JP4321069B2 - 携帯端末システム、該システムで用いられる携帯端末、無線基地局及びデータ通信方法 - Google Patents
携帯端末システム、該システムで用いられる携帯端末、無線基地局及びデータ通信方法 Download PDFInfo
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、 携帯端末システム、該システムで用いられる携帯端末、無線基地局及びデータ通信方法に係り、たとえば数Mbpsの高速通信を行う場合に用いて好適な携帯端末システム、該システムで用いられる携帯端末、無線基地局及びデータ通信方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
携帯電話機などの携帯端末と無線基地局との間で通信が行われる携帯端末システムでは、電話通信としての機能の他、たとえば画像データや音楽データなどの大量のデータを高速で伝送する機能も要求されている。特に、W−CDMA(Wideband−CDMA、広帯域符号分割多元接続)方式の携帯電話機などと無線基地局との間で通信が行われる携帯端末システムでは、数Mbpsの高速通信が行われる。
【0003】
この種の携帯端末システムは、従来では、たとえば図9に示すように、携帯電話機1と、無線基地局(Base Station、BS)21,22と、基地局コントローラ3とから構成されている。携帯電話機1は、無線基地局21,22の管轄の小ゾーンZ1,Z2内に在圏するとき、同無線基地局21 ,22との間で無線信号W1,W2を送受信する。無線基地局21,22は、管轄の小ゾーンZ1,Z2内で携帯電話機1と通信を行う。無線基地局21,22には、ATM(Asynchronous Transfer Mode)回線41,42を介して基地局コントローラ3が接続されている。なお、図示しない同様の無線基地局が他に存在する。基地局コントローラ3は、管轄エリア内で無線基地局21,22を介して携帯電話機1と通信を行うと共に、加入者交換局5及び関門交換局6を介して一般電話回線網NWに接続されている。
【0004】
図10は、図9中の携帯電話機1の要部の電気的構成を示す図である。
この携帯電話機1は、図10に示すように、フィンガ11,12,13と、混合器14と、チャネル分離器15とから構成されている。フィンガ11,12,13は、無線基地局21,22,23から送信された無線信号W1,W2,W3に対して、たとえばレベル検出などの処理を行う。混合器14は、フィンガ11,12,13で検出された信号を、たとえば選択合成法などを用いて合成する。チャネル分離器15は、混合器14で合成された信号を、回線交換用チャネルa、制御用チャネルb、及びパケット交換用チャネルcに分離する。
【0005】
この携帯端末システムでは、携帯電話機1が無線基地局21の管轄の小ゾーンZ1内に在圏するので、同携帯電話機1と同無線基地局21との間で無線信号W1が送受信される。無線基地局21は、ATM回線41及び基地局コントローラ3を介して一般電話回線網NWに接続され、携帯電話機1が回線交換通信又はパケット交換通信を行う。
【0006】
上記携帯端末システムの他、従来、この種の技術としては、たとえば、次のような文献に記載されるものがあった。
特許文献1に記載された無線通信システムでは、比較的広い領域の小ゾーンと、同小ゾーンよりも狭い領域の小ゾーンとが重なることによってオーバレイ構造が形成される。そして、移動局が各小ゾーンのシステムのうちから接続を希望するシステムを選択して通信を行うことにより、下りの通信回線におけるパケットの伝送が高速で効率的に行われる。このため、カバーエリアのエッジで伝送レートが低下することが防止される。
【0007】
また、特許文献2に記載されたセルラー無線システムでは、ターミナル(携帯端末)と1つのベースステーション(基地局)のみとの間に実際のトラフィックチャネル接続が維持され、かつ、ターミナルと2つ以上のベースステーションとの間に制御チャネル接続が同時に維持されることにより、最適な電力制御が可能となると共に、パケットトラフィックに常に所与の時間に最良の接続が割り当てられる。さらに、ベースステーションからターミナルへの送信方向にトラフィックが殆ど生じないので、パケットトラフィックにより生じる干渉が減少する。また、制御チャネル接続がベースステーションへのリンクを形成するので、パケットチャネル接続へのハンドオーバが迅速かつ確実に実施される。
【0008】
【特許文献1】
特開2001−339770号公報(第1頁、図1、図2)
【特許文献2】
特表2001−516997号公報(第1頁、図1)
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来の携帯端末システムでは、次のような問題点があった。
すなわち、図9の携帯端末システムでは、最大数Mbpsの高速通信が可能であるが、あるユーザが携帯端末1を用いて数Mbpsの通信を行っている間は、無線リソースの多くが占有されるので、他のユーザの携帯端末に割り当てる無線リソースが不足し、通信が行われないことがある。このため、他のユーザの携帯端末が並行して高速通信を行う場合には、無線基地局21,22や基地局コントローラ3に規模の大きいものが必要になるという問題がある。また、高速通信の方式としてたとえば16値QAM(quadrature amplitude modulation 、直交振幅変調)などの多値QAMが用いられる場合、QPSK(quadraphase-shift keying、4相位相シフト・キーイング)などと比較して無線リソースを多く費やすので、通信品質を良好に保つことが難しいという問題がある。
【0010】
これらの問題を解決するために、小ゾーンZ1,Z2の半径を小さくすることが考えられる。たとえば、小ゾーンの半径を1/2にすると、周波数利用効率は4倍(すなわち、同じ周波数帯域幅で4倍の移動機が収容される)に向上する。ところが、小ゾーンの半径を小さくすると、無線基地局を増設する必要がある。また、小ゾーンの半径が小さくなり、無線基地局が増加すると、ハンドオーバが頻繁に発生するため、通信方式によっては無線信号W1に含まれる回線交換系サービスの通信の途切れや、制御信号の喪失などが発生し、高速通信が円滑に行われないという問題がある。
【0011】
また、特許文献1及び特許文献2では、比較的小規模の無線基地局や基地局コントローラにより高速通信が円滑に行われることについては、明確に記載されていない。
【0012】
この発明は、上述の事情に鑑みてなされたもので、小ゾーンの半径を小さくすることや、無線基地局及び基地局コントローラを大規模にすることなく高速通信を円滑に行うことができる携帯端末システム、該システムで用いられる携帯端末、無線基地局及びデータ通信方法を提供することを目的としている。
【0013】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、請求項1記載の発明は、複数の携帯端末と、電波を発信又は受信して管轄ゾーン内の前記携帯端末との間で少なくとも回線交換通信回線を行うための複数の無線基地局と、管轄ゾーン内の前記携帯端末との間で通信用データをパケット単位に分解して伝送するパケット交換通信のみを行うための複数のパケット専用無線基地局と、管轄エリア内の前記無線基地局及び前記パケット専用無線基地局を監視制御する基地局制御装置とを備えてなる携帯端末システムに係り、前記各携帯端末が、任意の前記無線基地局と前記回線交換通信を常時継続して行っているときで、かつ、任意の前記パケット専用無線基地局とも前記パケット交換通信を行っているときに、前記パケット交換通信に対するハンドオーバ条件成立を検出したときは、当該検出結果を前記無線基地局へ送信すると共に前記任意のパケット専用無線基地局との前記パケット交換通信を切断し、前記無線基地局から通信チャネル再設定指令を受信したとき、ハンドオーバに対応して前記パケット交換通信を行うことのできる他の前記パケット専用無線基地局に無線接続すると共に、通信チャネル再設定完了報告を前記無線基地局へ送信し、この後、前記他のパケット専用無線基地局と前記パケット交換通信を行う構成とされ、かつ、前記各無線基地局が、前記携帯端末から前記検出結果を受信したとき、前記通信チャネル再設定指令を前記携帯端末へ送信し、該携帯端末から前記通信チャネル再設定完了報告を受信する構成とされていることを特徴としている。
【0014】
請求項2記載の発明は、請求項1記載の携帯端末システムで用いられる携帯端末に係り、任意の前記無線基地局と前記回線交換通信を常時継続して行っているときで、かつ、任意の前記パケット専用無線基地局とも前記パケット交換通信を行っているときに、前記パケット交換通信に対するハンドオーバ条件成立を検出したときは、当該検出結果を前記無線基地局へ送信すると共に前記任意のパケット専用無線基地局との前記パケット交換通信を切断し、前記無線基地局から通信チャネル再設定指令を受信したとき、ハンドオーバに対応して前記パケット交換通信を行うことのできる他の前記パケット専用無線基地局に無線接続すると共に、通信チャネル再設定完了報告を前記無線基地局へ送信し、この後、前記他のパケット専用無線基地局と前記パケット交換通信を行う構成とされていることを特徴としている。
【0015】
請求項3記載の発明は、請求項1記載の携帯端末システムを構成する無線基地局に係り、前記携帯端末から前記検出結果を受信したとき、前記通信チャネル再設定指令を前記携帯端末へ送信し、該携帯端末から前記通信チャネル再設定完了報告を受信する構成とされていることを特徴としている。
【0016】
請求項4記載の発明は、複数の携帯端末と、電波を発信又は受信して管轄ゾーン内の前記携帯端末との間で少なくとも回線交換通信回線を行うための複数の無線基地局と、管轄ゾーン内の前記携帯端末との間で通信用データをパケット単位に分解して伝送するパケット交換通信のみを行うための複数のパケット専用無線基地局と、管轄エリア内の前記無線基地局及び前記パケット専用無線基地局を監視制御する基地局制御装置とを備えてなる携帯端末システムで用いられるデータ通信方法に係り、任意の前記携帯端末が、任意の前記無線基地局と前記回線交換通信を常時継続して行っているときで、かつ、任意の前記パケット専用無線基地局とも前記パケット交換通信を行っているときに、前記パケット交換通信に対するハンドオーバ条件成立を検出したときは、当該検出結果を前記無線基地局へ送信すると共に前記任意のパケット専用無線基地局との前記パケット交換通信を切断する検出結果送信処理と、前記無線基地局が、前記携帯端末から前記検出結果を受信したとき、前記通信チャネル再設定指令を前記携帯端末へ送信する通信チャネル再設定指令処理と、前記携帯端末が、前記無線基地局から通信チャネル再設定指令を受信したとき、ハンドオーバに対応して前記パケット交換通信を行うことのできる他の前記パケット専用無線基地局に無線接続すると共に、通信チャネル再設定完了報告を前記無線基地局へ送信する通信チャネル再設定完了報告処理と、前記携帯端末が、前記通信チャネル再設定完了報告処理の完了後、前記他のパケット専用無線基地局と前記パケット交換通信を行うパケット交換通信処理とを行うことを特徴としている。
【0025】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して、この発明の実施の形態について説明する。
図1は、この発明の実施形態である携帯端末システムの電気的構成を示す図である。
この形態の携帯端末システムは、同図に示すように、携帯電話機21と、無線基地局(Base Station、BS)221,222と、基地局コントローラ23と、無線基地局(BS)251,252,253とから構成されている。携帯電話機21は、無線基地局221,222の管轄の小ゾーンZ1,Z2内に在圏するとき、同無線基地局221,222との間で無線信号W1,W2を送受信し、無線基地局251,252,253の管轄の小ゾーンZ3,Z4,Z5内に在圏するとき、同無線基地局251,252,253との間で無線信号W3,W4,W5を送受信する。
【0026】
特に、この実施形態では、携帯電話機21は、無線基地局251,252,253とパケット交換通信のみを行う。すなわち、携帯電話機21は、パケット交換通信開始時に最も近い距離にある無線基地局221へ“パケット接続要求”を送信すると共に、最も近い距離にある無線基地局251を検出して“検出結果”を同無線基地局221へ送信し、同無線基地局221から“通信チャネル設定指令”を受信したとき、同無線基地局251に無線接続すると共に、“通信チャネル設定完了”を同無線基地局221へ送信し、この後、無線基地局251とパケット交換通信を行う。
【0027】
また、携帯電話機21は、無線基地局251とのパケット交換通信が途絶えたとき、無線接続が切断されたこと(たとえば、小ゾーンZ3の圏外に出たこと)を検出して“検出結果”を無線基地局221へ送信し、同無線基地局221から“通信チャネル再設定指令”を受信したとき、同無線基地局221に無線接続すると共に、“通信チャネル再設定完了”を同無線基地局221へ送信し、この後、同無線基地局221とパケット交換通信を行う。また、携帯電話機21は、無線基地局221と通信を常時継続して行うと共に無線基地局251とパケット交換通信を行い、同パケット交換通信に対するハンドオーバ条件成立を検出したとき(以下、簡単に、「ハンドオーバ条件を検出したとき」と言う)、当該“検出結果”を同無線基地局221へ送信すると共に同無線基地局251とのパケット交換通信を切断し、同無線基地局221から“通信チャネル再設定指令”を受信したとき、ハンドオーバ条件の検出結果に基づいてパケット交換通信を行うことのできる無線基地局252に無線接続すると共に、“通信チャネル再設定完了報告”を無線基地局221へ送信し、この後、無線基地局252とパケット交換通信を行う。
【0028】
無線基地局221,222は、ATM回線241,242を通信時間中専有して基地局コントローラ23と通信(すなわち、回線交換通信)を行うと共に、管轄の小ゾーンZ1,Z2内で電波を発信又は受信して携帯電話機21と通信(回線交換通信又はパケット交換通信、及び制御信号の送受信)を行う。特に、この実施形態では、無線基地局221,222は、携帯電話機21から“パケット接続要求”及び“検出結果”を受信した後、“通信チャネル設定指令”を携帯電話機21へ送信し、同携帯電話機21から“通信チャネル設定完了”を受信する。また、無線基地局221,222は、携帯電話機21から前記“検出結果”を受信した後、“通信チャネル再設定指令”を同携帯電話機21へ送信し、同携帯電話機21から“通信チャネル再設定完了”を受信し、この後、同携帯電話機21と前記パケット交換通信を行う。また、無線基地局221,222は、携帯電話機21と通信を常時継続して行い、同携帯電話機21からハンドオーバ条件の“検出結果”を受信したとき、通信チャネル再設定指令を同携帯電話機21へ送信し、同携帯電話機21から“通信チャネル再設定完了”を受信する。
【0029】
無線基地局251,252,253は、インターネットNTを介して基地局コントローラ23と通信を行うと共に、管轄の小ゾーンZ3,Z4,Z5内で携帯電話機21と無線接続された後、通信用データがパケット単位に分解されたパケット交換通信のみを行う。この実施形態では、インターネットNTは、ATM回線よりも低品質(密度が比較的低い通信用データを伝送する構成)であるが運用コストの安い回線と位置付けられ、たとえばADSL(Asymmetric Digital Subscriber Line)回線やイーサネット(Ethernet:登録商標)回線である。
【0030】
基地局コントローラ23は、管轄エリア内でATM回線241,242及び無線基地局221,222を介して携帯電話機21と通信を行うと共に、インターネットNT及び無線基地局251,252,253を介して携帯電話機21と通信を行い、かつ、加入者交換局25及び関門交換局26を介して一般電話回線網NWに接続されている。また、この実施形態では、ATM回線241,242は、インターネットよりも高品質(密度が比較的高い通信用データを伝送する構成)であるがコストの高い回線と位置付けられている。また、携帯電話機21と無線基地局221,222との間の無線方式は、たとえば、16値QAM、GSM(Global System for Mobile communications )、PDC(Personal Digital Cellular )である一方、同携帯端末21と無線基地局251,252,253との間の無線方式が、たとえばQPSKやW−CDMAとなっている。
【0031】
図2は、図1中の携帯電話機21の電気的構成を示すブロック図である。
この携帯電話機21は、同図2に示すように、アンテナ31と、無線部32と、回線交換チャネル処理部33と、制御チャネル処理部34と、パケット交換チャネル処理部35と、制御部36と、アプリケーション部37とから構成されている。アンテナ31は、各無線基地局と無線信号を送受信する。無線部32は、アンテナ31で受信した無線信号を用途別(回線交換用信号A、制御信号B、パケット交換用信号C)に分離する。回線交換チャネル処理部33は、回線交換用信号Aに対して回線交換通信に対応した処理を行う。制御チャネル処理部34は、制御信号Bに対して所定の処理を行う。パケット交換チャネル処理部35は、パケット交換用信号Cに対してパケット交換通信に対応した処理を行う。制御部36は、回線交換チャネル処理部33、制御チャネル処理部34、及びパケット交換チャネル処理部35に対して所定の制御を行う。アプリケーション部37は、たとえば、メーラ、ブラウザ、音声コーデックなどの処理を行い、ユーザとのインタフェースとしての役割をもつ。
【0032】
図3は、図2中の無線部32の要部の電気的構成を示すブロック図である。
この無線部32は、同図3に示すように、フィンガ41,42と、混合器43と、チャネル分離器44と、フィンガ45とから構成されている。フィンガ41,42は、無線基地局221,222から送信された無線信号W1,W2に対して、たとえばレベル検出などの処理を行う。混合器43は、フィンガ41,42で検出された信号を、たとえば選択合成法などを用いて合成する。チャネル分離器44は、混合器43で合成された信号を、回線交換用チャネルD、制御用チャネルE、及びパケット交換用チャネルFに分離する。フィンガ45は、無線基地局251から送信された無線信号W3に対して所定の処理を行い、パケット交換用チャネルFを出力する。
【0033】
図4は、図1中の無線基地局221の電気的構成を示すブロック図である。
この無線基地局221は、同図4に示すように、アンテナ51と、無線部52と、回線交換チャネル処理部53,…,53と、制御チャネル処理部54,…,54と、パケット交換チャネル処理部55と、制御部56とから構成されている。アンテナ51は、各携帯電話機と無線信号を送受信する。無線部52は、アンテナ51で受信された無線信号を、回線交換用チャネルG、制御用チャネルH、及びパケット交換用チャネルJに分離する。回線交換チャネル処理部53,…,53は、回線交換用チャネルGに対して回線交換通信に対応した処理を行うものであり、一般に、交信する携帯電話機毎にチャネルが割り当てられるため、同チャネルの数だけ設けられている。
【0034】
制御チャネル処理部54,…,54は、制御用チャネルHに対して所定の処理を行うものであり、一般に、交信する携帯電話機毎にチャネルが割り当てられるため、同チャネルの数だけ設けられている。パケット交換チャネル処理部55は、パケット交換用チャネルJに対してパケット交換通信に対応した処理を行う。制御部56は、回線交換チャネル処理部53,…,53、制御チャネル処理部54,…,54、及びパケット交換チャネル処理部55に対して所定の制御を行うと共に、ATM回線241に接続されている。また、無線基地局222も、同様の構成になっている。
【0035】
図5は、図1中の無線基地局251の電気的構成を示すブロック図である。
この無線基地局251は、アンテナ61と、無線部62と、パケット交換チャネル処理部63と、制御部64とから構成されている。アンテナ61は、各携帯電話機と無線信号を送受信する。無線部62は、アンテナ61で受信された無線信号からパケット交換用チャネルKを分離する。パケット交換チャネル処理部63は、パケット交換用チャネルKに対してパケット交換通信に対応した処理を行うものであり、一般に、すべての携帯電話機に対して同一チャネルが割り当てられるため、1つのみ設けられている。制御部64は、パケット交換チャネル処理部63に対して所定の制御を行うと共に、インターネットNTに接続されている。また、無線基地局252,253も、同様の構成になっている。
【0036】
図6は、図1の携帯端末システムにおけるパケット用チャネルを確立するときのシーケンス図、図7は、パケット用チャネルが圏外になったときのシーケンス図、及び図8が、回線交換通信中にパケット用チャネルがハンドオーバするときのシーケンス図である。
これらの図を参照して、この形態の携帯端末システムに用いられるデータ通信方法について説明する。
図6に示すように、パケット交換通信開始時、携帯電話機21から最も近い距離にある無線基地局221へ“パケット接続要求”が送信される(フェーズA1、パケット接続要求処理)。携帯電話機21から最も近い距離にある無線基地局251が検出され(フェーズA2)、“検出結果”が無線基地局221へ送信される(フェーズA3、検出結果送信処理)。
【0037】
無線基地局221が携帯電話機21から前記“パケット接続要求”及び前記“検出結果”を受信した後、同無線基地局221から“通信チャネル設定指令(Personal Station channel、PS channel)”が同携帯電話機21へ送信される(フェーズA4、通信チャネル設定指令処理)。携帯電話機21が無線基地局221から前記“通信チャネル設定指令”を受信したとき、同携帯電話機21が無線基地局251に無線接続されると共に(フェーズA5)、“通信チャネル設定完了”が無線基地局221へ送信される(フェーズA6、通信チャネル設定完了報告処理)。そして、携帯電話機21と無線基地局251との間でパケット用チャネルが確立してパケット交換通信が行われる(フェーズA7、パケット交換通信処理)。
【0038】
携帯電話機21と無線基地局251とのパケット交換通信が途絶えたとき(フェーズB1)、図7に示すように、同携帯電話機21が同無線基地局251の管轄の小ゾーンZ3の圏外に出たことを検出し(フェーズB2)、“検出結果”が無線基地局221へ送信される(フェーズB3、検出結果送信処理)。無線基地局221が携帯電話機21から前記“検出結果”を受信した後、同無線基地局221から“通信チャネル(PS channel)再設定指令”が同携帯電話機21へ送信される(フェーズB4、通信チャネル再設定指令処理)。携帯電話機21が無線基地局221から前記“通信チャネル再設定指令”を受信したとき、同携帯電話機21が無線基地局221に無線接続されると共に(フェーズB5)、“通信チャネル再設定完了”が無線基地局221へ送信される(フェーズB6、通信チャネル再設定完了報告処理)。そして、携帯電話機21と無線基地局221との間でパケット用チャネルが確立してパケット交換通信が行われる(フェーズB7、パケット交換通信処理)。
【0039】
回線交換通信中にパケット用チャネルがハンドオーバするとき、図8に示すように、携帯電話機21が、無線基地局221と回線交換通信を常時継続して行うと共に無線基地局251とパケット交換通信を行い(フェーズC1,C2)、より電界の強い無線信号を検出するなど、同無線基地局251に対するハンドオーバ条件を検出したとき(フェーズC3)、“検出結果”が同無線基地局221へ送信され、同無線基地局251とのパケット交換通信が切断される(フェーズC4、検出結果送信処理)。無線基地局221が、携帯電話機21と回線交換通信を常時継続して行い、同携帯電話機21からハンドオーバ条件の“検出結果”を受信したとき、“通信チャネル(PS channel)再設定指令”が携帯電話機21へ送信される(フェーズC5、通信チャネル再設定指令処理)。
【0040】
携帯電話機21が、無線基地局221から前記“通信チャネル再設定指令”を受信したとき、ハンドオーバ条件の“検出結果”に基づいてパケット交換通信を行うことのできる他の無線基地局252に無線接続され(フェーズC6)、“通信チャネル再設定完了”が無線基地局221へ送信される(フェーズC7、通信チャネル再設定完了報告処理)。携帯電話機21と無線基地局221との間では、回線交換通信が常時継続して行われている(フェーズC8)。携帯電話機21と無線基地局252との間でとの間でパケット用チャネルが確立してパケット交換通信が行われる(フェーズC9、パケット交換通信処理)。
【0041】
以上のように、この実施形態では、無線基地局251,252,253は、パケット交換通信のみを行うので、基地局コントローラ23との間の通信回線にインターネットNTなど、低品質で安価なものでも支障なく使用できる。このため、パケット交換通信が安価に提供されると共に、無線基地局251,252,253が比較的簡単な構成で実現される。また、無線基地局221は、携帯電話機21と通信を常時継続して行うので、携帯電話機21がハンドオーバするときでも、回線交換系サービスの通信の途切れ、制御信号の喪失が発生しない。また、通信の方式としてたとえば16値QAMを用いる場合、小ゾーンZ1,Z2の半径を小さくしなくても、QPSKを用いる場合とほぼ同様の通信品質を保つことができる。また、無線基地局221にパケット交換通信の機能があるので、パケット交換通信のみを行う無線基地局251が無い場合にも、同パケット交換通信が継続される。また、携帯電話機21と無線基地局221,222との間の無線方式が同携帯端末21と無線基地局251,252,253との間の無線方式と異なっているので、無線リソースの不足が解消される。
【0042】
以上、この発明の実施形態を図面により詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計の変更などがあっても、この発明に含まれる。
たとえば、図3中の混合器43における信号の合成は、選択合成法の他、最大比合成法、等利得合成法などを用いても良い。また、QoS(Quality of service、サービス品質)により、たとえば、小さなメールは無線基地局221を介して送受信し、ファイルのダウンロードは無線基地局251を介して送受信しても良い。この場合、無線リソースを節約しながら効率的に通信が行われる。また、たとえば、パケット交換通信のみを行う無線基地局251しか見つからなかった場合、制御信号や回線交換信号をパケットのデータ上にカプセル化して載せても良い。ただし、この場合、通信品質は低下する。また、携帯電話機21、無線基地局221,222、及び無線基地局251,252,253の数は、任意で良い。また、携帯電話機21と無線基地局221,222との間の無線方式、及び同携帯端末21と無線基地局251,252,253との間の無線方式は、IS95(Interim Standard-95 )、cdma2000などでも、上記実施形態とほぼ同様の作用、効果が得られる。
【0043】
【発明の効果】
以上説明したように、この発明の構成によれば、パケット専用無線基地局は、パケット交換通信のみを行うので、基地局制御装置との間の第2の通信回線は、第1の通信回線よりも密度の低い通信用データを伝送するものでも支障なく使用できる。このため、パケット交換通信を安価に提供できると共に、パケット専用無線基地局を比較的簡単な構成で実現できる。また、無線基地局は、携帯端末と回線交換通信を常時継続して行うので、同携帯端末がハンドオーバするときでも、回線交換系サービスの通信の中断、制御信号の喪失を防止できる。また、通信の方式として、たとえば16値QAMを用いる場合、小ゾーンの半径を小さくしなくても、QPSKを用いる場合とほぼ同様の通信品質を保つことができる。また、無線基地局にパケット交換通信の機能があるので、パケット専用無線基地局が無い場合にも、同パケット交換通信が継続される。また、携帯端末と無線基地局との間の無線方式が同携帯端末とパケット専用無線基地局との間の無線方式と異なっているので、無線リソースの不足を解消できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施形態である携帯端末システムの電気的構成を示す図である。
【図2】図1中の携帯電話機21の電気的構成を示すブロック図である。
【図3】図2中の無線部32の要部の電気的構成を示すブロック図である。
【図4】図1中の無線基地局221の電気的構成を示すブロック図である。
【図5】図1中の無線基地局251の電気的構成を示すブロック図である。
【図6】図1の携帯端末システムにおけるパケット用チャネルを確立するときのシーケンス図である。
【図7】図1の携帯端末システムにおけるパケット用チャネルが圏外になったときのシーケンス図である。
【図8】図1の携帯端末システムにおける回線交換通信中にパケット用チャネルがハンドオーバするときのシーケンス図である。
【図9】従来の携帯端末システムの電気的構成を示す図である。
【図10】図9中の携帯電話機1の要部の電気的構成を示す図である。
【符号の説明】
21 携帯電話機(携帯端末)
221,222 無線基地局(Base Station、BS)
23 基地局コントローラ(基地局制御装置)
241,242 ATM回線(第1の通信回線)
251,252,253 無線基地局(BS、パケット専用無線基地局)
Z1,Z2,Z3,Z4,Z5 小ゾーン
NT インターネット(第2の通信回線)
Claims (4)
- 複数の携帯端末と、電波を発信又は受信して管轄ゾーン内の前記携帯端末との間で少なくとも回線交換通信回線を行うための複数の無線基地局と、管轄ゾーン内の前記携帯端末との間で通信用データをパケット単位に分解して伝送するパケット交換通信のみを行うための複数のパケット専用無線基地局と、管轄エリア内の前記無線基地局及び前記パケット専用無線基地局を監視制御する基地局制御装置とを備えてなる携帯端末システムであって、
前記各携帯端末は、
任意の前記無線基地局と前記回線交換通信を常時継続して行っているときで、かつ、任意の前記パケット専用無線基地局とも前記パケット交換通信を行っているときに、前記パケット交換通信に対するハンドオーバ条件成立を検出したときは、当該検出結果を前記無線基地局へ送信すると共に前記任意のパケット専用無線基地局との前記パケット交換通信を切断し、前記無線基地局から通信チャネル再設定指令を受信したとき、ハンドオーバに対応して前記パケット交換通信を行うことのできる他の前記パケット専用無線基地局に無線接続すると共に、通信チャネル再設定完了報告を前記無線基地局へ送信し、この後、前記他のパケット専用無線基地局と前記パケット交換通信を行う構成とされ、かつ、
前記各無線基地局は、
前記携帯端末から前記検出結果を受信したとき、前記通信チャネル再設定指令を前記携帯端末へ送信し、該携帯端末から前記通信チャネル再設定完了報告を受信する構成とされていることを特徴とする携帯端末システム。 - 請求項1記載の携帯端末システムで用いられる携帯端末であって、
任意の前記無線基地局と前記回線交換通信を常時継続して行っているときで、かつ、任意の前記パケット専用無線基地局とも前記パケット交換通信を行っているときに、前記パケット交換通信に対するハンドオーバ条件成立を検出したときは、当該検出結果を前記無線基地局へ送信すると共に前記任意のパケット専用無線基地局との前記パケット交換通信を切断し、前記無線基地局から通信チャネル再設定指令を受信したとき、ハンドオーバに対応して前記パケット交換通信を行うことのできる他の前記パケット専用無線基地局に無線接続すると共に、通信チャネル再設定完了報告を前記無線基地局へ送信し、この後、前記他のパケット専用無線基地局と前記パケット交換通信を行う構成とされていることを特徴とする携帯端末。 - 請求項1記載の携帯端末システムを構成する無線基地局であって、
前記携帯端末から前記検出結果を受信したとき、前記通信チャネル再設定指令を前記携帯端末へ送信し、該携帯端末から前記通信チャネル再設定完了報告を受信する構成とされていることを特徴とする無線基地局。 - 複数の携帯端末と、電波を発信又は受信して管轄ゾーン内の前記携帯端末との間で少なくとも回線交換通信回線を行うための複数の無線基地局と、管轄ゾーン内の前記携帯端末との間で通信用データをパケット単位に分解して伝送するパケット交換通信のみを行うための複数のパケット専用無線基地局と、管轄エリア内の前記無線基地局及び前記パケット専用無線基地局を監視制御する基地局制御装置とを備えてなる携帯端末システムで用いられるデータ通信方法であって、
任意の前記携帯端末が、任意の前記無線基地局と前記回線交換通信を常時継続して行っているときで、かつ、任意の前記パケット専用無線基地局とも前記パケット交換通信を行っているときに、前記パケット交換通信に対するハンドオーバ条件成立を検出したときは、当該検出結果を前記無線基地局へ送信すると共に前記任意のパケット専用無線基地局との前記パケット交換通信を切断する検出結果送信処理と、
前記無線基地局が、前記携帯端末から前記検出結果を受信したとき、前記通信チャネル再設定指令を前記携帯端末へ送信する通信チャネル再設定指令処理と、
前記携帯端末が、前記無線基地局から通信チャネル再設定指令を受信したとき、ハンドオーバに対応して前記パケット交換通信を行うことのできる他の前記パケット専用無線基地局に無線接続すると共に、通信チャネル再設定完了報告を前記無線基地局へ送信する通信チャネル再設定完了報告処理と、
前記携帯端末が、前記通信チャネル再設定完了報告処理の完了後、前記他のパケット専用無線基地局と前記パケット交換通信を行うパケット交換通信処理とを行うことを特徴とするデータ通信方法。
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