JP4325120B2 - Timer device for remote monitoring and control system - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、遠隔監視制御システムのタイマ装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来から負荷を遠隔制御するとともに負荷の状態を遠隔監視することを可能とした遠隔監視制御システムとして、図8に示すように、伝送ユニット1に、2線式の信号線Lsを介して、スイッチのオンオフに相当する無電圧接点入力を監視入力として受け付ける接点入力端末器2と負荷Lを制御する制御端末器3とを接続し、接点入力端末器2の監視入力に応じて制御端末器3に設けたリレーを介して負荷Lを制御する構成が知られている。接点入力端末器2に入力される監視入力は、たとえば各種センサの出力を2値化してリレーを制御するなどして得られる無電圧接点出力であって、このような無電圧接点出力を発生する装置が監視入力を与える外部装置として接点入力端末器2に接続される。
【0003】
この遠隔監視制御システムでは、接点入力端末器2および制御端末器3にそれぞれアドレスが設定されており、伝送ユニット1においてはアドレスによって接点入力端末器2と制御端末器3とが対応付けられている。しかして、接点入力端末器2に監視入力が与えられると接点入力端末器2から伝送ユニット1に監視データが伝送され、伝送ユニット1では監視データを受け取り、伝送ユニット1では監視入力が与えられた接点入力端末器2と対応付けられている制御端末器3に対して監視データに対応する制御データを伝送し、制御端末器3を介して負荷Lを制御する。なお、伝送ユニット1、接点入力端末器2、制御端末器3はいずれもマイコンを主構成としている。
【0004】
以下に、遠隔監視制御システムの動作を説明する。遠隔監視制御システムが起動されると、伝送ユニット1は、信号線Lsに対して、図9(a)(b)のような形式の伝送信号Vsを一定時間ごとに繰り返して送出する。伝送信号Vsは、信号送出開始を示すスタートパルス信号SY、信号モードを示すモードデータ信号MD、接点入力端末器2や制御端末器3を個別に識別するためのアドレスデータを伝送するアドレスデータ信号AD、負荷を制御するための制御データを伝送する制御データ信号CD、伝送エラーを検出するためのチェックサムデータ信号CS、接点入力端末器2や制御端末器3からの返送信号を受信するタイムスロットである信号返送期間WTよりなる複極(±24V)の時分割多重信号であり、パルス幅変調によってデータが伝送される。
【0005】
各接点入力端末器2および各制御端末器3では、信号線Lsを介して受信した伝送信号Vsのアドレスデータがそれぞれに設定されているアドレスに一致すると、伝送信号Vsから制御データを取り込むとともに、伝送信号Vsの信号返送期間WTに同期して監視データを電流モードの信号(信号線Lsを適当な低インピーダンスを介して短絡することにより送出される信号)として返送する。ここに、制御端末器3における監視データは負荷Lの動作状態に関するデータとして用いられる。
【0006】
伝送ユニット1は、常時は伝送信号Vsに含まれるアドレスデータをサイクリックに変化させて接点入力端末器2および制御端末器3を順次アクセスする常時ポーリングを行う常時ポーリング手段を備える。常時ポーリングの際には、伝送信号Vsに含まれるアドレスデータが一致した接点入力端末器2または制御端末器3では、伝送信号Vsに含まれる制御データを取り込むことになる。一方、伝送ユニット1には、いずれかの接点入力端末器2から発生した図9(c)のような割込信号Viを受信したときに割込信号を発生した接点入力端末器2を検出した後、その接点入力端末器2にアクセスして監視データを返送させる割込ポーリング手段も設けられている。
【0007】
すなわち、伝送ユニット1では、常時は常時ポーリング手段によってアドレスデータをサイクリックに変更した伝送信号Vsを信号線Lsに送出し、接点入力端末器2から発生した割込信号Viを伝送信号Vsのスタートパルス信号SYに同期して検出すると、割込ポーリング手段によって伝送ユニット1からモードデータ信号MDを割込ポーリングモードとした伝送信号Vsを送出する。割込信号Viを発生した接点入力端末器2は、割込ポーリングモードの伝送信号Vsのアドレスデータの上位ビットが一致していると、その伝送信号Vsの信号返送期間WTに同期して接点入力端末器2に設定されているアドレスデータの下位ビットを返信データとして返送する。このようにして伝送ユニット1では割込信号Viを発生した接点入力端末器2のアドレスを獲得する。また、伝送ユニット1における割込ポーリング手段では、割込信号Viを発生した接点入力端末器2から下位アドレスが返送されなければ、上位アドレスを変更して割込ポーリングモードの伝送信号Vsを再送する。
【0008】
上述のようにして、割込信号Viを発生した接点入力端末器2のアドレスおよび監視データを伝送ユニット1が獲得すると、伝送ユニット1では接点入力端末器2に対して監視データの返送を要求する伝送信号Vsを送出し、接点入力端末器2は監視入力の内容に応じた監視データを伝送ユニット1に返送する。監視データを受け取った伝送ユニット1は、伝送ユニット1内の制御テーブル(図示せず)に設定されているアドレスの対応関係によって接点入力端末器2にあらかじめ対応付けられている制御端末器3に対する制御データを生成し、この制御データを含む伝送信号Vsを信号線Lsに送出して制御端末器3を通して負荷Lを制御する。ここに、現状の製品ではアドレスは64チャンネルであって、各接点入力端末器2および制御端末器3では4回路ずつの監視入力および負荷Lを個別に制御可能になっている。つまり、制御データ信号CDには各負荷Lを個別に制御する4回路分の制御データが含まれ、信号返送期間WTには4回路分の監視入力に個別に対応する監視データが含まれる。つまり、各接点入力端末器2および各制御端末器3では、それぞれ最大で4回路の監視入力または負荷Lに対応可能であって、合計256回路の負荷Lが制御可能になっている。
【0009】
ところで、この種の遠隔監視制御システムでは、監視入力と負荷Lとを一対一に対応させる個別制御と、1つの監視入力に複数の負荷Lを対応付けて1つの監視入力の操作で複数の負荷Lを一括して制御する一括制御との制御が可能である。また、制御端末器3が負荷Lを調光制御できるように構成されている場合には、監視入力によって負荷Lを調光制御することが可能になっている。一括制御については、複数の負荷Lを同じ状態に制御するグループ制御と、複数の負荷Lを各別にあらかじめ設定した制御状態にするパターン制御とが可能である。このように、各監視入力は、個別制御、グループ制御、パターン制御、調光制御のいずれかの制御方法で負荷Lを制御することになる。接点入力端末器2と制御端末器3とについてアドレスの対応関係は、個別制御では一対一対応になり、グループ制御やパターン制御では一対多対応になる。また、調光制御は個別制御の場合と一括制御の場合とがある。
【0010】
伝送ユニット1の制御テーブルは、EEPROMのような書換可能かつ不揮発性であるメモリにより構成されている。制御テーブルには、監視入力と負荷Lとを対応付けるための関係データが格納されており、グループ制御やパターン制御のような一括制御に関する関係データは、関係名としてのグループ番号あるいはパターン番号と、制御対象である複数の負荷Lとの対応関係として設定される。つまり、監視入力に対応するアドレスが関係名になり、一括制御の制御対象となる複数の負荷Lに対応するアドレスが関係名に対応付けられるのである。ここに、グループ制御のための各関係名(グループ番号)はG1,G2,……という形で付与され、パターン制御のための関係名(パターン番号)はP1,P2,……という形で付与される。したがって、一括制御の際にはこのような関係名を監視入力に対応するアドレスに用いることによって、複数の負荷Lを一括して制御することが可能になる。
【0011】
上述した遠隔監視制御システムを用いてあらかじめ設定されたタイムスケジュール(つまり、負荷を制御する日時と負荷のオンオフの内容とを対応付けたスケジュール)に従うように負荷Lを制御するには、図8に示すように、接点入力端末器2にタイマ装置4を接続し、タイマ装置4からの接点出力を監視入力として接点入力端末器2に与えることが必要である。この種のタイマ装置4としては、特開2000−187089に開示されたものなどを用いることができる。
【0012】
図示するタイマ装置4は、無電圧接点出力が得られる4回路の接点出力回路24a〜24dを備え、各接点出力回路24a〜24dから異なる接点入力端末器2にそれぞれ監視入力を与えるようにしてある。さらに、タイマ装置4は、タイムスケジュールを設定するための制御データ入力部21と、制御データ入力部21により設定されたタイムスケジュールを記憶する制御データ記憶部22と、現在日時を計時する時計回路23と、時計回路23により計時されている現在日時が制御データ記憶部22に格納されているタイムスケジュールの日時に一致すると、タイムスケジュールにおける負荷のオンオフの内容に従って接点出力回路24a〜24dからの無電圧接点出力を制御するタイマ制御部20とを備えている。したがって、タイマ装置4ではタイムスケジュールに従って接点出力回路24a〜24dから接点入力端末器2に与える接点入力を制御し、これによって負荷Lをタイムスケジュールに従って制御することが可能になるのである。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上述のように、負荷Lをタイムスケジュールに従って制御するために、接点入力端末器2にタイマ装置4を接続する構成を採用し、かつ負荷Lを個別制御しようとすると、制御対象となる負荷Lの個数分の接点出力回路24a〜24dを備えるタイマ装置4が必要になる。また、接点入力端末器2は最大で4回路の負荷Lを制御可能であるから、n回路の負荷Lを個別制御しようとすれば、n÷4の結果を切り上げた台数(たとえば、n=5であれば、n÷4=1.25であるから、切り上げて2台)の接点入力端末器2が必要になる。
【0014】
また、図8に示す構成例では、接点入力端末器2が1台当たり1回路の監視入力しか備えておらず、一方、タイマ装置4は4個の接点出力回路24a〜24dを備えるから、n回路の負荷Lを個別制御するためには、n÷4の結果を切り上げた台数のタイマ装置4とn台の接点入力端末器2が必要になる。タイマ装置4としてn個の接点出力回路を備えるものを構成することは可能であるが、タイマ装置4の回路規模が増大して大型化することになる。とくに、タイマ装置4における接点出力回路にはリレーを用いることが多いから、タイマ装置4に内蔵されるリレーの個数の増加によってタイマ装置4が大型化することになる。
【0015】
いずれにしても、多数の負荷Lをタイムスケジュールに従って個別制御しようとすると、上述の構成ではタイマ装置4や接点入力端末器2の台数が多くなったり、規模が大きくなったりすることになり、遠隔監視制御システムの構成要素の個数が増加することになって大きな設置スペースを占有するという問題が生じることになる。
【0016】
本発明は上記事由に鑑みて為されたものであり、その目的は、大型化することなく多回路の負荷の個別制御を可能とし、かつ接点入力端末器を不要とすることによって構成要素数を少なくするとともに省スペース化を可能とした遠隔監視制御システムのタイマ装置を提供することにある。
【0017】
【課題を解決するための手段】
請求項1の発明は、それぞれアドレスを備える複数台の端末器が信号線に接続され、信号線に接続された伝送ユニットと前記各端末器との間で時分割多重伝送方式により伝送信号を授受することにより、伝送ユニットがアドレスの対応関係を用いていずれかの端末器における監視入力に対応させて他の端末器による負荷の制御を可能とする遠隔監視制御システムに用いられ、負荷を制御する日時と負荷の制御内容と負荷に対応するアドレスとを対応付けたタイムスケジュールを設定する制御データ入力部と、制御データ入力部で設定された複数個のタイムスケジュールを格納する制御データ記憶部と、現在日時を計時する時計回路と、時計回路により計時されている現在日時と制御データ記憶部に格納されているタイムスケジュールとを照合するタイマ制御部と、前記信号線に接続され負荷を制御する日時が現在日時に一致したタイムスケジュールの負荷の制御内容を監視入力としタイムスケジュールに設定されたアドレスをアドレスとして用いることにより伝送ユニットに対して端末器として動作する端末回路とを1つの器体に備えるものである。
【0018】
請求項2の発明は、請求項1の発明において、前記端末回路がタイムスケジュールにより設定されたアドレスの有効・無効を選択する選択手段を有し、選択手段は端末回路に固定的に設定される専用アドレスに対応付けられており、信号線上に別途に接続された端末器が専用アドレスに対応付けられ、当該端末器への監視入力に応じて前記選択手段がタイムスケジュールにより設定されたアドレスの有効・無効を選択するものである。
【0019】
請求項3の発明は、請求項2の発明において、前記選択手段が選択結果を負荷のオンオフと同じ形式で伝送ユニットに返送するものである。
【0020】
請求項4の発明は、請求項1ないし請求項3の発明において、外部からの同期信号が入力される同期入力回路と、同期入力回路に同期信号が入力されると前記時計回路を規定時刻に時刻合わせするとともに時計回路で計時されている時刻が規定時刻になると同期信号を生成する時計同期処理部と、時計同期処理部から出力された同期信号を外部に出力する同期出力回路とが付加されているものである。
【0021】
請求項5の発明は、請求項1ないし請求項4の発明において、前記タイムスケジュールの編集が可能な外部装置との間で双方向に通信可能とする外部入出力回路と、外部入出力回路を通して接続された外部装置と前記制御データ記憶部との間で前記タイムスケジュールを相互に転送可能とする外部データ入出力部とが付加されているものである。
【0022】
請求項6の発明は、請求項1の発明において、前記伝送ユニットには監視入力に対応する1つのアドレスと制御対象となる複数の負荷に対応する複数のアドレスとを対応付けた一括制御用の関係データが格納される書換可能な制御テーブルが設けられ、さらに伝送ユニットが前記信号線を通して伝送される前記伝送信号により制御テーブルの書き換えが要求されると伝送信号を用いて伝送された関係データを制御テーブルに書き込む機能を有し、前記タイムスケジュールには日時と関係データとを対応付けた特殊スケジュールが含まれ、前記端末回路では、タイムスケジュールの日時が現在日時に一致したとき、そのタイムスケジュールが特殊スケジュールであるときは、伝送ユニットに対して制御テーブルの書き換えを要求し、伝送信号により関係データを伝送ユニットに転送するものである。
【0023】
請求項7の発明は、請求項6の発明において、前記伝送ユニットが前記信号線を通して伝送される前記伝送信号により制御テーブルの読み出しが要求されると伝送信号を用いて制御テーブルの関係データを信号線に送出する機能を有し、前記端末回路が伝送ユニットに対して制御テーブルの読み出しを要求し、信号線に送出された関係データを前記制御データ記憶部に格納する機能を有し、前記制御データ入力部が制御データ記憶部に格納された関係データを編集する機能を有するものである。
【0024】
請求項8の発明は、請求項1の発明において、前記信号線に接続された前記端末器のうち表示機能を備えた端末器に対応付けるアドレスが制御データ記憶部に設定され、前記端末回路がこのアドレスを用いることにより表示機能を備える端末器に表示内容を転送するものである。
【0025】
請求項9の発明は、請求項1の発明において、前記端末回路が前記信号線に接続された前記端末器への監視入力に基づいて生成された伝送信号を受信する側の端末器としての機能を有し、前記タイマ制御部が端末回路を通して受信した伝送信号の内容をタイムスケジュールによる負荷の制御とともに用いて端末回路への監視入力を生成する機能を有するものである。
【0026】
請求項10の発明は、請求項1の発明において、前記伝送ユニットには前記負荷の動作状況が格納される負荷監視テーブルが設けられ、さらに伝送ユニットが前記信号線を通して伝送される前記伝送信号により負荷監視テーブルの内容の読み出しが要求されると伝送信号を用いて負荷監視テーブルの内容を信号線に送出する機能を有し、前記端末回路が伝送ユニットに対して負荷監視テーブルの読み出しを要求し、信号線に送出された負荷監視テーブルの内容を取得して制御データ記憶部に格納する機能を有するものである。
【0027】
請求項11の発明は、請求項1の発明において、前記タイムスケジュールを設定する一部の時刻に名称を対応付け、前記制御データ入力部が当該名称を用いてタイムスケジュールを設定する機能を有するものである。
【0028】
【発明の実施の形態】
(第1の実施の形態)
本実施形態において用いるタイマ装置5は、図1に示すように、タイムスケジュールを設定するための制御データ入力部11と、制御データ入力部11により設定されたタイムスケジュールを記憶する制御データ記憶部12と、現在日時を計時する時計回路13と、時計回路13により計時されている現在日時と制御データ記憶部12に格納されているタイムスケジュールの日時とを比較するタイマ制御部10とを備える。ここに、本実施形態では負荷Lを制御する日時として年月日および時分の設定が可能となっており、時計回路13においては年月日時分秒を計時する。タイマ制御部10は、信号線Lsに接続されて遠隔監視制御システムの端末器として機能する端末回路14に接続されており、端末回路14を通して伝送ユニット1に監視データを伝送する。また、タイマ装置5は1つの器体に収納されている。
【0029】
ここで、端末回路14は、接点入力端末器2とは異なり、タイマ制御部10から与えられるアドレスを用いて端末器としての動作が可能になっている。つまり、端末回路14は、タイマ制御部10から端末回路14にアドレスを与えると、そのアドレスを用いて伝送ユニット1との間で伝送信号Vsを伝送することができる。また、端末回路14には、監視データを生成するための監視入力もタイマ制御部10から入力される。ここに、本実施形態で用いる監視入力は無電圧接点入力ではなく、負荷Lの制御内容を指示する信号を用いる。
【0030】
上述のように、端末回路14にはタイマ制御部10からアドレスおよび監視入力を与えるから、タイマ制御部10に入力されるタイムスケジュールには、負荷Lを制御する日時だけではなく、制御対象である負荷Lを接続した制御端末器3と対応付けられているアドレスと、負荷Lの回路に対応する監視入力の回路(以下、負荷番号という)とが設定される。ここに、負荷番号は1台の制御端末器3により制御可能な4回路の負荷L(つまり、4回路の監視入力)の1つを特定するものである。この負荷番号に相当する情報は、負荷Lの制御を行う伝送信号Vsでは制御データ信号CDの各ビットに対応付けられ、監視データを伝送する伝送信号では信号返送期間WTに伝送ユニット1に伝送される電流モードの信号の各ビットに対応付けられる。すなわち、制御データ信号CDや電流モードの信号のうちの4ビットを各負荷番号に対応付けておくことにより、負荷番号に対応付けた各ビットの値によって各回路のオンオフを指定する。
【0031】
タイムスケジュールにおけるアドレスおよび負荷番号は、制御データ入力部11によるタイムスケジュールの設定時に負荷Lの制御日時とともに設定される。ここに、制御データ入力部11は、押操作される複数個の押釦スイッチと、液晶表示器からなる表示部とを備えて構成されており、押釦スイッチの操作によって表示部に表示される内容を確認しながら制御日時とアドレスおよび負荷番号(以下では、負荷Lのアドレスというときにはアドレスと負荷番号との組を意味し、端末器のアドレスというときにはアドレスのみを意味する)とを組にしたタイムスケジュールの設定が可能になっている。
【0032】
タイムスケジュールを設定する際に意味付けが可能であってかつ使用頻度が高いと考えられる時刻については適宜の名称を与え、この名称を用いてタイムスケジュールを設定しておくのが望ましい。たとえば、会社や学校において使用するのであれば、始業時刻や終業時刻は毎日ほとんど同じ時刻であるから、「始業」や「終業」の名称を用いてタイムスケジュールを設定するようにし(押釦スイッチにも、これらの名称を与えておくのが望ましい)、これらの名称に特定の時刻を割り当てて制御データ記憶部12に登録しておく。つまり、制御データ記憶部12においては、名称に特定の時刻を対応付けて記憶させておく。このように使用頻度が高いと思われる時刻に名称を与えるとともに、これらの名称を用いてタイムスケジュールを設定すれば、タイムスケジュールの設定時における制御日時の入力に際して数値を入力することなく名称を入力すればよいことになり、入力作業が簡単になるとともに、誤入力を低減することができる。また、名称を付与している時刻については、対応付けた時刻を変更するだけで、これらの名称を用いて設定したタイムスケジュールにおける制御時刻を一斉に変更することが可能になる。なお、制御データ記憶部12には複数組のタイムスケジュールが格納可能になっている。
【0033】
このようにして設定されたタイムスケジュールが制御データ記憶部12に格納され、タイマ制御部10ではタイムスケジュールに含まれる制御日時が時計回路13において計時されている現在日時に一致すると、タイムスケジュールに含まれるアドレスおよび負荷番号を端末回路14に与え、タイマ制御部10から与えられたアドレスを用いて負荷番号の情報を含む監視データが伝送ユニット1に伝送されるのである。
【0034】
つまり、タイマ制御部10では時計回路13から出力される年月日時分秒を監視しており、分が変わると制御データ記憶部12に設定されたタイムスケジュールの中で年月日時分の一致するものがあるか否かを照合する。ここで、制御データ記憶部12に格納されているタイムスケジュールについて、年月日時分が時計回路13で計時している年月日時分と一致するものがあるときには、タイムスケジュールに登録されているアドレスを端末回路14に与えるとともに、負荷番号を含む監視入力を端末回路14に与えることによって、端末回路14が伝送ユニット1に対して割込信号Viを発生し、伝送ユニット1に監視データを伝送するのである。
【0035】
以後の処理は従来構成と同様であって、伝送ユニット1では監視データが伝送されてきたアドレスに対応付けられている制御端末器3のアドレスを抽出し、その制御端末器3に対して監視データに基づいて生成した制御データを伝送することにより負荷Lを制御する。つまり、負荷Lはタイムスケジュールに従って制御されることになる。
【0036】
従来構成としても説明したように、遠隔監視制御システムでは、1回路の監視入力に1回路の負荷Lを対応させる個別制御だけではなく、1回路の監視入力によって複数回路の負荷Lを対応付けて一括制御するパターン制御やグループ制御が可能であり、また調光制御も可能であるから、アドレスと負荷番号との組合せに代えて、パターン制御、グループ制御、調光制御の別を指定するデータをタイムスケジュールに設定しておけば、これらの制御が可能になる。つまり、端末回路14は、監視入力が個別制御以外の制御を指定している場合に、それぞれの制御に対応した内容の動作が可能になるように構成されている。
【0037】
ところで、制御データ記憶部12に格納される1組のタイムスケジュールは、図2に示すように、9バイトで構成されている。このタイムスケジュールのフォーマットについて、上位ビットから順に説明する。最上位ビットは1ビットの空データフラグNDFであって、空データフラグNDFは0であれば正常であるが、1であればタイムスケジュールに内容が設定されていないか不正であることを意味する。次の1ビットは未使用であり、次の2ビットは端末回路14によって負荷Lをどのように制御するかを表す動作方式データMOであって、00であると個別制御、01であると調光制御、10であるとグループ制御、11であるとパターン制御を意味する。また、次の2ビットはタイムスケジュールの日時の設定の態様を示す種別データVTであって、00であると年月日時分による設定(通常制御)、01であると一定の繰り返し時間毎に同じ動作を繰り返す設定(繰り返し制御)、10であれば日出時刻および日入時刻を用いる設定(ソーラ制御)を意味する。ここに、本実施形態におけるタイマ装置5は、基準となる地域の年間の日出時刻および日入時刻の基準データを記憶しており、基準データに対して使用地域による補正を加えることによって使用地域の日出時刻および日入時刻を自動的に演算するように構成されている。したがって、使用者は日出時刻および日入時刻という形でタイムスケジュールを設定すると、タイマ制御部10においては各使用地域での年間の各月日における実際の日出時刻および日入時刻を求め、求めた日出時刻および日入時刻を時計回路13で計時されている日時と比較することによって、タイムスケジュールに従った負荷Lの制御を行うことになる。
【0038】
種別データVTの次の1ビットは未使用であり、その下位9ビットは各ビットがそれぞれ1つの曜日に対応するスケジュールデータSCになっている。つまり、スケジュールデータSCの最下位ビットから7ビットは順に月曜日、火曜日、……、日曜日に対応し、さらに上位2ビットは2日分の特日に対応する(特日1、特日2)。このタイマ装置5は基本的には1週間単位で同じタイムスケジュールを繰り返す週間タイマであって、タイムスケジュールを実行する日を曜日によって指定可能になっている(指定する曜日のビットに1をセットする)。また、行事の都合などにより特定の日にのみ通常のタイムスケジュールとは異なるタイムスケジュールを用いようとするときには特日が選択される。
【0039】
スケジュールデータSCの次の下位8ビットは、制御対象となる負荷Lを指定するためのアドレスデータDDであり、この部分のデータは動作方式MOの設定内容に応じて解釈が変更される。個別制御の際には8ビットのうち6ビットがアドレス、2ビットが負荷番号になる。また、調光制御の際には下位5ビットが制御対象を表す。さらに、グループ制御やパターン制御の際には、グループやパターンを分類するためのグループ番号やパターン番号が設定され、グループ番号は下位7ビット、パターン番号は下位6ビットで設定される。ここにおいて、調光制御のための調光アドレスは32回路、グループ制御は127グループ、パターン制御は72パターンが設定可能になっている。
【0040】
残りの6バイト(48ビット)は時分の設定に用いられる。ここに、1つのタイムスケジュールのフォーマットの中に時分データ(H1〜H3は時データ、M1〜M3は分データ)を3組設定することができ、最上位の組にはオンに関する時間(通常制御ではオンにする時刻、ソーラ制御では日入時刻を基準として調節する時間、繰り返し制御ではオン期間)が設定され、次の組にはオフに関する時間(通常制御ではオフにする時刻、ソーラ制御では日出時刻を基準として調節する時間、繰り返し制御ではオフ期間)が設定される。また、最下位の組は、ソーラ制御の際には日出時刻や日入時刻とは無関係な定時刻が設定され、繰り返し制御の際には繰り返し間隔の時間が設定される。さらに、各時データH1〜H3の上位には時分データH1〜H3,M1〜M3が設定されているか否かを表す有効フラグEF1〜EF3が設けられれ(有効フラグEF1〜EF3は1であるときに時分データH1〜H3,M1〜M3が設定されていることを意味する)、2つの有効フラグEF1,EF2の次の下位ビットは、それぞれソーラ制御の際に日出時刻や日入時刻を基準にしてより早い時刻に調節するかより遅い時刻に調節するかを選択することを可能にする早遅フラグTRF1,TRF2が設けられる。早遅フラグTRF1,TRF2は、0であれば早めることを意味し、1であれば遅めることを意味する。
【0041】
制御データ入力部11は、タイムスケジュールとして図2に関して説明した内容が設定可能となるように構成されている。しかるに、本実施形態では制御データ記憶部12において上述したタイムスケジュールを30個記憶させることが可能になっており、最大では30回路の負荷Lを個別に制御することが可能になっている。つまり、図8に示した従来構成で言えば30個の接点出力回路をタイマ装置に設けたことに相当する。制御データ記憶部12として容量のより大きいものを用いれば、タイムスケジュールの設定個数をさらに増やすことも可能である。
【0042】
上述したフォーマットを有するタイムスケジュールを制御データ記憶部12に登録することによって、以下のような制御が可能になる。ここでは、基本的に負荷Lが照明負荷であることを想定して説明する。
【0043】
いま、タイムスケジュールにおいて、動作方式データMOが個別制御(MO=00)、種別データVTが通常制御(VT=00)、アドレスデータDDが(1−1)の負荷Lを制御する指定(つまり、アドレスが1、負荷番号が1の負荷)であり、時分データH1,M1が23:00(EF1=1、H1=23、M1=00)であるとする。この設定は個別制御の設定であって、23:00に(1−1)の負荷をオンにすることを意味する。
【0044】
一方、グループ制御の場合には、タイムスケジュールを次のように設定すればよい。ここで、制御対象となるグループ番号がG1であるものとし、グループ番号G1に関連付けられた負荷Lの(アドレス−負荷番号)が(1−1)、(1−2)、(1−3)であるものとする。この場合、グループ番号G1を指定すると(1−1)、(1−2)、(1−3)の3個の負荷Lを一括してオンまたはオフに制御することが可能になる。グループ番号G1の負荷Lを12:00に一括してオフにするには、タイムスケジュールの動作方式データMOをグループ制御(MO=10)、種別データVTを通常制御(VT=00)、アドレスデータDDをG1(DD=1)、時分データH1,M1を12:00(EF1=1、H1=12、M1=00)とすればよい。
【0045】
また、パターン番号P1が、(1−1)の負荷Lをオン、(1−2)の負荷Lをオン、(1−3)の負荷Lをオフにするように関連付けられているときに、パターン番号P1で負荷Lを8:00に制御するとすれば、タイムスケジュールは以下のように設定される。つまり、動作方式データMOをパターン制御(MO=11)、種別データVTを通常制御(VT=00)、アドレスデータDDをP1(DD=1)、時分データH1,M1を8:00(EF1=1、H1=8、M1=00)とする。
【0046】
制御の種別VTとして繰り返し制御を選択し、たとえば8:00から12:00までの間、30分間隔でパターン番号P1で負荷Lを制御する場合にはタイムスケジュールは以下のように設定される。すなわち、動作方式データMOがパターン制御(MO=11)、種別データVTが繰り返し制御(VT=01)、アドレスデータDDがP1(DD=1)、時分データH1,M1が8:00(EF1=1、H1=8、M1=00)、時分データH2,M2が12:00(EF2=1、H2=12、M2=00)、時分データH3,M3が30分(EF3=1、H3=0、M3=30)になる。
【0047】
以下同様に各種設定例について例示する。日入時刻の1時間前にグループ番号G1の負荷Lをオンにするには、タイムスケジュールを以下のように設定する。動作方式データMOをグループ制御(MO=10)、種別データVTを通常制御(VT=00)、アドレスデータDDをG1(DD=1)、時分データH1,M1を1時間(EF1=1、H1=1、M1=00)とする。
【0048】
月曜日から金曜日まで、日入時刻の1時間前に、グループ番号G1の負荷Lをオンに制御するには、以下のようにタイムスケジュールを設定する。すなわち、動作方式データMOをグループ制御(MO=10)、種別データVTを通常制御(VT=00)、スケジュールデータSCを月曜日から金曜日まで有効(各曜日に対応するビットを1)、アドレスデータDDをG1(DD=1)、時分データH1,M1を1時間(EF1=1、H1=1、M1=00)とする。
【0049】
2000年5月1日の8:00にパターン番号P1で負荷Lを制御する場合には、動作方式データMOをパターン制御(MO=11)、種別データVTを通常制御(VT=00)、スケジュールデータSCの特日を有効(たとえば、特日1のビットを1)、アドレスデータDDをP1(DD=1)、時分データH1,M1を8:00(EF1=1、H1=8、M1=00)とする。ここで、特日の具体的な年月日はタイムスケジュールのフォーマット内で設定せず、別途に登録しておく。この場合、特日に年月日が指定されていれば特定の年月日になり、月日のみが指定されて年が指定されていなければ毎年同月日に同じ制御が繰り返される。つまり、毎年1月1日の0:00にパターン番号P1で負荷Lを制御するには、タイムスケジュールについては2000年5月1日と同じ内容とし、特日の具体的な年月日として1月1日という設定にすればよい。
【0050】
調光制御を行う場合には、以下のような形でタイムスケジュールが設定される。たとえば、調光アドレスが2の負荷Lについて、8:00〜10:00は80%、11:00〜12:00は50%、12:00〜13:00は10%、13:00〜15:00は50%、15:00〜17:00は80%、17:00〜20:00は100%、日入時刻〜日出時刻は100%、日出時刻〜日入時刻は80%などと設定しようとすれば、各時間帯ごとにタイムスケジュールを設定すればよい。ここに、定格点灯時に負荷Lに供給する電力を100%とするときの百分率で調光比(調光レベル)を表している。タイムスケジュールには調光比を登録することができないから、調光制御の際の調光比は別途に設定される。
【0051】
ところで、1台のタイマ装置5ではタイムスケジュールの設定個数(つまり、制御データ記憶部12の容量)が不足する場合に備えて、本実施形態では図3に示すように複数台(図では3台)のタイマ装置5を連動させて用いることが可能になっている。このため、時計回路13には他のタイマ装置5の時計回路13との同期をとることができる時計同期処理部15が付加され、時計同期処理部15には他のタイマ装置5の時計回路13に接続するための同期入力回路16および同期出力回路17が接続される。
【0052】
時計同期処理部15は、時計回路13で計時されている時刻が規定時刻になった時点で同期信号を生成し、同期出力回路17を通して同期信号を外部に送出するように構成されており、一方、同期入力回路16に外部から同期信号が入力されると時計回路13で計時している時刻を規定時刻に合わせる機能を有している。さらに、時計同期処理部15は外部からの同期信号によって時計回路13を規定時刻に合わせたときには、その時点で同期出力回路17を通して外部に同期信号を出力させる。ここで、規定時刻は1日1回として午前0時としたり、毎正時などとすることができる。
【0053】
いま、時計回路13で計時されている時刻が時計同期処理部15で規定されている規定時刻になる前に同期入力回路16を通して同期信号が入力されたとすると、時計回路13を規定時刻に合わせるように早送りし、同時に同期出力回路17を通して外部に同期信号を送出する。
【0054】
また、時計回路13で計時されている時刻が時計同期処理部15で規定されている規定時刻が経過した後に同期入力回路16を通して同期信号が入力されたときには、時計同期処理部15ではすでに同期信号を出力した後であるから、時計回路13で計時している時刻を規定時刻に合わせるように戻し、同時に同期出力回路17を通して同期信号を外部に出力する。
【0055】
結局、同期出力回路17を他の同期入力回路16に接続する関係として複数台のタイマ装置5を順次接続しているとすれば、最前段のタイマ装置(同期入力回路16に他のタイマ装置5が接続されていないタイマ装置)5の時計回路13で計時している時刻に他のタイマ装置5の時計回路13の時刻が一致することになる。
【0056】
ただし、同期させるタイマ装置5は、図3に示すような接続関係になるから、同期させる複数のタイマ装置5のうちの1台は他のタイマ装置5からの同期信号を受けることができない。たとえば、図3においては上下3台のタイマ装置5のうち下の2台のタイマ装置5は他のタイマ装置5から同期信号を受けることができるが、上の1台のタイマ装置5は他のタイマ装置5から同期信号を受けていない。したがって、このタイマ装置5には同期入力回路16から上記規定時刻に同期信号を入力させるために別途に時計などを設けることが必要になる。そこで、本実施形態では、端末回路14において時計回路13の時刻合わせに用いるために、制御端末器3に相当する特定のアドレス(負荷番号を含む)を設定しておき、この特定のアドレスによってオンの指示があるとタイマ制御部10から時計同期処理部15に時刻合わせの指示を与えるようにしてある。つまり、上述した特定のアドレスに対応する状態は常時はオフであって、時刻合わせは行われないが、タイマ装置5が同期入力を受付可能な状態であるときに上述した特定のアドレスに対応する状態としてオンの指示を受け取ると、タイマ装置5は同期入力回路16を通して同期信号を受けたときと同様に時刻合わせを行うとともに、同期出力回路17を通して同期信号を外部に出力する。したがって、伝送ユニット1から時刻合わせ用の信号を自動的に発生させたり、接点入力端末器2を通して時刻合わせ用の信号を発生させることが可能になる。図示例では接点入力端末器2に監視入力を与えるためのスイッチを組み合わせたスイッチ端末器2′を信号線Lsに接続してあり、このスイッチ端末器2′に上述した特定のアドレスを対応付け、スイッチ端末器2′に設けたスイッチの操作によって時計回路13の時刻合わせがなされるようにしてある。なお、伝送ユニット1から時刻合わせ用の信号を自動的に発生させる構成とすれば、他の構成を追加することなく時刻合わせが可能になる。
【0057】
さらに、タイマ制御部10では端末回路14が特定のアドレスに対応する指示を受け取る機能を用いることにより、タイムスケジュールとして設定している負荷Lのオンオフを強制的に実行させることも可能になっている。つまり、端末回路14の特定のアドレスに対応付けたスイッチ端末器2′のスイッチが操作されてオンの指示がなされたとすると、この特定のアドレスに対応付けたアドレスを有するタイムスケジュールのうち、スイッチが操作された時刻の後でもっとも近い時刻を含むタイムスケジュールの内容が強制的に実行されるのである。たとえば、アドレス(負荷番号を含む)が(0−1)であるスイッチ端末器2′からのオンの指示を受けて負荷Lを10:00に制御するようなタイムスケジュールを強制的に実行するものとすれば、タイムスケジュールには(0−1)に対応付けた特定のアドレスデータを設定するとともに制御日時を10:00に設定しておく。このようなタイムスケジュールが設定されていると、9:30に(0−1)のスイッチが操作されたとしても、タイムスケジュールに設定された10:00における状態になるように負荷Lが制御されることになる。
【0058】
本実施形態のタイマ装置5では、制御データ入力部11によらずにタイムスケジュールを設定することも可能になっている。すなわち、パーソナルコンピュータのようなタイムスケジュールの編集が可能な外部装置との間で双方向に通信可能な外部入出力回路18が設けられ、外部入出力回路18を通して外部データ入出力部19にタイムスケジュールを与えることで、外部データ入出力部19が制御データ記憶部12にタイムスケジュールを書き込むようになっている。外部入出力回路18としては、たとえばRS232C規格のインタフェースを用いたり、コンピュータネットワークに接続可能なインタフェースを用いたりする。したがって、パーソナルコンピュータのような外部装置を用いてタイムスケジュールを設定し、タイマ装置5の外部入出力回路18を通してタイムスケジュールをタイマ装置5に転送すれば、外部装置で作成したタイムスケジュールを制御データ記憶部12に設定登録することができる。
【0059】
また、外部入出力回路18および外部データ入出力部19は、制御データ記憶部12に格納されたタイムスケジュールを、外部装置との間で双方向に伝送可能であって、制御データ記憶部12に格納されているタイムスケジュールを外部装置に転送することも可能になっている。したがって、制御データ入力部11により設定されたタイムスケジュールを外部装置に取り込むことによって、タイムスケジュールによる負荷Lの制御内容を分析することが可能であり、負荷Lが照明負荷であればより快適な照明空間が得られることを目的としてタイムスケジュールを調整したり、省エネルギを目的としてタイムスケジュールを調整したりすることができる。調整後のタイムスケジュールは制御データ記憶部12に転送されて再登録される。
【0060】
上述したように、本実施形態のタイマ装置5は遠隔監視制御システムにおける端末器としての機能を備えている。そこで、本実施形態では、タイマ装置5の端末器としての機能を利用して、タイマ装置5に関する一部の制御を信号線Lsに接続した設定キャンセルスイッチ6,7の操作によって行えるようにしてある。設定キャンセルスイッチ6,7の操作によりタイマ装置5の特定の機能を利用するために、タイマ装置5の端末回路14にはタイムスケジュールによって与えられるアドレス以外に、特定の機能を利用するための専用アドレスが固定的に設定されている(図示例では専用アドレスが2個設定されているものとする)。
【0061】
この種の専用アドレスを用いてタイマ装置5を制御するための機能としては、タイムスケジュールによる負荷Lの制御の中止と再開とを選択する機能と、特日のみタイムスケジュールによる負荷Lの制御の中止と再開とを選択する機能とがある。図示例では設定キャンセルスイッチ6が前者、設定キャンセルスイッチ7が後者に対応付けられているものとする。
【0062】
タイマ装置5の端末回路14においては、設定キャンセルスイッチ6に対応付けられている専用アドレスに一致する伝送信号Vsを受信すると、設定キャンセルスイッチ6からの指示がオン(有効)かオフ(無効)かを判断し、オンであればタイマ制御部10から入力されたアドレスを有効にし、オフであればタイマ制御部10から入力されたアドレスを無効にする選択手段(図示せず)を備える。つまり、オフのときに伝送ユニット1との間では専用アドレスのみが有効になり、タイムスケジュールにより設定されたアドレスは無効になるから、タイムスケジュールは実行されない。したがって、設定キャンセルスイッチ6の操作によりタイマ装置5による負荷Lの制御の有効・無効をタイマ装置5の遠方で選択することが可能になる。たとえば、タイマ装置5が管理室などに配置されている場合でも設定キャンセルスイッチ6を別途の場所に設けてタイムスケジュールによる負荷Lの制御の有効・無効を選択することができる。なお、設定キャンセルスイッチ6には負荷Lのオンオフを指示する通常の端末器(接点入力端末器に監視入力を与えるスイッチを設けたもの)を用いることができる。
【0063】
一方、特日についてのみタイムスケジュールの有効・無効を選択可能にするために、タイマ装置5の端末回路14においては、設定キャンセルスイッチ7に対応付けられている専用アドレスに一致する伝送信号Vsを受信すると、設定キャンセルスイッチ7からの指示がオン(有効)かオフ(無効)かを判断し、オフであるときには、特日1、特日2として設定されているタイムスケジュールのアドレスを無効にする。要するにタイムスケジュールによる負荷Lの制御の有効・無効を選択する設定キャンセルスイッチ6をほぼ同様の機能であって、設定キャンセルスイッチ7は特日1、特日2のタイムスケジュールに対してのみ機能する点が相違するだけである。したがって、設定キャンセルスイッチ7には負荷Lのオンオフを指示する通常の端末器(接点入力端末器に監視入力を与えるスイッチを設けたもの)を用いることができる。
【0064】
なお、設定キャンセルスイッチ6,7による選択状態が有効・無効のいずれであるかを知るために、設定キャンセルスイッチ6,7には有効と無効とをそれぞれ表す異なる発光色の2個の発光ダイオードからなる有効・無効表示灯が設けられている。有効・無効表示灯の点灯・消灯は以下の手順で指示される。すなわち、設定キャンセルスイッチ6,7の操作によって伝送ユニット1からタイマ装置5に対してタイムスケジュールの有効・無効を指示する伝送信号Vsが伝送されると、その伝送信号Vsの信号返送期間WTにはタイマ装置5の端末回路14においてタイムスケジュールを有効にしたか否かの情報が返送される。この情報は負荷Lを制御したときに負荷Lを接続した制御端末器3が負荷Lのオンオフに対応して伝送ユニット1に返送する信号と同じ形式のものである。そこで、伝送ユニット1では端末回路14からの返信信号の内容に応じて設定キャンセルスイッチ6,7に対して、有効・無効表示灯の点灯・消灯を指示する伝送信号Vsを伝送し、これによって有効・無効表示灯が点灯・消灯することになる。ここにおいて、有効・無効表示灯は上述のように2個の発光ダイオードからなり、有効か無効かに応じていずれか一方の発光ダイオードが点灯することになる。一般にスイッチを設けた端末器には負荷Lのオンとオフとを示す2個の発光ダイオードを備えているから、設定キャンセルスイッチ6,7としてスイッチを備える一般の端末器を用いることによって、負荷Lのオン・オフを示す表示灯を有効・無効表示灯として用いることができる。
【0065】
ところで、信号線Lsに調光用のスイッチを備える端末器(以下、調光スイッチという)が接続されているときには、調光スイッチを用いて負荷Lを制御するまでの時限時間を設定することが可能になっている。この制御は一種の遅れ制御であって、この制御による負荷Lの制御状態はタイマ装置5においてあらかじめ規定されているものとする。したがって、時限時間を設定すると、時限時間の終了時点において負荷Lが規定された制御状態に制御されるのである。
【0066】
具体的には、時限時間の設定には調光スイッチにより調光レベルの設定操作と同様の操作を行う。つまり、調光スイッチは負荷Lのオンオフを指示するオンオフスイッチと、負荷Lの調光レベルを制御する操作部(一般には光出力を増加させるアップスイッチと、減少させるダウンスイッチ)とを備えるから、まずオンオフスイッチを操作してオンを選択し、その後、調光レベルを上昇させる(光出力を増加させる)ように調光スイッチを操作すると時限時間が長くなり、調光レベルを低下させるように調光スイッチを操作すると時限時間が短くなる。調光スイッチにより設定された調光レベルはタイマ装置5に転送され(このため、タイマ装置5には調光スイッチと関連付けた専用のアドレスを設定しておく)、タイマ装置5では調光レベルを取得して記憶する。この時点でタイマ装置5では調光レベルを時間に換算して時限動作を開始する(時間をカウントダウンする)。こうして時限動作が終了すると(つまり、カウントダウンによって設定された時間が0になると)負荷Lをあらかじめ規定された制御状態に制御する。時限動作中には、タイマ装置5から調光スイッチに対してカウントダウンした時間に相当する調光レベルを逐次転送し、この調光レベルを調光スイッチに設けたレベル表示灯(複数個の発光ダイオードを一列に並べ、調光レベルに応じて点灯数を変化させる表示灯)に反映させる。要するに調光スイッチのレベル表示灯の調光レベルが時間経過に伴って低下することによって、タイマ装置5において時限動作中であることが示される。なお、上述のような時限動作を途中で終了させるには、調光スイッチのオンオフスイッチをオフにし、また時限時間を増減を行うときには、調光レベルを増減させるように調光スイッチの操作部を操作する。
【0067】
上述した動作と同様の動作によって、タイムスケジュールの実行開始までの時間を示すために調光スイッチを用いることが可能である。つまり、タイムスケジュールの実行までの時間を予告するように調光スイッチのレベル表示灯の表示を変化させるのである。換言すれば、タイムスケジュールが実行されるまでの時間のカウントダウンをタイマ装置5で行い、カウントダウンした時間に相当する調光レベルをタイマ装置5から調光スイッチに対して逐次転送し、カウントダウンした時間をレベル表示灯の表示に反映させるのである。
【0068】
この動作を可能とするために、タイマ装置5ではカウントダウンの時間を表示させる特定の調光スイッチのアドレスと、カウントダウンの時間の表示を行うタイムスケジュールとを指定して制御データ記憶部12に格納しておく。タイマ制御部10では、制御データ記憶部12に格納されたタイムスケジュールを先読みしているから、先読みしたタイムスケジュールがカウントダウンの対象であるときには、タイムスケジュールにより指定された時刻の数分前に上述した特定の調光スイッチに対してレベル表示灯の点灯を指示し、時間経過とともにカウントダウンを行って、タイムスケジュールの実行までの残り時間を調光スイッチのレベル表示灯によって表示する。こうして、カウントだスンによる残り時間が0になるとレベル表示灯により表示されるレベルを0にし、このときタイムスケジュールに従う負荷Lの制御が実行される。なお、上述のようなカウントダウンの動作を途中で終了させるには、調光スイッチのオンオフスイッチをオフにし、またカウントダウンの時間を増減させるときには、調光レベルを増減させるように調光スイッチのアップスイッチやダウンスイッチを操作する。このような操作によって、特定のタイムスケジュールに対する負荷Lの制御を中止したり延期することが可能になる。
【0069】
(第2の実施の形態)
本実施形態は、図4に示すように、基本的な構成は第1の実施の形態と同様であるが、第1の実施の形態では制御データ記憶部12に登録されるタイムスケジュールが、負荷Lの制御日時とアドレスおよび負荷番号との組のみであって、制御日時が現在日時に一致したときに負荷Lを制御する機能のみを有していたのに対して、本実施形態は、タイムスケジュールとしてグループ制御やパターン制御のための関係データを設定可能とした点が相違する。
【0070】
伝送ユニット1には、監視入力に対応するアドレスおよび負荷番号と、一括制御の制御対象となる複数の負荷Lに対応する複数のアドレスおよび負荷番号とを対応付けた関係データを格納した制御テーブル(図示せず)が設けられる。制御テーブルには、従来構成としても説明したように、EEPROMのような書換可能な不揮発性のメモリが用いられる。ここで、従来構成では、制御テーブルに関係データを設定するには、関係データを制御テーブルに設定することができる設定装置を伝送ユニット1に接続することが必要であったが、本実施形態で用いる伝送ユニット1は、信号線Lsを通して伝送される伝送信号を用いて制御テーブルへの関係データの書き換えを可能とする機能を有している。したがって、伝送信号によって制御テーブルの書き換えが可能になっている。
【0071】
このことを前提として、本実施形態のタイマ装置5では、制御データ記憶部12に格納されるタイムスケジュールとして、転送日時と関係データとの組からなる特殊スケジュールが含まれている。つまり、複数種類の関係データを制御データ記憶部12に格納しておき、タイマ制御部10では現在日時が転送日時に一致すると特殊スケジュールに含まれる関係データを端末回路14に与える。端末回路14では、タイムスケジュールが特殊スケジュールであるときに、伝送ユニット1に対して制御テーブルの書き換えを要求し、さらに伝送信号によって特殊スケジュールに含まれている関係データを伝送ユニット1に転送する。ここで、制御テーブルの書き換えの要求は、伝送信号における信号返送期間WTにタイマ装置5から伝送ユニット1に伝送される。また、関係データを信号返送期間WTに伝送すれば、通常の負荷Lの制御を妨げることなく関係データを伝送することが可能である。なお、関係データのデータ量が大きい場合には、通常の伝送信号を停止させて関係データのみを伝送することも可能である。
【0072】
このような構成を採用すれば、同じ関係名(グループ番号やパターン番号)に対応する負荷Lを時間帯によって変更することが可能になる。つまり、グループ制御やパターン制御を行う際に、同じ操作をしても、時間帯によって制御対象となる負荷Lを変更したり、負荷Lの制御内容を変更したりすることができ、負荷制御のバリエーションが広がることになる。
【0073】
上述のようにタイマ装置5によって関係データを変化させる場合に、多数の関係データを作成することが必要であり、関係データが存在しない状態から新たに関係データを作成するとすれば多くの労力を要することになる。とくに、タイマ装置5を用いてタイムスケジュールを設定するには、比較的少数の押釦スイッチを操作部とする制御データ入力部11を用いているから、制御データ入力部11を用いて関係データを作成していたのでは多くの作業時間を要することになる。そこで、本実施形態では、特殊スケジュールの作成時に、伝送ユニット1にあらかじめ登録された関係データを流用できるようにしてある。具体的には以下の構成を採用している。
【0074】
すなわち、伝送ユニット1は、上述したような制御テーブルの書き換えの要求だけではなく、制御テーブルの読み出しの要求も受け付けるように構成されている。伝送信号により制御テーブルの読み出しが要求されたときには、伝送信号に載せて関係データを信号線Lsに送出するのである。ここに、伝送ユニット1から関係データを送出する際には、制御データ信号CDを関係データとした伝送信号を生成する。また、伝送信号のモードデータ信号MDは関係データの伝送を示すように設定しておく。なお、関係データの大きさによっては伝送信号を用いずに、専用の信号を用いることも可能である。
【0075】
しかして、タイマ装置5から伝送ユニット1に対して関係データの読み出しを要求したときには、関係データがタイマ装置5に転送されるから、タイマ装置5では伝送ユニット1から読み出した関係データを制御データ記憶部12に格納する。このようにして制御データ記憶部12に関係データが格納されれば、制御データ入力部11によって関係データに転送日時を対応付けたり、関係データの一部を修正したりすることが可能になる。その結果、伝送ユニット1にあらかじめ設定した関係データを流用して、タイマ装置5での特殊スケジュールを比較的少ない労力で作成することが可能になる。たとえば、グループ制御のための関係データに負荷Lを追加ないし削除する場合には、制御データ入力部11から所望の負荷Lの追加ないし削除を行うだけの簡単な作業でグループ制御のための関係データを編集することができる。
【0076】
本実施形態のタイマ装置5では、信号線Lsに接続される接点入力端末器2への監視入力をセンサ8によって与え、センサ8の動作をタイマ装置5で設定したタイムスケジュールとともに用いて負荷Lを制御することも可能である。センサ8としては通常のスイッチと同様に、オンとオフとの無電圧接点出力を発生するものを用いる。この種のセンサ8には、周囲照度を検出して周囲が明るいときにオンになり周囲が暗くなるとオフになるような照度センサ、あるいは規定した範囲内に人が存在する間にオンになり人が存在しなくなるとオフになるような人感センサなどを用いることができる。あるいはまた、通常のスイッチをセンサ8として用いることも可能である。
【0077】
一方、制御端末器3は負荷Lである照明負荷を備える照明器具に対してオンオフの指示だけではなく、調光信号を与えることができる調光制御用の制御端末器(以下、「調光制御端末器」という)を用いる。調光制御端末器は伝送信号によって負荷Lの点灯と消灯が指示されるほか、伝送信号によって負荷Lの調光比が指示され、指示された調光比に対応する調光信号を照明器具に与える。
【0078】
さらに、本実施形態のタイマ装置5におけるタイマ制御部10は、端末回路14を通して伝送ユニット1から受け取った伝送信号によって、調光制御に用いるタイムスケジュールに含まれる調光比を変更する機能を有している。つまり、センサ8を監視入力とする接点入力端末器2のアドレスがタイマ装置5に対応付けられており、タイマ装置5ではセンサ8の出力のオンオフを認識するようにしてある。さらに、タイマ装置5のタイマ制御部10では、センサ8の出力がオンかオフかに応じて調光制御に用いるタイムスケジュールの調光比を変化させる。ただし、センサ8はオンとオフとの2値しか出力しないから、たとえばセンサ8がオンのときに調光比が80%、オフのときに調光比が100%になるように、センサ8のオンオフと調光比とを対応付ける。
【0079】
上述のような形で照度センサであるセンサ8をタイマ装置5と組み合わせて用いることによって、タイマ装置5にタイムスケジュールとして設定した期間に照明負荷である負荷Lを点灯させることができ、さらに負荷Lの点灯している期間内においては、周囲が明るくなり(センサ8に規定した照度以上になり)センサ8の出力がオンになると負荷Lの調光比を80%とし、周囲が暗くなりセンサ8の出力がオフになると負荷Lの調光比を100%とするような制御が可能になる。なお、調光比を80%と100%とに設定しているが、これは一例であって必要に応じて他のレベルに設定することが可能である。
【0080】
上述の例ではセンサ8として照度センサを用いているが、オンとオフとの出力を発生するものであれば、人感センサを用いても同様の制御が可能である。つまり、タイマ装置5のタイムスケジュールによって負荷Lの点灯する期間を決めておき、負荷Lの点灯期間において人感センサが人を検出すると調光比を100%とし、人感センサが人を検出しない期間には調光比を50%として点灯させるなどの制御が可能である。また、場合によっては人感センサが人を検出する期間に調光比を80%として点灯させ、人を検出しない期間には負荷Lを消灯させる制御とすることもできる。
【0081】
タイムスケジュールがグループ制御やパターン制御のような一括制御の場合には、センサ8のオンオフに応じてタイムスケジュールの調光比を変化させるのではなく、制御対象となる負荷Lを変化させてもよい。つまり、上述したように、本実施形態のタイマ装置5は伝送ユニット1に設定された関係データを変更することが可能であるから、センサ8のオンオフに応じて伝送ユニット1の関係データを書き換えるようにしてもよい。たとえば、周囲が明るくセンサ8の出力がオンのときには図5(a)のように点灯させる負荷(照明負荷)Lの個数を少なくし(斜線付きの負荷Lは消灯を表す)、周囲が暗くセンサ8の出力がオフのときには図5(b)のように点灯させる負荷Lの個数を多くするような制御が可能である。このような制御によって、タイムスケジュールにより負荷Lを点灯させるように設定された期間において、センサ8のオンオフに応じて点灯する負荷Lの個数を変化させることができ、調光比を制御する場合と同様に、照明負荷による光量の調節が可能になる。
【0082】
ところで、タイマ装置5は上述のように伝送ユニット1に設定されたグループ制御やパターン制御のような一括制御のための関係データを読み出して制御データ記憶部12に格納する機能を有しているから、この機能を利用して制御データ記憶部12に格納した関係データに修正することにより、複数個の負荷Lに対する個別制御のタイムスケジュールを生成することが可能である。つまり、伝送ユニット1において一括制御を行うように関係データを設定した複数の負荷Lについて、タイマ装置5では個別制御を行うようにタイムスケジュールを設定することが可能になる。このような機能を利用すれば、照明負荷である複数の負荷Lを一斉に消灯するような一括制御を行う関係データを修正し、所定時刻になると大部分の照明負荷は消灯させるが、出口付近の照明負荷については他の照明負荷の消灯から所定時間後に消灯させるような制御が可能になる。
【0083】
伝送ユニット1は関係データのほかに各負荷Lのオンオフの状態や調光レベル(つまり、負荷Lの動作状況)のデータを記憶する負荷監視テーブルを備えており、本実施形態のタイマ装置5では伝送ユニット1の負荷監視テーブルの内容を取得することも可能になっている。つまり、タイマ装置5は、伝送ユニット1に対して関係データの転送を要求する機能のほか、負荷監視テーブルから負荷Lの動作状況のデータをの転送を要求する機能も備えている。したがって、タイマ装置5ではタイムスケジュールによる制御対象となっている負荷Lの動作状況に応じて、負荷Lの動作内容を変化させることが可能になる。負荷監視テーブルから読み出した負荷Lの動作状況は制御データ記憶部12に格納される。
【0084】
たとえば、タイムスケジュールにおいて、調光可能な照明負荷である負荷Lが制御対象として指定されており、かつタイムスケジュールによる制御を実行しようとする時点で、負荷Lの動作状況がすでにオンであるときには、調光比を制御可能な最大値(通常は100%)あるいは制御可能な最小値とし、負荷Lの動作状況がオフであるときにのみタイムスケジュールによる負荷Lの制御を実行することが可能になる。この動作は一例であって、タイムスケジュールによる制御を実行しようとするときに負荷Lの動作状況がオフであるときに負荷Lを規定の状態に制御し、オンであるときにタイムスケジュールによる負荷Lの制御を実行するようにしてもよい。他の構成および動作は第1の実施の形態と同様である。
【0085】
(第3の実施の形態)
本実施形態は、タイマ装置5によって負荷Lのオンオフの状態を監視し、電力消費の程度を見積もるものである。すなわち、負荷Lは伝送ユニット1からの伝送信号により制御されており、タイマ装置5では伝送ユニット1に対して負荷Lの動作状況に関するデータを転送するように要求することが可能であるから、タイマ装置5のタイマ制御部10では負荷Lのオンオフを監視することが可能である。この機能を利用すれば、一定時間(たとえば1日)毎の負荷Lのオン期間を積算することによって、電力消費量を見積もるとともに、基準とする電力消費量に対して省エネルギになったかあるいは電力消費量が超過したかを評価することができる。
【0086】
まず、タイマ装置5を導入した場合とタイマ装置5を導入しない場合とでの電力消費量を比較する評価例について説明する。この場合、基準とする電力消費量はタイマ装置5を導入した場合と導入しない場合との両方であって、たとえば、オフィスにおいて就業時間に照明負荷を連続的に点灯させる場合と、タイマ装置5によって就業時間の一部の時間帯(昼休みなど)には照明負荷を消灯させる場合とを基準の電力消費量に用いる。
【0087】
いま、タイマ装置5を用いず省エネルギを意識していない場合には、図6(a)のように、負荷(照明負荷)Lを8:00〜20:00において連続して点灯させていたものとする。これに対して、タイマ装置5のタイムスケジュールにより、図6(b)のように、負荷Lの点灯期間を8:00〜12:00と13:00〜19:00とになるように設定するものとする。タイマ装置5を用いない場合について、負荷Lを点灯させる時間帯を電力消費量の評価用の基準値としてタイマ装置5の制御データ記憶部12に登録しておけば、タイマ装置5のタイマ制御部10では、実際の負荷Lの点灯・消灯の動作状況と登録された基準値とを比較することによって、タイマ装置5を用いた場合と用いない場合とでの電力消費量の程度を評価することができる。
【0088】
ここで、負荷Lの1日における実際の点灯・消灯が、図6(c)のように、手操作で6:00に点灯開始し、タイマ装置5によって12:00〜13:00には消灯し、さらに手操作で18:00に消灯した後には点灯されなかったという動作であったとすれば、タイマ装置5を用いない場合に比較してタイマ装置5を用いた場合のほうが1時間分の省エネルギになることが明らかである。つまり、タイムスケジュールが適正に設定されていれば、タイマ装置5を用いるほうが省エネルギになると言える。
【0089】
一方、タイマ装置5を用いる場合でも、手操作によって負荷Lをオンオフさせるタイミングによっては省エネルギにならない場合がある。この場合における電力消費量の評価は、評価用の基準値として負荷Lに対するタイマ装置5のタイムスケジュールを用いることによって行うことができる。つまり、タイムスケジュールによる負荷Lの動作と、手操作による負荷Lのオンオフを含む負荷Lの実際の動作状況とを比較することによって電力消費量の程度を評価することが可能になる。
【0090】
たとえば、負荷(照明負荷)Lについてタイマ装置5によるタイムスケジュールでは、図7(a)のように、9:00〜19:00において連続して点灯させるように設定しているものとして、この動作状況を評価用の基準値に用いる。一方、負荷Lの実際の動作状況では、図7(b)に示すように、昼休みなどにおいて手操作でスイッチを操作して負荷Lを1時間消灯し、また19:00以降には点灯させないとすれば、実際の動作では1時間の省エネルギになる。また、図7(c)のようにタイムスケジュールが実行されて負荷Lが点灯するよりも前にスイッチの手操作によって負荷Lを点灯させたときには、タイムスケジュールによる負荷Lの制御よりも点灯時間が長くなったことになり、省エネルギが実現できなかったことになる。つまり、図7(a)(c)の比較では、タイムスケジュールによる負荷Lの制御を行った場合に対して実際の負荷Lの動作状況では2時間分のエネルギ消費の超過が生じたことになる。
【0091】
上述のようにして省エネルギの程度を評価した結果は、使用者に知らせることによって、省エネルギの意識付けを行う目的で用いることができる。要するに、タイマ装置5を用いているときには、タイマ装置5に設定されたタイムスケジュールにより負荷Lのオンが指示されている期間内では他のスイッチの操作によって負荷Lをオンオフすれば省エネルギが達成できるが、タイムスケジュールでは負荷Lがオフである期間に他のスイッチを操作して負荷Lをオンオフさせると、全体としてはタイムスケジュールに従う動作よりもエネルギ消費が大きくなるということの意識付けを行うのである。そこで、省エネルギの程度を表示するための表示器として、本実施形態では調光スイッチを用いる。調光スイッチには負荷Lの点灯・消灯を示すオンオフ表示灯と、負荷Lの調光レベルを表すレベル表示灯とが設けられているものとする。
【0092】
調光スイッチのレベル表示灯を省エネルギの程度の表示に用いるには、表示に用いようとする調光スイッチのアドレスをタイマ装置5に対応付けておき、タイマ装置5のタイマ制御部10で求められた電力消費量の評価において、省エネルギであった場合には、調光スイッチに設けたオンオフ表示灯が負荷Lの点灯を示す状態になるようにする。また、省エネルギの程度はレベル表示灯により表す。たとえば、1時間の省エネルギになったときにはレベル表示灯により第1段階のレベルを表示する(たとえば、レベル表示灯を構成する複数個の発光ダイオードのうちの1個だけを点灯させる)。逆に、省エネルギにならない場合には、オンオフ表示灯が負荷Lのオフを示す状態になるようにすればよい。また、電力消費量が基準値に対して超過になったことを表したいときには、別の調光スイッチを超過を示すための専用の表示に用いるようにしてもよい。
【0093】
なお、タイマ装置5によって負荷Lの動作状況を監視するために、タイマ装置5において、負荷Lを制御するモードデータ信号MDを含む伝送信号をすべて監視することによって、負荷Lの制御状態を監視するようにしてもよい。他の構成および動作は第1の実施の形態ないし第2の実施の形態と同様である。
【0094】
【発明の効果】
請求項1の発明は、それぞれアドレスを備える複数台の端末器が信号線に接続され、信号線に接続された伝送ユニットと前記各端末器との間で時分割多重伝送方式により伝送信号を授受することにより、伝送ユニットがアドレスの対応関係を用いていずれかの端末器における監視入力に対応させて他の端末器による負荷の制御を可能とする遠隔監視制御システムに用いられ、負荷を制御する日時と負荷の制御内容と負荷に対応するアドレスとを対応付けたタイムスケジュールを設定する制御データ入力部と、制御データ入力部で設定された複数個のタイムスケジュールを格納する制御データ記憶部と、現在日時を計時する時計回路と、時計回路により計時されている現在日時と制御データ記憶部に格納されているタイムスケジュールとを照合するタイマ制御部と、前記信号線に接続され負荷を制御する日時が現在日時に一致したタイムスケジュールの負荷の制御内容を監視入力としタイムスケジュールに設定されたアドレスをアドレスとして用いることにより伝送ユニットに対して端末器として動作する端末回路とを1つの器体に備えるものであり、タイムスケジュールに負荷に対応するアドレスを設定しておき、このアドレスを用いて端末器として動作する端末回路を設けているから、従来構成で必要であった接点入力端末器が不要になり、構成要素の点数が少なくなる。しかも、従来構成では制御対象となる負荷回路数に応じた個数の接点出力回路を設けていたのに対して、1個の端末回路を複数台の端末器と等価に動作させることになるから、タイムスケジュールを格納する制御データ記憶部の容量に応じて負荷回路数を増加させることが可能になり、大型化することなく多回路の負荷の個別制御が可能になり省スペース化が可能になる。
【0095】
請求項2の発明は、請求項1の発明において、前記端末回路がタイムスケジュールにより設定されたアドレスの有効・無効を選択する選択手段を有し、選択手段は端末回路に固定的に設定される専用アドレスに対応付けられており、信号線上に別途に接続された端末器が専用アドレスに対応付けられ、当該端末器への監視入力に応じて前記選択手段がタイムスケジュールにより設定されたアドレスの有効・無効を選択するものであり、タイマ装置とは別に配置した端末器によってタイムスケジュールによる制御の有効・無効を容易に選択することができる。たとえば、タイマ装置を分電盤に収納しておき、他の箇所に設けた端末器によってタイムスケジュールによる制御の有効・無効を選択するようにすれば、分電盤を開くことなくタイムスケジュールによる制御の有効・無効を選択することが可能になり、利便性が高くなる。
【0096】
請求項3の発明は、請求項2の発明において、前記選択手段が選択結果を負荷のオンオフと同じ形式で伝送ユニットに返送するので、他の端末器を用いて選択手段の選択内容を報知することができる。たとえば、従来から用いられているスイッチ付きの端末器におけるオンオフの表示を選択手段の選択内容の報知に用いることが可能になる。
【0097】
請求項4の発明は、請求項1ないし請求項3の発明において、外部からの同期信号が入力される同期入力回路と、同期入力回路に同期信号が入力されると前記時計回路を規定時刻に時刻合わせするとともに時計回路で計時されている時刻が規定時刻になると同期信号を生成する時計同期処理部と、時計同期処理部から出力された同期信号を外部に出力する同期出力回路とが付加されているものであり、複数台のタイマ装置を用いる場合に一つのタイマ装置の同期出力回路に他のタイマ装置の同期入力回路を接続すれば、各タイマ装置の時計回路を同期させることができ、複数台のタイマ装置を用いながらも負荷制御の時間のずれを防止することができる。
【0098】
請求項5の発明は、請求項1ないし請求項4の発明において、前記タイムスケジュールの編集が可能な外部装置との間で双方向に通信可能とする外部入出力回路と、外部入出力回路を通して接続された外部装置と前記制御データ記憶部との間で前記タイムスケジュールを相互に転送可能とする外部データ入出力部とが付加されているものであり、パーソナルコンピュータなどの外部装置によってタイムスケジュールを編集することが可能になり、タイムスケジュールの作成や管理が容易になる。また、外部装置を接続することによって、遠方からのタイムスケジュールの管理が可能になる。
【0099】
請求項6の発明は、請求項1の発明において、前記伝送ユニットには監視入力に対応する1つのアドレスと制御対象となる複数の負荷に対応する複数のアドレスとを対応付けた一括制御用の関係データが格納される書換可能な制御テーブルが設けられ、さらに伝送ユニットが前記信号線を通して伝送される前記伝送信号により制御テーブルの書き換えが要求されると伝送信号を用いて伝送された関係データを制御テーブルに書き込む機能を有し、前記タイムスケジュールには日時と関係データとを対応付けた特殊スケジュールが含まれ、前記端末回路では、タイムスケジュールの日時が現在日時に一致したとき、そのタイムスケジュールが特殊スケジュールであるときは、伝送ユニットに対して制御テーブルの書き換えを要求し、伝送信号により関係データを伝送ユニットに転送するものであり、伝送ユニットに設定されている関係データを特殊スケジュールによって変更が可能になるから、一括制御の制御対象となる負荷を時間帯によって変更することが可能になる。その結果、たとえば、信号線上の端末器に監視入力を与える手段として設けた1つのスイッチを用いるだけで、時間帯ごとに異なる種類の負荷の制御が可能になる。
【0100】
請求項7の発明は、請求項6の発明において、前記伝送ユニットが前記信号線を通して伝送される前記伝送信号により制御テーブルの読み出しが要求されると伝送信号を用いて制御テーブルの関係データを信号線に送出する機能を有し、前記端末回路が伝送ユニットに対して制御テーブルの読み出しを要求し、信号線に送出された関係データを前記制御データ記憶部に格納する機能を有し、前記制御データ入力部が制御データ記憶部に格納された関係データを編集する機能を有するものであり、伝送ユニットから関係データを読み出して編集することにより、一括制御用の関係データを比較的簡単に効率よく生成することが可能になる。
【0101】
請求項8の発明は、請求項1の発明において、前記信号線に接続された前記端末器のうち表示機能を備えた端末器に対応付けるアドレスが制御データ記憶部に設定され、前記端末回路がこのアドレスを用いることにより表示機能を備える端末器に表示内容を転送するものであり、タイマ装置において生成された表示内容を遠方に設けた端末器に表示させることが可能になる。その結果、たとえばタイマ装置の動作を使用者の近傍の端末器で監視したり、タイマ装置で生成した情報を使用者の近傍の端末器に表示させたりすることが可能になる。
【0102】
請求項9の発明は、請求項1の発明において、前記端末回路が前記信号線に接続された前記端末器への監視入力に基づいて生成された伝送信号を受信する側の端末器としての機能を有し、前記タイマ制御部が端末回路を通して受信した伝送信号の内容をタイムスケジュールによる負荷の制御とともに用いて端末回路への監視入力を生成する機能を有するものであり、タイムスケジュールによる負荷の制御内容に別の端末器で検出した情報を加味することが可能になり、たとえば、別の端末器に照度センサや人感センサを設けることによって、周囲の照度や人の存否などに応じて負荷の制御状態を変化させることが可能になる。
【0103】
請求項10の発明は、請求項1の発明において、前記伝送ユニットには前記負荷の動作状況が格納される負荷監視テーブルが設けられ、さらに伝送ユニットが前記信号線を通して伝送される前記伝送信号により負荷監視テーブルの内容の読み出しが要求されると伝送信号を用いて負荷監視テーブルの内容を信号線に送出する機能を有し、前記端末回路が伝送ユニットに対して負荷監視テーブルの読み出しを要求し、信号線に送出された負荷監視テーブルの内容を取得して制御データ記憶部に格納する機能を有するものであり、タイムスケジュールによる負荷の制御内容を負荷の動作状況に応じて変更することが可能になり、たとえば、タイムスケジュールの実行時に、負荷がすでにオンであるときにはその負荷に対するタイムスケジュールを適用し、負荷がオフであればタイムスケジュールは無視するなどの制御が可能になる。
【0104】
請求項11の発明は、請求項1の発明において、前記タイムスケジュールを設定する一部の時刻に名称を対応付け、前記制御データ入力部が当該名称を用いてタイムスケジュールを設定する機能を有するものであり、タイムスケジュールの時刻設定を名称によって入力することができるから、あらかじめ名称を特定の時刻に対応付けておくことによって、タイムスケジュールの入力作業が簡素化される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態を示すブロック図である。
【図2】同上に用いるタイムスケジュールのフォーマットを示す図である。
【図3】同上の使用例を示すブロック図である。
【図4】本発明の第2の実施の形態を示すブロック図である。
【図5】同上の動作例を示すブロック図である。
【図6】第3の実施の形態における電力消費量の評価例を示す図である。
【図7】第3の実施の形態における電力消費量の評価例を示す図である。
【図8】従来例を示すブロック図である。
【図9】同上における伝送信号のフォーマットを示す図である。
【符号の説明】
1 伝送ユニット
2 接点入力端末器
3 制御端末器
5 タイマ装置
10 タイマ制御部
11 制御データ入力部
12 制御データ記憶部
13 時計回路
14 端末回路
15 時計同期処理部
16 同期入力回路
17 同期出力回路
18 外部入出力回路
19 外部データ入出力部
L 負荷
Ls 信号線[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a timer device for a remote monitoring control system.
[0002]
[Prior art]
Conventionally, as a remote monitoring and control system that can remotely control a load and remotely monitor a load state, a switch is connected to a
[0003]
In this remote monitoring control system, addresses are set in the
[0004]
Hereinafter, the operation of the remote monitoring control system will be described. When the remote monitoring control system is activated, the
[0005]
In each
[0006]
The
[0007]
That is, the
[0008]
As described above, when the
[0009]
By the way, in this type of remote monitoring and control system, a plurality of loads can be obtained by individually controlling the monitoring inputs and the loads L in one-to-one correspondence, and by associating a plurality of loads L with one monitoring input and operating one monitoring input. Control with collective control for controlling L collectively is possible. In addition, when the
[0010]
The control table of the
[0011]
In order to control the load L so as to follow a time schedule set in advance using the remote monitoring control system described above (that is, a schedule in which the date and time for controlling the load and the load on / off content are associated with each other), FIG. As shown, it is necessary to connect the
[0012]
The
[0013]
[Problems to be solved by the invention]
By the way, as described above, in order to control the load L according to the time schedule, a configuration in which the
[0014]
In the configuration example shown in FIG. 8, the
[0015]
In any case, if a large number of loads L are individually controlled according to the time schedule, the number of the
[0016]
The present invention has been made in view of the above reasons, and its purpose is to enable individual control of a multi-circuit load without increasing the size and to eliminate the need for a contact input terminal. It is an object of the present invention to provide a timer device for a remote monitoring control system that can reduce the space and save space.
[0017]
[Means for Solving the Problems]
According to the first aspect of the present invention, a plurality of terminals each having an address are connected to a signal line, and transmission signals are exchanged between the transmission unit connected to the signal line and each terminal by a time division multiplex transmission method. As a result, the transmission unit is used in a remote monitoring control system that enables control of a load by another terminal device in response to a monitoring input in one of the terminal devices using an address correspondence relationship, and controls the load. A control data input unit that sets a time schedule that associates the date and time, the control content of the load, and an address corresponding to the load, a control data storage unit that stores a plurality of time schedules set by the control data input unit, The clock circuit that keeps the current date and time, the current date and time counted by the clock circuit, and the time schedule stored in the control data storage unit are collated. A timer control unit that controls the load connected to the signal line and the load schedule control content that matches the current date and time as a monitoring input and uses the address set in the time schedule as an address to the transmission unit. On the other hand, a terminal circuit that operates as a terminal device is provided in one device body.
[0018]
According to a second aspect of the present invention, in the first aspect of the invention, the terminal circuit further includes a selection unit that selects validity / invalidity of an address set according to a time schedule, and the selection unit is fixedly set in the terminal circuit. A terminal device associated with a dedicated address is associated with a terminal device separately connected on the signal line and associated with the dedicated address, and the selection means is enabled by the time schedule according to the monitoring input to the terminal device.・ Invalid selection.
[0019]
According to a third aspect of the present invention, in the second aspect of the present invention, the selecting means returns the selection result to the transmission unit in the same format as on / off of the load.
[0020]
According to a fourth aspect of the present invention, in the first to third aspects of the present invention, a synchronization input circuit to which an external synchronization signal is input, and when the synchronization signal is input to the synchronization input circuit, the clock circuit is set to a specified time. A clock synchronization processing unit that generates a synchronization signal when the time set by the clock circuit reaches the specified time and a synchronization output circuit that outputs the synchronization signal output from the clock synchronization processing unit to the outside are added. It is what.
[0021]
According to a fifth aspect of the present invention, in the first to fourth aspects of the present invention, an external input / output circuit capable of bidirectional communication with the external device capable of editing the time schedule and an external input / output circuit are provided. An external data input / output unit that can transfer the time schedule between the connected external device and the control data storage unit is added.
[0022]
According to a sixth aspect of the present invention, in the first aspect of the invention, the transmission unit is for collective control in which one address corresponding to a monitoring input is associated with a plurality of addresses corresponding to a plurality of loads to be controlled. A rewritable control table storing relationship data is provided, and when the transmission unit is requested to rewrite the control table by the transmission signal transmitted through the signal line, the relationship data transmitted using the transmission signal is displayed. The time schedule includes a special schedule in which date and time are associated with related data. In the terminal circuit, when the date and time of the time schedule matches the current date and time, the time schedule is If it is a special schedule, it requests the transmission unit to rewrite the control table and sends it to the transmission signal. Ri relational data is intended to be transferred to the transmission unit.
[0023]
According to a seventh aspect of the invention, in the sixth aspect of the invention, when the transmission unit is requested to read out the control table by the transmission signal transmitted through the signal line, the related data in the control table is signaled using the transmission signal. The terminal circuit requests the transmission unit to read out the control table, and stores the related data sent to the signal line in the control data storage unit. The data input unit has a function of editing the relational data stored in the control data storage unit.
[0024]
According to an eighth aspect of the present invention, in the first aspect of the invention, an address associated with a terminal having a display function among the terminals connected to the signal line is set in a control data storage unit, and the terminal circuit is By using the address, the display content is transferred to a terminal equipped with a display function.
[0025]
According to a ninth aspect of the present invention, in the first aspect of the invention, the terminal circuit functions as a terminal on the side of receiving a transmission signal generated based on a monitoring input to the terminal connected to the signal line. The timer control unit has a function of generating the monitoring input to the terminal circuit by using the content of the transmission signal received through the terminal circuit together with the load control according to the time schedule.
[0026]
According to a tenth aspect of the present invention, in the first aspect of the present invention, the transmission unit is provided with a load monitoring table in which an operation state of the load is stored, and the transmission unit is further controlled by the transmission signal transmitted through the signal line. When reading of the contents of the load monitoring table is requested, it has a function of sending the contents of the load monitoring table to a signal line using a transmission signal, and the terminal circuit requests the transmission unit to read the load monitoring table. The function of acquiring the contents of the load monitoring table sent to the signal line and storing it in the control data storage unit is provided.
[0027]
The invention of claim 11 is the invention of
[0028]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
(First embodiment)
As shown in FIG. 1, the
[0029]
Here, unlike the
[0030]
As described above, since the address and the monitoring input are given from the
[0031]
The address and load number in the time schedule are set together with the control date and time of the load L when the time schedule is set by the control data input unit 11. Here, the control data input unit 11 is configured to include a plurality of push button switches to be pressed and a display unit including a liquid crystal display, and the contents displayed on the display unit by the operation of the push button switches. A time schedule in which a control date and time, an address, and a load number (hereinafter referred to as a load L address means a set of an address and a load number, and a terminal device address means only an address) while checking. Can be set.
[0032]
It is desirable to give an appropriate name to a time that can be meaningful when setting a time schedule and is considered to be frequently used, and set the time schedule using this name. For example, if it is used in a company or school, the start time and end time are almost the same every day, so the time schedule should be set using the names “start” and “end” (also on pushbutton switches). These names are preferably given), and specific times are assigned to these names and registered in the control
[0033]
The time schedule set in this way is stored in the control
[0034]
That is, the
[0035]
The subsequent processing is the same as in the conventional configuration, and the
[0036]
As described in the conventional configuration, in the remote monitoring control system, not only individual control in which one circuit load L is made to correspond to one circuit monitoring input, but also a plurality of circuit loads L are associated with one circuit monitoring input. Pattern control and group control for batch control are possible, and dimming control is also possible, so instead of the combination of address and load number, data specifying different pattern control, group control, dimming control If the time schedule is set, these controls are possible. That is, the
[0037]
Incidentally, a set of time schedules stored in the control
[0038]
The next 1 bit of the type data VT is unused, and the lower 9 bits are schedule data SC corresponding to each day of the week. That is, 7 bits from the least significant bit of the schedule data SC correspond to Monday, Tuesday,..., Sunday in order, and the upper 2 bits correspond to special days for two days (
[0039]
The next lower 8 bits of the schedule data SC are address data DD for designating the load L to be controlled, and the interpretation of this part of the data is changed according to the setting contents of the operation method MO. In the individual control, 6 bits out of 8 bits are an address, and 2 bits are a load number. In the dimming control, the lower 5 bits represent a control target. Further, in group control and pattern control, a group number and a pattern number for classifying groups and patterns are set. The group number is set with lower 7 bits and the pattern number is set with lower 6 bits. Here, it is possible to set 32 dimming addresses for dimming control, 127 groups for group control, and 72 patterns for pattern control.
[0040]
The remaining 6 bytes (48 bits) are used for setting the hour and minute. Here, three sets of hour / minute data (H1 to H3 are hour data, M1 to M3 are minute data) can be set in one time schedule format. The time to turn on in control, the time to adjust on the basis of the sunset time in solar control, the on period in repetitive control) is set for the next set, the time related to off (time to turn off in normal control, in solar control) A time to be adjusted based on the sunrise time, and an off period in the case of repeated control) are set. In the lowest group, a fixed time unrelated to the sunrise time and the sunset time is set in the solar control, and the repetition interval is set in the repeated control. Further, effective flags EF1 to EF3 indicating whether hour / minute data H1 to H3, M1 to M3 are set are provided above the hourly data H1 to H3 (when the effective flags EF1 to EF3 are 1). (The hour and minute data H1 to H3 and M1 to M3 are set)) The next lower bits of the two valid flags EF1 and EF2 indicate the sunrise time and the sunset time respectively during solar control. Early / late flags TRF1 and TRF2 are provided which make it possible to select whether to adjust to an earlier time or later time as a reference. The early / late flags TRF1 and TRF2 indicate that if the flag is 0, the flag is advanced, and if the flag is 1, the flag is delayed.
[0041]
The control data input unit 11 is configured such that the contents described with reference to FIG. 2 can be set as a time schedule. However, in the present embodiment, it is possible to store 30 time schedules as described above in the control
[0042]
By registering the time schedule having the above-described format in the control
[0043]
Now, in the time schedule, the operation method data MO is individually controlled (MO = 00), the type data VT is normal control (VT = 00), and the address data DD is specified to control the load L (1-1) (that is, It is assumed that the address is 1 and the load number is 1), and the hourly and minute data H1 and M1 are 23:00 (EF1 = 1, H1 = 23, M1 = 00). This setting is an individual control setting, and means that the load (1-1) is turned on at 23:00.
[0044]
On the other hand, in the case of group control, the time schedule may be set as follows. Here, it is assumed that the group number to be controlled is G1, and the (address-load number) of the load L associated with the group number G1 is (1-1), (1-2), (1-3). Suppose that In this case, if the group number G1 is designated, the three loads L (1-1), (1-2), and (1-3) can be collectively controlled to be turned on or off. To simultaneously turn off the load L of the group number G1 at 12:00, the operation method data MO of the time schedule is group controlled (MO = 10), the type data VT is normally controlled (VT = 00), and the address data DD may be G1 (DD = 1), and the hourly and minute data H1 and M1 may be 12:00 (EF1 = 1, H1 = 12, M1 = 00).
[0045]
When the pattern number P1 is associated with the load L of (1-1) being turned on, the load L of (1-2) being turned on, and the load L of (1-3) being turned off, If the load L is controlled to 8:00 with the pattern number P1, the time schedule is set as follows. That is, the operation method data MO is pattern control (MO = 11), the type data VT is normal control (VT = 00), the address data DD is P1 (DD = 1), and the hour / minute data H1 and M1 are 8:00 (EF1). = 1, H1 = 8, M1 = 00).
[0046]
When repetitive control is selected as the control type VT and the load L is controlled with the pattern number P1 at intervals of 30 minutes from 8:00 to 12:00, for example, the time schedule is set as follows. That is, the operation method data MO is pattern control (MO = 11), the type data VT is repetitive control (VT = 01), the address data DD is P1 (DD = 1), and the hour / minute data H1 and M1 are 8:00 (EF1). = 1, H1 = 8, M1 = 00), hour / minute data H2, M2 is 12:00 (EF2 = 1, H2 = 12, M2 = 00), hour / minute data H3, M3 is 30 minutes (EF3 = 1, H3 = 0, M3 = 30).
[0047]
Similarly, various setting examples will be exemplified below. In order to turn on the load L of the group number G1 one hour before the sunset time, the time schedule is set as follows. The operation method data MO is group controlled (MO = 10), the type data VT is normally controlled (VT = 00), the address data DD is G1 (DD = 1), the hour / minute data H1 and M1 are one hour (EF1 = 1, H1 = 1, M1 = 00).
[0048]
In order to turn on the load L of the group number G1 one hour before the sunset time from Monday to Friday, a time schedule is set as follows. That is, the operation method data MO is group control (MO = 10), the type data VT is normal control (VT = 00), the schedule data SC is valid from Monday to Friday (the bit corresponding to each day is 1), and the address data DD Is G1 (DD = 1), and the hour / minute data H1 and M1 are one hour (EF1 = 1, H1 = 1, M1 = 00).
[0049]
When the load L is controlled with the pattern number P1 at 8:00 on May 1, 2000, the operation method data MO is pattern controlled (MO = 11), the type data VT is normally controlled (VT = 00), and the schedule Special date of data SC is valid (for example, bit of
[0050]
When dimming control is performed, a time schedule is set in the following manner. For example, for a load L having a dimming address of 2, 8:00 to 10:00 is 80%, 11:00 to 12:00 is 50%, 12: 0 to 13:00 is 10%, 13:00 to 15 : 00: 50%, 15:00-17:00: 80%, 17:00-20:00: 100%, sunset time-sunrise time: 100%, sunrise time-sunset time: 80% If it is going to set, a time schedule should just be set for every time slot | zone. Here, the dimming ratio (the dimming level) is expressed as a percentage when the power supplied to the load L during rated lighting is 100%. Since the dimming ratio cannot be registered in the time schedule, the dimming ratio in the dimming control is set separately.
[0051]
By the way, in preparation for the case where the set number of time schedules (that is, the capacity of the control data storage unit 12) is insufficient in one
[0052]
The clock
[0053]
Now, assuming that the synchronization signal is input through the
[0054]
Further, when the time counted by the clock circuit 13 is input through the
[0055]
In the end, if a plurality of
[0056]
However, since the
[0057]
Further, in the
[0058]
In the
[0059]
The external input /
[0060]
As described above, the
[0061]
Functions for controlling the
[0062]
When the
[0063]
On the other hand, in order to enable the validity / invalidity of the time schedule only for special days, the
[0064]
In order to know whether the selection state by the setting cancel
[0065]
By the way, when a terminal device having a dimming switch (hereinafter referred to as a dimming switch) is connected to the signal line Ls, it is possible to set a time limit until the load L is controlled using the dimming switch. It is possible. This control is a kind of delay control, and the control state of the load L by this control is defined in advance in the
[0066]
Specifically, for setting the time limit, an operation similar to the operation for setting the dimming level is performed by the dimming switch. That is, the dimming switch includes an on / off switch for instructing on / off of the load L, and an operation unit for controlling the dimming level of the load L (generally, an up switch for increasing the light output and a down switch for decreasing the light output). First, operate the ON / OFF switch to select ON, and then operate the dimming switch to increase the dimming level (increase the light output), the time limit will become longer and the dimming level will be lowered. Operating the optical switch shortens the time limit. The dimming level set by the dimming switch is transferred to the timer device 5 (for this reason, a dedicated address associated with the dimming switch is set in the timer device 5), and the
[0067]
The dimming switch can be used to indicate the time until the start of execution of the time schedule by the same operation as described above. That is, the display of the level indicator lamp of the dimming switch is changed so as to notify the time until the execution of the time schedule. In other words, the
[0068]
In order to enable this operation, the
[0069]
(Second Embodiment)
As shown in FIG. 4, the basic configuration of this embodiment is the same as that of the first embodiment. However, in the first embodiment, the time schedule registered in the control
[0070]
The
[0071]
On the premise of this, in the
[0072]
If such a configuration is adopted, the load L corresponding to the same relation name (group number or pattern number) can be changed according to the time zone. That is, when performing group control or pattern control, even if the same operation is performed, the load L to be controlled can be changed according to the time zone, and the control content of the load L can be changed. Variations will spread.
[0073]
As described above, when the relational data is changed by the
[0074]
That is, the
[0075]
Thus, when the
[0076]
In the
[0077]
On the other hand, the
[0078]
Further, the
[0079]
By using the
[0080]
In the above-described example, an illuminance sensor is used as the
[0081]
When the time schedule is a collective control such as a group control or a pattern control, the load L to be controlled may be changed instead of changing the dimming ratio of the time schedule according to the on / off state of the
[0082]
By the way, the
[0083]
The
[0084]
For example, when the load L, which is a dimmable lighting load, is designated as a control target in the time schedule and the operation status of the load L is already on at the time when the control based on the time schedule is to be executed, The light control ratio is set to the maximum controllable value (usually 100%) or the minimum controllable value, and the control of the load L according to the time schedule can be executed only when the operation state of the load L is off. . This operation is an example, and when the control based on the time schedule is to be executed, the load L is controlled to a specified state when the operation state of the load L is off, and when the control is on, the load L according to the time schedule is controlled. This control may be executed. Other configurations and operations are the same as those of the first embodiment.
[0085]
(Third embodiment)
In the present embodiment, the
[0086]
First, an evaluation example for comparing the power consumption when the
[0087]
If the
[0088]
Here, the actual lighting / extinguishing of the load L in one day starts manually at 6:00, as shown in FIG. 6C, and is extinguished by the
[0089]
On the other hand, even when the
[0090]
For example, in the time schedule by the
[0091]
The result of evaluating the degree of energy saving as described above can be used for the purpose of raising awareness of energy saving by notifying the user. In short, when the
[0092]
In order to use the level indicator lamp of the dimming switch for displaying the degree of energy saving, the address of the dimming switch to be used for display is associated with the
[0093]
In order to monitor the operation state of the load L by the
[0094]
【The invention's effect】
According to the first aspect of the present invention, a plurality of terminals each having an address are connected to a signal line, and transmission signals are exchanged between the transmission unit connected to the signal line and each terminal by a time division multiplex transmission method. As a result, the transmission unit is used in a remote monitoring control system that enables control of a load by another terminal device in response to a monitoring input in one of the terminal devices using an address correspondence relationship, and controls the load. A control data input unit that sets a time schedule that associates the date and time, the control content of the load, and an address corresponding to the load, a control data storage unit that stores a plurality of time schedules set by the control data input unit, The clock circuit that keeps the current date and time, the current date and time counted by the clock circuit, and the time schedule stored in the control data storage unit are collated. A timer control unit that controls the load connected to the signal line and the load schedule control content that matches the current date and time as a monitoring input and uses the address set in the time schedule as an address to the transmission unit. On the other hand, a terminal circuit that operates as a terminal device is provided in a single body, and an address corresponding to a load is set in the time schedule, and a terminal circuit that operates as a terminal device using this address is provided. Therefore, the contact input terminal required in the conventional configuration is not necessary, and the number of components is reduced. Moreover, since the number of contact output circuits corresponding to the number of load circuits to be controlled is provided in the conventional configuration, one terminal circuit is operated equivalent to a plurality of terminals. It is possible to increase the number of load circuits according to the capacity of the control data storage unit for storing the time schedule, and it is possible to individually control loads of multiple circuits without increasing the size, thereby saving space.
[0095]
According to a second aspect of the present invention, in the first aspect of the invention, the terminal circuit further includes a selection unit that selects validity / invalidity of an address set according to a time schedule, and the selection unit is fixedly set in the terminal circuit. A terminal device associated with a dedicated address is associated with a terminal device separately connected on the signal line and associated with the dedicated address, and the selection means is enabled by the time schedule according to the monitoring input to the terminal device. -The selection of invalidity, and the validity / invalidity of control based on the time schedule can be easily selected by a terminal device arranged separately from the timer device. For example, if the timer device is housed in the distribution board and the terminal device provided at another location is selected to enable or disable the control based on the time schedule, the control based on the time schedule can be performed without opening the distribution board. It becomes possible to select the validity / invalidity, and convenience is enhanced.
[0096]
According to a third aspect of the present invention, in the second aspect of the invention, since the selection means returns the selection result to the transmission unit in the same format as the load on / off, the selection contents of the selection means are notified using another terminal. be able to. For example, it is possible to use an on / off display in a terminal with a switch that has been conventionally used for informing the selection content of the selection means.
[0097]
According to a fourth aspect of the present invention, in the first to third aspects of the present invention, a synchronization input circuit to which an external synchronization signal is input, and when the synchronization signal is input to the synchronization input circuit, the clock circuit is set to a specified time. A clock synchronization processing unit that generates a synchronization signal when the time set by the clock circuit reaches the specified time and a synchronization output circuit that outputs the synchronization signal output from the clock synchronization processing unit to the outside are added. When using multiple timer devices, if you connect the synchronization input circuit of another timer device to the synchronization output circuit of one timer device, you can synchronize the clock circuit of each timer device, While using a plurality of timer devices, it is possible to prevent a time difference in load control.
[0098]
According to a fifth aspect of the present invention, in the first to fourth aspects of the present invention, an external input / output circuit capable of bidirectional communication with the external device capable of editing the time schedule and an external input / output circuit are provided. An external data input / output unit that enables mutual transfer of the time schedule between the connected external device and the control data storage unit is added, and the time schedule is set by an external device such as a personal computer. It becomes possible to edit, and it becomes easy to create and manage a time schedule. Further, by connecting an external device, it becomes possible to manage a time schedule from a distance.
[0099]
According to a sixth aspect of the present invention, in the first aspect of the invention, the transmission unit is for collective control in which one address corresponding to a monitoring input is associated with a plurality of addresses corresponding to a plurality of loads to be controlled. A rewritable control table storing relationship data is provided, and when the transmission unit is requested to rewrite the control table by the transmission signal transmitted through the signal line, the relationship data transmitted using the transmission signal is displayed. The time schedule includes a special schedule in which date and time are associated with related data. In the terminal circuit, when the date and time of the time schedule matches the current date and time, the time schedule is If it is a special schedule, it requests the transmission unit to rewrite the control table and sends it to the transmission signal. The related data is transferred to the transmission unit, and the related data set in the transmission unit can be changed by a special schedule, so the load that is subject to batch control can be changed according to the time zone. become. As a result, for example, it is possible to control different types of loads for each time zone by using only one switch provided as a means for giving a monitoring input to a terminal on a signal line.
[0100]
According to a seventh aspect of the invention, in the sixth aspect of the invention, when the transmission unit is requested to read out the control table by the transmission signal transmitted through the signal line, the related data in the control table is signaled using the transmission signal. The terminal circuit requests the transmission unit to read out the control table, and stores the related data sent to the signal line in the control data storage unit. The data input unit has a function to edit the relational data stored in the control data storage part. By reading the relational data from the transmission unit and editing it, the relational data for batch control can be comparatively easily and efficiently Can be generated.
[0101]
According to an eighth aspect of the present invention, in the first aspect of the invention, an address associated with a terminal having a display function among the terminals connected to the signal line is set in a control data storage unit, and the terminal circuit is By using the address, the display content is transferred to a terminal device having a display function, and the display content generated in the timer device can be displayed on a terminal device provided far away. As a result, for example, the operation of the timer device can be monitored by a terminal device near the user, or information generated by the timer device can be displayed on a terminal device near the user.
[0102]
According to a ninth aspect of the present invention, in the first aspect of the invention, the terminal circuit functions as a terminal on the side of receiving a transmission signal generated based on a monitoring input to the terminal connected to the signal line. And having the function of generating a monitoring input to the terminal circuit using the content of the transmission signal received through the terminal circuit by the timer control unit along with the load control by the time schedule, and controlling the load by the time schedule It is possible to add information detected by another terminal to the content.For example, by providing an illuminance sensor or a human sensor on another terminal, the load can be changed according to the ambient illuminance or the presence or absence of a person. It becomes possible to change the control state.
[0103]
According to a tenth aspect of the present invention, in the first aspect of the present invention, the transmission unit is provided with a load monitoring table in which an operation state of the load is stored, and the transmission unit is further controlled by the transmission signal transmitted through the signal line. When reading of the contents of the load monitoring table is requested, it has a function of sending the contents of the load monitoring table to a signal line using a transmission signal, and the terminal circuit requests the transmission unit to read the load monitoring table. , It has a function to acquire the contents of the load monitoring table sent to the signal line and store it in the control data storage unit, and it is possible to change the control contents of the load according to the time schedule according to the operating condition of the load For example, when a time schedule is executed, if the load is already on, the time schedule for that load To use, load it is possible to control, such as ignoring the time schedule if it is off.
[0104]
The invention according to claim 11 is the invention according to
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a block diagram showing a first embodiment of the present invention.
FIG. 2 is a diagram showing a format of a time schedule used in the above.
FIG. 3 is a block diagram showing an example of use of the above.
FIG. 4 is a block diagram showing a second embodiment of the present invention.
FIG. 5 is a block diagram showing an operation example of the above.
FIG. 6 is a diagram illustrating an evaluation example of power consumption in the third embodiment.
FIG. 7 is a diagram illustrating an evaluation example of power consumption in the third embodiment.
FIG. 8 is a block diagram showing a conventional example.
FIG. 9 is a diagram showing a format of a transmission signal in the same as above.
[Explanation of symbols]
1 Transmission unit
2 Contact input terminal
3 Control terminal
5 Timer device
10 Timer controller
11 Control data input section
12 Control data storage
13 Clock circuit
14 Terminal circuit
15 Clock synchronization processor
16 Synchronous input circuit
17 Synchronous output circuit
18 External input / output circuit
19 External data input / output section
L load
Ls signal line
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