JP4338872B2

JP4338872B2 - Infrared power supply switch

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Publication number: JP4338872B2
Application number: JP2000126487A
Authority: JP
Inventors: 一隆岡本; 昇早川; 博二上坂
Original assignee: Horiba Ltd
Current assignee: Horiba Ltd
Priority date: 1999-08-27
Filing date: 2000-04-26
Publication date: 2009-10-07
Anticipated expiration: 2020-04-26
Also published as: JP2001210479A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、赤外線式電力供給スイッチに関する。
【０００２】
【従来技術】
従来より、人体を検知するための装置として焦電型の赤外線検出器などを用いて人体を非接触で検知する装置は、例えば店頭に取り付けて客が来た時にチャイムや音楽を流す来客センサや、人が近づくと照明を照らす自動照明や、警報器を作動させる侵入警報システムなどの自動制御システムに幅広く使用されている。つまり、幅広く使用されている赤外線による人体の検知装置のほとんどは、人体検知による制御対象の機器が決まっていた。
【０００３】
この問題を解消するために、本出願人は人体から放射される赤外線を検知して所定の近赤外線の信号を発信する子機と、この近赤外線の信号を受信したことを合図に対象となる電気機器への電力供給を制御する親機とからなる赤外線による人体の検知装置（「赤外線人体検知装置」：特願平９−１９３１４７号）を出願している。この発明によれば、子機を人体検知に最適な位置に配置することにより、使用者は何らかの操作を一切することなく、離れた位置にある電気器具への電力供給を自動的に行なうことができて有用である。また、配線工事を必要としないので、取り付けが容易であるだけでなく、見栄えの良い設置を可能としていた。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前記従来の赤外線による人体の検知装置では、制御対象となる電気機器に合わせた的確な自動制御を行うことができないという課題もあった。例えば、電気機器として照明器具を制御する場合、人体から放射される赤外線を検知して自動的に照明器具を点灯できる反面、ある程度の照度がある場合のように使用者にとっては照明器具を点灯したくない時にも人の動きを検知すると照明器具を点灯してしまうという場合もあった。
【０００５】
また、上述した赤外線による人体の検知装置では、人体検知のない状態が続くと自動的に照明器具を消灯して省エネを達成できる反面、使用者の動きが静止した状態では一定時間後には不本意にも照明器具が消灯することもあった。
【０００６】
本発明はこのような実情に鑑みてなされ、人体からの赤外線を検知して離れた位置にある電気機器への電力供給を自動的に制御できると共に、使用者の意思や要求に応えて電気機器に合わせたより的確な電力供給の制御を達成する赤外線式電力供給スイッチを提供することを目的としている。
【０００７】
【課題を解決するための手段】
本発明は上述の課題を解決するための手段を以下のように構成している。すなわち、本発明の赤外線式電力供給スイッチは、商用電源によって機能する電気機器と商用電源との間に接続されて電気機器への電力供給の制御を行なう親機と、この親機に対して少なくとも近赤外線による制御信号を送信して親機による電力の供給を制御する子機とからなり、子機には少なくとも親機による電力供給状態と電力非供給状態を強制的に切り換えるための制御信号を出力するための入力スイッチを備え、かつ人体からの赤外線を検知して親機を電力供給状態に切り換えるための人体検知器を子機に備えてなる赤外線式電力供給スイッチであって、
人の動きによって生じる赤外線強度の変化を検知する前記人体検知器が備わっている前記子機に、周囲照度による電気機器への電力供給の制御を行うための周囲照度検知部を設け、
しきい値となる照度以上の環境下で前記人体検知器が人の動きを検知しても電力供給状態に切換える制御を行わないよう構成する一方、
しきい値となる照度以下の環境下で前記人体検知器が人の動きを検知したときには電力供給状態に切換える制御を行わせるよう構成してあり、
さらに、前記親機が電力供給状態を所定の時間維持するためのタイマーを親機または子機に備えてなるとともに、
前記子機に入力スイッチとして、親機を所定の時間だけ前記人体検知器による人体検知を無視して強制的に電力供給状態にした後に、親機を電力非供給状態にし、かつ、親機を前記人体検知器の赤外線検知により電力供給状態に切換え可能とする待ち受け状態にするセンサモードスイッチを備えてなることを特徴としている。
【０００８】
したがって、赤外線式電力供給スイッチは、特別な配線工事を行わなくても、人体を検知して電気機器に対する電力供給を自動的に制御できるだけでなく、子機に設けられた入力スイッチを操作することにより、使用者の意思や要求に合わせた強制的な電力供給の制御を行うことができる。つまり、少なくとも親機による電力供給状態と電力非供給状態を強制的に切り換えることにより、使用者が電気機器を動作させたくないときには人体からの赤外線を検知しても電気機器を動作させないでいることも、使用者が電気機器を動作させ続けたい場合にはそうすることも可能となる。
【０００９】
そして、人体検知器および周囲照度検知部を子機に設けているので、子機を人体検知に最適な位置に取り付けることにより、人体を確実に検知できて的確な電気機器の制御を行うことができる。
【００１０】
前記赤外線式電力供給スイッチによって電力を供給する電気機器は、例えば扇風機やヒータなどの空調機器を接続することにより、暑いときや寒いときに手を振ったり、寝苦しいときの寝返りなどを検知して、空調機器を動作させることができる。電気機器としてステレオ等を接続すると、入室時や起床時の自動起動も可能となる。
【００１１】
また、前記親機が電力供給状態を所定の時間維持するためのタイマーを親機または子機に備えているので、使用者はタイマーの設定を行うことにより、人体検知に伴う電力供給動作の時間を設定することができる。つまり、電気機器として換気扇などを接続したときには、これを自動起動すると共にタイマー運転するなどの制御が可能となる。
さらに、前記子機に入力スイッチとして、親機を所定の時間だけ電力供給状態にした後に、親機を電力非供給状態にし、かつ、親機を前記人体検知器の赤外線検知により電力供給状態に切換え可能とする待ち受け状態にするセンサモードスイッチを備えているので、強制的に親機による電力供給を遠隔操作によって開始することができるだけでなく、前記所定の時間だけ電気機器の動作を可能とする。すなわち、電気機器が照明器具であればスイッチを待ち受け状態を迎えるように切り換えて、その場を離れる場合にも所定の時間だけ点灯するから直ぐに暗闇になることも、長時間の間むやみに照明が点灯されることもなくなる。他の電気機器では前記所定の時間だけ動作確認を行なうことも可能となる。例えばステレオの場合には前記所定の時間の間に音量やチャンネルの設定を確認することができる。
【００１３】
本発明では、前記子機は、前記周囲照度検知部としての光センサと、前記人体検知器による赤外線の検知状態をモニタするための発光ダイオードと、前記センサモードスイッチを含む前記入力スイッチから命令を入力する一方、前記人体検知器からの人体検知パルスを受けて赤外線式電力供給スイッチの動作モードに合わせた処理を行なうと共に、親機の電力供給を制御するために送信する制御信号を生成する近赤外リモコン制御部と、この制御信号を増幅する増幅器と、増幅された制御信号を近赤外線にして放射する近赤外線の発光ダイオードと、前記制御信号の出力状況をモニタするための可視光発光ダイオードと、前記人体検知パルスの生成に伴って一定期間のパルスを発生するタイマー回路とを有しており、
また、親機は前記発光ダイオードから送信される前記近赤外線を受光する近赤外線受光素子と、この近赤外線受光素子によって受光した近赤外線から制御信号により親機を制御する信号制御回路と、商用電源に接続される電源入力部と、この電源入力部に接続されてこれを整流する整流回路および安定した直流電力を供給する安定化電源回路からなる直流電源回路と、子機からの前記制御信号によって電源入力部から入力された電力の供給状態／非供給状態を切換える出力電力制御部と、この出力電力制御部から電気機器に対して電力を供給するための電源出力部とを有しているのが好ましい。
【００１４】
また、本発明では、前記センサモードスイッチの操作により、前記子機は、所定の時間だけ、前記人体検知器による人体検知を無視して親機を強制的に電力供給状態にするように前記近赤外線による制御信号を出力し、その後、前記子機は親機を一旦電力非供給状態にする制御信号を出力し、前記人体検知器からの前記人体検知パルスを待ち受ける待ち受け状態とするセンサモードへの切換えを行なうよう構成されているのが好ましい。
【００１５】
すなわち、電気機器が照明器具であればスイッチを待ち受け状態を迎えるように切り換えて、その場を離れる場合にも所定の時間だけ点灯するから直ぐに暗闇になることも、長時間の間むやみに照明が点灯されることもなくなる。他の電気機器では前記所定の時間だけ動作確認を行なうことも可能となる。すなわちステレオの場合には前記所定の時間の間に音量やチャンネルの設定を確認することができる。
【００１６】
【００１７】
【００１８】
【００１９】
【発明の実施の形態】
図１，２は本発明の第１実施例を示している。図１，２において、１は人体Ｈが放射する波長約１０μｍの赤外線ｈνを検知し、例えば天井取付用照明器具などの電気機器に供給する電源を制御する赤外線式電力供給スイッチであり、子機１ａと親機１ｂとからなっている。本例では、電気機器の一例として照明器具を用いる例を開示しており、親機１ｂの形状を天井に予め用意された端子としての照明取付用コネクタ（一般に、引掛シーリングまたはローゼットと呼ばれる広義のコンセント）に取り付けられるようにしているが、これを通常の壁コンセントプラグの形状にして、天井取付用ではない照明器具やその他のあらゆる種類の電気機器を制御できるようにしてもよいことは言うまでもない。
【００２０】
図２にブロック図にして示すように、前記子機１ａは人体Ｈが発する赤外線ｈνをフレネルレンズ２ａを介して入射してこれを検知するパイロセンサ２と、このパイロセンサ２からの出力信号の例えば周波数０．５〜５Ｈｚの信号だけを通すバンドパスフィルタ２ｆと、フィルタ２ｆを通った信号を増幅する増幅器３と、増幅された出力信号をしきい値Ｓ₁と比較して人体検知パルスＰ₁を出力するコンパレータ４とからなる人体検知器５を有している。なお、前記バンドパスフィルタ２ｆによりカットされる周波数は風の流れによる緩慢な温度の変化ノイズの影響を受けないようにするために適宜の値を選択できることはいうまでもない。
【００２１】
また、子機１ａは前記人体検知器５による赤外線ｈνの検知状態をモニタするための発光ダイオード５ａと、人体検知器５からの人体検知パルスＰ₁を受けて赤外線式電力供給スイッチ１の動作モードに合わせた適宜の処理を行なうと共に、親機１ｂの電力供給を制御するために送信する制御信号を生成する近赤外リモコン制御部６と、この制御信号を増幅する増幅器７と、増幅された制御信号を波長約０．７〜１．３μｍの近赤外線ｈν’にして放射する近赤外線の発光ダイオードＬと、前記制御信号の出力状況をモニタするための可視光発光ダイオードＬ’と、前記近赤外リモコン制御部６に各種の命令を入力するための入力スイッチ８と、子機１ａに設けられ、周囲の明るさを検出するための光センサ（周囲照度検知部の一例であり、例えば硫化カドミウムセルＣｄＳやＳｉホトセル等）１１と、前記人体検知パルスＰ₁の生成に伴って一定期間のパルスＰ₂を発生するタイマー回路１３とを有する。
【００２２】
前記近赤外リモコン制御部６は、親機１ｂに送信する制御命令の送信コードを記憶する送信コード記憶部６ａと変調用基本波を生成する発振回路６ｂとを有しており、前記近赤外線ｈν’の制御信号を生成するのみならず、赤外線式電力供給スイッチ１の動作モードに応じて各種入力パルスＰ₁，Ｐ₂および光センサ１１による周囲照度の検出信号による子機１ａの制御も行っている。
【００２３】
本発明の近赤外リモコン制御部６は、周囲照度が５０ルクス以上ある状態では前記パルスＰ₁，Ｐ₂の入力があったとしても、親機１ｂを電力供給状態に切り換える制御信号を送信しないようにすることにより、周囲照度が十分あるにもかかわらず人体検知のたびに照明器具が点灯するような事態を防いでいる。
【００２４】
なお、本例では前記光センサ１１の部分に遮光シール１１ａを貼着している。したがって、この遮光シール１１ａを貼着した状態では、前記周囲照度に関係なく、人体検知のたびに照明器具が点灯するようにしている。このようにすることにより、使用者が前述の周囲照度による制御を行いたい場合には、遮光シール１１ａを剥がすことができるようにしている。
【００２５】
また、本発明は周囲照度が明るいときの電力供給状態への切り換えを抑制する一方、逆に周囲照度が特定のしきい値以下の環境では電力供給を可能としている。
【００２６】
この場合、周囲照度のしきい値は数十ルクスから数百ルクスの範囲で調節可能としてもよい。すなわち、例えば、前記人体検知部５が人体を検知したときに、周囲照度が１０ルクス以下の暗闇のときは減衰した電力の供給を行い、１０ルクス〜５０ルクスのときは通常の電力供給状態への切換えを行い、５０ルクス以上になると電力供給状態への切換えを行わないように設定することにより、暗闇に慣れた目に強烈な光を浴びせて目を眩ませることも、昼間の不要な照明器具の点灯も避けることができる。
【００２７】
【００２８】
前記タイマー回路１３は例えばワンショットマルチバイブレータであり、出力されるパルスＰ₂の幅は本例では、例えば１０分に設定している。したがって、前記近赤外リモコン制御部６はタイマー回路１３の出力パルスＰ₂を用いることにより前記人体検知器５による人体検知パルスＰ₁を受けてから１０分間は親機１ｂを電力供給状態に保つことができる。そして、人の動きを検知しない状態が１０分続いたときに親機１ｂを電力非供給状態にすることができる。なお、タイマー回路１３の設定時間は１０分に限られるものではないことはいうまでもなく、これを使用者によって変更可能にしてもよい。
【００２９】
なお、本例では発光ダイオードＬが子機１ａの上面に取り付けられた例を開示しているが、本発明は発光ダイオードＬの取付け位置を限定するものではない。例えば、子機１ａの前面や側面に設けて、子機１ａを壁面に取り付けた状態で近赤外線ｈν’が親機１ｂに届きやすくすることも可能である。また、子機１ａの全面に設けて、子機１ａをどんな状況で放置しても近赤外線ｈν’がより確実に親機１ｂに届くようにすることも可能である。
【００３０】
上述したように、本発明では人体検知器５および周囲照度検知部１１を子機１ａに設けている。このように構成することにより子機１ａの設置位置（すなわち、リモコンホルダー１ｈの取り付け位置）を変えることで、人体検知器５による人の検知をより的確に行えるようにすることができる。
【００３１】
そして本発明では、光センサ１１を子機１ａ側に設けることにより、子機１ａを例えば窓際におくことで、太陽光の光量による電気機器への電力供給を制御できる利点がある。
【００３２】
一方、親機１ｂは前記発光ダイオードＬから送信される近赤外線ｈν’を受光する近赤外線受光素子１０と、この近赤外線受光素子１０によって受光した近赤外線から制御信号を解読して親機１ｂを制御する信号制御回路１２と、商用電源Ｔに接続される電源入力部１４と、この電源入力部１４に接続されてこれを整流する整流回路１５ａおよび安定した直流電力を供給する安定化電源回路１５ｂからなる直流電源回路１５と、子機１ａからの制御信号によって電源入力部１４から入力された電力の供給状態／非供給状態を切換える出力電力制御部１６と、この出力電力制御部１６から電気機器に対して電力を供給するための電源出力部１７とを有している。
【００３３】
図１に示すように、前記入力スイッチ８は例えば、電源投入スイッチ８ａ、電源切断スイッチ８ｂ、センサモードスイッチ８ｃを有している。電源投入スイッチ８ａは、前記人体検知器５による人体検知がなくても親機１ｂによる電力の供給を強制的に行なうためのスイッチである。
【００３４】
したがって、使用者は電源投入スイッチ８ａを押すことにより、赤外線式電力供給スイッチ１をマニュアルモードに切り換えることができ、人体検知器５による人体検知がなくても親機１ｂを電力供給状態に保つことができ、照明器具への電力の供給を連続して行うことができる。ゆえに、在室中に照明が消灯してしまうことをなくすことができる。
【００３５】
一方、電源切断スイッチ８ｂは電力の供給を停止するためのスイッチであり、電源投入スイッチ８ａによって電力が供給されている状態、または、センサモードスイッチ８ｃが機能（待機状態を含む）している状態において、電源切断スイッチ８ｂを押した時点で電気機器への電力供給を停止する。そして、使用者はこの電源切断スイッチ８ｂを操作することにより、赤外線式電力供給スイッチ１をマニュアルモードに切り換えることができる。
【００３６】
次に、センサモードスイッチ８ｃは人体検知器５による人体検知によって自動的に電力供給状態に切り換えられるセンサモードに切り換えるための入力スイッチである。これは、前記電源投入スイッチ８ａまたは電源切断スイッチ８ｂを押すことによって赤外線式電力供給スイッチ１がマニュアルモードになっており、強制的な電力供給状態または電力非供給状態に切り替えられているときに、人体検知器５（人体センサ）による電力供給の自動制御を行いたいときに用いるものである。
【００３７】
前記センサモードスイッチ８ｃを操作すると、まず、前記子機１ａは例えば１５秒程度の短い所定の時間だけ、人体検知器５による人体検知を無視して親機１ｂを強制的に電力供給状態にするように近赤外線ｈν’による制御信号を出力する。そして、その後、前記子機１ａは親機１ｂを一旦電力非供給状態にする制御信号を出力し、前記人体検知器５の人体検知パルスＰ₁を待ち受ける待ち受け状態とするセンサモードへの切換えを行なうように動作する。
【００３８】
つまり、使用者は前記センサモードスイッチ８ｃを操作することにより、赤外線式電力供給スイッチ１を人体検知器の赤外線検知により電力供給状態に切換え可能とする待ち受け状態（センサモード）に切り換えることができると共に、所定の短い時間だけ電力を供給できるので、夜間に照明器具をセンサモードにして退室するときなどには、スイッチの操作直後に暗闇になって困ることがなくなると共に、短い時間で電力供給を停止できるので、電力の無駄遣いを防止できる。そして、再び入室したときには自動的に照明器具を点灯させることが可能となる。また、電気機器としてステレオ等の機器を接続した場合には、前記所定時間の間に音量やチャンネルの設定などの動作確認を行うことができる。
【００４１】
なお、前記人体検知の信号を無視して親機１ｂによる電力供給状態を保つことができる一定時間の例として挙げた１５秒は単なる一例であり、本発明を限定するものではない。すなわち、電気機器の動作確認をすると共に、人体検知器５の人体検知領域外に出るまでに必要とする道理にかなった適宜の短い時間を設定することができる。これは、接続される電気機器によって異なるものであり、照明器具の場合は数秒から数十秒程度で十分である。
【００４２】
さらに、前記センサモードスイッチ８ｃを隠しスイッチにしてもよい。すなわち、宿泊施設の利用客など使用者が照明器具の電源スイッチの位置を熟知していないような環境において、部屋の掃除を行ったハウスキーパーが最後に隠しスイッチのセンサモードスイッチ８ｃを操作して退室することにより、利用客の入室と共に部屋の照明器具を点灯させるように設定できるようにすることも可能である。また、この際の人体検知による電力供給状態を維持するタイマーは例えば１６時間に設定するとか、タイマーを動作させることなく、電力供給状態を維持するように設定すれば、利用客の意思に反して自動的に消灯するといった不具合が生じることがない。
【００４３】
図３は、上述した赤外線式電力供給スイッチ１を用いて照明器具に電力を供給する例を示す図である。図３に示すように、通常天井に形成されている照明取付用コネクタに対して前記親機１ｂを介して照明器具Ｒを接続することにより、この照明器具Ｒを遠隔操作することができる。
【００４４】
前記リモコンホルダー１ｈは部屋の入口側の壁面に取り付けられており、前記子機１ａはこのリモコンホルダー１ｈに載置した状態で、子機１ａに設けた人体検知器５が利用者Ｈの動きによって生じる赤外線強度の変化を確実に検知できるようにしている。そして、この赤外線式電力供給スイッチ１をセンサモードに設定することにより、利用者Ｈの入室に伴って照明器具Ｒを点灯することができる。
【００４５】
また、使用者Ｈが望む場合には、前記子機１ａを手に持って前記電源投入スイッチ８ａや、電源切断スイッチ８ｂを操作することにより照明器具Ｒを遠隔操作で制御することも可能である。そして、前記電源投入スイッチ８ａを操作した場合には、人体検知器５による人体検知の有無に関係なく電力供給状態を保つことができるので、在室している間中体を動かしていなくても照明器具Ｒを点灯させることができる。同様に、電源切断スイッチ８ｂを操作することにより、在室していても照明器具Ｒを消灯することができるので就寝時に有用である。
【００４６】
そして、部屋を退室するときは、前記センサモードスイッチ８ｃを操作し、子機１ａをリモコンホルダー１ｈに掛けて部屋を退室することにより、次に入室したときには再び自動的に照明器具Ｒを点灯させることができる。さらに、本例の赤外線式電力供給スイッチ１はタイマー回路１３を有しているので、人体検知によって点灯される照明器具Ｒの点灯時間を設定可能とする。
【００４７】
たとえば、タイマー回路１３による設定時間を３０分とした場合には、在室中の利用者Ｈが３０分間動作しないことがない限り、照明器具Ｒが在室中に消灯することがなく、就寝時のように長時間動作しないときのみ照明器具Ｒを消灯させることも可能である。すなわち、タイマー回路１３を設けることにより、利用者Ｈが照明器具Ｒの操作を一切行わなくてもよいように設定することも可能である。
【００４８】
以上のように、前記子機１ａに電源投入スイッチ８ａ，電源切断スイッチ８ｂ，センサモードスイッチ８ｃを設けることにより、使用者の要求に合わせた照明器具Ｒ（電気機器）の制御を行なうことができる。
【００４９】
すなわち、前記第１実施例では、天井に設置された照明器具Ｒと電源Ｔを供給する天井シーリング（端子）との間に取り付けた受信機としての親機１ｂと、この受信機１ｂへ点灯または消灯命令を送る送信機としての子機（リモコン）１ａとから構成し、リモコン１ａには自動で人体を検出して照明を自動点灯させる赤外線センサとしてのパイロセンサ２と他の制御用ボタン類を設けているので、自動または手動での照明器具Ｒの制御が可能である。
【００５０】
ところで、天井に設置される照明器具は、前記タイプの照明器具Ｒ以外に、以下に示すようにさまざまなタイプのものがある。
【００５１】
（１）天井シーリングに対応せず、配線には電気工事を伴うもの。
（２）天井直付けタイプであり、形状が大きくて、受信機としての親機が照明器具に隠れてしまうもの。
（３）照明器具が重くて天井シーリングの許容重量を超えるもの。
（４）インバーター等の照明器具であって、照明自体のあかりが受信機としての親機に入射し、このリモコンの通信感度に支障をきたすもの。
【００５２】
本発明は、これらのタイプの照明器具にも対応すべく以下の構成を採用している。
【００５３】
すなわち、図４〜図７は、受信機としての親機１ｂを壁面等に設置したアウトレットボックスに内蔵した本発明の第２実施例を示す。なお、図４〜図７において、図１〜図３で示した符号と同一のものは、同一または相当物である。この実施例が上記第１実施例と異なる点は、受信機である親機１ｂの構成と、この親機１ｂの設置場所である。
【００５４】
図４〜図７において、３０は、天井面３１に設置されている照明器具Ｒ’用のスイッチ部で、このスイッチ部３０はスイッチパネル３２とスイッチボックス３３とよりなり、壁Ｗに設けた開口３４に設置されている。ここで、照明器具Ｒ’は、上記第１実施例で用いた照明器具Ｒであっても、前記（１）〜（４）に示したタイプの照明器具でもよい。３５ａ，３５ｂは電源Ｔからの電源コードである。
【００５５】
受信機としての親機１ｂは、送信機としての子機（リモコン）１ａから送られる点灯または消灯命令を受信する。この親機１ｂは、専用のアウトレットボックス３７に内蔵されている。３８は受信パネルである。
【００５６】
前記親機１ｂは、近赤外線受光素子１０と、この近赤外線受光素子１０によって受光した近赤外線から制御信号を解読して親機１ｂを制御する信号制御回路１２と、子機１ａからの制御信号によって電源入力部１４から入力された電力の供給状態／非供給状態を切換える出力電力制御部１６と、商用電源Ｔに接続される電源コード３５ａ，３５ｂとから主としてなる。３９は、出力電力制御部１６のスイッチである。
【００５７】
而して、既設のスイッチ部３０を取り外し、その代わりに親機１ｂを壁Ｗに取り付けるとともに、所定の配線を行う。よって、子機１ａのセンサモードスイッチ８ｃを操作して予めセンサモードに切り換えておいた状態では、人が部屋に入ると子機１ａから送られる点灯命令により、親機１ｂのスイッチ３９がオン状態（図５参照）になり照明器具Ｒ’を遠隔操作することができる。
【００５８】
このように、スイッチ部３０の壁取り付け位置に親機１ｂを後付けするだけで、暗い部屋でスイッチ部３０を探さなくても照明器具Ｒ’を遠隔操作することができる。
【００５９】
なお、図４においては、前記信号制御回路１２の駆動源の図示を省略したが、その駆動源として、例えば図８に示すように構成した電源回路４０を挙げることができる。すなわち、親機１ｂに前記信号制御回路１２を駆動するための電源回路４０を設け、更に、この電源回路４０に充電用の補助バッテリー４１を設けてもよい。
【００６０】
図９〜１１は参考例を示している。図９，１０において、図１〜８と同じ符号を付した部材は同一または同等の部材であるから、その詳細な説明を省略する。
【００６１】
参考例では、親機１ｂは近赤外線受光素子１０と、光センサ１１と、前記近赤外線受光素子１０によって受光した近赤外線から制御信号を解読して人体検知パルスＰ₁を発生したり光センサ１１に接続されて周囲の照度を測定すると共に親機１ｂを制御する制御回路１２とを有している。つまり、参考例では光センサ１１を親機１ｂ側に設けることにより、子機１ａを置く位置に関係なく室内の照度を検知することができる。
【００６２】
また、前記親機１ｂは前記制御回路１２からの指令に従って一定期間のパルスＰ₂を発生するタイマー回路１３と、商用電源に接続される電源入力部１４と、この電源入力部１４に接続されてこれを整流する整流回路１５ａおよび安定した直流電力を供給する安定化電源回路１５ｂからなる直流電源回路１５と、前記パルスＰ₁，Ｐ₂によって電源入力部１４から入力された電力の供給状態／非供給状態を切換えたり供給電力の調整を行なう出力電力制御部１６と、この出力電力制御部１６から電気機器に対して電力を供給するための出力コンセント１７とを有している。
【００６３】
前記タイマー回路１３は例えばワンショットマルチバイブレータであり、出力されるパルスＰ₂の幅は例えば、数秒〜数十分に設定できるようにしている。なお、参考例のタイマー回路１３の設定時間は後述する子機１ａに設けた入力スイッチ８ｅ₁によって設定可能であるが、親機１ｂにおいて設定できるようにしてもよく、例えば、可変抵抗による設定や別途の押しボタンなどの入力スイッチによって設定することが考えられる。また、タイマー回路１３の設定時間を固定しておいてもよい。さらには、タイマー回路１３を省略するなど適宜に仕様を変更することができる。
【００６４】
図９に示すように、参考例の入力スイッチ８は例えば、電源投入スイッチ８ａ、電源切断スイッチ８ｂ、センサモードスイッチ８ｃ、電力設定スイッチ８ｄ、タイマー設定スイッチ８ｅ、周囲照度監視設定スイッチ８ｆを有している。電源投入スイッチ８ａは、前記人体検知器５による人体検知がなくても親機１ｂによる電力の供給を強制的に行なうためのスイッチであり、電源切断スイッチ８ｂまたは後述の就寝設定スイッチ８ｆ₃を押さないかぎり、電力を供給し続けるためのものである。
【００６５】
したがって、使用者は電源投入スイッチ８ａを押すことにより、赤外線式電力供給スイッチ１をマニュアルモードに切り換えることができ、人体検知器５による人体検知がなくても親機１ｂの信号制御回路１２に電力供給信号Ｐ₁を出力させ続けることができ、電気機器への電力の供給を連続して行うことができる。ゆえに、電気機器として例えば扇風機を接続している場合にこの電源投入スイッチ８ａを押すことにより、扇風機を動作させるために絶えず体を動かす必要がなくなる。また、照明器具を接続した場合は、在室中に照明が消灯してしまうことがないようにすることができる。
【００６６】
一方、電源切断スイッチ８ｂは電力の供給を停止するためのスイッチであり、電源投入スイッチ８ａによって電力が供給されている状態、または、センサモードスイッチ８ｃが機能（待機状態を含む）している状態において、電源切断スイッチ８ｂを押した時点で電気機器への電力供給を停止する。
【００６７】
次に、センサモードスイッチ８ｃは人体検知器５による人体検知によって自動的に電力供給状態に切り換えられるセンサモードに切り換えるための入力スイッチである。これは、前記電源投入スイッチ８ａを押すことによってマニュアルモードにして強制的に電力供給状態に切り替えられた状態または電源切断スイッチ８ｂによって電力非供給状態になっているときに、センサによる電力供給の自動制御を行いたいときに用いるものである。
【００６８】
ここで、センサモードスイッチ８ｃが押された場合には一定時間（たとえば１０秒程度）だけ人体検知の信号を無視する不感時間を設けている。したがって、使用者はこのスイッチを待ち受け状態を迎える（センサモードに切り換える）ために押す動作そのものを検知して電力供給を開始するといった不具合を防ぐことができる。あるいは別の構成としてはセンサモードスイッチ８ｃが押された場合には一定時間（例えば１０秒程度）だけ人体検知の信号を無視して電力供給状態を保つようにしてもよい。つまり、夜間の照明器具に使用する場合には１０秒程度点灯した後に消灯して待ち受け状態が開始するので、スイッチ操作直後の暗闇に困ることがなくなる。
【００６９】
なお、前記人体検知の信号を無視する一定時間の例として挙げた１０秒は単なる一例であり、本発明を限定するものではなく、道理にかなった範囲で短い時間を設定することができる。
【００７０】
また、以下に詳述する入力スイッチ８ｄ〜８ｆによる設定は入力スイッチ８ａ〜８ｃによる操作に係わらず子機１ａの近赤外リモコン制御部６または親機１ｂの制御回路１２に記憶されるものである。なお、以下の説明では入力スイッチ８を押しボタンスイッチとして説明するが、入力スイッチ８の形状を限定するものではなく、スライドスイッチやトグル動作をするスイッチを用いてもよい。
【００７１】
前記電力設定スイッチ８ｄ（電力設定用の入力スイッチ）は前述の動作モード（センサモード、マニュアルモード）の何れであっても関連する供給電力のモード設定を行なうものである。そして、電力設定スイッチ８ｄは、通常の電力を供給するための通常電力設定スイッチ８ｄ₁と、電力を削減して供給するための省エネ電力設定スイッチ８ｄ₂とを有している。つまり、電気機器に供給する電力の調節により、消費電力の削減を達成すると共に、電気機器の動作をある程度制御することができる。
【００７２】
なお、電力の削減量の制御は前記出力電力制御部１６に設けたトライアックやサイリスタのような半導体によるチョッピングによって行っても、摺動式電圧調整器やコイルによる降圧によって行っても、インバータによって行ってもよい。また、省エネ電力設定スイッチ８ｄ₂を何回か押すことにより、削減する電力を段階的に調節できるようにしてもよい。また、電力の設定量を子機１ａの表示部１６ａに表示するようにしてもよい。
【００７３】
前記タイマー設定スイッチ８ｅ（タイマー設定用の入力スイッチ）はセンサモードにおいて意味を持つタイマー回路１３のモード設定を行なうものである。そして、このタイマー設定スイッチ８ｅは、電力供給状態になってからタイマー回路１３によって一定時間を計測して自動的に電力非供給状態に切り換えるための一定時間設定スイッチ８ｅ₁と、一旦電力供給状態になった後は電源切断操作またはセンサモードスイッチ８ｃの押し直しをするまでは電力を供給しつづけるための常時供給設定スイッチ８ｅ₂とからなっている。
【００７４】
なお、タイマー回路１３によって設定される一定時間は一定時間設定スイッチ８ｅ₁を押す回数によって変更可能であり、参考例では例えば、３０秒〜３０分まで設定可能としている。また、参考例ではタイマー設定スイッチ８ｅをセンサモードにおいて意味を持つものとしているが、このタイマー設定をマニュアルモードにおいても意味を持つものとする変形も容易に考えられるものである。
【００７５】
さらに、参考例ではタイマー回路１３による設定時間は親機１ｂおよび子機１ａのＬＥＤ表示１３ａによって確認可能としているが、この構成を限定するものではない。例えば、ＬＥＤ表示１３ａを子機１ａだけに設けたり、液晶表示にしたり、近赤外線ｈν’の制御信号を受信したときに親機１ｂが出すビープ音の長さや種類によって判別できるようにしてもよい。（表示部１６ａによる表示についても同様である）
【００７６】
また、前記周囲照度監視設定スイッチ８ｆ（周囲照度監視設定用の入力スイッチ）はセンサモードにおいて意味を持つ周囲照度監視のモード設定を行なうものである。そして、前記周囲照度監視設定スイッチ８ｆは前記周囲照度検知部１１を監視して周囲照度に従って人体検知による電力供給を行うかどうかの制御を行うための照度制御設定スイッチ８ｆ₁と、周囲照度検知部１１による周囲照度を無視するための照度制御停止スイッチ８ｆ₂と、就寝時に電力非供給状態を維持させるための就寝制御スイッチ８ｆ₃とを有している。
【００７７】
なお、参考例では前記照度制御設定スイッチ８ｆ₁を押すことにより、周囲照度が明るい場合に人体検知による電力供給を行なう制御動作モードと、周囲照度が暗い場合に人体検知による電力供給を行なう制御動作モードを切り換えられるようにしており、その設定状態がＬＥＤ表示１１ａによって確認できるようにしている。なお、このＬＥＤ表示１１ａによる設定状態の確認も前述のＬＥＤ表示１３ａや表示部１６ａによる場合と同様に種々の変形が考えられる。
【００７８】
また、周囲照度が明るいか暗いかはしきい値Ｓ₂によって定められるものであり、このしきい値Ｓ₂は、例えば図２に可変電源で示すように調節可能としているが、これを子機１ａによる遠隔操作などの別の手段で設定できるようにしてもよいことはいうまでもない。
【００７９】
周囲照度が明るい時に人体検知による電力供給を行う場合には、部屋が明るいときにのみ電気機器を動かすことができるので、この赤外線式電力供給スイッチ１を寝室に設置しても夜中に使用者の寝返りなどを検知して電気機器を動かしてしまうことがなくなる。つまり、ステレオやヒータ、さらには枕元に配置する電気スタンドのような電気機器を接続する場合に有用である。
【００８０】
一方、周囲照度が暗いときに電力供給を行う場合には、赤外線式電力供給スイッチ１の設置場所が暗いときにのみ電気機器を動かすことができるので、電気機器として特に照明器具を接続した場合に、不必要な照明を点灯することがなく、それだけ省エネに寄与することができる。また、周囲照度が暗いときには自動的に電力を削減した状態で出力するようにしてもよい。
【００８１】
さらに、周囲照度が明るいときを判別するための明るさのしきい値を暗いときを判別するための明るさのしきい値と異なる値にして、それぞれの照度に合わせた電力供給を行えるようにすることも考えられる。すなわち、例えば、周囲照度が薄暗いときに最大出力の電力を供給し、周囲照度が真っ暗になったときには電力を削減して出力するなどの設定を可能としてもよい。この場合、照明器具を接続することにより真昼の点灯を防止すると共に、真夜中に明るすぎる不快な光を放つことがないように制御することも可能となる。
【００８２】
また、周囲照度が明るいときに最大出力、真っ暗になったときに電力を削減して出力するように設定すれば、例えば、扇風機やヒータを接続したときに、室内照明を点灯しているときのみ最大出力で動作させることができる。また、就寝中は削減した電力を供給することにより、省エネに寄与するだけでなく、扇風機のかけすぎによる寝冷えを防止するなどの効果を得ることもできる。
【００８３】
また、前記就寝制御スイッチ８ｆ₃を押した場合には、信号制御回路１２は出力電力制御部１６に電力の供給を停止させると共に、以降入力スイッチ８による操作がない限り、人体検知を行っても出力電力制御部１６が電力を供給することがないように制御する。そして、光センサ１１を監視して、一旦周囲照度が明るくなった後に再び照度が暗くなったことを確認して再び人体検知に従ったセンサモードによる電力供給を開始することができる。
【００８４】
このようにすることにより、使用者は前記就寝制御スイッチ８ｆ₃を就寝前に押すことにより、就寝中に寝返りなどのために不本意に電気機器を作動させてしまうことがないだけでなく、翌日の夕方には再び人体検知による自動的な電力供給を行うことができる。なお、この人体検知を行わない時間の設定を、少なくとも翌朝までの時間を計測できる長時間のタイマーによって行うことも可能である。
【００８５】
図１１は、参考例の赤外線式電力供給スイッチ１を用いて電気機器の一例として扇風機ＦやステレオＳに電力を供給する例を示す図である。図１１に示すように、制御対象となる電気機器Ｆ，Ｓの電源コンセントプラグを親機１ｂを介して商用電源に接続することにより、これらの電気機器Ｆ，Ｓを遠隔操作することができる。
【００８６】
なお、参考例では、二つの親機１ｂに対して一つの子機１ａから制御信号を出力する例を開示している。なお、各親機１ｂに対してそれぞれ対応する子機１ａを設けて、制御信号を通信コードによって判別できるようにしてもよい。さらには、一つの子機１ａから複数の親機１ｂに対して各別に制御信号を出力するようにしてもよい。
【００８７】
まず、子機１ａを仮想線で示すようにリモコンホルダー１ｈに載置した状態では、子機１ａに設けた人体検知器５が利用者Ｈの動きによって生じる赤外線強度の変化を検知して扇風機ＦやステレオＳを自動的に動作させることができる。なお、使用者Ｈが望む場合には、前記子機１ａを手に持って電源投入スイッチ８ａや、電源切断スイッチ８ｂを操作することにより、扇風機ＦやステレオＳを遠隔操作で制御することも可能である。
【００８８】
さらに、前述した各種入力スイッチ８ｄ〜８ｆを操作して、赤外線式電力供給スイッチ１の動作モードを適宜設定することにより、使用者Ｈの意向により忠実な制御を行うことができる。
【００８９】
例えば、参考例のように扇風機ＦやステレオＳを制御する場合には常時供給設定スイッチ８ｅ₂を押すことにより、一旦人体を検知した後は連続して電力を供給しつづけることが可能となる。この場合、部屋に入った使用者Ｈは絶えず体を動かしていなくても、タイマー切れで扇風機ＦやステレオＳが不本意にも停止させてしまうことがなくなる。この場合、使用者Ｈが部屋を離れるときに前記子機１ａの電源切断スイッチ８ｂを操作してその場を離れることにより、一定時間後（例えば１０秒後）には再びセンサモードを設定して人体検知による電源制御を行うことができる。
【００９０】
一方、扇風機Ｆ側の親機１ｂに対して数分のタイマーを設定しておくことにより、使用者Ｈは暑くなったときにのみ手を振るなどの簡単な動作をすることによって扇風機Ｆを動作させるようにしてもよい。また、ステレオＳ側の親機１ｂに対して数分のタイマーを設定することにより、使用者Ｈが眠りについた後に自動的にステレオＳの電源を消すことも可能となる。
【００９１】
このとき、前記照度制御設定スイッチ８ｆ₁によって部屋が明るいときにのみステレオＳを動作させるように設定してもよい。すなわち、就寝前に部屋の明かりを消しておくことにより、就寝中の寝返りでステレオＳが動作することを避けると共に、翌朝目覚めたときにはステレオＳを動作させることも可能となる。
【００９２】
また、前記子機１ａを扇風機Ｆ側の親機１ｂに向けて、省エネ電力設定スイッチ８ｄ₂を押すことにより、扇風機Ｆに供給する電力を調節することが可能となり、遠隔操作で微風に設定することができる。なお、この省エネ電力設定は図１，２において説明した光センサ１１と連動させて真っ暗になったときは、扇風機Ｆを微風で動作させることができるように、削減した電力を供給するように設定してもよい。
【００９３】
以上のように、前記子機１ａに電源投入スイッチ８ａ，電源切断スイッチ８ｂを設けることにより、使用者の要求に合わせた制御をおこなうことができる。また、子機１ａに電力設定用、タイマー設定用、周囲照度監視設定用の入力スイッチ８ｄ〜８ｆを設けて各種の動作モードを設けることにより、各電気機器Ｆ，Ｓに合わせた任意の制御を行うことが可能となる。
【００９４】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の赤外線式電力供給スイッチによれば、人体検知器および周囲照度検知部を子機に設けているので、子機を人体検知に最適な位置に取り付けることにより、人体を確実に検知できて的確な電気機器の制御を行うことができる。また、特別な配線工事を行わなくても、人体を検知して電気機器に対する電力供給を自動的に制御できるだけでなく、子機に設けられた入力スイッチを操作することにより、使用者の意思や要求に合わせた強制的な電力供給の制御を行うことができる。また、親機が電力供給状態を所定の時間維持するためのタイマーを親機または子機に備えてなるので、使用者はタイマーの設定を行うことにより、人体検知に伴う電力供給動作の時間を設定することができる。つまり、電気機器として換気扇などを接続したときには、これを自動起動すると共にタイマー運転するなどの制御が可能となる。
【００９５】
なお、人体検知によって電力供給状態になったときに、タイマーを動作させることなく電力供給状態を維持しつづけるように設定した場合には、入室時に必ず動作させて、その後電力を供給しつづけるような照明器具や冷暖房器具などの電気機器を接続する場合に有用である。すなわち、使用者は入室時にこれらの電気機器を動作させるための操作部を探す必要がなくなるので、特にホテルなどの使用者が慣れない環境において有用である。
【００９７】
そして、前記子機に入力スイッチとして、親機を所定の時間だけ電力供給状態にした後に、親機を電力非供給状態にし、かつ、親機を前記人体検知器の赤外線検知により電力供給状態に切換え可能とする待ち受け状態にするセンサモードスイッチを備えているので、強制的に親機による電力供給を遠隔操作によって開始することができるだけでなく、前記所定の時間だけ電気機器の動作を可能とする。
【００９８】
すなわち、電気機器が照明器具であればスイッチを待ち受け状態を迎えるように切り換えて、その場を離れる場合にも所定の時間だけ点灯するから直ぐに暗闇になることも、長時間の間むやみに照明が点灯されることもなくなる。他の電気機器では前記所定の時間だけ動作確認を行なうこおも可能となる。すなわちステレオの場合には前記所定の時間の間に音量やチャンネルの設定を確認することができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の赤外線式電力供給スイッチの第１実施例を示す斜視図である。
【図２】前記赤外線式電力供給スイッチを示すブロック図である。
【図３】前記赤外線式電力供給スイッチを用いた例を示す斜視図である。
【図４】本発明の赤外線式電力供給スイッチの第２実施例を示すブロック図である。
【図５】上記第２実施例における等価回路図である。
【図６】上記第２実施例の取り付け動作を示す分解斜視図である。
【図７】上記第２実施例を用いた例を示す斜視図である。
【図８】上記第２実施例の変形例を示すブロック図である。
【図９】参考例の赤外線式電力供給スイッチを示す斜視図である。
【図１０】前記参考例における赤外線式電力供給スイッチを示すブロック図である。
【図１１】前記参考例の赤外線式電力供給スイッチを用いた例を示す斜視図である。
【符号の説明】
１…赤外線式電力供給スイッチ、１ａ…子機、１ｂ…親機、５…人体検知器、８…入力スイッチ、８ａ…電源投入スイッチ、８ｂ…電源切断スイッチ、８ｃ…センサモードスイッチ、８ｄ…電力設定用の入力スイッチ、８ｅ…タイマー設定用の入力スイッチ、８ｆ…周囲照度監視設定用の入力スイッチ、１１…周囲照度検知部、１３…タイマー、１４…電源入力部、１７…出力コンセント、ｈν…赤外線、ｈν’…近赤外線。[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
  The present invention relates to an infrared power supply switch.
[0002]
[Prior art]
  Conventionally, a device for detecting a human body in a non-contact manner using a pyroelectric infrared detector or the like as a device for detecting a human body is, for example, a customer sensor that is attached to a storefront and plays a chime or music when a customer comes. It is widely used in automatic control systems such as automatic lighting that illuminates when a person approaches and an intrusion alarm system that activates an alarm. That is, in most of the widely used infrared human body detection devices, devices to be controlled by human body detection are determined.
[0003]
  In order to solve this problem, the applicant is subject to a signal indicating that the infrared light emitted from the human body is detected and a predetermined near-infrared signal is transmitted, and that this near-infrared signal is received. An application has been filed for a human body detection device using infrared rays (“infrared human body detection device”: Japanese Patent Application No. 9-193147) comprising a master unit for controlling power supply to electrical equipment. According to the present invention, the user can automatically supply power to a remote electrical appliance without any operation by arranging the slave unit at a position optimal for human body detection. It is possible and useful. Moreover, since no wiring work is required, not only the installation is easy, but also a good-looking installation is possible.
[0004]
[Problems to be solved by the invention]
  However, the conventional human body detection device using infrared rays has a problem in that it cannot perform accurate automatic control according to the electric device to be controlled. For example, when controlling a luminaire as an electrical device, it can automatically turn on the luminaire by detecting infrared radiation emitted from the human body, but for the user to turn on the luminaire as if there is some illuminance. In some cases, when a person's movement was detected, the lighting equipment was turned on.
[0005]
  In addition, the infrared human body detection device described above can automatically turn off the luminaire and achieve energy saving if there is no human body detection, but it is unwilling after a certain period of time when the user's movement is stationary. In addition, the lighting fixtures sometimes turned off.
[0006]
  The present invention has been made in view of such circumstances, and can automatically control power supply to an electrical device at a remote position by detecting infrared rays from the human body, and respond to the user's intentions and requests. It is an object of the present invention to provide an infrared power supply switch that achieves more accurate power supply control in accordance with the above.
[0007]
[Means for Solving the Problems]
  In the present invention, means for solving the above-described problems are configured as follows. That is, the infrared power supply switch of the present invention is connected between an electric device functioning by a commercial power source and the commercial power source and controls the power supply to the electric device.,It consists of a slave unit that controls the power supply by the master unit by sending at least a control signal by near infrared to this master unit. The slave unit is forced to have at least a power supply state and a power non-supply state by the master unit. Infrared power supply switch comprising an input switch for outputting a control signal for switching to a power supply, and a human body detector for detecting infrared rays from the human body and switching the master unit to a power supply state in the slave unit Because
  Changes in infrared intensity caused by human movementDetectIn the slave unit equipped with the human body detector, an ambient illuminance detection unit is provided for controlling power supply to an electrical device by ambient illuminance,
  While the human body detector is configured not to perform control to switch to the power supply state even if the human body detector detects the movement of the person in an environment of illuminance that is a threshold value or more,
  When the human body detector detects a person's movement in an environment below the threshold illuminance, it is configured to perform control to switch to the power supply state,
  Further, the master unit or the slave unit includes a timer for the master unit to maintain the power supply state for a predetermined time.With
  As an input switch to the slave unit, the master unit is forced to be in a power supply state ignoring human body detection by the human body detector for a predetermined time, and then the master unit is in a power non-supply state, and the master unit is A sensor mode switch is provided to enter a standby state that can be switched to a power supply state by infrared detection of the human body detector.It is characterized by that.
[0008]
  Therefore, the infrared power supply switch can not only detect the human body and automatically control the power supply to the electrical equipment, but also operate the input switch provided on the slave unit without special wiring work. Thus, it is possible to control the forced power supply in accordance with the user's intention and request. In other words, by forcibly switching at least the power supply state and the power non-supply state by the master unit, when the user does not want to operate the electric device, the electric device is not operated even if infrared rays from the human body are detected. However, if the user wants to continue operating the electrical device, it is possible to do so.
[0009]
  And since the human body detector and the ambient illuminance detection unit are provided in the slave unit, by attaching the slave unit to the optimal position for human body detection, the human body can be reliably detected and the electrical device can be accurately controlled. it can.
[0010]
  The electrical device that supplies power by the infrared power supply switch, for example, by connecting an air-conditioning device such as a fan or a heater, detects shaking when it is hot or cold, detecting turning over when it is difficult to sleep, Air conditioning equipment can be operated. When a stereo or the like is connected as an electrical device, automatic activation when entering a room or when getting up is possible.
[0011]
  In addition, since the master unit has a timer for maintaining the power supply state for a predetermined time in the master unit or the slave unit, the user sets the timer so that the power supply operation time associated with human body detection is set. Can be set. That is, when a ventilating fan or the like is connected as an electric device, it is possible to perform control such as automatically starting the timer and operating a timer.
  Further, as an input switch to the slave unit, after the master unit is in a power supply state for a predetermined time, the master unit is in a power non-supply state, and the master unit is in a power supply state by infrared detection of the human body detector. Since it is equipped with a sensor mode switch that makes it possible to switch to a stand-by state, not only can the power supply by the master unit be forcibly started by remote control, but also the operation of the electric device can be performed for the predetermined time. . In other words, if the electrical device is a lighting fixture, the switch is switched to a standby state, and when it leaves the place, it will light up for a predetermined time, so it will soon become dark, or the illumination will turn off for a long time. It will not be lit. In other electrical devices, it is possible to check the operation only for the predetermined time. For example, in the case of stereo, the volume and channel settings can be confirmed during the predetermined time.
[0013]
  In this invention, the said subunit | mobile_unit receives the command from the said input switch containing the optical sensor as the said ambient illuminance detection part, the light emitting diode for monitoring the infrared detection state by the said human body detector, and the said sensor mode switch. On the other hand, in response to the human body detection pulse from the human body detector, it performs processing in accordance with the operation mode of the infrared power supply switch and generates a control signal to be transmitted to control the power supply of the master unit. Infrared remote controller, amplifier for amplifying the control signal, near infrared light emitting diode for emitting the amplified control signal in the near infrared, and visible light emitting diode for monitoring the output status of the control signal And a timer circuit that generates a pulse for a certain period in accordance with the generation of the human body detection pulse,
  Further, the master unit is a near-infrared light receiving element that receives the near-infrared light transmitted from the light-emitting diode, a signal control circuit that controls the master unit by a control signal from the near infrared light received by the near-infrared light receiving element, and a commercial power source A DC power supply circuit comprising a power supply input section connected to the power supply input section, a rectifier circuit connected to the power supply input section for rectifying the power input section and a stabilized power supply circuit for supplying stable DC power, and the control signal from the slave unit An output power control unit that switches between a supply state and a non-supply state of power input from the power input unit; and a power output unit that supplies power to the electrical equipment from the output power control unit Is preferred.
[0014]
  Also,In the present invention, the slave unit is operated by operating the sensor mode switch.Only for a predetermined time, Ignore the human body detection by the human body detector and force the parent machineIn power supply stateTo output the control signal by the near infrared,rearThe slave unit isTemporarily turn off the main unitOutput a control signal toHuman body detectorFromofWait for the human body detection pulseStandby stateWhenSensor modePreferably configured to switch to.
[0015]
  In other words, if the electrical device is a lighting fixture, the switch is switched to a standby state, and when it leaves the place, it will light up for a predetermined time, so it will soon become dark, or the illumination will turn off for a long time. It will not be lit. In other electrical devices, it is possible to check the operation only for the predetermined time. That is, in the case of stereo, the volume and channel settings can be confirmed during the predetermined time.
[0016]
[0017]
[0018]
[0019]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
  1 and 2 show a first embodiment of the present invention. 1 and 2, reference numeral 1 denotes an infrared power supply switch that detects an infrared ray hν having a wavelength of about 10 μm radiated from a human body H, and controls a power supply to be supplied to an electric device such as a ceiling-mounted lighting fixture. 1a and base unit 1b. In this example, an example in which a lighting fixture is used as an example of an electrical device is disclosed, and a connector for lighting attachment (generally called a hook ceiling or a rosette in general) is used as a terminal prepared in advance on the ceiling. It goes without saying that it can be made into the shape of a normal wall outlet plug so that it can control lighting fixtures and all other types of electrical equipment that are not for ceiling mounting. .
[0020]
  As shown in a block diagram in FIG. 2, the slave unit 1 a receives an infrared ray hν emitted from a human body H through a Fresnel lens 2 a and detects this, and the output signal from the pyrosensor 2, for example, a frequency A band-pass filter 2f that passes only a signal of 0.5 to 5 Hz, an amplifier 3 that amplifies the signal that passes through the filter 2f, and an amplified output signal as a threshold value S₁Compared to the human body detection pulse P₁It has a human body detector 5 comprising a comparator 4 that outputs. Needless to say, an appropriate value can be selected for the frequency cut by the band-pass filter 2f so as not to be affected by a slow temperature change noise caused by the flow of wind.
[0021]
  The slave unit 1a includes a light emitting diode 5a for monitoring the detection state of the infrared ray hν by the human body detector 5, and a human body detection pulse P from the human body detector 5.₁The near-infrared remote control unit 6 for performing appropriate processing in accordance with the operation mode of the infrared power supply switch 1 and generating a control signal to be transmitted to control the power supply of the main unit 1b, An amplifier 7 that amplifies the control signal, a near-infrared light emitting diode L that emits the amplified control signal as a near-infrared ray hν ′ having a wavelength of about 0.7 to 1.3 μm, and an output state of the control signal are monitored. Visible light emitting diode L ′, an input switch 8 for inputting various commands to the near-infrared remote controller 6, and an optical sensor for detecting ambient brightness provided in the slave unit 1 a (It is an example of an ambient illuminance detection unit, such as a cadmium sulfide cell CdS or a Si photocell) 11 and the human body detection pulse P₁A pulse P of a certain period with the generation of₂And a timer circuit 13 for generating
[0022]
  The near-infrared remote control unit 6 includes a transmission code storage unit 6a that stores a transmission code of a control command transmitted to the base unit 1b and an oscillation circuit 6b that generates a modulation fundamental wave. In addition to generating a control signal for hν ′, various input pulses P depending on the operation mode of the infrared power supply switch 1₁, P₂The slave unit 1a is also controlled by a detection signal of ambient illuminance by the optical sensor 11.
[0023]
  The near-infrared remote control unit 6 of the present invention is configured so that the pulse P is applied when the ambient illuminance is 50 lux or more.₁, P₂Even if there is an input, the lighting device is turned on each time a human body is detected even though there is sufficient ambient illuminance by not transmitting a control signal for switching the main unit 1b to the power supply state. Is preventing.
[0024]
  In this example, a light-shielding seal 11a is attached to the optical sensor 11 portion. Therefore, in the state where the light-shielding seal 11a is adhered, the luminaire is turned on every time the human body is detected regardless of the ambient illuminance. In this way, when the user wants to perform the control based on the ambient illuminance described above, the light shielding seal 11a can be peeled off.
[0025]
  In addition, the present invention suppresses switching to the power supply state when the ambient illuminance is bright, while conversely, power can be supplied in an environment where the ambient illuminance is a specific threshold value or less.
[0026]
  In this case, the ambient illuminance threshold value may be adjustable in the range of several tens of lux to several hundred lux. That is, for example, when the human body detection unit 5 detects a human body, the attenuated power is supplied in the dark when the ambient illuminance is 10 lux or less, and the normal power supply state is obtained when the human body detection unit 5 is 10 lux to 50 lux. By switching so that the power supply state is not switched when it exceeds 50 lux, it is possible to immerse the eyes in intense darkness and dazzle the eyes, which is unnecessary in the daytime. Lighting of the appliance can also be avoided.
[0027]
[0028]
  The timer circuit 13 is, for example, a one-shot multivibrator, and an output pulse P₂In this example, the width is set to 10 minutes, for example. Therefore, the near-infrared remote controller 6 outputs the output pulse P of the timer circuit 13.₂Is used to detect the human body detection pulse P by the human body detector 5.₁The base unit 1b can be kept in a power supply state for 10 minutes after receiving the power. And when the state which does not detect a human motion continues for 10 minutes, the main | base station 1b can be made into a power non-supply state. Needless to say, the set time of the timer circuit 13 is not limited to 10 minutes, and may be changed by the user.
[0029]
  In this example, an example in which the light emitting diode L is attached to the upper surface of the slave unit 1a is disclosed, but the present invention does not limit the attachment position of the light emitting diode L. For example, it is possible to make the near-infrared ray hν ′ easily reach the master unit 1b by providing the slave unit 1a on the front surface or side surface and attaching the slave unit 1a to the wall surface. It is also possible to provide the entire surface of the child device 1a so that the near-infrared ray hν ′ can reach the parent device 1b more reliably even if the child device 1a is left in any situation.
[0030]
  As described above, in the present invention, the human body detector 5 and the ambient illuminance detector 11 are provided in the slave unit 1a. With this configuration, the human body detector 5 can detect the person more accurately by changing the installation position of the slave unit 1a (that is, the installation position of the remote control holder 1h).
[0031]
  And in this invention, there exists an advantage which can control the electric power supply to the electric equipment by the light quantity of sunlight by providing the optical sensor 11 in the subunit | mobile_unit 1a side, and placing the subunit | mobile_unit 1a in the window side.
[0032]
  On the other hand, the base unit 1b receives the near-infrared light receiving element 10 that receives the near-infrared light hν ′ transmitted from the light-emitting diode L, and decodes the control signal from the near-infrared light received by the near-infrared light receiving element 10 to determine the base unit 1b. A signal control circuit 12 to be controlled, a power supply input unit 14 connected to the commercial power supply T, a rectifier circuit 15a connected to the power supply input unit 14 for rectifying it, and a stabilized power supply circuit 15b for supplying stable DC power A DC power supply circuit 15 comprising: an output power control unit 16 for switching a supply state / non-supply state of power input from the power input unit 14 by a control signal from the slave unit 1a; And a power output unit 17 for supplying electric power.
[0033]
  As shown in FIG. 1, the input switch 8 includes, for example, a power-on switch 8a, a power-off switch 8b, and a sensor mode switch 8c. The power-on switch 8a is a switch for forcibly supplying power from the master unit 1b even if the human body detector 5 does not detect the human body.
[0034]
  Therefore, the user can switch the infrared power supply switch 1 to the manual mode by pressing the power-on switch 8a, and can keep the main unit 1b in the power supply state even if the human body detector 5 does not detect the human body. Thus, it is possible to continuously supply power to the lighting fixture. Therefore, it is possible to prevent the lighting from being turned off while in the room.
[0035]
  On the other hand, the power-off switch 8b is a switch for stopping the supply of power, and the power is supplied by the power-on switch 8a or the sensor mode switch 8c is functioning (including a standby state). The power supply to the electric device is stopped when the power cut switch 8b is pressed. The user can switch the infrared power supply switch 1 to the manual mode by operating the power-off switch 8b.
[0036]
  Next, the sensor mode switch 8 c is an input switch for switching to a sensor mode that is automatically switched to a power supply state by human body detection by the human body detector 5. This is because when the infrared power supply switch 1 is in the manual mode by pressing the power-on switch 8a or the power-off switch 8b and is switched to a forced power supply state or a power non-supply state. This is used when automatic control of power supply by the human body detector 5 (human body sensor) is desired.
[0037]
  When the sensor mode switch 8c is operated, first, the slave unit 1a forcibly sets the master unit 1b to a power supply state for a predetermined short time, for example, about 15 seconds, ignoring human body detection by the human body detector 5. In this way, a control signal by the near infrared ray hν ′ is output. Then, after that, the slave unit 1a outputs a control signal for temporarily turning off the master unit 1b, and the human body detection pulse P of the human body detector 5 is output.₁It operates so as to switch to the sensor mode in which it waits for the sensor.
[0038]
  That is, by operating the sensor mode switch 8c, the user can switch the infrared power supply switch 1 to a standby state (sensor mode) that can be switched to a power supply state by infrared detection of the human body detector. Since power can be supplied for a short period of time, when leaving the luminaire in sensor mode at night, there is no need to worry about darkness immediately after the switch is operated, and power supply is stopped in a short time. As a result, waste of electric power can be prevented. And when it enters a room again, it becomes possible to light a lighting fixture automatically. In addition, when a device such as a stereo is connected as an electrical device, it is possible to check operations such as volume and channel settings during the predetermined time.
[0041]
  It should be noted that the power supply state by the master unit 1b is ignored ignoring the human body detection signal.StateThe 15 seconds given as an example of the fixed time that can be maintained is merely an example, and does not limit the present invention. In other words, while confirming the operation of the electric device, it is possible to set an appropriate short time that is reasonable for going out of the human body detection area of the human body detector 5. This differs depending on the electrical equipment to be connected, and in the case of a lighting fixture, a few seconds to a few tens of seconds is sufficient.
[0042]
  Further, the sensor mode switch 8c may be a hidden switch. That is, in an environment where the user, such as a guest of an accommodation facility, is not familiar with the position of the power switch of the lighting fixture, the housekeeper who cleaned the room finally operates the sensor mode switch 8c of the hidden switch. By leaving the room, it is possible to set the lighting device in the room to be turned on together with the entrance of the user. Also, if the timer for maintaining the power supply state by human body detection at this time is set to 16 hours, for example, or it is set to maintain the power supply state without operating the timer, contrary to the intention of the customer. There is no problem of turning off automatically.
[0043]
  FIG. 3 is a diagram illustrating an example of supplying power to the lighting fixture using the infrared power supply switch 1 described above. As shown in FIG. 3, the lighting fixture R can be remotely operated by connecting the lighting fixture R via the master unit 1b to a lighting mounting connector usually formed on the ceiling.
[0044]
  The remote control holder 1h is attached to the wall surface on the entrance side of the room. The slave unit 1a is placed on the remote control holder 1h, and the human body detector 5 provided in the slave unit 1a is moved by the movement of the user H. The change of the generated infrared intensity can be reliably detected. Then, by setting the infrared power supply switch 1 to the sensor mode, the luminaire R can be turned on as the user H enters the room.
[0045]
  Further, when the user H desires, it is possible to remotely control the lighting fixture R by operating the power-on switch 8a or the power-off switch 8b while holding the handset 1a. . When the power-on switch 8a is operated, the power supply state can be maintained regardless of whether or not the human body detector 5 detects the human body, so that even if the body is not moved, The lighting fixture R can be turned on. Similarly, by operating the power-off switch 8b, the luminaire R can be turned off even if the user is in the room, which is useful at bedtime.
[0046]
  When leaving the room, the sensor mode switch 8c is operated, and the child machine 1a is placed on the remote control holder 1h to leave the room, so that the lighting fixture R is automatically turned on again when the room is next entered. be able to. Furthermore, since the infrared power supply switch 1 of this example has the timer circuit 13, it is possible to set the lighting time of the lighting fixture R that is turned on by human body detection.
[0047]
  For example, when the set time by the timer circuit 13 is set to 30 minutes, the lighting device R will not be turned off while in the room and the user H in the room will not operate for 30 minutes unless the user H is in bed. It is also possible to turn off the luminaire R only when it does not operate for a long period of time. That is, by providing the timer circuit 13, it is possible to set so that the user H does not have to operate the lighting fixture R at all.
[0048]
  As described above, by providing the slave unit 1a with the power-on switch 8a, the power-off switch 8b, and the sensor mode switch 8c, it is possible to control the lighting fixture R (electric device) in accordance with the user's request. .
[0049]
  That is, in the first embodiment, the master unit 1b as a receiver attached between the lighting fixture R installed on the ceiling and the ceiling ceiling (terminal) for supplying the power T, and the receiver 1b is turned on or The remote controller 1a is configured with a pyro sensor 2 as an infrared sensor that automatically detects a human body and automatically turns on the illumination, and other control buttons. Therefore, the lighting fixture R can be controlled automatically or manually.
[0050]
  By the way, there are various types of lighting fixtures installed on the ceiling, as shown below, in addition to the above-described type of lighting fixture R.
[0051]
(1) Does not support ceiling ceilings, and wiring involves electrical work.
(2) A ceiling-mounted type that is large in shape and whose parent device as a receiver is hidden behind a lighting fixture.
(3) The lighting fixture is heavy and exceeds the allowable ceiling ceiling weight.
(4) Lighting equipment such as an inverter, in which lighting of the lighting itself is incident on a main unit as a receiver, which impedes communication sensitivity of the remote controller.
[0052]
  The present invention adopts the following configuration to deal with these types of lighting fixtures.
[0053]
  4 to 7 show a second embodiment of the present invention in which a master unit 1b as a receiver is built in an outlet box installed on a wall surface or the like. 4 to 7, the same reference numerals as those shown in FIGS. 1 to 3 are the same or equivalent. This embodiment differs from the first embodiment in the configuration of the master unit 1b that is a receiver and the installation location of the master unit 1b.
[0054]
  4-7, 30 is a switch part for lighting fixture R 'installed in the ceiling surface 31, and this switch part 30 consists of the switch panel 32 and the switch box 33, and is the opening provided in wall W 34. Here, the luminaire R ′ may be the luminaire R used in the first embodiment, or the luminaires of the types shown in the above (1) to (4). Reference numerals 35a and 35b denote power cords from the power source T.
[0055]
  The master unit 1b as a receiver receives a turn-on / off command sent from a slave unit (remote controller) 1a as a transmitter. The master unit 1b is built in a dedicated outlet box 37. Reference numeral 38 denotes a receiving panel.
[0056]
  The base unit 1b includes a near-infrared light receiving element 10, a signal control circuit 12 for controlling the base unit 1b by decoding a control signal from the near infrared light received by the near-infrared light receiving element 10, and a control signal from the handset 1a. The output power control unit 16 that switches the supply state / non-supply state of the power input from the power input unit 14 and the power cords 35a and 35b connected to the commercial power source T. Reference numeral 39 denotes a switch of the output power control unit 16.
[0057]
  Thus, the existing switch unit 30 is removed, and instead the base unit 1b is attached to the wall W and predetermined wiring is performed. Therefore, in a state where the sensor mode switch 8c of the slave unit 1a is operated and switched to the sensor mode in advance, the switch 39 of the master unit 1b is turned on by a lighting command sent from the slave unit 1a when a person enters the room. (Refer to FIG. 5) and the lighting fixture R ′ can be remotely operated.
[0058]
  In this way, the lighting fixture R 'can be remotely operated without looking for the switch unit 30 in a dark room by simply retrofitting the base unit 1b to the wall mounting position of the switch unit 30.
[0059]
  In FIG. 4, the drive source of the signal control circuit 12 is not shown, but as the drive source, for example, a power supply circuit 40 configured as shown in FIG. 8 can be cited. That is, the power supply circuit 40 for driving the signal control circuit 12 may be provided in the base unit 1b, and the auxiliary battery 41 for charging may be provided in the power supply circuit 40.
[0060]
  9 to 11 show reference examples. 9 and 10, members denoted by the same reference numerals as in FIGS. 1 to 8 are the same or equivalent members, and thus detailed description thereof is omitted.
[0061]
  In the reference example, the base unit 1b decodes the control signal from the near infrared light receiving element 10, the optical sensor 11, and the near infrared light received by the near infrared light receiving element 10 to detect the human body detection pulse P.₁Or a control circuit 12 connected to the optical sensor 11 for measuring the ambient illuminance and controlling the master unit 1b. That is, in the reference example, by providing the optical sensor 11 on the base unit 1b side, the illuminance in the room can be detected regardless of the position where the handset 1a is placed.
[0062]
  In addition, the master unit 1b performs a pulse P for a certain period according to a command from the control circuit 12.₂A timer circuit 13 for generating power, a power input unit 14 connected to a commercial power source, a rectifier circuit 15a connected to the power input unit 14 for rectifying the power source, and a stabilized power circuit 15b for supplying stable DC power DC power supply circuit 15 and the pulse P₁, P₂For switching the supply state / non-supply state of the power input from the power supply input unit 14 and adjusting the supply power, and for supplying power from the output power control unit 16 to the electrical device Output outlet 17.
[0063]
  The timer circuit 13 is, for example, a one-shot multivibrator, and an output pulse P₂The width of can be set to several seconds to several tens of minutes, for example. In addition,referenceThe set time of the timer circuit 13 in the example is an input switch 8e provided in the slave unit 1a described later.₁However, it may be set in the master unit 1b. For example, setting by a variable resistor or an input switch such as a separate push button can be considered. Further, the set time of the timer circuit 13 may be fixed. Furthermore, the specification can be changed as appropriate, such as omitting the timer circuit 13.
[0064]
  As shown in FIG. 9, the input switch 8 of the reference example has, for example, a power-on switch 8a, a power-off switch 8b, a sensor mode switch 8c, a power setting switch 8d, a timer setting switch 8e, and an ambient illumination monitoring setting switch 8f. ing. The power-on switch 8a is a switch for forcibly supplying power from the master unit 1b even if the human body detector 5 does not detect the human body. The power-off switch 8b or a sleep setting switch 8f described later is used._ThreeAs long as is not pressed, power is supplied continuously.
[0065]
  Therefore, the user can switch the infrared power supply switch 1 to the manual mode by pressing the power-on switch 8a, and the signal control circuit 12 of the master unit 1b can be powered even if the human body detector 5 does not detect the human body. Supply signal P₁Can be continuously output, and electric power can be continuously supplied to the electric device. Therefore, for example, when a fan is connected as an electrical device, pressing the power-on switch 8a eliminates the need to constantly move the body to operate the fan. Moreover, when a lighting fixture is connected, it is possible to prevent the lighting from being turned off while in the room.
[0066]
  On the other hand, the power-off switch 8b is a switch for stopping the supply of power, and the power is supplied by the power-on switch 8a or the sensor mode switch 8c is functioning (including a standby state). The power supply to the electric device is stopped when the power cut switch 8b is pressed.
[0067]
  Next, the sensor mode switch 8 c is an input switch for switching to a sensor mode that is automatically switched to a power supply state by human body detection by the human body detector 5. This is because the automatic power supply by the sensor is performed when the power-on switch 8a is pressed to enter the manual mode and the power-supply state is forcibly switched to, or when the power-off switch 8b is in the non-power-supply state. It is used when you want to control.
[0068]
  Here, when the sensor mode switch 8c is pressed, a dead time for ignoring the human body detection signal for a certain time (for example, about 10 seconds) is provided. Therefore, it is possible to prevent the user from starting the power supply by detecting the operation of pressing this switch to enter the standby state (switching to the sensor mode). Alternatively, as another configuration, when the sensor mode switch 8c is pressed, the human body detection signal may be ignored for a certain time (for example, about 10 seconds) and the power supply state may be maintained. That is, when it is used for a lighting device at night, it is turned on for about 10 seconds and then turned off to start a standby state.
[0069]
  The 10 seconds given as an example of the fixed time for ignoring the human body detection signal is merely an example, and does not limit the present invention, and a short time can be set within a reasonable range.
[0070]
  Further, the settings by the input switches 8d to 8f described in detail below are stored in the near-infrared remote control unit 6 of the slave unit 1a or the control circuit 12 of the master unit 1b regardless of the operation by the input switches 8a to 8c. is there. In the following description, the input switch 8 is described as a push button switch.EnterThe shape of the force switch 8 is not limited, and a slide switch or a switch that performs a toggle operation may be used.
[0071]
  The power setting switch 8d (power setting input switch) is used to set the mode of the related supply power in any of the aforementioned operation modes (sensor mode, manual mode). The power setting switch 8d is a normal power setting switch 8d for supplying normal power.₁And energy saving power setting switch 8d for reducing and supplying power₂And have. That is, by adjusting the power supplied to the electric device, it is possible to reduce power consumption and control the operation of the electric device to some extent.
[0072]
  The power reduction amount is controlled by chopping using a semiconductor such as a triac or thyristor provided in the output power control unit 16, or by stepping down using a sliding voltage regulator or coil, or by an inverter. May be. In addition, energy saving power setting switch 8d₂The power to be reduced may be adjusted stepwise by pressing several times. Moreover, you may make it display the setting amount of electric power on the display part 16a of the subunit | mobile_unit 1a.
[0073]
  The timer setting switch 8e (timer setting input switch) is used to set the mode of the timer circuit 13 which is meaningful in the sensor mode. The timer setting switch 8e is a fixed time setting switch 8e for measuring a fixed time by the timer circuit 13 after the power supply state and automatically switching to the non-power supply state.₁Once the power supply state is entered, a constant supply setting switch 8e for continuously supplying power until the power is turned off or the sensor mode switch 8c is pressed again.₂It is made up of.
[0074]
  The fixed time set by the timer circuit 13 is the fixed time setting switch 8e.₁Can be changed by pressingreferenceIn the example, for example, it can be set from 30 seconds to 30 minutes. In the reference example, the timer setting switch 8e has a meaning in the sensor mode. However, a modification in which the timer setting has a meaning in the manual mode can be easily considered.
[0075]
  Further, in the reference example, the set time by the timer circuit 13 can be confirmed by the LED display 13a of the parent device 1b and the child device 1a, but this configuration is not limited. For example, the LED display 13a may be provided only on the slave unit 1a, may be displayed on a liquid crystal display, or may be discriminated depending on the length and type of beep sound that the master unit 1b emits when receiving a control signal of the near infrared hν ′. . (The same applies to the display by the display unit 16a.)
[0076]
  The ambient illuminance monitoring setting switch 8f (input switch for ambient illuminance monitoring setting) is used to set the mode of ambient illuminance monitoring that has meaning in the sensor mode. The ambient illuminance monitoring setting switch 8f monitors the ambient illuminance detection unit 11 and controls whether to supply power by human body detection according to the ambient illuminance.₁And an illuminance control stop switch 8f for ignoring the ambient illuminance by the ambient illuminance detector 11₂And a sleep control switch 8f for maintaining a non-power supply state at bedtime_ThreeAnd have.
[0077]
  In the reference example, the illuminance control setting switch 8f₁By pressing, you can switch between the control operation mode that supplies power by human detection when ambient illuminance is bright and the control operation mode that supplies power by human detection when ambient illuminance is dark. Can be confirmed by the LED display 11a. The confirmation of the setting state by the LED display 11a can be variously modified as in the case of the LED display 13a and the display unit 16a.
[0078]
  Whether the ambient illuminance is bright or dark is a threshold value S.₂This threshold value S₂2 is adjustable as shown by a variable power source in FIG. 2, for example, but it is needless to say that this may be set by another means such as remote control by the slave unit 1a.
[0079]
  When power is supplied by detecting the human body when the ambient illuminance is bright, the electric device can be moved only when the room is bright. Therefore, even if the infrared power supply switch 1 is installed in the bedroom, the user's power can be detected at night. It does not move the electrical equipment by detecting a rollover. That is, it is useful when connecting an electric device such as a stereo, a heater, or a desk lamp arranged at the bedside.
[0080]
  On the other hand, when power is supplied when the ambient illuminance is dark, the electric device can be moved only when the installation place of the infrared power supply switch 1 is dark. Without turning on unnecessary lighting, it can contribute to energy saving. Further, when the ambient illuminance is dark, the output may be automatically performed with the power reduced.
[0081]
  In addition, the brightness threshold for determining when the ambient illuminance is bright is set to a value different from the brightness threshold for determining when the ambient illuminance is dark so that power can be supplied in accordance with each illuminance. It is also possible to do. That is, for example, a setting may be made such that the maximum output power is supplied when the ambient illuminance is dim and the power is reduced and output when the ambient illuminance becomes dark. In this case, it is possible to prevent lighting at noon by connecting a lighting fixture, and to control so as not to emit unpleasant light that is too bright at midnight.
[0082]
  In addition, if you set the maximum output when the ambient illuminance is bright and the output is reduced and output when it is completely dark, for example, only when the indoor lighting is on when a fan or heater is connected It can be operated at maximum output. In addition, by supplying reduced power while sleeping, not only contributes to energy saving, but it is also possible to obtain effects such as prevention of cooling due to excessive application of a fan.
[0083]
  Also, the sleep control switch 8f_ThreeWhen the signal control circuit 12 is pressed, the output power control unit 16 stops the supply of power to the output power control unit 16, and the output power control unit 16 supplies power even if human body detection is performed unless the input switch 8 is operated thereafter. Control not to supply. Then, the optical sensor 11 is monitored, and once the ambient illuminance becomes brighter, it is confirmed that the illuminance becomes dark again. Then, the power supply in the sensor mode according to the human body detection can be started again.
[0084]
  In this way, the user can use the sleep control switch 8f._ThreeBy pressing before sleeping, you will not be unwilling to operate the electrical device for turning over while you are sleeping, but also automatically power supply by human body detection again in the evening of the next day. Can do. It is also possible to set the time when the human body detection is not performed by a long timer that can measure at least the time until the next morning.
[0085]
  FIG. 11 is a diagram illustrating an example in which electric power is supplied to a fan F or a stereo S as an example of an electric device using the infrared power supply switch 1 of the reference example. As shown in FIG. 11, by connecting the power outlet plugs of the electric devices F and S to be controlled to a commercial power source via the master unit 1b, these electric devices F and S can be remotely operated.
[0086]
  In the reference example, an example in which a control signal is output from one slave unit 1a to two master units 1b is disclosed. A corresponding slave unit 1a may be provided for each master unit 1b so that the control signal can be discriminated by the communication code. Furthermore, you may make it output a control signal separately with respect to the some main | base station 1b from the one subunit | mobile_unit 1a.
[0087]
  First, in a state where the slave unit 1a is placed on the remote control holder 1h as indicated by a virtual line, the human body detector 5 provided in the slave unit 1a detects a change in infrared intensity caused by the movement of the user H to detect the fan F. And the stereo S can be automatically operated. If the user H desires, the fan F or the stereo S can be controlled remotely by operating the power-on switch 8a or the power-off switch 8b with the handset 1a in hand. It is.
[0088]
  Furthermore, by operating the various input switches 8d to 8f described above and appropriately setting the operation mode of the infrared power supply switch 1, it is possible to perform faithful control according to the intention of the user H.
[0089]
  For example, when the electric fan F or the stereo S is controlled as in the reference example, the constant supply setting switch 8e.₂By pressing, once the human body is detected, it is possible to continue supplying power continuously. In this case, even if the user H who has entered the room does not move his body constantly, the fan F and the stereo S will not stop unintentionally due to the timer being expired. In this case, when the user H leaves the room, the sensor mode is set again after a certain time (for example, 10 seconds) by operating the power-off switch 8b of the slave unit 1a to leave the room. Power control by human body detection can be performed.
[0090]
  On the other hand, by setting a timer for several minutes for the main unit 1b on the fan F side, the user H operates the fan F by performing simple operations such as waving his hand only when it gets hot. You may make it make it. Further, by setting a timer for several minutes for the master unit 1b on the stereo S side, the power of the stereo S can be automatically turned off after the user H falls asleep.
[0091]
  At this time, the illuminance control setting switch 8f₁Thus, the stereo S may be set to operate only when the room is bright. That is, by turning off the light in the room before going to bed, it is possible to avoid the operation of the stereo S when turning over while sleeping, and to operate the stereo S when it wakes up the next morning.
[0092]
  Further, the energy saving power setting switch 8d is directed toward the parent device 1b on the fan F side with respect to the child device 1a.₂By pressing, it is possible to adjust the power supplied to the electric fan F, and it is possible to set the breeze by remote operation. This energy-saving power setting is set so as to supply reduced power so that the fan F can be operated with a slight wind when it becomes dark in conjunction with the optical sensor 11 described in FIGS. May be.
[0093]
  As described above, by providing the slave unit 1a with the power-on switch 8a and the power-off switch 8b, it is possible to perform control according to the user's request. In addition, the slave unit 1a is provided with input switches 8d to 8f for power setting, timer setting, and ambient illuminance monitoring setting, and by providing various operation modes, it is possible to perform arbitrary control according to the electric devices F and S. Can be done.
[0094]
【The invention's effect】
  As described above, according to the infrared power supply switch of the present invention, since the human body detector and the ambient illuminance detection unit are provided in the slave unit, by attaching the slave unit to a position optimal for human body detection, Can be detected with certainty and the electric device can be accurately controlled. In addition to detecting the human body and automatically controlling the power supply to the electrical equipment without any special wiring work, the user's intentions can be reduced by operating the input switch provided on the slave unit. It is possible to control forcible power supply according to demand. In addition, the master unit or the slave unit is provided with a timer for the master unit to maintain the power supply state for a predetermined time.BecauseThe user can set the power supply operation time associated with human body detection by setting the timer. That is, when a ventilating fan or the like is connected as an electric device, it is possible to perform control such as automatically starting the timer and operating a timer.
[0095]
  If it is set to maintain the power supply state without operating the timer when it enters the power supply state due to human body detection, it must be operated when entering the room, and then continue to supply power. This is useful when connecting electrical equipment such as lighting equipment and air conditioning equipment. That is, it is not necessary for the user to search for an operation unit for operating these electric devices when entering the room, which is particularly useful in an environment where the user is not used to a hotel or the like.
[0097]
  AndAfter the master unit is in a power supply state for a predetermined time as an input switch to the slave unit,The electricA sensor mode switch that puts the master unit in a standby state in which it can be switched to a power supply state by infrared detection of the human body detector.BecauseIn addition, it is possible not only to forcibly start the power supply by the master unit by remote operation, but also to allow the electric device to operate for the predetermined time.
[0098]
  In other words, if the electrical device is a lighting fixture, the switch is switched to a standby state, and when it leaves the place, it will light up for a predetermined time, so it will soon become dark, or the illumination will turn off for a long time. It will not be lit. In other electrical devices, it is possible to check the operation only for the predetermined time. That is, in the case of stereo, the volume and channel settings can be confirmed during the predetermined time.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a perspective view showing a first embodiment of an infrared power supply switch of the present invention.
FIG. 2 is a block diagram showing the infrared power supply switch.
FIG. 3 is a perspective view showing an example using the infrared power supply switch.
FIG. 4 is a block diagram showing a second embodiment of the infrared power supply switch of the present invention.
FIG. 5 is an equivalent circuit diagram in the second embodiment.
FIG. 6 is an exploded perspective view showing the mounting operation of the second embodiment.
FIG. 7 is a perspective view showing an example using the second embodiment.
FIG. 8 is a block diagram showing a modification of the second embodiment.
FIG. 9: Infrared power supply switch for reference exampleHIt is a perspective view shown.
FIG. 10 is a block diagram showing an infrared power supply switch in the reference example.
FIG. 11 is a perspective view showing an example using the infrared power supply switch of the reference example.
[Explanation of symbols]
  DESCRIPTION OF SYMBOLS 1 ... Infrared type power supply switch, 1a ... Slave unit, 1b ... Master unit, 5 ... Human body detector, 8 ... Input switch, 8a ... Power-on switch, 8b ... Power-off switch, 8c ... Sensor mode switch, 8d ... Electric power Input switch for setting, 8e ... Input switch for timer setting, 8f ... Input switch for ambient illuminance monitoring setting, 11 ... Ambient illuminance detection unit, 13 ... Timer, 14 ... Power input unit, 17 ... Output outlet, hv ... Infrared, hν '... Near infrared.

Claims

A base unit which is connected between the electrical device and the commercial power supply for controlling the power supply to the electrical device to function by a commercial power source, according to the master unit by transmitting a control signal according to at least near infrared rays with respect to the base unit It consists of a slave unit that controls the power supply,
The slave unit has at least an input switch for outputting a control signal for forcibly switching between the power supply state and the power non-supply state by the master unit, and detects the infrared rays from the human body to supply power to the master unit An infrared power supply switch provided in the slave unit with a human body detector for switching to
An ambient illuminance detection unit for controlling power supply to an electrical device by ambient illuminance is provided in the slave unit equipped with the human body detector that detects a change in infrared intensity caused by the movement of a person,
While the human body detector is configured not to perform control to switch to the power supply state even if the human body detector detects the movement of the person in an environment of illuminance that is a threshold value or more,
When the human body detector detects a person's movement in an environment below the threshold illuminance, it is configured to perform control to switch to the power supply state,
Furthermore, the master unit has a timer for maintaining the power supply state for a predetermined time in the master unit or the slave unit ,
As an input switch to the slave unit, the master unit is forced to be in a power supply state ignoring human body detection by the human body detector for a predetermined time, and then the master unit is in a power non-supply state, and the master unit is An infrared power supply switch comprising: a sensor mode switch that switches to a standby state that can be switched to a power supply state by infrared detection of the human body detector .

The slave unit receives a command from the input switch including the optical sensor as the ambient illuminance detection unit, the light emitting diode for monitoring the infrared detection state by the human body detector, and the sensor mode switch, A near-infrared remote control that receives a human body detection pulse from the human body detector and performs processing according to the operation mode of the infrared power supply switch and generates a control signal to be transmitted to control the power supply of the master unit Unit, an amplifier that amplifies the control signal, a near-infrared light-emitting diode that radiates the amplified control signal as near-infrared, a visible light-emitting diode that monitors the output status of the control signal, and the human body A timer circuit that generates a pulse for a certain period as the detection pulse is generated,
Further, the master unit is a near-infrared light receiving element that receives the near-infrared light transmitted from the light-emitting diode, a signal control circuit that controls the master unit by a control signal from the near-infrared light received by the near-infrared light receiving element, and a commercial power source A DC power supply circuit comprising a power supply input section connected to the power supply input section, a rectifier circuit connected to the power supply input section for rectifying the power input section and a stabilized power supply circuit for supplying stable DC power, and the control signal from the slave unit An output power control unit that switches a supply state / non-supply state of power input from the power input unit, and a power output unit that supplies power to the electrical device from the output power control unit Item 2. The infrared power supply switch according to Item 1.

By operating the sensor mode switch, the slave unit outputs a control signal by the near infrared ray so as to forcibly set the master unit to a power supply state while ignoring the human body detection by the human body detector for a predetermined time. and, after that, configured slave machine that outputs a control signal to temporarily power non-supply state master unit performs switching to the sensor mode to the standby state waits for the human body detection pulse from the human body detector infrared power switch according to claim 1 or 2 it is.

The infrared power supply switch according to any one of claims 1 to 3, wherein the slave unit is detachably provided on a remote control holder whose mounting position can be changed, and is configured to be portable.

As the master unit to the mounting position of the switch portion of the existing connected to a commercial power supply is available with preparative via the power cord, the base unit is built in a dedicated outlet box having a receiving panel The infrared power supply switch according to claim 1.