JP4358183B2 - Vehicle periphery monitoring device - Google Patents
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Description
この発明は、赤外線カメラにより撮影された画像の2値化処理により対象物抽出を行う車両周辺監視装置に関する。 The present invention relates to a vehicle periphery monitoring apparatus that extracts an object by binarization processing of an image photographed by an infrared camera.
従来、赤外線カメラの撮影により得られた自車両周辺の赤外線画像から、自車両との衝突の可能性がある歩行者等の対象物を抽出し、この対象物の情報を自車両の運転者に提供する表示処理装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
この表示処理装置では、赤外線画像を2値化処理して明部が集中している領域(2値化対象物)を探索し、2値化対象物の縦横比や充足率、更には実面積と赤外線画像上の重心位置とにより算出した距離に基づき、2値化対象物が歩行者の頭部であるか否かを判定する。そして、歩行者の頭部領域の赤外線カメラからの距離と、成人の平均身長とから、赤外線画像上の歩行者の身長を算出すると共に、歩行者の身体を包含する身体領域を設定し、頭部領域および身体領域を他の領域と区分して表示することにより、歩行者に対する運転者の視覚補助を行うようになっている。
In this display processing device, binarization processing is performed on the infrared image to search for a region where the bright portion is concentrated (binarization target object), and the aspect ratio and sufficiency ratio of the binarization target object, as well as the actual area And the distance calculated by the center of gravity position on the infrared image, it is determined whether or not the binarized object is a pedestrian's head. Then, from the distance of the pedestrian's head region from the infrared camera and the average height of the adult, the height of the pedestrian on the infrared image is calculated, and a body region including the pedestrian's body is set, By displaying the body region and the body region separately from other regions, the driver's visual assistance for the pedestrian is performed.
ところで、上記従来技術の一例に係る表示処理装置においては、赤外線画像上での頭部領域や身体領域に対する形状判定に基づいて歩行者を検知していることから、歩行者の形状、特に頭部の形状と類似した大きさおよび高さ位置を有して発熱する人工構造物と、歩行者とを識別することが困難になる虞がある。
本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、赤外線画像上において歩行者と人工構造物とを的確に区別して抽出することが可能な車両周辺監視装置を提供することを目的としている。
By the way, in the display processing device according to an example of the above prior art, since the pedestrian is detected based on the shape determination for the head region and the body region on the infrared image, the shape of the pedestrian, particularly the head There is a risk that it may be difficult to distinguish a pedestrian from an artificial structure having a size and height similar to the shape of the heat generating and generating heat.
The present invention has been made in view of the above circumstances, and an object thereof is to provide a vehicle periphery monitoring device capable of accurately distinguishing and extracting a pedestrian and an artificial structure on an infrared image.
上記課題を解決して係る目的を達成するために、請求項1に記載の本発明の車両周辺監視装置は、赤外線撮像手段(例えば、実施の形態での赤外線カメラ2R,2L)の撮像により得られた画像に基づき自車両の外界に存在する物体を対象物として抽出する車両周辺監視装置であって、前記画像のグレースケール画像を2値化処理して得た画像データから2値化対象物を抽出する2値化対象物抽出手段(例えば、実施の形態でのステップS7)と、前記グレースケール画像上に、前記2値化対象物抽出手段により抽出された前記2値化対象物を含む領域(例えば、実施の形態でのマスクOA)を設定する領域設定手段(例えば、実施の形態でのステップS34)と、前記領域設定手段により設定された前記領域内の鉛直方向である縦方向の各縦位置毎での横方向における平均輝度値(例えば、実施の形態での横平均輝度プロジェクションF(J))を算出する横平均輝度値算出手段(例えば、実施の形態でのステップS34が兼ねる)と、前記横平均輝度値算出手段により算出された前記平均輝度値の前記縦方向の位置に応じた変化が所定変化であるか否かを判定する判定手段(例えば、実施の形態でのステップS34が兼ねる)と、前記判定手段の判定結果に基づき前記対象物の種別を判定する対象物種別判定手段(例えば、実施の形態でのステップS34が兼ねる)とを備え、前記所定変化は、複数の極大位置(例えば、実施の形態での極大位置Hi1,Hi2)および極小位置(例えば、実施の形態での極大位置Low1,Low2)を有し、隣り合う前記極大位置と前記極小位置との輝度差分値が所定値以上であることを特徴としている。
In order to solve the above problems and achieve the object, the vehicle periphery monitoring device according to the present invention is obtained by imaging by infrared imaging means (for example, the
上記の車両周辺監視装置によれば、輝度分布判定手段は、輝度状態量算出手段により算出された輝度状態量、例えば画素毎の輝度値や所定方向に沿った輝度値の平均値の分布等に基づき、領域設定手段により設定された領域内に所定の輝度分布、例えば分布形状や分布数等が存在するか否かを判定する。ここで、所定の輝度分布として、例えば所定の人工構造物の構造的特徴に基づく輝度分布を設定することで、対象物の種別として人工構造物と、人工構造物以外とを判別することができる。 According to the vehicle periphery monitoring device described above, the luminance distribution determination unit is configured to calculate the luminance state amount calculated by the luminance state amount calculation unit, for example, the luminance value for each pixel or the distribution of the average value of luminance values along a predetermined direction. Based on this, it is determined whether or not a predetermined luminance distribution, such as a distribution shape or the number of distributions, exists in the region set by the region setting means. Here, as the predetermined luminance distribution, for example, by setting the luminance distribution based on the structural features of the predetermined artificial structure, it is possible to discriminate between the artificial structure and other than the artificial structure as the type of the object. .
上記の車両周辺監視装置によれば、例えば略同等の極大輝度値を有する複数の極大領域からなる輝度分布を、歩行者の頭部であると誤認識してしまうことを防止することができる。 According to the vehicle periphery monitoring device described above, for example, it is possible to prevent a luminance distribution including a plurality of maximum areas having substantially the same maximum luminance value from being erroneously recognized as the head of a pedestrian.
さらに、請求項2に記載の本発明の車両周辺監視装置は、前記画像に基づき自車両の外界に存在する歩行者を認識する歩行者認識手段(例えば、実施の形態でのステップS35)を備え、該歩行者認識手段は、前記対象物種別判定手段により前記所定の人工構造物以外であると判定された前記対象物に対して歩行者認識処理を実行することを特徴としている。
Furthermore, the vehicle periphery monitoring device according to the present invention described in
上記の車両周辺監視装置によれば、歩行者であると判定された対象物に加えて、人工構造物以外であると判定された対象物に対して歩行者認識処理を実行することにより、歩行者の認識精度を向上させることができる。 According to the vehicle periphery monitoring device, in addition to the object determined to be a pedestrian, walking is performed by performing a pedestrian recognition process on the object determined to be other than an artificial structure. The recognition accuracy of the person can be improved.
さらに、請求項3に記載の本発明の車両周辺監視装置は、前記対象物種別判定手段により前記所定の人工構造物以外であると判定された前記対象物に対して警報を出力する警報出力手段(例えば、実施の形態でのステップS19)を備えることを特徴としている。 Moreover, the vehicle periphery monitoring device of the present invention described in claim 3, an alarm output means for outputting an alarm to the predetermined the object determined to be other than artificial structure by the object type determination means (For example, step S19 in the embodiment).
上記の車両周辺監視装置によれば、歩行者であると判定された対象物に加えて、人工構造物以外であると判定された対象物に対して警報を出力することから、人工構造物に対して不必要な警報を出力してしまうことを防止することができる。 According to the above vehicle periphery monitoring device, in addition to the object determined to be a pedestrian, an alarm is output for an object determined to be other than an artificial structure. It is possible to prevent unnecessary alarms from being output .
以上説明したように、請求項1に記載の本発明の車両周辺監視装置によれば、所定の輝度分布として、例えば所定の人工構造物の構造的特徴に基づく輝度分布を設定することで、対象物の種別として人工構造物と、人工構造物以外とを的確に判別することができる。
さらに、例えば略同等の極大輝度値を有する複数の極大領域からなる輝度分布を、歩行者の頭部であると誤認識してしまうことを防止することができる。
さらに、請求項2に記載の本発明の車両周辺監視装置によれば、歩行者の認識精度を向上させることができる。
さらに、請求項3に記載の本発明の車両周辺監視装置によれば、人工構造物に対して不必要な警報を出力してしまうことを防止することができる。
さらに、請求項4から請求項6に記載の本発明の車両周辺監視装置によれば、対象物が2個の発熱体が鉛直方向に沿って所定間隔を置いて配置された人工構造物であると判定することができる。
As described above, according to the vehicle periphery monitoring device of the present invention described in
Furthermore , for example, it is possible to prevent a luminance distribution including a plurality of maximum areas having substantially the same maximum luminance value from being erroneously recognized as the head of a pedestrian.
Furthermore, according to the vehicle periphery monitoring apparatus of the present invention as set forth in
Furthermore, according to the vehicle periphery monitoring device of the present invention described in claim 3 , it is possible to prevent an unnecessary alarm from being output to the artificial structure.
Furthermore, according to the vehicle periphery monitoring apparatus of the present invention as set forth in
以下、本発明の一実施形態に係る車両周辺監視装置について添付図面を参照しながら説明する。
本実施の形態による車両周辺監視装置は、例えば図1に示すように、車両周辺監視装置を制御するCPU(中央演算装置)を備えた画像処理ユニット1と、遠赤外線を検出可能な2つの赤外線カメラ2R,2Lと、自車両のヨーレートを検出するヨーレートセンサ3と、自車両の走行速度(車速)を検出する車速センサ4と、運転者によるブレーキ操作の有無を検出するブレーキセンサ5と、スピーカ6と、表示装置7とを備えて構成され、例えば、画像処理ユニット1は2つの赤外線カメラ2R,2Lの撮影により得られる自車両周辺の赤外線画像と、各センサ3,4,5により検出される自車両の走行状態に係る検出信号とから、自車両の進行方向前方の歩行者や動物等の移動体を検出し、検出した移動体と自車両との接触が発生する可能性があると判断したときに、スピーカ6または表示装置7を介して警報を出力するようになっている。
なお、表示装置7は、例えば自車両の各種走行状態量を表示する計器類と一体化された表示装置やナビゲーション装置の表示装置、さらにフロントウィンドウにおいて運転者の前方視界を妨げない位置に各種情報を表示するHUD(Head Up Display)7a等を備えて構成されている。
Hereinafter, a vehicle periphery monitoring device according to an embodiment of the present invention will be described with reference to the accompanying drawings.
As shown in FIG. 1, for example, the vehicle periphery monitoring device according to the present embodiment includes an
For example, the
また、画像処理ユニット1は、入力アナログ信号をディジタル信号に変換するA/D変換回路と、ディジタル化した画像信号を記憶する画像メモリと、各種演算処理を行うCPU(中央演算装置)と、CPUが演算途中のデータを記憶するために使用するRAM(Random Access Memory)と、CPUが実行するプログラムやテーブル、マップなどを記憶するROM(Read Only Memory)と、スピーカ6の駆動信号やHUD7a等の表示信号などを出力する出力回路とを備えており、赤外線カメラ2R,2Lおよび各センサ3,4,5から出力される信号は、ディジタル信号に変換されてCPUに入力されるように構成されている。
The
なお、例えば図2に示すように、赤外線カメラ2R,2Lは、自車両10の前部に、自車両10の車幅方向中心部に対してほぼ対象な位置に配置されており、2つの赤外線カメラ2R,2Lの光軸が互いに平行であって、かつ両者の路面からの高さが等しくなるように固定されている。なお、赤外線カメラ2R,2Lは、対象物の温度が高いほど、出力信号レベルが高くなる(つまり、輝度が増大する)特性を有している。
また、HUD7aは、自車両10のフロントウインドウの運転者の前方視界を妨げない位置に表示画面が表示されるように設けられている。
For example, as shown in FIG. 2, the
Further, the
本実施の形態による車両周辺監視装置は上記構成を備えており、次に、この車両周辺監視装置の動作について添付図面を参照しながら説明する。
以下に、画像処理ユニット1における歩行者等の対象物検出および警報出力の動作について説明する。
まず、図3に示すステップS1において、画像処理ユニット1は、赤外線カメラ2R,2Lの出力信号である赤外線画像を取得する。
次に、ステップS2においては、取得した赤外線画像をA/D変換する。
次に、ステップS3においては、中間階調情報を含むグレースケール画像を取得して、画像メモリに格納する。なお、ここでは赤外線カメラ2Rにより右画像が得られ、赤外線カメラ2Lにより左画像が得られる。また、右画像と左画像とでは、同一の対象物の表示画面上の水平位置がずれて表示されるので、このずれ(つまり、視差)により自車両10から対象物までの距離を算出することができる。
The vehicle periphery monitoring apparatus according to the present embodiment has the above-described configuration. Next, the operation of the vehicle periphery monitoring apparatus will be described with reference to the accompanying drawings.
Below, the operation | movement of target object detection, such as a pedestrian, and alarm output in the
First, in step S1 shown in FIG. 3, the
Next, in step S2, the acquired infrared image is A / D converted.
Next, in step S3, a grayscale image including halftone information is acquired and stored in the image memory. Here, the right image is obtained by the
次に、ステップS4においては、赤外線カメラ2Rにより得られた右画像を基準画像とし、この画像信号の2値化処理、すなわち所定輝度閾値ITHより明るい領域を「1」(白)とし、暗い領域を「0」(黒)とする処理を行う。
なお、以下のステップS4〜ステップS9の処理は、2値化処理により得た基準画像(例えば、右画像)について実行する。
次に、ステップS5においては、赤外線画像に2値化処理を実行して得た画像データをランレングスデータに変換する。ランレングスデータでは、2値化処理により白となった領域を画素レベルでラインとして表示し、各ラインはy方向に1画素の幅を有し、x方向に適宜の画素数の長さを有するように設定されている
Next, in step S4, the right image obtained by the
In addition, the process of the following step S4-step S9 is performed about the reference | standard image (for example, right image) obtained by the binarization process.
Next, in step S5, image data obtained by performing binarization processing on the infrared image is converted into run-length data. In the run-length data, an area that has become white by binarization processing is displayed as a line at the pixel level, and each line has a width of one pixel in the y direction and an appropriate number of pixels in the x direction. Is set to
次に、ステップS6においては、ランレングスデータに変換された画像データにおいて、対象物のラベリングを行う。
次に、ステップS7においては、対象物のラベリングに応じて対象物を抽出する。ここでは、ランレングスデータにおける各ラインのうち、同等のx方向座標を含むライン同士がy方向で隣接する場合に、隣接するラインが単一の対象物を構成しているとみなす。
次に、ステップS8においては、抽出した対象物の重心Gと、面積Sと、外接四角形の縦横比ASPECTとを算出する。
Next, in step S6, the object is labeled in the image data converted into run-length data.
Next, in step S7, the object is extracted according to the labeling of the object. Here, among the lines in the run-length data, when the lines including the equivalent x-direction coordinates are adjacent in the y direction, the adjacent lines are regarded as constituting a single object.
Next, in step S8, the center of gravity G, the area S, and the aspect ratio ASPECT of the circumscribed rectangle are calculated.
ここで、面積Sは、ラベルAの対象物のランレングスデータを(x[i]、y[i]、run[i]、A)(i=0,1,2,…,N−1;Nは任意の自然数)とすると、各ランレングスデータの長さ(run[i]−1)を同一対象物において積算することにより算出する。
また、ラベルAの対象物の重心Gの座標(xc、yc)は、各ランレングスデータの長さ(run[i]−1)と、各ランレングスデータの座標x[i]またはy[i]とを乗算して得た値(つまり、(run[i]−1)×x[i]または(run[i]−1)×y[i])を同一対象物において積算して得た値を、面積Sで除算することにより算出する。
さらに、縦横比ASPECTは、ラベルAの対象物の外接四角形の縦方向の長さDyと横方向の長さDxとの比Dy/Dxとして算出する。
なお、ランレングスデータは画素数(座標数)(=run[i])で示されているので、実際の長さは「−1」する必要がある(=run[i]−1)。また、重心Gの座標は、外接四角形の重心座標で代用してもよい。
Here, the area S is the run length data of the object of the label A (x [i], y [i], run [i], A) (i = 0, 1, 2,..., N−1; If N is an arbitrary natural number), the length (run [i] -1) of each run-length data is calculated by integrating the same object.
The coordinates (xc, yc) of the center of gravity G of the object of label A are the length (run [i] -1) of each run-length data and the coordinates x [i] or y [i] of each run-length data. ] (Ie, (run [i] −1) × x [i] or (run [i] −1) × y [i]) obtained by multiplying the same object. The value is calculated by dividing by the area S.
Further, the aspect ratio ASPECT is calculated as a ratio Dy / Dx between the length Dy in the vertical direction and the length Dx in the horizontal direction of the circumscribed rectangle of the object of label A.
Since the run length data is indicated by the number of pixels (number of coordinates) (= run [i]), the actual length needs to be “−1” (= run [i] −1). Further, the coordinates of the center of gravity G may be replaced by the center of gravity coordinates of a circumscribed rectangle.
次に、ステップS9およびステップS10の処理と、ステップS11〜ステップS13の処理とを並行して実行する。
まず、ステップS9においては、対象物の時刻間追跡、すなわちサンプリング周期毎の同一対象物の認識を行う。この時刻間追跡は、アナログ量としての時刻tをサンプリング周期で離散化した時刻をkとし、例えば時刻kで対象物A、Bを抽出した場合、時刻(k+1)で抽出した対象物C、Dと対象物A、Bとの同一性判定を行う。そして、対象物A、Bと対象物C、Dとが同一であると判定された場合には、対象物C、Dのラベルをそれぞれ対象物A、Bのラベルに変更する。そして、認識された各対象物の位置座標(例えば、重心等)を、時系列位置データとして適宜のメモリに格納する。
Next, the process of step S9 and step S10 and the process of step S11-step S13 are performed in parallel.
First, in step S9, the object is tracked between times, that is, the same object is recognized for each sampling period. In this inter-time tracking, k is a time obtained by discretizing time t as an analog quantity with a sampling period. For example, when objects A and B are extracted at time k, the objects C and D extracted at time (k + 1) are extracted. And the objects A and B are determined. If it is determined that the objects A and B and the objects C and D are the same, the labels of the objects C and D are changed to the labels of the objects A and B, respectively. Then, the position coordinates (for example, the center of gravity, etc.) of each recognized object are stored in an appropriate memory as time series position data.
次に、ステップS10においては、車速センサ4により検出された車速VCARおよびヨーレートセンサ3より検出されたヨーレートYRを取得し、ヨーレートYRを時間積分して、自車両10の回頭角θrを算出する。
Next, in step S10, the vehicle speed VCAR detected by the
一方、ステップS9およびステップS10の処理に並行して実行されるステップS11〜ステップS13においては、対象物と自車両10との距離zを算出する。なお、このステップS11の処理は、ステップS9およびステップS10の処理よりも長い演算時間を要することから、ステップS9およびステップS10よりも長い周期(例えば、ステップS1〜ステップS10の実行周期の3倍程度の周期等)で実行されるようになっている。
先ず、ステップS11においては、基準画像(例えば、右画像)を2値化処理して得た画像データ上で追跡される複数の対象物のうちから1つの対象物を選択し、例えば選択した対象物を外接四角形で囲む領域全体を探索画像R1として基準画像(例えば、右画像)から抽出する。
On the other hand, in steps S11 to S13 executed in parallel with the processes of steps S9 and S10, a distance z between the object and the
First, in step S11, one object is selected from a plurality of objects tracked on image data obtained by binarizing a reference image (for example, the right image). The entire region surrounding the object with a circumscribed rectangle is extracted from the reference image (for example, the right image) as the search image R1.
次に、ステップS12においては、基準画像(例えば、右画像)に対応する画像(例えば、左画像)中から探索画像R1に対応する画像(対応画像)R2を探索する探索領域を設定し、相関演算を実行して対応画像R2を抽出する。ここでは、例えば探索画像R1の各頂点座標に応じて、左画像中に探索領域を設定し、探索領域内で探索画像R1との相関の高さを示す輝度差分総和値C(a,b)を算出し、この総和値C(a,b)が最小となる領域を対応画像R2として抽出する。なお、この相関演算は、2値化処理して得た画像データではなく、グレースケール画像に対して実行する。また、同一対象物についての過去の位置データが存在する場合には、過去の位置データに基づいて探索領域を狭めることが可能である。 Next, in step S12, a search area for searching for an image (corresponding image) R2 corresponding to the search image R1 from an image (for example, the left image) corresponding to the reference image (for example, the right image) is set and correlated. An operation is executed to extract the corresponding image R2. Here, for example, a search area is set in the left image according to each vertex coordinate of the search image R1, and the luminance difference sum C (a, b) indicating the level of correlation with the search image R1 in the search area. And the region where the total value C (a, b) is minimum is extracted as the corresponding image R2. This correlation calculation is performed not on the image data obtained by the binarization process but on the gray scale image. In addition, when past position data for the same object exists, the search area can be narrowed based on the past position data.
次に、ステップS13においては、探索画像R1の重心位置と、対応画像R2の重心位置と、画素数単位での視差Δdとを算出し、さらに、自車両10と対象物との距離つまり赤外線カメラ2R,2Lのレンズと対象物との距離(対象物距離)z(m)を、例えば下記数式(1)に示すように、カメラ基線長、つまり赤外線カメラ2R,2Lの各撮像素子の中心位置間の水平距離D(m)と、カメラ焦点距離、つまり赤外線カメラ2R,2Lの各レンズの焦点距離f(m)と、画素ピッチp(m/pixel)と、視差Δd(pixel)とに基づき算出する。
Next, in step S13, the centroid position of the search image R1, the centroid position of the corresponding image R2, and the parallax Δd in units of the number of pixels are calculated, and the distance between the
そして、ステップS14においては、ステップS10での回頭角θrの算出と、ステップS13での距離zの算出との完了後に、例えば下記数式(2)に示すように、画像データ上での対象物の座標(x,y)および距離zを実空間座標(X,Y,Z)に変換する。
ここで、実空間座標(X,Y,Z)は、例えば図2に示すように、自車両10の前部における赤外線カメラ2R,2Lの取り付け位置の中点の位置を原点Oとして設定され、画像データ上の座標は、画像データの中心を原点として水平方向をx方向、垂直方向をy方向として設定されている。また、座標(xc,yc)は、基準画像(例えば、右画像)上の座標(x,y)を、赤外線カメラ2Rの取付位置と、実空間の原点Oとの相対位置関係に基づいて、実空間の原点Oと画像データの中心とを一致させて得た仮想的な画像上の座標に変換して得た座標である。
In step S14, after the calculation of the turning angle θr in step S10 and the calculation of the distance z in step S13, for example, as shown in the following formula (2), the object on the image data is calculated. The coordinates (x, y) and the distance z are converted into real space coordinates (X, Y, Z).
Here, the real space coordinates (X, Y, Z), for example, as shown in FIG. 2, are set with the origin O as the midpoint position of the attachment positions of the
次に、ステップS15においては、自車両10が回頭することによる画像上の位置ずれを補正するための回頭角補正を行う。この回頭角補正は、時刻kから時刻(k+1)までの期間中に自車両10が、例えば左方向に回頭角θrだけ回頭すると、赤外線カメラ2R,2Lによって得られる画像データ上では、画像データの範囲がΔxだけx方向にずれるのことを補正する処理であり、例えば下記数式(3)に示すように、実空間座標(X,Y,Z)を補正して得た補正座標(Xr,Yr,Zr)を、新たに実空間座標(X,Y,Z)として設定する。
Next, in step S15, the turning angle correction for correcting the positional deviation on the image due to the turning of the
次に、ステップS16においては、同一対象物について所定時間ΔTのモニタ期間内に得られた回頭角補正後のN(例えば、N=10程度)個の時系列データをなす実空間位置データから、対象物と自車両10との相対移動ベクトルに対応する近似直線LMVを算出する。
このステップS16においては、最新の位置座標P(0)=(X(0),Y(0),Z(0))と、(N−1)サンプル前(つまり、所定時間ΔT前)の位置座標P(N−1)=(X(N−1),Y(N−1),Z(N−1))とを、近似直線LMV上の位置に補正し、補正後の位置座標Pv(0)=(Xv(0),Yv(0),Zv(0))およびPv(N−1)=(Xv(N−1),Yv(N−1),Zv(N−1))を算出する。
これにより、位置座標Pv(N−1)からPv(0)に向かうベクトルとして、相対移動ベクトルが得られる。
このように所定時間ΔTのモニタ期間内の複数(例えば、N個)の実空間位置データから対象物の自車両10に対する相対移動軌跡を近似する近似直線を算出して相対移動ベクトルを求めることにより、位置検出誤差の影響を軽減して自車両10と対象物との接触発生の可能性を精度良く予測することが可能となる。
Next, in step S16, from the real space position data forming N (for example, about N = 10) time-series data after the turning angle correction obtained within the monitoring period of the predetermined time ΔT for the same object, An approximate straight line LMV corresponding to the relative movement vector between the object and the
In this step S16, the latest position coordinates P (0) = (X (0), Y (0), Z (0)) and the position before (N−1) samples (that is, before a predetermined time ΔT). Coordinate P (N-1) = (X (N-1), Y (N-1), Z (N-1)) is corrected to a position on the approximate straight line LMV, and the corrected position coordinate Pv ( 0) = (Xv (0), Yv (0), Zv (0)) and Pv (N−1) = (Xv (N−1), Yv (N−1), Zv (N−1)). calculate.
Thereby, a relative movement vector is obtained as a vector from the position coordinates Pv (N−1) to Pv (0).
In this way, by calculating an approximate straight line that approximates the relative movement locus of the object with respect to the
次に、ステップS17においては、例えば検出した対象物と自車両10との接触発生の可能性の有無等に応じた警報判定処理において、検出した対象物が警報対象であるか否かを判定する。
この判定結果が「NO」の場合には、ステップS1へ戻り、上述したステップS1〜ステップS17の処理を繰り返す。
一方、この判定結果が「YES」の場合には、ステップS18に進む。
そして、ステップS18においては、例えばブレーキセンサ5の出力BRに基づく自車両10の運転者がブレーキ操作を行っているか否か等に応じた警報出力判定処理において、警報出力が必要か否かを判定する。
ステップS18の判定結果が「NO」の場合、例えば自車両10の運転者がブレーキ操作を行っている場合に発生する加速度Gs(減速方向を正とする)が所定閾値GTHよりも大きいとき場合には、運転者のブレーキ操作により接触発生が回避されると判断して、判定して、ステップS1へ戻り、上述したステップS1〜ステップS18の処理を繰り返す。
一方、ステップS18の判定結果が「YES」の場合、例えば自車両10の運転者がブレーキ操作を行っている場合に発生する加速度Gs(減速方向を正とする)が所定閾値GTH以下である場合、あるいは、自車両10の運転者がブレーキ操作を行っていない場合には、 一方、ステップS18の判定結果が「YES」の場合には、接触発生の可能性が高いと判断して、ステップS19に進む。
なお、所定閾値GTHは、ブレーキ操作中の加速度Gsが維持された場合に、対象物と自車両10との間の距離が所定の距離Zv(0)以下で自車両10が停止する状態に対応する値である。
Next, in step S17, it is determined whether or not the detected object is an alarm target in an alarm determination process according to, for example, the possibility of contact between the detected object and the
If this determination is “NO”, the flow returns to step
On the other hand, if the determination is “YES”, the flow proceeds to step S18.
In step S18, for example, it is determined whether or not an alarm output is necessary in an alarm output determination process according to whether or not the driver of the
When the determination result of step S18 is “NO”, for example, when the acceleration Gs generated when the driver of the
On the other hand, when the determination result of step S18 is “YES”, for example, when the acceleration Gs (deceleration direction is positive) generated when the driver of the
The predetermined threshold GTH corresponds to a state in which the
そして、ステップS19においては、例えばスピーカ6を介した音声等の聴覚的警報や、例えば表示装置7を介した表示等の視覚的警報や、例えばシートベルトに所定の張力を発生させて運転者が触覚的に知覚可能な締め付け力を作用させたり、例えばステアリングホイールに運転者が触覚的に知覚可能な振動(ステアリング振動)を発生させることによる触覚的警報を出力する。
次に、ステップS20においては、表示装置7に対して、例えば赤外線カメラ2Rにより得られる画像データを出力し、相対的に接近する対象物を強調映像として表示する。
In step S19, the driver generates an audible alarm such as a sound via the speaker 6, a visual alarm such as a display via the
Next, in step S20, for example, image data obtained by the
以下に、上述したステップS17における警報判定処理について添付図面を参照しながら説明する。
この警報判定処理は、例えば図4に示すように、衝突判定処理と、接近判定領域内か否かの判定処理と、進入衝突判定処理と、人工構造物判定処理と、歩行者判定処理とにより、自車両10と検出した対象物との接触発生の可能性を判定する処理である。なお、以下においては、例えば図5に示すように、自車両10の進行方向(例えば、Z方向)に対してほぼ直交する方向において速度Vpで移動する対象物20が存在する場合を参照して説明する。
Hereinafter, the alarm determination process in step S17 described above will be described with reference to the accompanying drawings.
For example, as shown in FIG. 4, the alarm determination process includes a collision determination process, a determination process as to whether or not the vehicle is within the approach determination area, an approach collision determination process, an artificial structure determination process, and a pedestrian determination process. This is a process for determining the possibility of occurrence of contact between the
まず、図4に示すステップS31においては、衝突判定処理を行う。この衝突判定処理では、例えば図5において、対象物20が所定時間ΔTの間に、自車両10の進行方向に平行な方向に沿って距離Zv(N−1)から距離Zv(0)に接近した場合に、自車両10のZ方向での相対速度Vsを算出し、自車両10と対象物20とが所定地上高H以内で相対速度Vsを維持して移動すると仮定した場合に、所定の余裕時間Ts以内に自車両10と対象物20とが接触するか否かを判定する。
この判定結果が「NO」の場合には、後述するステップS37に進む。
一方、この判定結果が「YES」の場合には、ステップS32に進む。
なお、余裕時間Tsは、接触発生の可能性を、予測される接触発生時刻よりも所定時間Tsだけ以前のタイミングで判定するための時間であって、例えば2〜5秒程度に設定される。また、所定地上高Hは、例えば自車両10の車高の2倍程度の値に設定される。
First, in step S31 shown in FIG. 4, a collision determination process is performed. In this collision determination process, for example, in FIG. 5, the
If this determination is “NO”, the flow proceeds to step
On the other hand, if this determination is “YES”, the flow proceeds to step S32.
The margin time Ts is a time for determining the possibility of occurrence of contact at a timing earlier than the predicted contact occurrence time by a predetermined time Ts, and is set to about 2 to 5 seconds, for example. Further, the predetermined ground height H is set to a value that is about twice the vehicle height of the
次に、ステップS32においては、検出した対象物が所定の接近判定領域内に存在するか否かを判定する。この判定処理では、例えば図6に示すように、赤外線カメラ2R,2Lで監視可能な領域AR0内において、自車両10から距離(Vs×Ts)だけ前方の位置Z1よりも手前の領域であって、車両横方向(つまり、X方向)において自車両10の車幅αの両側に所定幅β(例えば、50〜100cm程度)を加算して得た幅(α+2β)を有する所定地上高Hの領域AR1、すなわち対象物が存在し続ければ自車両10との接触発生の可能性が極めて高い接近判定領域AR1内に対象物が存在するか否かを判定する。
この判定結果が「YES」の場合には、後述するステップS34に進む。
一方、この判定結果が「NO」の場合には、ステップS33に進む。
Next, in step S32, it is determined whether or not the detected object exists within a predetermined approach determination area. In this determination process, for example, as shown in FIG. 6, in the area AR <b> 0 that can be monitored by the
If this determination is “YES”, the flow proceeds to step S 34 described later.
On the other hand, if this determination is “NO”, the flow proceeds to step S33.
そして、ステップS33においては、対象物が接近判定領域内に進入して自車両10と接触する可能性があるか否かを判定する進入衝突判定処理を行う。この進入衝突判定処理では、例えば図6に示すように、車両横方向(つまり、X方向)において接近判定領域AR1の外側に存在する所定地上高Hの進入判定領域AR2、AR3内に存在する対象物が、移動して接近判定領域AR1に進入すると共に自車両10と接触する可能性があるか否かを判定する。
この判定結果が「YES」の場合には、後述するステップS36に進む。
一方、この判定結果が「NO」の場合には、後述するステップS37に進む。
And in step S33, the approach collision determination process which determines whether a target object enters into an approach determination area | region and may contact with the
If this determination is “YES”, the flow proceeds to step S 36 described later.
On the other hand, if this determination is “NO”, the flow proceeds to step
そして、ステップS34においては、対象物が人工構造物であるか否かを判定する人工構造物判定処理を行う。この人工構造物判定処理では、後述するように、例えば歩行者にはあり得ない特徴が検出された場合に対象物は人工構造物であると判定し、警報の対象から除外する。
この判定結果が「NO」の場合には、ステップS35に進む。
一方、この判定結果が「YES」の場合には、ステップS37に進む。
そして、ステップS35においては、対象物が歩行者である可能性があるか否かを判定する歩行者判定処理を行う。
ステップS35の判定結果が「YES」の場合には、ステップS36に進む。
一方、ステップS35の判定結果が「NO」の場合には、後述するステップS37に進む。
And in step S34, the artificial structure determination process which determines whether a target object is an artificial structure is performed. In this artificial structure determination process, as described later, for example, when a feature that is impossible for a pedestrian is detected, it is determined that the target object is an artificial structure, and is excluded from the alarm target.
If this determination is “NO”, the flow proceeds to step S35.
On the other hand, if this determination is “YES”, the flow proceeds to step
And in step S35, the pedestrian determination process which determines whether there exists a possibility that a target object is a pedestrian is performed.
If the determination result of step S35 is “YES”, the process proceeds to step S36.
On the other hand, when the determination result of step S35 is “NO”, the process proceeds to step S37 described later.
そして、ステップS36においては、上述したステップS33において対象物が接近判定領域内へ進入して自車両10と接触する可能性がある場合(ステップS33のYES)、あるいは、ステップS35において人工構造物ではないと判定された対象物が歩行者であると判定された場合(ステップS35のYES)には、検出した対象物と自車両10との接触発生の可能性があると判断して、対象物は警報の対象であると判定し、一連の処理を終了する。
一方、ステップS37においては、上述したステップS31において所定の余裕時間Ts以内に自車両10と対象物とが接触する可能性がない場合(ステップS31のNO)、あるいは、ステップS33において対象物が接近判定領域内へ進入して自車両10と接触する可能性がない場合(ステップS33のNO)、あるいは、ステップS34において対象物が人工構造物であると判定された場合(ステップS34のYES)、あるいはステップS34において人工構造物ではないと判定された対象物がさらに歩行者ではないと判定された場合(ステップS35のNO)には、検出した対象物と自車両10との接触発生の可能性がないと判断して、対象物は警報の対象ではないと判定し、一連の処理を終了する。
In step S36, if the object may enter the approach determination area and come into contact with the
On the other hand, in step S37, when there is no possibility that the
以下に、上述したステップS34での人工構造物判定処理として、歩行者の形状、特に頭部の形状と類似した大きさおよび高さ位置を有して発熱する人工構造物を判別する処理について説明する。 Hereinafter, as the artificial structure determination process in step S34 described above, a process for determining an artificial structure that has a size and a height position similar to the shape of the pedestrian, particularly the shape of the head, and generates heat will be described. To do.
この人工構造物判定処理では、例えば図7に示すように、基準画像(例えば、赤外線カメラ2Rにより得られた右画像)上において、複数の2値化対象物OB,OBを含み、縦方向(高さ方向)に伸びる領域であって、輝度状態量の算出対象となる対象領域(マスク)OAを設定する。
このマスクOAは、例えば2値化対象物OB,OBの横方向幅Wbと同等の横幅を有し、所定のグレースケール領域(つまり、グレースケール画像上での対象物の存在領域)の縦幅と同等の縦幅を有するように設定されている。
そして、縦方向(つまりy方向であって、鉛直方向下方が正方向)の各縦位置J(Jは適宜の整数)毎での横方向(つまりx方向)に沿った輝度値の平均値(横平均輝度)の縦位置Jに応じた変化(横平均輝度プロジェクション)F(J)を算出する。
In this artificial structure determination process, for example, as shown in FIG. 7, a plurality of binarized objects OB and OB are included on a reference image (for example, a right image obtained by the
This mask OA has, for example, a lateral width equivalent to the lateral width Wb of the binarized objects OB and OB, and the vertical width of a predetermined grayscale area (that is, the area where the object exists on the grayscale image). Is set to have the same vertical width.
The average value of luminance values along the horizontal direction (that is, the x direction) at each vertical position J (where J is an appropriate integer) in the vertical direction (that is, the y direction and the vertical direction is the positive direction) ( A change (horizontal average luminance projection) F (J) corresponding to the vertical position J of (horizontal average luminance) is calculated.
そして、横平均輝度プロジェクションF(J)に対して、所定の輝度分布、例えば図8に示す極大位置Hi1,Hi2および極小位置Low1,Low2が存在するか否かを判定する。
ここで、極大位置Hi1は、例えばランレングスデータに変換された画像データから検出される2値化対象物の上端位置から所定距離(例えば、80cm)だけ下方の位置までの領域内において最大輝度値を有する位置であって、かつ、上端位置に対する輝度差分値が所定値(例えば、30階調)以上となる位置である。
また、極小位置Low1は、極大位置Hi1から所定距離(例えば、40cm)だけ下方の位置までの領域内において最小輝度値を有する位置であって、かつ、極大位置Hi1に対する輝度差分値が所定値(例えば、30階調)以上となる位置である。
さらに、極大位置Hi2は、極小位置Low1から所定距離(例えば、80cm)だけ下方の位置までの領域内において最大輝度値を有する位置であって、かつ、極小位置Low1に対する輝度差分値が所定値(例えば、30階調)以上となる位置である。
また、極小位置Low2は、極大位置Hi2から所定距離(例えば、40cm)だけ下方の位置までの領域内において最小輝度値を有する位置であって、かつ、極大位置Hi2に対する輝度差分値が所定値(例えば、30階調)以上となる位置である。
Then, it is determined whether or not a predetermined luminance distribution, for example, local maximum positions Hi1 and Hi2 and local minimum positions Low1 and Low2 shown in FIG. 8 exist for the horizontal average luminance projection F (J).
Here, the maximum position Hi1 is, for example, the maximum luminance value in a region from the upper end position of the binarized object detected from the image data converted into run-length data to a position below by a predetermined distance (for example, 80 cm). And the luminance difference value with respect to the upper end position is a predetermined value (for example, 30 gradations) or more.
The minimum position Low1 is a position having a minimum luminance value in a region from the maximum position Hi1 to a position below a predetermined distance (for example, 40 cm), and the luminance difference value with respect to the maximum position Hi1 is a predetermined value ( For example, the position is 30 gradations or more.
Furthermore, the maximum position Hi2 is a position having a maximum luminance value in a region from the minimum position Low1 to a position below a predetermined distance (for example, 80 cm), and the luminance difference value with respect to the minimum position Low1 is a predetermined value ( For example, the position is 30 gradations or more.
The minimum position Low2 is a position having a minimum luminance value in a region from the maximum position Hi2 to a position below a predetermined distance (for example, 40 cm), and the luminance difference value with respect to the maximum position Hi2 is a predetermined value ( For example, the position is 30 gradations or more.
そして、所定の輝度分布として、例えば極大位置Hi1,Hi2および極小位置Low1,Low2が存在する場合には、2値化対象物が、2個の発熱体が鉛直方向に沿って所定間隔を置いて配置された人工構造物であると判定して、一連の処理を終了する。
一方、所定の輝度分布が存在しない場合には、2値化対象物が人工構造物以外(例えば、歩行者等)であると判定して、一連の処理を終了する。
For example, when there are maximum positions Hi1 and Hi2 and minimum positions Low1 and Low2 as the predetermined luminance distribution, the binarized object has two heating elements at predetermined intervals along the vertical direction. It is determined that the man-made structure is arranged, and the series of processes is terminated.
On the other hand, when the predetermined luminance distribution does not exist, it is determined that the binarized object is other than the artificial structure (for example, a pedestrian or the like), and the series of processes is ended.
上述したように、本実施の形態による車両周辺監視装置によれば、複数の2値化対象物OB,OBを含み、輝度状態量の算出対象となる対象領域(マスク)OA内に、所定の人工構造物の構造的特徴に基づく輝度分布が存在するか否かを判定することで、人工構造物と、人工構造物以外(例えば、歩行者等)とを的確に判別することができる。 As described above, according to the vehicle periphery monitoring device according to the present embodiment, a predetermined area is included in a target area (mask) OA that includes a plurality of binarized objects OB and OB and is a target for calculating a luminance state quantity. By determining whether or not the luminance distribution based on the structural features of the artificial structure exists, it is possible to accurately determine the artificial structure and other than the artificial structure (for example, a pedestrian).
1 画像処理ユニット
2R,2L 赤外線カメラ
3 ヨーレートセンサ
4 車速センサ
5 ブレーキセンサ
6 スピーカ
7 表示装置
10 自車両
ステップS7 2値化対象物抽出手段
ステップS19 警報出力手段
ステップS34 領域設定手段、輝度状態量算出手段、輝度分布判定手段、対象物種別判定手段
ステップS35 歩行者認識手段
DESCRIPTION OF
Claims (3)
前記画像のグレースケール画像を2値化処理して得た画像データから2値化対象物を抽出する2値化対象物抽出手段と、
前記グレースケール画像上に、前記2値化対象物抽出手段により抽出された前記2値化対象物を含む領域を設定する領域設定手段と、
前記領域設定手段により設定された前記領域内の鉛直方向である縦方向の各縦位置毎での横方向における平均輝度値を算出する横平均輝度値算出手段と、
前記横平均輝度値算出手段により算出された前記平均輝度値の前記縦方向の位置に応じた変化が所定変化であるか否かを判定する判定手段と、
前記判定手段の判定結果に基づき前記対象物の種別を判定する対象物種別判定手段と
を備え、
前記所定変化は、複数の極大位置および極小位置を有し、隣り合う前記極大位置と前記極小位置との輝度差分値が所定値以上であることを特徴とする車両周辺監視装置。 A vehicle periphery monitoring device that extracts an object existing in the outside of the host vehicle as an object based on an image obtained by imaging by an infrared imaging means,
Binarization object extraction means for extracting a binarization object from image data obtained by binarizing the grayscale image of the image;
On the gray scale image, an area setting unit that sets an area including the binarized object extracted by the binarized object extracting unit;
A horizontal average luminance value calculating means for calculating an average luminance value in the horizontal direction for each vertical position in the vertical direction which is the vertical direction in the area set by the area setting means ;
Determination means for determining whether or not a change according to the position in the vertical direction of the average luminance value calculated by the horizontal average luminance value calculating means is a predetermined change;
An object type determination means for determining the type of the object based on the determination result of the determination means,
The predetermined change has a plurality of maximum positions and minimum positions, and a luminance difference value between the adjacent maximum position and the minimum position is a predetermined value or more .
該歩行者認識手段は、前記対象物種別判定手段により前記所定の人工構造物以外であると判定された前記対象物に対して歩行者認識処理を実行することを特徴とする請求項1に記載の車両周辺監視装置。 Pedestrian recognition means for recognizing pedestrians existing in the outside world of the vehicle based on the image,
The pedestrian recognition means performs a pedestrian recognition process on the target object that is determined to be other than the predetermined artificial structure by the target object type determination means. Vehicle periphery monitoring device.
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