JP4365381B2 - 通信制御方法及び通信制御装置 - Google Patents

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Description

本発明は、通信制御方法及び通信制御装置に関するものである。
従来、例えばコンテンツ提供先の端末とコンテンツ提供元のサーバとの間のパケット通信に用いられる通信ネットワークが輻輳した場合に、予め固定的に決められた端末又はサーバに対して通信規制が行われることで、上記通信ネットワークの輻輳を解消するといった技術が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2005−033233号公報
ところで、端末又はサーバを予め固定的に決めた後に通信規制を行う場合には、通信規制の対象として一度固定的に決められた端末又はサーバを通信状況に合わせて動的に変えることは困難である。このため、多様な通信状況の変化に柔軟に対応することが難しく、例えば通信規制の対象として予め決められていたために、現状では輻輳の要因である可能性の低い端末又はサーバに対して通信規制を行ってしまう場合があった。また、逆に、現状において輻輳の真の要因である可能性の高い端末又はサーバであるにもかかわらず、通信規制の対象として予め決められていなかったために、通信規制が行えない場合もあった。
そこで、本発明は、通信ネットワークが輻輳する場合に、該輻輳の要因である可能性の高い端末とサーバとの間の通信に対してのみ通信規制を行うことが可能な通信制御方法及び通信制御装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の通信制御方法は、一つ以上のユーザ端末と一つ以上のユーザ端末の通信ネットワーク上の接続対象である接続先装置との間に送受信される通信データを通信制御装置が中継する通信制御方法であって、ユーザ端末と接続先装置との間の通信データ量が所定の時間毎に計測され、当該計測された総通信データ量を接続先装置に接続されているユーザ端末の個数で割ることで一ユーザ端末あたりの通信データ量を計測する通信量計測ステップと、接続先装置が通信ネットワークの輻輳時に通信規制の対象となる通信規制対象装置であるか否かが、通信量計測ステップにおいて計測された一ユーザ端末あたりの通信データ量に基づいて判断される規制対象判断ステップと、規制対象判断ステップにおいて接続先装置が通信規制対象装置であると判断された場合に、接続先装置を特定する接続先特定情報が通信規制対象装置を特定する規制対象特定情報として通信制御装置に格納される格納ステップと、通信制御装置に接続されているユーザ端末の個数が輻輳判断しきい値を超えた場合に、通信ネットワークの輻輳状態が判断される輻輳判断ステップと、輻輳判断ステップにおいて輻輳状態が判断された時に、格納ステップにおいて格納された規制対象特定情報に対応する接続先装置と該接続先装置に接続されるユーザ端末とが通信ネットワーク上において接続不可となるように制御される通信制御ステップとを備える。
また、本発明の通信制御装置は、一つ以上のユーザ端末と一つ以上のユーザ端末の通信ネットワーク上の接続対象である接続先装置との間に送受信される通信データを中継する通信制御装置であって、ユーザ端末と接続先装置との間の通信データ量を所定の時間毎に計測し、当該計測された総通信データ量を接続先装置に接続されているユーザ端末の個数で割ることで一ユーザ端末あたりの通信データ量を計測する通信量計測手段と、接続先装置が通信ネットワークの輻輳時に通信規制の対象となる通信規制対象装置であるか否かを、通信量計測手段が計測した一ユーザ端末あたりの通信データ量に基づいて判断する規制対象判断手段と、規制対象判断手段によって接続先装置が通信規制対象装置であると判断された場合に、接続先装置を特定する接続先特定情報を、通信規制対象装置を特定する規制対象特定情報として格納する格納手段と、自装置に接続されているユーザ端末の個数が輻輳判断しきい値を超えた場合に、通信ネットワークの輻輳状態を判断する輻輳判断手段と、輻輳判断手段によって輻輳状態が判断された時に、格納手段によって格納された規制対象特定情報に対応する接続先装置と該接続先装置に接続されるユーザ端末とを通信ネットワーク上において接続不可となるように制御する通信制御手段とを備る。
本発明の通信制御方法及び通信制御装置によれば、一接続先装置が通信規制対象装置であるかの可否を判断する処理を、所定の時間毎に計測された通信データ量に基づいて行う。このため、輻輳の要因となる可能性の高い接続先装置とそうでない接続先装置とを、通信状況の変化に合わせて動的に区別することができる。そして、上記輻輳の要因となる可能性の高い接続先装置の接続先特定情報は規制対象特定情報として格納される。通信ネットワークの輻輳状態が判断された場合には、上記格納した規制対象特定情報に対応する接続先装置のみに通信規制を行うことにより、当該通信状況において輻輳の要因となる可能性の高い接続先装置とユーザ端末との間の通信に対してのみ通信規制を行うことができる。一方、当該通信状況において輻輳の要因となる可能性の低い接続先装置とユーザ端末との間の通信に対しては、通信を継続させることができる。
更に、一接続先装置が通信規制対象装置であるかの可否を判断する処理は、該接続先装置が該判断時点において任意のユーザ端末と通信を行っているか否かを問わずに、所定の時間毎に計測された通信データ量に基づく。すなわち、これから通信を開始する接続先装置とユーザ端末との間の通信に対してのみならず、既に通信中の接続先装置とユーザ端末との間の通信に対しても、上述した通信規制を行うことができる。
また、本発明の通信制御方法の格納ステップにおいては、接続先装置が通信規制対象装置であると判断された場合に、通信規制対象装置と該通信規制対象装置に接続されたユーザ端末との間の一ユーザ端末あたりの通信データ量毎に、該規制対象特定情報がグループ分けされて通信制御装置に格納され、輻輳判断ステップにおいては、通信制御装置に接続されているユーザ端末の個数及び通信制御装置が単位時間当たりに中継する通信データ量に基づき、判断された輻輳状態の度合いがレベル分けされ、通信制御ステップにおいては、輻輳判断ステップによってレベル分けされた輻輳状態の度合いに基づき、格納ステップによってグループ分けされた規制対象特定情報に対応する接続先装置と該接続先装置に接続されるユーザ端末との間の接続可否が制御されることが好ましい。
また、本発明の通信制御装置において、格納手段は、接続先装置が通信規制対象装置であると判断された場合に、通信規制対象装置と該通信規制対象装置に接続されたユーザ端末との間の一ユーザ端末あたりの通信データ量毎に、該規制対象特定情報をグループ分けして格納し、輻輳判断手段は、自装置に接続されているユーザ端末の個数及び自装置が単位時間当たりに中継する通信データ量に基づき、判断した輻輳状態の度合いをレベル分けし、通信制御手段は、輻輳判断手段がレベル分けした輻輳状態の度合いに基づき、格納手段がグループ分けして格納した規制対象特定情報に対応する接続先装置と該接続先装置に接続されるユーザ端末との間の接続可否を制御することが好ましい。
これらの発明によれば、規制対象特定情報が、該通信規制対象装置とユーザ端末との間の通信データ量毎にグループ分けされる。すなわち、通信状況に合わせて、通信規制対象装置をいくつかの種類に分けることができる。また、通信ネットワークの輻輳状態が、通信制御装置に接続されているユーザ端末の個数及び通信制御装置が単位時間当たりに中継する通信データ量に基づいてレベル分けされる。すなわち、通信状況に合わせて、通信ネットワークの輻輳状態をいくつかの種類に分けることができる。そして、上記グループ分けの度合い及び上記レベル分けの度合いに基づいて通信規制対象装置とユーザ端末との間の接続制御を実施することにより、輻輳の原因となる可能性の最も高い接続先装置とユーザ端末との間の通信を優先して順に通信規制を行うことができる。
本発明によれば、通信ネットワークが輻輳する場合に、該輻輳の要因となる可能性の高い接続先装置とユーザ端末との間の通信に対してのみ通信規制を行い、そうでない接続先装置とユーザ端末間に対しては通信を継続させる。このため、通信状況の変化に合わせて柔軟に通信制御を行うことができる。
本発明の知見は、例示のみのために示された添付図面を参照して以下の詳細な記述を考慮することによって容易に理解することができる。引き続いて、添付図面を参照しながら本発明の実施の形態を説明する。なお、可能な場合には、同一の部分には同一の符号を付して、重複する説明を省略する。
まず、本発明の実施形態に係る通信制御システム1の構成について、図1を参照しながら説明する。図1は、通信制御システム1の構成概要図である。図1に示すように、通信制御システム1は、ユーザ端末100と、通信制御装置200と、コンテンツプロバイダ(接続先装置)300とを含んで構成される。通信制御システム1において、ユーザ端末100と通信制御装置200との間、及び通信制御装置200とコンテンツプロバイダ300との間は、移動通信網、インターネット等の通信ネットワーク400によって通信可能に接続されている。なお、図1ではユーザ端末100とコンテンツプロバイダ300とが単数として図示されているが、実際の通信制御システム1の構成ではユーザ端末100とコンテンツプロバイダ300とが複数存在する。
ユーザ端末100は、通信制御システム1におけるコンテンツ提供先の通信端末として、例えばコンテンツ提供先のユーザが使用する携帯電話機である。ユーザ端末100は、CPU(Central Processing Unit)、メモリ、無線通信インターフェース、操作キー等のハードウェアを備えている。ユーザ端末100のメモリには、HTTP(Hyper Text Transfer Protocol)通信を行うためのプログラム等のソフトウェアが記憶されている。ユーザ端末100は、接続先のコンテンツプロバイダ300との間でHTTP要求信号/HTTP応答信号を送受信することにより、コンテンツプロバイダ300にコンテンツの配信を要求し、該要求したコンテンツをコンテンツプロバイダ300から取得する。このようなHTTP信号の送受信は通信制御装置200を経由して行われる。
コンテンツプロバイダ300は、通信制御システム1におけるコンテンツ提供元の通信サーバであって、ユーザ端末100側からみれば通信ネットワーク400上で通信制御装置200を経由して接続する対象となる装置である。コンテンツプロバイダ300は、物理的には、CPU、メモリ、通信インタフェイス、ハードディスクといった格納部、ディスプレイといった表示部等を備えた通常のコンピュータシステムである。コンテンツプロバイダ300は、ユーザ端末100からのHTTP要求信号を通信制御装置200を経由して受信し、該HTTP要求信号に応じたHTTP応答信号を通信制御装置200を経由してユーザ端末100に配信する。HTTP応答信号は、例えばコンテンツプロバイダ300内のデータベースに蓄積されていたコンテンツである。
通信制御装置200は、ユーザ端末100とコンテンツプロバイダ300との間で送受信される通信データを中継する装置である。図2は、通信制御装置200のハードウェア構成図である。通信制御装置200は、物理的には、図2に示すように、CPU21、主記憶装置であるRAM22及びROM23、入力デバイスであるキーボード及びマウス等の入力装置24、ディスプレイ等の出力装置25、ネットワークカード等のデータ送受信デバイスである通信モジュール26、ハードディスク等の補助記憶装置27などを含むコンピュータシステムとして構成されている。後述する通信制御装置200の各機能は、図2に示すCPU21、RAM22等のハードウェア上に所定のコンピュータソフトウェアを読み込ませることにより、CPU21の制御のもとで通信モジュール26、入力装置24、出力装置25を動作させるとともに、RAM22や補助記憶装置27におけるデータの読み出し及び書き込みを行うことで実現される。以下、通信制御装置200の機能的な構成要素について図3を参照しながら詳細に説明する。
図3は、通信制御装置200の機能的構成を示すブロック図である。図3に示すように、通信制御装置200は、通信部202、データ量カウント部204(通信量計測手段)、規制対象判断部206(規制対象判断手段)、リスト登録部208、格納部210(格納手段)、輻輳判断部212(輻輳判断手段)、通信可否判定部214、通信制御部216(通信制御手段)を備える。
通信部202は、ユーザ端末100とコンテンツプロバイダ300との間で送受信される通信データを中継するものである。通信部202は、ユーザ端末100及びコンテンツプロバイダ300に対する通信インターフェイスとして、ユーザ端末100から送信されたデータをコンテンツプロバイダ300に転送し、コンテンツプロバイダ300から送信されたデータをユーザ端末100に転送する。
データ量カウント部204は、ユーザ端末100とコンテンツプロバイダ300との間の通信データ量を所定の単位時間毎に計測するものである。具体的に、データ量カウント部204は、一コンテンツプロバイダが通信制御装置200を経由して複数のユーザ端末に配信したコンテンツの総データ量を、例えば5分の所定の単位時間毎に計測する。そして、データ量カウント部204は、上記計測したデータ量を該コンテンツプロバイダの配信先のユーザ端末の個数で割ることで、該コンテンツプロバイダの単位時間当たり及び一ユーザ端末当たりの配信データ量を得る。この配信データ量にユーザ端末100からコンテンツプロバイダ300へ送信されたデータ量を加えて、ユーザ端末100とコンテンツプロバイダ300との間の通信データ量を得る。データ量カウント部204は、このような通信データ量カウント処理を各コンテンツプロバイダに対して行い、その結果となるコンテンツプロバイダ毎の通信データ量を規制対象判断部206に出力する。
規制対象判断部206は、データ量カウント部204から入力されたコンテンツプロバイダ毎の通信データ量に基づいて、通信ネットワーク400が輻輳したときに各コンテンツプロバイダが通信規制の対象となる通信規制対象CP(通信規制対象装置)であるか否かを判断するものである。具体的に、規制対象判断部206は、一コンテンツプロバイダの通信データ量が予め決められている規制対象判断しきい値を超えた場合に、該コンテンツプロバイダは通信規制対象CPであると判断する。
本実施形態において、規制対象判断部206が参照する規制対象判断しきい値は、例えば単位時間の5分当たりに50Kbyteである。規制対象判断部206は、一コンテンツプロバイダの通信データ量が50Kbyteを超えて、該コンテンツプロバイダを通信規制対象CPとして判断した場合に、該コンテンツプロバイダのCP特定情報(接続先特定情報)を規制対象CP特定情報(規制対象特定情報)としてリスト登録部208に出力する。なお、CP特定情報は一コンテンツプロバイダを特定する情報であり、規制対象CP特定情報は一通信規制対象CPを特定する情報である。また、規制対象判断部206は、一コンテンツプロバイダの通信データ量が50Kbyteを越えてなく、該コンテンツプロバイダを通信規制対象CPとして判断しない場合には、該コンテンツプロバイダのCP特定情報をリスト登録部208に出力しない。
リスト登録部208は、規制対象判断部206から入力された規制対象CP特定情報に基づいて、通信制御システム1における全ての通信規制対象CPを羅列した規制対象CPリストを作成するものである。この規制対象CPリストは例えばテキストファイルである。規制対象CPリストを作成するときに、リスト登録部208は、予め決められている複数の規制レベルしきい値を参照し、通信規制対象CPであると判断されたそれぞれのコンテンツプロバイダに対して通信規制のレベル毎に複数の種類にグループ分けを行う。
図4は、リスト登録部208のグループ分け処理を説明するために、各規制レベルに対する規制レベルしきい値を示す図である。図4に示される各規制レベルは通信データ量に基づいて決められており、通信データ量は一コンテンツプロバイダが単位時間の5分間で一ユーザ端末当たりに送受信するデータ量である。本実施形態において、リスト登録部208は、3つの規制レベルしきい値を参照して、通信規制対象CPを3つの規制レベル毎にグループ分けを行う。すなわち、一コンテンツプロバイダの通信データ量が単位時間の5分間で50Kbyteを越えて且つ70Kbyteを超えてない場合には、該コンテンツプロバイダは規制レベル1にグループ分けされる。また、一コンテンツプロバイダの通信データ量が単位時間の5分間で70Kbyteを越えて且つ100Kbyteを超えてない場合には、該コンテンツプロバイダは規制レベル2にグループ分けされる。更に、一コンテンツプロバイダの通信データ量が単位時間の5分間で100Kbyteを越えた場合には、該コンテンツプロバイダは規制レベル3にグループ分けされる。
図5は、リスト登録部208が作成した規制対象CPリストの一例を示す図である。図5に示すように、例えばコンテンツプロバイダA(通信データ量120Kbyte)、コンテンツプロバイダB(通信データ量90Kbyte)、コンテンツプロバイダC(通信データ量60Kbyte)、コンテンツプロバイダD(通信データ量80Kbyte)に対して、それぞれ規制レベル3,2,1,2とグループ分けされており、その旨が規制対象CPリストに登録されている。本実施形態において、データ量カウント部204が5分毎に通信データ量をカウントしているため、規制対象判断部206も同じく5分毎に上記通信規制対象CP判断処理を行い、リスト登録部208も同じく5分毎に規制対象CPリストを書き加える。
また、規制対象CPリストに一度登録されたコンテンツプロバイダが一定期間を経過するまでに通信規制対象CPとして判断されない場合に、リスト登録部208は、該コンテンツプロバイダのCP特定情報を規制対象CPリストから削除する。本実施形態において、上記一定期間は例えば2日間である。このことにより、リスト登録部208は常に最新の規制対象CPリストを作成することができ、作成された規制対象CPリストは格納部210に格納される。
図3に戻り、輻輳判断部212は、通信ネットワーク400が現在輻輳状態であるか否かを判断するものである。輻輳判断部212は、通信部202に現在接続されているユーザ端末の個数及び通信部202が現在単位時間当たりに中継している通信データ量に基づき、上記輻輳状態を判断する。更に、輻輳判断部212は、上記個数又は通信データ量と、複数の輻輳レベルしきい値とを大小比較し、上記判断した輻輳状態をその度合い毎に複数の種類にレベル分けする。
図6は、輻輳判断部212のレベル分け処理を説明するために、各輻輳レベルに対する輻輳レベルしきい値を示す図である。図6に示される各輻輳レベルしきい値は、上記個数及び通信データ量に基づいて決められている。本実施形態においては、通信制御装置200に最大に接続可能なユーザ端末の個数に対する現在接続されているユーザ端末の個数の割合(以下、「接続割合」という。)に基づいて、通信制御装置200に現在接続されているユーザ端末の個数を判断する。また、通信制御装置200のCPU使用率に基づいて、通信制御装置200が現在単位時間当たりに中継している通信データ量を判断する。
図6に示すように、本実施形態における輻輳判断部212は、輻輳状態を3つの輻輳レベルに分類する。すなわち、接続割合が70%以上80%未満或いは通信制御装置200のCPU使用率が70%以上80%未満である場合には、輻輳状態は輻輳レベル1に分類される。また、接続割合が80%以上90%未満或いは通信制御装置200のCPU使用率が80%以上90%未満である場合には、輻輳状態は輻輳レベル2に分類される。更に、接続割合が90%以上或いは通信制御装置200のCPU使用率が90%以上である場合には、輻輳状態は輻輳レベル3に分類される。なお、接続割合が70%未満であり且つ通信制御装置200のCPU使用率が70%未満である場合には、輻輳状態は判断されない。輻輳判断部212は、判断した輻輳状態を表す信号を通信可否判定部214に出力する。
通信可否判定部214は、輻輳状態を表す信号を輻輳判断部212から入力されることで、現在通信ネットワーク400が何れかの輻輳レベルで輻輳状態におかれていることを通知される。そして、通信可否判定部214は、通知された輻輳レベル及び各コンテンツプロバイダの規制レベルに応じて、現在データ配信を行っているコンテンツプロバイダのデータ配信継続可否を判定する。具体的に、通信可否判定部214は、現在の輻輳レベル未満の規制レベルのコンテンツプロバイダに対してはデータ配信を継続させることを判定する。また、通信可否判定部214は、現在の輻輳レベル以上の規制レベルのコンテンツプロバイダに対してはデータ配信を中止させることを判定する。通信可否判定部214は、格納部210に格納されている規制対象CPリストを参照することで、各コンテンツプロバイダの規制レベルに関する情報を得る。
図7は、通信可否判定部214の判定処理を説明するための図である。図7を参照した以下の説明においては、コンテンツプロバイダA,B,C,Dの4つのコンテンツプロバイダを含む複数のコンテンツプロバイダが通信ネットワーク400上でデータ配信を行っていることを仮定している。更に、現在通信ネットワーク400は輻輳状態であり、その輻輳レベルはレベル2であることを仮定している。
図7において、規制レベル1のコンテンツプロバイダCは、規制レベルが現状の輻輳レベル未満であるため、輻輳レベル2の輻輳状態であってもユーザ端末との通信を継続可能と判定される。一方、規制レベル3のコンテンツプロバイダA、及び規制レベル2のコンテンツプロバイダB,Dは、それぞれの規制レベルが現状の輻輳レベル以上であるため、それぞれのユーザ端末との通信が継続不可能と判定される。更に、図7に図示していない他のコンテンツプロバイダ(規制対象CPリストに登録されてないコンテンツプロバイダ)に対しては、通信継続可能と判定される。なお、通信可否判定部214は、現在データ配信を行っているコンテンツプロバイダのみならず、新規でデータ配信を始めようとするコンテンツプロバイダに対しても、上述したような判定処理を行う。そして、通信可否判定部214は、コンテンツプロバイダ毎の判定結果を表す信号を通信制御部216に出力する。
通信制御部216は、コンテンツプロバイダ毎のデータ配信継続可否の判定結果を表す信号を通信可否判定部214から入力され、該信号に応じた通信制御を通信部202を通して行うものである。すなわち、図7の仮定下において、通信制御部216は、データ配信継続不可能と判定されたコンテンツプロバイダA,B,Dを通信規制の対象とし、該コンテンツプロバイダA,B,Dとそれぞれのユーザ端末との通信接続を切断させる。また、通信制御部216は、データ配信継続可能と判定されたコンテンツプロバイダC及び規制対象CPリストに登録されていない他のコンテンツプロバイダを通信規制の対象とすることなく、そのまま通信を継続させる。
続いて、通信制御システム1の動作(通信制御方法)について、図8及び図9を参照しながら説明する。図8及び図9は、通信制御システム1の動作を説明するためのフローチャートである。まず、図8を参照して、現在通信中でないユーザ端末100とコンテンツプロバイダ300との間の通信を通信制御装置200が制御する場合に、通信制御システム1の動作を説明する。
まず、通信制御装置200に、ユーザ端末100からのHTTP要求信号が受信される(ステップS101)。
ステップS101にてHTTP要求信号が通信制御装置200に受信されると、現在通信ネットワーク400が輻輳状態であるか否かが判断される。この際、上記接続割合及び通信制御装置200のCPU使用率に基づいて、輻輳レベルが判断される(ステップS102)。
ステップS102にて輻輳状態が判断された場合には、該判断された輻輳状態の輻輳レベル及びコンテンツプロバイダ300の規制レベルに基づいて、ユーザ端末100とコンテンツプロバイダ300との間の通信可否が判定される。すなわち、「規制レベル<輻輳レベルである」場合には、ユーザ端末100とコンテンツプロバイダ300との間は「通信可能」と判定される。また、「規制レベル<輻輳レベルでない」場合には、ユーザ端末100とコンテンツプロバイダ300との間は「通信不可」と判定される。なお、コンテンツプロバイダ300の規制レベルを表す情報は規制対象CPリストを参照することで得られる。また、規制対象CPリストにコンテンツプロバイダ300のCP特定情報及び規制レベルを表す情報が登録されていない場合には、ユーザ端末100とコンテンツプロバイダ300との間は「通信可能」と判定される(ステップS103)。
ステップS103にて「通信不可」と判定された場合には、ユーザ端末100とコンテンツプロバイダ300との間の通信が許可されることはなく、ステップS101におけるHTTP要求信号はコンテンツプロバイダ300に転送されない(ステップS104)。
一方、ステップS102にて輻輳状態が判断されなかった場合、又はステップS103にて「通信可能」と判定された場合には、ユーザ端末100とコンテンツプロバイダ300との間の通信は許可され、コンテンツプロバイダ300にユーザ端末100からのHTTP要求信号が転送される(ステップS105)。そして、コンテンツプロバイダ300は該HTTP要求信号に応じたHTTP応答信号を通信制御装置200を経由してユーザ端末100に送信する(ステップS106及びステップS107)。このことにより、ユーザ端末100とコンテンツプロバイダ300との間のデータ通信が行われる。
次に、ステップS101〜ステップS107にて、ユーザ端末100とコンテンツプロバイダ300との間で送受信された通信データ量が単位時間の5分毎にカウントされる(ステップS108)。
次に、ステップS108にてカウントされた通信データ量に基づいて、コンテンツプロバイダ300が規制対象CPであるか否かが判断される。すなわち、「通信データ量>規制対象判断しきい値である」場合には、「コンテンツプロバイダ300は規制対象CPである」と判断される。一方、「通信データ量>規制対象判断しきい値でない」場合には、「コンテンツプロバイダ300は規制対象CPでない」と判断される。
更に、コンテンツプロバイダ300が規制対象CPである場合には、ステップS108にてカウントされた通信データ量に基づいて、コンテンツプロバイダ300の規制レベルが判断される。すなわち、「規制レベルnしきい値<通信データ量≦規制レベル(n+1)しきい値である」場合には、「コンテンツプロバイダ300の規制レベルはレベルnである」と判断される。なお、上記規制レベルnしきい値は規制レベルnを判断するためのしきい値であって、前述した図4においては、例えば規制レベル1しきい値は50Kbyteであり、規制レベル2しきい値は70Kbyteである(ステップS108)。
ステップS109にてコンテンツプロバイダ300が規制対象CPであると判断された場合に、コンテンツプロバイダ300のCP特定情報及び規制レベルを表す情報が規制対象CPリストに登録される(ステップS110)。一方、ステップS109にてコンテンツプロバイダ300が規制対象CPでないと判断された場合に、コンテンツプロバイダ300のCP特定情報及び規制レベルを表す情報は規制対象CPリストに登録されない。
なお、図示はしないが、ステップS110にて規制対象CPリストに一度登録されたコンテンツプロバイダ300が2日間を経過するまでにステップS109にて通信規制対象CPとして一度も判断されてない場合に、ステップS110にて登録されたコンテンツプロバイダ300に関する情報は規制対象CPリストから削除される。
続いて、図9を参照して、既に通信中のユーザ端末100とコンテンツプロバイダ300との間の通信を通信制御装置200が制御する場合に、通信制御システム1の動作を説明する。
通信ネットワーク400が正常な状態(輻輳していない状態)において、ユーザ端末100が通信制御装置200にHTTP要求信号を送信し(ステップS201)、通信制御装置200が該HTTP要求信号をコンテンツプロバイダ300に転送する(ステップS202)。更に、コンテンツプロバイダ300が通信制御装置200にHTTP応答信号を送信し(ステップS203)、通信制御装置200が該HTTP応答信号をユーザ端末100に転送する(ステップS204)。これらの動作により、ユーザ端末100とコンテンツプロバイダ300間でデータの通信が行われる。
通信ネットワーク400が輻輳状態であるか否かが判断される。この際、上記接続割合及び通信制御装置200のCPU使用率に基づいて、輻輳レベルが判断される(ステップS205)。
ステップS205にて輻輳状態が判断された場合には、該判断された輻輳状態の輻輳レベル及びコンテンツプロバイダ300の規制レベルに基づいて、現在通信中のユーザ端末100とコンテンツプロバイダ300との間の通信継続可否が判定される。すなわち、「規制レベル<輻輳レベルである」場合には、ユーザ端末100とコンテンツプロバイダ300間は「通信継続可能」と判定される。一方、「規制レベル<輻輳レベルでない」場合には、ユーザ端末100とコンテンツプロバイダ300間は「通信継続不可」と判定される。なお、コンテンツプロバイダ300の規制レベルを表す情報は規制対象CPリストを参照することで得られる。また、規制対象CPリストにコンテンツプロバイダ300のCP特定情報及び規制レベルを表す情報が登録されていない場合には、ユーザ端末100とコンテンツプロバイダ300間は「通信継続可能」と判定される(ステップS206)。
ステップS206にて「通信継続不可」と判定された場合には、ユーザ端末100とコンテンツプロバイダ300との間の通信が継続されることはなく、ユーザ端末100とコンテンツプロバイダ300との間の接続は切断される(ステップS207)。
一方、ステップS206にて輻輳状態が判断されなかった場合、又はステップS206にて「通信継続可能」と判定された場合には、ユーザ端末100とコンテンツプロバイダ300との間の通信接続は切断されることなく、両者はデータ通信を継続する(ステップS208)。
続いて、本実施形態の作用及び効果について説明する。本実施形態の通信制御システム1によれば、一コンテンツプロバイダが通信規制対象CPであるかの可否を判断する処理を、5分毎に計測された通信データ量に基づいて規制対象判断部206が行う。このため、規制対象判断部206は、輻輳の要因となる可能性の高いコンテンツプロバイダとそうでないコンテンツプロバイダとを、通信状況の変化に合わせて動的に区別することができる。そして、上記輻輳の要因となる可能性の高いコンテンツプロバイダのCP特定情報は、リスト登録部208及び格納部210によって、規制対象CP特定情報として規制対象CPリストに登録され格納される。また、規制対象CPリストに一度登録された規制対象CP特定情報のコンテンツプロバイダが2日間を経過するまでに通信規制対象CPとして判断されない場合には、該規制対象CP特定情報は規制対象CPリストから削除される。このことにより、規制対象CPリストには常に最新の情報が保持される。
輻輳判断部212によって通信ネットワーク400の輻輳状態が判断された場合には、上記格納した規制対象CP特定情報に対応するコンテンツプロバイダのみに、通信制御部216及び通信部202が通信規制を行う。このことにより、通信制御部216及び通信部202は、当該通信状況において輻輳の要因となる可能性の高いコンテンツプロバイダとユーザ端末との間の通信に対してのみ通信規制を行うことができる。一方、当該通信状況において輻輳の要因となる可能性の低いコンテンツプロバイダ(例えばメールや災害用のホームページなど)とユーザ端末との間の通信に対しては、規制対象CPリストに登録されないため、たとえ輻輳状態が発生したとしても通信を継続させることができる。
更に、一コンテンツプロバイダが通信規制対象CPであるかの可否が判断される処理は、該コンテンツプロバイダが該判断時点において任意のユーザ端末と通信を行っているか否かを問わずに、5分毎に計測された通信データ量に基づく。すなわち、輻輳状態の最中に通信を開始しようとするコンテンツプロバイダとユーザ端末との間の通信に対してのみならず、通信中に輻輳状態になった場合のコンテンツプロバイダとユーザ端末との間の通信に対しても、上述した通信規制を行うことができる。このことにより、通信ネットワーク400の輻輳が発生する以前から例えば大容量のデータをダウンロードしていたユーザ端末とコンテンツプロバイダとの間の通信に対して、たとえ通信の最中であるにもかかわらず接続を切断させるなど、通信状況の変化に合わせて柔軟に通信規制を行うことができる。
また、本実施形態によれば、規制対象CP特定情報が、該通信規制対象CPとユーザ端末との間の通信データ量に基づいてグループ分けされる。すなわち、通信状況に合わせて、通信規制対象CPをいくつかの種類に分けることができる。また、通信ネットワーク400の輻輳状態が、通信制御装置200に接続されているユーザ端末の個数(接続割合)及び通信制御装置200が単位時間当たりに中継する通信データ量(CPU使用率)に基づいてレベル分けされる。すなわち、通信状況に合わせて、通信ネットワーク400の輻輳状態をいくつかの種類に分けることができる。そして、上記グループ分けの度合い及び上記レベル分けの度合いに基づいて通信規制対象CPとユーザ端末との間の接続制御を実施することにより、輻輳の原因となる可能性の最も高いコンテンツプロバイダとユーザ端末との間の通信を優先して順に通信規制を行うことができる。
以上、本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明が上記実施形態に限定されないことは言うまでもない。例えば、上記実施形態においては通信制御システム1における通信プロトコルとしてHTTPを採択しているが、HTTP以外の通信プロトコルとして例えばFTP(File Transfer Protocol)等を採択しても良い。
更に、例えば、上記規制対象CPリストを作成するときに、予め格納部210に格納された規制対象CP事前設定リストと整合を取るようにしても良い。規制対象CP事前設定リストは、輻輳状態になったときには輻輳レベルによらず優先して通信規制を行うコンテンツプロバイダ、又は輻輳状態になったにもかかわらず通信規制を行わないコンテンツプロバイダが羅列されたリストである。この規制対象CP事前設定リストは、例えばテキストファイルである。
図10は、規制対象CP事前設定リストと整合が取れた規制対象CPリスト(以下、第1規制対象CPリストという。)を作成するときに行われる処理を説明するための図である。図10(a)は、規制対象CP事前設定リストの一例を示す。図10(a)に示すように、コンテンツプロバイダDは「非対象」として登録されており、通信ネットワーク400が輻輳状態になったにもかかわらず通信規制対象CPとならないコンテンツプロバイダである。また、コンテンツプロバイダEは「対象」として登録されており、通信ネットワーク400が輻輳状態になったときには、輻輳レベルによらず優先して通信規制を受けるコンテンツプロバイダである。
図10(b)は、リスト登録部208が規制対象CP事前設定リストと整合を取ることなく作成した規制対象CPリスト(以下、第2規制対象CPリストという。)の一例を示す。なお、図10(b)は例えば前述した図5と同様である。また、図10(c)は、図10(b)の第2規制対象CPリストと、図10(a)の規制対象CP事前設定リストとの間で整合が取れたときの第1規制対象CPリストの一例を示す。図10(c)に示すように、コンテンツプロバイダDは、図10(a)の規制対象CP事前設定リストに「非対象」として登録されているため、図10(b)の第2規制対象CPリストに登録されていても、図10(c)の第1規制対象CPリストに登録されない。また、コンテンツプロバイダEは、図10(a)の規制対象CP事前設定リストに「対象」として登録されているため、図10(b)の第2規制対象CPリストに登録されていなくても、輻輳状態になったら常に通信規制されるコンテンツプロバイダとして図10(c)の第1規制対象CPリストに登録される。
このような規制対象CP事前設定リストを用いることにより、例えば多量のデータ配信を行うコンテンツプロバイダの中で輻輳時にもデータ配信を許可する必要があるコンテンツプロバイダは、通信規制の対象外とすることができる。また、輻輳時には一律的に通信規制の対象とすべきコンテンツプロバイダが予め決まっている場合に、該コンテンツプロバイダを輻輳レベルによらず一律的な通信規制の対象とすることができる。
本発明の実施形態に係る通信制御システム1の構成概要図である。 通信制御装置200のハードウェア構成図である。 通信制御装置200の機能的構成を示すブロック図である。 各規制レベルに対する規制レベルしきい値を示す図である。 規制対象CPリストの一例を示す図である。 各輻輳レベルに対する輻輳レベルしきい値を示す図である。 通信可否判定部214の判定処理を説明するための図である。 通信制御システム1の動作を説明するためのフローチャートである。 通信制御システム1の動作を説明するためのフローチャートである。 第1規制対象CPリストを作成するときに行われる処理を説明するための図である。
符号の説明
100…ユーザ端末、200…通信制御装置、202…通信部、204…データ量カウント部、206…規制対象判断部、208…リスト登録部、210…格納部、212…輻輳判断部、214…通信可能判定部、216…通信制御部、300…コンテンツプロバイダ、400…通信ネットワーク。

Claims (4)

  1. 一つ以上のユーザ端末と前記一つ以上のユーザ端末の通信ネットワーク上の接続対象である接続先装置との間に送受信される通信データを通信制御装置が中継する通信制御方法であって、
    前記ユーザ端末と前記接続先装置との間の通信データ量が所定の時間毎に計測され、当該計測された総通信データ量を前記接続先装置に接続されている前記ユーザ端末の個数で割ることで一ユーザ端末あたりの通信データ量を計測する通信量計測ステップと、
    前記接続先装置が前記通信ネットワークの輻輳時に通信規制の対象となる通信規制対象装置であるか否かが、前記通信量計測ステップにおいて計測された前記一ユーザ端末あたりの通信データ量に基づいて判断される規制対象判断ステップと、
    前記規制対象判断ステップにおいて前記接続先装置が通信規制対象装置であると判断された場合に、前記接続先装置を特定する接続先特定情報が前記通信規制対象装置を特定する規制対象特定情報として前記通信制御装置に格納される格納ステップと、
    前記通信制御装置に接続されている前記ユーザ端末の前記個数が輻輳判断しきい値を超えた場合に、前記通信ネットワークの輻輳状態が判断される輻輳判断ステップと、
    前記輻輳判断ステップにおいて前記輻輳状態が判断された時に、前記格納ステップにおいて格納された前記規制対象特定情報に対応する接続先装置と該接続先装置に接続されるユーザ端末とが前記通信ネットワーク上において接続不可となるように制御される通信制御ステップと
    を備えたことを特徴とする通信制御方法。
  2. 前記格納ステップにおいては、前記接続先装置が前記通信規制対象装置であると判断された場合に、前記通信規制対象装置と該通信規制対象装置に接続されたユーザ端末との間の前記一ユーザ端末あたりの通信データ量毎に、該規制対象特定情報がグループ分けされて前記通信制御装置に格納され、
    前記輻輳判断ステップにおいては、前記通信制御装置に接続されている前記ユーザ端末の前記個数及び前記通信制御装置が単位時間当たりに中継する通信データ量に基づき、判断された前記輻輳状態の度合いがレベル分けされ、
    前記通信制御ステップにおいては、前記輻輳判断ステップによってレベル分けされた輻輳状態の度合いに基づき、前記格納ステップによってグループ分けされた規制対象特定情報に対応する接続先装置と該接続先装置に接続されるユーザ端末との間の接続可否が制御されることを特徴とする請求項1に記載の通信制御方法。
  3. 一つ以上のユーザ端末と前記一つ以上のユーザ端末の通信ネットワーク上の接続対象である接続先装置との間に送受信される通信データを中継する通信制御装置であって、
    前記ユーザ端末と前記接続先装置との間の通信データ量を所定の時間毎に計測し、当該計測された総通信データ量を前記接続先装置に接続されている前記ユーザ端末の個数で割ることで一ユーザ端末あたりの通信データ量を計測する通信量計測手段と、
    前記接続先装置が前記通信ネットワークの輻輳時に通信規制の対象となる通信規制対象装置であるか否かを、前記通信量計測手段が計測した前記一ユーザ端末あたりの通信データ量に基づいて判断する規制対象判断手段と、
    前記規制対象判断手段によって前記接続先装置が通信規制対象装置であると判断された場合に、前記接続先装置を特定する接続先特定情報を、前記通信規制対象装置を特定する規制対象特定情報として格納する格納手段と、
    自装置に接続されている前記ユーザ端末の前記個数が輻輳判断しきい値を超えた場合に、前記通信ネットワークの輻輳状態を判断する輻輳判断手段と、
    前記輻輳判断手段によって前記輻輳状態が判断された時に、前記格納手段によって格納された前記規制対象特定情報に対応する接続先装置と該接続先装置に接続されるユーザ端末とを前記通信ネットワーク上において接続不可となるように制御する通信制御手段と
    を備えたことを特徴とする通信制御装置。
  4. 前記格納手段は、前記接続先装置が前記通信規制対象装置であると判断された場合に、前記通信規制対象装置と該通信規制対象装置に接続されたユーザ端末との間の前記一ユーザ端末あたりの通信データ量毎に、該規制対象特定情報をグループ分けして格納し、
    前記輻輳判断手段は、自装置に接続されている前記ユーザ端末の前記個数及び自装置が単位時間当たりに中継する通信データ量に基づき、判断した前記輻輳状態の度合いをレベル分けし、
    前記通信制御手段は、前記輻輳判断手段がレベル分けした輻輳状態の度合いに基づき、前記格納手段がグループ分けして格納した規制対象特定情報に対応する接続先装置と該接続先装置に接続されるユーザ端末との間の接続可否を制御することを特徴とする請求項3に記載の通信制御装置。
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