JP4378850B2 - Air cleaner for internal combustion engine - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、空気の流路に空気濾過用のエレメントと燃料蒸気を吸着する吸着材とを備える内燃機関用エアクリーナに関する。
【0002】
【従来の技術】
燃料蒸気を吸着する吸着材を備える内燃機関用エアクリーナが特開昭58−72669号公報に記載されており、そのエアクリーナの概略縦断面図が図4に示されている。
エアクリーナ60は、空気吸入口62と空気排出口64とが形成されたハウジング65を備えており、そのハウジング65内に空気を濾過するエレメント67が取付けられている。また、ハウジング65の内壁面には、活性炭により形成されたほぼ一定厚みの吸着板68が接着剤により貼り付けられており、この吸着板68によってエンジンの停止時に気化器等から洩れ出る燃料蒸気が吸着される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上記したエアクリーナ60では、吸着板68を接着剤によりハウジング65の内壁面に貼り付ける方式のため、接着力の低下により吸着板68が内壁面から経時的に剥がれ落ちるおそれがある。
本発明は上記問題点に鑑みてなされたものであり、接着された吸着材が剥がれ落ち難い構造の内燃機関用エアクリーナを提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記した課題は、請求項1の発明によって解決される。
請求項1の発明は、空気の流路に空気濾過用のエレメントと燃料蒸気を吸着する吸着材とを備える内燃機関用エアクリーナであって、前記流路を構成する流路構成部材の表面には、その流路構成部材の表面に前記吸着材の粒子が混入された固化可能な流動体が塗布される際に、その流動体が流入する凹部が形成されており、前記流動体の固化により形成された吸着材層と前記流路構成部材とがその凹部の位置で係合している。
このように、流路構成部材の表面に形成された吸着材層とその流路構成部材とは凹部の位置で互いに係合しているため、流路構成部材に対する吸着材層の接着力が低下しても、その吸着材層が流路構成部材の表面から剥がれ落ちることがない。
ここで、流路構成部材は、内燃機関用エアクリーナにおいて空気の流路を構成する全ての部材を意味し、そのエアクリーナのハウジングのみならず、前記ハウジング内に収納されて空気の整流等を行う部材も含まれる。
【0005】
【発明の実施の形態】
[実施の形態1]
以下、図1に基づいて本発明の実施形態1について説明する。ここで、図1(A)は内燃機関用のエアクリーナの縦断面図であり、図1(B)は図1(A)のB部矢視拡大図、図1(C)は図1(B)のC−C矢視断面図である。
【0006】
エアクリーナ1はハウジング10を備えている。ハウジング10は、例えば合成樹脂による成形品であって、図1(A)に示すように、インレットポート12を有するロアハウジング10aと、アウトレットポート14を有するアッパハウジング10bとに分割されている。したがって、ロアハウジング10aの上面とアッパハウジング10bの下面とはそれぞれ開放されており、個々の開放縁の間に後記するエレメント30の外周枠32を挟み込んで固定する構成になっている。
なお、ハウジング10の周方向には、エレメント30の外周枠32を挟み込んだ状態でロアハウジング10aとアッパハウジング10bとを連結する連結手段(図示されていない)が数ケ所に設けられている。
【0007】
アッパハウジング10bの内壁には、天井部分に複数(本実施の形態では三列)の補強用リブ11が幅方向(紙面に対して直角方向)に形成されており、それらの補強用リブ11の根元位置に、図1(B)、(C)に示すように、所定の間隔で複数の角形貫通穴11hが形成されている。
同様に、ロアハウジング10aの内壁にも、底面部分に複数(本実施の形態では三列)の補強用リブ13が幅方向に形成されており、それらの補強用リブ13の根元位置に所定の間隔で複数の角形貫通穴13hが形成されている。
【0008】
アッパハウジング10b及びロアハウジング10aの内壁面は、燃料蒸気を吸着する活性炭等からなる吸着材層17によって被われている。
吸着材層17は、次の工程により形成される。先ず、アクリルベースの樹脂系エマルジョン内に粉末状の活性炭を混入させた溶液が製造される。次に、スプレーノズル等を使用してその溶液がアッパハウジング10b及びロアハウジング10a(以下、ハウジング10という)の内壁面に吹付けられる。これによって、溶液がほぼ一定の厚みでハウジング10の内壁面に塗布されるとともに、その溶液が補強用リブ11,13の根元位置に形成された複数の角形貫通穴11h,13hに流入する。即ち、補強用リブ11,13の表面及び裏面に塗布された溶液は、図1(B)に示すように、角形貫通穴11h,13hを介して一体化する。なお、角形貫通穴11h,13hのサイズは、前記溶液が表面張力により角形貫通穴11h,13hの内部に満たされるような値に設定されている。
【0009】
このようにして、ハウジング10の内壁面に溶液が塗布された後、そのハウジング10の内側が加熱され、溶液を構成するアクリル系樹脂のエマルジョンが架橋させられる。即ち、前記溶液が固化される。これによって、ハウジング10の内壁面には活性炭等からなる吸着材層17が形成される。前述のように、溶液は補強用リブ11,13の根元位置に形成された複数の角形貫通穴11h,13hに流入するため、溶液が固化した状態で吸着材層17とハウジング10とは角形貫通穴11h,13hの位置で係合する。このため、経時的に吸着材層17とハウジング10の内壁面との接着力が低下しても、吸着材層17はそのハウジング10から剥がれ落ちることはない。
【0010】
前記アクリル系樹脂は、活性炭の細孔よりも粒子が大きいため活性炭の細孔内に侵入できず、燃料蒸気を吸着する際にそのアクリル系樹脂がほとんど障害となることはない。しかし、燃料蒸気は吸着材層17の奥部まで侵入し難いため、燃料蒸気の吸着は実際には吸着材層17の表面に露出した活性炭により行われる。
このように、上記したハウジング10が本発明の流路構成部材に相当し、ハウジング10の内壁面が本発明の流路構成部材の表面に相当する。また、ハウジング10の補強用リブ11,13に形成された複数の角形貫通穴11h,13hが本発明の流路構成部材の表面に形成された凹部に相当する。さらに、前記溶液が本発明の流動体に相当し、活性炭が本発明の吸着材に相当する。
【0011】
前述のエレメント30は、吸入空気を濾過する部材であり、一般に不織布によりエレメント本体31が形成される。そして、そのエレメント本体31の外周部には不織布で一体に成形された軟質シール部として機能する外周枠32が設けられる。エレメント30は、その外周枠32がロアハウジング10aとアッパハウジング10bとの開放縁の間で挟み込まれることにより、ハウジング10内でほぼ水平に保持される。また、エレメント30の外周枠32はロアハウジング10aとアッパハウジング10bとの開放縁の間で挟み込まれることにより、両者10a,10b間をシールする。
【0012】
次に、このように構成されたエアクリーナ1の作用説明を行う。
エンジンの停止時は、空気がエンジンに吸入されないため、エンジン内部に付着していた燃料が蒸発し、その燃料蒸気が吸気系を通ってアウトレットポート14からハウジング10内に洩れ出てくる。しかし、洩れ出た燃料蒸気はハウジング10の内壁面に形成された吸着材層17の活性炭によって効率的に吸着されるため、その燃料蒸気がハウジング10の外に洩れ出ることがない。
【0013】
エンジンの運転時は、インレットポート12から流入した空気がエレメント30で濾過され、濾過後の空気がアウトレットポート14からエンジンに供給される。このように、エンジンの運転時にはハウジング10に空気の流れが生じるが、前述のように、吸着材層17はハウジング10の内壁面に形成されているため、その吸着材層17が空気の流れを妨げることはほとんどない。
【0014】
上記したように本実施の形態に係るエアクリーナ1では、ハウジング10の内壁面を被う吸着材層17とそのハウジング10とは角形貫通穴11h,13hの位置で互いに係合するため、ハウジング10に対する吸着材層17の接着力が低下しても、その吸着材層17がハウジング10の内壁面から剥がれ落ち難くなる。このため、吸着材層17を外側から支える部材等が不要になり、コスト低減を図ることができる。
なお、本実施の形態では、スプレーノズルを使用してハウジング10の内壁面に吸着材層17の溶液を塗布する例を示したが、ハウジング10内に前記溶液を流し込んで内壁面に塗布する方法でも良い。
【0015】
[実施の形態2]
以下、図2に基づいて本発明の実施形態2について説明する。ここで、図2(A)は本実施の形態に係る内燃機関用エアクリーナの縦断面図、図2(B)は図2(A)のB部拡大図である。
本実施の形態に係るエアクリーナ40は、実施形態1で説明したエアクリーナ1における角形貫通穴11h,13hの形状、サイズ及び配置を変更したものであり、その他の構造は実施の形態1におけるエアクリーナ1と同じである。このため、実施形態1のエアクリーナ1と同じ部材については同じ符号を付して説明を省略する。
【0016】
エアクリーナ40は、アッパハウジング10bの天井部分に複数の補強用リブ11を有しており、それらの補強用リブ11の間及び補強用リブ11とアウトレットポート14の間に複数の貫通穴41hが形成されている。貫通穴41hはほぼ等間隔で補強用リブ11に沿って形成されている。
同様に、ロアハウジング10aの底面部分にも複数の補強用リブ13が形成されており、それらの補強用リブ13の間及び補強用リブ13とインレットポート12の間に複数の貫通穴43hがその補強用リブ13に沿ってほぼ等間隔で形成されている。なお、貫通穴41h,43hの形状は丸形、角形、多角形等どのような形状であっても良い。
【0017】
実施形態1で使用された溶液と等しい成分の溶液がハウジング10の内壁面に塗布されると、その溶液は、図2(B)に示すように、貫通穴41h,43hから押出され、表面張力でその位置に保持される。なお、貫通穴41h,43hのサイズは、前記溶液が表面張力でそれらの貫通穴41h,43hに止まる値に設定されている。したがって、加熱により溶液が固化すると、その溶液により形成された吸着材層17とハウジング10とはそれらの貫通穴41h,43hの位置で係合する。即ち、貫通穴41h,43hが本発明の流路構成部材の表面に形成された凹部として機能する。
【0018】
このように、吸着材層17とハウジング10とがそれらの貫通穴41h等の位置で係合するため、経時的に吸着材層17とハウジング10との内壁面との接着力が低下しても、吸着材層17はハウジング10から剥がれ落ちることはない。また、貫通穴41h,43hの加工は、角形貫通穴11h,13hの加工のように特殊なスライド型が不要となるため、容易に行うことができる。
【0019】
[実施の形態3]
以下、図3に基づいて本発明の実施形態3について説明する。図3(A)は本実施の形態に係る内燃機関用エアクリーナの縦断面図、図3(B)はA図のB−B矢視断面図である。
本実施の形態に係るエアクリーナ50は、ハウジング10の内壁面に吸着材層17を形成する代わりに、アウトレットポート14に設けられたエアフローメータ52の整流板54の表面に吸着材層17を形成したものである。ここで、エアクリーナ50の基本構成は、実施形態1におけるエアクリーナ1と同じであるため、実施形態1のエアクリーナ1と同じ部材については同じ符号を付して説明を省略する。
【0020】
整流板54は、図3(B)に示すように、格子状に組まれた四枚の薄板55から構成されており、それらの薄板55がアウトレットポート14の流路に沿って配置されている。さらに、各々の薄板55のほぼ中央には、それらの薄板55の表面から裏面に貫通する貫通穴55hが形成されている。
整流板54の薄板55の全体に実施形態1で使用された溶液が塗布されると、その溶液が貫通穴55hに流入し、薄板55の表面の溶液と薄板55の裏面の溶液とはその貫通穴55hを介して一体化する。
【0021】
このため、加熱により溶液が固化すると、その溶液により形成された吸着材層17と整流板54の薄板55とは貫通穴55hの位置で係合する。このため、経時的に吸着材層17と整流板54の薄板55との接着力が低下しても、吸着材層17が整流板54から剥がれ落ちることはない。即ち、整流板54の薄板55が本発明の流路構成部材に相当し、薄板55の貫通穴55hが本発明の流路構成部材の表面に形成された凹部として機能する。
なお、整流板54の薄板55にのみ吸着材層17を形成する例を示したが、整流板54とアウトレットポート14の内壁面との双方に吸着材層17を形成しても良い。また、各薄板55に複数の貫通穴55hを形成しても良い。
【0022】
このように本実施の形態に係るエアクリーナ50では、ハウジング10の内壁面全体に吸着材層17を形成しなくても良くなるため、吸着材層17の形成作業が容易になる。
ここで、実施形態1〜3においては、貫通穴により凹部を形成する例を示したが、窪みにより凹部を形成しても良い。
また、実施形態1、2においては、ハウジング10の内壁面全体に吸着材層17を形成する例を示したが、アッパハウジング10bの内壁面にのみ吸着材層17を形成しても良い。
また、吸着材層17を形成する溶液をアクリルベースの樹脂系エマルジョンを使用する例を示したが、他の樹脂系エマルジョンを使用することも可能である。
【0023】
なお、本実施の形態により把握される発明であって特許請求の範囲に記載されていない発明を以下に追記する。
(1) 空気の流路に空気濾過用のエレメントと燃料蒸気を吸着する吸着材とを備える内燃機関用エアクリーナの製造方法であって、
前記流路を構成する流路構成部材の表面に凹部を形成する工程と、
前記流路構成部材の表面に前記吸着材の粒子が混入された固化可能な流動体を塗布し、その流動体を凹部に流入させる工程と、
前記流路構成部材の表面に塗布された前記流動体を固化させる工程と、
を有することを特徴とする内燃機関用エアクリーナの製造方法。
(2) 流動体は、樹脂系エマルジョン内に活性炭粉末を混入させた溶液であることを特徴とする内燃機関用エアクリーナの製造方法。このため、吸着材層を良好に形成できる。
(3) 加熱することにより、流路構成部材の表面に塗布された流動体を固化させることを特徴とする内燃機関用エアクリーナの製造方法。
(4) 凹部は、流路構成部材に形成された貫通穴であることを特徴とする内燃機関用エアクリーナ。このため、凹部を容易に形成できる。
【0024】
【発明の効果】
本発明によると、流路構成部材に対する吸着材層の接着力が低下しても、その吸着材層が流路構成部材の表面から剥がれ難くなるため、吸着材層を外側から支える部材が不要になり、コスト低減を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態1における内燃機関用エアクリーナの縦断面図(A図)、A図のB部矢視拡大図(B図)及びB図のC‐C矢視断面図(C図)である。
【図2】本発明の実施形態2における内燃機関用エアクリーナの縦断面図(A図)及びA図のB部矢視拡大図(B図)である。
【図3】本発明の実施形態3における内燃機関用エアクリーナの縦断面図(A図)、A図のB‐B矢視断面拡大図(B図)である。
【図4】従来の内燃機関用エアクリーナの縦断面図である。
【符号の説明】
1 エアクリーナ(内燃機関用エアクリーナ)
10 ハウジング(流路構成部材)
11 補強用リブ
11h 角形貫通穴(凹部)
13 補強用リブ
13h 角形貫通穴(凹部)
17 吸着材層
30 エレメント
41h 貫通穴(凹部)
43h 貫通穴(凹部)
54 整流板(流路構成部材)
55 薄板(流路構成部材)
55h 貫通穴(凹部)[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to an air cleaner for an internal combustion engine including an air filtering element and an adsorbent that adsorbs fuel vapor in an air flow path.
[0002]
[Prior art]
An air cleaner for an internal combustion engine having an adsorbent that adsorbs fuel vapor is described in Japanese Patent Application Laid-Open No. 58-72669, and a schematic longitudinal sectional view of the air cleaner is shown in FIG.
The
[0003]
[Problems to be solved by the invention]
However, in the
The present invention has been made in view of the above problems, and an object thereof is to provide an air cleaner for an internal combustion engine having a structure in which an adsorbed adhering material is difficult to peel off.
[0004]
[Means for Solving the Problems]
The above-described problem is solved by the invention of claim 1.
The invention of claim 1 is an air cleaner for an internal combustion engine comprising an air filtering element and an adsorbent that adsorbs fuel vapor in an air flow path, and is provided on the surface of the flow path constituting member constituting the flow path. When the solidifiable fluid in which the adsorbent particles are mixed is applied to the surface of the flow path component member, a recess into which the fluid flows is formed and formed by solidification of the fluid The adsorbent layer formed and the flow path component are engaged at the position of the recess.
Thus, since the adsorbent layer formed on the surface of the flow path component and the flow path component are engaged with each other at the position of the recess, the adhesive force of the adsorbent layer to the flow path component is reduced. Even so, the adsorbent layer does not peel off from the surface of the flow path component.
Here, the flow path constituting member means all members constituting the air flow path in the air cleaner for the internal combustion engine, and not only the housing of the air cleaner but also a member that is housed in the housing and rectifies air. Is also included.
[0005]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
[Embodiment 1]
Hereinafter, Embodiment 1 of the present invention will be described with reference to FIG. Here, FIG. 1 (A) is a longitudinal sectional view of an air cleaner for an internal combustion engine, FIG. 1 (B) is an enlarged view of a part B of FIG. 1 (A), and FIG. 1 (C) is FIG. It is a CC arrow sectional view of).
[0006]
The air cleaner 1 includes a
In the circumferential direction of the
[0007]
On the inner wall of the
Similarly, a plurality of (three rows in the present embodiment) reinforcing
[0008]
The inner wall surfaces of the
The
[0009]
In this way, after the solution is applied to the inner wall surface of the
[0010]
Since the acrylic resin has particles larger than the pores of the activated carbon, it cannot penetrate into the pores of the activated carbon, and the acrylic resin hardly becomes an obstacle when adsorbing fuel vapor. However, since the fuel vapor hardly penetrates to the inner part of the
Thus, the
[0011]
The
[0012]
Next, the operation of the air cleaner 1 configured as described above will be described.
When the engine is stopped, since air is not taken into the engine, the fuel adhering to the inside of the engine evaporates, and the fuel vapor leaks from the
[0013]
When the engine is in operation, the air flowing from the
[0014]
As described above, in the air cleaner 1 according to the present embodiment, the
In the present embodiment, an example in which the solution of the
[0015]
[Embodiment 2]
Hereinafter, a second embodiment of the present invention will be described with reference to FIG. Here, FIG. 2 (A) is a longitudinal sectional view of the air cleaner for an internal combustion engine according to the present embodiment, and FIG. 2 (B) is an enlarged view of portion B of FIG. 2 (A).
The
[0016]
The
Similarly, a plurality of reinforcing
[0017]
When a solution having the same component as that used in the first embodiment is applied to the inner wall surface of the
[0018]
Thus, since the
[0019]
[Embodiment 3]
The third embodiment of the present invention will be described below with reference to FIG. 3A is a longitudinal sectional view of the air cleaner for an internal combustion engine according to the present embodiment, and FIG. 3B is a sectional view taken along the line BB in FIG.
In the
[0020]
As shown in FIG. 3B, the rectifying
When the solution used in the first embodiment is applied to the entire
[0021]
For this reason, when the solution is solidified by heating, the
Although the example in which the
[0022]
As described above, in the
Here, in Embodiments 1-3, although the example which forms a recessed part with a through-hole was shown, you may form a recessed part with a hollow.
In the first and second embodiments, the example in which the
Moreover, although the example which uses the acrylic-based resin emulsion for the solution which forms the
[0023]
In addition, the invention grasped by the present embodiment and not described in the scope of claims will be additionally described below.
(1) A method of manufacturing an air cleaner for an internal combustion engine comprising an air filtering element and an adsorbent that adsorbs fuel vapor in an air flow path,
Forming a recess on the surface of the flow path component constituting the flow path;
Applying a solidifiable fluid in which particles of the adsorbent are mixed on the surface of the flow path component, and allowing the fluid to flow into the recess;
Solidifying the fluid applied to the surface of the flow path component; and
A method for producing an air cleaner for an internal combustion engine, comprising:
(2) The method for producing an air cleaner for an internal combustion engine, wherein the fluid is a solution in which activated carbon powder is mixed in a resin emulsion. For this reason, an adsorbent layer can be formed satisfactorily.
(3) A method for producing an air cleaner for an internal combustion engine, wherein the fluid applied to the surface of the flow path component member is solidified by heating.
(4) The air cleaner for an internal combustion engine, wherein the recess is a through hole formed in the flow path component. For this reason, a recessed part can be formed easily.
[0024]
【The invention's effect】
According to the present invention, even if the adhesive force of the adsorbent layer to the flow path constituent member is reduced, the adsorbent layer is difficult to peel off from the surface of the flow path constituent member. Thus, cost reduction can be achieved.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a longitudinal sectional view (A view) of an air cleaner for an internal combustion engine according to a first embodiment of the present invention, an enlarged view of a B portion in FIG. A (B view), and a cross sectional view along a CC arrow in FIG. Figure).
FIG. 2 is a longitudinal sectional view (FIG. A) of an air cleaner for an internal combustion engine according to a second embodiment of the present invention and an enlarged view (B view) of a B part in FIG.
FIG. 3 is a longitudinal sectional view (FIG. A) of an air cleaner for an internal combustion engine according to a third embodiment of the present invention, and an enlarged sectional view (B view) taken along line BB in FIG.
FIG. 4 is a longitudinal sectional view of a conventional air cleaner for an internal combustion engine.
[Explanation of symbols]
1 Air cleaner (Air cleaner for internal combustion engine)
10 Housing (flow path component)
11 Reinforcing
13 Reinforcing
17
43h Through hole (concave)
54 Rectifying plate (flow path component)
55 Thin plate (flow path component)
55h Through hole (concave)
Claims (1)
前記流路を構成する流路構成部材の表面には、その流路構成部材の表面に前記吸着材の粒子が混入された固化可能な流動体が塗布される際に、その流動体が流入する凹部が形成されており、前記流動体の固化により形成された吸着材層と前記流路構成部材とがその凹部の位置で係合していることを特徴とする内燃機関用エアクリーナ。An air cleaner for an internal combustion engine comprising an air filtering element and an adsorbent for adsorbing fuel vapor in an air flow path,
When the solidifiable fluid mixed with the adsorbent particles is applied to the surface of the flow channel component, the fluid flows into the surface of the flow channel component constituting the flow channel. An air cleaner for an internal combustion engine, wherein a recess is formed, and the adsorbent layer formed by solidification of the fluid and the flow path component are engaged at the position of the recess.
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