JP4361633B2 - テーブル等の覆板取付構造 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、テーブル等の後部または側部の上方を覆う覆板の取付構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、テーブル等の後部または側部の上方を覆う覆板であって、薄金属板を偏平な筒状体に加工し、その両端に縮小による挿込口を設けてこの挿込口にキャップを嵌合して筒状体の両端を閉じ、筒状体の表面に化粧シートを貼ったものを、取付金具によりテーブルの後部上方に取付けたものは知られている。
【0003】
しかし、このような覆板では、使用材料が多くて、製作工数も多いため、製品が高価となって、重量が重くなるという問題がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、上記した覆板に見られる問題点を解消して、縁部の改良により単板構造でも十分な強度が得られるテーブル等の覆板の取付構造を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
(1) テーブル等の天板の後部、または側部の上方を覆う覆板の取付構造であって、該覆板を、金属製の薄板からなる基板の少なくとも上下端を前方に向けて側面視円形状にカールさせ、その遊端縁を基板の前面と当接させることによって形成し、左右方向の複数箇所で、カール部の遊端縁を切欠き、カール部と基板の前面との間の離間幅が、取付金具の板厚より少ない離間部を形成し、かつ、上端の前面側が、上部ほど後方となるように傾斜する傾斜面を有する取付金具の上端を、前記離間部に嵌合させ、該取付金具の後面と前記基板の前面とを当接させて、両者を連結手段により連結し、さらに前記取付金具の下部を、テーブル本体に取り付けるようにする。
【0006】
(2) 上記(1)項において、基板の前面の左右両端を折返して額縁構造とし、折返し部の上下端を、基板の上下端のカール部と重ねて当接させる。
【0007】
(3) 上記(2)項において、基板における取付金具の取付部を除く部分に、多数の小孔を穿設する。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、本発明のテーブル等の覆板取付構造の実施形態を、添付図面を参照しながら説明する。
図1は、本発明のテーブル等の覆板取付構造を示す斜視図である。覆板(1)は、テーブル(2)の後部または側部の上方を覆わせるため、取付金具(3)によりテーブル(2)へ取付けて使用するものであり、両者の取付構造は、同様であるので、以下後部に取付けた場合についてのみ説明する。
【0009】
覆板(1)は、金属製の薄板をプレス加工して形成され、左右方向に長い矩形状の平面基板(1a)の上、下、左、右に補強用の縁部(1b)(1c)(1d)(1e)を形成してある。上側と下側の縁部(1b)(1c)は、図3、図4に示すように、側面視円形にカールさせて、遊端部を基板(1a)の前面に当接させることにより、パイプ構造とし、覆板(1)が単板構造の長尺物であっても、十分な強度を有しており、曲がったり、捩れたりするおそれがないようにしてある。
【0010】
基板(1a)の左側と右側の縁部(1d)、(1e)(但し、図2においては、左側の縁部(1d)は省略してある)は、図2の円内に示す通り、折返して平面視鉤形に屈曲させ、この縁部(1d)、(1e)と基板(1a)とでコの字形を形成させて額縁構造とし、単板構造の基板(1a)を補強させるとともに、折返し部(5)の上下端を、基板(1a)の上下端のカール部と重ねて当接してある。
【0011】
基板(1a)の上側のカールさせた縁部(1b)は、取付金具(3)の上端固定に利用され、このため、図2、図4に示すように、左右方向の複数箇所で、カール部の遊端縁を切欠き、カール部と基板の前面との間の離間部が、取付金具(3)の板厚より小さい離間部(6)を形成してある。この離間部(6)は、実際上、上側の縁部(1b)しか必要としないが、成形加工の都合により、下側の縁部(1c)にも形成しても良い。
【0012】
基板(1a)は、取付金具(3)が取付けられる部分を除いて、その前面に、任意形状の小孔(7)をデザイン上好ましい配列で穿設し、これらの小孔(7)を、装飾、通気あるいはフックを用いての物掛けに利用しうるようにする。
【0013】
取付金具(3)は、厚い板金により側面視L型に形成し、垂直片(3a)の裏面を基板(1a)の前面に向けて、前面の上端部に上部ほど後退するように形成した斜面(8)を、カール部を切欠いて形成した前記の離間部(6)に突き付けると、離間部(6)の縁端部が、取付金具(3)の上端の斜面(8)を押さえ付けるため、取付金具(3)の裏面が、基板(1a)の前面へ当接される。
【0014】
上記のように、取付金具(3)と基板(1a)とを当接させた後に、垂直片(3a)の下部に設けためねじ(9)を、基板(1a)の孔部(10)にあわせて、ねじ(11)を締着し、取付金具(3)と基板(1a)とを連結する。
【0015】
基板(1a)と取付金具(3)を連結した後に、取付金具(3)の水平片(3b)に設けられる孔部(12)を、テーブル(2)の下面に埋設してある埋込ナット(13)に合わせて、ねじ(14)を締着し、取付金具(3)をテーブル(2)へ固定して、覆板(1)をテーブル(2)の後部上方に取付ける。
【0016】
【発明の効果】
本発明によると、次のような効果を奏することができる。
(a) 請求項1に記載の発明によれば、縁部を改良してあるため、覆板を単板構造として、材料と製作工数を減らすことができ、製品を安価で軽量に製作できる。
【0017】
覆板の上側と下側の縁部は、側面視円形にカールされてパイプ構造となっており、単板構造で長大な覆板であっても、変形や捩れを生じることはない。
上側の縁部の離間部に、取付金具の上端部の斜面を突き付けると、取付金具と基板が当接し、この状態で連結手段による連結を行なえば、基板と取付金具が離反しない連結が行われる。
上側及び下側の縁は、側面視円形にカールして、その遊端部を基板に当接させてあるため、薄板金の切口に手を振れて怪我をするおそれがない。
【0018】
(b) 請求項2に記載の発明によれば、左側と右側の縁部は、折返しにより額縁構造となって、覆板の商品価値を高めるとともに、遊端部の上端と下端が、上側及び下側の縁部に当接されるため、体裁がよく、折返し部の上下端で手などを怪我する危険もない。
【0019】
(c) 請求項3に記載の発明によれば、基板に、デザインよく小孔が配されて美観を呈するとともに、通気をも妨げず、且つ、フックを使っての物掛けに便利に利用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のテーブル等の覆板取付構造を示す斜視図である。
【図2】本発明の覆板取付構造を分解して示す要部斜視図である。
【図3】本発明の覆板取付構造を示す縦断側面図である。
【図4】本発明における覆板の要部を一部省略して示す斜視図である。
【符号の説明】
(1)覆板
(1a)基板
(1b)上側縁部
(1c)下側縁部
(1d)左側縁部
(1e)右側縁部
(2)テーブル
(3)取付金具
(3a)垂直片
(3b)水平片
(4)縁部
(5)折返し部
(6)離間部
(7)小孔
(8)斜面
(9)めねじ
(10)孔部
(11)ねじ
(12)孔部
(13)埋込ナット
(14)ねじ
Claims (3)
- テーブル等の天板の後部、または側部の上方を覆う覆板の取付構造であって、該覆板を、金属製の薄板からなる基板の少なくとも上下端を前方に向けて側面視円形状にカールさせ、その遊端縁を基板の前面と当接させることによって形成し、左右方向の複数箇所で、カール部の遊端縁を切欠き、カール部と基板の前面との間の離間幅が、取付金具の板厚より少ない離間部を形成し、かつ、上端の前面側が、上部ほど後方となるように傾斜する傾斜面を有する取付金具の上端を、前記離間部に嵌合させ、該取付金具の後面と前記基板の前面とを当接させて、両者を連結手段により連結し、さらに前記取付金具の下部を、テーブル本体に取り付けるようにしたことを、特徴とするテーブル等の覆板取付構造。
- 基板の前面の左右両端を折返して額縁構造とし、折返し部の上下端を、基板の上下端のカール部と重ねて当接してなる請求項1に記載のテーブル等の覆板取付構造。
- 基板における取付金具の取付部を除く部分に、多数の小孔を穿設してなる請求項1または2に記載のテーブル等の覆板取付構造。
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