JP4344768B2 - パス経路算出装置、方法及びプログラム - Google Patents

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Description

本発明は、複数の伝送装置を互いにリンクで接続することにより構成した通信ネットワークにおけるパスの経路検索の技術に関するものである。
クロスコネクト機能を有する伝送装置を物理回線で接続することによりパスのネットワークが構成される。このような伝送装置(NE:Network Elementともいう)からなるネットワークは、図1(A)に示すようにEMS(Element Management System)及びNMS(Network Management System)を用いて管理される。なお、EMS及びNMSにより管理されるネットワークは、一般に図1(B)に示すようなリング構成もしくはリニア構成をとる。
図1の例において、各EMSは複数の伝送装置を監視し、1つのNMSが複数のEMSを監視する。各EMSはその配下にある伝送装置毎に、装置構成、クロスコネクト情報、ユニットの中のパス使用状況等の情報を含むデータベースを有している。また、クライアント端末を介してNMS、EMS、伝送装置へのオペレーションが行われる。
物理回線(リンクとも呼ぶ)で接続された複数の伝送装置からなる通信ネットワークのある区間において所望のシグナルレベルのパスを確立する場合、まず、各伝送装置において使用するインタフェースを決定する必要がある。この決定を行うことをパス経路検索と呼ぶ。以下、従来のパス経路検索方法について説明する。
図2に、伝送装置の1シェルフにおける装置レイアウトの一例を示す。図2の例では、スロット番号1から20に伝送路インタフェースユニット(以下、単にユニットという)が実装される。ユニットの種類としては、例えばSTM64S/STM16S/STM4Q/STM1Q/STM1D/STM1E/E12/LANGP1/LANFP1/LANGX1の10種類がある。また、各ユニット毎に実装可能なスロット番号と、AIDの付与則が決められている。AIDは、各ユニット内の各シグナルレベルにおけるパスの割り当てを識別することを可能にする識別子である。以降、AIDを割当識別子ともいう。なお、装置レイアウト/ユニット種別は対象伝送装置によって異なり、本明細書において説明する装置レイアウト/ユニット種別は一例である。
図3に、上記の装置レイアウト/ユニット種別における、ユニット種別(STM64S/STM16S/STM4Q/STM1Q/STM1D/STM1E/E12)毎の収容可能なシグナルレベルと、それぞれの割当識別子の付与則を示す。例えばSTM16Sは、2.4Gの帯域を有するリンク接続が可能であり、スロット番号3〜10、13〜20に実装されることがわかる。なお、図3では、LANGP1/LANFP1/LANGX1は省略している。また、収容可能なパスのシグナルレベルはVC416C/VC44C/VC4/VC12の4種類である。なお、パスのシグナルレベルVC416C/VC44C/VC4/VC12はそれぞれ2.4G/600M/150M/2Mの帯域を有する。図3に示した付与則から、STM16Sのユニットがスロット19に実装された場合のシグナルレベル毎の割当識別子は図4に示す通りとなる。
各シグナルレベルのパスの入力/出力インタフェースは、ユニットで使用できる最大帯域を論理的に分割することにより得られる。例えば、STM16Sのユニットを使用して接続した伝送装置間のは最大帯域は2.4Gとなるので、VC416レベルのパスは1本収容でき、VC44Cでは4本のパスを収容でき、VC4では16本のパスを収容でき、VC12では1008本のパスを収容できる。なお、最大帯域を論理的に分割して得られるパスの伝送装置における入力/出力インターフェースを本明細書では“ポート”と呼ぶことにする。この“ポート”は論理的なものである。
以下、NMSで実行される従来のパス経路検索処理について説明する。図5に示すような伝送装置1〜4が物理リンク#1〜#4を介して接続されたネットワーク構成における、装置1の入側ポート:5−1−1から装置3の出側ポート:5−1−7へのVC4パスの経路検索を例にとって説明する。
以下、図6のフローチャートに沿って、図7を参照してパス経路検索処理について説明する。
まず、ステップ1において、NMSのオペレータがクライアント端末から始点:5−1−1、終点:5−1−7と、経路:伝送装置1−>伝送装置2−>伝送装置3と、シグナルレベル:VC4を指定する。ステップ2において、NMSは、伝送装置1〜3を管理するEMSのクロスコネクト情報のデータベースを検索することにより、始点:5−1−1とクロスコネクト接続可能な伝送装置1内の出側ポートを検索する。ここでは、NMSは、伝送装置1内で使用可能な、始点と同じシグナルレベルの出側ポートを検索する。具体的には図7に示すように4つの候補の中からVC4の出側ポート:19−1−1が選択される。
ステップ3において、NMSは、EMSのデータベースを検索することにより、出側ポート:19−1−1と物理的に接続された対向伝送装置2へのリンク接続をたどり、伝送装置1の出側ポート:19−1−1に対応する伝送装置2の入側ポート:20−1−1を決定する。なお、伝送装置2の入側ポート:20−1−1が仮に使用可能でない場合(ステップ4のNG)は、ステップ2、3の処理が再度実行される。
ステップ2〜4の処理は各伝送装置について行われる。従って、NMSは、伝送装置2内で入側ポート:20−1−1と接続可能な4つのVC4の出側ポートのうち出側ポート:19−1−1を選択する。また、NMSは、EMSのデータベースを用いて、伝送装置2と伝送装置3間のリンク接続をたどることにより、伝送装置2の出側ポート:19−1−1と接続される伝送装置3の入側ポート:20−1−1を決定する。そして、伝送装置3の入側ポート:20−1−1が終点:5−1−7と接続可能であればパス経路検索を終了する。
上記の処理によりパスのポートの経路が、5−1−1−>19−1−1−>20−1−1−>19−1−1−>5−1−7と決定する(ステップ5)。NMSは決定されたパスのポートの情報をEMSに送信し、EMSはデータベースの更新を行って、パスを登録する(ステップ6)。
なお、パス経路検索に関連する従来技術として例えば特許文献1に記載された技術がある。
特開平9−135243号公報
上記従来のパス経路検索方法は、ポートの使用状態により検索処理が繰り返されて処理時間が増大する場合があるという問題を有している。以下、この問題について2つの例を用いて説明する。
まず、BLSR設定対象となるパスの経路検索を行う場合について図8を参照して説明する。なお、BLSRとはリング構成において運用系パスに障害が発生したときに運用系パスを保守系パスに切り替える機能である。
本例では、BLSR設定対象となるパスについては、パスが通る全ポートにおいて、割当識別子の末尾(AIDチャネル)を同じ番号とする必要があるものとする。検索の条件は、図7の場合と同じく、始点:5−1−1、終点:5−1−7、経路:伝送装置1−>伝送装置2−>伝送装置3、シグナルレベル:VC4とする。また、本例では、伝送装置2の出側ポート:19−1−1及び伝送装置3の入側ポート:20−1−1が他のパス用に使用中であるものとする。
この条件の下、始点:5−1−1から、伝送装置1内で使用可能である出側ポート:19−1−1が選択される(ステップ11)。伝送装置1の出側ポート:19−1−1から、リンク接続をたどることにより、伝送装置2の入側ポート:20−1−1が選択される(ステップ12)。伝送装置2内では、入側ポート:20−1−1に接続される出側ポートとして、割当識別子の末尾が同じ19−1−1が唯一の候補となる。しかし、19−1−1は使用中であるため、他に選択肢はなくなり、再度伝送装置1における出側ポートの検索が行われる。
今度は伝送装置1の出側ポート:19−1−4が選択され(ステップ13)、これに対向する伝送装置2の入側ポート:20−1−4が選択される(ステップ14)。伝送装置2においては、入側ポート:20−1−4に接続される出側ポート:19−1−4が選択され(ステップ15)、伝送装置3の入側ポート:20−1−4が選択される(ステップ16)。この入側ポート:20−1−4と終点:5−1−7が接続可能であればパス経路検索は終了し、経路上で選択されたポートを通るパスが登録される。上記の例では、伝送装置2内で検索処理の失敗が生じ、繰り返し検索が発生している。
次に、検索対象パスがBLSRの対象でない場合を図9を参照して説明する。この例では、伝送装置2の入側ポート:20−1−1及び出側ポート:19−1−1が使用中であるものとする。その他の条件は、図7で説明した例の条件と同じである。
始点:5−1−1から伝送装置1の出側ポート:19−1−1が選択され(ステップ21)、これに接続される伝送装置2の入側ポート:20−1−1が選択される(ステップ22)。しかし、伝送装置2の入側ポート:20−1−1は使用中であるため、再度伝送装置1の出側ポートの選択を行う。今度は伝送装置1の出側ポート:19−1−4が選択される(ステップ23)。そして、これに接続される伝送装置2の入側ポート:20−1−4が選択され(ステップ24)、伝送装置2の出側ポート:19−1−4が選択され(ステップ25)、伝送装置3の入側ポート:20−1−4が選択される(ステップ26)。この入側ポート:20−1−4と終点:5−1−7が接続可能であればパス経路検索は終了し、経路上で選択されたポートを通るパスが登録される。上記の例でも、伝送装置2内で検索処理の失敗が生じ、繰り返し検索が発生している。上記のような繰り返し処理が発生すると検索処理時間が増大し、パス登録にかかる時間が増大する。
また、従来のパス経路検索処理では、EMSのデータベースを検索しながら、始点から終点に向かって使用可能なポートを選択することによりパス経路を決定する。従って、伝送装置数が増加すると検索処理が増加し、処理時間が増加する。また、繰り返し処理が発生すれば更に処理時間が増加する。
本発明は上記の問題点に鑑みてなされたものであり、パス経路検索処理時間を減少させることを目的とする。
上記の目的は、複数の伝送装置を互いにリンクで接続することにより構成した通信ネットワークにおけるパスのポートの経路を取得するためのパス経路算出装置であって、前記パス上に存在する伝送装置の識別情報と前記パスの信号レベルとを含む条件を受信する条件受信手段と、前記パス上の伝送装置毎に、前記信号レベルに対応する各ポートの識別子とそのポートの使用状況を示すフラグとを含むテーブルを作成するテーブル作成手段と、前記テーブル作成手段により作成されたテーブルにおけるフラグの値に対して論理演算を行うことにより前記パスのポートの経路を決定するパス経路決定手段とを有するパス経路算出装置により達成できる。
本発明によれば、パス経路算出装置においてポートの使用状況を示すフラグを含むテーブルを作成し、そのテーブルの論理演算によりパスのポートの経路を算出することとしたので、パス経路検索処理時間を減少させることができる。
伝送装置とNMSとEMSからなるシステムの構成を示す図である。 伝送装置の1シェルフにおける装置レイアウトの一例を示す図である。 ユニット種別の収容可能なシグナルレベルと、割当識別子の付与則を示す図である。 STM16Sのユニットがスロット19に実装された場合のシグナルレベル毎の割当識別子を示す図である。 パス経路検索処理を説明するために使用するネットワーク構成図である。 従来のパス経路検索処理のフローチャートである。 従来のパス経路検索処理を説明するための図である。 BLSR設定対象となるパスの経路検索を行う場合を説明するための図である。 検索対象パスがBLSRの対象でない場合を説明するための図である。 本発明の実施の形態におけるNMSのハードウェア構成を示す図である。 本発明の実施の形態のNMSの機能構成を示す図である。 本発明の実施の形態におけるパス経路検索処理のフローチャートである。 伝送装置1の出側に対応するテーブルを示す図である。 伝送装置1〜3のテーブルを示す図である。 検索対象パスがBLSRの対象である場合におけるパス経路検索処理を説明するための図である。 検索対象パスがBLSRの対象でない場合におけるパス経路検索処理を説明するための図である。 パス決定後に更新されたテーブルを示す図である。 EMSにおける更新前の情報を示す図である。 EMSにおける更新後の情報を示す図である。 本実施の形態の方法と従来方法のそれぞれにおける、検索するパス数に対する検索処理時間を示す図である。
符号の説明
1〜4 伝送装置
10 メモリ
11 CPU
12 記憶装置
13 入力装置
14 出力装置
15 通信装置
21 条件受信部
22 テーブル作成部
23 パス経路決定部
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。
本発明のパス経路算出装置の実施の形態であるNMSは、図1に示したシステム構成で使用されるものである。また、このNMSは、一般的なコンピュータに本実施の形態での処理を実行するプログラムをインストールすることにより実現される。図10に、本実施の形態のNMSのハードウェア構成例を示す。図10に示すように、本実施の形態のNMSは少なくとも、メモリ10、CPU11、記憶装置12(ハードディスク等)、入力装置13、出力装置14、ネットワークとの接続のための通信装置15を有している。
また、図11に、本実施の形態のNMSの機能構成を示す。図11に示すように、当該NMSは少なくとも、条件受信部21と、テーブル作成部22と、パス経路決定部23とを有している。条件受信部21は、パス上に存在する伝送装置の識別情報とパスの信号レベル等を含む条件を受信する機能を有している。テーブル作成部22は、パス上の伝送装置毎に、信号レベルに対応する各ポートの識別子とそのポートの使用状況を示すフラグとを含むテーブルを作成する機能を有している。また、パス経路決定部23は、テーブル作成部22により作成されたテーブルにおけるフラグの値に対して論理演算を行うことによりパスのポートの経路を決定する機能を有している。これらの機能部は、プログラムを、NMSとして使用されるコンピュータ上で実行することにより実現されるものである。なお、当該プログラムは、フレキシブルディスク、CD−ROM、カードメモリ等の記録媒体から、入力装置13を介して上記コンピュータにインストールすることができる。また、当該プログラムは、通信装置15を介してネットワーク上のサーバからダウンロードすることもできる。
以下、このような構成、機能を有するNMSが実行する処理を、図12のフローチャートで示されるステップに沿って説明する。以下で説明する処理は、図5で示したネットワーク構成を前提とし、図7の場合と同様の条件指定を行うものとする。ただし本例では、伝送装置2の出側ポート:19−1−1と19−1−4、及び伝送装置3の入側ポート:20−1−1と20−1−4が使用中であるものとする。
まず、ステップ101において、オペレータがクライアント端末を用いてパス検索条件をNMSに入力する。パス検索条件は、始点:5−1−1、終点:5−1−7、経路:伝送装置1−>伝送装置2−>伝送装置3、シグナルレベル:VC4である。
上記の検索条件を受信したNMSは、ステップ102において、経路上の伝送装置を管理するEMSに対し、上記の条件を渡すことにより、ポートの割当情報を要求する。
要求を受けたEMSは、伝送装置間で物理的に接続されているユニットを検索する。本実施の形態では、図5に示すとおり、伝送装置1と伝送装置2間では、伝送装置1における割当識別子:19−1のユニットが選択され、伝送装置2における割当識別子:20−1のユニットが選択される。また、伝送装置2と伝送装置3間では、伝送装置2における割当識別子:19−1のユニットが選択され、伝送装置3における割当識別子:20−1のユニットが選択される。
EMSは、各ユニット毎に、シグナルレベル毎の各ポート毎に、当該ポートが使用中(もしくは予約済)か否かを示す情報を保持している。上記のユニット選択の後、EMSは、検索条件であるVC4に対応するポートの割当識別子と、それらに対応する使用/未使用情報を取得する。
そして、EMSは取得したポートの割当識別子と、それらに対応する使用/未使用情報を、要求に対する応答としてNMSに送信する。図12のステップ103において、NMSはその情報を受信する。
上記の情報を受信したNMSは、ステップ104において、受信した使用/未使用情報に基づき、割当識別子(AID)に使用/未使用フラグ(FLAG)を付加したテーブルを、各伝送装置の出側と入側について作成し、メモリ10に格納する。例えば、伝送装置1の出側については、図13に示すテーブルが作成される。FLAGについては、0が未使用、1が使用中を示すものである。
図14は、伝送装置1〜3のテーブルを示す図である。なお、図14においては、伝送装置1のユニット:19−1と伝送装置2のユニット:20−1が物理的に接続され、伝送装置2のユニット:19−1と伝送装置2のユニット:20−1が物理的に接続されていることが示されている。また、テーブルAが伝送装置1の出側のテーブルであり、テーブルBが伝送装置2の入側のテーブルであり、テーブルCが伝送装置2の出側のテーブルであり、テーブルDが伝送装置3の入側のテーブルである。更に、図14においては、伝送装置1〜3において対応するポートを“項番”を用いて識別している。なお、全部の伝送装置に対して共通に用いられる付与則に基づき決定された割当識別子を用いているので、本例においては各テーブルにおいて同じ順番にある割当識別子の末尾は一致する。
図14に示すテーブルを作成した後、NMSは図12のステップ105、106において、複数のテーブルの論理和を算出することにより経路の決定を行う。この処理を、検索対象パスがBLSRの対象である場合と、検索対象パスがBLSRの対象でない場合の2例を用いて説明する。
(BLSRの場合)
前述した通り、検索対象パスがBLSRの対象である場合はポートの割当識別子の末尾番号をパス経路を通じて一致させる必要がある。従って、NMSは、伝送装置1〜3のテーブルA〜D全部について、対応するポート毎の論理和を算出する。なお、図14の場合、“対応するポート”とは、テーブル内の上からの順番が同じポートである。
図15に示すとおり、伝送装置1の出側ポート:19−1−1のFLAGは0であり、伝送装置2の入側ポート:20−1−1のFLAGは0であり、伝送装置2の出側ポート:19−1−1のFLAGは1であり、伝送装置3の入側ポート:20−1−1のFLAGは1である。従って、0 OR 0 OR 1 OR 1=1であるから、項番1の結果は1となる。
同様にして、項番2の結果は1であり、項番3の結果は0となる。ある項番における結果が1であることは、その項番に対応する伝送装置1〜3における複数のポートの中で、少なくとも1つのポートが使用中であることを示している。従って、項番1のポートは採用されない。また、ある項番における結果が0であることは、その項番に対応する伝送装置1〜3における複数のポート全てが未使用であることを示している。従って、結果が0である項番のうちの一つを選択するが、図15の例では項番3が選択される。従って、5−1−1−>19−1−7−>20−1−7−>19−1−7−>20−1−7−>5−1−7で示されるパスのポートの経路が決定される。
(BLSRでない場合)
検索対象パスがBLSRの対象でない場合はポートの割当識別子の末尾番号をパス経路を通じて一致させる必要はない。従って、この場合においては、NMSは、物理リンクで接続された2つの伝送装置の組毎に論理和を算出することによりパス経路を決定する。より具体的には、以下で説明するような論理和の演算を行う。
NMSは、図16(A)、(B)に示すように、伝送装置1のテーブルAと伝送装置2のテーブルBとから論理和を算出して結果1を求め、伝送装置2のテーブルCと伝送装置3のテーブルDとから論理和を算出して結果2を求める。そして、NMSは、結果1の中からFLAGが0である項番のうち項番1を選択し、結果2の中からFLAGが0である項番のうち項番3を選択する。これにより、5−1−1−>19−1−1−>20−1−1−>19−1−7−>20−1−7−>5−1−7というパス経路が決定する。
続いて図12のステップ107において、テーブルの更新が行われる。例えば、図15で示した例であれば、NMSは、各伝送装置のSTM16SユニットのVC4のポートの使用/未使用情報を、図17に示すように更新する。次に、パス経路検索を行うときには、更新後のテーブルが使用されることになる。
次に、図12のステップ108において、NMSは、パス経路検索処理において決定されたパスの情報をEMSに送信することにより、EMSにおけるデータベースの更新要求を行う。
パスの情報を受信したEMSは、選択されたポートの割当識別子に対応する使用/未使用情報を更新する。特定のシグナルレベルにおける特定のポートが使用されると、そのポートの上位と下位のシグナルレベルは使用不能となるので、EMSは更に、当該ポートの上位/下位にあるポートの情報も更新する。例えば、伝送装置1のSTM16Sユニット:19−1に対応する情報が更新前に図18の状態であったとすれば、当該情報は図19に示すように更新される。
以上説明したように、本実施の形態で説明したパス検索処理方法によれば、検索処理の最初の段階でNMS内にテーブルを作成するので、パス検索処理の中でEMSに対するデータベース検索をする必要がなくなる。
また、本実施の形態の方法では、テーブル間の論理演算のみでパス経路を決定できる。従って、従来の方法で発生していた繰り返し処理がなくなり、パス検索処理時間を短縮できる。例えば、図5の構成において、VC4を16本登録する場合、従来方法では例えば16回の再検索が発生する可能性があるが、本実施の形態の方法では再検索は発生しない。また、VC12を1008本登録する場合、例えば1008回の繰り返し処理が発生する可能性があるが、本実施の形態の方法では再検索は発生しない。
また、本実施の形態の方法では、伝送装置毎にデータベース検索を行うことはないので、パス上の伝送装置数の増大がパス検索処理時間に与える影響は小さい。
以上の点から、本実施の形態におけるパス検索処理時間は従来方法によるパス検索時間より短くなる。図20に、本実施の形態と従来方法のそれぞれにおける、検索するパス数に対する検索処理時間を示す。なお、図20における本実施の形態の検索処理時間は予測値である。図20に示すように、従来方法ではパス検索数に対して処理時間が増加している。これは、パス検索によって使用中のポートが増加することにより再検索処理発生が増加することが原因である。これに対し、本実施の形態の方法では、パス数が増加しても検査時間はほとんど増加しない。
以上説明したように、本実施の形態で説明した方法によれば、既に登録されているパス及び経路上の伝送装置数にパス検索処理時間が影響を受けることがなくなり、処理の高速化、及び処理の安定化を実現できる。
本発明は、上記の実施例に限定されることなく、特許請求の範囲内で種々変更・応用が可能である。

Claims (12)

  1. 複数の伝送装置を互いにリンクで接続することにより構成した通信ネットワークにおけるパスのポートの経路を取得するためのパス経路算出装置であって、
    前記パス上に存在する伝送装置の識別情報と前記パスの信号レベルとを含む条件を受信する条件受信手段と、
    前記パス上の伝送装置毎に、前記信号レベルに対応する各ポートの識別子とそのポートの使用状況を示すフラグとを含むテーブルを作成するテーブル作成手段と、
    前記テーブル作成手段により作成されたテーブルにおけるフラグの値に対して論理演算を行うことにより前記パスのポートの経路を決定するパス経路決定手段と
    を有するパス経路算出装置。
  2. 前記パス経路決定手段は、互いにリンクで接続される伝送装置の2つのテーブルの組毎に前記論理演算を行い、2つのテーブルの組毎の演算結果から前記パスのポートの経路を決定する請求項1に記載のパス経路算出装置。
  3. 前記パス経路決定手段は、前記パス上の全伝送装置のテーブルに対して前記論理演算を行い、その演算結果から前記パスのポートの経路を決定する請求項1に記載のパス経路算出装置。
  4. 前記フラグの値は、ポート使用中を示す値、もしくはポート未使用を示す値であり、前記論理演算は、テーブル間における対応するポートのセット毎のフラグの値の論理和を求める演算であり、前記パス経路決定手段は、前記論理演算の演算結果がポート未使用を示す値であるポートのセットを選択することによって前記パスのポートの経路を決定する請求項1に記載のパス経路算出装置。
  5. 前記パス経路算出装置は、前記条件を受信したことに応じて、前記複数の伝送装置のパス設定情報を保持する伝送装置管理装置から、前記パス上の伝送装置における前記信号レベルに対応する各ポートの識別子とそのポートの使用状況の情報を取得する請求項1に記載のパス経路算出装置。
  6. 複数の伝送装置を互いにリンクで接続することにより構成した通信ネットワークにおけるパスのポートの経路を取得するためにパス経路算出装置で実行されるパス経路算出方法であって、
    前記パス上に存在する伝送装置の識別情報と前記パスの信号レベルとを含む条件を受信する条件受信ステップと、
    前記パス上の伝送装置毎に、前記信号レベルに対応する各ポートの識別子とそのポートの使用状況を示すフラグとを含むテーブルを作成するテーブル作成ステップと、
    前記テーブル作成ステップにより作成されたテーブルにおけるフラグの値に対して論理演算を行うことにより前記パスのポートの経路を決定するパス経路決定ステップと
    を有するパス経路算出方法。
  7. 前記パス経路算出装置は、前記パス経路決定ステップにおいて、互いにリンクで接続される伝送装置の2つのテーブルの組毎に前記論理演算を行い、2つのテーブルの組毎の演算結果から前記パスのポートの経路を決定する請求項6に記載のパス経路算出方法。
  8. 前記パス経路算出装置は、前記パス経路決定ステップにおいて、前記パス上の全伝送装置のテーブルに対して前記論理演算を行い、その演算結果から前記パスのポートの経路を決定する請求項6に記載のパス経路算出方法。
  9. 前記フラグの値は、ポート使用中を示す値、もしくはポート未使用を示す値であり、前記論理演算は、テーブル間における対応するポートのセット毎のフラグの値の論理和を求める演算であり、前記パス経路算出装置は、前記パス経路決定ステップにおいて、前記論理演算の演算結果がポート未使用を示す値であるポートのセットを選択することによって前記パスのポートの経路を決定する請求項6に記載のパス経路算出方法。
  10. 前記パス経路算出装置は、前記条件を受信したことに応じて、前記複数の伝送装置のパス設定情報を保持する伝送装置管理装置から、前記パス上の伝送装置における前記信号レベルに対応する各ポートの識別子とそのポートの使用状況の情報を取得する請求項6に記載のパス経路算出方法。
  11. コンピュータを、複数の伝送装置を互いにリンクで接続することにより構成した通信ネットワークにおけるパスのポートの経路を取得するためのパス経路算出装置として機能させるプログラムであって、前記コンピュータを、
    前記パス上に存在する伝送装置の識別情報と前記パスの信号レベルとを含む条件を受信する条件受信手段、
    前記パス上の伝送装置毎に、前記信号レベルに対応する各ポートの識別子とそのポートの使用状況を示すフラグとを含むテーブルを作成するテーブル作成手段、
    前記テーブル作成手段により作成されたテーブルにおけるフラグの値に対して論理演算を行うことにより前記パスのポートの経路を決定するパス経路決定手段、
    として機能させるプログラム。
  12. 請求項11に記載のプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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