JP4380058B2 - Electromagnet drive device and electromagnetic relay - Google Patents

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JP4380058B2
JP4380058B2 JP2000359232A JP2000359232A JP4380058B2 JP 4380058 B2 JP4380058 B2 JP 4380058B2 JP 2000359232 A JP2000359232 A JP 2000359232A JP 2000359232 A JP2000359232 A JP 2000359232A JP 4380058 B2 JP4380058 B2 JP 4380058B2
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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、永久磁石を用いた電磁石駆動装置及び電磁リレーに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来双安定の電磁リレーに用いる電磁石駆動装置には、図31(a)に示すような構成のものがある。この図31(a)に示すものは、コ型の鉄心1の中央片1cの中心に永久磁石2を垂立させ、鉄心1の両側の側片からなる磁極片1a、1bの磁極面に接極子3の両端部を対向させ、永久磁石2の上端面に、接極子3の中央下面に設けた突起5からなる支点を配置して接極子3をシーソー動自在としたもので、接極子3には両端方向に夫々の自由端を延ばした接点ばね4a、4bを接極子3に保持させ、夫々の接点ばね4a,4bの先部下面の可動接点6a、6bを固定接点7a、7bに対向させ、接極子3のシーソー動作により一方の接点部をオン、他方の接点部をオフさせる2a,2b型の電磁リレーを構成している。この場合励磁するためのコイルは例えば鉄心1の中央片1cの中央部に装着される。
【0003】
そして接極子3の動作状態はコイルに対する励磁電流をオフさせても永久磁石2の磁極により保持され、反転動作させる場合には吸着側の永久磁石2の吸引力を打ち消す方向に励磁し、ヒンジばねの復帰力と接極子3の反対側端部で働く吸引力により、接極子3を支点を中心として反転動作させ、オンしていた接点部をオフさせ、オフしていた接点部をオンさせるようになっている。
【0004】
この電磁リレーでは、図31(b)に示すようにばね負荷(X)は対称的であり、また無励磁時の永久磁石2による吸引力特性(I)も対称的であり、動作吸引特性(II)と反転動作吸引特性(III)とが対称的となる。
【0005】
ところで同じ電磁石駆動装置を用いて2a(1a)型の電磁リレーを構成する場合、図32(a)に示すように片側のみ接点ばね4aが設けられることになる。
【0006】
従ってばね負荷特性(X)は図32(b)に示すように非対称となる。この場合コイルに励磁電流を流してオン動作状態を保持する場合には感動電圧が、また永久磁石2の磁力による自己保持型とした場合にはセット電圧(オン動作させる電圧)が高くなる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
図14の例の課題を解決するために、図33(a)に示すように接点ばね4b側の磁極片1bにコイル8を装着すると、図33(b)に示すようにコイル装着側での励磁吸引力が大きくなり、無励磁時の吸引力に対して吸引力の幅が広がるが、無励磁時の吸引力特性は対称的のままであるため、非対称のばね負荷との整合が取りにくいという課題は解決しない。
【0008】
本発明は上述の点に鑑みて為されたもので、その目的とするところは無励磁及び励磁時の吸引力を非対称化して、励磁吸引力と無励磁吸引力との間の幅を広くすることができ、非対称ばね負荷を持つ機器の駆動装置として用いてもばね負荷特性と整合が取りやすい電磁石駆動装置を提供することと、2a(1a)型のリレーを構成する際に非対称ばね負荷との整合が取れて安定した性能を発揮できる電磁リレーを提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上述の目的を達成するために、請求項1の発明では、両側に並行する磁極片を有する略コ型の鉄心と、この鉄心に装着された二つのコイルと、両端間に設けた支点を中心としてシーソー動自在で両端を上記鉄心の両側の脚片先端の磁極面に対向させた接極子と、接極子の何れか一端とこの一端に対応する鉄心の磁極片の先端磁極面を介して鉄心とで閉磁路を構成して接極子の一端を対応する鉄心の脚片の先端磁極面に吸引する永久磁石とを備え、コイルに永久磁石の磁力をうち消す方向に励磁電流を流すことで、接極子を反転可能とする電磁石駆動装置において、鉄心の両側の磁極片間の中心より片方へ偏倚した位置に上記永久磁石及び接極子の支点を設け、上記コイルを上記接極子の支点が偏倚配置されている位置から、両側の磁極片を含むまでの鉄心位置に夫々装着するとともに、各コイルを互いに異なる巻数にしたことを特徴とする。
【0010】
求項の発明では、請求項1の発明において、上記永久磁石として両端が異なる磁極に着磁された永久磁石を用い、両端方向が上記鉄心の磁極片と並行するようにして一端を上記鉄心の両側の磁極片間の中心より偏倚した位置の上記鉄心の横片上に配置し、上記接極子の支点を上記永久磁石の配置位置と、該配置位置に近い側の上記鉄心の磁極片との間に配置したことを特徴とする。
【0011】
求項の発明では、請求項1の発明において、上記永久磁石として両端が同じ極性に着磁され、両端方向の中心より偏倚した中間部が異なる極性に着磁された永久磁石を用いて該永久磁石の両端を上記鉄心の両側の磁極片の先部の内側面に面接するように橋絡配置し、上記接極子の支点を上記永久磁石の中間部の着磁位置と、該着磁位置に近い側の上記鉄心の磁極片との間に配置したことを特徴とする。
【0012】
求項の発明では、請求項1の発明において、上記永久磁石を接極子に並行するように一体に取着したことを特徴とする。
【0013】
求項の発明では、請求項の発明において、上記永久磁石の中心位置が上記鉄心の両側の磁極片間の中心を通る線よりも偏倚するように上記永久磁石を上記接極子に取着するとともに、上記接極子の支点を、永久磁石の中心位置とこの中心位置から近い方の上記鉄心の磁極片との間に対応する位置に配置したことを特徴とする。
【0014】
求項の発明では、両側に並行する磁極片を有する略コ型の鉄心と、この鉄心に装着された二つのコイルと、両端間に設けた支点を中心としてシーソー動自在で両端を上記鉄心の両側の脚片先端の磁極面に対向させた接極子と、接極子の何れか一端とこの一端に対応する鉄心の磁極片の先端磁極面を介して鉄心とで閉磁路を構成して接極子の一端を対応する鉄心の脚片の先端磁極面に吸引する永久磁石とで電磁石ブロックを構成して該電磁石ブロックをボディ上に配設し、上記接極子には接極子に並行するように配置されて一端が接極子に取着され、接極子の端部方向に延設された他端に設けた可動接点をボディに配設された固定接点に対置し、上記接極子のシーソー動作に応じて上記可動接点を上記固定接点に対して接触開離させる接点ばねとを備え、上記コイルに永久磁石の磁力を打ち消す方向に励磁電流を流すことで、上記接極子を反転可能とする電磁リレーにおいて、上記鉄心の両側の磁極片間の中心より、上記接点ばねの端方向とは反対方向に偏倚した位置に上記永久磁石及び上記接極子の支点を設け、上記コイルを上記接極子の支点が偏倚配置されている位置から、両側の磁極片を含むまでの鉄心位置に夫々装着するとともに、各コイルを互いに異なる巻数にしたことを特徴とする。
【0015】
求項の発明では、請求項の発明において、上記永久磁石を接極子に並行するように一体に取着したことを特徴とする。
【0016】
求項の発明では、請求項6又は7の発明において、上記接点ばねの他端方向とは逆方向から一端が上記接極子に固持され他端が上記ボディ上で固持されるヒンジばねを備えていることを特徴とする。
【0017】
請求項の発明では、請求項の発明において、上記ヒンジばねが略コ型であって、少なくとも両側片の板面を接点ばねの板面と同一方向とし、一方の側片先端が上記接極子に固持され、他方の側片が上記接極子に側方に並行配置されて当該側片の先端がボディ上で固持されることを特徴とする。
【0018】
請求項10の発明では、請求項の発明において、上記ヒンジばねの中央片を両側片の板面に対して板面が垂直となるように折り曲げ形成したことを特徴とする。
【0019】
請求項11の発明では、請求項8乃至請求項10の発明において、上記ヒンジばねの上記ボディ上で固持される位置が上記接極子の支点位置の近傍であることを特徴とする。
【0020】
【発明の実施の形態】
以下本発明を実施形態及び参考例により説明する。
【0021】
参考例1)
参考例は電磁石駆動装置は、図1(a)に示すようにコ型の鉄心20の中央片20cの中心位置より片方側(磁極片20a側)に偏倚した位置に、例えば下端をS極(或いはN極)に、上端をN極(S極)に着磁した永久磁石24を垂立させ、永久磁石24の上端面に対応させて中心位置より偏倚させた位置に接極子50のシーソー動作の支点となる突起54を設け、例えば中心位置に近い方の鉄心20の磁極片20bにコイル41を装着して構成される。
【0022】
次に本参考例の吸引力特性について次に説明する。
【0023】
まず図2(a)において接極子50を図中a部分でF1の吸引力があるとした場合、部分aで鉄心20の磁極片20bから離す方向に動かす力Fαは、次の式(1)で求まる。
【0024】
Fα=F1 …(1)
次に図2(b)に示すように磁極片20aに接極子50の端部が吸着されている状態で、反対側の端部が磁極片20bに近付ける方向に動かす力Fβは次のようになる。
【0025】
ここで接極子50の支点位置から磁極片20b側の端部までの距離をl1とし、磁極片20a側の端部までの距離をl2とし、吸着側の吸引力をF2とすると、Fβは次式(2)により求まる。
【0026】
Fβ×l1=F2×l2
Fβ=F2×l2/l1 …(2)
ここで鉄心20,接極子50内の磁気抵抗を空隙での磁気抵抗に比べ、無視できるものと考えた場合、左右の吸引力F1,F2は同等と考えられる。
【0027】
従って(1)、(2)式より、l1<l2のときFα>Fβとなり、無励磁時には図3に示すような左右非対称の吸引力が得られる。
【0028】
一方上述したように図15(a)に示すように中心位置に永久磁石24を配置した状態でコイル41を一方の鉄心20の磁極片20bに装着した場合には無励磁時の吸引力(永久磁石24の吸引力)の特性は図15(b)の(I)で示すようにコイル装着側、非装着側においても、対称的であるが、コイル41の励磁による動作吸引時と、復帰吸引時の夫々の吸引力は(II),(III)の曲線で示すようにコイル装着側でその幅が広がる。
【0029】
従って本参考例のように永久磁石24の位置も偏倚させた場合、図3で示したように永久磁石24による吸引力特性も非対称となり、結果図1(b)のような吸引力特性が得られる。尚(I)は無励磁時を、(II),(III)は動作吸引時と、復帰吸引時の夫々の吸引力の特性を示す。
【0030】
而して本参考例の構成によれば無励磁時及び励磁時共に、吸引力特性が非対称とあり、そのためアンバランスな負荷が加わる場合に有効な電磁石駆動装置を実現できることになる。
参考例2)
参考例参考例1のような垂立させた永久磁石24を用いずに、図4に示すように上記永久磁石24として両端が同じ磁極に着磁され、中央より偏倚した位置が異なる磁極に着磁された永久磁石を用いて該永久磁石24の両端を鉄心20の両側磁極片20a、20bの先部の内側面に面接するように橋絡配置し、中央より偏倚した磁極位置に接極子50の支点を構成する突起54を配置したものである。
【0031】
参考例の場合も参考例1と同様な吸引力特性が得られる。
参考例3)
参考例は図5に示すように例えば両端が異成る極性に着磁された永久磁石24を接極子50側に設けたもので、中央位置Yを支点の位置に合わせて偏倚させている。
参考例4)
参考例参考例1に示すような電磁石駆動装置を用いて構成された2a型の電磁リレーを構成するもので、図6(a)に示すように接極子10の支点位置から端部までの距離が長い方向の接極子10の部位に並行するように接点ばね52を接極子50に保持させ、この接点ばね52の先端下面に設けた可動接点52aに対向するように固定接点21を設けて構成され、ばね負荷が非対称となっている。図6(b)は本参考例の吸引力特性を示しており、原理的には参考例1で説明した通りであって、図において(I)は無励磁時の吸引力特性、(II)は吸引動作時の吸引力特性、(III)は復帰動作時の吸引力特性を示している。従って非対称の吸引力特性により、非対称ばね負荷との整合が取り易くなっている。
【0032】
更に詳しく図7〜図9により本参考例を説明する。
【0033】
参考例の電磁リレーは図7,図8に示すように鉄心20及び固定接点21を設けた端子板22及び接触子ブロックBbに設けたヒンジばね26の一端が固着される接合面27aを設けた端子板27をインサートして成形した合成樹脂成形品からなるボディ23より構成されるボディブロックBaに、接極子ブロックBbと、コイルブロックBcと、永久磁石24とを組み付けて合成樹脂製の下面開口の箱状ケース25をボディブロックBaに被着することで構成される。
【0034】
鉄心20は磁性鉄板をコ型に打ち抜き形成したもので、ボディ23の成形時にインサートされてボディ23に固定されるとともに両側の磁極片20a、20bをボディ23上に突出させている。この鉄心20のインサート位置はボディ23の短手方向の中心を通る線上で且つ長手方向の中心点よりも片側に偏倚する位置となっており、一方の磁極片20aはボディ23の一端縁側に寄り、他方の磁極片20bはボディ23の他端縁より離れるように中央側に寄っている。そして一方の磁極片20aの内側部に沿ってボディ23上には角筒部28を一体に突出形成してある。この角筒部28は中央に、下端部がインサートされている鉄心20の中央片20cの上面で且つ両側の磁極片20a、20b間の中心位置よりも一方の磁極片20a側に偏倚している位置に至る断面四角の穴29を上下方向に設けている。
【0035】
穴29には断面形状が略同一の角柱状の永久磁石24が上方から圧入或いは挿入により挿着される。この永久磁石24は上下端が異なる磁極に着磁されたもので、下端面の磁極面は鉄心20の中央片20cの上面に吸着され、上端の磁極面は角筒部28の上端面より上方に突出して鉄心20の磁極片20a、20bの磁極面と略同一の高さに位置する。この永久磁石24としては予め着磁されているものを用いても良いが、ボディ23に組み込む際には未着磁で組み込み後着磁されて永久磁石となるものでも良い。
【0036】
鉄心20と並行するようにボディ23の両側には側壁30,30が一体に突出形成されており、夫々の側壁30の外側面には、一部が側壁30にインサートされている端子板22.27を導出配置して夫々の端子板26,27の先部に設けた端子33,34をボディ23の下面側に導き出すための溝部31,32を形成している。そして磁極片20bに並行する側壁30の部位の上面には端子板22の一端部に設けてある固定接点21を露呈させ、また側壁30の中央部付近の上面には端子板27の一端部に設けてある接合面27aを露呈させている。
【0037】
また磁極片20b側のボディ23の端部には側壁30、30の端面に一端が至るように形成した低背の立壁35を一体立設しており、この立壁35の中央部には後述するコイルブロックBbのコイルボビン37の鍔部38の端部38aを嵌めるための切欠部36を形成してある。
【0038】
コイルブロックBbは図9に示すように中央に磁極片20bの横断面と略同じで磁極片20bを貫挿させるための中心透孔39を形成した上記コイルボビン37と、コイルボビン37の両端の鍔部38,40の間の胴部に巻装したコイル41とで構成されるもので、下側の鍔部38の上記端部38a寄りの両側面にはコイル41が接続されているコイル端子42,42を突出している。このコイル端子42,42は逆L字状に折り曲げられて下方に延びている。また鍔部38の両側面にはコイルブロックBcに被着する絶縁ケース44を固定するための係止突起43,43を一体突出形成してある。
【0039】
更に上側の鍔部40の中心透孔39の開口は、後述する接極子ブロックBbの接極子50の端部が臨む部位以外の3方がリブ48により囲まれている。このリブ48は中心透孔39の開口から上方に向けて突出する磁極片20bの先端位置よりも高くなるように形成してある。
【0040】
絶縁ケース44は合成樹脂成形品からなり、下面開口の箱状で、天井面に上記コイルボビン37の中心透孔39から突出する磁極片20bの先端部及び上記リブ48を外部に突出させる開口窓45を設け、対向する一対の両側壁の下端縁に、コイルブロックBcに被着する際に、コイルボビン37の鍔部38の両側面に形成した係止突起43のテーパ面に下端が乗り上げて内側から係止突起43を係止する係止孔46を設けた弾性突片47を一体突設しており、これら係止突起43と係止孔46により絶縁ケース44はワンタッチでコイルブロックBbに被着固定できるようになっている。
【0041】
さて図7に示すように絶縁ケース44を被着したコイルブロックBbをベースブロックBaに組み付ける場合にはコイルボビン37の中心透孔39の下面開口より磁極片20bの先端を挿入すると同時にコイル端子42の先端を側壁30,30の端部近傍のボディ23の両側上面に開口しているコイル端子孔49に上方から貫挿させてコイルボビン37の鍔部38をボディ23上に載置するとともに鍔部38の端部38aを立壁35の切欠部36に嵌め込む。このとき端部38aの端面は立壁35の外面と略同一面となる。
【0042】
接極子ブロックBbは、磁性材からなる接極子50と、この接極子50の中央部をインサートして接極子50の中心位置よりも一端側に偏倚した位置において、接極子50の両側方向に腕体51、51を突出させたT状の合成樹脂成形体53と、合成樹脂成形体53の各腕体51にインサートされ、接極子50の中央側に向いた各腕体51の面より前方へ突出された接点ばね52,52と、各接点ばね52,52の後端より延長され、接点ばね52の突出する面と反対側の腕体51の面より後方へ突出したコ型のヒンジばね26,26とから構成される。
【0043】
ヒンジばね26は腕体51より突出せる一方の側片の長さを、合成樹脂成形体53より突出して並行する接極子50の部位の長さよりもやや短くし、中央片より折り返して接極子50に並行する他方の側片の長さを、その先端が接極子50の長手方向の中心に略対応する長さとしてある。
【0044】
各接点ばね52の先部は二股に分かれ、夫々の下面に可動接点を設け、所謂ツイン接点としている。
【0045】
接極子50は鉄心20上方に配置したときに接極子50の両端部下面を磁極片20a,20bの磁極面に対向させることができるように長手方向の寸法を鉄心20の長手方向の寸法よりやや長く形成し、また磁極片50a、50b間に装着される永久磁石24の上端面に対向する、中心位置よりも偏倚した下面位置に突起54を突出形成しており、この突起54が永久磁石24の上端面にシーソー動自在に載置され、シーソー動作の支点を構成する。
【0046】
以上のように構成された接極子ブロックBbのベースブロックBaへの組み付けはコイルブロックBcを上述のように組み付けた後行い、突起54を永久磁石24の上端面上に載置するとともに、両側のヒンジばね26,26の外側側片の先端部を、ベースブロックBaの側壁30,30の略中央上面に露呈している端子板27の接合面27aに対して溶接により固着する。
【0047】
これによって両側の接点ばね52,52の先端下面の可動接点が夫々固定接点21に対向配置され、また接極子50の両端部下面が鉄心20の磁極片20a、20bの磁極面に対向配置される。
【0048】
このようにしてボディブロックBaにコイルブロックBc、接極子ブロックBbを組み付けた後、ケース25をボディブロックBaに被着すれば、図8(d)に示す2a型の電磁リレーが得られることになる。尚ケース25を被着すると、コイルブロックBc側の内壁面に設けた突起たる下向き段部25aがコイルボビン37の鍔部38の端部38aをボディ23とで図8(c)に示すように挟み込み、コイルボビン37を含むコイルブロックBcをボディブロックBaに確実に固定する。また磁極片20a側のケース25の内壁面にも下向き段部25bを設けており、この下向き段部25bは磁極片20aの露出基部付近のボディ23上面に乗ることになる。
【0049】
而して本参考例の電磁リレーは通常時にはヒンジばね26,26のばね付勢力と永久磁石24の磁力とで接極子50の支点位置に近い方の端部が磁極片20aの磁極面に吸着保持され、接点ばね52,52の可動接点は固定接点21より開離した状態にある。この場合永久磁石24,接極子50,磁極片20aを含む鉄心20で閉磁路が構成されて接極子50の動作状態が保持される。
【0050】
この状態で鉄心20の磁極片20a側で永久磁石24の磁力を打ち消す方向に、且つヒンジばね26,26のばね負荷よりも大きな吸引力が永久磁石24の磁力と合わさって磁極片20b側に発生するようにコイル端子42,42を介してコイル41に励磁電流を流すと、接極子50は突起54を支点として図8(c)において反時計方向にシーソー動作して、接点ばね52,52側の端部が磁極片20bの磁極面に吸着される。この時接点ばね52,52は先端の可動接点を固定接点21,21に弾接させて端子板22,27の端子33,34間をオンさせる。この状態は励磁電流を流し続けることで保持される。尚図8(b)(c)は動作途中を示す。
【0051】
そして励磁電流をオフさせるとヒンジばね26,26及び接点ばね52,52の復帰力が永久磁石24による磁極片20b側での吸引力よりも大きいため、接極子50は時計方向に突起54を支点として回動し、更に磁極片20a側に発生する永久磁石24の磁力による吸引力も加わり上述の通常状態に戻ることなる。これにより接点ばね52,52の可動接点が固定接点21,21より開離してオフ状態となる。ここでばね付勢による復帰力を永久磁石24の磁力による吸引力よりも小さくしている場合には、励磁電流をオフしても永久磁石24の磁力により接極子50の動作状態を保持することができる。従って接点オフ状態に復帰させる場合には、永久磁石24の磁力を打ち消す方向にコイル41に励磁電流を流しして復帰させる。
【0052】
参考例の電磁リレーは自己保持型或いは励磁電流を流してオン状態を保持する型にするのはばね負荷を適宜設定することで選択することができる。
【0053】
ところで、上記のような接点開閉時には接点部位に接点材料の消耗粉が発生したり、接極子40が吸着される鉄心20の磁極片20a、20bから摩耗粉が発生するが、コイルボビン37のリブ48は上記摩耗粉の飛散を防止し、また消耗粉が磁極片20a,20bの磁極面へ移動するのを防止する。更にコイル41と鉄心20の磁極片20b間の絶縁距離を長くして絶縁を確実なものとしている。
【0054】
上記本参考例では永久磁石24は角筒部28の穴29に挿着する構成であったが、鉄心20と同様にインサート成形によりボディ23と一体化しても良い。この場合永久磁石24をボディブロックBaに組み込む工程を省くことができ、しかも磁極片20a,20bの磁極面と固定接点21間の基準寸法だけでなく、これらと永久磁石24の磁極面間の基準寸法が高精度で得られ、その結果接極子50のストロークの安定化にもつながる。
【0055】
また本参考例ではばね調整を行う場合にはヒンジばね26の中央片を治具等により偏倚させて調整することができるようになっている。
参考例5)
参考例は、図10に示すようにヒンジばね26の中央片を側片の板面に対して垂直となるように折り曲げ、調整時に中央片を上方から治具でつまみ、中央片をその板面に対して前後方向に偏倚させることでばね調整を行うことができようにした点で参考例4と相違する。尚その他の構成は図7の他の構成と同じであるから同じ符号を付して説明は省略する。
参考例6)
上記参考例4又はは永久磁石24を垂立させたものであったが、本参考例は図11に示すように永久磁石24として両端が同じ磁極に着磁され、中央より偏倚した位置が異なる磁極に着磁された永久磁石24を用いて該永久磁石24の両端を鉄心20の両側磁極片20a、20bの先部の内側面に面接するように橋絡配置し、中央より偏倚した磁極位置に接極子50の支点を配置したものである。
【0056】
参考例7)
参考例は図12の場合には永久磁石24を接極子50側に設け、中央の着磁位置を支点の位置に合わせて偏倚させてある。
【0057】
尚上記各参考例では電磁石駆動装置及び電磁リレーは共に一つのコイル41を設けたものであるが、鉄心20の両磁極片20a,20bに夫々コイルを装着しても良い。この場合接極子50の支点両側の吸引力の幅を広げることができる。
参考例8)
上記参考例1では永久磁石24の位置と接極子50の支点54の位置を一致させているが、本参考例では、図13に示すように接極子50の支点54を鉄心20の両磁極片20a、20a間の中心線X上に配置したのである。尚一つのコイルを鉄心20に装着する場合には、図示するようにコイル41の位置はスペースに余裕がある磁極片20bまたは磁極片20bと永久磁石24の配置位置との間の横片20cに装着すれば良い。
【0058】
参考例の構成では、吸引力曲線が図14で実線で示すように得られ、図13において磁極片20b(コイル装着)側の吸引力は参考例1の場合と同じであるが、磁極片20a側の吸引力を参考例1の場合(破線で示す)に比べて大きくすることができる。つまり図6に示すような電磁リレーを本参考例を用いて構成する場合、常開(磁極片20b)側の吸引力がそのままで、常閉(磁極片20a)側が大きくなった、アンバランスな吸引特性を有する磁気回路を備え、非対称ばね負荷の整合が取り易い電磁リレーを実現できる。
【0059】
参考例9)
参考例参考例2と同様な永久磁石24の配置構造を持つものにおいて、参考例8と同様な吸引力の増大化を図ったものである。
【0060】
つまり図15に示すように、両端が同じ極性(図ではS極)に着磁され、両端方向の中心より偏倚した中間部が異なる極性(N極)に着磁された永久磁石50を用い、該永久磁石50の両端を上記鉄心20の両側の磁極片20a,20bの先部の内側面に面接するように橋絡配置し、接極子50の支点54を、鉄心20の両側の磁極片20a,20b間の中心線X上に配置したものである。尚一つのコイルを鉄心20に装着する場合には、磁極片20b又は横片20cに装着すれば良い。
【0061】
而して本参考例の場合も参考例8と同様な吸引曲線が得られる。電磁リレーを本参考例と図6のような接点構造を用いて構成する場合、常開(磁極片20b)側の吸引力がそのままで、常閉(磁極片20a)側が大きくなった、アンバランスな吸引特性を有する磁気回路を備えた、非対称ばね負荷の整合が取り易い磁気回路を持つ電磁リレーを実現できる。
【0062】
参考例10)
参考例参考例3と同様に接極子50に永久磁石24を取着した構造を持つものにおいて、参考例8と同様な吸引力の増大化を図ったものである。
【0063】
つまり永久磁石24として両端が例えば異極に着磁された永久磁石を用い、該永久磁石24の両端方向が接極子の両端方向と並行し且つ上記永久磁石24の中心位置Yが鉄心20の両側の磁極片20a,20b間の中心線Xの位置よりも偏倚するように上記永久磁石24を接極子50に取着するとももに、接極子50の支点54を鉄心20の両側の磁極片20a,20b間の中心線X上に配置したものである。尚一つのコイルを鉄心20に装着する場合には、磁極片20b又は横片20cに装着すれば良い。
【0064】
而して本参考例の場合も参考例9と同様な吸引曲線が得られる。電磁リレーを本参考例と図6のような接点構造を用いて構成する場合、常開(磁極片20b)側の吸引力がそのままで、常閉(磁極片20a)側の吸引力が大きくなった、アンバランスな吸引力特性を有する磁気回路を備え、非対称ばね負荷の整合が取り易い磁気回路を持つ電磁リレーを実現できる。
【0065】
参考例11)
上記参考例8は接極子50の支点54を鉄心20の磁極片20a,20b間の中心線X上に配置しているが、本参考例は図17に示すように支点54の位置を中心線Xより永久磁石24側で永久磁石24の位置よりも中心線X寄りとした点で相違するものである。
【0066】
つまり参考例8では磁極片20a側の吸引力を参考例1に比べて大きくなるように磁気回路を構成しているが、本参考例では、図18において実線で示すように参考例1(破線で示す)に比べて磁極片20b(コイル装着)側の吸引力が小さくなり、且つ磁極片20a側の吸引力が更に大きくなるようにしたものである。
【0067】
尚電磁リレーを本参考例と図6のような接点構造を用いて構成する場合、常開(磁極片20b)側の吸引力が小さくなるとともに常閉(磁極片20a)側の吸引力が大きくなった、アンバランスな吸引特性を有する磁気回路を備えた電磁リレーを実現でき、特にシングルタイプ(電流保持型)の電磁リレーの設計において、非対称ばね負荷の整合が取り易くなる。
【0068】
参考例12)
上記参考例9は接極子50の支点54を鉄心20の磁極片20a,20b間の中心線X上に配置しているが、本参考例は図19に示すように支点54の位置を中心線Xより永久磁石24の中間部の着磁位置(N極)側で、且つ着磁位置よりも中心線X寄りとした点で相違するものである。
【0069】
つまり参考例9では磁極片20a側の吸引力を参考例1に比べて大きくなるように磁気回路を構成しているが、本参考例では、参考例11と同様に参考例1に比べて磁極片20b側の吸引力が小さくなり、且つ磁極片20a側の吸引力が更に大きくなるようにしたものである。
【0070】
尚電磁リレーを本参考例と図6のような接点構造を用いて構成する場合、常開(磁極片20b)側の吸引力が小さくなるとともに常閉(磁極片20a)側の吸引力も大きくなった、アンバランスな吸引特性を有する磁気回路を備えた電磁リレーを実現でき、特にシングルタイプ(電流保持型)の電磁リレーの設計において、非対称ばね負荷の整合が取り易くなる。
【0071】
参考例13)
上記参考例10は接極子50の支点54を鉄心20の磁極片20a,20b間の中心線X上に配置しているが、本参考例は図20に示すように支点54の位置を中心線Xより永久磁石24の中心位置Y側で、且つ中心位置Yよりも中心線X寄りとした点で相違するものである。
【0072】
つまり参考例10では磁極片20a側の吸引力を参考例1に比べて大きくなるように磁気回路を構成しているが、本参考例では、参考例11と同様に参考例1に比べて磁極片20b側の吸引力が小さくなり、且つ磁極片20a側の吸引力が更に大きくなるようにしたものである。
【0073】
尚電磁リレーを本参考例と図6のような接点構造を用いて構成する場合、常開(磁極片20b)側の吸引力が小さくなるとともに常閉(磁極片20a)側の吸引力も大きくなった、アンバランスな吸引特性を有する磁気回路を備えた電磁リレーを実現でき、特にシングルタイプ(電流保持型)の電磁リレーの設計において、非対称ばね負荷の整合が取り易くなる。
【0074】
参考例14)
上記参考例11は接極子50の支点54を永久磁石24の位置方向に偏倚させて配置しているが、本参考例は図21に示すように鉄心20の磁極片20a,20b間の中心線Xに対して永久磁石24の位置とは反対方向に偏倚させた位置に支点54を配置した点で相違するものである。
【0075】
つまり本参考例は図22で実線に示すように参考例1(破線で示す)に比べて大きな吸引力特性のアンバランス化を図っている。
【0076】
尚電磁リレーを本参考例と図6のような接点構造を用いて構成する場合、常開(磁極片20b)側の吸引力が更に小さくなるとともに常閉(磁極片20a)側の吸引力も更にも大きくなった、アンバランスな吸引特性を有する磁気回路を備えた電磁リレーを実現でき、特にシングルタイプ(電流保持型)の電磁リレーの設計において、非対称ばね負荷の整合が取り易くなる。
【0077】
参考例15)
上記参考例12は接極子50の支点54を永久磁石24の中間部位の磁極(N極)側に偏倚させているが、本参考例は図23に示すように鉄心20の磁極20b間の中心線Xに対して永久磁石24の中間部位の着磁位置とは反対方向に偏倚させた位置に配置した点で相違するものである。
【0078】
つまり本参考例参考例12に比べて磁極片20a側の吸引力を更に大きくするようにしたものであるのに対して本参考例参考例14と同様に参考例12に比べて更に吸引力特性のアンバランス化を図っている。
【0079】
尚電磁リレーを本参考例と図6のような接点構造を用いて構成する場合、常開(磁極片20b)側の吸引力が更に小さくなるとともに常閉(磁極片20a)側の吸引力も更にも大きくなった、アンバランスな吸引特性を有する磁気回路を備えた電磁リレーを実現でき、特にシングルタイプ(電流保持型)の電磁リレーの設計において、非対称ばね負荷の整合が取り易くなる。
【0080】
参考例16)
上記参考例13は接極子50の支点54を永久磁石24の中心位置Y側に偏倚させているが、本参考例は図24に示すように鉄心20の磁極20b間の中心線Xに対して永久磁石24の中心位置Yとは反対方向に偏倚させた位置に配置した点で相違するものである。
【0081】
つまり本参考例参考例14と同様に参考例12に比べて更に吸引力特性のアンバランス化を図っている。
【0082】
尚電磁リレーを本参考例と図6のような接点構造を用いて構成する場合、常開(磁極片20b)側の吸引力が更に小さくなるとともに常閉(磁極片20a)側の吸引力も更にも大きくなった、アンバランスな吸引特性を有する磁気回路を備えた電磁リレーを実現でき、特にシングルタイプ(電流保持型)の電磁リレーの設計において、非対称ばね負荷の整合が取り易くなる。
【0083】
参考例17)
参考例11では接極子50の支点54を偏倚配置した永久磁石24の位置と、鉄心20の両側の磁極片20a、20b間の中心線Xとの間に配置しているが、本参考例は、図25(a)(b)のように永久磁石24の位置を中心線Xに近い位置に偏倚させ、この永久磁石24の位置と、永久磁石24に近い位置の鉄心20の磁極片20aとの間に位置に接極子5の支点54を配置した点に特徴があり、吸引力特性のアンバランス化が図れるという点では参考例11と同じである。尚コイル41の装着スペースは、永久磁石24を偏倚させることで、大きく確保でき、図25(a)のように鉄心20の磁極片20b又は磁極片20bと永久磁石24の配置位置との間の横片20cにコイル41を装着すればよい。また図25(a)(b)に示す何れの例でも図6のような接点構造を採用することで電磁リレーを構成することができる。
【0084】
参考例18)
参考例12では接極子50の支点54を、中心より偏倚した中間部の着磁位置と、鉄心20の両側の磁極片20a、20b間の中心線Xとの間に配置しているが、本参考例は、図26(a)のように中間部の着磁位置を中心線Xが通る中心とし、中心線Xと磁極片20aとの間に位置するように支点54を配置した点に特徴があり、吸引力特性のアンバランス化が図れるという点では参考例12と同じである。この場合コイル41は鉄心20の横片20cに装着する。
【0085】
尚永久磁石24の中間部の着磁位置を図26(b)に示すようにやや支点54側に偏倚させた場合にはコイル41を鉄心20の磁極片20aに装着すればと良い。また図26(a)(b)に示す何れの例でも図6のような接点構造を採用することで電磁リレーを構成することができる。
参考例19)
参考例13では、接極子50に一体に取着した永久磁石24の中心位置Yを鉄心20の両側の磁極片20a、20b間を通る中心線Xよりも磁極片20a側に偏倚させるとともに、中心線Xと上記中心位置Yとの間に接極子50の支点54を偏倚させているが、本参考例では図27(a)(b)に示すように接極子50の支点54の位置を、上記中心位置Yと磁極片20aとの間に偏倚させることで、吸引力特性のアンバランス化を図っている。尚コイル41は図27(a)に示すように鉄心20の横片20c或いは図27(b)に示すように磁極片20aに装着すればよい。また図27(a)(b)に示す何れの例でも図6のような接点構造を採用することで電磁リレーを構成することができる。
【0086】
(実施形態
永久磁石24を鉄心20の横片20c上に立てる構造の電磁石駆動装置において、鉄心20の両側の磁極片20a,20bに、同じ特性のコイルを夫々に装着する場合、本実施形態では、図28(a)に示すように鉄心20の横片20cの中心位置、つまり中心線Y上に永久磁石24を立て、接極子50の支点54を中心線Yと磁極片20aとの間に偏倚させて配置している。つまり配置スペースを有効に活用しながら支点54を中心より偏倚させることで吸引力特性のアンバランス化を図っている。
【0087】
尚永久磁石24の位置を図25(a)と同様に偏倚させる場合には、図28(b)に示すように磁極片20aに装着するコイル41を巻数の少ないコイルとし、磁極片20bに装着するコイル41を巻数の多いコイルとして左右のコイル41、41の特性自体に非対称性を持たせることで吸引力特性のアンバランス化が図れる。
【0088】
また図28(a)(b)に示す何れの例でも図6のような接点構造を採用することで電磁リレーを構成することができる。
【0089】
(実施形態
本実施形態は、図26(a)(b)に示す構成において、各磁極片20a,20bにコイルを装着したもので、中間部の着磁位置を中心位置とし永久磁石24を用いる図26(a)の場合には、図29(a)に示すように両磁極片20a,20bに装着するコイル41,41として同じ特性のものを用いる。
【0090】
また中間部の着磁位置を中心位置より偏倚させた永久磁石24を用いる図26(b)の場合には、図29(b)に示すように磁極片20aに装着するコイル41を巻数の少ないコイルとし、磁極片20bに装着するコイル41を巻数の多いコイルとして左右のコイル41、41の特性自体に非対称性を持たせることで吸引力特性のアンバランス化が図れる。
【0091】
また図29(a)(b)に示す何れの例でも図6のような接点構造を採用することで電磁リレーを構成することができる。
【0092】
(実施形態
永久磁石24を接極子50に一体に取着した構造の電磁石駆動装置において、鉄心20の両側の磁極片20a,20bに、同じ特性のコイルを夫々に装着する場合、本実施形態では、図30(a)に示すように鉄心20の両側の磁極片20b、20bの間を通る中心線Xを永久磁石24の中心位置Yを一致させ、接極子50の支点54を中心位置Yと磁極片20aとの間に偏倚させて配置している。つまり支点54を中心より偏倚させることで吸引力特性のアンバランス化を図っている。
【0093】
尚永久磁石24の中心も磁極片20a側に図27のように偏倚させる場合には、図30(b)に示すように磁極片20aに装着するコイル41を巻数の少ないコイルとし、磁極片20bに装着するコイル41を巻数の多いコイルとして左右のコイル41、41の特性自体に非対称性を持たせることで吸引力特性のアンバランス化が図れる。
【0094】
また図30(a)(b)に示す何れの例でも図6のような接点構造を採用することで電磁リレーを構成することができる。
【0095】
【発明の効果】
請求項1の発明では、上述のように構成した電磁石駆動装置において、鉄心の両側の磁極片間の中心より片方へ偏倚した位置に上記永久磁石及び接極子の支点を設けたので、鉄心の両側の磁極片間の中心より片方へ偏倚した位置に永久磁石及び接極子の支点を設けたので、無励磁時の吸引力の非対称化を図って励磁吸引力の無励磁時の吸引力との間の幅をより広くした電磁石駆動装置を実現できるという効果がある。また、上記コイルを上記接極子の支点が偏倚配置されている位置から、両側の磁極片を含むまでの鉄心位置に夫々装着したので、支点両側の吸引力を広げることができるという効果がある
【0096】
求項の発明は、請求項1の発明において、上記永久磁石として両端が異なる磁極に着磁された永久磁石を用い、両端方向が上記鉄心の磁極片と並行するようにして一端を上記鉄心の両側の磁極片間の中心より偏倚した位置の上記鉄心の横片上に配置し、上記接極子の支点を上記永久磁石の配置位置と、該配置位置に近い側の上記鉄心の磁極片との間に配置したので、吸引力特性のアンバランス化とともに、コイルの装着(巻回)スペースをより大きく確保できるという効果がある。
【0097】
求項の発明は、請求項1の発明において、上記永久磁石として両端が同じ極性に着磁され、両端方向の中心より偏倚した中間部が異なる極性に着磁された永久磁石を用いて該永久磁石の両端を上記鉄心の両側の磁極片の先部の内側面に面接するように橋絡配置し、上記接極子の支点を上記永久磁石の中間部の着磁位置と、該着磁位置に近い側の上記鉄心の磁極片との間に配置したので、コイルの装着(巻回)のスペースを心配することなく、吸引力特性のアンバランス化が図れるという効果がある。
【0098】
求項の発明は、請求項1の発明において、上記永久磁石を接極子に並行するように一体に取着したので、鉄心側に永久磁石が配設されないため鉄心に装着するコイルが占有できる空間を大きくすることができ、結果コイルの巻数を増やすことができるという効果がある。
【0099】
求項の発明は、請求項の発明において、上記永久磁石の中心位置が上記鉄心の両側の磁極片間の中心を通る線よりも偏倚するように上記永久磁石を上記接極子に取着するとももに、上記接極子の支点を、永久磁石の中心位置とこの中心位置から近い方の上記鉄心の磁極片との間に対応する位置に配置したので、コイルの装着(巻回)のスペースを心配することなく、吸引力特性のアンバランス化が図れるという効果がある。
【0100】
求項の発明は、上述のように構成した電磁リレーにおいて、上記鉄心の両側の磁極片間の中心より、上記接点ばねの端方向とは反対方向に偏倚した位置に上記永久磁石及び上記接極子の支点を設けたので、吸引力の非対称化が図れ、片側に接点ばねを有する非対称ばね負荷との整合が取りやすい電磁リレーを実現できるという効果がある。また、コイルを上記接極子の支点が偏倚配置されている位置から、両側の磁極片を含むまでの鉄心位置に夫々装着したので、両側の吸引力幅を確保でき、そのため更に整合の取り易い吸引力を確保できるという効果がある
【0101】
求項の発明は、請求項の発明において、上記永久磁石を接極子に並行するように一体に取着したので、鉄心側に永久磁石が配設されないため鉄心に装着するコイルが占有できる空間を大きくすることができ、結果コイルの巻数を増やすことができるという効果がある。
【0102】
求項の発明は、請求項6又は7の発明において、上記接点ばねの他端方向とは逆方向から一端が上記接極子に固持され他端が上記ボディ上で固持されるヒンジばねを備えているので、デッドスペースを利用してヒンジばねの配置スペースを確保してスペースの有効利用を図り、小型の電磁リレーの製作を可能とするという効果がある。
【0103】
請求項の発明は、請求項の発明において、上記ヒンジばねが略コ型であって、少なくとも両側片の板面を接点ばねの板面と同一方向とし、一方の側片先端が上記接極子に固持され、他方の側片が上記接極子に側方に並行配置されて当該側片の先端がボディ上で固持されるので、中央片を偏倚させてばね調整を行うことができるという効果がある。
【0104】
請求項10の発明は、請求項の発明において、上記ヒンジばねの中央片を両側片の板面に対して板面が垂直となるように折り曲げ形成したので、中央片を上方から調整具等でつまんで偏倚させることで上記ばね調整が行えるため、調整作がし易くなるという効果がある。
【0105】
請求項11の発明は、請求項8乃至請求項10の発明において、上記ヒンジばねの上記ボディ上で固持される位置が上記接極子の支点位置の近傍であるので、支点部位の摺動を小さくでき、安定した動作が得られるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 (a)は本発明の参考例1の電磁石駆動装置の概略構成図である。
(b)は同上の吸引力特性の説明図である。
【図2】 同上の原理説明図である。
【図3】 同上の原理説明に用いた吸引力特性の説明図である。
【図4】 本発明の参考例2の電磁石駆動装置の一部省略せる概略構成図である。
【図5】 本発明の参考例3の電磁石駆動装置の一部省略せる概略構成図である。
【図6】 本発明の参考例4の電磁リレーの概略構成図である。
【図7】 同上の分解斜視図である。
【図8】 (a)は同上の一部破断せる平面断面図である。
(b)は同上の側面断面図である。
(c)は同上の別の位置の側面断面図である。
(d)は同上の電気回路図である。
【図9】 同上のコイルブロックの分解斜視図である。
【図10】 本発明の参考例5の分解斜視図である。
【図11】 本発明の参考例6の電磁リレーの概略構成図である。
【図12】 本発明の参考例7の電磁リレーの概略構成図である。
【図13】 本発明の参考例8の電磁石駆動装置の一部省略せる概略構成図である。
【図14】 同上の吸引力特性の説明図である。
【図15】 本発明の参考例9の電磁石駆動装置の一部省略せる概略構成図である。
【図16】 本発明の参考例10の電磁石駆動装置の一部省略せる概略構成図である。
【図17】 本発明の参考例11の電磁石駆動装置の一部省略せる概略構成図である。
【図18】 同上の吸引力特性の説明図である。
【図19】 本発明の参考例12の電磁石駆動装置の一部省略せる概略構成図である。
【図20】 本発明の参考例13の電磁石駆動装置の一部省略せる概略構成図である。
【図21】 本発明の参考例14の電磁石駆動装置の一部省略せる概略構成図である。
【図22】 同上の吸引力特性の説明図である。
【図23】 本発明の参考例15の電磁石駆動装置の一部省略せる概略構成図である。
【図24】 本発明の参考例16の電磁石駆動装置の一部省略せる概略構成図である。
【図25】 (a)は本発明の参考例17の電磁石駆動装置の一例の一部省略せる概略構成図である。
(b)は同上の他例の一部省略せる概略構成図である。
【図26】 (a)は本発明の参考例18の電磁石駆動装置の一例の一部省略せる概略構成図である。
(b)は同上の変形例の一部省略せる概略構成図である。
【図27】 (a)は本発明の参考例19の電磁石駆動装置の一例の一部省略せる概略構成図である。
(b)は同上の他例の一部省略せる概略構成図である。
【図28】 (a)は本発明の実施形態の電磁石駆動装置の一例の一部省略せる概略構成図である。
(b)は同上の変形例の一部省略せる概略構成図である。
【図29】 (a)は本発明の実施形態の電磁石駆動装置の一例の一部省略せる概略構成図である。
(b)は同上の変形例の一部省略せる概略構成図である。
【図30】 (a)は本発明の実施形態の電磁石駆動装置の一例の一部省略せる概略構成図である。
(b)は同上の他例の一部省略せる概略構成図である。
【図31】 (a)は従来の双安定型の電磁リレーの概略構成図である。
(b)は同上の吸引力特性及びばね負荷特性の説明図である。
【図32】 (a)は従来の電磁石駆動装置を用いた2a型の電磁リレーの概略構成図である。
(b)は同上の吸引力特性及びばね負荷特性の説明図である。
【図33】 (a)は図14の電磁リレーを改善した電磁リレーの概略構成図である。
(b)は同上の吸引力特性及びばね負荷特性の説明図である。
【符号の説明】
20 鉄心
20a,20b 磁極片
20c 中央片
24 永久磁石
41 コイル
50 接極子
54 突起
[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
  The present invention relates to an electromagnet driving device and an electromagnetic relay using a permanent magnet.
[0002]
[Prior art]
  Conventional electromagnet driving devices used for bistable electromagnetic relays have a configuration as shown in FIG. In FIG. 31A, the permanent magnet 2 is suspended from the center of the central piece 1c of the U-shaped iron core 1 so as to be in contact with the magnetic pole faces of the magnetic pole pieces 1a and 1b composed of side pieces on both sides of the iron core 1. Both ends of the pole 3 are made to face each other, and a fulcrum made of a projection 5 provided on the lower center surface of the armature 3 is arranged on the upper end surface of the permanent magnet 2 so that the armature 3 can move freely. In this case, the contact springs 4a and 4b having their respective free ends extended in both end directions are held by the armature 3, and the movable contacts 6a and 6b on the lower surfaces of the front portions of the contact springs 4a and 4b are opposed to the fixed contacts 7a and 7b. 2a and 2b type electromagnetic relays are constructed in which one contact portion is turned on and the other contact portion is turned off by the seesaw operation of the armature 3. In this case, the coil for exciting is mounted, for example, at the central portion of the central piece 1c of the iron core 1.
[0003]
  The operating state of the armature 3 is maintained by the magnetic poles of the permanent magnet 2 even when the excitation current to the coil is turned off. In the reverse operation, the armature 3 is energized in a direction that cancels the attractive force of the attracting permanent magnet 2, and the hinge spring The reversing force of the armature 3 and the attractive force acting at the opposite end of the armature 3 cause the armature 3 to reversely move around the fulcrum, turning off the contact portion that was turned on and turning on the contact portion that was turned off. It has become.
[0004]
  In this electromagnetic relay, as shown in FIG. 31 (b), the spring load (X) is symmetric, and the attractive force characteristic (I) by the permanent magnet 2 when not excited is also symmetric. II) and reversal motion suction characteristics (III) are symmetrical.
[0005]
  By the way, when a 2a (1a) type electromagnetic relay is constituted using the same electromagnet driving device, the contact spring 4a is provided only on one side as shown in FIG.
[0006]
  Accordingly, the spring load characteristic (X) is asymmetric as shown in FIG. In this case, when the exciting current is supplied to the coil to keep the on operation state, the moving voltage becomes high, and when the self-holding type by the magnetic force of the permanent magnet 2 is used, the set voltage (voltage to turn on) becomes high.
[0007]
[Problems to be solved by the invention]
  In order to solve the problem of the example of FIG. 14, when the coil 8 is mounted on the magnetic pole piece 1b on the contact spring 4b side as shown in FIG. 33 (a), as shown in FIG. 33 (b), The excitation attractive force increases, and the range of the attractive force expands with respect to the attractive force when there is no excitation, but the attractive force characteristics when there is no excitation remain symmetrical, making it difficult to match the asymmetric spring load. The problem is not solved.
[0008]
  The present invention has been made in view of the above-described points, and the object thereof is to asymmetric the attractive force during non-excitation and excitation so as to widen the width between the excitation attractive force and the non-excitation attractive force. An electromagnetic drive device that can easily match the spring load characteristics even when used as a drive device for a device having an asymmetric spring load, and an asymmetric spring load when configuring a relay of type 2a (1a) Therefore, it is an object of the present invention to provide an electromagnetic relay capable of exhibiting stable performance.
[0009]
[Means for Solving the Problems]
  In order to achieve the above object, according to the first aspect of the present invention, a substantially U-shaped iron core having pole pieces parallel to both sides and the iron core is mounted.twoCorresponding to one end of the armature, one end of the armature, and one end of the armature corresponding to the one end of the armature. A permanent magnet that forms a closed magnetic path with the iron core through the tip pole face of the iron core pole piece and attracts one end of the armature to the tip pole face of the corresponding iron core leg piece, and the coil has a magnetic force of the permanent magnet In the electromagnet drive device that allows the armature to be reversed by passing an exciting current in the direction of eliminatingThe coils are mounted on the iron core position from the position where the fulcrum of the armature is offset to the position including the pole pieces on both sides, and each coil has a different number of turns.It is characterized by that.
[0010]
  ContractClaim2In the invention of claim 1, in the invention of claim 1, a permanent magnet magnetized with different magnetic poles at both ends is used as the permanent magnet, and one end is provided on both sides of the iron core so that both end directions are parallel to the magnetic pole pieces of the iron core. Arranged on the horizontal piece of the iron core at a position deviated from the center between the pole pieces, and the fulcrum of the armature is arranged between the arrangement position of the permanent magnet and the magnetic pole piece of the iron core closer to the arrangement position. It is characterized by that.
[0011]
  ContractClaim3In the invention of claim 1, in the invention of claim 1, both ends of the permanent magnet are magnetized to have the same polarity, and the permanent magnets are magnetized to have different polarities in the middle portion that is biased from the center of both ends. Both ends are arranged so as to be in contact with the inner surface of the tip of the pole piece on both sides of the iron core, and the fulcrum of the armature is positioned near the magnetized position of the intermediate portion of the permanent magnet and the magnetized position. It arrange | positions between the said magnetic pole pieces of the said iron core, It is characterized by the above-mentioned.
[0012]
  ContractClaim4The invention of claim 1 is characterized in that, in the invention of claim 1, the permanent magnet is integrally attached so as to be parallel to the armature.
[0013]
  ContractClaim5In the invention of claim4In the invention, when the permanent magnet is attached to the armature so that the center position of the permanent magnet is deviated from a line passing through the center between the pole pieces on both sides of the iron core.BothThe fulcrum of the armature is arranged at a position corresponding to between the center position of the permanent magnet and the magnetic pole piece of the iron core closer to the center position.
[0014]
  ContractClaim6In the present invention, a substantially U-shaped iron core having pole pieces parallel to both sides and the iron core is mountedtwoCorresponding to one end of the armature, one end of the armature, and one end of the armature corresponding to the one end of the armature. An electromagnet block is constituted by a permanent magnet that forms a closed magnetic path with the iron core through the tip magnetic pole face of the iron core pole piece and attracts one end of the armature to the tip pole face of the corresponding iron leg piece. A block is arranged on the body, and the armature is arranged parallel to the armature, one end is attached to the armature, and the movable arm is provided at the other end extending in the direction of the end of the armature. A contact spring that faces the fixed contact disposed on the body, and causes the movable contact to contact and separate from the fixed contact in accordance with a seesaw operation of the armature, and the coil has a magnetic force of a permanent magnet. By passing an exciting current in the direction to cancel The electromagnetic relay which allows inversion, from both sides of the center between the pole pieces of the iron core, the fulcrum of the permanent magnet and the armature in a position offset in the opposite direction is provided to the end direction of the contact springThe coils are mounted on the iron core position from the position where the fulcrum of the armature is offset to the position including the pole pieces on both sides, and each coil has a different number of turns.It is characterized by that.
[0015]
  ContractClaim7In the invention of claim6In the invention, the permanent magnet is integrally attached so as to be parallel to the armature.
[0016]
  ContractClaim8In the invention of claim6 or 7In the invention, the contact spring is provided with a hinge spring in which one end is fixed to the armature and the other end is fixed on the body from a direction opposite to the other end direction.
[0017]
  Claim9In the invention of claim8In the invention, the hinge spring is substantially U-shaped, and at least the plate surfaces of both side pieces are set in the same direction as the plate surface of the contact spring, the tip of one side piece is fixed to the armature, and the other side piece is The front end of the side piece is fixed on the body by being arranged side by side on the armature.
[0018]
  Claim10In the invention of claim9In the present invention, the central piece of the hinge spring is bent so that the plate surface is perpendicular to the plate surfaces of both side pieces.
[0019]
  Claim11In the invention ofClaims 8 to 10In the invention, the position of the hinge spring held on the body is in the vicinity of the fulcrum position of the armature.
[0020]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
  Embodiments of the present inventionAnd reference examplesWill be described.
[0021]
  (Reference example1)
  BookReference exampleAs shown in FIG. 1 (a), the electromagnet driving device has, for example, a lower end at the S pole (or N The permanent magnet 24 having its upper end magnetized to the N pole (S pole) is suspended, and the seesaw operation fulcrum of the armature 50 is displaced from the center position corresponding to the upper end surface of the permanent magnet 24. For example, the coil 41 is attached to the magnetic pole piece 20b of the iron core 20 closer to the center position.
[0022]
  Next bookReference exampleNext, the suction force characteristics will be described.
[0023]
  First, in FIG. 2A, when the armature 50 has an attractive force F1 in the portion a in the drawing, the force Fα that moves the portion A in the direction away from the magnetic pole piece 20b of the iron core 20 is expressed by the following equation (1). It is obtained by
[0024]
  Fα = F1 (1)
  Next, as shown in FIG. 2B, the force Fβ that moves the end of the armature 50 toward the pole piece 20b in the state where the end of the armature 50 is attracted to the pole piece 20a is as follows. Become.
[0025]
  Here, the distance from the fulcrum position of the armature 50 to the end on the pole piece 20b side is defined as l.1And the distance to the end on the pole piece 20a side is l2Assuming that the suction force on the suction side is F2, Fβ is obtained by the following equation (2).
[0026]
  Fβ × l1= F2 × l2
  Fβ = F2 × l2/ L1            ... (2)
  Here, when the magnetic resistance in the iron core 20 and the armature 50 is considered to be negligible compared to the magnetic resistance in the air gap, the left and right attractive forces F1 and F2 are considered to be equivalent.
[0027]
  Therefore, from equations (1) and (2), l1<L2In this case, Fα> Fβ, and a left-right asymmetric attractive force as shown in FIG. 3 is obtained when there is no excitation.
[0028]
  On the other hand, as described above, when the coil 41 is attached to the magnetic pole piece 20b of one iron core 20 with the permanent magnet 24 disposed at the center as shown in FIG. The characteristics of the magnet 24 (attraction force) are symmetrical on the coil mounting side and non-mounting side, as shown by (I) in FIG. 15B. As shown by the curves (II) and (III), the width of each attractive force at the time increases on the coil mounting side.
[0029]
  BookReference exampleWhen the position of the permanent magnet 24 is also biased as shown in FIG. 3, the attractive force characteristic by the permanent magnet 24 becomes asymmetric as shown in FIG. 3, and as a result, the attractive force characteristic as shown in FIG. 1B is obtained. Incidentally, (I) shows the characteristics of the attractive force during non-excitation, and (II) and (III) show the characteristics of the attractive force at the time of operation suction and at the time of return suction.
[0030]
  BookReference exampleAccording to the configuration, the attractive force characteristic is asymmetric both during non-excitation and during excitation, so that an effective electromagnet drive device can be realized when an unbalanced load is applied.
(Reference example2)
  BookReference exampleIsReference exampleAs shown in FIG. 4, both ends of the permanent magnet 24 are magnetized to the same magnetic pole as shown in FIG. 4, and the positions displaced from the center are magnetized to different magnetic poles. Using magnets, both ends of the permanent magnet 24 are bridged so as to be in contact with the inner side surfaces of the tip portions of both side magnetic pole pieces 20a and 20b of the iron core 20, and the fulcrum of the armature 50 is formed at the magnetic pole position deviated from the center. The protrusion 54 to be arranged is arranged.
[0031]
  BookReference exampleAlso in the case ofReference example1 can be obtained.
(Reference example3)
  BookReference exampleAs shown in FIG. 5, for example, a permanent magnet 24 magnetized with different polarities at both ends is provided on the armature 50 side, and the center position Y is biased according to the position of the fulcrum.
(Reference example4)
  BookReference exampleIsReference example2a-type electromagnetic relay configured using an electromagnet driving device as shown in FIG. 1, and the distance from the fulcrum position to the end of the armature 10 is long as shown in FIG. The contact spring 52 is held by the armature 50 so as to be parallel to the part of the armature 10, and the fixed contact 21 is provided so as to face the movable contact 52 a provided on the bottom surface of the contact spring 52. Is asymmetric. Figure 6 (b) shows the bookReference exampleIn principle, the suction force characteristics ofReference example1. As shown in FIG. 1, (I) shows the attractive force characteristic during non-excitation, (II) shows the attractive force characteristic during the suction operation, and (III) shows the attractive force characteristic during the return operation. . Therefore, the asymmetrical attractive force characteristic facilitates matching with the asymmetric spring load.
[0032]
  More details in FIGS.Reference exampleWill be explained.
[0033]
  BookReference exampleAs shown in FIGS. 7 and 8, the electromagnetic relay is a terminal plate 22 provided with a connecting surface 27a to which one end of a hinge spring 26 provided on a contact block Bb and a terminal plate 22 provided with an iron core 20 and a fixed contact 21 is fixed. A box having a bottom opening made of synthetic resin by assembling an armature block Bb, a coil block Bc, and a permanent magnet 24 to a body block Ba composed of a body 23 made of a synthetic resin molded product formed by inserting 27 It is comprised by adhere | attaching the shape case 25 on body block Ba.
[0034]
  The iron core 20 is formed by punching a magnetic iron plate into a U-shape. The iron core 20 is inserted and fixed to the body 23 when the body 23 is formed, and magnetic pole pieces 20a and 20b on both sides are protruded on the body 23. The insert position of the iron core 20 is on a line passing through the center in the short direction of the body 23 and is deviated to one side with respect to the center point in the longitudinal direction. One pole piece 20a is closer to one end edge side of the body 23. The other pole piece 20b is closer to the center so as to be separated from the other end edge of the body 23. A rectangular tube portion 28 is integrally formed on the body 23 along the inner side of the one magnetic pole piece 20a. The square tube portion 28 is biased toward the one magnetic pole piece 20a side at the center, on the upper surface of the central piece 20c of the iron core 20 into which the lower end portion is inserted and from the center position between the magnetic pole pieces 20a and 20b on both sides. A hole 29 having a square cross section reaching the position is provided in the vertical direction.
[0035]
  A prismatic permanent magnet 24 having substantially the same cross-sectional shape is inserted into the hole 29 by press-fitting or insertion from above. The permanent magnet 24 is magnetized with magnetic poles having different upper and lower ends, the magnetic pole surface of the lower end surface is attracted to the upper surface of the central piece 20c of the iron core 20, and the upper end magnetic pole surface is above the upper end surface of the rectangular tube portion 28. And is positioned at substantially the same height as the magnetic pole surfaces of the magnetic pole pieces 20a and 20b of the iron core 20. The permanent magnet 24 may be a magnet that has been previously magnetized, but when it is incorporated into the body 23, it may be a magnet that is magnetized after being incorporated without being magnetized.
[0036]
  Side walls 30, 30 are integrally formed on both sides of the body 23 so as to be parallel to the iron core 20. A part of the terminal plate 22. 27 are led out to form grooves 31 and 32 for leading terminals 33 and 34 provided at the front portions of the respective terminal plates 26 and 27 to the lower surface side of the body 23. The fixed contact 21 provided at one end of the terminal plate 22 is exposed on the upper surface of the side wall 30 parallel to the magnetic pole piece 20b, and the upper surface near the center of the side wall 30 is exposed to one end of the terminal plate 27. The provided joint surface 27a is exposed.
[0037]
  A low-rise standing wall 35 formed so that one end reaches the end face of the side walls 30, 30 is integrally provided at the end of the body 23 on the pole piece 20b side, and a central portion of the standing wall 35 will be described later. A notch 36 for fitting the end 38a of the flange 38 of the coil bobbin 37 of the coil block Bb is formed.
[0038]
  As shown in FIG. 9, the coil block Bb is substantially the same as the cross section of the magnetic pole piece 20 b at the center, and has the above-described coil bobbin 37 in which the central through-hole 39 for inserting the magnetic pole piece 20 b is formed. A coil terminal 42, to which a coil 41 is connected to both side surfaces of the lower flange 38 near the end 38a. 42 protrudes. The coil terminals 42 and 42 are bent in an inverted L shape and extend downward. Locking protrusions 43 and 43 for fixing the insulating case 44 attached to the coil block Bc are integrally formed on both side surfaces of the flange portion 38.
[0039]
  Further, the opening of the central through hole 39 of the upper flange portion 40 is surrounded by ribs 48 in three directions other than the portion where the end portion of the armature 50 of the armature block Bb described later faces. The rib 48 is formed so as to be higher than the tip end position of the magnetic pole piece 20 b protruding upward from the opening of the central through hole 39.
[0040]
  The insulating case 44 is made of a synthetic resin molded product and has a box shape with an opening on the lower surface. When the coil block Bc is attached to the lower end edges of a pair of opposing side walls, the lower end rides on the taper surfaces of the locking projections 43 formed on both side surfaces of the flange portion 38 of the coil bobbin 37 from the inside. An elastic protruding piece 47 provided with a locking hole 46 for locking the locking projection 43 is integrally provided, and the insulating case 44 is attached to the coil block Bb with one touch by the locking projection 43 and the locking hole 46. It can be fixed.
[0041]
  As shown in FIG. 7, when the coil block Bb with the insulating case 44 attached thereto is assembled to the base block Ba, the tip of the magnetic pole piece 20b is inserted from the lower surface opening of the central through hole 39 of the coil bobbin 37 and the coil terminal 42 is simultaneously inserted. The front end of the coil bobbin 37 is placed on the body 23 while the front end is inserted into the coil terminal hole 49 opened on both upper surfaces of the body 23 near the ends of the side walls 30, 30. Is fitted into the notch 36 of the standing wall 35. At this time, the end surface of the end portion 38 a is substantially flush with the outer surface of the standing wall 35.
[0042]
  The armature block Bb includes an armature 50 made of a magnetic material and arms in both directions of the armature 50 at a position where the central portion of the armature 50 is inserted and biased to one end side with respect to the center position of the armature 50. T-shaped synthetic resin molded body 53 from which the bodies 51, 51 are projected, and each arm body 51 of the synthetic resin molded body 53, and forward from the surface of each arm body 51 facing the center side of the armature 50. The contact springs 52, 52 that protrude, and the U-shaped hinge spring 26 that extends from the rear end of each contact spring 52, 52 and protrudes rearward from the surface of the arm body 51 opposite to the surface from which the contact spring 52 protrudes. , 26.
[0043]
  The length of one side piece that the hinge spring 26 can protrude from the arm body 51 is made slightly shorter than the length of the portion of the armature 50 that protrudes from the synthetic resin molded body 53 and is parallel, and is folded back from the center piece to be bent. The length of the other side piece parallel to the length of the other side piece is such that the tip thereof substantially corresponds to the longitudinal center of the armature 50.
[0044]
  The front part of each contact spring 52 is divided into two forks, and a movable contact is provided on each lower surface to form a so-called twin contact.
[0045]
  The longitudinal dimension of the armature 50 is slightly larger than the longitudinal dimension of the iron core 20 so that the lower surfaces of both ends of the armature 50 can be opposed to the magnetic pole surfaces of the magnetic pole pieces 20a and 20b when the armature 50 is disposed above the iron core 20. A protrusion 54 is formed to protrude at a lower surface position that is deviated from the center position and is opposed to the upper end surface of the permanent magnet 24 mounted between the magnetic pole pieces 50a and 50b. Is mounted on the upper end surface of the slab so as to freely move the seesaw, and constitutes a fulcrum of the seesaw operation.
[0046]
  The armature block Bb configured as described above is assembled to the base block Ba after the coil block Bc is assembled as described above, and the protrusion 54 is placed on the upper end surface of the permanent magnet 24 and the both sides The distal end portions of the outer side pieces of the hinge springs 26, 26 are fixed to the joint surface 27a of the terminal plate 27 exposed on the substantially central upper surface of the side walls 30, 30 of the base block Ba by welding.
[0047]
  As a result, the movable contacts on the lower surfaces of the tips of the contact springs 52, 52 on both sides are respectively arranged to face the fixed contact 21, and the lower surfaces of both ends of the armature 50 are arranged to face the magnetic pole surfaces of the magnetic pole pieces 20a, 20b of the iron core 20. .
[0048]
  If the case 25 is attached to the body block Ba after the coil block Bc and the armature block Bb are assembled to the body block Ba in this way, the 2a type electromagnetic relay shown in FIG. 8D is obtained. Become. When the case 25 is attached, the downward stepped portion 25a, which is a projection provided on the inner wall surface on the coil block Bc side, sandwiches the end portion 38a of the flange portion 38 of the coil bobbin 37 with the body 23 as shown in FIG. The coil block Bc including the coil bobbin 37 is securely fixed to the body block Ba. A downward step 25b is also provided on the inner wall surface of the case 25 on the pole piece 20a side, and this downward step 25b rides on the upper surface of the body 23 near the exposed base of the pole piece 20a.
[0049]
  BookReference exampleIn the normal electromagnetic relay, the end close to the fulcrum position of the armature 50 is attracted and held on the magnetic pole surface of the magnetic pole piece 20a by the spring biasing force of the hinge springs 26, 26 and the magnetic force of the permanent magnet 24, and the contact spring 52 is held. , 52 are separated from the fixed contact 21. In this case, the iron core 20 including the permanent magnet 24, the armature 50, and the magnetic pole piece 20a forms a closed magnetic circuit, and the operating state of the armature 50 is maintained.
[0050]
  In this state, an attractive force larger than the spring load of the hinge springs 26 and 26 is combined with the magnetic force of the permanent magnet 24 in the direction to cancel the magnetic force of the permanent magnet 24 on the magnetic pole piece 20a side of the iron core 20 and is generated on the magnetic pole piece 20b side. When an exciting current is passed through the coil 41 through the coil terminals 42, 42, the armature 50 performs a seesaw operation in the counterclockwise direction in FIG. Is adsorbed to the magnetic pole surface of the magnetic pole piece 20b. At this time, the contact springs 52 and 52 elastically contact the movable contacts at the tips with the fixed contacts 21 and 21 to turn on the terminals 33 and 34 of the terminal plates 22 and 27. This state is maintained by continuing the excitation current. FIGS. 8B and 8C show the operation in progress.
[0051]
  When the exciting current is turned off, the return force of the hinge springs 26 and 26 and the contact springs 52 and 52 is larger than the attractive force on the magnetic pole piece 20b side by the permanent magnet 24, so the armature 50 supports the protrusion 54 in the clockwise direction. And the attraction force due to the magnetic force of the permanent magnet 24 generated on the side of the magnetic pole piece 20a is also applied to return to the normal state described above. As a result, the movable contacts of the contact springs 52, 52 are separated from the fixed contacts 21, 21, and are turned off. Here, when the return force due to the spring bias is smaller than the attractive force due to the magnetic force of the permanent magnet 24, the operating state of the armature 50 is maintained by the magnetic force of the permanent magnet 24 even when the excitation current is turned off. Can do. Therefore, when returning to the contact-off state, an excitation current is supplied to the coil 41 in a direction to cancel the magnetic force of the permanent magnet 24.
[0052]
  BookReference exampleThe electromagnetic relay can be selected to be a self-holding type or a type in which an excitation current is passed to hold the on state by appropriately setting a spring load.
[0053]
  By the way, at the time of opening and closing the contact as described above, consumable powder of contact material is generated at the contact portion, and wear powder is generated from the magnetic pole pieces 20a and 20b of the iron core 20 to which the armature 40 is attracted, but the rib 48 of the coil bobbin 37 is generated. Prevents scattering of the above-mentioned wear powder and prevents the consumable powder from moving to the magnetic pole surfaces of the magnetic pole pieces 20a and 20b. Further, the insulation distance between the coil 41 and the magnetic pole piece 20b of the iron core 20 is increased to ensure insulation.
[0054]
  Above bookReference exampleThe permanent magnet 24 is configured to be inserted into the hole 29 of the rectangular tube portion 28, but may be integrated with the body 23 by insert molding in the same manner as the iron core 20. In this case, the step of incorporating the permanent magnet 24 into the body block Ba can be omitted, and not only the reference dimension between the magnetic pole surfaces of the magnetic pole pieces 20a and 20b and the fixed contact 21, but also the reference between these and the magnetic pole surface of the permanent magnet 24. The dimension can be obtained with high accuracy, and as a result, the stroke of the armature 50 can be stabilized.
[0055]
  Also bookReference exampleThen, when the spring adjustment is performed, the center piece of the hinge spring 26 can be adjusted by biasing with a jig or the like.
(Reference example5)
  BookReference exampleAs shown in FIG. 10, the central piece of the hinge spring 26 is bent so as to be perpendicular to the plate surface of the side piece, and during adjustment, the central piece is pinched with a jig from above, and the central piece is against the plate surface. The spring can be adjusted by biasing in the front-rear direction.Reference example4 and different. Since the other configurations are the same as the other configurations in FIG. 7, the same reference numerals are given and description thereof is omitted.
(Reference example6)
  the aboveReference example4 or5Was a permanent magnet 24 suspended,Reference exampleAs shown in FIG. 11, both ends of the permanent magnet 24 are magnetized on the same magnetic pole as both permanent magnets 24, and both ends of the permanent magnet 24 are arranged on both sides of the iron core 20. The bridge pieces are arranged so as to be in contact with the inner side surfaces of the tip portions of the pole pieces 20a and 20b, and the fulcrum of the armature 50 is arranged at the magnetic pole position deviated from the center.
[0056]
(Reference example7)
  BookReference exampleIn the case of FIG. 12, the permanent magnet 24 is provided on the armature 50 side, and the central magnetization position is biased according to the position of the fulcrum.
[0057]
  Each of the aboveReference exampleThen, although both the electromagnet drive device and the electromagnetic relay are provided with one coil 41, the magnetic pole pieces 20a and 20b of the iron core 20 may be provided with coils. In this case, the width of the attractive force on both sides of the fulcrum of the armature 50 can be increased.
(Reference example8)
  the aboveReference example1, the position of the permanent magnet 24 and the position of the fulcrum 54 of the armature 50 are matched.Reference exampleThen, as shown in FIG. 13, the fulcrum 54 of the armature 50 is arranged on the center line X between the two magnetic pole pieces 20 a and 20 a of the iron core 20. When one coil is attached to the iron core 20, as shown in the figure, the position of the coil 41 is the magnetic pole piece 20b having a sufficient space or the horizontal piece 20c between the magnetic pole piece 20b and the arrangement position of the permanent magnet 24. Just install it.
[0058]
  BookReference exampleWith this configuration, the attractive force curve is obtained as shown by the solid line in FIG. 14, and the attractive force on the magnetic pole piece 20b (coil mounting) side in FIG.Reference example1 is the same as in the case of 1, but the attractive force on the pole piece 20a side isReference exampleIt can be made larger than the case of 1 (indicated by a broken line). In other words, an electromagnetic relay as shown in FIG.Reference exampleIs provided with a magnetic circuit having an unbalanced attractive characteristic in which the normally-open (magnetic pole piece 20b) side attracting force remains the same and the normally-closed (magnetic pole piece 20a) side is increased. An electromagnetic relay that can be easily matched can be realized.
[0059]
  (Reference example9)
  BookReference exampleIsReference example2 having the same arrangement structure of the permanent magnets 24 as in FIG.Reference exampleThe suction force is increased in the same manner as in FIG.
[0060]
  That is, as shown in FIG. 15, a permanent magnet 50 is used in which both ends are magnetized to the same polarity (S pole in the figure), and the middle portion deviated from the center in both end directions is magnetized to a different polarity (N pole) The permanent magnet 50 is bridged so that both ends of the permanent magnet 50 are in contact with the inner surfaces of the tip portions of the magnetic pole pieces 20 a and 20 b on both sides of the iron core 20, and the fulcrum 54 of the armature 50 is connected to the magnetic pole pieces 20 a on both sides of the iron core 20. , 20b on the center line X. When one coil is attached to the iron core 20, it may be attached to the magnetic pole piece 20b or the horizontal piece 20c.
[0061]
  BookReference exampleAlso in the case ofReference exampleA suction curve similar to 8 is obtained. Electromagnetic relayReference example6 and the contact structure as shown in FIG. 6, the magnetic force having an unbalanced attraction characteristic in which the normally-open (magnetic pole piece 20b) side attracting force remains the same and the normally-closed (magnetic pole piece 20a) side becomes larger. An electromagnetic relay having a circuit and a magnetic circuit that can easily match an asymmetric spring load can be realized.
[0062]
  (Reference example10)
  BookReference exampleIsReference example3 having a structure in which the permanent magnet 24 is attached to the armature 50 in the same manner as in FIG.Reference exampleThe suction force is increased in the same manner as in FIG.
[0063]
  That is, as the permanent magnet 24, a permanent magnet whose both ends are magnetized with different polarities is used, for example, both end directions of the permanent magnet 24 are parallel to both end directions of the armature, and the center position Y of the permanent magnet 24 is both sides of the iron core 20. The permanent magnet 24 is attached to the armature 50 so as to deviate from the position of the center line X between the magnetic pole pieces 20a, 20b, and the fulcrum 54 of the armature 50 is connected to the pole pieces 20a on both sides of the iron core 20. , 20b on the center line X. When one coil is attached to the iron core 20, it may be attached to the magnetic pole piece 20b or the horizontal piece 20c.
[0064]
  BookReference exampleAlso in the case ofReference exampleA suction curve similar to 9 is obtained. Electromagnetic relayReference exampleWhen the contact structure as shown in FIG. 6 is used, the suction force on the normally open (magnetic pole piece 20b) side remains as it is, and the suction force on the normally closed (magnetic pole piece 20a) side increases. An electromagnetic relay having a magnetic circuit having a force characteristic and having a magnetic circuit that facilitates matching of asymmetric spring loads can be realized.
[0065]
  (Reference example11)
  the aboveReference exampleIn FIG. 8, the fulcrum 54 of the armature 50 is disposed on the center line X between the magnetic pole pieces 20a and 20b of the iron core 20.Reference example17 differs from FIG. 17 in that the position of the fulcrum 54 is closer to the center line X than the position of the permanent magnet 24 on the permanent magnet 24 side of the center line X.
[0066]
  That isReference example8 shows the attractive force on the magnetic pole piece 20a side.Reference exampleThe magnetic circuit is configured so that it is larger than 1.Reference exampleThen, as shown by the solid line in FIG.Reference exampleCompared to 1 (indicated by a broken line), the attractive force on the magnetic pole piece 20b (coil mounting) side is reduced, and the attractive force on the magnetic pole piece 20a side is further increased.
[0067]
  The electromagnetic relayReference exampleWhen the contact structure as shown in FIG. 6 is used, the attraction force on the normally open (magnetic pole piece 20b) side becomes smaller and the attraction force on the normally closed (magnetic pole piece 20a) side becomes larger. An electromagnetic relay having a magnetic circuit having characteristics can be realized, and in particular, in the design of a single type (current holding type) electromagnetic relay, asymmetric spring loads can be easily matched.
[0068]
  (Reference example12)
  the aboveReference example9, the fulcrum 54 of the armature 50 is disposed on the center line X between the magnetic pole pieces 20a and 20b of the iron core 20.Reference example19 is different in that the position of the fulcrum 54 is closer to the center line X than the center line X on the magnetized position (N pole) side of the intermediate portion of the permanent magnet 24, as shown in FIG. It is.
[0069]
  That isReference example9 shows the attractive force on the pole piece 20a side.Reference exampleThe magnetic circuit is configured so that it is larger than 1.Reference exampleThenReference exampleSame as 11Reference exampleCompared to 1, the attractive force on the magnetic pole piece 20b side is reduced, and the attractive force on the magnetic pole piece 20a side is further increased.
[0070]
  The electromagnetic relayReference exampleWhen the contact structure as shown in FIG. 6 is used, the attraction force on the normally open (magnetic pole piece 20b) side becomes smaller and the attraction force on the normally closed (magnetic pole piece 20a) side becomes larger. In particular, in the design of a single type (current holding type) electromagnetic relay, asymmetric spring loads can be easily matched.
[0071]
  (Reference example13)
  the aboveReference exampleIn FIG. 10, the fulcrum 54 of the armature 50 is arranged on the center line X between the magnetic pole pieces 20 a and 20 b of the iron core 20.Reference example20 is different in that the position of the fulcrum 54 is closer to the center position Y side of the permanent magnet 24 than the center line X and closer to the center line X than the center position Y is.
[0072]
  That isReference example10, the attractive force on the magnetic pole piece 20a side isReference exampleThe magnetic circuit is configured so that it is larger than 1.Reference exampleThenReference exampleSame as 11Reference exampleCompared to 1, the attractive force on the magnetic pole piece 20b side is reduced, and the attractive force on the magnetic pole piece 20a side is further increased.
[0073]
  The electromagnetic relayReference exampleWhen the contact structure as shown in FIG. 6 is used, the attraction force on the normally open (magnetic pole piece 20b) side becomes smaller and the attraction force on the normally closed (magnetic pole piece 20a) side becomes larger. In particular, in the design of a single type (current holding type) electromagnetic relay, asymmetric spring loads can be easily matched.
[0074]
  (Reference example14)
  the aboveReference example11 is arranged such that the fulcrum 54 of the armature 50 is biased in the position direction of the permanent magnet 24.Reference example21 differs from FIG. 21 in that a fulcrum 54 is disposed at a position deviated in a direction opposite to the position of the permanent magnet 24 with respect to the center line X between the magnetic pole pieces 20a and 20b of the iron core 20. .
[0075]
  BookReference exampleAs shown by the solid line in FIG.Reference exampleCompared to 1 (indicated by a broken line), the attraction force characteristic is unbalanced.
[0076]
  The electromagnetic relayReference exampleWhen the contact structure as shown in FIG. 6 is used, the attractive force on the normally open (magnetic pole piece 20b) side is further reduced and the attractive force on the normally closed (magnetic pole piece 20a) side is further increased. An electromagnetic relay provided with a magnetic circuit having an attractive characteristic can be realized. In particular, in the design of a single type (current holding type) electromagnetic relay, asymmetric spring loads can be easily matched.
[0077]
  (Reference example15)
  the aboveReference example12, the fulcrum 54 of the armature 50 is biased toward the magnetic pole (N pole) side of the intermediate portion of the permanent magnet 24.Reference exampleFIG. 23 differs from FIG. 23 in that it is arranged at a position deviated in a direction opposite to the magnetization position of the intermediate portion of the permanent magnet 24 with respect to the center line X between the magnetic poles 20b of the iron core 20.
[0078]
  BookReference exampleIsReference exampleCompared to 12, the suction force on the side of the magnetic pole piece 20a is further increased.Reference exampleIsReference exampleLike 14Reference exampleCompared to 12, the suction force characteristics are further unbalanced.
[0079]
  The electromagnetic relayReference exampleWhen the contact structure as shown in FIG. 6 is used, the attractive force on the normally open (magnetic pole piece 20b) side is further reduced and the attractive force on the normally closed (magnetic pole piece 20a) side is further increased. An electromagnetic relay provided with a magnetic circuit having an attractive characteristic can be realized. In particular, in the design of a single type (current holding type) electromagnetic relay, asymmetric spring loads can be easily matched.
[0080]
  (Reference example16)
  the aboveReference example13, the fulcrum 54 of the armature 50 is biased toward the center position Y side of the permanent magnet 24.Reference example24 is different from the center line X between the magnetic poles 20b of the iron core 20 in that it is arranged at a position deviated in a direction opposite to the center position Y of the permanent magnet 24, as shown in FIG.
[0081]
  BookReference exampleIsReference exampleLike 14Reference exampleCompared to 12, the suction force characteristics are further unbalanced.
[0082]
  The electromagnetic relayReference exampleWhen the contact structure as shown in FIG. 6 is used, the attractive force on the normally open (magnetic pole piece 20b) side is further reduced and the attractive force on the normally closed (magnetic pole piece 20a) side is further increased. An electromagnetic relay provided with a magnetic circuit having an attractive characteristic can be realized. In particular, in the design of a single type (current holding type) electromagnetic relay, asymmetric spring loads can be easily matched.
[0083]
  (Reference example17)
  Reference example11, the fulcrum 54 of the armature 50 is disposed between the position of the permanent magnet 24, which is biased, and the center line X between the magnetic pole pieces 20 a, 20 b on both sides of the iron core 20.Reference example25 (a) and 25 (b), the position of the permanent magnet 24 is biased to a position close to the center line X, and the position of the permanent magnet 24 and the magnetic pole piece 20a of the iron core 20 at a position close to the permanent magnet 24. Is characterized by the fact that the fulcrum 54 of the armature 5 is disposed at a position between the two, and in that the attraction force characteristics can be unbalanced.Reference example11 is the same. The coil 41 can be installed in a large space by biasing the permanent magnet 24. As shown in FIG. 25A, the space between the magnetic pole piece 20b or the magnetic pole piece 20b of the iron core 20 and the arrangement position of the permanent magnet 24 can be ensured. The coil 41 may be attached to the horizontal piece 20c. In any of the examples shown in FIGS. 25A and 25B, an electromagnetic relay can be configured by adopting the contact structure as shown in FIG.
[0084]
  (Reference example18)
  Reference example12, the fulcrum 54 of the armature 50 is disposed between the magnetized position of the intermediate portion deviated from the center and the center line X between the magnetic pole pieces 20 a and 20 b on both sides of the iron core 20.Reference exampleAs shown in FIG. 26 (a), there is a feature in that the magnetized position of the intermediate portion is set as the center through which the center line X passes, and the fulcrum 54 is disposed so as to be positioned between the center line X and the magnetic pole piece 20a. In terms of unbalanced suction force characteristicsReference example12 is the same. In this case, the coil 41 is attached to the horizontal piece 20 c of the iron core 20.
[0085]
  When the magnetized position of the intermediate portion of the permanent magnet 24 is slightly biased toward the fulcrum 54 as shown in FIG. 26B, the coil 41 may be attached to the magnetic pole piece 20a of the iron core 20. In any of the examples shown in FIGS. 26A and 26B, an electromagnetic relay can be configured by adopting the contact structure as shown in FIG.
(Reference example19)
  Reference example13, the center position Y of the permanent magnet 24 attached integrally to the armature 50 is biased toward the magnetic pole piece 20 a side from the center line X passing between the magnetic pole pieces 20 a and 20 b on both sides of the iron core 20. The fulcrum 54 of the armature 50 is biased between the center position Y and the center position Y.Reference exampleThen, as shown in FIGS. 27 (a) and 27 (b), the position of the fulcrum 54 of the armature 50 is biased between the center position Y and the magnetic pole piece 20a, so that the attraction force characteristic is unbalanced. Yes. The coil 41 may be attached to the horizontal piece 20c of the iron core 20 as shown in FIG. 27 (a) or the magnetic pole piece 20a as shown in FIG. 27 (b). In any of the examples shown in FIGS. 27A and 27B, an electromagnetic relay can be configured by adopting a contact structure as shown in FIG.
[0086]
  (Embodiment1)
  In the electromagnet drive device having a structure in which the permanent magnet 24 stands on the horizontal piece 20c of the iron core 20, when the coils having the same characteristics are respectively attached to the magnetic pole pieces 20a and 20b on both sides of the iron core 20, in this embodiment, FIG. As shown in (a), the permanent magnet 24 is set up at the center position of the horizontal piece 20c of the iron core 20, that is, the center line Y, and the fulcrum 54 of the armature 50 is biased between the center line Y and the magnetic pole piece 20a. It is arranged. That is, the suction force characteristic is unbalanced by effectively offsetting the fulcrum 54 from the center while effectively using the arrangement space.
[0087]
  When the position of the permanent magnet 24 is biased in the same manner as in FIG. 25A, the coil 41 attached to the magnetic pole piece 20a is a coil having a small number of turns as shown in FIG. 28B, and is attached to the magnetic pole piece 20b. By making the coil 41 to be made into a coil with a large number of turns and providing the characteristics of the left and right coils 41 and 41 with asymmetry, the attraction force characteristics can be unbalanced.
[0088]
  In any of the examples shown in FIGS. 28A and 28B, an electromagnetic relay can be configured by adopting the contact structure as shown in FIG.
[0089]
  (Embodiment2)
  In this embodiment, in the configuration shown in FIGS. 26 (a) and 26 (b), coils are attached to the magnetic pole pieces 20a and 20b, and the permanent magnet 24 is used with the magnetized position of the intermediate portion as the central position. In the case of a), as shown in FIG. 29A, coils 41 and 41 having the same characteristics are used as the magnetic pole pieces 20a and 20b.
[0090]
  In the case of FIG. 26B using the permanent magnet 24 in which the magnetization position of the intermediate portion is deviated from the center position, the coil 41 attached to the magnetic pole piece 20a has a small number of turns as shown in FIG. By using the coil 41 and the coil 41 attached to the magnetic pole piece 20b as a coil having a large number of turns, the characteristics of the left and right coils 41, 41 are made asymmetric, so that the attraction force characteristics can be unbalanced.
[0091]
  In any of the examples shown in FIGS. 29A and 29B, an electromagnetic relay can be configured by adopting the contact structure as shown in FIG.
[0092]
  (Embodiment3)
  In the electromagnet driving apparatus having a structure in which the permanent magnet 24 is integrally attached to the armature 50, when the coils having the same characteristics are respectively attached to the magnetic pole pieces 20a and 20b on both sides of the iron core 20, in this embodiment, FIG. As shown in (a), the center line X passing between the pole pieces 20b, 20b on both sides of the iron core 20 is made to coincide with the center position Y of the permanent magnet 24, and the fulcrum 54 of the armature 50 is set to the center position Y and the pole piece 20a. It is biased between the two. In other words, the attraction force characteristic is unbalanced by deviating the fulcrum 54 from the center.
[0093]
  When the center of the permanent magnet 24 is also biased toward the magnetic pole piece 20a as shown in FIG. 27, the coil 41 to be mounted on the magnetic pole piece 20a is a coil with a small number of turns as shown in FIG. By making the coil 41 to be attached to the coil having a large number of turns and providing the characteristics of the left and right coils 41 and 41 with asymmetry, the attraction force characteristics can be unbalanced.
[0094]
  In any of the examples shown in FIGS. 30A and 30B, an electromagnetic relay can be configured by adopting the contact structure as shown in FIG.
[0095]
【The invention's effect】
  According to the first aspect of the present invention, in the electromagnet driving device configured as described above, the fulcrum of the permanent magnet and the armature is provided at a position deviated to one side from the center between the magnetic pole pieces on both sides of the iron core. Since the fulcrum of the permanent magnet and armature is provided at a position deviated from the center between the magnetic pole pieces of the magnet, the attraction force during non-excitation is made asymmetrical so that the attraction force between the excitation attraction and non-excitation It is possible to realize an electromagnet drive device with a wider width. Further, since the coils are respectively mounted at the positions of the iron core from the position where the fulcrum of the armature is offset to the position including the pole pieces on both sides, there is an effect that the attractive force on both sides of the fulcrum can be widened..
[0096]
  ContractClaim2The invention according to claim 1 uses a permanent magnet magnetized with different magnetic poles at both ends as the permanent magnet, and has one end on both sides of the iron core so that both end directions are parallel to the magnetic pole pieces of the iron core. Arranged on the horizontal piece of the iron core at a position deviated from the center between the pole pieces, and the fulcrum of the armature is arranged between the arrangement position of the permanent magnet and the magnetic pole piece of the iron core closer to the arrangement position. As a result, there is an effect that it is possible to secure a larger mounting (winding) space for the coil as well as unbalance of the attractive force characteristics.
[0097]
  ContractClaim3The invention according to claim 1 uses the permanent magnet of the invention according to claim 1 that is magnetized with the same polarity at both ends as the permanent magnet, and is magnetized with a different polarity at the middle portion biased from the center in the both end directions. Both ends are arranged so as to be in contact with the inner surface of the tip of the pole piece on both sides of the iron core, and the fulcrum of the armature is positioned near the magnetized position of the intermediate portion of the permanent magnet and the magnetized position. Therefore, there is an effect that the attraction force characteristic can be unbalanced without worrying about the space for mounting (winding) the coil.
[0098]
  ContractClaim4In the invention of claim 1, since the permanent magnet is integrally attached so as to be parallel to the armature, since the permanent magnet is not disposed on the iron core side, the space that can be occupied by the coil attached to the iron core is increased. As a result, the number of turns of the coil can be increased.
[0099]
  ContractClaim5The invention of claim4In this invention, the permanent magnet is attached to the armature so that the center position of the permanent magnet is deviated from a line passing through the center between the pole pieces on both sides of the iron core. Is located at a position corresponding to the position between the center position of the permanent magnet and the magnetic pole piece of the iron core closer to the center position, so that the attractive force characteristics can be obtained without worrying about the coil mounting (winding) space. There is an effect that unbalance can be achieved.
[0100]
  ContractClaim6According to the present invention, in the electromagnetic relay configured as described above, the fulcrum of the permanent magnet and the armature is located at a position deviated in the direction opposite to the end direction of the contact spring from the center between the pole pieces on both sides of the iron core. As a result, it is possible to realize an electromagnetic relay that can achieve asymmetry of the attractive force and can be easily matched with an asymmetric spring load having a contact spring on one side.. In addition, since the coils are attached to the positions of the iron core from the position where the fulcrum of the armature is offset to the position including the magnetic pole pieces on both sides, the suction force width on both sides can be secured, so that the suction is easier to align. Has the effect of securing the power.
[0101]
  ContractClaim7The invention of claim6In this invention, since the permanent magnet is integrally attached so as to be parallel to the armature, the permanent magnet is not disposed on the iron core side, so that the space that can be occupied by the coil mounted on the iron core can be increased, and as a result the coil There is an effect that the number of turns can be increased.
[0102]
  ContractClaim8The invention of claim6 or 7In the invention, since the hinge spring having one end fixed to the armature and the other end fixed on the body from a direction opposite to the other end direction of the contact spring is provided, the hinge spring is utilized using a dead space. The arrangement space is secured, the space is effectively used, and a small electromagnetic relay can be manufactured.
[0103]
  Claim9The invention of claim8In the invention, the hinge spring is substantially U-shaped, and at least the plate surfaces of both side pieces are set in the same direction as the plate surface of the contact spring, the tip of one side piece is fixed to the armature, and the other side piece is Since the distal end of the side piece is disposed side by side on the armature and is fixed on the body, the center piece can be biased and spring adjustment can be performed.
[0104]
  Claim10The invention of claim9In the present invention, since the central piece of the hinge spring is bent and formed so that the plate surface is perpendicular to the plate surfaces of both side pieces, the spring adjustment is performed by pinching the central piece with an adjusting tool from above and biasing it. Therefore, there is an effect that adjustment work becomes easy.
[0105]
  Claim11The invention ofClaims 8 to 10In this invention, since the position where the hinge spring is held on the body is in the vicinity of the fulcrum position of the armature, sliding of the fulcrum part can be reduced, and stable operation can be obtained.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 (a) shows the present invention.Reference exampleIt is a schematic block diagram of the 1 electromagnet drive device.
  (B) is explanatory drawing of the attraction force characteristic same as the above.
FIG. 2 is a diagram illustrating the principle of the above.
FIG. 3 is an explanatory diagram of attraction force characteristics used in the principle description.
FIG. 4 of the present inventionReference exampleIt is a schematic block diagram which can omit a part of 2 electromagnet drive device.
FIG. 5 of the present inventionReference exampleFIG. 3 is a schematic configuration diagram in which a part of the electromagnet drive device 3 can be omitted.
FIG. 6 of the present inventionReference exampleIt is a schematic block diagram of 4 electromagnetic relays.
FIG. 7 is an exploded perspective view of the above.
FIG. 8 (a) is a plan sectional view in which the same is partially broken.
  (B) is side surface sectional drawing same as the above.
  (C) is side sectional drawing of another position same as the above.
  (D) is an electric circuit diagram of the same as above.
FIG. 9 is an exploded perspective view of the coil block.
FIG. 10 shows the present invention.Reference example5 is an exploded perspective view of FIG.
FIG. 11 shows the present invention.Reference exampleIt is a schematic block diagram of 6 electromagnetic relays.
FIG. 12 shows the present invention.Reference exampleIt is a schematic block diagram of 7 electromagnetic relays.
FIG. 13 shows the present invention.Reference exampleIt is a schematic block diagram which can abbreviate | omit a part of 8 electromagnet drive device.
FIG. 14 is an explanatory diagram of the suction force characteristics of the above.
FIG. 15 shows the present invention.Reference exampleIt is a schematic block diagram which can abbreviate | omit a part of 9 electromagnet drive device.
FIG. 16 shows the present invention.Reference exampleIt is a schematic block diagram which can abbreviate | omit a part of ten electromagnet drive devices.
FIG. 17 shows the present invention.Reference exampleIt is a schematic block diagram which can abbreviate | omit a part of 11 electromagnet drive devices.
FIG. 18 is an explanatory diagram of the suction force characteristics of the above.
FIG. 19 shows the present invention.Reference Example 12It is a schematic block diagram which can abbreviate | omit a part of electromagnet drive device.
FIG. 20 shows the present invention.Reference Example 13It is a schematic block diagram which can abbreviate | omit a part of electromagnet drive device.
FIG. 21 shows the present invention.Reference Example 14It is a schematic block diagram which can abbreviate | omit a part of electromagnet drive device.
FIG. 22 is an explanatory diagram of the suction force characteristics of the above.
FIG. 23 shows the present invention.Reference Example 15It is a schematic block diagram which can abbreviate | omit a part of electromagnet drive device.
FIG. 24 shows the present invention.Reference Example 16It is a schematic block diagram which can abbreviate | omit a part of electromagnet drive device.
FIG. 25 (a) shows the present invention.Reference Example 17It is a schematic block diagram which can abbreviate | omit a part of an example of an electromagnet drive device.
  (B) is a schematic block diagram which can abbreviate | omit a part of other examples same as the above.
FIG. 26 (a) shows the present invention.Reference Example 18It is a schematic block diagram which can abbreviate | omit a part of an example of an electromagnet drive device.
  (B) is a schematic block diagram which a part of modification of the above can be omitted.
FIG. 27 (a) illustrates the present invention.Reference Example 19It is a schematic block diagram which can abbreviate | omit a part of an example of an electromagnet drive device.
  (B) is a schematic block diagram which can abbreviate | omit a part of other examples same as the above.
FIG. 28A is an embodiment of the present invention.1It is a schematic block diagram which can abbreviate | omit a part of an example of an electromagnet drive device.
  (B) is a schematic block diagram which a part of modification of the above can be omitted.
FIG. 29A is an embodiment of the present invention.2It is a schematic block diagram which can abbreviate | omit a part of an example of an electromagnet drive device.
  (B) is a schematic block diagram which a part of modification of the above can be omitted.
FIG. 30A is an embodiment of the present invention.3It is a schematic block diagram which can abbreviate | omit a part of an example of an electromagnet drive device.
  (B) is a schematic block diagram which can abbreviate | omit a part of other examples same as the above.
FIG. 31 (a) is a schematic configuration diagram of a conventional bistable electromagnetic relay.
  (B) is an explanatory view of the suction force characteristic and the spring load characteristic same as the above.
FIG. 32A is a schematic configuration diagram of a 2a type electromagnetic relay using a conventional electromagnet driving device.
  (B) is an explanatory view of the suction force characteristic and the spring load characteristic same as the above.
FIG. 33 (a) is a schematic configuration diagram of an electromagnetic relay obtained by improving the electromagnetic relay of FIG.
  (B) is an explanatory view of the suction force characteristic and the spring load characteristic same as the above.
[Explanation of symbols]
  20 Iron core
  20a, 20b pole piece
  20c center piece
  24 Permanent magnet
  41 coils
  50 Armature
  54 Protrusions

Claims (11)

両側に並行する磁極片を有する略コ型の鉄心と、この鉄心に装着された二つのコイルと、両端間に設けた支点を中心としてシーソー動自在で両端を上記鉄心の両側の脚片先端の磁極面に対向させた接極子と、接極子の何れか一端とこの一端に対応する鉄心の磁極片の先端磁極面を介して鉄心とで閉磁路を構成して接極子の一端を対応する鉄心の脚片の先端磁極面に吸引する永久磁石とを備え、コイルに永久磁石の磁力をうち消す方向に励磁電流を流すことで、接極子を反転可能とする電磁石駆動装置において、鉄心の両側の磁極片間の中心より片方へ偏倚した位置に上記永久磁石及び接極子の支点を設け、上記コイルを上記接極子の支点が偏倚配置されている位置から、両側の磁極片を含むまでの鉄心位置に夫々装着するとともに、各コイルを互いに異なる巻数にしたことを特徴とする電磁石駆動装置。A substantially U-shaped iron core with parallel magnetic pole pieces on both sides, two coils mounted on the iron core, and a seesaw that can move around a fulcrum provided between both ends, with both ends at the tip of leg pieces on both sides of the iron core An armature that is opposed to the magnetic pole surface of the magnet, and one end of the armature and an iron core through the tip magnetic pole surface of the iron core pole piece corresponding to the one end constitute a closed magnetic circuit and correspond to one end of the armature In the electromagnet drive device, which has a permanent magnet attracted to the tip magnetic pole surface of the leg piece of the iron core, and allows the armature to be reversed by flowing an exciting current in the direction of erasing the magnetic force of the permanent magnet in the coil, both sides of the iron core The fulcrum of the permanent magnet and the armature is provided at a position deviated to one side from the center between the magnetic pole pieces, and the iron core from the position where the fulcrum of the armature is displaced to the position including the pole pieces on both sides. Attached to each position and each coil Electromagnetic driving device being characterized in that the different number of turns from each other. 上記永久磁石として両端が異なる磁極に着磁された永久磁石を用い、両端方向が上記鉄心の磁極片と並行するようにして一端を上記鉄心の両側の磁極片間の中心より偏倚した位置の上記鉄心の横片上に配置し、上記接極子の支点を上記永久磁石の配置位置と、該配置位置に近い側の上記鉄心の磁極片との間に配置したことを特徴とする請求項1記載の電磁石駆動装置。A permanent magnet magnetized with different magnetic poles at both ends is used as the permanent magnet, and the one end is displaced from the center between the magnetic pole pieces on both sides of the iron core so that both end directions are parallel to the magnetic pole pieces of the iron core. 2. The armature according to claim 1 , wherein the armature is disposed on a lateral piece of the iron core, and the fulcrum of the armature is disposed between the position of the permanent magnet and the magnetic pole piece of the iron core close to the position of the permanent magnet . Electromagnet drive device. 上記永久磁石として両端が同じ極性に着磁され、両端方向の中心より偏倚した中間部が異なる極性に着磁された永久磁石を用いて該永久磁石の両端を上記鉄心の両側の磁極片の先部の内側面に面接するように橋絡配置し、上記接極子の支点を上記永久磁石の中間部の着磁位置と、該着磁位置に近い側の上記鉄心の磁極片との間に配置したことを特徴とする請求項1記載の電磁石駆動装置。As the permanent magnet, both ends of the permanent magnet are magnetized to the same polarity, and the permanent magnet is magnetized to have a different polarity in the middle portion that is biased from the center of the both ends. The bridge is arranged so as to be in contact with the inner surface of the part, and the fulcrum of the armature is arranged between the magnetized position of the intermediate part of the permanent magnet and the pole piece of the iron core on the side close to the magnetized position. electromagnet driving apparatus according to claim 1, characterized in that the. 上記永久磁石を接極子に並行するように一体に取着したことを特徴とする請求項1記載の電磁石駆動装置。2. The electromagnet drive device according to claim 1, wherein the permanent magnet is integrally attached so as to be parallel to the armature . 上記永久磁石の中心位置が上記鉄心の両側の磁極片間の中心を通る線よりも偏倚するように上記永久磁石を上記接極子に取着するとともに、上記接極子の支点を、永久磁石の中心位置とこの中心位置から近い方の上記鉄心の磁極片との間に対応する位置に配置したことを特徴とする請求項記載の電磁石駆動装置。The permanent magnet is attached to the armature so that the center position of the permanent magnet deviates from a line passing through the center between the pole pieces on both sides of the iron core, and the fulcrum of the armature is attached to the center of the permanent magnet. 5. The electromagnet driving device according to claim 4 , wherein the electromagnet driving device is disposed at a position corresponding to a position between the magnetic pole piece of the iron core closer to the center position . 両側に並行する磁極片を有する略コ型の鉄心と、この鉄心に装着された二つのコイルと、両端間に設けた支点を中心としてシーソー動自在で両端を上記鉄心の両側の脚片先端の磁極面に対向させた接極子と、接極子の何れか一端とこの一端に対応する鉄心の磁極片の先端磁極面を介して鉄心とで閉磁路を構成して接極子の一端を対応する鉄心の脚片の先端磁極面に吸引する永久磁石とで電磁石ブロックを構成して該電磁石ブロックをボディ上に配設し、上記接極子には接極子に並行するように配置されて一端が接極子に取着され、接極子の端部方向に延設された他端に設けた可動接点をボディに配設された固定接点に対置し、上記接極子のシーソー動作に応じて上記可動接点を上記固定接点に対して接触開離させる接点ばねとを備え、上記コイルに永久磁石の磁力を打ち消す方向に励磁電流を流すことで、上記接極子を反転可能とする電磁リレーにおいて、上記鉄心の両側の磁極片間の中心より、上記接点ばねの端方向とは反対方向に偏倚した位置に上記永久磁石及び上記接極子の支点を設け、上記コイルを上記接極子の支点が偏倚配置されている位置から、両側の磁極片を含むまでの鉄心位置に夫々装着するとともに、各コイルを互いに異なる巻数にしたことを特徴とする電磁リレー A substantially U-shaped iron core with magnetic pole pieces parallel to both sides, two coils mounted on this iron core, and a seesaw that can move around a fulcrum provided between both ends, with both ends at the tip of the leg piece on both sides of the iron core. An armature opposed to the magnetic pole surface, and one end of the armature and an iron core corresponding to one end of the armature by forming a closed magnetic path with the iron core via the tip magnetic pole surface of the iron core pole piece corresponding to the one end An electromagnet block is composed of a permanent magnet attracted to the tip magnetic pole surface of the leg piece, and the electromagnet block is disposed on the body. The armature is disposed so as to be parallel to the armature, and has one end at the armature. The movable contact provided at the other end extending in the direction of the end of the armature is opposed to the fixed contact disposed on the body, and the movable contact is moved according to the seesaw operation of the armature. A contact spring for releasing the contact with the fixed contact. In an electromagnetic relay that allows the armature to be reversed by passing an exciting current in a direction that cancels the magnetic force of the permanent magnet, it is opposite to the end direction of the contact spring from the center between the pole pieces on both sides of the iron core. The fulcrum of the permanent magnet and the armature is provided at a position biased in the direction, and the coil is mounted at the position of the iron core from the position where the fulcrum of the armature is biased to the side including the pole pieces on both sides. An electromagnetic relay characterized in that each coil has a different number of turns . 上記永久磁石を接極子に並行するように一体に取着したことを特徴とする請求項記載の電磁リレーThe electromagnetic relay according to claim 6, wherein the permanent magnet is integrally attached so as to be parallel to the armature . 上記接点ばねの他端方向とは逆方向から一端が上記接極子に固持され他端が上記ボディ上で固持されるヒンジばねを備えていることを特徴とする請求項6又は7記載の電磁リレー 8. An electromagnetic relay according to claim 6, further comprising a hinge spring having one end fixed to the armature and the other end fixed on the body from a direction opposite to the other end direction of the contact spring. . 上記ヒンジばねが略コ型であって、少なくとも両側片の板面を接点ばねの板面と同一方向とし、一方の側片先端が上記接極子に固持され、他方の側片が上記接極子に側方に並行配置されて当該側片の先端がボディ上で固持されることを特徴とする請求項記載の電磁リレーThe hinge spring is substantially U-shaped, and at least the plate surfaces of both side pieces are in the same direction as the plate surface of the contact spring, one side piece tip is fixed to the armature, and the other side piece is attached to the armature. The electromagnetic relay according to claim 8 , wherein the electromagnetic relay is arranged side by side and the tip of the side piece is fixed on the body . 上記ヒンジばねの中央片を両側片の板面に対して板面が垂直となるように折り曲げ形成したことを特徴とする請求項記載の電磁リレー 10. The electromagnetic relay according to claim 9 , wherein the central piece of the hinge spring is bent so that the plate surfaces are perpendicular to the plate surfaces of both side pieces . 上記ヒンジばねの上記ボディ上で固持される位置が上記接極子の支点位置の近傍であることを特徴とする請求項8乃至10の何れか記載の電磁リレー。 11. The electromagnetic relay according to claim 8, wherein a position where the hinge spring is fixed on the body is in the vicinity of a fulcrum position of the armature .
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