JP4345321B2 - 線形メディアの最適要約を自動作成する方法および情報を格納する情報格納メディアを備える製品 - Google Patents

線形メディアの最適要約を自動作成する方法および情報を格納する情報格納メディアを備える製品 Download PDF

Info

Publication number
JP4345321B2
JP4345321B2 JP2003046797A JP2003046797A JP4345321B2 JP 4345321 B2 JP4345321 B2 JP 4345321B2 JP 2003046797 A JP2003046797 A JP 2003046797A JP 2003046797 A JP2003046797 A JP 2003046797A JP 4345321 B2 JP4345321 B2 JP 4345321B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
similarity
parameterized
segment
media signal
optimal
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2003046797A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2003303195A (ja
Inventor
フート ジョナサン
ボレッキー ジョン
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
Fujifilm Business Innovation Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Xerox Co Ltd, Fujifilm Business Innovation Corp filed Critical Fuji Xerox Co Ltd
Publication of JP2003303195A publication Critical patent/JP2003303195A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4345321B2 publication Critical patent/JP4345321B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B27/00Editing; Indexing; Addressing; Timing or synchronising; Monitoring; Measuring tape travel
    • G11B27/02Editing, e.g. varying the order of information signals recorded on, or reproduced from, record carriers
    • G11B27/031Electronic editing of digitised analogue information signals, e.g. audio or video signals
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F16/00Information retrieval; Database structures therefor; File system structures therefor
    • G06F16/30Information retrieval; Database structures therefor; File system structures therefor of unstructured textual data
    • G06F16/34Browsing; Visualisation therefor
    • G06F16/345Summarisation for human users
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F16/00Information retrieval; Database structures therefor; File system structures therefor
    • G06F16/40Information retrieval; Database structures therefor; File system structures therefor of multimedia data, e.g. slideshows comprising image and additional audio data
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F16/00Information retrieval; Database structures therefor; File system structures therefor
    • G06F16/60Information retrieval; Database structures therefor; File system structures therefor of audio data
    • G06F16/64Browsing; Visualisation therefor
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F16/00Information retrieval; Database structures therefor; File system structures therefor
    • G06F16/60Information retrieval; Database structures therefor; File system structures therefor of audio data
    • G06F16/68Retrieval characterised by using metadata, e.g. metadata not derived from the content or metadata generated manually
    • G06F16/683Retrieval characterised by using metadata, e.g. metadata not derived from the content or metadata generated manually using metadata automatically derived from the content
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F16/00Information retrieval; Database structures therefor; File system structures therefor
    • G06F16/70Information retrieval; Database structures therefor; File system structures therefor of video data
    • G06F16/73Querying
    • G06F16/738Presentation of query results
    • G06F16/739Presentation of query results in form of a video summary, e.g. the video summary being a video sequence, a composite still image or having synthesized frames
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B27/00Editing; Indexing; Addressing; Timing or synchronising; Monitoring; Measuring tape travel
    • G11B27/10Indexing; Addressing; Timing or synchronising; Measuring tape travel
    • G11B27/19Indexing; Addressing; Timing or synchronising; Measuring tape travel by using information detectable on the record carrier
    • G11B27/28Indexing; Addressing; Timing or synchronising; Measuring tape travel by using information detectable on the record carrier by using information signals recorded by the same method as the main recording

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は線形メディアの最適要約または抜粋を自動的に作成する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
マルチメディア情報を使用する多くのアプリケーションが存在する。しかし、ユーザーおよびアプリケーションがマルチメディア情報を効果的に扱い、処理することは、マルチメディア情報の性質に起因して面倒である。マルチメディア情報はディジタル・データ・ファイルに格納されることが多い。これらファイルは大容量の格納を必要とし、アプリケーションによるマルチメディア情報処理の計算機上の費用を高くする。ディジタル・データ・ファイルがネットワーク上に格納される場合、アプリケーションによるディジタル・データ・ファイルへのアクセスにとって、ネットワーク帯域幅の制限が障害となる。
【0003】
マルチメディア情報によりアプリケーションに生じる困難性に加えて、ユーザーはまた、マルチメディア情報処理の難しさに直面する。映画や音楽のようなマルチメディア情報は時間依存メディアである。マルチメディア情報は時間依存であるため、ユーザーが作品全体を調べることは、多くの場合実際的ではない。例えば、映画サーチ・エンジンが多くの結果を元に戻す場合、その各々は90分またはそれ以上継続するので、ユーザーは各結果を詳細に調べる時間を持てない。別の例では、音楽の電子商取引ウェブサイトが、潜在的な購入者に音楽を聴けるよう提供することがある。ユーザーが音楽全体を聴かないと、その音楽を気に入るかどうか決められないのは煩わしいことである。さらに、ユーザーに完全な長さの音楽へのアクセスを提供するので、ウェブサイト・オペレータは基本的にその商品を無償で与えていることになり、音楽の購入意欲をユーザーから喪失させていた。
【0004】
実際のアプリケーションそれぞれに、マルチメディアの要約があることが望まれる。要約の一型式は、マルチメディア情報の抜粋セグメントである。効果的な要約であるためには、セグメントがその作品全体を正しく代表することが非常に望ましい。不都合な点は、既存のアルゴリズムで要約を作成すると、作成された要約が長いマルチメディア情報の代表となることはほとんど保証されないことである。
【0005】
要約を作成する従来の方法の1つは、マルチメディア情報の特定の時間セグメントを常に選択して、要約を作成する。例えば、この方法は常に、オーディオ・トラックの最初の30秒を要約として選択する。この雑な方法の結果は、例えば、オーディオ・トラックの大部分が固有の導入部にほとんど類似度を持たない場合、全く満足できないものになる。
【0006】
自動要約化の別の方法は、特定型式のマルチメディア情報に対して特別に調整する必要がある。ビデオ要約化には、ビデオをセグメントに分割し、そのセグメントを類似度に従って相互にクラスタにまとめる。各クラスタの中心に最も近いセグメント・クラスタを、クラスタ全体の代表セグメントとして選択する。別のビデオ要約方法は、ビデオに付随する字幕の分析から一般的に引き出される発見法を使用してビデオを要約することを試みる。これら方法はビデオのセグメント化に頼るか、あるいはクラスタ化または連結化のどちらかを必要とする。
【0007】
オーディオ要約方法は一般に、セグメント化フェーズを利用して、オーディオをセグメントに分割する。一般にこれは、無音またはピッチのようなオーディオの特徴箇所を探してなされる。次に、各種の基準に基づいて代表セグメントを選択する。特定マルチメディア・ソースのこれら特徴箇所が存在しない場合、これら方法はほとんど機能できない。
【0008】
テキスト要約は一般に、期間−頻度/逆ドキュメント頻度を利用して、ドキュメントを代表し、かつ他のドキュメントとはかなり違うパラグラフ、センテンス、またはキー・フレーズを選択する。これは、他のドキュメントの内容に関する知識を必要とする。
【0009】
1)あらゆる型式のマルチメディア情報に対処でき、2)作品全体を正しく表す代表を作成し、3)マルチメディア情報の特定の特徴によらず、4)セグメント化、クラスタ化または連結化を必要としないような、自動要約を作成する方法があることが望ましい。さらに、所望の長さの要約を容易に作成できる方法があることは有利である。
【0010】
【非特許文献1】
ZHANG, H. J., LOW, C. Y., SMOLIAR, S., WU, J. H., 「ビデオの解析、検索および走査:総合的かつ内容を基礎とする解法(Video Parsing, Retrieval and Browsing: and Integrated and Content-Based Solution)」, in MAYBURY, M. ed., Intelligent Multimedia Information Retrieval, AAAI Press/MIT Press, 1997
【非特許文献2】
MOHAN, R., 「ビデオ・シーケンス一致(Video Sequence Matching)」, Proc. of the International Conference on Acoustics, Speech, and Signal Processing '98, Seatle, WA, IEEE, 1998
【非特許文献3】
FOOTE, J., 「オーディオ・ノベルティの測定を用いた自動オーディオ分割(Automatic Audio Segmentation Using a Measure of Audio Novelty)」, Proc. IEEE International Conference on Multimedia and Expo (ICME) 2000, vol. I, pp. 452-455, New York, NY, August 2000
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
本発明によれば、一般に、線形メディア・ソースの最適要約を自動作成する方法は、第1ステップとして線形メディア・ソースをパラメータ化して、パラメータ化メディア信号を生成する。パラメータ化メディア信号を使用して、類似度配列を作成する。各配列要素は、パラメータ化メディア信号の2つの部分間の類似度測定の値を含む。セグメント一致関数は、パラメータ化メディア信号のあらゆる可能なセグメントに対しても計算でき、セグメントとパラメータ化メディア信号全体との間の代表類似度を測定する。セグメント一致関数を最適化して、最適セグメント化を見つける。セグメント一致関数を最適化するセグメントは、最良の代表セグメントであり、最適セグメント位置の相当する線形メディア・ソースのその部分が最適要約として選択される。
【0012】
【課題を解決するための手段】
本願請求項1に記載の発明は、線形メディアの最適要約を自動作成する方法であって、(a)線形メディア・ソースをパラメータ化してパラメータ化メディア信号を生成するステップと、(b)複数の配列要素で構成される類似度配列を作成するステップであり、各配列要素が、該パラメータ化メディア信号の第1部分と、該パラメータ化メディア信号の第2部分と、の間の類似度測定値を含む、ステップと、(c)該類似度配列全体に渡ってセグメント一致関数を最適化して、最適セグメントを見つけるステップであり、該セグメント一致関数が、該パラメータ化メディア信号のセグメントと全体パラメータ化メディア信号との間の類似度を測定するのに使用され、かつ少なくともセグメントの位置の数学的関数である、ステップと、(d)線形メディア・ソースの一部を最適要約として選択するステップであり、線形メディア・ソースの該一部が該最適セグメントに相当する、ステップと、を含む方法である。
【0013】
請求項2に記載の発明は、請求項1のステップ(a)が、線形メディア・ソースをメディア・フレームのセットに分解するステップと、各メディア・フレームにパラメータ化を適用して、各メディア・フレームを表現する特徴ベクトルを生成するステップと、該特徴ベクトルを総計して、パラメータ化メディア信号を生成するステップと、を含む方法である。
【0014】
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の方法において、メディア・フレームの該パラメータ化が周波数領域変換を含む方法である。
【0015】
請求項4に記載の発明は、請求項2に記載の方法において、該パラメータ化が該メディア・フレームの一部分にトークン値を割り当てることを含む方法である。
【0016】
請求項5に記載の発明は、請求項1のステップ(a)が、各メディア・フレームがパラメータ化線形メディア情報を備える、複数のメディア・フレームに分割される線形メディア・ソースを含む線形メディア・データを読み取るステップと、各フレームに含まれるパラメータ化線形メディア情報から、各メディア・フレームの特徴ベクトルを生成するステップと、該特徴ベクトルを総計して、パラメータ化メディア信号を生成するステップと、を含む方法である。
【0017】
請求項6に記載の発明は、請求項1に記載の方法における類似度測定値が、パラメータ化メディア信号の該第1部分に相当する第1特徴ベクトルと、パラメータ化メディア信号の該第2部分に相当する第2特徴ベクトルと、の間のベクトル類似度の測定値を含む方法である。
【0018】
請求項7に記載の発明は、請求項6に記載の方法におけるベクトル類似度の該測定値が、パラメータ空間内の特徴ベクトル間のユークリッド距離を含む方法である。
【0019】
請求項8に記載の発明は、請求項6に記載の方法におけるベクトル類似度の該測定値が、特徴ベクトルのスカラー(ドット)積を含む方法である。
【0020】
請求項9に記載の発明は、請求項6に記載の方法におけるベクトル類似度の該測定値が、特徴ベクトル間の角度のコサインを含む方法である。
【0021】
請求項10に記載の発明は、請求項6に記載の方法におけるベクトル類似度の該測定値が、特徴ベクトルに対し期間−頻度/逆ドキュメント頻度重みを適用することを含む方法である。
【0022】
請求項11に記載の発明は、請求項1に記載の方法における類似度測定値が、パラメータ化メディア信号の該第1部分に相当する第1の複数の特徴ベクトルと、パラメータ化メディア信号の該第2部分に相当する第2の複数の特徴ベクトルと、のベクトル相関を含む方法である。
【0023】
請求項12に記載の発明は、請求項1に記載の方法における類似度配列が、該パラメータ化メディア信号の一部に相当する該マトリクスの各行および各列を有する2次元マトリクスであり、それにより、各マトリクス要素が、該マトリクス要素の行に関連するパラメータ化メディア信号の該部分に相当する第1特徴ベクトルと、該マトリクス要素の列に関連するパラメータ化メディア信号の該部分に相当する第2特徴ベクトルと、の間の類似度測定値の値を含む方法である。
【0024】
請求項13に記載の発明は、請求項1に記載の方法におけるセグメント一致関数が該類似度配列の一部の平均類似度測定値を含み、類似度配列の該部分が、対象セグメントと全体パラメータ化メディア信号との間の複数の類似度測定値を含む方法である。
【0025】
請求項14に記載の発明は、請求項13に記載の方法におけるセグメント一致関数が、線形メディア・ソースの所望の部分に相当するパラメータ化メディア信号の少なくとも一部に対する類似度測定値を強調する重み関数を含む方法である。
【0026】
請求項15に記載の発明は、請求項1に記載のステップ(c)が、1次元最適化を使用してセグメント一致関数の値を最適化し、所定の長さのセグメントの最適位置を求めるステップを含む方法である。
【0027】
請求項16に記載の発明は、請求項1に記載のステップ(c)が、1次元最適化を使用してセグメント一致関数の値を最適化し、所定の位置のセグメントに対する最適セグメント長さを求めるステップを含む方法である。
【0028】
請求項17に記載の発明は、請求項1に記載のステップ(c)が、2次元最適化を使用してセグメント一致関数の値を最適化し、最適セグメント位置および最適セグメント長さを求めるステップを含む方法である。
【0029】
請求項18に記載の発明は、請求項1に記載のステップ(c)が、さらに、(e)類似度配列から該最適化セグメントを削除し、変更された類似度配列を作成するステップと、(f)該変更された類似度配列を持つステップ(b)、(c)、および(d)を繰り返し、線形メディア・ソースの第2最適要約を作成するステップとを含む方法である。
【0030】
請求項19に記載の発明は、情報を格納する情報格納メディアを備える製品であって、該情報が、処理デバイス上で動作するのに使用されるプロセッサ読み取り可能な命令のグループを含み、そのプロセッサ読み取り可能命令のグループが、請求項1の方法に従って処理デバイスを動作させる製品である。
【0031】
請求項20に記載の発明は、コンピュータによって実行可能なプログラムであり、次のことを含む。すなわち、線形メディア・ソースをパラメータ化してパラメータ化メディア信号を生成することを含み、複数の配列要素で構成される類似度配列を作成することであって、各配列要素が、該パラメータ化メディア信号の第1部分と、該パラメータ化メディア信号の第2部分と、の間の類似度測定値を含む、該類似度配列を作成することを含み、該類似度配列全体に渡ってセグメント一致関数を最適化して、最適セグメントを見つけることであって、該セグメント一致関数が、該パラメータ化メディア信号のセグメントと全体パラメータ化メディア信号との間の類似度を測定するのに使用され、かつ少なくともセグメントの位置の数学的関数である、該最適セグメントを見つけることを含み、線形メディア・ソースの一部が最適セグメントに相当するという線形メディア・ソースの該一部を最適要約として選択することと、を含むプログラムである。
【0032】
1つの実施形態では、線形メディア・ソースは、線形メディア・ソースをメディア・フレームのセットに分解することにより、パラメータ化される。パラメータ化を各メディアに適用して、特徴ベクトルを生成する。各メディア・フレームの特徴ベクトルを総計して、パラメータ化メディア信号を生成する。パラメータ化の例は周波数ドメイン変換およびトークン化を含む。代替実施形態では、線形メディア・ソースは、パラメータ化形態の線形メディア・データ・ファイルから抽出される。
【0033】
1つの実施形態では、類似度配列は2次元マトリクス(行列)を含む。各行および各列はパラメータ化メディア信号の1つの部分に相当する。各マトリクス要素はマトリクス要素の行に関連する特徴ベクトルと、マトリクス要素の列に関連する特徴ベクトルとの間の類似度測定の値を含む。
【0034】
使用される類似度測定のタイプの例は、例えば特徴ベクトル間のユークリッド距離またはスカラー(ドット)積のようなベクトル類似度測定を含む。類似度測定はまた、特徴ベクトルの2つのグループ間のベクトル相関を利用できる。類似度測定は重み付けできる。重みの1つの例は、期間−頻度/逆ドキュメント頻度重みである。
【0035】
1つの実施形態では、セグメント類似度関数は、対象のセグメントと全体のパラメータ化メディア信号との平均類似度測定である。別の実施形態では、セグメント類似度関数は重み関数を用いてさらに重み付けされ、線形メディア・ソースの所望部分の類似度測定値を強調する。
【0036】
1つの実施形態では、予め決めた長さの最適セグメントのセグメント類似度関数は、1次元最適化を使用して最適化される。最適セグメントの長さが予め決められない場合、セグメント類似度関数を最適化して、最適セグメント位置と長さを見つける。
【0037】
別の実施形態では、類似度配列から最適セグメントを削除し、変更された類似度配列にその方法を繰り返して、第2の最適要約を見つける。
【0038】
本発明の1つの実施形態は、例えばビデオ、オーディオ、またはテキスト情報のような、あらゆるタイプの線形メディア・ソースに対処可能である。線形メディア・ソースには、ビデオ、オーディオ、テキスト情報が含まれる。
【0039】
【発明の実施の形態】
本発明を、図面を参照して説明する。
【0040】
本発明はマルチメディア情報の要約を作成する他の方法に伴う問題を解決するものである。詳細には、本発明はすべての型式の線形メディアの要約または抜粋を自動的に作成する。線形メディアとは、マルチメディア情報が1次元変数の関数であるマルチメディアである。線形メディアの例には、オーディオ(音、audio)およびビデオ(画像、video)を含み、その場合マルチメディア情報は時間の関数およびテキストドキュメントとして表される。ここで、テキストドキュメントとは、マルチメディア情報がドキュメント位置の離散関数である。
【0041】
本発明により作成される要約は作品全体を正しく代表する。要約が作品全体を正しく代表しているかどうかを決定する1つの方法は、要約と作品全体の自己類似度の度合いを測定することである。類似度の既知の定義では、最適要約は、そのセグメントと作品全体との間の自己類似度を最大化するセグメントと定義される。最適要約は、最適要約のどの微小部分も、他のどの要約から取られた微小部分に比べてもその作品全体中の微小部分に類似すると見込まれる、確率的解釈である。本発明の実施形態は、セグメントのサポート全体に渡る自己類似度マトリクスの和を最大化することにより、マルチメディア情報全体の最適要約を作成する。
【0042】
さらに、本発明はマルチメディア情報の特定の特徴に依存しない。1つの実施形態では、本発明はマルチメディア情報の意味内容に左右されずに要約を作成する。これにより、本発明をセグメント化、クラスタ化または連結化を必要とせずに操作できる。
【0043】
さらに本発明は、各点毎の(point-to-point)類似度の特定の判断基準を計算可能な、任意の時間依存または線形データの最適要約を決定可能である。本発明は多数の異なる有用なアプリケーションに採用可能であり、そのいくつかの例を以下に述べる。
【0044】
本発明は、作品全体の特徴を最も良く表わす短いセグメントを見出して、オーディオ、ビデオ、またはテキストを要約可能である。アプリケーションの1例では、これにより、潜在的な顧客が購入の前に、大型メディア・ソースの無料サンプルをプレビューすることができる。最適要約により、顧客を購入に至らしめるような販売者の能力が向上する。
【0045】
アプリケーションの別の例は、メディア分類、索引付け、検索に対して代表要約を使用するためである。大規模なメディア作品に対しては、分類・索引付け・検索は費用のかかる処理である。本発明を使用して、分類・索引付け・検索処理の代わりに、大規模な作品の短くて最適な要約を作成することは、全体コストを低減させる。要約が大規模作品を正しく代表するということは、パフォーマンスを犠牲にせずに、最適要約化を実施可能とする。
【0046】
ビデオ編集は別のアプリケーションの例である。ビデオ・ソースは個別のショットに分割して編集される。本発明を使用して、各ショットの長さを一定の長さにまで短縮可能である。これは、各ショットの所望の長さの代表要約を作成することによりなされる。各ショットの代表要約を連結して、時間では短縮されているが、全ショットおよびそれらの相対的な長さを維持しているビデオを作成可能である。この方法は他の型式のマルチメディア情報にも同様に適用できる。
【0047】
別のアプリケーションの例では、本発明を利用して、ビデオ・ショット、またはビデオ全体の最良の代表キーフレームを見つける。これはビデオの1フレーム長さの最適要約を作成することによりなされる。最適キーフレームは多数のアプリケーションに有用である。それらアプリケーションには、例えばキーフレームまたは漫画的代表図を使用してビデオを要約するか、あるいはキーフレームをアイコンとして使用してグラフィック・ビデオ編集アプリケーションにおいてショットを代表するような、ことが含まれる。
【0048】
図1は、ダイアグラム100に本発明の方法の1つの実施形態を示す。第1ステップ120では、マルチメディア・ソースはパラメータ化マルチメディア信号に変換される。パラメータ化マルチメディア信号は、コンパクトな特徴ベクトルのセットを含む。各特徴ベクトルはマルチメディア・ソースの一部分を表わす。一般に、各特長ベクトルのサイズは、マルチメディア・ソースの対応する部分に比べて小さく、その結果、本発明の方法での処理が容易になる。パラメータ化のタイプは、提供されるマルチメディア情報のタイプに依存する。理論的には、パラメータ化のタイプは、マルチメディア・ソースの類似部分が類似特徴ベクトルを持つように選択する必要がある。
【0049】
音楽またはオーディオ情報に対しては、1つの実施形態のマルチメディア・ソースはディジタル・オーディオ・ファイルである。ディジタル・オーディオの共通フォーマットはMPEG−1、レイヤ3(MP3)フォーマットである。本発明に、他のディジタル・オーディオ・フォーマットを適応させるのは容易であろう。代替実施形態では、音楽またはオーディオをアナログ・オーディオ信号で本発明の方法に入力し、ディジタル・オーディオ・ファイルに変換可能である。この実施形態では、ブロック120はハードウェアおよび/またはソフトウェアを備え、それらにより、アナログ・オーディオ信号をディジタル・オーディオ信号に変換し、かつそのディジタル・オーディオ・データを格納する。いずれの実施形態においても、ディジタル・オーディオ・ファイルは、ローカルのディジタル情報格納メディアに格納するか、または代わりに、ローカルまたはワイド・エリア・コンピュータ・ネットワークを介してアクセスできる遠隔のディジタル情報格納メディアに格納してもよい。別の実施形態では、ステレオまたはマルチチャネル・オーディオ情報を平均して、パラメータ化の前に単一チャネルを形成してもよい。
【0050】
1つの実施形態では、オーディオ・マルチメディア・ソースは、最初に、オーディオ・波形を分割または「ウィンドウ生成」して、別個の部分またはフレームにすることでパラメータ化される。可変フレーム幅および重ね合わせを使用して、結果を最適化可能である。1つの実施形態では、ディジタル・オーディオ・ソースは、各々N個のオーディオ・サンプルのフレーム内にウィンドウ表示される。各フレームはN/2サンプルだけ前のフレームおよび後ろのフレームと重なる。
【0051】
例として、Nの値は256、N/2の値は128にできる。16kHzでサンプリングされたオーディオでは、この結果、16ミリ秒のフレーム継続時間、および125フレーム/秒のフレーム・レートになる。各フレームは、短期間フーリエ変換(STFT)またはメル周波数ケプストラル係数(MFCC)分析などの標準オーディオ分析法を使用してパラメータ化される。
【0052】
オーディオ・フレームに変換を適用すると、一般には、多数の変換係数が発生する。1つの実施形態では、オーディオは一般に、スペルトルまたはMFCC形態を利用してパラメータ化される。スペクトル形態は各ウィンドウのフーリエ変換の対数振幅である。これらは10〜100の線形周波数ビン全体で平均化され、オーディオ・ウィンドウ当たり10〜100パラメータの特性ベクトルを生成する。MFCC形態は、各ウィンドウのフーリエ変換の対数振幅となり、それらを非線形メル−スケール周波数ビン全体に渡り平均化する。次に離散コサイン変換(DCT)を利用して、平均振幅値を変換する。高次のDCT係数は削除され、オーディオ・ウィンドウ当たり8〜12パラメータの特徴ベクトルが残る。MFCCパラメータ化はスペクトル形態より小さい相関を有するが、フレームのオーディオ情報のこれら表現のいずれも、本発明の方法に適する。なぜなら、類似フレームは類似変換係数、したがって類似特徴ベクトルを有するからである。
【0053】
パラメータ化に利用できる代替のオーディオ分析方法は、線形予測方法またはスペクトログラム分析と組み合わせた音響心理学上の検討を含む。MPEG−1、レイヤ3のような多くのオーディオ圧縮方法が、前述の例と類似の方法でオーディオ情報を提供する。オーディオ表現を使用して、オーディオ圧縮方法でも使用する特徴ベクトルを生成することにより、この実施形態は、圧縮されたオーディオ・データ・ソースからパラメータ化された特徴ベクトルを直接生成する。この実施形態により、費用のかかるオーディオ復元および圧縮されたオーディオ・フォーマットの処理に一般に関連する復号化を回避できる。
【0054】
ビデオ情報に対しては、1つの実施形態におけるマルチメディア・ソースは、ビデオ・データ・ファイルである。ディジタル・ビデオの1つの標準フォーマットはDVビデオ・フォーマットである。本発明には、他のディジタル・ビデオ・フォーマットを容易に適合できよう。ビデオ・ファイルは、ローカルのディジタル情報格納メディアに格納してもよく、または代わりに、ローカルまたはワイド・エリア・コンピュータ・ネットワークを介してアクセス可能な遠隔のディジタル情報格納メディアに格納してもよい。
【0055】
代替の実施形態では、ブロック120において本発明の方法にアナログ・ビデオ信号が入力されることがある。この実施形態では、ブロック120はハードウェアおよび/またはソフトウェアを備え、それらにより、アナログ・ビデオ信号をディジタル・ビデオ信号に変換し、かつそのディジタル・ビデオ・データを格納する。ビデオはアナログ・ビデオ信号として本発明の方法に入力して、ディジタル・ビデオ・データ・ファイルに変換してもよい。ディジタル・ビデオ・ファイルは、ローカルのディジタル情報格納メディアに格納するか、または代わりに、ローカルまたはワイド・エリア・コンピュータ・ネットワークを介してアクセス可能な遠隔のディジタル情報格納メディアに格納してもよい。
【0056】
1つの実施形態では、ビデオ・マルチメディア・ソースは、離散コサイン変換(DCT)またはアダマール変換(HT)のような正規直交投影を利用してパラメータ化される。この変換は、一度に全体画像に適用してもよく、また代わりに、画像をサブブロックに分割して、各サブブロックに個々に適用されてもよい。
【0057】
画像に変換を適用することにより、一般に多数の変換係数が生成される。1つの実施形態では、切捨て、主要成分分析、または線形識別分析により変換成分の数を減少させる。変換係数の数を減少させる場合には、オリジナル・ソースの最適復元と対照的に、データ圧縮アプリケーションでなされたのと同様に、特徴ベクトルの最適分析に対する成分を選択することが望ましい。本発明の1つの実施形態では、最大分散変換成分以外のすべての成分は削除され、結果的に、各ビデオ・フレームの10〜30パラメータのコンパクトな特徴ベクトルを生成する。フレームのオーディオ情報のこの表現は、発明の方法に適する。なぜなら、類似フレームは類似変換係数、したがって類似特徴ベクトルを有するからである。
【0058】
代替のパラメータ化方法を使用して、パラメータ化ビデオ信号の特徴ベクトルを生成できる。一例にはZhangらの「ビデオの解析、検索および走査:総合的かつ内容を基礎とした解法(ZHANG, H.J., LOW, C.Y., SMOLIAR, S., WU, J.H., "Video Parsing, Retrieval, and Browsing: and Integrated and Content-Based Solution", in M. Maybury ed., Intelligent Multimedia Information Retrieval, AAAI Press/MIT Press, 1997)」に記載の、カラー・ヒストグラム分析がある。大幅に削減された画像の輝度の圧縮マクロブロックまたは順序のDC係数から導き出される削減された画像は、Mohanの「ビデオ・シーケンス一致(MOHAN, R., "Video Sequence Matching", Proc. of the International Conference on Acoustics, Speech, and Signal Processing '98, Seatle, WA, IEEE, 1998)」に記載のような場合がある。上記に参照の刊行物両方が、本明細書に組み入れられる。
【0059】
またテキスト情報もマルチメディア・ソースとして使用してよい。1つの実施形態では、テキスト情報はテキスト・データ・ファイルに格納される。テキスト・データの1つの標準フォーマットはASCIIデータ・フォーマットである。例えばワードプロセッサ、電子出版またはドキュメント管理システム、あるいはWEBブラウザに関連して使用されているデータ・フォーマットのような、テキスト・データを含む他のデータ・フォーマットは、本発明に容易に適合できよう。テキスト情報ファイルは、ローカルのディジタル情報格納メディアに格納してもよく、または代わりに、ローカルまたはワイド・エリア・コンピュータ・ネットワークを介してアクセス可能な遠隔ディジタル情報格納メディアに格納してもよい。
【0060】
代替実施形態では、テキスト情報信号を、ブロック120において、本発明の方法に入力できる。この実施形態では、ブロック120はハードウェアおよび/またはソフトウェアを備え、それらにより、テキスト情報信号を処理してテキスト情報に変換し、かつそのテキスト情報をテキスト情報ファイルとして格納する。テキスト情報信号の例には、テキストまたは文字入力、手書き入力、または音声入力を含む。テキスト情報ファイルはローカル・ディジタル情報格納メディアに格納してもよい。また代わりに、ローカルまたはワイド・エリア・コンピュータ・ネットワークを介してアクセス可能な遠隔ディジタル情報格納メディアに格納してもよい。
【0061】
1つの実施形態では、テキスト情報は、ステミング、ストップ・リスト・フィルタリング、およびトークン化処理によりパラメータ化される。ステミングは各単語の異なる語形変化を削除して、その単語をルートワード(root word, 語根)に減少させる。例えば、単語「remove」、「removed」、「removing」および「removal」はすべて、ルートワードの「remov」に減少する。ステミング(stemming, 語幹処理)はテキスト情報の各単語について実行される。
【0062】
当業者には公知のステミング・アルゴリズムが多くあるが、それらはこの実施形態に容易に適合される。ステミングは、各単語の語尾を、前に定義した接尾語に一致する接尾語の存在について分析して実行されてもよい。接尾語が存在する場合、各接尾語に関連する判定基準により、その接尾語をその単語から削除してよいかどうかを決定する。代わりに、ステミングはルート・ステム(語根・語幹)辞書と組み合わせて実行してもよい。
【0063】
ステミング・プロセスの完了に続いて、ステミング後のテキスト・データについてストップ・リスト・フィルタリングを実行する。ストップ・リスト・フィルタリングは、共通のストップ・ワード、例えば「a」、「the」、「and」、「of」のような、識別上意味のない単語を削除する。テキスト情報からストップ・ワードを除去した後、トークン化を実行する。トークン化は、固有番号またはコードを残りすべての固有の語根・語幹に割り当てることである。固有のトークン値のセットは、「辞書」と呼ばれる。以下に説明するように、辞書のサイズは特徴ベクトルの長さを決定する。
【0064】
1つの実施形態においては、各トークンの数値は特徴ベクトル内のパラメータ位置に相当する。例えば1の数値を持つトークンは、特徴ベクトルの第1パラメータに相当する。同様に、2の数値を持つトークンは、の第2特徴ベクトル・パラメータに相当する。各トークン値が特徴ベクトル・パラメータに相当するため、特徴ベクトルは全辞書サイズと同一数のパラメータを含む。
【0065】
特徴ベクトルは、トークン化テキスト情報を個別のフレームに分割またはウィンドウ化することにより、生成される。可変フレーム幅および重複を利用して結果を最適化可能である。典型的なテキスト・ウィンドウの例は、単一センテンス、パラグラフ、または一定数の単語である。1つの実施形態では、最適復元長さは24〜36行のテレテキスト(約100〜200単語)である。一般に、フレーム幅の選択は、信頼性のある距離測定値と主要な要約終了点との間のトレード・オフ(同時に満足できない諸条件間の取捨選択)になる。フレーム幅が小さくなると、要約を正確に配置できるが、小さいフレームは含む単語数が少ないため、大規模な作品に対する要約の類似度の測定の信頼性が低下する。逆に、ウィンドウが大きくなると、類似度測定の信頼性が上がる。ただし、要約の開始および終了点は、テキスト・ウィンドウの幅と同程度に正確に配置可能である。
【0066】
代替実施形態では、境界情報を使用してトークン化テキスト情報を分割してもよい。例えば、テキスト情報をパラグラフまたはセンテンスにより分割するのが望ましいだろう。1つの実施形態では、この分割は、行中のパラグラフの終了を表わす2つの改行復帰を検出するか、またはセンテンスの境界を表わす、スペースおよび大文字が後に続くピリオドを検出することにより達成されてもよい。ページ番号表示のような他のタイプの境界情報も同様に使用してもよい。
【0067】
各ウィンドウ内で、各固有のトークンの量がカウントされる。トークン・カウントはそのウィンドウの特徴ベクトルの値を定義する。与えられたウィンドウに対し、特徴ベクトルの各パラメータが、対応するトークンがそのウィンドウ内に出現する回数を表示する。前述の例に続いて、第1トークンがそのウィンドウ内に3回出現し、第2トークンが1回出現する場合、このウィンドウの特徴ベクトルの第1の2つのパラメータは(3、1)である。
【0068】
次に、テキスト情報のパラメータ化ステップの1つの実施形態を説明する。テキスト情報の以下の2つのウィンドウを仮定する。
【0069】
【表1】
テキスト情報ウィンドウの例
Figure 0004345321
ステミング、ストップ・ワード・フィルタリング、およびトークン化の後、テキスト情報は次のように表示される。
【0070】
【表2】
トークン化テキスト情報ウィンドウの例
Figure 0004345321
この表記法では、トークン番号は各単語の後ろの括弧内に表示される。この例では、ルート・ステム(語根・語幹)「ポテト」は(1)のトークンを表わし、ルート・ステム「嫌い」は(2)のトークンを表わし、また単語「誰」は(3)のトークンを表わす。したがって、この例の辞書は(ポテト、嫌い、誰)を表わし、特徴ベクトル長さは3である。
【0071】
次に、各トークンの出現数をカウントして、各ウィンドウに対し特徴ベクトルを形成する。例に続いて、各テキスト・ウィンドウのトークンをカウントすることにより、以下の特徴ベクトルが形成される。
【0072】
【表3】
トークン化テキスト・ウィンドウからの特徴ベクトル形成
Figure 0004345321
上の表に示したように、この例では、第1ウィンドウ内に、ワード「ポテト」のトークンは2回、「嫌い」のトークンは1回現われ、また「誰」のトークンは現れないが、第2ウィンドウに1回現われる。したがって、第1ウィンドウの特徴ベクトルの第1パラメータは2、第2パラメータは1、第3パラメータは0である。同時に、これらパラメータは第1ウィンドウに対する特徴ベクトル(2,1,0)を定義する。同様に、第2ウィンドウは特徴ベクトル(1,1,1)を有する。
【0073】
マルチメディア情報のタイプまたは実行されるパラメータ化の型式に関係なく、ステップ120の結果は、ソース・マルチメディアに対応する特徴ベクトルのセットであり、パラメータ化マルチメディア信号と呼ばれる。1つの実施形態では、パラメータ化マルチメディア信号の特徴ベクトルは、ソース・マルチメディアの対応するマルチメディア情報と同一順に配列される。
【0074】
ステップ120におけるソース・マルチメディアのパラメータ化に続いて、パラメータ化マルチメディア信号が、ステップ140における自己類似度分析に対する類似度マトリクスに埋め込まれる。自己類似度分析は、Footeの「オーディオ新規性の測定を用いた自動オーディオ分割(FOOTE, J., "Automatic Audio Segmentation using a Measure of Audio Novelty", Proc. IEEE International Conference on Multimedia and Expo (ICME) 2000, vol. I, pp. 452-455, New York, NY, August 2000)」に記載されている。この参照文献は、本明細書に組み入れられる。
【0075】
図2は、オーディオおよび/またはビデオの自己類似度分析に使用される類似度マトリクスの構成を示す。パラメータ化信号210は特徴ベクトルを、それらの関連マルチメディア情報の順に配列する。特徴ベクトル220は、信号位置(i)225に配置されたパラメータ化マルチメディア情報である。特徴ベクトル230は、信号位置(j)235に配置されたパラメータ化マルチメディア情報である。信号位置(i)225および(j)230は、マルチメディア・ソース内の特徴ベクトルの時間または位置である。信号時間(i)225および(j)230の値は、パラメータ化信号227の開始からパラメータ化信号229の終了まで変化できる。
【0076】
自己類似度分析の基本は、特徴ベクトル220および230の類似度270(D)の測定である。類似度270(D)の値は、類似度の度合いの測定値、または特徴ベクトル220と230との非類似度の測定値である。類似度270の簡単な測定値の1つは、パラメータ空間内で計算された特徴ベクトル間のユークリッド距離である。特徴ベクトルvi220およびvj230が、位置(i)225および(j)235にそれぞれ配置されたと仮定すると、ユークリッド距離は以下のように計算される。
【0077】
【式1】
Figure 0004345321
【0078】
代替実施形態では、類似度270は特徴ベクトルのスカラー(ドット)積である。この値は、特徴ベクトルが大きく、かつ類似度依存である場合に、大きくなる。別の実施形態では、スカラー積を正規化して、特徴ベクトル間の角度のコサインを得る。これにより特徴ベクトルの大きさに関する類似度の依存度を取り除く。この類似度測定270は標準的方法で計算し、2つのベクトル間の角度のコサインを、以下の式で求める。
【0079】
【式2】
Figure 0004345321
【0080】
この類似度測定は、特性ベクトルの大きさが小さい場合でも、大きい類似度スコアをもたらす。オーディオについては、これは、低エネルギーの相対的に類似する領域が、高エネルギーの相対的に類似する領域と同等の類似度を持つと判定される点で有利である。
【0081】
特定のタイプのマルチメディア情報に対しては、フレーム・レートは一般的なイベントに比べて高速である。この状態の例は、フレーム・レートが、例えば125フレーム/秒のオーディオまたは音楽であり、このフレーム・レートはオーディオまたは音楽の有意な変化速度に比べてかなり高速である。このタイプのメディア情報に適用される類似度測定は、ウィンドウ幅wの全体に渡りベクトル相関を計算する。この類似度測定は、1つの位置の複数の連続特徴ベクトルを第2位置における複数の特徴ベクトルと比較する。この類似性測定は、フレーム・レートに比べて遅い時間スケール上のイベントを取り込むだけでなく、類似度測定における特徴ベクトルの時間依存イベントまたはシーケンスも取り込む。高い類似度スコアを持つためには、第1ウィンドウ内の特徴ベクトルは、第2ウィンドウ内の相当する特徴ベクトルと類似でなければならず、また各ウィンドウ内の特徴ベクトルのシーケンスが順に類似でなければならない。ウィンドウ幅wおよび類似度関数Dと仮定し、それらが前述の実施形態を含む、あらゆるタイプの距離関数であるとすると、特徴ベクトルのベクトル相関の類似度測定は以下の式になる。
【0082】
【式3】
Figure 0004345321
【0083】
パラメータ化テキスト情報に対しては、前述のベクトル測定のどのベクトル測定を使用しても、2つの特徴ベクトル間の類似度を計算できる。さらに、本発明の1つの実施形態は、2つの特徴ベクトルに共通のトークンの数をカウントすることにより類似度を測定する。代替実施形態では、2つの特徴ベクトル間の類似度計算において、各トークンに別々の重み値を適用する。類似度測定は2つの特徴ベクトルに共通の各トークンの重みの和である。
【0084】
1つの実施形態では、類似度測定は、期間−頻度/逆ドキュメント頻度(TF/IDF)重み、すなわち各トークンへの重み値を割り当てる重み付け方法を使用する。重み値は期間頻度、すなわちオリジナル・テキスト・ウィンドウ内に現れるトークンの頻度の測定、および逆ドキュメント頻度、すなわち全体としてのマルチメディア・ソース内のトークンの希薄度測定の組み合わせである。トークンは、オリジナル・テキスト・ウィンドウ内で共通であり、かつ全体としてマルチメディア・ソース内で相対的に少数である場合、高い重みで受け取られる。
【0085】
1つの実施形態では、トークンの期間頻度値(tf)はテキスト・ウィンドウに出現する回数である。さらにトークンの逆ドキュメント頻度(idf)は、以下の式で与えられる。
【0086】
idf(t) = logN(t) - logn(t)
【0087】
ここでN(t)はソース・マルチメディア内のテキスト・ウィンドウの全体数であり、n(t)はその中にトークンtが出現するテキスト・ウィンドウの数である。2つの特徴ベクトルに共通の各トークンについては、1つの実施形態では、重み(W)は以下の式で計算できる。
【0088】
【式4】
Figure 0004345321
【0089】
ここでNDLはテキスト・ウィンドウのサイズである。kおよびbは調整定数であり、トークン重みへの期間頻度およびドキュメント長さの影響をそれぞれ緩和する。一般に、bの範囲は0〜1、kは任意の数、例えば2であってもよい。
【0090】
別の実施形態では、テキスト・ウィンドウが少数のワードまたは1つのセンテンスに比べて大きい場合、トークンは異なる頻度でテキスト・ウィンドウ内に現れる。トークン(t)がテキスト・ウィンドウ内に頻度QF(t)で出現する場合、調整重み(AW)は以下の式で計算できる。
【0091】
AW(t) = QF(t)W(t)
【0092】
代替実施形態では、重みは、例えば期間頻度またはドキュメント重み、あるいは特徴ベクトルまたはマルチメディア・ソースから得られる他の属性のような、前述の特徴ベクトル属性の異なる数学的組合せにより計算できる。
【0093】
使用される類似測定のタイプに関係なく、類似度測定はパラメータ化マルチメディア信号の2つの特徴ベクトルの関数である。パラメータ化信号内のすべての可能な類似度測定を考慮することが有利である。これは類似度測定を2次元表現内に埋め込むことによりなされる。正方マトリクス250はパラメータ化信号内の全特長ベクトル間の類似度270の2次元表現である。マトリクス250はパラメータ化信号210内のフレームの全組合せに対して計算された類似度270を含む。
【0094】
マトリクス250では、水平軸260は信号時間(j)のすべての値を表わす。垂直軸255は信号時間(i)のすべての値を表わす。垂直軸位置265は信号時間(i)225に対応し、水平軸位置270は信号時間(j)230に対応する。マトリクス要素275は位置265と270の交点に置かれる。マトリクス要素275の値は、信号時間(i)225における特徴ベクトル220と、信号時間(j)235における特徴ベクトル230との間で計算される類似度測定値270である。類似度の計算は、マトリクス250の全要素に対して計算される。類似度測定値270が対称である場合、すなわち、D(i,j)=D(j,i)である場合、マトリクス250は同様に対称である。
【0095】
図3は本発明の方法の1つの実施形態により作成された類似度マトリクスの例の図である。グラフ310は、パラメータ化マルチメディア信号の例から計算される類似度マトリクスの図である。グラフ310の各要素は、要素の類似度の値に比例してグレー・スケール値で濃淡を付けられている。明るい領域は高い類似度、暗い領域は低い類似度を表わす。
【0096】
主対角線は特徴ベクトル同士の比較を表わすため、類似度マトリクスの主対角線は白いラインで明瞭に目に見える(各特徴ベクトルはそれ自体に対し最高の類似度を有する)。例えばオーディオの無音または静止ビデオ画像のような、高い類似度の領域は、対角線上に明るい正方形で表わされる。繰り返しのオーディオ・サウンドまたはビデオ・ショットは、明るい対角線から外れた矩形で表わされる。オーディオまたはビデオの繰り返し回数が多い場合、主対角線から繰り返し回数だけ偏り、対角の縞またはチェッカーボードで表われる。グラフ310から明らかなように、パラメータ化マルチメディア信号の別個の領域間の移動、例えばビデオ・シーンの変化は、別個の「チェッカーボード」パターンを生成する。
【0097】
類似度マトリクスの各行に注目すると、全体マルチメディア・ソースに対するマルチメディア・ソースの単一フレームの類似度が表われていることが分かる。特定の行に沿って見てゆくと、その行の所定の点における類似度の値が、その行に関連するフレームと、該所定の点において該行に交差する列に関連するフレームとの間の類似度を表わす。全体として、類似度マトリクスの各行は、その時間(または位置)におけるマルチメディア・ソースの一部分と、マルチメディア・ソースの残り部分とに関連するフレームの間の類似度を表わす。類似度マトリクスが対称であるため、類似度測定値が対称である場合、各列も、その時間(または位置)におけるマルチメディア・ソースの一部分と、マルチメディア・ソースの残り部分とに対応する特徴ベクトル間の類似度を表わす。
【0098】
マルチメディア・ソースの1つのフレームと残りとの間の類似度を表わす類似度マトリクスの1つの行(または列)についてのこの概念を拡張して、マルチメディア・ソースを最適に要約するセグメントを見つけることができる。セグメントはマルチメディア・ソースの隣接する部分である。これは類似度マトリクスの隣接する行または列のセットに相当する。作品全体を最良に表わす作品のセグメントを見つけるには、対象のセグメントが他のすべての対象セグメントに比べて、作品全体に対し最高の類似度を有することが望ましい。
【0099】
図4は類似度マトリクスから最適類似度のセグメントを配置する方法の1つの実施形態である。対象セグメント420はパラメータ化マルチメディア信号410の一部分である。対象セグメント420は開始点q423および終了点r425、ならびにl=r−qで定義される長さlを有する。類似度マトリクス450は上述の方法で計算される。対象セグメント420は類似度マトリクス450の隣接行460のセットに相当する。
【0100】
マルチメディア・ソースに対する対象セグメント420の全体類似度は、そのセグメントの平均類似度測定値を求めることにより計算される。類似度マトリクス450については、セグメントの平均類似度測定値は、セグメント長さによって正規化されたセット460の各行の類似度測定値の和である。図としては、平均類似度は、領域470の領域により正規化された、類似度マトリクス450のハッチング領域470内のすべての類似度測定値の和で表わされる。平均類似度のこの計算は以下の式で表わされる。
【0101】
【式5】
Figure 0004345321
【0102】
ここでLは全体のパラメータ化マルチメディア・ソースの長さである。
【0103】
【外1】
Figure 0004345321
【0104】
最高の平均類似度値を持つセグメントが最適セグメントとして選択され、このセグメントに対応するマルチメディア・ソースの部分が最適要約となる。1つの実施形態では、すべての可能な開始および終了位置全体に渡る平均類似度関数を最大にすることにより、複数の最適要約を配置する。また別に、1つの実施形態では複数の最適要約を作成するが、それには、第1最適セグメントを見出し、そのセグメントを類似度マトリクスから削除し、その後、該変更された類似度マトリクスの最適セグメントを見出して第2最適要約を配置することにより作成する。このプロセスを、所望の数の要約を作成し終わるまで繰り返すか、または停止基準に一致するまで繰り返す。
【0105】
代替実施形態では、重み関数を使用して、以下の式により重み平均類似度を求める。
【0106】
【式6】
Figure 0004345321
【0107】
重み平均類似度関数は前述のようにして最大化し、最適要約を求める。重み関数の例は時間と共に重みを減少させ、作品の最初のセグメントを最後のセグメントに比べて優先するようにする。オーディオについては、重み関数の例は音の大きさと共に重みを増加させ、例えばトゥッティ(tutti、全楽器演奏の楽句)や合唱のような音楽の音量の大きい部分を、詩歌(verse)のような静かな節に比べて優先する。ビデオについては、重み関数の例は運動または顔検出器を含み、それにより、演技または人の表情を含むようにする。これらの例から、作品についての優先度の既知のあらゆる情報を、重み関数に組み入れることができる。これにより重み関数が、最適要約に含めるのが望ましい任意の部分を優先するようにできる。
【0108】
本発明の実施形態にかかるコンピュータ上で実行可能なプログラム(以下、単にプログラムという。ここで、プログラムとは、命令のグループである。)及びコンピュータ読み取り可能な記録媒体(以下、単に記録媒体という。また、情報格納メディアでもある。)について説明する。ここで、記録媒体とは、コンピュータのハードウェア資源に備えられている読み取り装置に対して、プログラムの記述内容に応じて、磁気、光、電気等のエネルギーの変化状態を引き起こして、それに対応する信号の形式で、読み取り装置にプログラムの記述内容を伝達できるものである。かかる記録媒体としては、例えば、磁気ディスク、光ディスク、CD-ROM、コンピュータに内蔵されるメモリなどが該当する。
【0109】
記録媒体は、プログラムを記録するプログラム領域を備え、このプログラム領域には、本プログラムが記録されている。
【0110】
記録媒体に記録されているプログラムは、上記実施の形態を実行するためのプログラムである。
【0111】
処理デバイスであるコンピュータは、プロセッサを備え、そのプロセッサによって本プログラムを読み取り実行することができる。
【0112】
本発明の好ましい実施形態の前述の記述は、図示および説明の目的のために提供してきた。これは、本発明を、開示したものと全く同一の形態に限定または制限することを意図するものではない。当然、当業者には、多くの修正または変形形態は明らかであろう。実施形態の選択および説明は、本発明の原理およびそれの実際の用途を最も分かり易く説明するのが目的であり、それにより、当業者が、各種の実施形態に対する本発明、および意図する特定の用途に適する各種修正形態を有する本発明を理解可能にする。本発明の範囲は前述の特許請求の範囲およびそれの均等物により定義する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の方法の1つの実施形態のブロック図を示す。
【図2】パラメータ化マルチメディアを類似度マトリクスに埋め込む方法の1つの実施形態を示す。
【図3】本発明の方法の1つの実施形態により作成された類似度マトリクス例の図を示す。
【図4】類似度マトリクスから最適類似度のセグメントを配置する方法の1つの実施形態を示す。
【符号の説明】
100 ダイアグラム
120、140、160、180 ステップ
210 パラメータ化信号
i220、vj230 特徴ベクトル
(i)225、(j)235 位置
227 パラメータ化信号
229 パラメータ化信号
250 正方マトリクス
255 垂直軸
260 水平軸
265 垂直軸位置
270(D) 類似度
270 水平軸位置
275 マトリクス要素
310 グラフ
410 パラメータ化マルチメディア信号
420 対象セグメント
q423 開始点
r425 終了点
450 類似度マトリクス
460 隣接行
470 領域
j、i 信号時間
l 長さ

Claims (14)

  1. マルチメディアの最適要約を自動作成する方法であって、
    (a)パラメータ化メディア信号生成手段が、一連のマルチメディア・ソースをパラメータ化してパラメータ化メディア信号を生成するステップであって、該ステップは、
    前記マルチメディア・ソースを複数のウィンドウに分割するステップと、
    各ウィンドウにパラメータ化を適用して、各ウィンドウを表現する特徴ベクトルを生成するステップと、
    前記特徴ベクトルを前記複数のウィンドウの順に配列してパラメータ化メディア信号を生成するステップであって、前記パラメータ化メディア信号は開始部分から終了部分までの各部分を有し、各部分は前記複数のウィンドウ各々に相当する、前記パラメータ化メディア信号を生成するステップと、
    を有する、前記パラメータ化メディア信号を生成するステップと、
    (b)類似度配列作成手段が、n次正方マトリクスからなる類似度配列を作成するステップであって、各マトリクス要素が、前記マトリクス要素の行に関連する前記パラメータ化メディア信号の第1部分に相当する第1特徴ベクトルと、前記マトリクス要素の列に関連する前記パラメータ化メディア信号の第2部分に相当する第2特徴ベクトルと、の間の類似度測定値を含前記マトリクス要素の1行からn行までの各行に関連する前記第1部分は前記パラメータ化メディア信号の前記開始部分から前記終了部分までの各部分に相当し、前記マトリクス要素の1列からn列までの各列に関連する前記第2部分は前記開始部分から前記終了部分までの各部分に相当する、前記類似度配列を作成するステップと、
    (c)最適セグメント発見手段が、前記類似度配列を使用して最適セグメントを見つけるステップであって前記n次正方マトリクスの一部であって各要素の類似度測定値の平均値が最大であるm次正方マトリクスを特定するステップを含み、前記最適セグメントは、前記パラメータ化メディア信号の一部であって開始位置部分から終了位置部分までの長さを有するセグメントであり、前記m次正方マトリクスの1行1列目の要素に関連する前記第1部分及び前記第2部分が前記開始位置部分に相当し、前記m次正方マトリクスのm行m列目の要素に関連する前記第1部分及び前記第2部分が前記終了位置部分に相当する、前記最適セグメントを見つけるステップと、
    (d)最適要約選択手段が、前記マルチメディア・ソースの一部を最適要約として選択するステップであって前記マルチメディア・ソースの前記一部が前記最適セグメントに相当する前記選択するステップと、
    を含む方法。
  2. 前記マルチメデイア・ソースがオーディオ・ファイル又はビデオ・ファイルの場合、前記ウィンドウの前記パラメータ化が周波数領域変換を含む、請求項に記載の方法。
  3. 前記マルチメデイア・ソースがテキスト・ファイルの場合、前記パラメータ化が前記ウィンドウステミング、ストップ・リスト・フィルタリング、及びトークン化処理を含む、請求項に記載の方法。
  4. 前記特徴ベクトルに対してウィンドウ内のトークン頻度及び逆ドキュメント頻度を使用した重みを適用して前記類似度測定値を算出することを含む、請求項に記載の方法。
  5. 前記類似度測定値がパラメータ空間内の特徴ベクトル間のユークリッド距離を含む、請求項に記載の方法。
  6. 前記類似度測定値が特徴ベクトルのスカラー(ドット)積を含む、請求項1に記載の方法。
  7. 前記類似度測定値が特徴ベクトル間の角度のコサインを含む、請求項1に記載の方法。
  8. 記パラメータ化メディア信号の少なくとも一部を強調する重み関数を適用して前記類似度測定値の平均値を算出することを含む、請求項に記載の方法。
  9. テップ(c)が、前記最適セグメントの前記長さが予め定められ、前記開始位置を求めるステップを含む、請求項1に記載の方法。
  10. テップ(c)が、前記最適セグメントの前記開始位置が予め定められ、前記最適セグメントの前記長さを求めるステップを含む、請求項1に記載の方法。
  11. テップ(c)が、前記最適セグメントの前記開始位置及び前記長さを求めるステップを含む、請求項1に記載の方法。
  12. らに、
    (e)変更類似度配列作成手段が前記類似度配列から前記最適化セグメントを削除し、変更された類似度配列を作成するステップと、
    (f)第2最適要約作成手段が、前記変更された類似度配列を使用して前記ステップ(b)、(c)、および(d)を繰り返し、前記マルチメディア・ソースの第2最適要約を作成するステップと、
    を含む、請求項1に記載の方法。
  13. コンピュータ
    一連のマルチメディア・ソースをパラメータ化してパラメータ化メディア信号を生成するパラメータ化メディア信号生成手段であって、前記マルチメディア・ソースを複数のウィンドウに分割し、各ウィンドウにパラメータ化を適用して、各ウィンドウを表現する特徴ベクトルを生成し、前記特徴ベクトルを前記複数のウィンドウの順に配列してパラメータ化メディア信号を生成し、前記パラメータ化メディア信号は開始部分から終了部分までの各部分を有し、各部分は前記複数のウィンドウ各々に相当する、前記パラメータ化メディア信号生成手段と、
    n次正方マトリクスからなる類似度配列を作成する類似度配列作成手段であって、各マトリクス要素が、前記マトリクス要素の行に関連する前記パラメータ化メディア信号の第1部分に相当する第1特徴ベクトルと、前記マトリクス要素の列に関連する前記パラメータ化メディア信号の第2部分に相当する第2特徴ベクトルと、の間の類似度測定値を含前記マトリクス要素の1行からn行までの各行に関連する前記第1部分は前記パラメータ化メディア信号の前記開始部分から前記終了部分までの各部分に相当し、前記マトリクス要素の1列からn列までの各列に関連する前記第2部分は前記開始部分から前記終了部分までの各部分に相当する、前記類似度配列作成手段と、
    前記類似度配列を使用して最適セグメントを見つける最適セグメント発見手段って前記n次正方マトリクスの一部であって各要素の類似度測定値の平均値が最大であるm次正方マトリクスを特定するステップを含み、前記最適セグメントは、前記パラメータ化メディア信号の一部であって開始位置部分から終了位置部分までの長さを有するセグメントであり、前記m次正方マトリクスの1行1列目の要素に関連する前記第1部分及び前記第2部分が前記開始位置部分に相当し、前記m次正方マトリクスのm行m列目の要素に関連する前記第1部分及び前記第2部分が前記終了位置部分に相当する、前記最適セグメント発見手段と、
    前記マルチメディア・ソースの一部を最適要約として選択するステップであって前記マルチメディア・ソースの前記一部が前記最適セグメントに相当する前記最適要約選択手段選と、
    として機能させるためのマルチメディア最適要約自動作成プログラム。
  14. 請求項13に記載のプログラムを記録したコンピュータ読取可能記録媒体。
JP2003046797A 2002-02-28 2003-02-25 線形メディアの最適要約を自動作成する方法および情報を格納する情報格納メディアを備える製品 Expired - Fee Related JP4345321B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US10/086,817 US7068723B2 (en) 2002-02-28 2002-02-28 Method for automatically producing optimal summaries of linear media
US086817 2002-02-28

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2003303195A JP2003303195A (ja) 2003-10-24
JP4345321B2 true JP4345321B2 (ja) 2009-10-14

Family

ID=27753861

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003046797A Expired - Fee Related JP4345321B2 (ja) 2002-02-28 2003-02-25 線形メディアの最適要約を自動作成する方法および情報を格納する情報格納メディアを備える製品

Country Status (2)

Country Link
US (1) US7068723B2 (ja)
JP (1) JP4345321B2 (ja)

Families Citing this family (54)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP2259197B1 (en) 2002-07-23 2018-07-18 BlackBerry Limited System and method of using a custom word list
US7454331B2 (en) * 2002-08-30 2008-11-18 Dolby Laboratories Licensing Corporation Controlling loudness of speech in signals that contain speech and other types of audio material
JP4486646B2 (ja) * 2003-05-28 2010-06-23 ドルビー・ラボラトリーズ・ライセンシング・コーポレーション オーディオ信号の感知音量を計算し調整する方法、装置及びコンピュータプログラム
US7778469B2 (en) * 2003-10-03 2010-08-17 Fuji Xerox Co., Ltd. Methods and systems for discriminative keyframe selection
US7379875B2 (en) * 2003-10-24 2008-05-27 Microsoft Corporation Systems and methods for generating audio thumbnails
US7424150B2 (en) * 2003-12-08 2008-09-09 Fuji Xerox Co., Ltd. Systems and methods for media summarization
US7697026B2 (en) * 2004-03-16 2010-04-13 3Vr Security, Inc. Pipeline architecture for analyzing multiple video streams
US8535236B2 (en) * 2004-03-19 2013-09-17 Fraunhofer-Gesellschaft Zur Foerderung Der Angewandten Forschung E.V. Apparatus and method for analyzing a sound signal using a physiological ear model
US20050249080A1 (en) * 2004-05-07 2005-11-10 Fuji Xerox Co., Ltd. Method and system for harvesting a media stream
DE102004047069A1 (de) * 2004-09-28 2006-04-06 Fraunhofer-Gesellschaft zur Förderung der angewandten Forschung e.V. Vorrichtung und Verfahren zum Ändern einer Segmentierung eines Audiostücks
DE102004047032A1 (de) * 2004-09-28 2006-04-06 Fraunhofer-Gesellschaft zur Förderung der angewandten Forschung e.V. Vorrichtung und Verfahren zum Bezeichnen von verschiedenen Segmentklassen
US7345688B2 (en) * 2004-10-18 2008-03-18 Microsoft Corporation Semantic thumbnails
US8090120B2 (en) * 2004-10-26 2012-01-03 Dolby Laboratories Licensing Corporation Calculating and adjusting the perceived loudness and/or the perceived spectral balance of an audio signal
US8199933B2 (en) 2004-10-26 2012-06-12 Dolby Laboratories Licensing Corporation Calculating and adjusting the perceived loudness and/or the perceived spectral balance of an audio signal
US7646895B2 (en) * 2005-04-05 2010-01-12 3Vr Security, Inc. Grouping items in video stream images into events
US8130285B2 (en) * 2005-04-05 2012-03-06 3Vr Security, Inc. Automated searching for probable matches in a video surveillance system
BRPI0622303B1 (pt) * 2005-04-18 2016-03-01 Basf Se copolímeros cp na forma de um polímero obtido por polimerização com radical de pelo menos três monômeros m diferentes monoetilenicamente insaturados
JP4332129B2 (ja) * 2005-04-20 2009-09-16 富士通株式会社 文書分類プログラム、文書分類方法および文書分類装置
US8089563B2 (en) 2005-06-17 2012-01-03 Fuji Xerox Co., Ltd. Method and system for analyzing fixed-camera video via the selection, visualization, and interaction with storyboard keyframes
US7623677B2 (en) 2005-06-17 2009-11-24 Fuji Xerox Co., Ltd. Methods and interfaces for visualizing activity across video frames in an action keyframe
US7996771B2 (en) 2005-06-17 2011-08-09 Fuji Xerox Co., Ltd. Methods and interfaces for event timeline and logs of video streams
CN101410892B (zh) * 2006-04-04 2012-08-08 杜比实验室特许公司 改进的离散余弦变换域中的音频信号响度测量及修改
TWI517562B (zh) * 2006-04-04 2016-01-11 杜比實驗室特許公司 用於將多聲道音訊信號之全面感知響度縮放一期望量的方法、裝置及電腦程式
MY141426A (en) 2006-04-27 2010-04-30 Dolby Lab Licensing Corp Audio gain control using specific-loudness-based auditory event detection
US20080127270A1 (en) * 2006-08-02 2008-05-29 Fuji Xerox Co., Ltd. Browsing video collections using hypervideo summaries derived from hierarchical clustering
JP2010502085A (ja) * 2006-08-25 2010-01-21 コーニンクレッカ フィリップス エレクトロニクス エヌ ヴィ マルチメディアコンテンツアイテムのサマリーを自動生成する方法及び装置
US8849433B2 (en) 2006-10-20 2014-09-30 Dolby Laboratories Licensing Corporation Audio dynamics processing using a reset
US8521314B2 (en) * 2006-11-01 2013-08-27 Dolby Laboratories Licensing Corporation Hierarchical control path with constraints for audio dynamics processing
US8458606B2 (en) * 2006-12-18 2013-06-04 Microsoft Corporation Displaying relatedness of media items
US20080243482A1 (en) * 2007-03-28 2008-10-02 Siemens Aktiengesellschaft Method for performing effective drill-down operations in text corpus visualization and exploration using language model approaches for key phrase weighting
CN102638686B (zh) * 2007-06-04 2015-04-22 恩斯沃尔斯有限责任公司 处理动态图像的方法及设备
BRPI0813723B1 (pt) 2007-07-13 2020-02-04 Dolby Laboratories Licensing Corp método para controlar o nível de intensidade do som de eventos auditivos, memória legível por computador não transitória, sistema de computador e aparelho
US20100138010A1 (en) * 2008-11-28 2010-06-03 Audionamix Automatic gathering strategy for unsupervised source separation algorithms
US20100174389A1 (en) * 2009-01-06 2010-07-08 Audionamix Automatic audio source separation with joint spectral shape, expansion coefficients and musical state estimation
US8788260B2 (en) * 2010-05-11 2014-07-22 Microsoft Corporation Generating snippets based on content features
JP5600040B2 (ja) * 2010-07-07 2014-10-01 日本電信電話株式会社 映像要約装置,映像要約方法および映像要約プログラム
US9099064B2 (en) * 2011-12-01 2015-08-04 Play My Tone Ltd. Method for extracting representative segments from music
US9336302B1 (en) 2012-07-20 2016-05-10 Zuci Realty Llc Insight and algorithmic clustering for automated synthesis
US9087508B1 (en) * 2012-10-18 2015-07-21 Audible, Inc. Presenting representative content portions during content navigation
US9843623B2 (en) * 2013-05-28 2017-12-12 Qualcomm Incorporated Systems and methods for selecting media items
US8869019B1 (en) * 2013-07-31 2014-10-21 Captora Inc. Method and apparatus for automatic website optimization
US9639762B2 (en) * 2014-09-04 2017-05-02 Intel Corporation Real time video summarization
WO2016098458A1 (ja) * 2014-12-15 2016-06-23 ソニー株式会社 情報処理方法、映像処理装置及びプログラム
KR20160102815A (ko) * 2015-02-23 2016-08-31 한국전자통신연구원 잡음에 강인한 오디오 신호 처리 장치 및 방법
US10289916B2 (en) * 2015-07-21 2019-05-14 Shred Video, Inc. System and method for editing video and audio clips
US10678828B2 (en) 2016-01-03 2020-06-09 Gracenote, Inc. Model-based media classification service using sensed media noise characteristics
CN105744356B (zh) * 2016-01-29 2019-03-12 杭州观通科技有限公司 一种基于内容的视频分段方法
CN105737768B (zh) * 2016-02-01 2018-05-08 绍兴文理学院 基于Cosine相似度量的结构面粗糙度系数评价方法
CN105716545B (zh) * 2016-02-01 2018-01-19 绍兴文理学院 基于Dice相似度量的结构面粗糙度系数评价方法
US11205103B2 (en) 2016-12-09 2021-12-21 The Research Foundation for the State University Semisupervised autoencoder for sentiment analysis
US10776415B2 (en) * 2018-03-14 2020-09-15 Fuji Xerox Co., Ltd. System and method for visualizing and recommending media content based on sequential context
ES2901638T3 (es) * 2018-05-17 2022-03-23 Fraunhofer Ges Forschung Dispositivo y método para detectar concordancias parciales entre una primera señal variable en el tiempo y una segunda señal variable en el tiempo
KR102215285B1 (ko) * 2018-12-26 2021-02-15 건국대학교 산학협력단 키 프레임 선택 방법 및 이를 수행하는 장치들
US11049481B1 (en) * 2019-11-27 2021-06-29 Amazon Technologies, Inc. Music generation system

Family Cites Families (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5655058A (en) 1994-04-12 1997-08-05 Xerox Corporation Segmentation of audio data for indexing of conversational speech for real-time or postprocessing applications
US5802361A (en) * 1994-09-30 1998-09-01 Apple Computer, Inc. Method and system for searching graphic images and videos
US5664227A (en) * 1994-10-14 1997-09-02 Carnegie Mellon University System and method for skimming digital audio/video data
US5872865A (en) * 1995-02-08 1999-02-16 Apple Computer, Inc. Method and system for automatic classification of video images
US5918223A (en) 1996-07-22 1999-06-29 Muscle Fish Method and article of manufacture for content-based analysis, storage, retrieval, and segmentation of audio information
US5890152A (en) * 1996-09-09 1999-03-30 Seymour Alvin Rapaport Personal feedback browser for obtaining media files
US6304864B1 (en) * 1999-04-20 2001-10-16 Textwise Llc System for retrieving multimedia information from the internet using multiple evolving intelligent agents
US6549643B1 (en) * 1999-11-30 2003-04-15 Siemens Corporate Research, Inc. System and method for selecting key-frames of video data

Also Published As

Publication number Publication date
US20030161396A1 (en) 2003-08-28
US7068723B2 (en) 2006-06-27
JP2003303195A (ja) 2003-10-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4345321B2 (ja) 線形メディアの最適要約を自動作成する方法および情報を格納する情報格納メディアを備える製品
Cooper et al. Automatic Music Summarization via Similarity Analysis.
US10497378B2 (en) Systems and methods for recognizing sound and music signals in high noise and distortion
Tzanetakis et al. Marsyas: A framework for audio analysis
JP4878437B2 (ja) オーディオサムネイルを生成するためのシステムおよび方法
JP3941417B2 (ja) ソース音声信号内の新規点の識別方法
Mitrović et al. Features for content-based audio retrieval
US7137062B2 (en) System and method for hierarchical segmentation with latent semantic indexing in scale space
US8521529B2 (en) Method for segmenting audio signals
US7522967B2 (en) Audio summary based audio processing
US6915009B2 (en) Systems and methods for the automatic segmentation and clustering of ordered information
US20060155399A1 (en) Method and system for generating acoustic fingerprints
Velarde et al. An approach to melodic segmentation and classification based on filtering with the Haar-wavelet
JP2000285242A (ja) 信号処理方法及び映像音声処理装置
Kiranyaz et al. Generic content-based audio indexing and retrieval framework
Chang et al. An enhanced direct chord transformation for music retrieval in the AAC transform domain with window switching
Al-juffer Feature Extraction Approach to Enhance Information Retrieval for Musical Media
Schätti Real-Time Audio Feature Analysis for Decklight3

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20060120

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090224

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090423

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20090623

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20090706

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4345321

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120724

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120724

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130724

Year of fee payment: 4

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees