JP4378813B2 - Drawdown chuck - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、チャックボデイに設けたチャック軸線に対して傾斜した傾斜軸線方向のガイド孔に、先端に把握爪を備えたドローバーを摺動自在に案内し、チャックボデイ中心の駆動部材をチャック軸線方向に移動させて、前記ドローバーをガイド孔に沿って傾斜軸線方向に進退させるようにしたドローダウンチャックに関し、特に、ドローバーに形成した回り止め溝とチャックボデイに設けた回り止め部材との係合によりドローバーを回り止めしたドローダウンチャックに関する。
【0002】
【従来の技術】
チャックボデイに形成した傾斜軸線方向のガイド孔に円柱形状の(丸棒から形成される)ドローバーを摺動自在に案内してある。そのドローバーの後端部をチャックボデイの内側空間に突出してあり、後端部にはガイド孔の傾斜軸線と直交する係合面を形成してある。また、内側空間でチャック軸線方向に移動される駆動部材の外周にガイド孔の傾斜軸線と垂直な係止面を形成してある。係止面と係合面とを噛合わせ、駆動部材を軸線方向に後退することで前記ドローバーを斜め後方に引き込んで先端の把握爪でワークを引き込みつつ把握するドローダウンチャックが公知である。
【0003】
このようなドローダウンチャックでは、ドローバーが円柱形状なので、ドローバー外周面に回り止め溝を設け、チャックボデイに回り止め部材である回り止めボルトを設け、回り止め溝と回り止めボルトの先端部とを係合してドローバーをガイド孔の傾斜軸線回りに回り止めしている。このようなものとして例えば特許第2820996号や実開昭57−193304号等に開示のものがある。実開昭57−193304号では回り止め溝に係合する回り止めボルトとの間に適宜の遊隙を設けてドローバーを若干回動可能としている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
前記従来のものでは、回り止め溝に回り止めボルトつまり丸ピン形状の回り止め部材を係合しているので、回り止めする際には回り止め溝のドローバー円周方向の側面と回り止め部材とが線当りとなり、回り止め溝の側面と回り止め部材との間に作用する外力により、回り止め溝と回り止め部材との相対的な変形が大きく、その変形に応じてドローバーがガイド孔の傾斜軸線回りに回転し、ドローバー先端のジョウが、正しくチャック中心に向いて移動できないためにワークの把握精度が低下する問題があり、また、線当たりによる高い面圧のために、短期間で摩耗し易い問題があった。また、実開昭57−193304号ではドローバーが若干回動可能となっており、異形物や素材を把握する場合にはそのワークに合わせて確実な把持が可能であるが、仕上加工のように高精度に把握したい場合は精度が低下する問題があった。
この発明は、耐久性が高いと共に把握精度が高いドローダウンチャックを提供することを目的とする。
【0005】
本願では、チャックボデイの内側空間に駆動部材をチャック軸線方向に移動可能に設け、チャックボデイに設けた傾斜軸線方向のガイド孔に、先端に把握爪を備えたドローバーを摺動自在に案内し、前記駆動部材の軸線方向移動で前記ドローバーをガイド孔に沿って傾斜軸線方向に進退させるようにしたドローダウンチャックであって、ドローバーの外周面に形成した回り止め溝とチャックボデイに設けた回り止め部材とを係合してドローバーを回り止めしたドローダウンチャックにおいて、回り止め部材を、外周にネジ部を設け内端部分に挿入孔を設けた取付部材と、回り止めキーと、回り止めキーと取付部材とを一体に取付ける固定ネジと、から構成し、回り止めキーには前記回り止め溝との係合端に、回り止め溝のドローバー円周方向で係合端と対向する側面に摺接した際に面当りする回り止め面を形成し、前記挿入孔に回り止めキーの係合端と反対側の外側端部を挿入した取付部材をチャックボデイの外周壁に螺合したことを特徴とする(請求項1)。これによれば、従来の線当りのものに比べ、回り止め溝と回り止め部材との相対的な変形が極めて小さく、ドローバー先端の把握爪が正確にチャック中心に向いて移動できて高精度な把握を行なえると共に面当りで面圧が低くできて回り止め溝と回り止め部材とが摩耗しにくい。
【0007】
好ましくは、ドローバーには、傾斜軸線と平行なグリス孔を設け、そのグリス孔の後端を内側空間に開口すると共に、グリス孔の他端を回り止め溝に連通してグリス通路を構成し、回り止め溝の、回り止め部材を挟んだ前後の空間が繋がるように構成したことを特徴とする(請求項2)。これによれば、グリス孔が傾斜していることにより、そのグリス孔に入り込んだグリスに遠心力が直接作用するので、グリス孔に沿ってグリスが円滑に移動でき、ドローバーとガイド孔の摺動部分を確実にグリス潤滑できる。また、回り止め溝がグリス通路の一部を兼用しており、グリス孔をドローバーに形成するだけの手間でグリス通路が形成されるので、加工の手間が少ない。
【0008】
回り止め溝に連続して、回り止め溝より浅い潤滑溝を形成した。(請求項3)これによれば、潤滑面積が一層大きくなり、潤滑機能が向上する。
【0009】
駆動部材はドローバーの傾斜軸線と直交する係止面を有し、ドローバーにはドローバーの傾斜軸線と直交する係合面を設け、その係合面と前記係止面との係止によりドローバーを進退する。(請求項4)
【0011】
【発明の実施の形態】
図1において、チャックボデイ1は、フロントボデイ2とバックプレート3とを結合して構成されている。バックプレート3は、図示しない主軸前端に取り付けられる。フロントボデイ2は後側中央部分が窪んでおり、バックプレート3で後部が塞がれることで、内側空間4が形成されている。また、フロントボデイ2は、後述のガイド孔20を形成する円周方向3個所が、前壁2aより前方に突出した突出部2bになっている(図1、図2)。フロントボデイ2とバックプレート3のチャック中心に形成した支持孔5,6に、駆動部材(ドロースリーブ)7の前後軸部がチャック軸線方向摺動自在に支持されている。駆動部材7のチャック軸線方向中間部は、円板部分8となっており、円板部分8には、円周方向に等間隔(120度間隔)で3個所に図3に示す半径方向の切欠部9が形成してあり、切欠部9の両側部分が係止部10となっている。係止部10のチャック軸線方向の前後面は、後述のガイド孔20の傾斜軸線CL1と直交する係止面10a、10bとなっている。隣り合う切欠部9と切欠部9の間の円板部分8には1個所、チャック軸線と平行な回り止め孔11が形成され、前記フロントボデイ2とバックプレート3間に亙って設けた回り止めピン12に軸方向移動可能に挿通されている。駆動部材7の後端部にはねじ部材13が一体に螺合され、そのねじ部材13中心にドロースクリュー14が挿通され、ナット15でねじ部材13に、すなわち駆動部材7に一体連結されている。ドロースクリュー14は、図示しない工作機械の主軸後端の回転シリンダで押し引きされる。
【0012】
フロントボデイ2には、前記切欠部9と対応して円周方向に等間隔で3個所に突出している前記突出部2bから前壁2aを貫通して、チャック軸線CLに対して後方(図1で左方)に向かうにつれてチャック軸線CLに近づくように斜めとなっている傾斜軸線CL1方向のガイド孔20が内側空間4に達するように設けてある。各ガイド孔20は、前壁2a部分では孔内周全周がガイド面となるが、突出部2b部分では半径方向外側面のみがガイド面となっている。各ガイド孔20には、断面円形の丸棒から形成されたドローバー21が前記傾斜軸線CL1に沿って摺動自在に案内されている。
【0013】
ドローバー21の先端部は、チャック半径方向内側に把握爪22を備えている。ドローバー21の後端部は、内側空間4内に突出している。突出部分は、前記駆動部材7の切欠部9に入り込む細径部23と細径部23より広がって、係止部10の係止面10bに引っかけられる係合部24とに形成されている。係合部24は、細径部23の直径と一致するように上下部分が切除されて平面25になっており、係合部24のチャック軸線方向前方の前面はガイド孔20の傾斜軸線CL1と直交する係合面24aに形成されており、係合面24aは係止面10bと摺動可能に係止される。また、ドローバー21の細径部23が突出している端面もガイド孔20の傾斜軸線CL1と直交する係合面29であり、係合面29は係止面10aと摺動可能に係止される。
【0014】
ドローバー21は、前記切欠部9の左右側壁と前記平面25とが直交する図3の状態で組み付けられ、その組み付け状態で、ドローバー21の、チャック半径方向外周面には、図4に示すように、傾斜軸線CL1に沿って所定長さの回り止め溝26が形成されている。回り止め溝26は、後述のようにグリス通路31を兼用している。回り止め溝26のさらに前側には、回り止め溝26より浅い潤滑溝27が形成されている。回り止め溝26には、フロントボデイ2の外周壁に設けられ、ガイド孔20内側に向けて突出された回り止め部材28の先端部が嵌め込まれ、ドローバー21を回り止めして傾斜軸線CL1方向にのみ、移動可能としている。
【0015】
回り止め部材28は、図5に示すように回り止めキー33と取付部材34と固定ネジ35とから構成されている。回り止めキー33は、ガイド孔20内側に向けて突出し、回り止め溝26に嵌め込まれる先端部である係合端33aには、回り止め溝26のドローバー21円周方向で上記係合端33aと対向する左右の側面(図5において左右の側面)26a,26aに夫々摺接する回り止め面33b,33bが形成されている。回り止めキー33の係合端33aと反対側(チャック半径方向外側)の外側端部には、固定ネジ35が螺合されるネジ孔33cが形成されている。
【0016】
取付部材34のチャック半径方向内側となる内端部分は、外周にネジ部34aが設けられ、回り止めキー33の係合端33aと反対側(チャック半径方向外側)の外側端部が挿入される挿入孔34bが設けられている。取付部材34のチャック半径方向外側となる外端部分は内端部分より大径となっており、外端部分にはワッシャ36を介して固定ネジ35の頭部が収容される収容孔34cが設けられている。また、図6に示すように挿入孔34bと収容孔34cを連通する六角形断面の六角孔34dが形成されており、この六角孔34dを利用して周知の六角レンチでフロントボデイ2に螺着する。
【0017】
回り止め部材28は、回り止めキー33の係合端33a左右の回り止め面33b,33bを回り止め溝26の左右の側面26a,26aに係合し、取付部材34の挿入孔34bに回り止めキー33の外側端部を挿入し、取付部材34をフロントボデイ2の外周壁に螺合する。そしてワッシャ36を介して固定ネジ35により回り止めキー33と取付部材34とを一体として、回り止めキー33をフロントボデイ2に固着する。回り止めキー33を回り止め溝26に挿入してからフロントボデイ2取付部材34により取付けるので回り止め部材28が組付け易い。この回り止めキー33と取付部材34とを一体とした状態では、回り止め溝26の底面26bと回り止めキー33の先端との間に隙間が形成され、回り止め溝26の、回り止めキー33を挟んだ前後の空間が繋がり、グリス通路3を兼用する回り止め溝26全体にグリスが入り込めるようになっている。尚、回り止め部材28とドローバー21外周面間にも隙間が形成されている。
【0018】
ドローバー21には、組み付け状態において、係合面29の、細径部23に対してチャック半径方向外側部分から、前記回り止め溝26の後端部に向けて、チャック軸線CLに対して前方(図1で右方)に向かうにつれて、チャック軸線CLから離れるように傾斜したグリス孔30が穿設してある。このグリス孔30は、ドローバー21の傾斜軸線CL1と平行である。グリス孔30の後端部(一端部)は前記内側空間4に直接開口し、また、グリス孔30の前端部(他端部)は、回り止め溝26に開口し、こうしてグリス孔30により、内側空間4と回り止め溝26、及び潤滑溝27とが連通され、グリス孔30、回り止め溝26、及び潤滑溝27により、ドローバー21とガイド孔20との摺動部分へ、内側空間4内のグリスを供給するグリス通路31が形成される。フロントボデイ2には、前記内側空間4にグリスを封入するためのグリスニップル32が設けてある。
【0019】
使用に先立って、グリスニップル32からグリスを内側空間4に封入する。封入されたグリスの一部は、グリス孔30内へも入り込む。図1の状態からドロースクリュー14をチャック軸線後方に引くと、駆動部材7が後退し、係止部10に係合部24が引っかけられてドローバー21を傾斜軸線に沿って後退させ、把握爪22を後退させつつ、半径方向内側に移動させ、ワークWをチャック前面に向けて引き込みつつ把握する。ワークWを把握すると、主軸が回転され、チャックが回転される。この回転により、チャック内部のグリスには遠心力が作用する。すると、グリス孔30に入り込んでいるグリスには、グリス孔30が斜め外方に傾斜していることから、前記遠心力により、チャック軸線方向前方へ向けての力が作用し、グリスが回り止め溝26に向けて円滑に押し出される。押し出されたグリスは、遠心力で、回り止め溝26と対向するガイド孔20内面に押し付けられ、その部分を潤滑し、さらに、潤滑溝27へ向けて移動して、潤滑溝27に対向するガイド孔20内面を潤滑する。
【0020】
一方、内側空間20内のグリスにも遠心力でチャック半径方向外側に向けて移動する力が加わる。グリス孔30の後端がチャック軸線に対して斜めの端面29に開口していることから、内側空間4内のグリスがグリス孔30の前記開口からグリス孔30に押し込まれ、こうして、内側空間4から少しずつグリスがグリス孔30に供給され、供給されたグリスは前記のようにチャック回転による遠心力の作用を受けて、回り止め溝26、潤滑溝27に送られるので、グリス潤滑が極めて円滑に行われる。
【0021】
また、ワーク把握の際に、ドローバー21は、回り止め面33bと側面26aとの摺接でドローバー21円周方向に回転することが防止される。このとき、回り止め面33bと側面26aは面当りしているので、ドローバー21円周方向の回転力が作用しても、回り止め面33bと側面26aとは相対的な変形が小さく、ドローバー21の回転が抑えられて各把握爪22がチャック中心に向けて正確に移動するので、ワークWの把握を高精度に行なえる。また、回り止め面33bと側面26aとが面当りしているので、面圧を小さくできるため回り止め部材28と回り止め溝26とが摩耗しずらく、耐久性が向上する。
【0022】
【発明の効果】
以上のように本願発明では、回り止め部材に形成した回り止め面と回り止め溝の側面とを摺接して面当りとしたので、従来の回り止め部材と回り止め溝とが線当りのものに比べ、ワーク把握時の回り止め部材と回り止め溝との相対的な変形が小さくなり、各把握爪の成形中心方向がチャックの中心に向い、把握精度が高くなる。また、回り止め部材と回り止め溝とが面当りするので回り止め部材と回り止め溝との摩耗が低減され、耐久性が向上する。また、グリス孔が外側に向けて傾斜していることにより、そのグリス孔に入り込んだグリスに遠心力が直接作用するので、グリス孔に沿ってグリスが円滑に移動でき、ドローバーとガイド孔の摺動部分に確実にグリスを送り込み、この摺動部分を円滑に潤滑できる。また、ドローダウンチャックのドローバーに必要な回り止め溝がグリス通路の一部を兼用しており、グリス孔をドローバーに形成するだけの手間でグリス通路が形成されるので、加工の手間が少ない。更に、回り止め溝に連続して、回り止め溝より浅い潤滑溝を形成したので、潤滑面積が一層大きくなり、潤滑機能が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願ドローダウンチャックの断面図である。
【図2】ドローダウンチャックの正面図である。
【図3】図1のIII視図である。
【図4】図1のIV視図であり、チャックボデイを一部破断して示す図である。
【図5】図1のV−V線断面図である。
【図6】図5のVI−VI線断面図である。
【符号の説明】
1 チャックボデイ
4 内側空間
7 駆動部材
10a,10b 係止面
20 ガイド孔
21 ドローバー
22 把握爪
24a,29 係合面
26 回り止め溝
26a 側面
27 潤滑溝
28 回り止め部材
30 グリス孔
31 グリス通路
33 回り止めキー
33a 係合端
33b 回り止め面
34 取付部材
35 固定ねじ[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
According to the present invention, a draw bar having a gripping claw at a tip is slidably guided in a guide hole in an inclined axis direction inclined with respect to a chuck axis provided on a chuck body, and a driving member at the center of the chuck body is moved in the chuck axis direction. In particular, the draw bar is moved forward and backward along the guide hole in the direction of the inclined axis. The present invention relates to a drawdown chuck in which the drawbar is prevented from rotating.
[0002]
[Prior art]
A cylindrical drawbar (formed from a round bar) is slidably guided in a guide hole formed in the chuck body in the direction of the inclined axis. A rear end portion of the draw bar projects into the inner space of the chuck body, and an engagement surface perpendicular to the inclined axis of the guide hole is formed at the rear end portion. In addition, a locking surface perpendicular to the inclined axis of the guide hole is formed on the outer periphery of the drive member that is moved in the chuck axis direction in the inner space. A draw-down chuck is known in which the engaging surface and the engaging surface are engaged with each other and the drive member is retracted in the axial direction so that the draw bar is pulled obliquely rearward and grasped while pulling the workpiece with a grasping claw at the tip.
[0003]
In such a drawdown chuck, the draw bar has a cylindrical shape. The draw bar is engaged to prevent the draw bar from rotating about the tilt axis of the guide hole. Examples of such are disclosed in, for example, Japanese Patent No. 2820996 and Japanese Utility Model Laid-Open No. 57-193304. In Japanese Utility Model Laid-Open No. 57-193304, an appropriate space is provided between the rotation stop bolts engaged with the rotation stop grooves, and the draw bar can be slightly rotated.
[0004]
[Problems to be solved by the invention]
In the above-mentioned conventional one, since a non-rotating bolt, that is, a round pin-shaped anti-rotation member is engaged with the anti-rotation groove, when the anti-rotation is made, the side surface of the anti-rotation groove in the circumferential direction of the draw bar and the anti-rotation member Due to the external force acting between the side surface of the anti-rotation groove and the anti-rotation member, the relative deformation of the anti-rotation groove and the anti-rotation member is large, and the draw bar tilts the guide hole according to the deformation. Rotating around the axis, the jaw at the tip of the draw bar cannot move correctly toward the center of the chuck. There was an easy problem. In addition, in Japanese Utility Model Publication No. 57-193304, the drawbar can be rotated slightly, and when grasping a deformed object or material, it can be securely gripped according to the work, but as in finishing processing There is a problem that the accuracy decreases when it is desired to grasp with high accuracy.
An object of the present invention is to provide a drawdown chuck having high durability and high grasping accuracy.
[0005]
In the present application, a drive member is provided in the inner space of the chuck body so as to be movable in the chuck axis direction, and a draw bar having a gripping claw at the tip is slidably guided in a guide hole in the tilt axis direction provided in the chuck body, A draw-down chuck in which the draw bar is moved forward and backward along the guide hole in the direction of the inclined axis by the axial movement of the drive member, and a detent provided on the outer peripheral surface of the draw bar and the chuck body In a draw down chuck that engages a member and prevents the drawbar from rotating, the rotation preventing member includes a mounting member provided with a screw portion on the outer periphery and an insertion hole on the inner end portion, a rotation prevention key, and a rotation prevention key. and a mounting member configured from a fixing screw for attaching together, the engaging end of said detent grooves is in detent key, drawbars circumferential detent groove An anti-rotation surface that abuts the surface when sliding on the side surface facing the engagement end is formed, and an attachment member having an outer end opposite to the engagement end of the anti-rotation key is inserted into the insertion hole. It is characterized by being screwed onto the outer peripheral wall (claim 1). According to this, the relative deformation between the non-rotating groove and the non-rotating member is extremely small as compared with the conventional one per line, and the gripping claw at the tip of the draw bar can be accurately moved toward the center of the chuck. In addition to being able to grasp, the surface pressure per surface can be lowered, and the anti-rotation groove and the anti-rotation member are not easily worn.
[0007]
Good Mashiku is the drawbar, the tilting axis parallel to the grease hole is provided, as well as opening the rear end of the grease holes in the interior space, constituting the grease passage communicating the other end of the grease holes in the detent groove The anti-rotation groove is configured such that the spaces before and after the anti-rotation member are connected to each other (Claim 2 ). According to this, since the grease hole is inclined, the centrifugal force directly acts on the grease that has entered the grease hole, so that the grease can move smoothly along the grease hole, and the slide between the draw bar and the guide hole The part can be reliably lubricated with grease. Further, since the non-rotating groove also serves as a part of the grease passage and the grease passage is formed only by forming the grease hole in the draw bar, the labor for processing is reduced.
[0008]
A lubricating groove shallower than the anti-rotation groove was formed continuously to the anti-rotation groove. (Claim 3 ) According to this, the lubricating area is further increased and the lubricating function is improved.
[0009]
The drive member has a locking surface orthogonal to the inclination axis of the draw bar, and the draw bar is provided with an engagement surface orthogonal to the inclination axis of the draw bar, and the draw bar is advanced and retracted by locking the engagement surface and the locking surface. To do. (Claim 4 )
[0011]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
In FIG. 1, a
[0012]
The
[0013]
The leading end of the
[0014]
The
[0015]
The
[0016]
The inner end portion of the mounting
[0017]
The
[0018]
In the assembled state, the
[0019]
Prior to use, grease is sealed in the
[0020]
On the other hand, a force that moves toward the outside in the chuck radial direction by a centrifugal force is also applied to the grease in the
[0021]
Further, when the workpiece is grasped, the
[0022]
【The invention's effect】
As described above, in the present invention, since the anti-rotation surface formed on the anti-rotation member and the side surface of the anti-rotation groove are in sliding contact with each other, the conventional anti-rotation member and anti-rotation groove are in contact with the line. In comparison, the relative deformation between the anti-rotation member and the anti-rotation groove when grasping the workpiece is reduced, the forming center direction of each grasping claw is directed to the center of the chuck, and the grasping accuracy is increased. Further, since the anti-rotation member and the anti-rotation groove come into contact with each other, wear of the anti-rotation member and the anti-rotation groove is reduced, and durability is improved. In addition, since the grease hole is inclined outward, the centrifugal force directly acts on the grease that has entered the grease hole, so that the grease can smoothly move along the grease hole, and the sliding between the draw bar and the guide hole can be performed. The grease can be reliably fed to the moving part, and the sliding part can be smoothly lubricated. Further, the rotation preventing groove necessary for the draw bar of the drawdown chuck also serves as a part of the grease passage, and the grease passage is formed only by forming the grease hole in the draw bar. Furthermore, since the lubrication groove shallower than the rotation prevention groove is formed continuously to the rotation prevention groove, the lubrication area is further increased and the lubrication function is improved.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a cross-sectional view of a drawdown chuck of the present application.
FIG. 2 is a front view of a drawdown chuck.
FIG. 3 is a view taken along the line III in FIG. 1;
4 is a view taken along the line IV in FIG. 1, showing a partly broken chuck body. FIG.
FIG. 5 is a cross-sectional view taken along line VV in FIG.
6 is a cross-sectional view taken along line VI-VI in FIG.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF
Claims (4)
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