JP4375176B2 - 車両遠隔操作方法及びシステム、車載装置、並びに通信局装置 - Google Patents

車両遠隔操作方法及びシステム、車載装置、並びに通信局装置 Download PDF

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本発明は、概して、車両を遠隔操作する方法及びシステムに係り、特に、車両遠隔操作の実行結果が確実且つ安価にユーザに伝達される車両遠隔操作方法及びシステム、車載装置、並びに通信局装置に関する。
通信を利用して車両を遠隔操作するシステムが周知である。例えば、電話回線を利用して、ユーザからセンタに車両の遠隔操作要求があると、センタから遠隔操作内容を車両側に送信して作動を行わせるシステムが知られている(例えば、特許文献1参照)。
また、北米地域では、ゼネラル・モータース(GM)社により「オンスター(OnStar)」システムと呼ばれる自動車用無線通信サービスが実際に提供されている(例えば、非特許文献1参照)。
このサービスに加入すると、車両に声で作動する携帯電話が搭載され、緊急時にGM社の応答センタと携帯電話網を通じて連絡を取り、様々なサービスを受けることができる。この「オンスター」システムのサービスによれば、車両ドアをロック/アンロックする、灯火類を点灯/点滅させる、ホーンを鳴らすなどの操作を遠隔操作できる。
特開2002−305599号公報 インターネット <http://www.onstar.com/us_english/jsp/index.jsp>
しかしながら、上記従来のシステムでは、遠隔操作の実行結果はセンタのオペレータにより口頭で通知されている。すなわち、ユーザがセンタへ電話を掛けると、オペレータは指示された遠隔操作を実行し、無事に完了した/失敗したなどの結果をその場でユーザに回答している。
したがって、従来のシステムでは、即時実行でない場合、すなわち遠隔操作を「何時何分に実行」や「何分後に実行」などと時刻・時間を指定して操作要求した場合、ユーザは操作結果の報告を受けることができない。
また、従来のシステムは、上述のようにオペレータ及び音声通話に依存しているため、運用コストが掛かる。
本発明はこのような課題を解決するためのものであり、車両遠隔操作の実行結果が確実且つ安価にユーザに伝達される車両遠隔操作方法及びシステム、車載装置、並びに通信局装置を提供することを主たる目的とする。
上記目的を達成するための本発明の第一の態様は、車両のユーザからの遠隔操作要求に応じて該車両に所定の操作を実行させ上記ユーザが遠隔操作を要求するのに利用した通信端末に該遠隔操作の実行結果が電子メールで通知される車両遠隔操作方法であって、
上記通信端末が電子メールを受信できない場合(例えば、上記通信端末が固定電話である場合など)、上記実行結果は、例えば、1)遠隔操作を要求した上記ユーザが次に当該車両に乗車したときに車室内において該ユーザに(例えば、視覚的及び/又は聴覚的に)提示される、或いは、2)遠隔操作を要求した上記ユーザから電子メールを受信可能な別の通信端末(例えば、携帯電話、パソコン、PDAなど)を利用して別の遠隔操作が要求されたときに該別の遠隔操作の実行結果と共に電子メールで上記別の通信端末に通知される、或いは、3)遠隔操作を要求した上記ユーザがアクセス可能なウェブ・サーバ上にウェブ情報として閲覧可能に記憶される、などの何らかの形でユーザに通知・提供される。
この第一の態様において、上記実行結果とは、実行結果がOKかNGかに加えて、例えば実行完了時刻などの情報を含むことが好ましい。
この第一の態様によれば、オペレータを介することなく、また音声通信を利用することなく、遠隔操作実行結果がユーザに通知されるため、遠隔操作が即時実行の場合以外でもユーザに実行結果を通知できると共に、従来の方式に比べてシステムコストを安価に抑えることができる。
上記目的を達成するための本発明の第二の態様は、車両のユーザからの遠隔操作要求に応じて該車両に搭載された車載装置が所定の操作を実行する車両遠隔操作システムであって
上記車載装置による上記所定の操作の実行結果を取得し、該実行結果を上記ユーザが遠隔操作を要求するのに利用した通信端末に電子メールで通知する操作結果通知手段を有し、
上記通信端末が電子メールを受信できないとき(例えば、上記通信端末が固定電話のときなど)であっても何らかの形で上記実行結果をユーザに通知・提供するために、例えば、1)上記通信端末が電子メールを受信できないとき、上記実行結果を遠隔操作を要求した上記ユーザが次に当該車両に乗車したときに車室内において該ユーザに(例えば、視覚的及び/又は聴覚的に)提示する操作結果提示手段を更に有する、或いは、2)上記操作結果通知手段は、上記通信端末が電子メールを受信できないとき、上記実行結果を、遠隔操作を要求した上記ユーザから電子メールを受信可能な別の通信端末(例えば、携帯電話、パソコン、PDAなど)を利用して別の遠隔操作が要求されたときに該別の遠隔操作の実行結果と共に電子メールで上記別の通信端末に通知する、或いは、3)上記通信端末が電子メールを受信できないとき、上記実行結果を、遠隔操作を要求した上記ユーザがアクセス可能なウェブ・サーバ上に記憶し閲覧を可能にするウェブ情報提供手段を更に有する。
この第二の態様において、上記実行結果とは、実行結果がOKかNGかに加えて、例えば実行完了時刻などの情報を含むことが好ましい。
この第二の態様によれば、オペレータを介することなく、また音声通信を利用することなく、遠隔操作実行結果がユーザに通知されるため、遠隔操作が即時実行の場合以外でもユーザに実行結果を通知できると共に、従来の方式に比べてシステムコストを安価に抑えることができる。
上記目的を達成するための本発明の第三の態様は、車両に搭載され、該車両のユーザからの遠隔操作要求に応じて所定の操作を実行する車載装置であって、上記ユーザが遠隔操作を要求するのに利用した通信端末が電子メールを受信できないとき(例えば、上記通信端末が固定電話のときなど)、該遠隔操作の実行結果を該ユーザが次に当該車両に乗車したときに車室内において該ユーザに(例えば、視覚的及び/又は聴覚的に)提示する車載装置である。
この第三の態様において、上記実行結果とは、実行結果がOKかNGかに加えて、例えば実行完了時刻などの情報を含むことが好ましい。
この第三の態様によれば、オペレータを介することなく、また音声通信を利用することなく、遠隔操作実行結果がユーザに通知されるため、遠隔操作が即時実行の場合以外でもユーザに実行結果を通知できると共に、従来の方式に比べてシステムコストを安価に抑えることができる。
上記目的を達成するための本発明の第四の態様は、車両のユーザからの遠隔操作要求に応じて該車両に搭載された車載装置に所定の操作を実行させる遠隔操作指令を送信する通信局装置であって
上記車載装置による上記所定の操作の実行結果を取得し、該実行結果を上記ユーザが遠隔操作を要求するのに利用した通信端末に電子メールで通知し、
上記通信端末が電子メールを受信できないとき、上記実行結果を、例えば、1)遠隔操作を要求した上記ユーザから電子メールを受信可能な別の通信端末を利用して別の遠隔操作が要求されたときに該別の遠隔操作の実行結果と共に電子メールで上記別の通信端末に通知する、或いは、2)上記通信端末が電子メールを受信できないとき、上記実行結果を、遠隔操作を要求した上記ユーザがアクセス可能なウェブ・サーバ上に記憶し閲覧を可能にする、などの何らかの形でユーザに通知・提供される。
この第四の態様において、上記実行結果とは、実行結果がOKかNGかに加えて、例えば実行完了時刻などの情報を含むことが好ましい。
この第四の態様によれば、オペレータを介することなく、また音声通信を利用することなく、データ通信により遠隔操作実行結果がユーザに通知されるため、遠隔操作が即時実行の場合以外でもユーザに実行結果を通知できると共に、従来の方式に比べてシステムコストを安価に抑えることができる。
本発明によれば、車両遠隔操作の実行結果が確実且つ安価にユーザに伝達される車両遠隔操作方法及びシステム、車載装置、並びに通信局装置を提供することができる。
以下、本発明を実施するための最良の形態について、添付図面を参照しながら実施例を挙げて説明する。なお、車両遠隔操作方法及びシステムの基本概念、主要なハードウェア構成、作動原理、及び基本的な制御手法等については当業者には既知であるため、詳しい説明を省略する。
本発明の一実施例について図1及び2を用いて説明する。図1は、本実施例に係る車両遠隔操作システムの概略図である。本システムは、車両に搭載された車載装置101と、公認機関であり、無線通信及び/又は有線通信が可能な通信局装置であるセンタ102と、センタ102と直接的に又はネットワーク経由で無線/有線通信が可能なユーザ通信端末103とから構成される。
車載装置101は、センタ102からの遠隔操作指令を受信可能な通信部104と、通信部104が受信した遠隔操作指令に従って様々な車両操作(例えば、ドアロック/アンロックやハザードランプ点滅/消灯など)を行う制御部105と、ディスプレイやスピーカを含む情報提示部106とを含む。
ユーザ通信端末103は、例えば、携帯電話、固定電話、パソコン、PDA(パーソナル・ディジタル・アシスタント)などである。
車両ユーザが自分の車両に対して遠隔操作を実行したい場合、まずユーザ通信端末103を利用してセンタ102に遠隔操作要求を送信する。この要求は、例えば、センタ102のウェブ・ページ上から要求してもよく、或いは、センタ102に電子メールとして送信してもよく、或いは、センタ102に用意された音声ガイダンスに従ってプッシュホン・ボタンを押すことによって要求してもよい。センタ102は、受信した遠隔操作要求の内容に応じて、対象となる車両の車載装置101に遠隔操作指令を送信する。
制御部105は、通信部104により受信された遠隔操作指令に従って車両操作を実行する。そして、実行後、通信部104は、実行が成功したか(OK)/失敗したか(NG)と実行完了時刻とを操作結果としてセンタ102に送信する。
センタ102は、車載装置101から受信した遠隔操作実行結果を文字情報として電子メール形式でその遠隔操作を要求したユーザ通信端末103に報告する。
このような本実施例に係る車両遠隔操作方法について、以下、図2を用いて詳述する。図2は、本実施例に係る車両遠隔操作方法の流れを示すフローチャートである。
まず、遠隔操作の要求が待機され(S201)、ある車両ユーザのユーザ通信端末103から遠隔操作の要求があると(S201の「YES」)、上述のようにセンタ102からそのユーザの車両の車載装置101に遠隔操作指令が送信され、要求された操作が実行される(S202)。そして、実行後、実行結果が車載装置101からセンタ102へ送信される(S203)。なお、車載装置101は、センタ102へ送信した実行結果について、送信後も一時的に保存しておく。詳しくは後述する。
次いで、センタ102は、遠隔操作を要求したユーザ通信端末103が電子メールを受信する機能を有するか否かを判断する(S204)。この判断は、例えば、遠隔操作要求を受け付けた際のユーザ認証結果を予め保有するユーザ・データベースに照らして予め登録されている電子メール・アドレスが存在するか否かを判断することによって行われてもよく、或いは、遠隔操作要求時にユーザに電子メール・アドレスの入力を毎回要求してもよく、或いは、遠隔操作要求が電話回線を使用するものであれば要求を発したユーザ通信端末103の電話番号から携帯電話か固定電話かを判断してもよく、或いは、最も簡単な場合として遠隔操作要求が電子メールで送信された場合にはその発信元アドレスに返信可能と判断してもよい。
センタ102が遠隔操作要求の発信元であるユーザ通信端末103が電子メールを受信する能力があると判断した場合(S204の「YES」)、センタ102は車載装置101から受信した操作結果を文字情報として電子メール形式でユーザ通信端末103へ送信する(S205)。
他方、センタ102が遠隔操作要求の発信元であるユーザ通信端末103が電子メールを受信できないと判断した場合(S204の「NO」)、センタ102はその実行結果を保存すると共に、ユーザがその結果をウェブ・ページ上で閲覧できるようにウェブ・サーバにも閲覧可能に記憶する。このウェブ・サーバはセンタ102内の一機能として設けられてもよい。
このようにして、遠隔操作を要求したユーザに電子メールで送信できなかった遠隔操作実行結果は、ウェブ・ページ上でのユーザからの閲覧要求を待機する状態となる。そして、後述するように、ユーザからのウェブ上での閲覧要求(S206)、当該車両のIGオン(S208)、及び、ユーザからの次の遠隔操作要求(S210)が監視・待機される。
センタ102が遠隔操作を要求したユーザが任意のインターネット接続可能な通信装置を利用してセンタ102の用意した専用のウェブ・ページにアクセスし、自身の要求した遠隔操作の実行結果の閲覧を要求したことを検出すると(S206の「YES」)、パスワード等によるユーザ認証の上、ウェブ・ページ上でユーザに実行結果を提示する(S207)。
同様に、当該車両のイグニッション(IG)が次にオンとされるタイミングも制御部105により監視され(S208)、制御部105がIGオンを検出すると(S208の「YES」)、制御部105は一時保存しておいた遠隔操作実行結果を情報提示部106に提示させる。情報提示部106は、例えば、専用の若しくは搭載されていればナビゲーション・システムのディスプレイ上に又はインパネ上に文字情報として視覚的に、或いは、スピーカを通じて聴覚的に、或いは、これらを適切に組み合わせて、実行結果をユーザに提示する。
同様に、当該車両についてユーザから次の別の遠隔操作の要求がセンタ102によって監視され(S210)、同じユーザから新たな遠隔操作要求があると(S210の「YES」)、S202〜S203と同様に、要求された遠隔操作の実行と実行結果のセンタ102への報告が行われる(S211及びS212)。
そして、同様に、センタ102はS204と同じく今回の遠隔操作要求の発信元となったユーザ通信装置103について電子メールを受信可能であるか否かを判断する(S213)。
今回の遠隔操作要求は電子メール受信可能なユーザ通信端末103より発せられていた場合(S213の「YES」)、センタ102は前回送信できなかった遠隔操作実行結果と今回の実行結果とを一括してまとめて電子メールで通知する(S214)。
他方、ウェブ上での閲覧要求、IGオン、及び次の遠隔操作要求のいずれも発生しなかった場合(S210の「NO」)、又は、次の遠隔操作要求はあったが今回も電子メール受信不可のユーザ通信端末が利用されていた場合(S213の「NO」)、処理はS206に戻り、待機中のいずれかのイベントが発生し、何らかの形でユーザに一時保存中の実行結果を提示できるまで、S206、S208、及びS210が繰り返される。
このようにして、S205、S207、S209、又はS214においてユーザに遠隔操作の実行結果が伝達されると、センタ102及び車載装置103の一方は他方にユーザへの伝達が完了したことを通知する(S215)。より具体的には、S205、S207、及びS214においてセンタ102が最終的にユーザへの実行結果伝達を果たした場合、センタ102は車載装置101にその旨通知する。これにより、車載装置101は一時保存していた当該実行結果を消去することができる。また、S209において車載装置101が最終的にユーザへの実行結果伝達を果たした場合、車載装置101はセンタ102にその旨通知する。これにより、センタ102は一時保存していた当該実行結果を消去すると共に、ウェブ・ページ上での閲覧提供も終了させることができる。
このように、本実施例によれば、オペレータを介することなく、また音声通信を利用することなく、データ通信及び車室内での情報提供により遠隔操作実行結果がユーザに伝達されるため、遠隔操作が即時実行の場合以外でもユーザに実行結果を伝達できると共に、従来の方式に比べてシステムコストを安価に抑えることができる。
なお、上記一実施例では、一例として、操作結果はユーザに1度だけ伝達・提示されればよい、という前提に立っている。したがって、電子メール又はウェブ・ページ上で遠隔操作結果がユーザに伝達・提示された場合、次回乗車時に車室内では提示されないものとした。しかしながら、本願発明の適用はこれに限られず、電子メール又はウェブ・ページ上での伝達・提示に代えて車室内での遠隔操作結果の提示が優先されてもよく、或いは、電子メール又はウェブ・ページ上での伝達・提示に加えて車室内でも操作結果が伝達されてもよい。以下、具体例を数例挙げる。
車室内提示優先の具体例1:例えば、車載装置101が操作結果をセンタ102に送信する際、通信部104の故障、車両が圏外(レンジ外)に位置する、又は、通信トラフィックの混雑などの理由によりセンタ102へ遠隔操作結果を送信できなかった場合、リトライを繰り返すとバッテリ容量が低下するため、例えばリトライ回数を所定数に制限し、それでもセンタ102へ送信できなかった場合にはセンタ102への報告はせずに次回乗車時に車室内で提示するのみとする。
車室内提示優先の具体例2:例えば、遠隔操作でエアコンを操作したときには快適な車室内温度で且つ省エネな乗車タイミングを操作結果と共にユーザに提示するものとした場合、ユーザ通信端末103へは通知せず、代わりに次回乗車時にユーザに車室内においてディスプレイ上に文字情報として又はスピーカから音声情報として提示するのみとする。例えば、適切なタイミングより早く乗車した場合には、「7分前に始動しました。あと5分待って乗車すると快適な車室内温度となります」と提示し、遅く乗車した場合には「10分前に可意的な状態になっています。早く乗車すると省エネになります」などと案内する。
車室内提示優先の具体例3:例えば、遠隔操作で乗車時の車室内空間の状態(ボーティング)やCVTのギヤ比や変速パターンなどの走行モードを設定する際に「お任せモード」が設定可能な場合、その内容が事前にユーザ通信端末103に伝達されるとユーザの乗車時の期待感(ドキドキ感・ワクワク感)を損なうおそれがあるため、ユーザの楽しみをより効果的にするために、ユーザ通信端末103へは操作結果を伝達せず、次回乗車時の車室内での提示のみとする。
上記「お任せモード」が選択された際の車室内での操作結果の案内の具体例としては、例えば、ボーディングの場合、「本日のテーマは屋久島です。酸素、マイナスイオン濃度は○○、音楽は○○鳥のさえずりと木々をわたるそよ風、照明は杉林の木漏れ日となっています」などと案内し、走行モードの場合、「本日のテーマはF1です。鈴鹿サーキット仕様をイメージし、ギヤ比はワイドレシオに設定し、エンジン音はトヨタF1エンジンに合わせてあります」などと案内する。
電子メール又はウェブ・ページ上での提示と車室内での提示とを同時併用する場合の具体例:例えば、(例えば車両を貸していて)ユーザ通信端末103を所持する車両オーナーとは別人がユーザである場合、車両オーナーがユーザ通信端末103を利用して遠隔操作を行っても他人である現ユーザは遠隔操作されたことがわからないため、使用時に驚く又は不信に思う可能性がある。そこで、車両オーナー(=ユーザ通信端末103所持者)とは異なる人物が現ユーザである場合には、遠隔操作の結果を(可能であれば)ユーザ通信端末103に返すと共に、乗車時に車室内でも提示する。逆に、車両オーナーでないユーザによって車両ローカルで行われた車両状態の各操作は、通信費及びトラフィックの低減のため、逐一ユーザ通信端末103へは結果報告せず、次回乗車時に車室内提示のみを行うものとする。
また、上述のように遠隔操作結果がユーザ通信端末103と車室内と双方で提示される場合、提示される内容は遠隔操作の操作結果が含まれる限り必ずしも完全に一致する必要はない。具体的には、例えば、車両を他人に貸している車両オーナーは、遠隔操作結果と共に車両を貸している現ユーザへのメッセージを車室内において提示させることができる。より具体的には、例えば一シナリオ例として、結婚記念日に妻に車両を貸す夫は、遠隔操作によって車室内空間のボーディング状態を2人の思い出の場所(例えば、上述の屋久島など)に設定すると共に、ディスプレイに記念日のメッセージを表示させるなど任意のメッセージを提示することができる。
また、上記一実施例及びその変形例においては、車室内で遠隔操作結果が提示されるのは原則として次回乗車時であったが、本願発明はこれに限られず、次回乗車時以外のタイミングで遠隔操作結果が車室内において提示されてもよい。例えば、遠隔操作でダイアグ取得やアクティブテストを実施して車両の故障状態をメーカ、販売店、又はサービスセンタなどで把握している場合、ユーザがそのような情報を持ち合わせない(例えば旅先の)修理工場に車両を持ち込んだとき、適切な診断・修理のためにはそのような情報が必要となる可能性もある。そのような場合、その修理工場は、有料で又は無料で、診断ツールを接続したときやコマンドを送信したときに遠隔操作診断の履歴を取得できるものとする。
本発明は、車両遠隔操作方法及びシステム、車載装置、並びに通信局装置に利用できる。遠隔操作の対象となる車両の外観、重量、サイズ、走行性能等は問わない。
本発明の一実施例に係る車両遠隔操作システムの概略図である。 本発明の一実施例に係る車両遠隔操作方法の流れを示すフローチャートである。
符号の説明
101 車載装置
102 センタ(通信局装置)
103 ユーザ通信端末
104 通信部
105 制御部
106 情報提示部

Claims (9)

  1. 車両のユーザからの遠隔操作要求に応じて該車両に所定の操作を実行させ、前記ユーザが遠隔操作を要求するのに利用した通信端末に該遠隔操作の実行結果が電子メールで通知される車両遠隔操作方法であって、
    前記通信端末が電子メールを受信できない場合、前記実行結果は、遠隔操作を要求した前記ユーザが次に当該車両に乗車したときに車室内において該ユーザに提示される、ことを特徴とする車両遠隔操作方法。
  2. 車両のユーザからの遠隔操作要求に応じて該車両に所定の操作を実行させ、前記ユーザが遠隔操作を要求するのに利用した通信端末に該遠隔操作の実行結果が電子メールで通知される車両遠隔操作方法であって、
    前記通信端末が電子メールを受信できない場合、前記実行結果は、遠隔操作を要求した前記ユーザから電子メールを受信可能な別の通信端末を利用して別の遠隔操作が要求されたときに該別の遠隔操作の実行結果と共に電子メールで前記別の通信端末に通知される、ことを特徴とする車両遠隔操作方法。
  3. 車両のユーザからの遠隔操作要求に応じて該車両に所定の操作を実行させ、前記ユーザが遠隔操作を要求するのに利用した通信端末に該遠隔操作の実行結果が電子メールで通知される車両遠隔操作方法であって、
    前記通信端末が電子メールを受信できない場合、前記実行結果は、遠隔操作を要求した前記ユーザがアクセス可能なウェブ・サーバ上にウェブ情報として閲覧可能に記憶される、ことを特徴とする車両遠隔操作方法。
  4. 車両のユーザからの遠隔操作要求に応じて該車両に搭載された車載装置が所定の操作を実行する車両遠隔操作システムであって、
    前記車載装置による前記所定の操作の実行結果を取得し、該実行結果を前記ユーザが遠隔操作を要求するのに利用した通信端末に電子メールで通知する操作結果通知手段と、
    前記通信端末が電子メールを受信できないとき、前記実行結果を遠隔操作を要求した前記ユーザが次に当該車両に乗車したときに車室内において該ユーザに提示する操作結果提示手段とを有する、ことを特徴とする車両遠隔操作システム。
  5. 車両のユーザからの遠隔操作要求に応じて該車両に搭載された車載装置が所定の操作を実行する車両遠隔操作システムであって、
    前記車載装置による前記所定の操作の実行結果を取得し、該実行結果を前記ユーザが遠隔操作を要求するのに利用した通信端末に電子メールで通知する操作結果通知手段を有し、
    前記操作結果通知手段は、前記通信端末が電子メールを受信できないとき、前記実行結果を、遠隔操作を要求した前記ユーザから電子メールを受信可能な別の通信端末を利用して別の遠隔操作が要求されたときに該別の遠隔操作の実行結果と共に電子メールで前記別の通信端末に通知する、ことを特徴とする車両遠隔操作システム。
  6. 車両のユーザからの遠隔操作要求に応じて該車両に搭載された車載装置が所定の操作を実行する車両遠隔操作システムであって、
    前記車載装置による前記所定の操作の実行結果を取得し、該実行結果を前記ユーザが遠隔操作を要求するのに利用した通信端末に電子メールで通知する操作結果通知手段と、
    前記通信端末が電子メールを受信できないとき、前記実行結果を、遠隔操作を要求した前記ユーザがアクセス可能なウェブ・サーバ上に記憶し閲覧を可能にするウェブ情報提供手段とを有する、ことを特徴とする車両遠隔操作システム。
  7. 車両に搭載され、該車両のユーザからの遠隔操作要求に応じて所定の操作を実行する車載装置であって、
    前記ユーザが遠隔操作を要求するのに利用した通信端末が電子メールを受信できないとき、該遠隔操作の実行結果を該ユーザが次に当該車両に乗車したときに車室内において該ユーザに提示する、ことを特徴とする車載装置。
  8. 車両のユーザからの遠隔操作要求に応じて該車両に搭載された車載装置に所定の操作を実行させる遠隔操作指令を送信する通信局装置であって、
    前記車載装置による前記所定の操作の実行結果を取得し、該実行結果を前記ユーザが遠隔操作を要求するのに利用した通信端末に電子メールで通知し、
    前記通信端末が電子メールを受信できないとき、前記実行結果を、遠隔操作を要求した前記ユーザから電子メールを受信可能な別の通信端末を利用して別の遠隔操作が要求されたときに該別の遠隔操作の実行結果と共に電子メールで前記別の通信端末に通知する、ことを特徴とする通信局装置。
  9. 車両のユーザからの遠隔操作要求に応じて該車両に搭載された車載装置に所定の操作を実行させる遠隔操作指令を送信する通信局装置であって、
    前記車載装置による前記所定の操作の実行結果を取得し、該実行結果を前記ユーザが遠隔操作を要求するのに利用した通信端末に電子メールで通知し、
    前記通信端末が電子メールを受信できないとき、前記実行結果を、遠隔操作を要求した前記ユーザがアクセス可能なウェブ・サーバ上に記憶し閲覧を可能にする、ことを特徴とする通信局装置。
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