JP4373802B2 - 番組送信方法、番組送信装置、番組送信システム、および、番組送信プログラム - Google Patents

番組送信方法、番組送信装置、番組送信システム、および、番組送信プログラム Download PDF

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Description

本発明は、番組送信方法、番組送信装置、番組送信システム、および、番組送信プログラムに関する。
近年、映像のストリームや音声のストリームを含む番組の送信は、通信衛星、放送衛星、地上波を利用したデジタル放送、インターネット、携帯電話などの様々な方法で行われている。送信される番組データは、映像、音声などのコンテンツ本体に加え、番組を説明する番組表や、番組を再生する際に必要な同期信号などによって構成される。よって、番組の再生の際には、これらの番組を構成する各種データは、一通り受信側に送信される。
ここで、不特定多数のユーザを相手にする番組データの配信形式は、MPEG(Moving Picture Experts Group)などの標準化規格によって規定されている。まず、映像データの符号化は、例えば、MPEG-1ビデオ規格(ISO/IEC 11172-2)、MPEG-2ビデオ規格(ISO/IEC 13818-2)、および、MPEG-4ビデオ規格(ISO/IEC 14496-2)によって規格化されている。次に、音声データの符号化は、MPEG-1オーディオ規格(ISO/IEC 11172-3)、MPEG-2オーディオ規格(ISO/IEC 13818-3)、MPEG-2・AAC(Advanced Audio Coding)規格(ISO/IEC 13818-7)、および、MPEG-4オーディオ規格(ISO/IEC 14496-3)によって規格化されている。そして、映像データと音声データとを含むコンテンツの多重化配信については、MPEGでは、“システム”と呼ばれ、例えば、MPEG-1システム規格(ISO/IEC 11172-1)、MPEG-2システム規格(ISO/IEC 13818-1)、および、MPEG-4システム規格(ISO/IEC 14496-1)によって規格化されている。なお、規格名の後の括弧内は、規格文書の番号である。なお、これらの規格は、非特許文献1(MPEG1)、非特許文献2(MPEG2)、および、非特許文献3(MPEG4)によって、参照可能である。
そして、番組データの配信形式は、日本では、社団法人・電波産業会が、ARIB(Association of Radio Industries and Businesses)規格として、デジタル放送における映像符号化、音声符号化及び多重化方式を、文書“STD−B32”として、また、デジタル放送に使用する番組配列情報を、文書“STD−B10”として、それぞれ規格化している。
このような番組データを配信するための情報伝送路の放送帯域は、放送局ごとに限られている。例えば、地上デジタル放送では、1放送局当たりの携帯・移動体向け放送帯域は数100kbpsから数Mbpsである。そして、放送帯域に伝送するデータの使用帯域は、使用帯域を一定にする方式、または、使用帯域を可変とする方式、の2種類に分類できる。
まず、使用帯域を一定にする方式は、ストリーム伝送するデータを均一化することで実現される。そのため、限られた放送帯域の上限までを使用帯域とすることにより、放送帯域を有効に活用することが出来る。しかし、ストリームの信号データのビットレートが低下した場合には、スタッフィングバイト(冗長データ)による、伝送データ量の一定化を行う。その場合、冗長なビットを読み飛ばす処理を行なうため、受信側での再生処理時間がその分遅延する可能性がある。また、ストリームの信号データのビットレートが一時的に大きくなった場合には、大きくなった部分のビットを遅らせて平均以下の部分に振り分けることで一定化するため、伝送遅延が発生し受信側での再生時間がその分遅延することになる。
一方、使用帯域を可変とする方式は、統計多重効果を利用して映像や音声を圧縮する方式である。このため、使用帯域は時間と共に変動するので、圧縮前の映像の動きが緩やかなときは、連続する映像間での差分が小さいのでビットレートは低下してしまい、伝送帯域を有効活用できない場合がある。また、圧縮前の映像中の動きが活発になると、ビットレートが増大する傾向にあるので、複数の映像ストリームにおいて、同時にビットレートが増大した場合に、限られた伝送帯域を瞬間的に超えることによって、映像や音声ストリームの欠損を引き起こす可能性がある。しかし、スタッフィングバイトを使用しないため、使用帯域を一定にする方式での伝送遅延に関する前記の問題は、考慮しなくて済む。
なお、番組データは、映像データや音声データなどの種別の異なる様々なデータから構成されており、その特徴を活用して種別ごとにデータを送信する際の優先度を設け、その優先度に従ってデータを送信する方式が、提案されている(特許文献1、特許文献2、特許文献3、特許文献4参照)。これらの方式は、各種の放送データを必要なタイミングで送信するのに有効である。
特開2003−250113号公報(段落[0020]) 特開2001−197108号公報(段落[0009]) 特開2001−144710号公報(段落[0016]) 特開2001−189708号公報(段落[0061]) The Moving Picture Experts Group (MPEG)、"Short MPEG-1 description"、[online]、[平成15年12月1日検索]、インターネット<URL:http://www.chiariglione.org/mpeg/standards/mpeg-1/mpeg-1.htm> The Moving Picture Experts Group (MPEG)、"Short MPEG-2 description"、[online]、[平成15年12月1日検索]、インターネット<URL:http://www.chiariglione.org/mpeg/standards/mpeg-2/mpeg-2.htm> The Moving Picture Experts Group (MPEG)、"MPEG-4 Overview"、[online]、[平成15年12月1日検索]、インターネット<URL:http://www.chiariglione.org/mpeg/standards/mpeg-4/mpeg-4.htm>
ここで、映像と音声とを同期して受信機に再生させるためには、再生に必要な番組データが受信機に一通り揃っていることが必要となる。例えば、映像データだけを一度に大量に送信してしまい、その映像データに対応する音声データが到着しないと、映像データは再生ができなくなってしまう。よって、音声データを待っている間の遅延が発生してしまう。
一方、遅延を抑制するために、送信すべきコンテンツデータを送信側で大幅に間引いて(ビットレートをさげて)しまうと、放送局が利用可能な限られた伝送帯域を、一時的に余らせてしまう。その結果、ユーザ側(受信機)に提供されるコンテンツの質が低くなってしまい、高品質なサービスの提供が困難となってしまう。
なお、特許文献1、特許文献2、および、特許文献3は、例えば、映像データと音声データとでは、音声データを優先するといった、種別の異なるデータについての送信時の優先度を規定するが、同一の種別である映像データが複数存在していた場合に、どの映像データを先に送信すべきかについては、考慮されていない。さらに、特許文献4は、パケットの発生からの経過時間が所定の時刻を超えた場合に、そのパケットを優先的に送信する旨が記述されている。しかし、経過時刻になるまでのパケットの優先順位については規定されていない。従って、従来の技術では、任意のパケットについて、優先順位を規定する明確なルールが規定されていないため、伝送遅延の抑制および放送帯域の有効活用という観点からは、不十分である。
そこで、本発明は、前記した問題を解決し、伝送遅延を抑制しつつ高品質なサービスの提供を行うことを主な目的とする。
前記課題を解決するため、請求項1に記載の番組送信方法は、
番組送信装置が番組を送信する番組送信方法であって、
前記送信の対象となる番組は、それぞれ種別の異なる番組データである、番組情報データ、同期信号データ、映像データ、および、音声データの集合として構成され、
前記番組送信装置が、
組情報の入力を受け付けて前記番組情報データとしてパケット化する手順と、
期信号の発生および符号化を行い前記同期信号データとしてパケット化する手順と、
映像信号の入力を受け付けて符号化して前記映像データとしてパケット化する手順と、
音声信号の入力を受け付けて符号化して前記音声データとしてパケット化する手順と、
前記パケット化された種別の異なる番組データごとに、その番組データの種別に応じた優先順位を設定する手順と、
前記パケット化された各番組データの送出期限を算出する手順と、
前記パケット化された各番組データを送出期限が早い順に送信し、前記送出期限が同一となる複数のパケットについて、前記優先順位に基づいた順序で送信する手順と、
を実行することを特徴とする。
その他の手段については、以下の実施の形態において説明する。
本発明は、送信する番組データの種別に応じた優先度および制限時刻を送信するパケットごとに設けることで、受信機で所定のパケットの到着待ちとなる遅延時間の発生を抑制できる。また、符号化対象となる映像の動きベクトルに応じて、符号化処理の時間に制限を設けて、CPU(Central Processing Unit)の動作時間を制御することで、CPUの利用率が高いことによる遅延の発生を抑制できるとともに、時間制限の上限まで利用して符号化処理を行うことで、良質なサービスの提供が実現できる。
以下に、本発明が適用される番組送信システムの第1実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。まず、本実施形態の番組送信システムの構成について、図1および図2を参照して説明する。
図1は、番組送信システムの構成図である。番組送信システムは、伝送遅延を抑制しつつ高品質なサービスの提供を行う機能を有する。このため、番組送信システムは、番組データを送信する番組送信装置1と、番組データを受信する受信端末(図示は省略)と、を含めて構成される。そして、番組データは、無線による放送または有線によるデータ通信によって、番組送信装置1から各受信端末に向けて提供される。なお、番組送信装置1および各受信端末は、演算処理を行う際に用いられる記憶領域としてのメモリと、前記演算処理を行う演算処理装置とを少なくとも備えるコンピュータとして構成される。
番組送信装置1は、映像データに関する処理を行う映像データ処理部10と、音声データに関する処理を行う音声データ処理部20と、番組情報に関する処理を行う番組情報処理部30と、時刻データに関する処理を行う時刻データ処理部40と、番組データの送信に関する処理を行う番組送信処理部50と、を含めて構成される。なお、番組データは、映像データ、音声データ、番組情報、および、時刻データが互いに関連付けられているデータである。以下、番組送信装置1の各構成要素について、具体的に説明する。
まず、映像データ処理部10は、入力された映像信号の符号化処理を行って映像データを生成する映像符号化部11と、多重化送信するために映像データをパケットに分割する映像パケット化部12と、映像データをパケット化する際のパケットの生成方法を設定する映像パケット化設定部13と、映像信号の動きベクトルを監視して映像符号化部11の符号化処理に反映させる動きベクトル監視部14と、を含めて構成される。
次に、音声データ処理部20は、入力された音声信号の符号化処理を行って音声データを生成する音声符号化部21と、多重化送信するために映像データをパケットに分割する音声パケット化部22と、音声データをパケット化する際のパケットの生成方法を設定する音声パケット化設定部23と、を含めて構成される。
そして、番組情報処理部30は、番組情報テーブルを生成してセクションに変換する番組情報テーブル生成部31と、多重化送信するために番組情報のセクションのパケット化を行う番組情報パケット化部32と、を含めて構成される。
さらに、時刻データ処理部40は、映像データと音声データとの同期再生をするために必要な同期信号を生成する同期信号生成部41と、多重化送信するために同期信号のパケット化を行う同期信号パケット化部42と、映像データおよび音声データの符号化処理に使用される基準時間を生成する基準時間生成部43と、基準時間を基にして映像データおよび音声データの符号化処理の動作周期制御およびパケット化の際に付されるタイムスタンプの生成を行う基準時間制御部44と、を含めて構成される。
なお、コンテンツデータの符号化処理を行う映像符号化部11および音声符号化部21は、番組の送信前に予めコンテンツデータを符号化してもよいし、番組の送信に併せてリアルタイムにコンテンツデータを符号化してもよい。そして、符号化処理によって符号化されたデータは、例えば、リングバッファに一時格納される。
そして、番組送信処理部50は、多重化送信するための各パケットを送信前に一時的に保持する送信バッファ51と、多重化送信するための各パケットについてその種別に応じて送信時の優先順位を設定する優先順位設定部52と、映像データおよび音声データの送出期限を算出する送出期限算出部53と、多重化送信するための各パケットを多重化して送信可能にするパケット多重化部54と、多重化された送信データについて有線あるいは無線伝送路により変調処理をしてから送信するパケット送信部55と、を含めて構成される。
図2は、番組データのパケット化および多重化を示す図である。ここで、図2で使用されている用語は、MPEG-2システム規格(ISO/IEC 13818-1)のものである。まず、映像や音声などの各番組データは、ES(Elementary Stream)という名称のストリームとして定義される。よって、1つの番組は、映像用のESと、音声用のESと、同期信号用のESと、番組情報のESとを組にしたESの集合として定義される。
次に、ESは、番組の期間分あるので、一度に伝送することは困難である。そこで、ESは、番組の期間の一部を切り出して、パケット化される。パケット化されたESは、PES(Packetized Elementary Stream)と呼ばれる。さらに、複数のストリームを1つの伝送路上で多重化して送信するために、PESは、TS(Transport Stream)またはPS(Program Stream)に、多重化される。なお、デジタル放送では、TSが使用されている。以上のように、送信側では、ES→PES→TSの順に番組データを処理する。一方、受信側では、送信側とは逆に、TS→PES→ESの順に処理を行い、ストリームを構成する。
ここで、受信側の端末がTSパケットを処理する方法について、具体的に説明する。TSパケットのヘッダ部には、“PID”と呼ばれるTSパケットの種別の識別子が含まれている。そこで、受信側の端末は、まず、PID=0となるTSパケットを読み込む。このPID=0のパケットは、PAT(Program Association Table)と呼ばれるデータで、番組番号とその番組番号の番組表との対応を関連付ける。次に、受信側の端末は、PATによって指定されたPIDのTSパケットを読み込み、番組表であるPMT(Program Map Table)を取得する。このPMTは、番組を構成するストリームのPIDを規定する。さらに、受信側の端末は、PMTによって指定されたPIDのTSパケットを読み込み、番組を構成する各ストリームを取得する。なお、同一のストリームを構成するTSパケットには、同一のPIDが付されている。以上、TSパケットの処理方法を説明した。
以上、番組送信システムの構成について、説明した。次に、本実施形態の番組送信システムの番組データの送信処理について、図1および図2を参照しつつ、図3に沿って説明する。なお、図3は、番組送信装置1の動作を主体とするフローチャートである。
まず、番組情報処理部30は、番組情報を登録する(S101)。なお、番組情報は、PSI(Program Specific Information)と呼ばれ、前記PATや前記PMTを含めて構成される。また、PSIを拡張して新たなテーブルや記述子を追加した仕様であるSI(Service Information)を番組情報として構成してもよい。
次に、時刻データ処理部40は、同期信号を作成する(S102)。なお、同期信号は、映像や音声の符号化の単位ごとに付与される時刻情報であるPTS(Presentation Time Stamp)およびDTS(Decoding Time Stamp)である。時刻データ処理部40は、作成したPTSおよびDTSを、映像データ処理部10と音声データ処理部20とに通知して符号化されるデータへの付加を依頼する。そして、作成された同期信号は、受信側の端末に送信するために、同期信号パケット化部42によってパケット化される。
そして、時刻データ処理部40は、映像データ処理部10および音声データ処理部20に基準時間を設定する(S103)。なお、基準時間は、PCR(Program Clock Reference)またはSCR(System Clock Reference)である。時刻データ処理部40は、これらの基準時間を、映像データ処理部10と音声データ処理部20とに通知して符号化されるデータへの付加を依頼する。
ここで、番組送信装置1は、コンテンツデータの入力があるかどうかの確認を行う(S104)。もし、映像符号化部11に映像信号の入力がなされた場合には(S104、映像)、映像データ処理部10は、映像データのパケットを作成する(S105)。つまり、映像符号化部11は、映像信号の符号化を行い、映像パケット化部12は、符号化された映像データのストリームを、パケット化する。ここで、符号化およびパケット化は、映像パケット化設定部13によって規定された設定に従う。
なお、動きベクトル監視部14は、映像信号の動きベクトルを監視し、その大きさに応じて、映像符号化部11の符号化処理に要する時間を制限してもよい。そして、映像符号化部11は、時間の制限に適合するように、サンプリングレートなどのエンコードパラメータを変更して、映像データを作成する。これにより、作成される映像データおよびCPUの使用率が緩和され、送信処理の遅延を抑制することが可能となる。
一方、音声符号化部21に音声信号の入力がなされた場合には(S104、音声)、音声データ処理部20は、音声データのパケットを作成する(S106)。そして、符号化された音声のストリームは、音声パケット化設定部23の設定に従って、音声パケット化部22によりパケット化される。
そして、番組送信処理部50は、パケットの送信に関する優先順位を設定する(S107)。各TSパケットの優先順位は、同期信号→音声データ→映像データ→番組情報の順である。これにより、受信側で再生に必要なデータが、重要度に応じて優先的に受信可能となる。
さらに、番組送信処理部50は、パケットの送出期限を算出する(S108)。なお、送出期限は、例えば、PESに付されたタイムスタンプであるPTS値、または、パケットのサイズのうちの少なくとも1つの情報を基にして、パケットごとに算出される。
そして、番組送信処理部50は、送信バッファ51のパケットを送信する(S109)。ここで、パケット多重化部54およびパケット送信部55は、パケットに設定された優先順位および送出期限に適合するように、各パケットを送信する。まず、現在時刻とパケットの送出期限との時間間隔が短いパケットが、優先的に送信される。なお、送出期限が同一となるパケットが複数存在する場合には、優先順位を基にしてパケットの送出順序を決定する。さらに、送出期限と優先順位とがいずれも同一となるパケットが複数存在する場合には、管理者によって定められた所定のルールに従って、パケットの送出順序が決定される。なお、所定のルールは、例えば、パケットの生成時間の早い順や、ランダムの送出順序などが挙げられる。
以上、番組データの送信処理について、一通り説明した。ここで、映像データのパケット化を行う際の設定方法および設定方法に従ったパケット化処理について、補足説明する。図4から図7は、映像データのパケット化の一例を示す図であり、図8は、番組データのパケット化の設定を行う画面図である。
MPEG−4ビデオ規格(ISO/IEC 14496-2)のヘッダには、ビデオストリームを再生する上で必須の情報が存在する(図4〜図7の“映像ヘッダ”を参照)。これらのヘッダは、その一部を受信装置が保持している場合には、送信せずに済むためにヘッダから省略することが可能である。そこで、番組送信装置1は、映像ヘッダにどのデータを含めるかを、送信者に設定させることが必要となる。図4から図7では、MPEG4−ビデオストリームをMPEG−2システムにマッピングする方式について説明する。
まず、図4は、1つのPESが、映像ヘッダと、映像データであるIピクチャとを、併せて格納し、映像データであるPピクチャについては、別の各PESパケットに格納する方式を示す。さらに、図5は、図4の方式の別の形態として、映像ヘッダと、Iピクチャとを、併せて格納し、Pピクチャについては、別の各PESパケットに格納する方式を示す。なお、映像ヘッダのうち、PESパケットに格納されなかったデータ“Visual Object Sequence”および“Group Of Video Plane”は、送信されずに削除される。なお、映像データは、単独で画像表示が可能な単独画像データ(Iピクチャ)と、他の画像データを用いることで画像表示が可能な差分画像データ(Bピクチャ、Pピクチャ)とに分類できる。ここで、MPEGは、Iピクチャ(Intra-coded Picture)、Bピクチャ(Bidirectionally predictive-coded Picture)、Pピクチャ(Predictive-coded Picture)という3種類の画像タイプを定義している。
次に、図6は、映像ヘッダが、再生する上で必要な情報として、セクション形式で周期的に送出されるとともに、IピクチャやPピクチャについては、別途各PESパケットに格納される方式を示す。さらに、図7は、1つのPESが、映像ヘッダと、Iピクチャと、Pピクチャとを、併せて格納する方式を示している。
以上、図4〜図7に示したマッピング方式をユーザに選択させるために、番組送信装置1は、図8に示すGUI(Graphical User Interface)画面をユーザに提示して、設定情報を入力させる。まず、映像パケットと音声パケットそれぞれについて、ストリームIDと、アクセスユニット数を整数値で入力させる入力欄が、図8の上部に示されている。次に、映像ヘッダをPESのペイロードに格納する方式を選択するために、PESアクセスユニット格納型またはセクション格納型を選択させる選択ボタンが、図8の中央部に示されている。さらに、映像ヘッダに含めるデータ内容を特定するために、データ内容ごとに映像ヘッダに含めるか含めないかを選択可能な選択ボタンが、図8の下部に示されている。これらの入力手段により、ユーザは、効率的に映像データの作成方法を選択することが出来る。
以上説明した本発明は、以下のように、発明の趣旨を逸脱しない範囲で広く変形実施することができる。
例えば、番組データは、MPEGのフォーマットに限定されず、様々なフォーマットを活用してもよい。また、番組データの通信形式も、有線・無線の特定の形式に限定されることはない。
本発明の一実施形態に関する番組送信システムの構成図である。 本発明の一実施形態に関する番組データのパケット化および多重化を示す図である。 本発明の一実施形態に関する番組データの送信処理を示すフローチャートである。 本発明の一実施形態に関する映像データのパケット化の第1の例を示す図である。 本発明の一実施形態に関する映像データのパケット化の第2の例を示す図である。 本発明の一実施形態に関する映像データのパケット化の第3の例を示す図である。 本発明の一実施形態に関する映像データのパケット化の第4の例を示す図である。 本発明の一実施形態に関する番組データのパケット化の設定を行う画面の例を示す図である。
符号の説明
1 番組送信装置
10 映像データ処理部
11 映像符号化部
14 動きベクトル監視部
20 音声データ処理部
21 音声符号化部
30 番組情報処理部
31 番組情報テーブル生成部
40 時刻データ処理部
41 同期信号生成部
50 番組送信処理部
51 送信バッファ
52 優先順位設定部
53 送出期限算出部
54 パケット多重化部
55 パケット送信部

Claims (13)

  1. 番組送信装置が番組を送信する番組送信方法であって、
    前記送信の対象となる番組は、それぞれ種別の異なる番組データである、番組情報データ、同期信号データ、映像データ、および、音声データの集合として構成され、
    前記番組送信装置が、
    組情報の入力を受け付けて前記番組情報データとしてパケット化する手順と、
    期信号の発生および符号化を行い前記同期信号データとしてパケット化する手順と、
    映像信号の入力を受け付けて符号化して前記映像データとしてパケット化する手順と、
    音声信号の入力を受け付けて符号化して前記音声データとしてパケット化する手順と、
    前記パケット化された種別の異なる番組データごとに、その番組データの種別に応じた優先順位を設定する手順と、
    前記パケット化された各番組データの送出期限を算出する手順と、
    前記パケット化された各番組データを送出期限が早い順に送信し、前記送出期限が同一となる複数のパケットについて、前記優先順位に基づいた順序で送信する手順と、
    を実行することを特徴とする番組送信方法。
  2. 前記各番組データの送出期限は、前記各番組データのパケットに付されたタイムスタンプおよびパケットサイズのうち、少なくとも1つを基にして算出されることを特徴とする請求項1に記載の番組送信方法。
  3. 前記番組送信方法は、前記番組送信装置が、前記優先順位を設定する手順において、前記パケット化された各番組データの優先順位を、同期信号データ、音声データ、映像データ、番組情報データの順にパケットごとに設定することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の番組送信方法。
  4. 前記映像信号の入力を受け付けて符号化して映像データとする手順は、前記映像信号の動きベクトルを監視する手順を含むものとし、前記動きベクトルの大きさに基づいて前記符号化して映像データとする処理の処理時間の上限を設定し、前記処理時間の上限に適合するように符号化を行うことを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載の番組送信方法。
  5. 前記番組送信方法は、前記番組送信装置が、前記映像信号を符号化して映像データを作成する手順における設定情報を登録させる設定画面を提示する手順をさらに実行し、前記設定画面は、映像データに対応する映像ヘッダと、映像データを構成する単独で画像表示が可能な単独画像データと、を同一のパケットに含めるか否かの選択を設定させ、前記各番組データをパケット化する手順は、前記設定画面によって設定された選択に従って前記映像データのパケット化を行うことを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれか1項に記載の番組送信方法。
  6. 前記番組送信方法は、前記番組送信装置が、前記映像信号を符号化して映像データを作成する手順における設定情報を登録させる設定画面を提示する手順をさらに実行し、前記設定画面は、映像データに対応する映像ヘッダを構成する情報のうち、送信する情報を取捨選択させ、前記各番組データをパケット化する手順は、前記設定画面によって送信すると選択された情報を含めた映像ヘッダのパケット化を行うことを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれか1項に記載の番組送信方法。
  7. 組を送信する番組送信装置であって、
    前記送信の対象となる番組は、それぞれ種別の異なる番組データである、番組情報データ、同期信号データ、映像データ、および、音声データの集合として構成され、
    入力された映像信号の符号化処理を行って前記映像データとしてパケット化する映像データ処理部と、
    入力された音声信号の符号化処理を行って前記音声データとしてパケット化する音声データ処理部と、
    番組情報の入力を受け付けて前記番組情報データとしてパケット化する番組情報処理部と、
    前記映像データと前記音声データとの同期再生をするために必要な同期信号の発生および符号化を行い前記同期信号データとしてパケット化する時刻データ処理部と、
    前記パケット化された種別の異なる番組データごとに、その番組データの種別に応じた優先順位を設定する優先順位設定部と、
    前記パケット化された番組データの送信前に一時的に前記番組データを保持する送信バッファと、
    前記パケット化された番組データの送出期限を算出する送出期限算出部と、
    前記パケット化された番組データの送出期限が早い順に各パケットを多重化して送信し、前記送出期限が同一となる複数のパケットについて、前記優先順位に基づいた順序で送信するパケット送信部と、
    を含めて構成されることを特徴とする番組送信装置。
  8. 前記優先順位設定部は、前記パケット送信部が前記各パケットを送信する際における、前記番組データを同期信号データ、音声データ、映像データ、番組情報データの送信順序となる優先順位を設定することを特徴とする請求項7に記載の番組送信装置。
  9. 前記番組送信装置は、前記映像信号の動きベクトルを監視し、前記動きベクトルの大きさに応じて前記映像符号化部の処理時間を制限する動きベクトル監視部をさらに含めて構成されることを特徴とする請求項7または請求項8に記載の番組送信装置。
  10. 請求項7ないし請求項9のいずれか1項に記載の番組送信装置と、前記番組送信装置から送信される前記パケット化された番組データを受信する少なくとも1台の受信端末と、を含めて構成される番組送信システム。
  11. 組を送信する番組送信プログラムであって、
    前記送信の対象となる番組は、それぞれ種別の異なる番組データである、番組情報データ、同期信号データ、映像データ、および、音声データの集合として構成され、
    演算処理を行う際に用いられる記憶領域としてのメモリと、前記演算処理を行う演算処理装置とを少なくとも備えるコンピュータを、
    入力された映像信号の符号化処理を行って前記映像データとしてパケット化する映像データ処理手段と、
    入力された音声信号の符号化処理を行って前記音声データとしてパケット化する音声データ処理手段と、
    番組情報の入力を受け付けて前記番組情報データとしてパケット化する番組情報処理手段と、
    前記映像データと前記音声データとの同期再生をするために必要な同期信号の発生および符号化を行い前記同期信号データとしてパケット化する時刻データ処理手段と、
    前記パケット化された種別の異なる番組データごとに、その番組データの種別に応じた優先順位を設定する優先順位設定手段と、
    前記パケット化された番組データの送信前に一時的に前記番組データを保持するデータ格納手段と、
    前記パケット化された番組データの送出期限を算出する送出期限算出手段と、
    前記パケット化された番組データの送出期限が早い順に各パケットを多重化して送信し、前記送出期限が同一となる複数のパケットについて、前記優先順位に基づいた順序で送信するパケット送信手段、
    として機能させることを特徴とする番組送信プログラム。
  12. 前記番組送信プログラムは、前記コンピュータの前記優先順位設定手段に、前記パケット送信手段が前記各パケットを送信する際における、前記番組データを同期信号データ、音声データ、映像データ、番組情報データの送信順序となるように優先順位を設定させることを特徴とする請求項11に記載の番組送信プログラム。
  13. 前記番組送信プログラムは、前記コンピュータを、前記映像信号の動きベクトルを監視し、前記動きベクトルの大きさに応じて前記映像符号化手段の処理時間を制限する動きベクトル監視手段をさらに含めて機能させることを特徴とする請求項11または請求項12に記載の番組送信プログラム。
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