JP4350098B2 - 実行制御装置および方法 - Google Patents
実行制御装置および方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP4350098B2 JP4350098B2 JP2006052650A JP2006052650A JP4350098B2 JP 4350098 B2 JP4350098 B2 JP 4350098B2 JP 2006052650 A JP2006052650 A JP 2006052650A JP 2006052650 A JP2006052650 A JP 2006052650A JP 4350098 B2 JP4350098 B2 JP 4350098B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- session
- request
- progress
- server
- requests
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Landscapes
- Computer And Data Communications (AREA)
Description
Text Transfer Protocol)が用いられる。本明細書では、Webサービスを行うサーバシステム全体をWebサーバ、また、Webサーバ上でHTTPプロトコルを処理する機能をHTTPサーバ、リクエストに応じたコンテンツを生成する機能をWebアプリケーションと呼ぶ。
すなわち、入力リクエストレートがWebサーバの最大スループットを超えると、リクエスト間のリソース競合が発生するようになる。その結果、リクエスト成功率が入力リクエストレートに反比例して低下する。
(1)TCPコネクション数が負荷を正確に反映しない。すなわち、リクエストの種類、クライアントの回線速度や思考時間によって、TCPコネクション毎に負荷が大きく異なる。このため、TCPコネクション数が上限に達する前に、Webサーバが過負荷となる場合が生じる。逆に、Webサーバの計算リソースが余っていても、TCPコネクション数が上限に達することによって、新たなTCPコネクションに対する処理を開始できなくなる、といった問題も生じる。
(2)リクエストの重要度を区別しない。HTTPサーバは、TCPコネクション単位でリクエストを処理するが、このとき全てのTCPコネクションを公平に扱う。逆にいえば、リクエスト過剰時において、セッション処理を行うTCPコネクションを何ら保護しない。
L=maxi,…,n(vi/Mi)
と表せる。
セッション処理を行うページのURLと進行度の組とを登録しておく。受信したリクエストのURLが登録されているURLに一致する場合には、登録されている進行度で当該セッションの進行度を更新する。そして、受信したリクエストの進行度として当該セッションの進行度を返す。
・Webサーバの管理者が任意に設定する。
・各ページにアクセスしてからセッションが終了するまでの平均リクエスト回数を予め学習しておく。そして、各ページの平均リクエスト回数の関数を進行度とする。例えば、セッション用のページ数をNとし、ページj(j=1,…,N)の平均リクエスト回数をRjとする。また、非セッション用ページの平均リクエスト回数を
R0=(maxj=1,…,NRj)+k
とする。ここでkは正の定数である。同様にページi(i=0,…,N)の進行度をciとする。このとき、
ci=(R0−Ri)/R0
である。
・非セッション用ページ(ページ0)の進行度を0に、セッション用ページのうちセッションの開始用ページ(図4の例では、ページ1)の進行度をk(0<k<1)に、それ以外を1に設定する。本実施例では、セッション開始用ページへのアクセスが完了しているセッションを継続中セッションとみなし、セッション開始用ページへのアクセスが未完了のセッションよりも優先的に実行することができる。
ページアクセスに対するセッションの状態遷移、および各状態の進行度を設定しておく。リクエストを受信するたびに、当該セッションの状態を更新し、その状態に対応する進行度を返す。
・セッションID:セッション表を参照する際のキーとして用いられる。
・有効期限:当該エントリが無効となる期日。有効期限を設定しておくことで、セッション処理終了後に、使用済みセッションIDを不正に利用されることを回避する。
・状態ID:当該セッションの状態のID。セッションの状態遷移についてはセッション進行検査部9の説明において詳述する。
・ページアクセス異常回数:当該セッションにおいて、異常なページアクセスが行われた回数。
・Webサーバの管理者が、状態ID毎に進行度を任意に設定する。
・セッション状態遷移図を用いて、各状態から最終状態に遷移するまでに要した平均ページアクセス回数を予め学習しておく。そして、この各状態の平均ページアクセス回数の関数を進行度とする。例えば、状態数をNとし、状態0を非セッション状態とする。また、状態j(j=1,…,N−1)の最終状態までの遷移に要した平均ページアクセス回数をRjとする。さらに、非セッション状態である状態0の平均ページアクセス回数を
R0=(maxj=1,…,N-1Rj)+k
とする。ここでkは正の定数である。このとき、状態i(i=0,…,N−1)の進行度ciは、
ci=(R0−Ri)/R0
として計算できる。なお、本実施例は、ページアクセス回数の代わりに、リクエスト回数を用いてもよい。
・セッション状態遷移図に、状態間の遷移確率をさらに付与する。そして、状態遷移図から求められる、各状態から最終状態までの平均遷移回数の関数を進行度とする。状態遷移確率は、当該Webサーバのページアクセスログなどから、状態間の遷移確率を機械的に学習することができる。図10を想定した場合の状態遷移確率の例を図11に示す。なお、図11では、状態0から状態1への遷移確率を便宜的に1.0としている。次に、図12に、各状態の最終状態までの平均遷移回数および進行度を示す。ここで、Eiは状態iの最終状態までの平均遷移回数、ciは状態iの進行度とする。このとき、最終状態までの平均遷移回数は、連立方程式
Ei=ΣN j=0Pj,i(Ej+1)
を解くことで得られる。ここで、Nは状態数を、Pj,iは、状態jから状態iへの遷移確率を表す。ただし、状態遷移図に無い状態遷移の場合は、Pj,i=0とする。また、状態lを最終状態とするとEl=0である。また、進行度を、
ci=(Emax−Ei)/Emax
としている。ここで、Emax=maxi=0,…,N-1Eiである。
c=knc′(0<k<1)
と補正できる。
・非セッション状態(状態0)の進行度を0に、セッションの開始状態(セッションの開始によって、非セッション状態の次に移る状態、図10の例では状態1)の進行度をk(0<k<1)に、それ以外の状態の進行度を1に設定する。本実施例では、セッション開始状態から他の状態に遷移済みであるセッションを継続中セッションとみなし、未だセッション開始状態にあるセッションよりも優先的に実行することができる。
進行度をリクエスト回数の関数として設定しておき、セッションID毎にこれまで受信したリクエスト回数をカウントする。すなわち、リクエスト回数をxとしたとき、
c=f(x)
である。なお本実施例では、リクエスト回数の代わりとして、ページアクセス回数を用いてもよい。
・f(x)=x/(x+1):リクエスト回数が多いほど、進行度が高いとみなす。
・f(x)=min(1,x/^R):^Rを1セッションあたりの平均リクエスト回数とする。平均リクエスト回数以上のリクエストは、全て同じ進行度となる。
・f(x)={x/R:x<^R or max(0,−kx+1+k^R):x≧^R
kは正の定数。平均リクエスト回数以上のアクセスには進行度にペナルティを与える。
・f(x)={x/^R:x<^R or 1:^R≦x<^R+k0Rd or max(0,−k1x+1+k1(^R+k0Rd):x≧^R+k0Rd
Rdは、セッション辺りのリクエスト回数の標準偏差、k0、k1は正の定数である。リクエスト回数が平均リクエスト回数と標準偏差にk0を掛けた値の和を超えた場合には、進行度にペナルティを与える。
・f(x)=0:x=0 or f(x)=k:x=1 or f(x)=1:x>1
・リクエストの送信許可に必要な負荷度の条件を進行度の範囲毎に設定しておく。図15に、設定例を示す。
・c>Lならば、そのリクエストの通過を許可する。
・c>Cならば、そのリクエストの通信を許可する。ここで、C(0≦C≦1)を以下のように求める。ターゲット負荷度の上限αHとターゲット負荷度の下限αLを定めておく。このとき、αL≦L≦αHならば、負荷が正常範囲にあるとみなす。次に、定期的にLを取得する。Lの値がL>αHならば、リクエスト量を減らして負荷が低くなるように、Cを増加させる。一方で、L<αLならば、リクエスト量を増やして負荷が高まるように、Cを減少させる。例えば、増減幅をΔCとすると、Cの増加時にmin(1,C+ΔC)で、Cの減少時にmax(0,C−ΔC)で更新できる。また、係数k(k>1,0)を設定しておき、Cの増加時にmin(1,kC)で、Cの減少時に(1/k)CでCを更新してもよい。
・負荷度Lが予め設定した閾値を下回り、かつ、キュー中にリクエストが存在する場合に次の送信要求を発行する。
・リクエスト送信判定部17が送信要求をλ(rps)のレートで発行する。ただし、キュー中にリクエストが存在しない場合は、送信要求の発行を取りやめる。さらに、負荷度Lに応じてλを調整する。例えば、負荷度のターゲット値の上限αHと負荷度のターゲット値の下限αLとを定めておく。このとき、αL≦L≦αHならば、負荷が正常範囲にあるとみなす。次に、定期的にLを取得する。L<αLならば、λを増加させ、L>αHならば、λを減少させる。例えば、増減幅をΔλとすると、λの増加時はλ+Δλで、λの減少時はmax(0,λ−Δλ)で更新する。また、係数k(k>1.0)を設定し、λの増加時はkλで、λの減少時は(1/k)λで更新することもできる。
・FIFO:最初に届いたリクエストからサーバで処理させる。キューの最大長を80とする。リクエスト数が80を超えた場合は、新しく取得したリクエストを廃棄する。
・本発明:本発明に基づき、設定された進行度が高いページへのリクエストを先にサーバで処理させる。進行度は図12の表に基づいて評価する。ただし、本評価では、セッション処理のページ遷移に後戻りや分岐がない。故に、進行度評価部の実施例1〜3のいずれを用いても、本シミュレーション結果と同様の結果を得ることができる。また、リクエストのキューへの割当ては図16の表に従うものとし、リクエストを取り出すキューの選択方法としてPriority Queuingを用いる。これにより、異なるページへのリクエストは全て異なるキューに格納され、かつ「最終確認」ページに近いリクエストほど、優先的にCPU上で処理されることになる。キューに格納できるリクエスト数は、FIFOと同じく80とする。各キュー中のリクエスト数の合計が80を超えた場合は、進行度が最も低いリクエストの中で、最もサーバに遅く到着したリクエストが廃棄される。
本発明によるセッション処理性能は4096クライアントで3.24(session/sec)であり、本モデルの理論値である3.33(session/sec)とほぼ等しい。以上の結果は、本発明の有効性を示すものといえる。
2 Webアプリケーション部
3 負荷監視部
4 進行度評価部
5 リクエストスケジューリング部
6 ページID検査部
7 進行度読み出し部
8 セッションID検査部
9 セッション進行検査部
10 ページID検査部
11 進行度読み出し部
12 進行度補正部
13 セッションID検査部
14 リクエスト数カウント部
15 進行度計算部
16 リクエスト分配部
17 リクエスト送信判定部
18 リクエスト選択部
19−1〜19−n、22 キュー
20−1〜20−n クライアント
21 サーバ
23 CPU
Claims (11)
- 複数の工程からなりかつ各工程がクライアントからのリクエストの受信によって起動されるページ処理からなるセッション処理を複数のクライアントについて並行して実行するサーバに対する前記リクエストの送信を制御することによって、複数のセッション処理の実行制御をする実行制御装置であって、
各セッション処理の完了までの工程数に基づき、セッション処理の進行度として当該セッション処理が完了に近づくほど大きい値を与える進行度評価手段と、
前記サーバの負荷を評価する負荷監視手段と、
前記セッション処理の進行度と前記サーバの負荷に基づき当該セッション処理のスケジューリングを行うスケジューリング手段と
を備え、
前記進行度評価手段は、
予め一つのセッション処理においてアクセスされるURLに対する当該セッション処理の進行状態の状態変化を表現した状態遷移図を保持し、
該状態遷移図を用いて各状態から最終状態に遷移するまでに要する平均ページアクセス回数を学習し、
クライアントからの受信リクエストに含まれるURLと当該リクエストが属するセッション処理の状態遷移図とに基づき、前記進行度として、当該リクエストによる遷移後の状態における前記平均ページアクセス回数が少ないほど大きい値を与え、
前記スケジューリング手段は、
クライアントから受信したリクエストが属するセッション処理の進行度が、前記サーバの負荷が大きいほど大きくなるように定められた閾値より大きい場合に、当該リクエストを前記サーバに対して送信する
ことを特徴とする実行制御装置。 - 複数の工程からなりかつ各工程がクライアントからのリクエストの受信によって起動されるページ処理からなるセッション処理を複数のクライアントについて並行して実行するサーバに対する前記リクエストの送信を制御することによって、複数のセッション処理の実行制御をする実行制御装置であって、
各セッション処理の完了までの工程数に基づき、セッション処理の進行度として当該セッション処理が完了に近づくほど大きい値を与える進行度評価手段と、
前記サーバの負荷を評価する負荷監視手段と、
前記セッション処理の進行度と前記サーバの負荷に基づき当該セッション処理のスケジューリングを行うスケジューリング手段と
を備え、
前記進行度評価手段は、
予め一つのセッション処理においてアクセスされるURLに対する当該セッション処理の進行状態の状態変化を表現した状態遷移図を保持し、
該状態遷移図を用いて各状態から最終状態に遷移するまでに要する平均ページアクセス回数を学習し、
クライアントからの受信リクエストに含まれるURLと当該リクエストが属するセッション処理の状態遷移図とに基づき、前記進行度として、当該リクエストによる遷移後の状態における前記平均ページアクセス回数が少ないほど大きい値を与え、
前記スケジューリング手段は、
クライアントから受信したリクエストを当該リクエストが属するセッション処理の進行度に応じて複数のキューのいずれかに分配し、前記サーバの負荷が小さいほど高くなるように定められた頻度で、リクエストが存在するキューのうちもっとも進行度が大きいセッション処理に属するリクエストが存在するキューの先頭から順にリクエストを取り出して前記サーバに送信する
ことを特徴とする実行制御装置。 - 前記進行度評価手段は、
クライアントから受信したリクエストによる遷移前の状態から遷移後の状態への状態遷移が当該リクエストが属するセッション処理の状態遷移図に無い場合、または、当該状態遷移の回数が所定の最大回数を超えている場合には、当該リクエストを不正なリクエストとみなし、
前記進行度を、前記不正なリクエストの数が多いほど小さい値に補正する進行度補正部を備える
ことを特徴とする請求項1または2記載の実行制御装置。 - 複数の工程からなりかつ各工程がクライアントからのリクエストの受信によって起動されるページ処理からなるセッション処理を複数のクライアントについて並行して実行するサーバに対する前記リクエストの送信を制御することによって、複数のセッション処理の実行制御をする実行制御装置であって、
各セッション処理の完了までの工程数に基づき、セッション処理の進行度として当該セッション処理が完了に近づくほど大きい値を与える進行度評価手段と、
前記サーバの負荷を評価する負荷監視手段と、
前記セッション処理の進行度と前記サーバの負荷に基づき当該セッション処理のスケジューリングを行うスケジューリング手段と
を備え、
前記進行度評価手段は、
セッション毎にクライアントから受信したリクエスト数を認識し、
リクエスト回数が1セッションあたりの平均リクエスト回数未満の場合には、前記進行度として、リクエスト回数が多いほど大きい値を与え、
リクエスト回数が1セッションあたりの平均リクエスト回数以上の場合には、前記進行度として、リクエスト回数が多いほど小さい値を与え、
前記スケジューリング手段は、
クライントから受信したリクエストが属するセッション処理の進行度が、前記サーバの負荷が大きいほど大きくなるように定められた閾値より大きい場合に、当該リクエストを前記サーバに対して送信する
ことを特徴とする実行制御装置。 - 複数の工程からなりかつ各工程がクライアントからのリクエストの受信によって起動されるページ処理からなるセッション処理を複数のクライアントについて並行して実行するサーバに対する前記リクエストの送信を制御することによって、複数のセッション処理の実行制御をする実行制御装置であって、
各セッション処理の完了までの工程数に基づき、セッション処理の進行度として当該セッション処理が完了に近づくほど大きい値を与える進行度評価手段と、
前記サーバの負荷を評価する負荷監視手段と、
前記セッション処理の進行度と前記サーバの負荷に基づき当該セッション処理のスケジューリングを行うスケジューリング手段と
を備え、
前記進行度評価手段は、
セッション毎にクライアントから受信したリクエスト数を認識し、
リクエスト回数が1セッションあたりの平均リクエスト回数未満の場合には、前記進行度として、リクエスト回数が多いほど大きい値を与え、
リクエスト回数が1セッションあたりの平均リクエスト回数以上の場合には、前記進行度として、リクエスト回数が多いほど小さい値を与え、
前記スケジューリング手段は、
クライアントから受信したリクエストを当該リクエストが属するセッション処理の進行度に応じて複数のキューのいずれかに分配し、前記サーバの負荷が小さいほど高くなるように定められた頻度で、リクエストが存在するキューのうちもっとも進行度が大きいセッション処理に属するリクエストが存在するキューの先頭から順にリクエストを取り出して前記サーバに送信する
ことを特徴とする実行制御装置。 - 複数の工程からなりかつ各工程がクライアントからのリクエストの受信によって起動されるページ処理からなるセッション処理を複数のクライアントについて並行して実行するサーバに対する前記リクエストの送信を制御することによって、複数のセッション処理の実行制御をする実行制御方法であって、
各セッション処理の完了までの工程数に基づき、セッション処理の進行度として当該セッション処理が完了に近づくほど大きい値を与える進行度評価ステップと、
前記サーバの負荷を評価する負荷監視ステップと、
前記セッション処理の進行度と前記サーバの負荷に基づき当該セッション処理のスケジューリングを行うスケジューリングステップと
を含み、
前記進行度評価ステップでは、
予め一つのセッション処理においてアクセスされるURLに対する当該セッション処理の進行状態の状態変化を表現した状態遷移図を保持し、
該状態遷移図を用いて各状態から最終状態に遷移するまでに要する平均ページアクセス回数を学習し、
クライアントからの受信リクエストに含まれるURLと当該リクエストが属するセッション処理の状態遷移図とに基づき、前記進行度として、当該リクエストによる遷移後の状態における前記平均ページアクセス回数が少ないほど大きい値を与え、
前記スケジューリングステップでは、
クライアントから受信したリクエストが属するセッション処理の進行度が、前記サーバの負荷が大きいほど大きくなるように定められた閾値より大きい場合に、当該リクエストを前記サーバに対して送信する
ことを特徴とする実行制御方法。 - 複数の工程からなりかつ各工程がクライアントからのリクエストの受信によって起動されるページ処理からなるセッション処理を複数のクライアントについて並行して実行するサーバに対する前記リクエストの送信を制御することによって、複数のセッション処理の実行制御をする実行制御方法であって、
各セッション処理の完了までの工程数に基づき、セッション処理の進行度として当該セッション処理が完了に近づくほど大きい値を与える進行度評価ステップと、
前記サーバの負荷を評価する負荷監視ステップと、
前記セッション処理の進行度と前記サーバの負荷に基づき当該セッション処理のスケジューリングを行うスケジューリングステップと
を含み、
前記進行度評価ステップでは、
予め一つのセッション処理においてアクセスされるURLに対する当該セッション処理の進行状態の状態変化を表現した状態遷移図を保持し、
該状態遷移図を用いて各状態から最終状態に遷移するまでに要する平均ページアクセス回数を学習し、
クライアントからの受信リクエストに含まれるURLと当該リクエストが属するセッション処理の状態遷移図とに基づき、前記進行度として、当該リクエストによる遷移後の状態における前記平均ページアクセス回数が少ないほど大きい値を与え、
前記スケジューリングステップでは、
クライアントから受信したリクエストを当該リクエストが属するセッション処理の進行度に応じて複数のキューのいずれかに分配し、前記サーバの負荷が小さいほど高くなるように定められた頻度で、リクエストが存在するキューのうちもっとも進行度が大きいセッション処理に属するリクエストが存在するキューの先頭から順にリクエストを取り出して前記サーバに送信する
ことを特徴とする実行制御方法。 - 前記進行度評価ステップは、
クライアントから受信したリクエストによる遷移前の状態から遷移後の状態への状態遷移が当該リクエストが属するセッション処理の状態遷移図に無い場合、または、当該状態遷移の回数が所定の最大回数を超えている場合には、当該リクエストを不正なリクエストとみなし、
前記進行度を、前記不正なリクエストの数が多いほど小さい値に補正する進行度補正ステップを含む
ことを特徴とする請求項6または7記載の実行制御方法。 - 複数の工程からなりかつ各工程がクライアントからのリクエストの受信によって起動されるページ処理からなるセッション処理を複数のクライアントについて並行して実行するサーバに対する前記リクエストの送信を制御することによって、複数のセッション処理の実行制御をする実行制御方法であって、
各セッション処理の完了までの工程数に基づき、セッション処理の進行度として当該セッション処理が完了に近づくほど大きい値を与える進行度評価ステップと、
前記サーバの負荷を評価する負荷監視ステップと、
前記セッション処理の進行度と前記サーバの負荷に基づき当該セッション処理のスケジューリングを行うスケジューリングステップと
を含み、
前記進行度評価ステップでは、
セッション毎にクライアントから受信したリクエスト数を認識し、
リクエスト回数が1セッションあたりの平均リクエスト回数未満の場合には、前記進行度として、リクエスト回数が多いほど大きい値を与え、
リクエスト回数が1セッションあたりの平均リクエスト回数以上の場合には、前記進行度として、リクエスト回数が多いほど小さい値を与え、
前記スケジューリングステップでは、
クライントから受信したリクエストが属するセッション処理の進行度が、前記サーバの負荷が大きいほど大きくなるように定められた閾値より大きい場合に、当該リクエストを前記サーバに対して送信する
ことを特徴とする実行制御方法。 - 複数の工程からなりかつ各工程がクライアントからのリクエストの受信によって起動されるページ処理からなるセッション処理を複数のクライアントについて並行して実行するサーバに対する前記リクエストの送信を制御することによって、複数のセッション処理の実行制御をする実行制御方法であって、
各セッション処理の完了までの工程数に基づき、セッション処理の進行度として当該セッション処理が完了に近づくほど大きい値を与える進行度評価ステップと、
前記サーバの負荷を評価する負荷監視ステップと、
前記セッション処理の進行度と前記サーバの負荷に基づき当該セッション処理のスケジューリングを行うスケジューリングステップと
を含み、
前記進行度評価ステップでは、
セッション毎にクライアントから受信したリクエスト数を認識し、
リクエスト回数が1セッションあたりの平均リクエスト回数未満の場合には、前記進行度として、リクエスト回数が多いほど大きい値を与え、
リクエスト回数が1セッションあたりの平均リクエスト回数以上の場合には、前記進行度として、リクエスト回数が多いほど小さい値を与え、
前記スケジューリングステップでは、
クライアントから受信したリクエストを当該リクエストが属するセッション処理の進行度に応じて複数のキューのいずれかに分配し、前記サーバの負荷が小さいほど高くなるように定められた頻度で、リクエストが存在するキューのうちもっとも進行度が大きいセッション処理に属するリクエストが存在するキューの先頭から順にリクエストを取り出して前記サーバに送信する
ことを特徴とする実行制御方法。 - 情報処理装置にインストールすることにより、その情報処理装置に、請求項1ないし5のいずれかに記載の実行制御装置の機能に相応する機能を実現させるプログラム
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006052650A JP4350098B2 (ja) | 2006-02-28 | 2006-02-28 | 実行制御装置および方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006052650A JP4350098B2 (ja) | 2006-02-28 | 2006-02-28 | 実行制御装置および方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2007233559A JP2007233559A (ja) | 2007-09-13 |
JP4350098B2 true JP4350098B2 (ja) | 2009-10-21 |
Family
ID=38554114
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2006052650A Active JP4350098B2 (ja) | 2006-02-28 | 2006-02-28 | 実行制御装置および方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4350098B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5043815B2 (ja) * | 2008-12-24 | 2012-10-10 | 日本電信電話株式会社 | 通信システム、サーバ、応答送出制御方法および応答送出制御プログラム |
JP2012073715A (ja) * | 2010-09-28 | 2012-04-12 | Nec System Technologies Ltd | 情報処理装置、電子商取引方法および電子商取引プログラム |
US20220329624A1 (en) * | 2021-04-09 | 2022-10-13 | Citrix Systems, Inc. | System to detect automated web submissions |
JP7220880B1 (ja) | 2022-07-20 | 2023-02-13 | 17Live株式会社 | データアクセスのためのシステム、方法、及びコンピュータ可読媒体 |
-
2006
- 2006-02-28 JP JP2006052650A patent/JP4350098B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2007233559A (ja) | 2007-09-13 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US11159406B2 (en) | Load balancing web service by rejecting connections | |
JP5189974B2 (ja) | 負荷制御装置およびその方法 | |
US6823392B2 (en) | Hybrid and predictive admission control strategies for a server | |
JP3828444B2 (ja) | データ通信中継装置及びシステム | |
US7451226B1 (en) | Method for grouping content requests by behaviors that relate to an information system's ability to deliver specific service quality objectives | |
US8078483B1 (en) | Systems and methods for queuing access to network resources | |
EP1751954B1 (en) | Queuing system, method and computer program product for managing the provision of services over a communications network | |
US9058210B2 (en) | Weighted request rate limiting for resources | |
Carlstrom et al. | Application-aware admission control and scheduling in web servers | |
US20110055139A1 (en) | Performance evaluating apparatus, performance evaluating method, and program | |
CN111614736A (zh) | 网络内容资源调度方法、域名调度服务器及电子设备 | |
CN105812255B (zh) | 回源线路的选择方法及装置 | |
JP5173388B2 (ja) | 情報処理装置および情報処理方法 | |
JP4350098B2 (ja) | 実行制御装置および方法 | |
CN117321589A (zh) | 通过使用代理进行web抓取及其应用 | |
EP3952256B1 (en) | Improved admission policies for queued website visitors | |
JP2008059040A (ja) | 負荷制御システムおよび方法 | |
US20100040222A1 (en) | Queuing System, Method And Device | |
JP4646931B2 (ja) | サーバ装置およびリクエスト整理方法 | |
JP3751815B2 (ja) | サービス提供システム | |
JP5291366B2 (ja) | 流量制御装置 | |
Sivasamy et al. | Modelling of a cloud platform via M/M1+ M2/1 queues of a Jackson network | |
US6819656B2 (en) | Session based scheduling scheme for increasing server capacity | |
US20210329064A1 (en) | Parametric Parsing Based Routing System in Content Delivery Networks | |
US12015678B2 (en) | System and method for transferring content from a connected device |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20081219 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20090127 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20090327 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20090421 |
|
RD01 | Notification of change of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7426 Effective date: 20090605 |
|
RD02 | Notification of acceptance of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422 Effective date: 20090605 |
|
RD04 | Notification of resignation of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424 Effective date: 20090605 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20090622 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20090721 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20090721 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120731 Year of fee payment: 3 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 4350098 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130731 Year of fee payment: 4 |
|
S531 | Written request for registration of change of domicile |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |