a thickness of 1.5 mm before coating treatment used in Example 1 was used as the cleaning blade (cleaning blade E) of Comparative Example 1. The tear strength of the contact surface of the cleaning blade E with the photosensitive member was 814 N / cm (83 kgf / cm), and the dynamic friction coefficient was 1.1. The results of evaluating the cleaning property are shown in Table 1 together with these results.
[0041]
<Comparative example 2>
Of the coating composition used in Example 1, multiwall carbon nanotubes: instead of 1 part by weight, polytetrafluoroethylene (MITI DuPont Fluoro Chemical Co., Ltd. TLP-10F): carried out except that 3 parts by weight were used A cleaning blade F was obtained in the same manner as in Example 1.
The tear strength of the contact surface of the cleaning blade with the photosensitive member was 735 N / cm (75 kgf / cm), and the dynamic friction coefficient was 0.3 or less. The results of evaluating the cleaning property are shown in Table 1 together with these results.
[0042]
<Comparative Example 3>
Of the coating composition used in Example 1, multiwall carbon nanotubes: 1 part by weight, polytetrafluoroethylene (TLP-10F manufactured by Mitsui DuPont Fluorochemical Co.): 5 parts by weight A cleaning blade G was obtained in the same manner as in Example 1.
The tear strength of the contact surface of the cleaning blade with the photosensitive member was 657 N / cm (67 Kgf / cm), and the dynamic friction coefficient was 0.1 or less. The results of evaluating the cleaning property are shown in Table 1 together with these results.
[0043]
[Table 1]
Figure 0004380149
[0044]
【The invention's effect】
As described above, according to the first aspect of the present invention, the tearing strength of the portion of the cleaning blade that contacts the member to be cleaned is made larger than in the past, thereby preventing cleaning failure due to blade chipping, reliability, and A cleaning blade with high performance maintainability and an image forming apparatus using the same can be provided.
In addition, according to the second aspect of the present invention, the carbon nanotube is blended in the portion of the cleaning blade that comes into contact with the member to be cleaned, thereby preventing cleaning failure due to blade chipping or turning of the blade, and generation of abnormal noise. A cleaning blade with high performance and performance maintenance and an image forming apparatus using the same can be provided.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a schematic cross-sectional view showing an example of an image forming apparatus using a cleaning blade of the present invention.
[Explanation of symbols]
1 Photoconductor (to be cleaned)
2 Cleaning device 2a Film seal 2b Waste toner collection auger 3 Cleaning blade 3b Edge (portion of cleaning blade 3 in contact with photoreceptor 2)

Claims (4)

ゴム弾性体を含むクリーニングブレードにおいて、該クリーニングブレードの少なくとも被クリーニング部材に当接する部分が、カーボンナノチューブを含むことを特徴とするクリーニングブレード。 A cleaning blade comprising a rubber elastic body, wherein at least a portion of the cleaning blade that contacts the member to be cleaned contains carbon nanotubes . 前記被クリーニング部材に当接する部分におけるカーボンナノチューブの含有量が0.5〜40重量%の範囲内であることを特徴とする請求項1に記載のクリーニングブレード。 2. The cleaning blade according to claim 1, wherein a content of the carbon nanotube in a portion in contact with the member to be cleaned is in a range of 0.5 to 40 wt% . 前記クリーニングブレードの被クリーニング部材に当接する部分の動摩擦係数が、0.2〜0.8の範囲内であることを特徴とする請求項1または2に記載のクリーニングブレード。  3. The cleaning blade according to claim 1, wherein a coefficient of dynamic friction of a portion of the cleaning blade contacting the member to be cleaned is in a range of 0.2 to 0.8. 被クリーニング体と、該被クリーニング体表面をクリーニングするクリーニングブレードを含む画像形成装置において、
前記クリーニングブレードが請求項1または2に記載のクリーニングブレードであることを特徴とする画像形成装置。
In an image forming apparatus including a cleaning target and a cleaning blade for cleaning the surface of the cleaning target,
The image forming apparatus according to claim 1, wherein the cleaning blade is the cleaning blade according to claim 1.
JP2002360433A 2002-12-12 2002-12-12 Cleaning blade and image forming apparatus using the same Expired - Fee Related JP4380149B2 (en)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002360433A JP4380149B2 (en) 2002-12-12 2002-12-12 Cleaning blade and image forming apparatus using the same

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002360433A JP4380149B2 (en) 2002-12-12 2002-12-12 Cleaning blade and image forming apparatus using the same

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2004191708A JP2004191708A (en) 2004-07-08
JP4380149B2 true JP4380149B2 (en) 2009-12-09

Family

ID=32759503

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002360433A Expired - Fee Related JP4380149B2 (en) 2002-12-12 2002-12-12 Cleaning blade and image forming apparatus using the same

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4380149B2 (en)

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4770205B2 (en) * 2005-03-09 2011-09-14 富士ゼロックス株式会社 Image forming apparatus
JP2007047272A (en) * 2005-08-08 2007-02-22 Sumitomo Rubber Ind Ltd Cleaning blade for image forming apparatus
US7551884B2 (en) 2006-06-07 2009-06-23 Kabushiki Kaisha Toshiba Cleaning apparatus and image forming apparatus
US7428402B2 (en) * 2006-07-26 2008-09-23 Xerox Corporation Carbon nanotube composites for blade cleaning in electrophotographic marking systems
CN101842749A (en) * 2007-10-31 2010-09-22 住友橡胶工业株式会社 Surface-treating liquid for conductive elastic layer, method of surface treatment of the same, and surface-treated conductive member

Also Published As

Publication number Publication date
JP2004191708A (en) 2004-07-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4966775B2 (en) Carbon nanotube composite for cleaning blade in electrophotographic marking system
JP5140920B2 (en) Image forming apparatus
JP5423600B2 (en) Cleaning member
WO2006046727A1 (en) Roll cover
US20110085834A1 (en) Cleaning device and image forming apparatus incorporating same
JP4950548B2 (en) Image forming apparatus
JP5447224B2 (en) Cleaning member for image forming apparatus, charging device, unit for image forming apparatus, process cartridge, and image forming apparatus
JP4380149B2 (en) Cleaning blade and image forming apparatus using the same
JP2007328341A (en) Cleaning apparatus and image forming apparatus
US6282401B1 (en) Hard cleaning blade for cleaning an imaging member
JP2006091566A (en) Cleaning blade and image forming apparatus provided with same
JP5167573B2 (en) Charging member, cleaning member, and image forming apparatus
JP2005266299A (en) Cleaning blade, cleaning device, image forming apparatus and process cartridge
JP2012145718A (en) Cleaning body, cleaning device, electrifying device, assembly, and image forming apparatus
JP2019184914A (en) Cleaning device, charging device, assembly, and image forming apparatus
JP2004109923A (en) Bias roll and image forming apparatus using the same
JP5741047B2 (en) Cleaning body, cleaning device, charging device, assembly, and image forming apparatus
JP4109941B2 (en) Process cartridge
JP4945175B2 (en) Conductive sheet for contact type charging / static charge
JP2010134213A (en) Fluororesin tube and pressure member using the same
JP5242026B2 (en) Conductive sheet for contact type charging / static charge
JPS61140975A (en) Cleaning device
JP5909955B2 (en) Cleaning member, charging device, unit for image forming apparatus, process cartridge, and image forming apparatus
JP2004240325A (en) Cleaning unit
JP2004021019A (en) Conductive roll, electrification roll, transfer roll, and cleaning roll

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20051124

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20081110

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20081224

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090220

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20090901

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20090914

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121002

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4380149

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121002

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131002

Year of fee payment: 4

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees