JP4371538B2 - Base-isolated building structure - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、上部構造部と下部構造部との間に、それらの相対横揺れエネルギーを吸収自在な免震装置を介装させてある免震階を設け、前記上部構造部、及び、前記下部構造部の室内側部分に室内仕上げ部を設けてある免震建物構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般的な建物においては、壁部は、柱と一体的に形成してあると共に、天井部は、天井スラブに支持(所定間隔で天井スラブに固定された複数の吊り金具でそれぞれの箇所を支持)させてあり、更には、壁部と天井部とも一体的に連結されているわけであるが、免震建物においては、免震装置を境としてそれより上方の上部構造部と、それより下方の下部構造部とが、相対的に横移動することが前提であり、地震等の発生により上下の構造部が相対横揺れを起こした場合、前記壁部と天井部も相対横揺れを起こし、相互の干渉によって破壊してしまう危険性がある。
従って、従来のこの種の免震建物構造の一つ(以後、単に第一の従来技術という)としては、上下の構造部が相対横揺れを起こしても、壁部と天井部とが異なった動きをしないように、図9に示すように、壁部8Bも天井部8Aも、共に下部構造部Jdに固定してあるものがあった。
また、これとは異なった従来の免震建物構造(以後、単に第二の従来技術という)としては、図10に示すように、前記第一の従来技術における天井部8Aを、天井スラブSuから吊り下げた複数の支持材30で支持し、その支持点に、支持材30と天井部8Aとの相対横移動を許容するスライド機構31を介在させてあるものがあった(特開平11−62094号公報参照)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
上述した第一の従来技術によれば、天井部そのものは、両端部分を壁部で支持されるから、その際の支持スパンは、天井部の全幅となり、上述した一般的な建物の場合と比べて非常に大きくなる。従って、天井部そのものを、大きな梁材等で支持して強度アップを図る必要があり、合わせて、強化によって重くなった天井部を支持する壁部についても強化が必要となる。その結果、天井部や壁部の部材が大型化し、室内空間の確保率が低下すると共に、部材コストが増加するといった問題点がある。
一方、上述した第二の従来技術によれば、天井部は、天井スラブから吊り下げられた複数の支持材で支持されているから、天井部を特別に補強する必要はないものの、前記スライド機構を、各支持点毎に設けなければならない。
前記スライド機構は、天井部の支持強度を確保しながら天井面内方向でのあらゆる方向に沿って横移動できるもので無ければならないから、その構造が複雑になって部材コストが高くつき易い。更には、前記スライド機構は、各支持点の数に相当する個数をそろえて夫々取り付ける必要があり、手間と時間が掛かって、全体的な建築コストの増加につながりやすい問題点がある。
【0004】
従って、本発明の目的は、上記問題点を解消し、免震機能を発揮できながら、天井部や壁部の構造を簡単なものに構成できる免震建物構造を提供するところにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
請求項1の発明の特徴構成は、図6〜8に例示するごとく、上部構造部Juと下部構造部Jdとの間に、それらの相対横揺れエネルギーを吸収自在な免震装置3を介装させてある免震階Tを設け、前記上部構造部Ju、及び、前記下部構造部Jdの室内側部分に室内仕上げ部8を設けてある免震建物構造において、前記室内仕上げ部8を、前記上部構造部Juに形成した天井部8Aと、前記下部構造部Jdに形成した壁部8Bとで構成し、前記天井部8Aと前記壁部8Bとの取り合い部は、前記壁部の側方に隙間をあけて前記天井部の端部を配置して相対横移動自在に構成し、前記壁部から天井面に沿って室内側に突出する突出部を、その下面が前記天井部の天井板と摺接する状態に設け、前記突出部の突出寸法を前記隙間の寸法以上に形成してあるところにある。
【0006】
請求項1の発明の特徴構成によれば、前記天井部と前記壁部とを、相互の取り合い部において相対横移動自在に形成してあるから、例えば地震発生によって、天井部と壁部とが相対的に横移動しても、相互が干渉し合って破損すると言ったことを防止することが可能となる(以後、干渉防止作用という)。一方、前記天井部は、上部構造部に、壁部は、下部構造部に夫々設けられているから、前記干渉防止作用を叶えることができながら、支持構造は、従来と同様の形態をとることが可能となる。即ち、天井部は、上部構造部に所定間隔で固定された複数の支持材(例えば、吊り金具)で短い支持スパンに区切ってそれぞれの箇所を支持することができ、且つ、壁部は、そのもの単独で下部構造部に取り付けることができ、天井部の荷重を全面的に支持しなくてもよくなる。
その結果、天井部も壁部も共に特別な補強を施さなくてもよくなり、補強に関わる手間や材料等を省略できることによるコストダウンを叶えることができるようになる。従って、免震機能を発揮できながら、天井部や壁部の構造を簡単なものに構成でき、建物全体とした免震機能の維持と、コストダウンとを叶えることが可能となる。
【0008】
また、上部構造部と下部構造部との相対横移動に伴う天井部と壁部とのずれを、前記隙間内で許容することが可能となる。また、前記隙間そのものが、平凡となり易い天井部のデザインに変化を付けることが可能となり、美観性の向上を図ることが可能となる。
また、前記突出部と天井板とを摺接自在な状態に配置してあることによって、天井裏空間と室内空間とを、確実に遮断することが可能となり、天井部と壁部との取り合い部を通した音漏れや、埃の落下等を緩和することが可能となる。
【0009】
請求項2の発明の特徴構成は、図8に例示するごとく、前記突出部20の上に被さって、前記突出部20と前記天井板9との合わせ目を被うカバー部17を、前記天井部8Aに設けてあるところにある。
【0010】
請求項2の発明の特徴構成によれば、請求項1の発明による作用効果を叶えることができるのに加えて、前記取り合い部を構成するのに、カバー部と天井板とで前記突出部を挟む状態の構造をとることができ、前記取り合い部を通した音漏れや、埃の落下等を、より防止し易くなる。
【0011】
尚、上述のように、図面との対照を便利にするために符号を記したが、該記入により本発明は添付図面の構成に限定されるものではない。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下に本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。尚、図面において従来例と同一の符号で表示した部分は、同一又は相当の部分を示している。
【0013】
図1〜2は、本発明の免震建物構造を取り入れてある建物Aを示すものであり、この建物Aは、建物完成後に、建物の使用状態を維持しながら、並行して柱の中間部に免震装置3を設置して免震化を図ってある(所謂、居ながら免震)ものである。
前記建物Aは、地下一階、地上八階、塔屋三階からなる鉄骨鉄筋コンクリート構造で構成され、横揺れエネルギーを吸収自在な免震階Tを地上一階層F1に設けてある。これは、上述の通り、建物の使用状態を維持するために、免震化工事を地上一階層F1で集中的に実施し、他階層においては、工事中も通常通り使用できるようにするために設定されている。
又、建物Aは、全階層を通じて複数の柱P・梁B・スラブSからなる建物構造部1の外周部に、プレキャストの外壁パネル2を取り付けて構成してある。
【0014】
前記免震階Tを除く他の階層は、通常設計による柱(以後、一般柱という)P1を、平面図における横列と縦列との交点に配して構成してあり、最外列に配置してある各柱に沿わせて前記外壁パネル2が配置してある。
【0015】
前記免震階Tについては、各柱の配置は他の階層と同様であるが、柱の構成を異ならせて地震の横揺れエネルギーを吸収できるように構成してある。
具体的には、最外列に位置する柱以外の柱(以後、免震柱という)P2は、前記一般柱P1より高強度に形成してあると共に、長手方向の中間部に免震装置3を介在させてある。
そして、最外列に位置する柱(以後、増強柱という)P3は、図3に示すように、前記一般柱P1と同様の柱の外周部に低降伏点鋼材を囲繞して一体化を図り、靱性の増強を図ってある。
【0016】
前記免震装置3は、図4に示すように、金属製薄板3aとゴム製薄板3bとを交互に積層させて一体化し、夫々の薄板3a・3bどうしが横方向に層間変位自在に形成してあることによって、前記免震柱P2の上端部と下端部との横方向相対移動に抵抗しながら追従し、免震効果を発揮できるように構成してあるものである。尚、前記各薄板3a・3bの中央部には、夫々を貫通する状態に鉛製の棒状体3cを設けてあり、前記各薄板3a・3bの層間変位に対するダンパー効果をより増強できるように構成してある。また、上下端部には、免震装置胴部分より一回り大きな金属製端面フランジ部3dを一体的に設けてある。この端面フランジ部3dの縁部には、柱体へのボルト固定のためのボルト挿通孔3eを、複数設けてある。
前記免震装置3を介在させてある部分を免震部4という(図6参照)。
【0017】
前記免震柱P2は、図5に示すように、元々、上下に連続した柱Pを、前記免震装置3を設置しようとする部分(前記免震部4)を切断除去し、免震部4より上に残った上柱Puと、免震部4より下に残った下柱Pdとに分断し、その免震部4に免震装置3を取り付けて構成してある。
従って、免震階Tにおいては、地震等による横揺れによって、前記免震装置3を境として、それより上方に位置する上柱Pu・梁Bu・天井スラブSu(以上の構成は上部構造部Juに相当)と、免震装置3より下方に位置する下柱Pd・梁Bd・床スラブSd(以上の構成は下部構造部Jdに相当)とが相対的に横移動し、横揺れエネルギーの緩和・吸収を図ることができるものである。
因みに、前記免震装置3は、上柱Puの下端部5、及び、下柱Pdの上端部6に、夫々、嵌合状態に取り付けられた金属製の有底筒7を介して取り付けられている。
【0018】
また、前記上部構造部Ju、及び、前記下部構造部Jdの室内側部分には、図6に示すように、室内仕上げ部8を設けてある。
前記室内仕上げ部8は、前記上部構造部Juに支持された状態に形成した天井部8Aと、前記下部構造部Jdに取り付けられた壁部8Bとで構成してある。
【0019】
前記天井部8Aは、天井板9と、チャンネル材を格子状に組み付けて天井板9を取り付けられるように構成した下地フレーム10と、前記下地フレーム10を天井スラブSuに吊り下げ支持する吊り金具11とを備えて構成してある。従って、一体的に取り付けられた吊り金具11・下地フレーム10・天井板9は、横揺れの際、天井スラブSu等の上部構造部Juと一体的に動く。
【0020】
前記壁部8Bは、壁板12と、壁板を取り付けられるように構成した下地フレーム13とを備えて構成してある。そして、壁板12は、下地フレーム13に取り付けてあると共に、前記下地フレーム13は、梁Bd上に一体的に設けられた耐震壁Wに取付支持してある。従って、下地フレーム13・壁板12は、横揺れの際、前記梁Bd等の下部構造部Jdと一体的に動く。
【0021】
また、前記天井部8Aと前記壁部8Bとは、相互の取り合い部14において相対横移動自在に形成してある。
具体的には、図7に示すように、壁部8Bの表面にL型アングル部材15を取り付けてあり、前記天井板9は、前記L型アングル部材15の2辺の内、天井面に沿って室内側に突出している方の辺部分15a(突出部20に相当)の下面に摺接自在な状態に配置してある。そして、前記天井板9の端部と、前記壁部8B表面との間に、前記辺部分15aの突出寸法以下(好ましくは突出寸法未満)の寸法の隙間16を形成してある。
従って、横揺れによって、前記上部構造部Juと下部構造部Jdとが相対的に横移動した場合、夫々に固定してある天井板9と壁板12とは、相対的に横移動することが可能となり、相互が干渉し合って破壊するのを防止することが可能となる。
本実施形態の建物においては、前記免震階Tに免震柱P2と増強柱P3とを併用してあることによって、地震時の横揺れを小さく抑えながら且つ免震を図ることが可能となるので、前記隙間16の幅寸法も、それに応じて小さな寸法に設定することができ、室内側美観性の向上を図ることができるものである。
【0022】
〔別実施形態〕
以下に他の実施の形態を説明する。
【0023】
〈1〉 前記建物は、先の実施形態で説明した鉄骨鉄筋コンクリート構造に限るものではなく、例えば、鉄筋コンクリート造や鉄骨造や鋼管コンクリート造であってもよい。
柱の配置についても、先の実施形態で説明した矩形配置に限るものではない。そして、免震階Tにおける柱Pの構成は、先の実施形態で説明したように増強柱P3と免震柱P2との併用に限定されるものでなく、例えば、免震柱P2単独であったり、免震柱P2と一般柱P1との併用であってもよい。
〈2〉 免震階Tは、地上一階層F1に設けられるものに限るものではなく、それ以外の階層に設けてあってもよい。
〈3〉 前記免震装置3は、先の実施形態で説明したように、金属製薄板3aとゴム製薄板3bとを交互に積層させて一体化した構成のものに限らず、鉛ダンパーや、オイルダンパー等によって構成してあるものであってもよく、それらを総称して、免震装置という。また、免震装置3の取付位置は、柱Pの上端部分に設定してあるものに限らず、柱Pの中間部分や下端部分に設定してあってもよい。
〈4〉 前記突出部20は、先の実施形態で説明したように壁部8Bに取り付けたL型アングル部材15の辺部分15aによって構成してあるものに限らず、壁部8Bの一部を、天井面に沿って室内側に突出する状態に形成し、その部分8Baをもって突出部20とする構成であってもよい。
また、図8に示すように、前記突出部20の上に被さって、前記突出部20と前記天井板9との合わせ目を被うカバー部17を、前記天井部8Aに設けてあってもよく、この実施形態によれば、前記取り合い部14の密閉性を向上させることが可能となり、取り合い部14を通した音漏れの防止や、取り合い部14から埃が落下するのを防止することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 建物を示す断面図
【図2】 建物の免震階の平面図
【図3】 増強柱の要部を示す一部切欠き斜視図
【図4】 免震装置の要部を示す一部切欠き斜視図
【図5】 免震装置の取付説明図
【図6】 室内仕上げ部を示す説明図
【図7】 取り合い部を示す詳細断面図
【図8】 別実施形態の取り合い部を示す詳細断面図
【図9】 従来の建物の要部を示す側面視断面図
【図10】 従来の建物の要部を示す側面視断面図
【符号の説明】
3 免震装置
8 室内仕上げ部
8A 天井部
8B 壁部
9 天井板
14 取り合い部
16 隙間
17 カバー部
20 突出部
Ju 上部構造部
Jd 下部構造部
T 免震階[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
According to the present invention, a seismic isolation floor is provided between an upper structure portion and a lower structure portion, and a seismic isolation device that can absorb the relative rolling energy of the upper structure portion and the lower structure portion is provided. The present invention relates to a base-isolated building structure in which an indoor finishing portion is provided on the indoor side portion of the structure portion.
[0002]
[Prior art]
In a typical building, the wall part is formed integrally with the pillar, and the ceiling part is supported by the ceiling slab (each part is supported by a plurality of suspension fittings fixed to the ceiling slab at predetermined intervals) Furthermore, the wall part and the ceiling part are also integrally connected. However, in a base-isolated building, the upper structure part above and below the base part is separated by the base part. It is a premise that the lower structure part is relatively laterally moved, and when the upper and lower structure parts cause a relative roll due to the occurrence of an earthquake or the like, the wall part and the ceiling part also cause a relative roll, There is a risk of destruction due to mutual interference.
Therefore, as one of the conventional seismic isolation buildings of this type (hereinafter simply referred to as the first prior art), even if the upper and lower structural parts cause relative rolls, the wall part and the ceiling part are different. In order not to move, as shown in FIG. 9 , both the
Further, as a conventional seismic isolation building structure (hereinafter simply referred to as the second prior art) different from this, as shown in FIG. 10 , the
[0003]
[Problems to be solved by the invention]
According to the first prior art described above, since the ceiling itself is supported by the wall at both ends, the support span at that time is the full width of the ceiling, compared to the case of the general building described above. Become very large. Therefore, it is necessary to increase the strength by supporting the ceiling itself with a large beam material, and in addition, it is necessary to strengthen the wall portion that supports the ceiling portion that has become heavy due to the reinforcement. As a result, there are problems that the members of the ceiling and the wall are increased in size, the securing ratio of the indoor space is reduced, and the member cost is increased.
On the other hand, according to the second prior art described above, since the ceiling portion is supported by a plurality of support members suspended from the ceiling slab, there is no need to reinforce the ceiling portion, but the slide mechanism Must be provided for each support point.
Since the slide mechanism must be able to move laterally along all directions in the ceiling surface while securing the support strength of the ceiling, the structure is complicated and the member cost is likely to be high. Furthermore, it is necessary to arrange the slide mechanism in a number corresponding to the number of each support point, and there is a problem that it takes time and labor and tends to increase the overall construction cost.
[0004]
Accordingly, an object of the present invention is to provide a base-isolated building structure in which the above-mentioned problems can be solved and the structure of the ceiling portion and the wall portion can be simplified while the base-isolation function can be exhibited.
[0005]
[Means for Solving the Problems]
As shown in FIGS. 6 to 8 , the characteristic configuration of the invention of claim 1 is provided with a
[0006]
According to the characteristic configuration of the invention of claim 1, the ceiling and the wall are formed so as to be relatively laterally movable at each other's joint portion. Even if they move relatively side by side, it is possible to prevent them from interfering with each other and being damaged (hereinafter referred to as interference preventing action). On the other hand, since the ceiling part is provided in the upper structure part and the wall part is provided in the lower structure part, the support structure can take the same form as the conventional one while achieving the interference preventing function. Is possible. That is, the ceiling part can be divided into short support spans by a plurality of support members (for example, hanging brackets) fixed to the upper structure part at predetermined intervals, and each part can be supported, and the wall part itself It can be attached to the lower structure alone, and the load on the ceiling need not be fully supported.
As a result, both the ceiling and the wall need not be specially reinforced, and it is possible to achieve cost reduction by eliminating the labor and materials involved in the reinforcement. Therefore, the structure of the ceiling part and the wall part can be made simple while exhibiting the seismic isolation function, and the maintenance of the seismic isolation function of the entire building and the cost reduction can be realized.
[0008]
Also, the deviation between the ceiling and the wall portion due to relative lateral movement between the upper portion structure and the lower structure unit, it is possible to tolerate in the gap. In addition, the gap itself can change the design of the ceiling part that tends to be mediocre, and it is possible to improve the aesthetics.
In addition, by arranging the projecting portion and the ceiling plate in a slidable contact state, it is possible to reliably block the ceiling back space and the indoor space, and the joint portion between the ceiling portion and the wall portion. It is possible to alleviate sound leakage through the filter and falling dust.
[0009]
As illustrated in FIG. 8, the characteristic configuration of the second aspect of the invention is that the
[0010]
According to the characteristic configuration of the invention of
[0011]
In addition, as mentioned above, although the code | symbol was written in order to make contrast with drawing convenient, this invention is not limited to the structure of an accompanying drawing by this entry.
[0012]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Embodiments of the present invention will be described below with reference to the drawings. In the drawings, the parts indicated by the same reference numerals as those in the conventional example indicate the same or corresponding parts.
[0013]
FIGS. 1 and 2 show a building A incorporating the seismic isolation building structure of the present invention. This building A maintains the use state of the building after the building is completed, and in parallel with the middle part of the column. The
The building A is composed of a steel reinforced concrete structure consisting of a first basement floor, an eighth floor above ground, and a third floor tower, and a seismic isolation floor T capable of absorbing roll energy is provided on the first floor F1. As mentioned above, in order to maintain the state of use of the building, the seismic isolation work is concentrated on the ground level F1 so that other levels can be used as usual during construction. Is set.
The building A is configured by attaching a precast
[0014]
The other layers excluding the seismic isolation floor T are configured by arranging pillars P1 by normal design (hereinafter referred to as general pillars) at the intersections of the rows and columns in the plan view, and arranged in the outermost row. The
[0015]
As for the seismic isolation floor T, the arrangement of the columns is the same as that of the other layers, but the structure of the columns is made different so that the roll energy of the earthquake can be absorbed.
Specifically, the columns P2 other than the columns located in the outermost row (hereinafter referred to as seismic isolation columns) P2 are formed with higher strength than the general columns P1, and the
As shown in FIG. 3, the column P3 located in the outermost row (hereinafter referred to as a strengthening column) P1 is integrated by surrounding a low yield point steel material on the outer periphery of the column similar to the general column P1. The toughness is increased.
[0016]
As shown in FIG. 4, the
A portion where the
[0017]
As shown in FIG. 5, the seismic isolation column P2 originally has a column P that is vertically continuous by cutting and removing a portion (the seismic isolation unit 4) where the
Accordingly, in the seismic isolation floor T, the upper pillar Pu, the beam Bu, and the ceiling slab Su located above the
Incidentally, the said
[0018]
Moreover, as shown in FIG. 6, the
The
[0019]
The
[0020]
The
[0021]
Further, the
Specifically, as shown in FIG. 7, an L-shaped
Therefore, when the upper structure portion Ju and the lower structure portion Jd relatively move sideways due to rolling, the
In the building of the present embodiment, the seismic isolation column P2 and the reinforcing column P3 are used in combination on the seismic isolation floor T, so that it is possible to achieve seismic isolation while minimizing rolls during an earthquake. Therefore, the width dimension of the
[0022]
[Another embodiment]
Other embodiments will be described below.
[0023]
<1> The building is not limited to the steel reinforced concrete structure described in the previous embodiment, and may be, for example, a reinforced concrete structure, a steel frame structure, or a steel pipe concrete structure.
The arrangement of the pillars is not limited to the rectangular arrangement described in the previous embodiment. And the structure of the pillar P in the seismic isolation floor T is not limited to the combined use of the reinforcement pillar P3 and the seismic isolation pillar P2 as described in the previous embodiment. Or a combination of the seismic isolation column P2 and the general column P1.
<2> The seismic isolation floor T is not limited to that provided in the ground level F1, and may be provided in other levels.
<3> As described in the previous embodiment, the
<4> The protruding
Further, as shown in FIG. 8, a
[Brief description of the drawings]
[Fig. 1] Cross-sectional view of the building [Fig. 2] Plan view of the building's seismic isolation floor [Fig. 3] Partially cutaway perspective view showing the main part of the reinforcement pillar [Fig. 4] Shows the main part of the seismic isolation device Partial cutaway perspective view [FIG. 5] Installation explanatory view of seismic isolation device [FIG. 6] Explanatory view showing interior finish part [FIG. 7] Detailed cross-sectional view showing joint part [FIG. 8] The joint part of another embodiment Detailed cross-sectional view shown [FIG. 9 ] Cross-sectional side view showing main parts of a conventional building [FIG. 10 ] Cross-sectional side view showing main parts of a conventional building [Explanation of symbols]
3
Claims (2)
前記室内仕上げ部を、前記上部構造部に形成した天井部と、前記下部構造部に形成した壁部とで構成し、前記天井部と前記壁部との取り合い部は、前記壁部の側方に隙間をあけて前記天井部の端部を配置して相対横移動自在に構成し、前記壁部から天井面に沿って室内側に突出する突出部を、その下面が前記天井部の天井板と摺接する状態に設け、前記突出部の突出寸法を前記隙間の寸法以上に形成してある免震建物構造。Between the upper structure part and the lower structure part, a seismic isolation floor in which a seismic isolation device capable of absorbing the relative roll energy is provided is provided, and the upper structure part and the chamber of the lower structure part are provided. It is a base-isolated building structure with an interior finishing part on the inner part,
The indoor finishing portion is composed of a ceiling portion formed in the upper structure portion and a wall portion formed in the lower structure portion, and a joint portion between the ceiling portion and the wall portion is a side of the wall portion. An end portion of the ceiling portion is disposed with a gap in between, and is configured to be relatively laterally movable, and a projecting portion that projects from the wall portion to the indoor side along the ceiling surface has a lower surface that is a ceiling plate of the ceiling portion. A base-isolated building structure which is provided in a state where it slides in contact with each other and has a protruding dimension of the protruding part larger than the dimension of the gap .
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