JP4378907B2 - Seal end face processing method - Google Patents

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JP4378907B2
JP4378907B2 JP2001368270A JP2001368270A JP4378907B2 JP 4378907 B2 JP4378907 B2 JP 4378907B2 JP 2001368270 A JP2001368270 A JP 2001368270A JP 2001368270 A JP2001368270 A JP 2001368270A JP 4378907 B2 JP4378907 B2 JP 4378907B2
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由之 藤田
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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、互いに突き合わせされることによって流体密の接続を可能にする管継手などのシール端面を加工する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、シール端面加工方法として、特開平5−131361号公報に、円柱状フレームの先端面に軸方向と直交する方向に回転自在に支持された複数個のバニシングロールを有するバニシングツールを用いて、バルブシート部表面のアール凸状部にバニシング加工する方法が開示されている。
【0003】
一方、本発明者らは、特開平11−6585号において、図に示す管継手を提案している。この管継手は、一対の管状継手部材(1)(2)と、両継手部材(1)(2)の突合わせ端面の間に介在させられる円環状ガスケット(3)と、両継手部材(1)(2)を連結するねじ手段とを備え、各継手部材(1)(2)の突合わせ端面にそれぞれ環状のガスケット押え用突起(7)(8)が設けられており、各突起(7)(8)は、継手部材(1)(2)の突合わせ端面の内周(1a)(2a)よりも半径方向外側に寄ったところにあり、各突起(7)(8)の断面の輪郭形状が、突き合わせ端面から半径方向外側にのびる円弧部(7b)(8b)と、円弧部(7b)(8b)に連なる直線部(7a)(8a)とよりなり、円弧部(7b)(8b)の中心が、円弧部(7b)(8b)と直線部(7a)(8a)との交点よりも半径方向内側にあり、直線部(7a)(8a)が、軸方向に対して30〜60°傾斜しているものである。
【0004】
そして、各突合わせ端面における突起(7)(8)の内外両側には、内側平坦面(15)(16)および外側平坦面(17)(18)が形成されている。内側平坦面(15)(16)は、外側平坦面(17)(18)より左右方向ガスケット(3)側に突出させられている。
【0005】
また、符号(9)および(10)は、締過ぎ防止用環状突起を示し、これらの締過ぎ防止用環状突起(9)(10)は、突起(7)(8)よりも左右方向ガスケット(3)側に突出させられており、適正な締付けよりもさらに締付けようとしたさいに、リテーナ(5)をその両面から押圧するようになされている。各締過ぎ防止用環状突起(9)(10)は組立て前の各継手部材(1)(2)の突起(7)(8)を保護しており、これにより、シール性に重要な影響を及ぼす突起(7)(8)が傷付くことが防止されている。
【0006】
図(a)は、ナット(4)を手で締め付けた状態を拡大して示すものであるが、同図に示すように、ナット(4)が締付けられていくと、突起(7)(8)の最突出端がガスケット(3)の端面にまず当接するが、このときには各継手部材(1)(2)の内側平坦面(15)(16)とガスケット(3)の左右端面との間には、それぞれ内側隙間(G1)が存在しており、各継手部材(1)(2)の外側平坦面(17)(18)とガスケット(3)の左右端面との間には、これよりも大きい外側隙間(G2)がそれぞれ存在している。また、締過ぎ防止用環状突起(9)(10)とリテーナ(5)との間には、さらに大きい隙間(G3)が存在している。すなわち、G1<G2<G3となっている。手で締め付けた状態からスパナ等によりさらにナット(4)を締付けていくと、ガスケット(3)が変形し、まず内側隙間(G1)が0となる。このとき、外側隙間(G2)は0ではない。そして、適正な締付け時には、図(b)に示すように、外側隙間(G2)も0となって、内側平坦面(15)(16)がガスケット(3)の左右端面の内縁部に密接して、各継手部材(1)(2)の内周(1a)(2a)とガスケット(3)の内周(3a)とがほぼ面一となる。すなわち液だまりとなる凹所は存在しなくなる。なお、締過ぎ防止用環状突起(9)(10)とリテーナ(5)との間の隙間(G3)は、このときでも0にはなっていない。そして、これよりさらに締付けると、締過ぎ防止用環状突起(9)(10)とリテーナ(5)との間の隙間(G3)が0となり、締付けに対する抵抗力が非常に大きくなり、締過ぎが防止される。
【0007】
こうして、締付け完了時には、ガスケット(3)の端面に突起(7)(8)に対応する凹みが生じるとともに、各継手部材(1)(2)の突合わせ端面の内周(1a)(2a)とガスケット(3)の内周(3a)とがほぼ面一となる。
【0008】
すなわち、この管継手は、突起(7)(8)がガスケット(3)に食い込むことによってのみシール性を得るのではなく、突起(3)の基部の内外少なくとも一方にシールに寄与する平坦面(15)(16)(17)(18)を有しており、これらの平坦面(15)(16)(17)(18)がガスケット(3)に密接することにより、より一層優れたシール性、締付け特性および分解特性を得ることができるという利点を有している。また、この管継手では、突起(7)(8)の直線部(7a)(8a)が軸方向に対して30〜60°傾斜していることにより、第1および第2継手部材(1)(2)に対してガスケット(3)を軸方向へ移動させるさいの摩擦力が、シール突起の断面の輪郭形状が直線部の無い円弧状のものと略同等であり、軸方向にのびる直線部を有する突起に起因する分解時にガスケット(3)が継手部材(1)(2)から離れにくいという問題は全く起こらないという利点も有している。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
上記特開平5−131361号公報に記載のシール端面加工方法は、極めて高精度が要求される管継手の製作に適用するには不十分であり、特に、特開平11−6585号に示す管継手のように継手部材のシール寄与平坦面がガスケットに密接する管継手を製作するためには、新たなシール端面加工方法が必要となっている。
【0010】
この発明の目的は、上記実状に鑑み、突起が所望のシール特性を発揮し得るシール端面加工方法を提供することにある。
【0011】
また、この発明の他の目的は、継手部材のシール寄与平坦面がガスケットに密接する管継手を製作する際に有用なシール端面加工方法を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段および発明の効果】
この発明によるシール端面加工方法は、環状の突起および突起の基部の内外少なくとも一方にシールに寄与する平坦面を有するシール端面を加工する方法であって、総型バイトを用いて環状突起およびシール寄与平坦面を同時に加工するアール加工工程と、バニシングツールを用いて環状突起およびシール寄与平坦面を同時に鏡面仕上げかつ高硬度化するバニシング加工工程とを含んでおり、シール端面は、突起の基部の内外両方にシールに寄与する平坦面を有しており、総型バイトの端面形状は、外側平坦面が内側平坦面よりも突出させられており、バニシングロールは、内側および外側の円周面の径が等しくなされていることを特徴とするものである。
【0013】
の発明のシール端面加工方法によると、総型バイトを用いて環状突起およびシール寄与平坦面を加工するアール加工と、バニシングツールを用いて環状突起およびシール寄与平坦面を鏡面仕上げかつ高硬度化するバニシング加工とを行うことにより、工数を少なくして、突起の基部の内外少なくとも一方にシールに寄与する平坦面を有するシール端面を加工することができる。
【0014】
第1回目のアール加工およびバニシング加工を行った後、バリ取りを行い、さらに、第2回目のアール加工およびバニシング加工を行うことが好ましい。シール端面は、高硬度でかつ鏡面仕上げが必要であり、アール加工およびバニシング加工を2度行うことにより、所望の硬度とより精度の高い鏡面仕上げを得ることができる。
【0015】
また、各環状突起の断面の輪郭形状が、突き合わせ端面から半径方向外側にのびる円弧部と、円弧部に連なる直線部とよりなり、円弧部の中心が、円弧部と直線部との交点よりも半径方向内側にあり、直線部が、軸方向に対して30〜60°傾斜させられているものであり、溝入れバイトまたは穴ぐりバイトを用いて、直線部を軸方向に30〜60°傾斜させるためのアールカット加工をバニシング加工工程およびその後のバリ取り工程のさらに後に行うことがある。このような突起形状は、シール性、締付け特性および分解特性のすべてを高いレベルで備えた管継手を形成するのに有用であり、この突起形状を得るためのアールカット加工をバニシング加工工程およびその後のバリ取り工程のさらに後に行うことにより、シール端面の硬度および鏡面仕上げ度を保持したままで、より好ましい突起形状を得ることができる。
【0016】
シール端面は、突起の基部の内外両方にシールに寄与する平坦面を有しており、総型バイトの端面形状は、外側平坦面が内側平坦面よりも突出させられていることがある。このようにすると、総型バイトによるアール加工工程の後には、シール端面の内側平坦面の方が軸方向に突出させられることになり、バニシング時には、シールへの寄与が大きい方の内側平坦面がバニシングツールによく当たり、より精度よく鏡面仕上げかつ高硬度化が施される。
【0017】
端部が断面円弧状でこの先端部に連なるテーパ状の基部を有する環状の突起が流体通路の縁部に形成されたシール端面を加工する場合、環状突起に対応する凹部を有する総型バイトを用いて環状突起を加工するアール加工工程と、バニシングツールを用いて環状突起を鏡面仕上げかつ高硬度化するバニシング加工工程とを含み、バニシング加工前の突起の高さが加工後の高さよりも大きく、バニシング前の突起のテーパ角度が加工後のテーパ角度よりも小さくなされていることが好ましい
【0018】
型バイトを用いて環状突起を加工するアール加工と、バニシングツールを用いて環状突起を鏡面仕上げかつ高硬度化するバニシング加工とを行うとともに、バニシング加工前の突起の高さを加工後の高さよりも大きく、バニシング前の突起のテーパ角度を加工後のテーパ角度よりも小さくすることにより、シールに寄与する突起が所望のシール特性を発揮し得るようにシール端面を加工することができる。
【0019】
アール加工工程は、超微粒子超硬材質の総型バイトを用いた荒加工と、TINまたはTIALコーティング超微粒子超硬材質の総型バイトを用いた仕上げ加工の2度に分けて行われることがある。これにより、総型バイトおよびバニシングローラの寿命を延ばすとともに、所望の突起形状を精度よく得ることができる。
【0020】
【発明の実施の形態】
この発明の実施の形態を、以下図面を参照して説明する。
【0021】
第1の発明によるシール端面加工方法は、図1から図3までに示すように、次の工程を順次行うものである。
【0022】
1.流体通路となる貫通孔(下孔)(21a)が加工済みの円柱状素材(21)を用意する(図1(a))。
【0023】
2.外形バイト(22)またはフライスフルバックサーメットまたは超硬チップを用いて、外径端面(21b)を平坦となるように加工する(図1(b))。
【0024】
3.エンドミル(23)を用いて、ザグリ(24)を加工する(図1(c))。
【0025】
4.内径バイト(25)またはエンドミルを用いて、下孔(21a)の径よりも若干大きい径の流体通路端部内径(26)を加工する(図1(d))。
【0026】
5.端面溝入れバイト(27)を用いて、ザグリ(24)の底面の外周縁部に、環状の溝(28)を加工する(図1(e))。
【0027】
6.突起(30)を形成するための断面円弧状凹部(29a)が形成された超微粒子超硬材質のR総型バイト(29)を用いて、ザグリ(24)の底面に環状の突起(30)を形成するとともに、突起(30)の内側および外側に平坦面(31)(32)を形成する(アール加工と称する)(図2(a))。
【0028】
7.ザグリ(24)底面の突起(30)およびその両側の平坦面(31)(32)に対応するプラスチック金型用鋼製または工具鋼系統のバニシングローラ(34)を有するバニシングツール(33)を用いて、突起(30)および突起(30)両側の平坦面(31)(32)をバニシング加工する(図2(b))。バニシングローラ(34)の形状以外のバニシングツール(33)の構成は、公知のものであり、例えば、スギノマシン社のスパロールなどが知られている。バニシングローラ(34)の材質としては、耐久性、鏡面性および靭性に優れた特性を有しているプラスチック金型用鋼(SKD11種系統)のほかに、摩耗性に優れたスギノマシン社標準材質(工具鋼種系統)であってもよい。なお、いずれの場合も、ローラーには鏡面処理を施し、HRC60以上の硬度を必要とする。
【0029】
8.内径バイト(25)またはエンドミルを用いて、流体通路端部内径(26)のバリ取りを行う(図2(c))。
【0030】
9.端面溝入れバイト(27)を用いて、ザグリ(24)底面の環状溝(28)のバリ取りを行う(図2(d))。
【0031】
10.突起(30)を形成するための断面円弧状凹部(29a)が形成された超微粒子超硬材質のR総型バイト(29)を用いて、ザグリ(24)底面の突起(30)およびその両側の平坦面(31)(32)を加工する。すなち、6.と同様のアール加工を行い、硬度を上げるとともに、端面の状態を安定させる(図2(e))。
【0032】
11.ザグリ(24)底面の突起(30)およびその両側の平坦面(31)(32)に対応するバニシングローラ(34)を有するプラスチック金型用鋼製のバニシングツール(33)を用いて、突起(30)および突起(30)両側の平坦面(31)(32)をバニシング加工する。すなわち、7.と同様の加工を行い、硬度を上げるとともに、端面の状態を安定させる(図3(a))。
【0033】
12.内径バイト(25)またはエンドミルを用いて、流体通路端部内径(26)のバリ取りを行う(図3(b))。すなわち、8.と同様の加工を行い、バニシングで生じた径方向の盛り上がりを除去する。
【0034】
13.端面溝入れバイト(27)を用いて、ザグリ(24)底面の環状溝(28)のバリ取りを行う(図3(c))。すなわち、9.と同様の加工を行い、バニシングで生じた径方向の盛り上がりを除去する。
【0035】
14.溝入れバイト(35)または孔ぐりバイトを用いて、突起(30)を45°カットし、突起に直線部(36)を形成する(図3(d))。この直線部(36)は、図11の突起(7)(8)の直線部(7a)(8a)に相当しており、図11に示す管継手は、この直線部(7a)(8a)および突起(7)(8)の基部の両側の平坦面(15)(16)(17)(18)の存在によって、シール性、締付け特性および分解特性のすべての特性で高度にバランスが取れたものとなっている。
【0036】
15.外形バイト(22)またはフライスフルバックサーメットまたは超硬チップを用いて、ザグリ後の外径端面(21b)を平坦となるように加工する(図3(e))。
【0037】
上記において、総型バイト(29)は、図4に拡大して示すように、端面に、断面円弧状の凹部(29a)およびその両側の平坦面(29b)(29c)を有する形状とされている。そして、外側平坦面(29c)が内側平坦面(29b)よりもオフセット量Dだけ軸方向に突出させられている。これにより、アール加工後でバニシング加工前における同図左に示すシール端面形状は、内側平坦面が(31)が外側平坦面(32)よりもオフセット量Dだけ軸方向に突出するように加工される。これに対して、バニシングロール(34)は、図5に拡大して示すように、断面円弧状の環状凹部(34a)およびその両側の平坦円周面(34b)(34c)を有する形状とされるとともに、内側および外側の円周面(34b)(34c)の径が等しくなされている。したがって、同図の左に示すバニシング加工前のシール端面形状に対して、バニシングロール(34)は、シール端面の内側平坦面(31)により強く当たることになる。そして、バニシング加工後には、同図右に示すように、バニシングロール(34)の形状に対応して、内側平坦面(31)と外側平坦面(32)とが同一面上に位置するようになされる。バニシングロール(34)の形状は、シール端面の内側平坦面(31)により強く当たるようにするとともに、バニシング加工後においては、内側平坦面(31)が外側平坦面(32)よりも突出するような形状としてももちろんよい。
【0038】
上記の工程では、鏡面仕上げを安定させるために、バニシング加工が2度施されているが、これにより、端面から100ミクロンの内部まで所定の硬度を確保することができる。2度加工は、バニシングローラの寿命アップにも効果がある。
【0039】
バニシング加工圧は、150K程度が好ましく、バニシング追込み量は、ローラがRに当たって回転し始めてから、例えば、約1.5〜3.5mmとされる。この追込み量などの加工条件は、設備、管継手材質、下加工の状態に応じて適宜設定される。なお、仕上がりの状態は実体顕微鏡でチェックされる。
【0040】
第2の発明によるシール端面加工方法は、次の工程を順次行うものである。
【0041】
1.流体通路となる貫通孔(下孔)(41a)が加工済みの円柱状素材(41)を用意する(図6(a))。
【0042】
2.外形バイト(42)またはフライスフルバックサーメットまたは超硬チップを用いて、外径端面(41b)を平坦となるように加工する(図6(b))。
【0043】
3.ドリル(43)を用いて、下孔(41a)の径よりも若干大きい径の流体通路端部内径(44)を荒加工する(図6(c))。
【0044】
4.エンドミル(45)を用いて、ザグリ(46)を加工する(図6(d))。
【0045】
5.内径バイト(47)またはエンドミルを用いて、内径(44)を仕上げ加工する(図6(e))。
【0046】
6.外形バイト(42)またはフライスフルバックサーメットまたは超硬チップを用いて、ザグリ(46)後の外径端面(41b)を仕上げ加工する(図7(a))。
【0047】
7.端面溝入れバイト(48)を用いて、ザグリ(46)の底面の外周縁部に、環状の溝(49)を加工する(図7(b))。
【0048】
8.突起(51)を形成するための断面円弧状凹部(50a)が形成された超微粒子超硬材質のR総型バイト(50)を用いて、ザグリ(46)の底面に環状の突起(51)を形成するとともに、突起(51)の内側にテーパ面(52)、外側に平坦面(53)をそれぞれ形成する(アール加工と称する)(図7(c))。
【0049】
9.同様に、断面円弧状凹部(54a)が形成されたR総型バイト(54)を用いて、環状の突起(51、突起(51)内側のテーパ面(52)および突起(51)外側の平坦面(53)をそれぞれ仕上げ加工する(図7(d))。この仕上げ加工で使用されるR総型バイト(54)は、1回目のアール加工で使用されるR総型バイト(50)がコーティング無しの超微粒子超硬材質であるのに対して、TINまたはTIALコーティングされた超微粒子超硬材質のものが使用されている。
【0050】
10.ドリル(43)を用いて、流体通路端部内径(44)の切り粉を除去する(図7(e))。
【0051】
11.ザグリ(24)底面の突起(51)、突起(51)の内側のテーパ面(52)および突起(51)の外側の平坦面(53)に対応するプラスチック金型用鋼製のバニシングローラ(56)を有するバニシングツール(スパロール)(55)を用いて、突起(51)および突起(51)外側の平坦面(53)をバニシング加工する(図8(a))。
【0052】
12.端面溝入れバイト(48)を用いて、ザグリ(46)底面の環状溝(49)のバリ取りを行う(図8(b))。
【0053】
13.内径バイト(47)またはエンドミルを用いて、流体通路端部内径(44)のバリ取りを行う(図8(c))。
【0054】
上記において、アール加工の荒加工で使用される総型バイト(50)は、図9に拡大して示すように、端面に、断面円弧状の凹部(50a)およびその両側の平坦面(50b)(50c)を有する形状とされている。そして、内側平坦面(50b)と外側平坦面(50c)とは同一面上に位置させられている(すなわち両平坦面間のオフセット量はゼロ)。アール加工の仕上げ加工で使用される総型バイト(54)も同じ形状である。また、バニシングロール(56)は、図10に拡大して示すように、断面円弧状の環状凹部(56a)およびその両側にあって互いに径の等しい平坦円周面(56b)(56c)を有する形状とされるとともに、凹部(56a)の深さH3は、突起(51)の高さよりも小さくなされている。そして、アール加工工程においては、バニシング加工時に押される分だけ(0.05mm程度)、図9左に示すバニシング加工前の突起(51)の高さH1が図10左に示すバニシング加工後の突起(51)高さH2よりも大きくなされている。さらに、バニシング加工前の突起(51)のテーパ角度T1が加工後の突起(51)のテーパ角度T2よりも小さくなされており、バニシングがよく当り、しかも、バニシング時におけるテーパへの食い込みおよび段の発生が防止される。これにより、突起(51)の形状および寸法が精度よく得られるとともに、突起(51)の鏡面仕上げかつ高硬度化も極めて精度のよいものとなる。
【0055】
なお、第1および第2の発明において、加工の順序は、必ずしも上記の実施形態の通りに行う必要はなく、シール端面の性能に影響を及ぼさない範囲での順序の変更は可能である。また、第1および第2の発明を組み合わせてもちろんよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明によるシール端面加工方法の第1実施形態の第1から第5までの工程を示す図である。
【図2】この発明によるシール端面加工方法の第1実施形態の第5から第10までの工程を示す図である。
【図3】この発明によるシール端面加工方法の第1実施形態の第11から第15までの工程を示す図である。
【図4】この発明のシール端面加工方法の第1実施形態で使用される総型バイトを示す図である。
【図5】この発明のシール端面加工方法の第1実施形態で使用されるバニシングロールを示す図である。
【図6】この発明によるシール端面加工方法の第2実施形態の第1から第5までの工程を示す図である。
【図7】この発明によるシール端面加工方法の第2実施形態の第5から第10までの工程を示す図である。
【図8】この発明によるシール端面加工方法の第2実施形態の第11から第13までの工程を示す図である。
【図9】この発明のシール端面加工方法の第2実施形態で使用される総型バイトを示す図である。
【図10】この発明のシール端面加工方法の第2実施形態で使用されるバニシングロールを示す図である。
【図11】この発明のシール端面加工方法で加工される管継手の一例を示す図である。
【符号の説明】
(29) 総型バイト
(29b) 内側平坦面
(29c) 外側平坦面
(30) 突起
(31) 内側平坦面
(32) 外側平坦面
(33) バニシングツール
(34) バニッシングロール
(34b) 内側の円周面
(34c) 外側の円周面
(35) 溝入れバイト
(36) 突起直線部
(51) 突起
(50) 荒加工用総型バイト
(50b) 内側平坦面
(50c) 外側平坦面
(54) 仕上げ用総型バイト
(55) バニシングツール
(56) バニッシングロール
(56a) 凹部
(56b) 内側の円周面
(56c) 外側の円周面
[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a method of machining a seal end face such as a pipe joint that allows a fluid tight connection by being butted together.
[0002]
[Prior art]
Conventionally, as a seal end face processing method, in JP-A-5-131361, using a burnishing tool having a plurality of burnishing rolls rotatably supported in a direction orthogonal to the axial direction on the front end face of a cylindrical frame, A method of burnishing the rounded convex portion on the valve seat surface is disclosed.
[0003]
On the other hand, the present inventors have proposed a pipe joint shown in the figure in JP-A-11-6585. This pipe joint includes a pair of tubular joint members (1) (2), an annular gasket (3) interposed between the butted end faces of both joint members (1) (2), and both joint members (1 ) (2) and a screw means for connecting, and each of the joint members (1) and (2) is provided with annular gasket pressing projections (7) and (8), respectively, ) (8) is located on the radially outer side of the inner periphery (1a) (2a) of the butt end face of the joint member (1) (2), and the cross section of each projection (7) (8) The contour shape is composed of an arc portion (7b) (8b) extending radially outward from the butt end face and a linear portion (7a) (8a) connected to the arc portion (7b) (8b), and the arc portion (7b) ( The center of 8b) is radially inward from the intersection of the arc portions (7b) (8b) and the straight portions (7a) (8a), and the straight portions (7a) (8a) are 30 in the axial direction. It is inclined by ~ 60 °.
[0004]
The inner flat surfaces (15) and (16) and the outer flat surfaces (17) and (18) are formed on both the inner and outer sides of the protrusions (7) and (8) at each butting end surface. The inner flat surfaces (15) and (16) are projected from the outer flat surfaces (17) and (18) toward the left and right gasket (3).
[0005]
Further, reference numerals (9) and (10) indicate an over-tightening preventing annular protrusion, and these over-tightening preventing annular protrusions (9), (10) are provided in a left-right gasket ( 3) Projected to the side, the retainer (5) is pressed from both sides when attempting to tighten further than proper tightening. Each over-tightening prevention annular projection (9) (10) protects the projection (7) (8) of each joint member (1) (2) before assembly, which has an important effect on the sealing performance. The protruding protrusions (7) and (8) are prevented from being damaged.
[0006]
Fig. (A) is an enlarged view of the state in which the nut (4) is tightened by hand. As shown in the figure, when the nut (4) is tightened, the protrusion (7) (8 ) First protrudes from the end face of the gasket (3) .At this time, the gap between the inner flat face (15) (16) of each joint member (1) (2) and the left and right end faces of the gasket (3) Each has an inner gap (G1), and between the outer flat surfaces (17) (18) of the joint members (1) (2) and the left and right end surfaces of the gasket (3), Also have large outer gaps (G2). Further, an even larger gap (G3) exists between the overtightening preventing annular projections (9), (10) and the retainer (5). That is, G1 <G2 <G3. When the nut (4) is further tightened with a spanner or the like from the state of being manually tightened, the gasket (3) is deformed and the inner gap (G1) becomes zero first. At this time, the outer gap (G2) is not zero. During proper tightening, the outer gap (G2) is also zero, and the inner flat surfaces (15) and (16) are in close contact with the inner edges of the left and right end surfaces of the gasket (3), as shown in FIG. Thus, the inner circumferences (1a) and (2a) of the joint members (1) and (2) and the inner circumference (3a) of the gasket (3) are substantially flush with each other. That is, there is no recess that becomes a liquid pool. Note that the gap (G3) between the overtightening preventing annular projections (9), (10) and the retainer (5) is not zero even at this time. If tightened further than this, the gap (G3) between the overtightening preventing annular projections (9), (10) and the retainer (5) becomes 0, the resistance to tightening becomes very large, and overtightening is not possible. Is prevented.
[0007]
Thus, when tightening is completed, a recess corresponding to the protrusion (7) (8) is formed on the end surface of the gasket (3), and the inner periphery (1a) (2a) of the butted end surface of each joint member (1) (2) And the inner periphery (3a) of the gasket (3) are substantially flush with each other.
[0008]
That is, this pipe joint does not obtain a sealing property only by the protrusions (7) and (8) biting into the gasket (3), but a flat surface that contributes to sealing at least one of the inside and outside of the base of the protrusion (3) ( 15) (16) (17) (18), and these flat surfaces (15) (16) (17) (18) are in close contact with the gasket (3), so that even better sealing performance is achieved. , Having the advantage of being able to obtain tightening characteristics and disassembly characteristics. Further, in this pipe joint, the first and second joint members (1) are formed by the linear portions (7a) and (8a) of the protrusions (7) and (8) being inclined by 30 to 60 ° with respect to the axial direction. The frictional force when moving the gasket (3) in the axial direction with respect to (2) is almost the same as that of the circular arc shape in which the cross section of the seal projection has no straight part, and the straight part extending in the axial direction There is also an advantage that the problem that the gasket (3) is difficult to separate from the joint members (1) and (2) does not occur at the time of disassembly due to the protrusions having the.
[0009]
[Problems to be solved by the invention]
The seal end face processing method described in the above-mentioned Japanese Patent Laid-Open No. 5-131361 is insufficient for application to the manufacture of a pipe joint that requires extremely high precision. In particular, the pipe joint shown in Japanese Patent Laid-Open No. 11-6585 Thus, in order to manufacture a pipe joint in which the seal-contributing flat surface of the joint member is in close contact with the gasket, a new seal end face processing method is required.
[0010]
In view of the above situation, an object of the present invention is to provide a seal end face processing method in which protrusions can exhibit desired seal characteristics.
[0011]
Another object of the present invention is to provide a method for processing a seal end face that is useful when manufacturing a pipe joint in which a flat surface that contributes to the seal of the joint member is in close contact with the gasket.
[0012]
[Means for Solving the Problems and Effects of the Invention]
The seal end face processing method according to the present invention is a method for processing a seal end face having an annular projection and a flat surface contributing to the seal on at least one of the inside and outside of the base of the projection. and Earl processing step of simultaneously machining a flat surface, it includes a burnishing step of simultaneously mirror finish and high hardness of the annular projection and the sealing contribution flat surface with a burnishing tool, the seal end face, and out of the base of the projections Both have flat surfaces that contribute to sealing, and the end face shape of the total type bite is such that the outer flat surface protrudes more than the inner flat surface, and the burnishing roll has a diameter of the inner and outer circumferential surfaces. Are made equal to each other.
[0013]
With the sealing end face machining method of this invention, and Earl process of processing the annular projection and the sealing contribution flat surface using the total mold byte, mirror finish and high hardness of the annular projection and the sealing contribution flat surface with a burnishing tool By performing the burnishing process, it is possible to process the seal end surface having a flat surface that contributes to the seal on at least one of the inside and the outside of the base portion of the protrusion, with fewer steps.
[0014]
It is preferable to perform deburring after performing the first rounding and burnishing, and further to perform the second rounding and burnishing. The seal end face has a high hardness and needs to have a mirror finish. By performing the rounding process and the burnishing process twice, a desired hardness and a more accurate mirror finish can be obtained.
[0015]
Further, the contour shape of the cross-section of each annular protrusion is composed of an arc portion extending radially outward from the abutting end surface and a linear portion connected to the arc portion, and the center of the arc portion is more than the intersection of the arc portion and the linear portion. It is inward in the radial direction, and the straight part is inclined 30 to 60 ° with respect to the axial direction, and the straight part is inclined 30 to 60 ° in the axial direction by using a grooving tool or a boring tool. In some cases, the R-cut process is performed after the burnishing process and the subsequent deburring process. Such a protrusion shape is useful for forming a pipe joint having a high level of all of sealing performance, tightening characteristics and disassembly characteristics, and the R-cut process for obtaining this protrusion shape is performed by a burnishing process and thereafter. By further performing the deburring step, a more preferable protrusion shape can be obtained while maintaining the hardness of the seal end face and the mirror finish.
[0016]
The seal end surface has a flat surface that contributes to sealing both inside and outside the base of the protrusion, and the end face shape of the total type bite may be such that the outer flat surface protrudes more than the inner flat surface. In this way, the inner flat surface of the seal end face is projected in the axial direction after the rounding process using the total type tool, and the inner flat surface having the larger contribution to the seal is burned during burnishing. It hits the burnishing tool, and the mirror finish and higher hardness are applied with higher accuracy.
[0017]
If earlier end annular projection having a tapered base portion continuous with the distal end portion with an arcuate cross section to process the sealing end surface formed at the edge of the fluid passage, the total mold bytes having a recess corresponding to the annular projection A round processing step that processes an annular projection using a burnishing tool and a burnishing processing step that uses a burnishing tool to mirror-finish and increase the hardness of the annular projection, and the height of the projection before burnishing is higher than the height after processing It is preferable that the taper angle of the protrusion before burnishing is smaller than the taper angle after processing.
[0018]
And Earl machining for machining a circular projection with a total mold bytes, performs a burnishing to mirror finish and high hardness of the annular projection with a burnishing tool, a high after processing the height of the burnishing previous projection If the taper angle of the protrusion before burnishing is smaller than the taper angle after processing, the seal end face can be processed so that the protrusion contributing to the seal can exhibit the desired sealing characteristics.
[0019]
The rounding process may be performed in two steps: rough machining using a total bite of ultra-fine cemented carbide material and finishing process using a total bit of TIN or TIAL coated ultrafine carbide material. . As a result, it is possible to extend the lifespan of the all-purpose tool and the burnishing roller, and to obtain a desired projection shape with high accuracy.
[0020]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Embodiments of the present invention will be described below with reference to the drawings.
[0021]
The seal end face processing method according to the first invention sequentially performs the following steps as shown in FIGS.
[0022]
1. A cylindrical material (21) in which a through hole (lower hole) (21a) serving as a fluid passage has been processed is prepared (FIG. 1A).
[0023]
2. The outer diameter end face (21b) is processed to be flat using an external cutting tool (22), a milling full back cermet, or a cemented carbide tip (FIG. 1 (b)).
[0024]
3. The counterbore (24) is processed using the end mill (23) (FIG. 1 (c)).
[0025]
4). Using an inner diameter tool (25) or an end mill, the fluid passage end inner diameter (26) having a diameter slightly larger than the diameter of the lower hole (21a) is processed (FIG. 1 (d)).
[0026]
5. Using the end face grooving tool (27), an annular groove (28) is formed on the outer peripheral edge of the bottom face of the counterbore (24) (FIG. 1 (e)).
[0027]
6). An annular protrusion (30) is formed on the bottom surface of the counterbore (24) by using an R-type cutting tool (29) made of ultra-fine particle carbide with a circular arc-shaped recess (29a) formed to form the protrusion (30). And flat surfaces (31) and (32) are formed on the inside and outside of the protrusion (30) (referred to as rounding) (FIG. 2 (a)).
[0028]
7). Using a burnishing tool (33) having a burnishing roller (34) made of plastic mold steel or tool steel system corresponding to the counterbore (24) bottom projection (30) and flat surfaces (31) (32) on both sides thereof Then, the protrusion (30) and the flat surfaces (31) and (32) on both sides of the protrusion (30) are burnished (FIG. 2B). The configuration of the burnishing tool (33) other than the shape of the burnishing roller (34) is a known configuration, for example, Superoll of Sugino Machine Co., Ltd. is known. As the material for the burnishing roller (34), in addition to the steel for plastic molds (SKD11 series), which has excellent durability, specularity and toughness, Sugino Machine standard material with excellent wear resistance (Tool steel type system) may be used. In any case, the roller is mirror-finished and requires a hardness of HRC 60 or higher.
[0029]
8). Deburring the inner diameter (26) of the fluid passage end using an inner diameter tool (25) or an end mill (FIG. 2 (c)).
[0030]
9. Using the end face grooving tool (27), the annular groove (28) on the bottom surface of the counterbore (24) is deburred (FIG. 2 (d)).
[0031]
10. Using the R-type cutting tool (29) made of ultrafine particle carbide with a circular arc-shaped recess (29a) for forming the protrusion (30), the protrusion (30) on the bottom face of the counterbore (24) and its both sides The flat surfaces (31) and (32) are processed. That is, 6. The same rounding process is performed to increase the hardness and stabilize the state of the end face (FIG. 2 (e)).
[0032]
11. Using a burnishing tool (33) made of steel for plastic molds having a burnishing roller (34) corresponding to a protrusion (30) on the bottom face of the counterbore (24) and flat surfaces (31) (32) on both sides thereof, the protrusion ( 30) and flat surfaces (31) and (32) on both sides of the protrusion (30) are burnished. That is, The same processing is performed to increase the hardness and stabilize the state of the end face (FIG. 3A).
[0033]
12 Deburring the inner diameter (26) of the fluid passage end using an inner diameter tool (25) or an end mill (FIG. 3B). That is, 8. The same process is performed to remove the radial bulge caused by burnishing.
[0034]
13. Using the end face grooving tool (27), the annular groove (28) on the bottom face of the counterbore (24) is deburred (FIG. 3 (c)). That is, 9. The same process is performed to remove the radial bulge caused by burnishing.
[0035]
14 Using a grooving tool (35) or a punch tool, the protrusion (30) is cut by 45 ° to form a straight part (36) on the protrusion (FIG. 3 (d)). The straight portion (36) corresponds to the straight portions (7a) and (8a) of the protrusions (7) and (8) in FIG. 11, and the pipe joint shown in FIG. 11 has the straight portions (7a) and (8a). And the presence of flat surfaces (15), (16), (17), and (18) on both sides of the base of the protrusions (7) and (8) are highly balanced in all properties of sealability, tightening properties and disassembly properties It has become a thing.
[0036]
15. Using the external cutting tool (22), milling full back cermet or carbide tip, the counterbore outer diameter end face (21b) is processed to be flat (FIG. 3 (e)).
[0037]
In the above, as shown in an enlarged view in FIG. 4, the general-purpose tool (29) has a shape having a recess (29a) having an arcuate cross section and flat surfaces (29b) (29c) on both sides of the end face. Yes. The outer flat surface (29c) is projected in the axial direction by an offset amount D from the inner flat surface (29b). As a result, the seal end face shape shown on the left of the figure after the rounding process and before the burnishing process is processed so that the inner flat surface protrudes in the axial direction by an offset amount D from the outer flat surface (32). The On the other hand, the burnishing roll (34) has a shape having an annular recess (34a) having an arcuate cross section and flat circumferential surfaces (34b) (34c) on both sides thereof as shown in an enlarged view in FIG. In addition, the inner and outer circumferential surfaces (34b) and (34c) have the same diameter. Therefore, the burnishing roll (34) strongly hits the inner flat surface (31) of the seal end face with respect to the seal end face shape before burnishing shown on the left in FIG. Then, after the burnishing, as shown on the right side of the figure, the inner flat surface (31) and the outer flat surface (32) are positioned on the same surface corresponding to the shape of the burnishing roll (34). Made. The shape of the burnishing roll (34) is made to strike the inner flat surface (31) of the seal end face more strongly, and after burnishing, the inner flat surface (31) protrudes beyond the outer flat surface (32). Of course, it may be a simple shape.
[0038]
In the above process, burnishing is performed twice in order to stabilize the mirror finish, but this makes it possible to ensure a predetermined hardness from the end face to the inside of 100 microns. Twice machining is also effective in extending the life of the burnishing roller.
[0039]
The burnishing pressure is preferably about 150K, and the burnishing follow-up amount is set to, for example, about 1.5 to 3.5 mm after the roller starts to contact with R. The processing conditions such as the additional amount are appropriately set according to the equipment, the pipe joint material, and the state of the lower processing. The finished state is checked with a stereomicroscope.
[0040]
The seal end face processing method according to the second invention sequentially performs the following steps.
[0041]
1. A cylindrical material (41) having a through-hole (lower hole) (41a) serving as a fluid passage is prepared (FIG. 6 (a)).
[0042]
2. The outer diameter end face (41b) is processed to be flat using an external cutting tool (42), a milling full back cermet or a carbide tip (FIG. 6 (b)).
[0043]
3. Using the drill (43), the fluid passage end inner diameter (44) having a diameter slightly larger than the diameter of the lower hole (41a) is roughly processed (FIG. 6 (c)).
[0044]
4). The counterbore (46) is processed using the end mill (45) (FIG. 6 (d)).
[0045]
5. The inner diameter 44 is finished using an inner diameter tool 47 or an end mill (FIG. 6E).
[0046]
6). The outer diameter end face (41b) after the counterbore (46) is finished using an external cutting tool (42), a milling full back cermet, or a cemented carbide tip (FIG. 7 (a)).
[0047]
7). Using the end face grooving tool (48), an annular groove (49) is formed in the outer peripheral edge of the bottom surface of the counterbore (46) (FIG. 7B).
[0048]
8). An annular protrusion (51) is formed on the bottom surface of the counterbore (46) by using an R-type cutting tool (50) made of ultra-fine particle carbide with a circular arc-shaped recess (50a) for forming the protrusion (51). In addition, a tapered surface (52) is formed inside the protrusion (51), and a flat surface (53) is formed on the outside (referred to as rounding) (FIG. 7C).
[0049]
9. Similarly, by using the R-type cutting tool (54) in which a concave section (54a) having a circular arc section is formed, an annular protrusion (51, a tapered surface (52) inside the protrusion (51) and a flat surface outside the protrusion (51) Each surface (53) is finished (Fig. 7 (d)) The R-type tool bit (54) used in this finishing process is the R-type tool bit (50) used in the first round process. In contrast to an uncoated ultrafine carbide material, a TIN or TIAL coated ultrafine particle carbide material is used.
[0050]
10. Using a drill (43), the chips on the inner diameter (44) of the fluid passage end are removed (FIG. 7 (e)).
[0051]
11. Counterbore (24) bottom projection (51), taper surface (52) inside projection (51) and flat surface (53) outside projection (51) plastic mold steel burnishing roller (56 Is burnished using a burnishing tool (Superoll) (55) having ()) (FIG. 8 (a)).
[0052]
12 Using the end face grooving tool (48), the annular groove (49) on the bottom surface of the counterbore (46) is deburred (FIG. 8B).
[0053]
13. Deburring the inner diameter (44) of the fluid passage end using an inner diameter tool (47) or an end mill (FIG. 8 (c)).
[0054]
In the above, as shown in an enlarged view of FIG. 9, the general-purpose tool (50) used in the roughing of the round process has an arcuate recess (50a) on the end surface and flat surfaces (50b) on both sides thereof. (50c). The inner flat surface (50b) and the outer flat surface (50c) are positioned on the same surface (that is, the offset amount between the two flat surfaces is zero). The total tool (54) used in the round finishing process has the same shape. Further, the burnishing roll (56) has an annular recess (56a) having an arcuate cross section and flat circumferential surfaces (56b) (56c) having the same diameter on both sides as shown in FIG. In addition to the shape, the depth H3 of the recess (56a) is smaller than the height of the protrusion (51). In the rounding process, the height H1 of the protrusion (51) before burnishing shown in the left of FIG. 9 is the protrusion after burnishing shown in the left of FIG. (51) It is made larger than the height H2. Further, the taper angle T1 of the projection (51) before burnishing is smaller than the taper angle T2 of the projection (51) after machining, and the burnishing hits well. Occurrence is prevented. As a result, the shape and dimensions of the projection (51) can be obtained with high accuracy, and the mirror finish and the increase in hardness of the projection (51) can be made with extremely high accuracy.
[0055]
In the first and second inventions, the processing order is not necessarily performed as in the above-described embodiment, and the order can be changed within a range that does not affect the performance of the seal end face. Of course, the first and second inventions may be combined.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a diagram showing first to fifth steps of a first embodiment of a seal end face processing method according to the present invention;
FIGS. 2A to 2C are views showing fifth to tenth steps of the first embodiment of the seal end surface processing method according to the present invention; FIGS.
FIGS. 3A to 3C are views showing eleventh to fifteenth steps of the first embodiment of the seal end face processing method according to the present invention; FIGS.
FIG. 4 is a view showing an all-type tool used in the first embodiment of the seal end surface processing method of the present invention.
FIG. 5 is a view showing a burnishing roll used in the first embodiment of the seal end surface processing method of the present invention.
FIG. 6 is a diagram showing first to fifth steps of a second embodiment of the seal end surface processing method according to the present invention;
FIGS. 7A to 7C are views showing fifth to tenth steps of the second embodiment of the seal end face processing method according to the present invention; FIGS.
FIG. 8 is a diagram showing eleventh to thirteenth steps of a second embodiment of the seal end face processing method according to the present invention;
FIG. 9 is a view showing an all-type tool used in the second embodiment of the seal end face processing method of the present invention;
FIG. 10 is a view showing a burnishing roll used in the second embodiment of the seal end face processing method of the present invention.
FIG. 11 is a view showing an example of a pipe joint processed by the seal end face processing method of the present invention.
[Explanation of symbols]
(29) Total bytes
(29b) Inner flat surface
(29c) Outside flat surface
(30) Projection
(31) Inner flat surface
(32) Outside flat surface
(33) Burnishing tool
(34) Burnishing roll
(34b) Inner circumferential surface
(34c) Outer circumferential surface
(35) Grooving tool
(36) Protruding straight part
(51) Protrusion
(50) Total cutting tool for roughing
(50b) Inner flat surface
(50c) Outside flat surface
(54) Complete tool for finishing
(55) Burnishing tool
(56) Burnishing roll
(56a) Recess
(56b) Inner circumferential surface
(56c) Outer circumferential surface

Claims (5)

環状の突起および突起の基部の内外少なくとも一方にシールに寄与する平坦面を有するシール端面を加工する方法であって、総型バイトを用いて環状突起およびシール寄与平坦面を同時に加工するアール加工工程と、バニシングツールを用いて環状突起およびシール寄与平坦面を同時に鏡面仕上げかつ高硬度化するバニシング加工工程とを含んでおり、シール端面は、突起の基部の内外両方にシールに寄与する平坦面を有しており、総型バイトの端面形状は、外側平坦面が内側平坦面よりも突出させられており、バニシングロールは、内側および外側の円周面の径が等しくなされていることを特徴とするシール端面加工方法。A method of processing a seal end face having a flat surface that contributes to a seal on at least one of an annular protrusion and a base of the protrusion, and a round process step that simultaneously processes the annular protrusion and the seal-contributing flat surface using a total tool And a burnishing step of simultaneously mirror-finishing and increasing the hardness of the annular projection and the seal-contributing flat surface using a burnishing tool , and the seal end surface has a flat surface that contributes to sealing both inside and outside the base of the projection. The end face shape of the total type bite is characterized in that the outer flat surface is protruded more than the inner flat surface, and the burnishing roll has the same inner and outer circumferential surface diameters. Seal end face processing method. 第1回目のアール加工およびバニシング加工を行った後、バリ取りを行い、さらに、第2回目のアール加工およびバニシング加工を行うことを特徴とする請求項1のシール端面加工方法。2. The seal end face processing method according to claim 1, wherein after the first rounding and burnishing are performed, deburring is performed, and further, the second rounding and burnishing is performed. 各環状突起の断面の輪郭形状が、突き合わせ端面から半径方向外側にのびる円弧部と、円弧部に連なる直線部とよりなり、円弧部の中心が、円弧部と直線部との交点よりも半径方向内側にあり、直線部が、軸方向に対して30〜60°傾斜させられているものであり、溝入れバイトまたは穴ぐりバイトを用いて、直線部を軸方向に30〜60°傾斜させるためのアールカット加工をバニシング加工工程およびその後のバリ取り工程のさらに後に行うことを特徴とする請求項1または2のシール端面加工方法。The contour shape of the cross-section of each annular projection consists of an arc portion extending radially outward from the end face of the abutment and a straight portion connected to the arc portion, and the center of the arc portion is more radial than the intersection of the arc portion and the straight portion It is inside, and the straight part is inclined by 30 to 60 ° with respect to the axial direction, and the straight part is inclined by 30 to 60 ° in the axial direction using a grooving tool or a boring tool. 3. The seal end face processing method according to claim 1, wherein the round cut process is performed after the burnishing process and the subsequent deburring process. 総型バイトは、断面円弧状の凹部およびその両側の同一面上に位置する平坦面を有する形状とされており、バニシングロールは、断面円弧状の環状凹部およびその両側にあって互いに径の等しい平坦円周面を有する形状とされており、バニシング加工前の突起の高さが加工後の高さよりも大きく、バニシング前の突起のテーパ角度が加工後のテーパ角度よりも小さくなされていることを特徴とする請求項1のシール端面加工方法。  The general-purpose bite has a concave shape with an arc-shaped cross section and a flat surface located on the same surface on both sides thereof, and the burnishing roll has an annular concave portion with an arc-shaped cross section and both sides and the same diameter. It has a shape with a flat circumferential surface, the height of the protrusion before burnishing is larger than the height after machining, and the taper angle of the protrusion before burnishing is smaller than the taper angle after machining The seal end face processing method according to claim 1, characterized in that: アール加工工程を超微粒子超硬材質の総型バイトを用いた荒加工と、TINまたはTIALコーティング超微粒子超硬材質の総型バイトを用いた仕上げ加工の2度に分けて行うことを特徴とする請求項のシール端面加工方法。The rounding process is carried out in two steps: rough machining using a total bite of ultra-fine cemented carbide material and finishing process using a total bite of TIN or TIAL coated ultra-fine carbide material The seal end face processing method according to claim 4 .
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