JP4348123B2

JP4348123B2 - Digital content distribution system, content operation software distribution system, and digital content distribution system

Info

Publication number: JP4348123B2
Application number: JP2003180329A
Authority: JP
Inventors: 義昭石川; 定見栗原; 靖彦伊藤; 裕司近藤; 和紀堀内
Original assignee: 株式会社アルファシステムズ
Priority date: 2003-06-24
Filing date: 2003-06-24
Publication date: 2009-10-21
Anticipated expiration: 2023-06-24
Also published as: JP2005018292A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、デジタルコンテンツ流通システム、コンテンツオペレーションソフトウェア配信システム、デジタルコンテンツ配信システム、コンテンツオペレーションソフトウェア配信方法、デジタルコンテンツ配信方法、これらの方法のプログラム、コンテンツオペレーションソフトウェア及びデジタルコンテンツを記録した記録媒体に関する（以下、本願明細書において、コンテンツオペレーションソフトウェアをＣＯＳと、デジタルコンテンツをＤＣと称することとする。）。詳しくは、ＤＣの利用価値を高めるためにＤＣを操作、制御するＣＯＳをＤＣと共に配信する新しいＤＣ流通システム等に関する。
【０００２】
【従来の技術】
最近では、通信ネットワークやパソコンなどを始めとするＩＴ（情報技術）の進化を受けて、多くの人々がインターネットを介して情報を入手し職場から個人の生活の領域の広い範囲で活発な情報活動が繰り広げられている。
今日、書籍出版物に代わって、その内容をデジタル化したＤＣが普及しつつある。ＩＴの発展は、読者自身のデジタル図書館を持つことを可能にし、さらに、コンピュータ技術を駆使すれば、ＤＣが有する本来の価値を引き出して種々の利用が可能になる。例えば、ＤＣへのアクセス記録、反応記録等を蓄積したり、蓄積した記録を紐解いて再度鑑賞にふける等の利用も可能になった（特許文献１参照）。
【０００３】
さらには、検索、統計を用いたり、読書の理解を深めるために、描画や音楽、説明記事でサポートしたり、関連情報を紹介するなど、色々な面からデジタル図書機能の利用を支援することも可能である。ＤＣプレーヤー（出版物のデジタルコンテンツを表示・表音インタフェースで出力するソフトウエアツール）もその支援ソフトウェアの１つである。
【特許文献１】
特開２００２−９１９５５号公報（段落００３１−００４９、図１−図４）
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、ＤＣの利用面の開発は未熟であり、今後の発展が期待される。そして、ＤＣの利用価値を高めるＣＯＳをＤＣと共に供給する新しいＤＣ流通システムに関しては、配信管理、料金処理、メンテナンス又は著作権保護等から、どのようなシステム構成が適切であるか、また、かかるＤＣ流通システムに想定される種々の契約形態に応じた料金体系に柔軟に対応できるシステム構成が可能か、不明であった。また、著作権保護に有効なシステム構成と、ＣＯＳとＤＣを包括的に扱う信頼性の高いアフターケアサービスが望まれる。
【０００５】
本発明は、ＤＣの利用価値を高めるためにＤＣを操作、制御するＣＯＳをＤＣと共に配信する新しいＤＣ流通システムを提供し、かかるＤＣ流通システムに関して、ＣＯＳ及びＤＣの効率的改善、配信管理、料金処理、メンテナンス等に適切な構成のシステムを提供することを目的とする。また、かかるＤＣ流通システムに想定される種々の契約形態に応じた料金体系に柔軟に対応可能であり、また、著作権保護に有効で、ユーザに信頼性の高いアフターケアサービスを提供できるシステム構成を提供することを目的とする。
【０００６】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本発明の第１の態様に係るＤＣ流通システムは、例えば図１に示されるように、通信ネットワーク４を介してユーザ端末３に、ＤＣを操作、制御するためのソフトウェアであるＣＯＳを配信するＣＯＳ配信システム１と、前記通信ネットワーク４を介して前記ユーザ端末３にＤＣを配信するＤＣ配信システム２とを備え、
前記ＣＯＳ配信システム１は、配信するためのＣＯＳを蓄積するデータベースであるＣＯＳ−ＤＢ１３と、ＣＯＳ配信注文に係る配信対象のＣＯＳである配信対象ＣＯＳ毎に、ＣＯＳ及び利用者個人を識別する識別コードであるＣＯＳ−ＰＩＤを生成するＣＯＳ−ＰＩＤ生成手段１２と、前記配信対象ＣＯＳ毎に、ＣＯＳの利用に係る契約条件とＣＯＳの識別情報とＣＯＳの配信情報とを蓄積するデータベースであるＣＯＳ配信管理ＤＢ１４と、前記ユーザ端末３からのＣＯＳの配信注文を受付けて、前記配信対象ＣＯＳ毎に前記ＣＯＳ−ＰＩＤ生成手段１２に前記ＣＯＳ−ＰＩＤを生成させ、前記配信対象ＣＯＳを前記ＣＯＳ−ＤＢ１３から抽出し、抽出された配信対象ＣＯＳに生成されたＣＯＳ−ＰＩＤを付加して前記ユーザ端末３に配信し、前記配信対象ＣＯＳ毎に前記ＣＯＳの利用に係る契約条件とＣＯＳの識別情報とＣＯＳの配信情報とを前記ＣＯＳ配信管理ＤＢ１４に登録するＣＯＳ配信管理手段１１とを有し、
前記ＤＣ配信システム２は、配信するためのＤＣを蓄積するデータベースであるＤＣ−ＤＢ２３と、ＤＣの配信注文に係る配信対象のＤＣである配信対象ＤＣ毎に、ＤＣ及び利用者個人を識別する識別コードであるＤＣ−ＰＩＤを生成するＤＣ−ＰＩＤ生成手段２２と、前記配信対象ＤＣ毎にＤＣの識別情報とＤＣの配信情報とを蓄積するデータベースであるＤＣ配信管理ＤＢ２４と、前記ＤＣの配信注文を受付け、前記配信対象ＤＣ毎に前記ＤＣ−ＰＩＤ生成手段２２に前記ＤＣ−ＰＩＤを生成させ、前記配信対象ＤＣを前記ＤＣ−ＤＢ２３から抽出し、抽出された配信対象ＤＣに生成されたＤＣ−ＰＩＤを付加して前記ユーザ端末３に配信し、前記配信対象ＤＣ毎に前記ＤＣの識別情報と前記ＤＣの配信情報とを前記ＤＣ配信管理ＤＢ２４に登録するＤＣ配信管理手段２１とを有する。
【０００７】
「ＤＣを操作、制御するための」とは、具体的には、第１に、画面表示・音声出力を見やすいように、聞きやすいように、或いは自分の好みに合わせて調整したり、各種の表示・出力を組み合わせる等の、出力の操作、制御を行う機能、第２に、アクセス履歴・リアクション履歴・参照記事・関連情報等を作成・編集したり、再現したり、或いはＤＣと同時に表示・出力する等、作成・編集・出力の操作、制御を行う機能、第３に、検索、統計処理、翻訳、その他、コンピュータ技術を用いて、ＤＣの利用を促進する機能、第４に、ＣＯＳ、ＤＣの配信注文を含め、ＣＯＳ配信システム１、ＤＣ配信システム２との通信、ユーザライブラリシステム３内の他のステーション或いは他のユーザライブラリシステム３との通信を行う機能等、ＤＣに関する操作、制御の機能を有することを意味する。
【０００８】
書籍に係るＤＣの利用価値を引き出し、高め、読書や鑑賞の味わいを深めるように支援するＤＣを操作、制御するためのソフトウェアを総称してＣＯＳ（コンテンツオペレーションソフトウェア）と称することとする。アプリケーションソフトウェアから共通して利用される基本的な機能を提供し、コンピュータシステム全体を管理するＯＳ（オペレーティングシステム）で実現する場合の他に、アプリケーションソフトウェアで実現する場合も含めてＣＯＳと称することとする。
【０００９】
また、ＤＣには、文字、図面等を対象とするビジュアルコンテンツ（ＶｉｓｕａｌＣｏｎｔｅｎｔｓ以下ＶＣという）、音を対象とするオーラルコンテンツ（ＡｕｒａｌＣｏｎｔｅｎｔｓ以下ＡＣという）、ＶＣとＡＣを併用したマルチモーダルコンテンツ（Ｍｕｌｔｉ−ＭｏｄａｌＣｏｎｔｅｎｔｓ以下ＭＣという）がある。
また、ＣＯＳ−ＰＩＤは配信対象ＣＯＳ毎に付与され、ＣＯＳの種別（ＣＯＳの利用に係る契約形態又はバージョンにより異なる）だけでなく、利用者（ユーザ）によっても異なる識別情報が付与されるものとする。また、ＤＣ−ＰＩＤは配信対象ＤＣ毎に付与され、ＤＣのコンテンツ内容（題名、著者、出版社、版等により異なる）だけでなく、利用者（ユーザ）によっても異なる識別情報が付与されるものとする。また、配信対象ＣＯＳに付与されるＣＯＳ−ＰＩＤは、ＣＯＳ−ＰＩＤを暗号化した［ＣＯＳ−ＰＩＤ］であっても良く、配信対象ＤＣに付与されるＤＣ−ＰＩＤは、ＤＣ−ＰＩＤを暗号化した［ＤＣ−ＰＩＤ］であっても良い。
【００１０】
システム構成については、第１に、ＤＣの利用価値を高めるＣＯＳをＤＣと共に配信する構成なので、ＣＯＳとＤＣとの改善を連携させて、効率良く行うことができる。ＣＯＳの機能を高度にすることにより、ＤＣの利用価値が向上するとともに、ＣＯＳの機能向上に併せてＤＣも改善される。例えば、物語に多数の画像を添付したり、動画を挿入したり、バックグラウンドミュージックを使用する等である。このような改善を、例えばＣＯＳとＤＣとの両者を同時に改善する等、効率的に行うことができる。第２に、前記構成により、ＣＯＳをＤＣとを関連させて配信することができる。例えば、後述のようにＤＣにＣＯＳを内蔵させたり、両者に関連性のある識別情報を付与できる。第３に個々のＣＯＳとＤＣに識別情報を付与して管理する構成なので、個々のＣＯＳ及びＤＣ毎に、契約条件、配信情報、が異なっても、それぞれの形態や条件を記録して、さらにその他固有の情報を付して管理でき、これにより、配信管理、料金処理、メンテナンス等において、個別の事情に応じて柔軟に対応しうるシステムを構築できる。第４に、前記構成により、ＣＯＳとＤＣの利用者が特定できるので、無断コピー等の防止に役立ち、著作権保護に有効である。第５に、前記構成により、ＣＯＳとＤＣの両方の個別状況を把握し、かつ連携した処理ができるので、ユーザに信頼性の高いアフターケアサービスを提供できる。
このように、ＤＣの利用価値を高めるＣＯＳをＤＣと共に配信するという新しいＤＣ流通システムに関し、種々の状況に柔軟に対応でき、利用勝手の良いシステム構成を提供することができる。
【００１１】
また、本発明の第２の態様は、第１の態様に係るＤＣ流通システムに関し、例えば図１に示されるように、前記ＣＯＳ配信システム１において、前記ＣＯＳ配信管理手段１１は、前記ＤＣ配信システム２から、前記ＤＣの配信注文の際にユーザから提示されたＣＯＳ−ＰＩＤが当該ユーザに正規に付与されているものか否かの認証の依頼を受付け、前記提示されたＣＯＳ−ＰＩＤを前記ＣＯＳ配信管理ＤＢ１４に登録されたＣＯＳ−ＰＩＤと照合し、前記ＤＣ配信システム２に照合結果を通知し、
前記ＤＣ配信システム２において、前記ＤＣ配信管理手段２１は、前記ＣＯＳ配信システム１に、前記ＤＣの配信注文の際に前記ユーザから提示されたＣＯＳ−ＰＩＤが当該ユーザに正規に付与されているものか否かの認証を依頼し、前記ＣＯＳ配信システム１から通知された照合結果が是である場合に、前記配信対象ＤＣ毎に前記ＤＣ−ＰＩＤ生成手段２２に前記ＤＣ−ＰＩＤを生成させる。
【００１２】
ここで、「付与されている」とは、付与され、現に有効であることを意味する。このように構成すると、ＤＣ−ＰＩＤをＣＯＳ−ＰＩＤと連携させて管理することができ、正当に入手されたＣＯＳ−ＰＩＤの所有者に対してのみにＤＣを供給するので、不当な配信を防止でき、著作権の保護に有効である。また、ＣＯＳ及びＤＣの改善、配信管理、料金処理において連携した処理ができ、アフターケアサービスにおいても信頼性が高まる。
【００１３】
また、本発明の第３の態様によれば、第２の態様に係るＤＣ流通システムは、前記ＤＣ−ＰＩＤ及び前記ＣＯＳ−ＰＩＤに基づいて識別情報であるＤＣＣＯＳ−ＰＩＤを生成するＤＣＣＯＳ−ＰＩＤ生成手段１６を備え、前記ＤＣＣＯＳ−ＰＩＤが付加されたＤＣは、生成の基となるＣＯＳ−ＰＩＤが付加されたＣＯＳのみで操作、制御が可能である。
ここにおいて、ＤＣＣＯＳ−ＰＩＤ生成手段１６は、ＣＯＳ配信システム１側にあっても良く、ＤＣ配信システム２側にあっても良い。しかし、ＤＣ配信に伴うプライバシー保護を考えると、ＤＣ−ＰＩＤを用いるＤＣＣＯＳ−ＰＩＤ生成手段１６は、ＣＯＳ配信システム１側におくのが一般的である。ＣＯＳ−ＰＩＤ生成手段１２がＤＣＣＯＳ−ＰＩＤ生成手段１６を兼ねても良い。このように構成すると、ＤＣＣＯＳ−ＰＩＤを付加されたＤＣについては、基となるＣＯＳ−ＰＩＤを持つＣＯＳのみでしか正常な動作を保障されないこととなり、ＤＣの著作権保護に有効な機能を発揮できる。また、配信対象ＤＣに付与されるＤＣＣＯＳ−ＰＩＤは、ＤＣＣＯＳ−ＰＩＤを暗号化した［ＤＣＣＯＳ−ＰＩＤ］であっても良い。
【００１４】
また、本発明の第４の態様によれば、第１乃至第３のいずれかの態様に係るＤＣ流通システムにおいて、前記ＣＯＳ配信管理手段１１は、前記ユーザ端末３に契約条件を選択可能とするＣＯＳの配信注文を行う注文書であるＣＯＳ注文書の書式を送信し、前記ユーザ端末３から受信した前記ＣＯＳ注文書に記載された契約条件を前記ＣＯＳの利用に係る契約条件とし、前記選択可能な契約条件は、ＣＯＳの買取を条件とする第１の契約形態（買取方式）、ＣＯＳの利用期間設定を条件とする第２の契約形態（利用期間設定方式）、ＣＯＳをＤＣに内蔵することを条件とする第３の契約形態（コンテンツ内蔵方式）を含む複数の契約形態からいずれか１形態を選択可能としても良い。
【００１５】
本願は、ＣＯＳの使用料金の負担の仕方を、利用者の希望に応じて選択できるようにすることも目的とするが、このように構成をすると、ユーザは、ＣＯＳの使用料金をどのような形で支払うことができるかを知り、自分の好みや都合によって支払方法を選択できるようになる。そして具体的に想定される複数の料金方式に対応できるシステムを提供できる。
ちなみに、ＣＤ（コンパクトディスク）プレーヤーやＤＶＤ（デジタルバーサタイルディスク）プレーヤーも音楽・映像プレーヤーとして普及しているが、そのプレイ料金を読者から徴収しているケースは少なく、プレイ料金は、ハードウェア料金かパッケージソフト料金等に転化されている。そして、今後の本格的なＤＣ普及の時代に臨んで、ＤＣ料金、パソコンＯＳ（オペレーティングシステム）料金、パソコン料金とともにコンテンツプレイ料金も認識した上で、エンドユーザが望む料金体系を実現することが求められる。これによりユーザは、従来の方法（買取方式又はコンテンツ内蔵方式）で料金を負担すること、コンテンツ料金とプレイ料金を意識的に区別して料金を払う（利用期間設定方式）ことのいずれかを選択することが可能になる。
【００１６】
第１の契約形態（買取方式）、第２の契約形態（利用期間設定方式）でＣＯＳを入手している場合は、ユーザはコンテンツプレイ料金を一括して或いは期間毎に支払うこととなり、ＤＣを購入する場合には、コンテンツ料金のみを支払えば良い。第３の契約形態（コンテンツ内蔵方式）で一旦ＣＯＳを入手したユーザは、その後のＤＣを購入する際には、コンテンツ料金の他に、コンテンツプレイ料金相当の金額を加えた料金でＤＣのみを入手することで、ＣＯＳを内蔵しなくても、当該ＤＣを先に入手した内蔵ＣＯＳを使用してプレイすることができる。すなわち、ＣＯＳ内蔵のＤＣを一度配信すると、二度目以降はＣＯＳが内蔵されたものと等価と見なして、ＣＯＳを配信する必要はない。
【００１７】
また、本発明の第５の態様によれば、第１乃至第４のいずれかの態様に係るＤＣ流通システムにおいて、前記ＤＣ配信管理手段２１は、前記ＤＣの配信注文に際して、前記ユーザ端末に前記配信対象ＤＣに付与可能なマイレージポイントを通知し、さらに、前記マイレージポイントには汎用ポイント、特用ポイント等複数種類のポイントを設けて、ユーザが選択可能としても良い。
本願は、ＤＣの購入時に、マイレージポイントを利用者の要望に合わせて利用できるようにすることも目的とするが、このように構成すると、ユーザはＤＣを購入するとマイレージポイントが溜まり、そのマイレージポイントをどのように利用したいかを選択できることで魅力的な活用が可能になる。
従来から、いろいろな分野でマイレージポイント制は実施されているが、プロバイダー側、コンシュマー側のどちらにも便利なものは多くはなかった。本発明では、ＤＣにマイレージポイント制を適用し、さらにマイレージポイントのサービス性を高めることができ、本来のＤＣ流通に好影響をもたらすことが期待できる。
【００１８】
また、本発明の第６の態様に係るＣＯＳ配信システム１は、例えば図１に示されるように、通信ネットワーク４を介してユーザ端末３に配信するための、ＤＣを操作、制御するためのソフトウェアであるＣＯＳを蓄積するデータベースであるＣＯＳ−ＤＢ１３と、ＣＯＳの配信注文に係る配信対象のＣＯＳである配信対象ＣＯＳ毎に、ＣＯＳ及び利用者個人を識別する識別コードであるＣＯＳ−ＰＩＤを生成するＣＯＳ−ＰＩＤ生成手段１２と、前記配信対象ＣＯＳ毎に、ＣＯＳの利用に係る契約条件とＣＯＳの識別情報とＣＯＳの配信情報とを蓄積するデータベースであるＣＯＳ配信管理ＤＢ１４と、前記ユーザ端末３からのＣＯＳの配信注文を受付けて、前記配信対象ＣＯＳ毎に前記ＣＯＳ−ＰＩＤ生成手段１２に前記ＣＯＳ−ＰＩＤを生成させ、前記配信対象ＣＯＳを前記ＣＯＳ−ＤＢから抽出し、抽出された配信対象ＣＯＳに生成されたＣＯＳ−ＰＩＤを付加して前記ユーザ端末３に配信し、前記配信対象ＣＯＳ毎に前記ＣＯＳの利用に係る契約条件と前記ＣＯＳの識別情報と前記ＣＯＳの配信情報とを前記ＣＯＳ配信管理ＤＢ１４に登録するＣＯＳ配信管理手段１１とを有する。第１の態様に係るＤＣ流通システムに対応するＣＯＳ配信システムである。
【００１９】
また、本発明の第７の態様は、第６の態様に係るＣＯＳ配信システム１において、例えば図１に示されるように、通信ネットワーク４を介してユーザ端末３にＤＣを配信するＤＣ配信システム２と通信可能であり、前記ＣＯＳ配信管理手段１１は、前記ＤＣ配信システム２から、ＤＣの配信注文の際にユーザから提示されたＣＯＳ−ＰＩＤが当該ユーザに正規に付与されているものか否かの認証の依頼を受付け、前記提示されたＣＯＳ−ＰＩＤを前記ＣＯＳ配信管理ＤＢ１４に登録されたＣＯＳ−ＰＩＤと照合し、前記ＤＣ配信システム２に照合結果を通知する。第２の態様に係るＤＣ流通システムに対応するＣＯＳ配信システムである。
【００２０】
また、本発明の第８の態様は、第７の態様に係るＣＯＳ配信システムにおいて、前記ＤＣ−ＰＩＤ及び前記ＣＯＳ−ＰＩＤに基づいて識別情報であるＤＣＣＯＳ−ＰＩＤを生成するＤＣＣＯＳ−ＰＩＤ生成手段１６を備え、前記ＤＣＣＯＳ−ＰＩＤが付加されたデジタルコンテンツは、生成の基となるＣＯＳ−ＰＩＤが付加されたＣＯＳのみで操作、制御が可能である。
このように構成すると、ＤＣＣＯＳ−ＰＩＤを付加されたＤＣについては、基となるＣＯＳ−ＰＩＤを持つＣＯＳのみでしか正常な動作を保障されないこととなり、ＤＣの著作権保護に有効な機能を発揮できる。
【００２１】
また、本発明の第９の態様によれば、第６乃至第８のいずれかの態様に係るＣＯＳ配信システム１において、前記ＣＯＳ配信管理手段１１は、前記ユーザ端末３に契約条件を選択可能とするＣＯＳの配信注文を行う注文書であるＣＯＳ注文書の書式を送信し、前記ユーザ端末３から受信した前記ＣＯＳ注文書に記載された契約条件を前記ＣＯＳの利用に係る契約条件としても良い。このように構成すると、契約条件を選択できるので、ユーザに便宜である。
【００２２】
また、本発明の第１０の態様によれば、第９の態様に係るＣＯＳ配信システム１において、前記選択可能な契約条件は、ＣＯＳの買取を条件とする第１の契約形態、ＣＯＳの利用期間設定を条件とする第２の契約形態、ＣＯＳをＤＣに内蔵することを条件とする第３の契約形態を含む複数の契約形態からいずれか１形態を選択可能としても良い。第４の態様に係るＤＣ流通システムに対応するＣＯＳ配信システムである。
【００２３】
また、本発明の第１１の態様によれば、第９又は第１０の態様に係るＣＯＳ配信システム１において、前記選択可能な契約条件は、複数利用者構成又は複数ステーション構成を選択可能としても良い。
このように構成すると、種々の契約形態を設けてユーザの利便に供することができる。そして具体的に種々の契約条件に対応できるシステムを提供できる。また、利用者やステーションを複数選択することにより、ユーザはＣＯＳとＤＣの割安な利用を享受できる。また、利用者やステーションを特定することにより、著作権保護に有効な機能を発揮できる。
【００２４】
また、本発明の第１２の態様に係るＤＣ配信システム２は、例えば図１に示されるように、通信ネットワーク４を介してユーザ端末３にＤＣを操作、制御するためのソフトウェアであるＣＯＳを配信するＣＯＳ配信システム１と通信可能であり、前記通信ネットワーク４を介して前記ユーザ端末３に配信するためのＤＣを蓄積するデータベースであるＤＣ−ＤＢ２３と、ＤＣの配信注文に係る配信対象のＤＣである配信対象ＤＣ毎に、ＤＣ及び利用者個人を識別する識別コードであるＤＣ−ＰＩＤを生成するＤＣ−ＰＩＤ生成手段２２と、前記配信対象ＤＣ毎にＤＣの識別情報とＤＣの配信情報とを蓄積するデータベースであるＤＣ配信管理ＤＢ２４と、前記ＤＣの配信注文を受付け、前記ＣＯＳ配信システム１に、前記ＤＣの配信注文の際にユーザから提示されたＣＯＳ−ＰＩＤが当該ユーザに正規に付与されているものか否かの認証を依頼し、前記ＣＯＳ配信システム１から通知された照合結果が是である場合に、前記配信対象ＤＣ毎に前記ＤＣ−ＰＩＤ生成手段２２に前記ＤＣ−ＰＩＤを生成させ、前記配信対象ＤＣを前記ＤＣ−ＤＢ２３から抽出し、抽出された配信対象ＤＣに生成されたＤＣ−ＰＩＤを付加して前記ユーザ端末３に配信し、前記配信対象ＤＣ毎に前記ＤＣの識別情報と前記ＤＣの配信情報とを前記ＤＣ配信管理ＤＢ２４に登録するＤＣ配信管理手段２１とを有する。第２の態様に係るＤＣ流通システムに対応するＤＣ配信システムである。
【００２５】
また、本発明の第１３の態様によれば、第１２の態様に係るＤＣ流通システムにおいて、前記ＤＣ配信管理手段２１は、前記ユーザ端末３にＣＯＳの利用に係る契約条件を選択可能とする、ＤＣの配信注文を行う注文書であるＤＣ注文書の書式を送信し、前記ユーザ端末３から受信した前記ＤＣ注文書に記載された契約条件を前記ＤＣの配信に適用するものとし、前記選択可能な契約条件は、ＣＯＳをＤＣに内蔵することを条件とするか否かを選択可能とする。
ＤＣ配信時にも契約条件（プレイ料金支払条件）を選択できるので、ユーザに便宜である。
【００２６】
また、本発明の第１４の態様によれば、第１２又は第１３の態様に係るＤＣ配信システム２において、前記ＤＣ配信管理手段２１は、前記ＤＣの配信注文に際して、前記ユーザ端末３に前記配信対象ＤＣに付与可能なマイレージポイントを通知し、さらに、前記マイレージポイントには汎用ポイント、特用ポイント等複数種類のポイントを設けて、ユーザが選択可能としても良い。第５の態様に係るＤＣ流通システムに対応するＤＣ配信システムである。
【００２７】
また、本発明の第１５の態様に係るＣＯＳ配信方法は、例えば図２に示されるように、ＤＣを操作、制御するためのソフトウェアであるＣＯＳを、通信ネットワーク４を介してユーザ端末３に配信するために蓄積するデータベースであるＣＯＳ−ＤＢ１３に蓄積する工程と、ユーザ端末３からのＣＯＳの配信注文を受付ける工程（ステップＳ１０７）と、受付けたＣＯＳの配信注文に係る配信対象のＣＯＳである配信対象ＣＯＳ毎に、ＣＯＳ及び利用者個人を識別する識別コードであるＣＯＳ−ＰＩＤを生成する工程（ステップＳ１０８）と、前記配信対象ＣＯＳを前記ＣＯＳ−ＤＢ１３から抽出する工程（ステップＳ１０９）と、抽出した配信対象ＣＯＳに生成したＣＯＳ−ＰＩＤを付加する工程（ステップＳ１１０）と、前記配信対象ＣＯＳ毎に前記ＣＯＳの利用に係る契約条件とＣＯＳの識別情報とＣＯＳの配信情報とを、これらの条件と情報とを蓄積するデータベースである前記ＣＯＳ配信管理ＤＢ１４に登録する工程（ステップＳ１１１）と、前記生成したＣＯＳ−ＰＩＤを付加した前記配信対象ＣＯＳを前記ユーザ端末３に配信する工程（ステップＳ１１２）とを備える。第６の態様に係るＣＯＳ配信システムに対応するＣＯＳ配信方法である。
【００２８】
また、本発明の第１６の態様は、第１４の態様に係るＣＯＳ配信方法において、例えば図９に示されるように、通信ネットワーク４を介してユーザ端末３にＤＣを配信するＤＣ配信システム２から、ＤＣの配信注文の際にユーザから提示されたＣＯＳ−ＰＩＤが当該ユーザに正規に付与されているものか否かの認証の依頼を受付ける工程（ステップＳ２０９）と、前記提示されたＣＯＳ−ＰＩＤを前記ＣＯＳ配信管理ＤＢ１４に登録されたＣＯＳ−ＰＩＤと照合する工程（ステップＳ２１０）と、前記ＤＣ配信システム２に照合結果を通知する工程（ステップＳ２１１）とを備える。第７の態様に係るＣＯＳ配信システムに対応するＣＯＳ配信方法である。
【００２９】
また、本発明の第１７の態様に係るＤＣ配信方法は、例えば図９に示されるように、ＤＣを、通信ネットワーク４を介してユーザ端末３に配信するためのＤＣを蓄積するためのデータベースであるＤＣ−ＤＢ２３に蓄積する工程と、前記ユーザ端末３からのＤＣの配信注文を受付ける工程（ステップＳ２０７）と、前記通信ネットワーク４を介して前記ユーザ端末３にＤＣを操作、制御するためのＣＯＳを配信するＣＯＳ配信システム１に、前記ＤＣの配信注文の際にユーザから提示されたＣＯＳ−ＰＩＤが当該ユーザに正規に付与されているものか否かの認証を依頼する工程（ステップＳ２０８）と、前記ＣＯＳ配信システム１から通知された照合結果が是である場合に、前記ＤＣの配信注文に係る配信対象のＤＣである配信対象ＤＣ毎に、ＤＣ及び利用者個人を識別する識別コードであるＤＣ−ＰＩＤを生成する工程（ステップＳ２１３）と、前記配信対象ＤＣを前記ＤＣ−ＤＢ２３から抽出する工程（ステップＳ２１４）と、抽出した配信対象ＤＣに生成したＤＣ−ＰＩＤを付加する工程（ステップＳ２１５）と、前記配信対象ＤＣ毎にＤＣの識別情報とＤＣの配信情報とを、これらの情報を蓄積するデータベースであるＤＣ配信管理ＤＢ２４に登録する工程（ステップＳ２１６）と、前記生成したＤＣ−ＰＩＤを付加した前記配信対象ＤＣを前記ユーザ端末３に配信する工程（ステップＳ２１７）とを備える。第１２の態様に係るＤＣ配信システムに対応するＤＣ配信方法である。
【００３０】
また、本発明の第１８の態様は、第１７の態様に係るデジタルコンテンツ配信方法において、例えば図１４に示されるように、前記ＤＣ−ＰＩＤ及び前記ＣＯＳ−ＰＩＤに基づいて識別情報であるＤＣＣＯＳ−ＰＩＤを生成する工程（ステップＳ２２３）と、前記抽出した配信対象ＤＣに生成したＤＣＣＯＳ−ＰＩＤを付加する工程（ステップＳ２２６）とを備え、前記配信対象ＤＣを前記ユーザ端末に配信する工程（ステップＳ２２８）において、前記配信対象ＤＣにはＤＣＣＯＳ−ＰＩＤが付加されている。
このような工程なので、配信されるＤＣＣＯＳ−ＰＩＤを付加されたＤＣは、基となるＣＯＳ−ＰＩＤを持つＣＯＳと連携させて処理することが可能となり、ＤＣの著作権保護に有効な機能を発揮できる。なお、ＤＣＣＯＳ−ＰＩＤはＤＣ−ＰＩＤとは必ずしも別々に付加される必要はない。ＤＣＣＯＳ−ＰＩＤが個々のＤＣ及び利用者個人を識別する識別コードであるＤＣ−ＰＩＤの条件を兼ね備えていれば、ＤＣＣＯＳ−ＰＩＤが付加されるだけで良い。
【００３１】
また、本発明の第１９の態様に係るプログラムは、第１５又は第１６の態様に係るＣＯＳ配信方法をコンピュータに実行させるためのコンピュータ読み取り可能なプログラムである。
また、本発明の第２０の態様に係るプログラムは、第１７又は第１８の態様に係るＤＣ配信方法をコンピュータに実行させるためのコンピュータ読み取り可能なプログラムである。
【００３２】
また、本発明の第２１の態様に係るプログラムは、ユーザ端末３に配信される個々のプログラム及び利用者個人を識別する識別コードであるＣＯＳ−ＰＩＤが付加された、デジタルコンテンツの操作、制御をユーザ端末３に実行させるためのユーザ端末読み取り可能なプログラムである。
第１５の態様に係るＣＯＳ配信方法により配信されるＣＯＳに対応する。ＣＯＳにＣＯＳ−ＰＩＤを付加することにより、ＣＯＳの所有者を特定でき、著作権保護に有効である他、融通性のあるＤＣ流通システムに適合する。
【００３３】
本発明の第２２の態様に係るＤＣを記録した記録媒体は、ユーザ端末３で、デジタルコンテンツを操作、制御するためのプロゲラムであるＣＯＳにより操作、制御され、前記ユーザ端末３に配信される個々のＤＣ及び利用者個人を識別する識別コードであるＤＣ−ＰＩＤが付加されたＤＣを記録した記録媒体である。
ＤＣにＤＣ−ＰＩＤを付すことにより、ＤＣの所有者を特定でき、著作権保護に有効である他、融通性のあるＤＣ流通システムに適合する。
【００３４】
本発明の第２３の態様において、第２２の態様に係るＤＣを記録した記録媒体におけるＤＣは、前記ＣＯＳにはユーザ端末３に配信される個々のプログラム及び利用者個人を識別する識別コードであるＣＯＳ−ＰＩＤが付加され、前記ＤＣ−ＰＩＤ及び前記ＣＯＳ−ＰＩＤに基づいて生成された識別情報であるＤＣＣＯＳ−ＰＩＤが付加され、前記ＤＣＣＯＳ−ＰＩＤ生成の基となるＣＯＳ−ＰＩＤが付加されたＣＯＳのみで操作、制御が可能である。
第１８の態様に係るＤＣ配信方法により配信されるＤＣを記録した記録媒体に対応する。このように構成すると、ＤＣＣＯＳ−ＰＩＤを付加されたＤＣについては、基となるＣＯＳ−ＰＩＤを持つＣＯＳのみでしか正常な動作を保障されないこととなり、ＤＣの著作権保護に有効な機能を発揮できる。
【００３５】
【発明の実施の形態】
本発明はＤＣ及びＤＣを操作、制御するＣＯＳを共にネットワーク上で配信する新規なＤＣ流通システム等に関する。今日、書籍出版物に代わって、その内容をデジタル化したＤＣが普及しつつあり、読者は自己のユーザライブラリシステムとしてデジタル図書館を持つことが可能である。さらに、コンピュータ技術を駆使すれば、ＤＣが有する本来の価値を引き出して種々の利用が可能であり、利用面の開発が未熟なことから、さらなる発展が期待される。
【００３６】
前述のように、書籍に係るＤＣの利用価値を引き出し、高め、読書や鑑賞（書籍に係る写真・絵画等の）の味わいを深めるように支援するソフトウェアを総称してＣＯＳと称することとする。アプリケーションソフトウェアから共通して利用される基本的な機能を提供し、コンピュータシステム全体を管理するＯＳで実現する場合の他に、アプリケーションソフトウェアで実現する場合も含めてＣＯＳと称することとする。
また、ＤＣには、文字、図面等を対象とするビジュアルコンテンツ（ＶｉｓｕａｌＣｏｎｔｅｎｔｓ以下ＶＣという）、音を対象とするオーラルコンテンツ（ＡｕｒａｌＣｏｎｔｅｎｔｓ以下ＡＣという）、ＶＣとＡＣを併用したマルチモーダルコンテンツ（Ｍｕｌｔｉ−ＭｏｄａｌＣｏｎｔｅｎｔｓ以下ＭＣという）がある。本実施の形態では、書籍を元にした読書用・鑑賞用（書籍に係る写真・絵画等を含む）のＤＣについて取り扱うものとする。
【００３７】
以下に図面に基づき本発明の実施の形態について説明する。
図１に第１の実施の形態におけるＤＣ流通システムの構成を示す。ユーザにＣＯＳを配信するためのＣＯＳ配信システム１、ユーザにＤＣを配信するためのＤＣ配信システム２、ユーザが所持するＤＣを自己の利用・鑑賞に供するためのユーザライブラリシステム３が、通信ネットワーク４を介して相互に接続されている。ＤＣ流通システムはＣＯＳ配信システム１及びＤＣ配信システム２により構成される。ユーザライブラリシステム３は複数存在するが、図では代表的に１システムを示す。
【００３８】
ＣＯＳ配信システム１は、ＣＯＳの識別及び認証のためのＣＯＳ−ＰＩＤを生成するＣＯＳ−ＰＩＤ生成手段１２、配信用のＣＯＳを蓄積するＣＯＳ−ＤＢ１３、ＣＯＳの利用に係る契約条件、ＣＯＳの識別情報、ＣＯＳの配信情報を記録するＣＯＳ配信管理ＤＢ１４、ユーザに係る情報を蓄積するＣＯＳ顧客情報ＤＢ１５、ユーザへのＣＯＳの配信を管理すると共にこれらの手段及びＤＢを制御して配信処理を実行するＣＯＳ配信管理手段１１から構成される。
ＤＣ配信システム２は、ＤＣの識別及び認証のためのＤＣ−ＰＩＤを生成するＤＣ−ＰＩＤ生成手段２２、配信用のＤＣを蓄積するＤＣ−ＤＢ２３、ＤＣの識別情報、ＤＣの配信情報を記録するＤＣ配信管理ＤＢ２４、ユーザに係る情報を蓄積するＤＣ顧客情報ＤＢ２５、ユーザへのＤＣの配信を管理すると共にこれらの手段及びＤＢを制御して配信処理を実行するＤＣ配信管理手段２１から構成される。
【００３９】
ユーザライブラリシステム３は、ネットワーク４を介してＣＯＳ配信システム１及びＤＣ配信システム２とデータ及び信号を送受信する通信装置３２、ユーザが所持するＣＯＳを格納するＣＯＳ格納装置３３、ユーザが所持し、利用・鑑賞に供するＤＣを蓄積するＤＣライブラリ３４、ユーザがＤＣを利用・鑑賞する際に画面表示するモニタ、音声出力するスピーカ、印刷を行うプリンタ等の出力装置３５、コマンドやデータを入力するキーボード、クリック操作を行うマウス等の操作装置３６、プロセッサ、メモリを有し、これらの各装置を制御してライブラリとしての機能を実現する制御装置３１から構成される。ユーザライブラリシステム３は通常のパーソナルコンピュータ及び周辺機器で実現できる。このうち、制御装置３１及び通信装置３２はパーソナルコンピュータ（一般的なユーザ端末）に該当する部分である。すなわち、本実施の形態はユーザ端末がユーザライブラリシステム３に組み込まれている例である。なお、一般的なユーザ端末であっても、ＣＯＳとＤＣの配信を受ければ、ＣＯＳを用いたＤＣの読書・鑑賞が可能であり、十分にユーザライブラリシステム３の中心的機能を発揮することができる。
【００４０】
図２に、第１の実施の形態におけるＣＯＳを配信する処理フローを示す。ユーザは自己が所有するユーザライブラリシステム３の通信装置３２から、通信ネットワーク４を介してＣＯＳ配信システム１にアクセスを要求（ステップＳ１０１）し、ＣＯＳ配信システム１はＣＯＳ配信管理手段１１でこのアクセス要求を受付ける（ステップＳ１０２）。ＣＯＳ配信の注文を受付けるに当っては、事前の会員登録を前提とし、会員登録に当っては、ＣＯＳ顧客情報の入力を要求し、ユーザ登録番号の決定とパスワードの登録を済ませていることとするが、オンライン決済可能な電子現金方式が適用できる場合には、会員登録は必須条件としなくてもＣＯＳの配信ができるようになる。
【００４１】
図３にＣＯＳ顧客情報ＤＢ１５の構成例を示す。ユーザ登録番号、パスワード、氏名、住所、電話番号、ＦＡＸ番号、Ｅ−ＭＡＩＬ宛先、使用端末（機種、ＯＳ）、性別、生年月日、銀行口座番号又はクレジットカード番号、職業、備考、契約履歴等が記録される。これらの項目には、ＣＯＳ配信システム１側で付与するもの（＊１）、必須でないもの（＊２）、電子現金方式では不要になるもの（＊３）がある。また、契約履歴欄には、ＣＯＳの配信時の利用に係る新規契約毎に、またＣＯＳのバージョンアップによる更新契約毎に新たな契約番号が付与され、記録される。なお、新バージョンのＣＯＳは旧バージョンの機能をカバーする。
【００４２】
ＣＯＳ配信システム１のコンテンツ配信管理システム１１は、ＣＯＳに関する商品説明と注文書（ＣＯＳ注文書）の書式をＣＯＳ−ＤＢ１３から抽出してユーザライブラリシステム３に送信する（ステップＳ１０３）。ユーザライブラリシステム３は通信装置３２でこのＣＯＳ商品説明書とＣＯＳ注文書の書式を受信し（ステップＳ１０４）、ユーザは出力装置（モニタ等）３５でその内容を参照し、操作装置３６を用いて自分が必要とするＣＯＳ商品を選び、ＣＯＳ注文書に選択したＣＯＳの識別情報（ＣＯＳ−ＩＤ）やＣＯＳの利用に係る契約条件を記入して（ステップＳ１０５）、通信装置３２からＣＯＳ配信システム１に送信する（ステップＳ１０６）。ＣＯＳ注文書については後述する。
【００４３】
ＣＯＳ配信システム１のコンテンツ配信管理手段１１は、ＣＯＳ注文書を受信（ステップＳ１０７）し、ＣＯＳ注文書からＣＯＳの識別情報（ＣＯＳ−ＩＤ）を抽出してＣＯＳ−ＰＩＤ生成手段１２に送信する。ＣＯＳ−ＰＩＤ生成手段１２はＣＯＳ−ＩＤ及び契約条件に基づいてＣＯＳ−ＰＩＤを生成（ステップＳ１０８）し、コンテンツ配信管理手段１１に送信する。コンテンツ配信管理手段１１は、ＣＯＳ注文書で要求された条件を満たす配信対象ＣＯＳをＣＯＳ−ＤＢ１３から抽出し（ステップＳ１０９）、配信対象ＣＯＳに生成されたＣＯＳ−ＰＩＤを付加する（ステップＳ１１０）。
【００４４】
ＣＯＳ−ＰＩＤとは、ＣＯＳの種別（ＣＯＳの利用に係る契約形態又はバージョンにより異なる）対応だけでなく、配信するＣＯＳを注文した利用者（ユーザ）対応に、すなわち、個々の配信対象ＣＯＳ対応（またＣＯＳの利用に係る契約対応）に一意化するためのパーソナル識別情報であり、ユーザがＤＣを購入する際にこのＣＯＳ−ＰＩＤを認証用識別情報として提示することにより、ＤＣの配信が許容される。このことは、ユーザがどの識別番号のＣＯＳで実行させるかを通知してＤＣを購入することを前提にしており、著作権保護機能が発揮される。ＣＯＳ配信管理手段１１は、ＣＯＳの利用に係る契約条件、ＣＯＳ−ＰＩＤ情報およびＣＯＳの配信情報をＣＯＳ配信管理ＤＢ１４に登録（ステップＳ１１１）して、注文を受けたユーザのユーザライブラリシステム３にＣＯＳ−ＰＩＤ付のＣＯＳを送信する（ステップＳ１１２）。ユーザは、ユーザライブラリシステム３の通信装置３２で注文したＣＯＳを受信（ステップＳ１１３）し、ＣＯＳ格納装置３３に格納（ステップＳ１１４）する。これにより一連のＣＯＳ配信処理（ユーザから見ればＣＯＳ入手処理）は完了する。なお、料金処理（請求、支払）については、ＣＯＳ配信管理ＤＢ１４を参照して別途処理される。
【００４５】
図４にＣＯＳ注文書の例を示す。購入者（ユーザ）は、購入者情報、ＣＯＳ識別情報（ＣＯＳ−ＩＤ）、ＣＯＳの利用に係る契約条件を記載する。購入者情報として、ユーザ登録番号、パスワードを用いているが、ユーザ登録およびパスワードは、クレジットカード番号などの決済手続き登録とともに予め登録されているものとする。なお、今後、オンラインで利用できる電子現金方式が普及してくれば、これらのユーザ登録番号とパスワードは必須情報ではなくなるものである。
ＣＯＳ識別情報には、商品説明を参照して、ユーザが入手希望するＣＯＳのＣＯＳ−ＩＤを記載する。商品説明には契約形態及びバージョンに対応してＣＯＳの仕様が説明されており、契約形態及びバージョンに対応してＣＯＳ−ＩＤが定められている。
【００４６】
図５に第１のＣＯＳ契約条件（料金方式）の例を示す。ＣＯＳを利用したＤＣを操作、制御するコンテンツプレイ料金（プレイ料金ともいう）に係る料金方式種別について、具体的には、利用期間設定方式、買取方式、コンテンツ内蔵方式の３種類の契約形態から選択できる。利用期間設定方式を選択した場合には、さらに利用期間を選択できる。長期間を選択するほど料金的に優遇され、図５の例では期間１月を選ぶと割引なし、日割り料金３３円に対し、期間５年を選ぶと、割引率０．４２、日割り料金１９円となっている。
図４の契約条件１は契約形態（料金方式）の選択条件であり、利用期間設定方式、買取方式、コンテンツ内蔵方式の３種類から選択できる。利用期間設定方式を選択した場合には、契約条件１−１で利用期間を選択でき、本例では２年間が選択されている。
【００４７】
既存のメディアプレーヤーの例では、ＣＤ（コンパクトディスク）プレーヤー、ＭＤ（ミニディスク）プレーヤー、ＤＶＤ（デジタルバーサタイルディスク）プレーヤーなどのようなハードウェア中心の専用装置の場合は、買取方式型が一般的であり、装置の老朽化、消耗時や、新しい製品が出たときに買い換えている。コンテンツが有料であっても、そのプレイ料金を読者から徴収しているケースは少なく、コンテンツプレイ料金は、ハードウェア料金かパッケージソフト料金等に転化されている。すなわち買い替えまでの期間割でプレイ料金を負担していることになる。
これに対し、パソコン上のソフトウェアパッケージ型プレーヤーの場合は、プレーヤーソフトパッケージ料金をエンドユーザには直接請求せず、間接的にコンテンツ内蔵型で提供している事例が一般的になっており、現存の多くの電子ブック系プレーヤーソフトウェアの場合はこの形態を採っている。表面上の使用料が無料のプレーヤーソフトウェアは、現状では、コンテンツプロバイダー、パソコンメーカ、パソコンＯＳメーカのいずれかの負担に含まれているものと考えられ、基本的にはエンドユーザが負担していることと同じと考えられる。
【００４８】
従来の仕組みでは、エンドユーザは、コンテンツ、パソコンＯＳ、パソコンにいくら支払っているかは分かるが、プレイ料金分がどこにどれだけ分担されているか不明確である。一方、プレーヤーソフトメーカサイドから見ても、コンテンツプレイ料金をどのような仕組みで回収するのがエンドユーザ希望に合致するのかは明確ではなかった。そして、今後の本格的なＤＣ普及の時代に臨んで、ＤＣ料金、パソコンＯＳ（オペレーティングシステム）料金、パソコン料金とともにコンテンツプレイ料金も認識した上で、エンドユーザが望む料金体系を実現することが求められる。
【００４９】
本実施の形態のＣＯＳ契約条件（料金方式）には、利用期間設定方式を設けていることが特徴の１つである。この考え方は、コンテンツそのものと、コンテンツプレイ支援機能の効用を明確に区別するものである。ユーザもそのことを理解した上で、自分の意志で契約形態を選択して、コンテンツプレイ料金を払う仕組みを提供するものである。ここで、利用期間の指定にはプレイ支援機能の事前予約の意味も含まれていることから、ＣＯＳ提供側にとっては、図５に示すように、期間の長短に応じた割引制など優遇措置をとることが可能である。しかし、ユーザにとっては、細かいことはどうでもよいから、面倒くさいことはいやだという人もいる。その場合は、コンテンツ内蔵方式を選択すれば、ＣＯＳの購入時のプレイ料金は無料とし、ＤＣ購入の度にＤＣ料金とプレイ料金を支払いながら利用することができる。１度目はＣＯＳ機能内蔵型のＤＣを購入し、２度目からは先の内蔵ＣＯＳを使用できるので、ＤＣのみを購入すれば良い。この場合に、コンテンツプレイ支援機能分がどれぐらいの比率でコンテンツ料金に包含されているかは知る必要はない。ただし、コンテンツ内蔵方式の場合で、コンテンツプレイ料金分を陽に表示すれば、ユーザは自分の読書傾向から、どの方式を採用するのが最も有利なのかは分る。また、ＣＯＳ買取方式を選択すれば、ＣＯＳの購入時のみ料金（プレイ料金）が発生し、その後は自由にＣＯＳを使用できる。
【００５０】
図６に第２のＣＯＳ契約条件（ユーザ環境条件）の例を示す。ユーザライブラリシステム３に関するユーザのＣＯＳ利用環境に係るもので、複数のステーション（端末）設置を許容するものである。デスクトップ型、ノート型、専用携帯端末（ＰＤＡ）型それぞれの設置台数を選択できる。具体的な事例としては、家で使用するパソコン、会社などのオフィスで使うパソコン、移動中に利用する携帯パソコン、専用携帯端末（ＰＤＡ）などが考えられ、それらの装置間で１つのコンテンツを連動して見ることも可能である。このような連動機能もＣＯＳ基本機能の１つであり、ＣＯＳの購入時に、契約条件としてユーザが選択指定することができる。図４の契約条件２ではデスクトップ型２台、ノート型１台、ＰＤＡ型１台が指定されている。本実施の形態では、１つのＣＯＳ−ＩＤで４台まで、同一料金でＣＯＳを利用できることになる。即ち、ＣＯＳ−ＰＩＤとＤＣ−ＰＩＤとの連携による著作権保護を考慮する場合、同一のＣＯＳ−ＩＤ下では、ＤＣの共用が保証されることになる。基本的には、１つのＣＯＳ−ＰＩＤを、その個人が使っている複数の端末で共有できる。
【００５１】
図７に第３のＣＯＳ契約条件（ユーザ構成条件）の例を示す。これは、同一環境下で複数のユーザの利用を許容する場合の支援機能と購入割引優遇措置の例である。共用人数の増加につれて優遇割引を付与するもので、専用使用に比して、５人共用の場合は割引率５０％と優遇されている。図４の契約条件３では２人共用が指定されている。本実施の形態で想定しているＣＯＳは、コンテンツのアクセス履歴や反応履歴を採取・集計する機能を備えており、同一コンテンツに対しても、異なるユーザが利用する場合には、これらのアクセス履歴及び反応履歴をユーザごとに区別して採取、集計することができる。ユーザはこの条件を選択すれば、第３の契約条件の環境下で個人用と同様の機能で利用することができる。家族など環境を共有できるユーザは個別に購入するより割安でＣＯＳを入手でき、個別に購入した場合と同じＣＯＳの支援機能を享受できる。
なお、図４の料金欄及び購入金額欄は、ＣＯＳ注文書の書式に添付送付される料金計算ソフトにより、契約条件１〜３の入力に連動して自動計算され、注文書内に表示される。
【００５２】
図８にＣＯＳ配信管理ＤＢ１４に登録されるデータの構成例を示す。ＣＯＳ契約番号、配信日時、顧客番号（ユーザ登録番号）、ＣＯＳ−ＩＤ（契約形態とバージョン情報を表す）、契約条件（契約形態、利用期間、ステーション構成（ＳＴ構成）、ユーザ構成）、ＣＯＳ−ＰＩＤ等が記録される。契約形態は番号を、利用期間は月数を、ステーション構成は各型のステーション数を並べた数列を（例えば図４の場合には０２０１０１等）、ユーザ構成は共用人数を記録する。ＣＯＳ契約番号はＣＯＳ配信時の利用に係る新規契約毎に、またＣＯＳのバージョンアップ時の更新契約毎に、コンテンツ配信管理手段１１により付与され、ＣＯＳ顧客情報ＤＢ１５の契約履歴欄にも記録される。ＣＯＳ−ＰＩＤは、例えば、ＣＯＳ−ＩＤ、契約条件、配信日時情報等を用いて生成される。
【００５３】
契約条件が利用期間設定方式の場合には、例えば利用期間を限定処理したＣＯＳがユーザライブラリシステム３に配信される。したがって使用継続を望む場合には、設定した利用期間毎に契約を更新する必要があり、コンテンツ配信管理手段１１はＣＯＳ配信管理ＤＢ１４を参照して更新の有無を管理する。更新時には、新たな利用期間を記載したＣＯＳを配信するか、配信されたＣＯＳの利用期間を書き換えて期間を延長する等の処置をする。更新されない時は、以後のＤＣの配信注文は認証されないように、当該ＣＯＳ−ＰＩＤを消去又はマーキングする。また、利用期間途中でＣＯＳのバージョンアップがあれば、新バージョンのＣＯＳが配布され、その時に、自動的に契約が更新され、ＣＯＳ−ＰＩＤは変更され、ユーザに変更通知される。料金は例えば利用期間に応じて１年毎、半年毎、１月毎に請求される（図５参照）。
【００５４】
契約条件が買取方式の場合には、利用期間制限なしのＣＯＳがユーザライブラリシステム３に配信される。ＣＯＳのバージョンアップ時に新規契約を締結するか、買い取ったバージョンで使用を継続するかはユーザが選択可能である。
契約条件がコンテンツ内蔵方式の場合には、配信対象ＤＣにＣＯＳを内蔵させる処理をしてユーザライブラリシステム３に配信される。この場合ＣＯＳをＤＣから切り離して、他のＤＣにも用することができるので、ＣＯＳをＤＣに内蔵するのは１度だけで良い。次回からは、１つのコンテンツ内蔵方式の契約番号で（１つのＣＯＳ−ＰＩＤで）、引き続きＤＣを注文できる。ＣＯＳのバージョンアップ時に新規のコンテンツ内蔵方式の契約をするか、これまでのバージョンで使用を継続するかはユーザが選択可能である。
なお、一般的には、新規バージョンのＣＯＳに対応した新刊ＤＣについては、旧バージョンのＣＯＳを適用できないが、旧バージョンのＣＯＳに対応した既刊ＤＣについては、新バージョンのＣＯＳを適用可能である。
また、ステーション構成、利用者構成の変更をする場合には、変更申込みが必要である。
【００５５】
図９に、第１の実施の形態におけるＤＣを配信する処理フローを示す。ユーザは自己が所有するユーザライブラリシステム３の通信装置３２から、通信ネットワーク４を介してＤＣ配信システム２にアクセスを要求し（ステップＳ２０１）、ＤＣ配信システム２はＤＣ配信管理手段２１でこのアクセス要求を受付ける（ステップＳ２０２）。ＤＣの配信注文を受付けるに当っては、事前の会員登録を前提とし、会員登録に当っては、ＤＣ顧客情報の入力を要求し、ユーザ登録番号の決定とパスワードの登録を済ませていることとするが、オンライン決済可能な電子現金方式が適用できる場合には、会員登録は必須条件としなくてもＣＯＳの配信ができるようになる。
【００５６】
図１０にＤＣ顧客情報ＤＢ２５の構成例を示す。ユーザ登録番号、パスワード、氏名、住所、電話番号、ＦＡＸ番号、Ｅ−ＭＡＩＬ宛先、使用端末（機種、ＯＳ）、ＣＯＳ情報（ＣＯＳ−ＩＤ、複数も可）、性別、生年月日、銀行口座番号又はクレジットカード番号、職業、備考等が記録される。ＣＯＳ顧客情報ＤＢ１５の項目に比してＣＯＳ情報が追加され、契約履歴が削除されている。これらの項目には、ＤＣ配信システム２側で付与するもの（＊１）、必須でないもの（＊２）がある。
【００５７】
ＤＣ配信システム２のＤＣ配信管理手段２１は、ＤＣについての商品リストおよび説明書とＤＣ購入調書をＤＣ−ＤＢ２３から抽出して、ユーザライブラリシステム３に送信する（ステップＳ２０３）。ユーザライブラリシステム３は通信装置３２でこの商品リストおよび説明書とＤＣ購入調書を受信し（ステップＳ２０４）、ユーザは出力装置（モニタ等）３５でその内容を参照し、操作装置３６を用いて自分が必要とするＤＣを選び、ＤＣ購入調書に購入者情報、ＤＣ情報、ＣＯＳの利用に係る契約条件を記入して（ステップＳ２０５）、通信装置３２からＤＣ配信システム２に送信する（ステップＳ２０６）。
【００５８】
図１１にＤＣ購入調書の記載項目の例を示す。ＤＣ購入調書はＤＣの配信注文を行う注文書であるＤＣ注文書の１形態である。ユーザは、購入者情報として自己のユーザ登録番号、パスワード、［ＣＯＳ−ＰＩＤ］情報を入力する。ユーザ登録番号とパスワードは決済手続きとともに、事前に登録済であるものとする。ＤＣ購入の場合も、電子現金方式が適用される場合は、必須情報とする必要はなくなる。［ＣＯＳ−ＰＩＤ］とは、ユーザが所有するＣＯＳ−ＰＩＤを暗号化した情報であり、ＤＣ配信システム２では直接中身を確認することはできない。ＤＣ配信システム２からＣＯＳ配信システム１に認証依頼を行って、正規のＣＯＳをユーザが所有していることを確認する構成になっている。なお、暗号化の手法としては、同一ユーザのＣＯＳ−ＰＩＤであっても、暗号化後の［ＣＯＳ−ＰＩＤ］の値は、通信の度ごとに異なる値になるように配慮されているため、ＤＣ配信システム２側でＣＯＳ−ＩＤ等をベースに同一顧客の動向を探知することは出来ないようになっている。
【００５９】
また、ユーザは購入対象のＤＣ情報としてＤＣの識別情報（ＤＣ−ＩＤ）とプレイ料金方式を入力する。ＤＣ−ＩＤは購入対象であるＤＣの識別情報であり、ＤＣ商品リストに記載されているものを選択して記載する。プレイ料金方式とは、プレイ料金の契約形態をコンテンツ内蔵方式とするか否かの選択を記載するもので、例えば是（ＹＥＳ）とすればコンテンツ内蔵方式の契約形態となり、否（ＮＯ）とすれば利用期間設定方式又は買取方式の契約形態となる。なお、契約形態はＣＯＳ−ＰＩＤ情報とマッチングしていることが要求される。
【００６０】
ＤＣ配信システム２は、ＤＣ配信管理手段２１でＤＣ購入調書を受信し（ステップＳ２０７）、受信したＤＣ購入調書に記載された［ＣＯＳ−ＰＩＤ］情報を抽出して、［ＣＯＳ−ＰＩＤ］情報をＣＯＳ配信システム１に送信し、ユーザが正規に入手したＣＯＳを所有しているか否かの認証を依頼する（ステップＳ２０８）。ＣＯＳ配信システム１はＣＯＳ配信管理手段１１でこの依頼を受付けて（ステップＳ２０９）、例えば、ＣＯＳ−ＩＤ生成手段１２で当該［ＣＯＳ−ＰＩＤ］情報からＣＯＳ−ＰＩＤを復号化し、この内容をＣＯＳ配信管理ＤＢ１４に登録されたＣＯＳ−ＰＩＤと照合し、正当性すなわちＣＯＳ−ＰＩＤが当該ユーザに付与されているものか否かを確認し（ステップＳ２１０）、認証結果をＤＣ配信システム２へ通知する（ステップＳ２１１）。
ＤＣ配信システム２はＤＣ配信管理手段２１でＣＯＳ認証結果を受信し、ユーザが正規のＣＯＳの所有者であることを確認できた（ステップＳ２１２）場合には、ＤＣ配信システムは２、ユーザの要求対象であるＤＣに係るＤＣ−ＩＤと共に、ＤＣ−ＰＩＤ生成手段２２に通知する。また、ユーザが正規のＣＯＳの所有者であることを確認できなかった場合には、ＤＣ配信システムは２、ユーザライブラリシステム３にその旨を通知する。
【００６１】
ＤＣ配信システム２では、ＤＣを利用者に配信する場合には、ＤＣの識別情報をコンテンツ内容だけでなくユーザ（利用者）ごとに、すなわち、配信対象ＤＣ毎に一意化するために、ＤＣ−ＰＩＤ生成手段２２でＤＣ−ＰＩＤを生成する。これは、ＤＣ−ＰＩＤをＣＯＳ−ＰＩＤと連携させて、著作権の保護機能を実現させるための情報として用いるものである。ＤＣ−ＰＩＤ生成手段２２はＤＣ−ＩＤ等に基づいてＤＣ−ＰＩＤを生成し（ステップＳ２１３）、ＤＣ配信管理手段２１に送信する。ＤＣ配信管理手段２１は、ＤＣ−ＤＢ２３から要求された配信対象ＤＣを抽出し（ステップＳ２１４）、配信対象ＤＣにＤＣ−ＰＩＤを付加（ステップＳ２１５）する。ＤＣ配信管理手段２１は、ＤＣ配信管理ＤＢ２４にＤＣの識別情報とＤＣの配信情報を登録し（ステップＳ２１６）、要求を受けたユーザのユーザライブラリシステム３にＤＣ−ＰＩＤ付のＤＣを送信（ステップＳ２１７）する。ユーザは要望したＤＣをユーザライブラリシステム３の通信装置３２で受信し（ステップＳ２１８）、ＤＣライブラリ３４に登録（ステップＳ２１９）して、ＤＣ配信の一連の処理（ユーザから見ればＤＣ入手の処理）を終える。なお、料金処理（請求、支払）については、ＤＣ配信管理ＤＢ２４を参照して別途処理される。
【００６２】
図１２にＤＣ配信管理ＤＢ２４の構成例を示す。契約番号、配信日時、ユーザ登録番号、ＤＣ−ＩＤ、ＤＣ種別（ＶＣ、ＡＣ、ＭＣの区別）、［ＣＯＳ−ＰＩＤ］、ＤＣ−ＰＩＤ等が記録される。
種別が異なるＤＣを配信注文した場合には、それぞれ別のＤＣ−ＰＩＤが付与される。また、ＤＣ種別が異なれば一般に料金が異なる。また、契約条件がコンテンツ内蔵方式の場合には、ＤＣの料金にプレイ料金が加算される。
【００６３】
図１３に第２の実施の形態におけるＤＣ流通システムの構成を示す。第１の実施の形態に比して、ＣＯＳ配信システム１に、ＤＣ−ＰＩＤ及び前記ＣＯＳ−ＰＩＤに基づいて識別情報ＤＣＣＯＳ−ＰＩＤを生成するＤＣＣＯＳ−ＰＩＤ生成手段１６が追加されている。他の構成は第１の実施の形態と同様である。本実施の形態は、識別情報ＤＣＣＯＳ−ＰＩＤを生成し、ＤＣＣＯＳ−ＰＩＤが付加されたＤＣは、生成の基となるＣＯＳ−ＰＩＤが付加されたＣＯＳのみで操作、制御が可能であるようにし、著作権保護を有効に機能させるものである。
【００６４】
図１４に、第２の実施の形態におけるＤＣを配信する処理フローを示す。ＤＣ配信システム２へのアクセス要求（ステップＳ２０１）から、ユーザが正規のＣＯＳの所有者であることの確認（ステップＳ２１２）までは、図９に示す第１の実施の形態と同様なので、説明を省略する。
ＤＣ配信システム２では、ＤＣ−ＰＩＤ生成手段２２はＤＣ−ＩＤ等に基づいてＤＣ−ＰＩＤを生成し（ステップＳ２２１）、ＣＯＳ配信システム１にＤＣＣＯＳ−ＰＩＤの生成を要求すると共に、生成したＤＣ−ＰＩＤをＣＯＳ配信システム１に送信する。ＣＯＳ配信システム１では、ＣＯＳ配信管理手段１１でＤＣＣＯＳ−ＰＩＤの生成要求を受付け（ステップＳ２２２）、ＤＣＣＯＳ−ＰＩＤ生成手段１６でＣＯＳ−ＰＩＤおよびＤＣ−ＰＩＤを基にしてＤＣＣＯＳ−ＰＩＤを生成し（ステップＳ２２３）、ＣＯＳ配信管理手段１１では生成したＤＣＣＯＳ−ＰＩＤを［ＤＣＣＯＳ−ＰＩＤ］に暗号化してＤＣ配信システム２に送信する（ステップＳ２２４）。
【００６５】
ＤＣ配信管理手段２１は、暗号化された［ＤＣＣＯＳ−ＰＩＤ］を受信し（ステップＳ２２５）、ＤＣ−ＤＢ２３から要求された配信対象ＤＣを抽出し（ステップＳ２２６）、抽出した配信対象ＤＣにＤＣ−ＰＩＤ及び［ＤＣＣＯＳ−ＰＩＤ］を付加（ステップＳ２２６）する。ＤＣ配信管理手段２１は、次いで、ＤＣ配信管理ＤＢ２４にＤＣの識別情報（ＤＣ−ＰＩＤ及び［ＤＣＣＯＳ−ＰＩＤ］）とＤＣの配信情報を登録し（ステップＳ２２７）、要求を受けたユーザのユーザライブラリシステム３にＤＣ−ＰＩＤ及び［ＤＣＣＯＳ−ＰＩＤ］が付加されたＤＣを送信（ステップＳ２２８）する。ユーザは要望したＤＣ（ＤＣ−ＰＩＤ及び［ＤＣＣＯＳ−ＰＩＤ］付）をユーザライブラリシステム３の通信装置３２で受信し（ステップＳ２２９）、ＤＣライブラリ３４に登録（ステップＳ２３０）して、ＤＣ配信の一連の処理（ユーザから見ればＤＣ入手の処理）を終える。なお、料金処理（請求、支払）については、ＤＣ配信管理ＤＢ２４を参照して別途処理される。
【００６６】
個々の配信対象ＤＣに付加される元来のＤＣ−ＰＩＤはＤＣ−ＩＤ＋シリアル番号のみで、ＣＯＳ−ＩＤ情報を含んでいない。ＤＣ配信システム２側では、ＣＯＳ−ＰＩＤを知ることはできないので、ＤＣ−ＰＩＤとＣＯＳ−ＰＩＤの情報を含んだＤＣＣＯＳ−ＰＩＤをＣＯＳ配信システム１側（例えばＤＣＣＯＳ−ＰＩＤ生成手段１６）で生成し、それを暗号化して、［ＤＣＣＯＳ−ＰＩＤ］を生成し、ＤＣ配信システム２側（例えばＤＣ配信管理手段２１）で、それを、ＤＣに付加して配信することで、真のＤＣ−ＰＩＤとＣＯＳ−ＰＩＤを連携させた著作権管理が可能になる。すなわち、ユーザは、ＣＯＳ−ＰＩＤ及びＤＣ−ＰＩＤをそれぞれ、ＣＯＳ配信システム１及びＤＣ配信システム２から受信して知ることができ、さらに、ＣＯＳでＤＣを操作、制御、すなわちプレイする際に、［ＤＣＣＯＳ−ＰＩＤ］を復号し、復号されたＤＣＣＯＳ−ＰＩＤの内容が基となるＣＯＳ−ＰＩＤ及びＤＣ−ＰＩＤと一致した場合にのみ正規の動作が可能になる。したがって、ＤＣＣＯＳ−ＰＩＤを付加されたＤＣについては、基となるＣＯＳ−ＰＩＤを持つＣＯＳのみでしか正常な動作を保障されないこととなり、ＤＣの著作権保護に有効な機能を発揮できる。
なお、ＣＯＳ−ＰＩＤがＤＣＣＯＳ−ＰＩＤ生成の基になったものと異なる場合は、ＤＣの操作、制御はできなくなる。例えば、ＤＣを使用する際に、ＣＯＳが、自分が使用を許容しているＤＣＣＯＳ−ＰＩＤが付加されているか否かを確認することにより、この仕組みを実現できる。
【００６７】
次に、第３の実施の形態としてマイレージポイントを取り扱う例について説明する。ＤＣ購入関連の手続きのみが第１の実施の形態又は第２の実施の形態と異なる。すなわち、ＤＣ購入調書の内容、ＤＣ−ＤＢ２３の登録内容やＤＣ購入に伴うＤＣ配信管理手段２１の処理等が異なる。現在、航空会社のマイレージからスーパー店のポイントカードなど、いろいろな分野でマイレージ型のサービスが実施されているが、ＤＣの流通の普及面においても、利用者に魅力のあるマイレージサービスが望まれる。しかしながら、マイレージのＤＣ購入へのフィードバックを実施している事例は見出されなかった。
【００６８】
図１５に、ＤＣ配信時のマイレージポイントの例を示す。ＤＣの提供者は、ＤＣをＤＣ配信システム２のＤＣ−ＤＢ２３に登録する際に、図１５に示すようなマイレージポイントをＤＣに付加して登録する。ユーザがＤＣを購入する際に、ＤＣ配信管理手段２１はＤＣにこのマイレージポイントを付加して配信する。図１５において、基本ポイントはＤＣ価格に一定の比率で設定されものである。この基本ポイントを汎用ポイントとして利用する方法と特定用途（特用）に利用する方法を用意し、どちらを利用するかをユーザが例えばＤＣ購入調書で選択可能とする。特定用途については、特定項目と各項目に対する係数をＤＣ提供者が設定し、ユーザはその中から自分の好みの項目を選択できるものとする。例えば、基本ポイントｋはＤＣの定価１０００円に対して１ポイント（例えば１０円分に相当）とし、汎用を選択すれば、定価１０００円に対して１ポイント付与され、特定用途１（例えばＡ出版社の商品購入に限定）を選択すればそれよりα＝１．２倍、特定用途２（例えばＢ出版社の商品購入に限定）を選択すればβ＝１．３倍、特定用途ｎ（例えば世界遺産全集の購入に限定）を選択すればλ＝１．５倍のポイントが付与される等とする。このマイレージポイントが集積されて、ＤＣの価格に到達した場合には、料金支払いに代えてマイレージポイントとの引き換えによりＤＣを購入できる。また、マイレージポイントをプレイ料金の支払いに当てることも可能であり、ＣＯＳ購入目的のための特定用途として使用することもできる。
【００６９】
特に、ＤＣについては、著作者や出版社などは、自分の出版物向けの係数を高くすることで、読者に対する謝恩型のマイレージ調整が可能になること、利用者側にとっては自分が望む対象にマイレージ集約が可能になるメリットが期待できる。また、このマイレージポイントには、前記のＤＣ−ＰＩＤなどとのデータ連携により、ダブルカウントの防止が可能である。
マイレージポイントの管理は、例えばＤＣ顧客情報ＤＢ２５でユーザ毎にマイレージポイント表を作成して行う。
【００７０】
図１６にマイレージポイント表の例を示す。すなわち、図１５のマイレージポイント（基本、汎用、特用等）を縦に、ＤＣ−ＩＤを横に配した一覧表を作成し、合計ポイントで管理する。マイレージポイントが使用されれば、使用済分が差し引かれ、残高ポイントで管理する。
【００７１】
また、このマイレージポイントは、ユーザ相互間でネットワークを介して授受を可能とする。このことにより、マイレージが有効に利用され、結果的にはＤＣの流通促進に好影響を与えることが期待できる。授受は、例えばユーザＸが有するＡ出版社製品限定のマイレージポイント５００点とユーザＹが有するＢ出版社製品限定のマイレージポイント５００点とを交換する旨をマイレージポイント授受申込書で申込み、ＤＣ配信管理手段２１はこれを受付け、図１６のマイレージポイント表の記載を更新して行えば良い。
【００７２】
このように、本実施の形態によれば、ＤＣを配信する際に、配信対象ＤＣと連携するマイレージポイントを配信対象ＤＣの購入者に送信する。そして、マイレージポイントは、汎用のＤＣ購入ポイント用、特定著作者や特定出版社などと直接関連するＤＣ購入ポイント用、ＣＯＳ使用（プレイ料金）ポイント用など、ＤＣのプロバイダー側の用途提案意思を反映し、さらにＤＣ購入者が用途を選択できる。さらに、ＤＣの購入者の相互間で授受ができる。
したがって、プロバイダー側、コンシュマー側のどちらにも便利であり、著作者や出版社などに焦点を当て、さらに、個人間でも授受できることによりマイレージポイントのサービス性を高めている。
【００７３】
以上、本発明による実施の形態について説明したが、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、実施の形態に適宜変更を加えられることは明白である。例えば、本実施の形態ではＣＯＳ配信システムとＤＣ配信システムが通信ネットワークを介して接続されている例について説明したが、直接通信接続されても良く、ＣＯＳ配信システムとＤＣ配信システムが一体的にまとめられたＤＣ流通システムとして構成されても良い。
【００７４】
また、ＣＯＳ−ＰＩＤをＣＯＳ−ＩＤ及び契約条件に基づいて生成する例を説明したが、別のアルゴリズムで作成しても良い。また、ＤＣ−ＰＩＤをＤＣ−ＩＤ等に基づいて生成する例を説明したが、別のアルゴリズムで作成しても良い。また、ＤＣＣＯＳ−ＰＩＤを専用のＤＣＣＯＳ−ＰＩＤ生成手段で生成する例を説明したが、ＣＯＳ−ＰＩＤ生成手段等の他の手段を兼用しても良い。また、１ユーザが複数の契約形態で契約し、各契約を使い分けしても良い。また、契約条件が利用期間設定方式の場合に、利用期間途中でＣＯＳのバージョンアップがあれば自動的に契約が更新される例を説明したが、契約が継続され、同じＣＯＳ−ＰＩＤを継続使用できるようにしても良い。また、ＣＯＳの配信注文時にＣＯＳの契約条件を選択した上で、ＤＣの配信注文時にコンテンツ内蔵方式にするか否かを選択可能にする例を説明したが、どちらか一回のみ選択可能とすることもでき、また、ＣＯＳの配信注文時にコンテンツ内蔵方式を選択しないのに、ＤＣの配信注文時にコンテンツ内蔵方式を選択した場合にもコンテンツ内蔵方式が優先的に適用できるようにしても良い。また、ユーザがコンテンツ内蔵方式を選択した上で、最初にＣＯＳ内蔵のＤＣ購入時にコンテンツプレイ料金をまとめて支払う場合には、その後にＤＣを購入する場合にＣＯＳ内蔵を省略し、支払われた範囲内でＤＣ料金のみを支払うことも可能である。
【００７５】
また、ＤＣ流通システム構成について、例えばＣＯＳ顧客情報ＤＢとＤＣ顧客情報ＤＢとを１つにまとめ、ＣＯＳ配信システムとＤＣ配信システムとで共用で用いても良い。また、ＣＯＳ配信の処理フローについても、例えばユーザ端末へのＣＯＳ配信後にＣＯＳ配信管理ＤＢに登録しても良く、ＤＣ配信の処理フローについても、例えばユーザ端末へのＤＣ配信後にＤＣ配信管理ＤＢに登録しても良い。また、利用期間長、割引率、データベース項目、マイレージ係数等、種々変更可能である。
【００７６】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、ＤＣの利用価値を高めるためにＤＣを操作、制御するＣＯＳをＤＣと共に配信する新しいＤＣ流通システムを提供し、また、かかるＤＣ流通システムに関して、ＣＯＳ及びＤＣの効率的改善、配信管理、料金処理、メンテナンス等に適切な構成のシステムを提供することができる。また、かかるＤＣ流通システムに想定される種々の契約形態に応じた料金体系に柔軟に対応可能であり、また、著作権保護に有効で、ユーザに信頼性の高いアフターケアサービスを提供できるシステム構成を提供することができる。
【００７７】
また、本発明の第２の態様等によれば、ＤＣ−ＰＩＤをＣＯＳ−ＰＩＤと連携させて管理することができ、さらに、第３の態様等によれば、ＤＣＣＯＳ−ＰＩＤが付加されたデジタルコンテンツは、生成の基となるＣＯＳ−ＰＩＤが付加されたＣＯＳのみで操作、制御が可能であるため、特に著作権保護に有効なシステム構成を提供できる。
また、第４の態様等によれば、その使用料金の負担の仕方を、利用者の希望に応じて選択できる。さらに、第５の態様等によれば、ＤＣの配信時に、マイレージポイントを利用者の要望に合わせて利用できる。
【図面の簡単な説明】
【図１】第１の実施の形態におけるＤＣ流通システムの構成を示す図面である。
【図２】ユーザにＣＯＳを配信する処理フローの例を示す図である。
【図３】ＣＯＳ顧客情報ＤＢの構成例を示す図である。
【図４】ＣＯＳ注文書の例を示す図である。
【図５】第１のＣＯＳ契約条件（料金方式）の例を示す図である。
【図６】第２のＣＯＳ契約条件（ユーザ環境条件）の例を示す図である。
【図７】第３のＣＯＳ契約条件（ユーザ構成条件）の例を示す図である。
【図８】ＣＯＳ配信管理ＤＢの構成例を示す図である。
【図９】第１の実施の形態におけるＤＣを配信する処理フローを示す図である。
【図１０】ＤＣ顧客情報ＤＢの構成例を示す図である。
【図１１】ＤＣ購入調書の記載項目の例を示す図である。
【図１２】ＤＣ配信管理ＤＢの構成例を示す図である。
【図１３】第２の実施の形態におけるＤＣ流通システムの構成を示す図面である。
【図１４】第２の実施の形態におけるＤＣを配信する処理フローを示す図である。
【図１５】ＤＣ販売時のマイレージポイントの例を示す図である。
【図１６】マイレージポイント表の例を示す図である。
【符号の説明】
１ＣＯＳ配信システム
２ＤＣ配信システム
３ユーザライブラリシステム（ユーザ端末）
４通信ネットワーク
１１ＣＯＳ配信管理手段
１２ＣＯＳ−ＰＩＤ生成手段
１３ＣＯＳ−ＤＢ
１４ＣＯＳ配信管理ＤＢ
１５ＣＯＳ顧客情報ＤＢ
１６ＤＣＣＯＳ−ＰＩＤ生成手段
２１ＤＣ配信管理手段
２２ＤＣ−ＰＩＤ生成手段
２３ＤＣ−ＤＢ
２４ＤＣ配信管理ＤＢ
２５ＤＣ顧客情報ＤＢ
３１制御装置
３２通信装置
３３ＣＯＳ格納装置
３４ＤＣライブラリ
３５出力装置
３６操作装置[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a digital content distribution system, a content operation software distribution system, a digital content distribution system, a content operation software distribution method, a digital content distribution method, a program for these methods, a content operation software, and a recording medium on which digital content is recorded ( Hereinafter, in this specification, the content operation software is referred to as COS, and the digital content is referred to as DC.) More specifically, the present invention relates to a new DC distribution system that distributes a COS that operates and controls DC together with DC in order to increase the utility value of DC.
[0002]
[Prior art]
Recently, with the evolution of IT (information technology) such as communication networks and personal computers, many people obtain information via the Internet, and active information activities in a wide range of personal life from the workplace Is unfolded.
Today, instead of book publications, DCs whose contents are digitized are becoming popular. The development of IT makes it possible to have a reader's own digital library. Furthermore, if computer technology is used, the original value of DC can be extracted and used in various ways. For example, DC access records, reaction records, and the like can be accumulated, and the accumulated records can be unwound and used for viewing again (see Patent Document 1).
[0003]
In addition, to support the use of digital library functions from various aspects, such as using search, statistics, and supporting drawing with music, explanatory articles, and introducing related information to deepen the understanding of reading. Is possible. A DC player (a software tool for displaying digital content of a publication through a display / phonetic interface) is one of the supporting software.
[Patent Document 1]
JP 2002-91955 A (paragraphs 0031-0049, FIGS. 1 to 4)
[0004]
[Problems to be solved by the invention]
However, development of DC usage is immature, and future development is expected. Regarding a new DC distribution system that supplies a COS that enhances the utility value of DC together with DC, what kind of system configuration is appropriate for distribution management, fee processing, maintenance, copyright protection, etc., and such DC It was unclear whether a system configuration capable of flexibly responding to a fee system according to various contract forms assumed in the distribution system was possible. In addition, a system configuration effective for copyright protection and a highly reliable aftercare service that comprehensively handles COS and DC are desired.
[0005]
The present invention provides a new DC distribution system that distributes a COS that operates and controls DC together with the DC in order to increase the utility value of the DC. With regard to such a DC distribution system, efficient improvement of COS and DC, distribution management, and charge An object is to provide a system having a configuration suitable for processing, maintenance, and the like. In addition, a system configuration that can flexibly cope with a charge system according to various contract forms assumed for such a DC distribution system, is effective for copyright protection, and can provide a highly reliable aftercare service to a user. The purpose is to provide.
[0006]
[Means for Solving the Problems]
To solve the above problem, According to the first aspect of the present invention For example, as shown in FIG. 1, the DC distribution system includes a COS distribution system 1 that distributes COS that is software for operating and controlling DC to a user terminal 3 via a communication network 4, and the communication network 4. A DC distribution system 2 that distributes DC to the user terminal 3 via
The COS distribution system 1 includes a COS-DB 13 that is a database that stores COS for distribution, and an identification code that identifies a COS and individual users for each distribution target COS that is a distribution target COS related to a COS distribution order. COS-PID generating means 12 for generating COS-PID, and COS distribution management which is a database for storing contract conditions relating to the use of COS, COS identification information, and COS distribution information for each distribution target COS DB14 and the COS distribution order from the user terminal 3 are accepted, the COS-PID generating unit 12 generates the COS-PID for each distribution target COS, and the distribution target COS is extracted from the COS-DB13 The generated COS-PID is added to the extracted distribution target COS and distributed to the user terminal 3. And, and a COS delivery management means 11 registers the distribution information identification information and COS terms and conditions and COS according to use of the COS for each of the distribution target COS in the COS delivery management DB 14,
The DC distribution system 2 identifies DC and individual users for each DC-DB 23 that is a database for storing DC for distribution and for each distribution target DC that is a distribution target DC related to a DC distribution order. DC-PID generating means 22 that generates a DC-PID that is a code, a DC distribution management DB 24 that is a database that stores DC identification information and DC distribution information for each distribution target DC, and the DC distribution order For each DC to be distributed, the DC-PID generating means 22 generates the DC-PID, the DC to be distributed is extracted from the DC-DB 23, and the DC- The PID is added and distributed to the user terminal 3, and the DC identification information and the DC distribution information are sent to the DC distribution management DB 2 for each distribution target DC. And a DC distribution management means 21 to be registered in.
[0007]
Specifically, “to operate and control DC” means first of all, to make the screen display / audio output easy to see, to make it easy to hear, or to adjust to your liking, Functions that perform output operations and controls, such as combining display and output. Second, create / edit / reproduce access history / reaction history / reference article / related information, or display / display simultaneously with DC Functions for creating / editing / output operations and controls such as output, third, search, statistical processing, translation, and other functions that promote the use of DC using computer technology, fourth, COS, DC distribution order, including functions for performing communication with COS distribution system 1 and DC distribution system 2, communication with other stations in user library system 3 or other user library system 3, etc. Operation related, it means having the function of the control.
[0008]
Software for operating and controlling the DC that draws out and enhances the utility value of the DC related to the book and assists in deepening the taste of reading and viewing will be collectively referred to as COS (content operation software). In addition to being realized by an OS (operating system) that provides basic functions commonly used by application software and managing the entire computer system, it is also referred to as COS including cases realized by application software. To do.
[0009]
In addition, DC includes visual content (Visual Contents hereinafter referred to as VC) for characters, drawings, etc., oral content (Aural Contents hereinafter referred to as AC) for sounds, and multimodal content (Multi) using both VC and AC. -Modal Contents (hereinafter referred to as MC).
Also, the COS-PID is given for each COS to be distributed, and different identification information is given not only by the type of COS (depending on the contract form or version related to the use of COS) but also by the user (user). To do. A DC-PID is assigned to each DC to be distributed, and is given not only the contents of the DC content (which varies depending on the title, author, publisher, edition, etc.) but also different identification information depending on the user (user). And The COS-PID assigned to the distribution target COS may be [COS-PID] obtained by encrypting the COS-PID, and the DC-PID assigned to the distribution target DC is obtained by encrypting the DC-PID. [DC-PID] may be used.
[0010]
Regarding the system configuration, first, since the COS that increases the utility value of the DC is distributed together with the DC, the improvement of the COS and the DC can be coordinated and efficiently performed. By enhancing the function of COS, the utility value of DC is improved, and DC is also improved along with the improvement of the function of COS. For example, attaching a large number of images to a story, inserting a moving image, using background music, and the like. Such an improvement can be performed efficiently, for example, by simultaneously improving both COS and DC. Second, with the above configuration, COS can be distributed in association with DC. For example, as described later, the COS can be built in the DC, or identification information relevant to both can be given. Third, since the identification information is assigned to each COS and DC and managed, even if the contract conditions and distribution information differ for each COS and DC, the respective forms and conditions are recorded, Other unique information can be added and managed, and this makes it possible to construct a system that can flexibly respond to individual circumstances in distribution management, fee processing, maintenance, and the like. Fourth, since the COS and DC users can be specified by the above configuration, it helps to prevent unauthorized copying and is effective for copyright protection. Fifth, with the above-described configuration, both COS and DC individual situations can be grasped and linked processing can be performed, so that a highly reliable aftercare service can be provided to the user.
As described above, regarding a new DC distribution system that distributes a COS that enhances the utility value of DC together with DC, it is possible to flexibly cope with various situations and provide a system configuration that is easy to use.
[0011]
Also, Second aspect of the present invention Is According to the first aspect With respect to the DC distribution system, for example, as shown in FIG. 1, in the COS distribution system 1, the COS distribution management means 11 includes a COS presented from the DC distribution system 2 by the user when the DC distribution order is placed. -Accepting a request for authentication as to whether or not the PID is properly given to the user, checking the presented COS-PID against the COS-PID registered in the COS distribution management DB 14, and Notify system 2 of the verification result,
In the DC distribution system 2, the DC distribution management means 21 is configured such that the COS distribution system 1 is normally given the COS-PID presented by the user when the DC distribution order is placed. When the verification result notified from the COS distribution system 1 is correct, the DC-PID generation unit 22 is caused to generate the DC-PID for each distribution target DC.
[0012]
Here, “granted” means granted and actually valid. With this configuration, the DC-PID can be managed in cooperation with the COS-PID, and the DC is supplied only to the owner of the COS-PID that has been properly obtained, thus preventing unauthorized distribution. It is possible to protect the copyright. In addition, the COS and DC improvement, distribution management, and fee processing can be coordinated, and reliability in aftercare services is increased.
[0013]
Also, Third aspect of the present invention According to According to the second aspect The DC distribution system includes DCCOS-PID generation means 16 that generates DCCOS-PID that is identification information based on the DC-PID and the COS-PID, and the DC to which the DCCOS-PID is added is a generation base. Operation and control are possible only with the COS to which the COS-PID is added.
Here, the DCCOS-PID generating means 16 may be on the COS distribution system 1 side or on the DC distribution system 2 side. However, considering the privacy protection associated with DC distribution, the DCCOS-PID generation means 16 using DC-PID is generally placed on the COS distribution system 1 side. The COS-PID generation unit 12 may also serve as the DCCOS-PID generation unit 16. With this configuration, the DCC to which the DCCOS-PID is added can be guaranteed to operate normally only with the COS having the COS-PID as a base, and a function effective for protecting the copyright of the DC can be exhibited. . Further, the DCCOS-PID given to the distribution target DC may be [DCCOS-PID] obtained by encrypting the DCCOS-PID.
[0014]
Also, Fourth aspect of the present invention According to According to any one of the first to third aspects In the DC distribution system, the COS distribution management means 11 transmits to the user terminal 3 a COS order form, which is an order form for making a COS distribution order that allows selection of contract conditions, and receives the form from the user terminal 3. The contract conditions described in the COS order form are the contract conditions related to the use of the COS, and the selectable contract conditions are the first contract form (purchase method) that requires the purchase of the COS, and the use of the COS. Any one of a plurality of contract forms including a second contract form (usage period setting method) that is conditional on period setting and a third contract form (content built-in method) that is conditional on incorporating COS in DC May be selectable.
[0015]
The purpose of this application is to enable the user to select how to pay the COS usage fee according to the user's wishes. Knowing if you can pay in the form, you will be able to choose the payment method according to your preference and convenience. In addition, it is possible to provide a system that can cope with a plurality of specifically assumed fee systems.
Incidentally, CD (compact disc) players and DVD (digital versatile disc) players are also popular as music and video players, but there are few cases where the player collects the play fee from the reader. Is the play fee a hardware fee? It has been converted into package software charges. In the era of full-fledged DC spread in the future, it is necessary to realize the fee structure desired by the end user after recognizing the DC fee, personal computer OS (operating system) fee, personal computer fee and content play fee. It is done. As a result, the user selects either the conventional method (purchase method or content built-in method) to pay the fee, or paying the fee by consciously distinguishing between the content fee and the play fee (use period setting method). It becomes possible.
[0016]
When the COS is obtained in the first contract form (purchase method) and the second contract form (use period setting method), the user pays the content play fee all at once or every period, and DC When purchasing, it is only necessary to pay the content fee. A user who has obtained COS once in the third contract form (content built-in method), when purchasing a subsequent DC, obtains only the DC for a fee that includes an amount equivalent to the content play fee in addition to the content fee. Thus, even if the COS is not built in, the DC can be played using the built-in COS obtained in advance. That is, once the DC with built-in COS is distributed once, it is not necessary to distribute the COS since the second and subsequent times are regarded as equivalent to those with built-in COS.
[0017]
Also, Fifth aspect of the present invention According to According to any one of the first to fourth aspects In the DC distribution system, the DC distribution management means 21 notifies the user terminal of the mileage points that can be given to the distribution target DC when the DC distribution order is received. A plurality of types of points such as points may be provided so that the user can select them.
The purpose of this application is to make it possible to use mileage points according to the user's request when purchasing DC. With this configuration, when a user purchases DC, the mileage points accumulate, and the mileage points are collected. You can choose how you want to use it, making it attractive to use.
Traditionally, mileage point systems have been implemented in various fields, but there were not many useful on both the provider side and the consumer side. In the present invention, the mileage point system can be applied to DC, and the serviceability of the mileage point can be further improved, and it can be expected to have a positive influence on the original DC distribution.
[0018]
Also, According to the sixth aspect of the present invention For example, as shown in FIG. 1, the COS distribution system 1 is a database that stores COS, which is software for operating and controlling DC for distribution to a user terminal 3 via a communication network 4. DB13, COS-PID generating means 12 for generating COS-PID, which is an identification code for identifying the COS and the individual user, for each distribution target COS that is a distribution target COS related to the distribution order of COS, and the distribution target For each COS, a COS distribution management DB 14 that is a database for storing contract conditions relating to the use of COS, COS identification information, and COS distribution information, and a COS distribution order from the user terminal 3, and receiving the distribution For each target COS, the COS-PID generating unit 12 generates the COS-PID and sets the distribution target COS to The COS-DB is extracted from the COS-DB, the generated COS-PID is added to the extracted delivery target COS, and the COS-DB is distributed to the user terminal 3. And COS distribution management means 11 for registering the identification information and the COS distribution information in the COS distribution management DB 14. According to the first aspect It is a COS distribution system corresponding to a DC distribution system.
[0019]
Also, Seventh aspect of the present invention Is According to the sixth aspect In the COS distribution system 1, for example, as shown in FIG. 1, communication is possible with a DC distribution system 2 that distributes DC to a user terminal 3 via a communication network 4. The system 2 accepts a request for authentication as to whether or not the COS-PID presented by the user at the time of DC distribution order is properly given to the user, and the presented COS-PID is stored in the COS It collates with the COS-PID registered in the distribution management DB 14 and notifies the DC distribution system 2 of the collation result. According to the second aspect It is a COS distribution system corresponding to a DC distribution system.
[0020]
Also, Eighth aspect of the present invention Is According to the seventh aspect The COS distribution system includes DCCOS-PID generation means 16 that generates DCCOS-PID as identification information based on the DC-PID and the COS-PID, and the digital content to which the DCCOS-PID is added is generated Operation and control are possible only with a COS to which a COS-PID as a base is added.
With this configuration, the DCC to which the DCCOS-PID is added can be guaranteed to operate normally only with the COS having the COS-PID as a base, and a function effective for protecting the copyright of the DC can be exhibited. .
[0021]
Also, Ninth aspect of the present invention According to According to any of the sixth to eighth aspects In the COS distribution system 1, the COS distribution management means 11 transmits to the user terminal 3 a COS order form that is an order form for performing a COS distribution order that allows contract conditions to be selected. The contract conditions described in the received COS order form may be used as the contract conditions related to the use of the COS. With this configuration, the contract conditions can be selected, which is convenient for the user.
[0022]
Also, Tenth aspect of the present invention According to According to the ninth aspect In the COS distribution system 1, the selectable contract conditions include a first contract form that is conditional on the purchase of COS, a second contract form that is conditional on the setting of the COS usage period, and a COS built into the DC. Any one of the plurality of contract forms including the third contract form as a condition may be selectable. According to the fourth aspect It is a COS distribution system corresponding to a DC distribution system.
[0023]
Also, Eleventh aspect of the present invention According to According to the ninth or tenth aspect In the COS distribution system 1, the selectable contract conditions may be a multi-user configuration or a multi-station configuration.
If comprised in this way, a various contract form can be provided and it can use for a user's convenience. Specifically, a system that can deal with various contract conditions can be provided. In addition, by selecting a plurality of users and stations, the user can enjoy cheap use of COS and DC. In addition, by specifying the user and station, it is possible to exert functions effective for copyright protection.
[0024]
Also, According to the twelfth aspect of the present invention For example, as illustrated in FIG. 1, the DC distribution system 2 can communicate with a COS distribution system 1 that distributes COS that is software for operating and controlling DC to a user terminal 3 via a communication network 4. For each distribution target DC that is a DC to be distributed according to a DC distribution order and a DC-DB 23 that is a database for storing DC for distribution to the user terminal 3 via the communication network 4, a DC and a user DC-PID generating means 22 that generates a DC-PID that is an identification code for identifying an individual, a DC distribution management DB 24 that is a database for storing DC identification information and DC distribution information for each distribution target DC, The DC distribution order is accepted, and the COS-P presented to the COS distribution system 1 by the user at the time of the DC distribution order. When D is requested to authenticate whether the user is properly granted, and the collation result notified from the COS distribution system 1 is correct, the DC-PID generation is performed for each distribution target DC. The means 22 generates the DC-PID, extracts the distribution target DC from the DC-DB 23, adds the generated DC-PID to the extracted distribution target DC, and distributes it to the user terminal 3. DC distribution management means 21 for registering the DC identification information and the DC distribution information in the DC distribution management DB 24 for each distribution target DC. According to the second aspect This is a DC distribution system corresponding to the DC distribution system.
[0025]
Also, Thirteenth aspect of the present invention According to According to the twelfth aspect In the DC distribution system, the DC distribution management means 21 transmits a format of a DC order form, which is an order form for performing a DC distribution order, which enables the user terminal 3 to select a contract condition relating to the use of COS. The contract conditions described in the DC order form received from the user terminal 3 are applied to the distribution of the DC, and the selectable contract conditions are whether or not the COS is built in the DC. Can be selected.
Contract conditions (play fee payment conditions) can be selected even during DC distribution, which is convenient for the user.
[0026]
Also, 14th aspect of this invention According to According to the twelfth or thirteenth aspect In the DC distribution system 2, the DC distribution management means 21 notifies the user terminal 3 of mileage points that can be given to the distribution target DC when the DC distribution order is received, and the mileage points include general-purpose points, A plurality of types of points such as special points may be provided so that the user can select them. According to the fifth aspect This is a DC distribution system corresponding to the DC distribution system.
[0027]
Also, According to the fifteenth aspect of the present invention For example, as shown in FIG. 2, the COS distribution method is a COS-DB 13, which is a database that stores COS, which is software for operating and controlling DC, for distribution to the user terminal 3 via the communication network 4. The COS and the individual user for each distribution target COS that is a distribution target COS related to the received COS distribution order, and a step of receiving a COS distribution order from the user terminal 3 (step S107). A step of generating a COS-PID which is an identification code to be identified (step S108), a step of extracting the distribution target COS from the COS-DB 13 (step S109), and a COS-PID generated in the extracted distribution target COS An additional process (step S110) and a contract related to the use of the COS for each COS to be distributed. A step of registering the conditions, COS identification information and COS distribution information in the COS distribution management DB 14 which is a database for storing these conditions and information (step S111), and the generated COS-PID is added. A step of distributing the distribution target COS to the user terminal 3 (step S112). According to the sixth aspect This is a COS distribution method corresponding to the COS distribution system.
[0028]
Also, Sixteenth aspect of the present invention Is According to the fourteenth aspect In the COS distribution method, for example, as shown in FIG. 9, the COS-PID presented by the user at the time of DC distribution order from the DC distribution system 2 that distributes DC to the user terminal 3 via the communication network 4 is obtained. A step of accepting a request for authentication as to whether or not the user is properly granted (step S209), and a step of collating the presented COS-PID with the COS-PID registered in the COS distribution management DB 14; (Step S210) and a step of notifying the DC distribution system 2 of the collation result (step S211). According to the seventh aspect This is a COS distribution method corresponding to the COS distribution system.
[0029]
Also, According to the seventeenth aspect of the present invention For example, as shown in FIG. 9, the DC distribution method stores DC in a DC-DB 23 which is a database for storing DC for distributing to the user terminal 3 via the communication network 4; The step of accepting a DC distribution order from the user terminal 3 (step S207), and the COS distribution system 1 for distributing COS for operating and controlling the DC to the user terminal 3 via the communication network 4 Requesting authentication of whether or not the COS-PID presented by the user at the time of the delivery order is properly given to the user (step S208), and the verification notified from the COS delivery system 1 When the result is right, the identification for identifying the DC and the individual user is made for each distribution target DC that is the distribution target DC related to the distribution order of the DC. A step of generating a DC-PID as a code (step S213), a step of extracting the distribution target DC from the DC-DB 23 (step S214), and a step of adding the generated DC-PID to the extracted distribution target DC (Step S215), a step of registering DC identification information and DC distribution information for each DC to be distributed in the DC distribution management DB 24, which is a database for storing these information (Step S216), and the generated A step (step S217) of distributing the distribution target DC to which the DC-PID is added to the user terminal 3. According to the twelfth aspect This is a DC distribution method corresponding to the DC distribution system.
[0030]
Also, 18th aspect of the present invention Is According to the seventeenth aspect In the digital content distribution method, for example, FIG. As shown in FIG. 5, a step of generating DCCOS-PID as identification information based on the DC-PID and the COS-PID (step S223), and the generated DCCOS-PID are added to the extracted distribution target DC. Step (step S226), and in the step of distributing the distribution target DC to the user terminal (step S228), DCCOS-PID is added to the distribution target DC.
Because of this process, the DC to which the distributed DCCOS-PID is added can be processed in cooperation with the COS having the base COS-PID, and exhibits an effective function for protecting the copyright of the DC. it can. Note that DCCOS-PID does not necessarily have to be added separately from DC-PID. If the DCCOS-PID has the conditions of DC-PID, which is an identification code for identifying individual DCs and individual users, it is only necessary to add the DCCOS-PID.
[0031]
Also, According to a nineteenth aspect of the present invention The program According to the fifteenth or sixteenth aspect A computer-readable program for causing a computer to execute a COS distribution method.
Also, According to the twentieth aspect of the present invention The program According to the seventeenth or eighteenth aspect A computer-readable program for causing a computer to execute a DC distribution method.
[0032]
Also, According to the twenty-first aspect of the present invention The program is read by the user terminal for causing the user terminal 3 to operate and control the digital content, to which the COS-PID that is an identification code for identifying each program distributed to the user terminal 3 and the individual user is added. It is a possible program.
According to the fifteenth aspect This corresponds to COS distributed by the COS distribution method. By adding the COS-PID to the COS, the owner of the COS can be specified, which is effective for copyright protection and is compatible with a flexible DC distribution system.
[0033]
According to the twenty-second aspect of the present invention. The recording medium on which the DC is recorded is operated and controlled by the COS, which is a program for operating and controlling the digital content, at the user terminal 3 to identify individual DCs and individual users distributed to the user terminal 3. This is a recording medium on which a DC with an identification code DC-PID added is recorded.
By attaching a DC-PID to the DC, the owner of the DC can be specified, which is effective for copyright protection and is compatible with a flexible DC distribution system.
[0034]
23rd aspect of the present invention In According to the twenty-second aspect The DC in the recording medium on which the DC is recorded is added with COS-PID, which is an identification code for identifying individual programs and users individually distributed to the user terminal 3, and the DC-PID and the COS- DCCOS-PID, which is identification information generated based on the PID, is added, and the operation and control can be performed only by the COS to which the COS-PID that is the basis for generating the DCCOS-PID is added.
According to the 18th aspect It corresponds to a recording medium on which a DC distributed by the DC distribution method is recorded. With this configuration, the DCC to which the DCCOS-PID is added can be guaranteed to operate normally only with the COS having the COS-PID as a base, and a function effective for protecting the copyright of the DC can be exhibited. .
[0035]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
The present invention relates to a novel DC distribution system that distributes both DC and COS that operates and controls DC over a network. Today, instead of book publications, DCs whose contents are digitized are becoming widespread, and readers can have a digital library as their own user library system. Furthermore, if the computer technology is fully utilized, the original value possessed by DC can be extracted and used in various ways, and further development is expected because the development of usage is immature.
[0036]
As described above, software that supports and enhances the use value of DC related to books and enhances the taste of reading and viewing (such as photographs and paintings related to books) will be collectively referred to as COS. A basic function commonly used by application software is provided, and in addition to the case where it is realized by an OS that manages the entire computer system, the case where it is realized by application software is also referred to as COS.
In addition, DC includes visual content (Visual Contents hereinafter referred to as VC) for characters, drawings, etc., oral content (Aural Contents hereinafter referred to as AC) for sounds, and multimodal content (Multi) using both VC and AC. -Modal Contents (hereinafter referred to as MC). In this embodiment, it is assumed that DCs for reading and viewing (including photographs and paintings related to books) based on books are handled.
[0037]
Embodiments of the present invention will be described below with reference to the drawings.
FIG. 1 shows the configuration of the DC distribution system in the first embodiment. A communication network 4 includes a COS distribution system 1 for distributing COS to the user, a DC distribution system 2 for distributing DC to the user, and a user library system 3 for providing the user's own DC for his own use / viewing. Are connected to each other. The DC distribution system includes a COS distribution system 1 and a DC distribution system 2. Although a plurality of user library systems 3 exist, one system is typically shown in the figure.
[0038]
The COS distribution system 1 includes a COS-PID generation unit 12 that generates a COS-PID for COS identification and authentication, a COS-DB 13 that stores COS for distribution, contract conditions relating to the use of COS, and COS identification information , COS distribution management DB 14 for recording COS distribution information, COS customer information DB 15 for storing information related to the user, COS for managing the distribution of COS to the user and controlling the means and DB to execute distribution processing It consists of distribution management means 11.
The DC distribution system 2 records DC-PID generation means 22 for generating DC-PID for DC identification and authentication, DC-DB 23 for storing DC for distribution, DC identification information, and DC distribution information. DC distribution management DB 24, DC customer information DB 25 for storing information related to the user, DC distribution management means 21 for managing the distribution of DC to the user and controlling the means and DB to execute the distribution process. .
[0039]
The user library system 3 includes a communication device 32 that transmits / receives data and signals to / from the COS distribution system 1 and the DC distribution system 2 via the network 4, a COS storage device 33 that stores a COS that the user has, and a user's possession and use A DC library 34 that stores DC for viewing, a monitor that displays a screen when the user uses and appreciates DC, a speaker that outputs sound, an output device 35 such as a printer that performs printing, a keyboard for inputting commands and data, It has an operation device 36 such as a mouse for performing a click operation, a processor, and a memory, and includes a control device 31 that controls each of these devices to realize a function as a library. The user library system 3 can be realized by a normal personal computer and peripheral devices. Among these, the control apparatus 31 and the communication apparatus 32 are parts corresponding to a personal computer (general user terminal). That is, this embodiment is an example in which a user terminal is incorporated in the user library system 3. Even if a general user terminal receives COS and DC distribution, it is possible to read / appreciate DC using COS and to fully exhibit the central functions of the user library system 3. it can.
[0040]
FIG. 2 shows a processing flow for distributing the COS in the first embodiment. The user requests access from the communication device 32 of the user library system 3 owned by the user to the COS distribution system 1 via the communication network 4 (step S101). The COS distribution system 1 uses the COS distribution management means 11 to request this access. Is received (step S102). In order to accept COS delivery orders, pre-registration of member registration is required, and in order to register as a member, input of COS customer information is requested, user registration number determination and password registration have been completed. However, when an electronic cash method capable of online payment is applicable, COS can be distributed even if member registration is not an indispensable condition.
[0041]
FIG. 3 shows a configuration example of the COS customer information DB 15. User registration number, password, name, address, telephone number, FAX number, E-MAIL destination, terminal used (model, OS), gender, date of birth, bank account number or credit card number, occupation, remarks, contract history, etc. Is recorded. Among these items, there are items (* 1) that are given on the COS distribution system 1 side, items that are not essential (* 2), and items that are not required in the electronic cash system (* 3). Also, in the contract history column, a new contract number is assigned and recorded for each new contract related to use at the time of COS distribution and for each renewal contract due to version upgrade of COS. Note that the new version of COS covers the functionality of the old version.
[0042]
The content distribution management system 11 of the COS distribution system 1 extracts the product description and order form (COS order form) related to the COS from the COS-DB 13 and transmits them to the user library system 3 (step S103). The user library system 3 receives the COS product description and the COS order form in the communication device 32 (step S104). The user refers to the contents in the output device (monitor, etc.) 35 and uses the operation device 36. Select the COS product that you need, fill in the COS identification information (COS-ID) and the contract conditions related to the use of the COS in the COS order form (step S105), and the COS distribution system 1 from the communication device 32 (Step S106). The COS order form will be described later.
[0043]
The content distribution management unit 11 of the COS distribution system 1 receives the COS order form (step S107), extracts COS identification information (COS-ID) from the COS order form, and transmits it to the COS-PID generation unit 12. The COS-PID generation unit 12 generates a COS-PID based on the COS-ID and the contract condition (step S108), and transmits it to the content distribution management unit 11. The content distribution management means 11 extracts a distribution target COS that satisfies the conditions requested in the COS order form from the COS-DB 13 (step S109), and adds the generated COS-PID to the distribution target COS (step S110).
[0044]
COS-PID is not only compatible with the type of COS (depending on the contract type or version related to the use of COS), but also for the user (user) who ordered the COS to be distributed, that is, for each COS to be distributed Also, it is personal identification information to be unique to a contract related to the use of COS), and when a user purchases a DC, by presenting this COS-PID as identification information for authentication, DC distribution is permitted. The This is based on the premise that the user purchases DC by notifying which identification number COS is executed, and the copyright protection function is exhibited. The COS distribution management means 11 registers the contract conditions relating to the use of COS, COS-PID information, and COS distribution information in the COS distribution management DB 14 (step S111), and stores the COS in the user library system 3 of the user who has received the order. -Send COS with PID (step S112). The user receives the COS ordered by the communication device 32 of the user library system 3 (step S113) and stores it in the COS storage device 33 (step S114). This completes a series of COS distribution processing (COS acquisition processing from the user's perspective). The fee processing (billing, payment) is separately processed with reference to the COS distribution management DB 14.
[0045]
FIG. 4 shows an example of a COS order form. The purchaser (user) describes purchaser information, COS identification information (COS-ID), and contract conditions relating to the use of COS. As the purchaser information, a user registration number and a password are used. However, it is assumed that the user registration and password are registered in advance together with settlement procedure registration such as a credit card number. If electronic cash systems that can be used online will become widespread in the future, these user registration numbers and passwords will no longer be essential information.
In the COS identification information, the COS-ID of the COS that the user desires to obtain is described with reference to the product description. The product description describes the COS specifications corresponding to the contract form and version, and the COS-ID is determined corresponding to the contract form and version.
[0046]
FIG. 5 shows an example of the first COS contract condition (charge system). For the fee system type related to the content play fee (also called play fee) for operating and controlling DC using COS, specifically, select from three types of contract forms: usage period setting method, purchase method, and content built-in method it can. When the usage period setting method is selected, the usage period can be further selected. In the example of FIG. 5, there is no discount when selecting the period January, and the daily charge is 33 yen, whereas when the period is 5 years, the discount rate is 0.42 and the daily charge is 19 yen. It has become.
Contract condition 1 in FIG. 4 is a selection condition for a contract form (fee method), and can be selected from three types: a usage period setting method, a purchase method, and a content built-in method. When the usage period setting method is selected, the usage period can be selected in the contract condition 1-1, and in this example, 2 years is selected.
[0047]
In the case of an existing media player, in the case of a hardware-oriented dedicated device such as a CD (compact disc) player, an MD (mini disc) player, a DVD (digital versatile disc) player, etc., the purchase method type is common. Yes, when the equipment is old or worn out or when a new product comes out. Even if content is charged, there are few cases where the play fee is collected from the reader, and the content play fee has been converted to a hardware fee or package software fee. That is, the play fee is borne by the time period until replacement by purchase.
On the other hand, in the case of a software package player on a personal computer, the player software package fee is not directly charged to the end user, but is provided indirectly as a built-in content type. This is the case with most ebook player software. Currently, player software with no usage fee on the surface is considered to be included in the burden of any of the content provider, PC manufacturer, and PC OS manufacturer, and is basically borne by the end user. Is considered the same.
[0048]
In the conventional mechanism, the end user knows how much the content, the personal computer OS, and the personal computer are paid, but it is unclear where and how much the play fee is shared. On the other hand, from the player software maker's side, it was not clear how the content play fees were collected to meet the end user's wishes. In the era of full-fledged DC spread in the future, it is necessary to realize the fee structure desired by the end user after recognizing the DC fee, personal computer OS (operating system) fee, personal computer fee and content play fee. It is done.
[0049]
One of the features of the COS contract condition (fee method) of this embodiment is that a usage period setting method is provided. This concept clearly distinguishes the content itself from the utility of the content play support function. After the user understands that, he / she selects a contract form at his / her will and provides a mechanism for paying a content play fee. Here, since the designation of the usage period includes the meaning of advance reservation of the play support function, as shown in FIG. 5, for the COS provider side, preferential treatment such as a discount system according to the length of the period is provided. It is possible to take. However, some users don't care about the details because they don't care about the details. In that case, if the content built-in method is selected, the play fee at the time of purchasing the COS can be made free, and it can be used while paying the DC fee and the play fee each time DC is purchased. Since the DC with built-in COS function can be purchased for the first time and the built-in COS can be used for the second time, only the DC needs to be purchased. In this case, it is not necessary to know how much the content play support function is included in the content fee. However, in the case of the content built-in method, if the content play fee is explicitly displayed, the user can know which method is most advantageous from his reading tendency. If the COS purchase method is selected, a fee (play fee) is generated only at the time of purchase of the COS, and the COS can be used freely thereafter.
[0050]
FIG. 6 shows an example of the second COS contract condition (user environment condition). This relates to the user's COS usage environment related to the user library system 3, and allows installation of a plurality of stations (terminals). The number of installed desktop type, notebook type and dedicated portable terminal (PDA) type can be selected. Specific examples include personal computers used at home, personal computers used in offices such as offices, portable personal computers used on the move, and personal digital assistants (PDAs). One piece of content is linked between these devices. It is also possible to see it. Such an interlocking function is also one of the basic COS functions, and can be selected and specified by the user as a contract condition when purchasing the COS. In the contract condition 2 of FIG. 4, two desktop types, one notebook type, and one PDA type are designated. In the present embodiment, up to four COSs can be used with one COS-ID at the same fee. That is, when considering copyright protection by cooperation between COS-PID and DC-PID, DC sharing is guaranteed under the same COS-ID. Basically, one COS-PID can be shared by a plurality of terminals used by the individual.
[0051]
FIG. 7 shows an example of the third COS contract condition (user configuration condition). This is an example of a support function and purchase discount incentives when allowing the use of a plurality of users in the same environment. A preferential discount is given as the number of shared people increases. Compared to exclusive use, a discount rate of 50% is preferentially used for five people. In the contract condition 3 of FIG. 4, two-person sharing is designated. The COS assumed in the present embodiment has a function of collecting / aggregating content access history and reaction history. When different users use the same content, these access histories are used. In addition, the reaction history can be collected and aggregated for each user. If the user selects this condition, the user can use the same function as that for personal use under the environment of the third contract condition. A user who can share the environment such as a family can obtain COS at a lower price than purchasing separately, and can enjoy the same COS support function as that purchased individually.
The charge field and purchase price field in FIG. 4 are automatically calculated in conjunction with the input of the contract conditions 1 to 3 and displayed in the order form by the charge calculation software attached to the COS order form. .
[0052]
FIG. 8 shows a configuration example of data registered in the COS distribution management DB 14. COS contract number, delivery date and time, customer number (user registration number), COS-ID (representing contract form and version information), contract conditions (contract form, usage period, station configuration (ST configuration), user configuration), COS- PID etc. are recorded. In the contract form, a number is recorded, the usage period is the number of months, the station configuration is a sequence of numbers of each type of station (for example, 020101 in the case of FIG. 4), and the user configuration is the number of shared users. The COS contract number is assigned by the content distribution management means 11 for each new contract related to use at the time of COS distribution and for each renewal contract at the time of COS upgrade, and is also recorded in the contract history column of the COS customer information DB 15. . The COS-PID is generated using, for example, a COS-ID, contract conditions, distribution date information, and the like.
[0053]
In the case where the contract condition is the usage period setting method, for example, a COS for which the usage period is limited is distributed to the user library system 3. Therefore, if it is desired to continue using the contract, it is necessary to update the contract for each set usage period, and the content distribution management unit 11 refers to the COS distribution management DB 14 to manage whether there is an update. At the time of update, a COS in which a new usage period is described is distributed, or the usage period of the distributed COS is rewritten to extend the period. When not updated, the COS-PID is deleted or marked so that subsequent DC distribution orders are not authenticated. Also, if there is a COS upgrade in the middle of the usage period, a new version of COS is distributed. At that time, the contract is automatically updated, the COS-PID is changed, and the user is notified of the change. Charges are charged, for example, every year, every six months, or every month according to the period of use (see FIG. 5).
[0054]
When the contract condition is the purchase method, the COS without the use period limitation is distributed to the user library system 3. The user can select whether to sign a new contract when the COS version is upgraded or to continue using the purchased version.
When the contract condition is the content built-in method, the distribution target DC is subjected to the process of incorporating the COS and distributed to the user library system 3. In this case, since the COS can be separated from the DC and used for other DCs, the COS needs to be incorporated in the DC only once. From the next time, DC can be ordered with one content built-in contract number (with one COS-PID). The user can select whether to make a contract for a new content built-in method at the time of COS upgrade or to continue using the previous version.
In general, an old version COS cannot be applied to a newly-published DC corresponding to a new version COS, but a new version COS can be applied to an already-published DC corresponding to an old version COS.
In addition, when changing the station configuration or the user configuration, a change application is required.
[0055]
FIG. 9 shows a processing flow for distributing DC in the first embodiment. The user requests access to the DC distribution system 2 from the communication device 32 of the user library system 3 owned by the user via the communication network 4 (step S201). The DC distribution system 2 uses the DC distribution management means 21 to request this access. Is accepted (step S202). In order to accept a DC distribution order, it is assumed that membership registration has been made in advance. At the time of membership registration, DC customer information input is requested, a user registration number has been determined, and a password has been registered. However, when an electronic cash method capable of online payment is applicable, COS can be distributed even if member registration is not an indispensable condition.
[0056]
FIG. 10 shows a configuration example of the DC customer information DB 25. User registration number, password, name, address, telephone number, FAX number, E-MAIL destination, terminal used (model, OS), COS information (COS-ID, multiples allowed), gender, date of birth, bank account number Or credit card number, occupation, remarks, etc. are recorded. The COS information is added and the contract history is deleted as compared with the items in the COS customer information DB 15. Among these items, there are items (* 1) assigned on the DC distribution system 2 side and items (* 2) not required (* 2).
[0057]
The DC distribution management means 21 of the DC distribution system 2 extracts a product list and instructions for DC and a DC purchase record from the DC-DB 23 and transmits them to the user library system 3 (step S203). The user library system 3 receives the product list, the manual, and the DC purchase record with the communication device 32 (step S204), and the user refers to the content with the output device (monitor, etc.) 35 and uses the operation device 36 to The DC required by the customer is selected, the purchaser information, the DC information, and the contract conditions relating to the use of the COS are entered in the DC purchase record (step S205), and transmitted from the communication device 32 to the DC distribution system 2 (step S206). .
[0058]
FIG. 11 shows an example of items described in the DC purchase record. The DC purchase record is a form of a DC order form which is an order form for placing a DC distribution order. The user inputs his user registration number, password, and [COS-PID] information as purchaser information. It is assumed that the user registration number and password are registered in advance together with the settlement procedure. Also in the case of DC purchase, when the electronic cash method is applied, it is not necessary to make it essential information. [COS-PID] is information obtained by encrypting the COS-PID owned by the user, and the DC distribution system 2 cannot directly confirm the contents. An authentication request is sent from the DC distribution system 2 to the COS distribution system 1 to confirm that the user owns the regular COS. Note that, as an encryption method, even if the COS-PID of the same user, it is considered that the value of [COS-PID] after encryption is different for each communication. The DC distribution system 2 cannot detect the trend of the same customer based on the COS-ID or the like.
[0059]
Further, the user inputs DC identification information (DC-ID) and a play fee system as DC information to be purchased. DC-ID is identification information of a DC to be purchased, and is selected and described in the DC product list. The play fee method describes the selection of whether or not the contract format of the play fee is the content built-in method. For example, it becomes a contract form of usage period setting method or purchase method. The contract form is required to be matched with the COS-PID information.
[0060]
The DC distribution system 2 receives the DC purchase record by the DC distribution management means 21 (step S207), extracts [COS-PID] information described in the received DC purchase record, and stores the [COS-PID] information. It transmits to the COS distribution system 1 and requests authentication of whether or not the user owns the COS that is properly obtained (step S208). The COS distribution system 1 accepts this request by the COS distribution management means 11 (step S209), for example, the COS-ID generation means 12 decrypts the COS-PID from the [COS-PID] information, and this content is COS distributed. It is checked against the COS-PID registered in the management DB 14 to confirm the validity, that is, whether the COS-PID is given to the user (step S210), and notifies the DC distribution system 2 of the authentication result ( Step S211).
When the DC distribution system 2 receives the COS authentication result by the DC distribution management means 21 and confirms that the user is the owner of the regular COS (step S212), the DC distribution system 2 receives the request from the user. The DC-PID generation unit 22 is notified together with the DC-ID related to the target DC. If the user cannot confirm that he / she is an authorized COS owner, the DC distribution system 2 notifies the user library system 3 to that effect.
[0061]
In the DC distribution system 2, when DC is distributed to a user, in order to make the DC identification information unique for each user (user), that is, for each DC to be distributed, DC- The PID generation unit 22 generates a DC-PID. This is used as information for realizing a copyright protection function by linking DC-PID with COS-PID. The DC-PID generation unit 22 generates a DC-PID based on the DC-ID or the like (step S213) and transmits it to the DC distribution management unit 21. The DC distribution management unit 21 extracts the requested distribution target DC from the DC-DB 23 (step S214), and adds the DC-PID to the distribution target DC (step S215). The DC distribution management means 21 registers DC identification information and DC distribution information in the DC distribution management DB 24 (step S216), and transmits DC with DC-PID to the user library system 3 of the user who has received the request (step S216). S217). The user receives the requested DC by the communication device 32 of the user library system 3 (step S218) and registers it in the DC library 34 (step S218). S219 Then, a series of DC distribution processing (DC acquisition processing as viewed from the user) is completed. The fee processing (billing, payment) is separately processed with reference to the DC distribution management DB 24.
[0062]
FIG. 12 shows a configuration example of the DC distribution management DB 24. The contract number, distribution date and time, user registration number, DC-ID, DC type (VC, AC, MC distinction), [COS-PID], DC-PID, and the like are recorded.
When DCs with different types are ordered for distribution, different DC-PIDs are assigned to the respective DCs. Also, if the DC type is different, the charge is generally different. In addition, when the contract condition is the content built-in method, the play fee is added to the DC fee.
[0063]
FIG. 13 shows the configuration of the DC distribution system in the second embodiment. Compared to the first embodiment, DCCOS-PID generating means 16 for generating identification information DCCOS-PID based on the DC-PID and the COS-PID is added to the COS distribution system 1. Other configurations are the same as those of the first embodiment. In this embodiment, identification information DCCOS-PID is generated, and a DC to which DCCOS-PID is added can be operated and controlled only by the COS to which COS-PID to be generated is added, It makes copyright protection function effectively.
[0064]
FIG. 14 shows a processing flow for distributing DC in the second embodiment. The process from the access request to the DC distribution system 2 (step S201) to the confirmation that the user is the owner of the regular COS (step S212) is the same as in the first embodiment shown in FIG. Omitted.
In the DC distribution system 2, the DC-PID generation means 22 generates a DC-PID based on the DC-ID or the like (step S221), requests the COS distribution system 1 to generate a DCCOS-PID, and generates the generated DC-PID. The PID is transmitted to the COS distribution system 1. In the COS distribution system 1, the COS distribution management means 11 receives a DCCOS-PID generation request (step S222), and the DCCOS-PID generation means 16 generates a DCCOS-PID based on the COS-PID and the DC-PID ( In step S223), the COS distribution management means 11 encrypts the generated DCCOS-PID into [DCCOS-PID] and transmits it to the DC distribution system 2 (step S224).
[0065]
The DC distribution management means 21 receives the encrypted [DCCOS-PID] (step S225), extracts the requested distribution target DC from the DC-DB 23 (step S226), and adds the DC− to the extracted distribution target DC. PID and [DCCOS-PID] are added (step S226). Next, the DC distribution management means 21 registers DC identification information (DC-PID and [DCCOS-PID]) and DC distribution information in the DC distribution management DB 24 (step S227), and the user library of the user who has received the request DC to which DC-PID and [DCCOS-PID] are added is transmitted to the system 3 (step S228). The user receives the requested DC (with DC-PID and [DCCOS-PID]) by the communication device 32 of the user library system 3 (step S229), registers it in the DC library 34 (step S230), and performs a series of DC distribution. This completes the process (DC acquisition process from the user's point of view). The fee processing (billing, payment) is separately processed with reference to the DC distribution management DB 24.
[0066]
The original DC-PID added to each distribution target DC is only DC-ID + serial number and does not include COS-ID information. Since the COS-PID cannot be known on the DC distribution system 2 side, a DCCOS-PID including DC-PID and COS-PID information is generated on the COS distribution system 1 side (for example, the DCCOS-PID generating means 16). Then, it is encrypted to generate [DCCOS-PID], and the DC distribution system 2 side (for example, DC distribution management means 21) adds it to the DC and distributes it, so that the true DC-PID and Copyright management in cooperation with COS-PID becomes possible. That is, the user can receive and know the COS-PID and DC-PID from the COS distribution system 1 and the DC distribution system 2, respectively. Further, when operating, controlling, or playing DC with the COS, [ DCCOS-PID] is decrypted, and normal operation is possible only when the content of the decrypted DCCOS-PID matches the underlying COS-PID and DC-PID. Therefore, a DC to which DCCOS-PID is added can be guaranteed to operate normally only by a COS having a COS-PID as a base, and a function effective for DC copyright protection can be exhibited.
If the COS-PID is different from the one on which the DCCOS-PID is generated, the DC cannot be operated or controlled. For example, when using a DC, the COS can realize this mechanism by checking whether or not a DCCOS-PID that the user is allowed to use is added.
[0067]
Next, an example in which mileage points are handled will be described as a third embodiment. Only the procedure related to DC purchase is different from the first embodiment or the second embodiment. That is, the contents of the DC purchase record, the registration contents of the DC-DB 23, the processing of the DC distribution management means 21 accompanying the DC purchase, and the like are different. Currently, mileage-type services are being implemented in a variety of fields, such as airline mileage and supermarket point cards. However, a mileage service that is attractive to users is also desired in terms of the diffusion of DC distribution. However, no cases were found where feedback on mileage DC purchases was implemented.
[0068]
FIG. 15 shows an example of mileage points during DC distribution. When a DC provider registers DC in the DC-DB 23 of the DC distribution system 2, a mileage point as shown in FIG. 15 is added to the DC and registered. When the user purchases a DC, the DC distribution management means 21 adds the mileage point to the DC and distributes it. In FIG. 15, the basic points are set at a constant ratio to the DC price. A method of using the basic point as a general-purpose point and a method of using the basic point for a specific application (special purpose) are prepared, and the user can select which one to use in, for example, a DC purchase record. For specific applications, the DC provider sets specific items and coefficients for each item, and the user can select his / her favorite items from them. For example, the basic point k is 1 point (equivalent to 10 yen, for example) for the regular price of 1000 yen for DC, and if general-purpose is selected, 1 point is awarded for the regular price of 1000 yen, and specific use 1 (for example, A publication) If you select “Limited to company product purchase”, α = 1.2 times, and if you select specific application 2 (for example, limited to B publisher product purchase), β = 1.3 times, and specific application n (for example, If you select “Limited to the purchase of the entire World Heritage collection”, λ = 1.5 times points will be awarded. When these mileage points are accumulated and the price of DC is reached, DC can be purchased in exchange for mileage points instead of paying a fee. Also, mileage points can be used for paying a play fee, and can be used as a specific application for COS purchase purposes.
[0069]
In particular, for DC, authors and publishers can increase the coefficient for their publications to enable gratitude-type mileage adjustments for their readers, and to the user's desire. Benefits that enable mileage aggregation are expected. In addition, this mileage point can be prevented from being double-counted by data linkage with the DC-PID or the like.
Mileage points are managed by creating a mileage point table for each user in the DC customer information DB 25, for example.
[0070]
FIG. 16 shows an example of the mileage point table. That is, a list is created in which the mileage points (basic, general purpose, special use, etc.) in FIG. 15 are arranged vertically and DC-IDs are arranged horizontally, and managed by the total points. If mileage points are used, the used amount is deducted and managed with balance points.
[0071]
The mileage points can be exchanged between users via a network. As a result, mileage can be used effectively, and as a result, it can be expected to have a positive effect on DC distribution promotion. For exchange, for example, the user applies for the exchange of 500 mileage points limited to A publisher's product owned by user X and 500 mileage points limited to product limited to B publisher owned by user Y, and DC distribution management The means 21 may accept this and update the description of the mileage point table of FIG.
[0072]
Thus, according to the present embodiment, when distributing DC, mileage points that cooperate with the distribution target DC are transmitted to the purchaser of the distribution target DC. Mileage points reflect the DC provider's intention to propose uses such as general-purpose DC purchase points, DC purchase points directly related to specific authors and publishers, and COS usage (play fee) points. In addition, the DC purchaser can select a use. Furthermore, it can be exchanged between DC purchasers.
Therefore, it is convenient for both the provider side and the consumer side, focusing on the authors and publishers, etc., and further improving the serviceability of mileage points by being able to exchange between individuals.
[0073]
Although the embodiment according to the present invention has been described above, it is obvious that the embodiment can be appropriately changed without departing from the spirit of the present invention. For example, in the present embodiment, the example in which the COS distribution system and the DC distribution system are connected via the communication network has been described. However, the COS distribution system and the DC distribution system may be integrated together. It may be configured as a DC distribution system.
[0074]
Moreover, although the example which produces | generates COS-PID based on COS-ID and contract conditions was demonstrated, you may produce with another algorithm. Moreover, although the example which produces | generates DC-PID based on DC-ID etc. was demonstrated, you may produce with another algorithm. Moreover, although the example which produces | generates DCCOS-PID by a dedicated DCCOS-PID production | generation means was demonstrated, you may combine other means, such as a COS-PID production | generation means. Further, one user may make a contract in a plurality of contract forms and use each contract properly. In addition, in the case where the contract condition is the usage period setting method, the example in which the contract is automatically updated if there is a COS upgrade in the middle of the usage period has been described, but the contract is continued and the same COS-PID is continuously used. You may be able to do it. In addition, an example has been described in which it is possible to select whether or not to use the content built-in method at the time of DC distribution order after selecting the COS contract condition at the time of COS distribution order. In addition, the content built-in method may be preferentially applied even when the content built-in method is selected at the time of DC distribution order, although the content built-in method is not selected at the time of COS delivery order. In addition, when the user selects the content built-in method and pays the content play fee at the same time when purchasing the DC with built-in COS for the first time, omit the built-in COS when purchasing DC after that, and the paid range It is also possible to pay only the DC fee.
[0075]
In addition, with regard to the DC distribution system configuration, for example, the COS customer information DB and the DC customer information DB may be combined into one and used in common by the COS distribution system and the DC distribution system. The COS distribution processing flow may also be registered in the COS distribution management DB after COS distribution to the user terminal, for example, and the DC distribution processing flow may also be registered in the DC distribution management DB after DC distribution to the user terminal, for example. You may register. In addition, the usage period length, discount rate, database item, mileage coefficient, etc. can be variously changed.
[0076]
【The invention's effect】
As described above, according to the present invention, a new DC distribution system that distributes a COS that operates and controls DC together with the DC in order to increase the utility value of the DC is provided. It is possible to provide a system having a configuration suitable for efficient DC improvement, distribution management, fee processing, maintenance, and the like. In addition, a system configuration that can flexibly cope with a charge system according to various contract forms assumed for such a DC distribution system, is effective for copyright protection, and can provide a highly reliable aftercare service to a user. Can be provided.
[0077]
Also, Second aspect of the present invention According to the above, DC-PID can be managed in cooperation with COS-PID. Third aspect According to the above, digital content with DCCOS-PID can be operated and controlled only by COS with COS-PID added as a basis for generation. Because there is In particular, a system configuration effective for copyright protection can be provided.
Also, Fourth aspect According to the above, it is possible to select how to pay the usage fee according to the desire of the user. further, Fifth aspect According to the above, the mileage points can be used according to the user's request at the time of DC distribution.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a diagram showing a configuration of a DC distribution system in a first embodiment.
FIG. 2 is a diagram illustrating an example of a processing flow for delivering a COS to a user.
FIG. 3 is a diagram showing a configuration example of a COS customer information DB.
FIG. 4 is a diagram showing an example of a COS order form.
FIG. 5 is a diagram showing an example of a first COS contract condition (fee method).
FIG. 6 is a diagram illustrating an example of second COS contract conditions (user environment conditions).
FIG. 7 is a diagram illustrating an example of a third COS contract condition (user configuration condition).
FIG. 8 is a diagram illustrating a configuration example of a COS distribution management DB.
FIG. 9 is a diagram showing a processing flow for distributing DC in the first embodiment;
FIG. 10 is a diagram illustrating a configuration example of a DC customer information DB.
FIG. 11 is a diagram illustrating an example of items described in a DC purchase record.
FIG. 12 is a diagram illustrating a configuration example of a DC distribution management DB.
FIG. 13 is a diagram illustrating a configuration of a DC distribution system according to a second embodiment.
FIG. 14 is a diagram illustrating a processing flow for distributing a DC according to the second embodiment;
FIG. 15 is a diagram showing an example of mileage points at the time of DC sales.
FIG. 16 is a diagram showing an example of a mileage point table.
[Explanation of symbols]
1 COS distribution system
2 DC distribution system
3 User library system (user terminal)
4 Communication network
11 COS distribution management means
12 COS-PID generation means
13 COS-DB
14 COS Distribution Management DB
15 COS Customer Information DB
16 DCCOS-PID generating means
21 DC distribution management means
22 DC-PID generating means
23 DC-DB
24 DC distribution management DB
25 DC customer information DB
31 Control device
32 Communication device
33 COS storage device
34 DC Library
35 Output device
36 Operating device

Claims

A content operation software distribution system for distributing COS, which is software for operating and controlling digital content to user terminals via a communication network;
A digital content distribution system for distributing digital content to the user terminal via the communication network;
The content operation software distribution system includes:
COS-DB, which is a database that accumulates COS for distribution;
COS-PID generating means for generating a COS-PID that is an identification code for identifying the COS and the individual user for each distribution target COS that is a distribution target COS related to the distribution order of the COS;
A COS distribution management DB, which is a database for storing contract conditions relating to the use of COS, COS identification information, and COS distribution information for each distribution target COS;
The COS distribution order from the user terminal is accepted, the COS-PID generation unit generates the COS-PID for each distribution target COS, and the distribution target COS is extracted from the COS-DB and extracted. The generated COS-PID is added to the distribution target COS and distributed to the user terminal, and the contract condition relating to the use of the COS, the identification information of the COS, and the distribution information of the COS for each distribution target COS COS distribution management means registered in the COS distribution management DB;
The digital content distribution system includes:
DC-DB, which is a database for storing digital content for distribution;
DC-PID generating means for generating a DC-PID, which is an identification code for identifying the digital content and the individual user, for each distribution target DC that is the distribution target digital content related to the distribution order of the digital content from the user terminal. ;
A DC distribution management DB which is a database for storing digital content identification information and digital content distribution information for each distribution target DC;
The distribution order of the digital content is accepted, the DC-PID generation unit is configured to generate the DC-PID for each distribution target DC, the distribution target DC is extracted from the DC-DB, and the extracted distribution target DC DC distribution management means for adding the generated DC-PID and distributing it to the user terminal, and registering the identification information of the digital content and the distribution information of the digital content in the DC distribution management DB for each distribution target DC And having
In the content operation software distribution system;
The COS distribution management means requests from the digital content distribution system an authentication request as to whether or not the COS-PID presented by the user at the time of ordering the distribution of the digital content is normally given to the user. Receiving, collating the presented COS-PID with the COS-PID registered in the COS distribution management DB, and notifying the digital content distribution system of the collation result;
In the digital content distribution system;
The DC distribution management means authenticates to the content operation software distribution system whether the COS-PID presented by the user at the time of the digital content distribution order is properly given to the user. Requesting and causing the DC-PID generating means to generate the DC-PID for each DC to be distributed when the collation result notified from the content operation software distribution system is correct;
Digital content distribution system.

The COS distribution system includes DCCOS-PID generation means for generating DCCOS-PID which is identification information including the DC-PID and the COS-PID,
The digital content to which the DCCOS-PID is added can be operated and controlled only by the COS to which the COS-PID to be generated is added;
The digital content distribution system according to claim 1 .

The COS distribution management means transmits a COS order form, which is an order form for placing a COS distribution order that allows contract conditions to be selected to the user terminal, and is written in the COS order form received from the user terminal. The contract terms related to the use of the COS;
The contract conditions that can be selected are a first contract form that is based on the purchase of COS, a second contract form that is based on the setting of the COS usage period, and a third contract that is provided on the condition that COS is built in the digital content. Any one form can be selected from a plurality of contract forms including:
The digital content distribution system according to claim 1 or 2 .

The DC distribution management means notifies the user terminal of mileage points that can be given to the distribution target DC when ordering distribution of the digital content, and the mileage points include a plurality of types such as general-purpose points and special points. Provide points to allow the user to select;
The digital content distribution system according to any one of claims 1 to 3 .

Storing COS, which is software for operating and controlling digital content, in a COS-DB, which is a database that is stored for distribution to a user terminal via a communication network;
Receiving a COS delivery order from a user terminal;
Generating a COS-PID that is an identification code for identifying the COS and the individual user for each distribution target COS that is a distribution target COS related to the distribution order of the received COS;
Extracting the delivery target COS from the COS-DB;
Adding the generated COS-PID to the extracted distribution target COS;
Registering contract conditions relating to the use of the COS, COS identification information, and COS distribution information for each distribution target COS in a COS distribution management DB, which is a database for storing these conditions and information;
Distributing the distribution target COS to which the generated COS-PID is added to the user terminal;
Whether or not the COS-PID presented by the user at the time of the digital content distribution order is properly given to the user from the digital content distribution system that distributes the digital content to the user terminal via the communication network Accepting a request for certification;
Collating the presented COS-PID with the COS-PID registered in the COS distribution management DB;
Notifying a verification result to the digital content distribution system;
Content Operations software distribution method with a, well,
Storing digital content in a DC-DB, which is a database stored for distribution to a user terminal via a communication network;
Receiving a delivery order of digital content from the user terminal;
In a content operation software distribution system that distributes COS for operating and controlling digital content to the user terminal via the communication network, the COS-PID presented by the user at the time of the digital content distribution order is the user. Requesting certification of whether or not it is properly granted;
Identification that identifies digital content and individual users for each distribution target DC that is a distribution target digital content related to the distribution order of the digital content when the collation result notified from the content operation software distribution system is right Generating a DC-PID which is a code;
Extracting the distribution target DC from the DC-DB;
Adding the generated DC-PID to the extracted distribution target DC;
Registering digital content identification information and digital content distribution information for each distribution target DC in a DC distribution management DB, which is a database for storing such information;
Distributing the distribution target DC to which the generated DC-PID is added to the user terminal;
A digital content distribution method comprising:
Digital content distribution method.

Generating a DCCOS-PID is the DC-PID and the identification information including the COS-PID;
Adding the generated DCCOS-PID to the extracted distribution target DC;
DCCOS-PID is added to the distribution target DC in the step of distributing the distribution target DC to the user terminal;
The digital content distribution method according to claim 5 .

A computer-readable program for causing a computer to execute the digital content distribution method according to claim 5 or 6 .