JP4361748B2 - Belt drive - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ベルトコンベヤ、シート巻き取り機構等において、ベルトに駆動力を与えベルトを駆動させるベルト駆動装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、ベルトコンベヤ、シート巻き取り機構において、ベルトに駆動力を伝達する方法としては、図11、図12に示すような以下の方法が用いられていた。例えば、駆動ローラ102の位置を変えることによりベルト101に引張張力を与え、引張張力を高めるとともに、このベルト101の内面に面接触して駆動させる駆動ローラ102とベルト101の接触面の摩擦抵抗を大きくし、ベルト101に駆動ローラ102の駆動力を伝達させる方法があった(図11)。また、高い駆動力をベルトに与える場合には、駆動ローラを複数備えたり、駆動ローラの軸心と平行な軸上に設けられたピンチローラ103をベルト101と駆動ローラ102に押し付け、ベルト101の駆動力を高める方法が用いられていた(図12)。
【0003】
【特許文献1】
特開平9−100016号公報
【特許文献2】
特開昭46−4072号公報
【特許文献3】
特開昭50−97071号公報
【0004】
しかし、従来の方法では、以下の問題点があった。まず、ベルトの引張張力を高くする方法では、積載物を搬送するために必要な強度以上にベルトの張力を高めなければならず、この張力にベルトが耐えられなければならず、ベルトの強度を必要以上に高めなければならなかった。また、駆動ローラを複数設ける方法では、設けた複数の駆動ローラの回転を同期回転させなければならず、設備が大がかりとなり多大なコストを要していた。
【0005】
また、ピンチローラをベルトに押し付ける方法では、駆動ローラの軸心との関係で平行出しが極めて難しくピンチローラを均等に押しつけることが出来ず、有効張力が得られないとともに、ベルトの蛇行やよじれの原因となっていた。さらに、前記ピンチローラを強く駆動ローラに押しつけると、ピンチローラが撓んでしまうことがあった(図12参照)。このピンチローラの撓みにより、駆動ローラの中央部が加圧出来ず、十分な引張張力が得られず、この点からもベルトが蛇行する大きな要因となっていた。また、この問題点は、特に幅の広いベルトにおいて顕著に表れていた。
【0006】
一方、ピンチローラの撓みをなくすためには、径の大きいピンチローラを用いることが考えられるが、径の大きいピンチローラを用いると、駆動ローラに対するベルトの巻き付け角が十分にとれなくなるという問題点があった。
【0007】
ここで、ベルトの張力と巻き付け角について図13に基づいて説明する。ここでは、駆動ローラが一つであるシングル駆動の場合を例に挙げて説明する。ある運搬物を運ぶために必要な張力を有効張力(FP)といい、次式で表される。
FP=(61200・P)/v=F1−F2(N) (式1)
ここで、P(kW)とは、所用動力、v(m/min)とは、ベルト速度である。また、F1(N)とは、駆動ローラの張り側の張力であり、F2(N)とは、ゆるみ側の張力である。
また、ゆるみ側の張力(F2)は、次式で表される。
F2=FP/(eμθ−1) (式2)
ここでeとは、自然対数の底であり、μとは、駆動ローラの形状、材質及び使用状態によって定まる摩擦係数である。また、θ(rad)とは、巻き付け角であり、図示する駆動ローラとベルトが接している範囲の角度である。
【0008】
すなわち、式1、2に示すように、巻き付け角(θ)が大きくなると、駆動ローラの駆動力をよりベルトに与えることができる。従って、巻き付け角が十分にとれないと、駆動ローラからベルトへの駆動力の伝達が十分にできず、ベルトに高い駆動力を与えることができなくなる。
【0009】
また、撓んだピンチローラでは、ベルトに均等な力を掛けることができないため、力が加わる箇所と加わらない箇所が生じ、部分的にベルトの傷みが生じていた。更には、ベルトの厚みのばらつき、異物がついた状態のベルトにピンチローラを押すことにより、ベルトの破損等が生じていた。
【0010】
本発明は、このような問題を鑑みて成されたものであり、ベルトの破損等を防ぎつつ、十分な駆動力をベルトに与え、必要な有効張力を得ることが出来るベルト駆動装置を提供することを技術的課題とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
すなわち、本発明は、ベルトと、前記ベルトを駆動させる駆動ローラと、前記ベルトと接触して回転する複数のニップロールと、前記駆動ローラとベルトが圧接する方向に前記ニップロールを各々押圧する加圧装置と、を備え、前記ニップロールは、前記駆動ローラの軸心と平行な軸上に複数設けられており、各々独立して回転自在であることを特徴とする。
【0012】
前記構成により、各々のニップロールが独立して押圧し、ベルトに駆動力を与えることができるため、有効張力を得ることができる。また、ベルトに異物が付着したり、厚みにばらつきがあっても、当該箇所のニップロールのみ後退し、他のニップロールは押圧可能であるとともに、当該箇所においてはベルト等の破損を防ぐことが可能である。そのため、本発明は、滑り止めの突起等が設けられている場合等ベルトの表面が滑らかでない場合にも好適に用いることができる。前記ニップロールは、独立して設けられているため、必要に応じて、設置個数を調整することにより、容易にベルトの有効張力を調整することが可能となる。
【0013】
さらに、前記ニップロールは複数独立して設けられているため、駆動ローラの軸心との平行出しが容易であるとともに、平行出しの若干の狂いは全体に大きな影響を与えず、設置作業の効率を向上させることができる。この効果は、ニップロールが細ければ細いほど、より高い効果を得ることができる。また、前記構成を採用することにより、従来の方法に比べて、設備を極めてコンパクトにすることが可能となる。
【0014】
ここで、加圧装置とは、ニップロールを介してベルトに所定の圧力を加えることができるものであれば良く、エアシリンダ、スプリング、油圧シリンダ、ゴム材等を例示することができる。前記加圧装置は、前記ニップロールを各々独立して押圧することが出来れば良く、複数設けられたニップロール毎に独立して設けても良いし、一台若しくは複数台で複数のニップロールを押圧するものでも良い。しかし、前記ニップロール毎に前記加圧装置を独立して設けることにより、ニップロールの設置個数、及び、加圧力等の調節が容易となる。
【0015】
本発明に係る前記加圧装置は、前記ベルトとの相対距離に影響されることなく一定圧で前記ニップロールを押圧することが望ましい。押圧するベルトとの相対距離に影響されることなく一定圧で押圧することができることにより、例えば、ベルトに異物が付着した場合等、ベルトとの距離が変動しても一定圧を加圧できるため、確実にベルトに駆動力を与えることが可能となる。このような加圧装置としては、圧力が調整しやすく、異物をかんだ時の逃げやすさ等に優れるエアシリンダを例示できる。
【0016】
加えて、本発明に係るベルト駆動装置のニップロールは、前記駆動ローラの軸心と平行である複数の軸上に設けることが望ましい。
【0017】
複数のニップロールは駆動ローラの軸心と平行な軸上に配置されているが、この配置を複数列設けることで、ベルトの有効張力を容易に調整することが可能となる。すなわち、前述のように、ベルトの有効張力は巻き付け角(θ)により変動するため、ニップロールの設置箇所を変えることにより、容易にベルトの有効張力を調整することが可能となる。
【0018】
また、本発明に係るベルト駆動装置は、前記ニップロールが前記駆動ローラの円周方向に間隔をおいて複数配置されており、同一円周上に配置されたニップロールにより発生するベルトの有効張力合計値が、何れの円周上においても同一値であることが望ましい。
【0019】
前記構成により、ベルト全幅に亘って均等な有効張力を発生させることができるため、ベルトの歪み、蛇行を防止することができる。さらに、ベルトを均等に押圧できるため、ベルトの破損、痛みを防止することが可能であり、一般的に破損しやすい薄いベルトやクロス状のベルトの際に好適に用いることができる。
【0020】
さらに、前記ニップロールは、前記駆動ローラの軸心の平行方向及び駆動ローラの円周方向において、千鳥状に配置されていることが望ましい。前記構成により、隣り合うニップロールが隙間を介して配置されているため、互いが干渉することなく一定加圧することができる。この千鳥状の配置は、隣り合う列に配置されたニップロールの幅と直線上になるように配置すると、ベルト上にニップロールの合わせ目の筋が発生し、この合わせ目部分が痛む等の問題が生じるため、隣り合う列に配置されたニップロールの幅と僅かに重なる位置に配置することが望ましい。
【0021】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係るベルト駆動装置の実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。
【0022】
図1は、本実施の形態に係るベルト駆動装置の構成概略図を示し、図2は、図1のP矢視図である。このベルト駆動装置は、積載物をX方向に搬送するベルト1と、このベルト1に巻き付き駆動力を与える駆動ローラ2と、ベルト受けとなる受けローラ3と、前記ベルト1と接触し回転、押圧するニップロール4と、前記駆動ローラ2とベルト1が圧接する方向に前記ニップロール4を押圧する加圧装置としてのエアシリンダ5と、を備えている。
【0023】
図1、2から明確にわかるように、前記ニップロール4は、駆動ローラ2の軸心2aと平行なY方向の二軸上に二列配置されており、前記エアシリンダ5は、前記ニップロール4毎に独立して設けられている。このように配置されたニップロール4及びエアシリンダ5は、各々が独立して回転及び加圧自在であり、エアシリンダ5は、駆動ローラ2の軸心2a方向に加圧可能に配置されている。
【0024】
本実施の形態では加圧装置として、圧力の調整しやすさ、及び、異物を噛んだときの逃げやすさ等からエアシリンダを選択しているが、スプリング、油圧シリンダ、ゴム等を用いても良い。
【0025】
前記ニップロールは、ウレタンゴムを材質としているが、耐圧力、耐油性等の使用条件を考慮して適宜な材質を選択することが望ましい。尚、本実施の形態に係るベルト駆動装置は、ラジアル方向での加圧が必要であるため、ニップロール表面の摩擦係数を大きくしてもベルトの有効張力との関係においては影響を及ぼさないため、摩擦係数を考慮する必要はない。
【0026】
前記駆動ローラ2は、前述した(式2)で示したように、表面の摩擦係数(μ)によりベルト1へ与える駆動力が変動するため、摩擦係数(μ)を大きくするためにゴムをライニングしている。この摩擦係数(μ)は、乾燥状態等の使用状態によっても変動する。
【0027】
本実施の形態に係るベルト駆動装置は、ベルト1が駆動ローラ2に巻き付けられており、エアシリンダ5がニップロール4を押圧し、ベルト1と駆動ローラ2が圧接されることにより、駆動ローラ2の駆動力がベルト1に伝達され、ベルトに大きな有効張力を発生させることができる装置である。
【0028】
次いで、このように構成されたベルト駆動装置におけるベルトの有効張力の調整について説明する。まず、前記ニップロール4について詳細に説明する。前記ニップロール4は、千鳥状に配置されており、ベルト1に接触している。前記千鳥状の配置とすることにより、ベルトがX方向に移動するとベルトの全幅にわたって均等に加圧することが可能となる。また、千鳥状の配置は、隣り合うニップロール4と間隔をおいて配置できるため、加圧装置であるエアシリンダ等の設置スペースの確保が容易となる。
【0029】
また、図3は、図2の一部拡大図である。Y方向と平行な二軸上に二列に配置されたニップロール41,42は、Y方向において各々間隔をおいて配置されている。X方向においては、一方の列に配置されたニップロール41の間隔に、他方の列のニップロール42が位置している。そして、一方の列のニップロール41と他方の列のニップロール42におけるベルトの接触経路は、僅かに重なっている。このようにニップロール41,42を配置することにより、ニップロールの合わせ目の筋が発生するのを防ぎ、ベルト全幅にわたって均等に押圧することができる。
【0030】
前記ニップロール4毎に設けられたエアシリンダ5は、一台のエア圧調整器(図示せず)により、ベルトの全幅に亘って有効張力が一定になるように圧力調整されている。この有効張力の調整は、エアシリンダの直径に基づくエアシリンダの能力と、駆動ローラに対する圧接位置の角度とを調節することにより調整可能である。さらに、前記ニップロールの配置位置を巻き付け角(θ)との関係で調整することによっても、ベルトの有効張力を調整することが可能である。すなわち、エアシリンダの直径、駆動ローラに対する圧接位置の角度、ニップロールの配置位置を選択的に調整することによって、ベルトの有効張力を調整することが可能となる。
【0031】
ここで、ニップロールをY方向と平行な四軸上に配列した場合を例に挙げて、更に詳細に説明する。図4は、ニップロールをY方向と平行に四列配列したベルト駆動装置の側面概略図であり、図5は、図4のベルト駆動装置のニップロールの配置を示した図である。尚、ニップロール4の配置以外は、前述したベルト駆動装置と同様であるため、説明を省略する。
【0032】
ニップロール4は、Y方向と平行に四列に配列されており、各列のニップロール41,42,43,44は、各々間隔をおいて配置されている。一方、X方向においては、X1からX25まで配列されている。
【0033】
ベルト1は、X方向に移動するためベルト全幅を均等に押圧するためには、個々のニップロールにより発生するベルトの有効張力をX列上で合計した値が、全て列において同じ値になれば良い。すなわち、例えば、X1上のニップロール42,44により発生するベルトの有効張力の合計値をX2上のニップロール41,43により発生するベルトの有効張力の合計値と同じ値にする。このようにして全てのX列においてベルトの有効張力を同じ値にすることにより、ベルトは全幅に亘って均等な張力を得ることができる。尚、本実施の形態では、ニップロールを二列、四列と配列したが、複数列においてニップロールを配置した場合には、同様の方法でベルトの有効張力を調整することが可能である。
【0034】
また、本実施の形態では、有効張力を調整する手段として、エアシリンダの能力(エアシリンダの直径)を変えることにより行い、複数設けられたエアシリンダの調節は一台のエア圧調整器で行った。しかし、個々のエアシリンダの能力を変えずに、個々のエアシリンダにエア圧力調整器を設置し、有効張力の調整を行っても良い。
【0035】
次いで、他の実施例として、本ベルト駆動装置におけるニップロールの配置例を図6から図10に示した。尚、ニップロール4の配置以外は前述した実施の形態と同様であり、説明は省略する。
【0036】
図6は、ニップロール4を一列に隙間無く配置している。ベルト全幅に亘って押圧可能であるが、エアシリンダ5等の設置を考慮すると、隣り合うニップロール4間に隙間が無く設置等に制限を伴うため、一列に配列する際は、図7に示すように隣り合うニップロール4間に隙間を置いて配置するのが望ましい。
【0037】
前記一列の配置では、必要な有効張力を得られない場合には、図8に示すように、ニップロールを二列に配置すると良い。この場合、ベルト全幅にニップロール4が配置されており、ベルト全幅にわたって押圧できるため、ベルト1にとって理想状態である。
【0038】
そして、前記二列の配置でも、必要な有効張力を得られない場合には、図9に示したように、四列の千鳥状の配置とすれば良い。ニップロール4による押圧が強化され、有効張力を大きくすることができる。また、この千鳥状の配置は、図10に示すように、変形した千鳥状としても良い。尚、前記実施例においても、前述したように、ベルト全幅にわたって同じ有効張力が発生するように、ニップロールの配置位置、エアシリンダの圧力等を調節することが望ましい。
【0039】
【発明の効果】
以上のように、本発明によれば、ベルトと駆動ローラを圧接する方向に個々のニップロールにより押圧可能なため、ベルトの損傷や破損等を防ぎつつ、十分な駆動力をベルトに与えることができる。また、複数設けられたニップロールは各々独立しており、その調整が容易なため、適宜に必要に応じた有効張力を得ることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態に係るベルト駆動装置の構成概略図である。
【図2】図1のP矢視図である。
【図3】図2に示したベルト駆動装置の部分拡大図である。
【図4】ニップロールを千鳥状に配置したベルト駆動装置の構成概略図である。
【図5】図4に示したベルト駆動装置におけるニップロールの配置説明図である。
【図6】ニップロールの配置例を示した斜視図である。
【図7】ニップロールの配置例を示した斜視図である。
【図8】ニップロールの配置例を示した斜視図である。
【図9】ニップロールの配置例を示した斜視図である。
【図10】ニップロールの配置例を示した斜視図である。
【図11】従来のベルト駆動装置の概略図である。
【図12】従来のベルト駆動装置の概略図である。
【図13】ベルト駆動装置における巻き付け角の説明図である。
【符号の説明】
1 ベルト
2 駆動ローラ
3 受けローラ
4 ニップロール
5 加圧装置としてのエアシリンダ
101 ベルト
102 駆動ローラ
103 ピンチローラ[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a belt driving device that applies a driving force to a belt to drive the belt in a belt conveyor, a sheet winding mechanism, and the like.
[0002]
[Prior art]
Conventionally, in the belt conveyor and the sheet take-up mechanism, the following methods as shown in FIGS. 11 and 12 have been used as methods for transmitting the driving force to the belt. For example, by changing the position of the
[0003]
[Patent Document 1]
Japanese Patent Laid-Open No. 9-100016 [Patent Document 2]
Japanese Patent Laid-Open No. Sho 46-4072 [Patent Document 3]
Japanese Patent Laid-Open No. 50-97071
However, the conventional method has the following problems. First, in the method of increasing the tension tension of the belt, the tension of the belt must be increased beyond the strength necessary for transporting the load, and the belt must be able to withstand this tension. I had to raise it more than necessary. Further, in the method of providing a plurality of drive rollers, the rotation of the provided drive rollers has to be rotated synchronously, resulting in a large facility and a great cost.
[0005]
Also, with the method of pressing the pinch roller against the belt, parallelism is extremely difficult due to the relationship with the axis of the drive roller, and the pinch roller cannot be pressed evenly, and effective tension cannot be obtained. It was the cause. Further, when the pinch roller is strongly pressed against the driving roller, the pinch roller may be bent (see FIG. 12). Due to the bending of the pinch roller, the central portion of the drive roller cannot be pressurized, and sufficient tensile tension cannot be obtained. This is also a major factor that causes the belt to meander. This problem was particularly noticeable in a wide belt.
[0006]
On the other hand, in order to eliminate the bending of the pinch roller, it is conceivable to use a pinch roller having a large diameter. However, if a pinch roller having a large diameter is used, there is a problem that the winding angle of the belt around the driving roller cannot be sufficiently obtained. there were.
[0007]
Here, the tension and winding angle of the belt will be described with reference to FIG. Here, the case of single drive with one drive roller will be described as an example. The tension required to carry a certain transported object is called effective tension (F P ) and is expressed by the following equation.
F P = (61200 · P) / v = F 1 −F 2 (N) (Formula 1)
Here, P (kW) is the required power, and v (m / min) is the belt speed. F 1 (N) is the tension on the tension side of the drive roller, and F 2 (N) is the tension on the loose side.
Further, the loose side tension (F2) is expressed by the following equation.
F 2 = F P / (e μθ −1) (Formula 2)
Here, e is the base of the natural logarithm, and μ is a friction coefficient determined by the shape, material and use state of the drive roller. Further, θ (rad) is a winding angle, and is an angle in a range where the illustrated driving roller and the belt are in contact with each other.
[0008]
That is, as shown in
[0009]
Further, since the bent pinch roller cannot apply a uniform force to the belt, there are places where the force is applied and places where the force is not applied, and the belt is partially damaged. Further, the belt was damaged by pressing the pinch roller against the belt with a variation in the thickness of the belt and foreign matter.
[0010]
The present invention has been made in view of such a problem, and provides a belt driving device that can provide a necessary effective tension by giving a sufficient driving force to the belt while preventing the belt from being damaged. This is a technical issue.
[0011]
[Means for Solving the Problems]
That is, the present invention relates to a belt, a driving roller that drives the belt, a plurality of nip rolls that rotate in contact with the belt, and a pressure device that presses the nip roll in a direction in which the driving roller and the belt are pressed against each other. And a plurality of the nip rolls are provided on an axis parallel to the axis of the drive roller, and each nip roll is independently rotatable.
[0012]
With the above-described configuration, each nip roll can be pressed independently and a driving force can be applied to the belt, so that an effective tension can be obtained. Also, even if foreign matter adheres to the belt or the thickness varies, only the nip roll at that location moves backward, the other nip rolls can be pressed, and damage to the belt can be prevented at that location. is there. Therefore, the present invention can be suitably used even when the surface of the belt is not smooth, such as when a non-slip protrusion is provided. Since the nip rolls are provided independently, the effective tension of the belt can be easily adjusted by adjusting the number of installations as necessary.
[0013]
Furthermore, since a plurality of the nip rolls are provided independently, it is easy to parallel with the shaft center of the drive roller, and a slight deviation in parallelism does not have a large effect on the whole, and the efficiency of installation work is improved. Can be improved. This effect can be obtained more effectively as the nip roll is thinner. In addition, by adopting the above configuration, the facility can be made extremely compact as compared with the conventional method.
[0014]
Here, the pressurizing device may be any device that can apply a predetermined pressure to the belt via the nip roll, and examples thereof include an air cylinder, a spring, a hydraulic cylinder, and a rubber material. The pressurizing device only needs to be able to press each of the nip rolls independently, and may be provided independently for each of a plurality of nip rolls, or one unit or a plurality of units press a plurality of nip rolls. But it ’s okay. However, by providing the pressurizing device independently for each nip roll, it is easy to adjust the number of nip rolls installed and the pressure.
[0015]
It is desirable that the pressure device according to the present invention presses the nip roll with a constant pressure without being affected by a relative distance from the belt. By being able to press at a constant pressure without being affected by the relative distance to the belt to be pressed, for example, when a foreign object adheres to the belt, the constant pressure can be applied even if the distance from the belt varies. Thus, it is possible to reliably apply a driving force to the belt. An example of such a pressurizing device is an air cylinder that is easy to adjust the pressure and has excellent ease of escape when a foreign object is bitten.
[0016]
In addition, the nip roll of the belt driving device according to the present invention is preferably provided on a plurality of shafts parallel to the shaft center of the driving roller.
[0017]
The plurality of nip rolls are arranged on an axis parallel to the axis of the drive roller. By providing a plurality of rows of this arrangement, the effective tension of the belt can be easily adjusted. That is, as described above, since the effective tension of the belt varies depending on the winding angle (θ), the effective tension of the belt can be easily adjusted by changing the installation location of the nip roll.
[0018]
In the belt drive device according to the present invention, a plurality of the nip rolls are arranged at intervals in the circumferential direction of the drive roller, and a total effective tension value of the belt generated by the nip rolls arranged on the same circumference. However, it is desirable that the value is the same on any circumference.
[0019]
With the above-described configuration, uniform effective tension can be generated over the entire width of the belt, so that the distortion and meandering of the belt can be prevented. Furthermore, since the belt can be pressed evenly, it is possible to prevent the belt from being damaged and painful, and can be suitably used for a thin belt or a cross-shaped belt that is generally easily damaged.
[0020]
Furthermore, it is desirable that the nip rolls are arranged in a staggered manner in the parallel direction of the axis of the drive roller and in the circumferential direction of the drive roller. With the above configuration, since adjacent nip rolls are arranged with a gap therebetween, constant pressure can be applied without interfering with each other. If this staggered arrangement is arranged so that it is in line with the width of the nip rolls arranged in adjacent rows, there will be a problem that the joints of the nip rolls are generated on the belt and the joint parts are damaged. For this reason, it is desirable to arrange at a position slightly overlapping with the width of the nip rolls arranged in adjacent rows.
[0021]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, embodiments of a belt driving device according to the present invention will be described in detail with reference to the drawings.
[0022]
FIG. 1 is a schematic configuration diagram of a belt driving device according to the present embodiment, and FIG. 2 is a view taken in the direction of arrow P in FIG. The belt driving device is configured to contact a belt 1 that conveys a load in the X direction, a driving
[0023]
As can be clearly seen from FIGS. 1 and 2, the nip rolls 4 are arranged in two rows on two axes in the Y direction parallel to the axis 2 a of the
[0024]
In this embodiment, an air cylinder is selected as the pressurizing device from the viewpoint of ease of adjusting pressure and ease of escape when a foreign object is bitten, but a spring, a hydraulic cylinder, rubber or the like may be used. good.
[0025]
The nip roll is made of urethane rubber, but it is desirable to select an appropriate material in consideration of usage conditions such as pressure resistance and oil resistance. In addition, since the belt drive device according to the present embodiment needs to be pressurized in the radial direction, even if the friction coefficient of the nip roll surface is increased, the relationship with the effective tension of the belt is not affected. There is no need to consider the coefficient of friction.
[0026]
The driving
[0027]
In the belt driving device according to the present embodiment, the belt 1 is wound around the driving
[0028]
Next, adjustment of the effective tension of the belt in the belt driving device configured as described above will be described. First, the
[0029]
FIG. 3 is a partially enlarged view of FIG. The nip rolls 41 and 42 arranged in two rows on two axes parallel to the Y direction are arranged at intervals in the Y direction. In the X direction, the nip rolls 42 in the other row are positioned in the interval between the nip rolls 41 arranged in one row. The belt contact paths in one row of nip rolls 41 and the other row of nip rolls 42 slightly overlap. By arranging the nip rolls 41 and 42 in this way, it is possible to prevent the occurrence of streaking of the nip roll and to press the belt uniformly over the entire width of the belt.
[0030]
The
[0031]
Here, the case where the nip rolls are arranged on four axes parallel to the Y direction will be described in detail. FIG. 4 is a schematic side view of a belt driving device in which nip rolls are arranged in four rows in parallel with the Y direction, and FIG. 5 is a diagram showing the arrangement of nip rolls in the belt driving device of FIG. Since the configuration other than the arrangement of the
[0032]
The nip rolls 4 are arranged in four rows in parallel with the Y direction, and the nip rolls 41, 42, 43, 44 in each row are arranged at intervals. On the other hand, in the X direction, X1 to X25 are arranged.
[0033]
Since the belt 1 moves in the X direction, in order to press the entire belt width evenly, the total value of the effective tensions of the belts generated by the individual nip rolls on the X row may be the same value in all rows. . That is, for example, the total value of the effective tension of the belt generated by the nip rolls 42 and 44 on X1 is set to the same value as the total value of the effective tension of the belt generated by the nip rolls 41 and 43 on X2. Thus, by making the effective tension of the belt the same value in all the X rows, the belt can obtain a uniform tension over the entire width. In this embodiment, the nip rolls are arranged in two rows and four rows, but when the nip rolls are arranged in a plurality of rows, the effective tension of the belt can be adjusted in the same manner.
[0034]
In the present embodiment, as a means for adjusting the effective tension, it is performed by changing the capacity of the air cylinder (air cylinder diameter), and a plurality of air cylinders are adjusted by a single air pressure regulator. It was. However, the effective tension may be adjusted by installing an air pressure regulator in each air cylinder without changing the capacity of each air cylinder.
[0035]
Next, as other embodiments, examples of arrangement of nip rolls in the belt driving device are shown in FIGS. The arrangement other than the arrangement of the
[0036]
In FIG. 6, the nip rolls 4 are arranged in a line without any gap. Although it can be pressed over the entire width of the belt, considering the installation of the
[0037]
If the required effective tension cannot be obtained with the one row arrangement, the nip rolls may be arranged in two rows as shown in FIG. In this case, the
[0038]
If the necessary effective tension cannot be obtained even with the two-row arrangement, as shown in FIG. 9, a four-row zigzag arrangement may be used. The pressing by the
[0039]
【The invention's effect】
As described above, according to the present invention, each belt can be pressed by the individual nip rolls in the direction in which the belt and the driving roller are pressed, so that sufficient driving force can be applied to the belt while preventing damage or breakage of the belt. . In addition, since a plurality of nip rolls are independent of each other and can be easily adjusted, it is possible to obtain an effective tension as necessary.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a schematic configuration diagram of a belt driving device according to an embodiment.
FIG. 2 is a view taken in the direction of arrow P in FIG.
3 is a partially enlarged view of the belt driving device shown in FIG. 2. FIG.
FIG. 4 is a schematic configuration diagram of a belt driving device in which nip rolls are arranged in a staggered manner.
FIG. 5 is an explanatory diagram of arrangement of nip rolls in the belt driving device shown in FIG. 4;
FIG. 6 is a perspective view showing an example of arrangement of nip rolls.
FIG. 7 is a perspective view showing an arrangement example of nip rolls.
FIG. 8 is a perspective view showing an example of arrangement of nip rolls.
FIG. 9 is a perspective view showing an example of arrangement of nip rolls.
FIG. 10 is a perspective view showing an example of arrangement of nip rolls.
FIG. 11 is a schematic view of a conventional belt driving device.
FIG. 12 is a schematic view of a conventional belt driving device.
FIG. 13 is an explanatory diagram of a winding angle in the belt driving device.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF SYMBOLS 1
Claims (6)
前記ベルトを駆動させる駆動ローラと、
前記ベルトを前記駆動ローラへ周回するように巻き付ける為のベルト受けとなる受けローラと、
前記ベルトと接触して回転する複数のニップロールであって、前記受けローラによって前記駆動ローラへ巻き付けられた該ベルトを該駆動ローラへ圧接させる複数のニップロールと、
前記駆動ローラとベルトが圧接する方向に前記ニップロールを各々押圧する加圧装置と、を備え、
前記ニップロールは、前記駆動ローラの軸心と平行な軸上に複数設けられており、各々独立して回転自在であることを特徴とするベルト駆動装置。Belt,
A driving roller for driving the belt;
A receiving roller serving as a belt receiver for winding the belt around the drive roller;
A plurality of nip rolls rotating in contact with the belt, the plurality of nip rolls pressing the belt wound around the drive roller by the receiving roller against the drive roller ;
A pressure device that presses each of the nip rolls in a direction in which the driving roller and the belt are in pressure contact with each other,
The belt drive device according to claim 1, wherein a plurality of the nip rolls are provided on an axis parallel to the axis of the drive roller, and are independently rotatable.
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