JP4319722B2 - コンテナー - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、液体状の内容物を充填して保管、流通させるバッグインコンテナーに用いるコンテナーに関する。
【0002】
【従来の技術】
内容物として大容量の液体を充填したバッグを剛性の材料から形成されるコンテナーに収納し、保管、流通される包装様式(以下、バッグインコンテナーと記載する)がある。ぜんき内容物として原料用果汁等は代表的なものであり、果実の収穫時に大量の果実を搾汁して前記バッグインコンテナーに充填することによって保管、輸送等が可能となり年間を通して随時適量の果汁を用いることができる。
前記バッグの形状は、コンテナーに収納しやすく、また、安定した製袋が可能なサイドガセットタイプとするのが一般的である。
内容物の充填は、該バッグの上部に装着した充填口から行われる。このように、通常は充填口と注出口とを別にして設けるが充填及び注出を兼ねた注出入口を設けることもある。以下の説明においては、注出に用いるものを注出口として記載する。
前記バッグインコンテナーに収納する内容物の量は100 〜1,000 リットルと大きく、コンテナーに前記バッグを収納した状態で、内容物の注出入をし、内容物が充填された状態での輸送や保管が行われる。
前記バッグインコンテナーは、通常、人手による持ち上げ、運搬は不可能であり、そのためパレット等の上に載置され、トラックへの積み卸しのための作業等はフォークリフト等を用いて行われる。
また、前記コンテナーの底部に近い側壁には、内容物を取り出すために、バッグに装着された注出口を係止するための取出口が設けられている。
そして、内容物を充填する際は、バッグをコンテナー内に載置し、バッグの上部に装着した注入口から内容物を充填する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
前記大型のバッグインコンテナーにおいては、バッグの下部に設けた注出口から液体内容物を取り出す際、図2(b)に示すように、底面が平面であると、内容物の取り出しにおける最終段階において、バッグBの底部に内容物が残って(残液)しまう。図3(a)および図3(b)に示すように、バッグBの注出口Sが最下部となるように、コンテナーCの底板5全域を傾斜Kさせることがあった。しかし、実際の充填工程において、コンテナーCの底面全体が傾斜していると、充填の初期の段階において、バッグBが注出口の方面に引きずられて、前記傾斜の高い部分にバッグがなくなって、図3(b)に示すように空隙部Hが形成されたバッグインコンテナーとなり、該空隙部Hが存在するバッグインコンテナーを輸送する際に、バッグに充填した内容物Lが揺れて、前記空隙部Hにおいて、ウォーターハンマー的な動きとなって、バッグを構成するフィルムの特に、ヒートシール部に打撃を与えて、フィルムが切れたり、または、シール部が剥離したりすることがあった。
本発明の課題は、内容物の取り出しにおいて最終的な残液を少なくし、衝撃によるフィルムの切れのおそれのないコンテナーを提供することである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本発明におけるコンテナーは、剛性の部材から構成され、液体を充填した柔軟なフィルムからなる注出口を有するバッグを収納するバッグインコンテナーに用いるコンテナーであって、該コンテナーの底面は、前記バッグの注出口を係止する取出口に向かって低くなる部分的な傾斜面と、前記傾斜面の先の平坦部から形成され、前記部分的な傾斜面は、取出口に近い底面である最低部と、前記最低部から上方の平坦部に向かう傾斜面からなるものである。
【0005】
【発明の実施の形態】
本発明のコンテナーは、その底板において、バッグに装着した注出口を係止する取出口近傍領域のみに傾斜を設け、その他の底面は水平な平面とすることを特徴とするものである。
図1は、本発明のコンテナーの実施例を示す、(a)斜視図、(b)前板を透視した正面図、(c)内容物を充填した状態での取出口部を含む断面図、(d)天板を外した平面図、(e)底板に設けた別の傾斜部形状を示す天板を外した平面図である。図2は、平坦な底板を有するコンテナーの説明図で、(a)一部断面を含む正面図、(b)内容物を充填した状態での取出口部を含む断面図、(c)天板を外した平面図である。図3は、全体に傾斜断面を形成したコンテナーの実施例を説明する、(a)一部断面を含む正面図、(b)内容物を充填した状態での取出口部を含む断面図、(c)天板を外した平面図である。
【0006】
本発明のコンテナーに収納するバッグの製袋形式はサイドガセットタイプとすることが望ましい。該バッグには、内容物を充填する充填口および内容物を取り出すための注出口を装着し、内容物を充填する際には、バッグの底部を折り込み、コンテナーの中に充填口を上部に位置させてセットし、前記充填口から内容物を充填する。
【0007】
バッグインコンテナーにおけるコンテナーは、例えば、図1(a)のような形状のものであり、鋼鉄製の枠体によって補強された壁材により構成され、通常、折り畳みまたは分解可能な構造として、内容物を収納しない場合の輸送、保管などにおける省スペースを可能としている。
大容量の液体を内容物としているために、その扱いも人の力ではなく、フォークリフト等が必要である。従来、コンテナーCは図2(b)に示すように、底面がフラットなものであった。しかし、底面がフラットであると内容物Lの取り出しの際に、取り出しの最後の段階において底部に内容物が残存し最後まで取り出せないために、コンテナーを傾斜させたりする必要があった。
そこで、その対策として、図3(a)および図3(b)に示すように、底部をバッグBに設けた注出口Sを最下部となるように、コンテナーの底板の面全体を取出口7方向に傾斜させることがあった。このように底板5の面全体を傾斜させることによって、前記内容物Lの取り出しにおける残液量は少なくなった。しかし、実際に内容物Lを充填する際に内容物Lの一定量を充填した段階において、バッグBが、前記コンテナーCの底面の傾斜Kに沿って、取出口7側にズレる現象が発生し、前記ズレが発生したまま充填を続けると、バッグBとコンテナーCとの間に空隙を形成したバッグインコンテナーとなる。
前記空隙が形成されたバッグインコンテナーを輸送すると、輸送時における内容物の振動による衝撃(ウォーターハンマー現象)によりバッグが破裂することがあった。
【0008】
そこで、本発明者は、鋭意研究の結果、内容物の取り出しにおける残液が少なく、また、前記ウォーターハンマーによるバッグの破裂を防止するために、図1(a)に示すように、コンテナーCの底面5における前記バッグの注出口の固定位置(以下、取出口と記載する)の近傍領域において、部分的に下方に傾斜させた傾斜面Kを形成することにより、図1(c)に示すようにバッグBとコンテナーC間の空隙の形成を防止し、また、内容物Lの取り出しの際の残液量も少なくすることが可能であることを見いだし、本発明を完成するに到った。
前記コンテナーCの部分的な傾斜とは、図1(b)に示すように、内容物を取り出すための前記取出口7に近い底面を最低部とし、該最低部から上方に向かう一定の距離の傾斜面Kと、その先に水平な底面Fを形成させるものである。
このようにして形成される傾斜底面は、コンテナーの天板6を外した状態としては図1(d)のように示される。
前記傾斜面Kと水平な底面Fとの形成する長さの比は、特に限定するものではないが、前記取出口7を有する前壁と後壁との方向においては、略中間位置を稜線rとする程度が望ましく、また、左右壁間においては、その内寸の略2分の1の長さを傾斜面Kとし、前記左右壁側に前記内寸の4分の1ずつの水平面Fを形成させることが望ましい。
傾斜部の形状は、その外縁部が前記のように直線により形成される必要はなく、図1(e)に示すように前記の例に近似した曲線を稜線rとした傾斜面Kとして形成されるものであってもよい。
また、前記傾斜部の傾斜角度としては、傾斜部の形成面積と相関するが、本発明においては、5 °〜50°程度であり、より好ましくは20〜40°である。前記傾斜角度が5 °未満の場合、内容物の取り出しにおける残液が多くなり、また50°を超える傾斜を形成することは、前記注出口の周縁のフィルムに多くの折れ部を形成することになり、輸送時の振動によるフィルムの屈曲疲労によってピンホールの発生の原因となるおそれがある。
【0009】
本発明のコンテナーは、段ボール、木材、金属、合成樹脂等の単体または組合せによって構成され、収納する内容物の充填量、保存、保管、輸送の各種条件により、その構造が設計される。
また、前記コンテナーは、繰り返し使用するのが一般的であり、内容物を収納していない時には、輸送や保管におけるコンテナーのスペースを少なくするために折り畳み構造とすることが多い。
【0010】
本発明のコンテナーに収納する内容物を充填するバッグは、合成樹脂を製膜してなる単体または、2重袋以上の多重袋であって、内容物の取り出しのための注出口が設けられている。
【0011】
バッグを形成するフィルムを形成する樹脂としては、具体的には、ポリエチレン、エチレン・酢酸ビニル共重合体、直鎖状低密度ポリエチレン、シングルサイト系触媒を用いて重合したエチレンーα・オレフィン共重合体、アイオノマー等からなる単体フィルム、または、前記の樹脂と、ポリアミド、ポリプロピレン、ポリ塩化ビニリデン、ポリエステル、ポリビニルアルコール等との樹脂との共押出し法により形成される多層フィルムまたは、前記樹脂を製膜して後にドライラミネーション、サンドイッチラミネーションあるいは押出しコート法等の公知の方法により得られる積層フィルムを用いることができる。
【0012】
【実施例】
〔実施例1〕
内容量は、500 リッター
内容物としては、水を使用した。
コンテナーサイズは内寸で900mm ( 高さ) ×1030mm (巾) ×740mm(奥行き)
取出口の位置、その中心点が、コンテナーの底面から60mmとした。
コンテナー材質:枠部分金属、各壁材は、強化プラスチック(FRP)。
バッグのサイズ 2180mm ×1040mm、ガセット折り込み巾375mm
バッグの材質
内層:LLDPE100
外層:ONY15/LMD/EVA20/LMD/LLDPE70
取出口の取り付け位置、バッグの注出口の中心がコンテナーの底板の面から70mmの高さになるようにした。
傾斜面は、図1(d)の通り、傾斜角度は25°とした。
〔比較礼1〕
コンテナーの底面を平面とした以外は、バッグ、内容物、注出口の取り付け位置等は実施例1と同じとした。
〔比較例2〕
コンテナーの底面の全体を傾斜させた以外は、バッグ、内容物、注出口の取り付け位置等は実施例1と同じとした。
傾斜角度は17°とした。
<輸送条件>
トラックに積載し、東京、青森間を往復(実輸送距離 1700Km )。
<結果>
破裂:
実施例1は、10ケとも破裂なし
比較例1は、10ケとも破裂なし
比較例2は、10ケ中3 ケに破裂発生した
残液:残液はバラツキがあったが、各条件の5ケの平均値である。
実施例1: 5.5 リットル
比較例1:20.0 リットル
比較例2: 5.0 リットル
【0013】
【発明の効果】
本発明のバッグインコンテナーは、収納されたバッグから内容物を取り出す際の残液量は、従来の傾斜床面と変わらずに、輸送の際に発生していたウォーターハンマーによるバッグの破れまたはシール部の剥離の心配がなくなった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のコンテナーの実施例を示す、(a)斜視図、(b)前板を透視した正面図、(c)内容物を充填した状態での取出口部を含む断面図、(d)天板を外した平面図、(e)底板に設けた別の傾斜部形状を示す天板を外した平面図である。
【図2】平坦な底板を有するコンテナーの説明図で、(a)一部断面を含む正面図、(b)内容物を充填した状態での取出口部を含む断面図、(c)天板を外した平面図である。
【図3】全体に傾斜断面を形成したコンテナーの実施例を説明する、(a)一部断面を含む正面図、(b)内容物を充填した状態での取出口部を含む断面図、(c)天板を外した平面図である。
【符号の説明】
C コンテナー
B バッグ
S 注出口
L 内容物
H 空隙
K 傾斜部
F 平坦部
r 稜線
1 前壁
2 後壁
3 左壁
4 右壁
5 底板
6 天板
7 取出口

Claims (1)

  1. 剛性の部材から構成され、液体を充填した柔軟なフィルムからなる注出口を有するバッグを収納するバッグインコンテナーに用いるコンテナーであって、該コンテナーの底面は、前記バッグの注出口を係止する取出口に向かって低くなる部分的な傾斜面と、前記傾斜面の先の平坦部から形成され、前記部分的な傾斜面は、取出口に近い底面である最低部と、前記最低部から上方の平坦部に向かう傾斜面からなることを特徴とするコンテナー。
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