JP4321047B2 - 光伝送装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ボード間やチップ間等のデータ速度の高速化や電磁ノイズの低減等を目的として、光によってデータ伝送を行う光伝送装置に関し、特にメンテナンスし易く、高い信頼性を維持することができる光伝送装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、レーザー光等の光源を用いたデータ伝送を長時間行うと、光源の温度が上昇してタイムラグが発生したり、発光効率が落ちたり、また周囲からの電磁ノイズ等によって伝送エラーが発生したりし易いので、光を用いたデータ伝送で信頼性の高い通信を長時間維持することは難しかった。
【0003】
この出願の発明に関連する先行技術文献情報としては次のものがある。
【0004】
【特許文献1】
特開平8−321805号公報
【0005】
特許文献1では、特許文献1の図15に示される伝送特性測定部105において伝送特性を測定し、それが最良になるように波長可変光源106における信号光波長の制御、プリチャーピング量の制御(114)、分散補償量の制御、及び/又は光パワーの制御を行ない、光出力波形の振幅、上下対称性、消光比を同時に安定化させている。
【0006】
伝送特性測定部105として、特許文献1の図4に示される伝送特性測定部53は、掃引制御中の受光部48における伝送特性から伝送特性が最良となる発光波長を決定し、その値になるように、駆動回路49に制御情報を伝送すると共に、その発光波長に対応した通過波長特性となるように、波長可変フィルタ45,50に制御情報を加える。
【0007】
特許文献1の図8に示される伝送特性測定部74は、受光部73a,73bに対して設け、システム立上時や運用中に於いて伝送特性を測定し、伝送特性が最良となるように、波長可変光源64の発光波長を設定し、且つ波長可変フィルタ71の通過波長特性を設定する。
【0008】
また、特許文献1の図9に示される伝送特性測定部94は、前述の実施例と同様に、受光部93a,93bの何れか一方の出力信号を用いて光送信部81と光受信部82との間の伝送特性を測定し、伝送特性の最良点の発光波長となるように、波長可変光源84を制御し、且つ波長可変フィルタ92a,92bの波長通過特性を制御する。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の光伝送システムの伝送特性測定部53,74,94、105は、一つの信号の伝送特性値しかチェックしていないので、伝送特性が低下したとき、伝送特性が低下した原因を速やかに特定することが難しい。そのため、伝送特性が低下したとき、原因となる機器を特定して調整や修理等のメンテナンスを行うのに時間がかかり、光伝送システムを最適な状態で長時間運用することが難しいという問題がある。
【0010】
従って、本発明の目的は、伝送特性が低下したときに原因を特定することができるためメンテナンスがし易く、信頼性の高い光伝送を長時間維持することができる光伝送装置を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記目的を達成するため、入力信号に誤り訂正符号を付加する誤り訂正符号付加手段と、発光素子を駆動して前記入力信号を光信号として出射する駆動回路と、前記光信号を伝送する光伝送路と、前記光伝送路を介して伝送された前記光信号を受光する受光素子と、前記受光素子が受光した前記光信号の受光量を検出する検出部と、前記受光素子が受信した前記光信号中の前記誤り訂正符号の誤りを検出してエラー発生率を演算する演算部と、前記受光量および前記エラー発生率の組合せに基づいて前記駆動回路の発光制御を行う制御部とを備え、前記制御部は、前記エラー発生率が予め定められた許容上限値よりも小さく、かつ前記受光量が受光量の許容領域として予め定められた設定範囲の下限設定値よりも小さいとき、前記発光素子の発光量が増加するよう前記駆動回路の発光制御を行い、前記エラー発生率が前記許容上限値よりも小さく、かつ前記受光量が予め定められた設定範囲の上限設定値よりも大きいとき、前記発光素子の発光量が減少するよう前記駆動回路の発光制御を行い、前記エラー発生率が前記許容上限値よりも大きく、かつ前記受光量が前記下限設定値よりも小さいとき、前記発光素子の発光量が増加するよう前記駆動回路の発光制御を行い、前記エラー発生率が前記許容上限値よりも大きく、かつ前記受光量が前記予め定められた設定範囲内にあるとき、前記発光素子の出射タイミングを調整するようタイミング調整回路へ制御情報を送り、前記エラー発生率が前記許容上限値よりも大きく、かつ前記受光量が前記上限設定値よりも大きいとき、前記発光素子の発光量が減少するよう前記駆動回路の発光制御を行うとともに、前記駆動回路を再調整するモジュレーションを行わせるよう前記駆動回路へ制御情報を送ることを特徴とする光伝送装置を提供する。
【0012】
このような構成によれば、光伝送路を介して受光された光信号の受光量および、エラー発生率の2つの要素を検出し、検出した受光量および、エラー発生率に基づいて伝送状態が悪化した原因を特定し、原因に応じて駆動回路の発光制御を行うことができるので、信頼性の高い伝送品質を維持することができる。
【0015】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明の第1の実施の形態に係る光伝送装置1を示す。この光伝送装置1は、送信回路2および受光回路6を有する複数(同図においては2枚)の回路基板10と、回路基板10を搭載する基板50と、平板状に形成されて回路基板10を光学的に接続する複数の光伝送路(同図においては2枚)4とから構成されている。同図においては紙面奥側の回路基板10をマスター。紙面手前側の回路基板10をスレーブとしており、マスターとスレーブとが相互に光信号を送受信できるようになっている。なお、光伝送路4は複数のスレーブからひとつのマスターに光信号を伝送する合波型、あるいはひとつのマスターから複数のスレーブに光信号を伝送する分岐型であってもよい。
【0016】
回路基板10は、光伝送路4に光信号を出射する発光素子であるLD(レーザーダイオード)3と、光伝送路4から入射する光信号を受光する受光素子であるPD(フォトダイオード)5と、送信回路2、LD(レーザーダイオード)3、PD(フォトダイオード)5、および受光回路6を制御するLSI(Large-scale integration)8(8Aおよび8B)と、回路基板10と基板50とを電気的に接続する電気信号入出力部9とを有する。なお、同図においてはマスター側のLSIを8A、スレーブ側のLSIを8Bとしている。
【0017】
基板50は、回路基板10の電気信号入出力部9を電気的に接続するプリント配線パターンで形成された配線部51を有する。配線部51は、回路基板10のPD(フォトダイオード)5に入射した光信号に基づく後述する制御信号を発光源であるLD(レーザーダイオード)3を有する回路基板10のLSI8Aに伝送する。また、図示されない構成として、複数の光伝送路4を予め定められた位置に位置決めして固定するとともに、電気信号入出力部9を配線部51に接続することによって回路基板10と複数の光伝送路4とを所定の位置関係に配置するようになっている。
【0018】
図2は、光伝送路4を示す。光伝送路4は、側面40Aに階段状の段差40B、40C、および40Dが形成された直方体形状の透光性媒体40と、透光性媒体40の一方の端面に形成される反射型光拡散部41と、段差40B、40C、および40Dの端部に設けられる45度面42とを有し、段差40B、40C、および40Dの上面はLD(レーザーダイオード)3およびPD(フォトダイオード)5と光学的に結合して光信号の入射面および出射面として機能するようになっている平板状の導光路である。
【0019】
また、光伝送路4として、光透過性樹脂等によって形成される透過型あるいは反射型の光導光路と、光導光路に光学的に接続される複数の光ファイバと、複数の光ファイバを介して回路基板10のLD(レーザーダイオード)3およびPD(フォトダイオード)5を光導光路に光学的に接続した光コネクタを用いることもできる。
【0020】
図3は、本発明の実施の形態に係る光伝送装置1の回路ブロック図を示す。光伝送装置1は、送信側LSI8Aと、送信回路2と、LD(レーザーダイオード)3と、光伝送路4と、PD(フォトダイオード)5と、受光回路6と、および受信側LSI8Bとを1単位として構成されており、送信側LSI8Aは、受信側LSI8Bと配線部51を介して電気的に接続される。
【0021】
送信回路2は、送信側LSI8Aから送信データに応じた信号を入力する入力回路21と、入力された信号に誤り訂正符号を付加するECCエンコーダ22と、誤り訂正符号を付加した信号を光信号に乗せて出射するタイミングを調整するタイミング調整回路23と、LD(レーザーダイオード)3に供給するバイアス電流を制御するバイアス電流制御回路24と、誤り訂正符号を付加した送信信号に基づいて変調電流を発生させる変調電流制御回路25とを有する。入力された信号に付加する誤り訂正符号は、CRC符号等を用いる。バイアス電流制御回路24および変調電流制御回路25はレーザー駆動回路を構成している。
【0022】
受光回路6は、PD(フォトダイオード)5で受光した光信号の出力振幅に基づく電気信号を増幅するAMP(増幅器)61と、AMP(増幅器)61で増幅した受信信号からPD(フォトダイオード)5で受光した光の強度をデジタル信号に変換するA/D変換器62と、AMP(増幅器)61に接続され、ECCエンコーダ22で付加した誤り訂正符号を用いて受信信号の誤りを訂正するECCデコーダ63と、ECCデコーダ63に接続され、ECCデコーダ63の誤り訂正頻度からエラー発生率を計算する訂正頻度計算回路64と、ECCデコーダ63を介して受信データを受信側LSI8Bに出力するI/F回路65と、A/D変換器62と訂正頻度計算回路64に接続される伝送信頼性判定回路(制御部)66とを有する。
【0023】
伝送信頼性判定回路66は、A/D変換器62で変換した光の強度からPD(フォトダイオード)5の受光量を求めると共に、求めた受光量と訂正頻度計算回路64で計算したエラー発生率から伝送状態を区別し、伝送状態にしたがって、送信側LSI8Aを介して送信回路2内のタイミング調整回路23、バイアス電流制御回路24、および変調電流制御回路25等を制御して常に最適な伝送状態を維持し、伝送状態が悪化して最適な伝送状態にならないときは、警告を発してその原因を表示する。また、極めて悪い伝送状態が長く継続するときは、送信側LSI8Aを介して送信回路2の光信号の出射を停止させる。
【0024】
図4(a)は、PD(フォトダイオード)5の受光量と受信信号のエラー発生率により伝送状態を区別した図である。エラー発生率が、許容上限値Aより低い状態であって、PD(フォトダイオード)5の受光量が受光量の許容領域の下限である設定値L1未満にある場合を伝送状態1、PD(フォトダイオード)5の受光量が設定値L1から受光量の許容領域の上限であるL2内の許容領域内にある場合を伝送状態2、PD(フォトダイオード)5の受光量が設定値L2を超える場合を伝送状態3とする。
【0025】
エラー発生率が、許容上限値Aを超える状態であって、PD(フォトダイオード)5の受光量が受光量の設定値L1未満にある場合を伝送状態4、PD(フォトダイオード)5の受光量が設定値L1から受光量の許容領域の上限であるL2内の許容領域内にある場合を伝送状態5、PD(フォトダイオード)5の受光量が設定値L2を超える場合を伝送状態6とする。エラー発生率の許容上限値Aは、画像、音声等の伝送データの種類によって必要とされる品質および規格により値が異なる。
【0026】
PD(フォトダイオード)5の受光量の許容領域が設定値L1から設定値L2内で、エラー発生率が許容上限値Aより低い状態にある伝送状態2は、伝送信頼性許容領域であり、受信状態が常に伝送状態2になるよう送信側LSI8Aを介して送信回路2のタイミング調整回路23、バイアス電流制御回路24および変調電流制御回路25を制御する。
【0027】
図4(b)は、(a)の伝送状態で送信側に送る制御情報を示す表である。
伝送状態1では、エラー発生率が、エラー発生率の許容上限値Aより低い状態であるが、PD(フォトダイオード)5の受光量が設定値L1より低いので、LD(レーザーダイオード)3の発光量が増加するよう送信側LSI8Aを介してバイアス電流制御回路24および変調電流制御回路25へ制御情報を送る。LD(レーザーダイオード)3の発光量を増加させるためには、初めに、バイアス電流制御回路24のバイアス電流を増加させてバイアス電流を設定し、次に変調電流制御回路25の変調電流を増やすと発光遅延が無く、光信号の波形を安定化させることができる。
【0028】
伝送状態3では、エラー発生率が、エラー発生率の許容上限値Aより低い状態にあるが、PD(フォトダイオード)5の受光量が設定値L2より高いので、LD(レーザーダイオード)3の発光量が減少するよう送信側LSI8Aを介してバイアス電流制御回路24および変調電流制御回路25へ制御情報を送る。LD(レーザーダイオード)3の発光量を減少させるためには、初めに、変調電流制御回路25の変調電流を減らし、次にバイアス電流制御回路24のバイアス電流を減少させると発光遅延が無く、光信号の波形を安定化させることができる。
【0029】
伝送状態4では、PD(フォトダイオード)5の受光量が設定値L1より低いので、伝送状態1と同様に、LD(レーザーダイオード)3の発光量が増加するよう送信側LSI8Aを介してバイアス電流制御回路24および変調電流制御回路25へ制御情報を送る。初めにバイアス電流制御回路24のバイアス電流、次に変調電流制御回路25の変調電流を増やす。エラー発生率が、許容上限値Aより高いので、LEDの点燈、点滅等で警告を表示する。エラー発生率が高い要因は、LD(レーザーダイオード)3、または光伝送路4の導光路不良と考えられる。また、光伝送路4に光コネクタを用いていれば、光コネクタ不良と考えられる。
【0030】
伝送状態5では、PD(フォトダイオード)5の受光量が許容領域L1からL2で十分であるが、エラー発生率が、許容上限値Aより高い状態であるので、LSI8Aを介してタイミング調整回路23へ光信号を出射するタイミングを調整するよう制御情報を送り、LEDの点燈、点滅等で警告を表示する。エラー発生率が高い要因は、ノイズ等の外乱と考えられる。
【0031】
伝送状態6では、PD(フォトダイオード)5の受光量が設定値L2より高いので、伝送状態3と同様に、LD(レーザーダイオード)3の発光量が減少するよう送信側LSI8Aを介してバイアス電流制御回路24、および変調電流制御回路25へ制御情報を送り、初めに変調電流制御回路25の変調電流、次にバイアス電流制御回路24のバイアス電流を減らす。更に、バイアス電流制御回路24のバイアス特性の良いところにあわせて変調電流制御回路25を再調整するモジュレーションを行わせるよう送信側LSI8Aを介してバイアス電流制御回路24、および変調電流制御回路25へ制御情報を送る。エラー発生率が、許容上限値Aより高いので、LEDの点燈、点滅等で警告を表示する。エラー発生率が高い要因は、AMP(増幅器)61で常に光を受信しているため正常な動作が出来ないと考えられる。
【0032】
図5は、伝送信頼性判定回路66の処理を示すフローチャートである。初めに、警告カウンタに「0」を設定し(ステップ100)、A/D変換器62からPD(フォトダイオード)5で受光した光の強度、および訂正頻度計算回路64から受信信号のエラー発生率を求め(ステップ101)、PD(フォトダイオード)5で受光した光の強度と受光時間を掛けてPD(フォトダイオード)5の受光量を計算する(ステップ102)。
【0033】
エラー発生率が、エラー発生率の許容上限値Aより小さい場合は(ステップ103)、警告カウンタに「0」を設定し(ステップ104)、警告を解除する(ステップ105)。
【0034】
次に、PD(フォトダイオード)5の受光量が設定値L1より低い場合は(ステップ106)、図4の伝送状態1にあるので、LD(レーザーダイオード)3の発光量が増加するよう送信側LSI8Aを介してバイアス電流制御回路24および変調電流制御回路25へ制御情報を送り(ステップ107)、ステップ101に戻る。
【0035】
ステップ106でPD(フォトダイオード)5の受光量が設定値L1より大きく、設定値L2より小さければ(ステップ108)、図4の伝送状態2の伝送信頼性許容領域内にあるので、何もしないでステップ101に戻る。
【0036】
ステップ108でPD(フォトダイオード)5の受光量が設定値L2より大きければ、図4の伝送状態3にあるので、LD(レーザーダイオード)3の発光量が減少するよう送信側LSI8Aを介して変調電流制御回路25およびバイアス電流制御回路24へ制御情報を送り(ステップ109)、ステップ101に戻る。
【0037】
ステップ103でエラー発生率が、エラー発生率の許容上限値Aより大きい場合は、初めに、警告カウンタに1を加算し(ステップ110)、警告カウンタが所定値B以上になれば(ステップ111)、警告を表示してから(ステップ112)、次のステップ113へ行く。
【0038】
警告カウンタが所定値B未満で(ステップ111)、PD(フォトダイオード)5の受光量が設定値L1より低い場合は(ステップ113)、図4の伝送状態4にあるので、LD(レーザーダイオード)3の発光量が増加するよう送信側LSI8Aを介してバイアス電流制御回路24および変調電流制御回路25へ制御情報を送り(ステップ114)、ステップ101に戻る。
【0039】
ステップ113でPD(フォトダイオード)5の受光量が設定値L1より大きく、設定値L2より小さければ(ステップ115)、図4の伝送状態5にあるので、LD(レーザーダイオード)3の出射タイミングを調整するよう送信側LSI8Aを介してタイミング調整回路23へ制御情報を送り(ステップ116)、ステップ101に戻る。
【0040】
ステップ115でPD(フォトダイオード)5の受光量が設定値L2を超えていれば、図4の伝送状態6にあるので、LD(レーザーダイオード)3の発光量が減少するよう送信側LSI8Aを介して変調電流制御回路25およびバイアス電流制御回路24へ制御情報を送り(ステップ117)、モジュレーションを調整し(ステップ118)、ステップ101に戻る。
【0041】
尚、ステップ112では警告の種別を区別していないが、図4の(b)の警告内容の要因別に警告ランプを設け、エラー発生率が高くなった要因を区別して表示することもできる。
また、エラー発生率が高く、エラー発生率の許容上限値Aを超えて重大なエラーが継続するような場合、送信側LSI8Aを介してレーザー駆動装置2を停止させる制御情報を送り、光信号の送信を中止させることもできる。
【0042】
以上、伝送信頼性判定回路66によれば、伝送状態が伝送信頼性許容領域である伝送状態2になければ、受信状態が伝送状態2になるよう送信側LSI8Aを介してタイミング調整回路23、バイアス電流制御回路24、および変調電流制御回路25を自動的に制御するので常に最適な状態で光伝送装置1を稼動させることができる。
【0043】
受光回路6で、PD(フォトダイオード)5で受光した光の強度、および受信信号のエラー発生率の2つを測定し、伝送信頼性判定回路66で、A/D変換器62からPD(フォトダイオード)5で受光した光の強度、および訂正頻度計算回路64から信号のエラー発生率の2つを入力して伝送状態を判定しているので、伝送状態が悪化したとき、その原因を特定することができるため、送信側のLD(レーザーダイオード)3の送信回路2に対して最適な制御を行うことができる。
【0044】
エラー発生率が許容上限値Aより高い状態が継続して続き改善されない場合、要因別に警告ランプを設けて原因となる機器を表示できるのでメンテナンスを容易に行える。
【0045】
尚、実施例では受信信号のエラー発生率にPD(フォトダイオード)5で受光した光の強度を加えた2つの伝送測定値を用いているが、他の伝送測定値を加えて3つ以上の伝送特性値を用いてもよいし、受信信号のエラー発生率と他の伝送測定値を組み合わせてもよい。
【0046】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の光伝送装置によると、演算部で誤り訂正符号によって検出された受光素子で受信された信号のエラー発生率と、検出部で検出された受光量とに基づいて駆動回路の発光制御を行うようにしたので、伝送特性が低下したときに原因を特定することができるためメンテナンスがし易く、信頼性の高い光伝送を長時間維持することができる光伝送装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る光伝送装置の斜視図
【図2】光伝送路の斜視図
【図3】本発明の実施の形態に係る光伝送装置の回路ブロック図
【図4】(a)PDの受光量と受信信号のエラー発生率により伝送状態を区別した図
(b)(a)の伝送状態で送信側に送る制御情報を示す表
【図5】伝送信頼性判定回路の処理を示すフローチャート
【符号の説明】
1………光伝送装置
2………送信回路
3………LD(レーザーダイオード)
4………光伝送路
5………PD(フォトダイオード)
6………受光回路
8………LSI
8A………LSI
8B………LSI
9………電気信号入出力部
10………回路基板
21………入力回路
22………ECCエンコーダ
23………タイミング調整回路
24………バイアス電流制御回路
25………変調電流制御回路
40………透光性媒体
40A………側面
40B………段差
40C………段差
40D………段差
41………反射型光拡散部
42………45度面
50………基板
51………配線部
61………増幅器
62………A/D変換器
63………ECCデコーダ
64………訂正頻度計算回路
65………I/F回路
66………伝送信頼性判定回路

Claims (2)

  1. 入力信号に誤り訂正符号を付加する誤り訂正符号付加手段と、
    発光素子を駆動して前記入力信号を光信号として出射する駆動回路と、
    前記光信号を伝送する光伝送路と、
    前記光伝送路を介して伝送された前記光信号を受光する受光素子と、
    前記受光素子が受光した前記光信号の受光量を検出する検出部と、
    前記受光素子が受信した前記光信号中の前記誤り訂正符号の誤りを検出してエラー発生率を演算する演算部と、
    前記受光量および前記エラー発生率の組合せに基づいて前記駆動回路の発光制御を行う制御部とを備え、
    前記制御部は、前記エラー発生率が予め定められた許容上限値よりも小さく、かつ前記受光量が受光量の許容領域として予め定められた設定範囲の下限設定値よりも小さいとき、前記発光素子の発光量が増加するよう前記駆動回路の発光制御を行い、
    前記エラー発生率が前記許容上限値よりも小さく、かつ前記受光量が予め定められた設定範囲の上限設定値よりも大きいとき、前記発光素子の発光量が減少するよう前記駆動回路の発光制御を行い、
    前記エラー発生率が前記許容上限値よりも大きく、かつ前記受光量が前記下限設定値よりも小さいとき、前記発光素子の発光量が増加するよう前記駆動回路の発光制御を行い、
    前記エラー発生率が前記許容上限値よりも大きく、かつ前記受光量が前記予め定められた設定範囲内にあるとき、前記発光素子の出射タイミングを調整するようタイミング調整回路へ制御情報を送り、
    前記エラー発生率が前記許容上限値よりも大きく、かつ前記受光量が前記上限設定値よりも大きいとき、前記発光素子の発光量が減少するよう前記駆動回路の発光制御を行うとともに、前記駆動回路を再調整するモジュレーションを行わせるよう前記駆動回路へ制御情報を送ることを特徴とする光伝送装置。
  2. 前記演算部は、誤りを訂正する誤り訂正手段を含む構成の請求項1記載の光伝送装置。
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